JP2018506225A - 共有またはアンライセンススペクトルのための媒体アクセス - Google Patents

Abstract

ＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて記載する。ワイヤレスデバイスは、共有周波数リソースについての優先順位付けスキームに基づいて共有またはアンライセンススペクトル構成を使用し得る。優先順位付けスキームは、異なるオペレータに優先順位を割り当て、優先オペレータに関連付けられたデバイスが非優先デバイスに優先して共有帯域にアクセスすることを可能にし得る。例えば、非優先デバイスが、チャネルを勝ち取り、共有またはアンライセンススペクトルを通じて通信を開始することがある。その場合、非優先デバイスは、設定された間隔（すなわち、プリエンプション機会）にわたって周期的に送信を中止し、優先デバイスがチャネルを使用することを望んでいるとのインジケーションをリッスンし得る。優先デバイスが送信を開始した場合（または、場合によっては、優先デバイスが媒体プリエンプションインジケーションを送信した場合）、非優先デバイスは、チャネルの制御を放棄し得る。【選択図】図４Ａ

Description

優先権の主張

[0001] 本特許出願は、各々が本願の譲受人に譲渡された、２０１６年１月６日に出願されたDamnjanovicらによる「Medium Access for Shared or Unlicensed Spectrum」という名称の米国特許出願第１４／９８９，５０５号、および２０１５年１月１９日に出願されたDamnjanovicらによる「Medium Access for Enhanced Component Carriers in Shared Spectrum」という名称の米国仮特許出願第６２／１０５，０３３号に対する優先権を主張する。

[0002] 以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセス（例えば、拡張コンポーネントキャリア（ｅＣＣ（enhanced component carriers））について）に関する。

[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース（例えば、時間、周波数、および電力）を共有することによってマルチプルなユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）システム、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）システム、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）システム、および直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システム（例えば、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））システム）を含む。

[0004] 一例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつもの基地局を含むことがあり、その各々が、ユーザ機器（ＵＥ）としても知られているマルチプルな通信デバイスのための通信を同時にサポートする。基地局は、（例えば、基地局からＵＥへの送信のための）ダウンリンク（ＤＬ）チャネル、および（例えば、ＵＥから基地局への送信のための）アップリンク（ＵＬ）チャネル上で通信デバイスと通信し得る。

[0005] 場合によっては、共有周波数リソース（shared frequency resources）が、マルチプルなオペレータに関連づけられたワイヤレスデバイスにとって利用可能であり得る。異なるオペレータに関連づけられたデバイスが同時に共有スペクトルを使用しようと試みることがある。これは、異なるデバイスからの送信間の衝突をまねくことがあり、優先送信を混乱させ得る。

[0006] 共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための、システム、方法、および装置が記載される。ワイヤレスデバイスは、周波数帯を共有するための優先順位付けスキーム（prioritization scheme）を使用し得る。優先順位付けスキームは、異なる複数のオペレータに優先順位を割り当て、優先オペレータ（prioritized operator）に関連付けられたデバイスが非優先デバイス（non-prioritized devices）よりも優先して共有帯域にアクセスすることを可能にし得る。優先デバイスまたは非優先デバイスによる通信は、共有またはアンライセンススペクトル（例えば、ｅＣＣなど）内のキャリアを使用し得る。例えば、非優先デバイスが、チャネルを勝ち取り、キャリアを通じて通信を開始することがある。非優先デバイスは、次いで、設定された間隔（すなわち、プリエンプション機会）に関して周期的に送信を中止（cease）し、優先デバイスがチャネルを使用することを望んでいるとのインジケーションについてリッスンし得る。優先デバイスが送信を開始した場合（または、場合によっては、デバイスが媒体プリエンプションインジケーションを送信した場合）、非優先デバイスは、チャネルの制御を放棄（relinquish）し得る。

[0007] ワイヤレスデバイスにおける通信の方法が記載される。該方法は、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル（例えば、ｅＣＣなど）内のキャリア上で信号を送信することと、該キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信することと、媒体プリエンプションのインジケーションおよび優先ステータスに少なくとも部分的に基づいて後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控えることと、を含み得る。

[0008] ワイヤレスデバイスにおける通信のための装置が記載される。該装置は、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル内のキャリア上で信号を送信する手段と、該キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別する手段と、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信する手段と、媒体プリエンプションのインジケーションおよび優先ステータスに少なくとも部分的に基づいて後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控える手段と、を含み得る。

[0009] ワイヤレスデバイスにおける通信のためのさらなる装置が記載される。該装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、該命令は、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル内のキャリア上で信号を送信することと、該キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信することと、媒体プリエンプションのインジケーションおよび優先ステータスに少なくとも部分的に基づいて後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控えることと、を行うようにプロセッサによって実行可能である。

[0010] ワイヤレスデバイスにおける通信のためのコードを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体が記載される。該コードは、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル内のキャリア上で信号を送信することと、該キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信することと、媒体プリエンプションのインジケーションおよび優先ステータスに少なくとも部分的に基づいて後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控えることと、を行うように実行可能な命令を含み得る。

[0011] 以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例は、さらに、共有またはアンライセンススペクトルについてクリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ：clear channel assessment）を実施することと、ＣＣＡに少なくとも部分的に基づいて第１の送信時間期間中に信号を送信するために共有またはアンライセンススペクトルが利用可能であると決定することとのための、プロセス、構成、手段、または命令をさらに含み得る。追加的に、または代替的に、いくつかの実施例では、ＣＣＡを実施することは、共有またはアンライセンススペクトル上のエネルギープロファイルを検出すること、または共有またはアンライセンススペクトル上で送信されたプリアンブルを検出することを備える。

[0012] 以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例では、ＣＣＡの最小ベースステップの長さは、媒体プリエンプション機会の長さよりも長い。追加的に、または代替的に、いくつかの実施例では、ＣＣＡの長さは、優先ステータスの順序付きセット（ordered set of priority statuses）からの、ある優先ステータスに少なくとも部分的に基づく。

[0013] 以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例では、優先ステータスの順序付きセットからの各優先ステータスは、相互に重なり合っていないＣＣＡカウンタレンジのセットからの、あるＣＣＡカウンタレンジに関連付けられ、各ＣＣＡカウンタレンジについての最小値は、あらゆる先行ＣＣＡカウンタレンジについての最大値よりも大きい。追加的に、または代替的に、いくつかの実施例では、共有またはアンライセンススペクトルを備える周波数帯は、少なくとも１つの優先ネットワークオペレータにライセンスされ、優先ステータスは、共有またはアンライセンススペクトルを使用する非優先ネットワークオペレータに関連付けられる。以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例は、キャリアがプリエンプトされていることを示すメッセージを第２のワイヤレスデバイスに送信するための、プロセス、構成、手段、または命令をさらに含み得る。

[0014] ワイヤレスデバイスにおける通信の方法が記載される。該方法は、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別することと、共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されていると決定することと、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号を送信することと、キャリア上で通信を送信することと、を含み得る。

[0015] ワイヤレスデバイスにおける通信のための装置が記載される。該装置は、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別する手段と、共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されていると決定する手段と、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別する手段と、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号を送信する手段と、キャリア上で通信を送信する手段と、を含み得る。

[0016] ワイヤレスデバイスにおける通信のためのさらなる装置が記載される。該装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信するメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、該命令は、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別することと、共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されていると決定することと、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号を送信することと、キャリア上で通信を送信することと、を行うようにプロセッサによって実行可能である。

[0017] ワイヤレスデバイスにおける通信のためのコードを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体が記載される。該コードは、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別することと、共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されていると決定することと、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号を送信することと、キャリア上で通信を送信することと、を行うように実行可能な命令を含み得る。

[0018] 以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例では、通信を送信することは、キャリアについての次の媒体プリエンプション機会を含む通信時間期間中に通信に関連付けられたシグナリングを送信することを備える。追加的に、または代替的に、いくつかの実施例では、信号を送信することは、優先ワイヤレスデバイスによる共有スペクトルｅＣＣの周波数範囲のプリエンプションを示す媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、スケジューリング要求、またはそれらの組合せのうちのいずれかを送信することを備える。

[0019] 以上で説明した方法、装置、または非一時的なコンピュータ可読媒体のいくつかの実施例では、キャリア上で通信を送信することは、媒体プリエンプション機会よりも前に、その開始時に、またはその期間中に、キャリア上で通信を送信することを開始することを備える。

[0020] 開示される概念および具体例は、本開示と同じ目的を果たす他の構造を設計するまたは修正するための基礎として利用され得る。このような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱するものではない。本明細書で開示される概念の特性は、それらの編成および動作方法の両方が、関連する利点とともに、添付の図面に関連して検討されたときに以下の説明からより良く理解されるであろう。これら図面の各々は、例示および説明の目的で提供されるにすぎず、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。

[0021] 本開示の性質および利点のさらなる理解が、添付の図面を参照することによって実現され得る。添付された図面では、同様のコンポーネントまたは構成は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後に続く、ダッシュと、同様のコンポーネントを区別する第２のラベルとによって区別され得る。本明細書中で第１の参照ラベルだけが使用される場合、その説明は、第２の参照ラベルに関係なく同じ第１の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれにも適用可能である。

[0022] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのワイヤレス通信システムの一例を示す図である。 [0023] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのワイヤレス通信サブシステムの一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0024] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図の一例を示す図である。 [0025] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのプロセスフローの一例を示す図である。 [0025] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのプロセスフローの一例を示す図である。 [0026] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成されたユーザ機器（ＵＥ）のブロック図である。 [0027] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成されたＵＥのブロック図である。 [0028] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成された媒体アクセスマネージャのブロック図である。 [0029] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成されたＵＥを含むシステムのブロック図である。 [0030] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成された基地局を含むシステムのブロック図である。 [0031] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法を示すフローチャートである。 [0032] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法を示すフローチャートである。 [0033] 本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法を示すフローチャートである。

詳細な説明

[0034] 記載される特徴は、一般に、共有スペクトルにおける媒体アクセスのためのシステム、方法、または装置に関する。マルチプルなオペレータに対応するマルチプルなワイヤレスデバイスが、共有周波数帯において動作し得る。共有周波数帯上のデバイスは、優先順位付けスキーム、例えば、ネットワークオペレータの優先レベル（priority levels）に基づいたスキーム、にしたがって動作し得る。非優先デバイスは、チャネルにアクセスし制御獲得するために、クリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ）プロシージャを利用し得る。さらに、チャネルを使用しようと試みている優先デバイスを非優先デバイスがその間にリッスンし得る、媒体プリエンプション機会のために、専用の時間間隔が確保され得る。すなわち、チャネルの制御権を得た後、非優先オペレータは、プリエンプションインジケーションをリッスンするために周期的に送信を中止し得る。プリエンプションインジケーションが受信された場合（または優先送信が何らかの形で検出された場合）、非優先デバイスは、優先デバイスにチャネルの制御を譲渡し得る。

