JP2018527675A - 逆トーンマッピングの方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

逆トーンマッピングの方法が提供される。ルミナンスがクロミナンスから分けられた色空間においてデジタル画像を取得することと、デジタル画像内のピクセルのベースルミナンスを特定することと、細部強化マップを特定することと、ピクセル拡張指数マップを特定することと、画像のエッジマップを特定することと、エッジマップ、ピクセル拡張マップ、及びベースルミナンスに基づいて画像のルミナンスを逆トーンマッピングすることと、逆トーンマッピングされたルミナンスに基づいて拡張ダイナミックレンジ画像を提供することとを含む方法。

Description

本開示は、トーン管理の分野に関し、特に、高ダイナミックレンジ(HDR)ディスプレイのダイナミックレンジに合うように、画像のルミナンスを拡張する問題に関する。本開示は特に、拡張プロセスの一環として画像のノイズを低減する方法を提案する。
ディスプレイ技術の近年の進歩は、より広い範囲の色、ルミナンス、及びコントラストの表示を可能にし始めている。画像コンテンツのルミナンス範囲又は輝度範囲の拡張を可能にする技術は、高ダイナミックレンジイメージングとして知られており、HDRと略されることが多い。HDR技術は、より広いダイナミックレンジのコンテンツの捕捉、処理、及び表示にフォーカスしている。
幾つかのHDRディスプレイデバイスが出現し、より広いダイナミックレンジで画像を捕捉可能な画像カメラが開発中であるが、利用可能なHDRコンテンツはなお非常に限られている。近年の発展は、近い将来、HDRコンテンツの自然な捕捉を約束しているが、既存のコンテンツに対処していない。
HDR表示ディスプレイに向けて従来の(以下、低ダイナミックレンジを表すLDRと呼ぶ)コンテンツを準備するには、リバース又は逆トーンマッピング演算子(ITMO)を利用することができる。そのようなアルゴリズムは、原シーンの見た目を復元又は再現する目的で、画像コンテンツの色のルミナンス情報を処理する。通常、ITMOは、従来の(すなわち、LDR)画像を入力として受け付け、この画像の色のルミナンス範囲を大域的に拡張し、続けて、ハイライト又は明領域を局所的に処理して、画像内の色のHDR外観を強化する。
幾つかのITMO解決策が存在するが、それらは、原シーンの見た目を知覚的に再現することにフォーカスしており、コンテンツについての厳密な仮定に頼っている。さらに、文献で提案されている大半の拡張方法は、ダイナミックレンジの極端な増大に対して最適化されている。
通常、HDRイメージングは、量子化ステップ数の増大と組み合わせた、色のルミナンスの暗値と明値との間のダイナミックレンジの拡張により定義される。ダイナミックレンジのより極端な増大を達成するために、多くの方法は、画像のハイライト及び他の明領域の外観を強化する局所処理ステップを大域的拡張と組み合わせる。文献で提案されている既知の大域的拡張ステップは、逆シグモイドから線形又は区分線形まで様々である。
画像内の明局所特徴を強化するために、ルミナンス拡張マップを作成することが知られており、このマップでは、画像の各ピクセルに、何らかの関数を使用してこのピクセルのルミナンスに適用される拡張値が関連付けられる。
ルミナンス拡張ステップは、HDRディスプレイによりよく適するように、画像のコントラストを上げる。しかし多くの場合、このステップは同時に、画像内のアーチファクト又はノイズのコントラストも上げ、そのようなアーチファクトをより可視化し、したがって、閲覧者にとってより目障りなものにする。そのために、画像のノイズを除去することが望ましいことがある。既存のノイズ除去プロセスが、別個のプロセスとしてITMOの前または後に適用される場合、多くの追加の計算が必要になる。
本開示は、2014年12月2日に出願された「METHOD FOR INVERSE TONE MAPPING AN IMAGE」という名称の公開出願である国際公開第2015096955号に密に関連し、この国際公開を参照により援用する。この文献と比較して、本発明は主に、拡張プロセスを採用して、計算効率的に画像内のノイズを低減し、追加処理を最小に抑える。
本開示は、国際公開第2015096955号に記載されるコアアルゴリズムに既に提示されているコンポーネントを使用するが、あまりに多くの新しい処理ステップを必要とせずに、画像内のノイズを低減する方法で使用して、ルミナンス情報を拡張又は作り変える技法に関する。
本発明の趣旨は、クロミナンスからルミナンスを分ける色空間で表される色に関連付けられたピクセルにより定義されるデジタル画像から、拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法であり、本方法は、
前記画像のピクセルのルミナンス値を逆トーンマッピングすることと、
逆トーンマッピングされたルミナンス値に基づいて、拡張ダイナミックレンジ画像を提供することと
