JP2018511915A - 符号化光におけるフリッカの低減 - Google Patents

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Abstract

アイドル期間が点在したデータのパケットを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述する駆動信号が生成される。データは、少なくとも3レベルの符号に従って符号化され、それは、少なくともデータが実質的にランダムであるときには、シンボル値が平均して零シンボルの値になるという点においてDCフリーである。駆動信号は、光源を駆動し、それにより発した可視光に埋め込まれる符号化信号を送信するために使用される。少なくともデータが実質的にランダムであるときには、駆動信号のレベルは、パケット中は既定の平均DCレベルを有し、変調は、各アイドル期間にわたってレベルが平均してパケットの前記既定のDCレベルになるように、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来するDCフリー変調を使用してアイドル期間を表すことを含む。

Description

本開示は、光源によって発せられる光に埋め込まれた符号化光信号の通信、特に、目に見えるフリッカを低減するために信号を光に変調するための方式に関する。
符号化光は、データが、光源、例えば、LEDをベースにした照明器具によって発せられる可視照明に変調される技術を指す。故に、照明を提供することに加えて(その目的のために、光源は環境内に既に存在し得る)、光源は、符号化光の好適な受信機にデータを送信することが可能な送信機の役割も果たす。変調は、人間の視覚には実質的に知覚不能である十分に高い周波数で実施され、即ち、ユーザは、全体的な照明しか知覚せず、その照明に変調されているデータの影響は知覚しない(又は、この影響は比較的軽微であるか、若しくは少なくとも耐えられるものである)。この手法では、データは光源からの光に埋め込まれるとされる。
符号化光は、多くの用途に使用され得る。例えば、1つの用途は、照明器具から遠隔制御装置にその照明器具を制御するために情報を送信すること、例えば、遠隔装置が制御することができる環境にある他のそのような照明器具からそれを区別する識別子を送信すること、又は照明器具の状態情報を送信すること(例えば、エラー、警告、温度、動作時間などを報告すること)である。1つのそのような例において、遠隔制御装置は、内蔵カメラを有するスマートフォン又はタブレットなどのモバイルユーザ端末を備える。好適なアプリケーションを実行する端末により、ユーザは、カメラを照明器具に向け、それにより照明器具からの光に符号化された識別子を検出することができる。それが面している照明器具の識別子が与えられると、次いで、端末は、好適なバックチャンネルを介して(例えば、RFを介して)リターン信号を返信することによって、その照明器具を制御する。
別の用途においては、符号化光は、ユーザのためになる情報を提供するために、例えば、試運転で使用するための照明器具の識別子を提供するために、又は位置関連情報の提供を可能にするために使用される。例えば、屋内及び/又は屋外環境における(例えば、部屋及びオフィスビルの廊下、並びに/又は大学の通路における)各照明器具は、その環境内でそれを識別する各々の識別子が埋め込まれた光を発するように構成される。ユーザが、カメラ、及び符号化光を検出するための関連アプリケーションを搭載したモバイル端末を有する場合、端末は、照明器具の現在位置を照明する照明器具の識別子を検出することができる。次いで、これは、識別子を照明器具の位置にマップする位置データベースにおいて現在位置を検索することによって、ユーザが環境を進むのを手助けするために使用され得る。代替的に、又は更に、これは、博物館の特定の部屋の中の展示物に関する情報などの、ユーザの現在位置と関連付けられる情報を検索するために使用される。例えば、検索は、インターネット若しくは端末がアクセスを有するローカルネットワークを介するか、又はユーザ端末上のローカルデータベースから、実施される。代替的に、情報は、直接、1つ又は複数の照明器具からの光に符号化され得る。一般的に言えば、符号化光の適用性は限定されない。
データは、振幅変調又はデューティサイクル変調などの技術を用いて光に変調され、ここでは変調された特性(例えば、振幅又はデューティサイクル)が、チャネルシンボルを表すために使用される。変調は、典型的には、データビット(時として、ユーザビットと称される)をそのようなチャネルシンボルにマップするための符号化方式を伴う。一例は、二値符号である慣例的なマンチェスター符号であり、ここでは値0のユーザビットが低−高パルスの形態でチャネルシンボルにマップされ、値1のユーザビットが、高−低パルスの形態でチャネルシンボルにマップされる。別の例は、国際特許出願公開第WO2012/052935号に記載される、近年開発された三値マンチェスター符号である。
可視光を使用してデータ(符号化光)を送信するシステムを設計することにおける1つの検討事項は、人間の目によって観察されるフリッカを低減することであり、少なくともそのフリッカは比較的軽微であるべきである。この狙いは、一般的に、光源の比較的複雑なドライバと組み合わせて、三値マンチェスターなどの特別なデータ形式を使用することによって達成される。しかしながら、これらのドライバは、高価及び/又は扱いにくい傾向があるため、すべての用途に必ずしも望ましいものではない。より単純及び/又は安価なドライバと一緒に使用されるときでさえも、低周波数光フリッカを減衰させる変調技術を提供することが望ましい。
符号化光において、データは、典型的には、パケットベース形式に従って送信され、ここでは信号は、一連のデータパケットの形態をとり、一連のデータパケット内の連続したパケットの各組の間にアイドル期間が点在している。データパケットとアイドル期間との間の遷移は、光強度における低周波数成分の主たる源である。これらの低周波数成分は、DCフリー符号を使用してパケットを送信することによって低減され得る。即ち、パケット内の変調されたデータシンボルは、平均して、データパケット間のアイドル期間と等しい光強度を表す。DCフリー符号の例としては、マンチェスター符号化及び三値マンチェスターが挙げられる。故に、原理上は、各パケットの平均DCレベルは、アイドル期間のように、零となるべきであり、したがってデータパケットとアイドル期間との間に変動は存在しないはずである。
しかしながら、現実には、この信号が不完全なドライバを介して出力されるとき、実際の光におけるパケットのDCレベルは、アイドルレベルに厳密に等しくない。これを解決するために、本発明は、光がデータパケット自体においてだけでなくアイドル期間中にも変調される方式を提供する。
慣例的なケースで見られるようにアイドル期間がちょうどすべて0である場合、ドライバは単純に一定のレベルで動作しているため、パケットで見られるようなドライバの不完全さに起因する同じオフセットを経験しない。そのため、例えば、3又は5レベルの符号でLEDを駆動する場合、ドライバは、依然として平均LED電流(光出力にほぼ比例する)を発生させており、それに加えて符号化光シンボルがパケット内で変調される。アイドル期間中の信号エネルギーは、‘0’シンボルのものに等しい。しかしながら、現実のドライバは不完全(例えば、非線形)であるため、対称及び/又は均等に分散された手法でこの‘0’シンボルレベル周辺に+/−シンボルを作成することができず、実際の変調された光においては、パケットが実際のところは‘0’レベルに対してDCフリーではないことを意味する。
しかし、本明細書内で認識されるように光がアイドル期間にも変調される場合、同じ又は同様のドライバの不完全さが、パケットで既に発生しているようにアイドル期間においても経験され、ひいては想定上のDCフリー符号にあるような同じ又は同様のオフセットが生じることになる。これが、パケットとアイドル期間との間のDCレベルの変動を除去又は少なくとも低減し、それ故にフリッカを低減する。
