JP2018512788A - トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置 - Google Patents

トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置 Download PDF

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Abstract

本発明はトラフィックフロー分割方法及び装置を提供する。UEが3GPPネットワークにアクセスするプロセスで、3GPPネットワーク内のeNBは、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する命令のために、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。UEは、前記送信された命令を受信した後、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。該確立されたチャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部又は下りトラフィックフロー内のデータの一部の送信に用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータ又は下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。

Description

本発明は、通信技術に関し、特に、トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置に関する。
事業者らは、データ・トラフィック・フローのトラフィックの急増に直面している。しかし、事業者らは限られた帯域幅リソースしか提供できず、限られた帯域幅を用いて急速に増加するトラフィックにどのようにサービスを提供するかが、事業者らが解決すべき喫緊の問題になっている。
現在、プロキシモバイルIP(Proxy Mobile IP、略称PMIP)/GPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling protocol、略称GTP)に基づくフローモビリティの方法が作成されている。GTP/PMIPに基づくフローモビリティの方法では、同じパケット・データ・ネットワーク(Packet Data Network、略称PDN)接続上の異なるトラフィックフローが、第3世代パートナーシッププロジェクト(The 3rd Generation Partnership Project、3GPP)3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で別々に送信され、同じトラフィックフローは3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で切り換えられる。具体的には、3GPP標準プロトコルは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとに同時にアクセスするユーザ機器(User Equipment、略称UE)をサポートしている。加えて、UEは、3GPPネットワークおよび非3GPPネットワークを用いて同じPDN接続に同時にアクセスすることもでき、すなわち、同じPDN接続上の異なるデータフローが3GPPシステムと非3GPPシステムとに分配され、別々に送信される。例えば、UEが同じPDN接続上でビデオサービスと音声サービスの両方を有する場合、ビデオサービスは非3GPPネットワークを用いて送信され、音声サービスは3GPPネットワークを用いて送信される。ビデオサービスと音声サービスの両方が3GPPネットワークまたは非3GPPネットワークで送信される場合と比べて、ビデオサービスおよび音声サービスの帯域幅を増加させることができ、ネットワークリソース利用を改善することができる。
しかし、先行技術では、同じトラフィックフロー内のデータパケットを1つのアクセスネットワークでしか送信することができず、すなわち、同じトラフィックフローが3GPPネットワークと非3GPPネットワークのどちらかで送信される。UEにただ1つのトラフィックフローしかない場合には、UEの帯域幅を増加させることができない。加えて、トラフィックフローが2つのネットワーク間で切り換えられるときに、UEとネットワーク側との間で複数のシグナリングが交換される。その結果、トラフィックフローの切換えが遅延することになる。
本発明の実施形態では、同じトラフィックフロー内の異なるデータパケットを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、エアインターフェースの帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善されるように、トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置を提供する。
本発明の第1の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
UEが、3GPPネットワークにおいて進化型NodeB eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを送信するステップと、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様において、本方法は、
eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEが、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するステップと、
UEが、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップであって、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されている、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第2の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップと、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
UEが、eNBに通知メッセージを送信するステップであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、ステップと、
を含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第3の可能な実施態様において、UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップは、
無線リソース制御RRC接続確立プロセスにおいてUEが、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップであって、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、ステップ、または
非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可においてUEが、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップであって、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、ステップ、または
UEが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信するステップであって、完全修飾ドメイン名要求はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む、ステップ、
を含む。
本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第4の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
UEが、eNBのIPアドレスを取得するステップと、
UEが、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
を含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第5の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップは、
UEが第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップ、または
UEが第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、または
UEが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、ステップ、または
UEが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、ステップ、
を含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第6の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第7の可能な実施態様において、UEが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
第2の下りデータフローに含まれる情報に従ってUEが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の下りデータフローに含まれる情報は、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である、ステップと、
UEが、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第8の可能な実施態様において、本方法は、
UEが、3GPPネットワークにおいてモビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む、ステップ、
をさらに含み、
UEが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
UEが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
UEが、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様から本発明の第1の態様の第8の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第9の可能な実施態様において、UEが専用ベアラを確立した後に、本方法は、
UEが、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
UEが、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第10の可能な実施態様において、UEが、eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップの前に、本方法は、
eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を返すことを決定するように、UEが、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するステップであって、マルチフローアグリゲーション能力情報はUEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしていることを指示するのに用いられる、ステップ、
をさらに含む。
本発明の第2の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
進化型NodeB eNBが、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
eNBが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップの後に、本方法は、
eNBが、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するステップであって、UEの上りトラフィックフローは、UEによって、第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されている、ステップ、または
UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、eNBが、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信するステップ、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第2の可能な実施態様において、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信され、eNBによって受信される第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
本発明の第2の態様の第2の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第3の可能な実施態様において、eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
第2の上りデータフローに含まれる情報に従ってeNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である、ステップと、
eNBが、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第4の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップは、
eNBが第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップ、または
UEが第2の下りデータフローに、eNBの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、または
eNBが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、ステップ、または
eNBが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、ステップ、
を含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第5の可能な実施態様において、本方法は、
eNBが、モビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、トラフィック・フロー・テンプレートは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む、ステップ、
をさらに含み、
eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
eNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
eNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1から第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第6の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
eNBが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求はUEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、eNBが、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
UEによって送信された通知メッセージを受信するステップであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信される、ステップと、
を含む。
本発明の第2の態様の第1から第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第7の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはUEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
eNBが、UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
eNBが、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第8の可能な実施態様において、UEが専用ベアラを確立した後に、本方法は、
eNBが、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
eNBが、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEと進化型NodeB eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を含む。
本発明の第3の態様に関連して、本発明の第3の態様の第1の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップの前に、本方法は、
第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振るステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様に関連して、本発明の第3の態様の第2の可能な実施態様において、第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
本発明の第3の態様または本発明の第3の態様の第1および第2の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様において、本方法は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、UEの上りトラフィックフローはUEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第3の態様の第4の可能な実施態様において、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップの前に、本方法は、
第2の上りデータフローに含まれる情報に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子であり、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、
をさらに含み、
第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップは、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップ、
を含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第3の態様の第5の可能な実施態様において、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップの前に、本方法は、
第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加するステップであって、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第4の態様はUEを提供し、UEは、
3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するように構成された受信モジュールであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、受信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
を含む。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の可能な実施態様において、UEは、
UEが、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールと、
eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するように構成された、送信モジュールと、
を含み、受信モジュールは、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信する、ようにさらに構成されており、
UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように構成された、アグリゲーションモジュールをさらに含み、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される。
本発明の第5の態様はeNBを提供し、eNBは、
UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するように構成された送信モジュールであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、3GPPチャネルにオフロードされる、送信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
を含む。
本発明の第5の態様に関連して、本発明の第5の態様の第1の可能な実施態様において、eNBは、
3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するように構成された、受信モジュールと、
1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するように構成されたアグリゲーションモジュールであって、UEの上りトラフィックフローはUEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割される、アグリゲーションモジュールと、
をさらに含み、または
受信モジュールは、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信するようにさらに構成されており、
eNBは、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールをさらに含み、
送信モジュールは、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成されている。
本発明の第6の態様は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイを提供し、本マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、
UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するように構成された受信モジュールであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、受信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答が正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように構成された、送信モジュールと、
を含む。
本発明の第7の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むUEを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1から第10の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の第8の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むeNBを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第2の態様または本発明の第2の態様の第1から第8の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の第9の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第3の態様または本発明の第3の態様の第1から第5の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の実施形態で提供されるトラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置によれば、UEが3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいて、eNBは、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するために、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。UEは、第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。本方法では、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加するように、送信が3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に行われる。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、それらの実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付の図面について簡単に述べる。明らかに、以下の説明の添付の図面は本発明のいくつかの実施形態を示すものであり、当業者はこれら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
LTEネットワークの概略構造図である。 本発明の実施形態1によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態2による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法の流れ図である。 本発明の実施形態3によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態4によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態5による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックおよびユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態6による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態7による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態8による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 本発明の実施形態9による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 本発明の実施形態10によるUEの概略構造図である。 本発明の実施形態11によるeNBの概略構造図である。 本発明の実施形態12によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。 本発明の実施形態13によるUEの概略構造図である。 本発明の実施形態14によるeNBの概略構造図である。 本発明の実施形態15によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、本発明の実施形態における添付の図面に関連して本発明の実施形態における技術的解決策を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の実施形態の方法は、UEが、3GPPネットワークにアクセスすることに基づいて3GPPネットワークから非3GPPネットワークにアクセスする、すなわち、UEは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークの両方にアクセスする、というシナリオに適用される。3GPPネットワークには、LTEネットワーク、2Gネットワーク、3Gネットワークなどが含まれる。非3GPPネットワークには、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks、略称WLAN)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称CDMA)ネットワーク、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略称WiMax)ネットワークなどが含まれる。図1は、LTEネットワークの概略構造図である。図1に示すように、LTEネットワークは、主に、進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved universal terrestrial radio access network、略称E−UTRAN)、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、略称MME)、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、略称HSS)、サービングゲートウェイ(Server Gateway、略称S−GW)、パケット・データ・ゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、略称P−GW)、ポリシー制御規則作成エンティティ(Policy Control Rule Function、略称PCRF)、事業者のIPサービスネットワーク、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、略称SGSN)などを含む。MMEは、MMEとUEとの間の非アクセス層(Non−Access Stratum、略称NAS)シグナリングおよびNASシグナリングの暗号化を担当し、UEに一時的な識別を割り振り、コアネットワークのS−GWやP−GWといったネットワーク要素を選択し、ローミング、追跡、セキュリティといった機能を提供する。MMEは、ユニバーサル移動電話システム(Universal Mobile Telecommunications System、略称UMTS)内のSGSNの制御プレーン部分に対応している。S−GWは、ローカルの進化型NodeB(evolved Node Base、略称eNB)間で切り換えられるモビリティアンカであり、合法的な通信傍受に関連した機能を提供する。P−GWは、IPアドレス割り振りを担当する。HSSは、ユーザの加入情報を記憶するのに用いられる。PCRFは、ポリシーおよび課金制御規則を提供する。
非3GPPネットワークは、信頼できる非3GPPネットワークと信頼できない非3GPPネットワークとにさらに分類される。一実施態様では、信頼できる非3GPPネットワークは、3GPPネットワークとP−GWとの間のS2aインターフェースを用いて3GPPネットワークにアクセスし、信頼できない非3GPPネットワークは、進化したパケット・データ・ゲートウェイ(evolved PDN、略称ePDN)とP−GWとの間のS2bインターフェースを用いて3GPPネットワークにアクセスする。ePDNは、UEのモバイルIPアドレスを転送し、または割り振り、UEのローカルIPアドレスを登録し、UEのモバイルIPアドレスおよびローカルIPアドレスをバインドする役割を担う。アクセスが非3GPPネットワークから行われる場合には、HSSとやり取りしてUEに対する認証許可動作を行い、HSSに、UEによって確立されたPDN接続ごとに用いられるP−GW識別情報を登録する重要なネットワーク要素、すなわち、認証、許可、および課金(Authentication、Authorization、Accounting、略所AAA)サーバ(server)がある。
別の実施態様では、信頼できる非3GPPネットワークか信頼できない非3GPPネットワークかにかかわらず、UEはP−GWへの接続を確立することができる。加えて、3GPPネットワークを用いてアクセスを行う場合、UEは、S2cインターフェースを用いてをP−GWにバインドされてもよい。
先行技術では、3GPP標準プロトコルは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークへの同時アクセスにおいてUEをサポートし、すなわち、効果的な分割を実施し、ネットワークリソースを適切に用いるように、同じPDN接続上の異なるデータフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとに分配することができる。しかし、先行技術では、同じトラフィックフロー内のデータパケットを1つのアクセスネットワークでしか送信することできず、すなわち、同じトラフィックフローが3GPPネットワークと非3GPPネットワークのどちらかで送信される。UEにただ1つのトラフィックフローしかない場合には、UEの帯域幅を増加させることができない。加えて、トラフィックフローが2つのネットワーク間で切り換えられるときに、UEとネットワーク側との間で複数のシグナリングが交換される。その結果、トラフィックフローの切換えが遅延することになる。
先行技術の問題を解決するために、本発明の実施形態1では、トラフィックフロー分割方法を提供する。図2は、本発明の実施形態1によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。図2に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ101:UEが、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
本実施形態を説明するための一例において、3GPPネットワークはLTEネットワークであり、非3GPPネットワークはWLANである。
UEとeNBの両方がマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合、eNBは、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するために、3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいてUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。任意選択で、eNBがマルチフローアグリゲーション命令を送信する前に、eNBには、UEとマルチフローアグリゲーション能力について折衝する必要がある。eNBは、eNBとUEの両方がマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合にのみ、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。具体的な折衝において、UEはまず、eNBが、UEによって送信されたマルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信すべきかどうか判定するように、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信する。UEによって送信されたマルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしており、eNBもマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしていない場合、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信しない。具体的には、eNBは、第1のマルチフローアグリゲーション命令をPDN接続プロセスにおける無線リソース制御接続構成(Radio Resource Control Connection Reconfiguration)メッセージに付加し、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信することができる。
ステップ102:UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
本実施形態の解決策では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが導入される。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、非3GPPネットワークのデータを3GPPネットワークのeNB上に集約するように構成されている。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されている場合、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されている場合、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBと統合されている場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの正常な確立を認知することができる。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されている場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたかどうか認知することができず、したがって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを正常に確立した後で、UEには、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知する必要がさらにある。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルは、UE粒度、PDN接続粒度、またはベアラ粒度のチャネルである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルは、UE粒度、ベアラ粒度、PDN接続粒度、またはデバイス粒度のチャネルであってよい。3GPPチャネルは、ベアラ粒度のチャネルである。
ステップ103:UEは、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信し、または、UEは、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されている。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、UEが上りデータを送信する必要がある場合、UEは上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割する。次いで、UEは、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信できるように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するeNB側では、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために、第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、次いで、対応するベアラを用いて3GPPネットワークのコアネットワークに集約されたトラフィックフローを送信する。すなわち、eNBは集約されたトラフィックフローをS−GWに送信し、S−GWは集約されたトラフィックフローをP−GWに送信し、P−GWは集約されたトラフィックフローをネットワークに送信する。
本実施形態では、UEは、同じベアラ上でデータパケットを集約し、または分割する必要がある。MMEがeNBに、ベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレート(traffic flow template、略称TFT)を送信しない場合、UEは第2の上りデータフローに何らかの情報を付加する必要がある。付加される情報は、eNBが第2の上りデータフローで搬送された情報に従って第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するように、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1の媒体アクセス制御MACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子とすることができる。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
具体的な送信において、第2のサブチャネルが、PDN接続粒度、UE粒度、またはベアラ粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラのベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2のサブチャネルに従って、第2の上りデータフローを送信する特定のUEを決定することができない。したがって、UEは、第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラのベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する必要がある。第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。ここで、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、具体的には、無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Tempory Identity、RNTI)、グローバルに一意の一時UE識別(Globally Unique Temporary UE Identity 、GUTI)、またはS一時モバイル加入者識別(SAE−Temporary Mobile Subscriber Identity、略称S−TMSI)である。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されている場合、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、ベアラ粒度またはPDN接続粒度のポイントツーポイント(Peer−to−Peer、略称P2P)チャネルである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、各ベアラにMACアドレスを割り振り、または各PDN接続にMACアドレスを割り振る。以下では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってベアラに割り振られたMACアドレスを第1のMACアドレスと呼び、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってPDN接続に割り振られたMACアドレスを第2のMACアドレスと呼ぶ。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、PDN接続確立プロセスにおいてUEに第2のMACアドレスを送信し、専用ベアラ確立プロセスにおいてUEに第1のMACアドレスを送信する。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルがPDN接続粒度のチャネルである場合、具体的な送信において、UEは、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、具体的な送信において、UEは、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含む。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。UEは、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する。eNBは3GPPチャネルを用いてUEに第1の下りデータフローを送信し、3GPPチャネルはベアラ粒度のチャネルである。したがって、UEは、3GPPチャネルに従って、第1の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに対応するベアラを決定することができる。
