JP2018509827A - アクセスポイントステアリング - Google Patents

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Abstract

第1のアクセスポイント(AP)が、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出する。第1のAPは、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定する。次いで、クライアントデバイスに、第1のAP、または第1のAPの特定のネットワークに関連付けさせるために、APステアリングが第1のAPによって使用される。例えば、第1のAPは、クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信し得る。関連付け解除メッセージは、クライアントデバイスに関連する第2のAPを特定し、クライアントデバイスに第2のAPから関連付け解除させ得る。クライアントデバイスが第2のAPから関連付け解除した後、クライアントデバイスは、第1のAPを選択し、第1のAPに関連付けし得る。第1のAPは、第1のAPのブラックリストを使用して、クライアントデバイスがどのネットワークに関連付けするかを管理し得る。【選択図】図1

Description

関連出願
[0001] 本出願は、2015年9月16日に出願された米国出願第14/855,735号、および2015年2月20日に出願されたインド特許出願第548/MUM/2015号の優先権の利益を主張する。
[0002] 開示される主題の実施形態は、一般にはワイヤレス通信の分野に関し、詳細にはアクセスポイントステアリングに関する。
[0003] ワイヤレス通信技術は、ワイヤレスアクセスポイント(「AP」)を介するクライアントデバイスのためのワイヤレスネットワークアクセスをサポートし得る。ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)は複数のAPを含み得、クライアントデバイスは、あるAPから別のAPに遷移し得る。例えば、クライアントデバイスは当初、最も強い信号を有するAPに関連付けし得る。特定のAPに関連付けられると、APの信号強度が弱くなるまで、クライアントデバイスはAPに関連付けられたままとなり得る。クライアントデバイスがWLAN内の別の位置に移動するとき、クライアントデバイスはそのAPから関連付け解除し、より強い信号強度を有する別のAPに関連付けし得る。
[0004] APステアリングのための様々な実施形態が開示される。APステアリングを使用して、第1のAPが、クライアントデバイスに、第1のAPまたは第1のAPによって管理される特定のネットワークに関連付けさせるようにワイヤレス環境を操作し得る。
[0005] 一実施形態では、第1のAPは、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出する。通信は、クライアントデバイスが第2のAPに関連付けられることを示し得る。第1のAPは、アクセスポイントステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定し得る。第1のAPは、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定したことに応答して、第1のAPからクライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信し得る。関連付け解除メッセージは、クライアントデバイスに第2のAPから関連付け解除させるために第2のAPを特定する。クライアントデバイスが第2のAPから関連付け解除した後、クライアントデバイスは、第1のAPを選択し、第1のAPに関連付けし得る。
[0006] 別の実施形態では、APがネットワーク関連付けを管理する。APは、クライアントデバイスからの第1の関連付け要求を検出し、第1の関連付け要求は、APによって管理される第1のネットワークを特定する。APは、ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むかどうかを決定する。APは、ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むという決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の関連付け要求を拒否する。APは、クライアントデバイスからの第2の関連付け要求を検出し、第2の関連付け要求は、APによって管理される第2のネットワークを特定する。APは第2の関連付け要求を許可する。
[0007] いくつかの実施形態では、第1のアクセスポイント(AP)によって行われる方法、この方法は、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出することと、通信が、クライアントデバイスが第2のAPに関連付けられることを示す、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定することと、少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、第1のAPからクライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信することと、ここにおいて、関連付け解除メッセージが第2のAPを特定する、を備える。
[0008] いくつかの実施形態では、方法は、通信を模倣するために関連付け解除メッセージを生成することをさらに備える。
[0009] いくつかの実施形態では、第1のAPからクライアントデバイスに関連付け解除メッセージを前記送信することは、クライアントデバイスに第2のAPから関連付け解除させる。
[0010] いくつかの実施形態では、方法は、クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを前記送信した後、第1のAPによって、クライアントデバイスから関連付け要求を受信することをさらに備える。
[0011] いくつかの実施形態では、方法は、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると決定することをさらに備える。
[0012] いくつかの実施形態では、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると前記決定することは、クライアントデバイスが第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定することを備える。
[0013] いくつかの実施形態では、第1のネットワークは、プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を備えるプライベートネットワークである。
[0014] いくつかの実施形態では、少なくとも1つの基準が満たされると前記決定することは、第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと判定することと、クライアントデバイスが現在は第1のAPに関連付けられていないと判定することとを備える。
[0015] いくつかの実施形態では、サービス品質属性は、第1のAPとクライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、第1のAPとクライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備える。
[0016] いくつかの実施形態では、第1のアクセスポイント(AP)は、プロセッサと、プロセッサに結合されたワイヤレスネットワークインターフェースと、命令を記憶したメモリとを備え、命令が、プロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、通信が、クライアントデバイスが第2のAPに関連付けられることを示し、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、第1のAPからクライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、関連付け解除メッセージが第2のAPを特定する。
[0017] いくつかの実施形態では、命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると決定させる。
[0018] いくつかの実施形態では、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると決定するための命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、クライアントデバイスが第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定させる命令を備える。
[0019] いくつかの実施形態では、第1のAPに少なくとも1つの基準が満たされると決定させるための命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定させ、クライアントデバイスが現在は第1のAPに関連付けられていないと決定させる命令を備える。
[0020] いくつかの実施形態では、非一時的機械可読媒体が、第1のAPのプロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、通信が、クライアントデバイスが第2のAPに関連付けられることを示し、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、第1のAPからクライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、関連付け解除メッセージが第2のAPを特定する、命令を備える。
[0021] いくつかの実施形態では、命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1のAPに、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると決定させる。
[0022] いくつかの実施形態では、第1のAPがクライアントデバイスについての1次APであると決定するための命令は、クライアントデバイスが第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定するための命令を備える。
[0023] いくつかの実施形態では、第1のネットワークは、プライベートネットワークであり、プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を備える。
[0024] いくつかの実施形態では、少なくとも1つの基準が満たされると決定するための命令は、第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定するための命令と、クライアントデバイスが現在は第1のAPに関連付けられていないと決定するための命令とを備える。
[0025] いくつかの実施形態では、サービス品質属性は、第1のAPとクライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、ワイヤレス伝送遅延と、第1のAPとクライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備える。
[0026] いくつかの実施形態では、命令は、クライアントデバイスへの関連付け解除メッセージの送信後、クライアントデバイスから関連付け要求を受信するための命令をさらに備える。
[0027] いくつかの実施形態では、第1のAPによって管理される第1のネットワークに関連する第1のネットワーク識別子を決定し、第2のAPから第1のメッセージを検出し、第1のメッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2のAPによって管理される第2のネットワークに関連する第2のネットワーク識別子を決定し、クライアントデバイスに第2のメッセージを送信するための命令をさらに備え、第2のメッセージが、第1のネットワーク識別子と第2のネットワーク識別子とを含み、ここにおいて、第2のメッセージがビーコンメッセージまたはプローブ応答メッセージを備える。
[0028] いくつかの実施形態では、ネットワーク関連付けを管理するためにAPによって行われる方法、この方法は、クライアントデバイスからの第1の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、第1の関連付け要求が、APによって管理される第1のネットワークを特定する、ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むかどうかを決定することと、ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むという決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の関連付け要求を拒否することと、クライアントデバイスからの第2の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、第2の関連付け要求は、APによって管理される第2のネットワークを特定する、第2の関連付け要求を許可することとを備える。
[0029] いくつかの実施形態では、方法は、第2の関連付け要求を許可したことに応答して、ブラックリストからクライアントデバイスの識別を除去することをさらに備える。
