JP2018523862A - 時系列エクスプローラ - Google Patents

Abstract

時系列エクスプローラについて、システムおよび技術が提供される。フィルタ基準を含む、時系列についての要求が受信され得、イベントログに格納される時系列についてのイベントデータをフィルタ基準と比較することによって、時系列についての要求に応答する時系列が決定され得る。イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生したイベントの指示を含み得る。時系列のビジュアル表現がレンダリングされ得る。時系列のビジュアル表現は、時系列についてのイベントデータによって示されるイベントのビジュアル表現を含み得、時系列のビジュアル表現はディスプレイ上に表示されるように送信され得る。

Description

背景
コンピューティングデバイスのためのアプリケーションのデベロッパは、ユーザにとってより魅力的になるようにアプリケーションを修正するために使用統計を収集および使用し得る。たとえば、モバイルデバイスのためのゲームのデベロッパは、ゲームを修正および調節するために、たとえばゲームに対するユーザエンゲージメントを増加させるために、当該ゲームのプレイヤーから収集された統計を使用し得る。これらの統計は、たとえばファネル図を使用して、デベロッパに全体的に報告され得る。ファネル図は全体的に、ゲームでのイベントのプレイヤーのエクスペリエンスおよび当該イベントに対する反応を表わすために使用され得、たとえば、ゲームを始めたプレイヤーの数、ゲームの第１のレベルに到達した数、第２のレベルに到達した数などを示す。

概要
開示される主題の実施形態に従うと、フィルタ基準を含む、時系列についての要求が受信され得、イベントログに格納される時系列についてのイベントデータをフィルタ基準と比較することによって、時系列についての要求に応答する時系列が決定され得る。イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生したイベントの指示を含み得る。時系列のビジュアル表現がレンダリングされ得る。時系列のビジュアル表現は、時系列についてのイベントデータによって示されるイベントのビジュアル表現を含み得、時系列のビジュアル表現はディスプレイ上に表示されるように送信され得る。

イベントログはユーザコンピューティングデバイスから受信され得る。イベントログは格納され得る。時系列のビジュアル表現をレンダリングするために、イベントのビジュアル表現はタイムライン上にレンダリングされ得、時系列についてのイベントデータによって示される第２のイベントのビジュアル表現はタイムライン上にレンダリングされ得、時系列についてのイベントデータによって示される第３のイベントのビジュアル表現はタイムライン上にレンダリングされ得る。イベントのビジュアル表現、第２のイベントのビジュアル表現、および、第３のイベントのビジュアル表現は、時間順に現われるようにタイムライン上にレンダリングされ得る。

第２の時系列のビジュアル表現がレンダリングされ得る。第２の時系列のビジュアル表現は、第２の時系列についてのイベントデータによって示されるイベントのビジュアル表現を含み得、時系列のビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるように第２の時系列のビジュアル表現が送信され得る。

時系列のビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるユーザインターフェイスへの入力を通じてイベントのビジュアル表現の選択の指示が受信され得、イベントログからのイベントデータに基づいて、イベントに関連付けられる付加的な情報を含むボックスがレンダリングされ得、ディスプレイ上に表示されるように付加的な情報を含むボックスが送信され得る。

イベントログに格納される時系列に対してクラスタ分析が実行され得る。クラスタ分析は時系列をクラスタへグループ化し得る。各クラスタはカテゴリに対応し得る。時系列のクラスタのうちの第１のクラスタについて、時系列のクラスタのうちの第１のクラスタの中間にある時系列のグループが決定され得る。第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列が決定され得る。

第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列のビジュアル表現がレンダリングされ得、第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列のビジュアル表現が、第１のクラスタに関連付けられるカテゴリについての代表的な時系列として表示されるように送信され得る。

開示される主題の実施形態に従うと、フィルタ基準を含む、時系列についての要求を受信するための手段と、イベントログに格納される時系列についてのイベントデータをフィルタ基準と比較することによって、時系列についての要求に応答する時系列を決定するための手段とが含まれ、イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生した１つのイベントの指示を含んでおり、さらに、時系列のビジュアル表現をレンダリングするための手段が含まれ、時系列のビジュアル表現は、時系列についてのイベントデータによって示されるイベントのビジュアル表現を含み、さらに、ディスプレイ上に表示されるように時系列のビジュアル表現を送信するための手段と、ユーザコンピューティングデバイスからイベントログを受信するための手段と、イベントログを格納するための手段と、タイムライン上にイベントのビジュアル表現をレンダリングするための手段と、タイムライン上に時系列についてのイベントデータによって示される第２のイベントのビジュアル表現をレンダリングするための手段と、タイムライン上に時系列についてのイベントデータによって示される第３のイベントのビジュアル表現をレンダリングするための手段と、第２の時系列のビジュアル表現をレンダリングするための手段とが含まれ、第２の時系列のビジュアル表現は、第２の時系列についてのイベントデータによって示されるイベントのビジュアル表現を含み、さらに、時系列のビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるように、第２の時系列のビジュアル表現を送信するための手段と、時系列のビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるユーザインターフェイスへの入力を通じてイベントのビジュアル表現の選択の指示を受信するための手段と、イベントログからのイベントデータに基づいて、イベントに関連付けられる付加的な情報を含むボックスをレンダリングするための手段と、ディスプレイ上に表示されるように、付加的な情報を含むボックスを送信するための手段と、１つ以上のイベントログに格納される時系列に対してクラスタ分析を実行するための手段とが含まれ、クラスタ分析は、時系列を２つ以上のクラスタへグループ化し、各クラスタはカテゴリに対応しており、さらに、時系列の２つ以上のクラスタのうちの第１のクラスタについて、第１のクラスタの中間にある時系列のグループを決定するための手段と、第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列を決定するための手段と、第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列のビジュアル表現をレンダリングするための手段と、第１のクラスタの中間にある時系列のグループの中間メンバーである時系列のビジュアル表現を、第１のクラスタに関連付けられるカテゴリについての代表的な時系列として表示されるように送信するための手段とが含まれる。

本願明細書において開示されるシステムおよび技術は時系列エクスプローラを可能にする。開示される主題の付加的な特徴、利点および実施形態は、記載され得るか、または、以下の詳細な説明、図面および請求の範囲の考慮から明確であり得る。さらに、上記の概要および下記の詳細な説明の両方は例示であり、請求の範囲を限定することなくさらなる説明を提供するように意図されるということが理解されるべきである。

添付の図面は、開示される主題のさらなる理解を提供するために含まれており、この明細書の一部分に統合されるとともに当該部分を構成する。図面はさらに、開示される主題の実現例を示しており、詳細な説明と一緒に、開示される主題の実現例の原理を説明するよう機能する。開示される主題についての基本的な理解と、開示される主題が実施され得るさまざまな態様とについて必要とされ得るよりも詳細に構造的な詳細を示す試みはなされていない。

開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なシステムを示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す図である。 開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適なプロセスの例を示す図である。 開示される主題の実施形態に従ったコンピュータを示す図である。 開示される主題の実施形態に従ったネットワーク構成を示す図である。

詳細な説明
時系列エクスプローラは、アプリケーションの匿名化された個人ユーザについて発生するイベントのシーケンスの閲覧を可能にし得る。時系列エクスプローラは、イベントがデベロッパのアプリケーションの特定のユーザに発生した順にデベロッパがそれらのイベントを閲覧することを可能にし得るデータビジュアル化技術を含み得る。たとえば、デベロッパは、時系列エクスプローラを使用して、身元が匿名化され得る特定のプレイヤーがデベロッパのゲームをプレイし始めたこと、１０ドルを支出したこと、ゲーム内達成（in-game achievement）をアンロックしたこと、５ドルを支出したこと、プレイをやめたこと、および、再びゲームをプレイするために戻ってこなかったことを示す一連のイベントを閲覧し得る。デベロッパは、デベロッパのアプリケーションの多くのユーザについてのイベントを閲覧するために時系列エクスプローラを使用し得る。当該多くのユーザは、たとえば、匿名化された個人ユーザ、ユーザのサンプリング、または、すべてのユーザを含む。

あるユーザについて時系列において表わされるイベントは、ユーザがアプリケーションを使用している間にログが記録されている場合がある。たとえば、ゲームアプリケーションは、プレイヤーがゲームをプレイし始める時、プレイヤーが、達成またはアイテムを得る時、ゲーム内の目標、レベルもしくはチェックポイントに到達する時、ゲーム内でお金を支出する時、プレイをやめる時、プレイを再開する時、マルチプレイヤートーナメントに参加する時、マルチプレイヤーマッチに勝利もしくは敗北する時、マルチプレイヤーゲームにおいて何らかの数の勝利を達成する時、および／または、プレイをやめて、プレイヤーがゲームに戻るつもりでないと推論するのに十分に長い期間の間ゲームに戻ってこない時といったイベントのログを記録し得る。アプリケーションのデベロッパは、任意の好適な態様でアプリケーション内のイベントを定義し得る。たとえば、デベロッパは、ユーザとアプリケーションとの間で自身が望む任意のインタラクションを定義し得るか、または、時系列エクスプローラを使用してログが記録された後で閲覧され得るイベントとして任意の達成または出来事を定義し得る。さらに、イベントは、ユーザとアプリケーションとの間の直接的なインタラクションを伴わなくてもよい。たとえば、デベロッパは、ある期間中におけるアプリケーションとの任意のユーザインタラクションとは独立して、当該期間の間にアプリケーションがユーザのコンピューティングデバイスのフォアグラウンドで実行されている場合に発生するイベントを定義し得る。また、イベントは、たとえばユーザがアプリケーションストアにおいてアプリケーションのレビューを残すといったように、アプリケーションの外で発生し得る。さらに、イベントは、たとえばアプリケーションの配布を担う当事者によって定義され得る。これにより、アプリケーションレベルの上のレベル上でのイベントの定義が可能になり得るので、異なるアプリケーションが同じイベントを利用し得、これにより、そうでなければイベントを異なった態様で定義し得る異なるデベロッパからのアプリケーション同士間で時系列のクロス比較が可能になる。

