JP2018512571A - モバイルデバイスの位置特定 - Google Patents

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Abstract

第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置を決定する方法であって、方法は、第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置の最初の推定値を取得するステップと、モバイルデバイスの位置の定義された近傍内にある第1のネットワークの無線基準ノードのサブセットを選択するために最初の推定値を使用するステップと、モバイルデバイスの位置特定モジュールがモバイルデバイスの位置のより細かい推定値を計算するために、第1の位置システムのサーバ上に保存された、無線基準ノードの各々についてのそれぞれの補助データのデータベースの中から、無線基準ノードのサブセットの各々についてのそれぞれの補助データを、モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供するステップとを含む。

Description

本開示は、位置特定、すなわち、無線ノードのネットワークに基づいてモバイルデバイスの位置を決定するプロセスに関する。
屋内測位システムにおいて、モバイルユーザー端末等の無線デバイスの位置は、場合によりアンカーノードとも呼ばれる複数の無線基準ノードを含む位置ネットワークに関して決定することができる。これらのアンカーは、その位置が予め知られている無線ノードであり、通常、それらの位置は、ノードの位置を調べるために問い合わせ可能な位置データベースに記録されている。したがって、アンカーノードは、位置特定のための基準ノードとして機能する。モバイルデバイスと複数のアンカーノードとの間で送信される信号の測定値として、例えば、それぞれの信号のRSSI(受信機信号強度インジケータ)、ToA(到着時間)、及び/又はAoA(到来角)が取られる。そのような測定値が3つ以上のノードから与えられると、三点測量、マルチラテレーション、又は三角測量等の技法を使用して、位置ネットワークに対するモバイル端末の位置を決定することができる。モバイル端末の相対的位置及びアンカーノードの知られている位置が与えられれば、これによりモバイルデバイスの位置を、より絶対的な観点で、例えば地球、地図、又は見取り図に対して決定することが可能になる。
別の位置特定技法は、知られている環境の「フィンガープリント」に基づいてモバイルデバイスの位置を決定することである。フィンガープリントは、対象の環境全体にわたる複数の位置のそれぞれ1つに各々対応しているデータポイントのセットを含む。各データポイントは、トレーニング段階の間に、それぞれの位置に無線デバイスを配置し、それぞれの位置で範囲内にある任意の基準ノードから、又は任意の基準ノードによって受信された信号の測定値を取り(例えば、RSSI等の信号強度の測定)、それぞれの位置の座標と共にこれらの測定値を位置サーバに保存することによって生成される。データポイントは、環境内の様々な位置で得られた信号測定値のフィンガープリントを構築するために、他のそのようなデータポイントと共に保存される。一旦配備されると、フィンガープリントに保存された信号測定値は、フィンガープリントのポイントの対応する座標に対するモバイルデバイスの位置を推定するために、その位置を知ることが望まれるモバイルデバイスが現在得ている信号測定値と比較することができる。例えば、これは、デバイスが、最もよく一致する信号測定値を有するデータポイントの座標に位置すると概算することによって、又はデバイスが現在得ている最もよく一致する信号測定値を有するデータポイントのサブセットの座標間を補間することによって、行うことができる。フィンガープリントは、環境内の様々な異なる位置にテストデバイスを体系的に配置することによってフィンガープリントを配備する前に、専用のトレーニング段階で事前トレーニングが可能である。代替として又はそれに加えて、フィンガープリントは、進行中のトレーニング段階で、実際のユーザーの実際のデバイスが得た信号測定値の提出を受信することによって、動的に構築されてもよい。
モバイルデバイスの位置の決定は、「デバイス中心」アプローチ、又は「ネットワーク中心」アプローチによって行うことができる。デバイス中心アプローチによれば、各アンカー又は基準ノードは、場合によりビーコン信号と呼ばれる信号をそれぞれ発する。モバイルデバイスは、基準ノードから受信した信号の測定値を取り、それらのノードについての補助データもまた位置サーバから取得する。ここで、補助データは、対象のノードのそれぞれの位置を含む。モバイルデバイスは次いで、自らの位置を決定するために、モバイルデバイス自体で計算を行うことができる。一方、ネットワーク中心アプローチによれば、モバイルデバイスから受信した信号の測定値を取るために基準ノードが使用され、位置サーバ等のネットワークの要素が、モバイルデバイスの位置を決定するための計算を行う。例えば、モバイルデバイスが生の測定値を取るものの、その位置を計算するために測定値を位置サーバに転送する、ハイブリッドアプローチもまた可能である。
無線デバイスの位置を検出できることがなぜ望ましいかについては、位置情報に基づくサービスを提供するため等の、様々な理由が存在する。例えば、測位システムの1つの用途は、照明又は他の設備に関連付けられた特定の空間領域又は区画内にモバイルデバイスが位置すると認められることを条件に、照明システム等の設備を制御するアクセスを、無線モバイルデバイスに自動的に提供することである。例えば、デバイスが部屋内に位置すると認められ、アクセスを要求することを条件に、その部屋の照明を制御するアクセスが無線ユーザーデバイスに提供され得る。無線ユーザーデバイスが有効領域内に位置し、そのことが決定されると、照明制御ネットワークを介して、そのデバイスに制御アクセスが提供される。位置情報に基づくサービス又は機能の他の例には、屋内ナビゲーション、位置情報を対象とした宣伝広告、サービスアラート若しくは他の位置関連情報の提供、ユーザー追跡、アセット追跡、道路通行料の受け取り、又は他の位置情報に依存した支払いが含まれる。
正確に個人の位置を突き止めることができる屋内測位システム等の位置特定システムの普及に伴い、プライバシーが重要な懸念となる。利用可能な異なる測位アプローチに基づいて、デバイス中心アプローチは、ハイブリッドアプローチ及びネットワーク中心アプローチよりもプライバシーを保護するが、それはモバイルデバイス上で位置が計算されるからである。
しかしながら、デバイス中心アプローチの欠点は、補助データの必要性である。通常、補助データは、少なくとも、モバイルデバイスによって行われる位置計算で使用されることになる基準ノードの位置を含む。例えば、各ノードからのそれぞれのビーコン信号は、ノードのそれぞれのIDを含むことがあり、モバイルデバイスは、このIDを使用して、位置データベースにおいてそのノードのそれぞれの位置を調べる。このため、全データベースをオフラインで利用可能にすることは、典型的なモバイルデバイスにとっては記憶域を多量に要する、かつ/又は、全位置ネットワークについて最新のデータの記録を保持する観点から非実用的である。一方、モバイルデバイスがビーコンIDに基づいて補助データを求める要求を位置サーバに頻繁に行うと、これは、モバイルデバイスの位置を意図せずに位置サーバに明かすことになり、したがって、プライバシーを揺るがすことになる。
以下は、自らの位置特定を行うためにモバイルデバイスにどのような補助データを送るべきかを決定するために、代替的な粗い測位システムを使用することによって、この問題を軽減するための技法を提供する。
本明細書に開示される一側面によれば、第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置の決定を補助するためのコントローラが提供され、第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含む。コントローラは、以下の動作、すなわち、第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて(例えば、第2の位置システムに基づいて)、モバイルデバイスの位置の最初の推定値を取得することと、第1のネットワークの無線基準ノードのサブセットを選択するために最初の推定値を使用することであって、サブセットが、最初の推定値から決定したモバイルデバイスの位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用することと、モバイルデバイスと無線基準ノードのサブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び無線基準ノードのサブセットの一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、モバイルデバイスの位置特定モジュールが第1の位置推定を行うことによってモバイルデバイスの位置のより細かい推定値を計算するために、第1の位置システムのサーバ上に保存された、第1のネットワークの無線基準ノードの各々についてのそれぞれの補助データのデータベースの中から、無線基準ノードのサブセットについてのそれぞれの補助データを、モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供することと、を行うことによって、モバイルデバイスの位置の決定を補助するように構成される。