したがって、本明細書に開示される一態様に従って、コントローラが提供され、本コントローラは、光源によって発せられる可視光に埋め込まれた信号を送信するために光源のドライバを駆動するための駆動信号を生成するように構成された変調器であって、駆動信号は、アイドル期間が点在した符号化データのパケットを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述し、データのパケットが、平均シンボル値に対応する零シンボル、高い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの正のシンボル、及び低い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの負のシンボルの形態にある少なくとも3つの離散シンボルのセットを含む少なくとも3レベルの符号に従って符号化され、符号が、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、シンボル値が平均して前記平均シンボル値になるという点においてDCフリーである、変調器を備え、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、駆動信号のレベルは、パケット中に既定の平均DCレベルを有し、変調器は、駆動信号内で、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来するDCフリー変調を使用してアイドル期間を表すように構成され、DCフリー変調は、アイドル期間の各々にわたってレベルが平均してパケットの前記既定のDCレベルになるという点においてDCフリーである。
好ましくは、駆動信号内で、データは、前記シンボルのシンボルレートで符号化され、少なくともアイドル期間中は、変調により、前記シンボルレートよりも高い周波数で第1のレベルと第2のレベルとの間を行き来する。例えば、アイドル期間中、変調により、シンボルレートの2倍のレートで第1のレベルと第2のレベルとの間を行き来する。
実施形態において、アイドル期間の各々は、一連の零シンボルに対応し、前記変調は、駆動信号内のアイドル期間の零シンボルの各々を第1のレベル及び第2のレベルの組み合わせを含むシンボル波形によって表すことを含む。
前記変調は、第1のレベル及び第2のレベルのみを含む2レベルの変調である。
更に、変調は、駆動信号内で、前記零シンボルの各インスタンスを、等しい継続期間の第1のレベル及び第2のレベルからなるシンボル波形で表すことを含む。
3つ以上のシンボル符号は、それらの周波数応答が、単純な2レベルの符号よりも一層著しく零ヘルツに向かって減衰するという点において有利である。例えば、三値マンチェスターはDCフリーであり、周波数応答(周波数に対して作成された信号寄与Y)が零ヘルツで零になるだけでなく、周波数応答の勾配(即ち、周波数に対する応答の第1の差異)も零ヘルツで零になることを意味する。DCフリー特性を有する他の3つ以上のレベルの符号も設計される。
しかしながら、一方で、3つ以上のレベルの変調には、それらがドライバの不完全さに起因してもたらされるDC成分の影響を受けやすいという上記の問題がある。事実上、−1及び+1シンボルを零シンボルのレベルに対して厳密に同じ大きさのオフセットで(反対の方向に)表す完璧なドライバを設計することは不可能である。例えば、0が80%強度によって表され、−1及び+1が概念上それぞれ70%及び80%強度によって表されることになる場合、これを達成する完璧なドライバを設計することは不可能であり、現実には、−及び+レベルは、例えば、70.5%及び90.5%のようなものであり、平均が80%の零レベルにないことを意味する。2レベルの変調は本質的に、中間シンボルが存在せず(且つDCは単に常に2つのレベルの間のどこかに収まる)、それ故に−及び+レベルが中間の0シンボルを表すレベルにマッチするかどうかを心配する必要がないことから、そのような問題を持たない。
2レベルの変調のドライバの不完全さに対するロバスト性を売りながら、3つ以上のシンボル符号の下限DCロールオフ(例えば、DCフリー特性)を達成することが望ましい。
したがって特に好ましい実施形態において、アイドル期間の各々は、一連の零シンボルに対応し、変調器は、駆動信号内で、第1のレベル及び第2のレベルのうちの1つ又は両方を使用して各前記シンボルのインスタンスの各々を表すことによって、アイドル期間及びパケットの両方を表すためにDCフリー変調を使用するように構成される。
例えば、前記セットの少なくとも1つの正のシンボルは、+1シンボルを含み、前記セットの少なくとも1つの負のシンボルは、−1シンボルを含み、前記変調は、駆動信号内で、零シンボルの各々を、等しい継続期間の第1のレベル及び第2のレベルで表すこと、+1シンボルの各々を第1のレベルのみによって表すこと、−1シンボルの各々を第2のレベルのみによって表すことを含む。
少なくとも3レベルの符号のシンボルは、零レベルの両側に等しい数の等間隔のレベルを有する奇数個のレベルに対応する。
実施形態において、前記符号は、少なくとも5レベルの符号、例えば、厳密に5レベルの符号である。
例えば、前記セットの正のシンボルは、+1/2シンボル及び+1シンボルを含み、前記セットの負のシンボルは、−1/2シンボル及び−1シンボルを含み、前記変調は、駆動信号内で、零シンボルの各々を、等しい継続期間の第1のレベル及び第2のレベルからなるシンボル波形で表すこと、+1シンボルの各々を第1のレベルのみによって表すこと、−1シンボルの各々を第2のレベルのみによって表すこと、+1/2シンボルの各々を4分の3の継続期間が第1のレベルであり4分の1の継続期間が第2のレベルからなるシンボル波形で表すこと、−1/2シンボルの各インスタンスを4分の1の継続期間が第1のレベルであり4分の3の継続期間が第2のレベルからなるシンボル波形で表すことを含む。
さらなる実施形態において、前記変調は、駆動信号内で、アイドル期間中の零シンボルの各インスタンスを前記第1のレベル及び第2のレベルの組み合わせを含むシンボル波形で表すこと、並びにパケット中の零シンボルの各インスタンスをアイドル期間の零シンボルと90度位相がずれた同じシンボル波形で表すことを少なくとも含む。
本明細書に開示される別の態様に従って、光源によって発せられる可視光内にデータを埋め込む方法が提供され、本方法は、アイドル期間が点在した符号化データの一連のパケットを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述する駆動信号を生成するステップであって、データのパケットが、平均シンボル値に対応する零シンボル、高い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの正のシンボル、及び低い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの負のシンボルの形態にある少なくとも3つの離散シンボルのセットを含む少なくとも3レベルの符号に従って符号化され、符号が、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、シンボル値が平均して零シンボルの値である前記平均シンボル値になるという点においてDCフリーである、ステップと、発せられた可視光に埋め込まれた一連のパケット及びアイドル期間を送信するために、光源のドライバを駆動信号で駆動するステップとを含み、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、駆動信号のレベルは、パケット中に既定の平均DCレベルを有し、本方法は、駆動信号内で、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来するDCフリー変調を使用してアイドル期間を表すステップであって、DCフリー変調が、アイドル期間の各々にわたってレベルが平均してパケットの前記既定のDCレベルになるという点においてDCフリーである、ステップを含む。
