JP2018500794A - D2d通信システムにおいてパッディングのみを有するmac pdu伝送を回避する方法及びその装置 - Google Patents

D2d通信システムにおいてパッディングのみを有するmac pdu伝送を回避する方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

本発明は無線通信システムに関するものである。特に、本発明はD2D通信システムにおいてMAC PDUのみをパッディングすることを回避する方法及びその装置に関するものである。方法は、送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認を受信する段階;前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認する段階;及び前記受信したサイドリンク承認の大きさがメディアアクセス制御(MAC)ヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(STCH)のための無線リンク制御(RLC)ヘッダーのみを含むMACプロトコルデータ単位(PDU)の最小大きさより大きい場合、少なくとも1バイトのRLCサービスデータユニット(SDU)を含むMAC PDUを送信する段階を含む。【選択図】 図17

Description

本発明は無線通信システムに関するもので、特にD2D(Device to Device)通信システムにおいてパッディングのみを有するMAC PDU伝送を回避する方法及びその装置に関するものである。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、「LTE」という)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例として、E―UMTS網の構造を概略的に示した図である。E―UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムであって、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進めている。一般に、E―UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムと称することもできる。UMTS及びE―UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容は、それぞれ「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7とRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E―UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E―UTRAN)の終端に位置し、外部ネットワークと接続される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25Mhz、2.5Mhz、5Mhz、10Mhz、15Mhz、20Mhzなどの帯域幅のうち一つに設定され、多くの端末にダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。ダウンリンク(Downlink;DL)データに対して、基地局は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信し、該当端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、アップリンク(Uplink;UL)データに対して、基地局は、アップリンクスケジューリング情報を該当端末に送信し、該当端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。各基地局間には、ユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためのインタフェースを使用することができる。核心網(Core Network;CN)は、AG及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
D2D(Device to Device)通信は、基地局などのインフラストラクチャを利用せず、隣接ノード間でトラフィックを直接伝達する分散された通信技術のことをいう。D2D通信環境において、携帯用端末などの各ノードは、物理的にそれに隣接する端末(user equipment)を発見し、通信セッションを設定した後でトラフィックを送信する。この方式によれば、D2D通信は、基地局に集中しているトラフィックを分散してトラフィックの過負荷を解決でき、この点から、D2D通信は、4G以後の次世代モバイル通信技術の基本技術として注目を受けている。そこで、3GPP又はIEEEなどの標準協会は、LTE―A又はWi―Fiに基づいてD2D通信標準の確立を進行しており、クアルコム(Qualcomm)も自身のD2D通信技術を開発してきている。
D2D通信は、モバイル通信システムのスループットを増加させ、新しい通信技術を生成するのに寄与すると期待される。また、D2D通信は、プロキシミティベースのソーシャルネットワークサービス又はネットワークゲームサービスをサポートすることができる。陰影地域(shade zone)に位置する端末のリンク問題は、D2Dリンクをリレーとして使用することによって解決することができる。この方式により、D2D技術は、多様な分野で新しいサービスを提供すると期待される。
赤外線通信、ジグビー(ZigBee)、RFID(radio frequency identification)及びRFIDに基づくNFC(near field communication)などのD2D通信技術は既に使用されている。しかし、これらの技術は、限られた距離(約1m)内の特定オブジェクトの通信しかサポートせず、厳密にこれらの技術をD2D通信技術と見なすことは難しい。
D2D技術が前記のように記述されてきたが、同一のリソースを用いて複数のD2D端末からデータを送信する方法の細部事項は提案されていない。
本発明の目的は、D2D通信システムのための通知方法及び装置を提供することにある。本発明で遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
本発明の目的は無線通信システムで装置によって動作する方法を提供することによって達成でき、方法は、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認(sidelink grant)を受信する段階;前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認する段階;及び前記受信したサイドリンク承認の大きさがメディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)ヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(Sidelink Traffic Channel、STCH)のための無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)ヘッダーのみを含むMACプロトコルデータ単位(Protocol Data Unit、PDU)の最小大きさより大きい場合、少なくとも1バイトのRLCサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)を含むMAC PDUを送信する段階を含む。
