JP2018506689A - 建物のエネルギ消費の最適化及び管理 - Google Patents

建物のエネルギ消費の最適化及び管理 Download PDF

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Abstract

本明細書に記載するのは、建物のエネルギ消費及び快適さの最適化及び管理を行うための、コンピュータプログラム製品を含む方法及びシステムである。計算装置は、複数のセンサから測定値を受信し、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物の内部に位置し、その測定値は温度読取値及び快適特性を含む。計算装置は、建物のエネルギ特性と、センサからの測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて熱応答係数の組を生成する。計算装置は、熱応答係数の組と気象予報とに基づいて建物のエネルギ応答を予測する。計算装置は、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択し、且つエネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいてエネルギ制御点を決定する。計算装置は、建物における快適設備にエネルギ制御点を送信する。

Description

本技術は、概して、建物のエネルギ消費の最適化及び管理に関する。
天気は、家庭のエネルギ需要に影響を及ぼす最も大きい変動要素である。多くの家は暖房及び冷房を調整するための標準的なサーモスタットを備えており、気象条件に対応するために占有者が温度を手動で調節する、又は所定のスケジュールに基づいてサーモスタットが温度を自動で調節する。温度の自動調節は、家庭に電力を供給する公共施設によって行われ得るが、多くの場合、かかる調節は家の正確な位置に対して不完全な又は不正確な気象情報に基づき、占有者の個人的な好みを考慮しない。加えて、それらのシステムは、概して、サーモスタットが設置されている特定の建物の熱的特性を考慮することができない。
その結果、かかるシステムは、予報気象条件及び家庭のエネルギ特性に基づく予熱及び/又は予冷を行うのではなく、目下の気象条件及び家庭の温度需要に反応する。
本明細書に記載の技法は、局地天気予報の条件に応答して、及びデマンドレスポンス事象が予期されるとき、予熱及び予冷等、建物の快適特性を変えるために建物の快適設備(サーモスタット、ファン、日除け、ドア、窓、加湿器、家庭器具、他の暖房/冷房システム等)を動的に制御することによって建物(例えば自宅)のエネルギ使用を最適化することに関する。加えて、本技法は、効率的なエネルギ使用及びモニタリングを促進しながら建物の占有者にとって所望の快適度を維持する利点をもたらす。
一態様では、本発明は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための方法を特徴とする。第1の計算装置は、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信し、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物の内部に位置し、その測定値は温度読取値及び快適特性を含む。第1の計算装置は、建物のエネルギ特性と、センサからの測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて建物に関する熱応答係数の組を生成する。第1の計算装置は、熱応答係数の組と建物の位置に関連する気象予報とに基づいて建物のエネルギ応答を予測する。第1の計算装置は、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択し、且つエネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいて建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する。第1の計算装置は、建物における1つ又は複数の快適設備にエネルギ制御点を送信する。
別の態様では、本発明は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのシステムを特徴とする。このシステムは、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信するように構成される第1の計算装置を含み、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物の内部に位置し、その測定値は温度読取値及び快適特性を含む。第1の計算装置は、建物のエネルギ特性と、センサからの測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて建物に関する熱応答係数の組を生成するように構成される。第1の計算装置は、熱応答係数の組と建物の位置に関連する気象予報とに基づいて建物のエネルギ応答を予測するように構成される。第1の計算装置は、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択し、且つエネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいて建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定するように構成される。第1の計算装置は、建物にお
ける1つ又は複数の快適設備にエネルギ制御点を送信するように構成される。
別の態様では、本発明は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための、非一時的コンピュータ可読記憶媒体内に有形に具体化されるコンピュータプログラム製品を特徴とする。このコンピュータプログラム製品は、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信することを第1の計算装置に行わせるように動作可能な命令を含み、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物の内部に位置し、その測定値は温度読取値及び快適特性を含む。このコンピュータプログラム製品は、建物のエネルギ特性と、センサからの測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて建物に関する熱応答係数の組を生成することを第1の計算装置に行わせるように動作可能な命令を含む。このコンピュータプログラム製品は、熱応答係数の組と建物の位置に関連する気象予報とに基づいて建物のエネルギ応答を予測することを第1の計算装置に行わせるように動作可能な命令を含む。このコンピュータプログラム製品は、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択し、且つエネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいて建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定することを第1の計算装置に行わせるように動作可能な命令を含む。このコンピュータプログラム製品は、建物における1つ又は複数の快適設備にエネルギ制御点を送信することを第1の計算装置に行わせるように動作可能な命令を含む。
別の態様では、本発明は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのシステムを特徴とする。このシステムは、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信するための手段を含み、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物の内部に位置し、その測定値は温度読取値及び快適特性を含む。このシステムは、建物のエネルギ特性と、センサからの測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて建物に関する熱応答係数の組を生成するための手段を含む。このシステムは、熱応答係数の組と建物の位置に関連する気象予報とに基づいて建物のエネルギ応答を予測するための手段を含む。このシステムは、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択するための手段を含み、エネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいて建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する。このシステムは、建物における1つ又は複数の快適設備にエネルギ制御点を送信するための手段を含む。
上記の態様の何れも以下の特徴の1つ又は複数を含み得る。一部の実施形態では、第1の計算装置が、1つ又は複数のセンサからの温度読取値を、建物の内部のサーモスタットによって与えられる温度測定値と比較し、その比較に基づいてエネルギ制御点を調節する。一部の実施形態では、エネルギ制御点がサーモスタットの設定点、快適設備の制御設定、及び窓日除けの制御設定を含む。一部の実施形態では、快適特性が建物領域の占有状態、湿度、壁からの放射熱、快適設備の動作状態、建物占有者の位置、建物からの建物占有者の距離、及び占有者が建物に到着するための移動時間を含む。一部の実施形態では、第1の計算装置が移動時間及び/又は距離に基づいてエネルギ制御点を調節する。
一部の実施形態では、エネルギ特性がセンサからの1つ又は複数の温度読取値と、建物のサーモスタットからの温度読取値と、建物におけるHVACシステムの状態と、建物にエネルギを供給する1つ又は複数のエネルギ源の状態と、建物のドア及び/又は窓の状態とを含む。一部の実施形態では、HVACシステムが1つ又は複数のステージ暖房又はステージ冷房ユニットを含む。一部の実施形態では、建物にエネルギを供給するエネルギ源が電気装置、ガス装置、ソーラ装置、風力装置、ヒートポンプ装置、及びエネルギ制御装置を含む。