[0030] いくつかの実施形態では、方法は、第2のネットワークとの間のクライアントデバイスの以前の関連付けを決定することと、以前の関連付けの決定に応答して、ブラックリストにクライアントデバイスの指示を追加することと、ここにおいて、ブラックリストが、第1のネットワークに対する関連付け要求を拒否することに関連付けられる、をさらに備える。
[0031] いくつかの実施形態では、方法は、第1の関連付け要求を拒否したことに応答して、クライアントデバイスに関連する拒絶カウントを増分することをさらに備える。
[0032] いくつかの実施形態では、方法は、拒絶カウントがしきい値よりも大きいと決定することと、拒絶カウントがしきい値よりも大きいと決定したことに応答して、ブラックリストからクライアントデバイスの指示を除去することとをさらに備える。
[0033] いくつかの実施形態では、方法は、第2の関連付け要求を許可したことに応答して、拒絶カウントをリセットすることをさらに備える。
[0034] いくつかの実施形態では、第1の関連付け要求を拒否することは、第2のネットワークに関連付けするようにクライアントデバイスに命令する認証拒絶メッセージをクライアントデバイスに送信することを備える。
[0035] いくつかの実施形態では、ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むかどうかを決定することは、クライアントデバイスに関連するアドレスを求めてブラックリストを探索することを備える。
[0036] いくつかの実施形態では、方法は、APステアリングを行うかどうかを決定することをさらに備え、第1の関連付け要求を前記拒否することはさらに、APステアリングが行われるべきであるという決定に少なくとも部分的に基づく。
[0037] いくつかの実施形態では、第2のネットワークは、プライベートネットワークであり、プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を備える。
[0038] いくつかの実施形態では、第1のネットワークは公衆ネットワークまたは準公衆ネットワークを備える。
[0039] いくつかの実施形態では、第1のネットワークは第1の優先順位を有し、第2のネットワークは第2の優先順位を有する。
[0040] 添付の図面を参照することによって、本実施形態がより良く理解され得、多数の目的、特徴、および利点が当業者に明らかにされ得る。
本開示の実施形態による、第1のAPが第2のAPから第1のAPにクライアントデバイスをステアリングする例示的WLANを示す図。 本開示の実施形態による、関連付け解除メッセージを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャート。 本開示の実施形態による、APがAPの第1のネットワークからAPの第2のネットワークにクライアントデバイスをステアリングする例示的WLANを示す図。 本開示の実施形態による、ブラックリストを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャート。 本開示の実施形態による、AP BからAP AにクライアントデバイスをステアリングするAP Aを含む、ブラックリストを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャートを示す図。 本開示の実施形態による、ビーコンメッセージ内のAP Bを特定するAP Aを含むWLAN構成要素のセットを示す図。 本開示の実施形態による、ビーコンまたはプローブ応答メッセージを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャート。 本開示の実施形態による、APステアリングを実施するための電子デバイスの一実施形態のブロック図。
[0049] 以下の説明は、開示される本主題の技法を実施する例示的システム、方法、技法、命令シーケンス、およびコンピュータプログラム製品を含む。しかしながら、説明される実施形態は、これらの特定の詳細なしに実践され得る。例えば、実施例は、米国電気電子学会(IEEE)802.11ワイヤレスプロトコルを参照するが、本明細書の本開示は、ワイヤレス通信をサポートする他のワイヤレスネットワーキングプロトコルに当てはまる。別の例では、説明を不明瞭にしないために、周知の命令インスタンス、プロトコル、構造、および技法は、詳細には示されていない。
[0050] ワイヤレス通信技術を使用して、クライアントデバイスは、WLANにアクセスを得るために、異なるAP間を遷移し得る。従来、クライアントデバイスは当初、最も強い信号強度を有するAPに関連付けし得る。特定のAPに関連付けられると、クライアントデバイスは、別のAPに遷移することが必要となるまで、そのようにすることを防止するために、APに関連付けられたままとなり得る。現APにとどまる、または別のAPに遷移するための決定は、従来、クライアントデバイスとAPとの間の信号の信号強度に基づく。しかしながら、クライアントデバイスは、現APについての信号強度が特定のしきい値未満に低下するまで、別のAPを探索しないことがある。従って、クライアントデバイスが、別のAPによってより良好にサービスを受け得るときであっても、クライアントデバイスは、現APに関連付けられたままとなり得る。例えば、別のAPは、現APによって管理されるネットワークよりも高い帯域幅を有するネットワークを管理し得る。別の例では、別のAPは、現APによって管理されるネットワークよりも高い優先順位を有するネットワークを管理し得る。
[0051] APはまた、(アクセスのための証明書を必要とする)プライベートネットワークに加えて、(オープンアクセスを有する)公衆ネットワークを管理し得る。クライアントデバイスは、第1のAPのプライベートネットワークと提携し得る。例えば、クライアントデバイスおよび第1のAPは、同一のオペレータに属し得る。しかしながら、クライアントデバイスが第2のAPに関連付けられたままとなる場合、クライアントデバイスは、第1のAPに関連付けしないことがあり、またはプライベートネットワークへのアクセスを得ないことがある。
[0052] クライアントデバイスにとって利用可能な複数のAPがあるとき、クライアントデバイスがどのAPを使用するかを管理するために、APのうちの1つがAPステアリングを使用することが望ましいことがある。APステアリングとは、特定のAPおよび/またはAPの特定のネットワークに関連付けするようにクライアントデバイスをステアリングするための技法を指す。いくつかの実施形態では、第1のAPは、クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出し得る。第1のAPは、第1のAPが以前にクライアントデバイスに関連付けられていた、またはクライアントデバイスが第1のAPと提携すると決定し得る。第1のAPはまた、クライアントデバイスがAPステアリングについての少なくとも1つの基準を満たすと決定し得る。例えば、基準は、クライアントデバイスによって放射された(第1のAPによって測定された)信号の信号強度がしきい値よりも大きいかどうかの決定を含み得る。第1のAPは、第2のAPを特定する関連付け解除メッセージをクライアントデバイスに送信し得る。関連付け解除メッセージは、クライアントデバイスに第2のAPから関連付け解除させ得る。クライアントデバイスが第2のAPから関連付け解除した後、クライアントデバイスは、第1のAPを発見し、第1のAPに関連付けし得る。第1のAPが第2のAPから第1のAPにクライアントデバイスをどのようにステアリングし得るかについての実施形態が、図1および2を参照しながら以下で説明される。
[0053] いくつかの実施形態では、APは、APによって管理される第1のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク)から、同一のAPによって管理される第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)にクライアントデバイスをステアリングする。APがAPの第1のネットワークから第2のネットワークにクライアントデバイスをどのようにステアリングし得るかについての実施形態が、図3および4を参照しながら以下で説明される。
[0054] 図1は、2つのAPを有する例示的システムを示す。図1は、クライアントデバイス102、AP A 104、およびAP B 106を示す。AP A 104は、クライアントデバイス102にAP A 104に関連付けさせるようにAPステアリングを実施し得る。
[0055] AP A 104およびAP B 106は、部分的に重複するワイヤレスカバレッジエリアを提供し得る。例えば、2つの隣接する家屋があるシナリオを考慮する。各家屋はAPを有し得る。第1の家屋の居住者が隣接する家屋を通り過ぎるとき、居住者のクライアントデバイスが、隣家のAP(例えば、AP B 106)によって管理される公衆ネットワークに関連付けし得る。隣家のAPの信号強度がしきい値未満に低下しない場合、クライアントデバイスが第1の家屋内の別のAP(例えば、AP A 104)と提携し得るとしても、クライアントデバイスは、隣家のAPに関連付けしたままとなり得る。このシナリオでは、クライアントデバイスにAP B 106から関連付け解除させるように、AP A 104がAPステアリングを使用することが望ましいことがある。AP B 106から関連付け解除した後、クライアントデバイスは、AP A 104をスキャンし、選択し得る。
[0056] 図1の例では、AP A 104は、第1のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)および第2のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク)を管理し得る。同様に、AP B 106は、AP A 104によって管理されるネットワークとは異なる第1および第2のネットワーク(例えば、プライベートおよび公衆ネットワーク)を管理し得る。AP Aによって管理されるネットワークは、帯域幅、タイプ、優先順位、および/またはセキュリティなどによって互いに異なり得る。同様に、AP Bによって管理されるネットワークは、帯域幅、タイプ、優先順位、および/またはセキュリティなどによって互いに異なり得る。
[0057] クライアントデバイス102がAP A 104と提携する場合、AP A 104の両方のネットワークが、クライアントデバイス102による使用のために利用可能であり得る。逆に、クライアントデバイス102がAP B 106と提携しない場合、AP B 106の第1のネットワークだけが、クライアントデバイス102による使用のために利用可能であり得る。例えば、あるユーザが、AP A 104とクライアントデバイス102の両方を所有および/または操作し得、別のユーザが、AP B 106を所有および/または操作し得る。この例では、AP B 106が、クライアントデバイス102のユーザとは異なるユーザによって制御されるので、AP B 106の第2のネットワークは、クライアントデバイス102にとって利用可能ではない。
[0058] クライアントデバイスが特定のAPと提携するとき、そのAPは、クライアントデバイスのための1次ワイヤレスアクセスポイントと呼ばれることがある。図1の例では、AP A 104は、クライアントデバイス102のための1次ワイヤレスアクセスポイントであり得る。AP B 106は、クライアントデバイス102に対する従属APと呼ばれることがある。しかしながら、AP B 106は、別のクライアントデバイスに対する1次APであり得る。
[0059] 特定のAPが特定のクライアントデバイスのための1次APであることを指定するための様々な技法がある。例えば、AP A 104は、AP A 104がクライアントデバイス102のための1次APであることを指定する入力(例えば、ユーザ入力)を受信し得る。AP A 104をクライアントデバイスの1次APと指定するために、AP A 104は、クライアントデバイス102のメディアアクセス制御(「MAC」)アドレスをリストに追加し得る。別の例として、AP A 104は、AP A 104が、AP A 104によって管理される第1のネットワークに関連付けするクライアントデバイスのための1次APであると決定し得る そのように行う際に、AP A 104は、AP A 104の第1のネットワークに関連付けする全てのクライアントデバイスのリストを維持し得る。
[0060] クライアントデバイス102は当初、AP B 106に関連付けし得る。クライアントデバイス102がAP B 106からビーコンメッセージまたはプローブ応答メッセージを受信するとき、クライアントデバイス102はAP B 106に関連付けし得る。クライアントデバイス102は、認証メッセージ、関連付け要求/応答などを送信することによってAP B 106に関連付けし得る。
[0061] AP A 104は、クライアントデバイス102とAP B 106との間の通信108を検出し(点線110として示される)、通信108から識別データを抽出し得る。通信108を検出するために、AP A 104は、クライアントデバイス102およびAP B 106によって使用されるチャネルに無線を同調し得る。例えば、チャネルを決定するために、AP A 104は、通信108を検出するまで、利用可能なチャネルをスキャンし得る。AP A 104は、通信108から識別データを抽出し得る。識別データは、通信のソースおよび宛先を示すソース識別子および宛先識別子を含み得る。例えば、ソース識別子はクライアントデバイス102を示し得るのに対して、宛先識別子はAP B 106を示し得る。