を含み、
少なくとも1つのピクセルのルミナンス値の逆トーンマッピングは、デジタル画像での前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す情報に基づく。
この少なくとも1つのピクセルのルミナンスが、画像内のこの少なくとも1つのピクセルの周囲の隣接内容に応じて逆トーンマッピングされることが意味される。
好ましくは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す前記情報M(p)は、エッジ検出アルゴリズムを上記少なくとも1つのピクセルの周囲のピクセルに適用することにより得られる。
好ましくは、これらの周囲ピクセルは、前記少なくとも1つのピクセルを中心としたブロックに属するものとして定義される。
好ましくは、前記エッジ検出アルゴリズムは、前記周囲ピクセルのローパスフィルタリングルミナンス値に適用される。
好ましくは、ピクセルの前記逆トーンマッピングは、前記ピクセルの拡張指数値E(p)を前記ピクセルのルミナンス値Y(p)に適用することを含む。
好ましくは、この少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す情報に基づく、少なくとも1つのピクセルの逆トーンマッピングは、前記少なくとも1つのピクセルの拡張指数値を前記少なくとも1つのピクセルのローパスフィルタリングルミナンスとルミナンスとの加重結合に適用することを含み、前記ローパスフィルタリングルミナンスに割り当てられる重みは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す値に比例し、前記ルミナンスに割り当てられる重みは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す前記値に反比例する。
好ましくは、前記加重結合は加重和である。
好ましくは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す値は、閾値τ以上である。
好ましくは、本方法は、前記ピクセルの逆トーンマッピングルミナンス値を前記ピクセルのスケーリングされたクロミナンス値と結合することを含む。
本発明の趣旨は、クロミナンスからルミナンスを分ける色空間で表される色に関連付けられたピクセルにより定義されるデジタル画像から、拡張ダイナミックレンジ画像を提供する装置でもあり、本装置は、上記方法を実施するように構成される処理ユニットを含む。この処理ユニットは、1つ又は幾つかのプロセッサを含む。
本発明の趣旨は、上記方法を実行するように実行可能なコンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体でもある。
一実施形態では、逆トーンマッピングの方法が提供される。本方法は、ルミナンスがクロミナンスから分けられる色空間においてデジタル画像を取得することと、デジタル画像内のピクセルのベースルミナンスを特定することと、細部強化マップを特定することと、ピクセル拡張指数マップを特定することと、画像のエッジマップを特定することと、エッジマップ、ピクセル拡張マップ、及びベースルミナンスに基づいて画像のルミナンスを逆トーンマッピングすることと、逆トーンマッピングされたルミナンスに基づいて拡張ダイナミックレンジ画像を提供することとを含む。
好ましくは、ベースルミナンスは、デジタル画像内のピクセルのルミナンスをローパスフィルタリングすることにより特定される。
好ましくは、逆トーンマッピングは、エッジマップの閾値に基づく。
好ましくは、拡張ダイナミックレンジ画像を提供することは、逆トーンマッピングルミナンスをスケーリングされたクロミナンスと結合することを更に含む。
別の実施形態では、逆トーンマッピングの装置が提供される。本装置は、記憶装置と、メモリと、プロセッサとを含む。記憶装置は、ビデオコンテンツを記憶するものである。メモリは、処理に関するデータを記憶するものである。プロセッサは、記憶装置及びメモリと通信する。プロセッサは、ルミナンスがクロミナンスから分けられる色空間においてデジタル画像を取得することと、デジタル画像内のピクセルのベースルミナンスを特定することと、細部強化マップを特定することと、ピクセル拡張指数マップを特定することと、画像のエッジマップを特定することと、エッジマップ、ピクセル拡張マップ、及びベースルミナンスに基づいて画像のルミナンスを逆トーンマッピングすることと、逆トーンマッピングされたルミナンスに基づいて拡張ダイナミックレンジ画像を提供することとを行うように構成される。
別の実施形態では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。命令は実行されて、ルミナンスがクロミナンスから分けられる色空間においてデジタル画像を取得することと、デジタル画像内のピクセルのベースルミナンスを特定することと、細部強化マップを特定することと、ピクセル拡張指数マップを特定することと、画像のエッジマップを特定することと、エッジマップ、ピクセル拡張マップ、及びベースルミナンスに基づいて画像のルミナンスを逆トーンマッピングすることと、逆トーンマッピングされたルミナンスに基づいて拡張ダイナミックレンジ画像を提供することとを含む方法を実行する。