ユーザがアプリケーションを使用する際、または、アプリケーションが実行されるかもしくはアプリケーションに関係するイベントがアプリケーションの外部で発生する際に、イベントはアプリケーションによってログが記録されるとともに、イベントログにイベントデータとして格納され得る。イベントログは、たとえばユーザのコンピューティングデバイス上といったローカルに格納され、たとえば設定されたスケジュール、または、ユーザのコンピューティングデバイスがインターネットアクセスを有する時といったようなある間隔で、デベロッパによってアクセス可能なサーバに報告され得る。いくつかの実現例では、ログは、ユーザのコンピューティングデバイスがＷｉＦｉ（登録商標）ネットワークを通じてインターネットアクセスを有している場合に報告され得、インターネットアクセスがセルラーネットワークを通じてのみ利用可能な場合には、ログが記録されたイベントを報告するためにユーザのセルラー通信可能量（cellular data allowance）を使用しないように、報告され得ない。ログが記録されたイベントを含むイベントログは匿名化され得るので、個人はアプリケーションの使用からのイベントログから識別可能ではあり得ない。イベントログは、任意の好適な期間をカバーする、任意数のイベントについてのイベントデータを含み得る。たとえば、イベントログは、アプリケーションからの１２０日までのイベントについてイベントデータを格納し得る。ログが記録されたイベントについてのイベントデータは、ユーザからのイベントが整理されるが個人ユーザが識別可能ではあり得ないように匿名化されたユーザのインジケータと、アプリケーションのインジケータと、イベントの性質のインジケータと、支出量、プレイした時間、または、達成したスコアといったイベントに関係する任意のメトリックのインジケータと、イベントが発生した時間のインジケータとを含み得る。特定のユーザに関して特定のアプリケーションについてログが記録されたイベントについてのイベントデータは、当該ユーザおよび当該アプリケーションについての時系列を形成し得る。コンピューティングデバイス上に格納されるイベントログは、コンピューティングデバイス上の異なるアプリケーションと、コンピューティングデバイスの異なるユーザとに関して、時系列についてのイベントデータを格納し得る。いくつかの実現例において、異なるユーザおよびアプリケーションに関する時系列についてイベントデータは、別個のイベントログに格納され得、いくつかの実現例において、複数の時系列についてのイベントデータは同じイベントログに格納され得る。

時系列エクスプローラは、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、ラップトップおよびスマートデバイスといったコンピューティングデバイスについてのアプリケーションのデベロッパによって使用されるか、または、当該デベロッパにアクセス可能であるサーバのようなコンピューティングデバイス上のツールであり得る。デベロッパは、さまざまなユーザによるデベロッパのアプリケーションの使用からのログが記録されたイベントのビジュアルレンダリングを閲覧するために時系列エクスプローラを使用し得る。ビジュアルレンダリングは、イベントログからのイベントデータに基づいてレンダリングされる、デベロッパのアプリケーションのユーザについてログが記録されたイベントの時系列を含み得る。時系列エクスプローラは、時系列がビジュアルレンダリングのために選択されるさまざまなユーザについての別個の時系列を表示し得る。時系列のビジュアル化されたものは、アプリケーションとのユーザインタラクションの間に発生したイベントのビジュアル表現を含み得、イベントが発生した順序に表示される。たとえば、時系列のビジュアル化されたものは、線形の水平タイムラインとして表示され得、イベントは、タイムライン上で、または、タイムラインに従って、アイコン、記号、グラフィックまたは他のビジュアル表現によって表わされる。タイムラインは、時間に基づいて表示され得る。たとえば、０の時間または実際の時間からスタートし、増加する。あるいは、タイムラインは、シーケンスベースであり得る。たとえば、０の時間が、プレイヤーがゲーム内でお金を支出した初めての時といったような特定のイベントの発生と一致するように設定され、０の時間の前に発生するイベントが負の時間に関連付けられ、また０の時間の後のイベントが正の時間に関連付けられ、イベントの時系列の以前および以後の表示が可能になる。イベントについてのビジュアル表現は、イベント同士間に経過した時間の量に基づいて、タイムライン上で間隔を置いて配置され得る。タイムラインに沿ったイベントについてのビジュアル表現は、時系列中の他のイベントと比較したイベントの相対値または重要性を示し得る垂直方向の変位、すなわち、ｙ軸変位を含み得る。たとえば、ユーザがお金を支出したイベントは、ユーザが無料のアイテムを得たイベントより重要であると考えられ得るので、ユーザがお金を支出したイベントについてのビジュアル表現は、ユーザが無料のアイテムを得たイベントのビジュアル表現に対して、当該タイムラインからより高いところに位置し得る。時系列中のイベントは、グラフィック、アイコンまたは記号といったように、タイムライン上で任意の好適な態様で表わされ得る。異なるイベントは異なるビジュアル表現を有し得、当該表現は同じイベントについて変動し得る。たとえば、支出イベントを表わす記号は、支出量を反映するようその大きさが変更され得る。イベントの表現はさらに、時系列についてのタイムライン上に示されるイベント同士の視覚的な差異をさらに増加させるために色分けされ得る。たとえば、支出イベントは第１の色により色分けされ得、達成は第２の色により色分けされ得、アプリケーションを使用するのをユーザがやめたイベントは第３の色で色分けされ得る。

時系列エクスプローラは、任意の好適な基準に基づいてユーザセグメンテーションを可能にし得る。たとえば、ユーザは、ユーザがどれくらい支出したか、ユーザがどれぐらいアプリケーションにエンゲージしているか、または、ユーザがどれくらい早くゲームにおけるレベルが進歩するか、もしくは、どれくらい早くゲームにおいて達成を得るかといったユーザがどれくらい早くアプリケーションの使用において進歩しているか、および、ユーザがアプリケーションにどのような評価を与えたかなどに基づき、セグメント化され得る。ユーザセグメンテーションは、異なるセグメントからのユーザからの時系列のビジュアル表現の表示を可能にし得、これにより、たとえば、時系列のビジュアル分析および比較を可能にし得る。

時系列エクスプローラは、アプリケーションの任意数のユーザからの時系列のビジュアル化したものが同時に閲覧されることを可能にし得る。たとえば、デベロッパは、ユーザの特定のセグメントを選択し得、そのセグメント内のユーザからの時系列を閲覧し得る。時系列エクスプローラは、パン（panning）およびズーム（zooming）を可能にし得るので、個々の時系列およびそのセグメントについてのビジュアル化されたものは、接近して閲覧され得るとともにスクロールされ得、かつ、十分に高いスクリーン分解能が与えられて、ユーザセグメントの全体が一度に閲覧され得る。デベロッパは、デベロッパが閲覧しているイベントの時系列においてどのイベントが表示され得るかを選択し得、どれぐらい多くの時系列が一度に示されるかを選択し得る。選択された時系列に関係する統計、または、選択された時系列のグループは、任意の好適な態様で表示され得る。たとえば、時系列エクスプローラを使用するデベロッパは、個々の時系列のビジュアル化したものについて行ヘッダーの上にカーソルをとどまらせて、当該時系列についての統計を含むボックスをポップアップし得る。当該統計の例としては、時系列によって表わされるユーザが支出した合計量、当該アプリケーションにエンゲージした費やされた合計の時間、および、離散的な使用セッションの数などがある。時系列エクスプローラは、表示された時系列のフィルタリングを可能にし得る。たとえば、デベロッパは、支出量と、ユーザがアプリケーションを使用し始めた時と、ユーザがアプリケーションに戻る意図なくアプリケーションを使用することをやめたように思われる時と、アプリケーションの使用の開始と停止との間の時間と、得られた達成またはなされた進歩と、得られたアイテムと、任意の他の好適な基準とに基づき、時系列エクスプローラにおいて示される時系列をフィルタリングし得る。これにより、デベロッパは、たとえば、同じ集団におけるユーザがアプリケーションを使用し始めた日付に基づく当該ユーザからの時系列の比較を閲覧することが可能になり得る。デベロッパは、どのイベントが時系列のビジュアル化されたものにおいて示されるかと、どのイベントが示されないかとを選択し得る。デベロッパは、時系列エクスプローラを使用して、アプリケーションの使用の開始日に基づき、ユーザの異なる集団の時系列を比較し得る。たとえば、特定の日または特定の週中にアプリケーションを使用し始めたユーザのすべてを比較する。

時系列エクスプローラは、任意の好適な態様で時系列に対して実行される分析に基づいて統計およびデータを表示し得る。たとえば、マルコフ連鎖に基づいたデータが、時系列エクスプローラによって表示され得る。デベロッパは、マルコフ連鎖出力に基づいて決定されるようなエッジ強度に基づいて表示される時系列をフィルタリング可能であり得る。

時系列を閲覧すべきユーザのセグメントを選択した後、デベロッパは、たとえば、特定のイベントの発生に基づく時間またはシーケンスのいずれかとしてＸ軸の成分を選択し得る。デベロッパが、時間に基づきＸ軸を示すことを選択する場合、時系列エクスプローラは、閲覧すべき時間の長さを選択するようにデベロッパを促し得る。たとえば、デベロッパは２８日間にわたる時系列におけるイベントを閲覧するよう選択し得る。時系列エクスプローラは、時系列のビジュアル化に加えてグラフまたは他のデータ表現を表示し得る。グラフは、表示された時系列に関係する概要データを含み得る。概要データの例としては、ユーザがアプリケーションを使用し始めた時からアプリケーション内においてユーザによって初めてお金が支出された時までの時間の長さと、ユーザがアプリケーションにおいて１日当たり進歩する速度と、ユーザがアプリケーションの使用の何らかの期間中においてどれだけ多くのセッションにエンゲージするかとがある。グラフはたとえば棒グラフであり得、各棒はその時系列も表示される単一ユーザを表わす。

時系列についてビジュアル化されたものが表示される間、選択されたイベントに関してより多くの情報が閲覧され得るように個々のイベントが任意の好適な態様で時系列から選択され得る。たとえば、デベロッパは、時系列中のイベントのアイコン、記号またはグラフィックといった表示された表現の上にカーソルをとどまらせて、時系列エクスプローラによりそのイベントに関する付加的な情報を表示させる。当該付加的な情報は、たとえば、イベントの詳細な説明と、イベントについての時間、日および日付と、イベントに関係する集合データとを含み得る。たとえば、ユーザが特定のアイテムを購入する場合、時系列中のそのイベントについての付加的な情報は、ユーザが購入をした日付と、どれだけ多くのお金をユーザが支出したかと、ユーザが購入したアイテムの量および識別性と、そのアイテムがどれだけ多くアプリケーションの存続期間の間に販売されたかとそのアイテムがどれだけの収益を生み出したかとの総計の合計とを含み得る。ユーザがある達成を得た場合、そのイベントの表現の選択上に表示される付加的な情報は、達成の名称と、達成に関連付けられるグラフィックと、達成が得られたデータと、達成に関係する任意の他の有用なデータとを含み得る。

何らかのレベルのズームにおいて、時系列中のイベントは、オーバーラップするように、時系列について表示されたタイムライン上で圧縮され得る。異なるビジュアル表現は、現在のズームレベルにおいて複数のイベントがオーバーラップするタイムライン上のポイントを示すよう使用され得るので、デベロッパは、たとえば、オーバーラップしたイベントを表わすよう使用されるアイコンを選択することによって、または、さらにズームインすることによって、オーバーラップするイベントをすべて個々に閲覧し得る。たとえば、オーバーラップするイベントを表わすアイコンまたは記号の上にカーソルをとどまらせることにより、オーバーラップするイベントのすべてについて付加的な情報がポップアップされ得る。その後、デベロッパは、各イベントについてのタイムライン上で別個のビジュアル表現またはビジュアル指示によりイベントを分離するように、オーバーラップしたイベント上でズームインし得る。