[0062] 次いで、AP A 104は、AP B 106を特定する関連付け解除メッセージ112をクライアントデバイス102に送信し得る。通常、AP A 104から送られる関連付け解除メッセージは、それ自体(AP A 104)を特定する。しかしながら、本開示の一実施形態によれば、関連付け解除メッセージ112は、クライアントデバイス102がAP B 106からのものであると信じる関連付け解除メッセージをスプーフィングするためにAP B 106を特定する。クライアントデバイス102は、関連付け解除メッセージ112を受信して、AP B 106と関連付け解除し得る。AP B 106から関連付け解除するために行われる特定の動作には、様々なものがあり得る。例えば、クライアントデバイス102は、単にAP B 106との通信を停止し得、またはAP B 106に肯定応答を送信し得る。AP A 104がAP B 106からクライアントデバイス102をどのように分離し得るかについての様々な実施形態が、図2を参照しながら以下で説明される。
[0063] クライアントデバイス102がAP B 106と関連付け解除すると、クライアントデバイス102は、利用可能なAPを探索し得る。クライアントデバイス102は、AP A 104が利用可能であると決定し得る。クライアントデバイス102は、AP A 104が最も強い信号および/または最も信頼性の高い信号を有すると決定し、AP A 104に関連付けし得る。いくつかのワイヤレス環境では、クライアントデバイス102は、AP B 106と関連付け解除した後、AP B 106に再び関連付けすることを試み得る。この場合、AP A 104は、AP B 106を送信側と識別するクライアントデバイス102に追加の関連付け解除メッセージを送信し得る。
[0064] 従って、クライアントデバイス102にAP B 106から関連付け解除させることは、クライアントデバイス102がAP A 104に関連付けすることを保証しないことがある。AP B 106から関連付け解除した後、クライアントデバイス102は、AP B 106に再関連付けすることを試み得る。AP B 106がクライアントデバイス102からの再関連付け要求を許可する場合、クライアントデバイス102は、AP A 104に関連付けすることを試みないことがある。そのような例では、AP A 104は、AP B 106を特定する追加の関連付け解除メッセージを周期的に送信し得る。AP A 104は、クライアントデバイス102に追加の関連付け解除メッセージを送信する前に、追加の基準が満たされるかどうかを決定し得る。
[0065] AP A 104は、クライアントデバイスとの通信のため、およびAPステアリングを実施するための1つまたは2つの無線を使用し得る。AP A 104が単一の無線を含む場合、AP A 104のソフトウェアは、(例えば、アクティブチャネルを使用して)クライアントデバイスと通信し、他のチャネルをスキャンするように修正され得る。AP A 104は、クライアントデバイス102と他のAPとの間の通信を検出することを試行するために他のチャネルをスキャンし得る。単一無線実施形態では、AP A 104は、他のチャネルをスキャンしているとき、アクティブチャネル上で通信を送信および/または受信しないことがある。従って、単一無線実施形態は、ネットワーク性能に悪影響を及ぼし得る。別の実施形態では、AP A 104は複数の無線を含み、AP A 104が、クライアントデバイス102との通信に影響を及ぼすことなくAPステアリングを実施することを可能にする。例えば、AP A 104によって管理されるネットワークを介して他のクライアントデバイスと通信するために、第1の無線が使用され得る。クライアントデバイス102とAP B 106との間の通信を検出するために、第2の無線が使用され得る。
[0066] AP A 104およびAP B 106の各々が、それらがクライアントデバイス102のための1次APであると別々に決定することも可能である。クライアントデバイス102がAP104とAP106の両方の範囲内にある場合、AP A 104およびAP B 106の各々は、他のAPを特定する関連付け解除メッセージの送信を開始し得る。関連付け解除の反復を防止するために様々な機構が実施され得る。例えば、AP104および106の一方は、クライアントデバイス102に送られる関連付け解除メッセージの数を限定し得る。
[0067] 図2は、従属APから1次APにクライアントデバイスをステアリングするための例示的動作のフローチャートを示す。図2に示される動作は、1次AP(図1のAP A 104など)またはAPステアリングを行うように構成された任意の適切なデバイスによって行われ得る。
[0068] ブロック200において、1次AP(例えば、AP A 104)は、クライアントデバイス(例えば、クライアントデバイス102)と従属AP(例えば、AP B 106)との間の通信を検出する。通信がクライアントデバイスと従属APとの間で送られるとき、1次APも通信を受信する。ただ1つの無線が使用される場合、1次APは、単一の無線を介して通信を受信し得る。複数の無線が使用される場合、1次APは、第2の無線を介して通信を受信し得る。無線は、クライアントデバイスおよび従属APによって使用されるチャネルに同調され得る。1次APは通信を復号し、通信から識別データを抽出し得る。識別データは、クライアントデバイスおよび従属APを特定し得る。1次APはまた、通信に関する追加のデータも決定し得る。追加のデータは、通信のために使用されるチャネル(すなわち、アクティブチャネル)、通信を送信するために使用される変調および/またはコーディング方式を示し得る。
[0069] いくつかの例では、1次APおよび従属APが通信のために同一のアクティブチャネルを使用するとき、1次APは、通信を受動的に監視し得る。あるいは、1次APは、チャネルをスキャンしているときなど、他のワイヤレスデバイスの間の通信を能動的に監視するとき、通信を受信し得る。通信を能動的または受動的に監視する1次APは、スニッフィングと呼ばれることがある。1次APがクライアントデバイスと従属APとの間の通信を検出した後、制御はブロック202に進む。
[0070] 制御は、ブロック200または(図5のブロック508に接続する)ブロック214のいずれかからブロック202に進む。ブロック202において、1次APは、クライアントデバイスが1次APによって管理される第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)に以前に関連付けられていたかどうかを決定する。例えば、1次APは、クライアントデバイスの識別子がデータ構造によって含められるかどうかを決定するために、データ構造(例えば、テーブル、リスト、データベースなど)を探索し得る。識別子は、例えば、クライアントデバイスに関連するMACアドレスであり得る。識別子は、ブロック200において、通信から抽出されたデータを識別することによって実施され得る。クライアントデバイスが1次APの第1のネットワークに以前に関連付けられていたと1次APが決定する場合、制御はブロック204に進む。クライアントデバイスが1次APの第1のネットワークに以前に関連付けられていなかったと1次APが決定する場合、プロセスは終了する。
[0071] 図1を参照すると、AP A 104は、クライアントデバイス102がAP A 104によって管理される第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)に以前に関連付けられていたと決定し得る。AP A 104は、第2のネットワークに関連付けしていた全てのクライアントデバイスについてのクライアントデバイス識別子(例えば、MACアドレス)を含むクライアントデバイス識別子リストを維持し得る。上記のように、識別情報は、ソース識別子および宛先識別子を含み得る。AP A 104は、ソース識別子および/または宛先識別子の例を求めてクライアントデバイス識別子リストを探索し得る。ソース識別子または宛先識別子がクライアントデバイス識別子リスト内で見つかった場合、AP A 104は、クライアントデバイス102が第2のネットワークに以前に関連付けしていたと決定し得る。
[0072] ブロック204において、1次APは、APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされるかどうかを決定する。少なくとも1つの基準は、一定の条件下でAPステアリングを行うことから、潜在的な悪影響を低減するように見なされ得る。APステアリングが行われるべきであるかどうかを決定するために様々な基準が使用され得る。例えば、1次APは、1次APとクライアントデバイスとの間の信号強度が特定のしきい値より上であるかどうかを決定し得る。1次APは、変調およびコーディング方式索引が一定のしきい値より上かどうかなどを決定し得る。APステアリングについての全ての基準を性能または信号品質に関係付ける必要があるとは限らない。例えば、ある基準は、クライアントデバイスと1次APとの間の提携を含み得る。APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると1次APが決定する場合、制御はブロック206に進む。APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされないと1次APが決定する場合、プロセスは終了する。
[0073] 図1を参照すると、AP A 104は、クライアントデバイス102のAPステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定し得る。基準は、APステアリングが不適切であり得るシナリオを識別するために使用され得る。例えば、AP A 104とクライアントデバイス102との間の信号強度が不十分であるシナリオを考慮する。AP A 104がクライアントデバイス102にAP B 106から関連付け解除させた場合、クライアントデバイス102は、AP B 106に再び関連付けするように試み得る。しかしながら、その代わりに、クライアントデバイス102がAP A 104に関連付けする場合、クライアントデバイス102から見たネットワーク性能は低下し得る。従って、基準の1つは、AP A 104とクライアントデバイス102との間の信号強度のしきい値を含み得る。AP A 104とクライアントデバイス102との間の信号強度がしきい値未満である場合、少なくとも1つの基準は満たされず、APステアリングは行われない。少なくとも1つの基準は、サービス品質(QoS)属性がしきい値より上であることを含み得る。QoS属性の例としては、変調および/またはコーディング方式に関連するスループット、信号強度、ワイヤレス伝送遅延などがあり得る。さらに、非QoS基準も使用され得る。
[0074] いくつかの例では、APステアリングは、基準のそれぞれ全てが満たされるときに行われる。別の例では、APステアリングを行うことを決定するとき、基準のサブセットが満たされ得る。例えば、基準の各々に重みが割り当てられ得る。満たされる基準の各々について、基準の重みが合計に加えられる。重みの合計がしきい値を超える場合、AP A 104はAPステアリングを行う。いくつかの例では、AP A 104は、APステアリングを行う前に、一定の基準が満たされることを必要とし得る。
[0075] ブロック206において、1次APは、クライアントデバイスが省電力モードにあるかどうかを決定する。一実施形態では、1次APは、クライアントデバイスが省電力モードを使用するかどうかを決定し得る。1次APは、ブロック200において検出された通信を解析することによって、この決定を行い得る。1次APはまた、クライアントデバイスと従属APとの間で追加の通信が送信されるかどうかを解析することによってこの決定を行い得る。クライアントデバイスが省電力モードにある1次APが決定する場合、制御はブロック208に進む。クライアントデバイスが省電力モードにないと1次APが決定する場合、制御はブロック212に進む。
[0076] ブロック208において、1次APは、クライアントデバイスが省電力モードのスリープサブステートにあるかどうかを決定し得る。一実施形態では、省電力モードは、アウェイクサブステートとスリープサブステートとを含む。クライアントデバイスは、従属APと通信するなどのために、短い時間量にわたってアウェイクサブステートにあり得る。別の時間には、クライアントデバイスはスリープサブステートにあり得る。別の実施形態では、省電力モードは、スリープサブステートに対する追加のサブステートおよび/または異なるサブステートを含む。クライアントデバイスが省電力モードのスリープサブステートにあると1次APが決定する場合、制御はブロック210に進む。クライアントデバイスが省電力モードのスリープサブステートにないと1次APが決定する場合、制御はブロック212に進む。
[0077] ブロック210において、1次APは、一定の時間量にわたって待機する。一実施形態では、1次APは、一定の量のミリ秒わたってなど、所定の時間量にわたって待機する。別の実施形態では、1次APは、ブロック200において検出された通信の解析などに基づいて、待機する時間量を動的に決定する。別の実施形態では、1次APは、クライアントデバイスと従属APとの間で送信される追加の通信のタイミングを解析することによってこの決定を行う。