本発明は、非限定的な例として与えられ、添付図を参照して以下に続く説明を読むことからより明確に利用される。
ノイズを低減する逆トーンマッピングを実施形態により実施することができるシステムのブロック概略図を示す。 実施形態による、ノイズを低減する逆トーンマッピングの方法論を実施する電子デバイスのブロック概略図を示す。 実施形態による、ノイズを低減する逆トーンマッピングの方法論の例示的なフローチャートを示す。 実施形態による、ノイズを低減する逆トーンマッピングの方法論を実施するモジュールのブロック概略図を示す。 ノイズフィルタリングに異なるブロックサイズを使用する効果を示す画面例である。 ノイズフィルタリングに異なるブロックサイズを使用する効果を示す画面例である。 ノイズフィルタリングへの異なる閾値の効果を示す画面例である。 ノイズフィルタリングへの異なる閾値の効果を示す画面例である。
図に示される様々な要素の機能は、専用ハードウェア及び適切なソフトウェアに関連付けてソフトウェアを実行可能なハードウェアの使用を通して提供し得る。
これより図1を参照して、本開示に鑑みて逆トーンマッピングでノイズ低減を実施するシステム100の実施形態のブロック図を示す。システム100は、画像ソース110、画像処理120、及びディスプレイ130を含む。これらのそれぞれについてより詳細に以下で考察する。
画像ソース110は、ブロードキャストソース、カメラ、サーバ、又はハードドライブ、フラッシュストレージ、磁気テープ、若しくは光ディスク等の他の記憶デバイスであり得る。画像ソース110は、デジタル画像112等の低ダイナミックレンジ(LDR)コンテンツを画像処理120に提供する。デジタル画像112は、任意の数のフォーマット及び解像度であり得る。
コンテンツ処理120において、デジタル画像が低ダイナミックレンジ(LDR)から高ダイナミックレンジ(HDR)に変換される。これは、本明細書に記載のノイズ低減を含む逆トーンマッピング演算子(ITMO)を含む。画像処理120は、HDR画像122をディスプレイ130に出力する。
ディスプレイ130は、コンテンツ処理120により提供される高ダイナミックレンジ(HDR)画像を表示可能なテレビジョン又は個人電子デバイス等であることができる。
図2は、ノイズを低減する逆トーンマッピングの方法論及びシステムを実施するのに使用することができる例示的な電子デバイス200を示す。電子デバイス200は、1つ又は複数のプロセッサ210、メモリ220、記憶装置230、及びネットワークインターフェース240を含む。これらの要素のそれぞれについてより詳細に以下で考察する。
プロセッサ210は、電子デバイス200の動作を制御する。プロセッサ210は、電子デバイスを動作させるとともに、本開示に記載されるLDRからHDRに変換する機能を提供するソフトウェアを実行する。プロセッサ210は、メモリ220、記憶装置230、及びネットワークインターフェース240に接続され、これらの要素間での情報の転送及び処理を扱う。プロセッサ210は、汎用プロセッサ又は特定機能専用のプロセッサであることができる。特定の実施形態では、複数のプロセッサがあることができる。
メモリ220は、プロセッサにより実行される命令及びデータが記憶される場所である。メモリ220は、揮発性メモリ(RAM)、不揮発性メモリ(EEPROM)、又は他の適する媒体を含むことができる。
記憶装置230は、コンテンツ分析を実行するに当たりプロセッサにより使用され生成されるデータが記憶される場所である。記憶装置は、磁気媒体(ハードドライブ)、光学媒体(CD/DVD−ROM)、又はフラッシュベースの記憶装置であり得る。本開示の利点を所与として、他のタイプの適する記憶装置が当業者に明白である。
ネットワークインターフェース240は、ネットワークを介した他のデバイスとの電子デバイス200の通信を扱う。適するネットワークの例としては、Ethernetネットワーク、Wi−Fi対応ネットワーク、及びセルラネットワーク等が挙げられる。本開示の利点を所与として、他のタイプの適するネットワークが当業者に明白である。
図2に記載される要素が例示であることを理解されたい。電子デバイス200は任意の数の要素を含むことができ、特定の要素は、他の要素の機能の一部又は全てを提供することができる。本開示の利点を所与として、他の可能な実施形態が当業者に明白である。