他の態様によると、無線通信システムで動作する端末が提供され、端末は、無線周波数モジュール(Radio Frequency、RF);及び前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認(sidelink grant)を受信し、前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認し、前記受信したサイドリンク承認の大きさがメディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)ヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(Sidelink Traffic Channel、STCH)のための無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)ヘッダーのみを含むMACプロトコルデータ単位(Protocol Data Unit、PDU)の最小大きさより大きい場合、少なくとも1バイトのRLCサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)を含むMAC PDUを送信するように構成される。
好ましくは、MAC PDUの最小大きさは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む。
好ましくは、MAC PDUの最小大きさは9バイトである。
好ましくは、前記受信したサイドリンク承認の大きさが前記MAC PDUの最小大きさ以下の場合、前記送信端末はパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するか、前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するか、前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないか、あるいは前記送信端末は誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせる。
他の態様によると、無線通信システムで装置によって動作する方法が提供され、方法は、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認を受信する段階;前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認する段階;及び前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上の場合、メディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Medium Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)を送信する段階を含み、前記MAC PDUはパッディングビットのみを含むMAC PDUではない。
他の態様によると、無線通信システムで動作する端末が提供され、端末は、無線周波数モジュール(Radio Frequency、RF);及び前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認を受信し、前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認し、前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上の場合、メディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Medium Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)を送信するように構成され、 前記MAC PDUはパッディングビットのみを含むMAC PDUではない。
好ましくは、受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上であれば、前記MAC PDUは少なくとも1バイトの無線リンク制御サービスデータユニット(Radio Link Control Service Data Unit、RLC SDU)を含むことによって生成される。
好ましくは、前記10バイトは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む。
好ましくは、前記受信されたサイドリンク承認が10バイト以下であれば、前記送信端末はパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するか、前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するか、前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないか、あるいは前記送信端末は誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせる。
上述した一般的な説明及び次の本発明の詳細な説明は例示的に説明するためのもので、本発明の更なる説明を提供するためのものであることを理解しなければならない。
本発明によると、端末がサイドリンク承認(sidelink grant)を受信するとき、サイドリンク承認が所定の値まで充分に大きければ、端末はパッディングのみを含むMAC PDUを送信していけない。
本発明で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能であろう。
本明細書に添付する図面は本発明に対する更なる理解を提供するためのもので、本発明の多様な実施形態を示し、明細書の記載と一緒に本発明の原理を説明するためのものである。
無線通信システムの一例としてE−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)のネットワーク構造を示す図である。 図2AはE−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図、図2Bは典型的なE−UTRAN及び典型的なEPCのアーキテクチャーを示すブロック図である。 図2AはE−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図、図2Bは典型的なE−UTRAN及び典型的なEPCのアーキテクチャーを示すブロック図である。 3GPP(3rd generation partnership project)無線アクセスネットワーク標準に基づく端末及びE−UTRANの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面及び使用者平面を示す図である。 E−UMTSシステムに使われる例示的な物理チャネル構造を示す図である。 本発明の実施例による通信装置のブロック図である。 一般通信のためのデフォルトデータ経路の例を示す図である。 近接通信のためのデータ経路シナリオの例を示す図である。 近接通信のためのデータ経路シナリオの例を示す図である。 非ローミング(non−roaming)レファレンスアーキテクチャーを示す概念図である。 サイドリンクのためのLayer−2構造を示す概念図である。 図11aはProSe直接通信のための使用者平面プロトコルスタックを示す概念図、図11bはProSe直接通信のための制御平面プロトコルスタックを示す図である。 図11aはProSe直接通信のための使用者平面プロトコルスタックを示す概念図、図11bはProSe直接通信のための制御平面プロトコルスタックを示す図である。 ProSe直接ディスカバリ(discovery)のためのPC5インターフェースを示す概念図である。 MAC PDU構造を示す概念図である。 MAC PDU構造を示す概念図である。 MAC PDU構造を示す概念図である。 