[0078] ブロック212において、1次APは、従属APを特定する関連付け解除メッセージをクライアントデバイスに送信する。従って、1次APを識別する代わりに、関連付け解除メッセージは従属APを特定する。1次APは、クライアントデバイスおよび従属APと互換性のある様々な特徴を使用して、関連付け解除メッセージを送信し得る。例えば、1次APは、ブロック200において検出された通信から決定される特定の変調およびコーディング方式索引を使用し得る。言い換えれば、1次APは、ブロック200において検出された通信を模倣するように試み、クライアントデバイスが関連付け解除メッセージを首尾よく受信し、復号する可能性を向上させる。1次APが、従属APを特定する関連付け解除メッセージを送信し、従って従属APからの通信を模倣することはスプーフィングと呼ばれることがある。1次APが従属APを特定する関連付け解除メッセージをクライアントデバイスに送信した後、プロセスは終了する。
[0079] 図1を参照すると、AP A 104は、AP B 106を特定する関連付け解除メッセージ112をクライアントデバイス102に送信し得る。従って、関連付け解除メッセージ112は、AP A 104を特定せず、AP B 106を送信側と特定する。分離メッセージは、クライアントデバイス102にAP B 106から関連付け解除させ得る。
[0080] 上記のように、ブロック200において、1次APは、クライアントデバイスと他のAPとの間の通信を検出する。一定の通信が1次APを宛先と特定する場合、1次APは、その一定の通信を処理し得る。通信が従属APを宛先と特定する場合、1次APは、通信が2つの他のデバイス間のものであることを認識する。
[0081] 図3は、ブラックリストを使用して第1のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク)から第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)にクライアントデバイスをステアリングするAPを含むWLAN構成要素のセットを示す。前述のように、APは、公衆ネットワークおよび/またはプライベートネットワークなどの2つのネットワークを管理する。プライベートネットワークは、ネットワークにアクセスするために証明書を必要とし得るネットワークである。例えば、証明書は、プライベートネットワークを管理するAPの所有者または借主などのプライベートネットワーク管理者によってプロビジョニングされ得る。プライベートネットワークに関連する証明書は、プライベートネットワークへのアクセスを限定するように意図され得る。プライベートネットワークとは対照的に、公衆ネットワークは、任意のクライアントデバイスが関連付けすることを可能にするネットワークである。公衆ネットワークは、クライアントが公衆ネットワークに関連付けするためにどんな形態の認証も必要しないことがあるので、公衆ネットワークは、オープンネットワークと呼ばれることがある。別のタイプの公衆ネットワークは、準公衆ネットワークと呼ばれることがある。準公衆ネットワークは、プライベートネットワーク管理者に特有のものではない、広く配布された証明書を使用し得る。例えば、準公衆ネットワークは、特定の顧客が準公衆ネットワークを管理する特定のAPを所有するか、それともリースするかの如何に関わらず、特定のインターネットサービスプロバイダ(ISP)の全ての顧客が準公衆ネットワークにアクセスすることを可能にし得る。
[0082] 特定のISPが顧客にAPをリースするシナリオを考慮する。各APは、顧客が特定のAPの借主であるかどうかの如何に関わらず、ISPの顧客と提携するクライアントデバイスのいずれかが公衆ネットワークに関連付けし、公衆ネットワークを使用することを可能にする公衆ネットワークを管理し得る。例えば、特定のAPは、クライアントデバイスの所有者をISPの顧客と特定する証明書をクライアントデバイスから受信し得る。次いでAPは、証明書が有効であるかどうかを決定するために、ISPによって管理される認証サーバに照会し得る。証明書が有効である場合、APは、クライアントデバイスが公衆ネットワークに関連付けすることを可能にし得る。公衆ネットワークがAPの借主以外のユーザにとってアクセス可能であり得るので、公衆ネットワークは、スループットキャップやコンテンツ制限など、ユーザに様々な制限を課し得る。
[0083] 各APはまた、プライベートネットワークを管理し得る。プライベートネットワークは、特定のAPの借主によって制御される証明書を必要とし得る。言い換えれば、APをリースするISP顧客は、プライベートネットワークへのアクセスを、ISP顧客が選ぶクライアントデバイスに制限し得る。APによって管理される公衆ネットワークは、様々な制限を課し得るのに対して、APによって管理されるプライベートネットワークは、無制限のアクセスを提供し得る。
[0084] APによって管理される特定のネットワークを識別するために、各ネットワークは、サービスセット識別子(「SSID」)を有し得る。例えば、APは、公衆ネットワーク(または準公衆ネットワーク)に関連する公衆SSIDを有し得、プライベートネットワークに関連するプライベートSSIDを有し得る。上記のように、公衆ネットワークは、プライベートネットワークに当てはまらない制限を含み得る。従って、プライベートネットワークは、公衆ネットワークに勝る利点を提供し得る。プライベートネットワークはまた、公衆ネットワークに勝る、よりセキュアな通信を提供し得る。図3では、クライアントデバイスに公衆ネットワークからプライベートネットワークに遷移させるために、APステアリングがAPによって使用され得る。
[0085] 図3は、クライアントデバイス302と、AP B 304と、AP A 312とを有するワイヤレスシステムを示す。図3では、ワイヤレスシステムは、IEEE802.11ワイヤレスプロトコルと同様のワイヤレス通信プロトコルを実施し得る。あるいは、ワイヤレスシステムは、本明細書で説明される特徴と互換性のある任意のワイヤレス通信プロトコルを実施し得る。
[0086] AP B 304は、第1のSSID306と第2のSSID308とを含む。第1のSSID306は、AP B 304によって管理される公衆ネットワークに関連付けられ得る。第2のSSID308は、AP B 304によって管理されるプライベートネットワークに関連付けられ得る。AP A 312は、第1のSSID314と第2のSSID316とを含む。第1のSSID314は、AP B 312によって管理される公衆ネットワークに関連付けられ得る。第2のSSID316は、AP B 312によって管理されるプライベートネットワークに関連付けられ得る。AP A 312はまた、ブラックリスト320を維持する。AP A 314によって管理されるネットワークは、帯域幅、タイプ、優先順位、および/またはセキュリティなどによって互いに異なり得る。同様に、AP B 306によって管理されるネットワークは、帯域幅、タイプ、優先順位、および/またはセキュリティなどによって互いに異なり得る。
[0087] クライアントデバイス302は当初、AP B 304によって管理される第1のネットワークに関連付けし得る。クライアントデバイス302がAP B 304に物理的に近いとき、クライアントデバイス302は、AP B 304の第1のネットワークに関連付けし得る。クライアントデバイス302はまた、AP B 304からビーコンメッセージまたはプローブ応答メッセージを受信し得る。クライアントデバイス302およびAP B 304は、認証メッセージ、関連付け要求/応答などを送信することを含む動作を行うことによって関連付けし得る。動作には、プロトコルの間で様々なものがあり得る。
[0088] 次いで、クライアントデバイス302は、AP A 312によって管理される第1のネットワークに関連付けし得る。クライアントデバイス302がAP B 304に関連付けられる間に、クライアントデバイス302は、AP A 312によって管理される第1のネットワークを特定するビーコンメッセージをAP A 312から受信し得る。従って、クライアントデバイス302は、AP A 312によって管理される第1のネットワークがアクセス可能であると決定し得る。クライアントデバイス302はまた、AP A 312によって管理される第1のネットワークがAP B 304の第1のネットワークよりも良好な性能を提供し得ると決定し得る。別の例では、クライアントデバイス302は、AP A 312によって管理される第1のネットワークがAP B 304の第1のネットワークよりも高い優先順位を有すると決定し得る。次いで、クライアントデバイス302は、AP B 304と関連付け解除し、AP A 312に関連付けし得る。AP A 312はまた、図1および2を参照しながら説明された方式で、クライアントデバイス302に(AP B 304との関連付け解除のための)関連付け解除メッセージを送り得る。
[0089] AP A 312は、AP A 312の第1のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク)からAP A 312の第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)にクライアントデバイス102をステアリングし得る。AP A 312は、ブラックリスト320にクライアントデバイス302を追加し得る。クライアントデバイス302がブラックリスト320に追加されると、AP A 312は、クライアントデバイス302を関連付け解除し得る。クライアントデバイス302が関連付け解除された後、クライアントデバイス302は、異なるチャネル上の、または異なるSSIDを有する利用可能なネットワークを探索し得る。次いで、クライアントデバイス302は、第2のSSID316に関連付けられるAP A 312の第2のネットワークを発見し得る。クライアントデバイス302がAP A 312の第2のネットワークに関連付けする場合、AP A 312は、ブラックリスト320からクライアントデバイス302を除去し得る。クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークと再関連付けしようと試行する場合、AP A 312は関連付け試行を拒絶し得る。関連付け施行が拒絶されるとき、クライアントデバイス302は、利用可能なネットワークを引き続き探索し得る。AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークに関連付けするように試行する回数を監視し得る。クライアントデバイス302が再関連付けするように試行する回数が特定のしきい値よりも大きいとAP A 312が決定する場合、AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークに再関連付けすることを可能にし得る。
[0090] 図3に示される例は、クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第1のネットワークと、AP A 312によって管理される第2のネットワークとの間で遷移することを仮定する。前述のように、クライアントデバイス302は、様々なネットワーク属性(例えば、SSID、チャネル、およびその他)に基づいてどのネットワークかを選択し得る。他のシナリオも、クライアントデバイス302が、AP A 312によって管理される第2のネットワークではなく、AP A 312によって管理される第1のネットワークに関連付けする結果となり得る。例えば、AP A 312によって管理される第2のネットワークについての信号品質が一時的に低下し得、従ってその結果、クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第1のネットワークに関連付けする。あるいは、クライアントデバイス302がどんなネットワークとも現在は関連付けられておらず、AP A 312によって管理される第2のネットワークが一時的に利用不能であるとき、クライアントデバイス302は、AP A 312によって管理される第1のネットワークに関連付けし得る。そのようなシナリオでは、クライアントデバイス302を第2のネットワークにステアリングするために技法がやはり使用され得る。
[0091] いくつかのシナリオでは、AP A 312は、ブラックリストを使用するAPステアリングが行われるべきではないと決定し得る。例えば、AP A 312によって管理される第2のネットワークに関連付けするための証明書が変化する場合、AP A 312は、クライアントデバイス302がその証明書を更新するまで、APステアリングが行われるべきではないと決定し得る。このことは、ブラックリスト機能が、クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第1のネットワークに関連付けすることを妨げ、古い証明書が、クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第2のネットワークに関連付けすることを妨げる「スラッシング」シナリオを防止し得る。AP A 312はクライアントデバイス302のワイヤレスローミング機能の制御を有さないことがあるので、AP A 312は、全てのスラッシングシナリオを防止することができないことがあるが、スラッシングの確率が上昇するときにAPステアリングを行わないことによって、確率を低減し得る。
[0092] ブラックリストを使用するAPステアリングが行われるべきであるかどうかは、特定の設定または変数によってグローバルに示され得る。従って、AP A 312は、APステアリングを行う前に、設定/変数の値をチェックし得る。ブラックリストを使用するAPステアリングが行われるべきかどうかは、様々な技法を使用して個々のクライアントデバイスについて示され得る。いくつかの例では、AP A 312は、APステアリングが行われるべきではないクライアントデバイスを特定するリストを維持し得る。いくつかの例では、AP A 312は、特定のクライアントデバイスがAP A 312によって管理される第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)に以前に関連付けしていたことを示す特定のクライアントデバイスの識別子をリストから除去し得る。例えば、AP A 312によって管理される第2のネットワークについての証明書が変更される場合、AP A 312は、どのクライアントデバイスがその第2のネットワークに以前に関連付けしていたかを示すリストから、クライアントデバイス識別子を除去し得る。クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第2のネットワークに首尾よく関連付けするとき、AP A 312は、クライアントデバイスの識別子をリストに追加し得、従ってクライアントデバイス302についてのAPステアリングを可能にする。
