JP2017208799A - ユーザ装置及び無線通信方法 - Google Patents

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秀明 高橋
隆介 松川
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隆介 松川
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Toru Uchino
徹 内野
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Kohei Kiyoshima
耕平 清嶋
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Wuri Andarmawanti Hapsari
アンダルマワンティ ハプサリ ウリ
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尚人 大久保
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Abstract

【課題】ユーザ装置と無線基地局とが管理している当該ユーザ装置の状態の不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得るユーザ装置及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】UE200は、RRC Connection Reconfigurationの受信に応じて、RRCコネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動し、再コネクションタイマが満了した場合、RRCコネクションの再設定を要求するRRC Connection Reestablishment RequestをeNB100に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定するユーザ装置に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEの更なる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)を仕様化している。
また、LTEのRelease-13では、Machine Type Communication(MTC)用のユーザ装置(MTC-UE)に関する規定として、Low Complexity(LC)や、Enhanced Coverage(EC)が検討されている。例えば、LCでは、MTCの特性を考慮し、1.4MHzのバンド幅、送信電力の低減(3dB)、半二重通信、及びピークレートの限定などが規定されている。
このような特徴の相違はあるものの、MTC-UEもユーザ装置(UE)の一種であるため、基本的には、MTC-UEも通常のUEと同様に動作する。従って、例えば、無線リソース制御レイヤにおけるコネクション(RRCコネクション)の設定、変更及び解放は、無線リソース制御レイヤにおけるコマンド(例えば、RRC Connection Reconfiguration)を用いて実行される(例えば、非特許文献1参照)。
3GPP TS 36.331 V13.0.0 Subclause 5.3.5 RRC connection reconfiguration, 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification (Release 13)、3GPP、2015年12月
しかしながら、上述した従来の無線リソース制御レイヤにおけるコネクション(以下、RRCコネクション)の制御には、次のような問題があった。すなわち、MTC-UEなど、特定の場所にほぼ恒久的に設置されるUEの場合、UEと無線基地局(eNB)との伝播環境が、中・長期的な区間でみると通信するために十分であるが、瞬間的に劣化することがある。
一方、スマートフォンなど、通常のUEの場合、頻繁に移動するため、伝播環境も大きく変動する。
上述したように、MTC-UEなど、特定の場所にほぼ恒久的に設置されるUEにおいて、当該伝播環境が瞬間的に劣化すると、UEとeNBとにおいて保持している状態に不一致が生じる恐れがあることが、最近認識されている。
例えば、伝播環境の瞬間的な劣化時に、eNBがRRC Connection ReleaseをUEに向けて送信すると、UEからの応答を受信できずに、eNBは、当該RRCコネクション、つまり、無線区間を解放し、UEがアイドル状態であると認識する。一方、UEは、伝播環境の瞬間的な劣化後においても当該RRCコネクションが設定されている接続状態であることを維持する。
このため、UEが上りデータを送信しない限り、UEとeNBとにおいて管理されている状態に不一致が生じる。なお、UEが上りデータを送信し、eNBが当該上りデータを正しく受信できた場合、eNBは、UEのRRCコネクションが維持されていると判定できる。或いは、上りデータが伝搬環境の劣化により届かない場合、UEは、RLCレイヤでの上りデータ再送超過後にRadio Link Failure(RLF)と判定し、RRCコネクションの再設定が実行され、状態が一致する。
このような状態の不一致が生じると、例えば、当該UEがアイドル状態であると認識しているeNBが、当該UEに対してページングを実行した場合、当該UEは正常に応答せず当該ページングは失敗する。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置と無線基地局とが管理している当該ユーザ装置の状態の不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得るユーザ装置及び無線通信方法の提供を目的とする。
本発明の一態様に係るユーザ装置は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、前記コネクション処理部による前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部とを備え、前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係るユーザ装置は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部と、前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信する報知情報受信部とを備え、前記タイマ制御部は、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係るユーザ装置は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマを起動するタイマ制御部とを備え、前記コネクション処理部は、前記ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワークに送信し、前記タイマ制御部は、前記対応通知に対する前記無線アクセスネットワークからの応答通知に応じて、前記不活性時間タイマを起動し、前記コネクション処理部は、前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと
を含み、前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと、前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信するステップとを含み、前記再コネクションタイマを起動するステップでは、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワークに送信するステップと、前記無線アクセスネットワークからの前記対応通知に対する応答通知に応じて、前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマを起動するステップと、前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放するステップとを含む。