時系列エクスプローラは多くのプリセットビューを含み得る。プリセットビューは、時系列エクスプローラを使用して、デベロッパによって直接的に選択され得るか、または、デベロッパによって時系列エクスプローラに入力された質問に基づいて時系列エクスプローラによって選択され得る。当該質問の例としては、「ゲームプレイの最初に何が起こるか？」と、「ユーザが初めてお金を支出する前に何が起こるか？」と、「ユーザがアプリケーションを使用することをやめる前に何が起こるか？」とがある。プリセットビューは、ユーザとアプリケーションとの間の関係において重大であると考えられ得るイベントまたは一連のイベントを強調し得る。当該イベントまたは一連のイベントの例としては、アプリケーションの使用の最初の数分に発生するイベントと、ユーザがお金を支出する前に発生するイベントと、ユーザがアプリケーションに対して良いまたは悪いレビューを与える前のイベントと、アプリケーションがクラッシュする前のイベントと、ユーザがアプリケーションに戻る意図なくアプリケーションをやめる前に発生するイベントとがある。

たとえば、アプリケーションの使用の最初の数時間についてのプリセットビューは、多くのお金を支出したユーザを有するセグメントと、いくらかのお金を支出したユーザのセグメントと、お金を支出しなかったユーザのセグメントといった、アプリケーションの使用期間にわたって異なるレベルの支出を示したユーザのセグメントを含み得る。各ユーザに関して時系列についてのビジュアル化されたものは、時間によって順序付けされ、イベントのビジュアル表現は、イベントがいつ発生したか示すタイムスタンプに基づいてタイムライン上で時間順に配される。時系列は、ユーザがアプリケーションを最初に使用し始めてからたとえば１〜２時間の期間をカバーし得る。たとえば、２８日より前に戻る意図なくやめなかったユーザといった２８日間アプリケーションを使用したユーザのみが表示され得る。これにより、デベロッパは、新しいユーザについてのアプリケーション使用の最初の１〜２時間に発生したイベントを閲覧することが可能になり得、支出の異なるセグメントにわたるそれらのイベントを比較して、使用の最初の１〜２時間における任意のイベントがアプリケーション上でより多くのお金を支出するユーザに相関しているように思われるかどうかを決定することが可能になり得る。たとえば、最初の２時間における特定のイベントが、アプリケーションの使用の期間にわたって最終的により多くのお金を支出することになったユーザと強く相関している場合、デベロッパは、より多くのユーザが、使用の最初の１〜２時間内にそのイベントを経験し得るようにアプリケーションを修正し得る。

別のプリセットビューは、最終的にアプリケーション内でお金を使うことになったユーザと、当該ユーザが最初にお金を支出したことの前におよび／または後にどのようなイベントが存在し得るかとに注目し得る。時系列エクスプローラは、多くのお金を支出したユーザを有するセグメントと、いくらかのお金を支出したユーザのセグメントと、お金を支出しなかったユーザのセグメントといった、アプリケーションの使用期間にわたって異なるレベルの支出を示したユーザの時系列のビジュアル化したものを有するセグメントを示し得る。時系列のビジュアル化したものは、ユーザの最初の支出イベントからインデックス付けされたシーケンスによって構成され得る。最初の支出イベントの前の時間は、タイムライン上で負の数により示され得、最初の支出イベントの後の時間は、タイムライン上で正の数により示され得る。デベロッパは、当該時系列を検討し、どのイベントが最初の支出イベントを促進しているように思われるかと、どのイベントがその後に続くかとを観察することが可能であり得る。

別のプリセットビューは、なぜプレイヤーは戻る意図なくアプリケーションをやめるのかを判定するために使用され得る。時系列エクスプローラは、アプリケーションを使用することをやめて、何らかの特定期間の間に戻ってきていないすべてのユーザのセグメントからの時系列のビジュアル化されたものを示し得る。当該セグメントからの時系列のビジュアル化されたものは、ユーザが離脱（churned）したこと、すなわち、再びアプリケーションを使用する意図を有していないことを示す。各ユーザについての時系列のビジュアル化されたものは、ユーザが最後にアプリケーションをやめて以来戻っていない離脱イベント（churn event）が時間０においてインデックス付けされた状態で、タイムラインに表示され得る。その後、デベロッパは、各ユーザについての離脱イベントにつながるイベントを閲覧し得、離脱イベントが、ユーザが初めて当該アプリケーションを使用し始めてからどれくらいで発生したかに基づき、時系列をフィルタリングし得る。これにより、デベロッパは、たとえばゲームにおける遅いフレームレートといったような、アプリケーションをユーザがやめることに帰着し得るイベントまたは条件を識別するとともに、当該イベントが発生するのを防止するようアプリケーションを修正することを可能にし得る。

時系列エクスプローラは、イベントに基づいて、集合データの閲覧を可能にし得る。たとえば、デベロッパは、グラフ上の線が各々特定のイベントを表わすグラフを閲覧し得、Ｘ軸は、たとえば日付のような時間を表わし、Ｙ軸は、デベロッパのアプリケーションのすべてのユーザまたはユーザのセグメントの間でのその総計の発生を表わす。これにより、ユーザはたとえば、異なるタイプのユーザの支出またはエンゲージメントイベントが一か月のようなある期間にわたるユーザのセグメント内で発生した相対頻度を示すグラフを閲覧することが可能になり得る。集合データは、たとえば通貨または進歩におけるイベントの合計値と、イベントを経験したユーザごとのイベントの平均値と、イベントの累積値と、イベントの数と、たとえば１日ベースでのユーザ当たりのイベントの数と、イベントをトリガしたユニークアクティブユーザの数と、イベントの累積値、時間にわたるユニークイベントの累積カウント、および、時間にわたってイベントをトリガした新しいユーザ集団からのユーザの累積率を含む新しいユーザの集団についての集合データとを含み得る。

アプリケーションのユーザについてログが記録されたイベントに基づいて、当該ユーザに関する予測をするために機械学習システムが使用され得る。たとえば、機械学習システムは、たとえばゲーム上である量を支出したユーザからのイベントにより訓練され得る。機械学習システムは、まだその量を支出していないゲームのユーザについてログが記録されたイベントに基づいて当該ユーザが結果的にその量を支出すると予想されるかどうかに基づき、当該まだその量を支出していないゲームのユーザを分類するように使用され得る。機械学習システムによってなされる予測はイベントと考えられ得る。たとえば、ユーザがゲームにおいてある量を支出するだろうと予想するといったように、機械学習システムがユーザについて予測をする場合、当該予測は、当該ゲームに関して当該ユーザについてログが記録されたイベントに加えられ得、そのユーザについて表示される時系列において、ビジュアル表現とともにイベントとして現われ得る。これは、たとえば、デベロッパが予測とともに時系列を閲覧し得るとともに予測の後に発生するイベントが当該予測を裏付けるかどうか判断し得るので、予測が正確かどうかのビジュアル決定を可能にする。

クラスタ分析は、特定のアプリケーションについて異なるユーザタイプを示し得る時系列を決定するようさまざまなユーザからの時系列上で使用され得る。たとえば、クラスタ分析は、さまざまなユーザからの時系列を、当該時系列同士の間の類似点に基づいて、あるカテゴリへグループ化するように用いられ得る。特定のカテゴリについてのクラスタの中間を表わす時系列のグループが決定され得、そのグループの中間メンバーは、そのカテゴリについて代表的な時系列として使用され得る。カテゴリはたとえば、ゲームにおいて早く離脱したユーザを示す時系列を含み得る「離脱が早い人」と、ゲームを通じて早い進歩をなしたユーザを示す時系列を含み得る「進歩が早い人」と、ゲームを通じて遅い進歩をなしたユーザを示す時系列を含み得る「進歩が遅い人」と、ゲームを使用している間に異なるレベルの支出を示すユーザを示す時系列を含み得る「支出が遅い人」、「支出が早い人」、「支出しない人」、「支出する人」および「支出をしないエンゲージした人」とであり得る。クラスタ分析はたとえば、「離脱が早い人」として分類され得るすべてのユーザを最も代表し得る時系列を決定し得る。この代表的な時系列はたとえば、離脱イベントがその後に続く短時間フレームで発生する限られた数のイベントを含み得る。

図１は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なシステムを示す。サーバ１００は、エクスプローラサーバ１１０およびストレージ１４０を含み得る。サーバ１００は、たとえば図９に記載されるようなエクスプローラサーバ１１０およびストレージ１４０を実現するためのコンピュータ２０といった任意の好適なデバイスであり得る。サーバ１００は、単一のコンピューティングデバイスであり得、または、複数の接続されているコンピューティングデバイスを含み得、たとえばサーバファームの一部分であるサーバコンピュータであり得る。ストレージ１４０はイベントログ１４２を格納し得る。イベントログ１４２はイベントデータを格納し得る。イベントデータは、任意数のユーザによるアプリケーションの使用と、当該アプリケーションの実行、または、当該アプリケーションに関係するアプリケーションの外側のイベントとに基づいて収集されたイベントに関するデータであり得る。イベントデータは時系列を形成し得る。たとえば、特定のアプリケーションの特定のユーザの使用からログが記録されたイベントデータと、そのユーザのコンピューティングデバイス上の当該アプリケーションに関係して発生した他のイベントとが、そのユーザおよびそのアプリケーションについての時系列を形成し得る。イベントログ１４２は、任意数のユーザおよび任意数のアプリケーションについて、任意数の時系列についてのイベントデータを含み得る。たとえば、イベントログ１４２は、特定のデベロッパのアプリケーションのユーザのすべてについて時系列を形成するイベントデータを含み得る。ストレージ１４０は任意の好適なフォーマットでイベントログ１４２を格納し得る。

エクスプローラサーバ１１０は、イベントログからのイベントデータに基づいてイベントデータを分析し得るとともに時系列の表示ビジュアル化のためにレンダリングし得るサーバ１００上のハードウェアおよびソフトウェアの任意の好適な組み合わせであり得る。エクスプローラサーバ１１０は、たとえばアプリケーションまたはウェブブラウザを通じてデベロッパのコンピューティングデバイスにアクセス可能であり得る時系列エクスプローラの一部分といったツールであり得、デベロッパのコンピューティングデバイスのユーザが、デベロッパのアプリケーションからのイベントのログ記録から生成されるとともにイベントログ１４２に格納されるイベントデータに基づいて時系列のビジュアル化されたものを閲覧することを可能にし得る。たとえば、エクスプローラサーバ１１０は、デベロッパのコンピューティングデバイスに接続されるディスプレイ上に表示され得る線形のタイムライン上に配される形状および色の好適な組み合わせといった、任意の好適なビジュアル表現とともにイベントデータによって示されるイベントを表わすことによって、イベントログ１４２からのイベントデータのグラフィック表現であり得る時系列のビジュアル化されたものを生成し得る。ビジュアル表現は、そのイベントログがイベントログ１４２に格納されているアプリケーションとのユーザインタラクションの間に発生したイベントを表わし得る。たとえば、イベントは、ユーザがゲームをプレイし始める時またはアプリケーションを使用し始める時、ユーザが達成もしくはアイテムを得る時、ゲーム内の目標、レベルもしくはチェックポイントに到達する時、ゲーム内でお金を支出する時、プレイをやめる時、プレイを再開する時、マルチユーザトーナメントに参加する時、マルチユーザマッチに勝利もしくは敗北する時、マルチユーザゲームにおいて何らかの数の勝利を達成する時、ゲームもしくはアプリケーションがクラッシュする時、ゲームもしくはアプリケーションのフレームレートが何らかのしきい値を下回るよう低下する時、ユーザがゲームもしくはアプリケーションのレビューを残す時、ユーザからのインタラクションなしにゲームもしくはアプリケーションが何らかの特定の期間の間にユーザのコンピューティングデバイスのフォアグラウンドにおいて実行されている時、ならびに／または、ゲームもしくはアプリケーションを使用することをやめて、ユーザがゲームもしくはアプリケーションに戻るつもりはないことを推論するのに十分に長い期間の間、ゲームもしくはアプリケーションに戻らない時であり得る。