MAC PDU構造を示す概念図である。 MAC PDU構造を示す概念図である。 2個の非確認(unacknowledged)モードピアエンティティのモデルを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 UMD PDUを示す概念図である。 3個の相異なる上りリンク承認に対する2個の論理チャネルの優先順位化を示す図である。 本発明の実施例によるD2D通信システムにおいてパッディングのみを有するMAC PDU伝送を回避する方法を示す図である。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(登録商標)(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation、3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long―Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位―レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インタフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE―Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H―FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2Aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)網構造を示すブロック図である。E―UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
図2Aに示したように、E―UMTS網は、E―UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E―UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE―UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
本明細書において、「ダウンリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「アップリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装備を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
図2Bは、一般的なE―UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
図2Bに示したように、eNB20は、ユーザ平面及び制御平面のエンドポイント(end point)を端末10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントを端末10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インタフェースを介して接続することができる。
eNB20は、一般に端末10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインタフェースをeNB20間で使用することができる。
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モード(idle mode)端末接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)の端末のための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラ設定を含むベアラ管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー―ユーザ(Per―user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、端末 IPアドレス割り当て、ダウンリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN―AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インタフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インタフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インタフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
図2Bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクの全てにおける各端末10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラ制御、無線承認制御(Radio Admission Control、RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)ベアラ制御、及び非―接続層(Non―Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービング―ゲートウェイ(serving―gateway、S―GW)、及びパケットデータネットワーク―ゲートウェイ(Packet Data Network―Gateway、PDN―GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S―GWは、E―UTRANを終端点として有するゲートウェイで、PDN―GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続網規格を基盤にした端末とE―UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの制御平面及びユーザ平面の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側と受信側の物理層間には、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、ダウンリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、アップリンクでSC―FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インタフェースでIPバージョン4(IP version 4、IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不必要な制御情報を減少させるヘッダ圧縮(Header Compression)機能を行う。
第3層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面のみで定義される。RRC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re―configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域でダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
E―UTRANから端末への送信のためのダウンリンク送信チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するためのダウンリンク共有チャネル(Shared Channel、SCH)を含む。ダウンリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