UEは、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定することに加えて、トラフィック・フロー・テンプレートに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定してもよい。これに対応して、UEには、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信する必要がさらにある。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。マッチング情報は、例えば、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信することができるトラフィックフローの5タプル情報である。
UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合する。具体的には、UEは、第2の下りデータフローがトラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信されるかどうか判定するために、第2の下りデータフローと、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信されたトラフィックフローのおよびマッチング情報とを照合する。第2の下りデータフローがトラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信される場合、UEは、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラを第2の下りデータフローに対応するベアラとして決定する。
本実施形態では、UEおよびeNBは、トラフィックフローを分割するときに、トラフィックフローをプロトコルの任意の層で分割してよく、例えば、トラフィックフローを、パケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略称PDCP)層、MAC層、またはIP層で分割してよいことに留意すべきである。
加えて、本実施形態では、UEおよびeNBがトラフィックフローを具体的にどのように分割するかも限定されない。
本実施形態の方法では、3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいて、UEは、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。UEは、第1のマルチフローアグリゲーション命令に従って第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立した後で、トラフィックフローを2つのデータフローに分割することができる。データの一部は3GPPチャネルを用いて送信され、他のデータは第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて送信される。したがって、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、そのため、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加する。加えて、UEが3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で移動する場合、シグナリング交換が減少し、切換え遅延が短縮される。
UEによって確立されるベアラは、デフォルトベアラと専用ベアラとに分類される。デフォルトベアラは、データおよびシグナリングのものであり、デフォルトQoSを満たすユーザベアラであり、PDN接続の確立後に確立され、PDN接続の解除後に破棄され、ユーザに永続的なオンラインIP伝送サービスを提供する。専用ベアラは、PDN接続の確立に基づいて確立され、特定のQoS伝送要件(デフォルトベアラでは満たされない)を提供するために確立される。専用ベアラのQoS要件は、通常、デフォルトベアラのQoS要件よりも高い。
任意選択で、UEが続いて専用ベアラを確立する場合、UEには、専用ベアラのための第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する必要がさらにある。具体的には、UEは、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信する。第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられる。データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。UEは、第4のマルチフローアグリゲーション命令に従って第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
実施形態1に基づき、本発明の実施形態2は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法を提供する。本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを含む。図3は、本発明の実施形態2による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法の流れ図である。図3に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
ステップ201:UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する。
UEは、以下の3つの方法で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することができる。
(1)RRC接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信する。RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む。RRCメッセージがマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む場合、UEには、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する必要がさらにある。
ここで、RRCメッセージは、RRC接続確立プロセスにおけるUEとeNBとの間のすべてのメッセージの一般名である。eNBは、RRC接続確立プロセスにおける任意のメッセージに、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを付加し、そのメッセージをUEに送信することができる。
(2)非3GPPネットワークにアクセスする認証および許可において、UEは、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信する。認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む。認証メッセージがマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む場合、UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する。
ここで、認証メッセージは、認証および許可におけるUEと非3GPPネットワークとの間のすべてのメッセージの一般名である。非3GPPネットワークは、認証および許可における任意のメッセージに、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を付加し、そのメッセージをUEに送信することができる。
(3)UEは、ドメイン・ネーム・サーバ(Domain Name Server、略称DNS)に完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、略称FQDN)要求を送信する。FQDN要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられる。UEはDNSによって返されたFQDN応答を受信する。FQDN応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む。
ステップ202:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。
UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう要求するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。具体的な実施態様では、任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は認証メッセージであってもよい。すなわち、認証および許可プロセスにおいて、UEは、認証メッセージに第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を付加し、その認証メッセージをマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに送信する。任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、鍵交換バージョン2(Key Exchange Version2、略称IKEv2)メッセージまたは無線ローカル・エリア・ネットワーク制御プロトコル(WLAN Control Protocol、略称WLCP)シグナリングであってもよい。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースを新たに付加する必要がある。新しく付加されるインターフェースはS20インターフェースであるものと仮定する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、S20インターフェースを用いてeNBと通信する。S20インターフェース上に制御プレーン・プロトコル・スタックがなくユーザ・プレーン・プロトコル・スタックのみがある場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、制御プレーンシグナリングを用いて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを確立する必要はない。第2のサブチャネルは、デバイスレベルのIPトンネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。この場合、第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
S20インターフェースに制御プレーン・プロトコル・スタックとユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの両方があり、ベアラ粒度またはPDN接続粒度の第2のサブチャネルが、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびS20インターフェースを用いてeNBに対して確立される場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求をeNBにさらに送信する。第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルは上りトンネルおよび下りトンネルを含む。トンネルは、具体的には、汎用パケット無線サービス・トンネリング・プロトコル−ユーザプレーン(GPRS Tunneling protocol−User Tunnel Endpoint、略称GTP−U TE)トンネルであってよい。eNBは、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
ステップ203:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する。
ステップ204:UEは、eNBに通知メッセージを送信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる。
本実施形態で提供される方法では、UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。次いで、UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがNBと統合されている場合、UEは第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。具体的には、UEは、eNBのIPアドレスを取得し、UEは、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求に従ってUEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
図4は、本発明の実施形態3によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。本実施形態では、トラフィックフロー分割方法をeNB側から説明する。図4に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:eNBが、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信し、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
ステップ302:eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立するための方法については、実施形態1および実施形態2の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ303:eNBは、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されており、または、eNBは、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する。
上りトラフィックフローでは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信され、eNBによって受信される第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、eNBは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラに従ってeNBに第2の上りデータフローを送信し、eNBは、第2の上りデータフローの受信チャネルに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
3GPPチャネルはベアラ粒度のチャネルであるため、eNBは、第1の上りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第1の上りデータフローに対応するベアラを決定することができる。eNBは、第1の上りデータフローに対応するベアラおよび第2の上りデータフローに対応するベアラを決定した後で、第1の上りデータフローに対応するベアラを第2の上りデータフローに対応するベアラと比較する。第1の上りデータフローに対応するベアラが第2の上りデータフローに対応するベアラと同じである場合、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、同じベアラを用いてコアネットワークに集約されたトラフィックフローを送信する。
MMEがeNBにトラフィック・フロー・テンプレートを送信する場合、eNBは、トラフィック・フロー・テンプレートに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定してよい。これに対応して、eNBは、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信する。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、そのトラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであるかどうか判定する。eNBは、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定した場合、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約する。
下りトラフィックフローでは、第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、eNBが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することは、具体的には以下のとおりである。
第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第3のサブチャネルがベアラ粒度のP2Pチャネルである場合、eNBは、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信する。
第3のサブチャネルがPDN接続粒度のP2Pチャネルである場合、eNBは、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2の下りデータフローを送信することができる。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは、下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、第2の下りデータに対応するベアラ識別子を付加する。
本実施形態では、eNBが続いてUEの専用ベアラを確立する場合、eNBはUEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。UEは、マルチフローアグリゲーション命令を受信した後で、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立を開始する。
本実施形態の方法では、eNBが、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するために、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。eNBおよびUEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立された後で、同じトラフィックフローを、同時送信のために、3GPPチャネルと第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルとに分割することができる。したがって、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善される。
図5は、本発明の実施形態4によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。本実施形態をマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ側から説明する。図5に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフローのデータの一部またはUEの下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。第2のサブチャネルを確立するための具体的な方法については、実施形態1の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ402:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
ステップ403:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、UEの上りトラフィックフローはUEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信され、または、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の上りデータフローに含まれる情報は上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信すること、である。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEによって送信された第2の上りデータフローを受信すると、第2のサブチャネルを用いて直接eNBに第2の上りデータフローを送信し、eNBは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、eNBは、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラを用いてマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2の下りデータフローを送信する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローに含まれるUEの識別子に従ってUEに第2の下りデータフローを送信する。第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2のサブチャネルに従って、第2の下りデータフローの送信先である特定のUEを決定する。
本実施形態の方法では、UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、3GPPチャネルと第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルとでトラフィックフローを同時に送信することができ、そのため、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善される。
以下では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルおよび第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立について、いくつかの具体的な実施形態を用いて詳細に説明する。以下の実施形態を説明するための例において、3GPPネットワークはLTEネットワークであり、非3GPPネットワークはWLANであり、分割はPDCPに基づいて行われる。
図6は、本発明の実施形態5による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されており、UEは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを用いてマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとやり取りする。図6に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
eNBは、デフォルトベアラ確立プロセスにおけるRRC Connection Reconfigurationメッセージに第1のマルチフローアグリゲーション命令を付加することによって、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信することができる。任意選択で、PDN接続確立プロセスでは、MMEが、UEに、デフォルトベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートを送信する。任意選択で、MMEは、eNBに、デフォルトベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートをさらに送信する。
このステップで、UEは、PDN接続確立プロセスにおいて複数回、eNBとシグナリングを交換する。UEのマルチフローアグリゲーション能力情報および第1のマルチフローアグリゲーション命令は、任意のメッセージで搬送されてよい。
ステップ502:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイはeNBに統合されている。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子はeNBの識別子であり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスはeNBのIPアドレスである。任意選択で、UEは、PDN接続確立プロセスにおいて、eNBの識別子またはIPアドレスを取得してもよい。すなわち、ステップ501で、eNBは、UEにeNBの識別子またはIPアドレスを送信する。
認証および許可プロセスでは複数のシグナリングが交換される。許可および認証プロセスは先行技術であり、したがって、本実施形態では特に説明しない。eNBの識別子またはIPアドレスは、認証および認証プロセスにおける任意のシグナリングで搬送されてよい。
ステップ503:UEは、取得したマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
任意選択で、UEは、ステップ502でeNBにUEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信してもよい。本実施形態では、IKEv2メッセージは具体的にはIKEv2 signalingであり、IKEv2 signalingはIPSecトンネルを確立するのに用いられる。WLCPメッセージは具体的にはWLCP PDN connectivity requestである。
ステップ504:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
WLCP応答は具体的にはWLCP PDN connectivity responseである。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは制御プレーンプロトコルを用いてUEとeNBとの間で確立され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、データがユーザ・プレーン・プロトコルを用いて送信される。図7は、UEとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックおよびユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図7に示すように、図7aは、IKEv2プロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWuインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1、IPv4/IPv6、およびIKEv2である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。図7bは、IKEv2プロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWuインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、IP Tunnel層、およびPDCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。IP Tunnel層およびIPsec層は任意選択の層である。図7cは、WLCPプロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層、IP層、UDP層、およびWLCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。図7dは、WLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層およびPDCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。
本実施形態では、UEおよびeNBは、同じベアラ上で共にデータパケットをソートする必要があるが、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはベアラ粒度のチャネルではない。したがって、ユーザプレーンで何らかの特別な処理を実行する必要がある。
詳細な説明は以下のとおりである。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UE粒度またはPDN接続粒度のチャネルとすることができる。UEは、上りトラフィックフローを送信するときに、第2の上りデータフロー内の各データパケットのPDCPヘッダに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラに従って集約を実行する。eNBは、下りトラフィックフローを送信するときに、第2の下りデータフロー内のデータパケットのPDCPヘッダに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、UEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、第2の下りデータフローを受信した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
MMEが、eNBに、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートを送信する場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加しない。この場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル上で送信された第2の上りデータフローを受信した後で、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合することができる。同様に、eNBも、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加しない。UEは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合する。
図8は、本発明の実施形態6による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態では、実施形態5と異なり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されており、S20インターフェースがeNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間に新たに付加される。S20インターフェースは、本発明で新たに定義されるインターフェースであり、eNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のやり取りに用いられる。本実施形態では、eNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のユーザ・プレーン・チャネルは、デバイスレベルのIPトンネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。このチャネルは、制御プレーンシグナリング転送によって確立される必要がない。したがって、S20インターフェース上には制御プレーン・プロトコル・スタックがなく、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックのみがある。図8に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ601:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ602:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ603:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージはUEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ604:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ601からステップ604の具体的な実施態様については、実施形態5のステップ501からステップ504の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ605:UEは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するために、eNBにRRCメッセージを送信する。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するプロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間でシグナリング交換が行われず、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを知らない。したがって、UEは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを能動的に通知する。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すUEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造と同じである。詳細については、実施形態5の関連説明を参照されたい。図9は、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図9に示すように、図9aは、IKEv2プロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースはSWwインターフェースであり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースはS20インターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、IP Tunnel層、およびPDCP層である。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEおよびeNBと別々に通信する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、異なるプロトコルスタックを用いてUEおよびeNBと通信する。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、およびIP Tunnel層である。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1およびIPv4/IPv6である。eNB側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、およびPDCP層である。IP Tunnel層およびIPsec層は任意選択の層である。図9bは、WLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースは、SWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層およびPDCP層である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、802.11層を含む。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層およびのIP層である。eNB側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IP層、およびPDCP層である。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルが、UE粒度、デバイス粒度、またはPDN接続粒度のチャネルである。UEが上りトラフィックフローを送信するときに、第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、第2の上りデータフローの受信チャネルに従って、UEに対応する第2のサブチャネルに第2の上りデータフローを送信することを決定する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、デバイス粒度のチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
下りトラフィックフローを送信するときに、第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って対応するUEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、下りトラフィックフローに対応している、第2の下りデータフロー内のベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、UEの識別子に従って対応するUEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、下りトラフィックフローに対応している、第2の下りデータフロー内のベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
図10は、本発明の実施形態7による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態と実施形態6との違いは以下のとおりである。本実施形態では、S20インターフェース上に制御プレーン・プロトコル・スタックとユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの両方がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルは、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびS20−APシグナリングを用いて確立され、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックはGTP−Uプロトコルである。図10に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ701:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEはeNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ702:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ703:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ704:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBに初期コンテキストセットアップ要求(Initial Context Setup Request)を送信し、初期コンテキストセットアップ要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを受信した後で、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、初期コンテキストセットアップ要求を生成し、初期コンテキストセットアップ要求に、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier、略称TEID)を付加し、eNBに初期コンテキストセットアップ要求を送信する。
ステップ705:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに初期コンテキストセットアップ応答(Initial Context Setup Response)を返す。
eNBは、初期コンテキストセットアップ要求を受信した後で、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、初期コンテキストセットアップ応答に割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに初期コンテキストセットアップ応答を送信する。第2のサブチャネルに対応するベアラは、ステップ704およびステップ705を用いて正常に確立される。
ステップ706:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEにIKEv2応答またはWLCP応答を返した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立される。
ステップ707:専用ベアラアクティブ化(Dedicated Bearer Activation)を実行する。
サービス要件のために、UEは続いてPDN接続上で専用ベアラを確立してよく、専用ベアラ確立プロセスにおいて、eNBは、専用ベアラのために、WLAN側の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルも確立する必要があり、または確立することが可能であることを指示する。例えば、eNBは、ベアラ確立プロセスにおけるRRC Connection Reconfigurationメッセージに第3のマルチフローアグリゲーション命令を付加し、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。UEは、以下のステップを用いて、専用ベアラに対応する第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