エクスプローラサーバ１１０は、任意の好適な基準に基づいてユーザセグメンテーションを可能にし得る。たとえば、イベントログ１４２に格納されたイベントデータを有するアプリケーションのユーザは、ユーザがアプリケーションを使用中にどれだけのお金を支出するか、ユーザが当該アプリケーションにどれだけエンゲージしているか、または、ユーザがどれくらい早くゲームにおけるレベルについて進歩しているかもしくはゲームにおいて達成を得るかといったようなユーザがどれくらい早くアプリケーションの使用について進歩しているか、ユーザがどのような評価をアプリケーションに与えたかに基づき、セグメント化され得る。あるいは、イベントログ１４２に格納されたイベントデータを有するアプリケーションのユーザは、イベントログ１４２中のイベントデータに基づいたアプリケーションのユーザのセグメンテーションを可能にし得る任意の他の好適な基準に基づいて、セグメント化され得る。エクスプローラサーバ１１０は、アプリケーションの任意数のユーザからの時系列のビジュアル化されたものが同時に閲覧されることを可能にし得る。たとえば、エクスプローラサーバ１１０は、ユーザの特定されたセグメントについて時系列をレンダリングするために使用され得る。エクスプローラサーバ１１０は、たとえばデベロッパのコンピューティングデバイスの表示および制御を使用して、表示された時系列を通じてパンおよびズームを可能にし得る。たとえば、時系列のビジュアル化されたものに表示されるイベントは、デベロッパのコンピューティングデバイスによって表示され得るとともにデベロッパのコンピューティングデバイスを通じてインタラクションされ得るエクスプローラサーバ１１０のユーザインターフェイスを通じて選択され得る。選択された時系列または選択された時系列のグループに関係する統計は、任意の好適な態様で表示され得る。エクスプローラサーバ１１０は、任意の好適な態様で時系列に対して実行される分析に基づいた統計およびデータが表示されることを可能にし得る。たとえば、マルコフ連鎖に基づいたデータが、時系列エクスプローラによって表示され得る。デベロッパは、マルコフ連鎖出力に基づいて決定されるようなエッジ強度に基づいて表示される時系列をフィルタリング可能であり得る。

図２は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す。ユーザコンピューティングデバイス２００はアプリケーション２１０およびストレージ２４０を含み得る。ユーザコンピューティングデバイス２００はたとえば、アプリケーション２１０およびストレージ２４０を実現するための図９に記載されるようなコンピュータ２０といった任意の好適なデバイスであり得る。ユーザコンピューティングデバイス２００は、単一のコンピューティングデバイスであり得るか、または、複数の接続されているコンピューティングデバイスを含み得、たとえばモバイルオペレーティングシステムを含むモバイルプラットフォームを使用するスマートフォンまたはタブレットであり得る。アプリケーション２１０は、ユーザコンピューティングデバイス２００にインストールされ実行され得る任意の好適なアプリケーションであり得る。たとえば、アプリケーション２１０は、ゲーム、生産性アプリケーション、情報提供アプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、娯楽もしくはメディアアプリケーション、または、任意の他のアプリケーションタイプであり得る。アプリケーション２１０は、任意の好適な態様でユーザコンピューティングデバイス２００にインストールされ得る。たとえば、アプリケーション２１０は、アプリケーションのデベロッパから直接的にダウンロードおよびインストールされ得るか、または、ユーザコンピューティングデバイス２００によって使用されるモバイルプラットフォームに関連付けられ得るアプリケーションストアからダウンロードおよびインストールされ得る。ストレージ２４０はイベントログ２４２を格納し得る。ストレージ２４０は任意の好適なフォーマットでイベントログ２４２を格納し得る。

イベントログ２４２は、ユーザコンピューティングデバイス２００上のアプリケーション２１０の実行に基づき生成されるイベントデータを格納し得る。たとえば、ユーザがユーザコンピューティングデバイス２００上のアプリケーション２１０とインタラクションすると、インタラクション中に発生するイベントを示すデータがイベントログ２４２に記録され得る。アプリケーション２１０が作動している間、ユーザがアプリケーション２１０を積極的に使用していないまたはアプリケーション２１０と積極的にインタラクションしていない場合でも、イベントデータが生成され得る。イベントログ２４２に格納されるイベントデータは、たとえばアプリケーション２１０のデベロッパによって定義され得るか、または、たとえばアプリケーションストアを通じてアプリケーション２１０を配布することを担う当事者によって定義され得る任意の好適なイベントの発生を示し得る。たとえば、イベントは、たとえばゲームをプレイすることを始めるといったようにユーザがアプリケーション２１０を使用し始める時、達成もしくはアイテムを得る時、アプリケーション２１０内の目標、レベルもしくはチェックポイントに到達する時、アプリケーション２１０内でお金を支出する時、プレイをやめる時、プレイを再開する時、マルチユーザトーナメントに参加する時、マルチユーザマッチに勝利もしくは敗北する時、マルチユーザゲームにおいていくつかの数の勝利を達成する時、アプリケーション２１０がクラッシュする時、アプリケーション２１０のフレームレートが何らかのしきい値を下回るよう低下する時、ユーザがアプリケーション２１０のレビューを残す時、ユーザからのインタラクションなしにアプリケーション２１０が何らかの特定の期間の間にユーザコンピューティングデバイス２００のフォアグラウンドにおいて実行されている時、ならびに／または、アプリケーション２１０を使用することをやめて、ユーザがアプリケーション２１０に戻るつもりがないことを推論するのに十分に長い期間の間、アプリケーション２１０に戻らない時であり得る。イベントログ２４２に記録されるイベントについてのイベントデータはたとえば、ユーザからのイベントデータが照合され得るが個人は識別可能ではあり得ないように匿名化されるユーザのインジケータと、アプリケーションのインジケータと、イベントの性質のインジケータと、支出量、プレイ時間、または、達成されたスコアといったイベントに関係する任意のメトリックのインジケータと、フレームレートのインジケータと、クラッシュタイプのインジケータと、イベントが発生した時間のインジケータとを含み得る。イベントログ２４２は、任意の好適な時間期間をカバーする、アプリケーション２１０についての任意の好適な数のイベントを格納し得る。アプリケーション２１０において発生するイベントに基づいたイベントログ２４２に格納されるイベントデータは、ユーザコンピューティングデバイス２００およびアプリケーション２１０のユーザについての時系列を形成し得る。

イベントログ２４２はサーバ１００に送信され得る。イベントログ２４２は、たとえばＷｉＦｉ（登録商標）またはセルラー通信ハードウェアおよびプロトコルのような任意の好適な通信ハードウェアおよびソフトウェアを使用して、ユーザコンピューティングデバイス２００から送信され得る。イベントログ２４２は、任意の好適な時間にサーバ１００に送信され得る。任意の好適な時間の例としては、設定されたスケジュール、ユーザコンピューティングデバイス２００がインターネットを有する時、または、ユーザコンピューティングデバイス２００がＷｉＦｉネットワークを通じてインターネットアクセスを有する時である。サーバ１００はユーザコンピューティングデバイス２００からイベントログ２４２を受信し得、イベントログ２４２を格納し得る。たとえば、イベントログ２４２はイベントログ１４２とともにストレージ１４０に格納され得る。

図３は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す。サーバ１００は、ユーザコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０のような複数のユーザコンピューティングデバイスから、イベントログ２４２のようなイベントログを受信し得る。たとえば、アプリケーション２１０は、ユーザコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０の各々にインストールされ、ユーザコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０の各々上で実行され得、これにより、イベントログ２４２のようなイベントログがユーザコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０上に格納される。サーバ１００は、これらのイベントログを受信し、ストレージ１４０にイベントログ１４２とともに格納し得る。サーバ２００はさらに、コンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０にインストールされコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０上で実行され得るアプリケーション２１０以外のアプリケーションについてのイベントログを受信し得る。受信されたイベントログは、アプリケーションのユーザの各々に関して時系列についてのイベントデータを含み得る。たとえば、ユーザコンピューティングデバイス３００上で実行されるアプリケーション２１０からのログが記録されたイベントに基づくユーザコンピューティングデバイス３００から受信されるイベントログは、ユーザコンピューティングデバイス３００のユーザによるアプリケーション２１０の使用に基づいた時系列についてのイベントデータを含み得る。

図４は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的な構成を示す。デベロッパコンピューティングデバイス４００はエクスプローラクライアント４１０を含み得る。デベロッパコンピューティングデバイス４００は、たとえばエクスプローラクライアント４１０を実現するための図９に記載されているようなコンピュータ２０といった任意の好適なデバイスであり得る。デベロッパコンピューティングデバイス４００は、単一のコンピューティングデバイスであり得るか、または、複数の接続されているコンピューティングデバイス含み得、たとえば任意の好適なオペレーティングシステムを実行するデスクトップ、ラップトップまたは他のパーソナルコンピュータであり得るか、または、モバイルオペレーティングシステムを含むモバイルプラットフォームを使用するスマートフォンもしくはタブレットであり得る。デベロッパコンピューティングデバイス４００は、たとえばアプリケーション２１０のようなアプリケーションのデベロッパによって使用されるコンピューティングデバイスであり得る。エクスプローラクライアント４１０は、エクスプローラサーバ１１０によって提供される時系列データを閲覧し時系列データとインタラクションするために使用され得るハードウェアおよびソフトウェアの任意の好適な組み合わせであり得る。たとえば、エクスプローラクライアント４１０は、デベロッパコンピューティングデバイス上にインストールおよび実行される、時系列データを閲覧し時系列データとインタラクションするための特殊化されたアプリケーションであり得るか、または、たとえば、ウェブホストとして動作し得るサーバ１００上のエクスプローラサーバ１１０の一部分であり得るか、もしくは、エクスプローラサーバ１１０と関連して動作され得るウェブサイトにアクセスするために使用され得るウェブブラウザのような汎用アプリケーションであり得る。

