JP2018501689A - 複数の移動体間の通信を管理する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法に関する。通信のために1個以上の通信チャネルが使用される。各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能である。各移動体は前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能である。該方法は、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち、a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節するステップと、b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップとを含む。

Description

欧州特許出願第14194033.8号の内容は、ここに本明細書の一部を構成するものとして援用される。
本発明は、車両等の複数の移動体間の通信を管理する方法に関する。
また、本発明は、車両等の複数の移動体間の通信を管理するシステムに関する。
また、本発明は、前記移動体によって実行される移動体の通信を管理する方法に関する。
また、本発明は、車両等の複数の移動体間の通信を管理する方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体に関する。
本発明の実施形態は、移動体間の通信を使用するいかなる種類の応用分野にも適用可能であるが、以下では安全および効率の応用分野に関して説明する。
本発明の実施形態は、送受信されるいかなる種類の情報にも適用可能であるが、以下では車両間で交換される協調認識メッセージに関して説明する。
本発明の実施形態は、いかなる種類の移動体にも適用可能であるが、以下では例えば自動車等の車両のような車両の高度輸送システムステーション(intelligent transport system station, ITS−S)に関して説明する。
車両間、および車両と道路沿いのインフラストラクチャとの接続およびブロードバンド無線アクセスに対する需要の増大により、車両アドホックネットワーク(vehicular ad hoc network)の概念が生じている。このようないわゆるVANETは、この十年来、ますます注目を集めている。高度輸送に関する最も重要なアプリケーションの1つは、車両がVANET上で情報を交換することにより交差点で相互を認識することである。これにより、交差点での衝突の可能性が減少する。もう1つの例として、幹線道路上でVANETによって提供される衝突回避がある。道路の一部で交通事故や交通渋滞があるとき、この情報が交換され、進路変更の機会を有する車両に通知される。他方、快適さのためのアプリケーションとして、インターネット接続、超広帯域通信システム等がある。娯楽情報番組やピアツーピアアクセスは、この種のVANETアプリケーションの例である。
VANETに関してこれまでかなりの研究努力がなされてきているが、解決する必要のあるいくつかの重要な技術的課題が依然として存在する。これには以下の課題が含まれる。
・ネットワークトポロジーおよびリンク状態が時間変化する。車両ノード間の距離が距離および時間に関して変化する可能性があるからである。
・安全目的のために自車両を近隣車両に接続することが必要となっても、障害物、交差点、樹木の葉等のために接続が困難なことがある。
・限られたパワーおよびレートのリソースを用いて認識(アウェアネス)を増大させること。
・都市、郊外および農村地域のようないかなる種類の環境特性にも対処すること。例えば、都市域のほうが車両の速度は遅く、障害物、散乱体および反射の効果は高い。これに対して、幹線道路のケースでは速度は速く、道路の周りに障害物はほとんどない。
協調車両間アプリケーションは通常、単一の制御チャネル上で車両間でブロードキャストされる単一ホップのステータスメッセージの交換に基づいている。これは、車両の位置、速度、進行方向、加速度およびその他の興味のあるデータに関する詳細な情報を提供する。このようなメッセージをビーコンといい、固定または可変のビーコン発信レートで周期的に送信される。周期的ビーコンによる無線チャネル上の負荷が集積すると、他のタイプのメッセージの送信を制限または阻害し得る点に達することがある。これを、ビーコン発信活動によるチャネル輻輳という。この状況を防止するため、例えば各車両のビーコン発信レートを制御する方式を提供することができる。
例えば、非特許文献1には、送信レートとしての次のビーコンレートが、現在のチャネルビジー比のフィードバックを使用することにより適応される。反復の結果として、ビーコンレートは単一の一定値に収束する。
別のレート適応手続きが、例えば非特許文献2および非特許文献3に開示されている。
パワー適応手続きは、例えば非特許文献4に開示されている。この文献においては、送信パワーが近隣の数に応じて適応される。送信パワーは、近隣の数が閾値を下回る場合に増大され、そうでない場合は減少される。しかし、これは無制限のチャネル容量に対してのみ適切である。また、この場合のもう1つの問題として、変化する環境条件を考慮に入れることができない。
非特許文献5には、リソースの持分を等しくして送信パワーと送信レートの間の関係を用いた、パワー・レート複合適応手続きが示されている。しかし、それぞれの自ノードの所望のビーコンレートが車両の速度および距離に応じて異なり得るのに、同じ帯域幅が割り当てられている。