一部の実施形態では、熱応答係数の組を生成することが建物の物理データに更に基づく。一部の実施形態では、物理データが熱質量と、風の侵入と、窓の相対面積と、断熱材の
量と、建築材料と、建物の風の侵入と、関連するHVACシステムの効率とのうちの少なくとも1つを含む。一部の実施形態では、エネルギ応答を予測することは、建物に関連するエネルギ消費コストに更に基づく。一部の実施形態では、エネルギ消費コストが、様々な外部温度に関して建物の快適度を変えるのに必要な電力量を表す。
一部の実施形態では、最小エネルギ要件が建物におけるHVACシステムの電力消費量及びHVACシステムのデューティサイクルを含む。一部の実施形態では、エネルギ制御点を決定することが気象予報データ、建物の占有者によって提供される快適さの好み、又はその両方に更に基づく。
一部の実施形態では、サーモスタットに対し送信されるエネルギ制御点が、ある期間を通じたサーモスタットの制御スケジュールを含む。一部の実施形態では、第1の計算装置が、複数のリモートセンサからなるネットワークから気象データを受信する。一部の実施形態では、第1の計算装置が、建物の内部のHVACシステムに接続されている装置からサーモスタットデータを受信する。
一部の実施形態では、第1の計算装置が、誤り訂正を使用して、生成された熱応答係数の組を調節する。一部の実施形態では、誤り訂正が、生成された熱応答係数の組から異常を除くことを含む。
一部の実施形態では、気象データが建物の位置における現在の気象条件、建物の位置に関する予報気象条件、建物の位置における太陽負荷、又はそれらの任意の組合せを含む。一部の実施形態では、第1の計算装置が、建物の予測されたエネルギ応答を1つ又は複数の他の建物の予測されたエネルギ応答と比較し、且つ予測されたエネルギ応答の比較に基づいて、建物の予測されたエネルギ応答を順位付けする。一部の実施形態では、建物に関する熱応答係数の組を生成することがスマートメータのデータに更に基づく。
一部の実施形態では、複数のセンサが組合せドア状態及び温度センサ、組合せ窓状態及び温度センサ、組合せ家庭器具状態及び温度センサ、組合せ動き検出及び温度センサ、赤外線熱センサ、独立型の温度センサ、及び湿度センサを含む。一部の実施形態では、第1の計算装置が、組合せドア状態及び温度センサから信号を受信し、その信号に基づいて組合せドア状態及び温度センサに関連するドアが開いているか又は閉じているかを判定するとともに、ドアが閉じており且つ組合せドア状態及び温度センサからの温度読取値が建物におけるサーモスタットの温度測定値から離れる場合、そのドアに関するエネルギ損失発生を識別する。一部の実施形態では、エネルギ損失発生が識別される場合、第1の計算装置が、建物の占有者に関連する遠隔計算装置にアラートを送信する。一部の実施形態では、アラートが建物に関するエネルギ効率採点表を含み、且つエネルギ損失発生を識別する。
一部の実施形態では、第1の計算装置が、1つ又は複数のセンサから動き検出信号及び温度信号を受信し、その動き検出信号に基づいて1つ又は複数のセンサによってモニタされる1つの領域の占有状態を判定し、且つ占有状態及び温度信号に基づいてエネルギ制御点を調節する。一部の実施形態では、比較する工程が、センサの温度測定値の時間を通じた変化が建物におけるサーモスタットの温度測定値の時間を通じた変化に対応するかどうかを判定することを含む。一部の実施形態では、第1の計算装置が、センサの温度測定値の時間を通じた変化がサーモスタットの温度測定値の時間を通じた変化から離れている場合、建物におけるセンサが位置する1つの領域に対応するエネルギ損失発生を判定する。一部の実施形態では、調節する工程は、センサの温度測定値とサーモスタットの温度測定値との差に対処するようにエネルギ制御点を変えることを含む。
本発明の原理を専ら例として示す添付図面と共に解釈し、本発明の他の態様及び利点が以下の詳細な説明から明らかになる。
上記の利点は、本発明の更なる利点と共に、添付図面と併せて解釈される以下の説明を参照することによってより良く理解され得る。図面は必ずしも縮尺通りではなく、むしろ本発明の原理を示すときには概して強調がなされている。
建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのシステムのブロック図である。 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのサーバ計算装置の詳細なブロック図である。 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための方法の流れ図である。 実際の電力使用量及び温度読取値と比較した、システムの予測によって求められた電力使用量及び温度読取値を示す図である。 建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じたドア付近に位置する温度センサの温度読取値を示す図である。 建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じたドア付近に位置する温度センサの温度読取値を示す図である。 建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じた建物の4つの異なる室内に位置する温度センサの温度読取値を示す図である。 建物のエネルギ効率及びエネルギ使用量を示す一例示的採点表である。
図1は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのシステム100のブロック図である。システム100は、サーバ計算装置102、通信ネットワーク104、複数の快適設備106(例えば、建物の暖房及び/又は冷房機器を制御するサーモスタット装置106a、ファン106b及び窓日除け106cなど他の快適設備)、複数のセンサ装置107a〜107z(まとめて107)、及びクライアント計算装置108を含む。サーバ計算装置102は、外部の源からデータ(例えば、気象データ、サーモスタット106aからのサーモスタットデータ、センサ107からのセンサデータ)を受信し、特定の建物のエネルギ応答特性及びエネルギ要件を求める。サーバ計算装置102は、建物のエネルギ制御点を決定し、建物の快適条件(例えば、暖房/冷房、湿度、空気流等)に適切に影響を及ぼすために快適設備106が自らの設定を調節できるように、ネットワーク104を介して建物における快適設備106(例えば、サーモスタット106a、ファン106b、窓日除け106c)にそのエネルギ制御点を送信する。エネルギ制御点は、サーモスタット106aに関する温度設定点及びスケジューリング、ファン106b及び窓日除け106cの設定等、快適設備の動作に影響を及ぼす設定とし得る。サーバ計算装置102は、ネットワーク104を介してクライアント計算装置108ともインタフェースし、利用者が建物(例えば、利用者の自宅)のエネルギ応答特性及びエネルギ要件を見ることができるポータル(例えばウェブブラウザインタフェース)を提供する。利用者は更に、例えば、サーモスタット106aとファン106b及び窓日除け106cなど他の快適設備のエネルギ制御点とを手動で調節し、センサ107に関する温度プロファイル及び関連する環境のコンディションを閲覧し、サーバ計算装置102が快適プロファイルに基づいて快適設備106を自動で調節することができるように、利用者の好みを用いて快適プロファイルを設定することができる。図1は快適設備106a〜106cの特定の例を示すが、本発明の範囲から逸脱することなしに他の種類の快適設備がシステム100内に含まれ得ることを理解すべきである。
図2は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのサーバ計算装置102の詳細なブロック図である。サーバ計算装置102は、データ受信モジュール202、データ
記憶域204、係数モデラ206、予測結果モジュール208、最適化及びスケジューリングモジュール210、データ検証モジュール212、送信モジュール214、及びウェブインタフェースモジュール216を含む。図2ではコンポーネント(例えば、202、204、206、208、210、212、214、及び216)を単一のサーバ計算装置102内に図示するが、一部の実施形態では、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなしにこれらのコンポーネントが様々な物理装置上に分散されることを理解すべきである。更に、コンポーネントが様々な物理装置上に分散される実施形態では、それらの装置が同じ物理位置にあることができ、又は異なる物理位置に分散され得る。
データ受信モジュール202は、外部のデータ源(例えば、気象データベース、エネルギプロバイダ、快適設備106、及びセンサ107)とサーバ計算装置102のデータ記憶域204との間のインタフェースを提供する。データ受信モジュール202は、外部の様々なデータ収集及び/又はモニタリングシステム(例えば、NWS、NOAA、アースネットワークスウェザーネットワーク(Earth Networks Weather
Network))から大気条件及び天気に関連するデータを受信する。他の情報源は政府機関及びサードパーティ民間企業を含むが、これだけに限定されない。大気条件及び気象データは現在の条件の情報、予報情報、及び気象警報情報を含み得るが、これだけに限定されない。大気条件及び気象データは位置(例えば、郵便番号又はGPS座標)ごとに分類され得る。データ受信モジュール202は、標準的な通信ネットワーク及び方法によって様々な外部のデータシステム及びデータ源と通信する。