本発明が様々な形態のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用プロセッサ、又はそれらの組み合わせで実施し得ることを理解されたい。「プロセッサ」という用語は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアを排他的に指すものとして解釈されるべきではなく、限定ではなく、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)ハードウェア、ソフトウェアを記憶する読み取り専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、及び不揮発性記憶装置を暗黙的に含み得る。開示される概念は、特に、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして実施し得る。さらに、ソフトウェアは、プログラム記憶ユニットに有形に実施されるアプリケーションプログラムとして実施し得る。そのようなソフトウェアは、別のソフトウェアに統合されるプラグインの形態をとることができる。アプリケーションプログラムは、任意の適するアーキテクチャを含む画像処理デバイスにアップロードし、画像処理デバイスにより実行し得る。好ましくは、画像処理デバイスは、1つ又は複数の中央演算処理装置(「CPU」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、及び入/出力(「I/O」)インターフェース等のハードウェアを有するコンピュータプラットフォームで実施される。コンピュータプラットフォームは、オペレーティングシステム及びマイクロ命令コードを含むこともできる。本明細書に記載される様々なプロセス及び機能は、CPUにより実行し得るマイクロ命令コードの一部、アプリケーションプログラムの一部、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。加えて、追加のデータ記憶ユニット、表示デバイス、プリントユニット等の様々な他の周辺機器もコンピュータプラットフォームに接続し得る。本発明による方法の実施形態を実施する画像処理デバイスは、画像を受信可能な任意の電子デバイスの一部、例えば、TVセット、セットトップボックス、ゲートウェイ、セル電話、タブレットの一部であり得る。
図3は、一実施形態による逆トーンマッピングでのノイズ低減プロセスの流れ図300を示す。流れ図300は、デジタル画像を取得する段階310と、ベースルミナンスを特定する段階320と、細部強化マップを特定する段階330と、ピクセル拡張マップを特定する段階340と、エッジマップを特定する段階350と、逆トーンマッピングする段階360と、拡張ダイナミックレンジ画像を提供する段階370とを含む。これらの各ステップについて、図4と併せて以下により詳細に考察する。
図4は、本開示の逆トーンマッピング演算子にノイズ低減拡張を使用して低ダイナミックレンジから高ダイナミックレンジへの変換を実行するのに使用されるモジュールのブロック図400を示す。これらのモジュールは、RGB−>YUV変換モジュール410、ローパスフィルタリングモジュール420、ハイパスフィルタリングモジュール430、拡張マッピングモジュール440、エッジマッピングモジュール452、逆トーンマッピングモジュール450、細部強化モジュール460、色飽和モジュール470、画像再結合モジュール480、及びRGB変換モジュール490を含む。
再び図3を参照すると、デジタル画像112が、上述したように、画像ソース110から取得される(310)。本開示の技法では、デジタル画像112は、ルミナンスがクロミナンスから分けられた色空間にある必要がある。デジタル画像112がそのような色空間にない場合、デジタル画像112をそのような色空間に変換することができる。
例えば、デジタル画像112は、表示デバイスのRGB色空間において提供することができる。このRGB色空間は標準化することができ、対応する表示デバイスは仮想表示デバイスであることができる。そのような場合、デジタル画像112の色を表す受信RGB色座標は、クロミナンスからルミナンスを分ける色空間、例えば、YUV色空間に変換される。RGB色空間からYUV色空間への色のこの変換は、それ自体既知であり、したがって、詳細に説明しない。XYZ、Yxy、CIE Labとして、クロミナンスからルミナンスを分ける任意の他の色空間を代わりに使用することもできる。したがって、ルミナンス値Y(p)及び2つのクロミナンス値U(p)、V(p)が、デジタル画像112の任意のピクセルpの色に関連付けられる。この機能は、図4のRGB−>YUV変換モジュール410により提供される。
ローパスフィルタリングモジュール420を使用して、本明細書ではベースルミナンスと呼ばれるルミナンスY(p)をローパスフィルタリングしたものYbase(p)が特定される(図3の段階320)。例えば、ローパスフィルタリングは、ピクセルpの空間近傍及びルミナンス値Y(p)の近傍内の1つ又は複数のガウス関数に基づいて、元のLDRデジタル画像112の各ピクセルpのルミナンスY(p)に適用することができる。例えば、Ybase(p)は、以下の式を通して特定することができる。
base(p)=Σi∈Ω’Y(p)f’(||p−p||)f’(||Y(p)−Y(p)||) (1)