時系列についての要求が、デベロッパコンピューティングデバイス４００からサーバ１００に送信され得る。たとえば、エクスプローラクライアント４１０は、エクスプローラサーバ１１０からの時系列を要求するよう使用され得るユーザインターフェイスを、デベロッパコンピューティングデバイス４００に接続されるディスプレイ上に表示し得る。ユーザインターフェイスはたとえば特殊化されたアプリケーションインターフェイスであり得るか、または、たとえばウェブブラウザにおいてウェブページとして表示され得る。エクスプローラクライアント４１０およびエクスプローラサーバ１１０は、任意の好適な通信プロトコルを使用して通信し得、デベロッパコンピューティングデバイス４００およびサーバ１００の任意の好適な通信ハードウェアおよびソフトウェアを使用し得る。時系列は任意の好適な態様で要求され得る。時系列は、たとえばデベロッパコンピューティングデバイス４００のユーザによって作成され得たアプリケーション２１０といった特定のアプリケーションについて要求され得る。時系列は、たとえば匿名化されたユーザのリストから選択されるアプリケーションの特定の匿名化されたユーザについて要求され得るか、ランダムな匿名化されたユーザについて要求され得るか、または、たとえば過去２週以内にアプリケーション２１０を使用したユーザといったようなそのイベントデータがある基準とマッチする匿名化されたユーザについて要求され得る。

エクスプローラサーバ１１０は、アプリケーション２１０のようなアプリケーションのさまざまなユーザから収集される、ストレージ１４０におけるイベントログ１４２からの時系列およびイベントデータについての要求に基づいて、エクスプローラクライアント４１０に時系列データを提供し得る。時系列データは、時系列についての要求に応答するイベントログ１４２を形成する時系列についてのイベントデータのすべてであり得る。エクスプローラサーバ１１０は、任意の好適なフォーマットで時系列データを送信し得る。たとえば、エクスプローラサーバ１１０は、時系列データから時系列のビジュアル化されたものをレンダリングし得、エクスプローラクライアント４１０によって表示されるように時系列のレンダリングされたビジュアル化されたものを送信し得る。エクスプローラサーバ１１０はさらに、時系列のビジュアル化されたものをレンダリングすることなく時系列データを送信し得る。これにより、エクスプローラクライアント４１０が、時系列についての要求に応答して時系列のビジュアル化されたものをレンダリングするために使用されるイベントデータを受信する。その後、エクスプローラクライアント４１０は、受信された時系列データに基づいて、時系列のビジュアル化されたものをそこから表示のためにレンダリングし得る。時系列のビジュアル化されたものはたとえば、時系列データ中のイベントデータに基づいたイベントのビジュアル表現が配される水平に表示されたタイムラインとしてレンダリングされ得る。ビジュアル表現は、時間順でタイムライン上で配され得る。

エクスプローラクライアント４１０のユーザインターフェイスは、表示された時系列とインタラクションするために使用され得る。たとえば、ユーザは、イベントが発生したときにログが記録されたイベントデータに基づいてイベントに関するさらなる情報を表示するために、時系列タイムライン上でイベントのビジュアル表現を選択し得る。たとえば、エクスプローラクライアント４１０は、イベントの詳細な説明と、イベントを表わすアイコンまたは画像と、イベントについての時間、日および日付と、イベントに関係がある集合データとを表示し得る。エクスプローラクライアント４１０のユーザインターフェイスは、たとえば、より短いまたはより長い期間にわたって時系列を表示するといったように、表示された時系列上でズームインおよびズームアウトするように使用され得る。エクスプローラクライアント４１０のユーザインターフェイスは、どのイベントが時系列タイムライン上に表示されるビジュアル表現を有するかをフィルタリングするように用いられ得る。

図５は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す。エクスプローラクライアント４１０のユーザは、エクスプローラサーバ１１０とインタラクションし得るとともに、ユーザインターフェイス５００を通じてイベントデータに基づいて表示される時系列とインタラクションし得る。ユーザインターフェイス５００は任意の好適なユーザインターフェイス要素を表示し得る。たとえば、アプリケーション名５１０が表示され得る。アプリケーション名５１０は、ユーザインターフェイス５００に表示される時系列のビジュアル化されたものにおいて使用されログが記録されたイベントデータからのアプリケーション２１０のようなアプリケーションの名称または他の識別子であり得る。いくつかの実現例において、ユーザインターフェイス５００は、１つより多いアプリケーションからのイベントデータを使用して時系列を表示し得、アプリケーション名５１０は、時系列に表示されるイベントデータとともに、すべてのアプリケーションについての名称または識別子を表示するために使用され得る。ユーザインターフェイス５００に表示される時系列のビジュアル化されたものについて、イベントのビジュアル表現がタイムライン上でどのように構成されるかを決定するように、タイムライン制御５２０が使用され得る。たとえば、時系列のビジュアル化されたものは時間によって構成され得るので、ビジュアル表現同士の間のタイムライン上の距離が、表わされたイベントの発生同士の間に経過した時間の実際量に比例し得る。イベントデータによって示されるようにさらに離れて発生したイベントは、タイムライン上にさらに離れたそれらのビジュアル表現を有し得る。時系列のビジュアル化されたものは、シーケンスによって構成され得るので、ビジュアル表現同士の間のタイムライン上の距離は、表わされたイベントの発生同士の間で経過した時間の実際量にかかわらず同じであり得る。どれだけ多くの時系列が各表示されるセグメントについて表示されるかを制御するように、サンプル制御５３０が使用され得る。たとえば、サンプル制御５３０が「５」にセットされると、５つの別個の時系列についてのビジュアル化されたものが、各表示されたセグメントについて表示され得る。時系列は同じまたは異なるユーザからのものであり得、任意の好適な態様でイベントデータから選択され得る。イベントデータがユーザインターフェイス５００に表示される日付ウィンドウのサイズを決定するよう、日付ウィンドウ制御５４０が使用され得る。日付ウィンドウ制御５４０は、任意の好適な態様で、任意の好適なレベルの粒度で任意の好適な日付ウィンドウの選択を可能にし得る。たとえば、日付ウィンドウ制御５４０は、最初の１時間、最初の週およびすべての時間の日付ウィンドウを選択するために使用され得る一連の選択可能なボタンを含み得る。

エクスプローラクライアント４１０のユーザインターフェイス５００に表示される時系列のビジュアル化されたものは、セグメントによって構成され得る。時系列エクスプローラは、任意数のユーザからの時系列が同時に閲覧されることを可能にし得る。たとえば、デベロッパは、ユーザの特定のセグメントを選択し、そのセグメント内からのユーザについての時系列を閲覧し得る。ユーザインターフェイス５００は、パンとズームを可能にし得るので、個々の時系列のビジュアル化されたものは、接近して閲覧されるとともにスクロールされ得、多くのユーザセグメントについての時系列のビジュアル化されたもののすべてが、十分に高いスクリーン分解能が与えられて、一度に閲覧され得る。セグメントインジケータ５５０は、そのビジュアル化されたものがセグメントインジケータ５５０の近くに表示される時系列がどのセグメントに属するかを示し得る。異なるセグメントはたとえば、アプリケーションの使用期間にわたって異なるレベルの支出を示したアプリケーション２１０のようなアプリケーションのユーザを表わし得るか、または、アプリケーションのユーザがそれらのユーザの時系列についてのイベントデータに基づいてセグメント化され得る任意の他の好適なグループを表わし得る。ユーザインターフェイス５００は、任意の好適な数の異なるセグメントを同時に表示し得、各表示されるセグメントはセグメントインジケータ５５０のような関連付けられるセグメントインジケータを有し得る。

時系列のビジュアル化されたもの５５５は、タイムライン上において時間順に構成されるイベントデータのために任意の好適な数のビジュアル表現を使用して、ユーザインターフェイス５００に表示され得る。ビジュアル表現はたとえば、記号５６１、５６２、５６３、５６４、５６５、５６６、５６７、５６８および５６９のようなグラフィック、アイコンまたは記号であり得る。イベントのビジュアル表現は、色分け、形状分けされ得るとともに、時系列のビジュアル化されたもの５５５についてのタイムライン上に示されるイベント同士の間で視覚的な差異を増加させ得る重畳される記号を含み得る。たとえば、記号５６１は、第１の色を有する円であり得、たとえば、ゲームにおけるレベルクリアイベントを表し得る。記号５６２は、第１の色を有するとともに重畳された「＋」記号を含む円であり得、同時に発生した複数のイベントを表わし得、記号５６２を選択することによって個々に閲覧され得る。記号５６３は、第２の色を有する円であり得、たとえば支出イベントを表わし得る。記号５６４は、第３の色を有する円であり得、たとえばゲーム内のプレイヤーの失敗イベントを表わし得る。記号５６５は、星であり得、たとえばゲーム内の達成イベントを表わし得る。記号５６６は、ダイヤモンドであり得、たとえばユーザリテンションマイルストーンイベントを表わし得る。記号５６７は、第４の色を有する八角形であり得、たとえば離脱イベントを表わし得る。記号５６８は、下方を指す三角形であり得、たとえばセッションスタートイベントを表わし得る。記号５６９は、側方を指す三角形であり得、たとえばゲームにおけるプレイ開始イベントを表わし得る。任意の好適な色および形状を有するか、または、キャラクタ、アイコンもしくは他のグラフィカル描写である任意の他の好適なビジュアル表現が、任意の好適なイベントを表わすために使用され得る。当該ビジュアル表現は同じイベントについて変動され得る。たとえば、支出イベントを表わす記号は、支出量を反映するようその大きさが変更され得、より大きな量が支出されたことを表すためにより大きな記号が用いられる。イベントを表わす記号は、イベント同士の間で経過した時間の量に基づいて、時系列のビジュアル化されたもの５５５についてタイムライン上で間隔をおいて配置され得る。タイムラインに沿ったイベントを表す記号は、時系列のビジュアル化されたもの５５５中の他のイベントと比較してイベントの相対値または重要性を示し得る垂直方向の変位、すなわち、ｙ軸変位を含み得る。

時間キー５７０は、任意の好適な態様で、任意の好適な位置にユーザインターフェイス５００において表示され得、時系列のビジュアル化されたもの５５５のような時系列について表示されるタイムラインに沿って経過した時間を測定することに対してキーを提供し得る。時系列における記号の表示は、記号によって表わされるようにイベントが発生した相対時間が時間キー５７０を参照して決定され得るように、タイムラインに沿って配され得る。時間キー５７０は任意の好適な態様で基準時間を提供し得る。たとえば、時間キー５７０は、１日目からスタートする日の経過を示し得、ディスプレイ上の同じ距離が各日における時間量を表わすために使用される。時間キー５７０は、タイムライン上のビジュアル表現とともに表示されるイベントが発生した期間を反映するために、ユーザインターフェイス５００において表示された時系列上でユーザがズームインもしくはズームアウトまたはパンすると、変化し得る。