このコントローラは、第1の位置システムのサーバにおいて実行されてよい(この場合、補助データの選択的な提供は、第1の位置システムのサーバからモバイルデバイスに、無線基準ノードのサブセットの各々についてのそれぞれの補助データを選択的に報告することを含む)。代替として、コントローラは、モバイルデバイスにおいて実行されてもよい(この場合、補助データの選択的な提供は、最初の推定値に基づいて、第1の位置システムのサーバに、無線基準ノードのサブセットの各々についてのそれぞれの補助データを選択的に要求することを含む)。
いずれのやり方でも、有利なことに、モバイルデバイスは、補助データのデータベース全体をそれ自体でローカルに保存することを必要とされないだけでなく、第1のネットワークの位置サーバもまた、個々のノードの補助データの個々の要求を受信しない。むしろ、第1の位置システムの位置サーバは、(一部の実施形態では、サブセットの一部のみが第1のより細かい位置推定に使用されるように、第1の位置推定に必要とされるよりも多くの)ノードのサブセットについての要求を見るにすぎない。このサブセットは、モバイルデバイスの位置の粗い推定に基づいており、そのため、サブセットは、第1の位置システムの位置サーバが、要求される補助データからモバイルデバイスの厳密な位置の推測を可能にするには粗すぎるエリアをカバーする。
第1の位置推定及び/又は第2の位置推定は、モバイルデバイスと無線基準ノードのサブセットの一部又は全部との間で通信された信号に基づいて、三点測量、三角測量、マルチラテレーション、及び/又はフィンガープリンティングを含むことができる。好ましくは、無線基準ノードの各々についてのそれぞれの補助データが、各々の無線基準ノードのそれぞれの位置を含む。
一部の実施形態では、第1のネットワークは、屋内位置ネットワークの形態を取ることができる。第1のネットワークは、専用の位置ネットワークであってよい。
第2の位置推定は、無線基準ノードの第2のネットワークを含む第2の位置システムを使用して取得することができる。第2のネットワークは、別個の専用の位置ネットワーク(例えば、別個の屋内位置ネットワーク)であってよい。代替として、第2のネットワークは、位置特定以外の一次機能を有していてもよい(例えば、第2のネットワークは、モバイル通話を可能にする一次機能を有する既存のモバイルセルラーネットワーク、及び/又は、インターネットへの無線アクセスを提供する一次機能を有する無線アクセスポイントのネットワークを含むことができる)。
別の代替案として、第2のネットワークは、例えば、より広く間隔を空けて散らばる第1のネットワークの無線基準ノードの一部又は全部からなる、仮想の第2のネットワークを含むことができる。一部の実施形態において、第2の位置推定は、第1の位置ネットワークの無線基準ノードのうちの1つ又は複数を使用するが、第1の位置推定を行うために必要とされる最小数よりも少ない無線基準ノードを使用して、行われてよい。例えば、1つ又は複数の無線基準ノードは、1つ又は複数の無線基準ノードが位置する領域の指標をブロードキャストすることができ、指標は、第1のサーバからの如何なる補助データなしに、モバイルデバイス上のコントローラによって解釈可能である(第2のサーバにおいて調べることができる領域若しくはエリアコード、又はブロードキャスト自体に埋め込まれた位置の明示的な指標)。この場合、第2の位置推定は、モバイルデバイスがその指標を受信すること(かつ解釈すること)に基づいて、モバイルデバイスがその領域に位置すると決定することを含むことができる。
一部の実施形態において、第2の位置推定は、第2の位置システムのサーバによって行われ、最初の推定値を取得することは、第2の位置システムのサーバから最初の推定値を受信することを含む。代替として、第2の位置推定は、(モバイルデバイスにおける、又は第1の位置システムのサーバにおける)コントローラによって行われてもよい。
さらなる実施形態では、例えば、プライバシー予想、及び利用可能な記憶装置に基づいて、異なるエリアカバレッジの補助データが要求され得る。したがって、一部の実施形態では、コントローラは、モバイルデバイスが第2の位置推定の粗さ及び/又は近傍のサイズを選ぶのを可能にするように構成される。
一部の実施形態では、第1の位置システムのサーバは、(モバイルデバイスからの、又は第2の位置システムのサーバからの)要求ごとに補助データが取得できる無線基準ノードの最大数に限界を設けるポリシーを適用する。第1の位置システムの位置サーバはまた、要求ごとに提供することになる最大補助データを広告し、モバイルユーザーがプライバシーのニーズを満たす特定の位置サーバを使用したいかどうか決めるためのメカニズムを、モバイルユーザーに提供することができる。
本明細書に開示される別の側面によれば、第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置を決定する方法が提供され、第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含む。方法は、第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置の最初の推定値を取得するステップと、第1のネットワークの無線基準ノードのサブセットを選択するために最初の推定値を使用するステップであって、サブセットが、最初の推定値から決定したモバイルデバイスの位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用するステップと、モバイルデバイスと無線基準ノードのサブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び無線基準ノードのサブセットの一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、モバイルデバイスが第1の位置推定を行うことによってモバイルデバイスの位置のより細かい推定値を計算するために、第1の位置システムのサーバ上に保存された、第1のネットワークの無線基準ノードの各々についてのそれぞれの補助データのデータベースの中から、無線基準ノードのサブセットの各々についてのそれぞれの補助データを、モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供するステップとを含む。
一部の実施形態では、方法は、本明細書に開示されたモバイルデバイス、サーバ、又はシステムの特徴のうちのいずれかに従ってさらなる動作を含むことができる。
本明細書に開示される別の側面によれば、第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置の決定を補助するためのコンピュータプログラム製品が提供され、第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含む。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体上で具現化される、かつ/又はコンピュータ可読媒体からダウンロード可能であるコードを含み、コードは、実行されるとき、以下の動作、すなわち、第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、モバイルデバイスの位置の最初の推定値を取得することと、第1のネットワークの無線基準ノードのサブセットを選択するために最初の推定値を使用することであって、サブセットが、最初の推定値から決定したモバイルデバイスの位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用することと、モバイルデバイスと無線基準ノードのサブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び無線基準ノードのサブセットの一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、モバイルデバイスが第1の位置推定を行うことによってモバイルデバイスの位置のより細かい推定値を計算するために、第1の位置システムのサーバ上に保存された、第1のネットワークの無線基準ノードの各々についてのそれぞれの補助データのデータベースの中から、無線基準ノードのサブセットの各々についてのそれぞれの補助データを、モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供することと、を行うように構成される。
一部の実施形態では、コンピュータプログラム製品は、本明細書に開示されたモバイルデバイス、サーバ、又はシステムの特徴のうちのいずれかのさらなる動作を行うように構成されてよい。
本開示の理解を補助し、実施形態が如何に実施され得るかを示すために、添付の図面を例として参照する。
屋内測位システムを含む環境の概略図である。 位置情報に基づくサービスを提供するためのシステムの概略的なブロック図である。 第1の位置ネットワークを含む測位システムの概略図である。 第1及び第2の位置システムを含む構成の概略図である。 第1及び第2の位置システムを含む別のシステムの概略図である。 第1及び第2の位置システムを含む構成の概略的なブロック図である。 第1及び第2の位置システムを含む別の構成の概略的なブロック図である。
