JP2018528657A - グラントフリー多元接続システムにおけるリンク適応 - Google Patents

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Abstract

BSは、多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定する。BSは、CTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定する。BSは、MCS限界値を、第1のCTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)に送信する。UEは、MCS限界値を基地局から受信するとともに、第1のアップリンク伝送のために、MCS限界値の範囲内で第1のMCSインデックスを判定する。UEは、CTUアクセス領域においてCTUを使用して、第1のアップリンク伝送を基地局に送信する。第1のアップリンク伝送は、ユーザデータと第1のUEにおいて判定された第1のMCSインデックスとを含む。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2015年7月27日に出願された“グラントフリー多元接続システムにおけるリンク適応(Link Adaptation in Grant-Free Multiple Access Systems)”と題する米国非仮出願第14/810,119号の利益を主張し、上記の米国出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、多元接続システムにおけるグラントフリー伝送方式を含む無線通信を対象とする。ロングタームエボリューション(long-term evolution、LTE)ネットワークのような無線ネットワークは、多くの場合、アップリンク(uplink、UL)用の共有データチャネルを利用する。アップリンク(uplink、UL)用の共有データチャネルの選択は、通常、スケジューリング/グラントベースであり、スケジューリング及びグラントメカニズムは、ネットワーク内の基地局(base station、BS)によって制御される。ユーザ装置(user equipment、UE)は、ULスケジューリングリクエストを基地局に送信する。BSがスケジューリングリクエストを受信すると、BSはULリソース割り当てを示すULグラントをUEに送信する。その後、UEは、許可されたリソース上でデータを伝送する。
スケジューリング/グラントメカニズムのためのシグナリングリソースオーバヘッドは、特に、伝送されるデータが小さい場合には、かなり大きくなり得る。例えば、それぞれ約20バイトの小パケット伝送は、パケットのサイズの約30%〜50%であるスケジューリング/グラントメカニズムリソースを使用する可能性がある。スケジューリング/グラント手順は、同様に、データ伝送における初期遅延を引き起こす可能性がある。典型的な無線ネットワークにおいて、送信されるスケジューリングリクエストと最初のアップリンクデータ伝送との間には、しばしば7〜8msの最小遅延が存在する。
一実施例において、方法が提供され、当該方法は、多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定するステップと、リソース過負荷量に基づいて、CTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定するステップと、MCS限界値を、CTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)に送信するステップとを含む。
別の実施例において、基地局が提供され、当該基地局は、プロセッサと、プロセッサによる実行のための命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。命令は、多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定し、リソース過負荷量に基づいて、CTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定し、MCS限界値を、CTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)に送信するように、プロセッサを設定する。
別の実施例において、方法が提供され、当該方法は、多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関する変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)限界値を基地局から受信するステップと、第1のユーザ装置(user equipment、UE)においてMCS限界値の範囲内で第1のMCSインデックスを判定するステップと、第1のCTUアクセス領域においてCTUを使用して、第1のアップリンク伝送を基地局に送信するステップとを含む。第1のアップリンク伝送は、ユーザデータと第1のUEにおいて判定された第1のMCSインデックスとを含む。
別の実施例において、ユーザ装置(user equipment、UE)が提供され、当該UEは、プロセッサと、プロセッサによる実行のための命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを含む。命令は、多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関する変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)限界値を基地局から受信し、当該UEにおいてMCS限界値の範囲内で第1のMCSインデックスを判定し、第1のCTUアクセス領域においてCTUを使用して、第1のアップリンク伝送を基地局に送信するように、プロセッサを設定する。第1のアップリンク伝送は、ユーザデータと第1のUEにおいて判定された第1のMCSインデックスとを含む。
この要約は、「詳細な説明」において下記で更に説明される概念の選択を簡略化した形で紹介するために提供される。この要約は、請求項に記載された主題の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、請求項に記載された主題の範囲を決定する際の助けとして使用されることも意図していない。請求項に記載された主題は、背景技術に記載された欠点のいずれか又は全てを解決する実装例に限定されない。
開示された技術によるネットワークの一例を示すブロック図である。 開示された技術によるコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域の構成の一例を示す図である。 開示された技術による、CTUをCTUアクセス領域にマッピングする一例を示す図である。 開示された技術による基地局の動作を説明するフローチャートである。 異なる過負荷係数をもたらすCTUアクセス領域内のリソース割り当ての一例を示す図である。 開示された技術による、基地局によってMCS限界値を選択するためのプロセスを説明するフローチャートである。 開示された技術によるユーザ装置の動作を説明するフローチャートである。 開示された技術による、基地局とユーザ装置との間のシグナリングの一例を説明するブロック図である。 制御情報を伝送するための予約された時間−周波数リソース領域を有するCTUアクセス領域におけるリソース割り当ての一例を示す図である。 開示された技術による、ユーザ装置による開ループリンク適応を説明するフローチャートである。 開示された技術による、基地局による閉ループリンク適応を説明するフローチャートである。 UE及び基地局のような本明細書において説明されるコンピューティング装置のいずれかを実施するために使用されることができる、コンピューティングシステムのハイレベルブロック図である。
無線通信システム、及び関連する動作方法は、多元接続アーキテクチャにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関するリンク適応を提供するものとして説明される。低密度シグネチャ直交周波数分割多重(low density signature orthogonal frequency-division multiplexing、LDS−OFDM)及びスパースコード多元接続(sparse code multiple access、SCMA)システムのような準直交多元接続方式は、異なるユーザ装置(user equipment、UE)間のリソース過負荷を可能にする。グラントフリーアップリンク伝送は、基地局(base station、BS)がリソースをリクエスト/グラントメカニズムに割り当てることなく、ユーザ装置がアップリンク伝送を送信することを可能にする。個々のUEは、リクエスト/グラントメカニズムなしで、アップリンクリソースに、競合してアクセスする。これは、リクエスト/グラントシグナリングのためのネットワークオーバヘッドリソースの合計量の削減を提供する。
リンク適応は、チャネル状態情報、経路損失、及び/又はトラフィック特性などのローカルパラメータに基づいて、UEがグラントフリーアップリンク伝送を適応させることを可能にするために提供される。これは、スペクトル効率の改善を提供する。UEは、従来のグラントフリー通信によって代表され得るような事前定義されたリンク定義ではなく、個々のリンク適応を利用する。さらに、基地局は、システム負荷に基づいて、MCS限界値を指定することができる。これは、同時アクセスUEの数及びシステム容量の増加をもたらし得る。リンク適応を伴うグラントフリー伝送方式は、基地局によって定義され得るか、又は無線標準によって定義され得る。
リンク適応を伴うグラントフリー伝送方式を実施する基地局が開示される。基地局は、リンクバジェット、カバレージエリアなどのUE密度及びサービス要件を判定するように構成される。これらのパラメータに基づいて、基地局は、要求されたパラメータを満たすために、グラントフリー方式内のリソースの適切な過負荷を判定する。基地局は、コンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に対して割り当てるCTUのようなリソースの数を判定することができる。セル負荷又は他のパラメータに基づいて、基地局は、CTUアクセス領域における、UEによる使用のための最大MCSレベルを判定する。最大MCSレベルは、MCS限界値としてUEにブロードキャストされる。UEは、基地局へのアップリンク伝送のためのローカル条件に基づいて、MCS限界値の範囲内でMCSレベルを選択する。UEは、アップリンクにおいてデータを伝送するために使用されるMCSレベルを示すMCSインデックスをアップリンク伝送において提供する。基地局は、MCSインデックスにアクセスして、アップリンク伝送を復号するときに適切なMCSレベルを利用する。