上述したユーザ装置及び無線通信方法によれば、ユーザ装置と無線基地局とが管理している当該ユーザ装置の状態の不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得る。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、UE200の機能ブロック構成図である。 図3は、eNB100とUE200とによるRRCコネクションの設定及び変更動作シーケンス(動作例1)を示す図である。 図4は、eNB100とUE200とによるRRCコネクションの設定及び変更動作シーケンス(動作例2)を示す図である。 図5(a)及び(b)は、本変更例に係るRRC Connection Reestablishment Requestの構成例及びフィールド説明の記載例を示す図である。 図6は、UE200とeNB100とが管理している状態に不一致が生じた後の動作概要を示す図である。 図7は、従来のユーザ装置(UE)とeNB100とが管理している状態に不一致が生じた後の動作概要を示す図である。 図8は、UE200によるRRCコネクションの自律的な解放を実行するまでのシーケンス(動作例1)を示す図である。 図9は、UE200によるRRCコネクションの自律的な解放を実行するまでのシーケンス(動作例1)を示す図である。 図10は、UE200内部におけるRRCコネクションの解放動作フローを示す図である。 図11は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したことを通知するシーケンスを示す図である。 図12は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したこと、及びRRCコネクション解放時におけるUE200の状態を通知するシーケンスを示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
[第1実施形態]
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、Long Term Evolution(LTE)に従った無線通信システムであり、無線アクセスネットワーク20及び移動局200(以下、UE200)を含む。
無線アクセスネットワーク20は、3GPPにおいて規定されるEvolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)であり、無線基地局100(以下、eNB100)を含む。なお、無線通信システム10は、必ずしもLTE(E-UTRAN)に限定されない。例えば、無線アクセスネットワーク20は、5Gとして規定されるUE200(ユーザ装置)と無線通信を実行する無線基地局を含む無線アクセスネットワークであってもよい。無線アクセスネットワーク20には、移動管理エンティティ300(以下、MME300)が接続される。
eNB100及びUE200は、LTEの仕様に従った無線通信を実行する。特に、本実施形態では、eNB100及びUE200は、無線リソース制御レイヤ(RRCレイヤ)におけるコネクション(RRCコネクション)を設定し、設定したRRCコネクションを用いて通信を実行する。MME300は、UE200の位置登録、ページング及びハンドオーバなどの移動制御を実行する。
また、UE200の種別は特に限定されないが、Machine Type Communication(MTC)用のユーザ装置(MTC-UE)であってもよい。MTC-UEは、特定の場所(例えば、地下や金属箱内)にほぼ恒久的に設置されることがある。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、UE200の機能ブロック構成について説明する。
図2は、UE200の機能ブロック構成図である。図2に示すように、UE200は、MAC制御部210、RRCコネクション処理部220、報知情報受信部230及びタイマ制御部240を備える。
なお、図2に示すように、UE200の各機能ブロックは、無線通信モジュール、プロセッサ(メモリを含む)、機能モジュール(外部接続IF、位置検出、各種測定など)、及び電源(バッテリ含む)などのハードウェア要素によって実現される。
MAC制御部210は、メディアム・アクセス・制御レイヤ(MACレイヤ)における各種制御を実行する。具体的には、MAC制御部210は、RRCレイヤと物理レイヤとの間に位置付けられるMACレイヤにおいて、RRCレイヤとの各種論理チャネル、及び物理レイヤとのトランスポートチャネルの制御などを実行する。
特に、本実施形態では、MAC制御部210は、MACヘッダ領域に含まれる論理チャネル識別子(LCID)の内容を判定する。
RRCコネクション処理部220は、eNB100と設定されるRRCコネクションに関する処理を実行する。本実施形態において、RRCコネクション処理部220は、コネクション処理部を構成する。
具体的には、RRCコネクション処理部220は、無線基地局から、コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信する。コネクション設定コマンドとは、RRC Connection Reconfiguration、RRC Connection Setup及びRRC Connection Reestablishmentの何れかである。
RRCコネクション処理部220は、eNB100から受信した当該コネクション設定コマンドに基づいて、RRCコネクションの設定または変更を実行する。
また、RRCコネクション処理部220は、RRCコネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを無線基地局に送信する。再コネクション要求コマンドとは、RRC Connection Request及びRRC Connection Reestablishment Requestの何れかである。
特に、本実施形態では、RRCコネクション処理部220は、タイマ制御部240において管理されている再コネクションタイマが満了した場合、コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドをeNB100に送信する。
報知情報受信部230は、eNB100によって報知される報知情報を受信する。具体的には、報知情報受信部230は、Master Information Block(MIB)及びSystem Information Block(SIB)を受信する。MIBは、PBCH(Physical Broadcast Channel)を介して送信され、SIBは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を介して送信される。
特に、本実施形態では、報知情報受信部230は、eNB100から、再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信する。なお、当該タイマ値は、MIBまたはSIBの何れで送信されても構わない。
タイマ制御部240は、再コネクションタイマの動作を制御する。具体的には、タイマ制御部240は、再コネクションタイマの起動、再起動及び停止を実行する。再コネクションタイマは、UE200によるeNB100とのコネクション(RRCコネクション)を再設定手順を実行するまでの時間を計測する。
タイマ制御部240は、RRCコネクション処理部220によるコネクション設定コマンドの受信に応じて、再コネクションタイマを起動する。
また、タイマ制御部240は、報知情報に含まれるタイマ値に基づいて再コネクションタイマを起動する場合、報知情報の受信、またはRRCコネクションの設定状態への遷移に応じて、再コネクションタイマを起動する。
タイマ制御部240は、UE200が再コネクションタイマに基づく動作に対応していることを示す情報(対応情報)を、RRCコネクションの設定または変更に先立ってeNB100に通知することができる。
