JP2018522449A - デバイスによって受信される送信のフローレートを調整するための方法および装置 - Google Patents

デバイスによって受信される送信のフローレートを調整するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本開示のいくつかの態様は、デバイスにおいて受信される送信のフローレートを調整するための方法および装置に関する。ユーザ機器(UE)が、トリガ条件を検出したことに応答して、UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定する。UEは、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し、調整されたフィードバックをBSに送信する。

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001]本出願は、両方が本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年3月15日に出願された「METHODS AND APPARATUS FOR ADJUSTING FLOW RATE OF TRANSMISSIONS RECEIVED BY A DEVICE」と題する米国仮出願第62/162,605号の優先権を主張する、2016年3月24日に出願された米国特許出願第15/080,296号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、デバイスによって受信される送信のフローレートを調整するための方法および装置に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTE/LTEアドバンスト(LTE-Advanced)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTE/LTEアドバンストは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、トリガ条件を検出したことに応答して、UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、BSに与えられるフィードバックを調整するという提案(proposal)を決定することと、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整することと、調整されたフィードバックをBSに送信することとを含む。
[0006]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、トリガ条件を検出したことに応答して、UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定するための手段と、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整するための手段と、調整されたフィードバックをBSに送信するための手段とを含む。
[0007]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、概して、UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時(instantaneous)スループットの比較に基づいて、および基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、BSに与えられるフィードバックを調整することと、調整されたフィードバックをBSに送信することとを含む。
[0008]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、概して、UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、BSに与えられるフィードバックを調整するための手段と、調整されたフィードバックをBSに送信するための手段とを含む。
[0009]態様は、概して、添付の図面を参照しながら本明細書で実質的に説明され、添付の図面によって示されるように、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、および処理システムを含む。「LTE」は、概して、LTE、LTEアドバンスト(LTE−A)、無認可スペクトル中のLTE(LTEホワイトスペース)などを指す。
[0010]本開示のいくつかの態様による、ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 [0011]本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワークの一例を示す図。 [0012]本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 [0013]本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 [0014]本開示のいくつかの態様による、ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 [0015]本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 [0016]本開示のいくつかの態様による、eNBにおける例示的なアウターループリンク適応(OLLA:Outer Loop Link Adaption)を示す図。 [0017]本開示のいくつかの態様による、UEスループット制御へのeNB割振りCQIオフセット(eNB-allocated CQI offset)の影響を示す例示的なプロットを示す図。 [0018]本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信される送信のフローレートを調整するための、たとえば、UEによって実行される例示的な動作を示す図。 [0019]本開示のいくつかの態様による、UEにおけるHARQフィードバックをオーバーライドすること(overriding of HARQ feedback)に関する提案の生成のための3つの判定領域(three decision regions)を示す図。 [0020]本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信されたトランスポートブロックについての(for)肯定応答(ACK)メッセージの生成を示す図。 本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信されたトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージの生成を示す図。 本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信されたトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージの生成を示す図。 [0021]本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信される送信のフローレートを調整するための、たとえば、UEによって実行される例示的な動作を示す図。
[0022]移動局(たとえば、UE)は、概して、UEメモリ過負荷(overload)、バス過負荷、プロセッサ過負荷、または過熱を含む、UEにおける内部状態および/または過負荷状態を管理するために、UEにおいて基地局(たとえば、eNB)から受信されたダウンリンク送信に対応するスループット制御をトリガし得る。概して、UEは、基地局に、劣化した(degraded)チャネル状態の指示を受信したことに応答してダウンリンクフローレートを低減させるために、実際に測定されたよりも低い(lower than)チャネル品質インジケータ(CQI)を基地局に示すことによって、劣化したチャネルをシミュレートし得る。しかしながら、低減されたフローレートは、ダウンリンクチャネルのエラーレートを低減し、その結果、より多くのトランスポートブロック(TB)がUEにおいて正確に(correctly)受信され、否定応答メッセージ(NACK)とは反対に、より多くの肯定応答(ACK)メッセージがUEによって送信され得る。これは、基地局が、報告されたCQIをより高い値に調整することによって、ダウンリンクフローレートを増加させ、したがって、UEによって報告されたより低いCQIを無効にすること(neutralizing)を引き起こし得る。
[0023]本開示のいくつかの態様は、UEにおける所望のダウンリンクスループットを達成するために、UEがダウンリンクフローレートを効果的に調整し得る(by which)技法について説明する。いくつかの態様では、UEは、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づくトリガ条件に応答して、基地局に与えられるフィードバックを調整するという提案を生成し得る。UEは、基地局への送信の前に、提案と、トランスポートブロックが正確に受信されたかどうかを含む少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し得る。本開示の態様で説明されるように、フィードバックを調整することは、UEにおいて受信された1つまたは複数のトランスポートブロックのHARQフィードバックをNACKオーバーライドすること、実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信すること、またはそれらの組合せを含み得る。一態様では、UEは、TBが正確に受信された場合および提案がNACKオーバーライドすることを示す場合に、TBのHARQフィードバックをNACKオーバーライドし得る。一態様では、UEは、報告されたCQIを調整するために基地局によって適用されたCQIオフセットが無効にされるように、フィードバックを調整し得る。
[0024]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形で示される。
