JP2018500948A - 形状記憶インプラントの装填と移植のための方法及び装置 - Google Patents

形状記憶インプラントの装填と移植のための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

インプラント挿入装置が、形状記憶インプラントと共に使用されるように適合される。形状記憶インプラントは、第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを含む。形状記憶インプラントは、第1及び第2の脚が実質的に非平行である第1の形状と、第1及び第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である。インプラント挿入装置は、形状記憶インプラントと係合し、形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで、形状記憶インプラントをその第2の形状に維持する。

Description

本発明は、概して移植装置に関し、より具体的には、しかし非限定的に、外科用インプラントの装填、及びそれに続く外科用インプラントの送達のために設計された移植装置に関する。本移植装置は、ジョーとスライダを使用して外科用インプラントを固定し、患者への移植を可能にする。
形状記憶インプラントは、組織又は骨の再接合又は融合を必要とする外科処置に広く使用される。形状記憶インプラントは、形状記憶インプラントが、第1の最終形状と、第2の形状へ移行する能力とを有することを可能にするニチノールなどの形状記憶材料から構成され得る。形状記憶インプラントは、熱的に活性化されるか(この場合にはインプラントの活性化に外部加熱源又は本体温度が必要となるであろう)、又は機械的に活性化されるか(この場合には拘束器具が必要となるであろう)のいずれであってもよい。機械的拘束を必要とする形状記憶インプラントは、弾性(回復可能)変形による機械的エネルギーを蓄え、次に、拘束が除かれると、蓄えた機械的エネルギーを解放する。これらのタイプのインプラントでは、インプラントが、器具類によってその第2の形状に機械的に変形され、その第2の形状に維持され、これによって、器具類から解放されると、インプラントがそれらの第2の形状からそれらの第1の最終形状に弾性変形する。
外科処置では、拘束された形状記憶インプラントの弾性特性が以下のように利用される。固定が必要な骨は整列され、その第2の形状に機械的に変形された形状記憶インプラントが、器具類に保持され、骨の間に挿入される。第2の形状では、インプラントの脚は概して平行である。挿入の後で、形状記憶インプラントは器具類から解放され、すると形状記憶インプラントがその第1の最終形状に弾性的に戻り、これによって、形状記憶インプラントが共に固定された骨を維持する。第1の最終形状では、インプラントの脚(複数)が、先端に収束する。形状記憶インプラントは機械的エネルギーを蓄えるので、形状記憶インプラントが第2の形状から第1の最終形状に移行するときに、それは固定された骨に連続的に力を及ぼし、それが治癒過程を支援する。
形状記憶インプラントのその第2の形状での維持、又は、インプラントの第1の最終形状から第2の形状への移動、のいずれかのために多様なタイプの器具類が使用され得る。いくつかの企業は、形状記憶インプラントの開放と挿入に、金属鉗子を使用した。鉗子は、病院で滅菌されなければならず、そして次に形状記憶インプラントが鉗子上に置かれて所望の位置に向けて開放され、そして挿入及び移植に使用されてもよい。効果的である可能性はあるが、鉗子は、手術中にインプラントの鉗子への装填を必要とし、これは扱いにくく、また時間を要することがある。更に、鉗子は、手術中に患者への形状記憶インプラントの移植を妨げ得る大きさの場合もある。鉗子を使用する医師の、インプラントを第2の形状外へ伸張させる、インプラントを疲労させる、又はインプラントの器具との金属同士の擦れを起こす、などのさまざまな行いによって、形状記憶インプラントを損傷させる可能性もある。更に、鉗子は、各手術後に、清浄化と滅菌を必要とする高価な器具であり得る。
別の企業は、形状記憶インプラントを第2の形状に維持するために、プラスチック及び使い捨て工具を使用する。器具類のこのタイプは、既に第2の形状のインプラントで事前装填と滅菌がなされてもよく、インプラントは事前活性化され、その結果、使用開始後の外部加熱器又は本体温度による加熱を必要としない。プラスチック製で使い捨ての器具の1つのタイプは、形状記憶インプラントと実質的に同じ直径の通路の内部に適合するインプラントを有することによって作動する。この方法を使って、インプラント挿入装置が、形状記憶インプラントの、手術前の事前装填を可能とする。しかしながら、形状記憶インプラントの形状に実質的に一致するインプラント挿入装置の使用は、外科医にとってのいくつかの問題を生み出すことがある。第1に、このタイプのインプラント挿入装置は、不確かな移植の後に、形状記憶インプラントの解離を起こすことが多い。具体的には、圧縮しようとしている形状記憶インプラントと、インプラント挿入装置の通路との間の摩擦係合によって、形状記憶インプラントがインプラント挿入装置に貼り付いてしまい、より困難な外科処置と満足できない組織又は骨の固定の可能性をもたらす。第2に、インプラント挿入装置のこのタイプは、インプラントが装置から取り除かれるとき、蓄えられた機械的エネルギーの不意の突然の解放をもたらす。インプラント挿入装置のこのタイプは、インプラント内の蓄えられたエネルギーを、インプラント挿入装置から固定される骨へゆっくり移行させる方法を提供することがない。最後に、インプラント挿入装置のこのタイプは、解放中のもつれをもたらすことがあり、そこでは解放によってインプラントの脚が圧縮を開始し、挿入装置のこのタイプの引き抜きをより難しくする。
したがって、形状記憶インプラントをその第2の形状に拘束し、形状記憶インプラントの手術前の装填及び滅菌を可能にし、一部移植後の形状記憶インプラントの取り除きを容易にし、かつ張力の解放速度を制御する器具が、有益であるだろう。
本発明によれば、インプラント挿入システムは、形状記憶インプラントと、形状記憶インプラントと共に使用されるように適合されたインプラント挿入装置とを含む。形状記憶インプラントは、第1の形状と第2の形状との間で移動可能である。具体的には、形状記憶インプラントは、第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを含む。形状記憶インプラントがその第1の形状にあるときには、第1及び第2の脚は実質的に非平行であり、形状記憶インプラントがその第2の形状にあるときには、第1及び第2の脚は実質的に平行である。インプラント挿入装置は、形状記憶インプラントが組織又は骨内への送達に使われるまで、形状記憶インプラントを第2の形状に維持する。
インプラント挿入装置は、スライダ受容部と、インプラント挿入装置の操作及び形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達を可能にするハンドルとを有する本体を含む。本体は、形状記憶インプラントを係合するように適合された第1のジョーを末端とする第1のアームと、形状記憶インプラントを係合するように適合された第2のジョーを末端とする第2のアームとを含む。本体は、形状記憶インプラントを係合するように適合された第3のジョーを末端とする第3及び第4のアームを更に含む。第1、第2及び第3のジョーは、係合解除位置から係合位置への移動が可能である。第1のアームの長さが第2のアームより短く、これによって、インプラント挿入装置が、第2のブリッジとは異なる高さの第1のブリッジを有する形状記憶インプラントを受容するように適合されてもよい。
インプラント挿入装置は更に、本体のスライダ受容部と連結されたスライダを含む。スライダは、ロック解除位置とロック位置との間で移動可能である。そのロック位置では、スライダは、第1のジョーと第2のジョーとの間に入り、第1及び第2のジョーをそれらの係合位置に維持する。ロック位置にあるスライダは、更に第3のジョーに係合し、第3のジョーをその第1及び第2のジョーとの係合位置に維持し、これによって、第1、第2、及び第3のジョーが形状記憶インプラントに係合してその第2の形状で維持する。具体的には、第1、第2、及び第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、第1のジョーは、第1の脚に係合してその実質的に平行の第2の形状で維持し、第2のジョーは、第2の脚に係合してその実質的に平行の第2の形状で維持し、第3のジョーは、第1及び第2のジョーに当接し、これによって、第3のジョーの一部が第1のジョーと第2のジョーとの間に入る。
インプラント挿入装置が形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達した後に、スライダが、そのロック位置からそのロック解除位置に移動する。そのロック解除位置では、スライダが、第1、第2、及び第3のジョーから解放され、それによって、第1、第2、及び第3のジョーの、それらの係合位置からそれらの係合解除位置への移動が許容される。それらの係合解除位置では、第1、第2、及び第3のジョーが形状記憶インプラントから離れ、それによって、形状記憶インプラントを解放し、形状記憶インプラントのその第2の形状からその第1の形状への移動を可能とする。
スライダがそのロック解除位置からロック位置へ移動されると、第1のジョーは、第1のアームに対する回転を受け、第2のジョーは、第2のアームに対する回転を受ける。したがって、スライダがそのロック位置からロック解除位置へ移動されると、第1のジョー及び第2のジョーは、形状記憶インプラントから遠ざかる方向へ回転する。具体的には、スライダがそのロック解除位置にあるとき、第1のアームは第1のジョーを下向きに傾けて維持し、第2のアームは第2のジョーを下向きに傾けて維持する。したがって、スライダの第1のジョーと第2のジョーとの間のそのロック位置への挿入が、第1及び第2のジョーを、水平方向外向きに、かつ上向き弧状に、それらの係合位置に向けて移動させ、これによって、第1及び第2のジョーが形状記憶インプラントに係合し、形状記憶インプラントを第2の形状で維持する。
第1のジョーは、第1のジョーがその係合位置にあるときに形状記憶インプラントの第1の脚に当接する、脚インターフェースを有する歯を含む。同様に、第2のジョーは、第2のジョーがその係合位置にあるときに形状記憶インプラントの第2の脚に当接する、脚インターフェースを有する歯を含む。第3のジョーは、第1、第2、及び第3のジョーが係合位置にあるときに第1及び第2のジョーに当接する。更に、第3のジョーは、第1のジョーの歯と第2のジョーの歯との間に入る歯を含み、これによって、第3のジョーの歯が、第1のジョーを第2のジョーから切り離して維持する。
第1のジョーがその係合位置にあるとき、第1のアーム及び第1のジョーは、形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第1のチャネルを画定する。同様に、第2のアーム及び第2のジョーは、第2のジョーがその係合位置にあるとき、形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第2のチャネルを画定する。更に、第3のジョーがその係合位置にあるとき、第3及び第4のアーム並びに第3のジョーは、形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第3のチャネルを画定する。
スライダは、本体のスライダ受容部をその中に受容するように適合されたスロットを含む。スロットは、第1及び第2のアームと第3及び第4のアームとの間の、スライダの本体との連結を可能にし、これによって、スライダは、そのロック解除位置とロック位置との間のスライダの移動中に、本体と連結されたままである。スライダは更に、第1、第2、及び第3のジョーのそれぞれのスライダチャネルに固定可能な留め金を含む。留め金は、スライダがそのロック位置にあるとき、第1、第2、及び第3のジョーと係合したスライダを維持する。
形状記憶インプラントを、形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで保持する方法において、形状記憶インプラントが提供される。形状記憶インプラントは、第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを含む。形状記憶インプラントは、第1及び第2の脚が非平行である第1の形状と、第1及び第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である。形状記憶インプラントを、第1及び第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状に移動させる。形状記憶インプラントが、インプラント挿入装置の第1及び第2のジョーと、インプラント挿入装置の第3のジョーとの間に置かれる。インプラント挿入装置のスライダが移動され、これによりスライダは第1のジョーと第2のジョーとの間に入り、第3のジョーに係合する。スライダは、第1及び第2のジョーを、それらの係合位置に維持し、これによって、第1のジョーが形状記憶インプラントの第1の脚に係合し、第2のジョーが形状記憶インプラントの第2の脚に係合する。スライダは、更に第3のジョーを第1及び第2のジョーとの係合位置で維持し、これによって、第1、第2、及び第3のジョーが、形状記憶インプラントに係合して、第1及び第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状で維持する。