具体的には、タイマ制御部240は、無線リソース制御レイヤ(RRCレイヤ)またはメディアム・アクセス・制御レイヤ(MACレイヤ)における信号を用いて、当該対応情報をeNB100に通知する。
すなわち、再コネクションタイマをRRC Connection SetupまたはRRC Connection Reestablishment中に設定する場合、Msg.3、具体的には、RRC Connection RequestまたはRRC Connection Reestablishment Requestの中で、再コネクションタイマに基づく動作に対応していることを示す対応情報(UE Capability Infoと呼ばれてもよい)をeNB100に通知する必要がある。
より具体的には、RRCレイヤの信号を用いて対応情報を通知する場合、RRC Connection RequestまたはRRC Connection Reestablishment Request内のスペアビットを用いることができる。
また、MACレイヤの信号を用いて対応情報を通知する場合、MACヘッダ領域に含まれるCCCH SDU(Common Control Channel Service Data Unit)のLCIDの一種として、再コネクションタイマに基づく動作に対応していることを示す専用のLCIDを設定すればよい。例えば、当該専用のLCIDとして、「01100」を用い得る。
タイマ制御部240は、RRCコネクションが設定されていることが確認できる動作が実行された場合、再コネクションタイマを再起動する。
具体的には、タイマ制御部240は、UE200において、次のような条件が満たされた場合、再コネクションタイマを再起動する。
(i)PDCCH(Physical Downlink Control Channel)が下りリンク送信を表示
但し、新規の下りリンク送信に限る
(ii)PDCCHのCRCが正常(正しく復号できた場合)
(iii)PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)のCRCが正常(正しく復号できた場合)
・systemInformtionBlockType1, 2などの報知情報の送信に用いられるPDSCHのCRCが正常(正しく復号できた場合)
(iv)PBCHのCRCが正常(正しく復号できた場合)
(v)MACエンティティによるトランスポートブロック(TB)を正しく復号できた場合
・MAC CE(Control Element)を受信
・DTCH(Dedicated Traffic Channel)データまたはDCCH(Dedicated Control Channel)データを受信
・MACレイヤにおいて、対応するHARQ ACKを送信
(vi)上り方向データまたは上り方向の制御情報が発生
・DTCHデータまたはDCCHデータが発生(特定の論理チャネルグループ(LCG)に属する論理チャネル(LCH)に限定されてもよい)
・スケジューリング要求またはバッファステータスリポート(BSR)送信をトリガ
・UL grantを受信(新規送信に限定されてもよい)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を送信(新規送信に限定されてもよい)
(vii)RLC PDU(Radio Link Control Protocol Data Unit)を受信または送信
- RLC data PDU
・重複破棄やウインドウ外受信は対象外としてもよい
・特定のベアラに限定されていてもよい(例えば、DRB)
- RLC stature reportなどの特定のRLC control PDU
(viii)PDCP PDU(Packet Data Convergence Protocol PDU)を受信或いは送信
- PDCP data PDU
・受信の場合、重複破棄やウインドウ外受信は対象外としてもよい
・特定のベアラに限定されていてもよい(例えば、DRB)
- 特定のPDCP control PDU
(ix)再コネクションタイマのタイマ値変更指示を受信
また、タイマ制御部240は、RRCコネクションが再設定されることが確認できる動作が実行された場合、再コネクションタイマを停止する。
具体的には、タイマ制御部240は、UE200において、次のような条件が満たされた場合、再コネクションタイマを停止する。
(i)他の条件によりRRCコネクションの再設定が起動
(ii)T304(ハンドオーバ)起動
(iii)RRCアイドル状態への遷移
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、eNB100とUE200とによるRRCコネクションの設定及び変更動作について説明する。より具体的には、UE200では、所定時間を経過した場合にRRC Connection Requestを起動するため、再コネクションタイマが用いられる
(3.1)動作例1
図3は、eNB100とUE200とによるRRCコネクションの設定及び変更動作シーケンス(動作例1)を示す。動作例1では、UE200は、RRC Connection Reconfigurationの受信に応じて再コネクションタイマを起動する。
図3に示すように、eNB100は、RRC Connection ReconfigurationをUE200に送信する(S10)。なお、eNB100がRRC Connection Reconfigurationを送信するまで、eNB100とUE200とでは、RRCコネクションが設定されている状態である。
UE200は、RRC Connection Reconfigurationの受信に応じて、再コネクションタイマを設定し、起動する(S15)。具体的には、UE200は、RRC Connection Reconfigurationの受信後、当該RRC Connection Reconfigurationに含まれる内容に基づいて無線パラメータを設定するタイミングと同じタイミングに再コネクションタイマを起動することが好ましい。
但し、再コネクションタイマは、RRC Connection Reconfigurationの受信直後(例えば、図中のt0のタイミング)に起動してもよいし、RRC Connection Reconfigurationの受信後、所定時間経過後に起動してもよい。つまり、図3では、RRC Connection Reconfiguration Completeを送信する前に再コネクションタイマが起動されているが、RRC Connection Reconfiguration Completeの送信後に再コネクションタイマが起動されてもよい。
UE200は、RRC Connection Reconfigurationに基づいてRRCコネクションの設定を変更し、当該変更が完了したことを示すRRC Connection Reconfiguration CompleteをeNB100に送信する(S20)。
その後、ここでは、UE200向けの下りリンク(DL)データが発生し、eNB100は、当該下りデータをUE200に送信する(S30)。UE200は、当該下りデータを受信する。また、UE200は、当該下りデータを受信したことに伴って、再コネクションタイマを再起動(リセット)する(図中のt1のタイミング)。つまり、t1のタイミングでは再コネクションタイマは満了しておらず、再コネクションタイマが再起動されることによって、再コネクションタイマによる経過時間の計測が改めて開始される。
次いで、再コネクションタイマが満了(図中のt2のタイミング)する。UE200は、再コネクションタイマが満了したことに応じて、RRCコネクションの再設定を要求するRRC Connection Reestablishment RequestをeNB100に送信する(S40)。
RRC Connection Reestablishment Requestを受信したeNB100は、RRCコネクションの設定に必要な情報などを含むRRC Connection ReestablishmentをUE200に送信する(S50)。
