JP2018514312A - ユーザーの視力を判定するための方法及びデバイス - Google Patents

ユーザーの視力を判定するための方法及びデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、ユーザーの視力を判定するための方法に関する。2つの離れたアウターマーク(3、4)と、前記2つのアウターマーク(3、4)の間に位置するが、アウターマーク(3、4)の接続直線(6)上に位置していないアラインメントマーク(5)が、電子デバイス(2)の表示画面(1)上又は仮想3次元表現で、それぞれの個別の検査に関連して、一連の検査として順次実施される複数の個別の検査の一部として、ユーザーに表示され、前記ユーザーは、アラインメントマーク(5)が接続直線(6)上に位置しているとユーザーが認めるまで、表示画面(1)上のアラインメントマーク(5)を、アウターマーク(3、4)の接続直線(6)に垂直に、電子デバイス(2)を操作することで移動することを求められる。アラインメントマーク(5)が操作された後、電子デバイス(2)は、アラインメントマーク(5)と接続直線(6)との間の有効間隔(7)を記録する。アウターマーク(3、4)が同じ主軸(8〜11)に沿って配置された、少なくとも2回又は3回の個別の検査が実施され、少なくとも垂直主軸(8)及び水平主軸(9)が検査系列の一部として測定される。操作プロセスの後、検査系列の個別の検査からの記録された有効間隔(7)が、視力を確認するための尺度として使用される。

Description

本発明は、ユーザーの視力を判定するための方法及びデバイスに関する。特に、ユーザーが、必要な場合には適時に治療を求めることができるように、ユーザーが大きな労力を費やさずに、独立かつ規則的に、比較的長期間にわたって、例えば医療の範囲内で、これらの機能を検査することを可能にする方法に関する。
視力を検査又は監視するための様々な方法が従来技術から知られている。従って、例えば、特許文献1は、患者に異なる画像を提示し、続いてその人に視覚について質問することによって、変視症を定量的に測定することができる方法を記載している。
例えば、小型の手持ちの視覚テスター及びそのようなデバイスを使用するユーザーの視覚の自己検査方法は、特許文献2から知られている。この方法は、許容可能な間隔からの偏差が、ユーザーの眼から許容可能な距離内の小型の手持ちの視覚テスターのディスプレイにおいて補償されるようにする。様々な形状が、その方法の範囲内で、動的に又は静的に、ディスプレイ上でユーザーに表示される。この方法はまた、順番に表示される様々な形状へのユーザーの反応の入力を可能にする。自己検査の結果は、ユーザーからの反応から判定される。この場合、例えば、変形した円に隣接して円を表示し、ユーザーは変形した円を識別しなければならない。
ユーザーの視覚能力を測定する方法は、特許文献1から知られており、その方法では、離されているがその位置に固定された2つの点が指定され、患者は、第三の点を、2つの外側に固定された点の接続軸に沿って、これらの2つの固定点間の中心に移動させるよう求められる。
検査パターンが指定され、ユーザーがこの検査パターンに対して特定の変更を実行するよう求められ、ユーザーの対応する動作フィードバックからユーザーの視覚動作に関する結論を引き出す方法が、特許文献3から知られている。 同様の方法は、特許文献4から知られている。
米国特許第4798456号明細書 国際公開第2010/132304号 米国特許出願公開第2005/122477号明細書 米国特許出願公開第2012/050685号明細書
従って、本発明の目的は、ユーザーの視力(この用語は視野も含む)を判定するための改良された方法を提供することであり、医師の補助なしで信頼性が高くエラーのない方法で実施することができる。
この目的は、請求項1に記載の方法又はそのような方法を実施するためのデータ処理プログラム、又はこのような方法を備える携帯電子デバイスによって達成される。
提案された検査は、視覚系の能力を測定するために使用される。しかしながら、推論は、例えば応答能力、体力、又は弛緩の状態など、ユーザーの一般的な能力について視覚系の能力を介して、間接的に引き出されることもある。従って、結論はまた、眼及び視覚能力、又は精神状態、又はこれらの様相の組み合わせにも直接関係しない可能性がある病気の影響下で、一般的な生理学的状態、例えばアルコール漬けの程度又は一般的な薬物若しくは薬品の影響下の状態について間接的に導かれることもある。この方法は、互いに離れた位置関係にある点を位置合わせする能力を検査する。この視覚の質は、いわゆる副尺視力(Vernier acuity)として知られている。この視覚能力は、視覚信号処理における網膜及び高次構造の視覚性能に基づいている。この視覚性能の正確さは、様々な老化プロセス又は病理学的プロセスによって影響され得る。これらのプロセスには、加齢性黄斑変性(AMD)、糖尿病性網膜症、網膜及び視神経回路におけるすべてのタイプの血管閉塞、すべての起源(例えば、術後、糖尿病性、炎症性)の黄斑浮腫、光受容体の変位をもたらす網膜の疾患、例えば網膜線維化症、硝子体網膜牽引症候群及び黄斑孔、並びに視神経の疾患、例えば緑内障が挙げられる。提示された点の位置は、網膜の患部に特異的に配置されるように選択することができる。点の位置の選択は、形態学的検査、例えば光干渉断層撮影法(OCT)又は本明細書に記載の方法(適応法又は学習法)を用いた先行検査の結果に基づいて行うことができる。さらに、繰り返し適用すると、被験者による入力及び応答の精度及び速度の比較分析によって、日々の成績の変化又は脳の病理学的変化が画像知覚のタイプ又は速度に及ぼす影響、又はアルコール若しくは他の鎮静剤及び幻覚物質などの外因性物質が脳の応答能力に及ぼす影響を測定することができる。副尺視力検査の動的コンポーネントによって、網膜関連及び非網膜関連の変化又は測定結果の変化を登録することができ、網膜の機能変化に対するシステムの検出感度を高めることができる。
具体的には、本発明は、ユーザーが連続して実施される複数の個別の検査手順の検査系列を完了させ、視力を判定する方法に関する。この場合、個々の検査手順の範囲内において、個々の検査手順内で固定された2つの離れたアウターマークと、それらの間に位置するがアウターマークの接続直線上に位置していないアライメントマークが、 電子デバイスの表示画面に表示される。ユーザーは、電子デバイスを操作することによって、ユーザーの認識の中でアライメントマークがアウターマークの間の接続直線上に位置するまで、アウターマークの接続直線に対して垂直に、表示画面上のアライメントマークを移動させるように促される。このようにして、ユーザーはアライメントマークに視覚を集中させるが、アウターマークに対してそれを位置合わせしなければならない。
続いて、ユーザーによるアライメントマークの移動が完了した後、電子デバイスは、以下の登録されたパラメータの少なくとも1つを登録して分析する:
ユーザーによるアライメントマークの移動後の、接続直線からのアライメントマークの有効間隔;
アライメントマークの移動にユーザーが要した時間;
ユーザーによるアライメントマークの移動中の方向変更の回数。
個々の検査手順は、典型的には、ユーザーが対応する入力を行うことによって、例えばユーザーが表示画面上の「続ける(continue)」のフィールドを操作することによって終了される。
この場合、典型的には、少なくとも2つ又は少なくとも3つの個別の検査手順が実施され、アウターマークが同じ主軸、又は既定の補助軸に沿って配置され、少なくとも2つの異なる主軸が1つの検査系列の範囲内で測定される。続いて、登録されたパラメータの少なくとも1つ、又は複数のパラメータの測定時に、好ましくは、登録されたパラメータの組み合わせが、検査系列の個々の検査手順から視力を判定する尺度として使用される。
例えば、アムスラーグリッドのような副尺視力を判定するための従来の測定方法は、被験者がある点に集中しなければならないが、焦点を合わせた点の外側にある視覚的な印象を評価することが要求されるという欠点を有する。本明細書に記載された方法では、ユーザーはこれに気付くことなく状況がある程度逆転し、測定の信頼性と単純さを実質的に簡易化する。
以下の定義は、本発明と併せて適用される。