[0025]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0026]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア/ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ファームウェア、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0027]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、PCM(相変化メモリ)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0028]図1は、本開示の態様が実施され得る、発展型パケットシステム(EPS)100のLTEネットワークアーキテクチャなど、例示的なネットワークアーキテクチャを示す図である。いくつかの態様では、UE102が、トリガ条件に応答して、基地局(たとえば、eNB106)に与えられるフィードバックを調整するという提案を生成し得る。上述のように、トリガ条件は、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの1つまたは複数に基づき得る。UE102は、eNB106への送信の前に、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し得る。一態様では、UE102は、UE102において受信された1つまたは複数のトランスポートブロックのHARQフィードバックをNACKオーバーライドすること、実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信すること、またはそれらの組合せによって、フィードバックを調整し得る。一態様では、UE102は、TBがUE102において正確に受信された場合および生成された提案がNACKオーバーライドすることを示す場合に、TBのHARQフィードバックをNACKオーバーライドし得る。UE102によって送られたHARQフィードバックに基づいて、eNB106は、UE102への後続の送信のために使用されるべきシフトされたCQIを生成するために、UEによって報告されたCQIにCQIオフセットを適用し得る。一態様では、UE102は、eNB106によって適用されたCQIオフセットが相殺される(counteracted)および/または無効にされるように、eNB106へのHARQフィードバックを調整し(adjust)得る。
[0029]LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。例示的な他のアクセスネットワークは、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)PDN、インターネットPDN、管理PDN(たとえば、プロビジョニングPDN)、キャリア固有のPDN、事業者固有のPDN、および/またはGPS PDNを含み得る。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0030]たとえば、E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、アクセスポイント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与え得る。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0031]eNB106はS1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、たとえば、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPS(パケット交換)ストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)を含み得る。このようにして、UE102は、LTEネットワークを通してPDNに結合され得る。
[0032]図2は、本開示の態様が実施され得る、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。いくつかの態様では、UE206が、トリガ条件に応答して、基地局(たとえば、eNB204)に与えられるフィードバックを調整するという提案を生成し得る。UE206は、eNB204への送信の前に、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し得る。一態様では、UE206は、UE206において受信された1つまたは複数のトランスポートブロックのHARQフィードバックをNACKオーバーライドすること、実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信すること、またはそれらの組合せによって、フィードバックを調整し得る。
[0033]この例では、アクセスネットワーク200はいくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208はリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)と呼ばれることがある。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。ネットワーク200はまた、1つまたは複数のリレー(図示せず)を含み得る。一適用例によれば、UEはリレーとして働き得る。
[0034]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがダウンリンク(DL)上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存することになる。
[0035]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することを可能にする。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これは、(1つまたは複数の)UE206の各々が、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することを可能にする。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これは、eNB204が、各空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能にする。
[0036]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを介した送信のためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0037]以下の詳細な説明では、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながらアクセスネットワークの様々な態様が説明される。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
[0038]図3は、本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0〜9のインデックスをもつ等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域中に7つの連続するOFDMシンボルを含んでおり、すなわち84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについて、リソースブロックは、時間領域中に6つの連続するOFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R302、R304として示されているリソース要素のうちのいくつかはDL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0039]LTEでは、eNBは、eNB中の各セルについて1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。1次同期信号および2次同期信号は、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP:cyclic prefix)をもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5において送られ得る。同期信号は、セル検出および収集のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHは、あるシステム情報を搬送し得る。
[0040]eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間において物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるシンボル期間の数(M)を伝達し得、ただし、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割振りについての情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報とを搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。
[0041]eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eNBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間においてシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eNBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0042]各シンボル期間において、いくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素(RE:resource element)は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間において基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)中に配置され得る。各REGは1つのシンボル期間において4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数にわたってほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数にわたって拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICHのための3つのREGは、すべてシンボル期間0に属し得るか、またはシンボル期間0、1、および2に拡散され得る。PDCCHは、たとえば、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る、9、18、36、または72個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して可能にされ得る。本方法および装置の態様では、サブフレームは、2つ以上のPDCCHを含み得る。
[0043]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのためのREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して可能にされる組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0044]図4は、本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続サブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0045]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数にわたってホッピングし得る。