式中、f’は、画像の空間領域に適用される第1のガウス関数であり、
f’は、ルミナンス範囲領域に適用される第2のガウス関数であり、
Ω’は、ピクセルpを中心とする画像窓のサイズであり、
はこの窓内のピクセルである。
様々な実施形態では、窓サイズは、例えば、5又は7であることができる。窓サイズの値が小さいほど、よりよい計算効率が可能であり得る。この例では、ローパスフィルタリングは双方向であり、これは、フィルタリングがここでは、空間範囲領域及びルミナンス範囲領域の両方で実行されることを指す。
様々な実施形態では、第1のガウス関数f’の標準偏差σの値は、2以上であることができる。様々な実施形態では、第2のガウス関数f’の標準偏差σの値は、元のLDR画像112でのテクスチャ及びノイズを平滑化するのに十分に高いが、画像の物体間のエッジの交差を回避するのに十分に低い値であることができる。様々な実施形態では、標準偏差σの値は、0.1max(Y)〜0.5max(Y)であることができ、ここで、max(Y)は、原画像の全ピクセルにわたる最大ルミナンス値である。様々な実施形態では、空間ガウス関数f’の標準偏差は、σ=3に設定することができ、ルミナンス範囲ガウス関数f’の標準偏差は、σ=0.3×max(Y)に設定することができる。
特定されたベースルミナンス(図3の段階320)Ybase(p)は、ハイパスフィルタリングモジュール430に提供することができる。Ybase(p)は、拡張マッピングモジュール440に提供することもできる。両モジュールについてより詳細に後述する。
ハイパスフィルタリングモジュール430は、ベースルミナンスYbase(p)及び/又はルミナンスY(p)からデジタル画像112の高周波数細部を抽出し、Ybase(p)及びY(p)に基づいて、例えば、ルミナンス細部強化マップYdetail(p)を特定する(図3の段階330)ように構成される。
例えば、様々な実施形態では、Ydetail(p)は、まず、
Y’base(p)=Σi∈Ω’’Y(p)f’’(||p−p||)f’’(||Y(p)−Y(p)||)
を特定することにより特定することができ、
式中、f’’及びf’’は、上記(f’,f’)と同じガウス関数であるが、ルミナンス範囲でより大きな標準偏差を有して、画像内のより多くのルミナンス詳細を除去する。
Ω’’は、ピクセルpを中心とした画像の窓サイズであり、上記と同じサイズを有することができ、
はこの窓内のピクセルである。
Y’base(p)は、Ybase(p)が特定されるのと同様であるが、より多くのルミナンス詳細を除去するパラメータを用いてY(p)をフィルタリングすることにより特定することができる。例えば、様々な実施形態では、空間ガウス関数f’’の標準偏差は、σ’’=σ’であるように設定することができ、ルミナンス範囲ガウス関数f’’の標準偏差は、画像内のより多くのルミナンス詳細を除去する等のように、すなわち、σ’’>σ’であるように設定することができる。例えば、σ’’は0.3×max(Y)に等しく設定することができる。
次に、ハイパスフィルタリングモジュール430は、例えばYbase(p)とY’base(p)との比率として、ルミナンス細部強化Ydetail(p)を特定することができる。
detail(p)=Ybase(p)/Y’base(p) (24)
次に、デジタル画像112にわたる様々な値のYdetail(p)がルミナンス細部強化マップを形成する。σ’’>σ’であるため、この比率は、デジタル画像112でのルミナンス値の高空間周波数の抽出、すなわち、この画像のハイパスフィルタリングに対応する。本開示から逸脱せずに、画像内のルミナンス値の高空間周波数を抽出する、より一般にはルミナンス細部強化マップYdetail(p)を形成する他の方法を使用することもできる。
拡張マッピングモジュール440は、Ybase(p)に基づいて拡張指数マップE(p)を特定することができる(図3の段階340)。拡張指数マップE(p)は、画像サイズの浮動小数点マップであることができ、このマップでは、各値は、原LDR画像112内の各ピクセルのY(p)に適用される指数を表す。拡張指数マップは、例えば、
E=a(Ybase+b(Ybase)+c (2)
等の二次関数に基づくことができ、式中、二次関数の係数a、b、及びcは、HDRディスプレイ130の最大表示ルミナンスLmaxに基づいて、以下:
a=pa1exp(pa2max)+pa3exp(pa4max) (3)
b=pb1max pb2+pb3 (4)
c=1.3 (5)
のように特定されるパラメータであることができる。
上記式で使用されるパラメータは、例えば、以下のように設定することができる:pa1=−8.192e−7、pa2=0.000312、pa3=1.657e−5、pa4=−0.0006967、pb1=0.05941、pb2=0.03135、及びpb3=−0.07579。
このようにして、例えば、拡張指数マップEの形状は、最大表示ルミナンスに応じて変更することができ、ユーザからの入力を必要とせずに、画像の見た目を制御する大域的な方法を可能にする。