図1は、様々な実施例によるネットワーク100のブロック図を示す。基地局(base station、BS)102は、そのカバレージエリア106内の様々なUE104に関するアップリンク通信及びダウンリンク通信を管理する。BS102は、その代わりに、セルタワー又はサイト、マクロセル、マイクロセル、ベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)、NodeB、eNodeB又はeNB、アクセスネットワークなどと呼ばれてもよい。BS102は、複数のセルラーキャリアのための伝送を同時にサポートすることができる。BS102は、コンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域が定義されたグラントフリーアップリンク伝送方式を実施し、その結果、UE104は、リクエスト/グラントメカニズムなしで、アップリンクリソースに、競合してアクセスすることができる。グラントフリーアップリンク伝送方式は、BSによって定義され得るか、又は、それは、無線標準(例えば、3GPP)によって設定され得る。UE104は、衝突を回避するために(すなわち、2つ以上のUEが同じアップリンクリソース上でデータを伝送しようと試みる場合に)、様々なCTUアクセス領域にマッピングされることができる。しかしながら、衝突が発生した場合、UE104は、非同期ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)方法を使用して、衝突を解決することができる。BS102は、盲目的に(すなわち、明示的なシグナリングなしで)、アクティブなUEを検出し、受信したアップリンク伝送を復号する。
この方式の下では、UE104は、BSがリソースをリクエスト/グラントメカニズムに割り当てることなく、アップリンク伝送を送信することができる。したがって、ネットワークオーバヘッドリソースの全体が節約される。さらに、このシステムは、リクエスト/グラント方式をバイパスすることによって、アップリンクの間の時間節約を可能にする。図1には1個のBS102と6個のUE104しか示されていないが、典型的なネットワークは、その地理的カバレージエリア内の様々な多数のUEからの伝送をそれぞれカバーする複数のBSを含むことができる。
ネットワーク100は、様々なハイレベルシグナリングメカニズムを使用して、グラントフリー伝送を可能にし、構成する。グラントフリー伝送が可能なUE104は、この能力をBS102にシグナリングすることができる。これは、BS102が、グラントフリー伝送と従来の信号/グラント伝送(例えば、古いUEモデルのための)の両方を同時にサポートすることを可能にする。関連するUEは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project、3GPP)標準(例えば、3GPP TS 25.331標準、無線リソース制御(radio resource control、RRC);プロトコル仕様書)において定義された無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングによって、この能力をシグナリングすることができる。UEがグラントフリー伝送をサポートしているかどうかを示すために、新たなフィールドがRRCシグナリングにおけるUE能力リストに追加されることができる。あるいは、グラントフリーのサポートを示すために、1つ又は複数の既存のフィールドが変更又は推測されることができる。
BS102は、同様に、ハイレベルシグナリングメカニズム(例えば、ブロードキャストチャネル又は低速シグナリングチャネル)を使用して、グラントフリー伝送方式を有効にするとともに構成するために必要な情報をUE104に通知する。例えば、BS102は、BS102がグラントフリー伝送をサポートすること、CTUアクセス領域のための、BS102のサーチスペース及びアクセスコード、シグネチャセットの最大サイズ(すなわち、定義されたシグネチャの総数)、変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)設定値などをシグナリングすることができる。さらに、BS102は、例えば、低速シグナリングチャネル(例えば、各伝送時間間隔(transmission time interval、TTI)において発生するのではなく、数百ミリ秒のオーダーでのみ発生するシグナリングチャネル)を使用して、この情報を時々更新することができる。
BS102は、グラントフリーアップリンク伝送方式を実施する。グラントフリーアップリンク伝送方式は、UEによるグラントフリー伝送を可能にするためのCTUアクセス領域を定義する。CTUは、ネットワーク100によって競合伝送のために事前定義された基本リソースである。各CTUは、時間、周波数、コードドメイン、及び/又はパイロット要素の組み合わせであり得る。コードドメイン要素は、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)コード、低密度シグネチャ(low-density signature、LDS)のシグネチャ、スパースコード多元接続(sparse code multiple access、SCMA)コードブックなどであり得る。これらの可能なコードドメイン要素は、以後、総称して“シグネチャ”と呼ばれることができる。複数のUEが同じCTUに対して競合する可能性がある。CTUのサイズは、ネットワークによって予め設定されており、期待される伝送サイズ、所望のパディングの量、及び/又はMCSレベルを考慮に入れることができる。
CTUアクセス領域は、競合伝送が発生する時間−周波数領域である。グラントフリーアップリンク伝送方式は、ネットワーク100のための複数のCTUアクセス領域を定義することができる。グラントフリー伝送アップリンク方式は、ハイレベルシグナリングを介して(例えば、ブロードキャストチャネルを通して)BS102によって定義され得るか、又は、それは、標準によって事前定義され、UEに(例えば、UEのファームウェアに)実装され得る。領域は、1つ又は複数の周波数帯域(イントラ帯域又はインター帯域)に存在してもよく、BS102の全アップリンク伝送帯域幅若しくは全伝送帯域幅の一部、又はBS102によってサポートされるキャリアを占有してもよい。帯域幅の一部しか占有しないCTUアクセス領域は、BS102が、従来のリクエスト/グラント方式(例えば、グラントフリー伝送をサポートできない古いUEモデルのための)の下で、アップリンク伝送を同時にサポートすることを可能にする。さらに、BS102は、リクエスト/グラント方式の下で、スケジュールされた伝送のために未使用のCTUを利用することができるか、又は、BS102は、アクセス領域の一部が一定期間使用されない場合、CTUアクセス領域のサイズを調整することができる。さらに、CTUアクセス領域は周期的に周波数ホッピングすることができる。BS102は、CTUアクセス領域のサイズ及び周波数におけるこれらの変化を、低速シグナリングチャネルを通してUE104にシグナリングすることができる。
図1の実施例のような様々な実施例が、特定のコンテキスト、すなわちLTE無線通信ネットワークに関して説明される。しかしながら、様々な実施例が、同様に、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)ネットワーク、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM)ネットワーク、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(universal mobile telecommunications system、UMTS)ネットワーク、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)ネットワーク、及びその他のような他の無線ネットワークに適用されることができる。
図2は、BS102によって定義された様々なCTUアクセス領域に関する構成例を例示する。図2において、BS102は、帯域幅BW、BW、及びBW3有する周波数F、F、及びFでそれぞれ動作する、3個の搬送波の伝送をサポートする。図2は、異なる構成を使用して3個のキャリアの全てにおいて定義されたCTUアクセス領域200の例を例示する。図2に示された構成は、説明のためだけのものであり、代替のCTUアクセス領域構成が様々な実施例において定義され得る。
複数のCTUアクセス領域(例えば、図2に例示されるような)は、各CTUアクセス領域が、異なるように分類されて、様々なタイプのサービスを様々なUEタイプに提供することを可能にする。例えば、CTUアクセス領域は、異なるサービス品質(quality of service、QoS)レベル、異なるUE構成(例えば、キャリアアグリゲーションの状況における)、異なるサービスのUE加入レベル、異なるUEジオメトリ、又はそれらの組み合わせをサポートするように分類されることができる。さらに、各CTUアクセス領域は、異なる数のUEをサポートするように構成されてもよい。各CTUアクセス領域のサイズは、領域を使用するUEの予想される数に応じて変化し得る。例えば、CTUアクセス領域のサイズは、CTUアクセス領域におけるローディングの履歴(UEの数など)、UEの衝突確率の推定値、及び/又は一定期間にわたる測定されたUEの衝突回数に基づくことができる。
図3は、様々なCTUアクセス領域におけるCTUリソース定義の例を例示する。図3は、4個のCTUアクセス領域302〜308を例示する。利用可能な帯域幅はCTUアクセス領域302〜308に関する時間−周波数領域に分割され、各アクセス領域302〜308は、帯域幅の事前定義された数の物理リソースブロックを占有する(例えば、アクセス領域302はPRB1〜4を占有する)。図3において、CTUはアクセス領域302〜308に同様にマッピングされているが、しかしこのマッピングの様々な表示は、例示目的で示されている。
図3において、各CTUアクセス領域は、各領域において定義された36個のCTUに対して競合する最大36個のUEをサポートすることができる。各CTUは、時間、周波数、シグネチャ、及びパイロットの組み合わせである。各アクセス領域302〜308は、異なる周波数−時間領域を占有する。これらの周波数−時間領域は、さらに、36個の合計パイロット(P〜P36)を生成するために、各シグネチャにマッピングされた6個のシグネチャ(S〜S)及び6個のパイロットをサポートするように分解される。BS102におけるパイロット/シグネチャデコリレータは、個々のUE信号及び伝送を検出並びに復号するために使用される。
