JP2018501712A - バースト性対話型トラフィックを伴うユーザー機器のための待ち時間削減 - Google Patents

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Abstract

【課題】バースト性対話型トラフィックを伴うユーザー機器のための待ち時間削減。【解決手段】例示的実施形態によると、少なくとも、ユーザー機器により通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立し、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するようにユーザー機器に命令する標示を受信し、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持するように構成され、少なくとも1つの要素は、通信リンクの無線リソース制御接続状態を用いてデータ転送した後に維持されるようになっている、方法および装置が存在する。さらに、ユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立するステップ、ユーザー機器から通信リンク上でデータを受信するステップ、および無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持するようにユーザー機器に命令するメッセージを送信するステップが存在する。

Description

[関連出願の相互参照]
本発明は、参照により本明細書に全体が組込まれている2014年12月5日出願の「バースト性対話型トラフィックを伴うユーザー機器のための待ち時間削減」と題された米国特許出願第14/562006号の利益を主張するものである。
本発明の例示的実施形態に係る教示は、概して、LTEシステム内のユーザー機器のための待ち時間の削減、より具体的には、LTEシステム内のRRC接続の確立プロシージャによりひき起こされる待ち時間の削減に関する。
本節は、クレーム中で列挙されている本発明に対して背景技術または状況を提供するよう意図されている。本明細書中の説明には、追求することはできるものの必ずしも以前に構想または追求されてきたものではない概念が含まれている場合がある。したがって、本明細書に別段の指示の無い限り、本節で説明されていることは本出願中の明細書およびクレームに対する先行技術ではなく、本節に内含されることによって先行技術であるものとして認められるわけではない。
明細書中および/または図中で見出すことのできるいくつかの略語は、ここでは、以下のように定義される。
ACK 肯定応答
BSR バッファ状況報告
CSI チャネル状態情報
CQI チャネル品質標示
DRX 不連続受信
eNB 基地局
HOF ハンドオーバー障害
LTE ロング・ターム・エボリューション
MDT ドライブ・テストの最小化
MO 移動体発信
MT 移動体着信
NAS 非アクセス層
NW ネットワーク
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
RACH ランダム・アクセス・チャネル
RLF 無線リンク障害
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RA−RNTI ランダム・アクセス無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRH 遠隔無線ヘッド
SMS ショート・メッセージ・サービス
SR スケジューリング要求
TA タイミング・アドバンス
TAT タイム・アラインメント・タイマー
TMSI 一時移動体加入者アイデンティティ
TAU トラッキング・エリア更新
T−CRNTI 一時的セル無線ネットワーク一時識別子
UE ユーザー機器
UL アップリンク
必要とされる制御シグナリング・オーバーヘッドに起因して、データ・トラフィック・バーストなどの最小限のデータ伝送要件のための接続セットアップが、無線通信、特にLTEにとって問題になってきている。接続がセットアップされる場合にはつねに、ユーザー機器とネットワークの間の一連の通信が必要とされる。これらの通信のために必要とされる時間は短いものとみなすことができるものの、接続セットアップによりひき起こされる結果としての待ち時間は、ユーザー機器のユーザーにとって極めて歴然としたものであり得る。本発明の例示的実施形態は、接続セットアップ・プロシージャによってひき起こされるデータ・トラフィックの待ち時間に関する問題に対処するために機能する。
本発明の一例示的態様においては、ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内で通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を、ユーザー機器により確立するステップと、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するようにユーザー機器に命令する標示を受信するステップと、標示に応答して、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を、ユーザー機器により無期限に維持するステップと、を含み、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、通信リンクの無線リソース制御接続状態を用いてデータ転送した後に維持されるようになっている、方法が存在する。
本発明の別の例示的態様においては、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータ・プログラム・コードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、少なくとも、ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内で通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を、装置を用いて確立させ、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように装置に命令する標示を受信させ、標示に応答して、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を、装置を用いて無期限に維持させるように構成されており、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、通信リンクの無線リソース制御接続状態を用いてデータ転送した後に維持されるようになっている、装置が存在する。
本発明の別の例示的態様において、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータ・プログラム・コードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、少なくとも、装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で確立させ、ユーザー機器からアップリンク上でデータを受信させ、データ受信が完了した後に通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するようにユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを、ユーザー機器に対して送信させるように構成されている、装置が存在する。
本発明の実施形態の以上のおよび他の態様は、添付された図面の図と併せて読んだ場合に、以下の詳細な説明においてさらに明白になる。
当該LTE RRC接続確立プロシージャを示す。 本発明の例示的実施形態に係る動作を行うように構成されたデバイスの簡略化されたブロック図を示す。 例示的実施形態に係る呼出しセットアップのためのシグナリング負荷フローを示す。 接続状態とその間の遷移を示す。 装置が行うことのできる例示的実施形態に係る方法を示す。 装置が行うことのできる例示的実施形態に係る方法を示す。
本発明において、LTEシステムなどのシステム内のRRC接続確立プロシージャによってひき起こされる待ち時間を削減するための少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)接続維持方法を提案する。