図1は、本開示の実施形態による、環境2に設置された測位システムの例を示す。環境2は、例えば、家、オフィス、工場の作業現場、モール、レストラン、バー、倉庫、空港、駅等の、1つ若しくは複数の部屋、通路、又はホールを含む屋内空間;庭、公園、通り、若しくはスタジアム等の屋外空間;大テント(marquee)等の覆われた空間;任意の他の種類の閉鎖空間、開放空間、又は船若しくは電車のような乗り物の内部等の部分的に閉鎖された空間を含むことができる。説明として、図1の例では、対象の環境2は、ビルの内部空間を含む。
測位システムは、位置ネットワーク4を含み、位置ネットワーク4は、測位システムが動作することになる環境2内の異なるそれぞれの固定位置に各々設置されたアンカーノード6の形態の複数の基準ノードを含む。説明のために、図1は、ある部屋内のアンカーノード6のみを示すが、ネットワーク4は、例えば、ビル若しくは複合体全体に、又は複数のビル若しくは複合体にわたってさらに広がり得ることを認識されたい。一部の実施形態では、測位システムは、屋内に(1つ又は複数のビル内に)置かれた少なくともいくつかのアンカーノード6を含む屋内測位システムであり、一部の実施形態では、これは、アンカーノード6が屋内にのみ置かれた純粋な屋内測位システムであってもよい。しかし、他の実施形態では、ネットワーク4が、屋内及び/又は屋外に広がること、例えば、ビル間の空間を埋める構内、通り、又は広場等の屋外空間にわたって置かれたアンカーノード6を含むこともまた排除しない。
さらなる実施形態では、基準ノード6は、それらの位置を知ることができる限り、必ずしも固定位置に設置される、又は屋内測位システムの専用のアンカーノードである必要はない。例えば、基準ノードは代わりに、測位の二次目的に使用されるWLANのアクセスポイント12、若しくはセルラーネットワークの基地局であってもよく、又は、既に測位されている他のモバイルデバイスであってもよい。以下は、屋内測位システム等のアンカーノードである基準ノード6に関して説明するが、これは必ずしも全ての可能な実施形態に当てはまるわけではないことを認識されたい。
また、本開示は無線ラジオに関して説明するが、開示される技法は、可視光(例えば、符号化光)、超音波、又は他の音波等の他の信号媒体にも適用され得る。例えば、符号化光の場合、これは、実質的には人間の眼に知覚できない周波数で可視光に変調された信号を含む。そのような場合、1つの可能性は、アンカーノード6の一部又は全部が、環境2を照明する一次目的のために光を発する照明器具を各々含み、知覚できない符号化光の成分が、位置のビーコンの二次目的のために照明に埋め込まれることである。符号化光プロトコルの一例は、IEEE802.15である。符号化光ナビゲーションシステムにおいて、光ビーコンは同様の機能を有し、部屋に対して全体的にさらに望ましく位置特定され、したがって、符号化光ビーコン識別子を受信することは、モバイルデバイスの場所の十分な指標を提供する。以下、例としてのラジオビーコンに関して説明を行うが、これは限定ではなく、符号化光等の他の搬送媒体が、代替として又はそれに加えて使用され得ることを認識されたい。
環境2には、その身のまわりに無線デバイス8を有する(例えば、手に持って、又はかばん若しくはポケットに携帯するか入れて)ユーザー10がいる。無線デバイス8は、スマートフォン若しくは他のモバイル電話、タブレット、又はラップトップコンピュータ等のモバイルユーザー端末の形態を取る。ある時点において、モバイルデバイス8は、位置ネットワーク4を使用して決定され得る現在の物理的位置を有する。一部の実施形態では、モバイルデバイス8の位置は、ユーザー10の位置と実質的に同じであると見なされてよく、デバイス8の位置の決定において、対象となるのは実際にはユーザー10の位置であることがある。別の例は、追跡すべき生物又は物体のまわりに置かれた、例えば、物体に取り付けられた、又は物体の内部に配置された、モバイル追跡デバイスである。例としては、自動車若しくは他の乗り物、又は梱包用の木箱、ボックス若しくは他の容器である。以下、モバイルユーザーデバイスに関して説明を行うが、これは必ずしも全ての実施形態において限定するわけではなく、最も一般的には、デバイス8は、決定されることになる異なる位置で、又はまだ知られていない位置で発見される可能性を有するあらゆる無線デバイスであり得ることを理解されたい。また、モバイルデバイス8の位置は、モバイルデバイス8が近くに配置されている関連付けられたユーザー10、生物又は物体の位置と同義に扱われ得る。
図1及び図2を参照すると、一部の実施形態では、環境2はまた、位置サーバ14(1つ又は複数のサイトにある1つ又は複数のサーバユニットを含む)との通信を可能にする、少なくとも1つの無線アクセスポイント又はルーター12を含むことができる。1つ又は複数の無線アクセスポイント12は、アンカーノード6の各々が、少なくとも1つのそのようなアクセスポイント12の無線通信範囲内にあるように配置される。以下、1つのアクセスポイント12に関して説明を行うが、一部の実施形態では、環境2全体にわたって分散された1つ若しくは複数のアクセスポイント12及び/又は無線ルーターを使用して、同じ機能が実行されてもよいことを認識されたい。無線アクセスポイント12は、ローカルの有線若しくは無線ネットワーク等のローカル接続を介して、又はインターネット等の広域ネットワーク若しくはインターネットワークを介してのいずれにしても、位置サーバ14に結合される。無線アクセスポイント12は、Wi−Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等の短距離ラジオアクセス技術に従って動作するように構成され、これらの技術を使用して、アンカーノード6の各々は、アクセスポイント12を介して無線通信することができ、したがって位置サーバ14と無線通信することができる。代替として、アンカーノード6が位置サーバ14との有線接続を提供される可能性も排除されないが、以下では、アクセスポイント12等を介する無線接続に関して説明を行う。
一部の実施形態では、モバイルデバイス8もまた、適切なラジオアクセス技術、例えばWi−Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)を使用して、無線アクセスポイント12を介して通信することができ、それにより位置サーバ14と通信することができる。代替として又はそれに加えて、モバイルデバイス8は、1つ又は複数の3GPP規格に従って動作するネットワーク等の無線セルラーネットワーク等の他の手段を介して、位置サーバ14と通信するように構成されてもよい。さらに、モバイルデバイス8は、少なくとも位置特定の目的でたまたま範囲内に居合わせたアンカーノード6のうちのいずれかにかつ/又はいずれかから、信号を直接無線で通信することができる。一部の実施形態では、この通信は、アクセスポイント12と通信するのに使用されるのと同じラジオアクセス技術、例えばWi−Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)を介して実行され得るが、それが必ずしも全ての可能な実施形態に当てはまるわけではなく、例えば、アンカーノード6が、代替として、何らかの専用の位置特定ラジオ技術でモバイルデバイス8にブロードキャストしてもよい。
一般的に、以下で説明される通信のうちのいずれも、それぞれのエンティティ6、8、12、14の間で通信するための上記又は他のオプションのいずれかを使用して実行することができ、簡潔さのために、様々な可能性は必ずしもその都度繰り返されない。
アンカーノード6とモバイルデバイス8との間の信号は、その測定値がモバイルデバイス8の位置を決定するのに使用される信号である。デバイス中心アプローチでは、アンカーノード6が各々信号をブロードキャストし、モバイルデバイス8は待機し、範囲内で現在発見されるノード6のうちの1つ又は複数を検出し、各々の信号のそれぞれの測定値を取る。各アンカーノード6は、その信号を、繰り返し、例えば周期的に(一定間隔で)ブロードキャストするように構成されてもよい。検出された各アンカーノード6からのそれぞれの信号から取られたそれぞれの測定値は、例えば、信号強度(例えば、RSSI)、信号飛行時間(ToF)、到来角(AoA)、及び/又は距離若しくは位置によって変化する任意の他の特性の測定値を含むことができる。
ネットワーク中心アプローチでは、モバイルデバイス8が信号をブロードキャストし、アンカーノード6は待機し、現在範囲内に存在するそれらのノード6のうちの1つ又は複数で、信号のインスタンスを検出する。この場合、モバイルデバイス8は、その信号を、繰り返し、例えば周期的に(一定間隔で)ブロードキャストしてもよい。モバイルデバイス8からの信号の各インスタンスから取られたそれぞれの測定値は、信号強度(例えば、RSSI)、信号飛行時間(ToF)、到来角(AoA)、及び/又は距離又は位置によって変化する任意の他の特性の測定を含むことができる。ハイブリッドアプローチの例では、ノード6が測定値を取り、その後その測定値をモバイルデバイス8に送ってもよいし、又はモバイルデバイス8が測定値を取り、その後その測定値を位置サーバ14に送ってもよい。