ステップ708:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、専用ベアラ識別子、UEの識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ709:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにE−RAB確立要求を送信し、E−RAB確立要求は、UEの識別子、専用ベアラ識別子、専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを受信した後で、専用ベアラ識別子に従って専用ベアラにトンネルを割り振り、E−RAB確立要求に、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、eNBにE−RAB確立要求を送信する。
ステップ710:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにE−RAB確立応答を返す。
eNBは専用ベアラ識別子に従って専用ベアラにトンネルを割り振り、E−RAB確立応答に、eNBによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにE−RAB確立応答を送信する。
ステップ711:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図9に示すユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。図11は、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図11に示すように、図11aは、IKEv2プロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースはSWuインターフェースであり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースはS20インターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1、IPv4/IPv6、およびIKEv2である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、SCTP層、およびS20−AP層である。S20−APは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーンプロトコルを表す。eNB側のプロトコルスタックは、eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックと同じである。図11bは、WLCPプロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層、IP層、UDP層、およびWLCP層である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IP層、SCTP層、およびS20−AP層である。eNB側のプロトコルスタックは、eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックと同じである。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであり、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。UE、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ、およびeNBは、共に同じベアラ上のデータパケットをソートする必要がある。本実施形態では、上りトラフィックフローを送信するときに、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応している、第2の上りデータフローに含まれるベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであるため、eNBは第2の上りデータフローに対応するベアラを知っており、第2の上りデータフローに対応するベアラを再度決定する必要はなく、第2の上りデータフローを第1の上りデータフローと直接集約する。同様に、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応する識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信すると、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは、下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラを付加し、第2の下りデータフローに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローの送信先である特定のUEを決定する。
図12は、本発明の実施形態8による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態と実施形態7との違いは以下のとおりである。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルが、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびGTP−Cシグナリングを用いて確立され、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックはやはりGTP−Uである。図12に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ801:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ802:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ803:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子、第2のマルチフローアグリゲーション命令、および第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子を含む。
ステップ804:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにセッション作成要求(Create Session Request)を送信し、セッション作成要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ805:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにセッション作成応答(Create Session Response)を返す。
セッション作成応答は、eNBによって第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。
ステップ806:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ807:専用ベアラアクティブ化を実行する。
ステップ808:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにベアラ作成要求(Create Bearer Request)を送信し、ベアラ作成要求は、専用ベアラ識別子、UEの識別子、eNBによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ809:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにベアラ作成応答(Create Bearer Response)を返す。
ベアラ作成応答は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図11に示す制御プレーン・プロトコル・スタックの構成と基本的に同じである。差異は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルが異なる点にある。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルは、GTP−CプロトコルとUDPプロトコルであり、図11に示すマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルは、S20−APプロトコルとSCTPプロトコルである。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであり、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。UE、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ、およびeNBは、共に同じベアラ上のデータパケットをソートする必要がある。具体的な実施態様については、実施形態7の説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
図13は、本発明の実施形態9による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。実施形態5のシナリオと同様に、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されているが、差異は以下のとおりである。本実施形態では、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはMACベースのトンネルであり、eNBはWLANにおいてUEによってアクセスされるファーストホップルータである。図13に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ901:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBは、UEに、第1のマルチフローアグリゲーション命令およびPDN接続に対応する第2のMACアドレスを送信する。
PDN接続確立プロセスにおいて、eNBは、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いてUEに、PDN接続に対応する第2のMACアドレスを送信することができる。実際には、PDN接続の確立はデフォルトベアラの確立を伴う。ここで、PDN接続に対応する第2のMACアドレスは、デフォルトベアラに対応するMACアドレスとも呼ばれる。第2のMACアドレスは、PDN接続を識別するのに使用される。
ステップ902:UEは、認証および許可プロセスにおいてeNBの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ903:UEは、eNBにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ904:eNBは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ901で、eNBがUEに第2のMACアドレスを送信しない場合、eNBは、IKEv2応答またはWLCP応答に、PDN接続に対応する第2のMACアドレスを付加することができる。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すWLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
本実施形態では、UEとeNBとの間のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、PDN接続粒度のチャネルである。UEが上りトラフィックフローを送信するときに、UEは、上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子および第2のMACアドレスに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローの受信チャネルに従って、第1の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の上りデータフローに対応するベアラが第1の上りデータフローに対応するベアラと同じである場合、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、同じベアラを用いてトラフィックフローを送信する。eNBは、UEに下りトラフィックフローを送信するときに、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。UEは、第1の下りデータフローおよび第2の下りデータフローを受信した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子および第2のMACアドレスに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する。
あるいは、UEは、PDN接続上で専用ベアラを確立してもよく、eNBは、専用ベアラに第1のMACアドレスを割り振り、専用ベアラ確立プロセスにおいて、RRCメッセージを用いてUEに第1のMACアドレスを送信する。UEは、続いて上りトラフィックフローを送信するときに、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、第1のMACアドレスに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。eNBは、UEに下りトラフィックフローを送信するときに、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化する。UEは、第1の下りデータフローおよび第2の下りデータフローを受信した後で、第1のMACアドレスに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
図14は、本発明の実施形態10によるUEの概略構造図である。図14に示すように、本実施形態で提供されるUEは、受信モジュール11と、確立モジュール12と、分割モジュール13と、送信モジュール14と、アグリゲーションモジュール15とを含む。
受信モジュール11は、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するように構成されている。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。
確立モジュール12は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成されている。
分割モジュール13は、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割するように構成されている。
送信モジュール14は、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するように構成されており、または、
受信モジュール11は、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信する、ようにさらに構成されている。
アグリゲーションモジュール15は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように構成されている。UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、確立モジュール12は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
確立モジュール12は、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信し、
eNBに通知メッセージを送信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、
ように特に構成されている。
確立モジュール12は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するときに、RRC接続確立プロセスにおいて、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または、確立モジュール12が、非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証プロセスにおいて、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または、確立モジュール12が、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信し、完全修飾ドメイン名要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む、ように特に構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、確立モジュール12は、
eNBのIPアドレスを取得し、
eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
確立モジュール12は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
ように特に構成されている。
本実施形態では、送信モジュール14は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するときに、
第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール14が、第2の上りデータフローにUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、または
送信モジュール14が、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、または
送信モジュール14が、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、
ように特に構成されている。
本実施形態では、第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。アグリゲーションモジュール15は、アグリゲーションモジュール15が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、受信モジュール11は、3GPPネットワークにおいてMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成されている。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。アグリゲーションモジュール15は、アグリゲーションモジュール15が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
UEが続いて専用ベアラを確立する場合、受信モジュール11は、UEが専用ベアラを確立した後で、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信するようにさらに構成されている。第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。これに対応して、確立モジュール12は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている。
本実施形態では、送信モジュール14は、eNBがマルチフローアグリゲーション能力情報に従ってUEにマルチフローアグリゲーション命令を返すべきかどうか判定するように、受信モジュール11がeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前に、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するようにさらに構成されている。マルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。
本実施形態のUEは、実施形態1、実施形態2、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図15は、本発明の実施形態11によるeNBの概略構造図である。図11に示すように、本実施形態で提供されるeNBは、送信モジュール21と、確立モジュール22と、受信モジュール23と、アグリゲーションモジュール24と、分割モジュール25とを含む。
送信モジュール21は、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するように構成されている。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。
確立モジュール22は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成されている。
受信モジュール23は、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するように構成されている。
アグリゲーションモジュール24は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するように構成されている。UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割される。
あるいは、受信モジュール23は、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信するようにさらに構成されている。
分割モジュール25は、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割するように構成されている。
送信モジュール21は、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成されている。
第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。アグリゲーションモジュール24は、アグリゲーションモジュール24が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
本実施形態では、送信モジュール21は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するときに、
第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール21が、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール21が、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含み、または
送信モジュール21が、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、
ように特に構成されている。
任意選択で、受信モジュール23は、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成されている。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。アグリゲーションモジュール24は、アグリゲーションモジュール24が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、確立モジュール22は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、確立モジュール22が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返し、
UEによって送信された通知メッセージを受信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信される、
ように特に構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、確立モジュール22は、
UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、確立モジュール22が、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す、
ように特に構成されている。
UEが続いて専用ベアラを確立する場合、送信モジュール21は、UEが専用ベアラを確立した後で、第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信するようにさらに構成されている。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。これに対応して、確立モジュール22は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている。
本実施形態のeNBは、実施形態3、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図16は、本発明の実施形態12によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。図16に示すように、本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、受信モジュール31と、送信モジュール32と、確立モジュール33とを含む。
受信モジュール31は、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するように構成されている。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。UEの識別子は、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。
送信モジュール32は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答が正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、確立モジュール33は、
送信モジュール32がUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前に、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、
eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含み、
確立モジュール33が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
ように構成されている。
任意選択で、第2のサブチャネルは、IPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
受信モジュール31は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するようにさらに構成されている。UEの上りトラフィックフローは、UEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割され、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。これに対応して、送信モジュール32は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するようにさらに構成されている。
あるいは、受信モジュール31は、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信するようにさらに構成されている。UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割され、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。これに対応して、送信モジュール32は、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するようにさらに構成されている。
任意選択で、送信モジュール32は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する、ようにさらに構成されている。第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。送信モジュール32は、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するように特に構成されている。
任意選択で、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、送信モジュール32は、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じであり、送信モジュール32は、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加し、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ようにさらに構成されている。
本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、実施形態4から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態13によるUEの概略構造図である。図11に示すように、本実施形態で提供されるUE400は、プロセッサ41と、メモリ42と、システムバス43とを含む。プロセッサ41とメモリ42とはシステムバス43を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ42は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ41は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を実行するように構成される。
プロセッサ41は、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信し、または、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される、ようにさらに構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得すること、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信することであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は、3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信すること、ならびに、eNBに通知メッセージを送信することであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられること、である。
プロセッサ41がマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することは、具体的には、
RRC接続確立プロセスにおいて、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することであって、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含むこと、または、
非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可においてUEが、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することであって、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含むこと、または
UEが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信することであって、完全修飾ドメイン名要求はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含むこと、
である。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、eNBのIPアドレスを取得すること、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信することであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は、3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、ならびに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信すること、である。
プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、
第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
UEが、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであること、または
UEが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは、上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスであること、
である。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。プロセッサ41は、プロセッサ41が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサ41は、3GPPネットワークにおいてMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成される。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。プロセッサ41は、プロセッサ41が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
UEが専用ベアラをさらに確立する場合、UEが専用ベアラを確立した後で、プロセッサ41は、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信される上りトラフィックフローのデータの一部、または専用ベアラ上で送信される下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は、送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされ、プロセッサ41は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する、ようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサ41は、eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前に、eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEにマルチフローアグリゲーション命令を返すかどうか判定するように、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するようにさらに構成される。マルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。
本実施形態で提供されるUEは、実施形態1、実施形態2、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図18は、本発明の実施形態14によるeNBの概略構造図である。図18に示すように、本実施形態で提供されるeNB500は、プロセッサ51と、メモリ52と、システムバス53とを含む。プロセッサ51とメモリ52とはシステムバス53を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ52は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ51は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を実行するように構成される。
プロセッサ51は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立した後で、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために、第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されており、または、プロセッサ51は、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成される。
第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。プロセッサ51は、プロセッサ51が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することは、具体的には、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信すること、または
第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含むこと、または
第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは、第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、
である。
任意選択で、プロセッサ51は、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成される。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。プロセッサ51は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、
まず、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信することであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求はUEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、
次いで、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すこと、ならびに
最後に、UEによって送信された通知メッセージを受信することであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信されること、
である。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信することであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、ならびに、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すこと、である。
UEが専用ベアラをさらに確立する場合、UEが専用ベアラを確立した後で、プロセッサ51は、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信し、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信される上りトラフィックフローのデータの一部または専用ベアラ上で送信される下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされ、プロセッサ51が、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する、ようにさらに構成される。
本実施形態で提供されるeNBは、実施形態3、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図19は、本発明の実施形態15によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。図19に示すように、本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ600は、プロセッサ61と、メモリ62と、システムバス63とを含む。プロセッサ61とメモリ62とはシステムバス63を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ62は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ61は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を実行するように構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含む。プロセッサ61は、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前に、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含み、プロセッサ61が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、ようにさらに構成される。
任意選択で、第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
プロセッサ61は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを正常に確立した後で、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信され、または、プロセッサ61は、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ようにさらに構成される。
プロセッサ61は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するようにさらに構成される。第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。これに対応して、プロセッサ61が、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信すること、である。
プロセッサ61は、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じであり、プロセッサ61は、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加し、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ようにさらに構成される。
本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、実施形態4から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