時系列フィルタ５８０は、ユーザインターフェイス５００に表示される時系列のフィルタリングを可能にし得る。たとえば、ユーザは、イベントのメニューと、ユーザが時系列をフィルタリングするために使用し得る他のフィルタ基準とをポップアップするよう、時系列フィルタ５８０をクリックし得る。たとえば、デベロッパは、ユーザがアプリケーションにおいて支出した量、ユーザがアプリケーションを使用するのを始めた時間、ユーザがアプリケーションに戻る意図なくアプリケーションを使用することをやめたように思われる時間、アプリケーションの使用の開始と停止との間の時間、得られた達成もしくはなされた進歩、得られたアイテム、アプリケーションにおけるユーザの予測された将来の支出もしくはユーザによるアプリケーションの他の予測された将来の使用、または、任意の他の好適なフィルタ基準に基づき示される時系列をフィルタリングし得る。これは、たとえば、同じ集団におけるユーザがアプリケーションを使用し始めた日付に基づいた、当該ユーザからの時系列同士の比較をデベロッパが閲覧することを可能にし得る。時系列フィルタ５８０がフィルタ基準を選択するために使用される場合、フィルタ基準は、イベントログ１４２中のイベントデータをフィルタリングするためにフィルタ基準を使用し得るエクスプローラサーバ１１０に送信され得、表示のために適切な時系列データをビューア１１０に与え得るか、または、エクスプローラサーバ１１０から既に受信された時系列データに基づいて、表示するべき適切な時系列を決定するためにエクスプローラクライアント４１０によって直接的に使用され得る。時系列フィルタ５８０は、その時系列がユーザインターフェイス５００においてセグメントに表示されるユーザを決定するために使用され得る。たとえば、時系列フィルタ５８０は、どの時系列が第１のセグメントに表示されるかを決定し得るフィルタ基準の第１のセットを確立するために使用され得、その後、どの時系列が第２のセグメントに表示されるかを決定し得るフィルタ基準の第２のセットを確立するために使用され得る。たとえば、第１のセグメントは、そのイベントデータがアプリケーションの初めての使用の７日間で発生した離脱イベントを含むユーザからの時系列を表示し得、第２のセグメントは、そのイベントが同じアプリケーションの初めての使用の７日間内に離脱イベントを含んでいないユーザからの時系列を表示し得る。

将来の挙動の予測に基づいて時系列をフィルタリングすることは、たとえば機械学習システムによる時系列の分析および分類に基づき得る。たとえば、機械学習システムは、ゲームにおいて何らかのしきい値数の達成を成し遂げたユーザからのイベントデータを使用して訓練され得る。その後、機械学習システムは、他のユーザのイベントデータにおいて反映されるように、それらのユーザの現在までのゲームの使用に基づきそれらのユーザが当該しきい値数の達成を成し遂げるだろうと機械学習システムが予測するかどうかに基づき、当該他のユーザを分類するために使用され得る。機械学習システムは、任意の好適な態様で実現され得、たとえばエクスプローラサーバ１１０の一部分であり得、イベントログ１４２からのイベントデータにより訓練され得るとともに、イベントログ１４２からのイベントデータに基づいてユーザを分類し得る。

時系列フィルタ５８０はさらに、プリセットフィルタ基準の選択を可能にし得、これにより、ユーザインターフェイス５００についての時系列のプリセットビューが選択される。プリセットビューは、エクスプローラクライアント４１０のユーザによって直接的に選択され得るか、または、ユーザによって時系列フィルタ５８０に入力される質問に基づいて選択され得る。当該質問の例としては、「ゲームプレイの最初に何が起こるか？」と、「ユーザが初めてお金を支出する前に何が起こるか？」と、「ユーザがアプリケーションを使用することをやめる前に何が起こるか？」とがある。ユーザインターフェイス５００はさらに、プリセットビューに対応するある質問を表示し得、質問は、ユーザインターフェイス５００への任意の好適な入力を通じて直接的に選択され得る。プリセットビューは、ユーザとアプリケーションとの間の関係において重大であると考えられ得るイベントまたは一連のイベントを強調し得る。当該イベントまたは一連のイベントの例としては、アプリケーションの使用の最初の数分に発生するイベントと、ユーザがお金を支出する前に発生するイベントと、ユーザがアプリケーションに対して良いまたは悪いレビューを与える前のイベントと、アプリケーションがクラッシュする前のイベントと、ユーザがアプリケーションに戻る意図なくアプリケーションをやめる前に発生するイベントとがある。

時系列フィルタ５８０を使用して選択されるフィルタ基準またはプリセットビューは、ユーザインターフェイス５００における時系列のビジュアル化されたもの５５５のような時系列の表示に影響を与え得る。たとえば、いくつかのフィルタ基準について、時間キー５７０は、０の時間または実際の時間からスタートし得、後のイベント表示のためのビジュアル表現が前のイベントの右にある状態で、ビジュアル表現が時系列についてタイムラインに沿って配される。いくつかのフィルタ基準の場合、たとえば離脱イベントのような時系列中の最後のイベントは、タイムラインの始めすなわち左側に表示されるビジュアル表現を有し得、前のイベントについてのビジュアル表現が右側に表示される。これは、多くの時系列が、共通のイベントに基づいて、視覚的に整列することを可能にし得る。いくつかのフィルタ基準の場合、たとえば時系列中の最初の支出イベントのような時系列中の特定のイベントについてのビジュアル表現は、すべての表示された時系列におけるそのイベントについてのビジュアル表現が互いに整列するように表示され得る。

イベント表示制御５８１、５８３および５８７は、ユーザインターフェイス５００において表示される時系列のタイムライン上にビジュアル表現が表示されるイベントの制御を可能にし得る。たとえば、ユーザは、そのイベントを表わすビジュアル表現または記号が、ユーザインターフェイス５００において表示される時系列のタイムラインに表示されるように、または、表示されないように任意のイベントタイプを選択し得る。これにより、たとえば、エクスプローラクライアント４１０のユーザは、当該ユーザが興味を持っているイベントのビジュアル表現を示しつつ興味を持っていないイベントのビジュアル表現を隠すことが可能になり得る。

セグメント表示制御５９０は、ユーザインターフェイス５００において時系列が表示されるセグメントの制御を可能にし得る。たとえば、ユーザは、セグメント表示制御５９０においてセグメントを選択して、そのセグメントがユーザインターフェイス５００に表示されるか、または、表示されないようにし得る。これにより、たとえば、ユーザは、時系列フィルタ５８０を使用して複数のセグメントを生成し、セグメントのうちのいずれかが所与の時間に表示するかを選択する。これにより、複数のセグメントにおける時系列同士の間で視覚的な比較が可能になる。

時系列のビジュアル化されたもの５５５のような時系列のビジュアル化されたものは、たとえばデベロッパのようなユーザが、ユーザによるアプリケーションの使用の間のイベントデータとしてログが記録されたイベントをビジュアル化することを可能にし得る。これにより、デベロッパは、時系列のビジュアル化されたもの５５５のような時系列の視覚的な検討を通じて、個々の匿名化されたユーザについての使用のパターンまたは多くの匿名化されたユーザの間の使用のパターンを決定することが可能になり得る。たとえば、デベロッパは、時系列において離脱イベントの直前に発生するイベントのパターンを検出することが可能であり得、これにより、なぜユーザがアプリケーションを使用することをやめるか、デベロッパが判断することが可能になり得る。異なるセグメントを表示することは、デベロッパが、異なるタイプのユーザによるアプリケーションの使用中に発生するイベントを比較することを可能にし得る。たとえば、第１のセグメントは、ユーザのアプリケーションの初めての使用から７日以内に発生した離脱イベントを含むユーザからの時系列を含み得る一方、第２のセグメントは、ユーザのアプリケーションの初めての使用から７日以内に発生した離脱イベントを含まないユーザからの時系列を含み得る。時系列のビジュアル化されたもの５５５のような時系列のビジュアル化されたものは、ユーザインターフェイス５００に表示され得、デベロッパは、記号５６１、５６２、５６３、５６４、５６５、５６６、５６７、５６８および５６９のような記号の配置を視覚的に検討して、イベントの任意のパターンが、第１のセグメントにおけるユーザがなぜ離脱して第２のセグメントにおけるユーザがなぜ離脱しなかったかを示すかどうか判断し得る。

図６は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す。たとえば記号５６１のような表示された記号のいずれかのようなイベントのビジュアル表現がユーザによって選択されると、イベントポップアップ６００がユーザインターフェイス５００に現われ得る。ユーザは、任意の好適な態様でユーザインターフェイス５００上のビジュアル表現を選択し得る。当該任意の好適な態様の選択は、たとえば、タッチスクリーン上のビジュアル表現の位置をタップするか、もしくは、ビジュアル表現の位置にて押圧および保持することか、マウスもしくはタッチパッドのような入力デバイスによって制御されるカーソルによりビジュアル表現をクリックするか、もしくは、ビジュアル表現の上にとどまることか、または、キーボード入力を使用してビジュアル表現を選択することである。ビジュアル表現が選択されると現われるイベントポップアップ６００は、たとえばエクスプローラクライアント４１０に送られる時系列データにおいてイベントデータから得られるような、ビジュアル表現に関連付けられるイベントに関する任意の好適な情報を表示し得る。表示される情報は、たとえば、イベントの詳細な説明と、イベントについての時間、日および日付と、イベントに関係する集合データとを含み得る。たとえば、イベントが特定のアイテムの購入である場合、時系列中のそのイベントについての付加的な情報は、ユーザが購入をした日付と、どれだけ多くのお金をユーザが支出したかと、ユーザが購入したアイテムの量および識別性と、そのアイテムがどれだけ多くアプリケーションの期間の間に販売されたかとそのアイテムがどれだけの収益を生み出したかとの総計の合計とを含み得る。ユーザが何らかの達成を得た場合、そのイベントの表現の選択上に表示される付加的な情報は、達成の名称と、達成に関連付けられるグラフィックと、達成が得られたデータと、達成に関係する任意の他の有用なデータとを含み得る。イベントポップアップ６００に表示される情報は、そのイベントについてのビジュアル表現がどのように選択されるかに依存して、同じイベントについて異なり得る。たとえば、ビジュアル表現の上にとどまることにより、関連付けられるイベントに関する何らかの基本的な情報を含むイベントポップアップ６００が現れ得る一方、ビジュアル表現をクリックすることにより、関連付けられるイベントに関するより大きな情報量を含むイベントポップアップ６００が現れ得る。

時系列フィルタ５８０がアクティベートされると、時系列フィルタセレクタ６５０が現われ得る。時系列フィルタ５８０は、たとえば時系列フィルタ５８０へのテキストの入力によって、または、時系列フィルタ５８０をクリックすることによってといったように、任意の好適な態様でアクティベートされ得る。時系列フィルタセレクタ６５０は、時系列のどのビジュアル化されたものがユーザインターフェイス５００に表示されるかを決定するために使用され得るフィルタ基準の選択を可能にし得る。