この方式の下で、異なるUEは同じシグネチャ上でアップリンク伝送を行う。様々な実施例が、シグネチャ衝突(すなわち、いくつかのUEが同じシグネチャを使用して同じ周波数−時間リソースに同時にアクセスする場合)をサポートする。シグネチャの衝突はUEの性能を低下させる可能性がある一方、伝送された情報は、様々な復号方式(例えば、後の段落で詳細に説明されるようなジョイントメッセージパッシングアルゴリズム(joint message passing algorithm、JMPA)方式)を使用して、BS102によって復号されることができる。さらに、2個のUE間のシグネチャ衝突は、他のUEの性能に影響を与えない。したがって、シグネチャの衝突はシステム全体の性能に悪影響を及ぼさない。様々な実施例は、複数の潜在的なUEを同一の周波数−時間−シグネチャリソースにマッピングし、その結果、各競合伝送において、システムは完全に負荷され得る。
パイロットの衝突はサポートされない可能性がある。シグネチャの衝突と同様に、パイロット衝突は、複数のUEが同じパイロットシーケンスを使用することによって同じ周波数−時間−シグネチャリソースに同時にアクセスする場合を指す。しかしながら、シグネチャの衝突とは異なり、パイロットの衝突は、グラントフリー伝送方式における回復不能な結果をもたらす可能性がある。BS102は、同じパイロットを使用してUEの個々のチャネルを推定することができない可能性があるので、BS102は、パイロット衝突シナリオにおいて、UE伝送情報を復号することができない可能性がある。例えば、2つのUEが同じパイロットを有し、それらのチャネルがh及びhであると仮定する。BS102は、両方のUEに関するh+hの品質のチャネルのみを推定することができる。したがって、伝送された情報は正しく復号されないことになる。様々な実施例は、システム内でサポートされているUEの数に応じて、固有のパイロットの数(例えば、図3におけるアクセス領域毎の36個のパイロット)を定義することができる。図3において示された特定の数字は、説明のためだけのものであり、CTUアクセス領域及びCTUの特定の構成は、ネットワークによって異なる場合がある。
様々な実施例は、UEからCTUへのマッピング/再マッピングを通した衝突回避、及び非同期HARQを通した衝突解決のためのメカニズムを含むことによって、グラントフリー伝送を可能にする。UEがグラントフリー方式でアップリンク伝送を首尾よく実行するために、UEはデータが送信され得るCTUを判定する。一実施例において、UEは、ネットワーク(例えば、ネットワーク100)内のUE(例えば、UE104)及び基地局(例えば、BS102)の両方によって知られている事前定義されたマッピング規則に基づいて、伝送に使用するべきCTUを判定する。これらのマッピング規則は、(例えば、適用可能な標準又はUEのファームウェアにおいて)UEのために事前定義された暗黙の(すなわち、デフォルトの)規則、及び/又はハイレベルシグナリングを使用してBSによって定義される明示的規則であり得る。例えば、異なるマッピングルール(マッピング構成と呼ばれる)は、3GPPのような無線標準で事前定義されており(例えば、3GPP TS 36.213 進化型ユニバーサル地上無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access、E−UTRA);物理層手順に指定されている)、適用可能なマッピング構成のインデックスは、BSによってUEにシグナリングされる。
グラントフリーアップリンク伝送方式は、CTUアクセス領域内の各CTUに対して、固有の識別CTUインデックス、ICTUを割り当てる。UEは、適切なCTUインデックスを選択するためのマッピングルールに基づいて、どのCTUで伝送するかを判定する。CTUインデックスのマッピングは、時間−周波数領域にわたるCTU領域のサイズ、及びBSの復号の複雑さを低減する要望を考慮して、利用可能なリソースにわたって均一に分散されてもよい。UEが利用可能な時間−周波数リソースの同じサブセットにマッピングされないように、CTU領域のサイズが考慮される。
伝統的に、グラントフリーアップリンク方式は、CTUアクセス領域にわたる事前定義されたリンク定義に依存している。グラントフリー伝送は、利用可能なスペクトルを効率的に使用するために、シグナリングオーバヘッド及びレイテンシを削減する。UEは、リソースに関するリクエストを基地局に送信せず、基地局は、リソースグラントをUEに送信しない。アップリンク伝送を適切に復号するために、BSは、アップリンクに対して使用された適切なMCSレベルを利用する必要がある。基地局が、UEからのMCSを使用して信号が適切に復号されるまで、複数のMCSレベルを繰り返し利用する場合、非効率性が導入される可能性がある。したがって、事前定義されたリンク定義が典型的に使用され、基地局が事前定義されたリンク定義を使用してアップリンク伝送を効率的に復号することを可能にする。例えば、1つ又は複数のCTUアクセス領域にわたって使用するために、変調及び符号化方式が事前定義されることができる。各UEは、そのアップリンク伝送のために事前定義されたMCSを利用する。BSは、グラントフリーアップリンク方式において、リクエストしているUEに事前にリソースを割り当てることがないため、BSは、通常、リンク適応情報をUEに伝送しない。さらに、UEは、ローカル条件及びパラメータを考慮することなく、事前定義されたMCSレベルを伝送のために利用する。事前定義されたMCSレベルを全ての伝送に対して利用することは高い信頼性を提供することができるが、関連する限界値は周波数スペクトルの非効率的な使用をもたらす可能性がある。
開示された技術の実施例によれば、グラントフリーアップリンク伝送方式は、グラントフリー伝送におけるスペクトル効率を改善するためのリンク適応を含む。グラントフリー伝送は、シグナリングレイテンシを低減するために提供され、一方、UEから基地局へのリンク適応は、スペクトル効率を改善するために提供される。基地局は、リンクバジェット、カバレージエリアなどのUE密度及びサービス要件を判定するように構成される。これらのパラメータに基づいて、基地局は、要求されたパラメータを満たすために、リソースの適切な過負荷を伴うグラントフリー伝送方式を構成する。
例えば、基地局は、セル要件を満たすためにCTUアクセス領域に割り当てるCTUなどのリソースの数を判定することができる。セル負荷に基づいて、基地局は、CTUアクセス領域における、UEによって使用され得る最大MCSレベルを判定する。例えば、セル負荷の増加に応答して、基地局は、カバレージエリア内のUE間の解決不能な干渉を回避するために、最大MCSレベルを低下させる。セル負荷における減少に応答して、基地局は、最大MCSレベルを増加させて、伝送レート及びスペクトルの効率的な使用を改善する。最大MCSレベルは、MCS限界値としてUEにブロードキャストされる。次いで、UEは、基地局へのアップリンク伝送のためのローカル条件(例えば、チャネル品質、経路損失など)に基づいて、MCS限界値の範囲内でMCSレベルを選択する。UEは、アップリンクにおいてデータを伝送するために使用されるMCSレベルを示すMCSインデックスをアップリンク伝送に含む。基地局は、MCSインデックスにアクセスして、アップリンク伝送を復号するために適切なMCSレベルを利用する。
図4は、一実施例による、リンク適応を伴うグラントフリー伝送方式を実施する基地局の動作を説明するフローチャートである。ステップ400において、グラントフリー伝送方式が実施される。伝送方式は、1つ又は複数のCTUアクセス領域を使用することができ、基地局は、様々なCTUインデックスをCTUアクセス領域にマッピングすることができる。CTUアクセス領域は、基地局によって、事前定義され得るか、又は定義され得る。各CTUインデックスは、UEがグラントフリー伝送を実行することができるCTUに対応する。BSは、ハイレベルシグナリング(例えば、ブロードキャストチャネルを介して)を使用して、グラントフリー伝送を可能にする情報を送信することができる。ハイレベルシグナリングは、定義されたCTUアクセス領域、アクセス領域内のCTUの数、及び/又はCTUインデックスマップに関する情報を含むことができる。
基地局は、グラントフリーアップリンク伝送方式を明示的に定義する必要はないことに留意されたい。例えば、グラントフリー伝送方式の一部又は全部は、標準によって定義されてもよい。CTUアクセス領域は、例えば、標準によって定義されることができる。基地局は、CTUインデックスをCTUアクセス領域にマッピングし、情報を伝送してグラントフリー伝送方式を実施することができる。
ステップ402において、基地局は、1つ又は複数のCTUアクセス領域に対応するカバレージエリアに対してリソースプールを動的に割り当てる。基地局は、ステップ402において、カバレージエリア内のセル負荷量を判定し、負荷に見合った、カバレージエリア内のリソースの数を割り当てる。例えば、基地局は、カバレージエリア内のアクティブなUEの数、又はカバレージエリア内のアップリンク伝送に利用されるトラフィックの量を判定することができる。セル負荷の量を判定又は推定した後で、基地局は、利用可能な物理リソースを適応させて、リソースプールに適切な数のリソースを割り当てる。基地局は、セル負荷の増加に応じてより多くの数の非直交リソースを割り当て、セル負荷の減少に応じてより少ない数の非直交リソースを割り当てる。一般に、基地局は、使用される過負荷係数に基づいて、リソースを均等に解放/追加する。LDS−OFDM方式において、基地局は、リソースプールを増加させるために、異なる時間−周波数領域にわたって、よりスパースな拡散コードセットを割り当てることができる。SCMA方式において、基地局は、コンステレーションの異なる次数又はコンステレーション次元に基づくことができる、より多くのSCMAコードセットを割り当てることができる。
ステップ404において、基地局は、CTUアクセス領域におけるリソース過負荷量に基づいて、1つ又は複数のCTUアクセス領域に関するMCS限界値を判定する。MCS限界値は、UEによって基地局へのアップリンク伝送においてサポートされることができる最大MCSレベルを示す。例えば、MCS限界値は、異なるMCSインデックスを異なるMCSレベルにマッピングする際に使用されるMCSインデックスとすることができる。より多くの非直交リソースをリソースプールに割り当てることは、CTUアクセス領域内のより多くのリソース過負荷をもたらす。リソースの過負荷が増加すると、カバレージエリアのリンクバジェットが低くなる。基地局は、現在のリソース過負荷の下で基地局へのアップリンクにおいてサポートされることができる最大MCSレベルを判定する。基地局は、最大MCSレベルを判定するために、基地局の能力だけでなく、過負荷量を考慮してもよい。一例において、複数レベルの過負荷が、CTUアクセス領域内で使用されることができる。過負荷レート(過負荷係数とも呼ばれる)の異なるMCSレベルに対するマッピングが使用され得る。このようにして、基地局は、CTUアクセス領域に関する現在の過負荷係数に対応する最大MCSレベルを選択することができる。