データ受信モジュール202は、建物内に位置し、その動作が建物の快適特性に影響を及ぼす快適設備106からも情報を受信する。理解できるように、建物のHVACシステムの主な目的は屋内環境の熱的快適性を管理することである。概して、熱的快適性は熱環境に対する満足感を表す気持ちの状態として定義することができる。代謝率、服の保温性、気温、平均放射温度、気流速度、相対湿度、対象者の個人的な好み等、熱的快適性には多くの要因が影響し得る。従って、HVACシステムを動作させるサーモスタット、ファン、ドア、窓、暖房器具、通気孔、日除け等の快適設備から情報を受信し、それらの快適設備を制御する能力は建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うのに重要である。
例えば、サーモスタット106aがサーバ計算装置102に自らの現在の動作状態(例えば、現在の温度設定、暖房モード、冷房モード、電力設定、効率条件)に関する特性を送信する。別の例では、ファン106b及び日除け106c等の快適設備がサーバ計算装置102に動作設定(例えば、オン/オフ、開/閉、速度)を送信する。一部の実施形態では、データ受信モジュール202は、建物に位置するスマートメータ(例えば、電気メータ、ガスメータ、又は水道メータ)からも情報を集める。スマートメータは、所定の(例えば1時間の)間隔でエネルギ消費を記録し、建物にサービスを提供する公共施設に記録済みの情報を伝達するように構成される。一部の実施形態では、データ受信モジュール202は、建物にある、ソーラパネル、風力、発電機等、その建物に対して供給されるエネルギの代替的な源を制御する装置からも情報を集める。データ受信モジュール202は、記録済みの消費情報を受信し、エネルギ使用量を他の種類のデータ(例えば、サーモスタットデータや外部の気象データ)に相関させて、外部の気象条件及び快適設備106の設定調節がエネルギ消費にどのように影響を及ぼすのかを決定することができる。建物が複数のサーモスタット及び/又は複数の暖房領域及び冷房領域を有し得ること、並びに本明細書に記載のシステム200が同じ建物内の複数の快適設備について本明細書に記載のエネルギの最適化及び制御プロセスを行えることを、上記の内容から理解すべきである。
データ受信モジュール202は、建物内の様々な位置に配置され得る追加の装置(例えばセンサ107)からも情報を受信する。例えば、建物における各部屋は、特定の室内(サーモスタットを含んでも含まなくてもよい)の温度測定値を与えるセンサを備え得る。
建物内の特定の位置(例えば部屋)における温度がサーモスタットから離れているかどうか、及び潜在的に建物の温度を変えるためにサーモスタットによって取られる措置に反応していないことを判定するために、サーモスタットから得られる読取値に対してセンサが与える温度読取値を比較することができる。例えば、サーモスタットが建物を暖める動作を開始し、サーモスタットの位置において対応する温度上昇を記録するが、別の部屋のセンサが温度上昇を記録しない場合、その別の部屋は構造上の欠陥(例えば、漏れがあるドア/窓)又は室内の暖房/冷房システムの問題によって適切に暖まっていない可能性がある。
加えてセンサはセンサの組合せ、即ちドア状態センサ、窓状態センサ、日除け状態センサ、家庭器具状態センサ、動き検出センサ等、建物において見つかり得る他の種類のセンサ又は装置と組み合わせられた温度センサを含み得る。データ受信モジュール202は、建物の温度、快適さ、及びエネルギ使用量を決定し且つ最適化する際に有用な複数の種類の情報を複合型のセンサから受信することができる。例えば、複合型の温度及び動きセンサが、建物内の特定の室内の温度及び動き又は活動に関する情報を提供することができる。温度及び動きセンサが午前8:00〜午後5:30に室内でいかなる活動も検出しない(例えば誰もその部屋を使っていない)が、それらの時間中に室内温度が建物のサーモスタットによって開始される暖房又は冷房動作に基づく変化を示す場合、その部屋は占有されていないため、その部屋を暖め又は冷やすのはエネルギの無駄であり得る。従って、本システムは、その時間中にエネルギを節約するために、サーモスタットにおける暖房又は冷房プロファイルの調節を決定し得る。
別の例では、複合型のドア開閉及び温度センサが、ドアにおける温度及びドアの状態(例えば開閉)に関する情報を提供することができる。この例では、ドアが閉じているがドアにおける温度読取値が部屋又は建物の別の部分における温度と著しく異なることをセンサが示す場合、これはドアに漏れがあるか、ドアが損傷しているか、又は適切に断熱していないことを示唆し得る。従って、本システムは、ドアの温度プロファイルを生成し、全体的なエネルギ最適化プロセスにこの変動要素を含め、温度の矛盾を強調する報告又はアラートを提供することができる。或いは、ドアが開いておりドアにおける温度読取値が著しく異なることをセンサが示す場合、本システムは、本明細書に記載のエネルギ最適化プロセスを行うときにドアの状態を考慮することができる。
別の例では、複合型の家庭器具及び温度センサが、家庭器具の近くの温度及び家庭器具の動作特性又は状態に関する情報を提供することができる。この例では、センサはストーブ付近の温度が部屋及び/又は建物の他の領域内よりも高いことを示すことができ、その時間中にストーブがオンであることも示す。従って、本システムは、温度変化を考慮し、必要に応じてエネルギ最適化プロファイル及びサーモスタット制御プロセスを調節することができる。センサ107は、温度に加えて又は温度の代わりに湿度、放射熱、日光、空気流/気流速度など他の種類の情報も測定できることを理解すべきである。
データ受信モジュール202は、データ記憶域204への記憶並びにモジュール206、208、210、212、214、及び216による処理の促進する形式に受信情報を統合して集約する。例えば、データ受信モジュール202が接続される各データ源は、様々な構文及び/又はデータ構造を使用してデータを送信することができる。データ受信モジュール202は、データ源を理解することによって入力データを構文解析し、データ記憶域204並びにモジュール206、208、210、212、214、及び216にとって許容可能な構文又は構造に準拠するようにデータを再フォーマットする。一部の実施形態では、データ受信モジュール202で必要な処理を減らすために、外部のデータ源が情報を標準形式(例えばXML)で送信する。
データ受信モジュール202は、モジュール206、208、210、212、214、及び216にデータを送信することに備え、外部の源から受信されるデータを保存し取得するためにデータ記憶域204と通信する。一部の実施形態では、データ受信モジュール202は、データがデータ記憶域204内に記憶されており、係数モデラ206によって処理される準備が整っているという通知を係数モデラ206に送信する。この通知は、データ記憶域204内のデータの記憶位置についての参照インジケータ(例えばデータベースアドレス)を含む。
データ記憶域204は、データ受信モジュール202が受信する情報を記憶するハードウェア(例えばディスクドライブ)、ソフトウェア(例えばデータベース管理プログラム)、又はその両方を含む、データベース又は他の同様のデータ構造である。データ記憶域204は更に、モジュール206、208、210、212、214、及び216にデータを与え、モジュール206、208、210、212、214、及び216から更新済みのデータ及び解析を受信する。
係数モデラ206は、データ記憶域208から情報を取得し、建物のエネルギ特性に関連する熱応答係数の組を生成するモジュールである。モデラ206は(例えば、建物の郵便番号又はGPS座標を取得することによって)建物の位置を決定する。一部の実施形態ではモデラ206が、建物の物理構造(例えば建築材料)、太陽の方位及び負荷、熱質量、並びに風の侵入等、建物に関連する追加データを取得する。一部の実施形態ではモデラ206が、建物の位置に基づいて建物の物理構造、太陽の方位及び負荷、熱質量、並びに/又は風の侵入を推測する。一部の実施形態ではモデラ206が、建物に設置されたスマートメータからサーバ計算装置102によって集められている、建物に関連するスマートメータのデータを取得する。一部の実施形態ではモデラ206が、カンマ区切り(.csv)ファイル形式でデータ記憶域204からデータを抽出する。
この情報に基づき、モデラ206が建物の熱的プロファイルを決定する。建物の位置に関する気象情報、建物の現在のサーモスタットの設定、及び建物に関連する他のデータ(例えば、スマートメータのデータやセンサ107からのセンサデータ)と共に熱的プロファイルを使用し、モデラ206は、建物の快適さに影響を及ぼす様々な特性(例えば、温度、湿度、熱質量、太陽負荷、風の侵入)、並びに建物にある暖房/冷房機器と他の快適設備とによって消費されるエネルギ量に基づいて熱応答係数の組を生成する。熱応答係数の各組は、ある期間(例えば1時間や1日)を通じたその位置の気象条件の予測に応じて異なり得る。モデラ206は、エネルギ使用量、予報精度、占有者の好み等を検討することに基づいて熱応答係数の組を順位付けする。モデラ206は、システム100の他のモジュール208、210、212、214、216による使用のために、順位付けした熱応答係数をデータ記憶域204に送信する。
最適化及びスケジューリングモジュール210は、建物の位置に関連する気象予報及び建物に関連する占有者の好みのプロファイル等の追加情報と共に、順位付けされた熱応答係数をデータ記憶域204から取得する。一部の実施形態では、最適化及びスケジューリングモジュール210が、現在の及び推定されるエネルギ価格(例えば、データ記憶域204又は公益事業会社等の外部のデータ源から)も取得する。最適化及びスケジューリングモジュール210は、予測結果モジュール208にその情報を送信する。
予測結果モジュール208は、その位置に関する現在の及び予報された気象条件及び熱応答係数の各組に基づき、建物における快適設備106の一連のエネルギ制御点を生成する。予測結果モジュール208は、一連のエネルギ制御点に基づいて建物に設置された暖房/冷房機器の電力使用量の推定、デューティサイクル、及び屋内温度予報も生成する。一部の実施形態では、予測結果モジュール208は、決定に現在のエネルギ価格を組み込
むことにより、一連のエネルギ制御点に関連する推定エネルギコストも生成することができる。