図７は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なユーザインターフェイスを示す。ユーザインターフェイス５００は、アプリケーション名５１０によって示されるアプリケーションのあるカテゴリのユーザを表わし得る時系列を表示し得る。時系列がユーザインターフェイス５００に表示される数字のカテゴリタイプをセットするように、ユーザサンプル制御７１０が使用され得る。イベントパーセンテージ表示７２０は、各タイプのあるイベントを含む時系列のパーセンテージを表示し得る。たとえば、イベントパーセンテージ表示７２０は、イベントログ１４２において利用可能なすべての時系列、ユーザインターフェイス５００に表示されるカテゴリタイプについて代表的な時系列を決定するのに用いられるすべての時系列、または、時系列の任意の他の好適なサブセットといった時系列の何らかのグループからの離脱イベントを含む時系列のパーセンテージを示し得る。代表的な時系列のビジュアル化されたもの７２０のような代表的な時系列は、タイムライン上に配されるイベントのビジュアル表現を使用して表示され得る。カテゴリタイプについての代表的な時系列は、たとえばイベントログ１４２のイベントデータにおいて利用可能な時系列のクラスタ分析を通じてといったように任意の好適な態様で決定され得る。たとえば、クラスタ分析は、ゲームの最初の使用の後に早く離脱するゲームのユーザであり得る「離脱が早い人」タイプを表わすイベントログ１４２から時系列を決定するために使用され得る。クラスタ分析は、「離脱が早い人」タイプを表わす時系列のクラスタの中心にある時系列のグループを決定し得、その後、そのグループから中間の時系列を取得し得る。中間の時系列は、「離脱が早い人」カテゴリについての代表的な時系列として使用され得、たとえば代表的な時系列のビジュアル化されたもの７２０として、ユーザインターフェイス５００に表示され得る。これにより、多くの異なるカテゴリタイプについて最も代表的な時系列の視覚的な比較が可能になり得る。たとえば、代表的な「離脱が早い人」についてのログが記録されたイベントと、たとえば代表的な「支出が早い人」についてのログが記録されたイベントとの間の比較が可能になり得る。クラスタ分析に使用されるカテゴリタイプは、任意の好適な基準に基づく任意の好適なカテゴリタイプであり得る。異なるカテゴリタイプは、異なるアプリケーションからの時系列を分析するために使用され得る。

図８は、開示される主題の実現例に従った時系列エクスプローラに好適な例示的なプロセスを示す。８００において、イベントログが受信され得る。たとえばサーバ１００は、ユーザコンピューティングデバイス２００、３００、３１０および３２０のようなさまざまなコンピューティングデバイスから、イベントログ２４２のようなイベントログを受信し得る。受信されたイベントログは、アプリケーション２１０のようなそれらのさまざまなユーザコンピューティングデバイスにインストールされたアプリケーションに関連してさまざまなユーザコンピューティングデバイス上でログが記録されたイベントデータを含み得る。イベントログは、同じアプリケーションまたは異なるアプリケーションに基づいてログが記録されたイベントデータを含み得る。受信されたイベントログが格納され得る。たとえば、イベントログは、サーバ１００のストレージ１４０にイベントログ１４２とともに格納され得る。

８０２において、時系列についての要求が受信され得る。たとえば、サーバ１００上のエクスプローラサーバ１１０は、デベロッパコンピューティングデバイス４００上のエクスプローラクライアント４１０から時系列についての要求を受信し得る。時系列についての要求は、イベントログ１４２からのどのイベントデータが時系列についての要求に応答して時系列を形成するかを決定するようエクスプローラサーバ１１０によって使用され得る任意の好適なデータまたは基準を含み得る。たとえば、当該要求は、時系列が関連付けられ得るアプリケーション２１０のようなアプリケーションと、時系列が含む必要があり得るイベントまたは含まなくてもよいいイベントと、時系列内のイベントの発生についての時間的制約と、たとえばゲームをプレイするのに費やされる時間のしきい値量のような時系列中のイベントによって示されるアクティビティのしきい値量と、ゲームに支出されたお金と、ゲームで生じたポイントと、達成イベントによって示されるような達成とに関する基準、および、任意の他の好適な基準を特定し得る。時系列についての要求における基準はたとえば、ユーザインターフェイス５００における時系列フィルタ５８０を使用して設定されるフィルタ基準であり得る。

８０４において、時系列データは要求に基づいて決定され得る。たとえば、エクスプローラサーバ１１０は、イベントログ１４２中のどの時系列が要求に応答するかを決定するよう時系列についての要求における基準を使用し得る。エクスプローラサーバ１１０はたとえば、どの時系列が、時系列についての要求において特定されるアプリケーションからのものであるかを決定し得る。エクスプローラサーバ１１０は、時系列についての要求における基準とマッチするイベントを有する時系列を決定するよう、イベントログ１４２中のイベントデータを分析し得る。時系列についての要求に応答すると決定される時系列からのイベントデータは、時系列データであり得る。時系列データは、複数の時系列についてのイベントデータを含み得る。

８０６において、時系列は時系列データに基づいてレンダリングされ得る。たとえば、時系列データ中のイベントデータを有するイベントのビジュアル表現は、各時系列についてのタイムライン上でレンダリングされ得る。たとえば、時系列のビジュアル化されたもの５５５は、時系列データ中の単一の時系列についてのイベントデータからレンダリングされ得る。時系列のビジュアル化されたものは、グラフィックス、アイコン、ならびに、記号５６１、５６２、５６３、５６４、５６５、５６６、５６７、５６８および５６９のような記号を含むイベントの任意の好適なビジュアル表現を使用してレンダリングされ得る。レンダリングは、エクスプローラサーバ１１０によって実行され得、エクスプローラサーバ１１０はその後、表示するためにエクスプローラクライアント４１０に当該レンダリングされたものを送信し得るか、または、たとえばエクスプローラサーバ１１０から受信される時系列データに基づいて、エクスプローラクライアント４１０によって実行され得る。時系列データからビジュアル的にレンダリングされ得る時系列の数はたとえば、サンプル制御５３０の設定に依存し得る。レンダリングは、ユーザインターフェイス５００の現在のズームレベルと、データウィンドウ制御５４０の現在の設定とに基づき得る。たとえば、いくつかの時系列は、時系列のレンダリングされたものが表示されることになるディスプレイの解像度がディスプレイ上に離散的に示されるべきイベントのビジュアル表現のすべてについて十分に高くない程度までユーザインターフェイス５００がズームアウトするため、オーバーラップするビジュアル表現を有するイベントデータを有し得る。

８０８において、時系列が表示され得る。たとえば、エクスプローラクライアント４１０は、エクスプローラサーバ１１０から時系列のビジュアル化されたもののレンダリングされたものを受信し得、ユーザインターフェイス５００において、デベロッパコンピューティングデバイス４００に接続されているディスプレイ上に当該レンダリングされたものを表示し得る。時系列のビジュアル化されたものも、エクスプローラサーバ１１０から時系列データを受信し得るエクスプローラクライアント１１０によって、デベロッパコンピューティングデバイス５００に接続されているディスプレイ上のユーザインターフェイス５００に直接的にレンダリングされ得る。

ここで開示される主題の実施形態は、さまざまなコンポーネントおよびネットワークアーキテクチャにおいて実現され得、かつ、さまざまなコンポーネントおよびネットワークアーキテクチャとともに用いられ得る。図９は、ここで開示される主題の実施形態を実現するのに好適な例示的なコンピュータシステム２０である。コンピュータ２０は、１つ以上のプロセッサ２４と、ＲＡＭ、ＲＯＭ、またはフラッシュＲＡＭなどのようなメモリ２７と、入出力コントローラ２８と、ハードドライブ、フラッシュストレージ、またはＳＡＮデバイスなどの固定ストレージ２３といった、コンピュータ２０の主なコンポーネントを相互接続するバス２１を含む。ディスプレイアダプタを介するディスプレイスクリーンのようなユーザディスプレイと、コントローラおよびキーボード、マウス、またはタッチスクリーンなどのような関連するユーザ入力デバイスのようなユーザ入力インターフェイスと、汎用コンピューティングシステムにおいて、または、汎用コンピューティングシステムに関連して使用する当該技術において公知の他のコンポーネントといった他のコンポーネントが含まれてもよいし、含まれなくてもよいということが理解されるであろう。

バス２１は、セントラルプロセッサ２４とメモリ２７との間のデータ通信を可能にする。ＲＡＭは一般に、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムがロードされるメインメモリである。ＲＯＭまたはフラッシュメモリは、たとえばコードとして、周辺のコンポーネントとのインタラクションのような基本的なハードウェア動作を制御する基本入出力システム（BIOS: Basic Input-Output system）を含み得る。コンピュータ２０に存在するアプリケーションは一般に、固定ストレージ２３、および／または、メモリ２７、光学ドライブもしくは外部ストレージメカニズムなどといったコンピュータ読取可能媒体上に格納され、コンピュータ読取可能媒体を介してアクセスされる。

示された各コンポーネントは、コンピュータ２０と一体的であり得るか、または、別個でありかつ他のインターフェイスを通じてアクセスされ得る。ネットワークインターフェイス２９のような他のインターフェイスは、電話リンク、有線もしくは無線ローカルもしくはワイドエリアネットワーク接続、または、プロプリエタリネットワーク接続などを介して、リモートシステムおよびデバイスへの接続を提供し得る。たとえば、ネットワークインターフェイス２９は、図１０に示されるように、コンピュータが１つ以上のローカルネットワーク、ワイドエリアネットワーク、または、他のネットワークを介して他のコンピュータと通信することを可能にし得る。

ドキュメントスキャナ、デジタルカメラ、補助システム、追加システムまたは、バックアップシステムなどといった他の多くのデバイスまたはコンポーネント（図示せず）が、同様の態様で接続され得る。反対に、図９に示されるコンポーネントのすべては、本開示を実施するのに存在する必要があるとは限らない。コンポーネントは示されるものとは異なった態様で相互接続され得る。図９に示されるもののようなコンピュータの動作は、当該技術において容易に知られており、この出願においては詳細に議論されない。本開示を実現するコードは、メモリ２７、固定ストレージ２３、リモートストレージ位置、または、当該技術において公知の任意の他のストレージメカニズムのうちの１つ以上のようなコンピュータ読取可能記憶媒体に格納され得る。