RRC Connection Reestablishmentを受信したUE200は、RRCコネクションを再設定し、RRCコネクションの再設定が完了したことを示すRRC Connection Reestablishment CompleteをeNB100に送信する(S60)。
(3.2)動作例2
図4は、eNB100とUE200とによるRRCコネクションの設定及び変更動作シーケンス(動作例2)を示す。動作例2では、UE200は、報知情報に基づいて再コネクションタイマを起動する。
図4に示すように、eNB100は、UE200に向けて報知情報を送信する(S110)。具体的には、eNB100は、所定の下り物理チャネル(PBCH, PDSCH)を介して送信されるシステム情報(SIB, MIB)を送信する。
当該報知情報には、UE200の再コネクションタイマの設定情報が含まれる。具体的には、再コネクションタイマに設定されるタイマ値(計測時間)が含まれる。また、タイマ値以外の情報(例えば、再コネクションタイマを起動するタイミング)が含まれてもよい。
UE200は、eNB100によって送信(ブロードキャスト)された報知情報を受信し、当該報知情報に含まれる再コネクションタイマの設定情報を取得する(S120)。なお、UE200は、再コネクションタイマの設定情報(タイマ値)を取得したタイミングで、再コネクションタイマを設定してもよい。
次いで、UE200は、無線通信システム10との通信要求が発生したことに伴って、RRC Connection RequestをeNB100に送信する(S130)。
RRC Connection Requestを受信したeNB100は、RRCコネクションの設定に必要な情報などを含むRRC Connection SetupをUE200に送信する(S140)。
RRC Connection Setupを受信したUE200は、RRCコネクションを設定し、RRCコネクションの設定が完了したことを示すRRC Connection Setup CompleteをeNB100に送信する(S150)。
また、UE200は、RRCコネクションの設定手順(S130〜S150)の完了直後、具体的には、RRC Connection Setup Completeの送信に合わせて再コネクションタイマを起動する(S160)。
なお、UE200は、RRC Connection Setupの受信後、当該RRC Connection Setupに含まれる内容に基づいて無線パラメータを設定するタイミングと同じタイミングに再コネクションタイマを起動してもよいし、UE200がRRCコネクションの設定状態(RRC Connected)に遷移したときに再コネクションタイマを起動してもよい。RRCコネクションの設定状態(RRC Connected)に遷移とは、具体的には、RRC Connection Setupの内容に基づいてRRCコネクションの設定が完了した時点、或いはRRC Connection Setup Completeを送信した時点としてもよい。
なお、以降の処理、具体的には、S170〜S200の処理は、動作例1のS30〜S60と同様であるため、説明を省略する。
(3.3)変更例
上述した動作例1及び動作例2では、UE200が、RRC Connection Reestablishment RequestをeNB100に送信していたが、RRC Connection Reestablishment Requestには、タイマ(再コネクションタイマ)満了によるRRCコネクションの再設定の要求であることを意味するcause値が含まれていてもよい。
図5(a)及び(b)は、本変更例に係るRRC Connection Reestablishment Requestの構成例及びフィールド説明の記載例を示す。
図5(a)に示すように、RRC Connection Reestablishment Requestのcause値(ReestablishmentCause)として、タイマ満了であることを示す「timerExpiry-r14」(下線部参照)が含まれている。
また、図5(b)に示すように、「timerExpiry-r14」は、RRC Connection Reestablishment RequestがRRCコネクションの再設定のためのタイマ(再コネクションタイマ)の満了であることを意味する。
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、上述した動作例1によれば、コネクション設定コマンド(RRC Connection Reconfiguration)の受信に応じて、再コネクションタイマを起動され、再コネクションタイマが満了すると、RRCコネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンド(RRC Connection Reestablishment Request)が送信される。
このため、後述するように、eNB100とUE200とが管理している状態に不一致が生じた場合でも、所定時間が経過すると必ずRRCコネクションが再設定される。これにより、eNB100とUE200において管理されている状態に不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得る。
また、動作例2によれば、タイマ値を含む報知情報の受信後に実行されるRRCコネクションの設定手順(S130〜S150)の完了直後に再コネクションタイマが起動され、再コネクションタイマが満了すると、RRCコネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンド(RRC Connection Reestablishment Request)が送信される。
これにより、動作例1と同様に、eNB100とUE200とが管理している状態に不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得る。また、動作例2によれば、報知情報によってタイマ値を制御できるため、無線アクセスネットワーク20(つまり、オペレータ)主導でUE200の動作を制御することができる。
次いで、図6及び図7を参照して、本実施形態に係るUE200の作用及び効果について、さらに説明する。図6は、本実施形態に係るUE200とeNB100とが管理している状態に不一致が生じた後の動作概要を示す。一方、図7は、従来のユーザ装置(UE)とeNB100とが管理している状態に不一致が生じた後の動作概要を示す。
図6に示すように、UE200の場合、eNB100が送信したRRC Connection Releaseが、伝播環境の瞬間的な劣化などによってUE200に到達せず、UE200とeNB100とが管理するUE200の状態に不一致(図中のConnected, Idle)が生じても、再コネクションタイマが満了するとRRC Connection Reestablishment Requestが送信されることによって、当該不一致の状態が長い時間に亘って継続されることを防止できる。この結果、UE200は、eNB100からのRRCコネクションの変更などを処理できる。
上述したように、このような状態の不一致は、RRC Connection Releaseに対するUE200からの応答を受信できないeNB100が、RRCコネクション、つまり、無線区間を解放することに起因する。RRC Connection Reestablishment Requestが送信されることによって、UE200の状態を一致(Connected)させることができる。
なお、仮に、RRC Connection Reestablishment Requestによる再設定が失敗すれば、UE200は、アイドル状態に遷移するため、eNB100が管理しているアイドル状態と一致する。従って、このような場合でも、結果的に当該不一致の状態が長い時間に亘って継続されることを防止できる。