最適化及びスケジューリングモジュール210が、予測結果モジュール208から一連のエネルギ制御点を受信し、予期されるデマンドレスポンス事象及び/又は占有者の好み等の付加的要因に基づいて結果を最適化する。例えば、外部の気温が午前8:30の華氏70°から午前11:00の華氏90°まで上昇することを気象予報が示す場合、最適化及びスケジューリングモジュール210は、空調システムに給電するためのエネルギ需要がその時間に高まると判定する。最適化及びスケジューリングモジュール210は、その時間にエネルギ価格が上昇することも判定する。その結果、最適化及びスケジューリングモジュール210は、一連のエネルギ制御点を調節してその家に対して朝早い時間(例えば午前8:30)に更なる冷房を与え(即ち予冷し)、それにより外部の気温がより高い午前11:00に家庭内の空調機器を長く稼働させる必要がなくなる。例えば、最適化及びスケジューリングモジュール210は、予冷段階では速い速度に切り替え、日中の他の部分では遅い速度に切り替えるように又はオフにするようにファンに命令するエネルギ制御点をファン106bに送信することができる。
更に、最適化及びスケジューリングモジュール210は、午前8:30のエネルギ価格が午前11:00の予測価格よりも低く、そのため、早朝のエネルギ消費を増やすことは、後の午前11:00の時点において更に多いエネルギを消費することに比べてコストの節約を実現することを理解している。一部の事例では、最適化及びスケジューリングモジュール210が、先に述べたように建物内のセンサ107から受信される温度読取値及び快適特性に基づいてエネルギ制御点を調節することができる。
最適化及びスケジューリングモジュール210が一連のエネルギ制御点を調節すると、モジュール210はデータ記憶域204に一連のエネルギ制御点を送信する。データ記憶域204は送信モジュール214に一連のエネルギ制御点を送信し、送信モジュール214は建物における快適設備106にエネルギ制御点を伝達する。一例では、エネルギ制御点が、所与の期間(例えば1日)の間のサーモスタット106aの目標温度のスケジュールを与える温度設定点を含む。エネルギ効率の上昇及びデマンドレスポンス事象の予想を実現するために、サーモスタット106aは温度設定点のスケジュールに従って暖房及び/又は冷房を行うことができる。
サーバ計算装置102は、データ検証モジュール212も含む。データ検証モジュール212は、過去の期間の建物のエネルギ使用データを取得し、同じ期間についてシステム100によって予測された内容とその使用データを比較する。例えばデータ検証モジュール212は、特定の日の顧客の家の(例えば、スマートメータ、ソーラパネルモジュール、又は公共施設によって提供される)エネルギ使用データを取得する。データ検証モジュール212は、モデラ206、予測結果モジュール208、並びに最適化及びスケジューリングモジュール210によって行われる決定に基づいて同じ日の予測エネルギ使用量も取得する。データ検証モジュール212は、2つのエネルギ使用量の値(実際値対予測値)を比較し、何らかのずれが生じているかどうかを判定する。この比較に基づき、データ検証モジュール212は(例えば、ウェブインタフェースモジュール216によって)顧客に提示可能なエネルギ使用量節約データを提供することができる。一部の実施形態では、データ検証モジュール212が追加の方法を使用してエネルギの節約を決定する。例えば、データ検証モジュール212は、(i)最適化及びスケジューリングモジュール210が建物のサーモスタットの温度設定点スケジュールを調節しなかった日と、(ii)最適化及びスケジューリングモジュール210が温度設定点スケジュールを調節した日との間で建物のエネルギ使用量を比較することができる。データ検証モジュール212は、最適化及びスケジューリングモジュール210の実行時に実現されるエネルギの節約を示す
表及び他の報告を作成することができる。加えて、データ検証モジュール212が生成する比較情報は、モデラ206によって作成される係数モデルを洗練させて、より優れた精度及び効率を実現するために使用される。
サーバ計算装置102は、ウェブインタフェースモジュール216も含む。ウェブインタフェースモジュール216は、クライアント装置(例えば、図1のクライアント装置108)から接続要求を受信し、クライアント装置が建物に関連する熱的プロファイル情報にアクセスしそれを更新するためのポータルを提供するように構成される。例えば家の所有者は、システム100に登録し、クライアント装置108上のウェブブラウザによってウェブインタフェースモジュール216に接続することができる。ログインすると、自宅の現在のエネルギ特性に関係する様々な情報と、家の所有者が自宅の内部温度を確立し、その快適さの好みを変更できるようにする対話型機能とを含むポータルが家の所有者に提示される。一部の実施形態では、ポータルが、システム100内に記憶されるデータ(例えば、熱的プロファイル、エネルギ使用量、気象条件、家中のセンサ107からのデータ)を活用し、同様の熱的快適性及び/又はエネルギ消費特性を共有する他の建物と家の所有者の住居とを比較する自宅エネルギ監査機能を含む。家の所有者は、自らのエリア内の他の家又は建物に対する自宅の相対的なエネルギ使用量を決定することができる。この自宅エネルギ監査に基づき、ポータルは、建物のエネルギ効率を改善するためのカスタマイズされ且つ優先順位付けされた提案一覧を提供することもできる。
図3は、建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための方法300の流れ図である。サーバ計算装置102は、データ受信モジュールを使用し、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信し(302)、その複数のセンサのうちの少なくとも一部は建物内にあり、上記のようにその測定値は温度読取値及び快適特性を含む。サーバ計算装置102は、係数モデラ206を使用し、建物のエネルギ特性と、センサ107から得られる測定値と、建物の位置に関連する気象データとに基づいて建物に関する熱応答係数の組を生成する(304)。サーバ計算装置102は、最適化及びスケジューリングモジュール210並びに予測結果モジュール208を使用し、熱応答係数の組と建物の位置に関連する予報気象条件とに基づいて建物のエネルギ応答を予測する(306)。
サーバ計算装置102は、最適化及びスケジューリングモジュール210並びに予測結果モジュール208を使用し、建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて建物の最小エネルギ要件を選択する(308)。サーバ計算装置102は、最適化及びスケジューリングモジュール210並びに予測結果モジュール208を使用し、エネルギ応答及び最小エネルギ要件に基づいて建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する(310)。
サーバ計算装置102は、データ検証モジュール212を使用し、モデラ206及び予測結果モジュール208によって提供される予測エネルギ使用量に対して建物の前日のエネルギ使用量を比較し、エネルギ使用量のずれ及びエネルギの潜在的節約を決定する。サーバ計算装置102は、送信モジュール214を使用し、建物の快適設備106に調節済みのエネルギ制御点を送信する(312)。
一部の実施形態では、地域又は地区の公共施設及びサービスプロバイダと共にデマンドレスポンス事象を実行するために本明細書に記載の技法が使用される。システム100の予測モデリング及び快適設備制御機能を活用し、公共施設によって識別される潜在的なデマンドレスポンス事象に備え、システムに対して接続されている建物によるエネルギ消費をピーク需要時間から低需要時間にずらし、それにより公共施設に対するエネルギ需要負荷を減らし、潜在的に更に低いコストで建物にエネルギを供給することができる。
例えば予測モデリング、エネルギ制御点の生成、及び関連する解析に基づき、システム
100に対して接続されている建物によって一定量のエネルギが翌日中に消費されることをサーバ計算装置102が判定する。サーバ計算装置102は、気象予報情報に基づき、(例えば、予報される低い/高い外部気温又は外部気温の予報の変化により)翌日の2時間の枠の間にエネルギのピーク需要事象があり得ることも判定する。その2時間の枠の間に潜在的に使用されるエネルギ量をサーバ計算装置102は識別しているため、サーバ計算装置102は、快適設備106(例えば、サーモスタット106a、ファン106b、日除け106c)の一部又は全てのエネルギ制御点を事前対応的に調節してエネルギ消費を減らし又はなくし、ピーク需要時間中の建物の快適特性を最適化することができる。
多くの場合、公共施設は潜在的なデマンドレスポンス事象を予め警告しない。例えば公共施設は、デマンドレスポンス事象が開始する1時間前までその事象を予期しない場合がある。公共施設がデマンドレスポンス事象を認識した時点で、公共施設はこれから起きる事象をサーバ計算装置102に知らせることができる。自らの過去の解析に基づき、サーバ計算装置102は、そのデマンドレスポンス事象中にシステム100の建物によって消費されない特定のエネルギ量を公共施設に委ねることができる。その委ねられたエネルギ量が必要であることを公共施設がシステム100に知らせる場合、サーバ計算装置102は、公共施設に委ねられるエネルギ量だけエネルギ消費を減らす調節済みのエネルギ制御点スケジュールを接続された快適設備106に自動で送信する。