[0046]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングをも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEはフレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みのみを行うことができる。
[0047]図5は、本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3とともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0048]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0049]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバサポートとを与える。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による、順が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作を担当する。
[0050]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0051]図6は、本開示の態様が実施され(practiced)得る、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。いくつかの態様では、UE650は、トリガ条件に応答して、eNB610に与えられるフィードバックを調整するという提案を生成し得る。上述のように、トリガ条件は、UEプロセッサ使用量(たとえば、コントローラ/プロセッサ659およびRXプロセッサ656のうちの1つまたは複数)、UEメモリ使用量(たとえば、メモリ660)、UE温度、またはUEバス使用量のうちの1つまたは複数に基づき得る。UE650は、eNB610への送信の前に、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し得る。一態様では、UE650は、UE650において受信された1つまたは複数のトランスポートブロックに関連するNACKオーバーライドHARQフィードバックを有すること、実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信すること、またはそれらの組合せによって、フィードバックを調整し得る。一態様では、UE650は、TBがUE650において正確に受信された場合および生成された提案がNACKオーバーライドすることを示す場合に、TBのHARQフィードバックをNACKオーバーライドし得る。
[0052]DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
[0053]TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の(separate)送信機TX618a〜nを介して異なるアンテナ620a〜nに与えられる。各送信機TX618は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0054]UE650において、トランシーバTX/RX654a〜mの各受信機RXは、それのそれぞれのアンテナ652a〜mを通して(through)信号を受信する。トランシーバTX/RX654の各受信機RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し(recovers)、その情報を受信機(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0055]コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連し得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、制御/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読(deciphering)と、ヘッダ復元(decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)メッセージおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0056]ULでは、データソース667が、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担当する。
[0057]eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、トランシーバTX/RX654a〜mの別個の送信機TXを介して異なるアンテナ652に与えられる。トランシーバTX/RX654の各送信機TXは、送信のためにそれぞれの(respective)空間ストリームでRFキャリアを変調する。
[0058]UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明された様式と同様の様式でeNB610において処理される。トランシーバTX/RX618の各受信機RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。トランシーバTX/RX618の各受信機RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ670に与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
[0059]コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連し得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために肯定ACKメッセージおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。コントローラ/プロセッサ675、659は、それぞれeNB610およびUE650における動作を指示し得る。
[0060]UE650におけるコントローラ/プロセッサ659および/あるいは他のプロセッサ、モジュールまたは構成要素は、動作、たとえば、それぞれ図9および図12の動作900および動作1200、ならびに/または本明細書で説明される技法のための他のプロセスを実行または指示し得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ659は、トリガ条件を検出したことに応答して、eNB610へのフィードバックを調整するという提案を決定し、提案と少なくとも1つの追加条件とに基づいて、フィードバックを調整するように構成され得る。そのような態様では、コントローラ/プロセッサ659およびTXプロセッサ668は、トランシーバTX/RX654の送信機TXに、eNB610への調整されたフィードバックを送信させるように構成され得る。いくつかの態様では、例示的な動作900および1200ならびに/または本明細書で説明される技法のための他のプロセスを実行するために、図6に示されている構成要素のいずれかのうちの1つまたは複数が採用され得る。メモリ660および676は、それぞれ、UE650およびeNB610の1つまたは複数の他の構成要素によってアクセス可能なおよび実行可能な、UE650およびeNB610のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。
デバイスにおいて受信される送信のフローレートを調整するための例示的な技法
[0061]移動局(たとえば、UE)は、UEにおける内部状態および/または過負荷状態を管理するために、UEにおいて受信されたダウンリンク(DL)送信に対応するスループット制御をトリガし得る。たとえば、そのようなトリガは、処理リソースの利用可能性(availability)に基づき得る。
[0062]たとえば、UE(たとえば、モバイルフォン)上のカメラがアクティブであるとき、(たとえば、カメラからUEプロセッサへの送信の高データレートにより)UEバス帯域幅が高度に(highly)占有され、バスは、UEにおいて受信されたダウンリンクデータ(たとえば、UEモデムからUEプロセッサへのLTEデータ)に対応する高いデータスループットをコンカレントにまたは同時に(concurrently or simultaneously)サポートすることが可能でないことがある。そのような場合、UEにおいて受信されたダウンリンクデータレートに対応するスループットは、UEが無中断(uninterrupted)カメラ動作を続けることが可能であるために、低減されなければならないことがある。UEにおけるスループット制御をトリガし得る他の過負荷状態は、限定はしないが、中央処理ユニット(CPU)過負荷、メモリ過負荷、および1つまたは複数のUE構成要素の過熱を含み得る。
[0063]概して、UEは、UEから悪い(bad)チャネル状態の指示(indication)を受信したことに応答して基地局が概して行う(does)ように(as)、基地局(たとえば、eNB)にUEへのDL送信レートを低下させるために、劣化したチャネルをシミュレートし得る。UEは、UEにおいて実際に測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)よりも低いCQIをeNBに送信することによって、劣化したチャネルをシミュレートし得る。eNBは、概して、受信されたCQIに基づいて、トランスポートブロックサイズおよび/または変調およびコーディング方式(MCS)を導出する。たとえば、LTE/−A規格では、1に等しいCQIインデックスは、4位相シフトキーイング(QPSK)および78×1024のコードレートに対応し得、7に等しいCQIインデックスは、16QAM(直交振幅変調)および378x1024のコードレートに対応し得る。したがって、UEによって報告されたより低いCQIは、UEへのDL送信のためにeNBにおいて選択されるより低いMCS(lower MCS selected)につながり得る。
[0064]CQIベースのDLフロー制御の1つの問題は、いくつかの事業者(some operators)も、ダウンリンク上で測定された損失レートに基づいてダウンリンクレートを調整することである。フロー制御のためにUEによってCQIを低下させることは、HARQチャネル上の低減された損失レートを生じ得る。それに応答して、eNBは、受信されたCQIにオフセットを加算することによって、UEから受信されたCQIを調整し得る。これは、基地局におけるアウターループリンク適応(OLLA)と呼ばれる。このオフセットは、事実上(in effect)、UEによる試みられたフロー制御を打ち消し、DLレートを再び増加させ得る。
[0065]図7は、本開示のいくつかの態様による、eNB(たとえば、図6に示されているeNB610)における例示的なアウターループリンク適応(OLLA)700を示す。