ひとたび第1、第2及び第3のジョーが、形状記憶インプラントに係合して、第1及び第2の脚が実質的に平行な第2の形状で維持すると、インプラント挿入装置が使用されて、第2の形状の形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達する。インプラント挿入装置のスライダが移動され、これによりスライダが第1、第2、及び第3のジョーから離れる。その結果、第3のジョーが第1及び第2のジョーから離れる。更に、第1のジョーが形状記憶インプラントの第1の脚を解放し、第2のジョーが形状記憶インプラントの第2の脚を解放し、それによって、形状記憶インプラントが、インプラント挿入装置から解放される。
第1の実施形態によるインプラント挿入装置と共に用いる、第1の最終形状のインプラントの斜視図である。 第1の実施形態によるインプラント挿入装置と共に用いる、第2の形状のインプラントの斜視図である。 インプラントと、インプラント係合解除位置にあるインプラント挿入装置とを示す正面斜視図である。 インプラントと、インプラント係合位置にあるインプラント挿入装置とを示す正面斜視図である。 インプラント挿入装置の本体を示す正面斜視図である。 インプラント挿入装置の本体を示す側面図である。 図5Aの線A−Aに沿ったインプラント挿入装置の本体を示す断面図である。 インプラント挿入装置の本体を示す側面図である。 図6Aの線B−Bに沿ったインプラント挿入装置の本体を示す断面図である。 インプラント係合解除位置にあるインプラント挿入装置を示す正面図である。 インプラント係合位置にあるインプラント挿入装置を示す正面図である。 インプラント挿入装置のスライダを示す正面斜視図である。 第2の実施形態によるインプラント挿入装置と共に用いる、第1の形状のインプラントの斜視図である。 第2の実施形態によるインプラント挿入装置と共に用いる、第2の形状のインプラントの斜視図である。 インプラントと、インプラント係合解除位置にあるインプラント挿入装置とを示す正面斜視図である。 インプラントと、インプラント係合位置にあるインプラント挿入装置とを示す正面斜視図である。 インプラント挿入装置の本体を示す正面斜視図である。 インプラント挿入装置の本体を示す側面図である。 図14Aの線A−Aに沿ったインプラント挿入装置の本体を示す断面図である。 インプラント挿入装置の本体を示す側面図である。 図15Aの線B−Bに沿ったインプラント挿入装置の本体を示す断面図である。 インプラント係合解除位置にあるインプラント挿入装置を示す正面図である。 インプラント係合位置にあるインプラント挿入装置を示す正面図である。 インプラント挿入装置のスライダを示す正面斜視図である。
要求に応じ、本発明の詳細な実施形態を本明細書に開示する。ただし、開示される実施形態は、あくまで本発明の例に過ぎず、それらはさまざまな形態で実施され得るものである点は、理解を要する。図は必ずしも縮尺通りではなく、いくつかの機構は、特定の構成要素又は工程の詳細を示すために誇張されることがある。
図1A〜3は、インプラント挿入装置10及びインプラント100の第1の実施形態を示す。インプラント挿入装置10は、インプラント100を固定し、外科医が手術中に、インプラント100を組織又は骨内に挿入することを可能とする。
インプラント100は、外科用ステープルであり、ブリッジ120、及びコーナー140に一体で形成された脚130を含む。ブリッジ120は、更に、上面121、底面122、背面123、及び前面124を含む。脚130は、更に、ドリル孔に挿入するための丸い形状を形成してもよい先端131含むか、又は先端131が、骨への嵌入のために尖っていてもよい。好ましい実施形態は、外科用ステープルとしてのインプラント100を開示するが、当業者は、インプラントが力を、典型的には圧縮力を、及ぼすように、骨に係合してそれを接合するように適合されたステープル又は板などの任意のインプラントが、本発明に適することを理解すべきである。
インプラント100は、ニチノールなどの形状記憶材料からなり、その形状記憶材料は、インプラント100が、図1Aに示す第1の最終形状101と、図1Bに示す第2の形状102に弾性的に変形される能力とを有することを可能とする。形状記憶材料は、インプラント100に弾性特性を付与し、それによってインプラント100は機械的エネルギーを蓄え、また蓄えたエネルギーを解放するとき、インプラント100は弾性(回復可能)変形を受ける。インプラント100は、第2の形状102へと機械的に変形され、インプラント挿入装置10によって第2の形状102で保持されて、インプラント挿入装置10から解放されると、インプラント100は第2の形状102から第1の最終形状101に弾性的に移行する。
機械的エネルギーを蓄え、第2の形状102から第1の最終形状101に移行するときにエネルギーを解放するインプラント100の能力は、インプラント100が組織又は骨を固定し、治癒過程を支援することを可能とする。具体的には、その第2の形状102に機械的に変形されたインプラント100は、インプラント挿入装置10に保持され、固定が必要な組織又は骨の間に挿入される。挿入の後に、インプラント100は、インプラント挿入装置10から取り外され、インプラント100は蓄えたエネルギーを、第1の最終形状101への弾性変形によって解放する。このインプラント100による蓄えられたエネルギーの解放は、共に固定された組織又は骨を維持して治癒過程を支援し、それは、インプラント100が第2の形状102から第1の最終形状101へ移行するに伴って、インプラント100が固定済の組織又は骨に連続的に力を加えるためである。
インプラント挿入装置10は、本体12と、ロック解除位置とロック位置との間で移動するスライダ30とを含む。インプラント挿入装置10は、インプラント係合解除位置11(図2に示す)、又は、インプラント係合位置13(図3に示す)、のいずれかにあり、それらの間で移動可能である。インプラント係合解除位置11では、インプラント100は、インプラント挿入装置10内で、障害もなく所定位置へ滑り込み、又は所定位置から滑り落ちる。インプラント係合位置13では、インプラント挿入装置10は、インプラント100と係合し、インプラント100を第2の形状102に維持する。更に、インプラント挿入装置10は、外科医が、インプラント100を扱い、インプラント100を固定が必要な組織又は骨内に挿入することを可能とする。インプラント挿入装置10は、任意の好適な材料によって作製されてもよいが、第1の実施形態では、インプラント挿入装置10は、プラスチックから作製される。
図4〜6Bは、インプラント挿入装置10の本体12を示す。インプラント挿入装置10の本体12は、スライダ受容部8、前面14、背面16、上面15を有するハンドル18、アーム22及び24、並びに、アーム26及び28を含む。スライダ受容部8は、本体12の平坦溝によって画定され、その平坦溝は、スライダ30の一部を受容し、スライダ30の、スライダ受容部8を覆っての固定を可能とし、したがって本体12への固定を可能とする。ハンドル18は、本体12の前面14及び背面16上の把持面を提供する。ハンドル18の把持面は、外科医が、インプラント挿入装置10を、したがってそこに固定されるインプラント100を、操作することを可能にする。アーム22及び24、並びに、アーム26及び28はハンドル18に付随し、それぞれジョー40並びにジョー70を含む。ジョー40及びジョー70は、係合解除位置と係合位置との間で移動する。更に、アーム22及び24、並びに、アーム26及び28は、それぞれスライダガイド27、並びに、29を形成する。スライダガイド27及び29は、スライダ30が、そのロック解除位置とロック位置との間で移動することを可能とする。
好ましい実施形態では、インプラント挿入装置10の本体12は、金型を使用して、一体物で製作される。しかしながら、インプラント挿入装置10の本体12は、2つの別の部分で製作されてもよい。具体的には、アーム22及び24、ジョー40、並びにハンドル18の一部が第1の部分を形成し、アーム26及び28、ジョー70、並びにハンドル18の一部が第2の部分を形成する。これらの2つの部分が、ヒンジ、又は接着剤などの任意の好適な手段を使用して互いにしっかり留められて本体12を作り出す。
ジョー40は、インプラント100及びジョー70に係合する歯41、並びに、スライダ30がそのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するときに、スライダ30に係合するチャネル48を含む。歯41は、インプラント100のブリッジ120に係合するブリッジインターフェース42及び脚インターフェース46、並びに、ジョー70に係合する歯インターフェース47及びジョーインターフェース49、を含む具体的には、ブリッジインターフェース42、並びにアーム22及び24の一部は、ブリッジ120の一部をその中に受容するブリッジチャネル43を形成する。更に、脚インターフェース46は、インプラント100に係合し、これによって、脚インターフェース46がコーナー140の下でインプラント100の脚130と当接する。歯インターフェース47は、ジョー40を係合解除位置から係合位置へ移動させるジョー70の一部と係合し、インプラント100のインプラント挿入装置10への固定を支援する。
ジョー70は、インプラント100及びジョー40に係合する歯71、並びに、スライダ30がそのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するとスライダ30に係合するチャネル78を含む。歯71は、インプラント100のブリッジ120に係合するブリッジインターフェース72、並びに、歯インターフェース77及びジョー40に係合するジョーインターフェース79、を含むブリッジインターフェース72、並びにアーム26及び28の一部は、ブリッジ120の一部をその中に受容するブリッジチャネル73を形成する。
ジョー40及びジョー70は、係合解除位置と係合位置との間で移動し、インプラント100の固定及び取り外しを支援する。具体的には、インプラント挿入装置10が、そのインプラント係合解除位置11から、そのインプラント係合位置13へ移動すると、ジョー40及びジョー70が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動し、これによりジョー70の歯インターフェース77が、ジョー40の歯インターフェース47に係合する。図7及び8に示すように、ジョー40の歯インターフェース47、並びに、ジョー70の歯インターフェース77は、インプラント100のインプラント挿入装置10への固定及びそこからの取り外しを支援するために、傾斜している。第1の実施形態では、ジョー40の歯インターフェース47、及びジョー70の歯インターフェース77の傾斜が、接触面間の法線力を低減し、したがって、インプラント挿入装置10が、そのインプラント係合解除位置11とそのインプラント係合位置13との間で移動するときの、ジョー40とジョー70との間の摩擦力を低減する。ジョー40の歯インターフェース47、及びジョー70の歯インターフェース77を傾斜させることが、インプラント挿入装置10がそのインプラント係合解除位置11とそのインプラント係合位置13との間で移動すると、ジョー70が、ジョー40を楔に類似して強制開放することを許容する傾斜部をも作り出す。当業者は、傾斜の角度と三角法の適用が、ジョー40の歯インターフェース47と、ジョー70の歯インターフェース77との間の摩擦力を決定することを認識するであろう。ジョー40の歯インターフェース47と、ジョー70の歯インターフェース77との間の摩擦力の大きさの低減が、インプラント100のインプラント挿入装置10からの取り外しを助ける。更に、傾斜の角度はまた、インプラント挿入装置10が、そのインプラント係合解除位置11から、そのインプラント係合位置13へと移動するときの、ジョー40を分離するための力を決定する。
図9は、スライダ30を示す。スライダ30は、それらの間のスロットを画定する留め面31及び留め面32を有する留め金38を含む。スライダ30は、スロット37を画定し、前面35及び背面36を有するアクチュエータ33を更に含む。スロット37は、スライダ30が、本体12に固定され、そのロック解除位置とロック位置との間で移動することを許容する。具体的には、スライダ30をスライダガイド27及び29内に置き、スライダ30を、スロット37を使用して本体12のスライダ受容部8に係合させることで、スライダ30を本体12に固定する。アクチュエータ33は、使用者が、そのロック解除位置とそのロック位置との間でスライダ30を移動させることによって、スライダ30を操作することを可能とする。具体的には、図3に示すように、アクチュエータ33の背面36が押されると、スライダ30が、スライダガイド27及び29内を、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動する。ロック位置への到達後に、使用者は次にアクチュエータ33の前面35を押してもよく、それによってスライダ30が、スライダガイド27及び29内を、そのロック位置から、図2に示すそのロック解除位置へと移動する。