G. Bansal, K. Rohrs, J. B., and C. E., "Limeric: A linear adaptive message rate algorithm for dsrc congestion control," IEEE Transactions on Vehicular Technology, vol. 62, no. 9, pp. 4182-4197, Nov. 2013 K. Ogura, J. Katto, and M. Takai, "Braeve: Stable and adaptive bsm rate control over ieee802.11p vehicular networks," in IEEE Consumer Communications and Networking Conference (CCNC). New York: IEEE, 2013, pp. 745 -748 T. Tielert, D. Jiang, Q. Chen, L. Delgrossi, and H. Hartenstein, "Design methodology and evaluation of rate adaptation based congestion control for vehicle safety communications," in IEEE Vehicular Networking Conference (VNC). New York: IEEE, 2011, pp. 116-123 G. Caizzone, P. Giacomazzi, L. Musumeci, and G. Verticale, "A power control algorithm with high channel availability for vehicular ad hoc networks." New York: IEEE, 2005, pp. 3171 - 3176 L. L., R. Baldessari, P. Salvador, A. Festag, and Z. Wenhui, "Performance Evaluation of Beacon Congestion Control Algorithms for VANETs ," in IEEE Global Telecommunications Conference (GLOBECOM 2011), Dec. 2011, pp. 1-6
そこで、本発明の実施形態は、上記の課題に加えて、とりわけ容易な実装と、到達距離内の通信および移動体のセットにおける変動への迅速な適応という問題を解決する。
一実施形態において、本発明は、車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法を提供する。本方法において、
・通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
該方法は、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち
a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節するステップと、
b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップと
を含む。
さらなる実施形態において、本発明は、車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理するシステムを提供する。本システムにおいて、
・通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
前記移動体の少なくとも1つが、
a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節し、
b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させる
ように動作可能である。
さらなる実施形態において、本発明は、車両等の移動体の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法を提供する。該方法は該移動体によって実行され、該移動体が、
・通信のために1個以上の通信チャネルを使用し、
・前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節し、
・前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節する
ように適応されるとともに、
a)目標協調認識比が達成されるように、自己の送信パワーレベルを調節し、
b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、送信レートを適応させる
ように適応される。
さらなる実施形態において、本発明は、車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体を提供する。本コンピュータ可読媒体において、
・通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
該方法は、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち
a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節するステップと、
b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップと
を含む。
さらなる実施形態において、本発明は、1個以上の車両によって実行される、レートとパワーを複合した分散輻輳制御DCC方法を提供する。本方法において、協調認識メッセージCAMが車両の位置および/または移動に関する近隣車両の情報のために交換され、協調認識が、車両の伝搬環境および該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善される。