本明細書に開示される別の態様に従って、本明細書に開示される技術のいずれかに従ってシーケンスが埋め込まれた光を受信するステップ、及び、シンボルごとに第1のレベルと第2のレベルとの間の変調を平均し、それにより前記少なくとも3レベルの符号のシンボル値を回復するために、埋め込まれた信号をローパスフィルタリングするステップを含む方法が提供される。
本開示の別の態様に従って、光源によって発せられる可視光内にデータを埋め込むためのコンピュータプログラム製品が提供され、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体上で具現化されるか、及び/又はそこからダウンロード可能であり、光源のコントローラ上で実行されるとき、アイドル期間が点在した符号化データの一連のパケットを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述する駆動信号を生成する動作であって、データのパケットが、平均シンボル値に対応する零シンボル、高い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの正のシンボル、及び低い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの負のシンボルの形態にある少なくとも3つの離散シンボルのセットを含む少なくとも3レベルの符号に従って符号化され、符号が、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、シンボル値が平均して零シンボルの値である前記平均シンボル値になるという点においてDCフリーである、生成する動作と、発せられた可視光に埋め込まれた一連のパケット及びアイドル期間を送信するために、光源のドライバを駆動信号で駆動する動作とを実施するように構成され、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、駆動信号のレベルは、パケット中に既定の平均DCレベルを有し、本方法は、駆動信号内で、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来するDCフリー変調を使用してアイドル期間を表すステップであって、DCフリー変調が、アイドル期間の各々にわたってレベルが平均してパケットの前記既定のDCレベルになるという点においてDCフリーである、ステップを含む。
本明細書に開示される更に別の態様に従って、アイドル期間が点在したデータのパケットを表す変調波形で変調される可視光を含む信号が提供され、データのパケットは、平均シンボル値に対応する零シンボル、高い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの正のシンボル、及び低い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの負のシンボルの形態にある少なくとも3つの離散シンボルのセットに基づいた少なくとも3レベルの符号に従って符号化されており、符号は、少なくともデータが実質的にランダムであるときに、シンボル値が平均して零シンボルの値である前記平均シンボル値になるという点においてDCフリーであり、変調波形は、アイドル期間及び符号化データのシンボルを表すために離散レベルを使用し、少なくともデータがランダムであるときに、変調波形は、パケット中に既定の平均DCレベルを有し、アイドル期間は、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来する変調を使用して変調波形内で表され、アイドル期間の各々にわたって第1のレベル及び第2のレベルは、平均してパケットの前記既定のDCレベルになる。
実施形態において、本方法、コンピュータプログラム、又は信号は、本明細書に開示される技術のいずれかに従うさらなる特徴を含む。
本開示の代替的な態様に従って、2レベルの変調を使用して3つ以上のシンボルを表す上記の技術は更に、アイドル期間を伴うパケットベース形式を使用することなくデータが連続して送信されるシナリオ(データは、目に見えるフリッカに著しく寄与するには長すぎる期間、例えば、>0.1秒、>1秒、或いは>10秒にわたって連続して送信される)において単独で使用される。3つ以上のレベルの符号の2レベルの表現は更に、アイドル期間が、目に見えるフリッカに著しく寄与しない(ユーザの認識の観点からは取るに足りないものである)ようにパケットと比較して十分に短いシナリオにおいて、アイドル期間変調なしに使用され得る。
故に、本明細書に開示される一態様に従って、光源によって発せられる可視光に埋め込まれた信号を送信するように光源のドライバを駆動するための駆動信号を生成するように構成された変調器であって、駆動信号が、符号化データを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述し、データのパケットが、少なくとも3つの離散シンボルのセットを含む少なくとも3レベルの符号に従って符号化される、変調器、を備えるコントローラが提供され、変調器は、駆動信号内で、少なくとも3つのシンボル符号のシンボルの各々を2つのみの変調レベルからなる2レベルの変調を使用して表すように構成される。
実施形態において、本態様は、本明細書に開示される他の特徴のいずれかと組み合わされてもよい。また、さらなる態様に従って、対応する方法、コンピュータプログラム、及び符号化光信号が提供される。
本開示の理解を助けるため、及び実施形態がどのように実施されるかを示すために、例として添付の図面を参照する。
符号化光送信機及び受信機を備えるシステムの概略ブロック図である。 符号化光のためのパケット送信形式、及び不完全なドライバによって送信されるときにこの送信形式から生じるパケット期間内のDC成分を概略的に例証する図である。 目に見えるフリッカ成分が、どのようにして2レベルのサブシンボル変調によって低減されるかを示すグラフである。 信号が2レベルのサブシンボル変調で変調されるときに、パケット間のアイドル期間中のDC成分が、どのようにしてパケット期間により類似し、それ故に目に見えるフリッカを低減するかを概略的に例証する図である。 5レベルの符号を使用して符号化されるデータ信号の部分と、2レベルのサブシンボル変調で変調される信号の部分とを概略的に例証する図である。 5レベルの符号を使用して符号化されるデータ信号の部分と、2レベルのサブシンボル変調で変調されるその部分との別の概略的例証図である。 理想の(対称)変調、非理想の(非対称)変調、及び2レベルのサブシンボル変調での非理想の(非対称)変調についての周波数領域の光強度の測定結果を示すグラフである。 三値マンチェスター符号化方式を概略的に例証する図である。 三値マンチェスターを使用して符号化された信号例を概略的に例証する図である。 2レベルのサブシンボル変調形式を概略的に例証する図である。
図1は、送信装置2及び受信装置4を備える符号化光(CL)通信システムを例証する。例えば、送信装置2は、屋内又は屋外空間を照明するための照明器具を備え、受信装置4は、スマートフォン又はタブレットなどのモバイルユーザ端末を備える。
