JP2018525583A - ペイロードの衝撃及び振動アイソレータ - Google Patents
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Abstract
本発明は、衝撃及び振動アイソレータに関する。衝撃及び振動アイソレータは、支持構造体に固定可能であって、剛性の底部分、頂部分、及び側面部分を有するハウジングと、長手方向軸線の周りに配向され、且つ、ハウジングの底部分に対して軸線方向及び半径方向に移動するように構成されたハウジング内のトラベラであって、剛性トラベラは、ペイロードに取り付け可能な接続部分及び半径方向に延在している移送部分を有するトラベラと、ハウジングの頂部分と剛性トラベラの移送部分との間に軸線方向に配置され、ハウジングの底部分とトラベラの移送部分との間に軸線方向に配置され、及び、ハウジングの側面部分とトラベラとの間に半径方向に配置された、それぞれ上側、下側、及び半径方向非剛性コンプライアント要素とを備え、非剛性コンプライアント要素は、ペイロードの軸線方向及び半径方向の運動を支持構造体の軸線方向及び半径方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている。
Description
本発明は、概して、支持構造体に対して航空宇宙のペイロードを支持するための取付に関し、より詳細には、ペイロードの衝撃及び振動アイソレータに関する。
ペイロードを支持構造体若しくは車両の振動及び衝撃負荷から分離すること、又は構造物若しくは車両を振動誘導ペイロードから逆に分離することは、航空宇宙産業にとって重要である。
「低姿勢・多軸・高受動減衰・防振取付」と題する特許文献1は、ハードウェア及びペイロードを損傷振動及び衝撃負荷、特に宇宙船発射システムに見られる極端な負荷から保護する際の使用に適した低姿勢・多軸受動減衰防振取付に向けられる。
「3軸・6自由度・全宇宙船受動振動分離システム」と題する特許文献2は、6自由度全宇宙船受動防振システムをもたらすことに適した受動3軸防振装置に向けられる。
「宇宙船のための受動・多軸・高減衰・衝撃分離取付」と題する特許文献3は、特に発射車両又は発射車両アダプタ構造体への宇宙船の一体取付として機能する受動・多軸・高減衰・衝撃負荷分離取付に向けられ、軸線方向負荷と横方向負荷との両方に対する支持底部又は構造体からペイロードへの衝撃負荷伝達の低減を提供する。特許文献1〜3の開示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
「弾性結合衝撃及び振動アイソレータ」と題する特許文献4は、支持構造体に接続されるように適合された1つの端部を有する細長い弾性管状座屈柱を備える、衝撃と振動との両方の分離を可能にする弾性取付に向けられる。
「航空機エンジン又はナセルケースにおいて機器の一部を支持及び固定するための装置」と題する特許文献5は、ケースに固定された第1の部分と、機器の一部、及びダンパの故障又は破損の場合にダンパを適所に保持するように構成された安全部材に堅固に接続された第2の同軸部分とを含む振動ダンパに向けられる。
単に例示の目的のためであって限定するためではなく、開示された実施形態の対応する部品、部分、又は表面を括弧内で参照して、支持構造体(18)とペイロード(16)との間で作用するように構成された衝撃及び振動アイソレータ(15)が提供され、衝撃及び振動アイソレータ(15)は、支持構造体に固定可能であって、剛性の底部分(20)、剛性の頂部分(22)、及び剛性の側面部分(21)を有するハウジング(19)と、長手方向軸線(x−x)の周りに配向された剛性トラベラ(23)であって、剛性トラベラは、ハウジングに配置され、且つ、ハウジングの剛性の底部分に対して軸線方向及び半径方向に移動するように構成され、ペイロードに取り付け可能な接続部分(24)及び半径方向に延在している移送部分(25)を有する剛性トラベラと、ハウジングの頂部分と剛性トラベラの移送部分との間に軸線方向に配置された上側非剛性コンプライアント要素(26)と、ハウジングの底部分とトラベラの移送部分との間に軸線方向に配置された下側非剛性コンプライアント要素(28)であって、上側非剛性コンプライアント要素及び下側非剛性コンプライアント要素は、ペイロードの軸線方向の運動を支持構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている、下側非剛性コンプライアント要素と、ハウジングの側面部分とトラベラとの間に半径方向に配置され、且つ、ペイロードの半径方向の運動及び支持構造体の半径方向の運動を選択的に分離するように動作可能に構成されて配置された半径方向非剛性コンプライアント要素(29)とを備える。