さらなる実施形態において、本発明は、複数の車両を含むレートとパワーを複合した分散輻輳制御DCCを行うシステムを提供する。本システムにおいて、前記車両はそれぞれ、協調認識メッセージCAMを送信する送信部と、近隣車両からCAMを受信する受信部とを有し、前記CAMは車両の位置および/または移動に関する情報を含み、協調認識が、車両の伝搬環境および/または該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善される。
さらなる実施形態において、本発明は、請求項1ないし19のいずれか1項および/または請求項20ないし26のいずれか1項に記載の方法を実行するように動作可能な複数の車両を提供する。
さらなる実施形態において、本発明は、1個以上の車両によって実行可能なレートとパワーを複合した分散輻輳制御DCC方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体を提供する。本コンピュータ可読媒体において、協調認識メッセージCAMが車両の位置および/または移動に関する近隣車両の情報のために交換され、協調認識が、車両の伝搬環境および該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善される。
実施形態の少なくとも1つは、以下の利点の少なくとも1つを有する。
・所与の認識レートに対するチャネル利用の改善、または、所与のチャネル利用に対する協調認識の改善
・所望の認識(アウェアネス)に対するパワーを調節するためにさまざまな手段を利用することに関するフレキシビリティ
・従来技術と比較して良好な伝搬環境におけるレートの増大
・集中的なインフラストラクチャが不要であることによる容易な実装
・チャネル特性および到達距離内の移動体のセットにおける変動への迅速な適応
「移動体」という用語は、その最も広い意味で解されるべきであり、明細書において好ましくは、そして特許請求の範囲において特に、例えば自動車、トラック、飛行機、バス、自転車、ドローン等の車両高度輸送システムステーションのように移動可能な任意の種類の物体を指す。
「計算装置」、「コンピュータ」あるいは「計算要素」等の用語は、特許請求の範囲において特に、そして明細書において好ましくは、パーソナルコンピュータ、タブレット、携帯電話、サーバ等のような計算を実行するのに適応した装置を指し、1個以上のコアを有する1個以上のプロセッサを備え、本発明の1個以上の実施形態の対応するステップを実行するのに適応したアプリケーションを格納するメモリに接続可能である。アプリケーションは、プロセッサが作用可能なメモリにインストールされたソフトウェアおよび/またはハードウェアのいずれでもよい。計算装置、コンピュータあるいは計算要素は、計算されるべき対応するステップが最適化された形で実行されるように適応可能である。例えば、相異なるステップが単一のプロセッサで、その相異なるコア上で並列に実行されてもよい。
「コンピュータ可読媒体」という用語は、計算装置、要素あるいはコンピュータとともに使用可能であって情報を格納することができるいかなる種類の媒体を指してもよい。前記情報は、コンピュータのメモリに読込可能ないかなる種類のデータであってもよい。例えば、前記情報は、前記コンピュータで実行されるプログラムコードを含んでもよい。コンピュータ可読媒体の例としては、テープ、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイ、DAT、ミニディスク、ソリッドステートディスクSSD、フロッピーディスク、SDカード、CFカード、メモリースティック、USBスティック、EPROM、EEPROM等がある。
本発明の実施形態による方法は、計算装置にとって利用可能な1個以上のメモリで実行可能である。
さらなる特徴、利点およびさらなる実施形態は、以下で説明されるか、またはその説明から明らかとなるであろう。
前記送信パワーレベルに関する情報が、移動体によって送信される情報に挿入され、該移動体によって前記チャネル負荷を決定するために使用されてもよい。例えば、送信パワー値をいくつかの送信パケットに挿入しチャネル相反性定理を使用することによって、受信側移動体のそれぞれのパワーを推定することが可能である。そして、送信パワーレベルは、ある一定割合の近隣移動体に到達するのに必要なパワーに基づいて調節される。前記割合の値は、アプリケーション要求に従って決定されてもよい。
移動体によって決定される環境通信情報が、前記チャネル情報を決定するために使用されてもよい。環境通信情報は、例えば、自移動体の周りのある一定距離内における他の移動体の伝搬特性に関する情報を示すいわゆる伝搬マップ情報であってもよい。これにより、フレキシブルな形で前記チャネル情報をより正確に決定することが可能となる。
トポロジカル近隣情報および/または近隣移動体からの短期チャネル負荷が、前記チャネル負荷を決定するために使用されてもよい。これにより、別のやり方で前記チャネル情報を正確に決定することが可能となる。トポロジカル近隣情報は、例えば直接到達可能な近隣移動体の数を含む。
ステップa)〜b)は周期的に実行されてもよい。これにより、通信チャネルの効率的使用と、対応する送信パワーの適応を連続的に行うことが可能となる。したがって、変化する環境条件にフレキシブルに対処することができる。
各時間周期において、前記送信パワーレベルを調節すべきかどうか、および、どのように調節すべきかを決定してもよい。これにより、移動体の移動、チャネル負荷等による変化する条件への効率的適応が可能となり、例えば送信パワーは必要な場合だけ調節される。したがって、新たな送信パワー値の不要な計算が回避され、計算リソースが節約される。