[0035] 共有またはアンライセンススペクトル内の１つまたは複数のキャリアが、異なるネットワークオペレータに関連づけられたマルチプルなワイヤレスデバイスの優先動作に対応するために使用され得る。キャリアは、共有スペクトル周波数帯内の広帯域キャリア（例えば、拡張コンポーネントキャリア（ｅＣＣ）など）であり得る。キャリアおよび関連する優先順位付けスキームは、優先オペレータが非アクティブであるときに非優先オペレータが媒体をフレキシブルに共有することを可能にしながら、優先オペレータに媒体へのほぼ即時的なアクセスを提供し得る。一例では、マルチプルなオペレータが、指定された周波数帯における動作に関して優先レベルに割り当てられ得、１つのオペレータが優先オペレータとして指定され得る。所与の優先レベルは、予め定められ、すべての非優先オペレータが優先オペレータに譲歩（yield to）し得るように各オペレータに割り当てられ得る。優先オペレータに関連付けられたデバイスは、他のオペレータと競合することなしに帯域にアクセスし得る。優先デバイスは、また、現在進行中の送信をプリエンプトし、媒体を引き継ぐことができる。非優先オペレータは、帯域にアクセスしようと試みるときには、優先オペレータに譲歩し得る。場合によっては、非優先オペレータは、それらら自身の間でさらに優先順位付けされ得る。

[0036] 優先順位ベースのキャリアに対応するために、追加の物理層構造が使用され得る。例えば、チャネルのプリエンプションのための指定された時間間隔が使用され得る。優先デバイスは、チャネルを通じてプリエンプションインジケーションを送信し得る（すなわち、専用の周期的プリエンプション機会を使用して）。すなわち、プリエンプションリソースは、優先デバイスがチャネルを取得していることを、優先デバイスが非優先デバイスに示すことを可能にし得る。非優先デバイスがチャネルを使用しているときには、該デバイスは、プリエンプション機会のあいだ、優先送信について監視し得、該デバイスがプリエンプション信号を検出した場合、チャネルの制御を手放し得る。場合によっては、プリエンプションリソースは、優先オペレータがキャリアを制御している間は確保（reserved）されないことがある。

[0037] ＣＣＡは、チャネルにアクセスするチャンスをマルチプルなデバイスに与えるために使用され得る。ＣＣＡプロセスの間、デバイスは、チャネルの制御獲得を試行する前にバックオフ期間にわたって待ち得る。バックオフ期間は、優先レベルに基づいて異なり得る。場合によっては、キャリアへのアクセスをめぐって競い合っているマルチプルなデバイスは、各々が、ある特定のバックオフ期間に関連付けられたＣＣＡを実施し得る。優先デバイスは、ＣＣＡを見合わせる（forgo）か、またはバックオフ期間なしにＣＣＡを実施し得る。これは、優先デバイスがいつでも帯域にアクセスすることを可能にし得る。場合によっては、発展型ｎｏｄｅＢ（ｅＮＢ）などの基地局、または、優先オペレータに関連付けられｅＮＢによってサービスされるユーザ機器（ＵＥ）は、両方とも、媒体プリエンプション機会を利用し得る。ｅＮＢとＵＥの両方が媒体プリエンプションリソースを監視し得る。場合によっては、ＵＥは、ｅＮＢがキャリア上で送信し始めたことを検出し、ＤＬ制御信号を監視し始めることができる。ＵＥは、媒体プリエンプションリソースを、競合ベースのランダムアクセスチャネル（ＲＡＣＨ）として、またはスケジューリング要求（ＳＲ）のために使用し得る。これは、ＵＥが、ＵＥの識別情報（identity）についてｅＮＢにアラートすることを可能にし得る。非優先ｅＮＢは、また、ＵＥの優先アクティビティを検出し、チャネル上で現在進行中の送信を停止させ得る。いくつかの実施例では、優先ｅＮＢは、バックホール接続を介してチャネルを解放するように非優先ｅＮＢに通知し得る。

[0038] 非優先オペレータは、バックオフを伴うＣＣＡを実施し得、ＣＣＡがクリアになった後でチャネルへのアクセスを獲得し得る。前述したように、非優先オペレータは、各々、それら自体の間で優先レベルを割り当てられ得る。優先レベルは、異なったＣＣＡカウンタに関連付けられ得る。一例では、より高い優先順位のオペレータは、より低い優先順位のオペレータよりも、より短いバックオフ時間に対応する、より小さいカウンタ値を割り当てられ得る。優先順位付けされた連続的な優先度カウンタ値（prioritized consecutive precedence counter values）とともにＣＣＡを用いることは、非優先デバイスが同時にアクセスを獲得しようと試みる前に、より高い優先度のデバイスがチャネルへのアクセスを獲得することを確実にし得る。優先度ベースのカウンタ値を伴うＣＣＡについて累積的クリア条件を用いることは、平均して、より高い優先度のオペレータの優先順位付けをもたらし得る。（連続的または累積的の）いずれの場合にも、媒体プリエンプション機会の持続時間は、クリアチャネル要件の最小の持続時間よりも短いものであり得る。これは、既に送信している第１の非優先デバイスから第２の非優先デバイスが制御を奪おうとするのを妨げ得る（すなわち、第２の非優先デバイスは、プリベンション（prevention）機会中にＣＣＡを完了することができない）。

[0039] 以下の記載は、例を提示するものであり、請求項に示される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、論じられる要素の機能および配置に変更が加えられ得る。様々な実施例が、必要に応じて、様々な手順またはコンポーネントを省略し、置換し、または追加し得る。例えば、ここに記載される方法は、記載されたのとは異なる順序で実施され得、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わされ得る。また、いくつかの実施例に関して説明された特徴が他の実施例では組み合わされ得る。

[0040] 図１は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム１００の例である。ワイヤレス通信システム１００は、基地局１０５、少なくとも１つのＵＥ１１５、およびコアネットワーク１３０を含む。コアネットワーク１３０は、ユーザ認証、アクセス認可、追跡、インターネットプロトコル（ＩＰ）接続、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局１０５は、バックホールリンク１３２（例えば、Ｓ１等）を通じてコアネットワーク１３０とインターフェースをとり得る。基地局１０５は、ＵＥ１１５との通信のために無線設定およびスケジューリングを実施し得、または基地局コントローラ（図示せず）の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局１０５は、直接的にまたは間接的に（例えば、コアネットワーク１３０を通じて）、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク１３４（例えば、Ｘ１等）を通じて、互いに通信し得る。

[0041] 諸態様では、ワイヤレス通信システムは、様々な規制スキームに従って（例えば、連邦通信委員会（Federal Communications Commission）（ＦＣＣ）などによって）規制され得る、周波数帯へと分割されたワイヤレススペクトルを用いる。例えば、ライセンス帯（licensed bands）は、特定のオペレータまたは目的のために確保されていることがあり、ライセンス帯で動作することをライセンスされていないデバイスは、一般に、該帯域上で送信することを禁止される。アンライセンス帯（unlicensed bands）は、特定のオペレータのためには確保されていないが、様々な規則またはプロトコル（例えば、制限された送信電力、競合解決プロトコルなど）にしたがって使用され得る。共有周波数帯（shared frequency bands）は、送信時の優先度を有する優先オペレータを有し得るが、非優先オペレータによる機会利用型の使用（opportunistic use）を許可し得る。

[0042] 基地局１０５は、１つまたは複数の基地局アンテナを介してＵＥ１１５とワイヤレスに通信し得る。基地局１０５の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア１１０に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの実施例において、基地局１０５は、ベーストランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードＢ、ｅノードＢ（ｅＮＢ）、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ（ホームｅＮＢ）、または他の適切な用語で呼ばれ得る。基地局１０５に関する地理的カバレッジエリア１１０は、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る（図示せず）。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプの基地局１０５（例えば、マクロまたはスモールセル基地局）を含み得る。さらに、いくつかの態様によれば、異なる技術に関して、オーバーラップしている地理的カバレッジエリア１１０が存在し得る。

[0043] いくつかの実施例において、ワイヤレス通信システム１００は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）／ＬＴＥ−アドバンスト（ＬＴＥ−Ａ）ネットワークである。ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークでは、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）という用語は、基地局１０５を説明するために使用され、ＵＥという用語は、ＵＥ１１５を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプのｅＮＢが様々な地理的領域にカバレッジ（例えば、地理的カバレッジエリア１１０）を提供する異種ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークであり得る。例えば、各ｅＮＢまたは基地局１０５は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連付けられたキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレッジエリア（例えば、セクタ等）を説明するために使用され得る、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ（登録商標））の用語である。

[0044] マクロセルは、一般に、比較的広い地理的エリア（例えば、半径数キロメートル）をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているＵＥ１１５による無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局であり、マクロセルと同じまたは異なる（例えば、ライセンス、アンライセンスなどの）周波数帯域で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。例えば、ピコセルは、小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているＵＥ１１５による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルもまた、小さい地理的エリア（例えば、家）をカバーし、フェムトセルとの関連付けを有するＵＥ１１５（例えば、クローズド加入者グループ（ＣＳＧ）中のＵＥ１１５、家の中にいるユーザのためのＵＥ１１５、など）による制限されたアクセスを提供し得る。マクロセルのためのｅＮＢは、マクロｅＮＢと呼ばれ得る。スモールセルのためのｅＮＢは、スモールセルｅＮＢ、ピコｅＮＢ、フェムトｅＮＢ、またはホームｅＮＢと呼ばれ得る。ｅＮＢは、１つまたはマルチプルな（例えば、２つ、３つ、４つなど）のセル（例えば、コンポーネントキャリア）をサポートし得る。

[0045] ワイヤレス通信システム１００は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局１０５は、類似したフレームタイミングを有し得、異なる基地局１０５からの送信が時間的にほぼアライメントされ得る。非同期動作の場合、基地局１０５は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局１０５からの送信が時間的にアライメントされていないことがある。本明細書に説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。

[0046] 開示される様々な実施例のいくつかに対応し得る通信ネットワークは、レイヤードプロトコルスタックにしたがって動作するパケットベースのネットワークであり得、ユーザプレーン内のデータは、ＩＰに基づき得る。無線リンク制御（ＲＬＣ）レイヤは、論理チャネルを通じて通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを行い得る。媒体アクセス制御（ＭＡＣ）レイヤは、優先処理および論理チャネルのトランスポートチャネルへの多重化を行い得る。ＭＡＣレイヤはまた、リンク効率を向上させるためにＭＡＣレイヤにおける再送を提供するためにハイブリッド自動再送要求（ＨＡＲＱ）も使用することができる。制御プレーンにおいて、無線リソース制御（ＲＲＣ）プロトコルレイヤは、ＵＥ１１５と基地局１０５との間のＲＲＣ接続の確立、設定、および維持管理を提供し得る。ＲＲＣプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク１３０サポートのためにも使用され得る。物理（ＰＨＹ）レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。