上側非剛性コンプライアント要素は上側ばねを備えてもよく、下側非剛性コンプライアント要素は下側ばねを備えてもよい。上側及び下側ばねはそれぞれ、波形ばね又はコイルばねを備えてもよい。トラベラの半径方向に延在している移送部分は、上側ばねの第1の端部を保持する上側環状座部(30)と、下側ばねの第1の端部を保持する下側環状座部(31)とを備えてもよい。上側及び下側非剛性コンプライアント要素はそれぞれ、屈曲部又は弾性変形可能要素を備えてもよい。半径方向非剛性コンプライアント要素は、弾性変形可能要素を備えてもよく、弾性変形可能要素は弾性O−リングを備えてもよい。上側及び下側非剛性コンプライアント要素は、ペイロードの半径方向の運動を構造体の半径方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されてもよい。半径方向非剛性コンプライアント要素は、ペイロードの軸線方向の運動を構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように構成されて配置されてもよい。アイソレータは、ハウジングの底部分を支持構造体に堅固に取り付けるように構成されて配置された締結具(32)を更に備えてもよく、締結具はねじを備えてもよい。ハウジングは、接着剤又は溶接を介して支持構造体に固定可能であってもよく、トラベラの接続部分は、接着剤又は溶接を介してペイロードに取り付け可能であってもよい。トラベラの接続部分は、対応するねじ付きボルト(34)を受容するように構成されたねじ付き開口部(33)を備えてもよい。トラベラの半径方向に延在している移送部分は、環状フランジを備えてもよい。トラベラの半径方向に延在している部分の環状フランジは、環状溝(35)を備えてもよく、半径方向非剛性コンプライアント要素は、トラベラの環状溝に配置された弾性O−リングを備えてもよい。
別の態様においては、支持構造体とペイロードとの間で作用するように構成された衝撃及び振動アイソレータが提供され、衝撃及び振動アイソレータは、支持構造体に固定可能であって、剛性の底部分、剛性の頂部分、及び剛性の側面部分を有するハウジングと、ハウジングに配置され、且つ、ハウジングの支持構造体の剛性の底部分に対して軸線方向及び半径方向に移動するように構成された剛性トラベラであって、ペイロードに取り付け可能な接続部分及び半径方向に延在している移送部分を有する剛性トラベラと、ハウジングの頂部分と剛性トラベラの移送部分との間に軸線方向に配置された上側非剛性コンプライアント要素と、ハウジングの底部分とトラベラの移送部分との間に軸線方向に配置された下側非剛性コンプライアント要素であって、上側非剛性コンプライアント要素及び下側非剛性コンプライアント要素は、ペイロードの軸線方向の運動を支持構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている、下側非剛性コンプライアント要素とを備える。アイソレータは、ハウジングの側面部分とトラベラとの間に半径方向に配置され、且つ、ペイロードの半径方向の運動を構造体の半径方向の運動から分離するように動作可能に構成されて配置された半径方向非剛性コンプライアント要素を更に備えてもよい。
最初に、同様の参照番号が、同じ構成要素、部分、又は表面を、それぞれの図面を通して一貫して特定するように意図されていることが明確に理解されるべきであって、従って、このような要素、部分、又は表面は、この詳細な説明が不可欠な部分である明細書全体によって更に記述又は説明され得る。他に示されない限り、図面は、明細書とともに読み取られるように意図されており(例えば、断面線、部品の配列、比率、程度、等)、本発明の記述の全体の部分とみなされるべきである。以下の記述において使用されるように、用語「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」、及び「下」、並びにそれらの形容詞及び副詞の派生語(例えば、「水平方向」、「右側方向」、「上側方向」、等)は、特定の図形が読者に面すると、単に示された構造の配向を参照する。同様に、用語「内側方向」及び「外側方向」は、概して、その伸長軸線又は回転軸線に対する表面の配向を適切に参照する。