端末からネットワークにデータを送信するアップリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマップされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、E―UMTSシステムで使用する物理チャネル構造の一例を示した図である。物理チャネルは、時間軸上にある多数のサブフレームと、周波数軸上にある多数のサブキャリア(Sub―carrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(Sub―frame)は、時間軸上に複数のシンボル(Symbol)で構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のシンボル及び複数のサブキャリアで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定シンボル(例えば、1番目のシンボル)の特定サブキャリアを用いることができる。図4には、L1/L2制御情報送信領域(PDCCH)とデータ領域(PDSCH)を示した。一実施例において、10msの無線フレーム(radio frame)が使用され、一つの無線フレームは10個のサブフレーム(subframe)で構成される。また、一つのサブフレームは二つの連続するスロットで構成される。一つのスロットの長さは0.5msである。また、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルで構成され、多数のOFDMシンボルのうち一部のシンボル(例えば、1番目のシンボル)は、L1/L2制御情報を送信するために使用することができる。データ送信のための時間単位である送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は1msである。
基地局と端末は、一般に特定制御信号又は特定サービスデータを除いては、送信チャネルであるDL―SCHを用いる物理チャネルであるPDSCHを介してデータを送信/受信する。PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるもので、前記各端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコード(decoding)しなければならないのかに対する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。
例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRCマスク(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、送信ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームを介して送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」RNTIを有している一つ以上の端末があると、前記各端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を介して「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
図5は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
図5に示された装置は、上述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(User Equipment、UE)及び/又はeNBであってもよいが、同じ作業を行う任意の装置であってもよい。
図5に示したように、装置は、DSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ110及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;135)を含むこともできる。DSP/マイクロプロセッサ110は、送受信機135に電気的に接続されて送受信機135を制御する。装置は、設計者の選択によって、電力管理モジュール105、バッテリ155、ディスプレイ115、キーパッド120、SIMカード125、メモリデバイス130、スピーカー145及び入力デバイス150をさらに含むこともできる。
特に、図5は、ネットワークから要求メッセージを受信するように構成された受信機135及びネットワークに送/受信タイミング情報を送信するように構成された送信機135を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機135を構成できる。端末は、送受信機(受信機及び送信機、135)に接続されたプロセッサ110をさらに含むこともできる。
また、図5は、端末に要求メッセージを送信するように構成された送信機135及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機135を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機135を構成することもできる。ネットワークは、送信機及び受信機に接続されたプロセッサ110をさらに含む。このプロセッサ110は、送受信タイミング情報に基づいて遅延(latency)を計算することもできる。
最近、3GPPでプロキシミティ基盤のサービス(Proximity―based Service;ProSe)が論議されている。ProSeは、(認証などの適切な手続後)eNBのみを介して(SGW(Serving Gate―way(SGW)/PDN(Packet Data Network)―GW(PGW)を介することなく)又はSGW/PGWを介して異なる端末を(直接)互いに接続させることができる。よって、ProSeを用いて装置対装置直接通信を提供することができ、全ての装置がユビクォトス接続で接続されると期待される。近接した距離内の装置間の直接通信はネットワークの負荷を減少させることができる。最近、プロキシミティ基盤のソーシャルネットワークサービスは大衆の注目を受けており、新しい種類のプロキシミティ基盤のアプリケーションが出現され、新しいビジネスの市場及び収益を創造することができる。第一のステップにおいて、公衆安全及び緊要な通信(critical communication)が市場で要求される。また、グループ通信は、公衆安全システムの重要なコンポーネントの一つである。プロキシミティ基盤のディスカバリ、直接経路通信及びグループ通信の管理などの機能が要求される。
使用ケースとシナリオは、例えば、i)商業的/社会的使用、ii)ネットワークオフローディング(offloading)、iii)公衆安全、iv)到達可能性(reachability)及び移動度の形態(mobility aspects)を含むユーザ経験の一貫性を確保するための現在のインフラストラクチャサービスの統合、v)(地域規定及びオペレータポリシーの対象であり、特定公衆安全指定周波数帯域及び端末に制限された)EUTRANカバレッジの不在時の公衆安全である。
図6は、2個の端末間の通信のためのデフォルトデータ経路の例を示す。図6を参照すると、非常に近接した2個の端末(例えば、UE1、UE2)が互いに通信するときにも、それらのデータ経路(ユーザ平面)はオペレータネットワークを介する。よって、通信のための一般的なデータ経路は、eNB及びゲートウェイ(GW)(例えば、SGW/PGW)を含む。