[0047] ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信システム１００全体にわたって分散され得、各ＵＥ１１５は、固定式または移動式であり得る。ＵＥ１１５はまた、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の適切な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれ得る。ＵＥ１１５は、セルラ電話、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局、等であり得る。ＵＥは、マクロｅＮＢ、スモールセルｅＮＢ、リレー基地局、他のＵＥ等を含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能である。

[0048] ワイヤレス通信システム１００中に示される通信リンク１２５は、ＵＥ１１５から基地局１０５へのＵＬ送信、または基地局１０５からＵＥ１１５へのＤＬ送信を含み得る。ＤＬ送信は、順方向リンク送信とも呼ばれ、ＵＬ送信は、逆方向リンク送信とも呼ばれる。各通信リンク１２５は、１つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、前述した様々な無線技法に従って変調されるマルチプルなサブキャリアから構成される信号（例えば、異なる周波数の波形信号）であり得る。各変調された信号は、異なるサブキャリア上で送られ、制御情報（例えば、基準信号、制御チャネル等）、オーバヘッド情報、ユーザデータ等を搬送し得る。通信リンク１２５は、周波数分割複信（ＦＤＤ）（例えば、ペア（paired）スペクトルリソースを使用する）、または時分割複信（ＴＤＤ）動作（例えば、アンペア（unpaired）スペクトルリソース）を使用して双方向通信を伝送し得る。ＦＤＤに関するフレーム構造（例えば、フレーム構造タイプ１）およびＴＤＤに関するフレーム構造（例えば、フレーム構造タイプ２）が定義され得る。

[0049] ＬＴＥシステムは、ＤＬ上で直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）を、ＵＬ上でシングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）を利用し得る。ＯＦＤＭＡおよびＳＣ−ＦＤＭＡは、一般にトーンもしくはビンとも呼ばれる、マルチプルな（Ｋ個の）直交サブキャリアへとシステム帯域幅を区分する。各サブキャリアは、データで変調され得る。隣接サブキャリア間の間隔は、固定され得、サブキャリアの総数（Ｋ）は、システム帯域幅に依存し得る。例えば、Ｋは、１．４、３、５、１０、１５、または２０メガヘルツ（ＭＨｚ）の（ガード帯域を有する）対応するシステム帯域幅に関して、それぞれ、１５キロヘルツ（ＫＨｚ）のサブキャリア間隔で、７２、１８０、３００、６００、９００、または１２００に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。例えば、サブバンドは、１．０８ＭＨｚをカバーし得、１、２、４、８、または１６個のサブバンドが存在し得る。

[0050] ワイヤレス通信システム１００のいくつかの実施例では、基地局１０５またはＵＥ１１５は、基地局１０５とＵＥ１１５との間での通信品質および信頼性を改善するためにアンテナダイバーシティスキームを用いるためのマルチプルなアンテナを含み得る。追加的に、または代替的に、基地局１０５またはＵＥ１１５は、同じまたは異なるコード化データを搬送するマルチプルな空間レイヤを送信するためにマルチパス環境を利用し得る多入力多出力（ＭＩＭＯ）技法を用い得る。

[0051] ワイヤレス通信システム１００は、マルチプルなセルまたはキャリア上での動作をサポートし得、その特徴は、キャリアアグリゲーション（ＣＡ）またはマルチキャリア動作と呼ばれ得る。キャリアは、コンポーネントキャリア（ＣＣ）、レイヤ、チャネル、等とも呼ばれ得る。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」および「チャネル」という用語は、本明細書では交換可能に使用され得る。ＵＥ１１５は、キャリアアグリゲーションのためにマルチプルなダウンリンクＣＣおよび１つ以上のアップリンクＣＣで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、ＦＤＤおよびＴＤＤコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。

[0052] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム１００が１つまたは複数のｅＣＣを利用し得る。ｅＣＣは、フレキシブルな帯域幅、可変長の送信時間間隔（ＴＴＩｓ）、および修正された制御チャネル設定を含めた、１つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、ｅＣＣは、キャリアアグリゲーション設定またはデュアルコネクティビティ設定（例えば、マルチプルなサービングセルが次善の（suboptimal）バックホールリンクを有するとき）に関連付けられ得る。ｅＣＣは、また、アンライセンススペクトルまたは共有スペクトルでの使用（１よりも多くのオペレータがスペクトルを使用することをライセンスされる）のために構成され得る。フレキシブルな帯域幅によって特徴づけられるｅＣＣは、帯域幅全体を監視することが可能でない、または限られた帯域幅を使用するように（例えば、電力を節約するために）構成されたＵＥ１１５によって用いられ得る、１つまたは複数のセグメントを含み得る。

[0053] いくつかの場合には、ｅＣＣは、可変のＴＴＩ長さおよびシンボル持続時間を利用し得る。いくつかの態様によれば、ｅＣＣは、異なったＴＴＩ長さに関連づけられたマルチプルな階層的レイヤを含み得る。例えば、ある階層的レイヤにおけるＴＴＩは、均一な１ｍｓサブフレームに対応し得るのに対し、第２のレイヤでは、可変長のＴＴＩは、短い持続時間のシンボル期間のバーストに対応し得る。場合によっては、より短いシンボル持続時間が、また、増加したサブキャリア間隔に関連付けられ得る。

[0054] フレキシブルな帯域幅と可変のＴＴＩは、修正された制御チャネル設定に関連付けられ得る（例えば、ｅＣＣがＤＬ制御情報のために拡張された物理ダウンリンク制御チャネル（ｅＰＤＣＣＨ）を利用し得る）。例えば、ｅＣＣの１つまたは複数の制御チャネルは、フレキシブルな帯域幅使用に対応するために周波数分割多重（ＦＤＭ）スケジューリングを用い得る。他の制御チャネル修正には、追加の制御チャネル（例えば、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ｅＭＢＭＳ）スケジューリングのための、もしくは可変長ＵＬおよびＤＬバーストの長さを示すために）、または異なる間隔において送信される制御チャネルの使用が含まれる。ｅＣＣはまた、修正されたまたは追加のＨＡＲＱ関連制御情報を含み得る。いくつかの実施例では、ワイヤレス通信システムが、広帯域幅動作に基づいて１つまたは複数のｅＣＣを利用し得る。例えば、ｅＣＣは８０ＭＨｚの帯域幅を占有し得る。

[0055] チャネルにアクセスするために、ＵＥ１１５は、基地局１０５のシステム情報を読み取り、基地局１０５にＲＡＣＨプリアンブルを送信し得る。共有スペクトル上で動作するときには、ＵＥ１１５は、ＲＡＣＨプリアンブルを送信するために媒体プリエンプション機会を待ち得る。いくつかの実施例では、ＲＡＣＨプリアンブルは、６４個の予め定められたシーケンスのセットからランダムに選択され得る。これは、基地局１０５が、同時にシステムにアクセスしようとしているマルチプルなＵＥ１１５間を区別することを可能にし得る。基地局１０５は、ＵＬリソース許可、タイミングアドバンスおよび一時的セル無線ネットワーク一時的識別情報（temporary cell radio network temporary identity）（Ｃ−ＲＮＴＩ）を提供するランダムアクセス応答で応答し得る。ＵＥ１１５はその後、一時的モバイル加入者識別情報（temporary mobile subscriber identity）（ＴＭＳＩ）（例えば、ＵＥ１１５が以前に同じワイヤレスネットワークに接続されている場合）またはランダム識別子とともに、ＲＲＣ接続要求を送信し得る。ＲＲＣ接続要求はまた、ＵＥ１１５がネットワークに接続している理由（例えば、緊急事態、シグナリング、データ交換等）を示し得る。基地局１０５は、接続要求に対し、ＵＥ１１５に宛てられた競合解決メッセージ（contention resolution message）を用いて応答し得、それは、新しいＣ−ＲＮＴＩを提供し得る。ＵＥ１１５が正しい識別情報とともに競合解決メッセージを受信した場合、該ＵＥ１１５は、ＲＲＣセットアップを進め得る。ＵＥ１１５が競合解決メッセージを受信しない場合（例えば、別のＵＥ１１５とのコンフリクトが存在する場合）、該ＵＥ１１５は、新しいＲＡＣＨプリアンブルを送信することによって、ＲＡＣＨプロセスを繰り返し得る。

[0056] 本開示によれば、基地局１０５やＵＥ１１５などのワイヤレスデバイスは、共有周波数リソースに関して優先順位付けスキームを使用して通信し得る。優先順位付けスキームは、異なるオペレータに優先順位を割り当て、優先オペレータに関連付けられたデバイスが非優先デバイスよりも優先して共有帯域にアクセスすることを可能にし得る。例えば、非優先基地局１０５は、通信を開始し、その通信の間、優先基地局１０５がチャネルを制御下におくことを望んでいるとのインジケーションをリッスンするために、設定された間隔（例えば、プリエンプション機会）にわたって送信を周期的に中止し得る。優先基地局１０５が送信を開始する（または媒体プリエンプションインジケーションを送信する）場合、非優先基地局１０５は、チャネルの制御を放棄し得る。優先順位付けの技法は、スタンドアロンコンポーネントキャリアに、またはキャリアアグリゲーションシステムにおけるセカンダリセルに（例えば、ライセンス支援アクセス（licensed assisted access）（ＬＡＡ）など）に適用され得る。

[0057] 図２は、本開示の様々な態様による共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのワイヤレス通信サブシステム２００の例を示す。ワイヤレス通信サブシステム２００は、基地局１０５−ａおよび１０５−ｂ、ならびにＵＥ１１５−ａおよび１１５−ｂを含み得、これらは、図１を参照して上述した基地局１０５およびＵＥ１１５の例であり得る。

[0058] ワイヤレスデバイスの各々が、ネットワークオペレータの優先レベルに基づいて優先順位付けスキームに従って共有周波数帯で動作し得る。非優先デバイスは、チャネルにアクセスし、制御獲得するために、ＣＣＡプロシージャを利用し得る。さらに、非優先デバイスがチャネルを使用しようと試みている優先デバイスに関してその間にリッスンし得る、媒体プリエンプション機会のために、専用の時間間隔が確保され得る。場合によっては、優先オペレータは、好ましいネットワークオペレータであり得る。他の場合には、優先オペレータは、政府のオペレータ（例えば、政府運営のネットワーク、またはレーダー基地など、別のワイヤレスデバイス）であり得る。優先順位付けは、また、デバイスタイプに基づくものであり得る（例えば、ユーザが操作するモバイルデバイスが、同じオペレータに関連付けられたマシンタイプ通信デバイスとは異なる優先レベルを有し得る）。

[0059] 基地局１０５−ａおよびＵＥ１１５−ａは、共有周波数帯上でキャリア２０５（ダウンリンクとして示されているが、キャリア２０５は場合によってはアップリンク送信を含み得る）を介して互いに通信する、非優先デバイス（すなわち、非優先ネットワークオペレータに関連付けられたデバイス）を表し得る。信号送信２１０は、キャリア２０５を通じた通信セッションを表し、ＣＣＡプロセスと、ＵＥ１１５−ａと基地局１０５−ａの両方が優先デバイスからの送信に関してその間にリッスンする、周期的な媒体プリエンプション機会とを含み得る。