本発明の例示的実施形態は、LTEシステム内での待ち時間の削減に関する。当然のことながら、このように、待ち時間はさまざまな形態、例えばセルへのアクセスを得る上での待ち時間、データをオフロード状態にする上での待ち時間、および障害事象後に接続を(再)確立する上での待ち時間などのさまざまな形態で理解することができる。さらに、本発明の例示的実施形態により網羅されている1つの極めて重要な態様には、IDLE状態からCONNECTED状態へのUEの遷移の待ち時間を短縮することが含まれる。これは、多くの場合、ユーザーが開始した(例えば移動体発信された)データにおける付加的遅延としてユーザーが待ち時間に直接気付くことから重要である。
現在LTEにおいては、たとえそれ自体は効率化されたものであっても、RRC接続確立プロシージャは、RRCメッセージが相互に交換されることからなお時間を費すものである。呼出しセットアップには、(当然、NW負荷、帰路待ち時間、UEチャネル品質などに幾分か応じて)80ms前後の時間がかかる。RRCアイドルモード(IDLE)からRRC接続モードへの遷移を行うために、RRC接続確立を使用することができる。UEなどのデバイスが、任意のアプリケーション・データを転送するかまたは任意のシグナリング・プロシージャを完了できる前に、RRC接続モードが必要とされる。こうして、UEがIDLEに解除されその後データ伝送を求める毎に、UEは、再び接続状態になるために接続確立プロシージャを行う必要がある。このことは、UEのバッテリを消費するだけでなく、幾分か時間がかかり、エア・インターフェース内およびネットワーク内などにおいてシグナリングのオーバーヘッドをひき起こす。このRRC接続セットアップ・プロシージャのシグナリングの流れ図が、図1に示されている。
図1は、現行のLTEのRRC接続確立プロシージャを示す。ステップ110に示されているように、eNBはUEをページングする。ステップ115では、UEはランダム・アクセス(RA)プリアンブルで応答する。ステップ120において、eNBは、RAに対して応答し、標示された通り、この応答は、一時的セル無線ネットワーク一時識別子(T−CRNTI)およびULグラントおよび/またはタイミング・アドバンス(TA)を含むことができる。ステップ125において、UEはRRCConnecfionRequestをeNBに送信する。この要求は、一時移動体加入者アイデンティティ(TMSI)またはランダム値を含み得るランダム・アクセス・チャネル・メッセージ(RACHMsg3)を含むことができる。ステップ130において、eNBは、RRCConnectionSetupメッセージをUEに送信する。ステップ135では、UEは、RRCCConeectionSetupCompleteメッセージで応答する。その後、ステップ140では、eNBにより非暗号化された状態でUEに対してSecurityModeCommandが送信される。ステップ145では、eNBによりUEに対し、RRCConnectionReconfigurationが送信される。次にステップ150において、UEはeNBに対し、非暗号化された状態でSecurityModeCompleteメッセージを送信する。ステップ155では、UEは、eNBに対して、暗号化された状態でRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを送信する。次に、ステップ160において、UEとeNBの間にデータ転送が存在する。
同様に以上で述べた通り、IDLE状態に解除されているUEがデータ伝送を必要とする場合、このUEは、再び接続状態になるためにRRC接続確立プロシージャに従わなければならない。RRC接続確立プロシージャはUEにより開始されるが、UEまたはネットワークのいずれかによりトリガーされ得る。例えば、エンドユーザーが、例えばインターネットをブラウズするかまたはEメールを送信するためのアプリケーションを開始した場合、RRC接続確立がトリガーされる。同様に、UEが新しいトラッキング・エリア内に移動した場合、RRC接続確立がトリガーされ、トラッキング・エリア更新シグナリング・プロシージャを完了させなければならない。ネットワークは、図1のページング・メッセージ110などのページング・メッセージを送信することにより、RRC接続確立プロシージャをトリガーする。さらに、この接続は、例えば、着信SMSの送出または着信音声呼出しの通知のために必要とされると考えられる。
(例えばブラウザと対話する)ユーザーにより新しいデータが開始され、その後いかなるトラフィックも無い幾らかのより長い読取り時間が続くウェブ・ブラウジング向けなどのバースト性のおよび/または対話型のトラフィックをUEが行う場合、データ・バースト間でUEの接続を解除することがUEの電力消費という観点から見て好ましいとみなされる可能性があると言うこと理解される。しかしながら、これは、シグナリング(ひいては電力消費)の観点から見たオーバーヘッドならびに付加的遅延をひき起こす。実際には、これはすなわち、この一般的用途の場合において、意図されたリンクが開かれページがロードされレンダリングされこうしてユーザーに見えるようになる前に、ユーザーが付加的遅延(例えばおよそ80ms)に気付かされる、ということを意味する。
その一方で、ネットワークがUEをトラフィック・バースト間で接続された状態に保つ場合、待ち時間は短縮されるが、これは、たとえDRX(これも同様に待ち時間を増大させる)を使用しても、UEの電力消費を増大させることが考えられる。UEは、一定の時間中PDCCHの監視をUEが停止できるようにする接続モードDRX機能性を伴って[RRC/MACにより]構成されていることができる。接続モードDRX以外に、UEは、電力消費を削減するためアイドル・モードで不連続受信(DRX)を使用することもできる。1ページング・オケージョン(PO)は、ページング・メッセージをアドレッシングするPDCCH上で伝送されるP−RNTIが存在できるサブフレームである。1ページング・フレーム(PF)は、1つまたは多数のページング・オケージョンを格納できる1つの無線フレームである。DRXが使用される場合、UEは、1DRXサイクルにつき1つのPOを監視する必要しかない。これは、3GPP TS 36.304V12.2.0(2014−09)によるものである。ページングの主要な目的は、ネットワーク(NW)が、アイドル状態にあるUE(例えばRRC_IDLE)に到達することである。当然のことながら、RRC_CONNECTEDモードにあるUEのためにページングを使用することができる。図1では、ページングはNWにより、RRC_IDLE状態にあるUEに到達するために使用される。
本発明の例示的実施形態は、これらのアプローチの両方の最良の部分(例えば短い待ち時間を有する接続モードおよび低い電力消費を有するアイドル・モード)を組合せる妥協的な解決策を提供する。
本発明の例示的実施形態についてさらに詳述する前に、図2の参照が指示される。図2は、本発明の例示的実施形態を実践する上で使用するのに好適であるeNB200およびeNB220などの基地局およびユーザー・デバイス、例えばUE100の簡略化されたブロック図を例示する。図2において、eNB200およびeNB220などの装置は、例えばUE100などの無線通信能力を有する他の装置との通信のために適応させられている。
eNB200は、少なくとも1つのデータ・プロセッサ(DP)202などの処理手段、データ206および少なくとも1つのコンピュータ・プログラム(PROG)208または他の実行可能命令セットを記憶する少なくとも1つのコンピュータ可読メモリ(MEM)204などの記憶手段、アンテナ214を介してUE100と双方向無線通信するための送信機TX210および受信機RX212などの通信手段を含む。
eNB220は、少なくとも1つのデータ・プロセッサ(DP)222などの処理手段、データ226および少なくとも1つのコンピュータ・プログラム(PROG)228または他の実行可能命令セットを記憶する少なくとも1つのコンピュータ可読メモリ(MEM)224などの記憶手段、アンテナ234を介してUE100と双方向無線通信するための送信機TX230および受信機RX232などの通信手段を含む。
UE100は、少なくとも1つのデータ・プロセッサ(DP)252などの処理手段、データ256および少なくとも1つのコンピュータ・プログラム(PROG)258または他の実行可能命令セットを記憶する少なくとも1つのコンピュータ可読メモリ(MEM)254などの記憶手段、1つ以上のアンテナ264を介してeNB200またはeNB220と双方向無線通信するための送信機TX260および受信機RX262などの通信手段を含む。UE100は、例えばデュアル接続性の能力を有する場合、eNB200およびeNB220との同時通信を可能にするため、多数の送信機TXおよび受信機RXを有することができる。さらに、図2は単にeNB200、eNB220またはUE100内の1つの送信機TXおよび1つの受信機RXを例示しているにすぎないが、これは例示的実施形態に係る非限定的なものであり、これらのデバイスは各々、多数のデバイスとの多数のRXおよび/またはTX通信または連鎖を同時にサポートするように構成され得る。例示的実施形態によると、データ206、226および/または256は、本発明の例示的実施形態に係る方法を実装し装置を動作させるのに必要とされるデータを含むことができる。