当業者は、方法実施形態の各ステップの全部または一部を関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを理解するであろう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてよい。プログラムが動作すると、方法実施形態の各ステップが行われる。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを記憶することのできる任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本発明を限定するためではなく、単に本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎないことに留意すべきである。本発明は前述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、前述の実施形態で記述されている技術的解決策にさらに改変を加え、または前述の実施形態のいくつかの技術的特徴に対する等価の置換を行うことができることを理解するはずである。
11 受信モジュール
12 確立モジュール
13 分割モジュール
14 送信モジュール
15 アグリゲーションモジュール
21 送信モジュール
22 確立モジュール
23 受信モジュール
24 アグリゲーションモジュール
25 分割モジュール
31 受信モジュール
32 送信モジュール
33 確立モジュール
41 プロセッサ
42 メモリ
43 システムバス
51 プロセッサ
52 メモリ
53 システムバス
61 プロセッサ
62 メモリ
63 システムバス
400 UE
500 eNB
600 マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ
本発明は、通信技術に関し、特に、トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置に関する。
事業者らは、データ・トラフィック・フローのトラフィックの急増に直面している。しかし、事業者らは限られた帯域幅リソースしか提供できず、限られた帯域幅を用いて急速に増加するトラフィックにどのようにサービスを提供するかが、事業者らが解決すべき喫緊の問題になっている。
現在、プロキシモバイルIP(Proxy Mobile IP、略称PMIP)/GPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling protocol、略称GTP)に基づくフローモビリティの方法が作成されている。GTP/PMIPに基づくフローモビリティの方法では、同じパケット・データ・ネットワーク(Packet Data Network、略称PDN)接続上の異なるトラフィックフローが、第3世代パートナーシッププロジェクト(The 3rd Generation Partnership Project、3GPP)3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で別々に送信され、同じトラフィックフローは3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で切り換えられる。具体的には、3GPP標準プロトコルは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとに同時にアクセスするユーザ機器(User Equipment、略称UE)をサポートしている。加えて、UEは、3GPPネットワークおよび非3GPPネットワークを用いて同じPDN接続に同時にアクセスすることもでき、すなわち、同じPDN接続上の異なるデータフローが3GPPシステムと非3GPPシステムとに分配され、別々に送信される。例えば、UEが同じPDN接続上でビデオサービスと音声サービスの両方を有する場合、ビデオサービスは非3GPPネットワークを用いて送信され、音声サービスは3GPPネットワークを用いて送信される。ビデオサービスと音声サービスの両方が3GPPネットワークまたは非3GPPネットワークで送信される場合と比べて、ビデオサービスおよび音声サービスの帯域幅を増加させることができ、ネットワークリソース利用を改善することができる。
しかし、先行技術では、同じトラフィックフロー内のデータパケットを1つのアクセスネットワークでしか送信することができず、すなわち、同じトラフィックフローが3GPPネットワークと非3GPPネットワークのどちらかで送信される。UEにただ1つのトラフィックフローしかない場合には、UEの帯域幅を増加させることができない。加えて、トラフィックフローが2つのネットワーク間で切り換えられるときに、UEとネットワーク側との間で複数のシグナリングが交換される。その結果、トラフィックフローの切換えが遅延することになる。
本発明の実施形態では、同じトラフィックフロー内の異なるデータパケットを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、エアインターフェースの帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善されるように、トラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置を提供する。
本発明の第1の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
UEが、3GPPネットワークにおいて進化型NodeB eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを送信するステップと、
を含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様において、本方法は、
eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEが、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するステップと、
UEが、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップであって、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されている、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第2の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップと、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
UEが、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
UEが、eNBに通知メッセージを送信するステップであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、ステップと、
を含む。
本発明の第1の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第3の可能な実施態様において、UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップは、
無線リソース制御RRC接続確立プロセスにおいてUEが、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップであって、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、ステップ、または
非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可においてUEが、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップであって、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、ステップ、または
UEが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信するステップであって、完全修飾ドメイン名要求はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む、ステップ、
を含む。
本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第4の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
UEが、eNBのIPアドレスを取得するステップと、
UEが、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
を含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第5の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップは、
UEが第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップ、または
UEが第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、または
UEが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、ステップ、または
UEが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、ステップ、
を含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第6の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
本発明の第1の態様の第6の可能な実施態様に関連して、本発明の第1の態様の第7の可能な実施態様において、UEが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
第2の下りデータフローに含まれる情報に従ってUEが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の下りデータフローに含まれる情報は、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である、ステップと、
UEが、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様の第1から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第8の可能な実施態様において、本方法は、
UEが、3GPPネットワークにおいてモビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む、ステップ、
をさらに含み、
UEが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
UEが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
UEが、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様から本発明の第1の態様の第8の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第1の態様の第9の可能な実施態様において、UEが専用ベアラを確立した後に、本方法は、
UEが、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
UEが、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
をさらに含む。
本発明の第1の態様に関連して、本発明の第1の態様の第10の可能な実施態様において、UEが、eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップの前に、本方法は、
eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を返すことを決定するように、UEが、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するステップであって、マルチフローアグリゲーション能力情報はUEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしていることを指示するのに用いられる、ステップ、
をさらに含む。
本発明の第2の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
進化型NodeB eNBが、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
eNBが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップの後に、本方法は、
eNBが、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するステップであって、UEの上りトラフィックフローは、UEによって、第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されている、ステップ、または
UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、eNBが、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信するステップ、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第2の可能な実施態様において、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信され、eNBによって受信される第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
本発明の第2の態様の第2の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第3の可能な実施態様において、eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
第2の上りデータフローに含まれる情報に従ってeNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である、ステップと、
eNBが、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第4の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップは、
eNBが第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップ、または
UEが第2の下りデータフローに、eNBの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、または
eNBが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、ステップ、または
eNBが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、第2の下りデータフローは第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、ステップ、
を含む。
本発明の第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第5の可能な実施態様において、本方法は、
eNBが、モビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、トラフィック・フロー・テンプレートは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む、ステップ、
をさらに含み、
eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するステップの前に、本方法は、
eNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
eNBが、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
をさらに含む。
本発明の第2の態様の第1から第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第6の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
eNBが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求はUEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、eNBが、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
UEによって送信された通知メッセージを受信するステップであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信される、ステップと、
を含む。
本発明の第2の態様の第1から第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第2の態様の第7の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはUEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、UEが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップは、
eNBが、UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
eNBが、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を含む。
本発明の第2の態様に関連して、本発明の第2の態様の第8の可能な実施態様において、UEが専用ベアラを確立した後に、本方法は、
eNBが、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
eNBが、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様は、トラフィックフロー分割方法を提供し、本方法は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEと進化型NodeB eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を含む。
本発明の第3の態様に関連して、本発明の第3の態様の第1の可能な実施態様において、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップの前に、本方法は、
第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振るステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様に関連して、本発明の第3の態様の第2の可能な実施態様において、第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
本発明の第3の態様または本発明の第3の態様の第1および第2の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様において、本方法は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップであって、UEの上りトラフィックフローはUEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップであって、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第3の態様の第4の可能な実施態様において、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップの前に、本方法は、
第2の上りデータフローに含まれる情報に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子であり、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップ、
をさらに含み、
第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップは、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するステップ、
を含む。
本発明の第3の態様の第3の可能な実施態様に関連して、本発明の第3の態様の第5の可能な実施態様において、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するステップの前に、本方法は、
第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである、ステップと、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加するステップであって、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ステップと、
をさらに含む。
本発明の第4の態様はUEを提供し、UEは、
3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するように構成された受信モジュールであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、受信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
を含む。
本発明の第4の態様に関連して、本発明の第4の態様の第1の可能な実施態様において、UEは、
UEが、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールと、
eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するように構成された、送信モジュールと、
を含み、受信モジュールは、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信する、ようにさらに構成されており、
UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように構成された、アグリゲーションモジュールをさらに含み、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される。
本発明の第5の態様はeNBを提供し、eNBは、
UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するように構成された送信モジュールであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、3GPPチャネルにオフロードされる、送信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
を含む。
本発明の第5の態様に関連して、本発明の第5の態様の第1の可能な実施態様において、eNBは、
3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するように構成された、受信モジュールと、
1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するように構成されたアグリゲーションモジュールであって、UEの上りトラフィックフローはUEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割される、アグリゲーションモジュールと、
をさらに含み、または
受信モジュールは、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信するようにさらに構成されており、
eNBは、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールをさらに含み、
送信モジュールは、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成されている。
本発明の第6の態様は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイを提供し、本マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、
UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するように構成された受信モジュールであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、受信モジュールと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答が正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように構成された、送信モジュールと、
を含む。
本発明の第7の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むUEを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第1の態様または本発明の第1の態様の第1から第10の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の第8の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むeNBを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第2の態様または本発明の第2の態様の第1から第8の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の第9の態様は、プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイを提供し、プロセッサとメモリとはシステムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
プロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、本発明の第3の態様または本発明の第3の態様の第1から第5の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実行するように構成されている。
本発明の実施形態で提供されるトラフィックフロー分割方法およびトラフィックフロー分割装置によれば、UEが3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいて、eNBは、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するために、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。UEは、第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。本方法では、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加するように、送信が3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に行われる。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、それらの実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付の図面について簡単に述べる。明らかに、以下の説明の添付の図面は本発明のいくつかの実施形態を示すものであり、当業者はこれら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
LTEネットワークの概略構造図である。 本発明の実施形態1によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態2による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法の流れ図である。 本発明の実施形態3によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態4によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。 本発明の実施形態5による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックおよびユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態6による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態7による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。 本発明の実施形態8による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 本発明の実施形態9による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。 本発明の実施形態10によるUEの概略構造図である。 本発明の実施形態11によるeNBの概略構造図である。 本発明の実施形態12によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。 本発明の実施形態13によるUEの概略構造図である。 本発明の実施形態14によるeNBの概略構造図である。 本発明の実施形態15によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、本発明の実施形態における添付の図面に関連して本発明の実施形態における技術的解決策を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の実施形態の方法は、UEが、3GPPネットワークにアクセスすることに基づいて3GPPネットワークから非3GPPネットワークにアクセスする、すなわち、UEは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークの両方にアクセスする、というシナリオに適用される。3GPPネットワークには、LTEネットワーク、2Gネットワーク、3Gネットワークなどが含まれる。非3GPPネットワークには、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks、略称WLAN)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称CDMA)ネットワーク、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略称WiMax)ネットワークなどが含まれる。図1は、LTEネットワークの概略構造図である。図1に示すように、LTEネットワークは、主に、進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved universal terrestrial radio access network、略称E−UTRAN)、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、略称MME)、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、略称HSS)、サービングゲートウェイ(Server Gateway、略称S−GW)、パケット・データ・ゲートウェイ(Packet Data Network Gateway、略称P−GW)、ポリシー制御規則作成エンティティ(Policy Control Rule Function、略称PCRF)、事業者のIPサービスネットワーク、サービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node、略称SGSN)などを含む。MMEは、MMEとUEとの間の非アクセス層(Non−Access Stratum、略称NAS)シグナリングおよびNASシグナリングの暗号化を担当し、UEに一時的な識別を割り振り、コアネットワークのS−GWやP−GWといったネットワーク要素を選択し、ローミング、追跡、セキュリティといった機能を提供する。MMEは、ユニバーサル移動電話システム(Universal Mobile Telecommunications System、略称UMTS)内のSGSNの制御プレーン部分に対応している。S−GWは、ローカルの進化型NodeB(evolved Node Base、略称eNB)間で切り換えられるモビリティアンカであり、合法的な通信傍受に関連した機能を提供する。P−GWは、IPアドレス割り振りを担当する。HSSは、ユーザの加入情報を記憶するのに用いられる。PCRFは、ポリシーおよび課金制御規則を提供する。
非3GPPネットワークは、信頼できる非3GPPネットワークと信頼できない非3GPPネットワークとにさらに分類される。一実施態様では、信頼できる非3GPPネットワークは、3GPPネットワークとP−GWとの間のS2aインターフェースを用いて3GPPネットワークにアクセスし、信頼できない非3GPPネットワークは、進化したパケット・データ・ゲートウェイ(evolved PDG、略称ePDG)とP−GWとの間のS2bインターフェースを用いて3GPPネットワークにアクセスする。ePDNは、UEのモバイルIPアドレスを転送し、または割り振り、UEのローカルIPアドレスを登録し、UEのモバイルIPアドレスおよびローカルIPアドレスをバインドする役割を担う。アクセスが非3GPPネットワークから行われる場合には、HSSとやり取りしてUEに対する認証許可動作を行い、HSSに、UEによって確立されたPDN接続ごとに用いられるP−GW識別情報を登録する重要なネットワーク要素、すなわち、認証、許可、および課金(Authentication、Authorization、Accounting、略所AAA)サーバ(server)がある。
別の実施態様では、信頼できる非3GPPネットワークか信頼できない非3GPPネットワークかにかかわらず、UEはP−GWへの接続を確立することができる。加えて、3GPPネットワークを用いてアクセスを行う場合、UEは、S2cインターフェースを用いてをP−GWにバインドされてもよい。
先行技術では、3GPP標準プロトコルは、3GPPネットワークと非3GPPネットワークへの同時アクセスにおいてUEをサポートし、すなわち、効果的な分割を実施し、ネットワークリソースを適切に用いるように、同じPDN接続上の異なるデータフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとに分配することができる。しかし、先行技術では、同じトラフィックフロー内のデータパケットを1つのアクセスネットワークでしか送信することできず、すなわち、同じトラフィックフローが3GPPネットワークと非3GPPネットワークのどちらかで送信される。UEにただ1つのトラフィックフローしかない場合には、UEの帯域幅を増加させることができない。加えて、トラフィックフローが2つのネットワーク間で切り換えられるときに、UEとネットワーク側との間で複数のシグナリングが交換される。その結果、トラフィックフローの切換えが遅延することになる。
先行技術の問題を解決するために、本発明の実施形態1では、トラフィックフロー分割方法を提供する。図2は、本発明の実施形態1によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。図2に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ101:UEが、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
本実施形態を説明するための一例において、3GPPネットワークはLTEネットワークであり、非3GPPネットワークはWLANである。
UEとeNBの両方がマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合、eNBは、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するために、3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいてUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。任意選択で、eNBがマルチフローアグリゲーション命令を送信する前に、eNBには、UEとマルチフローアグリゲーション能力について折衝する必要がある。eNBは、eNBとUEの両方がマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合にのみ、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。具体的な折衝において、UEはまず、eNBが、UEによって送信されたマルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信すべきかどうか判定するように、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信する。UEによって送信されたマルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしており、eNBもマルチフローアグリゲーション能力をサポートしている場合、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしていない場合、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信しない。具体的には、eNBは、第1のマルチフローアグリゲーション命令をPDN接続プロセスにおける無線リソース制御接続構成(Radio Resource Control Connection Reconfiguration)メッセージに付加し、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信することができる。
ステップ102:UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
本実施形態の解決策では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが導入される。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、非3GPPネットワークのデータを3GPPネットワークのeNB上に集約するように構成されている。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されている場合、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されている場合、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBと統合されている場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの正常な確立を認知することができる。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されている場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたかどうか認知することができず、したがって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを正常に確立した後で、UEには、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知する必要がさらにある。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルは、UE粒度、PDN接続粒度、またはベアラ粒度のチャネルである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルは、UE粒度、ベアラ粒度、PDN接続粒度、またはデバイス粒度のチャネルであってよい。3GPPチャネルは、ベアラ粒度のチャネルである。
ステップ103:UEは、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信し、または、UEは、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されている。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、UEが上りデータを送信する必要がある場合、UEは上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割する。次いで、UEは、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信できるように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するeNB側では、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために、第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、次いで、対応するベアラを用いて3GPPネットワークのコアネットワークに集約されたトラフィックフローを送信する。すなわち、eNBは集約されたトラフィックフローをS−GWに送信し、S−GWは集約されたトラフィックフローをP−GWに送信し、P−GWは集約されたトラフィックフローをネットワークに送信する。
本実施形態では、UEは、同じベアラ上でデータパケットを集約し、または分割する必要がある。MMEがeNBに、ベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレート(traffic flow template、略称TFT)を送信しない場合、UEは第2の上りデータフローに何らかの情報を付加する必要がある。付加される情報は、eNBが第2の上りデータフローで搬送された情報に従って第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するように、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1の媒体アクセス制御MACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子とすることができる。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。