[0066]702において、eNB610は、UE650から見たダウンリンクチャネルの品質を示す、UE(たとえば、図6のUE650)によって測定および報告されたベースCQIを受信する。eNB610は、概して、UE650を、あらかじめ定義された時刻(predefined time instants)においてUE650測定CQIを報告するように構成する。704において、eNB610は、UE650に送信されたDLデータに対応するHARQフィードバックを受信し得る。706において、OLLAの一部として、eNB610は、たとえば、UE650からのHARQフィードバックに基づいて、および随意に、受信されたベースCQIに基づいて、CQIオフセットを生成し得る。
[0067]CQIオフセットは、概して、HARQフィードバックが、HARQフィードバックが対応する(to which)データがUE650において正確に受信されたことを示す肯定ACKメッセージである場合、正値(positive value)である。一方、CQIオフセットは、概して、HARQフィードバックが、データがUEにおいて正確に受信されなかったことを示すNACK(否定応答メッセージ)である場合、負値である。
[0068]708において、eNB610は、シフトされたCQI値を決定するために、受信されたベースCQI値(base CQI value)と内部で生成されたCQIオフセット値(internally generated CQI offset value)とを加算する。たとえば、受信されたCQI値がQであり、eNB610が肯定HARQ ACKメッセージを受信した場合、シフトされたCQI値は、Q+CQIオフセットになるだろう(will)。一方、eNB610がHARQ NACKを受信した場合、シフトされたCQI値は、Q−CQIオフセットになるだろう(will)。710において、eNB610は、シフトされたCQI値に基づいてMCSを選択し、これは(which)、次いで、UE650にデータを送信する際に使用するために、eNB610における送信処理回路にフォワーディングされ得る。
[0069]上記の説明から諒解され得るように、肯定HARQ ACKメッセージは、受信されたCQI値よりも高いシフトされたCQI値を生じ、その結果、より高いMCSが選択され得、これは(which)、UE650へのより高いDLフローレートおよび対応するスループットを生じ得る。一方、HARQ NACKは、eNB610における受信されたCQI値よりも低いシフトされたCQI値を生じ、その結果、より低いMCSが選択され得、これは、UE650へのより低いDLフローレートおよび対応するスループットをもたらす。
[0070]図8は、本開示のいくつかの態様による、UEスループット制御へのeNB割振りCQIオフセットの影響を示す例示的なプロット800を示す。
[0071](部分(portions)802aおよび802bを含む)曲線802は、UE650によって報告されたCQIに基づき、(部分804aおよび804bを含む)曲線804は、eNB生成CQIオフセットに基づいてeNB610によって割り振られたCQI(たとえば、シフトされたCQI)に基づく。図8に示されているように、UE650におけるスループット限界がないとき、UE650は、実際に測定されたCQI802aをeNBに報告する。しかしながら、eNB610におけるMCS選択のための割り振られたCQI値804aは、eNB610がUEから肯定HARQ ACKメッセージを受信した場合、報告されたCQI値802aよりも高いことがあり、たとえば、これは、UE650へのより高いスループットを生じ得る。
[0072]UE650が(たとえば、UE650における過負荷状態により)スループット制御を用いて(exercising)おり、UE650におけるスループットに対する限界がある場合では、UE650は、図8に示されているように、eNB610がUE650における所望のスループットに対応するDLフローレートを低減することを予想して(expecting)、実際に測定されたCQI値よりも低いCQI値802bを報告することによって、eNB610に劣化したチャネルを示し得る。そのようなスループット制御を開始することは、UEへのDLスループットを低減することを生じ得る。しかしながら、そのような低減は、上記で説明されたように、より低いCQIがより低いエラーレートを生じ、したがって、より多くの肯定HARQ ACKメッセージがeNB610において受信され得るので、一時的であり得る。これは、eNB610が、報告されたCQI802bよりも高いCQI値804bを割り振ることにつながり得、これは、DLフローレートを再び増加させ、したがって、UE650によって試みられたスループット制御を打ち消し得る。
[0073]本開示のいくつかの態様は、UEにおける所望のDLスループットを達成するために、UE650が、DLフローレートを調整するために、UE650において受信されたDLデータのHARQフィードバックをオーバーライドし得る技法について説明する。いくつかの態様では、HARQフィードバックをオーバーライドするためのこれらの技法は、DLフローレートを制御するために、単独で(independently)、またはUE650によって報告されたCQIを調整することによって劣化したチャネルを報告するための技法と組み合わせて、使用され得る。
[0074]図9は、本開示のいくつかの態様による、UEにおいて受信される送信のフローレートを調整するための、たとえば、UE(たとえば、UE650)によって実行される例示的な動作900を示す。
[0075]動作900は、902において、トリガ条件を検出したことに応答して、UE650において基地局(たとえば、BS610)から受信される送信のフローレートを調整するために、BS610に与えられるフィードバックを調整するという提案を決定することによって開始する。904において、UE650は、提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、フィードバックを調整し得る。一態様では、追加の条件は、少なくとも1つのトランスポートブロックがUE650において正確に受信されたか否かを含み得る。906において、UE650は、調整されたフィードバックをBS610に送信し得る。
[0076]いくつかの態様では、本開示の態様で説明されるように、UE650によって送信されるべきフィードバックを調整することによるスループット制御のための技法は、1つまたは複数のトリガ条件に基づいて適用され得る。一態様では、UE650は、UE650における瞬時測定されたスループットが、所望のスループットしきい値に等しいかまたはそれを超えたときに、スループット制御を適用する。一態様では、スループットしきい値は、(たとえば、ネットワークによって)UE650に明示的に示されるか、または、たとえば、UE動作履歴(history)、HARQフィードバック履歴などに基づいて、UE650において局所的に(locally)生成される。
[0077]さらに、または別々に、UE650は、スループット制御をトリガするために1つまたは複数の過負荷状態を使用し得る。たとえば、過負荷状態は、限定はしないが、プロセッサ使用量、メモリ使用量、UE温度、および/またはバス使用量に関連し得る。一態様では、UE650は、これらのパラメータの各々についてのしきい値を維持し、パラメータのうちの1つまたは複数がそれらの対応するしきい値に等しいかまたはそれらの対応するしきい値を超えたときに、スループット制御をトリガする。
[0078]代替態様では、UE650はまた、上記の過負荷状態のうちの1つまたは複数が発生することになる(たとえば、発生が切迫している(imminent))こと、たとえば、プロセッサほぼ過負荷(near-overload)、メモリほぼ過負荷、ほぼ過熱(near-overheating)、またはバスほぼ過負荷のうちの少なくとも1つをUE650が検知した(senses)ときに、スループット制御をトリガし得る。一態様では、UE650は、上記で説明された過負荷パラメータしきい値の各々についてのデルタ値を維持し、パラメータのうちの1つまたは複数がそれらのそれぞれのしきい値−デルタ(thresholds minus delta)に達したときに、スループット制御をトリガする。たとえば、UEは、UE温度がスループット制御トリガ温度を数度下回る(few degrees below)ときに、スループット制御をトリガする。いくつかの態様では、UE検知は、決定論的(deterministic)および/または発見的(heuristic)であり得る。たとえば、UE検知はUE動作履歴に基づき得る。
[0079]一態様では、UE650は、UE650上で動作するアプリケーションに対応するリソース使用量を監視し(たとえば、継続的に監視し)、アプリケーションのうちのどれが、実行している間スループット制御を必要とするかに関する情報をメモリ660に記憶する。たとえば、UE650は、UE650において動作するカメラアプリケーションが、概して、大量の(heavy)リソース使用を含むと決定し得る。
[0080]したがって、カメラアプリケーションがUE650においてローンチされたとき、UE650は、カメラアプリケーションが大量の(high volume)リソース(たとえば、バスおよびプロセッサリソース)を使用し、またUE温度を上げ得ると知っているので、UE650は、将来の(future)リソース過負荷状況に備えて(in preparation of)、本明細書で説明されるスループット制御のための技法を実装することを開始し得る。このようにして、UE650は、カメラアプリケーションが所望の性能または名目上の(nominal)性能に必要な程度まで(to the extent)UEリソースを使用することを可能にするために、アプリケーションがそれの全リソース使用レベルに達する時間までに、UE650において受信されるDLデータレートが、UEリソース上の負荷を和らげる(ease)ためにすでに低減されていることを保証し(ensure)得る。
[0081]一態様では、UE650は、特定の(particular)ユーザのリソース使用履歴を監視(たとえば、継続的に監視)および記憶し、ユーザの使用履歴に基づいてスループット制御のための技法を実装する。たとえば、ユーザが1日の間の特定の時間ウィンドウ中にビデオを常に(consistently)見る場合、UE650は、高いリソース使用量に対してUE650を準備するために、この時間ウィンドウの開始時にスループット制御をプロアクティブに(proactively)実装し得る。
[0082]したがって、UE650は、(たとえば、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つを含む、UE650におけるリソース使用量に関係する)1つまたは複数のパラメータを監視し、たとえば、事前構成された値を上回る、1つまたは複数のパラメータの過負荷またはほぼ過負荷を検出したことに応答して、本明細書で説明されるスループット制御のための1つまたは複数の技法をトリガし得る。
[0083]いくつかの態様では、UE650は、UE報告CQI値とeNB許可MCSインデックス値に関連する値との間の観測された差に基づいて、スループット制御を適用し得る。たとえば、受信されたデータに対応するMCSインデックス値が、報告されたCQIにマッピングするMCSインデックスよりも高いことをUE650が検出した場合、UE650は、本明細書で説明されるスループット制御のための1つまたは複数の技法を実装し得る。