前記送信レートが、チャネルビジー比、協調認識比、送信レートの少なくとも1つに基づいて計算されてもよい。例えば、チャネル負荷は、チャネルビジー比(CBR)に基づいて決定することができる。CBRは、全チャネル時間のうちビジーとして検知される割合として定義される。これにより、送信レートを計算する際に正確でありながらフレキシビリティを向上させることが可能となる。
ステップa)およびb)は移動体の相異なるグループごとに実行されてもよい。これにより、計算リソースを節約しながらフレキシビリティが向上する。例えば、選択された数の移動体のみに対してパワー適応を実行しながら、すべての移動体に対してレート適応が実行され、あるいはこの逆の形で実行される。
送信パワーレベルが経路損失指数推定に基づいて調節されてもよい。経路損失指数の計算は、送信パワーをどのように適応させるかの指標を正確かつ確実に提供する。
ある個数および/または割合の近隣移動体のみがステップa)〜b)を実行するために考慮されてもよい。これにより、例えば、ステップa)〜b)を周期的に実行する際にある一定の数の移動体に対する送信パワーおよび/または送信レートのみが適応されることになるので、フレキシビリティが向上し、送信レートおよび/または送信パワーが迅速に適応される。
前記送信パワーの計算が目標認識距離に基づいてもよい。これにより、自移動体からある一定距離内の移動体のみを含めることが可能となる。目標認識距離の値は、移動体の通信を使用するアプリケーションのタイプに依存してもよい。
前記目標認識距離が移動体の現在の近隣移動体の関数に基づいて計算されてもよい。これにより、より適応的な形で相異なる移動体のケースを考慮することが可能となる。したがってフレキシビリティが向上する。
移動体が動作する現在のコンテキストが、ステップa)およびb)を実行するために使用されてもよい。これにより、送信パワーレベルおよび/または送信レートのより正確な適応につながる可能性がある。
ステップa)およびb)が、伝搬環境および/またはアプリケーション環境に適応するように実行されてもよい。これにより、送信パワーレベルおよび/または送信レートのさらに正確な適応につながる可能性がある。
前記コンテキストが、移動体の速度、方向、アプリケーション要求の少なくとも1つを含んでもよい。これにより、交換される情報を最小限にしながら送信パワーレベルおよび/または送信レートのさらに正確な適応につながる可能性がある。したがって、計算リソースが節約される。
送信レートを調節するため、LIMERIC等の適応レート制御手続きを使用してもよい。これにより、現在のチャネルビジー比を用いて次の送信レートを適応させることが可能となる。
CAMの送信パワーレベルが現在の車両動作コンテキストに基づいて調節されてもよい。これにより、送信パワーレベルおよび/または送信レートのより正確な適応につながる可能性がある。
同時に、前記CAMによって使用されるチャネルのチャネル負荷が、適応レート制御手続きによって制御されてもよい。これにより、送信レートの迅速かつフレキシブルな適応が可能となる。
前記適応レート制御手続きがLIMERICに基づいてもよい。これにより、確実な適応が可能となる。
協調認識が、近隣認識比(Neighborhood Awareness Ratio, NAR)、範囲外近隣比(Ratio of Neighbors Above Range, RNAR)の少なくとも1つに基づいて評価されてもよい。これにより、フレキシブルでありながら協調認識の確実な決定が可能となる。NARは、所定の時間間隔内にメッセージが受信された特定の範囲内の車両高度輸送システムステーションITS−Sの割合として定義されてもよい。これにより、協調認識を満たす協調メッセージ交換の能力を測定することが可能となる。RNARは、観測される移動体(例えば車両)からある一定距離を超える近隣の比として定義されてもよい。これにより、離れた近隣から聴取される潜在的に不要なトラフィックの指標を提供することが可能となる。
協調認識が分散輻輳制御のパフォーマンスに基づいて評価されてもよい。これにより、レートのさらに正確な適応が行われる。
分散輻輳制御DCCの前記パフォーマンスが、平均メッセージレート、平均Txパワー、チャネルビジー比CBRの少なくとも1つによって決定されてもよい。前記平均メッセージレートは、1個の車両ITS−Sが毎秒送信可能なメッセージ数を所与の1秒間のすべての車両ITS−Sにわたって平均したものとして定義されてもよい。前記平均Txパワーは、1個の車両ITS−Sが送信する際の平均送信パワーレベルを所与の1秒間のすべてのメッセージにわたって平均したものとして定義されてもよい。前記CBRは、チャネル上で測定されるエネルギーがクリアチャネル評価(clear channel assessment, CCA)閾値を上回るチャネル時間の割合として定義されてもよい。これにより、DCCパフォーマンスの正確な決定が可能となる。
本発明の教示を好ましい態様で設計しさらに展開するにはいくつもの可能性がある。このためには、一方で独立請求項に従属する諸請求項を参照しつつ、他方で図面により例示された本発明のさらなる実施形態についての以下の説明を参照されたい。図面を用いて本発明のさらなる実施形態を説明する際には、本発明の教示による実施形態一般およびその変形例について説明する。
本発明の一実施形態による方法のステップの一部を示す図である。 本発明のさらなる実施形態による方法の一部を示す図である。 本発明のさらなる実施形態によるシステムを示す図である。 本発明の一実施形態による方法の実装の一部を示す図である。 本発明のさらなる実施形態による方法のステップを示す図である。 本発明のさらなる実施形態による方法のステップを示す図である。
図1は、本発明の一実施形態による方法のステップの一部を示している。