一例において、MCSレベルは、LDS−OFDMにおける変調方式及びコードレートに対応する。リンク適応方式は、MCSレベルと、LDS−OFDMにおける変調方式及びコードレートとの間の事前定義されたマッピングを利用する。別の例において、MCSレベルは、異なるSCMAコードブックセット(コンステレーションの異なる次数に基づく)及びSCMAにおけるコードレートに対応する。リンク適応方式は、MCSレベルと、SCMAコードブックセット及びSCMAにおけるコードレートとの間の事前定義されたマッピングを利用する。様々な例について、マッピングは、選択されたMCSレベルから適切なMCSパラメータを判定するために、基地局並びにUEに格納され得る。MCSインデックスのセットが、対応するMCSレベルを示す基地局及びUEによって使用されてもよい。MCSレベルは、同様に、他の多元接続システムにおいて使用され得る。
ステップ406において、基地局は、カバレージエリア内のUEに対して、利用可能なリソースプール及びMCS限界値をブロードキャストする。MCS限界値は、UEが1つ又は複数のCTUアクセス領域内のリソースプールからのリソースを使用してアップリンク伝送に使用できる、最大MCSレベルを設定する。UEは、利用可能なリソースプールから、アップリンク伝送のために、CTUなどのリソースを選択する。次に、UEは、後述するように、チャネル状態などのローカルパラメータに基づいて、MCS限界値の範囲内でMCSレベルを選択することができる。
ステップ408において、基地局は、カバレージエリア内のUEからアップリンク伝送を受信する。アップリンク伝送は、データ及び制御情報を含む。制御情報は、アップリンク伝送を送信しているUEを識別するためのUE識別子(UE identifier、UE ID)を含むことができる。ステップ410において、基地局は、UEからの制御情報に含まれるMCSインデックスにアクセスする。MCSインデックスは、アップリンク伝送のためにUEによって使用される(MCS限界値の範囲内の)MCSレベルを示す。一例において、制御情報は、LTEにおけるPUCCHなどのアップリンク制御チャネルで提供される。
ステップ412において、基地局は、アップリンク伝送を盲目的に復号する。一例において、基地局は、ジョイントメッセージパッシングアルゴリズム(joint message passing algorithm、JMPA)及びアクティブUE検出器方法を使用することができる。基地局は、MCSインデックスを使用して、アップリンク伝送において使用されるコードブックセット及びコードレートなどの、SCMA又はLDS−OFDM情報に対するマッピングにアクセスする。基地局は、対応するMCS情報を使用してアップリンク伝送を復号する。
ステップ414において、基地局は、復号が成功したかどうかを判定する。復号が成功した場合、基地局は、ステップ416において、復号が成功したことをUEに示す。基地局は、成功した復号に応答して、ステップ416において、肯定応答(例えば、ACK)を送信することができる。基地局は、UE IDがアップリンク制御情報から正常に復号された場合には、失敗した復号に応答して、NACK信号を任意に送信することができる。
ステップ414において、復号が成功しなかった場合、又は、ステップ416において指示を送信した後で、基地局は、ステップ420において、トラフィック統計値を更新する。基地局は、例えば、個々のUEからの伝送に関連する、アップリンク信号対雑音比、又は信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio、SINR)を測定することができる。基地局は、アップリンク検出性能及び/又は競合の確率に関する長期の統計値を、監視又は作成することができる。基地局は、この統計情報を使用して、リソースプールを動的に割り当てるか、及び/又はMCS限界値を判定することができる。
図4において説明されるように、一実施例において、基地局は、グラントフリー伝送方式を実施する実施要素と、リソースプールを動的に割り当てる割り当て要素と、グラントフリーアップリンク伝送方式に関連する第1のコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定する過負荷要素と、第1のCTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定する限界値設定要素と、第1のCTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)にMCS限界値をブロードキャストするブロードキャスト要素とを含む。
図5は、グラントフリー伝送方式、及び使用され得る様々な過負荷係数の一例を説明するブロック図である。図5は、4個の物理リソースブロックPRB、PRB、PRB、及びPRBを示す。図3にも示されているように、これらの4個の物理リソースブロックは、1つのCTUアクセス領域(例えば、302)に対応することができる。図5では、4個の副搬送波を使用して、4のSCMAコード長を有するSCMA方式が説明されている。各サブキャリアは、CTUアクセス領域内の異なるレベルのリソース過負荷を達成するために、様々に過負荷をかけられてもよい。例えば、異なる過負荷係数を達成するために、CTUアクセス領域内のCTUの数は変更され得る。LDS−OFDM方式では、基地局は、時間−周波数領域にわたって、異なる数のスパース拡散コードセットを割り当てることによって、リソースプールのサイズを変更することができる。SCMA方式では、基地局は、SCMAコンステレーションの異なる次数に基づくことができる異なる数のSCMAコードセットを、割り当てることができる。図5における構成は一例としてのみ提示されている、ということが認識されることになる。任意のサイズ及び構成のCTUアクセス領域と同様に、他の変調方式が使用されることができる。
図5における1行目は、0.5の過負荷係数を有するCTUアクセス領域の一例を示している。過負荷係数は、様々な方法で判定されることができる。一例において、過負荷係数は、第1のCTUアクセス領域に割り当てられたCTUの数、及びアクティブなUEの数に基づいている。過負荷係数は、割り当てられたCTUとアクティブなUEの数との比率に等しくすることができる。別の例では、過負荷係数を判定するために、第1のCTUにおけるアップリンクトラフィックがアクティブなUEの数の代わりに使用される。過負荷係数は、別の例において、SCMAコード長とアクティブUEの数との比率に等しい。図5では、SCMAコード長が4である2個のUEが存在し、その結果、過負荷係数が0.5になる。SCMAコードは、スパースコードである。この場合、2個のUEは4個のPRBを共有する。UE1はPRB1及びPRB2に非ゼロ値を含み、一方UE2はPRB2及びPRB4に非ゼロ値を含む。このシナリオでは、異なるUEによる物理リソースブロック間の競合はない。
図5における2行目は、1.0の過負荷係数を有するCTUアクセス領域の一例を示している。この場合、4のSCMAコード長を用いて、過負荷係数が1.0になるように4個のUEが4個のPRBを共有する。UE1はPRB1及びPRB2に非ゼロ値を含み、一方UE2はPRB2及びPRB4に非ゼロ値を含む。UE3はPRB1及びPRB2に非ゼロ値を含み、一方UE4はPRB3及びRPB4に非ゼロ値を含む。このシナリオでは、UE1及びUE3による第1のPRB1に対する競合が存在し、UE2とUE3との間に第2のPRB2に対する競合が存在し、UE1とUE4との間に第3のPRB3に対する競合が存在し、そしてUE2とUE4との間に第4のPRB4に対する競合が存在する。UE1及びUE3は、例えば、PRB1にアクセスするために、異なるクロスハッチングによって表される異なるシグネチャを利用し、その結果、複数のアクセスが提供される。
図5における3行目は、1.5の過負荷係数を有するCTUアクセス領域の一例を示している。この場合、4のSCMAコード長を用いて、各PRBが3個のUE間で共有されるように6個のUEが4個のPRBを共有する。ユーザ装置UE1〜UE4は、2行目に示されるように、PRBに非ゼロ値を含む。さらに、UE5はPRB1及びPRB4に非ゼロ値を含み、UE6はPRB2及びPRB3に非ゼロ値を含む。したがって、UE1、UE3、及びUE5の間に第1のPRB1に対する競合が存在し、UE2、UE3、及びUE6の間に第2のPRB2に対する競合が存在し、UE1、UE4、及びUE6の間に第3のPRB3に対する競合が存在し、そしてUE2、UE4、及びUE5の間に第4のPRB4に対する競合が存在する。UE1、UE3、及びUE5は、例えば、PRB1にアクセスするために、異なるクロスハッチングによって表される異なるシグネチャ(例えば、コードワード)を利用し、その結果、複数のアクセスが提供される。図5において提示されたシナリオは、過負荷係数及びサブキャリアの多数の変形が使用され得るように、一例として提供される。
図6は、グラントフリー伝送方式においてCTUアクセス領域にアクセスするためのMCS限界値を設定するための基地局によるプロセスを説明するフローチャートである。ステップ452において、基地局は、CTUアクセス領域に関連するリソース過負荷量を判定する。基地局は、物理リソースブロックに過負荷をかけることによって、リソースプールを生成するためにリソースを動的に割り当てることができる。基地局は、CTUアクセス領域において使用されるコードブックセットの数を調整することによって、CTUをCTUアクセス領域に動的に割り当てることができる。リソース過負荷量は、CTUアクセス領域内の非直交リソースの割り当てに基づいており、過負荷係数から判定されることができる。過負荷係数は、CTUアクセス領域に関する利用可能なリンクバジェットに関連付けられている。負荷係数が高いほど、リンクバジェットが低くなる。負荷係数が低いほど、リンクバジェットが高くなる。
ステップ454において、基地局は、基地局の能力を判定する。基地局は、利用可能な処理能力及びリソース割り当て量を判定することができる。ステップ456において、基地局は、CTUアクセス領域に関して、アップリンクでサポートされることができる最大MCSレベルを判定する。最大MCSレベルは、リソース過負荷量(アップリンクリンクバジェットに影響する)と基地局の能力とに基づいている。一例において、基地局は、ステップ456において、過負荷係数のMCSレベルに対するマッピングを使用する。マッピングによって示されるMCSレベルは、現在の基地局の能力に基づいて調整されてもよい。一般に、基地局は、低い過負荷係数に応じてより高い最大MCSレベルを判定し、高い過負荷係数に応じてより低い最大MCSレベルを判定する。低い過負荷係数に応じて、CTUアクセス領域に関するリンクバジェットがより高くなる。より積極的かつ高性能なMCSレベルが使用されることができる。したがって、基地局は、より高い最大MCSレベルがサポートされ得ると判定する。高い過負荷係数に応じて、利用可能なリンクバジェットが低くなる。したがって、基地局は、より低いか、又はより控えめなMCSレベルがサポートされ得ると判定する。ステップ456において、基地局は、一実施例において、アップリンク通信がしきい値成功率を満たすことを保証しながら、最大MCSレベルを判定しようと試みる。