スライダ30の留め金38は、スライダ30が、ジョー40をジョー70とロックさせることを可能とする。具体的には、スライダ30がそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、留め金38の留め面31及び32が、ジョー40のスライダチャネル48及びジョー70のスライダチャネル78に摩擦適合で係合する。留め面31及び32と、それぞれスライダチャネル48及びスライダチャネル78との間の摩擦適合が、ジョー40をジョー70とロックする。
スライダ30、ジョー40、及びジョー70が、協働してインプラント挿入装置10をインプラント100で装填する。ジョー40及びジョー70は、図2に示すそれらの係合解除位置から始め、図3に示すそれらの係合位置へと移動される。ジョー40及びジョー70は、互いに向かって、歯41と歯71が噛み合うまで移動する。具体的には、歯71の歯インターフェース77が、歯41の歯インターフェース47に係合する。係合したら、歯71の歯インターフェース77が、歯41の歯インターフェース47の上への楔力を生み出す。この楔力が、ジョー40のジョー係合面49がジョー70のジョー係合面79と接触するまでジョー40を移動させて、ジョー40を広げ、ジョー40のジョー70との噛み合いをもたらす。
ジョー40とジョー70を、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動させることで、アーム22及び24を広げ、ジョー40並びにアーム22及び24を、下向きに、そして水平方向では外向きに移動させる。同様に、アーム26及び28並びにジョー70は、ジョー70がジョー40をそれらの係合位置へと移動させるように、上向きに移動し、これによりインプラント100が、ジョー40とジョー70との間にクランプされ、インプラント挿入装置10に固定される。
インプラント挿入装置10の第1の実施形態の代替では、インプラント挿入装置10は、インプラント100のインプラント挿入装置10からの更に容易な取り出しを可能とする。具体的には、ジョー40が、係合解除位置と係合位置との間で移動するとき、回転することができる。具体的には、ジョー40が係合解除位置にあるとき、ジョー40は下向きに傾いたままなので、ジョー40を係合位置へと移動させることが、ジョー40とジョー70とによってインプラント100がクランプされる間に、ジョー40を上向き弧状に移動させる。更に説明すると、ジョー40は、それらがジョー70と係合していないとき、アーム22及び24に関して回転を見せている。ジョー40は、したがって、係合解除位置から係合位置へと移動する間に、外向き及び上向きに動くと共に、アームに関して回転する。ジョー40のアーム22及び24に対する回転は、ジョー40の、係合解除プロセスの間の、形状記憶インプラント100からのもつれもない、より容易な解放を確実にすることを助ける。
ジョー40及びジョー70が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動した後、スライダ30が、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動し、ジョー40及びジョー70をそれらの係合位置に維持する。スライダ30の留め金38は、そのロック解除位置からそのロック位置への移動によって、ジョー40のスライダチャネル48、及びジョー70のスライダチャネル78に係合し、それによってジョー40をジョー70に固定する。具体的には、スライダ30がそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、留め面31が、ジョー40のスライダチャネル48と摩擦適合で係合し、また、留め面32が、ジョー70のスライダチャネル78と摩擦適合で係合する。留め面31及び32と、それぞれスライダチャネル48及びスライダチャネル78との間の摩擦適合が、ジョー40をジョー70とロックする。更に、留め面31とスライダチャネル48との間の摩擦適合が、インプラント挿入装置10をそのインプラント係合位置13に維持し、並びに、ジョー40及びジョー70をそれらの係合位置に維持する。
インプラント挿入装置10を、そのインプラント係合解除位置11に戻すには、スライダ30を、そのロック位置からそのロック解除位置に移動させる。スライダ30がそのロック解除位置に移動すると、留め面31が、ジョー40のスライダチャネル48を解放し、また、留め面32が、ジョー70のスライダチャネル78を解放して、摩擦適合を取り除く。摩擦適合を取り除くことによって、ジョー40のジョー70からの解放が許容され、それが、アーム22及び24並びにジョー40の上向きの、水平方向には内向きの移動をもたらす。同様に、スライダ30のそのロック位置からそのロック解除位置への移動によって、アーム26及び28並びにジョー70の下向きの移動が許容される。ジョー40の上向きの、水平方向には内向きの移動、及びジョー70の下向きの移動が、ジョー40及びジョー70をそれらの係合解除位置に置き、これによりインプラント100を、インプラント挿入装置10から解放することができる。
代替の実施形態では、スライダ30が、そのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するとき、ジョー40及びジョー70を、それらの係合解除と係合位置との間で移動させるように構成されてもよい。具体的には、スライダ30は、スライダガイド27及び29内に位置する軌道内に存在してもよい。スライダ30の、ロック解除位置からロック位置への移動が、スライダ30を、スライダガイド27及び29内に位置する軌道内で移動させる。スライダ30が、スライダガイド27に力を及ぼし、そのスライダガイド27が、アーム22及び24に力を伝達し、ジョー40並びにアーム22及び24を下向きに、そして水平方向では外向きに移動させる。同様に、スライダ30が、スライダガイド29に力を及ぼし、そのスライダガイド29が、アーム26及び28並びにジョー70に力を伝達し、その力が、ジョー70を上に移動させ、その結果、ジョー40とジョー70が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動し、これによりインプラント100が、ジョー40とジョー70との間にクランプされ、インプラント挿入装置10に固定される。
スライダ30の、ロック解除位置からロック位置への移動が、スライダ30を、スライダガイド27及び29内に位置する軌道内で移動させる。スライダ30のロック解除位置への移動が、スライダガイド27がアーム22及び24に及ぼす力を解放し、ジョー40並びにアーム22及び24を上向きに、そして水平方向では内向きに移動させる。同様に、スライダ30のロック解除位置への移動が、スライダガイド29がアーム26及び28に及ぼす力を解放して、ジョー70並びにアーム26及び28を移動させ、その結果、ジョー40とジョー70がそれらの係合位置からそれらの係合解除位置へと移動し、これによりインプラント100が、インプラント挿入装置10から解放される。
図2及び3は、インプラント100のインプラント挿入装置10への固定の操作、及びインプラント100のインプラント挿入装置10からの取り出しを示す。インプラント100は、手術前にインプラント挿入装置10上に事前装填されてもよく、又は、インプラント100は、手術中にインプラント挿入装置10上に装填されてもよい。インプラント100をインプラント挿入装置10上に装填する操作は以下の通りである。
インプラント100を受容する第1の方法では、インプラント挿入装置10は、そのインプラント係合解除位置11から開始し、その状態では、ジョー40とジョー70は、それらの係合解除位置にある。インプラント100は、第1の最終形状101から第2の形状102へと機械的に変形され、これによって、インプラント100は機械的エネルギーを蓄える。第1の最終形状101から第2の形状102へ機械的に変形された後に、インプラント100は、ブリッジ120の一部がブリッジチャネル43と共に存在するように、インプラント挿入装置10のジョー40の上に置かれる。具体的には、ブリッジ120の底面122が、ブリッジインターフェース42に隣接して存在し、ブリッジ120の上面121が、本体12のアーム22及び24に隣接して存在する。
インプラント100がジョー40上に置かれた後に、ジョー40とジョー70が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へ移動される。係合解除位置から係合位置への移動で、ジョー40は下向きに移動し、ジョー70は上向きに移動する。更に、歯71の歯インターフェース77が、歯41の歯インターフェース47に係合する。係合すると、歯71の歯インターフェース77は、歯41の歯インターフェース47上の楔力を生み出し、その楔力が、ジョー40のジョー係合面49がジョー70のジョー係合面79に接触するまで持続する。この楔力は、アーム22及び24並びにジョー40を広げ、脚インターフェース46がインプラント100を係合するまで、アーム22及び24並びにジョー40を下向きに、水平方向では外向きに移動させる。具体的には、脚インターフェース46がインプラント100に係合し、これによって、脚インターフェース46が、コーナー140の下でインプラント100の脚130と当接する。更に、ジョー40とジョー70との係合解除位置から係合位置への移動が、インプラント100のブリッジ120を、ジョー70のブリッジチャネル73内に挿入する。具体的には、ブリッジ120の底面122が、ブリッジインターフェース72に隣接して存在し、ブリッジ120の上面121が、本体112のアーム126及び128に隣接して存在し、それによってインプラント100が、ジョー40とジョー70との間にクランプされる。ジョー40とジョー70との間のインプラント100のクランプが、インプラント100内に蓄えられた機械的エネルギーを維持し、インプラント100にジョー40に向かう張力を与える。更に、インプラント100がインプラント挿入装置10上に装填されたまま、ジョー40がインプラント100を第2の形状102に維持する。
ジョー40とジョー70が、係合解除位置から係合位置へ移動した後に、スライダ30がそのロック解除位置からそのロック位置へと移動される。具体的には、アクチュエータ33の背面36が押されて、スライダ30をスライダガイド27及び29内で移動させ、これによって、留め金38の留め面31及び32が、それぞれスライダチャネル48及びスライダチャネル78に係合して、ジョー40をジョー70とロックする。
インプラント100が、インプラント挿入装置10上に置かれる前に、第1の最終形状101から第2の形状102へと機械的に変形されてもよいが、一方、第2の方法では、インプラント100はまた、インプラント挿入装置10上に、第1の最終形状101で置かれ、次にインプラント挿入装置10によって第2の形状102へと機械的に変形されてもよい。
ジョー40及びジョー70が、例えば機械的押圧などの任意の好適な手段を使って、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動されてもよい。上述したように、ジョー40及びジョー70の、それらの係合解除位置からそれらの係合位置への移動が、アーム22及び24並びにジョー40を広げる楔力を引き起こし、アーム22及び24並びにジョー40を下向きに、水平方向には外向きに移動させ、これによって、脚インターフェース46がインプラント100と係合する。楔力がインプラント100に伝達され、これによって、インプラント100がその第1の最終形状101から第2の形状102へ移動する。この力の伝達が、インプラント100内に機械的エネルギーを与え、インプラント100にジョー40に向かう張力を生む。更に、スライダ30が、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動し、ジョー40とジョー70を係合位置で維持し、これによって、インプラント100が、インプラント挿入装置10に充填されて残り、一方ではインプラント挿入装置10がまた、インプラント100を第2の形状102で維持する。必須ではないが、インプラント100は、それをマルテンサイト状態として、インプラント100がその第1の最終形状101から第2の形状102へ移動することを支援するために、インプラント挿入装置10上に置かれる前に、冷却されてもよい。
インプラント100が、インプラント挿入装置10に固定された後に、インプラント100は、組織又は骨内に移植される準備が完了する。外科医はインプラント100の先端131をドリル加工済の孔内に置くか、あるいは先端が組織又は骨内に嵌入されてもよく、それによってインプラント100を組織又は骨内に固定する。ひとたびインプラント100が組織又は骨に固定されると、インプラント100は、インプラント挿入装置10からの取り外しの準備を完了する。インプラント100をインプラント挿入装置10から取り外すために、外科医はアクチュエータ33の前面35を押し、それによってスライダ30が、スライダガイド27及び29内を、そのロック位置からそのロック解除位置へと移動する。スライダ30の、そのロック位置からそのロック解除位置へ移動が、留め面31及び32を、それぞれスライダチャネル48及びスライダチャネル78から解放し、それによってジョー40とジョー70の係合解除位置への移動を許容する。