[0093] 図4は、ブラックリストを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャートを示す。図4に示される動作は、1次APまたは任意の適切なワイヤレスデバイスによって行われ得る。プロセスはブロック400から始まる。しかしながら、図4の動作は、図4のブロック424に接続する、図5で説明される動作の後にも行われ得る。
[0094] ブロック400において、APは、APに関連付けするためのクライアントデバイスによる試行を検出する。関連付けプロセスは特定のメッセージから始まり得る。例えば、IEEE802.11ワイヤレスプロトコルについての関連付けプロセスは、クライアントデバイスからAPへの認証要求から始まり得る。APは、APからクライアントデバイスへの認証応答で応答し得、その後に、クライアントデバイスからAPへの関連付け要求が続く。従って、APが認証要求を受信したとき、APは、APに関連付けするためのクライアントデバイスによる試行を検出し得る。別のプロトコルでは、関連付けプロセスは、関連付け要求メッセージまたは他のメッセージから始まり得る。APが、APに関連付けするためのクライアントデバイスによる試行を検出した後、制御はブロック402に進む。図3を参照すると、AP A 312は、AP A 312の第1のネットワーク(例えば、公衆ネットワーク)に関連付けするためのクライアントデバイス302による試行を検出し得る。あるシナリオでは、クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークから関連付け解除された後(すなわち、ブロック420の後)、クライアントデバイス302は、AP A 312の第1のネットワークに再関連付けすることを試み得る。
[0095] ブロック402において、APは、クライアントデバイスがブラックリスト上にあるかどうかを決定する。クライアントデバイスがブラックリスト上にあるかどうかを決定するために、APは、クライアントデバイスに関連する、MACアドレスなどのクライアントデバイス識別子を求めてブラックリストを探索する。ブラックリストは、リスト、テーブル、または任意の適切なデータ構造とともに実施され得る。従って、クライアントデバイス識別子を求めてブラックリストを探索するために使用される特定の技法には、様々なものがあり得る。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302がブラックリスト320上にあるかどうかを検出し得る。AP A 312は、ブロック400の関連付け要求から、クライアントデバイス302のクライアントデバイス識別子を抽出し得る。クライアントデバイスがブラックリスト上にあるとAPが決定した場合、制御はブロック404に進む。クライアントデバイスがブラックリスト上にないとAPが決定した場合、制御はブロック414に進む。
[0096] ブロック404において、APは、クライアントデバイスに関連するクライアントデバイス拒絶カウントを増分する。クライアントデバイス拒絶カウントは、ブラックリスト内にクライアントデバイス識別子とともに、または別のデータ構造の部分として別々に記憶され得る。APがクライアントデバイスに関連するクライアントデバイス拒絶カウントを増分した後、制御はブロック406に進む。
[0097] ブロック406において、APは、クライアントデバイス拒絶カウントがしきい値よりも大きいかどうかを決定する。しきい値は静的または動的であり得る。クライアントデバイス拒絶カウントがしきい値よりも大きい場合、制御はブロック410に進む。クライアントデバイス拒絶カウントがしきい値以下である場合、制御はブロック408に進む。
[0098] ブロック408において、APは、クライアントデバイスの関連付け試行を拒否する。APによって行われる特定の動作には、様々なものがあり得る。例えば、APがIEEE802.11ワイヤレスプロトコルを実施する場合、APは認証拒絶メッセージを送信し得る。いくつかの例では、APは、関連付け解除メッセージ、関連付け拒絶メッセージ、および/または他のメッセージを送信し得る。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302に認証拒絶メッセージ(および/または他のメッセージ)を送信し得る。一実施形態では、認証拒絶メッセージは、APの第2のネットワーク(例えば、プライベートネットワーク)に関連付けするようにクライアントデバイスに命令し得る。いくつかの例では、AP A 312は、関連付け試行を許可しないことによって関連付け試行を拒絶し得る。APがクライアントデバイスの関連付け試行を拒否した後、プロセスは終了する。
[0099] ブロック410において、APは、ブラックリストからクライアントデバイス識別子を除去する。このことは、クライアントデバイスがAPによって管理される第1のネットワークと関連付けすることを可能にし、クライアントデバイスがAPによって管理されるどんなネットワークにも関連付けすることができないシナリオを防止する。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302に関連するクライアントデバイス識別子をブラックリスト320から除去する。APがブラックリストからクライアントデバイスを除去した後、制御はブロック412に進む。
[00100] ブロック412において、APは、クライアントデバイスがAPに関連付けすることを可能にする。特定の動作には様々なものあり得る。例えば、APがIEEE802.11ワイヤレスプロトコルを実施する場合、APは、認証受諾メッセージを送信し得る。いくつかの例では、APは、関連付け許可メッセージまたは別のメッセージを送信し得る。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークに関連付けすることを可能にする。クライアントデバイスがAPの第1のネットワークに関連付けすることをAPが可能にした後、プロセスは終了する。
[00101] ブロック414において、APは、クライアントデバイスがAPに関連付けすることを可能にする。ブロック414の動作は、ブロック412の動作と同様であり得る。例えば、APがIEEE802.11ワイヤレスプロトコルを実施する場合、APは、認証受諾メッセージを送信し得る。いくつかの例では、APは、関連付け許可メッセージまたは別のメッセージを送信し得る。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312の第1のネットワークに関連付けすることを可能にする。クライアントデバイスがAPの第1のネットワークに関連付けすることをAPが可能にした後、制御はブロック416に進む。
[00102] ブロック416において、APは、クライアントデバイスがAPによって管理される第2のネットワークに現在の関連付けの前に関連付けしていたかどうかを決定する。クライアントデバイスがAPによって管理される第2のネットワークに以前に関連付けしていたかどうかを決定するために、APは、第2のネットワークに以前に関連付けしていたクライアントデバイスを特定するリストまたは他のデータ構造を探索し得る。リストは、MACアドレスまたは他のクライアントデバイス識別子のリストであり得る。従って、APは、ブロック400で受信したメッセージから抽出したクライアントデバイスのMACアドレスを求めてリストを探索し得る。APが、クライアントデバイスがAPによって管理される第2のネットワークに以前に関連付けしていたと決定する場合、制御はブロック418に進む。APが、クライアントデバイスがAPによって管理される第2のネットワークに以前に関連付けしていなかったと決定する場合、プロセスは終了する。
[00103] 図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312によって管理される第2のネットワークに以前に関連付けしていたかどうかを決定し得る。クライアントデバイス302が第2のネットワークに以前に関連付けしていた場合、AP A 312は、クライアントデバイス302についてのクライアントデバイス識別子(例えば、MACアドレス)を記憶する。AP A 312は、リスト、テーブル、または他の適切なデータ構造内に、識別したクライアントデバイスを記憶し得る。従って、クライアントデバイス識別子が(例えば、リスト内に)記憶されている場合、AP A 312は、クライアントデバイス302がAP A 312の第2のネットワークに以前に関連付けしていたと決定する。
[00104] ブロック418において、APは、ブラックリストにクライアントデバイス識別子を追加する。前述のように、クライアントデバイスは、クライアントデバイスに関連するMACアドレスによって識別され得る。ブラックリストは、リスト、テーブル、または他の適切なデータ構造として実施され得る。従って、ブラックリストに識別子を追加するために行われる特定の動作には、ブラックリストの実施に応じて様々なものがあり得る。図3を参照すると、AP A 312は、クライアントデバイス302に関連するクライアントデバイス識別子をブラックリスト320に追加し得る。クライアントデバイスがブラックリストに追加された後、制御はブロック420に進む。
[00105] ブロック420において、APはクライアントを関連付け解除する。特定動作には様々なものがあり得る。例えば、APがIEEE802.11ワイヤレスプロトコルを実施する場合、APは関連付け解除メッセージを送信し得る。APが別のプロトコルを実施する場合、APは、プロトコルによって定義される特定のメッセージを送信し得る。APがクライアントを関連付け解除した後、プロセスは終了する。
[00106] 図3を参照すると、AP B 304は、クライアントデバイス302に関連付け解除メッセージを送信し得る。図1および2を参照しながら説明された関連付け解除メッセージとは異なり、ブロック420の関連付け解除メッセージは、実際の送信側AP(例えば、AP A 312)を特定する。送信側APを特定することに加えて、関連付け解除メッセージ内に含まれるデータには、プロトコルの間で様々なものがあり得る。関連付け解除メッセージ内に含まれ得る他のデータの例としては、第1のネットワークのSSID、クライアントデバイス302についての識別子などがある。
[00107] クライアントデバイスがAPの第2のネットワークに首尾よく関連付けするとき、クライアントデバイスはブラックリストから除去され得る。クライアントデバイスはまた、クライアントデバイス拒絶カウントが(例えば、ブロック410での)特定のしきい値よりも大きいことに応答して、ブラックリストから除去され得る。クライアントデバイスがブラックリストから除去されるとき、クライアントデバイス拒絶カウントはゼロにリセットされ得る。AP A 312はまた、クライアントデバイス302がAP A 312の第2のネットワークに一定の回数だけ再関連付けすることを試行する場合、ブラックリストからクライアントデバイス302を除去し得る。従って、クライアントデバイス302が一定の試行数の後に第2のネットワークに関連付けすることができない場合、クライアントデバイス302はネットワーク接続を拒否されない。
[00108] 図3および4に示されるプロセスは、同一のAPによって管理される第2のネットワークにクライアントデバイをステアリングする前に、スクライアントデバイスがAPによって管理される第1のネットワークに関連付けすることを示す。あるいは、APは、APによって管理される第1のネットワークに関連付けするためのクライアントデバイスによる要求を拒否し得る。
[00109] 図5は、AP BからAP AにクライアントデバイスをステアリングするAP Aを含む、ブラックリストを使用するAPステアリングのための例示的動作のフローチャートを示す。図5は、クライアントデバイスとAP Bとの間の暗号化通信を反映する本開示の一実施形態を示す。
[00110] ブロック500において、AP Aは、クライアントデバイスとAP Bとの間の通信を検出する。ブロック500はブロック200と実質的に同様であり得る。
[00111] ブロック502において、AP Aは、識別データが通信内で暗号化されるかどうかを決定する。例えば、AP Bおよびクライアントデバイスは、暗号化管理フレームを使用して通信し得る。識別データが暗号化される場合、AP Aは、識別データを解析することができず、および/または通信から識別データを抽出することができないことがある。従って、AP Aは、クライアントデバイスと従属AP(すなわち、AP B)とを識別;することができないことがある。識別データが暗号化されるとAP Aが決定する場合、制御はブロック504に進む。識別データが暗号化されないとAP Aが決定する場合、制御はブロック508に進む。ブロック508において(「A」とマークされる)、制御は図2のブロック214に進む。
[00112] ブロック504において、AP Aは、クライアントデバイスがAP Bから分離するのを待機する。一実施形態では、AP Aは所定の時間量にわたって待機する。別の実施形態では、AP Aは、例えば、AP Aおよび/またはクライアントデバイスに関連するワイヤレスローミング機能に基づいて、待ち時間を動的に調節し得る。