電子デバイス:これは一般に、ユーザーに画像を提供することができるデバイスとして理解されるべきである。これらは、2次元又は3次元画像の片眼又は両眼に対する表示のためのデバイスである。 これらは、従って、携帯デバイス(例えば、タブレットやスマートフォン)、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップコンピュータやラップトップ)、またプロジェクタ、ヘッドマウントデバイス、インタラクティブ眼鏡、3D表示デバイス、ホログラフィック表示デバイス、(大規模な)スクリーン 、スマートグラス、スマートヘルメット、ホログラムレーザなどを含む。
表示画面:これは、古典的な意味における表示画面ではなく、むしろ一般的に片眼又は両眼に向けて2次元又は3次元画像を表示するデバイスであると理解されるべきである。 言い換えれば、この用語は、従来の表示画面だけでなく、表面に投影された表示、及び例えばスマートグラス又はホログラフィック表示において使用される表示手段も含む。タッチ感応である表示画面が好ましい。
アウターマーク:ユーザーの視覚的に直視可能な領域の外側に配置されたマークを、アウターマークと呼び、アウターマーク間の仮想接続直線上に視覚的に分かりやすくすることができる限り、原則的に形状は指定されない。例えば、点、若しくはストローク、又は、円、若しくは三角形などで形成することができるアウターマークは、追加の補助、例えば円又は陰影などによって補完又は増幅することができる。
アライメントマーク:アウターマーク間の表示要素をアライメントマークという。このアライメントマークという要素は、アウターマーク間の仮想接続直線上に最も分かりやすい方法で位置決めすることができる限り、形状に関して原則的にはさらに特定されない。アライメントマークとアウターマークは、明るい背景では多少なりとも陽画的に表示できるが、暗い背景では多少なりとも陰画的に表示することもできる。 混合された表示も考えられる。すなわち、アウターマークは、中程度の背景上で暗いマークとして表示され、アライメントマークは、明るいマークとして表示される。逆もまた同様である。
間隔:アライメントマークの間隔は、2つのアウターマーク間の仮想接続直線からのアライメントマークの間隔として理解されるべきである。アライメントマークが2つのアウターマークの間の仮想接続直線上に正確に配置されている場合、間隔は対応してゼロに等しい。間隔は、一般に、個別の検査手順の範囲内で変化する。最初に、アウターマークの接続直線上に位置していないアライメントマークがアウターマークの間に表示される。すなわち、最初の間隔はゼロに等しくなく、初期間隔の寸法は好ましくはランダムに指定され、典型的には、初期値は絶対最小値及び絶対最大値がこのランダム指定で設定される。個別の検査手順の間に、ユーザーは、アウターマークの仮想接続直線に垂直な方向に沿ってアライメントマークを移動させ、アライメントマークを他の軸に沿って移動させることはできず、個別の検査手順の最後にアライメントマークの移動後の、接続直線からのアライメントマークの有効間隔に対応する間隔が生じる。
オフセット(支距):アライメントマークのオフセットは、2つのアウターマーク間の距離に対するアライメントマークの位置である。2つのアウターマークの間の仮想接続直線をx軸とし、それに垂直な軸をy軸と考えると、オフセットは従ってアライメントマークのx座標であり、アライメントマークの上記定義された間隔はアライメントマークのy座標である。
これらの関係は、水平主軸の状況について図1bに図示されている。上記定義された間隔はこの図の寸法cに対応し、アウターマーク3及び4の間の距離はdに対応し、寸法aはオフセットに対応する。アライメントマーク5は、接続直線6に垂直に延びる移動方向16に沿ってのみ移動することができる。
主軸:主軸は、対応する電子デバイスの表示画面を使用しようとするときにユーザーに見える、垂直軸(垂直主軸)及び水平軸(水平主軸)として理解される。対応する主軸の方向は、2つのアウターマークの間の仮想接続直線に対応する。
対角軸又は補助軸:これらの追加の軸は、主軸の間のある角度で配置された軸として理解されるべきである。これらの補助軸は、それぞれ、垂直又は水平主軸に対して45°の角度で配置することができ、従って、慣例的に対角線の軸と呼ぶことができる。しかし、本発明による対角軸は、一般に、垂直軸及び水平主軸から、これらの適用に十分な角度偏差を有する軸として理解されるべきである。典型的には、これらの対角線の主軸は、好ましくは、互いに独立して、水平軸又は垂直主軸とそれぞれ10〜80°、好ましくは20〜70°、特に好ましくは30〜60°の角度を囲む。これらの対角主軸は、特に、好ましくは、水平主軸又は垂直主軸とそれぞれ40〜50°の範囲内の、非常に好ましくは45°の領域の角度又は正確に45°の角度を囲む。このような追加の軸が2つある場合、それらは互いに直交することができる。すなわち互いに90°の角度を囲むが、対角主軸が互いに20〜160°の範囲の角度、例えば60〜120°の角度を囲むことも可能である。対角主軸は、好ましくは互いに80〜100°の角度、特に90°の領域又は正確に90°の角度を囲む。
電子デバイスの操作:次の個別の測定に移るか、又はアラインメントマークを移動させるかの操作は、表示画面上で直接的に(例えば、タッチ感応表示画面を使用して)実行されるか、追加の入力インターフェースを提供することが可能である。このインターフェースを介して、例えば、ユーザーの動作の情報(頭部の揺らぎ又は身体の他の部分の動作)も登録することができ、セントラルユニット又は操作のための特別なデバイスのいずれかを登録するために、例えばスマートグラスの場合、アライメントマークの動作は、頭部の動作、音声入力、又はスマートグラスの対応する手動入力によって制御することができる。
視覚系は評価されるべきポイントに常に焦点を当てるように訓練されるので、被験者にとって、アムスラーグリッドを介した副尺視力の古典的な判定の範囲内で、求められた注視点から注視を外さずにこのタスクを達成することはほとんど不可能である。しかし、それによって検査は無駄になる。本明細書に記載されている検査方法の利点は、被験者が、彼が移動させなければならない点に焦点を合わせなければならないことである。これは、通常の生理学的視覚手順に対応し、視覚的注意を、操作しなければならない点に向けることができる点である。被験者は、表示される外側の2つの点に関して、操作される点を一直線上に並べるので、有効に検査された点は、これらの外側の2つの点である。従って、この測定手順において、被験者は焦点を外れた点に意図的に集中しなくてもよく、焦点中心点の外にある点の測定を可能にする。
検査の画像表示を有効な検査条件(画像と眼の間隔又は頭部若しくはスクリーンの回転)に動的に適応させることによって、測定の品質及び信頼性が向上する。ユーザーが視覚的にアラインメントマークを接続直線上に主観的に位置決めするまで部分タスクの所要の時系列的な時間の追加の登録及び分析を行うことによって、及び部分タスクごとの制御の動作の回数及び大きさの登録及び解析によって、副尺機能の静的検査が動的成分によって拡張され、これにより変性又は病理学的変化の発見のための感度閾値を下げることができる。この方法はさらに、検査及び表示をユーザーの個別の眼の能力及びニーズに連続的に適応することを可能にする。
さらに好ましい実施形態によれば、本発明はさらに、1つの検査系列の範囲内で、垂直主軸に沿って少なくとも2つ又は少なくとも3つの検査手順が実行され、2つ又は少なくとも3つの検査手順が水平主軸に沿って実行される。代替的に又は追加的に、2つの対角主軸のそれぞれに沿って少なくとも2つまたは少なくとも3つの検査手順を実行することが可能である。
これらの対角主軸に関して、これらの傾斜した主軸は、垂直主軸又は水平主軸に対してそれぞれ45°の角度でなければならないと厳密に理解されるべきではない。重要なことは、これらの対角主軸が、これらの適用に十分な垂直及び水平主軸からのずれを有することである。これらの対角主軸は、典型的には、水平主軸又は垂直主軸と、好ましくは互いに独立して10〜80°、好ましくは20〜70°の範囲、特に好ましくは30〜60°の範囲の角度を囲む。これらの対角主軸は、非常に好ましくは、水平主軸又は垂直主軸とそれぞれ40〜50°の範囲の角度、非常に好ましくは45°の領域の角度又は正確に45°の角度を囲む。
2つの対角主軸は、互いに垂直であることが好ましく、すなわち互いに90°の角度を囲むが、対角主軸が互いに20〜160°の範囲の角度を囲むことも可能であり、好ましくは60〜120°の範囲である。対角主軸は、好ましくは互いに80〜100°の角度、特に90°の領域又は正確に90°の角度を囲む。