図7乃至図8は、プロキシミティ通信のためのデータ経路シナリオの例を示す。無線装置(例えば、UE1、UE2)が互いに隣接すると、直接モードデータ経路(図7)又は地域的にルートされたデータ経路(図8)を用いることができる。直接モードデータ経路において、eNB及びSGW/PGWなしで(認証などの適切な手続後に)無線装置が互いに直接接続される。地域的にルートされたデータ経路では、無線装置がeNBのみを介して互いに接続される。
図9は、ノン―ローミングリファレンスアーキテクチャを示す概念図である。
PC1乃至PC5はインタフェースを示す。PC1は、端末内のProSeアプリケーションとProSeアプリケーションサーバとの間の基準点である。これは、アプリケーションレベルシグナリング要求事項を定義するのに使用される。PC2は、ProSeアプリケーションサーバとProSe機能との間の基準点である。これは、ProSeアプリケーションサーバと、ProSe機能(function)を介して3GPP EPSによって提供されるProSe機能性(functionality)との間の相互作用を定義するのに使用される。一例は、ProSe機能内のProSeデータベースに対するアプリケーションデータアップデートのためのものであり得る。他の例は、3GPP機能性とアプリケーションデータ、例えば、名前変換(name translation)との間の相互作用(interworking)でProSeアプリケーションサーバによって使用されるデータであり得る。PC3は、端末とProSe機能との間の基準点である。これは、端末とProSe機能との間の相互作用を定義するのに使用される。一例は、ProSeディスカバリ及び通信のための構成に使用することができる。PC4は、EPCとProSe機能との間の基準点である。これは、EPCとProSe機能との間の相互作用を定義するのに使用される。可能な使用ケースは、各端末間の1対1通信経路を設定するケース、又は、セッション管理又は移動度管理のためにProSeサービス(認証)を実時間で有効化するケースであり得る。
PC5は、(各端末間直接及びLTE―Uuを介した各端末間)1対1通信及びリレーのためにディスカバリ及び通信のための制御及びユーザ平面に使用される各端末間の基準点である。最後に、PC6は、異なるPLMNに加入された各ユーザ間のProSeディスカバリなどの機能に使用できる基準点である。
EPC(Evolved Packet Core)は、MME、S―GW、P―GW、PCRF、HSSなどのエンティティを含む。ここで、EPCは、E―UTRANコアネットワークアーキテクチャを示す。EPC内のインタフェースは、図9に明示的に示していないが、影響を受けることができる。
アプリケーション機能性を形成するProSe能力のユーザであるアプリケーションサーバは、例えば、公衆安全の場合は特定エージェンシー(PSAP)であってもよく、商業的場合はソーシャルメディアであってもよい。これらアプリケーションは3GPPアーキテクチャ外で定義されるが、3GPPエンティティに向かう基準点があり得る。アプリケーションサーバは、端末内のアプリケーションに向かって通信することができる。
端末内のアプリケーションはアプリケーション機能を形成するためのProSeケイパビリティ(capability)を用いる。その例は公衆安全グループのメンバー間の通信又は隣接した友達を捜すことを要求するソーシャルメディアアプリケーションであってもよい。3GPPによって定義された(EPSの一部としての)ネットワーク内のProSe機能はProSeアプリサーバー、EPC及び端末に対して基準点を有する。
機能は、制限されないが、例えば次を含むことができる。
−第3者アプリケーションに対して基準点を介した相互作用(interworking)
−ディスカバリ及び直接通信のための端末の許可(Authorization)及び設定(configuration)
−EPCレベルProSe Appディスカバリの機能をイネーブル
−ProSe関連の新加入者データ及びデータストレージのハンドリング;そしてProSeアイデンティティのハンドリング
−保安関連機能
−ポリジー関連機能に対するEPCへの制御を提供
−チャージング(EPCを介して又はその外部、例えばオフラインチャージング)のための機能を提供
特に、次のアイデンティティはProSe直接通信に使われる:
−ソースLayer−2 IDはPC5インターフェースでD2DCパケットの送信者を識別する。ソースLayer−2 IDは受信機RLCエンティティの識別に使われる;
−目的地Layer−2 IDはPC5インターフェースでD2Dパケットターゲットを識別する。目的地Layer−2 IDはMAC階層でパケットのフィルタリングに使われる。目的地Layer−2 IDはブロードキャスト、グループキャスト又はユニキャスト識別子であってもよい;
−SA L1 IDはPC5インターフェースでスケジューリング割り当て(SA)の識別子である。SA L1 IDは物理階層におけるパケットのフィルタリングに使われる。SA L1 IDはブロードキャスト、グループキャスト又はユニキャスト識別子であってもよい。
グループ形成及び端末内のソースLayer−2 ID及び目的地Layer−2 IDの設定にはアクセス階層シグナリング(Access Stratum signaling)が要求されない。この情報は上位層によって提供される。
グループキャスト及びユニキャストの場合、MAC階層はターゲット(グループ、端末)を識別する上位層ProSe ID(すなわち、ProSe Layer−2グループID及びProse UE ID)を2個のビットストリングに変換するはずであり、この2個のビットストリングの一つは物理階層に伝達されてSA L1 IDとして使われる反面、他の一つは目的地Layer−2 IDとして使われる。ブロードキャストのために、L2はグループキャスト及びユニキャストと同一のフォーマットで前もって定義されたSA L1 IDを用いるブロードキャスト送信であることをL1に指示する。
図10はサイドリンク(Sidelink)のためのLayer−2構造を示す概念図である。
サイドリンクはProSe直接通信及びProSe直接ディスカバリのための端末対端末インターフェースで、PC5インターフェースに対応する。サイドリンクはProSe直接ディスカバリ及び端末の間のProSe直接通信を含む。サイドリンクは上りリンク送信と類似した上りリンクリソース及び物理チャネル構造を用いる。しかし、後述する任意の変化が物理チャネルで起こる。E−UTRAは2個のMACエンティティ、つまり端末内の一つのエンティティ及びE−UTRAN内の一つのエンティティを定義する。これらMACエンティティはさらに次の伝送チャネル、i)サイドリンク放送チャネル(SL−BCH)、ii)サイドリンクディスカバリチャネル(SL−DCH)及びiii)サイドリンク共有チャネル(SL−SCH)をハンドリングする。
−基本送信方式:サイドリンク送信はUL送信方式と同一の基本送信方式を用いる。しかし、サイドリンクは全てのサイドリンク物理チャネルに対する単一クラスター送信に制限される。また、サイドリンクはそれぞれのサイドリンクサブフレームの終りで1個のシンボルギャップを用いる。
−物理階層プロセッシング:伝送チャネルのサイドリンク物理階層プロセッシングは次の段階でUL送信とは違う:
i)スクランブリング:PSDCH及びPSCCHに対し、スクランブリングは端末特定ではない;
ii)変調:64QAMはサイドリンクに対して支援されない。
−物理サイドリンク制御チャネル:PSCCHはサイドリンク制御リソースにマッピングされる。PSCCHはPSSCHのために端末によって使われるリソース及び他の送信パラメータを示す。
−サイドリンク参照信号:PSDCH、PSCCH及びPSSCH復調のために、上りリンク復調参照信号と類似した参照信号はノーマルCPではスロットの4番目シンボルで送信され、拡張CPではスロットの3番目シンボルで送信される。サイドリンク復調参照信号シーケンスの長さは整列されたリソースのサイズ(サブキャリアの数)と同一である。PSDCH及びPSCCHに対し、参照信号は固定ベースシーケンス、循環シフト及び直交カバーコードに基づいて生成される。