ここで図面、より詳細には図1〜図3を参照すると、改良された衝撃及び振動アイソレータが提供され、その実施形態は概して15で示される。示されるように、アイソレータ15は、支持構造体18とペイロード16との間で作用し、概して、ハウジング19と、ハウジング19に配置されたトラベラ23と、トラベラ23とハウジング19との間で作用する上側波ばね26と、トラベラ23とハウジング19との間で作用する下側波ばね28と、トラベラ23とハウジング19との間で作用するO−リング29とを備える。
図1及び図3に示されるように、ペイロード16の開口部74を通って延在し、且つ、トラベラ23の接続部分24の内側ねじ付き開口部33とねじ係合する外側ねじ付き端部を有するボルト34が、ペイロード16をトラベラ23に堅固に接続する。ハウジング19の底部分20の開口部36を通って延在し、且つ、支持構造体18の内側ねじ付き開口部38とねじ係合する外側ねじ付き端部を有する皿ねじ32は、ハウジング19を支持構造体18に堅固に接続する。トラベラ23及びハウジング28が、ねじ付き固定具及び接続部を介して、ペイロード16及び支持構造体18にそれぞれ接続されているように示されているが、他のタイプの堅固な接続が使用されてもよいことが考えられる。例えば、限定ではないが、トラベラ23が、固定的に接続され、ペイロード16の半径方向又は横方向及び軸線方向の移動によって半径方向又は横方及び軸線方向に移動することを可能にし、ハウジング19が、固定的に接続され、支持構造体18の半径方向又は横方向及び軸線方向の移動によって半径方向又は横方向及び軸線方向に移動することを可能にする、接着剤、溶着、保持リング、ピン、圧着、及び他の機構が、それぞれ代替として使用されてもよい。
トラベラ23とハウジング19との間の上側ばね26、下側ばね28、及びO−リング29は、ペイロード16の軸線方向及び半径方向又は横方向の運動を、支持構造体18の軸線方向及び半径方向又は横方向の運動から長手方向軸線x−xに対して分離する。
図4及び図6に示されるように、ハウジング19は、概して、水平環状底部分20と、垂直円筒形側壁21と、水平環状頂部分又はキャップ22とを備える。図4を参照すると、ハウジング19のキャップ22は、軸線x−xの間に伸長し、且つ、外側方向に面する垂直円筒形表面52と、下側方向に面する水平環状表面53と、内側方向に面する垂直円筒形表面54と、表面52の上側周縁端部に外側周縁端部において接合されている、上側方向に面する水平環状表面55とによって概して画成されている、特別に構成された概してリング形状の構造体である。示されるように、表面54は、概して、軸線方向の貫通孔又はオリフィス58を画定する。キャップ22の表面55と53との間に、56でそれぞれ示された複数の皿穴が設けられて、キャップ22をハウジング19の側壁21に取り付けるためのねじを受容する。
図6を参照すると、ハウジング19の底部分20及び側面部分21は、軸線x−xの間に伸長し、且つ、外側方向に面する垂直円筒形表面41と、下側方向に面する水平環状表面42と、内側方向に面する垂直円筒形表面43と、上側方向及び内側方向に面する円錐台形表面44と、上側方向に面する水平環状表面45と、外側方向に面する垂直円筒形表面46と、上側方向に面する水平環状表面47と、内側方向に面する円筒形表面48と、表面41の上側周縁端部に外側周縁端部において接合されている、上側方向に面する水平環状表面49とよって概して画成されている、特別に構成された概して立体の部材を備える。示されるように、ハウジング19の側壁21は、キャップ22を取り付けるためのねじを受容するように構成されている、51でそれぞれ示された複数の内側ねじ付き孔を含む。この実施形態において、ハウジング19の側壁21には、6つの円周方向に離間したタップ付きのねじ付き穴51が設けられ、キャップ22をハウジング19の側壁21に取り付けるために、ハウジング19のキャップ22には、6つの対応する皿穴56が設けられる。キャップ22は、ねじ付き接続部を介して側壁21に接続されているように示されているが、他のタイプの接続部が使用されてもよいことが考えられる。例えば、限定ではないが、キャップ22がハウジング19の側壁21に固定して接続されることを可能にする接着剤、溶接、保持リング、ピン、圧着、及び他の機構が、代替として使用されてもよい。示されるように、表面43及び44は、概して、ハウジング19を構造体18に取り付けるためのねじ32を受容する軸線方向の貫通した皿孔又は穴36を画定する。