[0084]いくつかの態様では、上述のように、UE650によって実装可能なスループット制御技法は、UE650のHARQフィードバックをNACKオーバーライドすること(たとえば、UEにおける受信されたデータに対応する実際のHARQフィードバックにかかわらずNACKを送ること)を含み得る。一態様では、UE650は、UE650において受信された送信に対応する測定された瞬時スループットT_instantと、構成可能な所望のスループットしきい値T_Desiredとの比較に基づいて、UE650における受信されたデータ(たとえば、1つまたは複数のDLトランスポートブロック)に対応するHARQフィードバックをオーバーライドすることに関する提案を決定し得る。いくつかの態様では、複数の判定領域(decision regions)が定義され得、定義された判定領域のうちのどれに比較の結果が入る(falls in)かに基づいて、HARQフィードバックをオーバーライドするという提案が決定され得る。
[0085]図10は、本開示のいくつかの態様による、UEにおけるHARQフィードバックをオーバーライドすることに関する提案の生成のための3つの判定領域を示す。
[0086]図10に示されているように、トランスポートブロックの測定されたT_instantがT_Desiredの90%に等しいかまたはそれを超える場合、比較の結果は判定領域1、1002に入り、ここで、UE650は、常に(always)トランスポートブロックのHARQフィードバックをNACKでオーバーライドするという提案を決定する。トランスポートブロックの測定されたT_instantがT_Desiredの70%から90%の間である場合、比較の結果は領域2、1004に入り、ここで、UE650は、選択的にHARQフィードバックをNACKでオーバーライドするという提案を決定する。最後に、トランスポートブロックの測定されたT_instantがT_Desiredの70%に等しいかまたはそれを下回る場合、比較の結果は領域3、1006に入り、ここで、UE650は、決してHARQフィードバックをNACKでオーバーライドしないという(to never override)提案を決定する。
[0087]一態様では、UEが1つまたは複数のトランスポートブロックのHARQフィードバックをオーバーライドするかどうかを決定するT_Desiredの割合は、構成可能である。
[0088]一態様では、T_instantとT_Desiredとを比較した結果が判定領域2に入るとき、UE650は、UE650への送信のためにeNB610によって使用されたCQIオフセットが相殺されるおよび/または無効にされるように、HARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案を選択的に決定する。上述のように、eNB610は、受信された肯定ACKメッセージに対する正のCQIオフセット、および/または受信されたNACKに対する負のCQIオフセットを決定し得る。正のCQIオフセットは、UE650へのフローレートを上げ、UE650による試みられた(attempted)スループット制御を補償し、UE650における過負荷状態につながり得る。
[0089]いくつかの場合には、UE650は、eNB610における負のCQIオフセットの生成を引き起こすために、選択的にNACKをeNB610に送り、その結果、DLフローレートが減少し、それにより、正のCQIオフセットの影響を相殺し得るおよび/または無効にし得る。たとえば、10%のブロックエラーレート(BLER)を仮定すると、eNB610におけるOLLAは、各受信された肯定ACKメッセージについて+0.01のCQIオフセットを生成することになり、各受信されたNACKについて−0.09のCQIオフセットを生成することになる。正のオフセットを相殺するために、UEは、10個のHARQフィードバックメッセージごとに少なくとも1つのNACKが送られることを保証するために、少なくとも10個のHARQフィードバックごとにNACK提案を生成し得る(たとえば、10%のHARQ NACK割合)。
[0090]いくつかの態様では、UE650は、トランスポートブロックについてのHARQフィードバックをオーバーライドすることに関する提案に基づいて、およびトランスポートブロックがUEにおいて正確に受信されたか否かに基づいて、UE650において受信された受信されたトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージを決定し得る。
[0091]図11a、図11b、および図11cは、本開示のいくつかの態様による、UE650において受信されたトランスポートブロックについての肯定応答メッセージの生成を示す。
[0092]図11aは、UE1104が熱的過負荷またはほぼ過負荷および/あるいはCPU過負荷またはほぼ過負荷を経験しているときに、UE1104における不正確に受信されたトランスポートブロック(TB)に対応する、eNB1102とUE1104との間の信号フローを示す。
[0093]図11aに示されているように、TBの第1の送信が1122においてUE1104によって不正確に受信されたとき、UEは、決定されたオーバーライド提案にかかわらず、NACKをeNB1102に送る。図示のように、UE1104は、1122において、TBの1つまたは複数の再送信との将来の組合せのために、不正確に受信されたTBをHARQバッファメモリ1106にフォワーディングし(forward)得る。NACKに応答して、UE1104は、1124において、TBの再送信を受信し、これは、正確に受信することが可能である。図示のように、UEは、1124において、メモリ1106に記憶された、TBの不正確に受信された第1の送信を、TBの正確に受信された再送信と組み合わせ、正確なTBを上位レイヤ1108にフォワーディングする。
[0094]図11bは、UE1104がバス過負荷またはほぼ過負荷を経験しているときに、UE1104における不正確に受信されたTBに対応する、UE1104とeNB1102との間の信号フローを示す。
[0095]図11bに示されているように、TBの第1の送信が1132においてUE1104によって不正確に受信されたとき、図11aの場合と同様に、UEは、決定されたオーバーライド提案にかかわらず、NACKをeNB1102に送る。しかしながら、この場合、UE1104は、たとえば、バスをさらに制約することを回避するために、不正確に受信されたTBをHARQバッファメモリ1106にフォワーディングしない。図示のように、UE1104は、1134において、TBの前の送信とのコーミングなしに(without combing with any previous transmissions of the TB)、TBの正確に受信された再送信を上位レイヤ1108にフォワーディングする。
[0096]図11cは、UE1104における正確に受信されたTBに対応する、eNB1102とUE1104との間の信号フローを示す。UE1104が1142においてTBの第1の送信を正確に受信したとき、UE1104は、上記で説明されたオーバーライド提案を検査する(checks)。オーバーライド提案がHARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである場合、UE1104は、図11cに示されているように、正確に受信されたTBに応答して、NACKをeNB1102に送り、正確に受信されたTBを上位レイヤ1108に直接フォワーディングする。UE1104は、1144において、TBの再送信を廃棄し(discard)、再送信に応答して、それが正確に受信されたか否かにかかわらず、肯定ACKメッセージを送り得る。一方、オーバーライド提案がHARQフィードバックをオーバーライドしないこと(to not override)である場合、UE1104は、1142において、TBの正確に受信された第1の送信に応答して、肯定ACKメッセージを送り得る。
[0097]いくつかの態様では、UE1104は、提案にかかわらず、TBの最後のHARQ再送信について、それが正確に受信されている場合、NACKを送ることを回避するように構成され得る。さらに、UEは、TBの前の送信または再送信が正確に受信された場合、TBの再送信について肯定ACKメッセージを送るように構成され得る。
[0098]上述のように、eNBアウターループ(outer loop)(たとえば、OLLA)に対抗する(counter)技法は、eNB CQIオフセットが相殺されるおよび/または無効にされるように、選択的にHARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである。一態様では、eNBアウターループに対抗するための追加または代替の方法は、CQI報告においてネットワークCQIオフセットを検出および補償することによるものである。たとえば、所望のDLフローレートがQ1のCQI値に対応し、UE650がQ2のeNB CQIオフセット値を決定した場合、UE650は、eNB610がUE650への後続のDL送信のためのMCSを決定するためにCQI=(Q1−Q2)+Q2=Q1を使用するように、CQI=Q1−Q2を報告し得る。一態様では、UE610は、UE610報告CQI(UE 610 reported CQI)と、受信されたDL送信(たとえば、後続の(subsequent)受信されたDL送信)に対応するMCSとに基づいて、CQIオフセットQ2を決定し得る。たとえば、UEがQ2aのCQI値を報告し、Q2aを送信した後の(subsequent to)DL送信に対応するMCSがMCS Bであると仮定すると。UE650は、MCS Bを対応するCQI値Q2b(corresponding CQI value Q2b)に変換し得、これは、eNB610がUE650のためのMCS Bを決定するために実際に使用したCQIである。UE650は、eNB CQIオフセットQ2=Q2b−Q2aを決定し得る。
[0099]図12は、本開示のいくつかの態様による、UE650において受信される送信のフローレートを調整するための、たとえば、UE650によって実行される例示的な動作1200を示す。
[0100]動作1200は、1202において、UE650においてBS610から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および基地局610によって適用されたCQIオフセットの決定にさらに基づいて、BS610に与えられるフィードバックを調整することによって開始する。1204において、UE650は、調整されたフィードバックをBS610に送信する。