様々な軸上の検査点の配置は、網膜の様々な、正確に規定された点の検査を可能にする。これは、出生時から存在する変性プロセス、又は病理学的プロセスを、網膜の特定の領域及び点に紐付けることを可能にする。実際、黄斑の全領域は、このようにして詳細に研究することができる。測定範囲は、固定点の周りの少なくとも半径10°の円にわたって延びている。提案された方法によれば、測定された点は非常に正確に及び再現可能に測定できるので、この紐付けは非常に正確であり、他の方法、例えばこの紐付けを不正確にしか許さないアムスラーグリッドとは対照的である。測定の適切で巧みな制御によるか、又は様々な主軸に沿った開始位置の選択によることで、ターゲットデータ解析によって、それぞれの眼の網膜上の弱い領域を効果的に決定することが可能である。従って、領域は、様々な軸に沿った異なる測定及びアウターマークからのアライメントマークの様々な間隔によって、網膜上で規定することができ、これらの領域は、典型的には円の扇形区域であるか、アウターマークからのアラインメントマークまでの様々な間隔の結果としての、同一の円形環状体である。従って、言ってみれば極座標格子上のマッピングを実行することができ、様々な格子領域を個別に評価することができる。
上述したように、ユーザーの視力を判定する尺度として、様々なパラメータを用いることができる。さらに好適な実施形態によれば、ユーザーがアライメントマークを移動させた後の接続直線からアライメントマークの有効間隔のパラメータを、視力を判定する尺度として登録する場合には、同じ主軸に沿った検査手順の有効間隔の絶対値の平均値及び/又は標準偏差が使用される。
追加的に又は代替的に、アライメントマークの移動にユーザーが要した時間のパラメータの登録が実行され、これが視力の判定の尺度として評価される場合、マークの出現と個別の検査手順の終了確認の間の合計時間の平均値及び/又は標準偏差を用いることができる。個別の検査手順の終了時に、例えば、次の測定手順が、所定の秒数内に入力がないときに自動的に進行する場合、最後の操作が行われたその時点を終了とすることも可能である。
追加的又は代替的に、ユーザーによるアライメントマークの移動における方向変更の回数がパラメータとして登録される場合には、個別の検査手順における方向変更の回数の平均値及び/又は標準偏差、又は特定の主軸に沿った方向変更の合計を用いることができる。このような方向の変更の程度及び/又は頻度は、このパラメータの下でさらに登録及び分析することもできる。
本明細書で特に言及したパラメータに加えて、さらに別のパラメータを登録し、視力を判定するためのデータ分析に組み込むこともできる。これらには、例えば、ユーザーに向けられたカメラを介して記録された情報の項目、例えば、眼に関する情報の項目、測定中の眼の活動などが含まれる。ユーザーに対するデバイスの位置、及び(対応するジャイロ要素/ジャイロセンサを介した)デバイスの動作、及び周囲の明るさ、時刻、最後の検査からの時間等に関する情報の項目も、組み込むことができる。
副尺視力は、例えば時間、学習効果、検査された軸のアラインメントなどの様々な生理的影響因子に依存して変化するので、これらの影響因子は、部分タスクの所要時間、必要な制御及び補正動作の回数及び大きさなどの動的な検査パラメータの追加分析によって補完される。これにより、視覚能力とその日の調子に関連するか、又は学習効果によって誘導される測定結果間の変化のより良い区別が可能になる。従って、この方法を使用して視力に対する網膜関連の影響を測定する限りにおいて、測定精度に対する網膜以外の影響を正しくフィルタリング又は重み付けすることができ、また、視力の変化の判定方法の感度を向上させることができる。一方、具体的には、これらのさらなるパラメータは、例えば、(例えば、アルコール検査との関連で)ユーザーの知覚能力をこの方法で一般的に測定しようとする場合には、分析における関連する追加パラメータとして考慮に入れることができる。従って、これらのさらなるパラメータは、測定結果のさらなる最適化のため、及び測定結果の間違いを防止するための両方に使用することができる。
さらに好ましい実施形態によれば、この方法は、検査手順が同じ主軸に沿って、接続直線に沿ってそれぞれの場合にアライメントマークの異なるオフセットで開始され、好ましくは2つのアウターマークの間の距離の1/3、1/2、2/3が、それぞれの検査手順の開始時に各主軸に沿って特定されることによって特徴付けられる。個別の検査手順の回数及び/又はそれぞれのオフセットは、好ましくは、事前検査結果又は先行する形態検査に基づいて個別に適応させることができる。アウターマークに対するアライメントマークのこの異なる相対位置のために、網膜又は視野の円の各扇形区画だけでなく、円形環状体も測定することが可能である。
この検査方法は網膜の非常に広い領域の検査を可能にする。しかしながら、変性、病理学的又は他のプロセスはしばしば網膜の狭く限られた領域に限定される。患部は、最初に選択された点のオフセットを用いて検索機能との関連で迅速に見出されることがあり、測定点の位置の選択によるさらなる測定の過程においてより詳細に区切ることができる。これは、実際には、以前の検査系列の測定結果に応じて将来の検査系列を特定的に適応させること、又は決定的な測定値に減らすことがそれぞれ可能になるからである。個別の検査測定の回数を減らすことによって、ユーザーの疲労の症状による影響がより低くなるはずであるので、測定の正確さも実質的に向上させることができる。
さらに好ましい実施形態によれば、アウターマーク及びアラインメントマークは、それぞれ1〜10mmの範囲、好ましくは2〜4mmの範囲の長さ又は直径を有する短い線又は円であり得る。短い線の場合、短い線は0.5〜5mmの範囲内、好ましくは1〜2.5mmの範囲内の線の太さを有する短い線とすることができる。この場合、すべての短い線は、好ましくは、検査手順の間に測定される主軸に平行に配列される。アウターマークとアライメントマークの大きさは等しくてもよく、その大きさは被験者の視力に適応させることができる。
さらなる好ましい実施形態によれば、以下の設定パラメータ、即ち、表示画面上のコントラスト;表示画面上の色選択;任意選択的に追加で提供されるフォーカスエイドのうちの少なくとも1つが、事前の検査系列及び/又は事前の個別の検査手順及び/又は先行する形態検査に基づいて、個々に適合され、この個別化は、好ましくは、ユーザーの特定の眼ごとに実行される。
ユーザーは、好ましくは、片眼のみを使用して検査系列を実行し、及び/又は電子デバイスは、表示画面に表示された情報が片眼だけで知覚されることを確実にする。
従って、この方法は、それぞれの眼及びそれぞれのユーザーの両方を個別に扱うことができる。従って、測定結果に応じて、マークの形状及び大きさ、コントラスト、又は可能なフォーカスエイドをそれぞれの眼ごとに個別に扱い、測定手順中の各入力に対して表示することができる。
小さい測定マークが選択されるほど、より正確に副尺視力の視覚品質が判定され得る。しかし、検査マークの認識は、視覚の質又は視力に依存する。視力が悪いほど、被験者が認識できるようにアライメントマークとアウターマークの両方を大きくする必要がある。従って、本試験では、検査マークの大きさ、タイプ、及びコントラストは、被験者の視力に任意に適応させることができる。このようにして、特に視力が大幅に低下した被験者において、副尺視力の視覚品質を確実に検査することができる。これは、この検査を、検査パターンが一定の大きさを有するアムスラーグリッドのような、副尺視力を検査するための他の方法とは著しく異なる。検査される眼の視力が非常に低下しており、被験者がアウターマーク上の固定を一貫して維持することが困難な場合、例えば検査領域全体の周りに検査マークの外側に位置するリング表示のような、追加のフォーカスエイドを重ねることができる。
さらに好ましい方法は、電子デバイスとの直接的又は間接的な相互作用によってアライメントマークの移動をユーザーが制御することを特徴とし、この相互作用はタッチ感応表示画面、体の動作、特に手や頭、又は音声、又は特定の入力インターフェース、例えば手動入力デバイスであってもよく、あるいはBluetooth(登録商標)(例えば、表示画面が投影を介して生成される場合)、又はそれらの組み合わせで実行されてよく、表示画面がタッチ感応表示画面である場合、ユーザーは、表示画面上のアライメントマークをタッチして移動させることによってアライメントマークを直接配列するか、又は表示画面上に表示される1つ以上の移動ノブの補助で行う。検査マークをターゲット領域に導くための入力補助とユーザーとの相互作用のタイプ、大きさ、回数、方向、及び要した時間を測定し、測定感度の向上及びユーザーのその日の調子、又は学習効果の影響の評価のために使用することもできる。