[00113] ブロック506において、AP Aは、クライアントデバイスがAP Bから関連付け解除したかどうかを決定する。AP Aは、例えば、新しいAPとの関連付けを探すクライアントデバイスからのメッセージに基づいて、この決定を行い得る。AP Aはまた、暗号化通信を使用しないクライアントデバイスに基づいてこの決定を行い得る。クライアントデバイスがAP Bから関連付け解除したとAP Aが決定する場合、制御はブロック510に進む。ブロック510において(「B」とマークされる)、制御は図4のブロック424に進む。
[00114] クライアントデバイスがAP Bから関連付け解除していないとAP Aが決定する場合、制御はブロック502に進む。ブロック510で図4の動作を行った後、プロセスは終了する。
[00115] APはまた、他の近くのAPについてクライアントデバイスに情報を提供することによってAPステアリングを実施し得る。近くのAPは、クライアントデバイスの範囲外であり得る。具体的には、第1のAPは、第2のAPからビーコンメッセージを検出する。第1のAPは、第2のAPおよび/または第2のAPによって管理されるネットワークを特定するデータを記憶する。その後で、第1のAPが第1のAPを特定するビーコンメッセージを送信するとき、第1のAPはまた、第2のAPおよび/または第2のAPによって管理されるネットワークを特定するデータをも含む。従って、クライアントデバイスが第1のAPの範囲内にあるが、第2のAPの範囲内にない場合、それでもなお、クライアントデバイスは、第2のAPによって管理されるネットワークが近くにあると決定し得る。第2のAPおよび/または第2のAPによって管理されるネットワークを特定するデータは、第2のAPがどのチャネル上で動作しているかを指定するデータを含み得る。ビーコンメッセージを受信したとき、クライアントデバイスは、第2のAPをより効率的に探索し得る。
[00116] 図6は、クライアントデバイス602と、AP B 604と、AP A 606とを示す(「ワイヤレスデバイス」と総称する)。図6は、ビーコンメッセージ内の他のAPを識別するAPを含むWLAN構成要素のセットを示す。
[00117] AP B 604は、AP B 604によって管理される1つまたは複数のネットワークを特定するビーコンメッセージ608を送信し得る。例えば、AP B 604は、公衆ネットワークやプライベートネットワークなどの2つのネットワークを管理し得る。AP B 604は、各々の特定のネットワークに関連するチャネル上で各ネットワークについて個々のビーコンメッセージを送信し得る。別の例では、単一のビーコンメッセージ608は、SSIDと、チャネルと、AP B 604によって管理される互いのネットワークに関連する他の識別データとを含み得る。
[00118] AP A 606は、例えばAP B 604によって送信されるビーコンメッセージ608を検出し得、一方、AP A 606によって使用される無線は、通常は特定のチャネルに同調され得、AP A 606は、他のチャネルを周期的にスキャンし得る。AP A 606は、特定のチャネルを使用して、任意のネットワークについてのビーコンメッセージを受信し得る。無線が他のチャネルを周期的にスキャンしている間に、AP A 606は、スキャンされているチャネルを使用して、任意のネットワークについてのビーコンメッセージを受信し得る。ビーコンメッセージは、ネットワークに関連するSSIDを特定し、AP A 606によってサポートされる機能を示し得る。
[00119] AP B 604によって送信されるビーコンメッセージを検出した後、AP A 606は、ビーコンメッセージのビーコンデータをネイバーリスト(neighbor list)610に追加し得る。ビーコンデータは、AP B 604のSSIDを含み得る。ネイバーリスト610は、リスト、テーブル、または他の適切なデータ構造として実施され得る。ネイバーリスト610は、AP A 606の範囲内のAPによって管理されるネットワークを特定し得る。ネイバーリスト610は、各SSIDに関連するチャネル、AP B 604の能力などの他のデータを示し得る。
[00120] AP A 606は、クライアントデバイス602にビーコンメッセージ612を送信し得る。ビーコンメッセージ612は、AP B 604によって管理されるネットワーク、並びにネイバーリスト610内に記憶された任意の他のネットワークを特定し得る。一実施形態では、ビーコンメッセージ612は、AP B 604のSSIDを含み、任意選択で、ネットワークに関連付けする際に有用な他のデータを含む。
[00121] クライアントデバイス602は、AP A 606によって送信されるビーコンメッセージ612を検出し得る。次いで、クライアントデバイス602は、AP B 604によって管理されるネットワークを特定するデータをビーコンメッセージから抽出し得る。クライアントデバイス602は、AP B 604を特定する情報をワイヤレスローミング機能内に組み込み得る。ワイヤレスローミング機能に対して情報が有し得る特定の影響には、実施の間で様々なものがあり得る。例えば、クライアントデバイス602は、AP A 606に関連付けするように続行し得る。クライアントデバイス602は、AP B 604を含む利用可能なAPを引き続き探索し得る。
[00122] 図7は、近くのAP情報をビーコンまたはプローブ応答メッセージ内に埋め込むための例示的動作のフローチャートを示す。図7に示される動作は、1次APまたは任意の適切なデバイスによって行われ得る。
[00123] ブロック700において、第1のAPは第2のAPの存在を検出する。第2のAPの存在は、様々な技法を使用して検出され得る。例えば、第1のAPは、第2のAPによって送信されるビーコンメッセージを検出し、または第2のAPからプローブ応答を受信し得る。第1のAPが第2のAPの存在を検出した後、制御はブロック702に進む。
[00124] ブロック702において、第1のAPは、第2のAPによって管理されるネットワークに関する1つまたは複数のSSIDと他の情報とを決定する。第1のAPは、ブロック700において受信したメッセージに基づいて、SSIDと他の情報とを決定し得る。一実施形態では、ビーコンメッセージおよびプローブ応答メッセージはチャネル特有のものであり得るので、第1のAPは、ブロック700において識別したもの以外のネットワークに関連する他のSSIDと情報とを決定するために他のチャネルをスキャンし得る。第1のAPがSSIDと情報とを決定した後、制御はブロック704に進む。
[00125] ブロック704において、第1のAPは、第2のAPによって管理されるネットワークに関するSSIDと他の情報とを記憶する。SSIDおよび他の情報は、テーブルまたは他の適切なデータ構造内に記憶され得る。第1のAPがSSIDと他の情報とを記憶した後、制御はブロック706に進む。
[00126] ブロック706において、第1のAPは、ブロック702において決定したSSIDと他の情報とを特定するビーコンまたはプローブ応答メッセージを送信する。従って、ビーコンまたはプローブ応答メッセージは、第1のAPによって管理される少なくとも1つのネットワークと、第2のAPによって管理される少なくとも1つのネットワークとを特定する。ビーコンメッセージは周期的に送信され得る。プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信され得る。第1のAPが、SSIDおよび他の情報であるビーコンまたはプローブ応答メッセージを送信した後、プロセスは終了する。
[00127] 「メッセージ」という用語は、本明細書ではデバイス間の通信を記述するために使用される。異なるプロトコルは、同様の構成を別の言い方で参照し得る。例えば、IEEE802.11ワイヤレスプロトコルは、前述のメッセージと同様の機能である、様々なタイプの「フレーム」を定義する。いくつかのプロトコルは、同様の構成を定義するために「パケット」という用語を使用し得る。プロトコルが「メッセージ」、「フレーム」、「パケット」、または他の用語を使用するとしても、前述の技法はプロトコルに当てはまる。
[00128] 例示的フローチャートとして、図2、4、5、および7は、例示的な順序で動作を提示し、記憶システムはその例示的な順序から逸脱し得る(例えば、動作は図示されるのとは異なる順序で、および/または並列に行われ得、追加の動作またはより少ない動作が行われ得、以下同様である)。
[00129] いくつかの実施形態では、前述の技法は、クライアントデバイスのソフトウェアおよび/またはハードウェアを修正することなく実施され得る。APおよびクライアントデバイスによって使用される通信プロトコルは、どちらも修正する必要はないことがある。一実施形態では、ただ1つのAPが、本明細書で説明されるAPステアリングを行うために修正される。例えば、ソフトウェアおよび/またはハードウェアが、APステアリングを実施するために構成されたAPまたは他の装置内で修正され得る。
[00130] 当業者は理解するであろうが、本主題の実施形態は、システム、方法、または1つもしくは複数の機械可読媒体で実施されたプログラムコード/命令として実施され得る。従って、実施形態は、全て本明細書で「回路」、「モジュール」、または「システム」と一般的に呼ばれ得る、ハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェア実施形態とハードウェア実施形態とを組み合わせる実施形態の形態を取り得る。
[00131] 1つまたは複数の非一時的機械可読媒体の任意の組合せが利用され得る。非一時的機械可読媒体は全ての機械可読媒体を備え、唯一の例外は一時的な伝播信号である。非一時的機械可読媒体はコンピュータ可読記憶媒体であり得る。機械可読記憶媒体は、例えば、限定はしないが、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは上記の任意の適切な組合せであり得る。機械可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的リスト)としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、あるいは上記の任意の適切な組合せがある。本文書の文脈では、機械可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれとともに使用するためのプログラムを収容または記憶し得る任意の有形媒体であり得る。
[00132] 主題の実施形態のための動作を行うための、機械可読媒体上で実施されるプログラム命令/コードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語と、「C」プログラミング言語や同様のプログラミング言語などの従来の手続型プログラミング言語とを含む1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで書かれ得る。プログラムコードは、完全に単一のマシン上で実行し得、複数のマシンにわたって実行し得る。
[00133] 主題の実施形態は、本主題の実施形態による方法、装置(システム)、およびプログラム命令のフローチャート図および/またはブロック図を参照しながら説明される。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、フローチャート図および/またはブロック図内のブロックの組合せは、プログラム命令によって実施され得る。これらのプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能装置のプロセッサに提供され得、それによって、コンピュータまたは他のプログラマブル装置のプロセッサを介して実行する命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックで指定される機能/動作を実施するための手段を生み出す。
[00134] これらのプログラム命令はまた、特定の方式で機能するように様々なマシン(例えば、装置、デバイスなど)のいずれかに指示し得る機械可読媒体内に記憶され得、それによって、機械可読媒体内の命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロックで指定される機能/動作を実施する命令を含む製造品を生成する。
[00135] 図8は、APステアリングユニットを含む電子デバイス800の一実施形態のブロック図である。いくつかの実施では、電子デバイス800は、APステアリングを行うように構成されるAPであり得る。電子デバイス800はプロセッサ801(恐らくは、複数のプロセッサ、複数のコア、複数のノードを含み、および/または複数のスレッディングなどを実施する)を含む。電子デバイス800はメモリ807を含む。メモリ807は、システムメモリ(例えば、キャッシュ、SRAM、DRAM、ゼロコンデンサRAM、ツイントランジスタRAM、eDRAM、EDO RAM、DDR RAM、EEPROM(登録商標)、NRAM、RRAM(登録商標)、SONOS、PRAMなどのうちの1つまたは複数)、または非一時的機械可読記憶媒体の前述の可能な現実化のうちの任意の1つまたは複数であり得る。電子デバイス800はまた、バス803(例えば、PCI、ISA、PCI−Express、HyperTransport(登録商標)、InfiniBand(登録商標)、NuBus、AHB、AXIなど)をも含む。電子デバイス800はまた、ワイヤレスネットワークインターフェース(例えば、WLANインターフェース、Bluetooth(登録商標)インターフェース、WiMAX(登録商標)インターフェース、ZigBee(登録商標)インターフェース、ワイヤレスユニバーサルシリアルバスインターフェースなど)および/またはワイヤードネットワークインターフェース(例えば、Powerline Communicationsインターフェース、イーサネット(登録商標)インターフェースなど)を含むネットワークインターフェース805をも含む。