−物理チャネル過程:カバレッジ内(in−coverage)の動作のために、サイドリンク送信のパワースペクトル密度はeNBによって影響されることができる。
図11aはProSe直接通信のための使用者平面プロトコルスタックを示す概念図、図11bはProSe直接通信のための制御平面プロトコルスタックを示す図である。
図11aは使用者平面に対するプロトコルスタックを示し、PDCP、RLC及びMAC副階層(他の端末で終了(terminate))は使用者平面に対して列挙された機能(例えば、ヘッダー圧縮、HARQ再送信)を遂行する。PC5インターフェースは、図11aに示したように、PDCP、RLC、MAC及びPHYで構成される。
ProSe直接通信の使用者平面詳細事項:i)MACマルチプレックシング/デマルチプレックシングにおいて、優先順位ハンドリング及びパッディングはProSe直接通信に有用であり、ii)RLC UMはProSe直接通信に使われ、iii)RLC SDUのセグメンテーション及びリアセンブリが遂行され、iv)受信端末は送信ピア端末ごとに少なくとも一つのRLC UMエンティティを維持する必要があり、v)受信ProSe−RLC UMエンティティは第1RLC UMデータユニットの受信前に設定される必要がなく、vi)ROHC U−ModeはProSe直接通信のためのPDCPのヘッダー圧縮に使われる。
端末は多数の論理チャネルを確立することができる。MACサブヘッダー内に含まれるLCIDは一つのソースLayer−2 ID及びProSe Layer−2グループID結合の範囲内の論理チャネルを固有に識別する。一つのソースLayer−2 ID及びProSe Layer−2グループID結合の範囲内の全ての論理チャネルは一つの特定の論理チャネルグループ(LCGID3)にマッピングされる。端末は優先順位の降順でグループを提供する。論理チャネル優先順位化のためのパラメータが設定されない。
図11bは制御平面に対するプロトコルスタックを示し、RRC、RLC、MAC及びPHY副階層(他の端末で終了(terminate))は制御平面に対して列挙された機能を遂行する。端末はProSe直接通信前に受信端末への論理的接続を確立及び維持しない。
図12はProSe直接ディスカバリ(discovery)のためのPC5インターフェースを示す概念図である。
ProSe直接ディスカバリはPC5を介してE−UTRA直接無線信号を用いて隣接ProSe−イネーブル端末(等)を探索するためにProSe−イネーブル端末によって使われる過程として定義される。
ProSe直接ディスカバリのための無線プロトコルスタック(AS)が図12に示されている。
AS階層は次の機能を遂行する。
−上位層とのインターフェース(ProSeプロトコル):MAC階層は上位層からディスカバリ情報を受信する(ProSeプロトコル)。IP階層はディスカバリ情報を送信するのに使われない。
−スケジューリング:MAC階層は上位層から受信されたディスカバリ情報をアナウンスするのに使われる無線リソースを決定する。
−ディスカバリPDU生成:MAC階層はディスカバリ情報を伝達するMAC PDUを形成し、決定された無線リソースでの送信のためにMAC PDUを物理階層に送信する。MACヘッダーが付け加えられない。
ディスカバリ情報アナウンスメントのための2種のリソース割り当てが存在する。
−タイプ1:ディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソースが非端末特定に基づいて(on a non UE specific basis)割り当てられるリソース割り当て過程はさらに次の特徴を有する:i)eNBは端末(等)にディスカバリ情報のアナウンシングに使われるリソースプール設定(resource pool configuration)を提供する。設定はSIBでシグナルされることができる、ii)端末は指示されたリソースプールから無線リソース(等)を自律的に選択し、ディスカバリ情報をアナウンスする、iii)端末はそれぞれのディスカバリ期間の間にランダムに選択されたディスカバリリソースに対するディスカバリ情報をアナウンスすることができる。
−タイプ2:ディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソースが端末特定に基づいて割り当てられるリソース割り当て過程はさらに次の特徴を有する:i)RRC_CONNECTEDの端末はRRCを介してeNBにディスカバリ情報のアナウンシングのためのリソース(等)を要求することができ、ii)eNBはRRCを介してリソース(等)を割り当て、iii)リソースはモニタリングのために端末内に設定されたリソースプール内で割り当てられる。
RRC_IDLEの端末に対し、eNBは次のオプションの一つを選択することができる:
−eNBはSIBでディスカバリ情報アナウンスメントのためのタイプ1リソースプールを提供することができる。ProSe直接ディスカバリに対して許された端末はこれらリソースを用いてRRC_IDLEでディスカバリ情報をアナウンスする。
−eNBはSIBでD2Dを支援するが、ディスカバリ情報アナウンスメントのためのリソースを提供しない。端末はディスカバリ情報アナウンスメントのためのD2Dリソースを要求するためにRRC Connectedに進入する必要がある。
RRC_CONNECTEDの端末に対し、
−ProSe直接ディスカバリアナウンスメントを遂行するように許された端末はeNBにD2Dディスカバリアナウンスメントを遂行することを願うということを指示する。
−eNBはMMEから受信された端末コンテキストを用いて端末がProSe直接ディスカバリアナウンスメントに対して許されたかを確認する。
−eNBは専用RRCシグナリングによって(又は無リソース)ディスカバリ情報アナウンスメントのために端末がタイプ1リソースプール又は専用タイプ2リソースを用いるように設定する。
−eNBによって割り当てられたリソースはa)eNBがRRCシグナリングによってリソース(等)を設定解除(de−configure)するか、b)端末がIDLEに進入するまで有効である。(リソースがIDLEでも有効なままで残っていることができるか否かが問題とならない(FFS))。
RRC_IDLE及びRRC_CONNECTEDの受信端末は許されることによってタイプ1及びタイプ2ディスカバリリソースプールをモニターする。eNBはSIBでディスカバリ情報モニタリングに使われるリソースプール設定を提供する。SIBは隣接セルでアナウンスするのに使われるディスカバリリソースを含むことができる。
ProSe通信において、MACで、SL−SCHサブヘッダーは7個のヘッダーフィールドV/R/R/R/R/SRC/DSTで構成され、これは総6バイトであり、RLCで、RLC UMのみが使われる。
図13a〜図13eはMAC PDU構造を示す概念図である。
MAC PDUは、図6.1.X−4で説明したように、MACヘッダー、ゼロ又はそれ以上のMACサービスデータユニット(MAC SDU)、ゼロ又はそれ以上のMAC制御エレメント、及び選択的なパッディングで構成される。
MACヘッダー及びMAC SDUは可変サイズである。
MAC PDUヘッダーは一つのSL−SCHサブヘッダー、一つ以上のMAC PDUサブヘッダーで構成され;SL−SCHサブヘッダーを除いたそれぞれのサブヘッダーはMAC SDU、MAC制御エレメント又はパッディングに対応する。
SL−SCHサブヘッダーは7個のヘッダーフィールドV/R/R/R/R/SRC/DSTで構成される。