高齢者は網膜が変化しているので、測定デバイスとの意思の疎通はより困難になりうる。これらの困難は、本発明に従って可能な意思疎通のための多様な選択肢によって避けることができる。検査の制御に使用される意思疎通は、典型的な日常的な意思疎通パターンに対応するジェスチャー又はうなずきや頭を振ること等の頭の動きを使用して意思疎通を実行できる。
既に説明したように、実際の副尺視力測定に加えて、検査マークの正確な位置決めが達成されるまでの時間を測定することによって、視覚機能の変化を間接的に判定することが可能である。視覚機能は非常にわずかな悪化であるとしても、検査マークの正確な位置決めに要する時間は長くなる。特定の網膜領域における視覚機能の悪化の兆候は、特定の軸又は点における部分タスクを解決するための時間が以前の検査と比較して長くなる場合、又は以前の検査と比較してゆっくりと解決される部分タスクと迅速に解決される部分タスクの差が大きくなる場合に存在する。1つ以上の検査軸でタスクを解決するために必要な時間が長くなった場合(必要な時間が2つの標準偏差、例えば、以前の検査でこれらの検査点に必要な時間を超えている場合)、デバイスは次の検査までのインターバルを短く(例えば、7日ではなく3日に)するよう提案する。複数の測定日にわたる漸進的な鈍化が認められる場合、追加の処置、例えば眼科医又は医師の訪問要請、又はさらなる処置が推奨される。この方法が、すべてのタスクの所要時間が増加又は減少すると判定した場合、これは一般的により良好又は悪い視覚機能、ユーザーのその日の調子の変化、又は学習効果の指標である。この情報は、明確な傾向がある場合に検査マークの大きさを適応させるために、又は個別のデータベース(軸又は領域の通常の検査結果のベースライン)での使用に関して異なった結果に重み付けするために使用することができる。これにより、ユーザーにとっての一般的に劣る日の検査の検査結果、又は学習曲線の効果により、軸上の、ユーザーの予想されるパフォーマンスに関する統計的基準値が誤って低くなることを防ぐことができる。このように、学習曲線や検査表示の変化にもかかわらず、この方法の感度は一貫して高いままである。
この方法は、副尺視力機能の静的測定値のみを分析する従来の測定方法とは異なり、動的成分の測定によって、副尺視力機能の変化を発見するための感度を実質的に高める、また、その日の調子、学習曲線、又は表示の変化などの影響を考慮し補償するという選択肢を提供する。
既に上述したようにしても可能な補正動作の必要数の測定、及び検査マークの最終位置決めまでの超過した距離を補正動作の大きさ及び/又は振幅の測定を記録することができる。先行する検査サイクルで決定された値と比較して、1つ以上の軸上の補正動作の回数の増加又は補正動作の振幅の増加は、副尺視力機能の局所的な悪化の兆候である。特定の網膜領域における視覚機能の悪化の兆候は、特定の軸又は点における部分タスクを解決するための補正動作の回数が、以前の検査と比較して増加する場合、又は、最もうまくいった部分タスクと最もうまくいかなかった部分タスクの差が大きくなる場合に存在する。副尺視力機能検査の時間的要素の測定された悪化と同様に、副尺視力機能検査の動的成分の数又は振幅が悪化した場合、この方法は、次の検査までのインターバルの減少又は追加の検査を推奨する。
副尺視力機能の動的検査のこの第二の構成要素の利点はまた、視覚機能の非常にわずかな悪化の早期判定のための副尺視力機能検査の感度を高めることを可能にする。さらに、視覚能力に関連するその日の調子や学習効果のような変化に影響を及ぼす変数をよりよく区別することができ、その日の調子及び学習効果はすべての部分タスク、軸、網膜領域の補正動作の回数及び大きさに影響を与える一方、病理学的変化は、既に病気の網膜領域の辺りで、又は機能がより悪化した個別の領域のみで主に起こる。
副尺視力機能検査の静的結果(軸からマークまでの距離)を考慮して、検査マークの明確な位置決めまでに要した補正動作回数と超過した距離の補正動作の大きさ(振幅)を測定することができる。すべての軸上で実施される補正動作(動的要素)の必要数及び振幅の強く一般的な増加が、静的な検査要素(接続直線からアライメントマークまでの有効間隔の増加)の悪化は無いと判定される場合、これは、被験者のその日の調子、又は学習曲線の影響、又は検査表示が変化した影響の兆候であり、又は例えば、鎮痛剤、幻覚剤、又はアルコールなどの中毒性物質の結果として生じる中枢神経系のパフォーマンス及び協調の制御の全体的な鈍化によって引き起こされる。この場合、副尺視力機能のこの測定の結果は、被験者の長期視覚機能の個別の基準値の決定のためには考慮されないか、又は縮小された形でしか考慮されない。これにより、ユーザーにとっての一般的に劣る日の検査の検査結果、又は学習曲線の影響により、軸上の、ユーザーの予想されるパフォーマンスに関する統計的基準値が誤って低くなることを防ぐことができる。このように、学習曲線又は検査表示の変化にもかかわらず、この方法の感度は一貫して高いままである。突然発生した、その日の典型的な調子からの大幅な逸脱(2倍を超える標準偏差)の場合、この方法は、被験者に対策を講じたり、一時的に活動(例えば、車両の運転や危険な機械の使用など)を停止したりすることを推奨する。
副尺視力機能の動的及び静的解析を組み合わせる利点は、視覚要素に加えて、被験者の応答能力も測定できることである。被験者のその日の調子の変動(疲労、時間、鎮静物質)の結果としての短期間の悪化を、網膜関連の悪化と、部分的又は完全に区別することができる。従って、その日の調子によって引き起こされる悪化は、視覚機能の網膜関連悪化のみに関する長期分析に関して統計的重みを減らすことができる。その日の調子による副尺視力機能のノイズを除外することにより、副尺視力機能の網膜の変化のみに対する検査の感度が再び高められる。
提案された方法のさらに好ましい実施形態は、判定された視力の関数として表示画面上に定性分析又は定量分析が出力されること、又は治療が求められるべきであるという通知を特徴とする。
別の好ましい実施形態によれば、アウターマークとアラインメントマークの配置は、先行する測定の統計分析に基づいて様々な個別の検査手順に個別に適応される。
他の測定方法とは対照的に、本検査は、個別の網膜領域の副尺視力の定量的測定を可能にする。個々の検査点の測定結果は、病理学的手順の動力学に関してはそれ自体あまり有益ではなく、検査のユーザーには解釈できない。しかし、先行の測定又は同じ検査で登録された他の測定点を考慮した統計的方法によって、病理学的プロセス又は変性プロセスの動力学を導き出すことができる。個別の測定点の結果ではなく、この情報のみがユーザーにとって重要であり、ユーザーに直接提供される。
任意選択的に、ユーザーに関する情報の項目と組み合わせて検査系列で確認されたデータは、パーソナライズされた形式又は匿名形式で、さらに好ましい実施形態に従って、好ましくはインターネット又は携帯電話接続を介してさらにセントラルオフィスに送信され、このセントラルオフィスでは、データを保存し、さらに処理し、及び/又は情報を中継し、及び/又は医療支援のためにさらに処理することができる。
電子デバイスは追加でセンサ(ユーザーに向けられたカメラ、動作センサ/加速度センサ、方位センサ、光又は熱センサ、音又は臭気センサを含む)を有することができ、従ってユーザーの挙動、特に表示画面とユーザーとの間隔、及び/又は眼球間隔、及び/又は片眼又は両眼のどちらで検査手順が実行されているか、第一の場合は、この場合にはどちらの眼が閉じられているか、及び/又は視覚軸の周りの表示画面の回転及び/又は視覚軸の表示画面の表面への直交性を決定することができる。この情報は、データ分析に組み込まれてもよく、及び/又は通知は、対応する変数を正しい値に設定するために、表示画面又は音響信号又は音声出力を介してユーザーに送信されてもよい。追加的に又は代替的に、この情報を使用して測定を最適に実施及び記録することが可能である。従って、アウターマーク及びアライメントマークの表示画面上で発生する表示は、これらの情報の項目に基づいて適応することが有利であり、1つの検査手順内又は1系列の検査手順間に動的に適応させることがさらに好ましい。電子デバイスのカメラ又は他のセンサは、測定手順中、又は測定手順の前又は後に、それぞれ(例えば、顔認識、指紋又は音声認識を介して)、被験者の明白な識別又はその動作のために追加的に使用することができる。表示画面上の検査マークの位置又は大きさは、特に、測定された有効距離及び表示画面の回転に応じて、検査手順中に動的に適応させることもでき、網膜上の測定点の投影が一定のままとなる。