図1に、送信パワーを適応させるためのフローチャートが示されている。図示されているパワー適応手続きは、すべての通信ペアに対して最大ビーコンレート(すなわち10Hz)を使用し、現在の経路損失指数(path loss exponent, PLE)と、オペレータが入力として設定する目標認識距離とに基づいて送信パワーを適応させる。目標認識距離の値は、通信が使用されるアプリケーションのタイプに依存してもよい。例えば、緊急およびブレーキ制御アプリケーションは50〜100mの範囲を認識する必要があるのに対して、トラフィックおよび道路制御メッセージはさらに遠くまで送信される必要があるとしてもよい。同様に、達成したい目標認識が、パワー適応手続きの入力として使用されてもよい。各近隣移動体ごとに自移動体の次の送信パワーが現在のPLEおよび目標認識距離を使用することによって計算されると、自移動体が目標認識割合の近隣を認識するような送信パワー値が自移動体によって使用されるべきものとして選択される。
図1のフローチャートに示されている送信パワー適応手続きについて以下で詳細に説明する。
・時刻tにおける自移動体送信パワー
Figure 2018501689
と、時刻tにおけるi番目の近隣移動体の送信パワー
Figure 2018501689
(ただしi=1,...,N)が与えられる。
近隣移動体テーブルを探索し、近隣移動体距離を取得する。ただし、時刻tにおける近隣移動体距離ベクトルはD(t)である。
次式のように標準経路損失の対数を使用することによりPLE(t)を計算する(ステップS1およびS2)。
Figure 2018501689
ただし、d(t)は、近隣移動体の現在の距離、PL(t)は、対応する近隣移動体の送信パワーから受信パワーを減算することによって得られる対応するチャネル上の経路損失である。
Figure 2018501689
ステップS3で、次式のように、PLE(t)を用いて、次の時間ステップに対する対応する近隣移動体への自移動体送信パワー
Figure 2018501689
を計算する。
Figure 2018501689
ただし、r(t)は目標認識距離である。
ステップS4で、次の時間ステップにおけるこの特定の近隣移動体との接続をチェックする。接続がある場合、ステップS5で、本手続きが提案する送信パワー値を使用する。そうでない場合、ステップS5で可能な最大の送信パワーを使用する。
ステップS7で、目標認識割合を考慮すること、すなわち、近隣物体の総数のうち目標認識割合をカバーすることによって、次の時間ステップですべての近隣移動体への自移動体の送信パワーを選択する。
Figure 2018501689
近隣移動体の距離へのより適応的な手続きを得るには、mean(D(t))−std(D(t))を計算することによって、目標認識距離を現在の近隣移動体距離の関数として使用することができる。ただしD(t)は近隣距離のベクトルである。
図2は、本発明のさらなる実施形態による方法の一部を示している。
図2に、適応動作のための判定テーブルが示されている。例えば、チャネルビジー比がチャネルビジー比目標よりも小さく、認識が認識目標よりも小さく、レートが一般にレート目標に等しい場合、送信パワーは、既に最大でなければ、次の時間ステップで増大される。もう1つの例として、ステージ5で、チャネルビジー比、認識値および送信レートが対応する目標値よりも小さい場合、次の時間ステップで、レートおよびパワーが交互に増大される。
一実施形態で、レート適応がすべてのノード/移動体に対して実行される一方、パワー適応は、選択されたノード/移動体のみに対して実行される。さらなる実施形態で、加法的増大・乗法的減少(additive increase and multiplicative decrease, AIMD)、すなわち、1dBmの増大または2dBmの減少が実行されてもよい。
Figure 2018501689
図3は、本発明のさらなる実施形態によるシステムを示している。
図3に、メッセージベースのネットワーク認識レート(network awareness rate, NAR)のケースが示されている。NARは、特定の通信範囲に対して、自移動体EVが聴取できる車両10、20、30、40の数をすべての移動体10、20、30、40の数で割ったものとして定義される。図3に示すように、メッセージベースのNARは、特定の通信範囲において、受信成功した全制御メッセージ数を、送信された全制御メッセージの総数で割ったものである。
このメッセージベースのネットワーク認識レートは、一実施形態において、協調認識に対する基礎として使用される。協調認識が増大されるとすれば、ネットワーク認識レートもまた増大される可能性がある。
図4は、本発明の一実施形態による方法の実装の一部を示している。
図4は、車両通信に対するいわゆる環境アウェアなパワー・レート複合制御手続きを示している。最大送信パワーは23dBmに設定され、最大ビーコンレートは10Hzに設定される。目標認識は目標距離の85%に設定される。
図5は、本発明のさらなる実施形態による方法のステップを示している。
図5に、車両等の複数の移動体間の通信を管理する方法が示されている。本方法において、
・通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
・各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
該方法は、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち
a)前記1個以上の通信チャネルのチャネル情報を決定するステップと、
b)協調認識の量を示す所定の認識値が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーを調節するステップと、