[0101]態様では、BS610に与えられるフィードバックを調整することは、UE650において実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信することによって、劣化したチャネルをシミュレートすることを含む。一態様では、上述のように、UE650は、瞬時スループットと所望のスループットとの比較に基づいて、UE650において受信された1つまたは複数のTBのHARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案を生成し得る。UE610はまた、上述のように、UE650への送信のためにBS610によって使用されたCQIオフセットを生成し得る。一態様では、UE650は、CQIオフセットの決定された値に基づいて、TBについてのNACKフィードバックを送ることによって、UE650において受信された1つまたは複数のTBのHARQフィードバックを調整し得る。たとえば、決定されたCQIオフセットが正値である場合、UE650は、CQIオフセットを相殺するおよび/または無効にする試みにおいて、1つまたは複数のTBについてNACKを送り得る。上述のように、UE650は、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づくトリガ条件に応答して、フィードバックを調整し得る。別の態様では、UEは、UE650のHARQ履歴に基づいてフィードバックを調整し得る。態様では、スループットは、UEプロセッサスループット、UEメモリスループット、UEバススループットおよび/またはDL送信スループットを含む。
[0102]本開示のいくつかの態様では、UE650は、UE650において実際に測定されたCQIよりも低いCQIを送信することによって劣化したチャネルをシミュレートするための技法と組み合わせて、上記で説明されたHARQフィードバックオーバーライドするための技法を使用し得る。この場合、HARQフィードバックを(of)NACKオーバーライドすることは、eNB610におけるアウターループリンク適応(adaption)に対抗するために使用され得る。いくつかの態様では、スループット制御トリガが除去されたとき、たとえば、UE650が過負荷状態から出たとき、UE650は、ある時間期間にわたって(over a period of time)、たとえば、複数の(multiple)CQI報告を介して、報告されたCQIを徐々に(gradually)増加させることによって、スループットを回復し得る。一態様では、UE650が、それが過負荷状況から出たときに高DLスループットを緊急に必要としている場合、UE650は、CQIを実際に測定された値まで直ちに増加させ得る。
[0103]いくつかの態様では、UE650は、HARQ NACK割合がUE報告CQIに従う(is consistent with)ことを確認するように構成され得る。そうする際に、上述のように、UE650は、複数のCQI報告中で段階的に(stepwise)、報告されたCQIを徐々に低減し得る。たとえば、時間t=0msにおいて、UE650はCQI=Qを報告し得、時間t=T1ms(たとえば、次の報告機会(opportunity))において、UEはCQI=Q−Xを報告し得、t−T2ms(たとえば、第3の報告機会)において、UE650はCQI=Q−X−Yを報告し得、実際に測定されたまたは所望のCQI値が達せられるまで、以下同様である。一態様では、UE650はCQI値を線形的に低減し得る。一態様では、UE650は、スループットが線形的にまたは非線形的に(たとえば、幾何級数的に(geometrically))低下する(drops)ように、CQIを低減し得る。一態様では、UE650は、スループットが1/nまで幾何級数的に低下するように、CQIを低減し得、ここで、n=2、3、4である。一態様では、UE650は、次のCQI報告中で再びCQIを低減する前に、ダウンリンクMCSがeNB610によってすでに低減されていることを確認し得る。極端な場合、上述のように、UE650は、1つのCQI報告中でCQIを所望のレベルまで減少させ得る。
[0104]開示されるプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0105]その上、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、たとえば、「XはAまたはBを採用する」という句は、XがAを採用する場合、XがBを採用する場合、またはXがAとBの両方を採用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願と添付の特許請求の範囲とで使用される冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすることが文脈から明らかでない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈されるべきである。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−c、ならびに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ(たとえば、a−a、a−a−a、a−a−b、a−a−c、a−b−b、a−c−c、b−b、b−b−b、b−b−c、c−c、およびc−c−c、またはa、b、およびcの任意の他の順序)を包含するものとする。
[0106]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することができるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
[0106]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することができるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
トリガ条件を検出したことに応答して、前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、前記BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定することと、
前記提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、前記フィードバックを調整することと、
前記調整されたフィードバックを前記BSに送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記トリガ条件が、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに関連する過負荷またはほぼ過負荷に基づく、C1に記載の方法。
[C3]
前記調整されたフィードバックを送信することが、実際に測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)よりも低い、少なくとも1つのCQIを送信することを備える、C2に記載の方法。
[C4]
将来のダウンリンク(DL)送信の前記フローレートを回復するために、前記UEによって報告されるCQIを実際に測定されたCQIまで徐々に増加させることをさらに備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記フィードバックを調整することが、
前記基地局に前に送信された第1のCQIと、前記第1のCQIを送信した後に前記基地局から受信された前記DL送信とに基づいて、前記基地局によって使用されたCQIオフセットを決定することと、
前記決定されたCQIオフセットを補償した後に前記基地局に送信されるべき第2のCQIを決定することと
を備え、
ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記第2のCQIを前記基地局に送信することを備える、
C1に記載の方法。
[C6]
前記CQIオフセットを決定することが、
前記基地局から受信された前記DL送信のために使用された変調およびコーディング方式(MCS)を決定することと、
前記決定されたMCSを関連するCQIに変換することと、
前記変換されたCQIから前記第1のCQIを減算することによって、前記CQIオフセットを決定することと
を備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記第2のCQIを決定することが、前記UEにおいて実際に測定されたCQIから前記決定されたCQIオフセットを減算することによって、前記第2のCQIを決定することを備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記トリガ条件は、前記受信されたDL送信に対応する瞬時スループットが、所望のスループットに基づくしきい値に等しいかまたはそれよりも高いことを備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記提案を決定することが、前記UEにおいて受信された少なくとも1つのトランスポートブロックのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを否定応答メッセージ(NACK)オーバーライドすることに関する提案を決定することを備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記フィードバックを調整することは、
前記少なくとも1つのトランスポートブロックが前記UEにおいて正確に受信されたかどうかを含む前記少なくとも1つの追加の条件と前記提案とに基づいて、前記UEにおいて受信された前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージを生成すること
を備え、
ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記生成されたACKメッセージを送信することを備える、
C9に記載の方法。
[C11]
前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることに関する前記提案を決定することが、
DL送信に対応する瞬時スループットを所望のスループットしきい値と比較することと、
前記比較の結果に基づいて前記提案を決定することと
を備える、C9に記載の方法。
[C12]
前記決定された提案は、
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第1の構成可能な割合に等しいかまたはそれを上回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案、
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第2の構成可能な割合に等しいかまたはそれを下回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをオーバーライドしないという提案、または
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の前記第1の割合と前記第2の割合との間である場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックを選択的にNACKオーバーライドするという提案
のうちの少なくとも1つを備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記少なくとも1つのトランスポートブロックが正確に受信された場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての前記ACKメッセージを生成することは、