eNB200内のPROG208の少なくとも1つは、例示的実施形態にしたがって本明細書中に詳述されているように、結びつけられたDP202によって実行された場合、UE100の無線リソース制御接続の特定の要素を解除することなく保留状態に保つために、特定の中間状態を実装するようにデバイスが例示的実施形態にしたがって動作できるようにし、セルの変更時にはUE100をIDLEモードに自律的に遷移させるようにする一組のプログラム命令を含むものと仮定されている。これらの点に関して、本発明の例示的実施形態は、eNB200のDP202によって実行可能であるMEM204上に記憶されたコンピュータ・ソフトウェアによって、またはハードウェアによって、あるいは有形に記憶されたソフトウェアおよびハードウェア(および有形に記憶されたファームウェア)の組合せによって、少なくとも部分的に実装可能である。
同様にして、eNB220内のPROG228の少なくとも1つは、結びつけられたDP222によって実行された場合、以上で詳細されているように、本発明の例示的実施形態にしたがってデバイスが動作できるようにする1組のプログラム命令を含むものと仮定される。これらの点に関して、本発明の例示的実施形態は、eNB220のDP222によって実行可能であるMEM224上に記憶されたコンピュータ・ソフトウェアによって、またはハードウェアによって、あるいは有形に記憶されたソフトウェアおよびハードウェア(および有形に記憶されたファームウェア)の組合せによって、少なくとも部分的に実装可能である。
同様にして、UE100内のPROG258の少なくとも1つは、結びつけられたDP252によって実行された場合、以上で詳細されているように、本発明の例示的実施形態にしたがってデバイスが動作できるようにする1組のプログラム命令を含むものと仮定される。これらの点に関して、本発明の例示的実施形態は、UE100のDP252によって実行可能であるMEM254上に記憶されたコンピュータ・ソフトウェアによって、またはハードウェアによって、あるいは有形に記憶されたソフトウェアおよびハードウェア(および有形に記憶されたファームウェア)の組合せによって、少なくとも部分的に実装可能である。本発明のこれらの態様を実装する電子デバイスは、図2に描かれているデバイス全体である必要はなく、または上述の有形に記憶されたソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアおよびDPなどのこのデバイスの1つ以上の構成要素、またはチップSOC上のシステム、または特定用途向け集積回路ASICであることができる。
一般に、UE100のさまざまな実施形態は、携帯電話、ナビゲーション・デバイス、ラップトップ/パームトップ/タブレット型コンピュータ、スマート・ウォッチ、ウェアラブル、デジタル・カメラおよびミュージック・デバイスおよびインターネット・アプライアンスなどを非限定的に含む、無線通信能力を有するパーソナル・ポータブル・デジタル・デバイスを含むことができるが、これらに限定されない。
コンピュータ可読MEM204、224および254のさまざまな実施形態は、半導体ベースのメモリ・デバイス、磁気メモリ・デバイスおよびシステム、光学メモリ・デバイスおよびシステム、固定メモリ、着脱式メモリ、ディスク・メモリ、フラッシュ・メモリ、DRAM、SRAM、EEPROMなどを非限定的に含む、ローカルな技術的環境に好適であるあらゆるデータ記憶技術タイプを含む。DP202、222および252のさまざまな実施形態は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)およびマルチコア・プロセッサを含むが、これらに限定されない。
以上では、さまざまな例示的実施形態が説明されているが、本発明の実践はここで図示され論述される例示的実施形態に限定されないということを認識すべきである。当業者には、以上の説明に照らして本発明の以上の例示的実施形態に対するさまざまな修正および適応が明白になる可能性がある。
さらに、上述の非限定的な実施形態のさまざまな特徴のうちのいくつかを、説明された他の特徴を相応して使用すること無く、有利に使用することができる。
したがって、以上の説明は、単に本発明の原理、教示および例示的実施形態を例示するものにすぎず、本発明を限定するものでは無い。
本発明の例示的実施形態は、小規模および低頻度の伝送に起因するものなどの接続セットアップによってひき起こされ得る待ち時間を削減するためにシグナリング・オーバーヘッドの削減を提供する。本発明の例示的実施形態によると、UEは、接続を継続するために新しいRRCメッセージを送信する代りに、同じセルに対するランダム・アクセスの直後に先に確立された接続を再開することができる。これにより、RRCシグナリングが新しい接続を確立するのに必要な時間が節約され、遅延は削減される。さらに、例示的実施形態によると、UEに提供されたリスト内に識別されたセルに対するランダム・アクセスを使用することによって、UEは先に確立された接続を使用してこの接続を再開することができ、他のセルについては、UEは別の接続を確立する前にIDLEモードに入ることができる。
本発明の例示的実施形態は、急速な再接続を可能にするもののハンドオーバーまたは高頻度の測定およびCSI報告のオーバーヘッドを有していない新しいRRC接続状態(これを本明細書中では擬似接続状態と呼ぶことがある)を提供する。実施形態の特性特徴は、新しい状態において、新しいRRC接続を必要とするセルへのセル変更があった場合にUEがなおもそこからIDLEへと自律的に遷移できるという点にある。これを可能にするために、セル変更の場合に新しい状態からIDLEモードへと自律的に遷移するためのモビリティ・トリガーを有することが提案されている。セル変更は、例えばハンドオーバー(例えばUEの自律的ハンドオーバー)またはセルの再選定またはセルの選定、あるいは、UEにサービス提供しているセルを変更させる結果となるような他のプロシージャを意味することができる。このセル変更は、ネットワークからの明示的コマンド無しでUEが自律的に行うことができる。それは、ネットワークにより実装されるセルまたはキャリヤまたはRATに特定的な信号品質基準、閾値および/または優先度に基づくものであることができる。
ある意味において、この擬似接続状態(または擬似アイドル状態、すなわち新たに提案された状態)は、先に接続されていた状態のいくつかの要素を維持し、擬似接続状態は、条件付きの(場合によって無期限に遅延させられた)接続解除として作用する。実施形態に係る非限定的な例として、これらの要素は、図1に示されたようにRRC接続プロシージャにおいて確立されたあらゆる要素であることができる。UEの接続を解除する場合、NWは、RRC接続の少なくとも一部分が維持されている状態などの新しい中間状態に入るためにRRC接続解除の少なくともいくつかの要素をUEが遅延させるべきであることをUEに対しシグナリングすることができる。この点に関して、RRCConnectionReleaseIE内で新しい標示が開示されており、あるいは、例えばRRCConnectionConditionalReleaseまたはRRCConnectionPseudoReleaseなどのメッセージ標示といった新しいIEをこの目的で定義できると思われるが、他の名称あるいはIEも同様に使用可能である。
この例示的疑似接続状態において、UE(およびNW)はUEの接続を完全にかつ直ちに解除することを控え、その代り、新しいデータが存在する場合に再開され得るように接続の要素を保留状態に置く。UEは、UEの自律的な接続解除およびIDLEモードへの遷移をトリガーするセル変更条件を監視しなければならない。
本発明の主要な新規の態様には、1)UEの接続が解除無く保留状態に保たれていること、および2)UEがセルの変更時にIDLEモードへと自律的に遷移すること、を特徴とする疑似接続状態が含まれる。疑似接続状態において:
○ UEは、接続の(再)確立および関連するRRCシグナリング無く接続を再開でき、CSI報告などのオーバーヘッドは存在しない。
○ 接続は条件付きで解除される:すなわち、UEは、セルが変更した場合にのみ自律的に接続を解除する。UEの電力節約は、UEがCSIの送信を停止しよりゆるい要件で測定できるようになった時点で直ちに始まる。