具体的な送信において、第2のサブチャネルが、PDN接続粒度、UE粒度、またはベアラ粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラのベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2のサブチャネルに従って、第2の上りデータフローを送信する特定のUEを決定することができない。したがって、UEは、第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラのベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する必要がある。第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。ここで、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、具体的には、無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Tempory Identity、RNTI)、グローバルに一意の一時UE識別(Globally Unique Temporary UE Identity 、GUTI)、またはS一時モバイル加入者識別(SAE−Temporary Mobile Subscriber Identity、略称S−TMSI)である。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されている場合、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、ベアラ粒度またはPDN接続粒度のポイントツーポイント(Peer−to−Peer、略称P2P)チャネルである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、各ベアラにMACアドレスを割り振り、または各PDN接続にMACアドレスを割り振る。以下では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってベアラに割り振られたMACアドレスを第1のMACアドレスと呼び、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってPDN接続に割り振られたMACアドレスを第2のMACアドレスと呼ぶ。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、PDN接続確立プロセスにおいてUEに第2のMACアドレスを送信し、専用ベアラ確立プロセスにおいてUEに第1のMACアドレスを送信する。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルがPDN接続粒度のチャネルである場合、具体的な送信において、UEは、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、具体的な送信において、UEは、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信する。第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含む。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。UEは、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する。eNBは3GPPチャネルを用いてUEに第1の下りデータフローを送信し、3GPPチャネルはベアラ粒度のチャネルである。したがって、UEは、3GPPチャネルに従って、第1の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに対応するベアラを決定することができる。
UEは、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定することに加えて、トラフィック・フロー・テンプレートに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定してもよい。これに対応して、UEには、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信する必要がさらにある。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。マッチング情報は、例えば、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信することができるトラフィックフローの5タプル情報である。
UEは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合する。具体的には、UEは、第2の下りデータフローがトラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信されるかどうか判定するために、第2の下りデータフローと、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信されたトラフィックフローのおよびマッチング情報とを照合する。第2の下りデータフローがトラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラ上で送信される場合、UEは、トラフィック・フロー・テンプレートに対応するベアラを第2の下りデータフローに対応するベアラとして決定する。
本実施形態では、UEおよびeNBは、トラフィックフローを分割するときに、トラフィックフローをプロトコルの任意の層で分割してよく、例えば、トラフィックフローを、パケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、略称PDCP)層、MAC層、またはIP層で分割してよいことに留意すべきである。
加えて、本実施形態では、UEおよびeNBがトラフィックフローを具体的にどのように分割するかも限定されない。
本実施形態の方法では、3GPPネットワークにアクセスするプロセスにおいて、UEは、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。UEは、第1のマルチフローアグリゲーション命令に従って第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立した後で、トラフィックフローを2つのデータフローに分割することができる。データの一部は3GPPチャネルを用いて送信され、他のデータは第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて送信される。したがって、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、そのため、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加する。加えて、UEが3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間で移動する場合、シグナリング交換が減少し、切換え遅延が短縮される。
UEによって確立されるベアラは、デフォルトベアラと専用ベアラとに分類される。デフォルトベアラは、データおよびシグナリングのものであり、デフォルトQoSを満たすユーザベアラであり、PDN接続の確立後に確立され、PDN接続の解除後に破棄され、ユーザに永続的なオンラインIP伝送サービスを提供する。専用ベアラは、PDN接続の確立に基づいて確立され、特定のQoS伝送要件(デフォルトベアラでは満たされない)を提供するために確立される。専用ベアラのQoS要件は、通常、デフォルトベアラのQoS要件よりも高い。
任意選択で、UEが続いて専用ベアラを確立する場合、UEには、専用ベアラのための第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する必要がさらにある。具体的には、UEは、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信する。第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられる。データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。UEは、第4のマルチフローアグリゲーション命令に従って第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
実施形態1に基づき、本発明の実施形態2は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法を提供する。本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを含む。図3は、本発明の実施形態2による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するための方法の流れ図である。図3に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
ステップ201:UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する。
UEは、以下の3つの方法で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することができる。
(1)RRC接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信する。RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む。RRCメッセージがマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む場合、UEには、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する必要がさらにある。
ここで、RRCメッセージは、RRC接続確立プロセスにおけるUEとeNBとの間のすべてのメッセージの一般名である。eNBは、RRC接続確立プロセスにおける任意のメッセージに、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを付加し、そのメッセージをUEに送信することができる。
(2)非3GPPネットワークにアクセスする認証および許可において、UEは、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信する。認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む。認証メッセージがマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む場合、UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子に従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する。
ここで、認証メッセージは、認証および許可におけるUEと非3GPPネットワークとの間のすべてのメッセージの一般名である。非3GPPネットワークは、認証および許可における任意のメッセージに、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスまたはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を付加し、そのメッセージをUEに送信することができる。
(3)UEは、ドメイン・ネーム・サーバ(Domain Name Server、略称DNS)に完全修飾ドメイン名(Fully Qualified Domain Name、略称FQDN)要求を送信する。FQDN要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられる。UEはDNSによって返されたFQDN応答を受信する。FQDN応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む。
ステップ202:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。
UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう要求するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。具体的な実施態様では、任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は認証メッセージであってもよい。すなわち、認証および許可プロセスにおいて、UEは、認証メッセージに第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を付加し、その認証メッセージをマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに送信する。任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、鍵交換バージョン2(Key Exchange Version2、略称IKEv2)メッセージまたは無線ローカル・エリア・ネットワーク制御プロトコル(WLAN Control Protocol、略称WLCP)シグナリングであってもよい。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースを新たに付加する必要がある。新しく付加されるインターフェースはS20インターフェースであるものと仮定する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、S20インターフェースを用いてeNBと通信する。S20インターフェース上に制御プレーン・プロトコル・スタックがなくユーザ・プレーン・プロトコル・スタックのみがある場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、制御プレーンシグナリングを用いて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを確立する必要はない。第2のサブチャネルは、デバイスレベルのIPトンネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。この場合、第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
S20インターフェースに制御プレーン・プロトコル・スタックとユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの両方があり、ベアラ粒度またはPDN接続粒度の第2のサブチャネルが、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびS20インターフェースを用いてeNBに対して確立される場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求をeNBにさらに送信する。第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルは上りトンネルおよび下りトンネルを含む。トンネルは、具体的には、汎用パケット無線サービス・トンネリング・プロトコル−ユーザプレーン(GPRS Tunneling protocol−User Plane、略称GTP−U)トンネルであってよい。eNBは、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
ステップ203:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する。
ステップ204:UEは、eNBに通知メッセージを送信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる。
本実施形態で提供される方法では、UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。次いで、UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがNBと統合されている場合、UEは第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。具体的には、UEは、eNBのIPアドレスを取得し、UEは、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求に従ってUEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
図4は、本発明の実施形態3によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。本実施形態では、トラフィックフロー分割方法をeNB側から説明する。図4に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:eNBが、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信し、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
ステップ302:eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立するための方法については、実施形態1および実施形態2の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ303:eNBは、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されており、または、eNBは、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する。
上りトラフィックフローでは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信され、eNBによって受信される第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、eNBは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラに従ってeNBに第2の上りデータフローを送信し、eNBは、第2の上りデータフローの受信チャネルに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
3GPPチャネルはベアラ粒度のチャネルであるため、eNBは、第1の上りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第1の上りデータフローに対応するベアラを決定することができる。eNBは、第1の上りデータフローに対応するベアラおよび第2の上りデータフローに対応するベアラを決定した後で、第1の上りデータフローに対応するベアラを第2の上りデータフローに対応するベアラと比較する。第1の上りデータフローに対応するベアラが第2の上りデータフローに対応するベアラと同じである場合、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、同じベアラを用いてコアネットワークに集約されたトラフィックフローを送信する。
MMEがeNBにトラフィック・フロー・テンプレートを送信する場合、eNBは、トラフィック・フロー・テンプレートに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定してよい。これに対応して、eNBは、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信する。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、そのトラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであるかどうか判定する。eNBは、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定した場合、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約する。
下りトラフィックフローでは、第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、eNBが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することは、具体的には以下のとおりである。
第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。
第3のサブチャネルがベアラ粒度のP2Pチャネルである場合、eNBは、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信する。
第3のサブチャネルがPDN接続粒度のP2Pチャネルである場合、eNBは、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2の下りデータフローを送信することができる。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは、下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、第2の下りデータに対応するベアラ識別子を付加する。
本実施形態では、eNBが続いてUEの専用ベアラを確立する場合、eNBはUEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。UEは、マルチフローアグリゲーション命令を受信した後で、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立を開始する。
本実施形態の方法では、eNBが、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するために、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。eNBおよびUEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立された後で、同じトラフィックフローを、同時送信のために、3GPPチャネルと第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルとに分割することができる。したがって、同じトラフィックフローを3GPPネットワークと非3GPPネットワークとで同時に送信することができ、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善される。
図5は、本発明の実施形態4によるトラフィックフロー分割方法の流れ図である。本実施形態をマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ側から説明する。図5に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフローのデータの一部またはUEの下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、UEとeNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。第2のサブチャネルを確立するための具体的な方法については、実施形態1の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ402:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す。
ステップ403:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、UEの上りトラフィックフローはUEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信され、または、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の上りデータフローに含まれる情報は上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信すること、である。第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルでない場合、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEによって送信された第2の上りデータフローを受信すると、第2のサブチャネルを用いて直接eNBに第2の上りデータフローを送信し、eNBは、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
第2のサブチャネルがベアラ粒度のチャネルである場合、eNBは、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラを用いてマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2の下りデータフローを送信する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローに含まれるUEの識別子に従ってUEに第2の下りデータフローを送信する。第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2のサブチャネルに従って、第2の下りデータフローの送信先である特定のUEを決定する。
本実施形態の方法では、UEが、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信する。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。UEは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、3GPPチャネルと第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルとでトラフィックフローを同時に送信することができ、そのため、エアインターフェース帯域幅が実質的に増加し、リソース利用が改善される。
以下では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルおよび第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルの確立について、いくつかの具体的な実施形態を用いて詳細に説明する。以下の実施形態を説明するための例において、3GPPネットワークはLTEネットワークであり、非3GPPネットワークはWLANであり、分割はPDCPに基づいて行われる。
図6は、本発明の実施形態5による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されており、UEは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを用いてマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとやり取りする。図6に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
eNBは、デフォルトベアラ確立プロセスにおけるRRC Connection Reconfigurationメッセージに第1のマルチフローアグリゲーション命令を付加することによって、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信することができる。任意選択で、PDN接続確立プロセスでは、MMEが、UEに、デフォルトベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートを送信する。任意選択で、MMEは、eNBに、デフォルトベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートをさらに送信する。
このステップで、UEは、PDN接続確立プロセスにおいて複数回、eNBとシグナリングを交換する。UEのマルチフローアグリゲーション能力情報および第1のマルチフローアグリゲーション命令は、任意のメッセージで搬送されてよい。
ステップ502:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイはeNBに統合されている。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子はeNBの識別子であり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスはeNBのIPアドレスである。任意選択で、UEは、PDN接続確立プロセスにおいて、eNBの識別子またはIPアドレスを取得してもよい。すなわち、ステップ501で、eNBは、UEにeNBの識別子またはIPアドレスを送信する。
認証および許可プロセスでは複数のシグナリングが交換される。許可および認証プロセスは先行技術であり、したがって、本実施形態では特に説明しない。eNBの識別子またはIPアドレスは、認証および認証プロセスにおける任意のシグナリングで搬送されてよい。
ステップ503:UEは、取得したマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
任意選択で、UEは、ステップ502でeNBにUEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信してもよい。本実施形態では、IKEv2メッセージは具体的にはIKEv2 signalingであり、IKEv2 signalingはIPSecトンネルを確立するのに用いられる。WLCPメッセージは具体的にはWLCP PDN connectivity requestである。
ステップ504:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
WLCP応答は具体的にはWLCP PDN connectivity responseである。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは制御プレーンプロトコルを用いてUEとeNBとの間で確立され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、データがユーザ・プレーン・プロトコルを用いて送信される。図7は、UEとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックおよびユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図7に示すように、図7aは、IKEv2プロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWuインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1、IPv4/IPv6、およびIKEv2である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。図7bは、IKEv2プロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWuインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、IP Tunnel層、およびPDCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。IP Tunnel層およびIPsec層は任意選択の層である。図7cは、WLCPプロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層、IP層、UDP層、およびWLCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。図7dは、WLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとeNBとの間のインターフェースはSWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層およびPDCP層である。eNB側のプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。
本実施形態では、UEおよびeNBは、同じベアラ上で共にデータパケットをソートする必要があるが、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはベアラ粒度のチャネルではない。したがって、ユーザプレーンで何らかの特別な処理を実行する必要がある。
詳細な説明は以下のとおりである。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UE粒度またはPDN接続粒度のチャネルとすることができる。UEは、上りトラフィックフローを送信するときに、第2の上りデータフロー内の各データパケットのPDCPヘッダに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラに従って集約を実行する。eNBは、下りトラフィックフローを送信するときに、第2の下りデータフロー内のデータパケットのPDCPヘッダに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、UEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、第2の下りデータフローを受信した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
MMEが、eNBに、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するトラフィック・フロー・テンプレートを送信する場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加しない。この場合、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル上で送信された第2の上りデータフローを受信した後で、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合することができる。同様に、eNBも、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加しない。UEは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合する。
図8は、本発明の実施形態6による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態では、実施形態5と異なり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとが独立して配置されており、S20インターフェースがeNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間に新たに付加される。S20インターフェースは、本発明で新たに定義されるインターフェースであり、eNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のやり取りに用いられる。本実施形態では、eNBとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のユーザ・プレーン・チャネルは、デバイスレベルのIPトンネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。このチャネルは、制御プレーンシグナリング転送によって確立される必要がない。したがって、S20インターフェース上には制御プレーン・プロトコル・スタックがなく、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックのみがある。図8に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ601:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ602:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ603:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージはUEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ604:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたと判定するために、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ601からステップ604の具体的な実施態様については、実施形態5のステップ501からステップ504の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
ステップ605:UEは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するために、eNBにRRCメッセージを送信する。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するプロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間でシグナリング交換が行われず、eNBは、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを知らない。したがって、UEは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを能動的に通知する。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すUEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造と同じである。詳細については、実施形態5の関連説明を参照されたい。図9は、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図9に示すように、図9aは、IKEv2プロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースはSWwインターフェースであり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースはS20インターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、IP Tunnel層、およびPDCP層である。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEおよびeNBと別々に通信する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、異なるプロトコルスタックを用いてUEおよびeNBと通信する。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、IPsec層、およびIP Tunnel層である。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1およびIPv4/IPv6である。eNB側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、およびPDCP層である。IP Tunnel層およびIPsec層は任意選択の層である。図9bは、WLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースは、SWwインターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層およびPDCP層である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、802.11層を含む。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層およびのIP層である。eNB側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IP層、およびPDCP層である。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルが、UE粒度、デバイス粒度、またはPDN接続粒度のチャネルである。UEが上りトラフィックフローを送信するときに、第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、第2の上りデータフローの受信チャネルに従って、UEに対応する第2のサブチャネルに第2の上りデータフローを送信することを決定する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、UEは、第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、デバイス粒度のチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。
下りトラフィックフローを送信するときに、第2のサブチャネルがUE粒度またはPDN接続粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って対応するUEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、下りトラフィックフローに対応している、第2の下りデータフロー内のベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2のサブチャネルがデバイス粒度のチャネルである場合、eNBは、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する必要がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローを受信した後で、UEの識別子に従って対応するUEに第2の下りデータフローを送信する。UEは、下りトラフィックフローに対応している、第2の下りデータフロー内のベアラ識別子に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