送信装置は、光源12と、光源12に結合されるドライバ10と、ドライバ10に結合されるコントローラ3とを備える。光源12は、好ましくは、1つ又は複数のLEDを備えるLEDをベースとした光源であるが、代替的に、それは、ガス放電灯などの任意の他の形態をとる可能性があり得る。ドライバ10は、光源が光を発するように光源を駆動するように構成され、コントローラ3は、データ信号を放射光に変調するようにドライバ10を介して放射光を制御するように構成される。これを達成するために、コントローラ3は、エンコーダ6及び変調器8を備える。エンコーダ6及び変調器8は、送信装置2(図示されない1つ又は複数のメモリ装置を備える)のメモリに格納されるソフトウェアの形態で実装され、受信装置(これも図示されない1つ又は複数の処理ユニットを備える)のプロセッサ上での実行のために構成される。代替的に、エンコーダ及び/又は変調器8は、専用ハードウェア回路、又はPGA若しくはFPGAなどの構成可能若しくは再構成可能な回路、又はソフトウェア及びハードウェアの任意の組み合わせの形態で実装され得る。
どの手段で実装されるにしろ、エンコーダ6は、アプリケーション(図示されない)などのデータソースから符号化されるべき符号化されていないデータコンテンツ1を受信し、これを異なるシンボル値のシンボルのストリームを含む符号化シンボルへと符号化するように構成される。例えば、3レベルの符号において、シンボル値が、シンボル値−1、0、+1のセットの中から選択されるか、又は5レベルの符号において、シンボル値が、シンボル値−1、−1/2、0、+1/2、+1のセットの中から選択される。変調器8は、この符号化信号を受信し、符号化信号から駆動信号10を生成するように構成され、この駆動信号10でドライバ10を駆動し、それによりデータを光源12によって発せられる光に変調する。駆動信号は、光に変調されるべき波形を記述し、ここで波形は、変調されている光の特性において一連の異なる離散した平坦レベル、この場合は水平振幅レベルからなる。駆動信号内、したがって光におけるこれらの離散レベルは、エンコーダ6から受信される符号化信号の異なるあり得るシンボル値を表すために使用される。
受信装置は、光センサ14と、光センサに結合されるデコーダ16とを備える。例えば、光センサ14は、カメラ(ローリングシャッターカメラなど)、又は専用光電セルの形態をとる。デコーダ16は、受信装置4のメモリに格納されるソフトウェアの形態で実装され、且つ受信装置のプロセッサ上で実行するように構成されるか、又は代替的に、ハードウェア、又はハードウェア若しくはソフトウェアの任意の組み合わせで実装され得る。どの手段で実装されるにしろ、デコーダ16は、光センサ14によって検知される信号を受信し、受信した光に変調されているデータを復号するように構成される。
現在、三値マンチェスターは、最新技術の一部を形成し、そのため当業者に知られているが、完璧を期するために、再度ここでも要約する。エンコーダ6で、送信されるべき各データビットが、それぞれの単位パルスの形態で復合チャネルシンボルにマップされる。この方式に従うと、図8に示されるような正及び負の“ハット”関数の形態にある、2つのあり得る単位が存在する。値1のデータビットにマップされるパルスは、図8の左側に示され、値0のデータビットにマップされるパルスは、図8の右側に示される。データビットは、時として“コンテンツデータ”又は“ユーザデータ”(ユーザによって明示的に作成されていない場合であっても)と呼ばれる、送信において伝達されるべき実際の情報のビットである。データビット期間は、図8においてはTと名付けられ、垂直破線で示されるユーザビット期間の間に境界を持つ。
各単位パルスは、データビット期間より短い時間的長さTの一連の基本チャネルシンボルを含む。各基本チャネル期間は、符号化信号がとり得る基本レベルのうちの1つだけからなり、単独では、復合チャネルシンボルに組み合わされることなしにデータ(情報)を伝達するのに十分ではない。したがって、長さTの各複合パルスが、当該符号化方式を用いてチャネル上で伝達され得る最も小さい又は最も基本的な情報(ユーザデータ)の単位であり、長さTの基本チャネルシンボルはこれよりも更に小さい。
三値マンチェスター符号において、各単位ハット関数(各複合シンボル)は、各々がデータビット期間Tの長さの半分である時間的長さTの一連の3つの基本チャネルシンボルを含む(T=2T)。それぞれのデータビットのための3つの基本チャネルシンボルは、3つのうちの中央のものがそれぞれのデータビット期間の中央に位置する状態で連続しており、その結果、隣接する第1及び第3の基本チャネルシンボルは、それぞれ、データビット期間Tの開始及び終了境界を、基本チャネル期間Tの半分だけ、両側にまたがる。
値1のデータビットの場合、これは、図8の左側に示される正のハット関数にマップされる。正のハット関数は、それぞれのデータビット期間Tの開始(早い方の)境界を中央とする高さ−1/2の第1の基本チャネルシンボル、その後に続く、それぞれのデータビット期間Tを中央とする高さ+1の第2の(中央)基本チャネルシンボル、その後に続く、それぞれのデータビット期間Tの終了(後の方の)境界を中央とする高さ−1/2の第3の基本チャネルシンボルを含む。このステージにおける“高さ”は、無次元デジタル値などの任意の好適な用語で表される(結局、変調された信号特性、典型的には振幅によって表される)。
値0のデータビットの場合、これは、図8の右側に示される負のハット関数にマップされる。負のハット関数は、それぞれのデータビット期間Tの開始(早い方の)境界を中央とする高さ+1/2の第1の基本チャネルシンボル、その後に続く、それぞれのデータビット期間Tを中央とする高さ−1の第2の(中央)基本チャネルシンボル、その後に続く、それぞれのデータビット期間Tの終了(後の方の)境界を中央とする高さ+1/2の第3の基本チャネルシンボルを含む。
送信されるべき符号化ビットストリームを作成するため、隣接するユーザビットのハット関数は、それらのそれぞれのビット期間Tの時間だけオフセットされ、互いに加算される。ハット関数は、データビット期間の間の境界にわたって重なり合うことから、この関数は、隣接するデータビット間の重なり合う領域において加算する。即ち、ハット関数は、境界に沿って接合され、故に、1つのデータビット期間の早い方の境界Aは、2つの隣接するパルスが重なり合うところで信号の高さが合計される状態で、前の隣接するデータビット期間の後の方のビット境界An+1と接合される。時間領域における結果として生じる一連のチャネルシンボルの例が図9に示される。
2つの隣接するデータビットが値1のものであるところでは、これは、高さ−1/2の2つの重なり合う基本チャネルシンボルが合計−1の高さになることを意味する。2つの隣接するデータビットが値0のものであるところでは、高さ+1/2の2つの重なり合う基本チャネルシンボルは合計して高さ+1になる。2つの隣接するデータビットが異なる値のものであるところでは、高さ+1/2及び−1/2の2つの重なり合う基本チャネルシンボルは合計0になる。したがって、符号化ストリームにおいて、各ユーザビット期間(情報の各単位パルス)は、値1のユーザビットが値1の2つの隣接するユーザビットの間に挟まれるときは矩形波の正のパルス、又は値0のユーザビットが値0の2つの隣接するユーザビットの間に挟まれるときは矩形波の負のパルス、又は隣接するユーザビットのうちの少なくとも1つが異なるときはまっすぐなエッジを備える1つ若しくは4つのあり得る形状の平らでないパルスのいずれかの形態をとる。パケットのエッジにおいて、+1/2及び−1/2レベルはそのままであることにも留意されたい(図2)。
同等の変形例において、データビット値0及び1の、正及び負のハット関数へのマッピングは、逆にされ得る。
慣例的に、結果として生じる信号(例えば、図9のもの)は、次いで、(例えば、振幅又は周波数に関して表される)送信光源によって出力される信号の変調された特性における変動に変換される。例えば、基本チャネルシンボル−1は、低い光出力レベルによって表され、基本チャネルシンボル+1は、高い光出力レベルによって表され、基本チャネルシンボル0は、低い光レベルと高い光レベルとの間の中間の光レベルによって表される。