サーバ計算装置102は、占有者が望む及び/又はスケジュール内で指定される快適特性(例えば、温度及び湿度等)をほぼ維持しながら、減らされるエネルギ消費に対処するために快適設備106のエネルギ制御点スケジュールを調節することもできる。例えば、デマンドレスポンス事象(例えば、夏日の午後の中頃)中にエネルギを消費しないように快適設備106が調節されることをサーバ計算装置102が理解する場合、サーバ計算装置102は、建物の温度がデマンドレスポンス事象中に元々予定されていた値又はその付近にあるように、快適設備106のエネルギ制御点スケジュール(例えば、サーモスタット106aの温度設定点スケジュール)を調節してデマンドレスポンス事象の前に建物を予冷することができる。予冷によって消費される追加のエネルギはデマンドレスポンス事象中に発生せず、公共施設に対する負荷が減ること及び占有者のコストを潜在的に節約することをもたらす。加えて、その事象中に建物は所望の/予定された快適特性をほぼ維持する。
システム100に対して接続されている建物が消費するエネルギのあり得る予測を策定する際、及びHVACの動作に充てられる特定のエネルギ量を予測する際、幾つかの数学的アルゴリズムを使用することができる。
建物のエネルギモデルの予測
一実施形態では、建物は、エンベロープ(envelope)を通るエネルギ流に対して全屋内環境の感知可能なエネルギのバランスを取るグレーボックスシステムとして表わされる。この種のモデリングは壁による熱拡散、内壁及び外壁に対する対流、太陽放射照度、侵入、熱質量、及びHVACシステムの性能を考慮する。HVAC状態データがインターネットに接続されているサーモスタットから得られ、電気データがスマートメータから得られる。
明確な三重対角行列アルゴリズムを使用し、特性が均一である壁内のノードにおける温度について解くことにより、壁内の一時的な温度が考慮される。モデルへの入力は、地域の気象観測所からの屋外温度、日射、及び風速データと、インターネットに接続されているサーモスタットからの屋内気温及びHVAC状態データと、スマートメータからの電気データとを含む。絶縁R値及び窓がある率等の建物特性の詳細な測定値を要求する代わりに、有効パラメータ値がそのデータから計算される。
例示的解決技法は、モデリングされた屋内気温を測定温度に適合させる最小二乗曲線を得るために遺伝的アルゴリズムを使用することからなる。気象状況及び建物状況の変化を考慮するためにパラメータが周期的に更新される。エネルギ予測は、気象予報データと、ユーザのサーモスタット設定点と、デマンドレスポンス事象の場合には、デプロイが提案される特定の戦略を反映するための更新された設定点とを用いるモデルを実行することによって行われる。遺伝的アルゴリズム以外の技法も本発明の範囲内で使用され得ることを理解すべきである。
HVAC電力ディスアグリゲーション
標準的な空調機器を動作させるのに必要な電力は概して屋外気温に依存する。空調機器は蒸気圧縮サイクルを使用し、エバポレータ内で屋内環境の熱を吸収し、コンデンサ内でその熱を外に出すことによって冷房を実現する。コンデンサ内のこの熱伝達を得るには、冷媒が外気よりも熱くなければならない。最近のシステムは、エバポレータとコンデンサとの間の圧力差を調節することにより、変化する屋外気温を補償する。屋外気温が上昇するとき、この圧力差(即ち圧力比)が大きくなる必要があり、コンプレッサは更なる電力を必要とする。屋外気温に比例した同じ電力の変動がヒートポンプでも認められる。
この温度依存性は空調機器の負荷を予測するのに重要であり、サーモスタット及びスマートメータの電力データを使用して測定することができる。およそのHVACオン時の電力スパイクを求めるために、HVACのオン/オフ時間にスマートメータのデータをマッチさせる例示的方法が開発されている。それらの電力スパイクは、それらの屋外気温でビン化する。次いで、ビン化したデータの線形回帰を使用してHVACの電力曲線を作成する。この電力曲線はHVACが所与の屋外気温データ又は予報上にあるときにはいつでも、負荷を概算するために使用され得る。
図4は、ある期間の一例を通じた建物の一例に関する、実際の電力使用量及び温度読取値と比較した、システム100の予測によって求められた電力使用量及び温度読取値を示す図である。図4のグラフでは、線402が実際の平均電力使用量を表し、線404がシステム100によって求められる平均電力使用量予測を表し、線406は実際の平均屋内温度を表し、線408はシステム100によって求められる平均屋内温度予測を表す。図4に示すデータはデマンドレスポンス事象中に捕捉されたものである。図4に示すように、本明細書に記載の技法は、デマンドレスポンス能力と温度等の屋内の快適特性に対するデマンドレスポンスの影響との正確な予測をもたらす。電力(例えば、402、404)及び屋内温度(例えば、406、408)の両方の実際値と予測値との間のずれは小さく、正確な予測を行う際のシステム100の有効性を示す。
センサからの詳細な測定値及び関連する解析
先に説明したように、図1のシステム100のセンサ107は、システム100が建物における特定の部屋及び/又は特定のドア若しくは窓の詳細なエネルギ効率と、快適さの解析と、温度解析とを提供できるようにする情報を与えることができる。図5Aは、建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じたドア付近に位置するセンサの温度読取値を示す図である。図5Aに示すように、ドアセンサは、温度502の(例えば、午前12:00の75°から午後12:00の88°までの)上昇を記録し、これは、同じ期間中の建物外の温度の上昇504に対応する。しかし、建物におけるサーモスタットはその期間内に明確に認められる程の温度506の変化を記録しない。これは、建物における全体的なエネルギ損失を引き起こす侵入の問題にドアが直面していることを示し得る。システム100は、図5Aの図を含む採点表等の報告を生成し、エネルギを節約するためにどのような措置を取るべきかの指示(即ちドアの漏れを塞ぐ)と共に利用者(例えば、家の所有者)にその報告を送信することができる。例えば図7は、建
物のエネルギ効率及びエネルギ使用量を示す採点表であり、この採点表は本明細書に記載の解析を使用して図1のシステムによって生成される。
対照的に、図5Bは建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じたドア付近に位置するセンサの温度読取値を示す図であり、ドアセンサの温度読取値は、屋外環境の温度512の変化に対応する温度514の上昇を示していない。むしろドアの温度は、サーモスタットの温度516のように一日を通して一定のままである。これはドアが侵入の問題に直面していないことを示す。
図6は、建物のサーモスタット及び屋外環境の温度読取値と比較した、同じ期間を通じた建物の4つの異なる室内に位置するセンサから受信される温度読取値を示す図であり、ある部屋の温度読取値604は屋外温度602の上昇と共に温度上昇を示す一方、残りの部屋の温度604、608、612はサーモスタットの温度読取値606に対応する。これは、ある部屋(604)が建物における他の部屋と同量の冷房を得ていないことを示し、その部屋内の冷房機器の問題を示唆し得る。
別の例では、システム100が占有者の位置及び/又は距離に基づいて建物のエネルギ制御点を調節することができる。例えば、モバイル装置を有する家の所有者は、その日の仕事を終えたときに自宅の快適特性を調節し始めるようにサーバ計算装置102に命令することができる。サーバ計算装置102は、家の所有者の通勤時間が典型的には1時間であることを(距離及び交通によって予期される移動時間等に基づいて)決定し、家の所有者が帰宅するのとほぼ同時に家が所望の快適度に達するように動作させるために、家内の快適設備106用のエネルギ制御点を生成することができる。
他の種類のエネルギ生成装置
電力網等の公共施設に対して接続されることに加え、建物には他の種類のエネルギ生成装置が設置されている場合があり、建物はそこから建物の冷房/暖房システム及び他の快適設備に供給するためのエネルギを引き込むことができる。かかるエネルギ生成装置は、ソーラパネル、発電機、及びエネルギ貯蔵装置を含む。本明細書に記載のシステム100は、先に記載したように建物のエネルギ消費を最適化する際、かかる装置又はエネルギ源から入手可能なエネルギを利用することができる。例えば、ソーラパネルを備える建物では、システム100は、曇りになると天気予報が予測した期間にわたり(建物のソーラパネルのエネルギを使用して)建物を更に数度冷やすべきであると決定することができ、その理由はシステム100が、これから曇りになり、その日の日中に後で暖かくなること、及びエネルギ価格が日中に上がることも決定しているからである。システム100が例示する事前冷房は、より安価なエネルギ源(ソーラパネル)を使用し、本明細書に記載のエネルギの最適化及び予測プロセスを活用する。
上記の技法は、デジタル電子回路及び/又はアナログ電子回路により、又はコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはそれらの組合せにより実装することができる。この実装は、データ処理機器、例えばプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、及び/又は複数のコンピュータが実行するための又はそれらの動作を制御するためのコンピュータプログラム製品、即ち機械可読記憶装置内に有形に具体化されるコンピュータプログラムとしての実装であり得る。コンピュータプログラムは、ソースコード、コンパイル済みコード、解釈済みコード、及び/又は機械コードを含む任意の形式のコンピュータ又はプログラム言語で記述されてもよく、コンピュータプログラムは独立型プログラムとして、又はサブルーチン、要素、若しくは計算環境内で使用するのに適した他のユニットとしてを含む任意の形式で展開され得る。コンピュータプログラムは、1台のコンピュータ上で、又は1つ若しくは複数の場所の複数台のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。