係合位置から係合解除位置への移動によって、ジョー40のジョー70からの解放が許容され、ジョー40の上向きの移動、及びジョー70の下向きの移動が許容される。更に、アーム22及び24並びにジョー40が、上向きに、水平方向には内向きに移動し、アーム26及び28並びにジョー70が、下向きに移動し、これによって、インプラント100がインプラント挿入装置10から解放され得る。ジョー40及びジョー70がそれらの係合解除位置にあると、ジョー40の脚インターフェース46はもはやインプラント100の脚130に当接せず、インプラント100とジョー40との間の張力の解放、並びにインプラント挿入装置10からのインプラント100の解放をもたらす。
ジョー40とジョー70がそれらの係合位置から係合解除位置に移動した後に、インプラント100がジョー40と係合したまま残っていたら、インプラント100は、捩じり力の付与によって、インプラント挿入装置10から取り外すことができる。具体的には、インプラント100が、ジョー40のブリッジチャネル43又はジョー70のブリッジチャネル73のいずれかと係合したまま残っていたら、インプラント挿入装置10への捩じり力の付与が、そこからインプラント100を取り外す。捩じり又は回転力は、ブリッジチャネル43又はブリッジチャネル73がインプラント100に向けて加える力に打ち勝つ。結果として、ブリッジチャネル43又はブリッジチャネル73がインプラント100から分離し、それによってインプラント100をインプラント挿入装置10から解放する。
インプラント100が、インプラント挿入装置10から取り外された後に、インプラント100は、突き固められて組織又は骨に完全に係合される。ひとたび完全に係合されたら、インプラント100は、その第2の形状102からその第1の最終形状101に移動し、それによってその機械的エネルギーを組織又は骨内に解放する。インプラント100がその第2の形状102からその第1の最終形状101に移動すると、インプラント100は、組織又は骨を共に融合し、治癒過程を支援する一定の力を組織又は骨上に加える。
インプラント挿入装置10の設計は、インプラント10のゆるやかな解放を可能とする。具体的には、外科医がアクチュエータ33を素早く押すと、スライダ30は、そのロック位置からそのロック解除位置へ素早く移動し、ジョー40とジョー70が、それらの係合位置からそれらの係合解除位置へ素早く移動し、そのためにインプラント100を素早く解放する。他方では、外科医が、患者が貧弱な品質の骨を有していると考える場合、外科医はアクチュエータ33をゆっくり押して、スライダ30をロック位置からロック解除位置へゆっくり移動させることができる。スライダ30のロック位置からロック解除位置へのゆっくりした移動は、ジョー40とジョー70の、それらの係合位置からそれらの係合解除位置へのゆっくりした移動を許容し、それによってインプラント100をゆるやかに解放する。
図10A〜12は、インプラント挿入装置500及びインプラント200の第2の実施形態を示す。インプラント200は、インプラント挿入装置500に固定され、外科医が手術中に、インプラント200を、組織又は骨内に挿入することを可能とする。
第2の実施形態では、インプラント200は外科用ステープルであり、2つのブリッジ210及び211、並びにコーナー230に一体で形成された脚220を含む。ブリッジ210及び211は、それぞれ、上面212、底面213、背面214、及び前面215を含む。脚220は、更に、ドリル孔に挿入するための丸い形状を形成してもよい先端221を含み、又は、先端221は骨に嵌入するために尖っていてもよい。第2の実施形態は、外科用ステープルとしてのインプラント200を開示するが、当業者は、インプラントが力を、典型的には圧縮力を、骨に及ぼすように、骨に係合して接合するように適合された任意のインプラントが、本発明に適することを理解すべきである。
インプラント200は、ニチノールなどの形状記憶材料からなり、その形状記憶材料は、インプラント200が、図10Aに示す第1の形状201と、図10Bに示す第2の形状202に移行する能力とを有することを可能とする。形状記憶材料は、インプラント200に弾性特性を付与し、それによってインプラント200は機械的エネルギーを蓄え、また蓄えたエネルギーを解放するとき、弾性(回復可能)変形を受ける。インプラント200は、第2の形状202へと機械的に変形され、インプラント挿入装置500によって第2の形状202で保持され、これによって、インプラント挿入装置500から解放されると、インプラント200は第2の形状202から第1の形状201に弾性的に変形する。
インプラント挿入装置500は、本体112と、ロック解除位置とロック位置との間で移動するスライダ130とを含む。インプラント挿入装置500は、インプラント係合解除位置111(図11に示す)、又は、インプラント係合位置113(図12に示す)、のいずれかにあり、それらの間で移動可能である。インプラント係合解除位置111では、インプラント200は、インプラント挿入装置500内で、障害もなく所定位置へ滑り込み、又は所定位置から滑り落ちる。インプラント係合位置113では、インプラント挿入装置500は、インプラント200と係合し、インプラント200を第2の形状202に維持する。更に、インプラント挿入装置500は、外科医が、インプラント200を扱い、インプラント200を固定が必要な組織又は骨内に挿入することを可能とする。インプラント挿入装置500は、任意の好適な材料によって作製されてもよいが、第1の実施形態では、インプラント挿入装置500は、プラスチックから作製される。
図13〜15Bは、インプラント挿入装置500の本体112を示す。インプラント挿入装置500の本体112は、スライダ受容部800、前面114、背面116、上面115を有するハンドル118、アーム122及び124、並びに、アーム126及び128を含む。スライダ受容部800は、本体112の平坦溝によって画定され、その平坦溝は、スライダ130の一部を受容し、スライダ130の、スライダ受容部800を覆っての固定を可能とし、したがって本体112への固定を可能とする。ハンドル118は、本体112の前面114及び背面116上の把持面を提供する。ハンドル118の把持面は、外科医が、インプラント挿入装置500を、したがってそこに固定されるインプラント200を、操作することを可能にする。アーム122及び124、並びに、アーム126及び128はハンドル118に付随し、それぞれジョー140並びにジョー170を含む。ジョー140及びジョー170は、係合解除位置と係合位置との間で移動する。更に、アーム122及び124、並びに、アーム126及び128は、それぞれスライダガイド127、並びに、129を形成する。スライダガイド127及び129は、スライダ130が、そのロック解除位置とロック位置との間で移動することを可能とする。図13に示すように、アーム122及び126は、アーム124及び128より長さが短く、ステープルインプラント200のブリッジ高さの違いを調整する。アーム122及び124、並びにアーム126及び128は、そこに外部の力が加わると、柔軟であるように設計されている。当業者は、アーム122及び124、並びにアーム126及び128が互いに多くの相対角度にあってもよいことを理解するであろう。当業者は、アーム122及び124、並びにアーム126及び128の長さ及び高さの違いを変化させて多様な結果をもたらし得ることを更に理解するであろう。
好ましい実施形態では、インプラント挿入装置500の本体112は、金型を使用して、一体物で製作される。しかしながら、インプラント挿入装置50の本体112は、2つの別の部分で製作されてもよい。具体的には、アーム122及び124、ジョー140、並びにハンドル118の一部が第1の部分を形成し、アーム126及び128、ジョー170、並びにハンドル118の一部が第2の部分を形成する。これらの2つの部分が、ヒンジ、又は接着剤などの任意の好適な手段を使用して互いにしっかり留められて本体112を作り出す。
ジョー140は、インプラント200及びジョー170に係合する歯141、並びに、スライダ130がそのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するときに、スライダ130に係合するチャネル148を含む。歯141は、インプラント200のブリッジ210及び211に係合するブリッジインターフェース142及び脚インターフェース146、並びに、ジョー170に係合する歯インターフェース147及びジョーインターフェース149、を含む具体的には、ブリッジインターフェース142、並びにアーム122及び124の一部は、ブリッジ210及び211の一部をその中に受容するブリッジチャネル143を形成する。更に、脚インターフェース146が、インプラント200に係合し、これによって、脚インターフェース146がコーナー240の下でインプラント200の脚230と当接する。歯インターフェース147は、ジョー140を係合解除位置から係合位置へ移動させるジョー170の一部と係合し、インプラント200のインプラント挿入装置500への固定を支援する。
ジョー170は、インプラント200及びジョー140に係合する歯171、並びに、スライダ130がそのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するとスライダ130に係合するチャネル178を含む。歯171は、インプラント200のブリッジ210及び211に係合するブリッジインターフェース172、並びに、ジョー140に係合する歯インターフェース177及びジョーインターフェース179、を含むブリッジインターフェース172、並びにアーム126及び128の一部は、ブリッジ210及び211の一部をその中に受容するブリッジチャネル173を形成する。
ジョー140及びジョー170は、係合解除位置と係合位置との間で移動し、インプラント200の固定及び取り外しを支援する。具体的には、インプラント挿入装置500が、そのインプラント係合解除位置111から、そのインプラント係合位置113へ移動すると、ジョー140及びジョー170が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動し、これによりジョー170の歯インターフェース177が、ジョー140の歯インターフェース147に係合する。図16及び17に示すように、ジョー140の歯インターフェース147、並びに、ジョー170の歯インターフェース177は、インプラント200のインプラント挿入装置500への固定及びそこからの取り外しを支援するために、傾斜している。第1の実施形態では、ジョー140の歯インターフェース147、及びジョー170の歯インターフェース177の傾斜が、接触面間の法線力を低減し、したがって、インプラント挿入装置500が、そのインプラント係合解除位置111とそのインプラント係合位置113との間で移動するときの、ジョー140とジョー170との間の摩擦力を低減する。ジョー140の歯インターフェース147、及びジョー170の歯インターフェース177を傾斜させることが、インプラント挿入装置500がそのインプラント係合解除位置111とそのインプラント係合位置113との間で移動すると、ジョー170が、ジョー140を楔に類似して強制開放することを許容する傾斜部をも作り出す。当業者は、傾斜の角度と三角法の適用が、ジョー140の歯インターフェース147と、ジョー170の歯インターフェース177との間の摩擦力を決定することを認識するであろう。ジョー140の歯インターフェース147と、ジョー170の歯インターフェース177との間の摩擦力の大きさの低減が、インプラント200のインプラント挿入装置500からの取り外しを助ける。更に、傾斜の角度はまた、インプラント挿入装置200が、そのインプラント係合解除位置111から、そのインプラント係合位置113へと移動するときの、ジョー140を分離するための力を決定する。
図18は、スライダ130を示す。スライダ130は、それらの間のスロットを画定する留め面131及び留め面132を有する留め金138を含む。留め金138は、ノッチ331及び332を含み、アーム122及び126と、アーム124及び128との長さの違いを調整する。スライダ130は、スロット137を画定し、前面135及び背面136を有するアクチュエータ133を更に含む。スロット137は、スライダ130が、本体112に固定され、そのロック解除位置とそのロック位置との間で移動することを許容する。具体的には、スライダ130をスライダガイド127及び129内に置き、スライダ130を、スロット137を使用して本体112のスライダ受容部800に係合させることで、スライダ130を本体112に固定する。アクチュエータ133は、使用者が、そのロック解除位置とそのロック位置との間でスライダ130を移動させることによって、スライダ130を操作することを可能とする。具体的には、図12に示すように、アクチュエータ133の背面136が押されると、スライダ130が、スライダガイド127及び129内を、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動する。ロック位置への到達後に、使用者は次にアクチュエータ133の前面135を押してもよく、それによってスライダ130が、スライダガイド127及び129内を、そのロック位置から、図11に示すそのロック解除位置へと移動する。