そのような測定が始まり、行われるやり方には、様々なオプションが存在する。例えば、モバイルデバイスが測定の基になる送信を開始してもよいし、又はネットワークが送信を開始してもよい。どちらも可能であるが、特に信号飛行時間の測定値について、残りのプロセスがどのように実行されるかになんらかの影響を及ぼすことがある。信号飛行時間の測定値は、片道送信遅延又は往復送信遅延(ラウンドトリップタイム、すなわちRTT)を確立することによって取得され得る。片道遅延の測定は、ネットワークにおける関連する全ての要素が同期されたクロックを有するか、共通のクロックを参照できれば、十分であり得る。この場合、モバイルデバイス8は、送信のタイムスタンプ(例えば、時間又は時間と日付)をメッセージに加えて、単一のメッセージ送信で測定を開始することができる。一方、測定が同期されたクロック又は共通のクロックに基づかない場合でも、アンカー又は基準ノード6はなお、モバイルデバイス8から個々のメッセージを戻し、ラウンドトリップ信号飛行時間を求めることによって、測定を行うことができる。後者は、測定しようとしているノードからの調整を伴うことがある。
信号強度測定の場合も、測定を実行するための異なるオプションが存在する。信号強度からの距離の決定は、送信元と送信先との間、この場合は、モバイルデバイス8とアンカー又は基準ノード6との間の空間にかけての信号強度の減衰に基づく。これは、例えば、受信信号強度と、既知の送信信号強度(すなわち、ノード6又はモバイルデバイス8が常に所与の強度で送信すると知られている、又は見なされる場合)との比較、信号それ自体に埋め込まれた送信信号強度の指標との比較、又は別のチャネルを介して(例えば、位置サーバ14を介して)測定値を取るノード6又はデバイス8に通信される送信信号強度との比較に基づくことができる。
これらの又は他のアプローチのいずれか1つ又は組み合わせを、本明細書に開示されるシステムと共に適用することができる。選ばれるアプローチを問わず、複数のアンカーノード6の各々から又は各々で、そのような信号測定値が利用可能になれば、三点測量、マルチラテレーション、三角測量、及び/又はフィンガープリントに基づく技法等の技法を使用して、位置ネットワーク4に対するモバイルデバイス8の位置を決定することが可能である。
加えて、アンカーノード6(又はより一般的には基準ノード)の「絶対的」位置は、知られており、位置サーバ14によって保持される位置データベースに補助データとして保存されている。絶対的位置は、例えば、地球若しくは地図上の位置、ビル若しくは複合体の見取り図上の位置、又は任意の実世界の基準系等の地理的位置に関して知られている、物理的環境又は枠組みにおけるノードの物理的位置である。
モバイルデバイス8の相対的位置を、計算に使用されるアンカーノード6の知られている位置と組み合わせることによって、モバイルデバイス8の「絶対的」位置を決定することが可能になる。やはり絶対的位置は、例えば、地球若しくは地図上の位置、ビル若しくは複合体の見取り図上の位置、又は位置ネットワーク4単独に対する位置を単に知っているというよりも広い意味を有する任意のより有意な実世界の基準系に関する地理的位置といった物理的環境又は枠組みにおけるデバイスの物理的位置である。
一部の実施形態では、ノード6の絶対的位置は、人間に理解可能な形式で保存されてよく、かつ/又は、モバイルデバイス8の絶対的位置は、人間に理解可能な形式で出力されてよい。例えば、これは、ユーザー10の位置の有意な指標をユーザー10に提供することを可能にする、かつ/又は、位置情報に基づくサービスの管理者が、サービス若しくはサービスの側面へのアクセスを許可するか又は禁止するかについての規則を定義するのを可能にすることができる。代替として、ノード6及び/又はモバイルデバイス8の位置は、例えば、位置情報に基づくサービスの論理内で内部的に使用されるように、コンピュータ可読形式でのみ常に表現されることも可能である。
デバイス中心アプローチでは、モバイルデバイス8が、(例えば、無線アクセスポイント12を介して)位置サーバ14に問い合わせることによって、関連するノード6の位置を調べる、又は代替として、各ノード6からの信号と共にそれぞれの位置を受信することができる。モバイルデバイス8はその後、デバイス8それ自体で(位置ネットワーク4に対して、かつ/又は絶対的な観点で)自らの位置を決定するために計算を行う。一方、ネットワーク中心アプローチでは、ノード6が取った信号測定値をノード6が位置サーバ14に(例えば、無線アクセスポイント12を介して)提出し、位置サーバ14が、サーバ14において(やはり位置ネットワーク4に対して、かつ/又は絶対的な観点で)デバイスの位置の計算を行う。ハイブリッドアプローチの例では、モバイルデバイス8が、ノード6からの信号の測定値を取るが、位置サーバ14で計算が行われる、又は完了されるように、測定値を生の形式又は部分的に処理された形式で、位置サーバ14に提出することができる。
通常、信号測定値は、少なくとも3つの基準ノードから必要とされるが、他の情報が考慮される場合は、2つのノードに基づいて、不可能な解又は考えにくい解を排除することも時に可能である。例えば、位置が単一の高さ(例えば、地表面又はビルの所与の階)に制約されると見なされる場合、いずれか1つの所与のノード6からの測定値が、モバイルデバイス8が位置し得る地点の円を定義する。2つのノードは2つの円を与え、両者の交点が、モバイルデバイス8が位置し得る2つの可能性のある地点を与える。3つのノード及び3つの円は、3つの円の交点における明確な解を与えるのに十分である(ただし、精度を高めるためにさらに多くが使用されてもよい)。しかしながら、ノードが2つしかなくても、考えにくい解又は不可能な解として、例えば、ユーザー10がアクセスできないエリア内の地点、到達が不可能な地点、又はユーザー10のプロットされた軌跡(経路)と矛盾する地点であるものとして、それらの地点のうちの1つを差し引くこと(「推測航法)」による排除)が時に可能である。同様な見解は、三次元測位に関しても示されることがある。明確な解を取得するためには、厳密には4つの球を定義する4つのノードが必要とされるが、追加情報を呼び出すことができる場合、時により少ないノードに基づいて推定がなされることもある。二次元問題に制約するためにユーザー10が特定の高さに制約されると見なすことは、そのような情報の一例である。別の例として、ユーザー10が複数の別々の階の1つで発見されると見なされてもよく、かつ/又は、ユーザーのルートにおける考えにくいジャンプを排除するために推測航法型のアプローチが使用されてもよい。
図2は、デバイス中心アプローチ又はネットワーク中心アプローチのいずれの可能性も図示するために、あらゆる方向の矢印を示していることに留意されたい。ネットワーク中心アプローチ、デバイス中心アプローチ、及びハイブリッドアプローチは、比較として説明されるが、本開示はとりわけ、少なくとも最終位置計算が、主要な位置システムの位置サーバ14の代わりにモバイルデバイス8で行われる、モバイル中心アプローチに関する。
プライバシーは、これらの屋内位置特定システムにおいてますます重要な問題となっている。それは、ユーザーがどこを訪れるか、これらの位置をいつ訪れるか、特定の位置(例えば、特定の屋内位置)にどのくらいとどまるかに基づいて、ユーザーの行動が継続的に追跡可能だからである。したがって、消費者及び政府当局者は、位置特定の自動化手段を限定する必要性をますます表明するようになっている。位置特定に対するネットワーク中心アプローチは、ユーザーがいつ位置特定され、それが何の目的のためかを、ユーザーが簡単に制限することができないそうした一例である。
一方、デバイス中心測位システムは、ユーザーがいつ測位されるかに関する一層の制御をユーザーに提供し、サーバ14がユーザーの位置にアクセスするのを可能にする。ただし、補助による実行及び独立した実行という、デバイス中心測位の2つの下位分類が存在する。モバイルデバイス8がデバイス中心のやり方で位置特定するためには、モバイルデバイス8は、例えば、基準ノード6の場所についての詳細を含む補助データを必要とする(その結果、上で説明したように、モバイルデバイス8は、ノード6に対して計算された場所を、なんらかの他の基準系における「絶対的」場所に変換することができる)。
以下で説明される実施形態における補助データの主要な成分は、使用される位置特定アルゴリズムに基づいて場所を計算するために必要な情報であり、したがって、補助データは、(三点測量又は三点測量アルゴリズム等のための)少なくとも基準ノード6の場所、又は(フィンガープリントに基づくアルゴリズムのための)フィンガープリンティングデータを含むことになる。しかしながら、これは必ずしも全ての可能な実施形態に限定するものではないことを認識されたい。オプションで、例えば、キャッシングがモバイルデバイス8で関与する場合に補助がどのように扱われるかに応じて、他の補助データが存在してもよい。補助データは、ノード6ごとに、バージョン管理及び/又は有効期限データ(有効期限日及び/又は有効期限時間等)を含み、モバイルデバイスがそれぞれのノードからのビーコン信号の使用を許可される制限期間を指定することができる。別の例は、認証データであり、認証データは、それぞれのビーコン信号を使用するためにモバイルデバイスが必要とする一定の認証レベル等、位置特定のためにそれぞれのノード6からのビーコン信号を使用する資格を、どのモバイルデバイス8に与えるかを指定する。場合により、モバイルデバイス8は、既に基準ノード6の場所を知っているものの、位置推定を完全なものとするために、1つ又は複数のそのような他の種類の補助データのみを必要とすることもあり得る。
対象のシステムにどのような補助データが必要とされるかを問わず、モバイルデバイス8は、測定される基準ノード6の識別子に基づいて位置サーバ14に補助データを要求する、又はモバイル上のオフラインデータベースを使用することができる。サーバ補助による実行は、モバイルデバイス8が位置サーバ14からの補助データを調べることを必要とし、一方、独立した実行は、モバイルデバイス上にローカルに保存されたそのような情報のデータベースのみを使用する。