ステップ458において、基地局は、カバレージエリア内のUEへのブロードキャストのためのMCS限界値を選択する。一例において、MCS限界値は、CTUアクセス領域における、UEによって使用され得る最大MCSレベルを示す。一実施例において、MCS限界値は、MCSインデックスとして指定されることができる。異なるMCSレベルへのMCSインデックスのマッピング又はテーブルが、UE及び基地局によって使用され得る。例えば、1〜16のインデックスを使用して16個のMCSレベルを示すことができ、より低いMCSインデックス値がより低いMCSレベルに対応する。基地局及びUEは、変調及び符号化値に対する各MCSインデックスのマッピングを含むことができる。例えば、各MCSインデックスは、変調方式及びコードレート(例えば、LDS−OFDM)、又は、異なるコードブックセット及びコードレート(例えば、SCMA)を示すことができる。
図7は、アップリンク伝送に関連してリンク適応を利用するグラントフリー伝送方式でのUEによる動作を説明するフローチャートである。ステップ502において、UEは、利用可能なリソースプール及びMCS限界値の指示を基地局から受信する。UEは、基地局のカバレージエリアに入ったときに指示を受信し得るか、又はリソースプール及びMCS限界値が基地局によって更新されると、指示を周期的に受信し得る。この指示は、1つ又は複数のCTUアクセス領域、及び各CTUアクセス領域に割り当てられたCTUの総数を識別することができる。
ステップ504において、UEは、CTUアクセス領域に関するチャネル状態情報及び/又は経路損失情報を判定する。例えば、UEが時分割複信(time division duplex、TDD)モードにある場合、UEは、ステップ504において、チャネル局情報を判定することができる。UEが周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)モードにある場合、UEは、ステップ504において、経路損失情報を判定することができる。ステップ506において、UEは、アップリンクトラフィック特性を判定する。例えば、UEは、基地局にアップリンクするデータに関連する信頼性及び/又はレイテンシを判定することができる。
ステップ508において、UEは、アップリンク伝送を行うべきCTUを判定する。UEは、チャネル状態情報及び/又はアップリンクトラフィック特性に基づいて、CTUを選択することができる。別の例では、UEは、CTUをランダムに選択することができるか、又はデフォルトのマッピング規則に基づいてCTUインデックスを判定することによってCTUを選択することができる。ステップ510において、UEは、ステップ504からの経路損失の推定値に基づいて、アップリンク伝送のための伝送電力を選択する。一実施例において、経路損失の推定値は、ダウンリンクに基づいている。
ステップ512において、UEは、ブロードキャストにおいて基地局によって提供されるMCS限界値の範囲内でMCSレベルを選択する。MCSレベルを判定する際に、UEによって様々なオプションが使用されることができる。一実施例において、UEは、チャネル状態情報及びアップリンクトラフィック特性に基づいて、可能な限り最高のMCSレベルを選択する。例えば、クリアチャネル又は低レベルの干渉を有するチャネルを示すチャネル状態情報に応答して、UEは、伝送において高性能を提供するために、高いMCSレベルを選択することができる。しかしながら、チャネル状態情報が好ましくない場合、UEは、アップリンク伝送が成功することになる、より高い確率を提供するために、より低いMCSレベルを選択することができる。アップリンクトラフィックが高い信頼性を必要とする場合、MCS限界値の範囲内で比較的低いMCSレベルが選択され得る。同様に、アップリンクトラフィックが低レイテンシを必要とする場合、より低いMCSレベルが選択され得る。
一実施例において、UEは、バックオフ値を利用してMCSレベルを選択する。例えば、UEは、アップリンクに使用されるべき可能な限り最高のMCSレベルを判定し、その後、バックオフ値に従ってMCSレベルを減少させることができる。このようにして、システムは、可能なMCSレベルよりも低いMCSレベルを利用することにより、より高い信頼性を提供することができる。MCSレベルが低いほど個々のアップリンクの処理が遅くなる可能性があるが、必要とされる再伝送回数を減らすことで、システム全体の性能が向上する可能性がある。
例えば、UEは、低いリンクバジェットを経験し、最大伝送電力に達し得る(例えば、UEがセルエッジ領域にあるか、又はチャネル状態が悪い。)。UEは、実際の推定リンクバジェットに基づいて、選択されたMCSレベルを更に低減することができる。
ステップ514において、UEは、選択されたMCSレベル及び電力伝送を有する選択されたCTUを使用して、アップリンク伝送を送信する。UEは、制御情報だけでなく、アップリンク伝送のためのデータを送信する。制御情報は、ステップ512において選択されたMCSレベルに対応するMCSインデックスを含む。MCSインデックスは、アップリンク伝送を復号するための適切なMCSレベルを判定するために、基地局によって使用される。制御情報は、同様に、UE ID情報を含むことができる。
ステップ516において、UEは、基地局へのアップリンク伝送が成功したかどうかを判定する。例えば、UEは、ACK信号について、所定の時間量を待つことができる。ACK信号が受信されると、アップリンクプロセスはステップ518において終了する。UEは、追加のタスクに進行するか、又は追加のアップリンク伝送を準備することができる。
ACK信号が受信されない場合、UEは、例えば、衝突に起因して伝送が成功しなかったと判定する。ステップ520において、UEは、伝送試行回数がしきい値以上であるかどうかを判定する。試行回数がしきい値を超えていない場合、UEは、ステップ522において、非同期HARQ方法を実行して衝突を解決する。
試行回数のしきい値が達成された場合、UEは、ステップ524において、再伝送パラメータにアクセスすることができる。例えば、再伝送パラメータは、再伝送のための設定を指定することができる。再伝送パラメータは、同じリソース(例えば、CTU)が伝送中に同じコードによって使用されることを、指定することができる。再伝送パラメータは、再伝送のために、同じリソースが使用されるべきであるが、異なるコードによって使用されるべきであることを、代わりに指定することができる。再伝送パラメータは、再伝送のために、異なるリソースが使用されるべきであることを、代わりに指定することができる。様々なしきい値を使用して、異なる技術の全て又は一部が使用されることができる。例えば、UEは、第1のしきい値が達成されるまで、同じコードによって同じリソースを使用しようと試みることができ、次に、第2のしきい値が達成されるまで、異なるコードによって同じリソースを使用しようと試みる。第2のしきい値が達成されたことに応答して、UEは、異なるリソースを使用しようと試みることができる。
図7において説明されるように、一実施例において、UEは、グラントフリーアップリンク伝送方式において第1のコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関連する変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)限界値を基地局から受信する受信要素と、MCS限界値の範囲内の第1のMCSインデックスを第1のユーザ装置(user equipment、UE)において判定する判定ユニットと、第1のCTUアクセス領域におけるCTUを使用して、第1のアップリンク伝送を基地局に伝送する伝送要素とを含む。第1のアップリンク伝送は、ユーザデータと第1のUEにおいて判定された第1のMCSインデックスとを含む。
図8は、グラントフリー伝送方式においてリンク適応を実施するための、基地局102とUE104との間のシグナリングを説明するハイレベルブロック図である。基地局102は、552において、カバレージエリア内のUEに対してMCS限界値をブロードキャストする。ブロードキャストには異なるメカニズムが使用されることができる。基地局は、ブロードキャストチャネル又は低速シグナリングチャネルのような様々なハイレベルシグナリングを使用して、MCS限界値の範囲内でリンク適応を伴うグラントフリー伝送が使用されることができることを、UEに示すことができる。
554において、UEは、アップリンク伝送を基地局に送信する。アップリンク伝送は、制御情報だけでなく、基地局による伝送及び経路指定のためのユーザデータを含んでいるデータ部分を含む。制御情報は、後述のように、予約された時間−周波数の組み合わせを使用してCTUアクセス領域において送信されてもよい。制御情報は、アップリンク伝送を送信する際にUEによって使用されたMCSレベルを示すMCSインデックスを含む。基地局は、MCSインデックスを使用して、アップリンク伝送を復号する際に使用されるMCSレベルを判定する。
556において、基地局は、UE固有の設定値をUEに伝送する。例えば、基地局は、特定のUEに対して使用されるべき固有のMCSレベル又は伝送電力設定値を判定することができる。基地局は、ブロードキャストチャネル又は低速シグナリングチャネルを使用して、これらのUE固有の設定値を伝送することができる。ステップ556は、任意であり、いつでも実行されることができる。例えば、BSは、固有のMCSインデックス又は電力設定値を作成するために、UEに関連するアップリンク伝送を経時的に監視することができる。
558において、基地局は、カバレージエリア内のUEに対してMCS限界値をブロードキャストする。ステップ558は、セル負荷及び他の条件が変化すると、定期的に実行される。基地局は、カバレージエリア内のトラフィックを監視し、CTUアクセス領域及びCTU割り当てを調整することができる。調整又はトラフィック特性に基づいて、基地局は、MCS限界値を更新し、558において、限界値に関する更新されたMCSインデックスをブロードキャストすることができる。
図9は、グラントフリー伝送方式においてリンク適応のための制御情報を伝送する一例を説明するブロック図である。図9は、4個の物理リソースブロックPRB1、PRB2、PRB3、及びPRB4を示す図5の例に続いている。過負荷係数1.0で構成されたCTUアクセス領域を有するシナリオが再度表示される。UE1はPRB1とPRB2を利用し、UE2はPRB2とPRB4を利用し、UE3はPRB1とPRB2を利用し、UE4はPRB3とRPB4を利用する。