[0060] 基地局１０５−ｂおよびＵＥ１１５−ｂは、基地局１０５−ａおよびＵＥ１１５−ａと同じまたは重なり合う共有周波数帯の部分を使用する、優先デバイス（すなわち、優先ネットワークオペレータに関連付けられたデバイス）を表し得る。基地局１０５−ｂおよびＵＥ１１５−ｂは、キャリア２１５（例えば、ＵＬまたはＤＬキャリア）を介して通信し得る。キャリア２１５は、キャリア２０５と同じまたは重なり合う共有周波数帯の部分を利用し得る。キャリア２１５に関するカバレッジエリア１１０−ｂは、基地局１０５−ａおよびＵＥ１１５−ａを含む非優先デバイスによって使用されるキャリア２０５に関するカバレッジエリア１１０−ａと重なり合うことがある。信号送信２２０は、キャリア２１５を通じた通信セッションを表し、媒体プリエンプションインジケータの送信および後続のデータ送信を含み得る。

[0061] １つまたは複数の態様によれば、基地局１０５−ａおよび１０５−ｂならびにＵＥ１１５−ａおよび１１５−ｂは、共有周波数帯のチャネルにアクセスするためにＣＣＡプロシージャを使用し得る。場合によっては、共有スペクトルキャリア２０５および２１５のうちの１つまたは複数が共有周波数帯で動作しているｅＣＣであり得る。例えば、基地局１０５−ａは、共有周波数帯へのアクセスとその制御を勝ち取るためにＣＣＡプロシージャを利用し得る。基地局１０５−ａは、次いで、ダウンリンク２０５を介してＵＥ１１５−ａへの信号送信２１０を開始し得る。信号送信２１０の間に、基地局１０５−ａは、基地局１０５−ｂまたはＵＥ１１５−ｂなど、優先デバイスからのプリエンプションインジケーションに関してリッスンするために周期的に送信を中断（pause）し得る。場合によっては、基地局１０５−ａは、優先デバイスがチャネルの制御権を得たかどうかを決定するためにプリエンプション機会中に共有周波数帯のエネルギーを監視し得る。

[0062] 基地局１０５−ｂが送信すべきデータを有する場合、基地局１０５−ｂは、基地局１０５−ａからの信号送信２１０をプリエンプトし得る。例えば、基地局１０５−ｂは、ただちに共有周波数帯を通じて送信し始めるか、あるいは専用のプリエンプション機会を使用してプリエンプションインジケーションを送信するのを待つことができる。基地局１０５−ｂは、また、基地局１０５−ａにプリエンプションインジケーションを送るためにバックホールリンクを使用し得る。他の実施例では、ＵＥ１１５−ａおよびＵＥ１１５−ｂは、同様に、プリエンプション機会を観察し、アップリンク送信の間に、それぞれ、プリエンプションインジケータを送り得る。

[0063] 基地局１０５−ａおよび１０５−ｂ、ならびにＵＥ１１５−ａおよび１１５−ｂは、それらのそれぞれのネットワークに関連づけられたｅＣＣを使用して共有周波数帯で動作し得る。ｅＣＣは、同期動作および非同期動作の両方をサポートし得る。同期動作では、基地局１０５−ｂがｅＣＣの制御を獲得することを望む場合、基地局１０５−ｂは、共有周波数帯を監視し得る。非優先オペレータ（基地局１０５−ａなど）が送信していると基地局１０５−ｂが決定した場合、基地局１０５−ｂは、プリエンプションインジケーションを送信するために後続のプリエンプション機会を待ち、プリエンプション機会において制限のない（unrestricted）信号送信２２０を開始し得る。基地局１０５−ａは、専用のプリエンプションリソースを監視し、プリエンプションインジケーションを受信すると送信を中止し得る。場合によっては、非優先基地局１０５−ａは、基地局１０５−ａからの信号（例えば、ビーコン、同期信号など）を監視することによって優先基地局１０５−ｂと同期（例えばプリエンプション機会に関して）し得る。優先ＵＥ１１５−ｂは、また、専用のプリエンプションリソースを監視し、基地局１０５−ｂによるプリエンプションのインジケーションに基づいてＤＬ制御チャネルを継続的に監視し得る。非同期動作のあいだ、基地局１０５−ｂは、共有周波数帯を監視することなく、制限のない信号送信２２０を開始し得る。場合によっては、基地局１０５−ｂは、基地局１０５−ａと同時に送信し得る。後続のプリエンプション機会において、基地局１０５−ａは、チャネルのエネルギー検出を実施し、優先デバイス（例えば、基地局１０５−ｂまたはＵＥ１１５−ｂ）がチャネルを引き継いだと決定した後に、またはプリエンプションインジケータの受信に基づいて、送信を中止し得る。

[0064] 図３Ａ〜３Ｃは、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスの例示的なタイミング図を示す。タイミング図３００−ａ、３００−ｂ、および３００−ｃは、共有周波数帯域幅における優先送信および非優先送信の諸態様を示し得る。場合によっては、非優先デバイス（すなわち、第１の基地局１０５または第１のＵＥ１１５）および優先デバイス（すなわち、第２の基地局１０５またはＵＥ１１５）は、図１〜２を参照して上述したのと同じチャネルで動作し得る。タイミング図３００−ａ、３００−ｂ、および３００−ｃは、ワイヤレスデバイスが優先デバイスによるプリエンプションのインジケーションについて専用プリエンプションリソースを監視し得る、プリエンプション機会３０５を含み得る。

[0065] 一実施例では、図３Ａに示されるように、優先通信セッション３１５が、第１の時間期間中に通信している優先デバイスに関連づけられ得る。非優先通信セッション３２０が、図３Ｂに示されるように、第２の時間期間中に通信している非優先デバイスに関連付けられ得る。共有通信セッション３２５は、第３の時間期間中の優先動作および非優先動作の両方を示し得る。優先デバイスは、図３Ａのタイミング図３００−ａによって示されるように、媒体プリエンプション機会３０５−ａの終端において信号送信を開始し得、後続のプリエンプション機会３０５を通じて送信し得る。場合によっては、優先デバイスは、媒体プリエンプション機会３０５−ａの間にプリエンプションインジケータを送信し得る。

[0066] 図３Ｂのタイミング図３００−ｂに示されるように、非優先通信セッション３２０は、ＣＣＡから開始し得る。チャネルがクリアである場合、通信セッション３２０は継続し得る。場合によっては、図３Ｂに示されるように、非優先デバイスは、周期的なプリエンプション機会３０５の間、送信を中止し得る。

[0067] 場合によっては、非優先デバイスは、図３Ｃにタイミング図３００−ｃの共有通信セッション３２５によって示されるように、優先デバイスと同じ共有周波数帯を通じて動作し得る。例えば、共有通信セッション３２５の間、非優先デバイスは、チャネルがクリアであることを確認するためにＣＣＡを実施し得、クリアである場合、非優先デバイスは送信を開始し得る。非優先デバイスは、周期的プリエンプション機会３０５−ｂを観察するために送信を停止（halt）し得る。プリエンプションのインジケーションが非優先デバイスによって観察されない場合、送信は継続し得る。場合によっては、優先デバイスが、チャネルを引き継ぐ（take over）ことを望み、非優先送信の間、チャネル監視動作３１０（例えば、低減されたまたはゼロのバックオフカウンタを伴うＣＣＡ）を実施し得る。チャネルが使用されていると決定した後、優先デバイスは、プリエンプションインジケーションを送信するためにプリエンプション機会３０５−ｃを待ち得る。特定の実施例では、優先デバイスは、（例えば、チャネルセンシングによって）１つまたは複数のプリエンプション機会３０５を検出し得る。他の実施例では、優先デバイスは、非優先デバイスと同期され得、次いで、１つまたは複数のプリエンプション機会３０５についてのタイミングを決定または取得し得る。プリエンプション機会３０５が優先デバイスによって知られている場合、優先デバイスは、プリエンプションインジケーションを送信するためにプリエンプション機会（例えば、プリエンプション機会３０５−ｃ）まで待ち得る。いずれにしても、非優先デバイスは、プリエンプション機会３０５−ｃの間スペクトルを監視し得、そして、プリエンプションインジケータが検出されると、プリエンプション機会３０５−ｃの後の時間期間について優先デバイスにチャネルの制御を譲り渡し得る。

[0068] 図３Ｄ〜３Ｆは、本開示の様々な態様による共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのタイミング図３００−ｄ、３００−ｅ、３００−ｆの例を示す。タイミング図３００−ｄ、３００−ｅ、３００−ｆは、共有周波数帯を通じた優先送信および非優先送信の諸態様を示し得る。場合によっては、非優先デバイス（すなわち、第１の基地局１０５または第１のＵＥ１１５）と、優先デバイス（すなわち、第２の基地局１０５またはＵＥ１１５）は、図１〜２を参照して上述したように同じチャネルで動作し得る。タイミング図３００−ｄ、３００−ｅ、３００−ｆは、優先プリエンプションのインジケーションについてワイヤレスデバイスが専用プリエンプションリソースを監視し得る、プリエンプション機会３０５を含み得る。

[0069] 一実施例では、優先通信セッション３３０は、図３Ｄに示されるように、第１の時間期間中、優先デバイスに関連づけられ得る。非優先通信セッション３３５は、図３Ｅに示されるように、第２の時間期間中、非優先デバイスに関連づけられ得る。共有通信セッション３４０は、図３Ｆに示されるように、第３の時間期間中、結合された優先および非優先動作を含み得る。優先通信セッション３３０は、ただちに優先デバイスによる信号送信から始まることができ、図３Ｄのタイミング図３００−ｄによって示されるように、後続のプリエンプション機会３０５を通して継続し得る。場合によっては、優先通信セッション３３０は、媒体プリエンプション機会３０５よりも前に、その期間中に、またはその後に開始し得るが、他の場合には、通信セッション３３０は、任意の時間に開始し得る。

[0070] 図３Ｅのタイミング図３００−ｅに示されるように、非優先通信セッション３３５は、ＣＣＡから開始し得る。チャネルがクリアである場合、通信セッション３３５は継続し得る。場合によっては、非優先デバイスは、周期的プリエンプション機会３０５の間、送信を中止し得る。