前記決定された提案が前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである場合に、前記ACKメッセージをNACKに設定することと、
前記決定された提案が前記HARQフィードバックをオーバーライドしないことである場合に、前記ACKメッセージを肯定ACKに設定することと
を備える、C10に記載の方法。
[C14]
前記ACKメッセージがNACKに設定されたとき、
前記正確に受信されたトランスポートブロックを上位レイヤにフォワーディングすることと、
前記UEによって送信された前記ACKメッセージを受信したことに応答して前記基地局によって再送信された後続のトランスポートブロックを受信したことに応答して、肯定ACKを送信することと
をさらに備える、C13に記載の方法。
[C15]
前記UEによって送信されるHARQ NACKの割合が、前記UEによって報告されるCQIに従う、C10に記載の方法。
[C16]
前記ACKメッセージを生成することが、前記基地局におけるCQIオフセットを相殺するために、数個の肯定ACKごとに少なくとも1つのNACKを生成することを備える、C10に記載の方法。
[C17]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
トリガ条件を検出したことに応答して、前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、前記BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定するための手段と、
前記提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、前記フィードバックを調整するための手段と、
前記調整されたフィードバックを前記BSに送信するための手段と
を備える、装置。
[C18]
前記トリガ条件が、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づく、C17に記載の装置。
[C19]
前記調整されたフィードバックを送信するための前記手段が、実際に測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)よりも低い、少なくとも1つのCQIを送信するように構成された、C18に記載の方法。
[C20]
前記フィードバックを調整するための前記手段が、
前記基地局に前に送信された第1のCQIと、前記第1のCQIを送信した後に前記基地局から受信された前記DL送信とに基づいて、前記基地局によって使用されたCQIオフセットを決定することと、
前記決定されたCQIオフセットを補償した後に前記基地局に送信されるべき第2のCQIを決定することと
を行うように構成され、
ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記第2のCQIを前記基地局に送信することを備える、
C17に記載の装置。
[C21]
前記CQIオフセットを決定するための前記手段が、
前記基地局から受信された前記DL送信のために使用された変調およびコーディング方式(MCS)を決定することと、
前記決定されたMCSを関連するCQIに変換することと、
前記変換されたCQIから前記第1のCQIを減算することによって、前記CQIオフセットを決定することと
を行うように構成された、C20に記載の装置。
[C22]
前記提案を決定するための前記手段が、前記UEにおいて受信された少なくとも1つのトランスポートブロックのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを否定応答メッセージ(NACK)オーバーライドすることに関する提案を決定するように構成された、C17に記載の装置。
[C23]
前記フィードバックを調整するための前記手段は、
前記少なくとも1つのトランスポートブロックが前記UEにおいて正確に受信されたかどうかを含む前記少なくとも1つの追加の条件と前記提案とに基づいて、前記UEにおいて受信された前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージを生成すること
を行うように構成され、
ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記生成されたACKメッセージを送信することを備える、
C22に記載の装置。
[C24]
前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることに関する前記提案を決定するための前記手段が、
DL送信に対応する瞬時スループットを所望のスループットしきい値と比較することと、
前記比較の結果に基づいて前記提案を決定することと
を行うように構成された、C22に記載の装置。
[C25]
前記決定された提案は、
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第1の構成可能な割合に等しいかまたはそれを上回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案、
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第2の構成可能な割合に等しいかまたはそれを下回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをオーバーライドしないという提案、または
前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の前記第1の割合と前記第2の割合との間である場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックを選択的にNACKオーバーライドするという提案
のうちの少なくとも1つを備える、C24に記載の装置。
[C26]
前記少なくとも1つのトランスポートブロックが正確に受信された場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての前記ACKメッセージを生成することは、
前記決定された提案が前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである場合に、前記ACKメッセージをNACKに設定することと、
前記決定された提案が前記HARQフィードバックをオーバーライドしないことである場合に、前記ACKメッセージを肯定応答ACKに設定することと
を備える、C23に記載の装置。
[C27]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および前記基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、前記BSに与えられるフィードバックを調整することと、
前記調整されたフィードバックを前記BSに送信することと
を備える、方法。
[C28]
フィードバックを調整することが、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づくトリガ条件に応答して、フィードバックを調整することを含む、C27に記載の方法。
[C29]
フィードバックを調整することが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)履歴にさらに基づいて、フィードバックを調整することを含む、C27に記載の方法。
[C30]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および前記基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、前記BSに与えられるフィードバックを調整するための手段と、
前記調整されたフィードバックを前記BSに送信するための手段と
を備える、装置。

Claims (30)

  1. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
    トリガ条件を検出したことに応答して、前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、前記BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定することと、
    前記提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、前記フィードバックを調整することと、
    前記調整されたフィードバックを前記BSに送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記トリガ条件が、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに関連する過負荷またはほぼ過負荷に基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記調整されたフィードバックを送信することが、実際に測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)よりも低い、少なくとも1つのCQIを送信することを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 将来のダウンリンク(DL)送信の前記フローレートを回復するために、前記UEによって報告されるCQIを実際に測定されたCQIまで徐々に増加させることをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記フィードバックを調整することが、
    前記基地局に前に送信された第1のCQIと、前記第1のCQIを送信した後に前記基地局から受信された前記DL送信とに基づいて、前記基地局によって使用されたCQIオフセットを決定することと、
    前記決定されたCQIオフセットを補償した後に前記基地局に送信されるべき第2のCQIを決定することと
    を備え、
    ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記第2のCQIを前記基地局に送信することを備える、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記CQIオフセットを決定することが、
    前記基地局から受信された前記DL送信のために使用された変調およびコーディング方式(MCS)を決定することと、
    前記決定されたMCSを関連するCQIに変換することと、
    前記変換されたCQIから前記第1のCQIを減算することによって、前記CQIオフセットを決定することと
    を備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2のCQIを決定することが、前記UEにおいて実際に測定されたCQIから前記決定されたCQIオフセットを減算することによって、前記第2のCQIを決定することを備える、請求項5に記載の方法。