○ 接続は、一定の時間(例えば5分)後に自律的に解除され得る。こうして、(ネットワークは、旧接続を解除するためにUEのTAUまたは別のセル内での接続確立を待つ必要がないため)、ネットワークに対するオーバーヘッドは制限される。
○ 接続は、ネットワークによりサポートされていないセルへの変更中しか接続状態から解除される必要がない。UEに提供されるセル・リストが、変更に接続の解除を必要としないセルを識別している。
上述のセル・リストに関しては、上述のような疑似接続状態において、ただし付加的に、UEが接続解除無く新しい状態で変更できる先であるセルのリストがUEにはシグナリングされる。本発明の例示的実施形態によると、1つのセル・リストを1つのUEに提供することができる。このセル・リストは、(RRHまたは理想的バックホール接続/フロントホールを用いて)同じeNBのサービス提供を受けるセルを含むことができる。これは、こうすることで、非限定的にベアラおよびセキュリティ・キーを含む1つの接続の維持された要素を用いた容易な構成が可能になるからである(例えば、実際には、UEがすでにセルを変更した後、NWサイドでセル内HOを行う)。リスト中のセルは、UEのためのC−RNTIおよびPUCCHリソース(特にSR)を用いて構成され得る(シグナリング内で標示されたセル毎の構成、または、リストされた全てのセル内で同じ構成が使用される)。ある実施形態帯において、これは、UEがセルに対してランダム・アクセスを実施するまで遅延させられる可能性がある。
例示的実施形態によると、ネットワーク・デバイスまたはノード、例えばUEは同様に、UEとの通信リンク上に全くアクティビティが存在しない経過時間に応答して開始させられるインアクティビティ・タイマーの満了に基づいて、新しいRRC接続状態へと自律的に遷移することもできる。インアクティビティ・タイマーの持続時間は、例えば、デバイスによるアクティビティが1つの通信リンク上で終了した後に開始することができる。このタイマーの設定値は、そのデバイスのために予めプログラミングするかまたは手動式にプログラミングでき、および/またはデバイスによりシグナリングの中で受信することもできる。このタイマーの設定値は、ネットワークにより設定され得、またはデバイスの使用履歴などに基づいて動的であることもできる。このような使用履歴は、例えばデバイスによる通信リンクの使用頻度を識別することができる。本明細書中で説明されているようにUEによりまたはUEを用いて行なわれるあらゆる動作は非限定的であり、例示的実施形態によると、これらの動作は非限定的に基地局、アクセス・ポイントおよび移動体デバイスなどの任意のネットワーク・デバイスまたはネットワーク・ノードを用いて行なわれ得る、ということが指摘される。
実際には、提案されている解決策を実装することは、たとえ新しい状態へのUEの遷移後であっても、eNB/NWがUEの接続および関係するリソースまたは要素(ベアラなど、ただしいくつかの場合において、UEが戻るまでSRを除いて予約されたPUCCHリソースを解除することも可能であり得る)を維持することを意味する。この新しい状態は、UEが現行のセル内の接続を再開するかまたはセルを変更するまでアクティブである。
本発明のメリットとしては、新しい状態において、UEがDLにおけるページングについて監視する必要しかなく、またUEはCSIレポートを送信しないことから、UEの電力消費がRRC接続モードの場合よりも低いという点が含まれる。一方で、移動体発信のトラフィックの開始の待ち時間は、接続の再確立が回避されるためにアイドル・モードの場合よりも短い。同様に、上述のようなリスト上(このようなセル・リストが構成されている場合)にないセルへのセル変更またはハンドオーバーの発生時にUEは自律的に接続を解除することから、モビリティ・オーバーヘッドは全く存在しない。トラフィック・アクティビティが(差し当たりは、例えばユーザーがウェブ・ページなどを読取ることに起因して)終了した後にUEをアイドル・モードへと解除することは、UEが移動しておりHOシグナリングを要求すると思われる場合には意味があるものの、そうでない場合には、接続を維持する方が良い、というのがその根拠である。大部分の場合、UEは、接続状態に戻り、セルを変更するのはまれであると考えられている。ネットワークは、例えば、UEのトラフィック・プロファイル、モビリティ状態および/またはUEが接続されるセル(例えば、屋内セルにおける静止UEのためのウェブ・ブラウジング・トラフィック)に応じて、UEの接続を解除する代りにこの状態を構成できると思われる。
UEが新しい状態(接続維持、ただしUEの測定頻度はより低く、および/または測定値またはCSIの報告頻度もより低いものであるか、または皆無)に保たれている場合、UEは、同じeNBとの通信を再開するときに接続を再度確立する必要がない。その代り、re−sync(再同期)ULへのランダム・アクセスとBSRの送信で充分であるか、または、UL syncがなおも有効である場合には、スケジューリング要求を直接送信する。この目的のために、新しい状態においてなお、TATが実行している可能性があり、あるいは、新しい状態へ遷移する場合には、UEのために、この目的のための新しい値が構成され得ると考えられる。セルのサイズが小さい場合、TAの必要はない可能性があり、この場合、TATを無限に設定され得る。別の実施形態において、UEのTAが満了した(または変更する)場合、UEは自律的接続を解除する。
以下の図3では、新しいプロシージャが例示されている。この解決策は、図1と図3を比較することで分かるように(時間のかかるRRCシグナリングが回避される)、該LTE構成に比べて待ち時間を有意に削減する。UL TAが有効である場合、ランダム・アクセスを回避できることから、接続を一層急速に再開することができる。一例として、図3のステップ305に示されているように、アップリンク(UL)内で転送すべきUE発信データが存在する。次に、ステップ315において、UEは、データ用のeNBに対しランダム・アクセス(RA)プリアンブル(例えばRA−RNTI、L2/L3メッセージサイズの標示)を送信する。ステップ325で、UEは、T−CRNTI、ULグラント(例えばL2/L3メッセージ用)および/またはTAを含み得るeNBからのRA応答を受信する。ステップ335において、UEは、UEのバッファ内のデータに関するバッファ・ステータス・レポートをeNBに送信する。ステップ345では、eNBは、UEにUL割り振りを提供する。次に、UEはステップ360においてデータ転送を行う。ここで分かるように、図3に示されている例示的動作は、図1で示されるRRC接続確立プロシージャに比べ、所要動作数および時間がはるかに少ない。
1つの任意の実施形態においては、NWについてのオーバーヘッドを削減する目的で、接続を保つために条件付き接続解除に結びつけられたタイマーが存在し得る。次に、タイマーが満了した後、接続はセル変更の如何に関わらず解除される。これにより、NWは、旧接続を解除するためにUEのトラッキング・エリア更新または別のセル内での接続の確立を待つ必要がないため、ネットワークに対するオーバーヘッドは制限される。
さらに、本発明の例示的実施形態が、アップリンクのみのための使用に限定されないという点が指摘される。本発明の例示的実施形態によると、新しいRRC接続状態は、RRC接続を受入れる任意のタイプの通信リンクにおいて実装可能である。例えば、新しいRRC接続状態は、ダウンリンク、アップリンク、さらにはデバイス・ツー・デバイス通信リンクにおいて実装することができる。
さらに、本発明の例示的実施形態によると、新しいRRC接続状態は、あらゆるネットワーク・ノードまたはデバイスによっておよびそれらを用いて実装可能である。このようなネットワーク・ノードまたはデバイスは、ユーザー機器、基地局、リレー、および/またはアクセス・ポイントを含む。さらに、本発明の例示的実施形態は、LTEネットワークを含めたあらゆるネットワークタイプにおいて使用可能である。
別の任意の実施形態:NWは、IDLEへの自律的解除をひき起こすことなく、どのセルについてこのNWが再選定できるかの情報を含むことができる。これらのセルは、例えば、同じeNBにより制御されるもののUEには異なるeNBに見える遠隔無線ヘッド(RRH)であり得る。この場合、NWは、自律的にセルを再選定できるように、これらの全てに対しUEのいくつかのSRリソースを構成することが必要になる。これにより、幾分かのわずかなオーバーヘッドがひき起こされることになるが、一方で、このタイプの展開は、オフィス・ビルや小規模ビル内ではむしろ一般的であり得る。
例示的実施形態によると、新しい疑似接続状態の一構成は、以下のものの1つ以上(または少なくとも1つ以上の組合せ)を含むことができる:
− 一実施形態において、NWはUEに対し(例えばUEの接続を解除する代りに)新しい状態に遷移するように命令することができ、RRCシグナリングにより適切な測定およびキャリヤ/セル特性(セル変更のため)を伴ってUEを構成する。TATなどの他の接続パラメータを(再)構成することも可能である。
− 別の実施形態において、NWは、セル変更の如何に関わらずIDLEモードへ遷移するためのタイマーをも伴ってUEを構成することができる。および/または、
− 別の実施形態において、NWは、UEが接続を解除することなく自律的に変更する(同じeNBによって制御される)セル・リストをも伴ってUEを構成することができる。NWは、列挙された他のセル中で、UEのためのPUCCHリソースおよびC−RNTIを予約する。いくつかの実施形態において、これらのステップは、UEがセルへのランダム・アクセスを行うまで遅延され得ると考えられる。
例示的実施形態において、新しい(擬似接続)状態での動作は、以下のもののうちの1つ以上(または少なくとも1つ以上の組合せ)を含むことができる:
− MTトラフィック:UEは、ページングについて監視する;
− MOトラフィック:UEは、接続を再開する(および、RRC接続状態に戻る)ためにSRを送信する。UL syncが失われた場合(例えばTATが満了した場合)、UEはまず、再同期するためにランダム・アクセスを行う;
− UEは、当該状態に入るときに受信した構成にしたがって測定する。UEは測定値またはCSI/CQIを報告しない;および/または
− セルが(任意には、当該状態に入るときに受信した構成の中に列挙されていないセルへと)変更した場合、UEは自律的にIDLE状態へと遷移し、接続を解除する。
図4は、新しい(擬似接続)状態がどのように現行のフレームワーク内で適合するかおよび状態間での遷移の理由/トリガーを例示している。図4に示されている通り、RRC接続状態410とRRCアイドル状態420が存在する。矢印412に示されているように、RRC接続状態410は、RRCアイドル状態420に解除され得、RRC接続状態410は、矢印414で示されているように、アイドル状態420から再確立され得る。矢印424で示されているように、本発明の例示的実施形態によると、疑似接続状態430は、新しいデータを交換するためにRRC接続状態410を使用することができる。矢印424は同様に、新しい疑似接続状態430が、新しいデータを交換するようにセットアップするために、SRまたはRACHを使用することができるということも示している。さらに、矢印422で示されているように、同様に本明細書中で説明されているように、特定の条件下で疑似接続状態430を解除することができる。矢印432で示されているように、UEによるセル変更動作のために、疑似接続状態430を条件付きで使用することができる。
ネットワークは、それが典型的にUEの接続を解除すると考えられる状況において、新しい疑似接続状態に遷移するようにUEに命令することができる。これは、例えば、UEのトラフィック・アクティビティが終了するかまたはより長い沈黙期に入った場合であり得る。この遷移をトリガーするために、UEのインアクティビティを測定するタイマーがネットワーク内に存在しており、一定のインアクティビティ(トラフィック無し)の期間後、UEは疑似接続状態に移動するようシグナリングを受ける。いくつかの例示的実施形態においては、一定のインアクティビティ期間(すなわちトラフィックが無い期間)の後、自律的に疑似接続状態に移動するようにUEを構成することができる。
本発明の例示的実施形態は、間欠的またはバースト性の対話型トラフィック(例えばウェブ・ブラウジング)を有するUEのために待ち時間を有意に削減するように機能する。UEを全セッション中接続モードに保つことにより、過度の電力が消費される可能性があり、したがって、トラフィック・バーストの間でUEの接続を解除することは好ましいと考えられる。再接続による待ち時間(およびシグナリング・オーバーヘッド)を回避するため、本発明の報告中で説明されている新しい状態にUEを解除することを提案する。これにより、UEがバースト間で過度に移動しない(これは確率の高い使用ケースである)かぎり、実質的なメリットが導かれる可能性がある。
ここで分かるように、本発明の例示的実施形態のメリットは、同じセル(または任意には、同じeNBにより制御されているセル)に対する新しい接続が確立された場合に遅延を削減するということにある。このとき、同時に、本発明の例示的実施形態に係る動作は、UEが、常時RRC CONNECTEDモードにある場合に比べて電力を節約できるようにする。
接続は、NWからUEへの明示的シグナリングによって、または構成された解除タイマーが満了した後(この場合、UEは、予めタイマーおよび疑似接続状態パラメータを伴って構成されている)、疑似接続状態へと解除され得る。MDTについて報告するRLF/HOFにおいて、万一UEが元のセルの外に移動した場合の接続の喪失は、RLFとして考慮されないと考えられる。
別の実施形態において、PDCCH監視は、UEが新しいモードにあるもののセルを変更していない場合に維持され得る。UEが新しいセルに移動した場合に初めて、状態は基本的にアイドル・モードとなる。この変形形態において、NWは最初に、PDCCH指令でUEに到達することを試みるが、UEがこれに応答しない場合、NWはページングを継続すると考えられる。
図5Aは、例えば非限定的にUE(例えば図2中のUE100)などのネットワーク・デバイスが行うことのできる動作を例示する。図5Aのステップ510に示されているように、ユーザー機器により、ネットワーク・ノードがサービス提供するセル内で通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立するステップが存在する。ステップ520では、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するようにユーザー機器に命令する標示を受信する。次に、ステップ530においては、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持し、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、通信リンクの無線リソース制御接続状態を用いてデータ転送した後に維持されるようになっている。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、標示は、通信ネットワークからのメッセージおよびユーザー機器におけるインアクティビティ・タイマーの満了のうちの1つを含む。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を解除するようにユーザー機器に命令する通信ネットワークからの明示的シグナリング、タイマーの満了、およびネットワーク・ノードによるサービス提供を受けていないセルへのユーザー機器の移動のうちの少なくとも1つまで無期限に維持される。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素は、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つのベアラおよびセキュリティ・キーを含む。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、通信ネットワークからのメッセージはさらに、測定構成、キャリヤおよび/またはセル変更優先度、およびタイミング・アドバンス・タイマー情報のうちの少なくとも1つに関連するユーザー機器用の命令を含む。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、ユーザー機器が、データ転送後に通信リンクの接続状態の少なくとも1つの要素を維持している間、ユーザー機器は、ネットワーク・ノードに対してチャネル状態情報を送信せず、ネットワーク・ノードに対して測定値を報告しないこと、比較的少ない頻度で測定値を報告することのうちの1つを行う。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、別のデータ転送が求められる場合のために、ネットワーク・ノードに対して無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素を用いて通信リンク上でスケジューリング要求を送信するステップと、スケジューリング要求に基づいて、通信リンクの無線リソース制御接続状態を再開し、ネットワーク・ノードに対して通信リンク上で別のデータを転送するステップと、が存在する。