方法の工程は、入力データに作用し且つ/又は出力データを生成することによって本発明の機能を果たすためのコンピュータプログラムを実行する、1つ又は複数のプロセッサによって実行され得る。方法の工程は、専用論理回路、例えばFPGA(書替え可能ゲートアレイ)、FPAA(書替え可能アナログアレイ)、CPLD(複合プログラム可能論理デバイス)、PSoC(プログラム可能システムオンチップ)、ASIP(特定用途向け命令セットプロセッサ)、又はASIC(特定用途向け集積回路)等によって実行することもでき、上記のものとして機器を実装することができる。サブルーチンは、記憶済みのコンピュータプログラム及び/若しくはプロセッサ、並びに/又は1つ若しくは複数の機能を実装する専用回路の一部を指し得る。
コンピュータプログラムを実行するのに適したプロセッサは、例として汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサの両方、並びに任意の種類のデジタルコンピュータ又はアナログコンピュータの任意の1つ又は複数のプロセッサを含む。概してプロセッサは、読取専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、又はその両方から命令及びデータを受信する。コンピュータの必須の要素は、命令を実行するためのプロセッサと命令及び/又はデータを記憶するための1つ若しくは複数のメモリ装置とである。キャッシュ等のメモリ装置はデータを一時的に記憶するために使用することができる。メモリ装置は、データを長期間記憶するためにも使用することができる。概してコンピュータは、データを記憶するための1つ又は複数の大容量記憶装置、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクも含み、又はかかる大容量記憶装置とデータをやり取りするために該大容量記憶装置に動作可能に結合される。コンピュータは、通信ネットワークと命令及び/又はデータをやり取りするために、そのネットワークに動作可能に結合することもできる。コンピュータプログラム命令及びデータを実装するのに適したコンピュータ可読記憶媒体は、例として半導体メモリ装置(例えば、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(例えば、内蔵ハードディスク又はリムーバブルディスク)、光磁気ディスク、及び光ディスク(例えば、CD、DVD、HD−DVD、及びブルーレイ(Blu−ray(登録商標))ディスク)を含む、あらゆる形式の揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含む。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補足され、且つ/又は専用論理回路内に含まれ得る。
利用者との対話を提供するために、利用者に情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(ブラウン管)、プラズマ、又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、並びにそれにより利用者がコンピュータに入力を与える(例えば、ユーザインタフェース要素と対話する)ことができるキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、又は動きセンサ)と通信するコンピュータ上に上記の技法を実装することができる。利用者との対話を実現するために他の種類の装置も使用することができ、例えば利用者に与えられるフィードバックは任意の形式の感覚フィードバック、例えば視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバックとすることができ、利用者からの入力は音響、会話、及び/又は触覚入力を含む任意の形態で受け付けられてもよい。
上記の技法は、バックエンドコンポーネントを含む分散型計算システム内に実装することができる。バックエンドコンポーネントは、例えばデータサーバ、ミドルウェアコンポーネント、及び/又はアプリケーションサーバとすることができる。上記の技法は、フロントエンドコンポーネントを含む分散型計算システム内に実装することができる。フロントエンドコンポーネントは、例えばグラフィカルユーザインタフェース、利用者が一実装例と対話することができるウェブブラウザ、及び/又は送信装置用の他のグラフィカルユーザインタフェースを有するクライアントコンピュータとすることができる。上記の技法は、かかるバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、又はフロントエ
ンドコンポーネントの任意の組合せを含む分散型計算システム内に実装することができる。
計算システムのコンポーネントは、デジタル又はアナログデータ通信の任意の形式又は媒体を含み得る伝送媒体(例えば通信ネットワーク)によって相互接続され得る。伝送媒体は、任意の構成の1つ若しくは複数のパケットベースネットワーク及び/又は1つ若しくは複数の回路ベースネットワークを含み得る。パケットベースネットワークは、例えばインターネット、キャリアインターネットプロトコル(IP:internet protocol)ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN:local
area network)、広域ネットワーク(WAN:wide area network)、キャンパスエリアネットワーク(CAN:campus area network)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN:metropolitan
area network)、ホームエリアネットワーク(HAN:home area network))、私設IPネットワーク、IP構内交換機(IPBX:IP private branch exchange)、無線ネットワーク(例えば、無線アクセスネットワーク(RAN:radio acess network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、ワイファイ(Wi−Fi)、ワイマックス(WiMAX)、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)ネットワーク、ハイパーラン(HiperLAN))、及び/又は他のパケットベースネットワークを含み得る。回路ベースネットワークは、例えば公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)、旧来の構内交換機(PBX:private branch exchange)、無線ネットワーク(例えば、RAN、符号分割多元アクセス(CDMA:code−division multiple access)ネットワーク、時分割多元アクセス(TDMA:time division multiple
access)ネットワーク、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標):global system for mobile communication)ネットワーク)、及び/又は他の回路ベースネットワークを含み得る。
伝送媒体上の情報の転送は、1つ又は複数の通信プロトコルに基づき得る。通信プロトコルは、例えばイーサネット(登録商標)プロトコル、インターネットプロトコル(IP)、ボイスオーバIP(VOIP:Voice over IP)、ピアツーピア(P2P:Peer−to−Peer)プロトコル、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP:Hypertext Transfer Protocol)、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)、H.323、メディアゲートウェイ制御プロトコル(MGCP:Media Gateway Control Protocol)、シグナリングシステム#7(SS7:Signaling System #7)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))プロトコル、プッシュツートーク(PTT:Push−to−Talk)プロトコル、PTTオーバセルラ(POC:PTT over Cellular)プロトコル、及び/又は他の通信プロトコルを含み得る。
計算システムの装置は、例えばコンピュータ、ブラウザ装置を有するコンピュータ、電話、IP電話、モバイル装置(例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)装置、ラップトップコンピュータ、電子メール装置)、及び/又は他の通信装置を含み得る。ブラウザ装置は、例えばワールドワイドウェブブラウザ(例えば、マイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation)から入手可能なマイクロソフト(Microsft)(登録商標)インターネットエクスプローラ(Internet Explorer)(登録商標)
や、モジラコーポレーション(Mozilla Corporation)から入手可能なモジラ(Mozilla)(登録商標)ファイアフォックス(Firefox))を有するコンピュータ(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ)を含む。モバイル計算装置は、例えばブラックベリー(Blackberry)(登録商標)を含む。IP電話は、例えばシスコシステムズインク(Cisco Systems,Inc)から入手可能なシスコ(Cisco)(登録商標)ユニファイドIPフォン(Unified IP Phone)7985G、及び/又はシスコシステムズインク(Cisco Systems,Inc)から入手可能なシスコ(Cisco)(登録商標)ユニファイドワイヤレスフォン(Unified Wireless Phone)7920を含む。
包含する、含む、及び/又はそれぞれの複数形は非限定的であり、列挙されたパーツを含み、列挙されていない追加のパーツも含み得る。及び/又はも非限定的であり、列挙されたパーツの1つ又は複数及び列挙されたパーツの組合せを含む。