図10は、本発明の実施形態7による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態と実施形態6との違いは以下のとおりである。本実施形態では、S20インターフェース上に制御プレーン・プロトコル・スタックとユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの両方がある。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルは、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびS20−APシグナリングを用いて確立され、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックはGTP−Uプロトコルである。図10に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ701:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEはeNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ702:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ703:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ704:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBに初期コンテキストセットアップ要求(Initial Context Setup Request)を送信し、初期コンテキストセットアップ要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを受信した後で、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、初期コンテキストセットアップ要求を生成し、初期コンテキストセットアップ要求に、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier、略称TEID)を付加し、eNBに初期コンテキストセットアップ要求を送信する。
ステップ705:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに初期コンテキストセットアップ応答(Initial Context Setup Response)を返す。
eNBは、初期コンテキストセットアップ要求を受信した後で、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、初期コンテキストセットアップ応答に割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに初期コンテキストセットアップ応答を送信する。第2のサブチャネルに対応するベアラは、ステップ704およびステップ705を用いて正常に確立される。
ステップ706:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEにIKEv2応答またはWLCP応答を返した後で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立される。
ステップ707:専用ベアラアクティブ化(Dedicated Bearer Activation)を実行する。
サービス要件のために、UEは続いてPDN接続上で専用ベアラを確立してよく、専用ベアラ確立プロセスにおいて、eNBは、専用ベアラのために、WLAN側の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルも確立する必要があり、または確立することが可能であることを指示する。例えば、eNBは、ベアラ確立プロセスにおけるRRC Connection Reconfigurationメッセージに第3のマルチフローアグリゲーション命令を付加し、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。UEは、以下のステップを用いて、専用ベアラに対応する第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する。
ステップ708:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、専用ベアラ識別子、UEの識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ709:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにE−RAB確立要求を送信し、E−RAB確立要求は、UEの識別子、専用ベアラ識別子、専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを受信した後で、専用ベアラ識別子に従って専用ベアラにトンネルを割り振り、E−RAB確立要求に、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、eNBにE−RAB確立要求を送信する。
ステップ710:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにE−RAB確立応答を返す。
eNBは専用ベアラ識別子に従って専用ベアラにトンネルを割り振り、E−RAB確立応答に、eNBによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を付加し、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにE−RAB確立応答を送信する。
ステップ711:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図9に示すユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。図11は、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの概略構造図である。図11に示すように、図11aは、IKEv2プロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間のインターフェースはSWuインターフェースであり、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のインターフェースはS20インターフェースである。UE側のプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1、IPv4/IPv6、およびIKEv2である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IPv4/IPv6層、SCTP層、およびS20−AP層である。S20−APは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーンプロトコルを表す。eNB側のプロトコルスタックは、eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックと同じである。図11bは、WLCPプロトコルにおける制御プレーン・プロトコル・スタックである。UE側のプロトコルスタックは、最下層から上位層へ順次に、802.11層、IP層、UDP層、およびWLCP層である。UEと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、UE側のプロトコルスタックと同じである。eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックは、最下位層から上位層へ順次に、L2/L1層、IP層、SCTP層、およびS20−AP層である。eNB側のプロトコルスタックは、eNBと通信するためにマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって用いられるプロトコルスタックと同じである。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであり、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。UE、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ、およびeNBは、共に同じベアラ上のデータパケットをソートする必要がある。本実施形態では、上りトラフィックフローを送信するときに、UEは、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応している、第2の上りデータフローに含まれるベアラ識別子に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する。第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであるため、eNBは第2の上りデータフローに対応するベアラを知っており、第2の上りデータフローに対応するベアラを再度決定する必要はなく、第2の上りデータフローを第1の上りデータフローと直接集約する。同様に、eNBは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応する識別子を付加する。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信すると、第2の下りデータフローの受信チャネルに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の下りデータフローに対応するベアラは、下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである。マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラを付加し、第2の下りデータフローに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローの送信先である特定のUEを決定する。
図12は、本発明の実施形態8による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。本実施形態と実施形態7との違いは以下のとおりである。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルが、制御プレーン・プロトコル・スタックおよびGTP−Cシグナリングを用いて確立され、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックはやはりGTP−Uである。図12に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ801:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBはUEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信する。
ステップ802:UEは、認証および許可プロセスにおいて、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ803:UEは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子、第2のマルチフローアグリゲーション命令、および第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子を含む。
ステップ804:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにセッション作成要求(Create Session Request)を送信し、セッション作成要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ805:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにセッション作成応答(Create Session Response)を返す。
セッション作成応答は、eNBによって第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。
ステップ806:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ807:専用ベアラアクティブ化を実行する。
ステップ808:eNBは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイにベアラ作成要求(Create Bearer Request)を送信し、ベアラ作成要求は、専用ベアラ識別子、UEの識別子、eNBによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第3のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ809:マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、eNBにベアラ作成応答(Create Bearer Response)を返す。
ベアラ作成応答は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって専用ベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含む。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の制御プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図11に示す制御プレーン・プロトコル・スタックの構成と基本的に同じである。差異は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルが異なる点にある。本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルは、GTP−CプロトコルとUDPプロトコルであり、図11に示すマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のプロトコルスタックの最上位2層のプロトコルは、S20−APプロトコルとSCTPプロトコルである。
本実施形態では、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルであり、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルはベアラ粒度のチャネルではない。UE、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ、およびeNBは、共に同じベアラ上のデータパケットをソートする必要がある。具体的な実施態様については、実施形態7の説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
図13は、本発明の実施形態9による第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するシグナリングフロー図である。実施形態5のシナリオと同様に、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがeNBに統合されているが、差異は以下のとおりである。本実施形態では、UEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルはMACベースのトンネルであり、eNBはWLANにおいてUEによってアクセスされるファーストホップルータである。図13に示すように、本実施形態で提供される方法は、以下のステップを含む。
ステップ901:UEが、3GPPネットワークのコアネットワークへのPDN接続を確立し、PDN接続確立プロセスにおいて、UEは、eNBとマルチフローアグリゲーション能力について折衝し、eNBは、UEに、第1のマルチフローアグリゲーション命令およびPDN接続に対応する第2のMACアドレスを送信する。
PDN接続確立プロセスにおいて、eNBは、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いてUEに、PDN接続に対応する第2のMACアドレスを送信することができる。実際には、PDN接続の確立はデフォルトベアラの確立を伴う。ここで、PDN接続に対応する第2のMACアドレスは、デフォルトベアラに対応するMACアドレスとも呼ばれる。第2のMACアドレスは、PDN接続を識別するのに使用される。
ステップ902:UEは、認証および許可プロセスにおいてeNBの識別子またはIPアドレスを取得する。
ステップ903:UEは、eNBにIKEv2メッセージまたはWLCPメッセージを送信し、IKEv2メッセージまたはWLCPメッセージは、UEの識別子および第1のマルチフローアグリゲーション命令を含む。
ステップ904:eNBは、UEにIKEv2応答またはWLCP応答を返す。
ステップ901で、eNBがUEに第2のMACアドレスを送信しない場合、eNBは、IKEv2応答またはWLCP応答に、PDN接続に対応する第2のMACアドレスを付加することができる。
本実施形態では、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間のユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構造は、図7に示すWLCPプロトコルにおけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの構成と同じである。詳細については、実施形態6の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を繰り返さない。
本実施形態では、UEとeNBとの間のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、PDN接続粒度のチャネルである。UEが上りトラフィックフローを送信するときに、UEは、上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子および第2のMACアドレスに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローの受信チャネルに従って、第1の上りデータフローに対応するベアラを決定する。第2の上りデータフローに対応するベアラが第1の上りデータフローに対応するベアラと同じである場合、eNBは、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、同じベアラを用いてトラフィックフローを送信する。eNBは、UEに下りトラフィックフローを送信するときに、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加する。UEは、第1の下りデータフローおよび第2の下りデータフローを受信した後で、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子および第2のMACアドレスに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する。
あるいは、UEは、PDN接続上で専用ベアラを確立してもよく、eNBは、専用ベアラに第1のMACアドレスを割り振り、専用ベアラ確立プロセスにおいて、RRCメッセージを用いてUEに第1のMACアドレスを送信する。UEは、続いて上りトラフィックフローを送信するときに、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化する。eNBは、第2の上りデータフローを受信した後で、第1のMACアドレスに従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する。eNBは、UEに下りトラフィックフローを送信するときに、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化する。UEは、第1の下りデータフローおよび第2の下りデータフローを受信した後で、第1のMACアドレスに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定する。
図14は、本発明の実施形態10によるUEの概略構造図である。図14に示すように、本実施形態で提供されるUEは、受信モジュール11と、確立モジュール12と、分割モジュール13と、送信モジュール14と、アグリゲーションモジュール15とを含む。
受信モジュール11は、3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するように構成されている。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。
確立モジュール12は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成されている。
分割モジュール13は、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割するように構成されている。
送信モジュール14は、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信するように構成されており、または、
受信モジュール11は、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信する、ようにさらに構成されている。
アグリゲーションモジュール15は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように構成されている。UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、確立モジュール12は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
確立モジュール12は、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信し、
eNBに通知メッセージを送信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、
ように特に構成されている。
確立モジュール12は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するときに、RRC接続確立プロセスにおいて、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または、確立モジュール12が、非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証プロセスにおいて、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または、確立モジュール12が、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信し、完全修飾ドメイン名要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含む、ように特に構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、確立モジュール12は、
eNBのIPアドレスを取得し、
eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
確立モジュール12は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
ように特に構成されている。
本実施形態では、送信モジュール14は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するときに、
第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール14が、第2の上りデータフローにUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、または
送信モジュール14が、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、または
送信モジュール14が、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、第2の上りデータフローは第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、
ように特に構成されている。
本実施形態では、第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。アグリゲーションモジュール15は、アグリゲーションモジュール15が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、受信モジュール11は、3GPPネットワークにおいてMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成されている。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。アグリゲーションモジュール15は、アグリゲーションモジュール15が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
UEが続いて専用ベアラを確立する場合、受信モジュール11は、UEが専用ベアラを確立した後で、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信するようにさらに構成されている。第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。これに対応して、確立モジュール12は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている。
本実施形態では、送信モジュール14は、eNBがマルチフローアグリゲーション能力情報に従ってUEにマルチフローアグリゲーション命令を返すべきかどうか判定するように、受信モジュール11がeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前に、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するようにさらに構成されている。マルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。
本実施形態のUEは、実施形態1、実施形態2、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図15は、本発明の実施形態11によるeNBの概略構造図である。図11に示すように、本実施形態で提供されるeNBは、送信モジュール21と、確立モジュール22と、受信モジュール23と、アグリゲーションモジュール24と、分割モジュール25とを含む。
送信モジュール21は、UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するように構成されている。第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。
確立モジュール22は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成されている。
受信モジュール23は、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するように構成されている。
アグリゲーションモジュール24は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信するように構成されている。UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割される。
あるいは、受信モジュール23は、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信するようにさらに構成されている。
分割モジュール25は、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割するように構成されている。
送信モジュール21は、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の下りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成されている。
第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。アグリゲーションモジュール24は、アグリゲーションモジュール24が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
本実施形態では、送信モジュール21は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するときに、
第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール21が、第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、または
送信モジュール21が、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含み、または
送信モジュール21が、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、第2の下りデータフローは、第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、
ように特に構成されている。
任意選択で、受信モジュール23は、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成されている。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。アグリゲーションモジュール24は、アグリゲーションモジュール24が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、確立モジュール22は、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、
マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、確立モジュール22が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返し、
UEによって送信された通知メッセージを受信し、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信される、
ように特に構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含み、確立モジュール22は、
UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、確立モジュール22が、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す、
ように特に構成されている。
UEが続いて専用ベアラを確立する場合、送信モジュール21は、UEが専用ベアラを確立した後で、第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信するようにさらに構成されている。第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられる。第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部または専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされる。これに対応して、確立モジュール22は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている。
本実施形態のeNBは、実施形態3、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図16は、本発明の実施形態12によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。図16に示すように、本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、受信モジュール31と、送信モジュール32と、確立モジュール33とを含む。
受信モジュール31は、UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するように構成されている。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含む。第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる。第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。UEの識別子は、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。
送信モジュール32は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答が正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように構成されている。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、確立モジュール33は、
送信モジュール32がUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前に、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、
eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含み、
確立モジュール33が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
ように構成されている。
任意選択で、第2のサブチャネルは、IPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
受信モジュール31は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが確立された後で、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信するようにさらに構成されている。UEの上りトラフィックフローは、UEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割され、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。これに対応して、送信モジュール32は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するようにさらに構成されている。
あるいは、受信モジュール31は、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信するようにさらに構成されている。UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割され、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される。これに対応して、送信モジュール32は、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信するようにさらに構成されている。
任意選択で、送信モジュール32は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定する、ようにさらに構成されている。第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。送信モジュール32は、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信するように特に構成されている。
任意選択で、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、送信モジュール32は、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じであり、送信モジュール32は、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加し、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ようにさらに構成されている。
本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、実施形態4から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態13によるUEの概略構造図である。図17に示すように、本実施形態で提供されるUE400は、プロセッサ41と、メモリ42と、システムバス43とを含む。プロセッサ41とメモリ42とはシステムバス43を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ42は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ41は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
3GPPネットワークにおいてeNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を実行するように構成される。
プロセッサ41は、eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、UEの上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割し、第1の上りデータフローを、3GPPチャネルを用いてeNBに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに送信し、または、3GPPチャネルを用いてeNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約し、UEの下りトラフィックフローはeNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割される、ようにさらに構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得すること、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスに従って、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信することであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は、3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信すること、ならびに、eNBに通知メッセージを送信することであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられること、である。
プロセッサ41がマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することは、具体的には、
RRC接続確立プロセスにおいて、eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、RRCメッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することであって、RRCメッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含むこと、または、
非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可においてUEが、非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、認証メッセージに従ってマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得することであって、認証メッセージは、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスもしくはマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含むこと、または
UEが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信することであって、完全修飾ドメイン名要求はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するのに用いられ、完全修飾ドメイン名応答はマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを含むこと、
である。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、eNBのIPアドレスを取得すること、eNBのIPアドレスに従ってeNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信することであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第3のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は、3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、ならびに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信すること、である。
プロセッサ41が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、
第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
第2の上りデータフローに、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、UEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
UEが、第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBにカプセル化された第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは第1のMACアドレスを含み、第1のMACアドレスは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであること、または
UEが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の上りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の上りデータフローに、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することであって、第2の上りデータフローは、第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、第2のMACアドレスは、上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスであること、