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、通信リンクを再同期するステップおよびスケジューリング要求を送信する前に通信リンク上でネットワーク・ノードに対してバッファ状況報告を送信するステップのうちの少なくとも1つが存在する。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、ネットワーク・ノードによりサポートされ無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリストを、通信ネットワークから受信するステップが存在する。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、ユーザー機器により、通信ネットワークの新しいセルへのユーザー機器のセル変更条件を検出させるステップ、この検出に応答して、新しいセルが、無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリスト上にあるか否かを決定するステップと、新しいセルがセル・リスト上にあることの決定に基づいて、無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素を伴う新しいセルを選択するステップ、そうでない場合新しいセルがセル・リスト上にないことの決定に基づいて、通信リンクをアイドル状態に自律的に遷移させ、新しいセルに対する接続作業を行うステップが存在する。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、タイマーの満了時点で通信リンクをアイドル状態に自律的に遷移させ、通信リンクの無線リソース制御接続状態の維持された少なくとも1つの要素を解除するステップが存在する。
以上に記載の本発明の例示的実施形態によると、通信ネットワークのユーザー機器[図2中にあるUE100]により、ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内でネットワーク・ノード[図2にあるeNB200または220]に対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立するための手段を備えた装置が存在する。通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するようにユーザー機器[UE100]に命令する標示を受信するための手段[DP252]が存在する。標示に応答して、ユーザー機器[UE100]により、通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持するための手段[DP252]が存在し、ここで、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、通信リンクの無線リソース制御接続状態を用いてデータ転送した後に維持されるようになっている。
以上の節に記載の本発明の例示的態様において、確立、受信および維持用の手段は、コンピュータ、プログラム[PROG208、228および/または258]でエンコードされた非一時的コンピュータ可読媒体[MEM204、224および/または254]、および/または少なくとも1つのプロセッサ[DP202、222および/または252]により実行可能なデータ[Data206、226および256]を含む。
図5Bは、例えば非限定的にネットワーク・アクセス・ノード(図2にあるeNB200またはeNB220)などのネットワーク・デバイスが行うことのできる動作を例示している。図5Bのステップ550に示されているように、装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で装置を用いて確立するステップが存在する。ステップ560では、ユーザー機器から通信リンク上でデータを受信するステップが存在する。その後、ステップ570では、データ受信が完了した後に通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持するようにユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを、ユーザー機器に対して送信するステップが存在する。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素は、無線リソース制御接続状態を解除するようにユーザー機器に命令する通信ネットワークからの明示的シグナリング、タイマーの満了、およびネットワーク・ノードによるサービス提供を受けていないセルへのユーザー機器の移動のうちの少なくとも1つまで無期限に維持されるようになっている。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、維持するステップは、無線リソース制御接続状態の少なくとも1つのベアラおよびセキュリティ・キーを維持するステップを含む。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、ユーザー機器からのメッセージはさらに、測定構成、キャリヤおよび/またはセル変更優先度、およびタイミング・アドバンス・タイマー情報のうちの少なくとも1つに関連するユーザー機器用の命令を含む。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、ユーザー機器が、データ転送後に通信リンクの接続状態の少なくとも1つの要素を維持している間、装置は、ユーザー機器からチャネル状態情報を受信せず、ユーザー機器から測定値を受信しないこと、および比較的少ない頻度で測定値を受信することのうちの1つを行う。
以上の節に記載の例示的実施形態によると、アクセス・ノードによりサポートされ通信リンクの接続状態の少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリストをユーザー機器に対して送信するステップが存在する。
上述の本発明の例示的実施形態によると、装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器[図2にあるUE100]を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で確立するための手段と、ユーザー機器から通信リンク上でデータを受信するための手段と、データ転送が完了した後通信リンクの無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を無期限に維持するようにユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを、ユーザー機器に対して送信するための手段、を備えた装置が存在する。
以上の節に記載の本発明の例示的態様において、確立、受信および維持用の手段は、コンピュータ、プログラム[PROG208、228および/または258]でエンコードされた非一時的コンピュータ可読媒体[MEM204、224および/または254]、および/または少なくとも1つのプロセッサ[DP202、222および/または252]により実行可能なデータ[Data206、226および256]を含む。
装置は、少なくとも1つの演算プロセッサ、ユニット、モジュールにより実行されるコンピュータ・プログラムまたはその一部分(追加されたまたは更新されたソフトウェア・ルーティンを含む)として、または算術演算として構成された少なくとも1つのソフトウェア・アプリケーション、モジュール、ユニットまたはエンティティであるか、それらを含むか、あるいはそれらと結びつけられることができる。プログラム・プロダクトまたは単にプログラムとも呼ばれる、ソフトウェア・ルーティン、アプレットおよび/またはマクロを含むコンピュータ・プログラムは、任意の装置可読データ記憶媒体中に記憶することができる。コンピュータ・プログラム・プロダクトは、プログラムが実行された場合に、図5Aおよび/または5Bを用いて以上で説明した実施形態を実施するように構成されている1つ以上のコンピュータ実行可能な構成要素を含むことができる。さらに、ソフトウェア・ルーティンを、装置内にダウンロードすることができる。
装置、例えばアクセス・ノードまたはユーザー・デバイスまたは対応する構成要素は、単一チップ・コンピュータ要素などのコンピュータまたはマイクロプロセッサとして、またはソフトウェアまたは算術演算のために使用される記憶容量を提供するためのメモリおよびソフトウェア、または算術演算を実行するための少なくとも1つの演算プロセッサを含むかまたはそれらに結合されているチップセットとして、構成されることができる。