副尺視力を判定するための測定方法は、網膜上の同一の点が繰り返し測定されることが確保されている場合にのみ、再現可能で定量可能な結果だけを提供することができる。本発明は、この点に関して、センサによってユーザーに動的に適応する。
電子デバイスは、好ましくは、携帯デバイス、特にパーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ラップトップ、スマートウォッチ、スマートグラス、又はヘッドマウントディスプレイである。この場合、この方法は、2次元又は3次元描写に基づくことができる。副尺視力機能の検査は、片眼又は両眼で行うことができる。両眼検査は、両眼の検査時間を短縮する。 時間の節約は、追加領域の測定や重要な領域の追加測定に必要な場合に使用できる。
様々な連続して実施された一連の検査、好ましくは異なる日に実施された検査系列の結果は、電子デバイスによるその推移において相互に評価することができ、視力の推移を判定することができ、好ましくは検査系列から計算された変数の閾値に達すると、警告をユーザーに出力することができ、及び/又はユーザーとコンタクトをとることができるようにインタフェースを介してセントラルオフィスに送信される。
視力の動力学のチェックは、病理学的プロセスの検出及びモニタリングにとって決定的に重要である。個別の測定は、それだけでは限られた情報力しか持たない。情報力を著しく増加させる過程の評価は、関心のない視覚機能の他の非病理学的な変化をフィルタリングすることも可能にする。視覚機能の非病理学的変化をフィルタリングすることにより、病理学的変化を判定するための方法の精度及び感度は、副尺視力機能を判定するための従来の方法に対して著しく増加させることができる。本明細書に提案された方法のさらに好ましい実施形態によれば、電子デバイスは、指定された時間計画の範囲内で、特定の時点でそれぞれの場合に検査系列を実施するようにユーザーに促すことができ、好ましくは、前の検査系列の結果に応じて、特に複数の先行検査系列によって決定された基準値に対する直前の検査系列の結果の変化に依存して、更新された検査系列が、 例えば3〜14日ごと、好ましくは7日ごとに、又は結果が悪化した場合には、個別に短縮されたインターバルの後にのみ行うことができる。
視覚検査を実施することは、被験者にとって重大な負担となる可能性があり、その結果、検査はもはや実施されないか、又はもはや十分かつ適切な注意を払って実行されないという結果をもたらす可能性がある。多くの網膜疾患は慢性的な性質を有するため、長期にわたる検査が必要である。従って、検査手順の頻度は、本検査では固定時間方式ではなく、むしろ以前の測定結果及び他の要因に基づいて個別に適応される。さらに、具体的には、個別の測定の並びは、問題のゾーンで非常にターゲットを絞って、すなわち、対応するユーザに実際に関連する主軸のみを測定することもできる。インターバルの制御は、結果が変化した眼についてのみ個別に実行することもできる(例えば、左眼が悪化した場合には、左眼の推奨検査インターバルのみを短くする)。次のチェックまでのインターバルの個別の制御により、ユーザーの時間的負荷を最小限に抑えることができる。さらに、向上した測定精度又は検査感度を向上させるための付加的な測定又は試験軸を、悪化している眼に対して追加することができ、安定している眼では短い基本的なチェックのみを実行する必要がある。さらに、被験者は、それぞれの場合に検査を実行するように促される。
既に述べたように、さらに好ましい実施形態によれば、電子デバイスの測定データは、セントラルコンピュータに送信され、アルゴリズムを使用して分析される。可能なアルゴリズムは、例えば、
i)比較測定値に対する測定点間隔の分散の増加;
ii)特に年齢、性別並びに視力、眼疾患及び全身性疾患などの眼科的所見のような患者の特徴の考慮;
iii)主観的に経験した検査実施の難易度、検査期間、検査マークの制御及び補正の量及び振幅、並びに検査結果の積み重ね並びに可能な治療措置
の判定である。
そのような分析の結果は、パーソナライズされたフィードバックとして処理され、好ましくは、それぞれの眼に個別化され、ユーザーに提供され、その結果を使用して測定順序を個別化することができ、この個別化は、測定軸、測定点、測定インターバル及び測定値の評価の変更を含む。検査は、好ましくは遮蔽眼で実行される。この検査は、両眼で同時に実施することもでき、検査結果に応じて、遮蔽眼でそれを実施するよう促すことができる。
さらに、本発明は、上記のような方法を実施するための携帯電子デバイスであって、表示画面とデータ分析ユニットとを有し、表示画面は好ましくはタッチ感応表示画面であり、さらに電子デバイスは好ましくは、ユーザに向けられるカメラをさらに有する。検査タスクは、使用するデバイスの能力に応じて、2次元又は3次元で表示することができる。
最後に、本発明は、好ましくは携帯アプリ(app)の形態で、上記のような方法を上記のようなデバイスで実行するためのデータ処理プログラムに関する。
さらなる実施形態は、従属請求項に記載されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面に基づいて説明するが、これらは例示のために用いられており、限定的に解釈されるべきものではない。
図1は、a)では、眼の前に約30cmの提案された間隔で携帯デバイスを保持する、提案された方法のユーザーを示し、b)では、水平主軸に沿って配置されたアウターマークとアラインメントマークの相対的配置、対応する距離及び間隔、オフセットが約2/3である状況も指定する図を示す。 図2は、提案された方法の異なる表示を示し、a)では、アウターマークが水平に配置されている個別の検査手順の開始状況が示され、b)では、ユーザーによる操作後のアライメントマークの位置が示され、c)には、様々な主軸が同時に示されており、d)では、オフセットの領域が、アウターマークが水平に配置されている状況が概略的に示されている。 図3は、極座標格子における測定の可能な地形的な結果を示しており、測定軸は黒で示されている。これらは網膜のセクタの中心線を形成し、その区切りは灰色で示されている。灰色の領域は影響を受けた網膜のセクタを示す。エッジ領域の検査に基づいて影響を受けたセクタの分析に基づいて、自己学習方式でシステムを適合させ、より正確にし、最適化することができる。
図1は、タッチ感応表示画面1を有するスマートフォン2を眼の前に保持しているユーザーを示している。提案された方法を実施する携帯アプリ(app)の形態のソフトウェアが、このスマートフォン2にロードされる。この場合、視覚軸は、表示画面1の表面に対して実質的に垂直に一直線に並べられ、表示画面の縦軸は2つの眼の接続直線に対してほぼ垂直に一直線に並んでいるが、どのような場合であっても、ユーザーの顔に対する表示画面の回転を1つの検査系列内で変更してはならない。
スマートフォンの正しい並びをユーザに指示するために、スマートフォンのカメラ及び任意選択のさらなるセンサ(例えば、ジャイロスコープ及び加速度計)をソフトウェアに組み込むことが可能であり、ソフトウェアを起動した後、 最初にそれぞれカメラ又は他のセンサを介して、例えばカメラによって記録されたユーザーの画像に対応する顔認識、ユーザーに対する表示画面の正しい相対位置が想定されているかどうか、及び必要に応じて、対応する警告通知によって、又はさらに具体的な修正指示によって、最適な位置にもっていく。(例えば、「表示画面が眼に2cm近すぎる、遠くに保持してください」又は「モニターが頭の方向に対して傾いている−時計回りに5°回転させてください」又は補助軸を重ねることによって、)視覚的に、書面で、又は音響的に出力することができる。眼又は検査距離の偏差に対する表示画面の正しくない配置は、検査シーケンス中に表示画面上の点の位置を動的に変更することによって、必要に応じて連続的及び自動的に補償することができるか、又はこのような偏差に依存している登録されたパラメータを訂正して、正しい保持からの偏差が測定結果に影響を与えない。さらに、顔認識を介して、測定される側(左眼又は右眼)を特定し、片眼測定、及び測定の品質に影響を及ぼす他のパラメータを修正することができ、検査シーケンスの表示又はアルゴリズムを、被験者の左眼又は右眼の個別の視覚能力にそれぞれ適応させるか又は矯正することができる。