[0071] 非優先デバイスは、図３Ｆにタイミング図３００−ｆによって示されるように、共有通信セッション３４０の間、優先デバイスとチャネルを共有し得る。共有通信セッション３４０の間、非優先デバイスは、ＣＣＡを実施して、チャネルへのアクセスを勝ち取り、送信を開始し得る。非優先デバイスは、次いで、周期的プリエンプション機会３０５−ｄを観察するために送信を停止し得る。プリエンプションのインジケーションが非優先デバイスによって観察されない場合、送信は継続し得る。場合によっては、優先デバイスは、任意の時間３５０において即時の信号送信を開始し得る。優先デバイスによる送信は、同時送信期間３４５中に示されるように、非優先通信セッションと同時並行して（concurrently）起こり得る（すなわち、両方のデバイスが同時に共有周波数帯を使用しようと試行し得る）。プリエンプション機会３０５−ｅにおいて、非優先デバイスは、現在進行中の優先送信があるかどうかを決定するために周波数帯を監視し得、他方、優先デバイスは、プリエンプション機会を観察することなしに送信を継続し得る（ただし、場合によっては、優先デバイスはプリエンプションインジケータを送信し得る）。いくつかの実施例では、チャネルを監視することは、チャネルに対してエネルギー検出を行うことを含む。優先送信が起こっていると決定した後（例えば、優先デバイスによる送信からの信号エネルギーの検出、またはプリエンプションインジケータの検出など）、非優先デバイスは、送信を中止し、優先デバイスにチャネルの制御を譲り渡すことができる。場合によっては、非優先デバイスは、チャネル上でエネルギーを検出することに加えて、またはその代わりに、優先デバイスからプリエンプションインジケーションを受け取り得る。

[0072] 図４Ａは、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのプロセスフロー４００−ａの一例を示す。プロセスフロー４００−ａは、非優先ＵＥ１１５−ｃおよび優先ＵＥ１１５−ｄを含み得、それらは、図１〜２を参照して上述したＵＥ１１５の例であり得る。プロセスフロー４００−ａは、また、非優先基地局１０５−ｃおよび優先基地局１０５−ｄを含み得、それらは、図１〜２を参照して上述した基地局１０５の例であり得る。優先のＵＥ１１５−ｄおよび基地局１０５−ｄは、優先オペレータに関連付けられ得、他方、非優先のＵＥ１１５−ｃおよび基地局１０５−ｃは、非優先オペレータに関連付けられ得る。デバイスは、すべて、周波数帯を共有し得る（例えば、共有スペクトルｅＣＣを使用して）。例えば、ＵＥ１１５−ｃおよび基地局１０５−ｃは、第１の共有スペクトルｅＣＣを介して通信し得、ＵＥ１１５−ｄおよび基地局１０５−ｄは、第２の共有スペクトルｅＣＣを介して通信し得、これは、第１の共有スペクトルｅＣＣと同じ周波数範囲または重なり合う周波数範囲を有し得る）。スペクトルは、優先ネットワークオペレータにライセンスされ得、および／または他の非優先ネットワークオペレータと共有され得る。

[0073] 基地局１０５−ｃは、共有周波数帯においてＣＣＡ４０５を実施し得る。基地局１０５−ｃは、ＣＣＡ４０５に基づいて、チャネルが送信のために利用可能であると決定し得る。いくつかの実施例では、ＣＣＡ４０５を実施することは、チャネル上のエネルギープロファイルを検出すること、またはチャネル上で送信されたプリアンブルを検出することを含む。いくつかの実施例では、ＣＣＡ４０５の最小の長さは、媒体プリエンプション機会の長さよりも長いものであり得る。例えば、ＣＣＡをクリアするプロセスにおける最も小さい間隔の長さは、媒体プリエンプション機会間隔（medium preemption opportunity interval）よりも長いものであり得る。場合によっては、非優先オペレータが、チャネルを共有している追加の非優先オペレータに対して、さらに優先順位付けされ得る。追加的に、または代替的に、ＣＣＡの長さは、（例えば、ネットワークオペレータまたはデバイスタイプに基づく優先ステータスの順序付きセットからの）優先ステータスに基づき得る。

[0074] 非優先オペレータについての優先順位付けレベル（prioritization levels）は、優先デバイスについてのＣＣＡカウンタレンジの割当てを決定し得る。場合によっては、ＣＣＡカウンタレンジは、相互に重なり合わないＣＣＡカウンタレンジのセットから選択され得、ここで、各ＣＣＡカウンタレンジについての最小値は、あらゆる先行ＣＣＡカウンタレンジについての最大値よりも大きい。例えば、基地局１０５−ｃが優先レベル２を有し、基地局１０５−ｄが優先レベル３を有する場合、基地局１０５−ｃについてのレンジは、｛Ｔ_ｍｉｎ（２），Ｔ_ｍａｘ（２）｝によって与えられ得、基地局１０５−ｄについてのレンジは、｛Ｔ_ｍｉｎ（３），Ｔ_ｍａｘ（３）｝によって与えられ得、ここで、Ｔ_ｍａｘ（２）＜Ｔ_ｍｉｎ（３）である。ＣＣＡプロシージャの間、基地局１０５−ｃおよび１０５−ｄの各々は、Ｔ_ｍｉｎとＴ_ｍａｘとの間のある間隔（たとえば、ランダムに選択された、など）についてバックオフする（すなわち、送信を中止する）。したがって、優先レベル２の基地局１０５−ｃがＴ_ｍｉｎ（３）よりも小さいＴ_ｍａｘ（２）を有する状況では、基地局１０５−ｃは、優先レベル３の基地局１０５−ｄ（および優先レベル３またはそれよりも大きい他のすべての基地局）に対してチャネルを勝ち取ることになる。同じ優先レベルをもつ基地局（すなわち、２つの優先レベル３基地局）の間では、異なる（例えば、ランダムな）バックオフ間隔が、チャネルへの同等なアクセス（平均して）を各基地局に与えながら、送信衝突を緩和し得る。

[0075] 基地局１０５−ｃは、ＣＣＡプロシージャに基づいてチャネルを勝ち取った後、信号を送信し得る４１０。基地局１０５−ｃは、送信が完了するまで、または基地局１０５−ｃが優先デバイスによってプリエンプトされるまで、送信を継続し得る。

[0076] 基地局１０５−ｄは、ＵＥ１１５−ｄに共有周波数帯を通じて送信されるべき通信を識別し４１５、共有スペクトルが非優先ワイヤレスデバイスによって使用されているかどうかを決定するためにチャネルを監視し始めることができる。基地局１０５−ｄは、次いで、４１８において共有周波数帯における基地局１０５−ｃの通信セッション（すなわち、現在進行中の送信４１０）を識別し得る。共有スペクトルの使用を検出した後、基地局１０５−ｄは、通信を送信する前にプリエンプション機会を待ち得る。

[0077] 諸態様では、プリエンプション機会４２０が共有チャネルについて設定され得、基地局１０５−ｃ、基地局１０５−ｄ、ＵＥ１１５−ｃ、およびＵＥ１１５−ｄは、共有スペクトルについて媒体プリエンプション機会４２０を識別し得る。場合によっては、プリエンプション機会４２０を受け入れるために、専用のリソース（例えば、予め定められた周期的時間スロット）が割り当てられ得る。場合によっては、チャネル上の各デバイスが、媒体プリエンプション機会４２０をリッスンするために専用のリソースを使用し得る。場合によっては、基地局１０５−ｃおよびＵＥ１１５−ｃ（すなわち、非優先デバイス）は、優先基地局１０５−ｄ（またはＵＥ１１５−ｄ）からプリエンプションインジケーションについてリッスンするために共有周波数帯にわたって送信を中止し得る。プリエンプション機会４２０の間、優先デバイスは、媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、またはスケジューリング要求を送信し得る。

[0078] 基地局１０５−ｃ、ＵＥ１１５−ｃ、および／またはＵＥ１１５−ｄは、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーション４２５を受け取り得る。場合によっては、プリエンプションのインジケーションがＵＥ１１５−ｄについての制御情報を含む場合、ＵＥ１１５−ｄは、媒体プリエンプションのインジケーション４２５のみを受信し得る。基地局１０５−ｄは、媒体プリエンプション信号４２５を送信し、チャネルのプリエンプションを示し得る。追加的に、または代替的に、ＵＥ１１５−ｄは、媒体プリエンプション機会４２０中に媒体プリエンプション信号４２５を送信し得る。場合によっては、基地局１０５−ｄは、基地局１０５−ｄおよびＵＥ１１５−ｄに関連づけられた優先オペレータによる媒体プリエンプションを他の基地局に通知し得る。例えば、基地局１０５−ｄは、ＵＥ１１５−ｄから媒体プリエンプション信号を受け取ることに基づいて、バックホールインターフェースを通じて基地局１０５−ｃに媒体プリエンプションのインジケーションを送り得る。媒体を機会利用的（opportunistically）に使用していることのある他の基地局へ、バックホールインターフェースを通じて媒体プリエンプションを示すことが、媒体プリエンプションにおいて発生し得る隠れノード問題を軽減し得る。

[0079] 基地局１０５−ｃは、プリエンプション機会４２０における優先デバイスからの媒体プリエンプションのインジケーションに基づいて、プリエンプション機会に後続する時間期間４３０中に共有スペクトル上で（例えば、関連付けられたｅＣＣ上で）送信することを控える。

[0080] 基地局１０５−ｄは、共有スペクトル上で通信（すなわち、送信されるべき識別された情報）を送信し得る４３５。いくつかの実施例では、共有スペクトル上で通信を送信すること４３５は、プリエンプション機会よりも前に、その間に、またはその後に起こる。

[0081] 図４Ｂは、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのプロセスフロー４００−ｂの一例を示す。プロセスフロー４００−ｂは、非優先ＵＥ１１５−ｅおよび優先ＵＥ１１５−ｆを含み得、それらは、図１〜２を参照して上述したＵＥ１１５の例であり得る。プロセスフロー４００−ｂは、また、非優先基地局１０５−ｅおよび優先基地局１０５−ｆを含み得、それらは、図１〜２を参照して上述した基地局１０５の例であり得る。優先のＵＥ１１５−ｆおよび基地局１０５−ｆは、優先オペレータに関連付けられ得、他方、非優先のＵＥ１１５−ｅおよび基地局１０５−ｅは、非優先オペレータに関連付けられ得る。デバイスは、すべて、周波数帯を共有し得る（例えば、共有スペクトルｅＣＣを使用して）。スペクトルは、優先ネットワークオペレータにライセンスされ得、および／または非優先ネットワークオペレータと共有され得る。

[0082] 基地局１０５−ｅは、共有スペクトルについてＣＣＡ４４０を実施し得る。基地局１０５−ｅは、ＣＣＡ４４０に基づいて、送信のためにチャネルが利用可能であり得ると決定し得る。

[0083] 基地局１０５−ｅは、ＣＣＡプロシージャに基づいてチャネルを勝ち取った後、信号を送信し得る４４５。基地局１０５−ｅは、送信が完了するまで、または基地局１０５−ｅが優先デバイスによってプリエンプトされるまで、送信を継続し得る。

[0084] 基地局１０５−ｆは、ｅＣＣを通じた送信のための通信（すなわち、ＵＥ１１５−ｆに宛てられた情報）を識別し得る４５０。

[0085] 基地局１０５−ｆは、基地局１０５−ｅからの送信４４５と同時（simultaneously）に即時送信４５５を開始し得る。場合によっては、送信４５５は、後続のプリエンプション機会を通して継続し得る。