これらの変形例は、異なるレベルのプライバシーを提供する。補助による事例では、モバイルデバイス8は、最終的な位置を計算することができるように、位置サーバ14を積極的に使用する必要がある。したがって、ユーザーが位置を開示することを望まない場合でさえ、位置サーバ14は、補助データが要求されているノード6の位置に基づいて、モバイルデバイス8の位置を潜在的に推測する可能性がある。一方、完全に独立した事例は、必然的に位置サーバ14に少しも委ねることなく位置が計算されるので、より高いレベルのプライバシーを提供し、所望であれば、その場所は外部サービス16にのみ公開される(所望でなければ、計算された場所はなおも、オフライン地図等と共にモバイルデバイス8上で直接使用され得る)。しかしながら、この事例は一層のプライバシーを提供するものの、データ転送要件、モバイルデバイス8上の記憶空間、及び/又は基準ノード6のネットワークが変更した場合の補助データの新しさ(例えば、1つ又は複数のノードが移動、追加、又は取り除かれた場合)に関して他の欠点が存在する。本事例ではまた、そのようなデータが、競合相手によって盗まれ、使用されやすくなる。
図3は、典型的なデバイス中心の補助による位置特定を示す。ステップ100で、位置サーバ14は、位置ネットワーク構成を基準ノード6のネットワーク4に送る。このステップは、最初の試運転ステップにおいて行われてもよいし、かつ/又はノード6を最新に保つ進行中のプロセスであってもよい。これは、ノード6ごとにIDを設定するのと同じくらい単純であってよい。
ステップ102で、モバイルデバイスは、複数のノード6から受信した信号から、それらのノードのIDを読み取り、RSSI等のこれらの信号の特性も測定する。IDに基づいて、ステップ104で、モバイルデバイス8は、位置サーバ14に適切な補助データを要求する。それに応じて、ステップ106で、位置サーバ14が、要求された補助データをモバイルデバイス8に報告して返し、モバイルデバイス8は、集められた信号測定値、及びサーバ14から報告されたノード位置に基づいて、モバイルデバイス8自体の位置を計算する。
測定値及び補助データに基づいて、モバイルデバイス8上で場所が計算されたとしても、特定の基準ノード6の特定のIDについて補助データが要求されたという事実により、モバイルデバイス8の場所の十分な推定を既に位置サーバ14に提供している。一方、全ての補助データをオフラインで保存することは、モバイル記憶空間の観点からかなり非効率なので、サーバ14を完全に抜きにすることは非実用的である。したがって、補助データは、必要とされるノードIDについてのみ提供される。完全な補助データベースをモバイルデバイスに提供しない他の理由は、補助データが最新である必要があること、及びこの有益なデータが公衆又は競合相手に漏れるのを防ぐことが望ましいからである。
以下に提供するのは、全ての補助データがモバイルデバイス8上にオフラインで保存されることを必要としないのに加えて、要求されている補助データからモバイルデバイス8の明らかな位置を位置サーバ14に簡単に推測させない効率的なやり方で、補助によるデバイス中心測位システムにおいて、プライバシーを保護するための技法である。
図4及び図5に示すように、主要な(第1の)位置システム4、14に加えて、本開示の実施形態に従って変更された技法は、同じ環境(例えば、同じ屋内空間)内で動作する、代替的な粗い位置システム18、20を利用する。この第2の位置システム18、20は、モバイルデバイス8の粗い測位、すなわち、第1の位置システム4、14によって提供される測位よりも粗い測位を提供する。
第2の(補佐的な)位置システム18、20によって提供される粗い位置は、モバイルデバイス8に対して一定の近傍内にある、第1の位置システム4、14の基準ノード6の一部又は全部を特定するために使用される。モバイルデバイス8が補助データを必要とする基準ノード6の個々のIDを提出する代わりに、第2の位置システム18、20を使用して決定された粗い位置に基づいて、モバイルデバイス8からの、又は第2の位置システムのサーバ20からの組み合わされた要求に応答して、第1の(主要な)位置システムの位置サーバ14は、第1のネットワークのこれらの基準ノード6についての補助データをモバイルデバイス8に提供する。
一部の実施形態では、第2の位置システムは、第2のネットワーク18の基準ノードと通信する第2の位置サーバ20を含む。第2のサーバ20は、少なくとも別個の論理サーバであり、第1のサーバ14と同じサーバユニットのうちの1つ若しくは複数上で、又は1つ若しくは複数の別個のサーバユニット上で動作することができる。
第1のネットワーク4の基準ノード6のように、第2の位置ネットワーク18の基準ノードもまた、少なくとも位置特定の目的のために、モバイルデバイス8にかつ/又はモバイルデバイス8から、信号を通信するように動作可能である。第1のシステム4、8、14に関して論じたのと同様の通信オプション(Wi−Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)等)を、第2のシステムに関与する要素8、18、20間のこれらの通信に適用することができる。又は、他のオプション(例えば、RFIDタグ等の近距離無線通信、すなわち、NFC技術)が使用されてもよい。第1のシステム4、8、14における通信のいずれかを実行する手段は、第2のシステム8、18、20における通信のいずれかを実行する手段のいずれかと同じであっても、異なっていてもよい。また、位置特定を行う手段(受信信号強度、信号飛行時間、及び/又は到来角等の測定値に基づいた三角測量、三点測量、マルチラテレーション、及び/又はフィンガープリンティング)は、第1及び第2の位置システムで同じであっても、異なっていてもよい。例えば、第2の位置システムは、より粗い位置推定を行うことから、モバイルデバイス8に最も近い第2のネットワーク18のノードを単に検出することによって作動してもよい。
第2の位置システム18、20は、モバイルデバイス8の粗い位置を取得する目的で導入される第2の基準ノードの別個のネットワーク18を含む、専用の位置システムであってよい。例えば、第2の位置ネットワーク18は、RFIDタグのネットワークを含んでよく、モバイルデバイスはRFIDタグをスワイプして、その隣にあるタグのIDを求めることができる。モバイルデバイス8はその後、タグIDをそれぞれのタグの位置にマッピングするデータベースにおいて(例えば、第2のサーバ20から、又はモバイルデバイス8上のローカル記憶装置からこのデータベースにアクセスすることによって)、タグのIDを調べることができる。代替として、タグは、搬送する信号においてその位置を明示的に(すなわち、調べることを必要とせず)指し示すことができる。例えば、テキスト文字列等のモバイルデバイス8に理解可能な、なんらかのフォーマットの「ホーム用家具のデパート、Bob’sメガストア」等のラベルである(したがって、これはまた人間にも読める可能性がある)。いずれのやり方でも、モバイルデバイス8はその後、少なくともある時間の間、例えば、モバイルデバイス8が第2のネットワーク18の別のタグを次にスワイプするまで、又は場合によって有効期限時間が切れるまで、スワイプしたタグの位置であるものとしてモバイルデバイスの粗い位置を推定する。同様の技法は、Bluetooth(登録商標)、符号化光、又はIRビーコン等の、(RFタグ又は他のそのようなNFCノードだけでなく)他の種類の短距離基準ノードの第2のネットワークを使用して利用され得る。
別の可能性は、第2のサーバ20で行われる三角測量、三点測量、マルチラテレーション、又はフィンガープリンティング等に基づいて、専用の第2のシステム18、20が、第1のシステム4、14と同様のやり方でモバイルデバイスが位置特定されるのを可能にするものの、この推定が、第1のシステムによって行われる推定よりも粗いことである。例えば、その理由は、第2のネットワーク18のノードが、第1のネットワーク4のノードよりも実質的に個数が少ないため、又は、位置計算が第2のサーバで意図的に規制される(実質的に粗い量子化に意図的に制限される)ためである。
代替として、第2のネットワーク18が別個のネットワークではなくて、第2の位置ネットワーク18は、実際には第1のネットワーク4と同じ物理基準ノード6の一部又は全部からなる、仮想的に別個の位置ネットワークであってもよい。この場合、第2の位置システムは、第1のシステム4、14とは異なるシステムのノード6の識別子を使用することができる。例えば、第2の位置ネットワークのノードとしても機能することになる各ノード6は、追加として(第1の位置システム4、14に使用されるIDに加えて)人間が読めるラベル等の二次IDを割り当てられてもよく、これは第2のネットワークのノードの間で一意である。例えば、ノードは、別個のIDを発することができ、モバイルデバイス8は、そのIDを、第2のサーバ20上に保存されたデータベース、又はモバイルデバイス8上のローカルデータベースで調べて、第2のネットワークのノードの粗い位置を調べることができる。又は、それぞれのノードの位置は、第2のネットワーク18のノードからの信号において明示的にシグナリングされることも可能である。