である。
本実施形態では、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてeNBによって送信され、UEによって受信される第2の下りデータフローは、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。プロセッサ41は、プロセッサ41が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに含まれる情報に従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータフローに対応するベアラとが同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサ41は、3GPPネットワークにおいてMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成される。トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは下りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。プロセッサ41は、プロセッサ41が1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約する前に、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の下りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第1の下りデータフローに対応するベアラと第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
UEが専用ベアラをさらに確立する場合、UEが専用ベアラを確立した後で、プロセッサ41は、eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、第4のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信される上りトラフィックフローのデータの一部、または専用ベアラ上で送信される下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は、送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされ、プロセッサ41は、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する、ようにさらに構成される。
任意選択で、プロセッサ41は、eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前に、eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、UEにマルチフローアグリゲーション命令を返すかどうか判定するように、eNBにUEのマルチフローアグリゲーション能力情報を送信するようにさらに構成される。マルチフローアグリゲーション能力情報は、UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる。
本実施形態で提供されるUEは、実施形態1、実施形態2、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図18は、本発明の実施形態14によるeNBの概略構造図である。図18に示すように、本実施形態で提供されるeNB500は、プロセッサ51と、メモリ52と、システムバス53とを含む。プロセッサ51とメモリ52とはシステムバス53を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ52は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ51は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、第1のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために非第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされる、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
を実行するように構成される。
プロセッサ51は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立した後で、3GPPチャネルを用いてUEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために、第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割されており、または、プロセッサ51は、UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割し、第1の下りデータフローを、3GPPチャネルを用いてUEに送信し、第2の上りデータフローを、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに送信する、ようにさらに構成される。
第2の上りデータフローは、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であり、第1のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、第2のMACアドレスは上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである。プロセッサ51は、プロセッサ51が1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、第1の上りデータフローに対応するベアラと第2の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することは、具体的には、第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信すること、または
第2の下りデータフローに、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは、UEの識別子および下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、または
第1のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEにカプセル化された第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは第1のMACアドレスを含むこと、または
第2のMACアドレスを用いてデータパケットを第2の下りデータフローにカプセル化し、カプセル化された第2の下りデータフローに、下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信することであって、第2の下りデータフローは、第2のMACアドレスおよび下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含むこと、
である。
任意選択で、プロセッサ51は、MMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成される。トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、トラフィック・フロー・テンプレートは、上りトラフィックフローに対応するベアラのマッチング情報を含む。プロセッサ51は、1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約し、トラフィックフローを送信する前に、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、第2の上りデータフローとトラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、第2の上りデータフローに対応するベアラと第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、ようにさらに構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含む。プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、
まず、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信することであって、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイがUEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによってeNBに送信され、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求はUEの識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、UEの識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、
次いで、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従ってUEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すこと、ならびに
最後に、UEによって送信された通知メッセージを受信することであって、通知メッセージは、eNBに、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、通知メッセージは、UEが第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後でUEによってeNBに送信されること、
である。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとeNBとの間の第3のサブチャネルを含む。プロセッサ51が第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立することは、具体的には、UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信することであって、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、eNBに、第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子であること、ならびに、第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すこと、である。
UEが専用ベアラをさらに確立する場合、UEが専用ベアラを確立した後で、プロセッサ51は、UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信し、第3のマルチフローアグリゲーション命令は、UEに、専用ベアラのために、非3GPPネットワークを介したUEとeNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように命令するのに用いられ、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、専用ベアラ上で送信される上りトラフィックフローのデータの一部または専用ベアラ上で送信される下りトラフィックフローのデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内の他のデータまたは専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPチャネルにオフロードされ、プロセッサ51が、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する、ようにさらに構成される。
本実施形態で提供されるeNBは、実施形態3、および実施形態5から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
図19は、本発明の実施形態15によるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの概略構造図である。図19に示すように、本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ600は、プロセッサ61と、メモリ62と、システムバス63とを含む。プロセッサ61とメモリ62とはシステムバス63を用いて相互に接続されており、通信する。メモリ62は、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されている。プロセッサ61は、コンピュータ実行可能命令を実行して、以下の方法、すなわち、
UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令およびUEの識別子を含み、第2のマルチフローアグリゲーション命令は、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、3GPPネットワークにおいてUEとeNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部またはUEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、上りトラフィックフロー内の他のデータまたは下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために3GPPネットワークにおいて3GPPチャネルにオフロードされ、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよびマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとeNBとの間の第2のサブチャネルを含み、UEの識別子は、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおけるUEの識別子である、ステップと、
第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
を実行するように構成される。
任意選択で、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含む。プロセッサ61は、UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前に、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子に従って、第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振り、eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令、第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、UEの識別子、および第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子を含み、プロセッサ61が、第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、ようにさらに構成される。
任意選択で、第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである。
プロセッサ61は、第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを正常に確立した後で、第1のサブチャネルを用いてUEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信し、UEの上りトラフィックフローは、UEによって第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、第1の上りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信され、または、プロセッサ61は、第2のサブチャネルを用いてeNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信し、UEの下りトラフィックフローは、eNBによって第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割されており、第1の下りデータフローは3GPPチャネルを用いてeNBに送信される、ようにさらに構成される。
プロセッサ61は、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信する前に、第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するようにさらに構成される。第2の上りデータフローに含まれる情報は、上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、またはUEの識別子および上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子である。UEの識別子は3GPPネットワークにおけるUEの識別子である。これに対応して、プロセッサ61が、第2のサブチャネルを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信することは、具体的には、第2の上りデータフローに対応するベアラを用いてeNBに第2の上りデータフローを送信すること、である。
プロセッサ61は、第1のサブチャネルを用いてUEに第2の下りデータフローを送信する前に、第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、第2の下りデータフローに対応するベアラは下りトラフィックフローに対応するベアラと同じであり、プロセッサ61は、第2の下りデータフローに、第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加し、第2の下りデータフローは第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を含む、ようにさらに構成される。
本実施形態で提供されるマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、実施形態4から実施形態9で提供される方法を実行するのに用いることができる。その具体的な実施態様および技術的効果は、方法のものと同様であり、ここでは詳細を繰り返さない。
当業者は、方法実施形態の各ステップの全部または一部を関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを理解するであろう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてよい。プログラムが動作すると、方法実施形態の各ステップが行われる。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを記憶することのできる任意の媒体を含む。
最後に、前述の実施形態は、本発明を限定するためではなく、単に本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎないことに留意すべきである。本発明は前述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、前述の実施形態で記述されている技術的解決策にさらに改変を加え、または前述の実施形態のいくつかの技術的特徴に対する等価の置換を行うことができることを理解するはずである。
11 受信モジュール
12 確立モジュール
13 分割モジュール
14 送信モジュール
15 アグリゲーションモジュール
21 送信モジュール
22 確立モジュール
23 受信モジュール
24 アグリゲーションモジュール
25 分割モジュール
31 受信モジュール
32 送信モジュール
33 確立モジュール
41 プロセッサ
42 メモリ
43 システムバス
51 プロセッサ
52 メモリ
53 システムバス
61 プロセッサ
62 メモリ
63 システムバス
400 UE
500 eNB
600 マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ

Claims (55)

  1. ユーザ機器UEが、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおいて進化型NodeB eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、前記第1のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、前記3GPPネットワークにおいて前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、前記ステップと、
    前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
    を含む、トラフィックフロー分割方法。
  2. 前記方法は、
    前記eNBが1つのトラフィックフローを形成するために第1の上りデータフローを第2の上りデータフローと集約するように、前記UEが、前記UEの前記上りトラフィックフローを、前記第1の上りデータフローと前記第2の上りデータフローとに分割し、前記第1の上りデータフローを、前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信し、前記第2の上りデータフローを、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに送信するステップ、または
    前記UEが、前記3GPPチャネルを用いて前記eNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約するステップであって、前記UEの前記下りトラフィックフローは前記eNBによって前記第1の下りデータフローと前記第2の下りデータフローとに分割されている、前記ステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルとを含み、前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する前記ステップは、
    前記UEが、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得するステップと、
    前記UEが、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップと、
    前記UEが、前記マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
    前記UEが、前記eNBに通知メッセージを送信するステップであって、前記通知メッセージは、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、前記ステップと、
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記UEが、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得する前記ステップは、
    無線リソース制御RRC接続確立プロセスにおいて前記UEが、前記eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、前記RRCメッセージに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得するステップであって、前記RRCメッセージは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスもしくは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、前記ステップ、または
    前記非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可において前記UEが、前記非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、前記認証メッセージに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得するステップであって、前記認証メッセージは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスもしくは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含む、前記ステップ、または
    前記UEが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、前記ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信するステップであって、前記完全修飾ドメイン名要求は前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得するのに用いられ、前記完全修飾ドメイン名応答は前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを含む、前記ステップ、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEと前記eNBとの間の第3のサブチャネルを含み、前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する前記ステップは、
    前記UEが、前記eNBのIPアドレスを取得するステップと、
    前記UEが、前記eNBの前記IPアドレスに従って前記eNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第3のマルチフローアグリゲーション命令は、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップと、
    前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  6. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信する前記ステップは、
    前記UEが前記第2の上りデータフローに、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するステップであって、前記第2の上りデータフローは前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含む、前記ステップ、または
    前記UEが前記第2の上りデータフローに、前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するステップであって、前記第2の上りデータフローは前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップ、または
    前記UEが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の上りデータフローにカプセル化し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記カプセル化された第2の上りデータフローを送信するステップであって、前記第2の上りデータフローは前記第1のMACアドレスを含み、前記第1のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、前記ステップ、または
    前記UEが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の上りデータフローにカプセル化し、前記カプセル化された第2の上りデータフローに、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するステップであって、前記第2の上りデータフローは前記第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記第2のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、前記ステップ
    を含む、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBによって送信され、前記UEによって受信される前記第2の下りデータフローは、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子であり、前記第1のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、前記第2のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記UEが、1つのトラフィックフローを形成するために、前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2の下りデータフローに含まれる情報に従って前記UEが、前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、前記第2の下りデータフローに含まれる前記情報は、前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記第1のMACアドレス、または前記第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子である、前記ステップと、
    前記UEが、前記第1の下りデータフローに対応するベアラと前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記方法は、
    前記UEが、前記3GPPネットワークにおいてモビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラのマッチング情報を含む、前記ステップ、
    をさらに含み、
    前記UEが、1つのトラフィックフローを形成するために、前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記UEが、前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、前記第2の下りデータフローと前記トラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
    前記UEが、前記第1の下りデータフローに対応するベアラと前記第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
    をさらに含む、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記UEが専用ベアラを確立した後に、前記方法は、
    前記UEが、前記eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信するステップであって、前記第4のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、前記専用ベアラのために、前記非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または前記専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記専用ベアラ上で送信された前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記専用ベアラ上で送信された前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために前記3GPPチャネルにオフロードされる、前記ステップと、
    前記UEが、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
    をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記UEが、前記eNBによって送信された前記第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、前記UEに前記第1のマルチフローアグリゲーション命令を返すことを決定するように、前記UEが、前記eNBに前記UEの前記マルチフローアグリゲーション能力情報を送信するステップであって、前記マルチフローアグリゲーション能力情報は、前記UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしていることを指示するのに用いられる、前記ステップ、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 進化型NodeB eNBが、ユーザ機器UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、前記第1のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、非第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、前記ステップと、
    前記eNBが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
    を含む、トラフィックフロー分割方法。
  13. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する前記ステップの後に、前記方法は、
    前記eNBが、前記3GPPチャネルを用いて前記UEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約し、前記トラフィックフローを送信するステップであって、前記UEの前記上りトラフィックフローは前記UEによって前記第1の上りデータフローと前記第2の上りデータフローとに分割されている、前記ステップ、または
    前記UEが1つのトラフィックフローを形成するために第1の下りデータフローを第2の下りデータフローと集約するように、前記eNBが、前記3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信し、前記下りトラフィックフローを前記第1の下りデータフローと前記第2の下りデータフローとに分割し、前記第1の下りデータフローを、前記3GPPチャネルを用いて前記UEに送信し、前記第2の下りデータフローを、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに送信するステップ、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記マルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEによって送信され、前記eNBによって受信される前記第2の上りデータフローは、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、前記第1のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、前記第2のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約する前記ステップ、および前記トラフィックフローを送信するステップの前に、前記方法は、
    前記第2の上りデータフローに含まれる情報に従って前記eNBが、前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、前記第2の上りデータフローに含まれる前記情報は、前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記第1のMACアドレス、または前記第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子である、前記ステップと、
    前記eNBが、前記第1の上りデータフローに対応するベアラと前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信する前記ステップは、
    前記eNBが前記第2の下りデータフローに、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するステップであって、前記第2の下りデータフローは前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含む、前記ステップ、または
    前記eNBが前記第2の下りデータフローに、前記UEの識別子および前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するステップであって、前記第2の下りデータフローは前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップ、または
    前記eNBが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の下りデータフローにカプセル化し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記カプセル化された第2の下りデータフローを送信するステップであって、前記第2の下りデータフローは前記第1のMACアドレスを含み、前記第1のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスである、前記ステップ、または
    前記eNBが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の下りデータフローにカプセル化し、前記カプセル化された第2の下りデータフローに、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するステップであって、前記第2の下りデータフローは前記第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記第2のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、前記ステップ、
    を含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記方法は、前記eNBが、モビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するステップであって、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラのマッチング情報を含む、前記ステップ、をさらに含み、
    前記eNBが、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約する前記ステップ、および前記トラフィックフローを送信するステップの前に、前記方法は、
    前記eNBが、前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、前記第2の上りデータフローと前記トラフィック・フロー・テンプレートとを照合するステップと、
    前記eNBが、前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラと前記第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定するステップと、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルとを含み、前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する前記ステップは、
    前記eNBが、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが前記UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって前記eNBに送信され、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は前記UEの前記識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記UEの前記識別子、前記第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、前記第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および前記第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップと、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従って前記UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、前記eNBが、前記第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
    前記UEによって送信された通知メッセージを受信するステップであって、前記通知メッセージは、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、前記通知メッセージは、前記UEが前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後で前記UEによって前記eNBに送信される、前記ステップと、
    を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは前記UEと前記eNBとの間の第3のサブチャネルを含み、前記UEが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立する前記ステップは、
    前記eNBが、前記UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの前記識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記eNBに、前記第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子である、前記ステップと、
    前記eNBが、前記第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
    を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記UEが専用ベアラを確立した後に、前記方法は、