図5を参照すると、トラベラ23は、軸線x−xの間に伸長し、且つ、外側方向に面する垂直円筒形表面60と、上側方向に面する水平環状表面61と、内側方向に面する垂直円筒形表面62と、上側方向に面する水平環状表面63と、外側方向に面する垂直円筒形表面64と、下側方向に面する水平環状表面65と、外側方向に面する垂直円筒形表面66と、上側方向に面する水平環状表面67と、外側方向に面する垂直円筒形表面68と、下側方向に面する水平環状表面69と、内側方向に面する垂直円筒形表面70と、下側方向に面する水平環状表面71と、内側方向に面する垂直円筒形表面72と、表面60の上側周縁端部に外側周縁端部において接合されている、上側方向に面する水平環状表面73とによって概して画成されている、概して、特別に構成された円筒形の立体の部材である。
表面72はねじ付きであって、概して開口部33を画定し、開口部33は、ペイロード16をトラベラ23に堅固に接続するようにねじ係合するペイロードボルト34を受容する。トラベラ23の表面60の一部及び表面61、62は、概して、上側ばね26の下側端部を保持する上側環状座部30を画定する。同様に、トラベラ23の表面70、71は、ばね28の上側端部を保持する下側環状座部31を画定する。トラベラ23の表面65、66、67は、O−リング29を保持する環状溝35を画定する。この実施形態においては、表面60及び表面72の上側部分は、概して、トラベラ23の接続部分24を画定し、これによって、トラベラ23は、ペイロード16に取り付けられる。この実施形態においては、表面61〜71は、上側ばね26、下側ばね28、及びO−リング29を支持する、トラベラ23の半径方向に延在しているフランジ25を画定する。
図3に示されるように、ペイロード16は、ボルト34によってトラベラ23に固定的に接続される。ボルト34が貫通穴74の中に挿入されて、ボルト34の六角頭部75は段部76に当接し、ボルト34のねじ付き端部は、孔74の底開口部から突出し、トラベラ23の内側ねじ付き開口部33と係合する。ボルト34は、図3に示されるように、トラベラ23の上側表面73がペイロード16の底表面に対して当接して堅く保持されるまで回転する。
平頭皿ねじ32は、ハウジング19を支持構造体18に固定的に接続する。ねじ32は、ハウジング19の底部分20における皿穴36に挿入され、ねじ32のねじ付き端部は、穴36の底開口部から突出し、支持構造体18の内側ねじ付き開口部38と係合する。ねじ32は、図3に示されるように、ハウジング19の底部20の底表面42が支持構造体18の頂表面に対して当接して堅く保持されるまで回転する。
この実施形態においては、上側ばね26及び下側ばね28は、軸線x−xの周りに配向された鋼製の波形ばねである。図3に示されるように、波形ばね26は、ハウジング19のキャップ22の内側表面53の環状部分とトラベラ23の半径方向フランジ部分25における上側環状座部30との間に軸線方向に作用して配置されている。同様に、下側波ばね28は、トラベラ23の半径方向フランジ部分25における下側環状座部31とハウジング19の底部分20の環状表面47の一部との間に軸線方向に作用して配置される。この実施形態においては、上側ばね26及び下側ばね28は、トラベラ23を下側方向及び上側方向にそれぞれ付勢するように共に予荷重されている。トラベラ23におけるそのような付勢は、振動又は衝撃負荷が加えられていないときにトラベラ23が中立位置に戻るように、対向するばねによって対抗される。この結果、上側ばね26は、その低端部において上側環状座部30によって軸線x−xの周りに半径方向に保持され、この実施形態においては、ハウジングキャップ22とトラベラ23の上側座部30との間で直接的に軸線方向に圧縮される。下側ばね28は、その頂端部においてトラベラ23の下側座部31によって軸線x−xの周りに半径方向に保持され、トラベラ23の下側座部31とハウジング19のハウジング基部20との間で直接的に軸線方向に圧縮される。ばね26、28は、ハウジング19に対するトラベラ23の軸線方向の運動への可変抵抗、及びハウジング19に対するトラベラ23の半径方向の運動への可変抵抗を提供する。ばね26、28の回転数及び波数は、より強い力に適応するために、又は所望の動作要件を満たすように容易に調整されることができる。
この実施形態においては、O−リング29は、軸線x−xの周りに配向された弾性変形可能な材料である。図3に示されるように、O−リング29は、ハウジング19の側壁21の内側表面48の円筒形部分とトラベラ23の半径方向フランジ部分25の外側環状溝35との間で作用する。O−リングは、ハウジング19に対するトラベラ23の半径方向の運動に対する変形抵抗、及びハウジング19に対するトラベラ23の軸線方向の運動に対する摩擦抵抗を提供する。