  8. 前記トリガ条件は、前記受信されたDL送信に対応する瞬時スループットが、所望のスループットに基づくしきい値に等しいかまたはそれよりも高いことを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記提案を決定することが、前記UEにおいて受信された少なくとも1つのトランスポートブロックのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを否定応答メッセージ(NACK)オーバーライドすることに関する提案を決定することを備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記フィードバックを調整することは、
    前記少なくとも1つのトランスポートブロックが前記UEにおいて正確に受信されたかどうかを含む前記少なくとも1つの追加の条件と前記提案とに基づいて、前記UEにおいて受信された前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージを生成すること
    を備え、
    ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記生成されたACKメッセージを送信することを備える、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることに関する前記提案を決定することが、
    DL送信に対応する瞬時スループットを所望のスループットしきい値と比較することと、
    前記比較の結果に基づいて前記提案を決定することと
    を備える、請求項9に記載の方法。
  12. 前記決定された提案は、
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第1の構成可能な割合に等しいかまたはそれを上回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案、
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第2の構成可能な割合に等しいかまたはそれを下回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをオーバーライドしないという提案、または
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の前記第1の割合と前記第2の割合との間である場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックを選択的にNACKオーバーライドするという提案
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのトランスポートブロックが正確に受信された場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての前記ACKメッセージを生成することは、
    前記決定された提案が前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである場合に、前記ACKメッセージをNACKに設定することと、
    前記決定された提案が前記HARQフィードバックをオーバーライドしないことである場合に、前記ACKメッセージを肯定ACKに設定することと
    を備える、請求項10に記載の方法。
  14. 前記ACKメッセージがNACKに設定されたとき、
    前記正確に受信されたトランスポートブロックを上位レイヤにフォワーディングすることと、
    前記UEによって送信された前記ACKメッセージを受信したことに応答して前記基地局によって再送信された後続のトランスポートブロックを受信したことに応答して、肯定ACKを送信することと
    をさらに備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記UEによって送信されるHARQ NACKの割合が、前記UEによって報告されるCQIに従う、請求項10に記載の方法。
  16. 前記ACKメッセージを生成することが、前記基地局におけるCQIオフセットを相殺するために、数個の肯定ACKごとに少なくとも1つのNACKを生成することを備える、請求項10に記載の方法。
  17. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
    トリガ条件を検出したことに応答して、前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、前記BSに与えられるフィードバックを調整するという提案を決定するための手段と、
    前記提案と少なくとも1つの追加の条件とに基づいて、前記フィードバックを調整するための手段と、
    前記調整されたフィードバックを前記BSに送信するための手段と
    を備える、装置。
  18. 前記トリガ条件が、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づく、請求項17に記載の装置。
  19. 前記調整されたフィードバックを送信するための前記手段が、実際に測定されたチャネル品質インジケータ(CQI)よりも低い、少なくとも1つのCQIを送信するように構成された、請求項18に記載の方法。
  20. 前記フィードバックを調整するための前記手段が、
    前記基地局に前に送信された第1のCQIと、前記第1のCQIを送信した後に前記基地局から受信された前記DL送信とに基づいて、前記基地局によって使用されたCQIオフセットを決定することと、
    前記決定されたCQIオフセットを補償した後に前記基地局に送信されるべき第2のCQIを決定することと
    を行うように構成され、
    ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記第2のCQIを前記基地局に送信することを備える、
    請求項17に記載の装置。
  21. 前記CQIオフセットを決定するための前記手段が、
    前記基地局から受信された前記DL送信のために使用された変調およびコーディング方式(MCS)を決定することと、
    前記決定されたMCSを関連するCQIに変換することと、
    前記変換されたCQIから前記第1のCQIを減算することによって、前記CQIオフセットを決定することと
    を行うように構成された、請求項20に記載の装置。
  22. 前記提案を決定するための前記手段が、前記UEにおいて受信された少なくとも1つのトランスポートブロックのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを否定応答メッセージ(NACK)オーバーライドすることに関する提案を決定するように構成された、請求項17に記載の装置。
  23. 前記フィードバックを調整するための前記手段は、
    前記少なくとも1つのトランスポートブロックが前記UEにおいて正確に受信されたかどうかを含む前記少なくとも1つの追加の条件と前記提案とに基づいて、前記UEにおいて受信された前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての肯定応答(ACK)メッセージを生成すること
    を行うように構成され、
    ここにおいて、前記調整されたフィードバックを送信することが、前記生成されたACKメッセージを送信することを備える、
    請求項22に記載の装置。
  24. 前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることに関する前記提案を決定するための前記手段が、
    DL送信に対応する瞬時スループットを所望のスループットしきい値と比較することと、
    前記比較の結果に基づいて前記提案を決定することと
    を行うように構成された、請求項22に記載の装置。
  25. 前記決定された提案は、
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第1の構成可能な割合に等しいかまたはそれを上回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドするという提案、
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の第2の構成可能な割合に等しいかまたはそれを下回る場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックをオーバーライドしないという提案、または
    前記瞬時スループットが前記所望のしきい値の前記第1の割合と前記第2の割合との間である場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックの前記HARQフィードバックを選択的にNACKオーバーライドするという提案
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項24に記載の装置。
  26. 前記少なくとも1つのトランスポートブロックが正確に受信された場合に、前記少なくとも1つのトランスポートブロックについての前記ACKメッセージを生成することは、
    前記決定された提案が前記HARQフィードバックをNACKオーバーライドすることである場合に、前記ACKメッセージをNACKに設定することと、
    前記決定された提案が前記HARQフィードバックをオーバーライドしないことである場合に、前記ACKメッセージを肯定応答ACKに設定することと
    を備える、請求項23に記載の装置。
  27. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および前記基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、前記BSに与えられるフィードバックを調整することと、
    前記調整されたフィードバックを前記BSに送信することと
    を備える、方法。
  28. フィードバックを調整することが、UEプロセッサ使用量、UEメモリ使用量、UE温度、またはUEバス使用量のうちの少なくとも1つに基づくトリガ条件に応答して、フィードバックを調整することを含む、請求項27に記載の方法。
  29. フィードバックを調整することが、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)履歴にさらに基づいて、フィードバックを調整することを含む、請求項27に記載の方法。
  30. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
    前記UEにおいて基地局(BS)から受信される送信のフローレートを調整するために、所望のスループットと比較される、受信されたダウンリンク(DL)送信に対応する瞬時スループットの比較に基づいて、および前記基地局によって適用されたチャネル品質インジケータ(CQI)オフセットの決定に基づいて、前記BSに与えられるフィードバックを調整するための手段と、
    前記調整されたフィードバックを前記BSに送信するための手段と
    を備える、装置。
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