    前記eNBが、前記UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信するステップであって、前記第3のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、前記専用ベアラのために、前記非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または前記専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記専用ベアラ上で送信された前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記専用ベアラ上で送信された前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために前記3GPPチャネルにオフロードされる、前記ステップと、
    前記eNBが、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するステップと、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  21. マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、ユーザ機器UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するステップであって、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおいて前記UEと進化型NodeB eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、前記3GPPネットワークにおいて、前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEと前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルを含み、前記UEの前記識別子は前記第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、前記ステップと、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すステップと、
    を含む、トラフィックフロー分割方法。
  22. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は前記第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラ識別子に従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振るステップと、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信するステップであって、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令、前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラ識別子、前記UEの前記識別子、および前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラに割り振られた前記トンネルのエンドポイント識別子を含む、前記ステップと、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、前記eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信するステップと、
    をさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである、請求項21に記載の方法。
  24. 前記方法は、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第1のサブチャネルを用いて前記UEによって送信された第2の上りデータフローを受信し、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するステップであって、前記UEの前記上りトラフィックフローは前記UEによって前記第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割されており、前記第1の上りデータフローは前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信される、前記ステップ、または
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信し、前記第1のサブチャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するステップであって、前記UEの前記下りトラフィックフローは前記eNBによって第1の下りデータフローと前記第2の下りデータフローとに分割されており、前記第1の下りデータフローは前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信される、前記ステップと、
    をさらに含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2の上りデータフローに含まれる情報に従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、前記第2の上りデータフローに含まれる前記情報は、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子であり、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子である、前記ステップ、
    をさらに含み、
    前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信する前記ステップは、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するステップ、
    を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1のサブチャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信する前記ステップの前に、前記方法は、
    前記第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するステップであって、前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラは前記下りトラフィックフローに対応するベアラと同じである、前記ステップと、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが前記第2の下りデータフローに、前記第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加するステップであって、前記第2の下りデータフローは前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラ識別子を含む、前記ステップと、
    をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  27. 第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおいて進化型NodeB eNBによって送信された第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信するように構成された受信モジュールであって、前記第1のマルチフローアグリゲーション命令は、ユーザ機器UEに、非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、前記3GPPネットワークにおいて、前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、受信モジュールと、
    前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
    を含む、UE。
  28. 前記UEは、
    前記UEの前記上りトラフィックフローを第1の上りデータフローと第2の上りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールと、
    前記eNBが1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約するように、前記第1の上りデータフローを、前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信し、前記第2の上りデータフローを、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに送信するように構成された、送信モジュールと、
    をさらに含み、前記受信モジュールは、前記3GPPチャネルを用いて前記eNBによって送信された第1の下りデータフローを受信し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信する、ようにさらに構成されており、
    前記UEは、1つのトラフィックフローを形成するために、前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約するように構成された、アグリゲーションモジュールをさらに含み、前記UEの前記下りトラフィックフローは前記eNBによって前記第1の下りデータフローと前記第2の下りデータフローとに分割される、請求項27に記載のUE。
  29. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルを含み、前記確立モジュールは、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイのIPアドレスを取得し、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は、前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、
    前記確立モジュールが、前記マルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって返された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信し、
    前記eNBに通知メッセージを送信し、前記通知メッセージは、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられる、
    ように特に構成されている、請求項27または28に記載のUE。
  30. 前記確立モジュールは、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得するときに、
    無線リソース制御RRC接続確立プロセスにおいて、前記eNBによって送信されたRRCメッセージを受信し、前記RRCメッセージに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得し、前記RRCメッセージは、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスもしくは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または
    前記確立モジュールが、前記非3GPPネットワークにアクセスするアクセス認証および許可において、前記非3GPPネットワークによって送信された認証メッセージを受信し、前記認証メッセージに従って前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得し、前記認証メッセージは、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスもしくは前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの識別子を含み、または
    前記確立モジュールが、ドメイン・ネーム・サーバに完全修飾ドメイン名要求を送信し、前記ドメイン・ネーム・サーバによって返された完全修飾ドメイン名応答を受信し、前記完全修飾ドメイン名要求は前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを取得するのに用いられ、前記完全修飾ドメイン名応答は前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイの前記IPアドレスを含む、
    ように特に構成されている、請求項29に記載のUE。
  31. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは前記UEと前記eNBとの間の第3のサブチャネルを含み、前記確立モジュールは、
    前記eNBのIPアドレスを取得し、
    前記eNBの前記IPアドレスに従って前記eNBに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第3のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第3のマルチフローアグリゲーション命令は、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、
    前記確立モジュールが、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記eNBによって返された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
    ように特に構成されている、請求項27または28に記載のUE。
  32. 前記送信モジュールは、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するときに、
    前記第2の上りデータフローに、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信し、前記第2の上りデータフローは前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、または
    前記送信モジュールが、前記第2の上りデータフローに、前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信し、前記第2の上りデータフローは、前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子であり、または
    前記送信モジュールが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の上りデータフローにカプセル化し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記カプセル化された第2の上りデータフローを送信し、前記第2の上りデータフローは前記第1のMACアドレスを含み、前記第1のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、または
    前記送信モジュールが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の上りデータフローにカプセル化し、前記カプセル化された第2の上りデータフローに、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信し、前記第2の上りデータフローは前記第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記第2のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、
    ように特に構成されている、請求項28から31のいずれか一項に記載のUE。
  33. 前記第2の下りデータフローは、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子であり、前記第1のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、前記第2のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、請求項28から31のいずれか一項に記載のUE。
  34. 前記アグリゲーションモジュールは、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約する前に、
    前記第2の下りデータフローに含まれる情報に従って前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、前記第2の下りデータフローに含まれる前記情報は、前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記第1のMACアドレス、または前記第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子であり、
    前記アグリゲーションモジュールが、前記第1の下りデータフローに対応するベアラと前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラとは同じベアラであると判定する、
    ようにさらに構成されている、請求項33に記載のUE。
  35. 前記受信モジュールは、
    前記3GPPネットワークにおいてモビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信し、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラのマッチング情報を含む、
    ようにさらに構成されており、
    前記アグリゲーションモジュールは、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約する前に、
    前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定するために、前記第2の下りデータフローと前記トラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、
    前記第1の下りデータフローに対応するベアラと前記第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、
    ようにさらに構成されている、請求項28から31のいずれか一項に記載のUE。
  36. 前記受信モジュールは、前記UEが専用ベアラを確立した後で、
    前記eNBによって送信された第4のマルチフローアグリゲーション命令を受信し、前記第4のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、前記専用ベアラのために、前記非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または前記専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記専用ベアラ上で送信された前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記専用ベアラ上で送信された前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために前記3GPPチャネルにオフロードされる、
    ようにさらに構成されており、
    前記確立モジュールは、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている、請求項27から35のいずれか一項に記載のUE。
  37. 前記UEは、
    前記eNBが、マルチフローアグリゲーション能力情報に従って、前記UEに前記マルチフローアグリゲーション命令を返すべきかどうか判定するように、前記受信モジュールが前記eNBによって送信された前記第1のマルチフローアグリゲーション命令を受信する前に、前記eNBに前記UEの前記マルチフローアグリゲーション能力情報を送信するように構成された送信モジュールであって、前記マルチフローアグリゲーション能力情報は前記UEがマルチフローアグリゲーション能力をサポートしているかどうか指示するのに用いられる、送信モジュール、
    をさらに含む、請求項27に記載のUE。
  38. ユーザ機器UEに第1のマルチフローアグリゲーション命令を送信するように構成された送信モジュールであって、前記第1のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、非第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークを介した前記UEと進化型NodeB eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードするのに用いられ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、3GPPネットワークにおいて、前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされる、送信モジュールと、
    前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するように構成された、確立モジュールと、
    を含む、eNB。
  39. 前記eNBは、
    前記3GPPチャネルを用いて前記UEによって送信された第1の上りデータフローを受信し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEによって送信された第2の上りデータフローを受信するように構成された、受信モジュールと、
    1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約し、前記トラフィックフローを送信するように構成されたアグリゲーションモジュールであって、前記UEの前記上りトラフィックフローは前記UEによって前記第1の上りデータフローと前記第2の上りデータフローとに分割される、アグリゲーションモジュールと、
    をさらに含み、または
    前記受信モジュールは、前記3GPPネットワークのコアネットワークによって送信された下りトラフィックフローを受信するようにさらに構成されており、
    前記eNBは、前記下りトラフィックフローを第1の下りデータフローと第2の下りデータフローとに分割するように構成された、分割モジュールをさらに含み、
    前記送信モジュールは、前記UEが1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の下りデータフローを前記第2の下りデータフローと集約するように、前記第1の下りデータフローを、前記3GPPチャネルを用いて前記UEに送信し、前記第2の下りデータフローを、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに送信する、ようにさらに構成されている、請求項38に記載のeNB。
  40. 前記第2の上りデータフローは、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または第1のMACアドレス、または第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、前記第1のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、前記第2のMACアドレスは前記上りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、請求項39に記載のeNB。
  41. 前記アグリゲーションモジュールは、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約し、前記トラフィックフローを送信する前に、
    前記第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、前記第2の上りデータフローに含まれる前記情報は、前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子、または前記第1のMACアドレス、または前記第2のMACアドレスおよび前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子であり、
    前記アグリゲーションモジュールが、前記第1の上りデータフローに対応するベアラと前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラとは同じベアラであると判定する、
    ようにさらに構成されている、請求項40に記載のeNB。
  42. 前記送信モジュールは、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するときに、
    前記第2の下りデータフローに、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信し、前記第2の下りデータフローは前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、または
    前記送信モジュールが、前記第2の下りデータフローに、前記UEの識別子および前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信し、前記第2の下りデータフローは、前記UEの前記識別子および前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、または
    前記送信モジュールが、第1の媒体アクセス制御MACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の下りデータフローにカプセル化し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記カプセル化された第2の下りデータフローを送信し、前記第2の下りデータフローは前記第1のMACアドレスを含み、前記第1のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するベアラに対応するMACアドレスであり、または
    前記送信モジュールが、第2のMACアドレスを用いてデータパケットを前記第2の下りデータフローにカプセル化し、前記カプセル化された第2の下りデータフローに、前記下りトラフィックフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信し、前記第2の下りデータフローは前記第2のMACアドレスおよび前記下りトラフィックフローに対応する前記ベアラ識別子を含み、前記第2のMACアドレスは前記下りトラフィックフローに対応するパケット・データ・ネットワークPDN接続に対応するMACアドレスである、
    ように特に構成されている、請求項39に記載のeNB。
  43. 前記受信モジュールは、モビリティ管理エンティティMMEによって送信されたトラフィック・フロー・テンプレートを受信するようにさらに構成されており、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記上りトラフィックフローに対応するベアラに対応しており、各ベアラは1つのトラフィック・フロー・テンプレートに対応しており、前記トラフィック・フロー・テンプレートは前記上りトラフィックフローに対応する前記ベアラのマッチング情報を含み、
    前記アグリゲーションモジュールは、1つのトラフィックフローを形成するために前記第1の上りデータフローを前記第2の上りデータフローと集約し、前記トラフィックフローを送信する前に、
    前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定するために、前記第2の上りデータフローと前記トラフィック・フロー・テンプレートとを照合し、
    前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラと前記第1の上りデータフローに対応するベアラとは同じベアラであると判定する、
    ようにさらに構成されている、請求項39に記載のeNB。
  44. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEとマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルを含み、前記確立モジュールは、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって送信された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが前記UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信した後で、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイによって前記eNBに送信され、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は前記UEの前記識別子および第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記UEの前記識別子、前記第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子、前記第2のサブチャネルに対応するベアラに割り振られたトンネルのエンドポイント識別子、および前記第2のマルチフローアグリゲーション命令を含み、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの識別子であり、
    前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイが、前記第1のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答に従って前記UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように、前記確立モジュールが、前記第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返し、
    前記UEによって送信された通知メッセージを受信し、前記通知メッセージは、前記eNBに、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを通知するのに用いられ、前記通知メッセージは、前記UEが前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信した後で前記UEによって前記eNBに送信される、
    ように特に構成されている、請求項39から41のいずれか一項に記載のeNB。
  45. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは前記UEと前記eNBとの間の第3のサブチャネルを含み、前記確立モジュールは、
    前記UEによって送信された第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信し、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの前記識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記eNBに、前記第3のサブチャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子であり、
    前記確立モジュールが、前記第3のサブチャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記UEに第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す、
    ように特に構成されている、請求項39から41のいずれか一項に記載のeNB。
  46. 前記送信モジュールは、前記UEが専用ベアラを確立した後で、
    前記UEに第3のマルチフローアグリゲーション命令を送信し、前記第3のマルチフローアグリゲーション命令は、前記UEに、前記専用ベアラのために、前記非3GPPネットワークを介した前記UEと前記eNBとの間の第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記専用ベアラ上で送信された上りトラフィックフロー内のデータの一部、または前記専用ベアラ上で送信された下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために前記非3GPPネットワークにオフロードされ、前記専用ベアラ上で送信された前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記専用ベアラ上で送信された前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために前記3GPPチャネルにオフロードされる、
    ようにさらに構成されており、
    前記確立モジュールは、前記第2のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するようにさらに構成されている、請求項38に記載のeNB。
  47. ユーザ機器UEによって送信された第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を受信するように構成された受信モジュールであって、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は第2のマルチフローアグリゲーション命令および前記UEの識別子を含み、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令は、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイに、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおいて前記UEと進化型NodeB eNBとの間の第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルを確立するよう命令するのに用いられ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEの上りトラフィックフロー内のデータの一部または前記UEの下りトラフィックフロー内のデータの一部を送信するのに用いられ、前記データの一部は送信のために非3GPPネットワークにオフロードされ、前記上りトラフィックフロー内の他のデータまたは前記下りトラフィックフロー内の他のデータは、送信のために、前記3GPPネットワークにおいて、前記UEと前記eNBとの間の3GPPチャネルにオフロードされ、前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルは、前記UEと前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイとの間の第1のサブチャネルおよび前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイと前記eNBとの間の第2のサブチャネルを含み、前記UEの前記識別子は前記第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPネットワークにおける前記UEの識別子である、受信モジュールと、
    前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネルが正常に確立されたことを確認するために、前記UEに第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返すように構成された、送信モジュールと、
    を含む、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  48. 前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は前記第2のサブチャネルに対応するベアラ識別子をさらに含み、前記マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイは、
    前記送信モジュールが前記UEに前記第1のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を返す前に、前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラ識別子に従って、前記第2のサブチャネルに対応するベアラにトンネルを割り振るように構成された、確立モジュール、
    をさらに含み、
    前記送信モジュールは、前記eNBに第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求を送信し、前記第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立要求は、前記第2のマルチフローアグリゲーション命令、前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラ識別子、前記UEの前記識別子、および前記第2のサブチャネルに対応する前記ベアラに割り振られた前記トンネルのエンドポイント識別子を含み、
    前記送信モジュールが、前記第2のサブチャネルが正常に確立されたと判定するために、前記eNBによって返された第3のマルチフロー・アグリゲーション・チャネル確立応答を受信する、
    ようにさらに構成されている、請求項47に記載のマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  49. 前記第2のサブチャネルは、デバイスレベルのインターネットプロトコルIPチャネルまたは事前構成された専用IPチャネルである、請求項47に記載のマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  50. 前記受信モジュールは、前記第1のサブチャネルを用いて前記UEによって送信された第2の上りデータフローを受信するようにさらに構成されており、前記UEの前記上りトラフィックフローは前記UEによって前記第2の上りデータフローと第1の上りデータフローとに分割され、前記第1の上りデータフローは前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信され、
    前記送信モジュールは、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するようにさらに構成されており、または
    前記受信モジュールは、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBによって送信された第2の下りデータフローを受信するようにさらに構成されており、前記UEの前記下りトラフィックフローは前記eNBによって第1の下りデータフローと前記第2の下りデータフローとに分割され、前記第1の下りデータフローは前記3GPPチャネルを用いて前記eNBに送信され、
    前記送信モジュールは、前記第1のサブチャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信するようにさらに構成されている、請求項47から49のいずれか一項に記載のマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  51. 前記送信モジュールは、前記第2のサブチャネルを用いて前記eNBに第2の上りデータフローを送信する前に、
    前記第2の上りデータフローに含まれる情報に従って、前記第2の上りデータフローに対応するベアラを決定し、前記第2の上りデータフローに含まれる前記情報は、前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子、または前記UEの前記識別子および前記上りトラフィックフローに対応するベアラ識別子であり、前記UEの前記識別子は前記3GPPネットワークにおける前記UEの前記識別子である、
    ようにさらに構成されており、
    前記送信モジュールは、前記第2の上りデータフローに対応する前記ベアラを用いて前記eNBに前記第2の上りデータフローを送信するように特に構成されている、請求項50に記載のマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  52. 前記送信モジュールは、前記第1のサブチャネルを用いて前記UEに前記第2の下りデータフローを送信する前に、
    前記第2の下りデータ・フロー・パスに対応するベアラに従って、前記第2の下りデータフローに対応するベアラを決定し、前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラは前記下りトラフィックフローに対応するベアラと同じであり、
    前記送信モジュールが、前記第2の下りデータフローに、前記第2の下りデータフローに対応するベアラ識別子を付加し、前記第2の下りデータフローは前記第2の下りデータフローに対応する前記ベアラ識別子を含む、
    ようにさらに構成されている、請求項50に記載のマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
  53. プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むユーザ機器UEであって、前記プロセッサと前記メモリとは前記システムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
    前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、UE。
  54. プロセッサと、メモリと、システムバスとを含む進化型NodeBであって、前記プロセッサと前記メモリとは前記システムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
    前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、請求項12から20のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、進化型NodeB。
  55. プロセッサと、メモリと、システムバスとを含むマルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイであって、前記プロセッサと前記メモリとは前記システムバスを用いて相互に接続されており、通信し、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されており、
    前記プロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令を実行して、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、マルチフロー・アグリゲーション・ゲートウェイ。
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