[0086] 基地局１０５−ｅ、基地局１０５−ｆ、ＵＥ１１５−ｅ、およびＵＥ１１５−ｆは、共有スペクトルについての媒体プリエンプション機会４６０を識別し得る。基地局１０５−ｆは、媒体プリエンプション機会４６０を通して送信を継続し得る。場合によっては、基地局１０５−ｅおよびＵＥ１１５−ｅは、優先デバイスからのプリエンプションインジケーション（または送信）についてリッスンするためにｅＣＣを通じた送信を中止し得る。プリエンプション機会４６０の間に、優先デバイスは、媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、スケジューリング要求、データパケット、または他の任意の好適な信号、データ、もしくはメッセージのいずれかを送信し得る。

[0087] 基地局１０５−ｅは、別のデバイスがチャネルを使用しているかどうかを決定するためにチャネルモニタリング４６５を実施し得る。場合によっては、チャネルモニタリング４６５は、チャネル上のエネルギープロファイルを検出すること、またはチャネル上で送信されたプリアンブルについて監視することを含む。基地局１０５−ｅがチャネル上の送信を検出した場合、基地局１０５−ｅは、優先オペレータがチャネルの制御をプリエンプトしたと決定し得る。

[0088] 基地局１０５−ｅは、優先デバイスからの媒体プリエンプションのインジケーションに基づいて、後続の送信時間期間４７０中に共有スペクトル上で送信することを控える。基地局１０５−ｆは、通信の終了まで送信を継続し得る。

[0089] 図５は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成されたワイヤレスデバイス５００のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス５００は、図１〜４を参照して説明したＵＥ１１５または基地局１０５の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス５００は、受信器５０５、媒体アクセスマネージャ５１０、または送信器５１５を含み得る。ワイヤレスデバイス５００は、また、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信状態にあり得る。

[0090] 受信器５０５は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連した制御情報などの情報を受信し得る（例えば、制御チャネル、データチャネル、および共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリアのための媒体アクセスに関係する情報など）。情報は、媒体アクセスマネージャ５１０に渡され、そしてワイヤレスデバイス５００の他のコンポーネントに渡され得る。

[0091] 媒体アクセスマネージャ５１０は、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリア（例えば、ｅＣＣなど）上で信号を送信し、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別し、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信し、媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータス（すなわち、同じチャネル上で送信する他のデバイスに対する非優先ステータス）とに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控え得る。

[0092] 送信器５１５は、ワイヤレスデバイス５００の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。いくつかの実施例では、送信器５１５は、トランシーバにおいて受信器５０５とコロケートされ得る。送信器５１５は、単一のアンテナを含み得、または複数のアンテナを含み得る。いくつかの実施例では、送信器５１５は、送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリア（例えば、ｅＣＣなど）上で（ワイヤレス信号のかたちで）通信を送信し得る。場合によっては、送信時間期間は、プリエンプション機会に専用の１つまたは複数の時間期間とは区別されるものであり得る。いくつかの実施例では、通信を送信することは、キャリアについての次の媒体プリエンプション機会を含む通信時間期間中に通信に関連したシグナリングを送信することを備える。いくつかの実施例では、信号を送信することは、優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲のプリエンプションを示す媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、スケジューリング要求、またはそれらの組合せのいずれかを送信することを備える。いくつかの実施例では、キャリア上で通信を送信することは、媒体プリエンプション機会の後にキャリア上で通信を送信することを備える。

[0093] 図６は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのためのワイヤレスデバイス６００のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス６００は、図１〜５を参照して説明した、ワイヤレスデバイス５００、基地局１０５、および／またはＵＥ１１５の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス６００は、受信器５０５−ａ、媒体アクセスマネージャ５１０−ａ、または送信器５１５−ａを含み得る。ワイヤレスデバイス６００は、また、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信状態にあり得る。媒体アクセスマネージャ５１０−ａはまた、媒体プリエンプション機会識別器６０５、媒体プリエンプションプロセッサ６１０、および送信コントローラ６１５を含み得る。

[0094] 受信器５０５−ａは、媒体アクセスマネージャ５１０−ａおよび／またはワイヤレスデバイス６００の他のコンポーネントに渡され得る情報を受信し得る。媒体アクセスマネージャ５１０−ａは、図５を参照して上述した動作を実施し得る。送信器５１５−ａは、ワイヤレスデバイス６００の他のコンポーネントから受け取った信号を送信し得る。

[0095] 媒体プリエンプション機会識別器６０５は、図２〜４を参照して上述した共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリアについて媒体プリエンプション機会を識別し得る。いくつかの実施例では、該キャリアを備える周波数帯が、少なくとも１つの優先ネットワークオペレータにライセンスされ、優先ステータスが、共有スペクトルを使用する非優先ネットワークオペレータに関連付けられ得る。

[0096] 媒体プリエンプションプロセッサ６１０は、図２〜４を参照して上述したように媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信し得る。媒体プリエンプションプロセッサ６１０は、また、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号（すなわち、媒体プリエンプション信号）を送信し得る。

[0097] 送信コントローラ６１５は、図２〜４を参照して上述したように、デバイスに、媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータス（例えば、同じチャネル上で送信する他のデバイスに対する非優先ステータス）とに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控えさせ得る。

[0098] ワイヤレスデバイス５００およびワイヤレスデバイス６００のコンポーネントは、個々に、または集合的に、ハードウェアにおいて利用可能な機能の一部またはすべてを実施するように適合された少なくとも１つの特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）によりインプリメントされ得る。代替的に、機能は、少なくとも１つの集積回路（ＩＣ）上で、１つまたは複数の他の処理装置（またはコア）によって実施され得る。他の実施例では、当該技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路（例えば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、または他の任意のセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各ユニットの機能は、また、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令により、インプリメントされ得る。

[0099] 図７は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための、ワイヤレスデバイス５００またはワイヤレスデバイス６００のコンポーネントであり得る、媒体アクセスマネージャ５１０−ｂのブロック図７００を示す。媒体アクセスマネージャ５１０−ｂは、図５〜６を参照して説明した媒体アクセスマネージャ５１０の態様の一例であり得る。媒体アクセスマネージャ５１０−ｂは、媒体プリエンプション機会識別器６０５−ａ、媒体プリエンプションプロセッサ６１０−ａ、および送信コントローラ６１５−ａを含み得る。これらのコンポーネントの各々が、図６を参照して上述した機能を実施し得る。媒体アクセスマネージャ５１０−ｂは、また、ＣＣＡマネージャ７０５、通信識別マネージャ７１０、およびスペクトル使用マネージャ７１５を含み得る。

[0100] ＣＣＡマネージャ７０５は、図２〜４を参照して上述したように、共有スペクトルｅＣＣについてＣＣＡを実施し得る。場合によっては、ＣＣＡマネージャ７０５は、ＣＣＡに少なくとも部分的に基づいて共有またはアンライセンススペクトルが第１の送信時間期間中に信号を送信するために利用可能であると決定し得る。場合によっては、チャネルは利用可能でない。いくつかの実施例では、ＣＣＡを実施することは、共有またはアンライセンススペクトル上のエネルギープロファイルを検出すること、または、共有またはアンライセンススペクトルのキャリア上で送信されるプリアンブルを検出することを備える。いくつかの実施例では、ＣＣＡの長さは、媒体プリエンプション機会の長さよりも長い。例えば、ＣＣＡの長さは、優先レベルと、ＣＣＡ期間が連続的にカウントされるかまたは累積的にカウントされるかとによって決まり得るが、最小の長さは、プリエンプション機会の長さよりも常に大きいものであり得る。いくつかの実施例では、ＣＣＡの長さは、優先ステータスの順序付きセットからの、ある優先ステータスに、少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの実施例では、優先ステータスの順序付きセットからの各優先ステータスは、互いに重なり合っていないＣＣＡカウンタレンジのセットからの、あるＣＣＡカウンタレンジに関連付けられ得、ここで、各ＣＣＡカウンタレンジについての最小値は、先行するあらゆるＣＣＡカウンタレンジについての最大値よりも大きいものであり得る。

[0101] 通信識別マネージャ７１０は、図２〜４を参照して上述したように、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる、共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリアを通じた送信のための通信を識別し得る。

[0102] スペクトル使用マネージャ７１５は、図２〜図４を参照して上述したように、共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されていることを決定し得る。

[0103] 図８Ａは、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成されたＵＥ１１５を含むシステム８００−ａの略図を示す。システム８００−ａは、図１、２、５〜７を参照して上述した、ワイヤレスデバイス５００、ワイヤレスデバイス６００、またはＵＥ１１５の一例であり得る、ＵＥ１１５−ｇを含み得る。ＵＥ１１５−ｇは、図５〜７を参照して説明した媒体アクセスマネージャ５１０の一例であり得る、媒体アクセスマネージャ８１０を含み得る。ＵＥ１１５−ｇは、また、ｅＣＣマネージャ８２５を含み得る。ＵＥ１１５−ｇは、また、通信を送信するためのコンポーネントと、通信を受信するためのコンポーネントとを含む、双方向の音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。例えば、ＵＥ１１５−ｇは、基地局１０５−ｇおよび／またはＵＥ１１５−ｈと双方向に通信し得る。

[0104] ｅＣＣマネージャ８２５は、ＵＥ１１５−ｇによるｅＣＣ機能の使用を可能にし得る。例えば、ｅＣＣマネージャ８２５は、図１を参照して上述したような、フレキシブルな帯域幅、可変長ＴＴＩ、および修正された制御チャネル設定の使用を可能にし得る。

[0105] ＵＥ１１５−ｇは、また、プロセッサ８０５およびメモリ８１５（ソフトウェア（ＳＷ）８２０を含む）、トランシーバ８３５、および１つまたは複数のアンテナ８４０を含み得、これらの各々が、互いに（例えば、バス８４５を介して）、直接的にまたは間接的に、通信し得る。トランシーバ８３５は、上述したように、アンテナ８４０またはワイヤードもしくはワイヤレスリンクを介して、１つまたは複数のネットワークと、双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ８３５は、基地局１０５または他のＵＥ１１５と双方向に通信し得る。トランシーバ８３５は、パケットを変調し、その変調されたパケットを送信のためにアンテナ８４０に提供し、そして、アンテナ８４０から受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。ＵＥ１１５−ｇは単一のアンテナ８４０を含んでいるが、ＵＥ１１５−ｇはまた、マルチプルなワイヤレス伝送を同時並行して送信または受信することが可能な、マルチプルなアンテナ８４０を有することもできる。