c)前記チャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップと
を含む。
図6は、本発明のさらなる実施形態による方法のステップを示している。
図6に、車両ネットワークにおいてパワーおよびレートの複合制御を行う方法が示されている。本方法は以下のステップを含む。
1)パケットに送信パワー情報を挿入するか、伝搬マップ情報を使用するか、または近隣情報によって、チャネル特性を推定するステップ。
2)所望の協調認識に到達するように、各移動体で独立に送信パワーを調節するステップ。
3)チャネル負荷が所定の限界内に保たれるように移動体ごとのレートを調節するために、各車両で独立にレート適応アルゴリズムを適用するステップ。
4)すべての移動体に対して並列に上記ステップを繰り返すステップ。
要約すれば、本発明の実施形態によれば、車両のビーコンレートに関して判定を行う制御メカニズムが可能となる。各車両は、いかなる集中的インフラストラクチャにも依拠せずに近隣車両とシグナリング情報を交換する。また、本発明の実施形態によれば、(トンネル、街路交差点等による)チャネル特性における変動、および、(移動体の任意の移動による)到達距離内の移動体のセットにおける変動への迅速な適応が可能となる。
本発明の実施形態は、環境アウェアおよびコンテキストアウェアなパワー・レート複合分散輻輳制御ECPRを提供する。該ECPRによれば、パワーとレートの制御を組み合わせて、都市の交差点、広い幹線道路、郊外の道路のような特定の環境、および/または、相異なる目標協調認識範囲のようなアプリケーション要求に適応することによって、協調認識を改善することが可能となる。ECPRは、目標距離で所望の認識比に到達するようにCAMの送信パワーレベルを調節すると同時に、好ましくは、例えばLIMERICに基づいて、適応レート制御手続きを通じてチャネル負荷を制御する。LIMERICは、例えば非特許文献1に開示されている。
本発明の実施形態によれば、協調認識をメトリックとして用いて、通信中の各移動体の送信パワーを最適化することにより、輻輳制御を通じて所与の範囲(自移動体で動作しているアプリケーションの要求に基づく)内で通知される近隣の割合を増大させることによって、チャネル輻輳を解決するパワー・レート複合制御手続きが可能となる。
協調認識のパラメータの特性は、以下の少なくとも1つを用いて推定することができる。
・送信パワー値情報を送信パケット(の一部)に挿入しチャネル相反性定理を使用して、受信側移動体のそれぞれにおけるパワーを推定し、近隣移動体のXパーセンタイルに到達するのに要するパワーに基づいて送信パワーを選択する(ただしXはアプリケーション要求を用いて決定される)。
・「伝搬マップ」情報、すなわち、自移動体の周囲の伝搬特性に関する情報を使用する。
・トポロジカル近隣情報(直接到達可能な近隣移動体の数)および近隣移動体のそれぞれによって経験される短期負荷を使用する。
そして、送信レート制御を用いて、以下の条件の少なくとも1つに従う利用可能なチャネルリソースを利用することができる(すなわち、移動体ごとにできるだけ高いレートを達成する)。
・チャネル上の複合負荷(これは、自移動体によってローカルに、または、1ホップおよび2ホップの近隣からの測定を用いて推定されることが可能である)が所定値より低く保たれる。例示的なチャネル負荷メトリックは、全チャネル時間のうちビジーとして検知される割合として定義されるチャネルビジー比(CBR)である。
・車両ごとのレートが、所定の限界内に保たれることが必要とされる場合がある。例えば、車両には、毎秒1〜20メッセージの間のウィンドウが与えられることが可能である。
複数の時間ステップにわたって、本発明の実施形態は、(もしあれば)どのパラメータ(レートまたはパワー)が変更されるかに関して決定することを必要としてもよい。このステップをどのように実行するかについての一実施形態は図2に示されている。
本発明の少なくとも1つの実施形態は、車両ネットワーク環境においてパワー・レート複合制御/割当を行う方法を提供し、以下のことを実現する。
a.以下の目標の少なくとも1つを達成するために協調認識をメトリックとして使用できることの認識。
1)所与の認識レートに対するチャネル利用の改善、および/または
2)所与のチャネル利用に対する協調認識の改善
b.2ステップの輻輳制御アプローチの実装。例えば、まず、認識を達成するために送信パワーが設定され、その後、レート制御を用いて残りのチャネルリソースが分配される。
c.さまざまな伝搬環境において所定の閾値より高く協調認識を保つためにパワー制御を使用すること(例えば、ビジーな都市伝搬環境では高い設定にパワーを調節し、広い幹線道路環境ではパワーを低減する)。
d.所望の認識に対してパワーを調節するためにさまざまな手段が使用可能であること(受信機パワー推定、マップ情報、近隣情報等)。
e.目標認識が達成された後にチャネルリソースを「消費」するためにレート制御を使用することにより、良好な伝搬環境におけるレート増大が可能であり(すなわち、従来の方法およびシステムに比べて高いレート)、その一方で、高密度環境では、高い認識を維持するためにレートを取引することが可能である。
本発明の少なくとも1つの実施形態は、車両ネットワークにおいてパワーおよびレートの複合制御を行う方法を提供する。本方法は以下のステップを含む。
1)パケットに送信パワー情報を挿入するか、伝搬マップ情報を使用するか、または近隣情報によって、チャネル特性を推定するステップ。
2)所望の協調認識に到達するように、各移動体で独立に送信パワーを調節するステップ。
3)チャネル負荷が所定の限界内に保たれるように移動体ごとのレートを調節するために、各車両で独立にレート適応アルゴリズムを適用するステップ。
4)すべての移動体に対して並列に上記ステップを繰り返すステップ。