一方、図7に示すように、再コネクションタイマを備えていない従来のUEの場合、UE200が、RRCコネクションの再設定を実行しない限り、当該不一致の状態が長い時間に亘って継続してしまう。特に、MTC-UEでは、通信頻度が低い場合があり、当該不一致の状態が長い時間に亘って継続する可能性がある。
このような不一致の状態において、当該UEがアイドル状態であると認識しているeNB100が、当該UEに対してページングを実行した場合、当該UEは正常に応答せず当該ページングを処理できない。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、再コネクションタイマが満了した場合、RRCコネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンド(RRC Connection RequestまたはRRC Connection Reestablishment Request)をeNB100に送信していた。
一方、本実施形態では、UE200が、下りリンク(DL)及び上りリンク(UL)データの発生を監視する不活性時間タイマ(Inactivity timer)を起動し、Inactivity timerが満了した場合、自律的にRRCコネクションを解放する。これにより、図7に示したようなUE200とeNB100とが管理しているUE200の状態の不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高める。
具体的には、RRCコネクションの確立後、eNB100は、UE200またはMME300からUE Capability Infoを取得し、UE200がRRCコネクションの自律的な解放に対応していることを確認する。その後、eNB100は、RRC Connection Reconfigurationを用いてInactivity timerを設定する。
しかしながら、このようなUE200によるRRCコネクションの自律的な解放には、次のような問題がある。具体的には、Active flagがOFFであるTracking Area Update(TAU)、つまり、ULデータの送信を伴わないTAUの場合、TAUの処理のみが実行され、RRCコネクションが解放される。従って、eNB100は、UE Capability Infoの内容を確認してRRC Connection Reconfigurationを送信するタイミングがなく、UE200がRRCコネクションを自律的に解放するためのInactivity timerを設定することができない。
本実施形態では、このような問題点を解決する無線通信システム10の機能及び動作について説明する。以下、上述した第1実施形態と異なる部分について主に説明し、同様の部分については説明を省略する。
(1)ユーザ装置の機能ブロック構成
本実施形態においても、UE200の機能ブロック構成は、第1実施形態と同様(図2参照)である。本実施形態では、タイマ制御部240は、UE200がコネクション(RRCコネクション)を解放するまでの時間を計測するInactivity timerを起動する。
具体的には、タイマ制御部240は、RRCコネクション処理部220が送信した対応通知に対する無線アクセスネットワーク20からの応答通知(後述するTAU AcceptまたはAttach Accept)に応じて、Inactivity timerを起動する。
また、本実施形態では、RRCコネクション処理部220は、UE200が自律的にコネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワーク20に送信する。
具体的には、RRCコネクション処理部220は、RRC Connection Setup Completeと同時に、TAU Request(UE200の位置登録要求)を無線アクセスネットワーク20に送信する。TAU Requestには、UE200が自律的にコネクションを解放する機能に対応していることを通知する情報要素が含まれている。従って、RRCコネクション処理部220は、TAU Requestを同時に送信することによって、UE200が自律的にコネクションを解放することに対応していることを無線アクセスネットワーク20に通知する。
また、RRCコネクション処理部220は、RRC Connection Setup Completeと同時に、Attach Request(UE200の無線アクセスネットワーク20への登録)を無線アクセスネットワーク20に送信することもできる。Attach Requestには、UE200が自律的にコネクションを解放する機能に対応していることを通知する情報要素が含まれている。つまり、RRCコネクション処理部220は、Attach Requestを同時に送信することによって、UE200が自律的にコネクションを解放することに対応していることを無線アクセスネットワーク20に通知することもできる。
RRCコネクション処理部220は、タイマ制御部240によって起動されたInactivity timerが満了した場合、eNB100とのコネクション(RRCコネクション)を解放する。つまり、RRCコネクション処理部220は、Inactivity timerが満了した場合、コネクション設定コマンドは送信せず、当該コネクションを自律的に解放する。
RRCコネクション処理部220は、自律的にコネクションを解放した場合、eNB100とコネクションを次に設定する際に、自律的にコネクションを解放したことをeNB100に通知する。つまり、RRCコネクション処理部220は、前回のRRCコネクションがInactivity timerが満了によって解放されたことをeNB100に通知する。
また、RRCコネクション処理部220は、eNB100とコネクションを次に設定する際に、自律的にコネクションを解放した時点におけるUE200の状態をeNB100に通知することができる。具体的には、RRCコネクション処理部220は、UE200の位置情報、接続中のセル(自セル)及び近隣セル(他セル)のRSRP/RSRQ(Reference Signal Received Power/Reference Signal Received Quality)の測定結果を通知する。
(2)無線通信システムの動作
次に、本実施形態に係る無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、Inactivity timerを用いたUE200によるRRCコネクションの自律的な解放に関する動作について説明する。
(2.1)RRCコネクションの解放動作
図8は、UE200によるRRCコネクションの自律的な解放を実行するまでのシーケンス(動作例1)を示す。
図8に示すように、UE200は、無線通信システム10との通信要求が発生したことに伴って、RRC Connection RequestをeNB100に送信する(S210)。
RRC Connection Requestを受信したeNB100は、RRCコネクションの設定に必要な情報などを含むRRC Connection SetupをUE200に送信する(S220)。なお、S210, S220の動作は、図4に示した第1実施形態の動作例2と同様である。
RRC Connection Setupを受信したUE200は、RRCコネクションを設定し、RRCコネクションの設定が完了したことを示すRRC Connection Setup CompleteをeNB100に送信する(S230)。さらに、UE200は、RRC Connection Setup Completeとともに、TAU Request(Non Access Stratum(NAS)メッセージの一種)を同時にMME300に送信する(S240)。
UE200がこのタイミングで送信するTAU Requestは、UE200がRRCコネクションの自律的な解放に対応していることを意味する。つまり、TAU Requestは、UE200がRRCコネクションの自律的な解放に対応していることを示す情報要素(対応通知)を含む。
MME300は、受信した当該TAU Requestに含まれる情報要素に応じて、TAU Requestに対する応答であるTAU Acceptを、eNB100を経由してUE200に送信する(S250)。具体的には、MME300は、TAU Acceptを用いてInactivity timerの設定をUE200に指示する。