本発明は、その趣旨又は本質的特性から逸脱することなしに他の特定の形式で具体化できることを当業者であれば理解されよう。従って、上記の実施形態は、あらゆる点で本明細書に記載した本発明の限定ではなく例示と見なされるべきである。

Claims (62)

  1. 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための方法であって、
    第1の計算装置が、複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信する工程であって、前記複数のセンサのうちの少なくとも一部は前記建物の内部に位置し、前記測定値は温度読取値及び快適特性を含む、工程と、
    第1の計算装置が、前記建物のエネルギ特性と、前記センサからの前記測定値と、前記建物の前記位置に関連する気象データとに基づいて、前記建物に関する熱応答係数の組を生成する工程と、
    前記第1の計算装置が、熱応答係数の前記組と前記建物の前記位置に関連する気象予報とに基づいて前記建物のエネルギ応答を予測する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて前記建物の最小エネルギ要件を選択する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記エネルギ応答及び前記最小エネルギ要件に基づいて前記建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記建物における1つ又は複数の快適設備に前記エネルギ制御点を送信する工程と
    を含む、方法。
  2. 前記第1の計算装置が、1つ又は複数のセンサからの前記温度読取値を、前記建物の内部のサーモスタットによって与えられる温度測定値と比較する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記比較に基づいて前記エネルギ制御点を調節する工程と
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記エネルギ制御点は、サーモスタットの設定点、前記快適設備の制御設定、及び窓日除けの制御設定を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記快適特性は、建物領域の占有状態、湿度、壁からの放射熱、前記快適設備の動作状態、建物占有者の位置、前記建物からの前記建物占有者の距離、及び前記占有者が前記建物に到着するための移動時間を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の計算装置が、前記移動時間及び前記距離のうちの一方又は両方に基づいて前記エネルギ制御点を調節する工程を更に含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記エネルギ特性は、前記センサからの1つ又は複数の温度読取値と、前記建物のサーモスタットからの温度読取値と、前記建物におけるHVACシステムの状態と、前記建物にエネルギを供給する1つ又は複数のエネルギ源の状態と、前記建物のドア及び窓のうちの一方又は両方の状態とを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記HVACシステムは1つ又は複数のステージ暖房又はステージ冷房ユニットを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記建物にエネルギを供給する前記エネルギ源は、電気装置、ガス装置、ソーラ装置、風力装置、ヒートポンプ装置、及びエネルギ貯蔵装置を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 熱応答係数の前記組を生成する前記工程は、前記建物の物理データに更に基づく、請求項1に記載の方法。
  10. 前記物理データは、熱質量と、風の侵入と、窓の相対面積と、断熱材の量と、建築材料と、前記建物の風の侵入と、関連するHVACシステムの効率とのうちの少なくとも1つ
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. エネルギ応答を予測する前記工程は、前記建物に関連する前記エネルギ消費コストに更に基づく、請求項1に記載の方法。
  12. 前記エネルギ消費コストは、様々な外部温度に関して前記建物の快適度を変えるのに必要な電力量を表す、請求項11に記載の方法。
  13. 前記最小エネルギ要件は、前記建物におけるHVACシステムの電力消費量及び前記HVACシステムのデューティサイクルを含む、請求項1に記載の方法。
  14. エネルギ制御点を決定する前記工程は、気象予報データ、前記建物の占有者によって提供される快適さの好み、又はその両方に更に基づく、請求項1に記載の方法。
  15. サーモスタットに対し送信される前記エネルギ制御点は、ある期間を通じた前記サーモスタットの制御スケジュールを含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記第1の計算装置が、複数のリモートセンサからなるネットワークから前記気象データを受信する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記第1の計算装置が、前記建物の内部のHVACシステムに接続されている装置からサーモスタットデータを受信する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記第1の計算装置が、誤り訂正を使用して、生成された熱応答係数の前記組を調節する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
  19. 前記誤り訂正は、生成された熱応答係数の前記組から異常を除く工程を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記気象データは、前記建物の前記位置における現在の気象条件、前記建物の前記位置に関する予報気象条件、前記建物の前記位置における太陽負荷、又はそれらの任意の組合せを含む、請求項1に記載の方法。
  21. 前記第1の計算装置が、前記建物の予測された前記エネルギ応答を1つ又は複数の他の建物の予測されたエネルギ応答と比較する工程と、
    前記第1の計算装置が、予測された前記エネルギ応答の前記比較に基づいて、前記建物の予測された前記エネルギ応答を順位付けする工程と
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  22. 前記建物に関する熱応答係数の組を生成する前記工程は、スマートメータのデータに更に基づく、請求項1に記載の方法。
  23. 前記複数のセンサは、組合せドア状態及び温度センサ、組合せ窓状態及び温度センサ、組合せ家庭器具状態及び温度センサ、組合せ動き検出及び温度センサ、赤外線熱センサ、独立型の温度センサ、及び湿度センサを含む、請求項1に記載の方法。
  24. 前記第1の計算装置が、組合せドア状態及び温度センサから信号を受信する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記信号に基づいて前記組合せドア状態及び温度センサに関連するドアが開いているか又は閉じているかを判定する工程と、
    前記ドアが閉じており、且つ前記組合せドア状態及び温度センサからの温度読取値が前
    記建物におけるサーモスタットの温度測定値から離れる場合、前記第1の計算装置が、前記ドアに関するエネルギ損失発生を識別する工程と
    を更に含む、請求項23に記載の方法。
  25. エネルギ損失発生が識別される場合、前記第1の計算装置が、前記建物の占有者に関連する遠隔計算装置にアラートを送信する工程を更に含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記アラートは前記建物に関するエネルギ効率採点表を含み、且つ前記エネルギ損失発生を識別する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記第1の計算装置が、1つ又は複数のセンサから動き検出信号及び温度信号を受信する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記動き検出信号に基づいて前記1つ又は複数のセンサによってモニタされる1つの領域の占有状態を判定する工程と、
    前記第1の計算装置が、前記占有状態及び前記温度信号に基づいて前記エネルギ制御点を調節する工程と
    を更に含む、請求項23に記載の方法。
  28. 比較する前記工程は、前記センサの温度測定値の時間を通じた変化が前記建物におけるサーモスタットの温度測定値の時間を通じた変化に対応するかどうかを判定する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  29. 前記センサの温度測定値の時間を通じた前記変化が前記サーモスタットの温度測定値の時間を通じた前記変化から離れている場合、前記第1の計算装置が、前記建物における前記センサが位置する1つの領域に対応するエネルギ損失発生を判定する工程を更に含む、請求項28に記載の方法。
  30. 調節する前記工程は、前記センサの温度測定値と前記サーモスタットの温度測定値との差に対処するように前記エネルギ制御点を変える工程を含む、請求項28に記載の方法。
  31. 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのコンピュータ化されたシステムであって、
    複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信する工程であって、前記複数のセンサのうちの少なくとも一部は前記建物の内部に位置し、前記測定値は温度読取値及び快適特性を含む、工程と、