スライダ130の留め金138は、スライダ130が、ジョー140をジョー170とロックさせることを可能とする。具体的には、スライダ130がそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、留め金138の留め面131及び132が、ジョー140のスライダチャネル148及びジョー170のスライダチャネル178に摩擦適合で係合する。留め面131及び132と、それぞれスライダチャネル148及びスライダチャネル178との間の摩擦適合が、ジョー140をジョー170とロックする。
スライダ130、ジョー140、及びジョー170が、協働してインプラント挿入装置500をインプラント200で装填する。ジョー140及びジョー170は、図11に示すそれらの係合解除位置から始め、図12に示すそれらの係合位置へと移動される。ジョー140及びジョー170は、互いに向かって、歯141と歯171が噛み合うまで移動する。具体的には、歯171の歯インターフェース177が、歯141の歯インターフェース147に係合する。係合したら、歯171の歯インターフェース177が、歯141の歯インターフェース147の上への楔力を生み出す。この楔力が、ジョー140のジョー係合面149がジョー170のジョー係合面179と接触するまでジョー140を移動させて、ジョー140を広げ、ジョー140のジョー170との噛み合いをもたらす。
ジョー140とジョー170を、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動させることで、アーム122及び124を広げ、ジョー140並びにアーム122及び124を、下向きに、そして水平方向では外向きに移動させる。同様に、アーム126及び128並びにジョー170は、ジョー170がジョー140をそれらの係合位置へと移動させるように、上向きに移動し、これによりインプラント200が、ジョー140とジョー170との間にクランプされ、インプラント挿入装置500に固定される。
インプラント挿入装置500の第2の実施形態の代替では、インプラント挿入装置500は、インプラント200のインプラント挿入装置500からの更に容易な取り出しを可能とする。具体的には、ジョー140が、係合解除位置と係合位置との間で移動するとき、回転することができる。具体的には、ジョー140が係合解除位置にあるとき、ジョー140は下向きに傾いたままなので、ジョー140を係合位置へと移動させることが、ジョー140とジョー170とによってインプラント200がクランプされる間に、ジョー140を上向き弧状に移動させる。更に説明すると、ジョー140は、それらがジョー170と係合していないとき、アーム122及び124に関して回転を見せている。ジョー140は、したがって、係合解除位置から係合位置へと移動する間に、外向き及び上向きに動くと共に、アームに関して回転する。ジョー140のアーム122及び124に対する回転は、ジョー140の、係合解除プロセスの間の、形状記憶インプラント200からのもつれもない、より容易な解放を確実にすることを助ける。
ジョー140及びジョー170が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動した後、スライダ130が、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動し、ジョー140及びジョー170をそれらの係合位置に維持する。スライダ130の留め金138は、そのロック解除位置からそのロック位置への移動によって、ジョー140のスライダチャネル148、及びジョー170のスライダチャネル178に係合し、それによってジョー140をジョー170に固定する。具体的には、スライダ130がそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、留め面131が、ジョー140のスライダチャネル148と摩擦適合で係合し、また、留め面132が、ジョー170のスライダチャネル178と摩擦適合で係合する。留め面131及び132と、それぞれスライダチャネル148及びスライダチャネル178との間の摩擦適合が、ジョー140をジョー170とロックする。更に、留め面131とスライダチャネル148との間の摩擦適合が、インプラント挿入装置500をそのインプラント係合位置113に維持し、並びに、ジョー140及びジョー170をそれらの係合位置に維持する。
インプラント挿入装置500を、そのインプラント係合解除位置111に戻すには、スライダ130を、そのロック位置からそのロック解除位置に移動させる。スライダ130がそのロック解除位置に移動すると、留め面131が、ジョー140のスライダチャネル148を係合解除し、また、留め面132が、ジョー170のスライダチャネル178を係合解除して、摩擦適合を取り除く。摩擦適合を取り除くことによって、ジョー140のジョー170からの解放が許容され、それが、アーム122及び124並びにジョー140の上向きの、水平方向には内向きの移動をもたらす。同様に、スライダ130のそのロック位置からそのロック解除位置への移動によって、アーム126及び128並びにジョー170の下向きの移動が許容される。ジョー140の上向きの、水平方向には内向きの移動、及びジョー170の下向きの移動が、ジョー140及びジョー170をそれらの係合解除位置に置き、これによりインプラント200を、インプラント挿入装置500から解放することができる。
代替の実施形態では、スライダ130が、そのロック解除位置とそのロック位置との間で移動するとき、ジョー140とジョー170とを、それらの係合解除と係合位置との間で移動させるように構成されてもよい。具体的には、スライダ30は、スライダガイド127及び129内に位置する軌道内に存在してもよい。スライダ130の、ロック解除位置からロック位置への移動が、スライダ130を、スライダガイド127及び129内に位置する軌道内で移動させる。スライダ130が、スライダガイド127に力を及ぼし、そのスライダガイド127が、アーム122及び124に力を伝達し、ジョー140並びにアーム122及び124を下向きに、そして水平方向では外向きに移動させる。同様に、スライダ130が、スライダガイド129に力を及ぼし、そのスライダガイド129が、アーム126及び128並びにジョー170に力を伝達し、その力が、ジョー170を上に移動させ、その結果、ジョー140とジョー170が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動し、これによりインプラント200が、ジョー140とジョー170との間にクランプされ、インプラント挿入装置500に固定される。
スライダ130の、ロック解除位置からロック位置への移動が、スライダ130を、スライダガイド127及び129内に位置する軌道内で移動させる。スライダ130のロック解除位置への移動が、スライダガイド127がアーム122及び124に及ぼす力を解放し、ジョー140と、アーム122及び124とを上向きに、そして水平方向では内向きに移動させる。同様に、スライダ130のロック解除位置への移動が、スライダガイド129がアーム126及び128に及ぼす力を解放して、ジョー170並びにアーム126及び128を移動させ、その結果、ジョー140とジョー170がそれらの係合位置からそれらの係合解除位置へと移動し、これによりインプラント200が、インプラント挿入装置500から解放される。
図11及び12は、インプラント200のインプラント挿入装置500への固定の操作、及びインプラント200のインプラント挿入装置500からの取り出しを示す。インプラント200は、手術前にインプラント挿入装置500上に事前装填されてもよく、又は、インプラント200は、手術中にインプラント挿入装置500上に装填されてもよい。インプラント200をインプラント挿入装置500上に装填する操作は以下の通りである。
インプラント200を受容する第1の方法では、インプラント挿入装置500は、そのインプラント係合解除位置111から開始し、その状態では、ジョー140とジョー170は、それらの係合解除位置にある。インプラント200は、第1の最終形状201から第2の形状202へと機械的に変形され、これによって、インプラント200が機械的エネルギーを蓄える。第1の最終形状201から第2の形状202へ機械的に変形された後に、インプラント200は、ブリッジ210及び211の一部がブリッジチャネル143と共に存在するように、インプラント挿入装置500のジョー140の上に置かれる。具体的には、ブリッジ210及び211の底面123が、ブリッジインターフェース142に隣接して存在し、ブリッジ210及び211の上面212が、本体112のアーム122及び124に隣接して存在する。
インプラント200がジョー140上に置かれた後に、ジョー140とジョー170が、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へ移動される。係合解除位置から係合位置への移動で、ジョー140は下向きに移動し、ジョー170は上向きに移動する。更に、歯171の歯インターフェース177が、歯141の歯インターフェース147に係合する。係合すると、歯171の歯インターフェース177は、歯141の歯インターフェース147上の楔力を生み出し、その楔力が、ジョー140のジョー係合面149がジョー170のジョー係合面179に接触するまで持続する。この楔力は、アーム122及び124並びにジョー140を広げ、脚インターフェース146がインプラント200を係合するまで、アーム122及び124並びにジョー140を下向きに、水平方向では外向きに移動させる。具体的には、脚インターフェース146が、インプラント200に係合し、脚インターフェース146がコーナー240の下でインプラント200の脚230と当接する。更に、ジョー140とジョー170の係合解除位置から係合位置への移動が、インプラント200のブリッジ210及び211を、ジョー170のブリッジチャネル173内に挿入する。具体的には、ブリッジ210及び211の底面123が、ブリッジインターフェース172に隣接して存在し、ブリッジ210及び211の上面212が、本体112のアーム126及び128に隣接して存在し、それによってインプラント200が、ジョー140とジョー170との間にクランプされる。ジョー140とジョー170との間のインプラント200のクランプが、インプラント200内に蓄えられた機械的エネルギーを維持し、インプラント200にジョー140に向かう張力を与える。更に、インプラント200がインプラント挿入装置500上に装填されたまま、ジョー140がインプラント200を第2の形状202に維持する。
ジョー140とジョー170が、係合解除位置から係合位置へ移動した後に、スライダ130がそのロック解除位置からそのロック位置へと移動される。具体的には、アクチュエータ133の背面136が押されて、スライダ130をスライダガイド127及び129内で移動させ、これによって、留め金138の留め面131及び132が、それぞれスライダチャネル148及びスライダチャネル178に係合してジョー140をジョー170とロックする。
インプラント200が、インプラント挿入装置500上に置かれる前に、第1の最終形状201から第2の形状202へと機械的に変形されてもよいが、一方、第2の方法では、インプラント200はまた、インプラント挿入装置500上に第1の最終形状201で置かれ、次にインプラント挿入装置500によって第2の形状202へと機械的に変形されてもよい。ジョー140とジョー170が、例えば機械的押圧などの任意の好適な手段を使って、それらの係合解除位置からそれらの係合位置へと移動されてもよい。上述したように、ジョー140及びジョー170の、それらの係合解除位置からそれらの係合位置への移動が、アーム122及び124並びにジョー140を広げる楔力を引き起こし、アーム122及び124並びにジョー140を下向きに、水平方向には外向きに移動させ、これによって、脚インターフェース146がインプラント200と係合する。この楔力がインプラント200に伝達され、これによって、インプラント200が、その第1の最終形状201から第2の形状202へ移動する。この力の伝達が、インプラント200内に機械的エネルギーを与え、インプラント200にジョー140に向かう張力を生む。更に、スライダ130が、そのロック解除位置からそのロック位置へと移動し、ジョー140及びジョー170を係合位置に維持し、これによって、インプラント200がインプラント挿入装置500に充填されて残り、一方ではインプラント挿入装置500がまた、インプラント200を第2の形状202に維持する。必須ではないが、インプラント200は、それをマルテンサイト状態として、インプラント200がその第1の最終形状201から第2の形状202へ移動することを支援するために、インプラント挿入装置500上に置かれる前に、冷却されてもよい。
インプラント200が、インプラント挿入装置500に固定された後に、インプラント200は、組織又は骨内に移植される準備が完了する。外科医はインプラント200の先端231をドリル加工済の孔内に置くか、又は先端が組織又は骨内に嵌入されてもよく、それによってインプラント200を組織又は骨内に固定する。ひとたびインプラント200が組織又は骨に固定されると、インプラント200は、インプラント挿入装置500からの取り外しの準備を完了する。インプラント200をインプラント挿入装置500から取り外すために、外科医はアクチュエータ133の前面135を押し、それによってスライダ130が、スライダガイド127及び129内を、そのロック位置からそのロック解除位置へと移動する。スライダ130の、そのロック位置からそのロック解除位置へ移動が、留め面131及び132を、それぞれスライダチャネル148及びスライダチャネル178から解放し、それによってジョー140とジョー170の係合解除位置への移動を許容する。