また、MME300は、TAU Acceptの送信と同時に、NAS Downlink Transportを用いてInactivity timerの設定をeNB100にも指示する(S260)。つまり、TAU Acceptは、NAS Downlink Transportと一緒に送信される。
UE200は、受信したTAU Acceptに応じて、TAU CompleteをMME300に送信する(S270)。また、UE200は、TAU Acceptに基づいて、Inactivity timerを設定し、Inactivity timerを起動する(S280)。
Inactivity timerの満了前に下りリンク(DL)データが発生した場合、UE200は、Inactivity timerを再起動する(S290)。一方、Inactivity timerが満了した場合、UE200は、eNB100と設定されていたRRCコネクションを解放する(S300)。
図9は、UE200によるRRCコネクションの自律的な解放を実行するまでのシーケンス(動作例2)を示す。動作例1との相違点は、TAU Request/TAU Accept/TAU Completeに代えて、Attach Request/Attach Accept/Attach Completeが用いられる点であり、全体的なシーケンスは、動作例1と同様である。以下、動作例1と異なる点について主に説明する。
MME300は、Attach Acceptの送信と同時に、Initial Context Setupを用いてInactivity timerの設定をeNB100にも指示する(S360)。
図10は、UE200内部におけるRRCコネクションの解放動作フローを示す。具体的には、図10は、UE200のNASレイヤにおけるタイマ(Inactivity timer)管理フローを示す。
図10に示すように、UE200は、TAU Accept(またはAttach Accept)を受信する(S410)。
UE200は、TAU Accept(Attach Accept)の受信に基づいて、Inactivity timerを設定する(S420)。具体的には、UE200は、Inactivity timerが満了するまでの時間などを設定する。また、UE200は、Inactivity timerを起動する。
Inactivity timerを起動した後、UE200は、制御プレーン(Cプレーン)及びユーザプレーン(Uプレーン)におけるデータの送受信、つまり、下りリンクでのデータ受信及び上りリンクでのデータ送信の有無を監視する(S430)。このように、UE200は、NAS(3GPP TS 24.301参照)レイヤにおいて、当該データの送受信の有無に基づいて、Inactivity timerの起動、停止、再起動及び満了(start/stop/restart/expiry)を管理する。
UE200は、当該データの送受信を検出した場合、Inactivity timerを再起動する(S440)。
UE200は、所定時間が経過し、Inactivity timerが満了したか否かを判定する(S450)。Inactivity timerが満了した場合、UE200は、RRCレイヤに対してRRCコネクションの解放を要求する(S460)。この後、UE200のRRCレイヤは、RRCコネクションを自律的に解放する。
(2.2)RRCコネクションの自律的な解放の通知
上述したように、UE200は、Inactivity timerの満了に伴って、設定済みのRRCコネクションを自律的に解放するが、無線アクセスネットワーク20(eNB100)は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したことを認識できない。
そこで、UE200がRRCコネクションを自律的に解放した後、次のRRCコネクションの設定時に、UE200は、RRCコネクションを自律的に解放したことをeNB100に通知する。
図11は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したことを通知するシーケンスを示す。上述したように、UE200は、Inactivity timerの満了に伴って、RRCコネクションを自律的に解放する(S300, S400)。
その後、UE200は、無線通信システム10との通信要求(データの送受信など)が発生したことに伴って、RRC Connection RequestをeNB100に送信する(S510)。
RRC Connection Requestを受信したeNB100は、RRCコネクションの設定に必要な情報などを含むRRC Connection SetupをUE200に送信する(S520)。
RRC Connection Setupを受信したUE200は、RRCコネクションを設定し、RRCコネクションの設定が完了したことを示すRRC Connection Setup CompleteをeNB100に送信する(S530)。
この際、UE200は、前回設定していたRRCコネクションがInactivity timerの満了によって自律的に解放されたこと示すコネクション解放通知をRRC Connection Setup Completeに含める。具体的には、当該コネクション解放通知として、”lastConnRelease”のフィールドをRRC Connection Setup Completeに含める。”lastConnRelease”のフィールドは、”timerExpiry”と設定される。これにより、eNB100は、Inactivity timerの満了により、RRCコネクションが解放されたことを認識できる。従って、UE200とeNB100とにおけるUE200の状態のミスマッチを防止し得る。
図12は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したこと、及びRRCコネクション解放時におけるUE200の状態を通知するシーケンスを示す。図12に示すS300, S400, S510〜S530の動作は、図11と同様である。
但し、UE200は、後述するようなUE200の状態を通知するため、”lastConnRelease”ではなく、”connReleaseInfoAvailable”のフィールドをRRC Connection Reestablishment Completeに含める。”connReleaseInfoAvailable”は、UE200がRRCコネクションを自律的に解放したこと、及びUE200がRRCコネクション解放時におけるUE200の状態を示す情報(解放時取得情報)を保持しているか否かを示す。
また、UE200は、RRCコネクション解放時におけるUE200の状態を”VarConnReleaseReport”のフィールドに格納する。VarConnReleaseReportには、UE200の位置情報、接続中のセル(自セル)及び近隣セル(他セル)のRSRP/RSRQを含めることができる。
コネクション解放通知(connReleaseInfoAvailable)を受信したeNB100は、UE Information RequestをUE200に送信し、前回のRRCコネクションの解放時におけるUE200の状態を示す情報(解放時取得情報)の報告を要求する(S540)。
具体的には、eNB100は、UE Information Requestに含まれる”connReleaseReportReq”フィールドをtrueに設定する。
UE Information Request(”connReleaseReportReq”フィールドがtrue)を受信したUE200は、前回のRRCコネクションの解放時におけるUE200の状態を示す情報(解放時取得情報)をeNB100に報告する(S550)。具体的には、UE200は、VarConnReleaseReportに格納されているUE200の位置情報、自セル及び他セルのRSRP/RSRQを”connReleaseReport”のフィールドに含めたUE Information ResponseをeNB100に送信する。