[0106] メモリ８１５は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）および読取専用メモリ（ＲＯＭ）を含み得る。メモリ８１５は、実行されると、プロセッサ８０５に、本明細書に記載された様々な機能（例えば、共有スペクトルにおけるｅＣＣについての媒体アクセスなど）を行わせる命令を含む、コンピュータ読取り可能でコンピュータ実行可能なソフトウェア／ファームウェアコード８２０を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア／ファームウェアコード８２０は、プロセッサ８０５によって直接的に実行可能ではなく、（例えば、コンパイルされ実行されたときに）コンピュータに本明細書に記載された機能を行わせることもできる。プロセッサ８０５は、インテリジェントハードウェアデバイス（例えば、中央処理装置（ＣＰＵ）、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣなど）を含み得る。

[0107] 図８Ｂは、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのために構成された基地局を含むシステム８００−ｂのブロック図を示す。システム８００−ａは、図１〜８Ａを参照して上述した、ワイヤレスデバイス５００、ワイヤレスデバイス６００、または基地局１０５の一例であり得る、基地局１０５−ｇを含み得る。基地局１０５−ｇは、図６〜８Ａを参照して説明した基地局媒体アクセスマネージャ８５５の一例であり得る、媒体アクセスマネージャ８５５を含み得る。基地局１０５−ｇは、また、通信を送信するためのコンポーネントと、通信を受信するためのコンポーネントとを含む、双方向の音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。例えば、基地局１０５−ｇは、基地局１０５−ｈおよび基地局１０５−ｉまたはＵＥ１１５−ｉおよびＵＥ１１５−ｊと双方向に通信し得る。

[0108] 場合によっては、基地局１０５−ｇは、１つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを有し得る。基地局１０５−ｇは、コアネットワーク１３０へのワイヤードバックホールリンク（例えば、Ｓ１インターフェースなど）を有し得る。基地局１０５−ｇはまた、基地局間バックホールリンク（例えば、Ｘ２インターフェースなど）を介して、基地局１０５−ｈおよび基地局１０５−ｉのような他の基地局１０５と通信し得る。基地局１０５の各々は、同じまたは異なるワイヤレス通信技術を使用してＵＥ１１５と通信し得る。場合によっては、基地局１０５−ｇは、基地局通信マネージャ８７０を利用して１０５−ｈまたは１０５−ｉのような他の基地局と通信し得る。いくつかの実施例では、基地局通信マネージャ８７０は、基地局１０５のうちのいくつかの間の通信を提供するために、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａワイヤレス通信ネットワーク技術内のＸ２インターフェースを提供し得る。いくつかの実施例では、基地局１０５−ｇは、コアネットワーク１３０を通じて他の基地局と通信し得る。追加的に、または代替的に、基地局１０５−ｇは、ネットワーク通信マネージャ８７５を通じてコアネットワーク１３０と通信し得る。

[0109] 基地局１０５−ｇは、プロセッサ８５０、メモリ８６０（ソフトウェア（ＳＷ）８６５を含む）、トランシーバ８８０、およびアンテナ８８５を含み得、これらの各々が、互いに（例えば、バスシステム８９０を通じて）、直接的にまたは間接的に、通信状態にあり得る。トランシーバ８８０は、アンテナ８８５を介して、マルチモードデバイスであり得るＵＥ１１５と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ８８０（または基地局１０５−ｇの他のコンポーネント）はまた、アンテナ８８５を介して、１つまたは複数の他の基地局（図示せず）と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ８８０は、パケットを変調し、その変調されたパケットを送信のためにアンテナ８８５に提供し、そして、アンテナ８８５から受信されたパケットを復調するように構成された、モデムを含み得る。基地局１０５−ｇは、各々が１つまたは複数の関連付けられたアンテナ８８５を備えた、マルチプルなトランシーバ８８０を含み得る。トランシーバ８８０は、図５の結合された受信器５０５および送信器５１５の一例であり得る。

[0110] メモリ８６０は、ＲＡＭおよびＲＯＭを含み得る。メモリ８６０はまた、実行されると、プロセッサ８５０に、本明細書に記載された様々な機能（例えば、媒体アクセス、カバレッジ増大技法の選択、呼処理、データベース管理、メッセージルーティング等）を行わせるように構成された命令を含む、コンピュータ読取り可能でコンピュータ実行可能なソフトウェアコード８６５を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア８６５は、プロセッサ８５０によって直接的に実行可能ではなく、例えば、コンパイルされ実行されたときに、コンピュータに、本明細書に記載された機能を行わせるように構成され得る。プロセッサ８５０は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置（ＣＰＵ）、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣなど、を含み得る。プロセッサ８５０は、エンコーダ、キュー処理モジュール、ベースバンドプロセッサ、ラジオヘッドコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）等のような、様々な特殊用途のプロセッサを含み得る。

[0111] 基地局通信マネージャ８７０は、他の基地局１０５との通信を管理し得る。通信管理マネージャ８７０は、他の基地局１０５と連携してＵＥ１１５との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。例えば、基地局通信マネージャ８７０は、ビームフォーミングまたはジョイント送信のような様々な干渉緩和技法のためにＵＥ１１５への送信についてのスケジューリングを協調させることができる。

[0112] 図９は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法９００を例示するフローチャートを示す。方法９００の動作は、図１〜８Ｂを参照して説明したように、ＵＥ１１５または基地局１０５またはそれらのコンポーネントなどのデバイスによってインプリメントされ得る。例えば、方法９００の動作は、図５〜８Ｂを参照して説明したように、媒体アクセスマネージャ５１０によって実施され得る。いくつかの実施例では、デバイスは、後述する機能を行うようにデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、デバイスは、特殊用途のハードウェアを使用して、後述する機能の諸態様を実施することもできる。

[0113] ９０５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリア上で信号を送信し得る。ある特定の実施例では、９０５の動作は、図５を参照して上述したように、送信器５１５によって実施され得る。

[0114] ９１０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別し得る。ある特定の実施例では、９１０の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプション機会識別器６０５によって実施され得る。

[0115] ９１５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信し得る。１つまたは複数の実施形態では、９１５の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプションプロセッサ６１０によって実施され得る。

[0116] ９２０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータスとに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控え得る。ある特定の実施例では、９２０の動作は、図６を参照して上述したように、送信コントローラ６１５によって実施され得る。

[0117] 図１０は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法１０００を例示するフローチャートを示す。方法１０００の動作は、図１〜８Ｂを参照して説明したように、ＵＥ１１５または基地局１０５またはそれらのコンポーネントなどのデバイスによってインプリメントされ得る。例えば、方法１０００の動作は、図５〜８Ｂを参照して説明したように、媒体アクセスマネージャ５１０によって実施され得る。いくつかの実施例では、デバイスは、後述する機能を行うようにデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、デバイスは、特殊用途のハードウェアを使用して後述する機能の諸態様を実施し得る。方法１０００は、また、図９の方法９００の諸態様を組み込むことができる。

[0118] １００５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、共有またはアンライセンススペクトルについてのＣＣＡを実施し得る。ある特定の実施例では、１００５の動作は、図７を参照して上述したように、ＣＣＡマネージャ７０５によって実施され得る。

[0119] １０１０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、ＣＣＡに少なくとも部分的に基づいて、第１の送信時間期間中に信号を送信するために共有またはアンライセンススペクトルが利用可能であると決定し得る。ある特定の実施例では、１０１０の動作は、図７を参照して上述したように、ＣＣＡマネージャ７０５によって実施され得る。

[0120] １０１５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリア上で信号を送信し得る。ある特定の実施例では、１０１５の動作は、図５を参照して上述したように、送信器５１５によって実施され得る。

[0121] １０２０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別し得る。ある特定の実施例では、１０２０の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプション機会識別器６０５によって実施され得る。

[0122] １０２５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信し得る。ある特定の実施例では、１０２５の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプションプロセッサ６１０によって実施され得る。

[0123] １０３０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータスとに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中にキャリア上で送信することを控え得る。ある特定の実施例では、１０３０の動作は、図６を参照して上述したように、送信コントローラ６１５によって実施され得る。

[0124] 図１１は、本開示の様々な態様による、共有またはアンライセンススペクトルにおける媒体アクセスのための方法１１００を例示するフローチャートを示す。方法１１００の動作は、図１〜８Ｂを参照して説明したように、ＵＥ１１５または基地局１０５またはそれらのコンポーネントなどのデバイスによってインプリメントされ得る。例えば、方法１１００の動作は、図５〜８Ｂを参照して説明したように、媒体アクセスマネージャ５１０によって実施され得る。いくつかの実施例では、デバイスは、後述する機能を行うようにデバイスの機能的要素を制御するコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、デバイスは、特殊用途のハードウェアを使用して後述する機能の諸態様を実施し得る。方法１１００は、また、図９〜１０の方法９００および１０００の諸態様も組み込み得る。

[0125] １１０５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる共有またはアンライセンススペクトルにおけるキャリアを通じた送信のための通信を識別し得る。ある特定の実施例では、１１０５の動作は、図７を参照して上述したように、通信識別マネージャ７１０によって実施され得る。

[0126] １１１０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、非優先ワイヤレスデバイスによって共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が使用されていると決定し得る。ある特定の実施例では、１１１０の動作は、図７を参照して上述したように、スペクトル使用マネージャ７１５によって実施され得る。

[0127] １１１５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別し得る。ある特定の実施例では、１１１５の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプション機会識別器６０５によって実施され得る。

[0128] １１２０において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、キャリアを使用して媒体プリエンプション機会中に信号を送信し得る。ある特定の実施例では、１１２０の動作は、図６を参照して上述したように、媒体プリエンプションプロセッサ６１０によって実施され得る。

[0129] １１２５において、デバイスは、図２〜４を参照して上述したように、キャリア上で通信を送信し得る。ある特定の実施例では、１１２５の動作は、図５を参照して上述したように、送信器５１５によって実施され得る。

[0130] このように、方法９００、１０００、および１１００は、共有スペクトルにおける媒体アクセスを提供し得る。方法９００、１０００、および１１００が、可能な実施形態を説明するものであって、動作および諸ステップが、他の実施形態が可能なように、再配置され、または他の何らかの形で修正され得ることに留意されたい。いくつかの実施例では、方法９００、１０００、および１１００のうちの２つ以上からの態様が組み合され得る。

[0131] 添付された図面に関連して上述された詳細な説明は、例示的な構成を説明するものであって、インプリメントされ得る、または特許請求の範囲の範囲内にある、すべての実施例を表すものではない。本明細書全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「好ましい」または「他の実施例よりも有利である」ということではなく、「例、事例、または例示としての役目をする」を意味する。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実現され得る。いくつかの事例では、説明される実施例のコンセプトを暖味にすることを回避するために、周知の構造およびデバイスは、ブロック図の形態で図示されている。

[0132] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちの任意のものを使用して表わされ得る。例えば、上記の説明の全体にわたって言及され得る、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組み合わせによって表わされ得る。

[0133] 本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を果たすように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いてインプリメントまたは実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替形態において、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ（例えば、ＤＳＰおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携した１つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成）としてインプリメントされ得る。