三値マンチェスター符号は、旧式の二値マンチェスター符号よりも、データビットが値を変化させるときによりスムーズな遷移を提供し、ハム音などの干渉が生じ得る低い周波数のあたりでより抑えられる周波数領域のスペクトルをもたらすので、有利であり得る。特に、三値マンチェスターはDCフリーであるだけでなく、周波数領域内で、分散(Y対f)が零ヘルツで零になるだけでなく、勾配が零ヘルツで零になるという点において、DCフリーでもある。しかしながら、本開示の適用性は、三値マンチェスターに限定されず、他の実施形態においては、マルチレベル(≧3レベル)の符号化方式の他の例が使用されてもよい。
三値マンチェスターの上の説明は、図2、図9、及び図10に示されるように“高さ”を有する信号に関して概念的に例証されているが、実際にはこのステージにおいて、エンコーダ6から変調器8へ供給されるような結果として生じる符号化信号は、一連のシンボル値…0、0、−1/2、+1、−1、+1(各々は有限シンボルセット−1、−1/2、0、+1/2、+1から選択される)に関して表される必要があるだけである。光源12によって発せられる光に変調されるべき波形を実際に作成するのは変調器8である。下により詳細に説明されるように、図9のもののような三値マンチェスター信号が、直接、光の変調された特性(例えば、振幅)における比例変動に変調される慣例的なケースとは異なり、本開示の実施形態において、変調器8は、下により詳細に説明されるように、直接、駆動信号の形状で三値マンチェスター信号を表すのではなく、むしろ三値マンチェスター符号化されたシンボルストリームを2レベルのサブシンボル変調に変換する。
多くの用途において、光強度の顕著に目に見える変動は許されず、目に見えるフリッカ及びストロボスコープ効果は、できる限り適度に回避されるべきである。
目に見えるフリッカは、光強度が、範囲[0−100]Hzで著しく低い周波数(LF)変動を示すときに発生する。フリッカは、これらのLF成分が人間の目では気付くことができなくなるほど小さい場合には回避される。人間の目は、20Hzあたりの光強度変動に最も敏感である。
光強度における低周波数(LF)成分の主要源は、パケットベースの送信形式で発生するデータパケットとアイドル期間との間の遷移である。これらのLF成分は、DCフリーパケットを送信することによって低減される。即ち、パケット内の変調されたデータシンボルは、平均して、データパケット間において等しい光強度を表す。マンチェスター符号化などの符号化形式は、少なくとも平均して複数のビットにわたって、アイドル期間と比べてデータパケット内のDC成分の不在を確実にする。実際、三値マンチェスターなどのいくつかの符号は、データに関係なく、個々のユーザビットのシンボルがDCフリーであるという点において非データ依存である。
それにもかかわらず、たとえ符号がDCフリーであったとしても、原理上は、DC成分が、依然として不完全なドライバによってもたらされ得る。以下に説明されるように、LEDドライバ振幅精度要件(又は、実際には他の種類の光源の要件)は、本明細書に開示される実施形態に従って、2レベル変調形式を使用することによって重要性が低くなり得る。
5レベルの三値マンチェスター形式は、光強度レベルの相対的な大きさを正確に説明する。しかしながら、現実には、異なる光強度が、変調形式と実際の変調光との間に誤差をもたらす非理想のランプ(例えば、LED)ドライバによって作成される。LF光強度成分は、変調されたパケットが、例えば、LEDドライバの非線形性に起因して、全くのDCフリーでないことが判明した場合にもたらされる。図2は、正のシンボルの大きさが負のシンボルの大きさよりも大きい場合に、LF光強度成分がどのようにもたらされるかを示す。図2の上部のタイミング図は、理想化されたケースにおける経時的なパケットベースの光強度変調を示し、図2の下部のタイミング図は、変調されたパケットが実際にはDCフリーではない場合にもたらされる低周波数成分を示す。
高精度ランプドライバは、それらの高い複雑性及び/又はコストに起因して商業的には関心度が低い。本開示は、ランプドライバ振幅精度要件を著しく下げる2レベルの変調技術について説明する。即ち、低周波数光強度成分がより小さくなり、結果としてフリッカがより少なくなるため、より複雑性が低く及び/又はよりコスト効果の高いランプドライバが光を変調するために使用され得る。
図3は、理想の従来の5レベルのメッセージのLF(フリッカ)成分、その隣に2レベルのサブシンボルによって変調される同じメッセージを示す。両方のケースにおいて、メッセージは、隣接するパケット対の間にアイドル期間が点在した離散パケットを含むが、本発明者らは、本明細書に開示される2レベルのサブシンボル変調技術が、従来の変調方法と比較して少ないLF成分をもたらすことを経験的に観察した。より少ないLF成分は、フリッカ可視性閾値までのマージンを増大させ、光の品質を増大させる。
パケットのアイドル期間中にシンボル期間内の平均光強度を変えることなく変調を続けるのが狙いである。ここで、限られたドライバ変調振幅精度に起因するDC誤差は常に存在し、それが、小さく且つ安定した光強度オフセットを、パケットレートでの増減の代わりに導く。図3及び図4を参照されたい。人間の目は、LF変動に非常に敏感であるが、基本的に、比較的小さく安定した光強度オフセット(平均的な光レベルと比較して小さく且つ安定している)に気付く能力に欠ける。図4の上部のタイミング図は、2つの光強度レベルのみを使用して変調されているすべてのシンボルを示し、図4の下部のタイミング図は、2つの強度レベルがそれらの平均値周辺で定義上は対称であることから、どのようにパケットフリッカが回避されるかを示す。
パケット間で変調するために、実施形態において、信号内のすべてのシンボル(即ち、アイドルシンボルを含む)は、分数のサブシンボルに分割される。サブシンボルは、1つの完全なチャネルシンボル期間Tにおける平均光強度が、入力変調形式(例えば、示される例では三値マンチェスター)によって定義される同じ光強度に等しくなるように選択される。例えば、零シンボルは、等しい数の正及び負のサブシンボルから作成され得る一方、−1/2は、1つの正のサブシンボルに対して3つの負のサブシンボルの比率から作成され得、+1/2は、3つの正のサブシンボル及び1つの負のサブシンボルを使用することから作成され得る。−1は、単に負のサブシンボルレベルによって表され、それは4つの負のサブシンボル及び零の正のサブシンボルと見なされ得、+1は、4つの正のサブシンボル及び零の負のサブシンボルと見なされ得る。
2つのサブシンボル振幅レベルは、正及び負のサブシンボル間の比率を調節することによって任意のシンボルレベルを作成するのに十分である。2つのサブシンボル振幅レベルは、基本的に、それらの平均値周辺で対称であり、それが、LEDドライバ変調振幅精度及び線形性に対する要件を下げる。
サブシンボル変調は、送信された光により大きな周波数成分をもたらす。しかしながら、典型的な受信機2は、元の信号を結果としてもたらすこれらの周波数を除去するローパスフィルタ作用を呈する。即ち、受信機のデコーダ16は、従来の変調された符号化光形式(例えば、三値マンチェスター)と本明細書に開示される技術を使用した2レベルのサブシンボル変調との違いを理解しない。しかしながら、送信機側2では、変調精度及び線形性の重要性が低くなる。
実施形態において、そのフィルタリング効果に起因して、受信機2は、いかなる手法においても必ずしも改良される必要はなく、代わりに、慣例的な三値マンチェスター受信機(又は、3つ以上のレベルの符号が使用されているものであれば、慣例的若しくは非改良の受信機)であり得、フィルタリング効果は、(例えば、三値マンチェスターシンボル又は他のそのような符号のシンボルを検出するための整合フィルタの使用に起因して)受信機の本来の特性である。代替的に、追加のフィルタ又は状態機械が、本開示の2レベルのシンボル波形を認識するために特に設計された受信機に追加されることが除外されるものではない。