この結果、トラベラ23とハウジング19との間の上側ばね26及び下側ばね28は、長手方向軸線x−xに対する支持構造体18の軸線方向と半径方向との運動からペイロード16の軸線方向と半径方向との両方の運動を分離する。トラベラ23とハウジング19との間のO−リング29は、長手方向軸線x−xに対する支持構造体18の軸線方向と半径方向との運動からペイロード16の軸線方向と半径方向との両方の運動を分離する。トラベラ23の上下の波形ばね26と28は、負荷経路に対して軸線方向のコンプライアンスを生成する。トラベラ23の円周に沿ったO−リング29は、横方向又は半径方向のコンプライアンスを生成し、また、軸線方向のコンプライアンスに影響を与える。これらの要素は、支持構造体18に取り付けられたハウジング19内に収容される。アイソレータ15の構成要素の相対的な寸法は、アイソレータ15の所望の動的特性を達成するために、コンプライアント要素26、28、及び29に適切な予荷重を提供するような大きさであってもよい。波形ばねは、典型的には圧縮負荷を加えるように使用され、O−リングは、典型的には流体を密封するように使用されるのに対して、この実施形態においては、これらの要素は、ペイロード16に分離を提供するコンプライアンス負荷経路を生成するように、新規な方法で使用される。
波形ばね及び弾性O−リングが示されて説明されている一方、他の形態のコンプライアンスが使用されてもよい。例えば、限定ではないが、波形ばねの代わりにコイルばね又は屈曲部が使用されてもよく、O−リングの代わりに半径方向のばね又は屈曲部が使用されてもよい。ハウジングの形状はまた、本発明をより大きなシステム又はより小さいシステムに組み込むために、又は運動範囲を広げるために変更されてもよい。
アイソレータ15は、多くの予想しない利点を提供する。アイソレータ15は、限られた数の要素を有し、軸線方向、半径方向、及び先端傾斜の剛性を調整するための効率的で費用効果の高い手段を提供する。アイソレータ15は、特に航空宇宙システムのための性能対費用を高める。アイソレータ15は、異なる用途のために容易に調整可能なパラメータ及び異なる環境のために様々な材料の選択を有するモジュール式装置である。アイソレータ15は、機械的な分離を提供し、流体の密封及び予荷重バルブアセンブリを必要としない。アイソレータ15は、O−リング及び波形ばねを介した混成弾性摩擦減衰アプローチと、O−リング及び波形ばねを介した混成弾性金属剛性アプローチを提供する。
改良されたアイソレータの現在の好ましい形態が示されて説明され、それらの幾つかの変更が議論されたが、本発明の範囲から逸脱することなく、請求項によって画定されて区別されるように、様々な追加の変化及び変更がなされてもよいことが、当業者によって容易に理解されよう。
Claims (18)
- 支持構造体とペイロードとの間で作用するように構成された衝撃及び振動アイソレータであって、
支持構造体に固定可能であって、剛性の底部分、剛性の頂部分、及び剛性の側面部分を有するハウジングと、
長手方向軸線の周りに配向された剛性トラベラであって、前記剛性トラベラは、前記ハウジングに配置され、且つ、前記ハウジングの前記剛性の底部分に対して軸線方向及び半径方向に移動するように構成され、ペイロードに取り付け可能な接続部分及び半径方向に延在している移送部分を有する剛性トラベラと、
前記ハウジングの前記頂部分と前記剛性トラベラの前記移送部分との間に軸線方向に配置された上側非剛性コンプライアント要素と、
前記ハウジングの前記底部分と前記トラベラの前記移送部分との間に軸線方向に配置された下側非剛性コンプライアント要素であって、前記上側非剛性コンプライアント要素及び前記下側非剛性コンプライアント要素は、前記ペイロードの軸線方向の運動を前記支持構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている、下側非剛性コンプライアント要素と、
前記ハウジングの前記側面部分と前記トラベラとの間に半径方向に配置され、且つ、前記ペイロードの半径方向の運動を前記支持構造体の半径方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置された半径方向非剛性コンプライアント要素と