MAC PDUサブヘッダーは、MAC PDU内の最後のサブヘッダー及び固定サイズMAC制御エレメントを除き、6個のヘッダーフィールドR/R/E/LCID/F/Lで構成される。MAC PDU内の最後のサブヘッダー及び固定サイズMAC制御エレメントのためのサブヘッダーは4個のヘッダーフィールドR/R/E/LCIDのみで構成される。パッディングに対応するMAC PDUサブヘッダーは4個のヘッダーフィールドR/R/E/LCIDで構成される。
MAC PDUサブヘッダーは該当MAC制御エレメント、MAC SDU及びパッディングと同一の手順を有する。
MAC制御エレメントは常に任意のMAC SDUの前に配置される。
パッディングは、1−バイト又は2−バイトパッディングが必要な時を除き、MAC PDUの終わりで発生する。パッディングは任意の値を有することができ、端末はこれを無視することができる。パッディングがMAC PDUの終りで遂行されれば、ゼロ又はそれ以上のパッディングバイトが許容される。
1−バイト又は2−バイトパッディングが必要であれば、パッディングに対応する1個又は2個のMAC PDUサブヘッダーがSL−SCHサブヘッダーの後及び任意の他のMAC PDUサブヘッダーの前に配置される。
最大1個のMAC PDUがTBごとに伝送できる。
図13bは7ビットLフィールドを有するR/R/E/LCID/F/Lサブヘッダーであり、図13cは15ビットLフィールドを有するR/R/E/LCID/F/Lサブヘッダーであり、図13dはR/R/E/LCIDMACサブヘッダーである。
MACヘッダーは可変サイズを有し、次のフィールドで構成される。
1)LCID:論理チャネルIDフィールドは、それぞれDL−SCH、UL−SCH及びMCHに対する表1、表2及び表3に記載したように、該当MAC SDUの論理チャネルインスタンス又は該当MAC制御エレメント又はパッディングのタイプを識別する。MAC PDU内に含まれるそれぞれのMAC SDU、MAC制御エレメント又はパッディングに対して一つのLCIDフィールドが存在する。これに加え、単一バイト又は2バイトパッディングが必要であるが、MAC PDUの終りのパッディングによって達成できないとき、1個又は2個の更なるLCIDフィールドがMAC PDUに含まれる。LCIDフィールドサイズは5ビットである。
2)L:長さフィールドは該当MAC SDU又は可変サイズMAC制御エレメントのバイト長を示す。固定サイズMAC制御エレメントに対応するサブヘッダーと最後のサブヘッダーを除き、MAC PDUサブヘッダーごとに一つのLフィールドが存在する。LフィールドのサイズはFフィールドによって指示される。
3)F:フォーマットフィールドは、表4で指示したように、長さフィールドのサイズを示す。固定サイズMAC制御エレメントに対応するサブヘッダーと最後のサブヘッダーを除き、MAC PDUサブヘッダーごとに一つのFフィールドが存在する。Fフィールドのサイズは1ビットである。MAC SDU又は可変サイズMAC制御エレメントのサイズが128バイトより小さければ、Fフィールドの値が0に設定され、そうではなければ1に設定される
4)E:拡張フィールドはMACヘッダーにもっと多いフィールドが存在するかを示すフラグである。Eフィールドが“1”に設定され、少なくともR/R/E/LCIDフィールドでなる他のセットを示す。Eフィールドが“0”に設定され、次のバイトでMAC SDU、MAC制御エレメント又はパッディングが始まることを示す。
5)R:“0”に設定された留保ビット
レガシーシステムにおいて、LCIDは該当MAC SDUの論理チャネルインスタンス又は該当MAC制御エレメント又はパッディングのタイプを識別するのに使われる。MAC PDU内に含まれるそれぞれのMAC SDU、MAC制御エレメント又はパッディングに対する一つのLCIDフィールドが存在する。論理チャネルIDは無線ベアラが設定されるときにそれぞれの論理チャネルのために割り当てられる。現在、データ無線ベアラに有用な8個の値が存在する(3〜10)。
図13eはSL−SCH MACサブヘッダーである。図14のMACサブヘッダーは7個のヘッダーフィールドV/R/R/R/R/SRC/DSTで構成される。MACヘッダーは可変サイズを有し、次のフィールドで構成される:i)‘V’はSL−SCHサブヘッダーのどのバージョンが使われるかを指示するMAC PDUフォーマットバージョン番号フィールドである。明細書のこのバージョンで、ただ一つのフォーマットバージョンが定義され、よって、このフィールドは“0001”に設定されることができる。Vフィールドサイズが4ビットであり、ii)‘SRC’はソースのアイデンティティを伝達するソースID(又はソースLayer−2 IDフィールド)である。これはProSe UE IDに設定される。SRCフィールドサイズは24ビットであり、iii)‘DST’はターゲットID(又は目的地Layer−2 ID)の16最上位ビットを伝達するDSTフィールドである。目的地Layer−2 IDはProSe Layer−2グループIDに設定され、iv)‘R’は留保ビットであり、“0”に設定される。
ソースID(SRC)はサイドリンクProSe直接通信においてデータの伝送子を識別する。ソースIDは24ビットの長さであり、受信機内のRLC UMエンティティ及びPDCPエンティティの識別のためにProSe Layer−2グループID及びLCIDと一緒に使われる。
ターゲットID(DST)はサイドリンクProSe直接通信でデータのターゲットを識別する。ターゲットIDは24ビットの長さであり、MAC階層内で2個のビットストリングに分離される:i)一つのビットストリングはターゲットIDのLSB部分(8ビット)であり、サイドリンク制御Layer−1 IDとして物理階層に伝達される。これはサイドリンク制御で目的とするデータのターゲットを識別し、物理階層でパケットのフィルタリングに使われる。ii)第2ビットストリングはターゲットIDのMSB部分(16ビット)であり、MACヘッダー内で伝達される。これはMAC階層でパケットのフィルタリングに使われる。
グループ形成及び端末でのソースID、ターゲットID及びサイドリンク制御L1 IDの設定にアクセス階層シグナリングが要求されない。これらのアイデンティティは上位層によって提供されるかあるいは上位層によって提供されたアイデンティティから導出される。グループキャスト及びブロードキャストの場合、上位層によって提供されるProSe UE IDはソースIDとして直接使われ、上位層によって提供されるProSe Layer−2グループIDはMAC階層でターゲットIDとして直接使われる。
ソースIDは上位層によって指示されるかソース端末そのものによって生成できる。それぞれの端末がD2D通信を行う前に自分のD2D−IDを生成すれば、それぞれの生成されたD2D−IDが同一であるという問題があり、この場合、D2D通信は持続しない。D2D−ID衝突ケースをハンドリングするために定義された幾つかの方法が存在しなければならない。
図14は2個の非確認(unacknowledged)モードピアエンティティのモデルを示す概念図である。
非確認モード(UM;Unacknowledged Mode)で、上位層への順次伝達が提供されるが、損失されたPDUの再送信が要求されない。UMは典型的にエラーない伝達が短い伝達時間に比べてそれほど重要でないVoIPなどのサービスに用いられる。透明モード(TM;Transparent Mode)は、たとえ支援されるが、ランダムアクセスなどの特定の目的でだけ使われる。
UMはセグメンテーション/リアセンブリ及び順次伝達を支援するが、再送信は支援しない。このモードは、エラーない伝達が要求されないとき、例えば、ボイスオーバー(voice−over)IP又は再送信が要求されることができないとき、例えば、MBSFNを用いたMTCH及びMCCH上のブロードキャスト送信に使われる。