係合位置から係合解除位置への移動によって、ジョー140のジョー170からの解放が許容され、ジョー140の上向きの移動、及びジョー170の下向きの移動が許容される。更に、アーム122及び124並びにジョー140が、上向きに、水平方向には内向きに移動し、アーム126及び128並びにジョー170が、下向きに移動し、これによって、インプラント200がインプラント挿入装置500から解放され得る。ジョー140とジョー170がそれらの係合解除位置にあると、ジョー140の脚インターフェース146はもはやインプラント200の脚230に当接せず、インプラント200とジョー140との間の張力の解放、並びに、インプラント挿入装置500からのインプラント200の解放、をもたらす。
ジョー140とジョー170がそれらの係合位置から係合解除位置に移動した後に、インプラント200がジョー140と係合したまま残っていたら、インプラント200は、捩じり力の付与によって、インプラント挿入装置500から取り外すことができる。具体的には、インプラント200が、ジョー140のブリッジチャネル143、又はジョー170のブリッジチャネル173のいずれかと係合したまま残っていたら、インプラント挿入装置500への捩じり力の付与が、そこからインプラント200を取り外す。捩じり又は回転力は、ブリッジチャネル143又はブリッジチャネル173がインプラント200に向けて加える力に打ち勝つ。結果として、ブリッジチャネル143又はブリッジチャネル173がインプラント200から分離し、それによってインプラント200をインプラント挿入装置10から解放する。
インプラント200が、インプラント挿入装置500から取り外された後に、インプラント200は、突き固められて組織又は骨に完全に係合される。ひとたび完全に係合されたら、インプラント200は、その第2の形状202からその第1の最終形状201に移動し、それによってその機械的エネルギーを組織又は骨内に解放する。インプラント200がその第2の形状202からその第1の最終形状201に移動すると、インプラント200は、組織又は骨を共に融合し、治癒過程を支援する一定の力を組織又は骨上に加える。
インプラント挿入装置500の設計は、インプラント200のゆるやかな解放を可能とする。具体的には、外科医がアクチュエータ133を素早く押すと、スライダ130は、そのロック位置からそのロック解除位置へ素早く移動し、ジョー140とジョー170が、それらの係合位置からそれらの係合解除位置へ素早く移動し、そのためにインプラント200を素早く解放する。他方では、外科医が、患者が貧弱な品質の骨を有していると考える場合、外科医はアクチュエータ133をゆっくり押して、スライダ130をロック位置からロック解除位置へゆっくり移動させることができる。スライダ130のロック位置からロック解除位置へのゆっくりした移動は、ジョー140とジョー170の、それらの係合位置からそれらの係合解除位置へのゆっくりした移動を許容し、それによってインプラント200をゆるやかに解放する。
本発明は、上述した好ましい実施形態によって説明されてきたが、これらの説明は例示の目的に限られ、当業者には明らかなように、多数の変化する水準の変更形態、等価形態、変形形態が本発明の範囲に含まれることになる。その範囲は、したがって、いかなる場合にも上述した詳細な説明によって限定されるものではなく、むしろ、それは以下の特許請求の範囲によってのみ定義される。
〔実施の態様〕
(1) 第1の形状と第2の形状との間で移動可能な形状記憶インプラントと共に使用するように適合されたインプラント挿入装置であって、前記インプラント挿入装置が、前記形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで、前記形状記憶インプラントを前記第2の形状で維持し、前記インプラント挿入装置が、
(i)本体であって、
前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第1のジョーと、
前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第2のジョーと、
前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第3のジョーと、を備え、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、係合解除位置から係合位置に移動可能である、本体と、
(ii)前記本体と連結されたスライダであって、前記スライダが、ロック解除位置とロック位置との間で移動可能であり、更に、前記スライダが、そのロック位置で前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーをそれらの係合位置で維持する、スライダと、を備える、インプラント挿入装置。
(2) 前記本体が、
第1のアームであって、前記第1のジョーが前記第1のアームの末端にある、第1のアームと、
第2のアームであって、前記第2のジョーが前記第2のアームの末端にある、第2のアームと、
第3のアーム及び第4のアームであって、前記第3のジョーが前記第3及び前記第4のアームの末端にある、第3のアーム及び第4のアームと、を更に備える、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(3) 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(4) 前記スライダがそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、前記第1のジョー及び前記第1のアームが前記本体に対する回転を受け、前記第2のジョー及び前記第2のアームが前記本体に対する回転を受ける、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(5) 前記インプラント挿入装置が前記形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達した後、前記スライダのそのロック位置からそのロック解除位置への移動が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーから解放し、更に、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置からそれらの係合解除位置に移動し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントから係合解除し、それにより前記形状記憶インプラントを解放し、前記形状記憶インプラントがその第2の形状からその第1の形状に移動することを可能にする、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(6) 前記第1及び前記第2のジョーの前記係合解除位置への移動が、前記第1及び前記第2のジョーの前記形状記憶インプラントから離れた回転を更にもたらす、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(7) 前記スライダがそのロック解除位置にあるとき、前記第1のアームが前記第1のジョーを下向きに傾けて維持し、
前記スライダがそのロック解除位置にあるとき、前記第2のアームが前記第2のジョーを下向きに傾けて維持する、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(8) 前記スライダのそのロック位置への移動が、前記スライダを前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に挿入し、前記第1及び前記第2のジョーを、水平方向外向きに、かつ上向き弧状に、それらの係合位置に移動させ、これによって、前記第1及び前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントに係合し、前記形状記憶インプラントを前記第2の形状で維持する、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(9) 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、前記第3のジョーの一部が前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入る、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(10) 前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第1の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備え、
前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第2の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備える、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(11) 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、更に、前記第3のジョーが、前記第1のジョーの前記歯と前記第2のジョーの前記歯との間に入る歯を含み、これによって、前記第3のジョーの前記歯が前記第1のジョーを前記第2のジョーから切り離して維持する、実施態様10に記載のインプラント挿入装置。
(12) 前記第1のアーム及び前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第1のチャネルを画定し、
前記第2のアーム及び前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第2のチャネルを画定し、
前記第3及び前記第4のアーム並びに前記第3のジョーは、前記第3のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第3のチャネルを画定する、実施態様11に記載のインプラント挿入装置。
(13) 前記第1のアームの長さが前記第2のアームより短く、これによって、前記インプラント挿入装置が、第2のブリッジとは異なる高さの第1のブリッジを有する形状記憶インプラントを受容するように適合されている、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(14) 前記インプラント挿入装置が、前記形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達するように適合されている、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(15) 前記スライダが、前記本体のスライダ受容部を中に受容するように適合されたスロットを含み、それにより前記第1及び前記第2のアームと前記第3及び前記第4のアームとの間で前記スライダを前記本体と連結し、これによって、前記スライダが、前記スライダのそのロック解除位置とそのロック位置との間での移動中に、前記本体と連結されたままである、実施態様2に記載のインプラント挿入装置。
(16) 前記スライダが、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーの各々内のスライダチャネルに固定可能な留め金を含み、更に、前記スライダがそのロック位置にあるとき、前記留め金が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーに係合された状態で維持する、実施態様15に記載のインプラント挿入装置。
(17) 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの両方の間に入り、それにより前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、これによって、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの第1の脚に係合し、かつ前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの第2の脚に係合し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、実施態様1に記載のインプラント挿入装置。
(18) インプラント挿入システムであって、
形状記憶インプラントであって、第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを備え、前記形状記憶インプラントは、前記第1及び前記第2の脚が非平行である第1の形状と、前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である、形状記憶インプラントと、