図１０は、開示される主題の実施形態に従った例示的な配置を示す。ローカルコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピューティングデバイス、および、リモートサービスなどといった１つ以上のクライアント１０，１１は、１つ以上のネットワーク７を介して他のデバイスに接続し得る。ネットワークは、ローカルネットワーク、ワイドエリアネットワーク、インターネット、または、任意の他の好適な通信ネットワークであり得、有線および／または無線ネットワークを含む任意の好適なプラットホーム上で実現され得る。クライアント１０，１１は、処理ユニット１４、データベース１５およびユーザインターフェイスシステム１３のような１つ以上のコンピュータシステムと通信し得る。いくつかの場合において、クライアント１０，１１は、ユーザインターフェイスシステム１３と通信し得、ユーザインターフェイスシステム１３は、データベース１５または処理ユニット１４などのような１つ以上の他のシステムへのアクセスを提供し得る。たとえばユーザインターフェイス１３は、１つ以上の他のコンピュータシステムからのデータを提供する、ユーザがアクセス可能なウェブページであり得る。ユーザインターフェイス１３は、異なるクライアントに異なるインターフェイスを提供し得、たとえば人間が読むことが可能なウェブページがウェブブラウザクライアント１０に提供され、コンピュータ読取可能ＡＰＩまたは他のインターフェイスがリモートサービスクライアント１１に提供される。ユーザインターフェイス１３、データベース１５および処理ユニット１４は、一体的なシステムの部分であり得るか、または、プライベートネットワーク、インターネットまたは任意の他の好適なネットワークを介して通信する複数のコンピュータシステムを含み得る。処理ユニット１４はたとえば、クラウドベースのコンピューティングシステム、検索エンジンもしくはコンテンツ送達システムなどのような分散型システムの部分であり得、さらにデータベース１５および／もしくはユーザインターフェイス１３を含むか、または、データベース１５および／もしくはユーザインターフェイス１３と通信し得る。いくつかの構成において、分析システム５は、たとえば格納されたデータまたは取得されたデータが処理装置１４、データベース１５および／またはユーザインターフェイス１３への送達の前に分析システム５によってあらかじめ処理されるバックエンド処理を提供し得る。たとえば、機械学習システム５は、１つ以上の他のシステム１３、１４、１５にさまざまな予測モデルまたはデータ分析などを提供し得る。

上記の記載は、説明の目的のために、特定の実施形態を参照して記載されている。しかしながら、上記の例示的な議論は、網羅的であることは意図されず、または、開示される主題の実施形態を開示された正確な形態に限定するように意図されない。上記の教示に鑑みて多くの修正例および変形例が可能である。実施形態は、開示される主題およびそれらの実用的な用途の実施形態の原理を説明することにより当業者がそれらの実施形態およびさまざまな実施形態を利用することを可能にするために、選択および記載されている。

Claims (20)

1. データ処理装置によって実行される、コンピュータによって実現される方法であって、
   少なくとも１つのフィルタ基準を含む、時系列についての要求を受信することと、
   イベントログに格納される前記時系列についてのイベントデータを前記少なくとも１つのフィルタ基準と比較することによって、前記時系列についての要求に応答する少なくとも１つの時系列を決定することとを含み、前記イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生した少なくとも１つのイベントの指示を含んでおり、前記コンピュータによって実現される方法はさらに、
   前記少なくとも１つの時系列のビジュアル表現をレンダリングすることを含み、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現は、前記時系列についての前記イベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記コンピュータによって実現される方法はさらに、
   ディスプレイ上に表示されるように前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現を送信することを含む、コンピュータによって実現される方法。
2. ユーザコンピューティングデバイスから前記イベントログを受信することと、
   前記イベントログを格納することとをさらに含む、請求項１に記載のコンピュータによって実現される方法。
3. 前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現をレンダリングすることはさらに、
   タイムライン上に前記イベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、
   前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第２のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、
   前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第３のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることとを含む、請求項１に記載のコンピュータによって実現される方法。
4. 前記イベントの前記ビジュアル表現、前記第２のイベントの前記ビジュアル表現、および、前記第３のイベントの前記ビジュアル表現は、時間順に現われるように前記タイムライン上にレンダリングされる、請求項３に記載のコンピュータによって実現される方法。
5. 第２の時系列のビジュアル表現をレンダリングすることをさらに含み、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現は、前記第２の時系列についてのイベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記コンピュータによって実現される方法はさらに、
   前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるように、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現を送信することを含む、請求項１に記載のコンピュータによって実現される方法。
6. 前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現とともに前記ディスプレイ上に表示されるユーザインターフェイスへの入力を通じて前記イベントの前記ビジュアル表現の選択の指示を受信することと、
   前記イベントログからの前記イベントデータに基づいて、前記イベントに関連付けられる付加的な情報を含むボックスをレンダリングすることと、
   前記ディスプレイ上に表示されるように前記付加的な情報を含む前記ボックスを送信することとをさらに含む、請求項１に記載のコンピュータによって実現される方法。
7. １つ以上のイベントログに格納される複数の時系列に対してクラスタ分析を実行することをさらに含み、前記クラスタ分析は、前記時系列を２つ以上のクラスタへグループ化し、各クラスタはカテゴリに対応しており、前記コンピュータによって実現される方法はさらに、
   前記時系列の２つ以上のクラスタのうちの第１のクラスタについて、前記第１のクラスタの中間にある時系列のグループを決定することと、
   前記第１のクラスタの中間にある前記時系列の前記グループの中間メンバーである時系列を決定することとを含む、請求項１に記載のコンピュータによって実現される方法。
8. 前記第１のクラスタの中間にある前記時系列のグループの前記中間メンバーである前記時系列のビジュアル表現をレンダリングすることと、
   前記第１のクラスタの中間にある前記時系列のグループの前記中間メンバーである前記時系列の前記ビジュアル表現を、前記第１のクラスタに関連付けられるカテゴリについての代表的な時系列として表示されるように送信することとをさらに含む、請求項７に記載のコンピュータによって実現される方法。
9. １つ以上のイベントログを含むストレージと、
   エクスプローラサーバとを含み、前記エクスプローラサーバは、少なくとも１つのフィルタ基準を含む、時系列についての要求を受信することと、前記１つ以上のイベントログに格納される前記時系列についてのイベントデータを前記少なくとも１つのフィルタ基準と比較することによって、前記時系列についての要求に応答する少なくとも１つの時系列を決定することとを行うように構成されており、前記イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生した少なくとも１つのイベントの指示を含んでおり、前記エクスプローラサーバはさらに、前記少なくとも１つの時系列のビジュアル表現をレンダリングすることを行うように構成されており、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現は、前記時系列についての前記イベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記エクスプローラサーバはさらに、ディスプレイ上に表示されるように前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現を送信することを行うように構成される、コンピュータによって実現されるシステム。
10. 前記エクスプローラサーバはさらに、ユーザコンピューティングデバイスから前記１つ以上のイベントログのうちの少なくとも１つを受信することと、前記イベントログを格納することとを行うように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現されるシステム。
11. 前記エクスプローラサーバはさらに、タイムライン上に前記イベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第２のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第３のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることとによって、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現をレンダリングするように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現されるシステム。
12. 前記イベントの前記ビジュアル表現、前記第２のイベントの前記ビジュアル表現、および、前記第３のイベントの前記ビジュアル表現は、時間順に現われるように前記タイムライン上にレンダリングされる、請求項１１に記載のコンピュータによって実現されるシステム。
13. 前記エクスプローラサーバはさらに、第２の時系列のビジュアル表現をレンダリングすることを行うように構成されており、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現は、前記第２の時系列についてのイベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記エクスプローラサーバはさらに、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるように、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現を送信することを行うように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現されるシステム。
14. 前記エクスプローラサーバはさらに、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現とともに前記ディスプレイ上に表示されるユーザインターフェイスへの入力を通じて前記イベントの前記ビジュアル表現の選択の指示を受信することと、前記１つ以上のイベントログのうちの１つからの前記イベントデータに基づいて、前記イベントに関連付けられる付加的な情報を含むボックスをレンダリングすることと、前記ディスプレイ上に表示されるように前記付加的な情報を含む前記ボックスを送信することとを行うように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現されるシステム。
15. 前記エクスプローラサーバはさらに、前記１つ以上のイベントログに格納される複数の時系列に対してクラスタ分析を実行することを行うように構成され、前記クラスタ分析は、前記時系列を２つ以上のクラスタへグループ化し、各クラスタはカテゴリに対応しており、前記エクスプローラサーバはさらに、前記時系列の２つ以上のクラスタのうちの第１のクラスタについて、前記第１のクラスタの中間にある時系列のグループを決定することと、前記第１のクラスタの中間にある前記時系列のグループの中間メンバーである時系列を決定することとを行うように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現される方法。
16. 前記エクスプローラサーバはさらに、前記第１のクラスタの中間にある前記時系列のグループの前記中間メンバーである前記時系列のビジュアル表現をレンダリングすることと、前記第１のクラスタの中間にある前記時系列のグループの前記中間メンバーである前記時系列の前記ビジュアル表現を、前記第１のクラスタに関連付けられるカテゴリについての代表的な時系列として表示されるように送信することとを行うように構成される、請求項１５に記載のコンピュータによって実現される方法。
17. 前記エクスプローラサーバはさらに、エクスプローラサーバを実行するコンピューティングデバイスとは別個のコンピューティングデバイス上で実行されるエクスプローラクライアントに前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現を送信するように構成される、請求項９に記載のコンピュータによって実現される方法。
18. １つ以上のコンピュータと、命令を格納する１つ以上のストレージデバイスとを含むシステムであって、前記命令は、前記１つ以上のコンピュータによって実行されると、前記１つ以上のコンピュータに、
    少なくとも１つのフィルタ基準を含む、時系列についての要求を受信することと、
    イベントログに格納される前記時系列についてのイベントデータを前記少なくとも１つのフィルタ基準と比較することによって、前記時系列についての要求に応答する少なくとも１つの時系列を決定することとを含む動作を実行させるように動作可能であり、前記イベントデータはコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションにおいて発生した少なくとも１つのイベントの指示を含んでおり、前記命令はさらに、前記１つ以上のコンピュータによって実行されると、前記１つ以上のコンピュータに、
    前記少なくとも１つの時系列のビジュアル表現をレンダリングすることを含む動作を実行させるように動作可能であり、前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現は、前記時系列についての前記イベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記命令はさらに、前記１つ以上のコンピュータによって実行されると、前記１つ以上のコンピュータに、
    ディスプレイ上に表示されるように前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現を送信することを含む動作を実行させるように動作可能である、システム。
19. 前記命令はさらに、前記１つ以上のコンピュータに、
    タイムライン上に前記イベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、
    前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第２のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることと、
    前記タイムライン上に前記少なくとも１つの時系列についての前記イベントデータによって示される第３のイベントのビジュアル表現をレンダリングすることとをさらに含む動作を実行させる、請求項２６に記載のシステム。
20. 前記命令はさらに、前記１つ以上のコンピュータに、
    第２の時系列のビジュアル表現をレンダリングすることをさらに含む動作を実行させ、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現は、前記第２の時系列についてのイベントデータによって示されるイベントの少なくとも１つのビジュアル表現を含んでおり、前記命令はさらに、前記１つ以上のコンピュータに、
    前記少なくとも１つの時系列の前記ビジュアル表現とともにディスプレイ上に表示されるように、前記第２の時系列の前記ビジュアル表現を送信することをさらに含む動作を実行させる、請求項２６に記載のシステム。