本発明から逸脱せずに、Ybase(p)及び/又はY(p)に基づいて拡張指数マップE(p)を特定する他の方法を使用することもできる。そのようなマップは、例えば、陰影ゾーン、中間トーンゾーン、及びハイライトゾーン等の異なるルミナンスゾーンに別個に特定することができる。これらの異なるルミナンスゾーンでこのマップを別個に特定した後、任意の補間手段を使用して、各ルミナンスゾーンに固有のマップから全体拡張指数マップを取得することができる。
拡張指数マップE(p)は逆トーンマッパーモジュール450に提供することができ、ここで、E(p)に基づいて、原LDR画像112の各ピクセルpのルミナンスY(p)を拡張ルミナンスYexp(p)に逆トーンマッピングすることができる。様々な実施形態では、Yexp(p)237はピクセルのルミナンスY(p)の、拡張指数E(p)値乗であることができる。
図4Aの逆トーンマッパーモジュール450に含まれるモジュールの詳細図を提供する図4Bで見ることができるように、逆トーンマッパーモジュールは、本開示のノイズ除去が実行される場所である。
拡張は指数関数を通して行われるため、Y中のノイズ及び他のアーチファクトは必然的に増幅される。この問題は、上で示されたように、ローパスフィルタリングルミナンスYbaseを使用して、拡張指数Eを計算することによりある程度管理されるが、幾つかの場合−特にフィルム粒子が存在する場合、増幅は、画像処理120により提供されるHDR画像の視覚的品質に影響を及ぼすのに十分強い。これを回避するために、ルミナンス拡張ステップは、別個に計算することができるエッジマップに基づいてノイズ除去効果を実行するように構成される。このプロセスは、多くの場合、アーティストがより多くの細部を維持することを好むエリアを平滑化しがちであるため、任意選択的であるべきであり、制御可能であるべきであることに留意されたい。
本明細書に記載されるノイズ除去手法は、画像の細部及びエッジを過度に平滑化せずにノイズ及び粒子の可視性を低減することを目的とする。この手法の主要概念は、デジタル画像112のピクセルp毎に、そのピクセルの周囲の隣接内容に応じて、このピクセルのルミナンスYを拡張するか、それともローパスフィルタリングルミナンスYbaseを拡張するかを選ぶことができることである。p周囲のピクセルブロックを分析することにより、このピクセルが平滑エリアに属するか、それともこの画像112内のエッジ近くにあるかを判断することができる。エリアが平滑である場合、細部を失わずに、ルミナンスの拡張への入力として、ローパスフィルタリングルミナンスYbaseを使用することができる。他方、近傍にエッジがある場合、フィルタリングされていないルミナンスYを拡張して、エッジの平滑化を回避する。
エッジマッピングモジュール452は、ノイズ除去の最初のステップである、ローパスフィルタリングルミナンスYbaseのブロックベースの分析を使用して得られるエッジマップMの計算(図3の段階350)を提供する。これは効率的に、単純なエッジ検出器として見ることができ、ソベルフィルタ又は均等物を用いての畳み込みを使用して同様の結果を達成することができる。しかし、フィルタリング後、応答の大きさをとり、符号を無視することに留意する。
例えば、画像のローパス版Ybase内のピクセルp毎に、例えば、サイズb×bを有するピクセルpの周囲のピクセルブロックBを考慮する。このピクセルブロック内で、以下のように、デジタル画像112内のエッジマップを計算することができる。
なお、この公式によれば、分析は好ましくは、フィルタリングされないルミナンス層Yの代わりに、ローパスフィルタリングルミナンス層Ybaseに対して実行される。その理由は、ローパスフィルタリングルミナンス層Ybaseが、ノイズ及び粒子が大方除去されるはずであるように既にフィルタリングされているためである。したがって、このエッジ検出器は、上述したガウスローパスフィルタリングステップ(ステップ320)に生き残るのに十分に強い画像細部及びエッジのみに応答する。M(p)の値は、ブロックB内にエッジがある場合、高く、ブロックBが平滑エリアに対応する場合、低く、例えば、以下に示される次のステップで、拡張をいかに適用するかを判断できるようにする。これは、エッジマップ中のピクセルpに関連する値M(p)が、デジタル画像112内、特にこのピクセルを中心としたブロック内のこのピクセルの周囲エッジ及び/又は勾配を表すことを意味する。
エッジマップM(p)の計算に使用されるブロックのサイズbは、パラメータとして機能することができる。ブロックが大きいほど、より遠くのエッジ及び細部がカウントされることになるため、ノイズ除去はより保守的になるが、各ブロックで評価されるピクセル数が多くなるため、より多くの計算リソースも使用する。図5A及び図5Bは、ブロックサイズの変更の効果を示す。図5Aでは、ブロックサイズはb=5である。図5Bでは、ブロックサイズはb=15である。