概して、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、論理またはそれらの任意の組合せの形で、さまざまな実施形態を実装することができる。例えば、いくつかの態様をハードウェアで実装する一方で、他の態様を、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算デバイスにより実行できるファームウェアまたはソフトウェアで実装することができるが、本発明がそれに限定されることはない。本発明のさまざまな態様をブロック図、流れ図として、またはいくつかの他の図的表現を用いて例示し説明することができるものの、本明細書中に記載のこれらのブロック、装置、システム、技術または方法を、非限定的な例としてハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他の計算デバイス、またはそれらのいくつかの組合せの形で実装できるということは充分に理解される。
本発明の実施形態を、集積回路モジュールなどのさまざまな構成要素の形で実践することができる。集積回路の設計は、全般的に高度に自動化されたプロセスである。論理レベルの設計を、半導体基板上に直ちにエッチングおよび形成できる半導体回路設計へと転換させるために、複雑で強力なソフトウェア・ツールが利用可能である。
上述の明細書は、例示的な非限定的実施例として、本発明を実施するため当該発明人らが今回企図した最良の方法および装置の完全かつ有益な説明を提供している。しかしながら、添付の図面およびクレームと併せて読んだ場合、以上の説明を考慮して当業者には、さまざまな修正および適応が明白になる可能性がある。しかしながら、本発明の教示のこのようなおよび類似の修正は全て、本発明の範囲内になおも入るものである。
「接続された」、「結合された」、またはその任意の変形形態は、2つ以上の要素の間の、直接的または間接的な任意の接続または結合を意味し、互いに「接続された」または「結合」された2つの要素間の1つ以上の中間要素の存在を包含することができる、ということを指摘しておくべきである。要素間の結合または接続は、物理的、論理的またはその組合せであり得る。本明細書中で用いられているように、2つの要素は、1つ以上のワイヤ、ケーブルおよび/またはプリント電気接続を使用することによって、ならびに、いくつかの非限定的で非網羅的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域および光学的(可視および不可視の両方)領域内の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することによって、互いに「接続された」または「結合された」ものとみなすことができる。
さらに、本発明の好ましい実施形態のいくつかの特徴は、他の特徴を相応して使用こと無く、有利に使用することが可能であると考えられる。したがって、上述の説明は、本発明の原理を限定するものではなく単にそれを例示するものとみなされるべきである。

Claims (24)

  1. ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内で、通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を、ユーザー機器により確立するステップと、
    前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記ユーザー機器に命令する標示を受信するステップと、
    前記標示に応答して、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素を、前記ユーザー機器により無期限に維持するステップと、
    を含み、前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態を用いたデータ転送後に維持されるようになっている、方法。
  2. 前記標示は、前記通信ネットワークからのメッセージおよび前記ユーザー機器におけるインアクティビティ・タイマーの満了のうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を解除するように前記ユーザー機器に命令する前記通信ネットワークからの明示的シグナリング、タイマーの満了、および前記ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けていないセルへの前記ユーザー機器の移動のうちの少なくとも1つまで無期限に維持される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備え、前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、
    ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内で通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立させ、
    前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記装置に命令する標示を受信させ、
    前記標示に応答して、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素を、前記装置を用いて無期限に維持させるように構成されており、
    前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態を用いたデータ転送後に維持されるようになっている、装置。
  5. 前記標示は、前記通信ネットワークからのメッセージおよび前記ユーザー機器におけるインアクティビティ・タイマーの満了のうちの1つを含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記通信ネットワークからの前記メッセージはさらに、測定構成、キャリヤおよび/またはセル変更優先度、およびタイミング・アドバンス・タイマー情報のうちの少なくとも1つに関連する前記装置用の命令を含む、請求項5に記載の装置。
  7. 前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を解除するように前記装置に命令する前記通信ネットワークからの明示的シグナリング、タイマーの満了、および前記ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けていないセルへの前記装置の移動のうちの少なくとも1つまで無期限に維持される、請求項4ないし6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素は、前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つのベアラおよびセキュリティ・キーを含む、請求項4ないし7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記装置が、前記通信リンクの前記接続状態の少なくとも1つの要素を維持している間、前記装置は、前記ネットワーク・ノードに対してチャネル状態情報を送信せず、前記ネットワーク・ノードに対して測定値を報告しないこと、および比較的少ない頻度で測定値を報告することのうちの1つを行う、請求項4ないし8のいずれか1項に記載の装置。
  10. データ転送が求められる場合のために、前記方法は、
    前記ネットワーク・ノードに対して前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素を用いて前記通信リンク上でスケジューリング要求を送信するステップと、
    前記スケジューリング要求に基づいて、前記通信リンクの無線リソース制御接続状態を再開し、前記ネットワーク・ノードに対して前記通信リンク上で前記別のデータを転送するステップと、
    を含む、請求項4ないし9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記コンピュータ・プログラム・コードを含む前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、前記通信リンクを再同期することおよび前記スケジューリング要求を送信する前に前記通信リンク上で前記ネットワーク・ノードに対してバッファ状況報告を送信することのうちの少なくとも1つを行わせるように構成されている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記ネットワーク・ノードによりサポートされ前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリストを、前記通信ネットワークから受信するステップを含む、請求項4ないし11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記コンピュータ・プログラム・コードを含む前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、