(3)作用・効果
本実施形態に係る無線通信システム10によれば、UE200が自律的にコネクションを解放することに対応していることを示す対応通知(TAU RequestまたはAttach Request)を無線アクセスネットワーク20に送信する。また、UE200は、当該対応通知に対する無線アクセスネットワーク20からの応答通知(TAU AcceptまたはAttach Accept)に応じて、Inactivity timerを起動する。そして、UE200は、Inactivity timerが満了した場合、eNB100とのRRCコネクションを自律的に解放する。
このため、上述したように、TAUの処理のみが実行され、RRCコネクションが解放される場合でも、Inactivity timerを確実に設定及び起動させることができる。これにより、RRCコネクションを自律的に解放しつつ、UE200とeNB100とが管理しているUE200の状態の不一致が生じる可能性を低減し、通信の継続性をさらに高め得る。
本実施形態では、UE200は、自律的にRRCコネクションを解放した場合、eNB100とRRCコネクションを次に設定する際に、自律的にRRCコネクションを解放したことをeNB100に通知(RRC Connection Setup Completeに含まれるlastConnReleaseまたはconnReleaseInfoAvailable)することができる。
さらに、UE200は、eNB100とRRCコネクションを次に設定する際に、自律的にRRCコネクションを解放した時点におけるUE200の状態をUE200に通知(UE Information Responseに含まれるconnReleaseReport)することができる。
このため、eNB100は、UE200が自律的にRRCコネクションを解放したこと、及び当該解放時におけるUE200の状態を認識できる。これにより、UE200とeNB100とが管理しているUE200の状態の不一致が生じる可能性をさらに低減できる。
[その他の実施形態]
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した第1実施形態(動作例1)では、RRC Connection Reconfigurationの受信に応じて再コネクションタイマが起動される例について説明したが、RRC Connection Reconfigurationに限らず、再コネクションタイマが起動されていない場合には、RRC Connection SetupまたはRRC Connection Reestablishmentの受信に応じて再コネクションタイマが起動されてもよい。
また、上述した第1実施形態では、報知情報としてSIB(またはMIB)を用いる例について説明したが、報知情報は、このようなシステム情報に限られず、例えば、UE200に向けて個別に送信されるような情報であってもよい。
上述した実施形態におけるシーケンス及びフローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。
また、本明細書で説明した用語及び/または本明細書の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/またはシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用されてもよい。
さらに、上述したパラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
eNB100(基地局)は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、及び「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
UE200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
さらに、「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形の用語は、「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書で使用した「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。従って、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
また、本発明は、以下のように表現されてもよい。本発明の一態様に係るユーザ装置(UE200)は、無線リソース制御レイヤ(RRCレイヤ)におけるコネクションを無線基地局(eNB100)と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンド(例えば、RRC Connection Reconfiguration)を受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部(RRCコネクション処理部220)と、前記コネクション処理部による前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部(タイマ制御部240)とを備え、前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係るユーザ装置は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部と、前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信する報知情報受信部(報知情報受信部230)とを備え、前記タイマ制御部は、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様において、前記タイマ制御部は、無線リソース制御レイヤまたはメディアム・アクセス・制御レイヤにおける信号を用いて、前記ユーザ装置が前記再コネクションタイマに基づく動作に対応していることを示す情報を、前記コネクションの設定または変更に先立って前記無線基地局に通知してもよい。
本発明の一態様において、前記タイマ制御部は、前記コネクションが設定されていることが確認できる動作が実行された場合、前記再コネクションタイマを再起動しておもよい。
本発明の一態様において、前記タイマ制御部は、前記コネクションが再設定されることが確認できる動作が実行された場合、前記再コネクションタイマを停止してもよい。
本発明の一態様に係るユーザ装置は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する。前記ユーザ装置は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマ(Inactivity timer)を起動するタイマ制御部とを備え、前記コネクション処理部は、前記ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知(TAU RequestまたはAttach Request)を無線アクセスネットワーク(無線アクセスネットワーク20)に送信し、前記タイマ制御部は、前記対応通知に対する前記無線アクセスネットワークからの応答通知(TAU AcceptまたはAttach Accept)に応じて、前記不活性時間タイマを起動し、前記コネクション処理部は、前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放する。
本発明の一態様において、前記コネクション処理部は、自律的に前記コネクションを解放した場合、前記無線基地局と前記コネクションを次に設定する際に、自律的に前記コネクションを解放したことを前記無線基地局に通知してもよい。