インプラント挿入装置であって、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第1のジョーと、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第2のジョーと、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第3のジョーと、を備え、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、係合解除位置から係合位置に移動可能である、インプラント挿入装置と、を備え、
更に、前記第1のジョーがその係合位置で、前記形状記憶の前記第1の脚にその実質的に平行な位置で係合し、
前記第2のジョーがその係合位置で、前記形状記憶の前記第2の脚にその実質的に平行な位置で係合し、
前記第3のジョーがその係合位置で、前記第1及び前記第2のジョーに係合し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、インプラント挿入システム。
(19) 前記インプラント挿入装置が、
本体であって、
第1のアームであって、前記第1のジョーが前記第1のアームの末端にある、第1のアームと、
第2のアームであって、前記第2のジョーが前記第2のアームの末端にある、第2のアームと、
第3のアーム及び第4のアームであって、前記第3のジョーが前記第3及び前記第4のアームの末端にある、第3のアーム及び第4のアームと、を備える、本体と、
前記本体と連結されたスライダであって、前記スライダが、ロック解除位置とロック位置との間で移動可能であり、更に、前記スライダが、そのロック位置で前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーをそれらの係合位置で維持する、スライダと、を更に備える、実施態様18に記載のインプラント挿入システム。
(20) 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、実施態様19に記載のインプラント挿入システム。
(21) 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、前記第3のジョーの一部が前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入る、実施態様18に記載のインプラント挿入システム。
(22) 前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第1の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備え、
前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第2の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備える、実施態様19に記載のインプラント挿入システム。
(23) 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、更に、前記第3のジョーが、前記第1のジョーの前記歯と前記第2のジョーの前記歯との間に入る歯を含み、これによって、前記第3のジョーの前記歯が前記第1のジョーを前記第2のジョーから切り離して維持する、実施態様22に記載のインプラント挿入システム。
(24) 前記第1のアーム及び前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第1のチャネルを画定し、
前記第2のアーム及び前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第2のチャネルを画定し、
前記第3及び前記第4のアーム並びに前記第3のジョーは、前記第3のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第3のチャネルを画定する、実施態様23に記載のインプラント挿入システム。
(25) 前記第1のアームの長さが前記第2のアームより短く、これによって、前記インプラント挿入装置が、第2のブリッジとは異なる高さの第1のブリッジを有する形状記憶インプラントを受容するように適合されている、実施態様19に記載のインプラント挿入システム。
(26) 前記スライダが、前記本体のスライダ受容部を中に受容するように適合されたスロットを含み、それにより前記第1及び前記第2のアームと前記第3及び前記第4のアームとの間で前記スライダを前記本体と連結し、これによって、前記スライダが、前記スライダのそのロック解除位置とそのロック位置との間での移動中に、前記本体と連結されたままである、実施態様19に記載のインプラント挿入システム。
(27) 前記スライダが、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーの各々内のスライダチャネルに固定可能な留め金を含み、更に、前記スライダがそのロック位置にあるとき、前記留め金が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーに係合された状態で維持する、実施態様26に記載のインプラント挿入システム。
(28) 形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで前記形状記憶インプラントを保持する方法であって、
第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを備える形状記憶インプラントを提供することであって、前記形状記憶インプラントは、前記第1及び前記第2の脚が非平行である第1の形状と、前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である、提供することと、
前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状に移動させることと、
前記形状記憶インプラントを、前記インプラント挿入装置の第1及び第2のジョーと前記インプラント挿入装置の第3のジョーとの間に置くことと、
前記インプラント挿入装置のスライダを移動させることであって、それにより前記スライダが前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第3のジョーに係合し、前記スライダが前記第1及び前記第2のジョーを係合位置で維持し、これによって、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第1の脚に係合し、かつ前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第2の脚に係合し、更に、前記スライダが、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとの係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状で維持する、移動させることと、を含む、方法。
(29) 前記インプラント挿入装置を使用して、前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状で組織又は骨内に送達することと、
前記インプラント挿入装置の前記スライダを移動させることであって、それにより前記スライダが前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーから係合解除し、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーから係合解除し、更に、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第1の脚を解放し、前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第2の脚を解放し、それにより前記形状記憶インプラントを前記インプラント挿入装置から解放する、移動させることと、を更に含む、実施態様28に記載の形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで前記形状記憶インプラントを保持する方法。

Claims (29)

  1. 第1の形状と第2の形状との間で移動可能な形状記憶インプラントと共に使用するように適合されたインプラント挿入装置であって、前記インプラント挿入装置が、前記形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで、前記形状記憶インプラントを前記第2の形状で維持し、前記インプラント挿入装置が、
    (i)本体であって、
    前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第1のジョーと、
    前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第2のジョーと、
    前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第3のジョーと、を備え、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、係合解除位置から係合位置に移動可能である、本体と、
    (ii)前記本体と連結されたスライダであって、前記スライダが、ロック解除位置とロック位置との間で移動可能であり、更に、前記スライダが、そのロック位置で前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーをそれらの係合位置で維持する、スライダと、を備える、インプラント挿入装置。
  2. 前記本体が、
    第1のアームであって、前記第1のジョーが前記第1のアームの末端にある、第1のアームと、
    第2のアームであって、前記第2のジョーが前記第2のアームの末端にある、第2のアームと、
    第3のアーム及び第4のアームであって、前記第3のジョーが前記第3及び前記第4のアームの末端にある、第3のアーム及び第4のアームと、を更に備える、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  3. 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  4. 前記スライダがそのロック解除位置からそのロック位置に移動すると、前記第1のジョー及び前記第1のアームが前記本体に対する回転を受け、前記第2のジョー及び前記第2のアームが前記本体に対する回転を受ける、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  5. 前記インプラント挿入装置が前記形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達した後、前記スライダのそのロック位置からそのロック解除位置への移動が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーから解放し、更に、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置からそれらの係合解除位置に移動し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントから係合解除し、それにより前記形状記憶インプラントを解放し、前記形状記憶インプラントがその第2の形状からその第1の形状に移動することを可能にする、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  6. 前記第1及び前記第2のジョーの前記係合解除位置への移動が、前記第1及び前記第2のジョーの前記形状記憶インプラントから離れた回転を更にもたらす、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  7. 前記スライダがそのロック解除位置にあるとき、前記第1のアームが前記第1のジョーを下向きに傾けて維持し、
    前記スライダがそのロック解除位置にあるとき、前記第2のアームが前記第2のジョーを下向きに傾けて維持する、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  8. 前記スライダのそのロック位置への移動が、前記スライダを前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に挿入し、前記第1及び前記第2のジョーを、水平方向外向きに、かつ上向き弧状に、それらの係合位置に移動させ、これによって、前記第1及び前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントに係合し、前記形状記憶インプラントを前記第2の形状で維持する、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  9. 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、前記第3のジョーの一部が前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入る、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  10. 前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第1の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備え、