図5の上部タイミング図は、符号化光メッセージ例の従来の三値マンチェスター変調を示し、図5の下部タイミング図は、好ましい実施形態に従う同じメッセージの2レベルのサブシンボル変調を示す(例証の目的のために従来の変調に重ねて示される)。
符号化光パケットに先行及び後続するアイドル期間内のサブシンボル波形の周波数は、符号化光パケット内のシンボルの周波数よりも大きいことに留意されたい。それら2つの周波数間の遷移は、欧州特許出願第13158 807.1号に記載されるように実施される。この遷移は、図5及び図6に描写される。図6は、アイドル期間及びパケットの中央揃えされた波形を示し、2つの間の遷移はアラインメント技術EP13158 807.1に従って実施される。
図5の変調されたメッセージは、所与のパケットに先行及び後続するアイドル期間内のサブシンボル波形の異なる位相、及びアイドル期間内の零シンボルを表すサブシンボル波形とは異なる、パケット内の零シンボルを表すサブシンボル波形の位相を示すことにも留意されたい。所与のパケット内の零シンボルを表すサブシンボル波形は、先行アイドル期間及び後続アイドル期間におけるものとは90°位相がずれており、後続アイドル期間内の零シンボルを表すサブシンボル波形は、先行アイドル期間のものとは180°位相がずれている。これの目的は、パケットの開始及び終了時に遷移によって引き起こされるフリッカを低減することである。アイドル期間(0°ph)−パケット−アイドル期間(180°ph)のそのような組み合わせが連続して送信される場合、サブシンボル波形位相は、ほぼ180°から0°へと急に変化しなければならない。しかしながら、本発明者らは、アイドル期間の途中での突然の位相急変化がフリッカをもたらすことはなさそうであるということを観察した。
図10は、サブシンボル波形をより詳細に示す。各“基本”チャネルシンボルは、すべてのシンボルに共通したシンボル期間Tを有する。即ち、各シンボルは、シンボル期間Tのそれぞれのインスタンスの間持続する(シンボルレートは、このシンボル期間の逆数、即ち、1/Tである)。サブシンボル変調の例証された方式によると、エンコーダ6によって生成される符号化信号内の先行アイドル期間における値0の“基本”チャネルシンボルは、変調器8によって、それぞれのチャネルシンボルのそれぞれのシンボル期間T内で、等しい継続期間の(平坦な)高レベル及び(平坦な)低レベルからなる駆動信号内のシンボル波形にマップされる。その後のパケット自体においては、符号化シンボルストリーム内の値0のいかなるチャネルシンボルも、変調器8によって、先行アイドル期間の零シンボルの波形と90°位相がずれた同じ駆動信号波形にマップされる。後続アイドル期間においては、値0のチャネルシンボルは、今度は先行アイドル期間の零シンボルの波形と180°位相のずれた(及びパケット自体の波形と90°位相のずれた)同じ駆動信号波形に再びマップされる。これらすべての零シンボル波形において、平均DC信号レベルは、第1のレベルと第2のレベルとの真ん中である。
一方、値+1/2のチャネルシンボルは、エンコーダ6によって生成される符号化信号のパケット内に現れた場合、これは、変調器8によって、それぞれのシンボル期間Tの継続期間の4分の3が高レベルであり、それぞれのシンボル期間Tの継続期間の4分の1が低レベルである駆動信号内のシンボル波形にマップされる。同様に、符号化ストリーム内の−1/2のシンボル値では、これは、それぞれのシンボル期間Tの継続期間の4分の1が高レベルであり、それぞれのシンボル期間Tの継続期間の4分の3が低レベルである駆動信号内のシンボル波形にマップされる。故に、+1のシンボル値の場合、駆動信号内の平均信号レベル(それぞれのシンボル期間Tにわたって)は、第1のレベルと2つのレベルの中間点との真ん中(第1のレベルと、平均零レベルであるパケットの全体的DC平均との真ん中)であり、−1のシンボル値の場合、第2のレベルと2つのレベルの中間点との真ん中(第1のレベルとパケットの全体的DC平均との真ん中)である。
エンコーダ6からの符号化信号内の+1又は−1のシンボル値の場合には、変調器8によって、単純にそれぞれ第1及び第2のレベル、即ち、+1ではシンボル期間T全体で第1のレベルのみ、−1ではシンボル期間T全体で第2のレベルのみからなるシンボル波形にマップされる。
図7は、理想の(対称)変調、非理想の(非対称)変調、及び2レベルのサブシンボル変調での非理想の(非対称)変調という、3つの異なる状況における光強度スペクトルの測定結果を示す。LEDは、‘ほぼ理想の’LEDドライバ及び‘非理想の’LEDドライバの両方をエミュレートすることができる任意の波電流源によって変調された。フリッカに関しては、19Hz周辺のピークが最も重要である。LEDドライバ電流変調における絶対的な欠陥にもかかわらず、図7は、従来の変調方法と比較して、2レベルのサブシンボル変調がフリッカ成分を著しく低下させることを示す。
上の実施形態は、例として説明されているだけであることを理解されたい。
例えば、本開示の適用性は、アイドル期間だけでなく2レベルの変調で実際のパケットを変調すること、又はアイドル期間内でのみ2レベルの変調を使用することに限定されない。本発明者らは、本技術が、2レベルのサブシンボル変調がアイドル期間及びパケットの両方において使用されるときに最も効果的であることを経験的観察から発見したが、それにもかかわらず、アイドル期間のみが2レベルの変調で変調され、依然として実際のパケットがエンコーダ6からの信号の3つ以上のレベル(例えば、三値マンチェスターシンボルストリームの5レベル)を直接的に表すより慣例的な方法で変調されるとしても、同様の効果が少なくともある程度まで達成され得る。より一般的には、アイドル期間が、慣例的なケースのようにちょうどすべて0である場合、ドライバは、単純に、アイドル期間内では一定レベルで動作するが、アイドル期間が少なくとも2つのレベルを使用して変調される場合、アイドル期間は、パケット内で既に引き起こされているものと同じか又は同様のドライバの不完全さ、ひいては、想定上のDCフリー符号にあるものと同じか又は同様のオフセットを経験するということが分かる。
他のサブシンボル変調方式も同様に可能である。例えば、より小さいサブシンボル、及び1つのシンボル期間内で異なる分散のサブシンボルを使用することが可能である。上に提示される好ましい実施形態は、1つのシンボル区間内でのサブシンボル分散(1/4シンボルのサブシンボルのサイズで)が各実験において調節された実験のセットにおいて、最も低いLFフリッカ成分を提供した。それにもかかわらず、他のサブシンボル分散は、依然としてある程度まで効果的であった。
変調の上方及び下方(例えば、第1及び第2の)レベルは、任意のレベルであり得、必ずしも0%及び100%光強度に相当しないことに留意されたい。例えば、第1のレベルは、80%光強度によって放射光内で信号送信され、且つ第2のレベルは70%があり、その場合、DCフリーであるとは、平均(少なくとも実質的にランダムなデータの場合)が80%であることを意味する。一般に、“零”シンボル波形のDC平均は、任意原点として零と称されるだけである。そのため、70%及び90%強度を引き起こす第1及び第2のレベルの例において、80%強度は、光に変調される波形の観点からは“零”である。不完全なドライバ10によって出力されるような光レベルにおけるものも含め、フリッカを低減するための関連検討事項は、“零”レベル(アイドル期間のDC平均)が、パケットのDC平均と実質的に同様であるということである。