本発明の実施形態は、従来の方法およびシステムよりも良好に動作する利点を有する可能性がある。例えば、本発明の実施形態は、従来のレート制御の方法およびシステムとほとんど同じレベルで限界内のチャネル負荷と干渉を保つことによって、認識が20%増大する可能性がある。
また、本発明の実施形態は、目標認識を所定レベルに保つことによって、従来の方法およびシステムと比べて15%より大きく平均メッセージレートを改善する可能性がある。
また、本発明の実施形態は、さまざまなタイプのレート適応手続き(例えば応答型、適応的、バイナリ制御、線型制御等)とともに使用可能である。これにより、フレキシビリティが向上する。
上記の説明および添付図面の記載に基づいて、当業者は本発明の多くの変形例および他の実施形態に想到し得るであろう。したがって、本発明は、開示した具体的実施形態に限定されるものではなく、変形例および他の実施形態も、添付の特許請求の範囲内に含まれるものと解すべきである。本明細書では特定の用語を用いているが、それらは総称的・説明的意味でのみ用いられており、限定を目的としたものではない。

Claims (29)

  1. 車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法において、
    通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
    各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
    各移動体は前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
    該方法が、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち
    a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節するステップと、
    b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップと
    を含むことを特徴とする、複数の移動体間の通信を管理する方法。
  2. 前記送信パワーレベルに関する情報が、移動体によって送信される情報に挿入され、該移動体によって前記チャネル負荷を決定するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 移動体によって決定される環境通信情報が、前記チャネル情報を決定するために使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. トポロジカル近隣情報および/または近隣移動体からの短期チャネル負荷が、前記チャネル負荷を決定するために使用されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. ステップa)〜b)が周期的に実行されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 各時間周期において、前記送信パワーレベルを調節すべきかどうか、および、どのように調節すべきかが決定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記送信レートが、チャネルビジー比、協調認識比、送信レートの少なくとも1つに基づいて計算されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. ステップb)およびc)が移動体の相異なるグループごとに実行されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 送信パワーレベルが経路損失指数推定に基づいて調節されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. ある個数および/または割合の近隣移動体のみがステップa)〜b)を実行するために考慮されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記送信パワーレベルの計算が目標認識距離に基づくことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記目標認識距離が移動体の現在の近隣移動体の関数に基づいて計算されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 移動体が動作する現在のコンテキストが、ステップa)およびb)を実行するために使用されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
  14. ステップa)およびb)が、伝搬環境および/またはアプリケーション環境に適応するように実行されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記コンテキストが、移動体の速度、方向、アプリケーション要求の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 送信レートを調節するため、LIMERIC等の適応レート制御手続きが使用されることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 車両等の複数の移動体間の通信を管理するシステムにおいて、
    通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
    各移動体は前記1個以上のチャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
    各移動体は前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