    前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第2の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備える、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  11. 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、更に、前記第3のジョーが、前記第1のジョーの前記歯と前記第2のジョーの前記歯との間に入る歯を含み、これによって、前記第3のジョーの前記歯が前記第1のジョーを前記第2のジョーから切り離して維持する、請求項10に記載のインプラント挿入装置。
  12. 前記第1のアーム及び前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第1のチャネルを画定し、
    前記第2のアーム及び前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第2のチャネルを画定し、
    前記第3及び前記第4のアーム並びに前記第3のジョーは、前記第3のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第3のチャネルを画定する、請求項11に記載のインプラント挿入装置。
  13. 前記第1のアームの長さが前記第2のアームより短く、これによって、前記インプラント挿入装置が、第2のブリッジとは異なる高さの第1のブリッジを有する形状記憶インプラントを受容するように適合されている、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  14. 前記インプラント挿入装置が、前記形状記憶インプラントを組織又は骨内に送達するように適合されている、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  15. 前記スライダが、前記本体のスライダ受容部を中に受容するように適合されたスロットを含み、それにより前記第1及び前記第2のアームと前記第3及び前記第4のアームとの間で前記スライダを前記本体と連結し、これによって、前記スライダが、前記スライダのそのロック解除位置とそのロック位置との間での移動中に、前記本体と連結されたままである、請求項2に記載のインプラント挿入装置。
  16. 前記スライダが、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーの各々内のスライダチャネルに固定可能な留め金を含み、更に、前記スライダがそのロック位置にあるとき、前記留め金が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーに係合された状態で維持する、請求項15に記載のインプラント挿入装置。
  17. 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの両方の間に入り、それにより前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、これによって、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの第1の脚に係合し、かつ前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの第2の脚に係合し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、請求項1に記載のインプラント挿入装置。
  18. インプラント挿入システムであって、
    形状記憶インプラントであって、第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを備え、前記形状記憶インプラントは、前記第1及び前記第2の脚が非平行である第1の形状と、前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である、形状記憶インプラントと、
    インプラント挿入装置であって、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第1のジョーと、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第2のジョーと、前記形状記憶インプラントに係合するように適合された第3のジョーと、を備え、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、係合解除位置から係合位置に移動可能である、インプラント挿入装置と、を備え、
    更に、前記第1のジョーがその係合位置で、前記形状記憶の前記第1の脚にその実質的に平行な位置で係合し、
    前記第2のジョーがその係合位置で、前記形状記憶の前記第2の脚にその実質的に平行な位置で係合し、
    前記第3のジョーがその係合位置で、前記第1及び前記第2のジョーに係合し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、インプラント挿入システム。
  19. 前記インプラント挿入装置が、
    本体であって、
    第1のアームであって、前記第1のジョーが前記第1のアームの末端にある、第1のアームと、
    第2のアームであって、前記第2のジョーが前記第2のアームの末端にある、第2のアームと、
    第3のアーム及び第4のアームであって、前記第3のジョーが前記第3及び前記第4のアームの末端にある、第3のアーム及び第4のアームと、を備える、本体と、
    前記本体と連結されたスライダであって、前記スライダが、ロック解除位置とロック位置との間で移動可能であり、更に、前記スライダが、そのロック位置で前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーをそれらの係合位置で維持する、スライダと、を更に備える、請求項18に記載のインプラント挿入システム。
  20. 前記スライダがそのロック位置で前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第1及び前記第2のジョーをそれらの係合位置で維持し、更に、前記スライダがそのロック位置で前記第3のジョーに係合し、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとのその係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントをその第2の形状で維持する、請求項19に記載のインプラント挿入システム。
  21. 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、前記第3のジョーの一部が前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入る、請求項18に記載のインプラント挿入システム。
  22. 前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第1の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備え、
    前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントの第2の脚に当接する脚インターフェースを有する歯を備える、請求項19に記載のインプラント挿入システム。
  23. 前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーがそれらの係合位置にあるとき、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーに当接し、更に、前記第3のジョーが、前記第1のジョーの前記歯と前記第2のジョーの前記歯との間に入る歯を含み、これによって、前記第3のジョーの前記歯が前記第1のジョーを前記第2のジョーから切り離して維持する、請求項22に記載のインプラント挿入システム。
  24. 前記第1のアーム及び前記第1のジョーは、前記第1のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第1のチャネルを画定し、
    前記第2のアーム及び前記第2のジョーは、前記第2のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第2のチャネルを画定し、
    前記第3及び前記第4のアーム並びに前記第3のジョーは、前記第3のジョーがその係合位置にあるときに前記形状記憶インプラントのブリッジの少なくとも一部に係合する第3のチャネルを画定する、請求項23に記載のインプラント挿入システム。
  25. 前記第1のアームの長さが前記第2のアームより短く、これによって、前記インプラント挿入装置が、第2のブリッジとは異なる高さの第1のブリッジを有する形状記憶インプラントを受容するように適合されている、請求項19に記載のインプラント挿入システム。
  26. 前記スライダが、前記本体のスライダ受容部を中に受容するように適合されたスロットを含み、それにより前記第1及び前記第2のアームと前記第3及び前記第4のアームとの間で前記スライダを前記本体と連結し、これによって、前記スライダが、前記スライダのそのロック解除位置とそのロック位置との間での移動中に、前記本体と連結されたままである、請求項19に記載のインプラント挿入システム。
  27. 前記スライダが、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーの各々内のスライダチャネルに固定可能な留め金を含み、更に、前記スライダがそのロック位置にあるとき、前記留め金が、前記スライダを前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーに係合された状態で維持する、請求項26に記載のインプラント挿入システム。
  28. 形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで前記形状記憶インプラントを保持する方法であって、
    第1の脚と第2の脚を相互接続するブリッジを備える形状記憶インプラントを提供することであって、前記形状記憶インプラントは、前記第1及び前記第2の脚が非平行である第1の形状と、前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行である第2の形状との間で移動可能である、提供することと、
    前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状に移動させることと、
    前記形状記憶インプラントを、前記インプラント挿入装置の第1及び第2のジョーと前記インプラント挿入装置の第3のジョーとの間に置くことと、
    前記インプラント挿入装置のスライダを移動させることであって、それにより前記スライダが前記第1のジョーと前記第2のジョーとの間に入り、前記第3のジョーに係合し、前記スライダが前記第1及び前記第2のジョーを係合位置で維持し、これによって、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第1の脚に係合し、かつ前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第2の脚に係合し、更に、前記スライダが、前記第3のジョーを前記第1及び前記第2のジョーとの係合位置で維持し、これによって、前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーが、前記形状記憶インプラントに係合して前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状で維持する、移動させることと、を含む、方法。
  29. 前記インプラント挿入装置を使用して、前記形状記憶インプラントを前記第1及び前記第2の脚が実質的に平行であるその第2の形状で組織又は骨内に送達することと、
    前記インプラント挿入装置の前記スライダを移動させることであって、それにより前記スライダが前記第1、前記第2、及び前記第3のジョーから係合解除し、前記第3のジョーが前記第1及び前記第2のジョーから係合解除し、更に、前記第1のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第1の脚を解放し、前記第2のジョーが前記形状記憶インプラントの前記第2の脚を解放し、それにより前記形状記憶インプラントを前記インプラント挿入装置から解放する、移動させることと、を更に含む、請求項28に記載の形状記憶インプラントの組織又は骨内への送達まで前記形状記憶インプラントを保持する方法。
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