専用のネットワークに関して論じた同様のオプションを適用することができる。例えば、モバイルデバイスは、単に自らに最も近い第2のネットワーク18のノードを決定し、そのノードの位置を、モバイルデバイス自体の位置の粗い推定と見なすことができる。例えば、第2のネットワーク18の各ノードは、「ホーム用家具、Bob’sメガストア」等のラベルを割り当てられてよく、これは、モバイルデバイス8に(及び、オプションで人間にも)理解可能である。また、ユーザーに対し、人間が読めるラベルをモバイルデバイス8上に表示することもでき、それにより二重の機能が存在する。代替として、ビーコンID及び人間が読めるラベルを使用する代わりに、第1及び第2のシステムが共に、アドレス階層を実行することができ、これは、例えばIPアドレス又は同様のアドレスのようにし、そこでは、最上位部分が、第2の、より粗いシステム18、20を提供するための全体的なエリアを指し示し、最下位部分が、第1の、より細かいシステム4に必要とされる正確なビーコンIDを指し示す。例えば、アドレスは、14:123.253.102.xxxの形態を取ることができ、ここで、最初の部分は、最後の「xxx」のノード6の変換を得るための「粗い」識別子として使用される。
或いはさらに別の可能性は、第2のサーバ20で行われる三角測量、三点測量、マルチラテレーション、又はフィンガープリンティング等に基づいて、第2のシステム18、20が、第1のシステム4、14と同様のやり方でモバイルデバイスが位置特定されるのを可能にするものの、この推定が、第1のシステムによって行われる推定よりも粗いことである。例えば、その理由は、仮想の第2のネットワーク18にノード6のまばらなサブセットのみが使用されているため、又は、位置計算が第2のサーバ20で意図的に規制されているためである。
さらに別の代替として、第2の位置システムが、第1のネットワーク4とは別個であり、モバイルデバイス8の粗い位置を取得する目的のために活用される既存のシステムであってもよく、位置特定の目的のために、又は別の目的のために既存していてよい。例えば、第2の位置ネットワーク18のノードは、その主要な目的がモバイル通話をすること、SMSメッセージを送ること等である、モバイルセルラーネットワークの基地局(セルタワー)、及び/又は、その主要な目的がインターネットへの無線アクセスを提供することである、Wi−Fi(登録商標)アクセスポイント等の無線アクセスポイントを含むことができる。
第2の位置特定ネットワークによって提供される粗い位置特定は、ネットワーク中心のやり方で実行されても、又はデバイス中心のやり方で実行されてもよい。
第2の位置システムに対するネットワーク中心アプローチが、図4及び図6に示されている。ここでは、補助データを報告するための、第1のネットワーク4の基準ノード6についての選択が、第1の位置システムのサーバ14で実行されるコントローラ26によって行われ、選択された補助データは、第1の位置ネットワーク4のサーバ14から、モバイルデバイス8上の位置特定モジュール22に報告される。これらのモジュールは、サーバ14及びモバイルデバイス8でそれぞれ動作するように保存され、構成されたソフトウェアで実行されても、ハードウェアで実行されても、又はハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせで実行されてもよい。
ステップ110で、第2の位置システムの位置サーバ20は、位置ネットワーク構成を、第2の位置ネットワーク18の基準ノードに送る。これは、第2の位置ネットワーク18の各ノードに、ID又はラベル(例えば、「ホーム用家具、Bob’sメガストア」)を割り当てるステップを含む。ステップ100のように、このステップは、最初の試運転ステップにおいて行われてもよく、かつ/又はノード6を最新に保つ進行中のプロセスであってもよい。一部の実施形態では、このステップは、ステップ100と同じステップの一部であってもよいし(例えば、階層アドレスのシステムが使用される場合)、又は別個のステップであってもよい。
ステップ112で、第2の位置ネットワーク18の1つ又は複数の基準ノードは、モバイルデバイス8から発せられた信号を受信し、受信信号強度、信号飛行時間、及び/又は到来角等のその信号の測定値を取る。ステップ114で、第2のネットワーク18の関連するノードは、これらの1つ又は複数の測定値を第2の位置システムのサーバ20に送信し、サーバ20は、これらの測定値を使用して、モバイルデバイス8の現在の位置についての粗い位置推定を決定する。例えば、サーバ20は、三角測量、三点測量、マルチラテレーション、及び/又はフィンガープリンティング型の位置推定を行い、しかしその後、計算されたよりも低い分解能に、又は意図的なエラーを加えて、結果を出力することができる。代替として、第2の位置システムのサーバ20は、その性質により、第1の位置システム4、14によって使用される位置推定よりももともと粗い代替型の位置特定技術又はモダリティに基づいて、その位置推定を行うことができる。例えば、これは、単にモバイルデバイス8に最も近い第2の位置ネットワーク18のノードのうちの1つを検出することによって、かつそのノードの位置をモバイルデバイスの位置の粗い推定と見なすことによって行うことができる。代替として又はそれに加えて、第2の位置ネットワーク18が符号化光に基づく一方で、第1の位置ネットワーク4は、RF信号に基づいて動作することができる。粗い位置推定は、実質的により大きなエラー、又はより低い分解能、粒度、正確性若しくは精度を何らかの形で有することによって、最終的な細かい推定よりも粗くなり得ることに留意されたい。
ステップ118で、第2の位置システムの位置サーバ20は、粗い位置推定を第1の位置システムのサーバ14に送る。この通信は、インターネット上で、又は環境2におけるローカルな有線若しくは無線ネットワークを介して等の、任意の手段によるものでよい。
第1の位置システムのサーバ14は、第1の位置ネットワーク4の無線基準ノード6の各々についての補助データを保存するデータベース24を含む。ステップ116で、第1の位置システムのサーバ14のコントローラ26が次いで、第2の位置システム18、20によって提供された粗い位置を使用して、モバイルデバイス8に対して一定の定義された近傍内にある、第1の位置システム4、14の基準ノード6を特定する。定義された近傍内は、予め定められた近傍内、又は動的に決定された近傍内を問わない。これは、モバイルデバイス8の粗い位置推定に基づいた任意のやり方で定義されてよく、例えば、粗い位置推定の一定の半径内、粗い位置推定に対して経路に沿った一定の距離内であることによって、又はモバイルデバイス8と同じビル内、部屋内、若しくは区画内であることに基づいて定義されてよい。第1のシステムの位置サーバ14のコントローラ26は次に、そのデータベース24におけるデータの中から第1のネットワーク4の全ての選択されたノード6についての補助データを調べ、この選択された補助データをモバイルデバイス8に報告する。モバイルデバイス8は次いで、モバイルデバイス8それ自体が第1の位置ネットワーク4の基準ノード6から取った測定値(ステップ102)と共に、受信した補助データを使用して、それ自体の位置を(第2の位置システム18、20によって提供された粗い推定よりも細かい度合いまで)計算することができる。
代替の、第2の位置システムに対するデバイス中心アプローチが、図5及び図7に示されている。ここでは、補助データを取り出すための、第1のネットワーク4の基準ノード6についての選択が、モバイルデバイス8上で実行されるコントローラ26によって行われ、選択された補助データは、モバイルデバイス8上の位置特定モジュール22に入力するために、第1の位置ネットワーク4のサーバ14からモバイルデバイス8へと取り出される。やはり、これらのモジュールは、サーバ14及びモバイルデバイス8でそれぞれ動作するように保存され、構成されたソフトウェアで実行されても、ハードウェアで実行されても、又はハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせで実行されてもよい。
ステップ122で、モバイルデバイス8は、第2の位置ネットワーク18の基準ノードのうちの1つ又は複数から信号を受信し、受信信号強度、信号飛行時間、及び/又は到来角等の各信号の測定値を取る。ステップ124で、モバイルデバイス8は、第2の位置ネットワーク18の関連する基準ノードの補助データ(例えば、それぞれの位置)を調べるために第2の位置サーバ20にアクセスし、ステップ126で、第2のシステムのサーバ20が、このデータをモバイルデバイス8に返す。モバイルデバイス8上の位置特定モジュール22は次いで、第2の位置システムのサーバから調べた位置と共に、第2の位置ネットワークのノードから取られた1つ又は複数の測定値に基づいて、その粗い位置を決定することができる。例えば、位置特定モジュール22は、三角測量、三点測量、マルチラテレーション、及び/又はフィンガープリンティング型の位置推定を行うが、その後、計算されたよりも低い分解能に、又は意図的なエラーを加えて、結果を出力することができる。代替として、位置特定モジュール22は、その性質により、第1の位置システム4、14によって使用される位置推定よりももともと粗い代替型の位置特定技術又はモダリティに基づいて、粗い位置推定を行うことができる。例えば、これは、単にモバイルデバイス8に最も近い第2の位置ネットワーク18のノードのうちの1つを検出することによって、かつそのノードの位置をモバイルデバイスの位置の粗い推定と見なすことによって行うことができる。