[00136] 電子デバイス800はまた、APステアリングユニット811をも含む。図1および2で上記で説明したように、APステアリングユニット811は、APとクライアントデバイスとの間の通信を検出し、APを特定する関連付け解除メッセージをクライアントデバイスに送信し得る。図3および4で上記で説明したように、APステアリングユニット811は、クライアントデバイスが電子デバイス800によって管理される第1のネットワークに関連付けられると決定し、ブラックリストにクライアントデバイスを追加し、クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信し得る。図5および6で上記で説明したように、APステアリングユニットは、APに関連するネットワークを検出し、ビーコンメッセージ内の検出したネットワークを識別し得る。
[00137] これらの機能のうちの任意の1つは、ハードウェア内に、および/またはプロセッサ801上に部分的(または全体的に)実施され得る。例えば、機能は、特定用途向け集積回路とともに実施され、プロセッサ801内において実施された論理内で実施され、周辺デバイスまたはカード上のコプロセッサ内において実施され、以下同様である。いくつかの実施形態では、APステアリングユニット811は、電子デバイス800の通信を可能にするように、システムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または別の適切な集積回路上で実施され得る。いくつかの実施形態では、APステアリングユニット811は、追加のプロセッサおよびメモリを含み得、電子デバイス800の1つまたは複数の回路板上の1つまたは複数の集積回路内において実施され得る。さらに、現実化は、より少ない構成要素、または図8に示されていない追加の構成要素(例えば、ビデオカード、オーディオカード、追加のネットワークインターフェース、周辺デバイスなど)を含み得る。例えば、バス803に結合されたプロセッサ801に加えて、APステアリングユニット811は、少なくとも1つの追加のプロセッサを含み得る。別の例として、バス803に結合されたものとして示されているが、メモリ807はプロセッサ801に結合され得る。
[00138] 実施形態が様々な実施および利用を参照しながら説明されるが、これらの実施形態は例示的なものであり、その本主題の範囲はそれらに限定されない。一般には、本明細書で説明されるAPステアリングのための技法は、ハードウェアシステムまたはハードウェアシステムに適合する機構とともに実施され得る。多くの変形、修正、追加、および改善が可能である。
[00139] 単一の例として本明細書で説明される構成要素、動作、または構造について複数の例が与えられ得る。最後に、様々な構成要素、動作、およびデータストアの間の境界はある程度任意のものであり、特定の例示的構成の文脈で特定の動作が示される。機能の他の割振りが想像され、本主題の範囲内に包含され得る。一般には、例示的構成で別々の構成要素として提示される構造および機能は、組み合わせた構造または構成要素として実施され得る。同様に、単一の構成要素として提示される構造および機能は、別々の構成要素として実施され得る。これらおよび他の変形、修正、追加、および改良は、本主題の範囲内に包含され得る。
[00139] 単一の例として本明細書で説明される構成要素、動作、または構造について複数の例が与えられ得る。最後に、様々な構成要素、動作、およびデータストアの間の境界はある程度任意のものであり、特定の例示的構成の文脈で特定の動作が示される。機能の他の割振りが想像され、本主題の範囲内に包含され得る。一般には、例示的構成で別々の構成要素として提示される構造および機能は、組み合わせた構造または構成要素として実施され得る。同様に、単一の構成要素として提示される構造および機能は、別々の構成要素として実施され得る。これらおよび他の変形、修正、追加、および改良は、本主題の範囲内に包含され得る。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のアクセスポイント(AP)によって行われ方法であって、
クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出することと、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示す、
APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定することと、
前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信することと、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、を備える方法。
[C2]
前記通信を模倣するために前記関連付け解除メッセージを生成することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C3]
前記第1のAPから前記クライアントデバイスに前記関連付け解除メッセージを前記送信することが、前記クライアントデバイスに前記第2のAPから関連付け解除させるC2に記載の方法。
[C4]
前記クライアントデバイスに前記関連付け解除メッセージを前記送信した後、前記第1のAPによって、前記クライアントデバイスから関連付け要求を受信することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C5]
前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C6]
前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると前記決定することが、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定することを備えるC5に記載の方法。
[C7]
前記第1のネットワークがプライベートネットワークであって、前記プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を含むプライベートネットワークである、C6に記載の方法。
[C8]
前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定することが、
前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定することと、
前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定することとを備えるC1に記載の方法。
[C9]
前記サービス品質属性が、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備えるC8に記載の方法。
[C10]
第1のアクセスポイント(AP)であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたワイヤレスネットワークインターフェースと、
命令を記憶したメモリとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示し、
APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、
前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、第1のAP。
[C11]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定させるC10に記載の第1のAP。
[C12]
前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると決定するための前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定させる命令を備えるC11に記載の第1のAP。
[C13]
前記第1のAPに、前記少なくとも1つの基準が満たされると決定させる前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定させ、
前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定させる命令を備えるC10に記載の第1のAP。
[C14]
命令を備える非一時的機械可読媒体であって、前記命令が、第1のAPのプロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示し、
APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、
前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、非一時的機械可読媒体。
[C15]
前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定させるC14に記載の非一時的機械可読媒体。
[C16]
前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると決定するための前記命令が、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定するための命令を備えるC15に記載の非一時的機械可読媒体。
[C17]
前記第1のネットワークがプライベートネットワークであって、前記プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を含むプライベートネットワークである、C16に記載の非一時的機械可読媒体。
[C18]
前記少なくとも1つの基準が満たされると決定するための前記命令が、
前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定するための命令と、
前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定するための命令とを備えるC14に記載の非一時的機械可読媒体。
[C19]
前記サービス品質属性が、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備えるC18に記載の非一時的機械可読媒体。
[C20]
前記命令が、前記関連付け解除メッセージから前記クライアントデバイスへの送信の後、前記クライアントデバイスから関連付け要求を受信するための命令をさらに備えるC14に記載の非一時的機械可読媒体。
[C21]
前記命令が、
前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに関連する第1のネットワーク識別子を決定し、
前記第2のAPから第1のメッセージを検出し、
前記第1のメッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のAPによって管理される第2のネットワークに関連する第2のネットワーク識別子を決定し、
前記クライアントデバイスに第2のメッセージを送信するための命令をさらに備え、前記第2のメッセージが、前記第1のネットワーク識別子と前記第2のネットワーク識別子とを含み、ここにおいて、前記第2のメッセージが、ビーコンメッセージまたはプローブ応答メッセージを備えるC14に記載の非一時的機械可読媒体。
[C22]
ネットワーク関連付けを管理するためにAPによって行われる方法であって、
クライアントデバイスからの第1の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、前記第1の関連付け要求が、前記APによって管理される第1のネットワークを特定する、
ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むかどうかを決定することと、
前記ブラックリストが前記クライアントデバイスの前記指示を含むという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の関連付け要求を拒否することと、
前記クライアントデバイスからの第2の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、前記第2の関連付け要求が、前記APによって管理される第2のネットワークを特定する、
前記第2の関連付け要求を許可することとを備える方法。
[C23]
前記第2の関連付け要求を許可したことに応答して、前記ブラックリストから前記クライアントデバイスの前記指示を除去することをさらに備えるC22に記載の方法。
[C24]
前記第2のネットワークとの間の前記クライアントデバイスの以前の関連付けを決定することと、
前記以前の関連付けの決定に応答して、前記ブラックリストに前記クライアントデバイスの前記指示を追加することと、ここにおいて、前記ブラックリストが、前記第1のネットワークに対する関連付け要求を拒否することに関連付けられる、をさらに備えるC22に記載の方法。
[C25]
前記第1の関連付け要求を拒否したことに応答して、前記クライアントデバイスに関連する拒絶カウントを増分ことをさらに備えるC22に記載の方法。
[C26]
前記拒絶カウントがしきい値よりも大きいと決定することと、