[0134] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせ中でインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにインプリメントされる場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上で、１つまたは複数の命令またはコードとして送信または記憶され得る。他の例およびインプリメンテーションは、本開示および添付された特許請求の範囲の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上述された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハード配線、またはこれらのいずれかの組み合わせを使用してインプリメントされることができる。機能をインプリメントする特徴はまた、様々な位置に物理的に配置され、それは、機能の各部分が異なる物理的な位置においてインプリメントされるように分散されることを含む。本明細書、特許請求の範囲を含む、で使用される場合、「および／または」という用語は、２つ以上の項目からなるリストで使用されるとき、リストされた項目のうちのいずれか１つが単独で採用され得ること、または、リストされた項目のうちの２つ以上からなる任意の組み合わせが採用され得ることを意味する。例えば、ある構成が、コンポーネントＡ、Ｂ、および／またはＣを含むものとして説明されている場合、この構成は、Ａだけ、Ｂだけ、Ｃだけ、ＡとＢの組み合わせ、ＡとＣの組み合わせ、ＢとＣの組み合わせ、またはＡとＢとＣの組み合わせを含み得る。また、請求項を含む本明細書で使用されるとき、項目のリスト（例えば、「のうちの少なくとも１つ」または「のうちの１つまたは複数」のようなフレーズで始まる項目のリスト）において使用されるような「または（or）」は、例えば「Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つ」のリストが、Ａ、またはＢ、またはＣ、またはＡＢ、またはＡＣ、またはＢＣ、またはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）を意味するような、包括的なリストを示す。

[0135] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体と非一時的なコンピュータ記憶媒体との両方を含む。非一時的な記憶媒体は、汎用または特殊用途コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的なコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ（登録商標））、コンパクトディスク（ＣＤ）ＲＯＭまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、ソリッドステートまたはフラッシュストレージ、あるいはデータ構造または命令の形態で所望のプログラムコード手段を記憶または搬送するために使用されることができ、汎用もしくは特殊用途コンピュータ、または汎用もしくは特殊用途プロセッサによってアクセスされることができる任意の他の非一時的な媒体を備えることができる。また、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線（ＩＲ）、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他のリモートソースから送信される場合には、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク（disk）およびディスク（disc）は、ＣＤ、レーザーディスク（登録商標）、光ディスク、デジタル多目的ディスク（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク、およびブルーレイ（登録商標）ディスクを含み、ここでディスク（disks）は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク（discs）は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

[0136] 本開示の以上の説明は、当業者が本開示を実行または使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなしに他の変形に適用され得る。故に、本開示は、本明細書に記載された例及び設計に制限されることを意図せず、本明細書に開示された原理及び新規な特徴に矛盾しない最も広い適用範囲が与えられるべきである。

[0137] 本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）、および他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムに対して使用され得る。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、しばしば交換可能に使用される。ＣＤＭＡシステムは、ＣＤＭＡ２０００、ユニバーサル地上無線アクセス（ＵＴＲＡ）、等のような無線技術を実施し得る。ｃｄｍａ２０００は、ＩＳ−２０００、ＩＳ−９５およびＩＳ−８５６規格をカバーする。ＩＳ−２０００リリース０およびＡは一般に、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、１Ｘ、等と呼ばれる。ＩＳ−８５６（ＴＩＡ−８５６）は、一般的に、ＣＤＭＡ２０００ １ｘＥＶ−ＤＯ、高速パケットデータ（ＨＲＰＤ）、等と称される。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（ＷＣＤＭＡ（登録商標））およびＣＤＭＡの他の変形物を含む。ＴＤＭＡネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム（ＧＳＭ（登録商標））のような無線技術を実施し得る。ＯＦＤＭＡシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、発展型ＵＴＲＡ（Ｅ-ＵＴＲＡ）、ＩＥＥＥ８０２．１１（Ｗｉ-Ｆｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭａｘ）、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ−ＯＦＤＭ等の無線技術を実装することができる。ＵＴＲＡおよびＥ−ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケ―ションシステム（ＵＭＴＳ）の一部である。３ＧＰＰロングタームエボリューション（ＬＴＥ）およびＬＴＥ−アドバンスト（ＬＴＥ−Ａ）は、Ｅ−ＵＴＲＡを使用するユニバーサルモバイル電気通信システム（ＵＭＴＳ）の新リリースである。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＬＴＥ−Ａ、およびモバイル通信のためのグローバルシステム（ＧＳＭ）は、「第３世代パートナーシッププロジェクト」（３ＧＰＰ）という名称の団体からの文書中に説明されている。ＣＤＭＡ２０００およびＵＭＢは、「第３世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２）という名称の団体からの文書中に説明されている。本明細書で説明されている技法は、上述されたシステムおよび無線技術にも、他のシステムおよび無線技術にも使用され得る。しかしながら、上記の説明は、例示の目的でＬＴＥシステムを記載するものであり、ＬＴＥ用語が上記の説明の大部分中で使用されているが、本技法は、ＬＴＥ用途以外にも適用可能である。

Claims (22)

1. ワイヤレスデバイスにおける通信の方法であって、
   第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル内のキャリア上で信号を送信することと、
   前記キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、
   前記媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信することと、
   前記媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータスとに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中に前記キャリア上で送信することを控えることと
   を備える方法。
2. 前記共有またはアンライセンススペクトルについてクリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ）を実施することと、
   前記ＣＣＡに少なくとも部分的に基づいて、前記第１の送信時間期間中に前記信号を送信するために前記共有またはアンライセンススペクトルが利用可能であるかどうかを決定することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
3. 前記ＣＣＡを実施することは、
   前記共有またはアンライセンススペクトル上のエネルギープロファイルを検出すること、または前記共有またはアンライセンススペクトル上で送信されたプリアンブルを監視することを備える、
   請求項２に記載の方法。
4. 前記ＣＣＡの最小ベースステップの長さは、前記媒体プリエンプション機会の長さよりも長い、請求項２に記載の方法。
5. 前記ＣＣＡの長さは、優先ステータスの順序付きセットからの、ある優先ステータスに少なくとも部分的に基づく、請求項４に記載の方法。
6. 前記優先ステータスの順序付きセットからの各優先ステータスは、相互に重なり合っていないＣＣＡカウンタレンジのセットからの、あるＣＣＡカウンタレンジに関連付けられ、各ＣＣＡカウンタレンジについての最小値は、あらゆる先行ＣＣＡカウンタレンジについての最大値よりも大きい、請求項５に記載の方法。
7. 前記共有またはアンライセンススペクトルを備える周波数帯は、少なくとも１つの優先ネットワークオペレータにライセンスされ、前記優先ステータスは、前記周波数帯を使用する非優先ネットワークオペレータに関連付けられる、請求項１に記載の方法。
8. ワイヤレスデバイスにおける通信の方法であって、
   共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる前記共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別することと、
   前記共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されているかどうかを決定することと、
   前記キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別することと、
   前記媒体プリエンプション機会に少なくとも部分的に基づいて、前記キャリア上で前記通信を送信することと、
   を備える方法。
9. 前記通信を送信することは、
   前記キャリアについての次の媒体プリエンプション機会を含む通信時間期間中に、前記通信に関連付けられたシグナリングを送信することを備える、
   請求項８に記載の方法。
10. 前記キャリア上で前記通信を送信することは、
    前記優先ワイヤレスデバイスによる前記共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲のプリエンプションを示す媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、またはスケジューリング要求のうちの１つまたは複数を送信することを備える、
    請求項８に記載の方法。
11. 前記キャリア上で前記通信を送信することは、
    前記媒体プリエンプション機会よりも前に、その開始時に、またはその期間中に、前記キャリア上で前記通信を送信することを開始することを備える、
    請求項８に記載の方法。
12. ワイヤレスデバイスにおける通信のための装置であって、
    第１の送信時間期間中に共有またはアンライセンススペクトル内のキャリア上で信号を送信する手段と、
    前記キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別する手段と、
    前記媒体プリエンプション機会中に媒体プリエンプションのインジケーションを受信する手段と、
    前記媒体プリエンプションのインジケーションと優先ステータスとに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信時間期間中に前記キャリア上で送信することを控える手段と、
    を備える装置。
13. 前記共有またはアンライセンススペクトルについてクリアチャネルアセスメント（ＣＣＡ）を実施する手段と、
    前記ＣＣＡに少なくとも部分的に基づいて、前記第１の送信時間期間中に前記信号を送信するために前記共有またはアンライセンススペクトルが利用可能であるかどうかを決定する手段と
    をさらに備える、請求項１２に記載の装置。
14. 前記ＣＣＡを実施する前記手段は、前記共有またはアンライセンススペクトル上のエネルギープロファイルを検出する、または前記共有またはアンライセンススペクトル上で送信されたプリアンブルを監視する、請求項１３に記載の装置。
15. 前記ＣＣＡの最小ベースステップの長さは、前記媒体プリエンプション機会の長さよりも長い、請求項１３に記載の装置。
16. 前記ＣＣＡの長さは、優先ステータスの順序付きセットからの、ある優先ステータスに少なくとも部分的に基づく、請求項１５に記載の装置。
17. 前記優先ステータスの順序付きセットからの各優先ステータスは、相互に重なり合っていないＣＣＡカウンタレンジのセットからの、あるＣＣＡカウンタレンジに関連付けられ、各ＣＣＡカウンタレンジについての最小値は、あらゆる先行ＣＣＡカウンタレンジについての最大値よりも大きい、請求項１６に記載の装置。
18. 前記共有またはアンライセンススペクトルを備える周波数帯は、少なくとも１つの優先ネットワークオペレータにライセンスされ、前記優先ステータスは、前記周波数帯の非優先ネットワークオペレータに関連付けられる、請求項１２に記載の装置。
19. ワイヤレスデバイスにおける通信のための装置であって、
    共有またはアンライセンススペクトルについての優先ワイヤレスデバイスによる前記共有またはアンライセンススペクトル内のキャリアを通じた送信のための通信を識別する手段と、
    前記共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲が非優先ワイヤレスデバイスによって使用されているかどうかを決定する手段と、
    前記キャリアについて媒体プリエンプション機会を識別する手段と、
    前記媒体プリエンプション機会に少なくとも部分的に基づいて、前記キャリア上で前記通信を送信する手段と、
    を備える装置。
20. 前記通信を送信する前記手段は、前記キャリアについての次の媒体プリエンプション機会を含む通信時間期間中に、前記通信に関連付けられたシグナリングを送信する、請求項１９に記載の装置。
21. 前記通信を送信する前記手段は、前記優先ワイヤレスデバイスによる前記共有またはアンライセンススペクトルの周波数範囲のプリエンプションを示す媒体プリエンプション信号、ランダムアクセスメッセージ、またはスケジューリング要求のうちの１つまたは複数を送信する、請求項１９に記載の装置。
22. 前記キャリア上で前記通信を送信する前記手段は、前記媒体プリエンプション機会よりも前に、その開始時に、またはその期間中に、前記キャリア上で前記通信を送信することを開始する、請求項１９に記載の装置。