エッジマップの計算に使用される上記式の代わりに、任意の他の既知のエッジ検出アルゴリズムを使用することもできる。そのようなエッジマップは、デジタル画像112の各ピクセル周囲のエッジ及び/又は勾配を表すものとして見なされる。
前ステップからエッジマップM(p)を取得した後、このエッジマップを使用して、ルミナンスの逆トーンマッピングをガイドし(図3の段階360)、いくらかのノイズを除去等することができる。ここでは、閾値τを超えるエッジレベルM(p)を有する任意のピクセルpの拡張ルミナンスYexp(p)を得るために、画像112の任意のピクセルpで、拡張指数E(p)をこのピクセルのルミナンスY(p)に直接適用する代わりに、拡張指数E(p)を画像ルミナンスY(p)とローパスフィルタリングルミナンスYbase(p)との加重結合に適用する。この加重結合では、ピクセルpのローパスフィルタリングルミナンスYbase(p)の重みαは、このピクセル周囲のエッジ及び/又は勾配を表す値M(p)に比例し、同じピクセルpのフィルタリングされないルミナンスY(p)の重み(1−α)は、このピクセルp周囲のエッジ及び/又は勾配を表す同じ値M(p)に反比例する。例えば、この結合は以下の加重和である:

式中、αは好ましくは、

であり、閾値τは、例えば、10に等しい。
閾値が低いほど、実際に平滑なエリアのみに適用されるという意味で、ノイズ除去をより保守的にし、一方、閾値が高いほど、ノイズ除去をより一般的に適用することができるが、これはまた、画像のより多くの細部を平滑化する。例えば、図6A及び図6Bの画像を参照のこと。
拡張ルミナンスYexp(p)は、細部強化モジュール460に提供することができる。細部強化モジュール460は、このピクセルのルミナンス細部強化Ydetail(p)を適用することにより、ピクセルpの拡張ルミナンスYexp(p)を強化することができる。例えば、強化拡張ルミナンスY’exp(p)は、拡張ルミナンスと、ハイパスフィルタリングモジュール430により提供されるルミナンス細部強化との積に基づいて特定することができる:例えば、
Y’exp(p)=Y(p)E(p)×[Ydetail(p)]
であり、
式中、dは細部強化パラメータである。この細部強化パラメータdは、ルミナンス細部マップYdetail(p)により適用される細部強化量を制御することができる。例えば、dの値を増大すると、画像エッジのコントラストが増大する。様々な実施形態では、d=1.5の値を使用することができる。
上述したように原LDR画像のルミナンスを拡張する場合、ルミナンス変更及びコントラスト変更は、画像の色の外観及び飽和に影響を及ぼし得る。これに関して、画像の色情報は、色飽和モジュール470により調整し得る。例えば、色飽和モジュール470を使用して、画像の色に関してアーティストの意図を保存することができる。様々な実施形態では、色の飽和は、ガイドとして拡張指数値を使用して強化することができる。より具体的には、各ピクセルの色の飽和は、ピクセルのゾーン拡張指数マップE(p)に基づいて強化することができる。
例えば、ピクセルpの色の飽和は、ピクセルのクロマ値C(p)を調整することにより拡張することができる。クロマ値は、YUV空間の円筒形版において以下のように特定することができる。
調整されたクロマ値C’(p)は、ピクセルpのゾーン拡張指数マップE(p)と、ピクセルのクロマ値C(p)との積として特定することができる。
C’(p)=E(p)×C(p)
様々な実施形態では、C(p)をC’(p)に変換するクロマスケーリングは、1.5の係数に制限して、ハイライトの過度の飽和を回避し、例えば、光の爆発及び明るい光を回避することができる。
C’(p)のこれらの新しい値を用いて、ここではLCH等の円筒形色空間からYUV空間に変換することにより、クロミナンスの強化値U’(p)及びV’(p)241を計算することができる。
U’(p)=cos[H(p)]×C’(p)
V’(p)=sin[H(p)]×C’(p)
式中、H(p)は、以下のような元のU(p)及びV(p)から計算される元の色相である。
H(p)=arctan[V(p),U(p)]
画像再結合モジュール480は、クロミナンスの強化値U’(p)及びV’(p)241を強化拡張ルミナンスY’exp(p)239と結合して、拡張HDR画像122、すなわち、デジタル画像112の高ダイナミック版を取得し提供することができる。
拡張HDR画像122は、HDR表示デバイス130に表示することができる。当然ながら、拡張HDR画像が、表示前、RGB等の表示デバイスの色空間に変換される必要があり得ることを当業者は理解する。本実施形態では、それはRGB変換モジュール490により扱われる。
モジュール460、470、480、490の組み合わせは、ダイナミックレンジが拡張された画像を提供する(図3の段階370)。図1に示されるように、これらの拡張色に基づく拡張画像122はここで、ピークルミナンスLmaxを有する表示デバイス130に送信して、高ダイナミックレンジ内で再現する準備ができている。異なる閾値を使用するそのような出力の例は、図6A及び図6Bに見ることができる。