このようなセンサ(動作センサ/加速度センサ、方位センサなど)を使用することにより、検査を実施する者が常に測定デバイスを携帯していると仮定して、一般的な動作を監視することが可能である。言い換えれば、測定デバイスは同時に活動トラッカーとして使用することもでき、そこから決定されたデータは、本明細書に記載された検査手順の分析に組み込むことができる。従って、例えば、測定手順の前後でそれ自体が統一されたユーザーの一般的な活動から、測定結果はおそらく幾分悪いが、対照的に活動は同じままであり、明らかに測定結果が悪化しても、視覚動作が生活を変える損傷を意味するものではないと結論付けることができる。ユーザーの活動は、身体に固定された別個のセンサ(例えば、アームバンド、活動トラッカー)を介して検出され、デバイス及び/又はセントラルオフィスに直接的に又は間接的に送信され、デバイスからセントラルオフィスに送信されるデータの分析において、この活動を考慮することもできる。
第一の個別検査手順における開始位置を図2aに示す。 この場合、主軸6は水平に配置され、すなわち、2つのアウターマーク3及び4は、それぞれ左右の縁に表示画面の約半分の高さに表示され、接続直線6は水平に延びている。
この場合、実際の検査では、図2の各場合には点線で示されている接続直線6は、もちろん見えず、具体的に言えば省略されているが、アライメントマーク5に集中するユーザーは、焦点が合わない2つのアウターマーク3及び4によって画定される領域によって、ある程度まで自ら向くように強制され、従って、正確に測定されるべき領域を使用するよう強制される。
開始状態として、2つのアウターマーク3及び4の間におおよそ配置されたアライメントマーク5は、この場合には実質的に下方に移動し、2つのアウターマーク3及び4の間の中央のやや左側に配置される。
表示画面1上の下側領域には、3つのタッチ感応領域が存在する。左端の外側には第一の領域13が示されており、これは指で触れるとアライメントマーク5を上方に、すなわちこの場合には接続直線6に近づくように接続直線に対して垂直に移動させる。第二の領域14は、右端の外側に示されており、これを使ってアライメントマークを反対方向に、また接続直線に対して垂直に移動させることができる。これらの2つの領域13及び14は、アライメントマークが接続直線に対して垂直に一方の方向又はその反対の方向にのみ移動できるように常に提供されている。領域13及び14にそれぞれ示された矢印は、ユーザが接続直線に対してどの機能又はどの方向かがそれぞれどのスイッチに関連付けられているかを認識することができるように、対応して回転する。
さらに、さらなるタッチ感応領域が中央に配置されており、これを使用して個別の検査手順を完了し、系列を次に進めることができる。
様々なタッチ感応領域13〜15は、もちろん、表示画面全体の、他の領域に配置することもできる。
さらに、それぞれ領域13及び14の代わりに、タッチ感知表示画面上に指を置き、適切に指を移動させることで、アライメントマーク5の位置決めを直接行うことができる手順も使用できることに留意されるべきである。
図2aに示される開始状態から進んで、ユーザーは、ここから、接続直線6(説明を容易にするために図2に示されているが、実際の実験には具体的には示されていない)上に位置しているという感覚を主観的に有するまで、領域13及び14を操作することによってアラインメントマークを移動させる。例えば、図2bに示す位置で、アライメントマーク5が接続直線6上に位置するとユーザーが考えたなら、ユーザーは中央領域15によって次の個別検査手順に進むことができる。ユーザーがこれを行うと、アライメントマーク5の接続直線6からの間隔7が読み出され、ソフトウェアによって記憶される。この間隔7は、以下でより詳細に説明するように、分析に使用される。さらに、被験者がマークを主観的に正しく並べるまでの所要時間、及びマークの移動中に必要とした方向補正の回数及び振幅を登録し、続いて分析することができる。
様々なこのような個別の検査手順は、ユーザーに対してランダムに表示されるように実施され、それぞれの場合に、少なくとも3回の検査手順が1つの主軸に沿って実行される(図2cの説明参照)。
この場合、測定される様々な主軸を図2cに示す。一方では、図2a及び図2bによる個別の検査手順にも示されているような、水平主軸9、垂直主軸8、及び第1の対角主軸10及び第2の斜め主軸11が描かれている。
すべての主軸が測定され、各主軸に対して3回の測定が行われると、12回の測定が行われ、時には煩わしさを感じることもあり得る。実際に有用な測定の回数を可能な限り少なく保つために、又は病的な網膜領域の端での焦点測定により、より良く、より早く、わずかな変化を表すために、検査系列の測定データをセントラルコンピュータに送信し、個々の検査手順を以前の検査結果と比較し、以前の結果を後の測定系列に適応させて、以前に問題があると実際に判明した領域に適応させることができる。例えば、ユーザーが、第二の対角線の主軸に関する測定によって明らかにされた弱みを持つが、第一の対角主軸に関しては問題がない場合、第一の対角主軸が各検査系列の間に測定されないようにする、又は個々の測定値だけでなく複数の測定をもはや軸ごとに実行しないようにすることが可能である。検査系列の結果及び適応の分析は、好ましくは、検査された各眼に対して個別に実行される。
上述したように、アラインメントマークは、個別の検査手順の間に、開始状態の2つのアウターマークに対して異なる位置に提示される。この場合に合理的に可能なオフセット12が図2dに示されている。このオフセットは、典型的には、中心の間、又は2つのアウターマーク3、4の間の距離の1/3から2/3の間で動く。測定結果をより正確にするため、網膜地図(図3)を作成するため、視野を決定するため、又は眼の顕著な視覚制限に対する反応として、検査手順を各眼に対して、アウターマークの形状及び大きさ、その間隔、コントラスト、可能性のある追加のフォーカスエイド、又は色の変化などの他の尺度に関して個別の形態で表示することができる。
検査系列内の実際の検査手順の分析のために、ユーザーが次の個別の検査手順(図2b参照)に変更した各時点で、アライメントマーク5が有する間隔7が収集され、統計的に分析される。この場合、例えば、手順は特定の軸に沿った測定の絶対値の平均値が使用されるように使用することができ、測定のバラツキを使用することもできる。次に、4つの軸のそれぞれに対する平均値及びバラツキを測定結果として出力することができる。測定中に収集されたさらなるパラメータ、例えば、検査全体の時間、又は個別の点の位置決めまでの時間、並びに補正動作の回数及び大きさ又は振幅、及び/又は反復測定時のこれらのパラメータの変化は、測定を改善するため、又は病理学的変化の検出閾値を下げさせるために追加的に使用することができる。さらに、損傷した領域が各主軸に沿って特定され、対応する網膜部分の細かいマッピングをそこで完了することが可能である。個別の軸に対するアウターマークの間隔は、網膜マッピングと組み合わせて適応させることができる。
測定結果は、スマートフォン自体で自律的に生成することもできるし、生の情報(個別の測定点)をセントラルサーバに転送し、その中で分析を行う手順を使うこともでき、特に既に完了した検査系列にも基づいて、セントラルサーバでの解析後にフィードバックされる。
セントラルコンピュータと通信する場合、対応するフィードバックをユーザーだけでなく、例えば眼科医又は医療関係者に送ることも可能である。
フィードバックは、一方では数値による統計分析で構成され、他方では、例えば、眼科医又は医療関係者を訪問する、さらなる措置を講じる、又は例えば車両の運転や危険な機械の運転などの操作を停止するように促す、より詳細な形態で実施することができる。
例えば、ユーザーに最初に促す、又は規定のインターバル毎に、初期化測定系列を実行することができ、初期化測定系列は、個別の能力のベースラインをおおよそ決定する。対応するユーザーにとって特徴的な変動範囲は、これらの初期化測定から、好ましくは測定軸ごとに個別に決定される。これは、水平軸及び垂直軸及び2つの対角軸の測定時に、これらの初期化測定で4つの変動範囲が各軸に1つずつ決定されることを意味する。これは、各軸に沿って、この初期化測定における得られた測定値が各軸について個別に統計分析され、次いで各軸に対して個々の変化範囲が確立されることを意味する。これは、アライメントマークと接続直線との間隔の標準偏差の2倍が変動範囲として用いられるように実行されることが好ましい。