一組の固定リソース602、604、606、及び608は、CTUアクセス領域内で予約されている。固定リソース602はPRB1の予約部分内にあり、固定リソース604はPRB2の予約部分内にあり、固定リソース606はPRB3の予約部分内にあり、固定リソース608はPRB4の予約部分内にある。固定リソースは、MCS情報を含む制御情報を伝送するために予約されている。MCS情報は、アップリンク伝送のためにUEによって使用された対応するMCSレベルを示すMCSインデックスを含むことができる。一実施例では、固定リソースを伝送するために、予め定義されたMCSレベルが使用される。このようにして、基地局は、固定MCSレベルを使用して制御情報からMCSインデックスを復号し、次いで、MCSインデックスに基づいてデータを復号することができる。コンステレーションのより低い次数に基づくSCMAコードセットが制御情報のために使用されることができ、一方コンステレーションのより高い次数に基づくSCMAコードセットがデータのために使用されることができる。これは、データを復号するための制御情報を判定する際に、より高い信頼性を提供することができる。一実施例では、シグナリング(固定MCS)とデータ(動的MCS)との間の衝突を回避するために、予約された領域においてデータ伝送は許可されない。HARQプロセスのためのHARQ IDのような他の制御情報が含まれてもよい。
UEは、CTUを使用してデータを伝送する場合、対応する物理リソースブロック内の固定リソースを使用して、対応する制御情報を伝送する。このようにして、MCS情報は、同じ非ゼロ位置を共有するSCMAコードセットを使用することによって、対応するデータにリンクされる。例えば、UE1は、第1の物理リソースブロックPRB1を用いてCTUにおけるデータを伝送し、固定リソース602を用いてデータを復号するための制御情報を伝送する。同様に、UE1は、第3の物理リソースブロックPRB3を用いてデータを伝送し、固定リソース606を用いて制御情報を伝送する。UE2は、PRB2を使用してデータを伝送し、固定リソース604を使用して対応する制御情報を伝送し、PRB4を使用してデータを伝送し、固定リソース608を使用して対応する制御情報を伝送する。UE3は、PRB1を使用してデータを伝送し、固定リソース602を使用して対応する制御情報を伝送し、PRB2を使用してデータを伝送し、固定リソース604を使用して対応する制御情報を伝送する。UE4は、PRB3を使用してデータを伝送し、固定リソース606を使用して対応する制御情報を伝送し、PRB4を使用してデータを伝送し、固定リソース608を使用して対応する制御情報を伝送する。
図10は、一実施例による、UEによって実行される開ループリンク適応を説明するフローチャートである。ステップ652において、UEは、アップリンク伝送成功率を追跡する。UEは、例えば、アップリンク伝送に応答してACK信号を受信するたびにカウンタを増加させることができる。成功率は、受信されたACK信号の総数とアップリンク伝送の総数との比として定義されることができる。ステップ654において、UEは、アップリンク伝送成功率がしきい値THより大きいかどうかを判定する。成功率がしきい値よりも高いことに応答して、UEは、ステップ656において、アップリンク伝送のために選択された現在のMCSインデックスが基地局によって設定されたMCS限界値と等しいかどうかを判定する。MCSインデックスがMCS限界値より低いことに応答して、ステップ658において、UEは、MCSインデックスを増加させる。MCSインデックスがMCS限界値にあることに応答して、ステップ660において、UEは、アップリンク伝送のための伝送電力を低減する。UEは、予め定義されたステップサイズを使用して伝送電力を減少させることができる。このようにして、アップリンク伝送成功率が例えば指定されたレベルを超えている場合、UEは、アップリンク伝送のためのMCSレベルを増加させることになる。MCSインデックスがMCS限界値にあることに応答して、UEは、アップリンク伝送のための伝送電力を低減する。このようにして、最小の成功率を達成している場合、UEは、電力を節約することができる。UEは、MCSインデックス及び/又は伝送電力を調整した後で、アップリンク伝送成功率をリセットすることができる。
アップリンク成功率がしきい値以下であることに応答して、UEは、伝送電力及び/又はMCSレベルを調整することによって、成功率を増加させるように試みる。ステップ664において、UEは、現在選択されている伝送電力が、使用可能な最大電力レベルに等しいかどうかを判定する。最大伝送電力に達していないことに応答して、UEは、ステップ668において、伝送電力を増加させる。最大電力に達するまで、伝送電力を増加させるために、予め定義されたステップサイズが使用されることができる。最大電力レベルに達したことに応答して、UEは、ステップ670において、MCSインデックスを減少させる。UEは、MCSインデックスを減少させて、アップリンク伝送のためにMCSレベルを低下させる。このようにして、UEは、アップリンク伝送に関する許容可能な成功率に達するために、第1の試みにおいて伝送電力を増加させることができる。電力の増加が十分な成功率をもたらさない場合、UEはMCSインデックスを減少させることができ、その結果、より控えめなMCSレベルが伝送の成功を改善するために使用される。
図10では、単一のしきい値を使用して、MCSインデックス及び/又は伝送電力を調整するかどうかを判定している。一実施例において、第1及び第2のしきい値が使用され、第1のしきい値は第2のしきい値より大きい。成功率が第1のしきい値以上である場合、UEは、ステップ658において、MCSインデックスを増加させるか、又はステップ660において、伝送電力を減少させる。成功率が第1のしきい値未満である場合、UEは、成功率が第2のしきい値よりも低いかどうかを判定する。成功率が第2のしきい値よりも低い場合、UEは、ステップ668において伝送電力を増加させるか、又はステップ670においてMCSインデックスを減少させる。このようにして、成功率が、最小の第2のしきい値以上であるが、しかしMCSの増加又は伝送電力の減少をトリガするためのより大きなしきい値よりも小さい間は、UEは、現在の電力設定値及びMCSレベルを維持することができる。
図11は、一実施例による、閉ループ適応を実施する基地局による動作を説明するフローチャートである。ステップ702において、基地局は、各UEからのアップリンク伝送に関する信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio、SINR)を測定する。ステップ704において、基地局は、各UEのSINRを分析して、基地局に対するアップリンクが適応されるべきかどうかを判定する。基地局に対するリンクが適応されるべきである場合、基地局は、ステップ706において、UEに関するMCSレベル及び/又は電力伝送レベルを選択する。例えば、基地局は、SINRがしきい値より低い場合、選択されたMCSレベルよりも低いMCSレベルをUEが使用すべきであると判定することができる。同様に、基地局は、SINRがしきい値より低い場合、より高い伝送電力をUEが使用するべきであると判定することができる。反対に、基地局は、SINRがしきい値以上である場合、より高いMCSレベルをUEが使用するべきであると判定することができる。同様に、基地局は、SINRがしきい値以上である場合、より低い伝送電力をUEが使用するべきであると判定することができる。
ステップ708において、基地局は、ダウンリンク制御チャネルを使用して、リンク適応情報を特定のUEに送信する。一例において、基地局は、低速シグナリングチャネルを使用することができる。例えば、基地局は、MCSインデックス又は電力制御設定値を、PDCCH上のDCIフォーマットにおいて、UEに送信することができる。リンク適応情報を送信した後で、又はリンク適応が必要でないと判定した後で、基地局は、ステップ702において、アップリンク伝送のSINRを測定することによって継続する。
図12は、UE104及び基地局102のような、本明細書において説明されるコンピューティング装置のいずれかを実施するために使用されることができるコンピューティングシステム50のハイレベルブロック図である。図12のコンピューティングシステムは、プロセッサ80、メモリ82、大容量記憶装置84、周辺装置86、出力装置88、入力装置90、可搬型記憶装置92、及び表示システム94を含む。本明細書において説明されるコンピューティング装置は、説明されたコンポーネントよりも少ないか、又は追加のコンポーネントを含むことができる。例えば、基地局は、周辺装置86などを含まなくてもよい。簡単にするために、図12に示すコンポーネントは、単一のバス96を介して接続されているものとして示されている。しかしながら、コンポーネントは、1つ又は複数のデータ転送手段を介して接続されてもよい。1つの代替案では、プロセッサ80及びメモリ82は、ローカルマイクロプロセッサバスを介して接続され、大容量記憶装置84、周辺装置86、可搬型記憶装置92、及び表示システム94は、1つ又は複数の入力/出力バスを介して接続されてもよい。
プロセッサ80は、単一のマイクロプロセッサを含むことができるか、又はマルチプロセッサシステムとしてコンピュータシステムを構成するための複数のマイクロプロセッサを含むことができる。メモリ82は、本明細書において説明される技術を実施するようにプロセッサ80をプログラミングするための命令及びデータを格納する。一実施例において、メモリ82は、ダイナミックランダムアクセスメモリ、高速キャッシュメモリ、フラッシュメモリ、他の不揮発性メモリ、及び/又は他の記憶素子のバンクを含むことができる。磁気ディスクドライブ又は光ディスクドライブで実施されることができる大容量記憶装置84は、データ及びコードを記憶するための不揮発性記憶装置である。一実施例において、大容量記憶装置84は、本明細書において説明される技術を実施するようにプロセッサ80をプログラムするシステムソフトウェアを格納する。可搬型記憶装置92は、フロッピーディスク、CD−RW、フラッシュメモリカード/ドライブなどの可搬型不揮発性記憶媒体と共に動作し、図10のコンピューティングシステムとの間でデータ及びコードを入出力する。一実施例において、実施例を実施するためのシステムソフトウェアは、そのような可搬型記憶媒体に格納され、可搬型記憶媒体ドライブ92を介してコンピュータシステムに入力される。
周辺装置86は、コンピュータシステムに追加の機能を追加するために、入力/出力インタフェースなどの任意のタイプのコンピュータ支援装置を含むことができる。例えば、周辺装置86は、コンピュータシステムを1つ又は複数のネットワークに接続するための1つ又は複数のネットワークインタフェースと、モデムと、ルータと、無線通信装置などを含むことができる。入力装置90は、ユーザインタフェースの一部を提供し、キーボード又はポインティング装置(例えば、マウス、トラックボールなど)を含み得る。テキスト及びグラフィック情報を表示するために、コンピュータシステムは、ビデオカード及びモニタを含む出力表示システム94を(任意に)有することになる。出力装置88は、スピーカ、プリンタ、ネットワークインタフェースなどを含むことができる。システム100は、同様に、有線又は無線ネットワークを介して装置が他の装置と通信することを可能にする(複数の)通信接続98を含むことができる。通信接続の例は、LAN接続用のネットワークカード、無線ネットワークカード、モデムなどを含む。(複数の)通信接続は、とりわけ、DNS、TCP/IP、UDP/IP、及びHTTP/HTTPSなどのプロトコルを使用して通信を可能にするハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。