    前記建物のエネルギ特性と、前記センサからの前記測定値と、前記建物の前記位置に関連する気象データとに基づいて前記建物に関する熱応答係数の組を生成する工程と、
    熱応答係数の前記組と前記建物の前記位置に関連する気象予報とに基づいて前記建物のエネルギ応答を予測する工程と、
    前記建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて前記建物の最小エネルギ要件を選択する工程と、
    前記エネルギ応答及び前記最小エネルギ要件に基づいて前記建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する工程と、
    前記建物における1つ又は複数の快適設備に前記エネルギ制御点を送信する工程と
    を行うように構成される第1の計算装置を含む、コンピュータ化されたシステム。
  32. 前記第1の計算装置は、
    1つ又は複数のセンサからの前記温度読取値を、前記建物の内部のサーモスタットによって与えられる温度測定値と比較する工程と、
    前記比較に基づいて前記エネルギ制御点を調節する工程と
    を行うように更に構成される、請求項31に記載のシステム。
  33. 前記エネルギ制御点は、サーモスタットの設定点、前記快適設備の制御設定、及び窓日除けの制御設定を含む、請求項31に記載のシステム。
  34. 前記快適特性は、建物領域の占有状態、湿度、壁からの放射熱、前記快適設備の動作状態、建物占有者の位置、前記建物からの前記建物占有者の距離、及び前記占有者が前記建物に到着するための移動時間を含む、請求項31に記載のシステム。
  35. 前記第1の計算装置は、前記移動時間及び前記距離のうちの一方又は両方に基づいて前記エネルギ制御点を調節するように更に構成される、請求項34に記載のシステム。
  36. 前記エネルギ特性は、前記センサからの1つ又は複数の温度読取値と、前記建物のサーモスタットからの温度読取値と、前記建物におけるHVACシステムの状態と、前記建物にエネルギを供給する1つ又は複数のエネルギ源の状態と、前記建物のドア及び窓のうちの一方又は両方の状態とを含む、請求項31に記載のシステム。
  37. 前記HVACシステムは、1つ又は複数のステージ暖房又はステージ冷房ユニットを含む、請求項36に記載のシステム。
  38. 前記建物にエネルギを供給する前記エネルギ源は、電気装置、ガス装置、ソーラ装置、風力装置、ヒートポンプ装置、及びエネルギ制御装置を含む、請求項36に記載のシステム。
  39. 熱応答係数の前記組を生成する前記工程は、前記建物の物理データに更に基づく、請求項31に記載のシステム。
  40. 前記物理データは、熱質量と、風の侵入と、窓の相対面積と、断熱材の量と、建築材料と、前記建物の風の侵入と、関連するHVACシステムの効率とのうちの少なくとも1つを含む、請求項39に記載のシステム。
  41. エネルギ応答を予測する前記工程は、前記建物に関連する前記エネルギ消費コストに更に基づく、請求項31に記載のシステム。
  42. 前記エネルギ消費コストは、様々な外部温度に関して前記建物の快適度を変えるのに必要な電力量を表す、請求項41に記載のシステム。
  43. 前記最小エネルギ要件は、前記建物におけるHVACシステムの電力消費量及び前記HVACシステムのデューティサイクルを含む、請求項41に記載のシステム。
  44. エネルギ制御点を決定する前記工程は、気象予報データ、前記建物の占有者によって提供される快適さの好み、又はその両方に更に基づく、請求項41に記載のシステム。
  45. サーモスタットに対し送信される前記エネルギ制御点は、ある期間を通じた前記サーモスタットの制御スケジュールを含む、請求項41に記載のシステム。
  46. 前記第1の計算装置は、複数のリモートセンサからなるネットワークからの前記気象データに合わせて更に構成される、請求項41に記載のシステム。
  47. 前記第1の計算装置は、前記建物の内部のHVACシステムに接続されている装置から
    サーモスタットデータを受信する、請求項41に記載のシステム。
  48. 前記第1の計算装置は、誤り訂正を使用して、生成された熱応答係数の前記組を調節する、請求項41に記載のシステム。
  49. 前記誤り訂正は、生成された熱応答係数の前記組から異常を除く工程を含む、請求項48に記載のシステム。
  50. 前記気象データは、前記建物の前記位置における現在の気象条件、前記建物の前記位置に関する予報気象条件、前記建物の前記位置における太陽負荷、又はそれらの任意の組合せを含む、請求項41に記載のシステム。
  51. 前記第1の計算装置は、
    前記建物の予測された前記エネルギ応答を1つ又は複数の他の建物の予測されたエネルギ応答と比較する工程と、
    予測された前記エネルギ応答の前記比較に基づいて前記建物の予測された前記エネルギ応答を順位付けする工程と
    を行うように更に構成される、請求項41に記載のシステム。
  52. 前記建物に関する熱応答係数の組を生成する前記工程は、スマートメータのデータに更に基づく、請求項41に記載のシステム。
  53. 前記複数のセンサは、組合せドア状態及び温度センサ、組合せ窓状態及び温度センサ、組合せ家庭器具状態及び温度センサ、組合せ動き検出及び温度センサ、赤外線熱センサ、独立型の温度センサ、及び湿度センサを含む、請求項41に記載のシステム。
  54. 前記第1の計算装置は、
    組合せドア状態及び温度センサから信号を受信する工程と、
    前記信号に基づいて前記組合せドア状態及び温度センサに関連するドアが開いているか又は閉じているかを判定する工程と、
    前記ドアが閉じており、且つ前記組合せドア状態及び温度センサからの温度読取値が前記建物におけるサーモスタットの温度測定値から離れる場合、前記ドアに関するエネルギ損失発生を識別する工程と
    を行うように更に構成される、請求項53に記載のシステム。
  55. エネルギ損失発生が識別される場合、前記第1の計算装置は、前記建物の占有者に関連する遠隔計算装置にアラートを送信するように更に構成される、請求項54に記載のシステム。
  56. 前記アラートは、前記建物に関するエネルギ効率採点表を含み、且つ前記エネルギ損失発生を識別する、請求項55に記載のシステム。
  57. 前記第1の計算装置が、
    1つ又は複数のセンサから動き検出信号及び温度信号を受信する工程と、
    前記動き検出信号に基づいて前記1つ又は複数のセンサによってモニタされる1つの領域の占有状態を判定する工程と、
    前記占有状態及び前記温度信号に基づいて前記エネルギ制御点を調節する工程と
    を行うように更に構成される、請求項53に記載のシステム。
  58. 比較する前記工程は、前記センサの温度測定値の時間を通じた変化が前記建物における
    サーモスタットの温度測定値の時間を通じた変化に対応するかどうかを判定する工程を含む、請求項31に記載のシステム。
  59. 前記センサの温度測定値の時間を通じた前記変化が前記サーモスタットの温度測定値の時間を通じた前記変化から離れている場合、前記第1の計算装置は、前記建物における前記センサが位置する1つの領域に対応するエネルギ損失発生を判定するように更に構成される、請求項58に記載のシステム。
  60. 調節する前記工程は、前記センサの温度測定値と前記サーモスタットの温度測定値との差に対処するように前記エネルギ制御点を変える工程を含む、請求項58に記載のシステム。
  61. 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うための、非一時的コンピュータ可読記憶媒体内に有形に具体化されるコンピュータプログラム製品であって、
    複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信する工程であって、前記複数のセンサのうちの少なくとも一部は前記建物の内部に位置し、前記測定値は温度読取値及び快適特性を含む、工程と、
    前記建物のエネルギ特性と、前記センサからの前記測定値と、前記建物の前記位置に関連する気象データとに基づいて前記建物に関する熱応答係数の組を生成する工程と、
    熱応答係数の前記組と前記建物の前記位置に関連する気象予報とに基づいて前記建物のエネルギ応答を予測する工程と、
    前記建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて前記建物の最小エネルギ要件を選択する工程と、
    前記エネルギ応答及び前記最小エネルギ要件に基づいて前記建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定する工程と、
    前記建物における1つ又は複数の快適設備に前記エネルギ制御点を送信する工程と
    をデータ処理機器に行わせるように動作可能な命令を含む、コンピュータプログラム製品。
  62. 建物のエネルギ消費の最適化及び管理を行うためのシステムであって、
    複数のセンサから1つ又は複数の測定値を受信するための手段であって、前記複数のセンサのうちの少なくとも一部は前記建物の内部に位置し、前記測定値は温度読取値及び快適特性を含む、手段と、
    前記建物のエネルギ特性と、前記センサからの前記測定値と、前記建物の前記位置に関連する気象データとに基づいて前記建物に関する熱応答係数の組を生成するための手段と、
    熱応答係数の前記組と前記建物の前記位置に関連する気象予報とに基づいて前記建物のエネルギ応答を予測するための手段と、
    前記建物に関連するエネルギ消費コストに基づいて前記建物の最小エネルギ要件を選択するための手段と、
    前記エネルギ応答及び前記最小エネルギ要件に基づいて前記建物の1つ又は複数のエネルギ制御点を決定するための手段と、
    前記建物における1つ又は複数の快適設備に前記エネルギ制御点を送信するための手段と
    を含む、システム。
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