を備えるアイソレータ。 - 前記上側非剛性コンプライアント要素は上側ばねを備え、前記下側非剛性コンプライアント要素は下側ばねを備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記上側及び下側ばねはそれぞれ、波形ばね又はコイルばねを備える、請求項2に記載のアイソレータ。
- 前記トラベラの半径方向に延在している前記移送部分は、前記上側ばねの第1の端部を保持する上側環状座部と、前記下側ばねの第1の端部を保持する下側環状座部とを備える、請求項3に記載のアイソレータ。
- 前記上側及び下側非剛性コンプライアント要素はそれぞれ、屈曲部を備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記半径方向非剛性コンプライアント要素は、弾性変形可能要素を備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記半径方向非剛性コンプライアント要素は、弾性O−リングを備える、請求項6に記載のアイソレータ。
- 前記上側及び下側非剛性コンプライアント要素は、前記ペイロードの半径方向の運動を前記支持構造体の半径方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記半径方向非剛性コンプライアント要素は、前記ペイロードの軸線方向の運動を前記支持構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように構成されて配置されている、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記ハウジングの前記底部分を前記支持構造体に堅固に取り付けるように構成されて配置された締結具を更に備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記締結具は、ねじ付き締結具を備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記ハウジングは、接着剤又は溶接を介して前記支持構造体に固定可能である、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記トラベラの前記接続部分は、対応するねじ付きボルトを受容するように構成されたねじ付き開口部を備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記トラベラの前記接続部分は、接着剤又は溶接を介して前記ペイロードに取り付け可能である、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記トラベラの半径方向に延在している前記移送部分は、環状フランジを備える、請求項1に記載のアイソレータ。
- 前記トラベラの半径方向に延在している前記移送部分の前記環状フランジは、環状溝を備え、前記半径方向非剛性コンプライアント要素は、前記トラベラの前記環状溝に配置された弾性O−リングを備える、請求項15に記載のアイソレータ。
- 支持構造体とペイロードとの間で作用するように構成された衝撃及び振動アイソレータであって、
支持構造体に固定可能であって、剛性の底部分、剛性の頂部分、及び剛性の側面部分を有するハウジングと、
前記ハウジングに配置され、且つ、前記ハウジングの前記剛性の底部分に対して軸線方向及び半径方向に移動するように構成された剛性トラベラであって、ペイロードに取り付け可能な接続部分及び半径方向に延在している移送部分を有する剛性トラベラと、
前記ハウジングの前記頂部分と前記剛性トラベラの前記移送部分との間に軸線方向に配置された上側非剛性コンプライアント要素と、
前記ハウジングの前記底部分と前記トラベラの前記移送部分との間に軸線方向に配置された下側非剛性コンプライアント要素であって、前記上側非剛性コンプライアント要素及び前記下側非剛性コンプライアント要素は、前記ペイロードの軸線方向の運動を前記支持構造体の軸線方向の運動から選択的に分離するように動作可能に構成されて配置されている、下側非剛性コンプライアント要素と
を備えるアイソレータ。 - 前記ハウジングの前記側面部分と前記トラベラとの間に半径方向に配置され、且つ、前記ペイロードの半径方向の運動を前記支持構造体の半径方向の運動から分離するように動作可能に構成されて配置された半径方向非剛性コンプライアント要素を更に備える、請求項17に記載のアイソレータ。
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