図12のコンピューティングシステムに示されるコンポーネントは、本明細書において説明される技術による使用に適したコンピューティングシステムに通常見られるコンポーネントであり、当該技術分野において周知であるそのようなコンピュータコンポーネントの広範なカテゴリを表すことが意図される。多くの異なるバス構成、ネットワークプラットフォーム、及びオペレーティングシステムが使用されることができる。
本明細書において説明される技術は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせを使用して実装されることができる。使用されるソフトウェアは、上述したプロセッサ読み取り可能な記憶装置(例えば、メモリ82、大容量記憶装置84、又は可搬型記憶装置92)のうちの1つ又は複数に記憶されて、本明細書において説明される機能を実行するように、1つ又は複数のプロセッサをプログラムする。プロセッサ読み取り可能な記憶装置は、揮発性及び不揮発性媒体、取外し可能及び取外し不可能媒体などの、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むことができる。限定ではなく一例として、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、非一時的であり、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報の記憶のための任意の方法又は技術において実施されることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の例は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を格納するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含むことができる。通信媒体は、典型的には、搬送波若しくは他の搬送メカニズムなどの変調されたデータ信号における、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを具現化するとともに、任意の情報配信媒体を含む。“変調されたデータ信号”という用語は、その特性のうちの1つ又は複数が、信号内の情報を符号化するように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく一例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体、並びに、RF及び他の無線媒体などの無線媒体が含まれる。上記のいずれかの組み合わせもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
代替の実施例において、ソフトウェアの一部又は全部は、カスタム集積回路、ゲートアレイ、FPGA、PLD、及び専用コンピュータを含む専用ハードウェアによって置き換えられることができる。一実施例において、1つ又は複数の実施例を実装するソフトウェア(記憶装置に格納される)は、1つ又は複数のプロセッサをプログラムするために使用される。1つ又は複数のプロセッサは、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体/記憶装置、周辺装置及び/又は通信インタフェースと通信することができる。代替の実施例において、ソフトウェアの一部又は全部は、カスタム集積回路、ゲートアレイ、FPGA、PLD、及び専用コンピュータを含む専用ハードウェアによって置き換えられることができる。
前述の詳細な説明は、例示及び説明のために提示された。それは、包括的であること、又は本明細書において権利請求される主題を開示された厳密な(複数の)形態に限定することを意図するものではない。上記の教示に照らして、多くの修正及び変形が可能である。説明された実施例は、開示された技術の原理及びその実際的な適用を最もよく説明するために選択され、それにより、他の当業者が、様々な実施例において、及び意図された特定の用途に適した様々な変更形態で、この技術を最もよく利用することを可能にする。本発明の範囲は、添付の請求項の範囲によって定義されることが意図されている。

ステップ504において、UEは、CTUアクセス領域に関するチャネル状態情報及び/又は経路損失情報を判定する。例えば、UEが時分割複信(time division duplex、TDD)モードにある場合、UEは、ステップ504において、チャネル状態情報を判定することができる。UEが周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)モードにある場合、UEは、ステップ504において、経路損失情報を判定することができる。ステップ506において、UEは、アップリンクトラフィック特性を判定する。例えば、UEは、基地局にアップリンクするデータに関連する信頼性及び/又はレイテンシを判定することができる。
周辺装置86は、コンピュータシステムに追加の機能を追加するために、入力/出力インタフェースなどの任意のタイプのコンピュータ支援装置を含むことができる。例えば、周辺装置86は、コンピュータシステムを1つ又は複数のネットワークに接続するための1つ又は複数のネットワークインタフェースと、モデムと、ルータと、無線通信装置などを含むことができる。入力装置90は、ユーザインタフェースの一部を提供し、キーボード又はポインティング装置(例えば、マウス、トラックボールなど)を含み得る。テキスト及びグラフィック情報を表示するために、コンピュータシステムは、ビデオカード及びモニタを含む出力表示システム94を(任意に)有することになる。出力装置88は、スピーカ、プリンタ、ネットワークインタフェースなどを含むことができる。システム50は、同様に、有線又は無線ネットワークを介して装置が他の装置と通信することを可能にする(複数の)通信接続98を含むことができる。通信接続の例は、LAN接続用のネットワークカード、無線ネットワークカード、モデムなどを含む。(複数の)通信接続は、とりわけ、DNS、TCP/IP、UDP/IP、及びHTTP/HTTPSなどのプロトコルを使用して通信を可能にするハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。

Claims (28)

  1. 方法であって、
    多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定するステップと、
    前記リソース過負荷量に基づいて、前記CTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定するステップと、
    前記MCS限界値を、前記CTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)に送信するステップとを含む、方法。
  2. CTUを使用して、前記複数のUEのうちの第1のUEからアップリンク伝送を受信するステップと、
    前記アップリンク伝送に含まれる制御情報からMCSインデックスを判定するステップと、
    前記制御情報からの前記MCSインデックスに対応するMCSレベルを使用して、前記アップリンク伝送におけるデータを盲目的に復号しようと試みるステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記制御情報が、前記CTUアクセス領域の予約された時間−周波数領域内にあり、
    盲目的に復号しようと試みる前記ステップが、予め定義されたMCSレベルを使用して前記制御情報を盲目的に復号するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 第1のUEに関するリンク適応情報を、前記第1のUEからのアップリンク伝送を監視することに基づいて判定するステップと、
    前記リンク適応情報を前記第1のUEに制御チャネルで伝送するステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のUEに関する前記リンク適応情報が、前記第1のUEに関するMCSインデックス又は電力設定値のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記CTUアクセス領域内の前記複数のUEからのアップリンク伝送を監視して、前記CTUアクセス領域内のアップリンク性能に関連する1つ又は複数の長期間の統計値を作成するステップと、
    前記1つ又は複数の長期間の統計値に基づいて前記MCS限界値を調整するステップと、
    調整されたMCS限界値を前記複数のUEに送信するステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記CTUアクセス領域における負荷に基づいて、コンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)を前記CTUアクセス領域に適応的に割り当てるステップを更に含み、
    リソース過負荷量を判定するステップが、前記第1のCTUアクセス領域に割り当てられたCTUの数、及びアクティブなUEの数に基づいて、過負荷係数を判定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. アクティブなUEの数又はアップリンクトラフィックの量のうちの少なくとも1つに基づいて、前記CTUアクセス領域に割り当てるCTUの前記数を判定するステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. MCS限界値を判定するステップが、
    第1の過負荷係数に応答して第1のMCS限界値を選択するとともに、前記第1の過負荷係数よりも高い第2の過負荷係数に応答して第2のMCS限界値を選択するステップを含み、
    前記第1のMCS限界値が、前記第2のMCS限界値に対応する第2のMCSレベルよりも高い第1のMCSレベルに対応する、請求項1に記載の方法。
  10. 基地局であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のための命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを備え、前記命令が、