    前記通信ネットワークの新しいセルへの前記装置のセル変更条件を検出させ、
    この検出に応答して、前記新しいセルが、前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリスト上にあるか否かを決定させ、
    前記新しいセルが前記セル・リスト上にあることの決定に基づいて、前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素を伴う前記新しいセルを選択させ、そうでない場合、
    前記新しいセルが前記セル・リスト上に無いことの決定に基づいて、前記通信リンクをアイドル状態に自律的に遷移させ、前記新しいセルに対する接続作業を行わせる、
    ように構成されている、請求項12に記載の装置。
  14. 前記コンピュータ・プログラム・コードを含む前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、前記タイマーの満了時点で前記通信リンクをアイドル状態に自律的に遷移させ、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素を解除させるように構成されている、請求項4ないし13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備え、前記少なくとも1つのメモリと前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、
    前記装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で確立させ、
    前記ユーザー機器から前記通信リンク上でデータを受信させ、
    前記データ受信が完了した後に前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記ユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを前記ユーザー機器に対して送信させる、
    ように構成されている、装置。
  16. 前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を解除するように前記ユーザー機器に命令する前記通信ネットワークからの明示的シグナリング、タイマーの満了、および前記ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けていないセルへの前記ユーザー機器の移動のうちの少なくとも1つまで無期限に維持されるようになっている、請求項15に記載の装置。
  17. 前記維持するステップは、前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つのベアラおよびセキュリティ・キーを維持するステップを含む、請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記ユーザー機器への前記メッセージはさらに、測定構成、キャリヤおよび/またはセル変更優先度、およびタイミング・アドバンス・タイマー情報のうちの少なくとも1つに関連する前記ユーザー機器用の命令を含む、請求項15ないし17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記ユーザー機器が、前記通信リンクの前記接続状態の少なくとも1つの要素を維持している間、前記装置は、前記ユーザー機器からチャネル状態情報を受信せず、前記ユーザー機器から測定値を受信しないこと、および比較的少ない頻度で測定値を受信することのうちの1つを行う、請求項15ないし18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記コンピュータ・プログラム・コードを含む前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、前記装置によりサポートされ前記リンクの前記接続状態の前記維持された少なくとも1つの要素の変更を必要としないセルのリストを前記ユーザー機器に対して送信させるように構成されている、請求項15ないし19のいずれか1項に記載の装置。
  21. ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内でネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を、通信ネットワークのユーザー機器により確立するための手段と、
    前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記ユーザー機器に命令する標示を受信するための手段と、
    前記標示に応答して、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素を、前記ユーザー機器により無期限に維持するための手段と、
    を備え、前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態を用いたデータ転送後に維持されるようになっている、装置。
  22. 前記装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で確立するための手段と、
    前記ユーザー機器から前記通信リンク上でデータを受信するための手段と、
    前記データ転送が完了した後に前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記ユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを前記ユーザー機器に対して送信するための手段、
    を備えた、装置。
  23. 内部に具体化されたコンピュータ・プログラム・コードを有するコンピュータ可読媒体を備えたコンピュータ・プログラム・プロダクトであって、前記コンピュータ・プログラム・コードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行された場合に、装置に、
    ネットワーク・ノードによるサービス提供を受けるセル内で通信ネットワークのネットワーク・ノードに対する通信リンクの無線リソース制御接続状態を確立させ、
    前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記装置に命令する標示を受信させ、
    前記標示に応答して、前記装置を用いて、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素を無期限に維持させる、
    ためのものであり、前記無線リソース制御接続状態の前記少なくとも1つの要素は、前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態を用いたデータ転送後に維持されるようになっている、コンピュータ・プログラム・プロダクト。
  24. 内部に具体化されたコンピュータ・プログラム・コードを有するコンピュータ可読媒体を備えたコンピュータ・プログラム・プロダクトであって、前記コンピュータ・プログラム・コードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行された場合に、装置に、
    前記装置によるサービス提供を受けるセル内でユーザー機器を用いて通信リンクの無線リソース制御接続状態を通信ネットワーク内で確立させ、
    前記ユーザー機器から前記通信リンク上でデータを受信させ、
    前記データ転送が完了した後に前記通信リンクの前記無線リソース制御接続状態の少なくとも1つの要素を維持するように前記ユーザー機器に命令する、無線リソース制御情報要素を含むメッセージを前記ユーザー機器に対して送信させる、
    ように構成されている、コンピュータ・プログラム・プロダクト。
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