一部の実施形態では、例えば、ネットワーク中心のやり方で推定が行われるものの意図的な粗い量子化によって「規制される」場合、第2のサーバ20は、そのオペレータがそうすることを選べば、潜在的にモバイルデバイスの位置をさらに細かく知ることができることに留意されたい。ただし、そのような事例においても、第2のサーバ20のオペレータが第1のサーバ14よりも信頼できる場合には、本技法はなお有効であり得る。
ステップ130で、モバイルデバイス8は、粗い位置推定に基づいて、第1の位置ネットワーク4のノード6のサブセットの補助データの要求を、第1の位置システムのサーバ14に提出する。このサブセットが、モバイルデバイス8に対して一定の定義された近傍内にある、第1の位置システム4、14の基準ノード6と特定される。定義された近傍内は、予め定められた近傍内、又は動的に決定された近傍内を問わない。これもやはり、モバイルデバイス8の粗い位置推定に基づいた任意のやり方で定義されてよく、例えば、粗い位置推定の一定の半径内、粗い位置推定に対して経路に沿った一定の距離内であることによって、又はモバイルデバイス8と同じビル内、部屋内、若しくは区画内であることに基づいて定義されてよい。一部の実施形態では、モバイルデバイス8上のコントローラ26が、第1の位置ネットワークのどのノード6が所望のサブセットにあるかについてこの決定を行い、サブセットを特定する組み合わされた要求を第1の位置システムの位置サーバ14に提出する。代替として、モバイルデバイス8が、粗い位置推定を第1の位置システムの位置サーバ14に提出し、サーバ14がサブセットを決定する。
いずれのやり方でも、ステップ132で、第1の位置システムの位置サーバ14は、そのデータベース24において、ノード6の要求されたサブセットについての補助データを調べ、このデータを、データが位置特定モジュール22に入力されるモバイルデバイス8に返す。モバイルデバイス8は次いで、モバイルデバイス8それ自体が第1の位置ネットワーク4の基準ノード6から取った測定値(ステップ102)と共に、受信した補助データを使用して、それ自体の位置を(やはり第2の位置システム18、20によって提供された粗い推定よりも細かい度合いまで)計算することができる。
別の代替的な実行では、粗い位置推定が、第2のセットの異なった基準ノードを含む別個の第2の位置ネットワーク18には基づかず、むしろ、主要な(第1の)位置ネットワークのノード6のうちの1つ又は複数に基づいて行われてよく、しかし、最終的な(より細かい)位置推定に使用されるのとは異なるタイプの位置特定技術又はモダリティを使用する。例えば、ノード6の各々が、RFと符号化光の両方を発することが可能な照明器具である場合、細かい位置推定は、RF信号に基づくことができ、一方、粗い推定は、符号化光に基づいて行われる。代替として又はそれに加えて、細かい位置推定は、一定の最小複数のノード6からの信号測定値を必要とする三角測量、三点測量、マルチラテレーション、及び/又はフィンガープリンティング等の技法に基づくことができ、一方、粗い推定は、1つのみのノード6、又は第1のタイプの位置推定に必要とされる最小数よりも少ないノード6に基づくことができる。例えば、粗い位置推定は、モバイルデバイス8に最も近いノード6のうちの1つを検出することによって行われてよい。別の例として、基準ノード6のうちの1つ又は複数からの信号(例えば、符号化光信号)は、それぞれのノードを特定する識別子を含むことができ、識別子の一部は、第2のサーバ20から領域位置データを取り出すのを可能にする「領域コード」であってもよい。又は、それぞれのノード6の粗く得られた位置(それがどの領域に位置するのか等)は、ノード6のうちの1つ又は複数からの信号に明示的に符号化されることさえ可能である(それぞれの補助データなしに、モバイルデバイス8によって解釈可能であるという点において明示的である)。
次に、どのような手段によって粗い位置推定が行われるかを問わず、上記の技法のいずれかと共に使用され得る、いくつかのオプションによる追加の特徴を以下で説明する。
一部の実施形態では、モバイルデバイス8のユーザー10が、必要なプライバシーのレベル及びモバイルデバイス8上で利用可能な記憶装置に基づいて、代替の位置システム18、20の粗さを選ぶことができる、かつ/又は、モバイルデバイス8のユーザー10が、やはり必要なプライバシーのレベル及びモバイルデバイス8上で利用可能な記憶装置に基づいて、補助データが要求される粗い位置の近傍のサイズを選ぶことができる。すなわち、モバイルデバイス8は、第2のサーバ20によって(又は、デバイス中心のやり方で行われるときはそれ自体によって)その位置がどれくらい粗く計算されるべきかを選択し、選択された粗さによる位置を第1の位置サーバに提供することができる。この判断は、モバイルユーザー10が必要とするプライバシーのレベル、及び/又はより大量の補助データを保存するためにモバイルデバイス上で利用可能な記憶装置に基づくことができる。さらに、モバイルデバイス8は、補助データが提供されるべき近傍のサイズを選択して、位置サーバとの対話を削減することができる。
代替として又はそれに加えて、一部の実施形態では、第1の位置システムの位置サーバ14は、要求(第2の位置システムのためのネットワーク中心アプローチにおける要求118、又はデバイス中心アプローチにおける要求130)ごとに提供されることになる最大補助データを設定するための1つ又は複数のポリシーを実行し、モバイルユーザーによってより大きな要求がなされた場合であってもこのポリシーを施行することができる。第1のシステムの位置サーバ14はまた、このポリシーについてモバイルデバイス8に通知することができ、その結果、モバイルユーザー10は、位置特定のための特定の位置サーバ14を使用するのか、それとも可能であれば代替案を使用するのかを決めることができる。
上で言及したように、本明細書に開示される実施形態によって提供され得る(とりわけ)1つの利点は、有益である補助データ(例えばノードの位置)の全データベースが、公衆又は競合相手に漏れないことである。ただし、上記の技法を使用してさえ、悪徳な第3者が、複数の位置からデータを体系的に集めることによって、複数の他のユーザーのモバイルデバイスに提供された補助データを組み合わせるためにそれらのユーザーと共謀することによって、又はさらに、活動に加担する気のない、若しくは加担を知らない複数の非共謀ユーザーが受信している補助データを盗聴することによって、データベース若しくはデータベースの大きな部分を再作成する可能性はなおもあり得ることに留意されたい。一部の実施形態では、共謀及び/又は盗聴をより困難にするために、1つ又は複数のさらなるオプションのセキュリティ特徴が含まれてよい。
一部の実施形態では、ノードの位置(又は他の補助データ)を、位置サーバ14で暗号化し、モバイルデバイス8による復号化を必要とする暗号化形式で、モバイルデバイス8に送ることができる。例えば、各モバイルデバイス8が秘密鍵/公開鍵ペアを提供され、全てのノード6の位置(又は他の補助データ)がモバイルデバイス8の鍵ペアの公開鍵を使用して「暗号化」されるように、第1のサーバ14が構成されてもよく、その結果、他のデバイスはそのデータにアクセスできないことになる。例えば、X.509公開鍵証明書を使用して、ネットワーク中心デバイスと鍵を共有することができる。又は代替として、第1のサーバ14の秘密鍵/公開鍵ペアの秘密鍵を使用して補助データを暗号化し、復号化のために、公開鍵が所望された正当なモバイルデバイス8にのみ提供されてもよい。
モバイルデバイスが、復号化したデータを共有しないポリシーを施行しない限り、データの暗号化は、盗聴の問題のみを解決し、共謀の問題は解決しない。それは、共謀する第3者が、暗号化を無効にする他の共謀する第3者と復号化したデータを共有することができるからである。前述のポリシーは、信頼できるプラットフォームを動作させるモバイルデバイス8上のデジタル著作権管理技術によって施行することができる。さらに、共謀は、(i)サーバサイド上で可能性のある不正な挙動を検出すること(例えば、補助データの要求の体系的なパターンを検出することによって)、又は(ii)共謀する価値が下がるように、分散された補助データを「古いものにする」ことの、いずれかによって抑制することができる。オプション(ii)は、暗号化を変更する、又はノード6へのノードIDのマッピングを変更すること等によって、第1のサーバ14で、補助データのなんらかの必須の特性を定期的に(例えば、周期的に、又は無作為のタイミングで)更新することを伴う。別の可能性は、ビーコン信号にバージョン番号を含めることであり、その結果、バージョンが増加すると、モバイルデバイス8は、ローカルにキャッシュしたデータを使用する代わりに、新規の「粗い」かつ/又は「細かい」粒度のデータを要求することが必要になる。