依然としてより一般的には、本開示の適用性は、光の変調された特性が振幅であることに限定されない。別の例は、一連の期間の各々において、光がオンとオフ(又は高及び低)を、オン及びオフの時間、又は高及び低の時間の間の変動比率で切り替えられるデューティサイクル変調である。この場合、変調された特性は、振幅ではなく、この比率、即ち、デューティサイクルである。
また、変調された特性にかかわらず、平均シンボル値又は変調レベルが実質的にランダムなデータでは零であるとされる場合、これは、大半の任意のユーザデータが符号化方式の観点から効果的にランダムである傾向があるというこの見積もりを含むことに留意されたい。データは、厳密な意味で“ランダム”である必要はない。
更に、本開示の範囲は、エンコーダ6によって使用される符号としての三値マンチェスターに限定されない。一般に、符号は、DCフリーである任意の3つ以上のレベルの符号であり得る。
符号自体のDCフリーの性質に関しては、変調方式と対照的に、符号化ビットストリーム内のデータ値は必ずしもシンボル値と同じではないことに留意されたい。即ち、ドライバ10を駆動する波形を作成するために変調器8によって使用される前の、エンコーダ6によって出力されるビットストリーム内の実際のデジタル値は、各シンボルを表すために使用されるいかなる任意値であってもよく、それが表す(対応する)シンボル値に必ずしも等しくなくても、比例しなくても、或いは数学的に関連しなくてもよい。それにもかかわらず、DCフリー符号の場合、シンボル値は、少なくとも、値のセットが、(少なくともランダムなデータでは)信号内でのそれらの発生の可能性によって重み付けされるシンボル値の平均が、セット内のシンボル値のうちの1つと等しいように存在する(即ち、見つけられ得る)という点において意義がある。定義上は、“零”シンボル値がこのシンボルであり、他のシンボル値は、前記条件が満たされるような両側の正及び負の値である。
そのため、符号化ビットストリーム内で任意に表されるシンボルA、B、C、D、Eのセットでは、シンボル“値”は、シンボルCが0のシンボル値を表すとされ、シンボルA、B、D、Eがシンボル値V、V、V、Vを表すとされる場合、これらが、それらの発生率又は発生の可能性によって重み付けされるV、V、V、Vの平均が零に等しくなるような値であるような値である。又はより一般的には、符号化ビットストリーム内で任意に表されるシンボル…S−N、…S、…Sのセットでは、シンボル値は、シンボルSが0のシンボル値を表すとされ、シンボルS−N…S−1及びS…Sがシンボル値V−N、V−1、V、Vを表すとされる場合、これらが、それらの発生率又は発生の可能性によって重み付けされるV−N、V−1、V、Vの平均が零に等しくなるような値であるような値である。
A及びEの等しい発生並びにB及びDの等しい発生(又は、実際には異なる可能性の分散を有する特定の他の組み合わせ)がある場合、シンボル値は等間隔である。これらが−1、−1/2、0、+1/2、+1、又は、例えば、−2、−1、0、+1、+2と呼ばれるかどうかは任意であることに留意されたい。又は、S−N及びSの等しい発生、並びにS−(N−1)及びSN−1の等しい発生など(又は、実際には異なる可能性の分散を有する特定の他の組み合わせ)がある場合、シンボルは、零に関して対称である等しい数の等間隔の正及び負の値を表す。
例えば、DCフリー符号は、−1及び+1シンボルの発生又は発生の可能性が等しい3レベルの符号、−1、0、及び+1であり得、又は、5レベルの符号、−1、−1/2、0、1/2、+1の場合は、+1の発生又は発生の可能性が−1と等しく、−1/2の発生又は発生の可能性が+1/2と等しい。
2レベルの符号は、どんな値がシンボルに帰属されるとしても、平均が常に中間あたりになり、シンボル値のうちの1つに決して等しくなり得ないことから、決して上の特性を有しないことに留意されたい。負の値が正の値よりも頻繁に発生する場合は、4レベルの符号、−1、0、+1、2を有する可能性もある。しかしながら、4レベルの符号は、4つの等しく発生するシンボルに対するDCフリー要件を満たさず、そのような場合、平均がシンボル値のうちの1つでもあるという値は存在し得ない。
要するに、上記の特性を有する符号では、即ち、DC符号では、アイドル又は“休止”状態である零シンボルを用いて、シンボル値に対応するレベルを使用して変調された波形内でこれを表すことが理論的に可能であるため、その結果、波形内で、アイドル期間は、パケットのシンボルのうちの1つと同じ信号レベルから作成され得、アイドル期間はシンボルのDC平均と同じDCレベルを有する。したがって、原理上は、符号は、アイドル期間と同じ0の平均DCレベルを常に有するように思えるため、アイドル期間を変調する理由がないと考える人もいるかもしれない。しかしながら、不完全なドライバ10が、DCフリー符号の場合であってもパケット内にDCオフセットをもたらすという問題に気が付くと、アイドル期間内の変調が意味を持つということが分かる。
エンコーダ6によって使用される符号が1及び0だけの単純な二値符号であった場合、アイドル期間がすべて0の場合に、アイドル期間を変調することもなく、パケットのDCレベルとアイドル期間の0レベルとの間の振動に起因して低周波数成分が存在するということは明らかであろう(US2010/0284690を参照されたい)。しかしながら、エンコーダ6によって使用される符号が、例えば、三値マンチェスターなどの様々な3又は5レベルの符号のように、平均シンボル値がセット内のシンボル値のうちの1つに等しい(定義上は、零値)、3つ以上のレベルのDCフリー符号である場合、アイドル期間が単に零シンボルによって表され得るために、アイドル期間は問題にならないことが想像できる。ドライバにおける不完全さが、パケット内にDC成分を引き起こすが、アイドル期間内に等価成分は引き起こさないということに気付くことによってのみ、アイドル期間内の符号を変調する、即ち、同じドライバの不完全さを模倣する理由となる。
駆動信号自体(即ち、実際の波形を表す)に関しては、これは、少なくとも、パケット内の平均レベルがアイドル期間と同じであるという点においてDCフリーである。また、1つのパケットの平均は、別のパケットの平均に等しい。実際、三値マンチェスターなどの特定の符号において、符号は、データ依存ではないため、1つのユーザビット(データコンテンツの各ビット)の平均レベルは、常に次の平均と同じ(常に零)である。しかしながら、本明細書に開示される技術の適用性は、そのような非データ依存符号に限定されず、一般に、波形は(少なくとも実質的にランダムなデータでは)、平均がパケットからアイドル期間まで、好ましくはパケットごとに、ほぼ一定であるという点において、DCフリーである。更に、本開示に従う方式は、完全にDCを欠くDCフリー変調を必ずしももたらす必要はなく、むしろ本開示の目的のため、変調は、少なくとも一部の(視覚障害のない)ユーザのために目に見えるフリッカを回避するために十分である場合は、DCフリーと見なされる。
更に、上は、符号化シンボルストリームを(例えば、セット−1、−1/2、0、+1/2、+1から)生成するエンコーダ、及びこれを駆動信号の波形に変換する変調器8に関して説明しているが、代替の実施形態において、入力データ1を直接、駆動信号の波形に(例えば、直接、入力データの0及び1から図5の下の波形へ)マップする状態機械の形態をとることが可能であることに留意されたい。この場合、符号化信号は必ずしも中間ストリームシンボル値(例えば、−1、−1/2、0、+1/2、+1)の形態で存在するわけではないが、それにもかかわらず、駆動信号は依然としてこれらの値を3つ以上の異なる2レベルの(例えば、図11の)シンボル波形の形態で表す。実施形態において、これらの値は、依然としてデコード側での受信機のフィルタリング効果によって回復される(又は、代替的に、データ元のデータビットに直接マップされる)。