本発明の一態様において、前記コネクション処理部は、前記無線基地局と前記コネクションを次に設定する際に、自律的に前記コネクションを解放した時点における前記ユーザ装置の状態を前記無線基地局に通知していもよい。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと
を含み、前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと、前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信するステップとを含み、前記再コネクションタイマを起動するステップでは、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する場合に用いられる。前記無線通信方法は、前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワークに送信するステップと、前記無線アクセスネットワークからの前記対応通知に対する応答通知に応じて、前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマを起動するステップと、前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放するステップとを含む。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10 無線通信システム
20 無線アクセスネットワーク
100 eNB
200 UE
210 MAC制御部
220 RRCコネクション処理部
230 報知情報受信部
240 タイマ制御部
300 MME

Claims (10)

  1. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定するユーザ装置であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、
    前記コネクション処理部による前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部と
    を備え、
    前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信するユーザ装置。
  2. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定するユーザ装置であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、
    前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するタイマ制御部と、
    前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信する報知情報受信部と
    を備え、
    前記タイマ制御部は、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、
    前記コネクション処理部は、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信するユーザ装置。
  3. 前記タイマ制御部は、無線リソース制御レイヤまたはメディアム・アクセス・制御レイヤにおける信号を用いて、前記ユーザ装置が前記再コネクションタイマに基づく動作に対応していることを示す情報を、前記コネクションの設定または変更に先立って前記無線基地局に通知する請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記タイマ制御部は、前記コネクションが設定されていることが確認できる動作が実行された場合、前記再コネクションタイマを再起動する請求項1または2に記載のユーザ装置。
  5. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定するユーザ装置であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するコネクション処理部と、
    前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマを起動するタイマ制御部と
    を備え、
    前記コネクション処理部は、前記ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワークに送信し、
    前記タイマ制御部は、前記対応通知に対する前記無線アクセスネットワークからの応答通知に応じて、前記不活性時間タイマを起動し、
    前記コネクション処理部は、前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放するユーザ装置。
  6. 前記コネクション処理部は、自律的に前記コネクションを解放した場合、前記無線基地局と前記コネクションを次に設定する際に、自律的に前記コネクションを解放したことを前記無線基地局に通知する請求項5に記載のユーザ装置。
  7. 前記コネクション処理部は、前記無線基地局と前記コネクションを次に設定する際に、自律的に前記コネクションを解放した時点における前記ユーザ装置の状態を前記無線基地局に通知する請求項6に記載のユーザ装置。
  8. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する無線通信方法であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、
    前記コネクション設定コマンドの受信に応じて、前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと
    を含み、
    前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する無線通信方法。
  9. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する無線通信方法であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、
    前記コネクションを再設定するまでの時間を計測する再コネクションタイマを起動するステップと、
    前記無線基地局から、前記再コネクションタイマに設定されるタイマ値を含む報知情報を受信するステップと
    を含み、
    前記再コネクションタイマを起動するステップでは、前記報知情報の受信、または前記コネクションの設定状態への遷移に応じて、前記再コネクションタイマを起動し、
    前記コネクションの設定または変更を実行するステップでは、前記再コネクションタイマが満了した場合、前記コネクションの再設定を要求する再コネクション要求コマンドを前記無線基地局に送信する無線通信方法。
  10. 無線リソース制御レイヤにおけるコネクションを無線基地局と設定する無線通信方法であって、
    前記無線基地局から、前記コネクションの設定または変更を指示するコネクション設定コマンドを受信し、前記コネクション設定コマンドに基づいて、前記コネクションの設定または変更を実行するステップと、
    ユーザ装置が自律的に前記コネクションを解放することに対応していることを示す対応通知を無線アクセスネットワークに送信するステップと、
    前記無線アクセスネットワークからの前記対応通知に対する応答通知に応じて、前記ユーザ装置が前記コネクションを解放するまでの時間を計測する不活性時間タイマを起動するステップと、
    前記不活性時間タイマが満了した場合、前記コネクションを解放するステップと
    を含む無線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112534962A (zh) * 2018-08-08 2021-03-19 株式会社Ntt都科摩 无线接入系统和通信装置

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