上記の実施形態は単に例として説明されたにすぎないことを認識されたい。図面、開示、及び添付の特許請求の範囲を検討することにより、特許請求される本発明を実践する際に、当業者は、開示された実施形態に対する他の変形形態を理解し、実施することができる。請求項中、単語「comprising(含む)」は他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項内に列挙されるいくつかのアイテムの機能を果たしてもよい。単にいくつかの手段が互いに異なる従属請求項に列挙されていることは、これらの手段の組み合わせを有利に使用できないことを指し示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又はその一部として供給される光学記憶媒体又はソリッドステート媒体等の、好適な媒体上で保存/分散されてもよいが、インターネット、又は他の有線若しくは無線のテレコミュニケーションシステムを介する等の、他の形式で分散されてもよい。請求項中の如何なる参照符号も、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 第1の位置システムに対するモバイルデバイスの位置の開示を減じる一方で、前記第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの前記位置の決定を補助するためのコントローラであって、前記第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含み、前記コントローラは、
    前記第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの前記位置の最初の推定値を取得することと、
    前記第1のネットワークの前記無線基準ノードのサブセットを選択するために前記最初の推定値を使用することであって、前記サブセットは、前記最初の推定値から決定した前記モバイルデバイスの前記位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用することと、
    前記モバイルデバイスと前記無線基準ノードの前記サブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び前記無線基準ノードの前記サブセットの前記一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、前記モバイルデバイスの位置特定モジュールが第1の位置推定を行うことによって前記モバイルデバイスの前記位置のより細かい推定値を計算するために、前記第1の位置システムのサーバ上に保存された、前記第1のネットワークの前記無線基準ノードの各々についての前記それぞれの補助データのデータベースの中から、前記無線基準ノードの前記サブセットについての前記それぞれの補助データを、前記モバイルデバイス上の前記位置特定モジュールに選択的に提供することと、
    を行う、コントローラ。
  2. 前記コントローラは、前記第1の位置システムの前記サーバにおいて実行され、選択的な前記提供は、前記コントローラが、前記第1の位置システムの前記サーバから前記モバイルデバイスに、前記無線基準ノードの前記サブセットの各々についての前記それぞれの補助データを選択的に報告するようにすることを含む、請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記コントローラは、前記モバイルデバイスにおいて実行され、選択的な前記提供は、前記コントローラが、前記最初の推定値に基づいて、前記第1の位置システムの前記サーバからの前記無線基準ノードの前記サブセットの各々についての前記それぞれの補助データを選択的に要求するようにすることを含む、請求項1に記載のコントローラ。
  4. 前記無線基準ノードの各々についての前記それぞれの補助データが、前記無線基準ノードの各々のそれぞれの位置を含む、請求項1乃至3の何れか一項に記載のコントローラ。
  5. 前記第1のネットワークは、専用の位置ネットワークである、請求項1乃至4の何れか一項に記載のコントローラ。
  6. 前記第2の位置推定は、前記無線基準ノードの前記第1のネットワークとは別個の、無線基準ノードの第2のネットワークを含む第2の位置システムに基づいて取得される、請求項1乃至5の何れか一項に記載のコントローラ。
  7. 前記第2の位置推定は、無線基準ノードの第2のネットワークを含む第2の位置システムに基づいて取得され、前記第2のネットワークは、前記第1のネットワークの前記無線基準ノードの全部又はサブセットの一部からなる、仮想の第2のネットワークを含む、請求項1乃至5の何れか一項に記載のコントローラ。
  8. 前記第2の位置推定は、前記第1の位置ネットワークの前記無線基準ノードのうちの1つ又は複数に基づいて取得されるが、前記第1の位置推定を行うために必要とされる最小数よりも少ない無線基準ノードに基づいて取得される、請求項1乃至5又は7の何れか一項に記載のコントローラ。
  9. 前記第2の位置推定は、前記第2の位置システムのサーバによって行われ、前記コントローラは、前記第2の位置システムの前記サーバから前記最初の推定値を受信する、請求項6若しくは7、又は請求項7に従属する請求項8に記載のコントローラ。
  10. 前記第2の位置推定は、前記コントローラによって行われる、請求項1乃至8の何れか一項に記載のコントローラ。
  11. 前記1つ又は複数の無線基準ノードは、前記1つ又は複数の無線基準ノードが位置する領域の指標をブロードキャストし、前記指標は、第1のサーバからの如何なる補助データなしに、前記モバイルデバイス上の前記コントローラによって解釈可能であり、前記第2の位置推定は、前記モバイルデバイスによる前記指標の受信に基づいて、前記モバイルデバイスが前記領域に位置するとの決定を含む、請求項3、8及び10に記載のコントローラ。
  12. 前記モバイルデバイスが前記第2の位置推定の粗さ及び/又は前記近傍のサイズを選べるようにする、請求項1乃至11の何れか一項に記載のコントローラ。
  13. 前記第1の位置システムの前記サーバは、要求当たり補助データが取得できる前記無線基準ノードの数を或る最大数までに制限するというポリシーを適用する、請求項1乃至12の何れか一項に記載のコントローラ。
  14. 第1の位置システムに対するモバイルデバイスの位置の開示を減じる一方で、前記第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの位置を決定する方法であって、前記第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含み、前記方法は、
    前記第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの前記位置の最初の推定値を取得するステップと、
    前記第1のネットワークの前記無線基準ノードのサブセットを選択するために前記最初の推定値を使用するステップであって、前記サブセットが、前記最初の推定値から決定した前記モバイルデバイスの前記位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用するステップと、
    前記モバイルデバイスと前記無線基準ノードの前記サブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び前記無線基準ノードの前記サブセットの前記一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、前記モバイルデバイスが前記第1の位置推定を行うことによって前記モバイルデバイスの前記位置のより細かい推定値を計算するために、前記第1の位置システムのサーバ上に保存された、前記第1のネットワークの前記無線基準ノードの各々についての前記それぞれの補助データのデータベースの中から、前記無線基準ノードのサブセットの各々についての前記それぞれの補助データを、前記モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供するステップと
    を含む、方法。
  15. 第1の位置システムに対するモバイルデバイスの位置の開示を減じる一方で、前記第1の位置システムを使用して行われる第1の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの前記位置の決定を補助するためのコンピュータプログラムであって、前記第1の位置システムは、無線基準ノードの第1のネットワークを含み、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体上で具現化される、かつ/又はコンピュータ可読媒体からダウンロード可能であるコードを含み、前記コードは、実行されるとき、
    前記第1の位置推定よりも粗い第2の位置推定に基づいて、前記モバイルデバイスの前記位置の最初の推定値を取得することと、
    前記第1のネットワークの前記無線基準ノードのサブセットを選択するために前記最初の推定値を使用することであって、前記サブセットが、前記最初の推定値から決定した前記モバイルデバイスの前記位置の定義された近傍内にあることに基づいて選択される、使用することと、
    前記モバイルデバイスと前記無線基準ノードの前記サブセットの一部又は全部との間で通信される信号、及び前記無線基準ノードの前記サブセットの前記一部又は全部についてのそれぞれの補助データに基づいて、前記モバイルデバイスが前記第1の位置推定を行うことによって前記モバイルデバイスの前記位置のより細かい推定値を計算するために、前記第1の位置システムのサーバ上に保存された、前記第1のネットワークの前記基準ノードの各々についての前記それぞれの補助データのデータベースの中から、前記無線基準ノードのサブセットの各々についての前記それぞれの補助データを、前記モバイルデバイス上の位置特定モジュールに選択的に提供することと、
    を行う、コンピュータプログラム。
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