前記拒絶カウントが前記しきい値よりも大きいと決定したことに応答して、前記ブラックリストから前記クライアントデバイスの前記指示を除去することとをさらに備えるC25に記載の方法。
[C27]
前記第2の関連付け要求を許可したことに応答して、前記拒絶カウントをリセットすることをさらに備えるC25に記載の方法。
[C28]
前記第1の関連付け要求を拒否することが、
前記第2のネットワークに関連付けするように前記クライアントデバイスに命令する認証拒絶メッセージを前記クライアントデバイスに送信することを備えるC22に記載の方法。
[C29]
前記ブラックリストが前記クライアントデバイスの前記指示を含むかどうかを決定することが、前記クライアントデバイスに関連するアドレスを求めて前記ブラックリストを探索することを備えるC22に記載の方法。
[C30]
APステアリングを行うかどうかを決定することをさらに備え、
前記第1の関連付け要求を前記拒否することがさらに、前記APステアリングが行われるべきであるという決定に少なくとも部分的に基づくC22に記載の方法。
[C31]
前記第2のネットワークが、プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を備える前記プライベートネットワークであるC22に記載の方法。
[C32]
前記第1のネットワークが公衆ネットワークまたは準公衆ネットワークを備えるC23に記載の方法。
[C33]
前記第1のネットワークが第1の優先順位を有し、前記第2のネットワークが第2の優先順位を有するC23に記載の方法。

Claims (33)

  1. 第1のアクセスポイント(AP)によって行われ方法であって、
    クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出することと、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示す、
    APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定することと、
    前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信することと、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、
    を備える方法。
  2. 前記通信を模倣するために前記関連付け解除メッセージを生成すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のAPから前記クライアントデバイスに前記関連付け解除メッセージを前記送信することが、前記クライアントデバイスに前記第2のAPから関連付け解除させる請求項2に記載の方法。
  4. 前記クライアントデバイスに前記関連付け解除メッセージを前記送信した後、前記第1のAPによって、前記クライアントデバイスから関連付け要求を受信することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると前記決定することが、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定することを備える請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のネットワークがプライベートネットワークであって、前記プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を含むプライベートネットワークである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定することが、
    前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定することと、
    前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定することと
    を備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記サービス品質属性が、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備える請求項8に記載の方法。
  10. 第1のアクセスポイント(AP)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたワイヤレスネットワークインターフェースと、
    命令を記憶したメモリとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
    クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示し、
    APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、
    前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、第1のAP。
  11. 前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
    前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定させる請求項10に記載の第1のAP。
  12. 前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると決定するための前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定させる命令を備える請求項11に記載の第1のAP。
  13. 前記第1のAPに、前記少なくとも1つの基準が満たされると決定させる前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
    前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定させ、
    前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定させる命令を備える請求項10に記載の第1のAP。
  14. 命令を備える非一時的機械可読媒体であって、前記命令が、第1のAPのプロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、
    クライアントデバイスと第2のAPとの間の通信を検出させ、前記通信が、前記クライアントデバイスが前記第2のAPに関連付けられることを示し、
    APステアリングについての少なくとも1つの基準が満たされると決定させ、
    前記少なくとも1つの基準が満たされると前記決定したことに応答して、前記第1のAPから前記クライアントデバイスに関連付け解除メッセージを送信させ、ここにおいて、前記関連付け解除メッセージが前記第2のAPを特定する、非一時的機械可読媒体。
  15. 前記命令が、前記プロセッサによって実行されるとき、前記第1のAPに、前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての1次APであると決定させる請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
  16. 前記第1のAPが前記クライアントデバイスについての前記1次APであると決定するための前記命令が、前記クライアントデバイスが前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに以前に関連付けしたと決定するための命令を備える請求項15に記載の非一時的機械可読媒体。
  17. 前記第1のネットワークがプライベートネットワークであって、前記プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を含むプライベートネットワークである、請求項16に記載の非一時的機械可読媒体。
  18. 前記少なくとも1つの基準が満たされると決定するための前記命令が、
    前記第1のAPに関連するサービス品質属性がしきい値よりも大きいと決定するための命令と、
    前記クライアントデバイスが現在は前記第1のAPに関連付けられていないと決定するための命令と
    を備える請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
  19. 前記サービス品質属性が、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の信号強度と、ワイヤレス伝送遅延と、前記第1のAPと前記クライアントデバイスとの間の通信のために使用される変調およびコーディング方式に関連するスループットとからなるグループから選択された少なくとも1つのメンバを備える請求項18に記載の非一時的機械可読媒体。
  20. 前記命令が、前記関連付け解除メッセージから前記クライアントデバイスへの送信の後、前記クライアントデバイスから関連付け要求を受信するための命令をさらに備える請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
  21. 前記命令が、
    前記第1のAPによって管理される第1のネットワークに関連する第1のネットワーク識別子を決定し、
    前記第2のAPから第1のメッセージを検出し、
    前記第1のメッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のAPによって管理される第2のネットワークに関連する第2のネットワーク識別子を決定し、
    前記クライアントデバイスに第2のメッセージを送信する
    ための命令をさらに備え、前記第2のメッセージが、前記第1のネットワーク識別子と前記第2のネットワーク識別子とを含み、ここにおいて、前記第2のメッセージが、ビーコンメッセージまたはプローブ応答メッセージを備える請求項14に記載の非一時的機械可読媒体。
  22. ネットワーク関連付けを管理するためにAPによって行われる方法であって、
    クライアントデバイスからの第1の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、前記第1の関連付け要求が、前記APによって管理される第1のネットワークを特定する、
    ブラックリストがクライアントデバイスの指示を含むかどうかを決定することと、
    前記ブラックリストが前記クライアントデバイスの前記指示を含むという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の関連付け要求を拒否することと、
    前記クライアントデバイスからの第2の関連付け要求を検出することと、ここにおいて、前記第2の関連付け要求が、前記APによって管理される第2のネットワークを特定する、
    前記第2の関連付け要求を許可することと
    を備える方法。
  23. 前記第2の関連付け要求を許可したことに応答して、前記ブラックリストから前記クライアントデバイスの前記指示を除去すること
    をさらに備える請求項22に記載の方法。
  24. 前記第2のネットワークとの間の前記クライアントデバイスの以前の関連付けを決定することと、
    前記以前の関連付けの決定に応答して、前記ブラックリストに前記クライアントデバイスの前記指示を追加することと、ここにおいて、前記ブラックリストが、前記第1のネットワークに対する関連付け要求を拒否することに関連付けられる、
    をさらに備える請求項22に記載の方法。
  25. 前記第1の関連付け要求を拒否したことに応答して、前記クライアントデバイスに関連する拒絶カウントを増分こと
    をさらに備える請求項22に記載の方法。
  26. 前記拒絶カウントがしきい値よりも大きいと決定することと、
    前記拒絶カウントが前記しきい値よりも大きいと決定したことに応答して、前記ブラックリストから前記クライアントデバイスの前記指示を除去することと
    をさらに備える請求項25に記載の方法。
  27. 前記第2の関連付け要求を許可したことに応答して、前記拒絶カウントをリセットすること
    をさらに備える請求項25に記載の方法。
  28. 前記第1の関連付け要求を拒否することが、
    前記第2のネットワークに関連付けするように前記クライアントデバイスに命令する認証拒絶メッセージを前記クライアントデバイスに送信すること
    を備える請求項22に記載の方法。
  29. 前記ブラックリストが前記クライアントデバイスの前記指示を含むかどうかを決定することが、前記クライアントデバイスに関連するアドレスを求めて前記ブラックリストを探索することを備える請求項22に記載の方法。
  30. APステアリングを行うかどうかを決定することをさらに備え、
    前記第1の関連付け要求を前記拒否することがさらに、前記APステアリングが行われるべきであるという決定に少なくとも部分的に基づく請求項22に記載の方法。
  31. 前記第2のネットワークが、プライベートネットワークにアクセスを限定するための証明書を備える前記プライベートネットワークである請求項22に記載の方法。
  32. 前記第1のネットワークが公衆ネットワークまたは準公衆ネットワークを備える請求項23に記載の方法。
  33. 前記第1のネットワークが第1の優先順位を有し、前記第2のネットワークが第2の優先順位を有する請求項23に記載の方法。
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