    多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関するリソース過負荷量を判定し、
    前記リソース過負荷量に基づいて、前記CTUアクセス領域に関する最大変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)レベルを示すMCS限界値を判定し、
    前記MCS限界値を、前記CTUアクセス領域に関連する複数のユーザ装置(user equipment、UE)に送信する
    ように、前記プロセッサを設定する、基地局。
  11. 前記命令が、
    CTUを使用して、前記複数のUEのうちの第1のUEからアップリンク伝送を受信し、
    予め定義されたMCSレベルを使用して、前記アップリンク伝送に含まれる制御情報を盲目的に復号しようと試み、
    前記アップリンク伝送に含まれる前記制御情報からMCSインデックスを判定し、
    前記制御情報からの前記MCSインデックスに対応するMCSレベルを使用して、前記アップリンク伝送におけるデータを盲目的に復号しようと試みる
    ように、前記プロセッサを更に設定し、
    前記制御情報が、前記CTUアクセス領域の予約された時間−周波数領域内にある、請求項10に記載の基地局。
  12. 前記命令が、
    前記複数のUEのうちの1つ又は複数に関する信号対干渉雑音比(interference plus noise ratio、SINR)を測定し、
    前記複数のUEのうちの第1のUEに関するリンク適応情報を、前記第1のUEに関連する前記SINRに基づいて判定し、
    前記リンク適応情報を前記複数のUEに制御チャネルで伝送する
    ように、前記プロセッサを更に設定する、請求項10に記載の基地局。
  13. 前記命令が、
    前記CTUアクセス領域内の前記複数のUEからのアップリンク伝送を監視して、前記CTUアクセス領域内のアップリンク性能に関連する1つ又は複数の長期間の統計値を作成し、
    前記1つ又は複数の長期間の統計値に基づいて前記MCS限界値を調整し、
    調整されたMCS限界値を前記複数のUEに送信する
    ように、前記プロセッサを更に設定する、請求項10に記載の基地局。
  14. 前記多元接続システムが、スパースコード多元接続(sparse code multiple access、SCMA)システムを含み、
    前記命令が、複数のMCSインデックスを複数のSCMAコードブックセット及びコードレートにマッピングするように、前記プロセッサを更に設定する、請求項10に記載の基地局。
  15. 前記多元接続システムが、低密度シグネチャ直交周波数分割多重(low density signature orthogonal frequency divisional multiplexing、LDS−OFDM)システムを含み、
    前記命令が、複数のMCSインデックスをLDS−OFDMシステムにおける複数の変調方式及びコードレートにマッピングするように、前記プロセッサを更に設定する、請求項10に記載の基地局。
  16. 方法であって、
    多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関する変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)限界値を基地局から受信するステップと、
    ユーザ装置(user equipment、UE)において前記MCS限界値の範囲内で第1のMCSインデックスを判定するステップと、
    前記CTUアクセス領域においてCTUを使用して、ユーザデータと前記UEにおいて判定された前記第1のMCSインデックスとを含む第1のアップリンク伝送を、前記基地局に送信するステップとを含む、方法。
  17. 前記アップリンク伝送を送信するステップが、
    前記第1のMCSインデックスに対応する第1のMCSレベルを使用して、前記ユーザデータを送信するステップと、
    前記CTUアクセス領域の予約された時間−周波数領域内の予め定義されたMCSレベルを使用して、前記第1のMCSインデックスを送信するステップとを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記UEにおいてチャネル状態情報又は推定された経路損失のうちの少なくとも1つを判定するステップを更に含み、
    前記第1のMCSインデックスを判定するステップが、前記チャネル状態情報又は前記推定された経路損失のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1のMCSインデックスを選択するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第1のUEにおいてアップリンクトラフィック特性を判定するステップを更に含み、
    前記第1のMCSインデックスを判定するステップが、前記アップリンクトラフィック特性と、前記チャネル状態情報又は前記推定された経路損失のうちの前記少なくとも1つとに基づいて、前記第1のMCSインデックスを選択するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記アップリンクトラフィック特性と、前記チャネル状態情報又は前記推定された経路損失のうちの前記少なくとも1つとに基づいて、最大MCSレベルを判定するステップを更に含み、
    前記第1のMCSインデックスを判定するステップが、前記最大MCSレベルにバックオフ値を適用して前記第1のMCSインデックスに対応する低減されたMCSレベルを判定することにより、前記第1のMCSインデックスを選択するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記UEにおいてアップリンク伝送成功率を判定するステップと、
    前記アップリンク伝送成功率に基づいて、前記MCS限界値の範囲内で第2のMCSレベルを選択するステップと、
    前記第2のMCSレベルに対応する第2のMCSインデックスを含む第2のアップリンク伝送を、前記第2のMCSレベルにおいて送信するステップとを更に含む、請求項16に記載の方法。
  22. 前記第1のアップリンク伝送が、第1の伝送電力を使用して送信され、当該方法が、
    前記UEにおいてアップリンク伝送成功率を判定するステップと、
    前記アップリンク伝送成功率に基づいて、最大電力の範囲内で第2の伝送電力を選択するステップと、
    第2のアップリンク伝送を、前記第2の伝送電力において送信するステップとを更に含む、請求項16に記載の方法。
  23. ユーザ装置(user equipment、UE)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のための命令を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とを備え、前記命令が、
    多元接続システムにおけるグラントフリーアップリンク伝送方式に関連するコンテンション伝送ユニット(contention transmission unit、CTU)アクセス領域に関する変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)限界値を基地局から受信し、
    当該UEにおいて前記MCS限界値の範囲内で第1のMCSインデックスを判定し、
    前記CTUアクセス領域においてCTUを使用して、ユーザデータと当該第1のUEにおいて判定された前記第1のMCSインデックスとを含む第1のアップリンク伝送を、前記基地局に送信する
    ように、前記プロセッサを設定する、ユーザ装置。
  24. 前記命令が、
    前記第1のMCSインデックスに対応する第1のMCSレベルを使用して、前記ユーザデータを伝送すること、及び
    前記CTUアクセス領域の予約された時間−周波数領域内の予め定義されたMCSレベルを使用して、前記第1のMCSインデックスを伝送すること
    により、前記アップリンク伝送を伝送する
    ように、前記プロセッサを設定する、請求項23に記載のユーザ装置。
  25. 前記命令が、
    当該UEにおいてチャネル状態情報又は推定された経路損失のうちの少なくとも1つを判定し、
    当該UEにおいてアップリンクトラフィック特性を判定するように、前記プロセッサを更に設定し、
    前記命令が、前記アップリンクトラフィック特性と、前記チャネル状態情報又は前記推定された経路損失のうちの前記少なくとも1つとに基づいて、前記第1のMCSインデックスを選択することにより、前記第1のMCSインデックスを判定するように、前記プロセッサを設定する、請求項23に記載のユーザ装置。
  26. 前記命令が、
    前記推定された経路損失に基づいて、前記第1のアップリンク伝送のための伝送電力を選択する
    ように、前記プロセッサを更に設定する、請求項25に記載のユーザ装置。
  27. 前記第1のアップリンク伝送が、第1の伝送電力を使用して伝送され、前記命令が、
    当該UEにおいてアップリンク伝送成功率を判定し、
    前記アップリンク伝送成功率をしきい値と比較し、
    前記アップリンク伝送成功率が前記しきい値よりも大きく、前記MCSインデックスが前記MCS限界値よりも小さいことに応答して、
    前記第1のMCSレベルよりも大きい第2のMCSレベルにおいて、前記第2のMCSレベルに対応する第2のMCSインデックスを含む第2のアップリンク伝送を送信し、
    前記アップリンク伝送成功率が前記しきい値よりも大きく、前記MCSインデックスが前記MCS限界値に達したことに応答して、前記第2のアップリンク伝送を、前記第1の伝送電力よりも小さい第3の伝送電力において前記基地局に送信する
    ように、前記プロセッサを更に設定する、請求項23に記載のユーザ装置。
  28. 前記命令が、
    前記アップリンク伝送レートが前記しきい値よりも小さく、前記第1の伝送電力が前記最大伝送電力に達したことに応答して、前記第1のMCSインデックスよりも小さい第3のMCSインデックスを選択し、前記第3のMCSインデックスに対応する第3のMCSレベルを使用して、前記第2のアップリンク伝送を送信し、
    前記アップリンク伝送レートが前記しきい値よりも小さく、前記第1の伝送電力が前記最大伝送電力よりも小さいことに応答して、前記第2のアップリンク伝送を、前記第1の伝送電力よりも大きい第2の伝送電力において前記基地局に送信する
    ように、前記プロセッサを更に設定する、請求項27に記載のユーザ装置。

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