表示画面を介して、ユーザーにとって有益な、直接的かつ有用なフィードバックを、バックグラウンドの測定のさらなる統計分析とは独立して実施することができ、その結果、検査系列のそれぞれの性能において4つの軸すべてが測定されたとき、ユーザーが定義された変動範囲内(具体的には例えば、初期化測定系列から決定された±標準偏差の範囲内で、この標準偏差は、比較的長期に渡って検査系列を定期的に継続する過程で初期化測定系列で決定された値から、連続して適用することができる。)でアライメントマークを並べる、個別の検査手順ごとに点が付与される。4つの軸に沿って軸ごとに3回の測定を実行すると、検査系列ごとに最大12点が得られる。検査系列の完了後、達成された点の数は、表示画面を介して出力されてもよく、付加的な視覚的フィードバックで支援されてもよい。従って、例えば、最大点数からの偏差は、検査系列の品質の尺度として示され、11又は12点に達すると、それぞれ0又は1の値を、すべてが正常で、さらなるアクションは必要とされないという意味で、緑色で出力することができ、9又は10点に達すると、それぞれ2又は3の値を、推移は有利でないという注意の意味で、オレンジ色で出力することができ、9点未満に達すると、対応する差分値を、アクションが必要であり、医師に相談するように、という注意の意味で、赤色で出力することができる。視覚的に出力されるか、又は付加的なメッセージによって補足される、また場合によっては音声出力を介して警告が出力される、対応する尺度及び/又は点数は、ユーザーの医療状況、年齢及び嗜好に応じて個別に設定することもできる。
試験は片方の眼のみで行うことが好ましい。両眼が同じ画像表示を同時に見ることができるデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)では、他方の眼は、好ましくは覆われているか閉じられている。覆うために眼帯を使用する場合には、パターン、文字、又は機械可読コード(例えばQRコード(登録商標))をその上に適用することができ、それによりカメラはそれを登録することができ、従って(例えば被験者の)データを取得することができる。上述のデバイスでは、両眼の性能の検査も可能であるが、視覚機能の悪化を最初から確実に特定の眼と関連づけることはできない。両眼での検査中に視覚機能の変化が認められれば、被検者に片眼での検査を求めることができる。検査されなければならない眼は、先行する検査の結果及び/又は検査の進行中の結果に基づいて決定される。3次元(空間)表示を選択可能な画面の場合、第3次元の検査マークの追加のオフセットを使用することにより、両眼検査の検査精度を向上させることができる。3次元又はバーチャルリアリティを表示したり、それぞれの眼に異なる画像を提示することができるスマートグラス又はデバイスで検査を実施する場合は、片眼検査の場合に反対側の眼を覆うことを省略することもできる。
1 表示画面
2 電子デバイス、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス
3 アウターマーク
4 アウターマーク
5 アラインメントマーク
6 接続直線
7 ユーザーによる操作後の有効間隔
8 垂直主軸
9 水平主軸
10 第一対角軸
11 第二対角軸
12 オフセット
13 アライメントマークを接続直線に垂直な第一の方向に移動するためのタッチ感応領域
14 アライメントマークを接続直線に垂直な第二の方向に移動するためのタッチ感応領域
15 個別の検査手順の終了を入力するためのタッチ感応領域
16 アラインメントマークの移動可能方向
a オフセット
b 合計距離dに対する補完オフセット
c アラインメントマークの間隔
d アウターマーク間の合計距離

Claims (15)

  1. 連続して実施され、検査系列の方式で実行される、複数の個別の検査手順の範囲内でユーザーの視力を判定するための方法であって、
    それぞれ個別の検査手順の範囲内で、個別の検査手順の中で固定された、間隔を置いて配置された2つのアウターマーク(3、4)と、それらの間であるが前記アウターマーク(3、4)の接続直線(6)上ではない位置にあるアラインメントマーク(5)が、電子デバイス(2)の表示画面(1)上に前記ユーザーに表示され、
    前記ユーザーは、前記電子デバイス(2)を操作することによって、ユーザーの認識において前記アラインメントマーク(5)が前記接続直線(6)上に位置するまで、前記アラインメントマーク(5)を、前記アウターマーク(3、4)の前記接続直線(6)に対して前記表示画面(1)上で垂直に移動させるよう促され、
    続けて、前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の移動が完了した後、前記電子デバイス(2)は以下のパラメータ:前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の移動後の、前記接続直線(6)からの前記アラインメントマーク(5)の有効間隔(7);前記アラインメントマーク(5)の前記移動に前記ユーザーが要した時間;前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の前記移動の間の方向変更の回数;の少なくとも1つを記録し、
    前記アウターマーク(3、4)が同じ主軸(8〜11)又は既定の補助軸に沿って配置される、少なくとも2回又は少なくとも3回の個別の検査手順が実施され、
    少なくとも2つの異なる主軸が1つの検査系列の範囲内で測定され、
    前記少なくとも1つの登録されたパラメータ又は、複数のパラメータ測定では前記登録されたパラメータの組み合わせが、前記検査系列の前記個別の検査手順から前記視力を判定するための尺度として使用される方法。
  2. 1つの検査系列の範囲内で、少なくとも2回又は少なくとも3回の検査手順が前記垂直主軸(8)に沿って実施され、2回又は少なくとも3回の検査手順が前記水平主軸(9)に沿って実施され、及び/又は、少なくとも2回又は少なくとも3回の検査手順が、それぞれ前記2つの対角主軸(10、11)の少なくとも1つに沿って実施され、
    好ましくは、特定の主軸(8〜11)に沿って前記ユーザーの弱点が登録された場合、これらの主軸は、特別に測定されるか、又は続けて実質的に排他的に唯一測定され、及び/又は、特定の主軸(8〜11)に沿って判定された視覚能力から網膜部位の特定の領域の能力についての結論が引き出され、
    これらの領域が、円の扇形区画又は円形環状体として、極座標系の極座標格子で定義される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の移動後に、前記接続直線(6)からの前記アラインメントマーク(5)の前記有効間隔(7)のパラメータを、前記視力判定の前記尺度として登録する場合には、前記同じ主軸に沿った前記検査手順の前記有効間隔(7)の絶対値の平均値及び/又は標準偏差が使用され、
    及び/又は、前記ユーザーが前記アラインメントマーク(5)の前記移動に要した時間のパラメータを前記視力判定の前記尺度として登録する場合には、前記マーク(3〜5)の出現と、前記ユーザーによる前記個別の検査手順の終了確認の間の合計時間の平均値及び/又は標準偏差が使用され、
    及び/又は前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の前記移動の間の方向変更の回数のパラメータを登録する場合には、前記個々の検査手順の間の方向変更の回数の平均値及び/又は標準偏差が使用されるか、又は特定の主軸に沿った前記方向変更の合計、又は前記検査マークの位置決めの間の超過した距離を補正する移動の大きさ及び/又は振幅が使用され、
    好ましくは、前記ユーザーの画像及び/又は特に前記ユーザーが使用する眼帯をパラメータとして追加登録し、使用する眼及び/又は実験を行う前記ユーザーに関する情報の項眼を分析に使用する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 複数の検査手順は、前記アラインメントマーク(5)が前記接続直線(6)に沿ってそれぞれ異なるオフセット(12)を持って、同じ主軸に沿って開始され、