図6Aでは、閾値τ=50が、Yexpの特定に使用され、ノイズ低減に繋がるが、細部も平滑化される(例えば、画像の下部にある複数の顔)。これとは対照的に、図6Bのように(τ=5)、小さな閾値がYexpの特定に使用される場合、細部及びノイズの両方がより目に見える。しかし、両事例で、彫像と背景との間の鮮鋭なエッジは鮮鋭なままである。
本発明を特定の例及び好ましい実施形態に関して説明したが、本発明がこれらの例及び実施形態に限定されないことが理解される。したがって、特許請求の範囲に記載される本発明は、当業者に明らかであるように、本明細書に記載される特定の例及び好ましい実施形態からの変形を含む。特定の実施形態の幾つかは別個に説明され請求項に記載し得るが、本明細書で説明され請求項に記載される様々な特徴が組み合わせて使用可能なことが理解される。請求項に現れる参照番号は、単なる例示としてのものであり、特許請求の範囲に対して制限効果を持たないものとする。

Claims (9)

  1. クロミナンスからルミナンス(Y)を分ける色空間で表される色に関連付けられたピクセルにより定義されるデジタル画像(112)から、拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法であって、
    前記画像のピクセルのルミナンス値Y(p)を逆トーンマッピングすること(360)と、
    前記逆トーンマッピングされたルミナンス値に基づいて、拡張ダイナミックレンジ画像(122)を提供すること(106)と、を含み、
    少なくとも1つのピクセルのルミナンス値Y(p)の前記逆トーンマッピング(360)は、前記デジタル画像での前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す情報M(p)に基づく、方法。
  2. 前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す前記情報M(p)は、エッジ検出アルゴリズムを前記少なくとも1つのピクセルの周囲のピクセルに適用することにより得られる、請求項1に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  3. 前記エッジ検出アルゴリズムは、前記周囲ピクセルのローパスフィルタリングルミナンス値Ybase(p)に適用される、請求項2に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  4. ピクセルの前記逆トーンマッピングは、前記ピクセルの拡張指数値E(p)を前記ピクセルの前記ルミナンス値Y(p)に適用することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  5. 前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す情報M(p)に基づく、前記少なくとも1つのピクセルの前記逆トーンマッピング(360)は、前記少なくとも1つのピクセルの拡張指数値E(p)を前記少なくとも1つのピクセルのローパスフィルタリングルミナンスYbase(p)と前記ルミナンスY(p)との加重結合に適用することを含み、前記ローパスフィルタリングルミナンスYbase(p)に割り当てられる重みは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す値M(p)に比例し、前記ルミナンスY(p)に割り当てられる重みは、前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す前記値M(p)に反比例する、請求項4に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  6. 前記結合は合算である、請求項5に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  7. 前記少なくとも1つのピクセルの周囲のエッジ及び/又は勾配を表す値M(p)は、閾値τ以上である、請求項6に記載の拡張ダイナミックレンジ画像を提供する方法。
  8. クロミナンスからルミナンス(Y)を分ける色空間で表される色に関連付けられたピクセルにより定義されるデジタル画像から、拡張ダイナミックレンジ画像を提供する装置であって、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される処理ユニットを含む、装置。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行するように実行可能なコンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体。
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