    前記移動体の少なくとも1つが、
    a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節し、
    b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させる
    ように動作可能であることを特徴とする、複数の移動体間の通信を管理するシステム。
  18. 移動体の通信を管理する方法において、該方法は該移動体によって実行され、該移動体が、
    通信のために1個以上の通信チャネルを使用し、
    前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節し、
    前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節する
    ように適応されるとともに、
    a)目標協調認識比が達成されるように、自己の送信パワーレベルを調節し、
    b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、送信レートを適応させる
    ように適応されることを特徴とする、移動体の通信を管理する方法。
  19. 車両等の複数の移動体間の協調認識メッセージCAMの交換等の通信を管理する方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体において、
    通信のために1個以上の通信チャネルが使用され、
    各移動体は前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送信するための自己の送信パワーレベルを調節するように動作可能であり、
    各移動体は前記1個以上の通信チャネルを通じて情報を送出するための自己の送信レートを調節するように動作可能であり、
    該方法が、前記移動体のそれぞれについて実行される以下のステップ、すなわち
    a)目標協調認識比が達成されるように、他の移動体とは独立に各移動体の前記送信パワーレベルを調節するステップと、
    b)それぞれの通信チャネルのチャネル負荷が所定の負荷範囲内に入るように、各移動体における送信レートを独立に適応させるステップと
    を含むことを特徴とする、複数の移動体間の通信を管理する方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体。
  20. 1個以上の車両によって実行される、レートとパワーを複合した分散輻輳制御DCC方法において、協調認識メッセージCAMが車両の位置および/または移動に関する近隣車両の情報のために交換され、協調認識が、車両の伝搬環境および該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善されることを特徴とする、レートとパワーを複合した分散輻輳制御方法。
  21. CAMの送信パワーレベルが現在の車両動作コンテキストに基づいて調節されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 同時に、前記CAMによって使用されるチャネルのチャネル負荷が、適応レート制御手続きによって制御されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記適応レート制御手続きがLIMERICに基づくことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 協調認識が、近隣認識比、範囲外近隣比の少なくとも1つに基づいて評価されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  25. 協調認識が分散輻輳制御のパフォーマンスに基づいて評価されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  26. 分散輻輳制御の前記パフォーマンスが、平均メッセージレート、平均Txパワー、チャネルビジー比CBRの少なくとも1つによって決定されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 請求項1ないし19のいずれか1項および/または請求項20ないし26のいずれか1項に記載の方法を実行するように動作可能であることを特徴とする複数の車両。
  28. 複数の車両を含むレートとパワーを複合した分散輻輳制御DCCを行うシステムにおいて、前記車両はそれぞれ、協調認識メッセージCAMを送信する送信部と、近隣車両からCAMを受信する受信部とを有し、前記CAMは車両の位置および/または移動に関する情報を含み、協調認識が、車両の伝搬環境および/または該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善されることを特徴とする、レートとパワーを複合した分散輻輳制御システム。
  29. 1個以上の車両によって実行可能なレートとパワーを複合した分散輻輳制御DCC方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体において、協調認識メッセージCAMが車両の位置および/または移動に関する近隣車両の情報のために交換され、協調認識が、車両の伝搬環境および該車両のアプリケーションのアプリケーション要求に適応することによって改善されることを特徴とする、レートとパワーを複合した分散輻輳制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一過性のコンピュータ可読媒体。
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