上の実施形態は、例として説明されているだけであることを理解されたい。特許請求された発明を実践する当業者は、図面、本開示、添付の請求項の研究から、開示された実施形態に対する他の変形形態を、理解し、達成し得る。請求項において、“含む”という用語は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞“a”又は“an”は、複数を除外しない。請求項に列挙されるいくつかの項目の機能を単一のプロセッサ又は他のユニットが実現してもよい。特定の手段が、相互に異なる従属請求項において列挙されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように使用されることができないと示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に、又はその一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体などの好適な媒体に記憶/分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムなどを介して、他の形態で分散されてもよい。請求項におけるいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。

Claims (15)

  1. エンコーダから符号化された信号を受信し、光源によって発せられる可視光に埋め込まれた信号を送信するために前記光源のドライバを駆動するための駆動信号を生成する変調器であって、前記駆動信号は、アイドル期間が点在した符号化データのパケットを表すために使用される離散レベルを有する波形を記述し、前記符号化データの前記パケットが、平均シンボル値に対応する零シンボル、高い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの正のシンボル、及び低い方のシンボル値に対応する少なくとも1つの負のシンボルの形態にある少なくとも3つの離散シンボルのセットを含む少なくとも3レベルの符号に従って前記エンコーダにより符号化され、前記符号は、少なくとも前記符号化データが実質的にランダムであるときに、前記シンボル値が平均して前記平均シンボル値になるという点においてDCフリーである、変調器を備えるコントローラであって、
    少なくとも前記符号化データが実質的にランダムであるときに、前記駆動信号のレベルは、前記パケット中に既定の平均DCレベルを有し、
    前記変調器は、前記駆動信号内で、少なくとも第1のレベル及び第2のレベルを含む複数のレベルを行き来するDCフリー変調を使用して前記アイドル期間を表すようにし、前記DCフリー変調は、前記アイドル期間の各々にわたって前記レベルが平均してパケット中の前記既定の平均DCレベルになるという点においてDCフリーである、
    コントローラ。
  2. 前記駆動信号内で、前記符号化データは、前記シンボルのシンボルレートで符号化されていて、少なくとも前記アイドル期間中、前記変調により、前記シンボルレートよりも高い周波数で前記第1のレベルと第2のレベルとの間を行き来する、
    請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記駆動信号内で、前記アイドル期間中、前記変調により、前記シンボルレートの2倍のレートで前記第1のレベルと第2のレベルとの間を行き来する、
    請求項2に記載のコントローラ。
  4. 前記アイドル期間の各々は、一連の前記零シンボルに対応し、前記変調は、前記駆動信号内の前記アイドル期間の前記零シンボルの各々を前記第1のレベル及び第2のレベルの組み合わせを含むシンボル波形によって表すことを含む、
    請求項2または3に記載のコントローラ。
  5. 前記変調は、前記第1のレベル及び第2のレベルのみを含む2レベルの変調である、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコントローラ。
  6. 前記変調は、前記駆動信号内で、前記零シンボルの各インスタンスを、等しい継続期間の前記第1のレベル及び前記第2のレベルからなるシンボル波形で表すことを含む、
    請求項5に記載のコントローラ。
  7. 前記アイドル期間の各々は、一連の前記零シンボルに対応し、前記変調器は、前記駆動信号内で、前記第1のレベル及び第2のレベルのうちの1つ又は両方を使用して各前記シンボルのインスタンスの各々を表すことによって、前記アイドル期間及び前記パケットの両方を表すために前記DCフリー変調を使用する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコントローラ。
  8. 前記変調は、前記駆動信号内で、前記アイドル期間中の前記零シンボルの各インスタンスを前記第1のレベル及び第2のレベルの組み合わせを含むシンボル波形で表すこと、並びに前記パケット中の前記零シンボルの各インスタンスを前記アイドル期間の前記零シンボルと90度位相がずれた同じシンボル波形で表すことを少なくとも含む、
    請求項7に記載のコントローラ。
  9. 前記セットの前記少なくとも1つの正のシンボルは、+1シンボルを含み、前記セットの前記少なくとも1つの負のシンボルは、−1シンボルを含み、
    前記変調は、前記駆動信号内で、前記零シンボルの各々を、等しい継続期間の前記第1のレベル及び前記第2のレベルで表すこと、前記+1シンボルの各々を前記第1のレベルのみによって表すこと、前記−1シンボルの各々を前記第2のレベルのみによって表すことを含む、
    請求項7または8に記載のコントローラ。
  10. 前記少なくとも3レベルの符号の前記シンボルは、前記零レベルの両側に等しい数の等間隔のレベルを有する奇数個のレベルに対応する、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のコントローラ。
  11. 前記符号は、少なくとも5レベルの符号である、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載のコントローラ。
  12. 前記符号は、厳密に5レベルの符号である、
    請求項11に記載のコントローラ。
  13. 前記セットの前記正のシンボルは、+1/2シンボル及び+1シンボルを含み、前記セットの前記負のシンボルは、−1/2シンボル及び−1シンボルを含み、
    前記変調は、前記駆動信号内で、前記零シンボルの各々を、等しい継続期間の前記第1のレベル及び前記第2のレベルからなるシンボル波形で表すこと、前記+1シンボルの各々を前記第1のレベルのみによって表すこと、前記−1シンボルの各々を前記第2のレベルのみによって表すこと、前記+1/2シンボルの各々を4分の3の継続期間が前記第1のレベルであり、4分の1の継続期間が前記第2のレベルからなるシンボル波形で表すこと、前記−1/2シンボルの各インスタンスを4分の1の継続期間が前記第1のレベルであり、4分の3の継続期間が前記第2のレベルからなるシンボル波形で表すことを含む、
    請求項7,8もしくは9に従属する請求項10、11または12に記載のコントローラ。
  14. 前記エンコーダをさらに含む、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載のコントローラ。
  15. 請求項4または請求項4に従属する請求項5乃至14のいずれか一項に記載のコントローラによって制御される前記光源によって発せられる、前記信号が埋め込まれた光を受信する受信機を備えるシステムであって、前記受信機は、シンボルごとに前記第1のレベルと前記第2のレベルとの間の前記変調を平均化し、それにより前記少なくとも3レベルの符号の前記シンボル値を回復するローパスフィルタリング効果を有する、システム。
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