    好ましくは、前記2つのアウターマーク(3、4)の間の距離の1/3、1/2、及び2/3のオフセット(12)が、それぞれの検査手順の開始時に各主軸に沿って指定され、
    個別の検査手順の回数及び/又はそれぞれのオフセット(12)は、好ましくは、以前の検査系列及び/又は先行する形態検査に基づいて個別に適応される、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記アウターマーク(3、4)及び前記アライメントマーク(5)は、1〜10mmの範囲、好ましくは2〜4mmの範囲の長さ又は直径をそれぞれ有する短い線又は円であり、短い線の場合には0.5〜5mmの範囲、好ましくは1〜2.5mmの範囲の太さを有し、すべての短い線は好ましくは前記検査手順全体にわたって、測定される前記主軸に平行に配列され、
    さらに前記アウターマークと前記アライメントマークの大きさが好ましくは同じであり、さらに、それらの大きさが被験者の前記視力に適応する大きさであることが好ましく、
    好ましくは、以下の設定パラメータ:マーク(3〜5)の大きさ;表示画面(1)上のコントラスト、表示画面(1)上の色選択;任意選択的に追加で提供されるフォーカスエイドのうちの少なくとも1つが、以前の検査系列及び/又は以前の個別の検査手順及び/又は先行する形態検査に基づいて個別に適応され、この個別化は、好ましくは、ユーザーの特定の眼ごとに行われる、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ユーザーは、一方の眼のみを使用して前記検査系列を実行し、及び/又は前記電子デバイス(2)は、前記表示画面に表示された情報が、一方の眼だけで知覚できることを確実にする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記ユーザーは、前記電子デバイス(2)との直接的又は間接的な相互作用によって前記アライメントマークの移動を制御し、
    この相互作用は、タッチ感応表示画面、身体の動き、特に手又は頭の動き、若しくは音声、又はそれらの組み合わせによって実行することができ、
    前記表示画面(1)がタッチ感応表示画面である場合、前記ユーザーは、前記表示画面上の前記アライメントマーク(5)をタッチして移動させることによって前記アライメントマーク(5)を直接に配列するか、又はそれを表示画面(1)上に描かれた1つ以上の移動スイッチの補助で行う、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記判定された視力に応じて前記表示画面(1)に定性分析又は定量分析を出力するか、又は治療を求めるべきである旨の通知を出力し、
    及び/又は前記アウターマーク及び前記アライメントマークの配置が、前記先行する測定の統計的分析に基づいて、前記様々な個々の検査手順に個別に適応される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. ある検査系列で確定された前記データが、任意選択的に前記ユーザーに関する情報の項目と組み合わされて、パーソナライズされた形式又は匿名化された形式で、好ましくはインターネット又は携帯電話接続で、セントラルオフィスに送信され、このセントラルオフィスでは、前記データが保存され、さらに処理され、及び/又は、情報及び/又は医療支援のためのさらなる処理のために中継される、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記電子デバイス(2)は、追加のセンサを、好ましくは前記ユーザーに向けられたカメラの形態で有し、それによって前記ユーザーの行動、特に前記表示画面(1)からの前記ユーザーの距離、及び/又は眼の間隔、及び/又は片眼又は両眼のどちらで前記検査手順が実施されるか、前者の場合にはどちらの眼が閉じられているか、及び/又は、視覚軸の周りの表示画面の回転、及び/又は前記表示画面の表面に対する視覚軸の直交性を判定し、これをデータ分析に組み込ませ、及び/又は対応する変数を正しい値に設定するため、及び/又はこれらの情報の項目に基づいてアウターマーク及びアライメントマークの前記表示画面上で発生する表示を、好ましくは動的に適応させるために、前記表示画面(1)を通して前記ユーザーに通知を送信する、請求項1〜9に記載の方法。
  11. 前記電子デバイス(2)が携帯デバイス、特にPDA、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ラップトップ、スマートウォッチ、スマートグラス又はヘッドマウントディスプレイである、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 様々な連続して実施された検査系列、好ましくは異なる日に実施された検査系列の結果が、その推移において前記電子デバイス(2)及び/又はセントラルコンピュータによって相互に比較して評価され、前記視力の推移が判定され、好ましくは検査系列から計算された変数の閾値に達すると、警告が前記ユーザーに出力され、及び/又は前記ユーザーとのコンタクトのためにインターフェースを介してセントラルオフィスに送信され、
    及び/又は、前記電子デバイスが、事前設定された時間計画の範囲内で、ある時点でそれぞれの場合に検査系列を実施するよう前記ユーザーに促し、好ましくは、先行する検査系列の結果に応じて、 特に複数の先行する検査系列によって決定された基準値に対する直前の検査系列の結果の変化に応じて、固定された時間スキームの範囲内で、好ましくは3〜14日ごとに、特に好ましくは7日ごとに、または結果が悪化した場合には、個々に短縮されたインターバルの後にのみ、新たな検査系列が前記ユーザーに勧められ、
    及び/又は前記視力の判定において、単なる視力だけに起因しない変数、特にその日の調子に依存する変数は、実質的に又は完全に排除され、これは好ましくは前記ユーザーが前記アラインメントマーク(5)の移動に要した時間、及び/又は前記ユーザーによる前記アラインメントマーク(5)の移動の間の方向変更の回数の考慮に対応して実行され、
    及び/又は、特に薬物及び/又は治療の影響の判定を含む、前記ユーザーの状態に関する推論のために判定された前記視力の使用に際して、好ましくは応答能力の検査との関連で、単なる視力だけに起因するのではない変化、特にその日の調子に依存する変化が、前記分析において考慮され、
    これが、好ましくは、前記アライメントマーク(5)の移動に前記ユーザーが要した時間及び/又は前記ユーザーによる前記アライメントマーク(5)の移動の間の方向変更の回数の考慮に対応して、又は前記デバイスのセンサによって判定されるさらなるパラメータによって実行される、請求項1〜11に記載の方法。
  13. 前記電子デバイスの測定データ、好ましくは:
    i)比較測定に対する測定点間隔の分散の増加;
    ii)特に年齢、性別並びに視力、眼疾患及び全身性疾患などの眼科的所見のような患者の特徴の考慮;
    iii)主観的に経験した前記検査実施の難易度、検査時間、前記検査マークの制御及び補正の量及び振幅、並びに前記検査結果の積み重ねの程度、並びに前記ユーザーの流動性行動、並びに可能な治療法は、セントラルコンピュータに送信され、アルゴリズムを用いて分析され、
    そのような分析の結果は、好ましくはそれぞれの眼に対して個別化されて、パーソナライズされたフィードバックとして処理され、前記ユーザーに提供され、その結果は測定配置を個別化するために使用することができ、この個別化は、前記測定軸、前記測定点、前記測定インターバル、及び前記測定値の評価の変化からなることができる、請求項1〜12に記載の方法。
  14. 表示画面及びデータ分析ユニットを有し、前記表示画面は好ましくはタッチ感応表示画面であり、さらに前記電子デバイスは好ましくは追加でユーザーに向けられたカメラを有し、前記検査タスクの表示は、使用する前記デバイスの能力に応じて、2次元又は3次元で行うことができる、請求項1〜13に記載の方法を実施するための携帯用電子デバイス。
  15. 請求項14に記載のデバイス上で、好ましくは携帯アプリ(app)の形態の、請求項1〜13のいずれかに記載の方法を実行するためのデータ処理プログラム。
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