送信UM RLCエンティティがRLC SDUからUMD PDUを形成するとき、送信UM RLCエンティティは、i)RLC SDUをセグメント及び/又は連結(concatenate)して、UMD PDUが下位層によって知られた特定の送信機会で下位層によって指示されたRLC PDU(等)の全体サイズに合うようにし;ii)関連RLCヘッダーをUMD PDUに含ませることができる。
受信UM RLCエンティティがUMD PDUを受信すれば、受信UM RLCエンティティは、i)UMD PDUが重複して受信されたか否かを検出し、重複したUMD PDUを廃棄し;ii)UMD PDUが順次受信されなければリオーダリングし;iii)下位層でUMD PDUの損失を検出し、過度なリオーダリング遅延を回避し;iv)リオーダリングされたUMD PDUからRLC SDUをリアセンブリングし(損失が検出されたRLC PDUは処理しなくて)RLC SNの昇順でRLC SDUを上位層に伝達し;v)特定のRLC SDUに属するUMD PDUの下位層での損失のためにRLC SDUにリアセンブリングできない受信されたUMD PDUを廃棄する。
RLC再確立の時、受信UM RLCエンティティは順序正しくないように受信されたUMD PDUからRLC SDUをリアセンブリングし、可能であれば、上位層に伝達することができ、ii)RLC SDUにリアセンブリングできない任意の残りのUMD PDUを廃棄し、iii)関連の状態変数を初期化し、関連タイマーを止める。
受信UM RLCエンティティは状態変数VR(UH)によって次のようにリオーダリングウィンドウを維持することができる。
i)(VR(UH)UM_Window_Size)≦SN<VR(UH)であれば、SNがリオーダリングウィンドウ内にあり;
ii)そうではなければ、SNがリオーダリングウィンドウの外にある。
下位層からUMD PDUを受信すれば、受信UM RLCエンティティは受信されたUMD PDUを廃棄するか受信バッファーに配置することができる。
受信されたUMD PDUが受信バッファーに配置されれば、受信UM RLCは状態変数をアップデートし、RLC SDUをリアセンブリングして上位層に伝達し、必要によってt−リオーダリング(t−Reordering)を開始/中止する。
t−リオーダリングが満了すれば、受信UM RLCエンティティは状態変数をアップデートし、RLC SDUをリアセンブリングして上位層に伝達し、必要によってt−リオーダリングを開始する。
SN=xを有するUMD PDUが下位層から受信されるとき、VR(UR)<x<VR(UH)であり、SN=xを有するUMD PDUが以前に受信されたかあるいは(VR(UH)UM_Window_Size)≦x<VR(UR)であれば、受信UM RLCエンティティは受信されたUMD PDUを廃棄することができる。
そうではなければ、受信UM RLCエンティティは受信されたUMD PDUを受信バッファーに配置することができる。
SN=xを有するUMD PDUが受信バッファーに配置されるとき、受信UM RLCエンティティはVR(UH)をx+1にアップデートし、リオーダリングウィンドウの外にあるSNを有する任意のUMD PDUからRLC SDUをリアセンブリングし、そうすればRLCヘッダーを除去し、以前に伝達されなかったかxがリオーダリングウィンドウの外にあればRLC SNの昇順でリアセンブリングされたRLC SDUを上位層に伝達する。
VR(UR)がリオーダリングウィンドウの外にあれば、受信UM RLCエンティティはVR(UR)を(VR(UH)UM_Window_Size)に設定することができる。
受信バッファーがSN=VR(UR)を有するUMD PDUを含めば、受信UM RLCエンティティは、VR(UR)を、受信されなかったSN>現在VR(UR)を有する第1UMD PDUのSNにアップデートし、SN<アップデートされたVR(UR)を有する任意のUMD PDUからRLC SDUをリアセンブリングし、そうすればRLCヘッダーを除去し、以前に伝達されなかったらRLC SNの昇順でリアセンブリングされたRLC SDUを上位層に伝達する;
t−リオーダリングが実行されるとともにVR(UX)≦VR(UR)であるか、あるいはt−リオーダリングが実行されるとともにVR(UX)がリオーダリングウィンドウの外にあり、かつVR(UX)がVR(UH)と同一でなければ、受信UM RLCエンティティはt−リオーダリングを中断してリセットする。
t−リオーダリングが実行されずに(t−リオーダリングが前記動作のために中断された場合を含む)VR(UH)>VR(UR)であれば、受信UM RLCエンティティはt−リオーダリングを開始し、VR(UX)をVR(UH)に設定する。
t−リオーダリングが満了すれば、受信UM RLCエンティティは、VR(UR)を、受信されなかったSN≧VR(UX)を有する第1UMD PDUのSNにアップデートし、SN<アップデートされた任意のUMD PDUからVR(UR)RLC SDUをリアセンブリングし、そうすればRLCヘッダーを除去し、以前に伝達されなかったらRLC SNの昇順でリアセンブリングされたRLC SDUを上位層に伝達することができる。
VR(UH)>VR(UR)であれば、受信UM RLCエンティティはt−リオーダリングを開始し、VR(UX)をVR(UH)に設定する。
それぞれの送信UM RLCエンティティは前述した次の状態変数を維持する:
a)VT(US):この状態変数は次の新たに生成されたUMD PDUに割り当てられるSNの値を維持する。これは初期に0に設定され、UM RLCエンティティがSN=VT(US)を有するUMD PDUを伝達する度にアップデートされる。
それぞれの受信UM RLCエンティティは前述した次の状態変数を維持する:
a)VR(UR)UM受信状態変数:この状態変数はリオーダリングのために依然として考慮される一番早いUMD PDUのSNの値を維持する。これは初期に0に設定される。
b)VR(UX)UM t−リオーダリング状態変数:この状態変数はt−リオーダリングをトリガーしたUMD PDUのSNの値を維持する。
c)VR(UH)UM最上位受信状態変数:この状態変数は受信されたUMD PDUのうち最上位のSNを有するUMD PDUのSNの次のSNの値を維持し、これはリオーダリングウィンドウのもっと高いエッジとして役立つ。これは初期に0に設定される。
図15a〜図15fはUMD PDUを示す概念図である。
図15aは5ビットSNを有するUMD PDUの図、図15bは10ビットSNを有するUMD PDUの図、図15cは5ビットSNを有するUMD PDU(奇数のLI、つまりK=1、3、5、…)の図、図15dは5ビットSNを有するUMD PDU(偶数のLI、つまりK=2、4、6、…)の図、図15eは10ビットSNを有するUMD PDU(奇数のLI、つまりK=1、3、5、…)の図、図15fは10ビットSNを有するUMD PDU(偶数のLI、つまりK=2、4、6、…)の図である。
UMD PDUはデータフィールド及びUMD PDUヘッダーで構成される。UMD PDUヘッダーは固定部分(全てのUMD PDUのために存在するフィールド)及び拡張部分(必要時にUMD PDUのために存在するフィールド)で構成される。UMD PDUヘッダーそのものの固定部分はバイト整列され、FI、E及びSNで構成される。UMD PDUヘッダーそのものの拡張部分はバイト整列され、E(等)及びLI(等)で構成される。
UM RLCエンティティは5ビットSN又は10ビットSNを使うようにRRCによって設定される。5ビットSNが設定されれば、UMD PDUヘッダーの固定部分の長さが1バイトである。10ビットSNが設定されれば、全てがR1フィールドに取り替えられるD/C、RF及びPフィールドを除き、UMD PDUヘッダーの固定部分がAMD PDUヘッダーの固定部分と同一である。UMD PDUヘッダーの拡張部分はAMD PDUヘッダーの拡張部分と同一である(設定されたSNサイズにかかわらず)。
UMD PDUヘッダーはUMD PDU内に1より多いデータフィールドエレメントが存在する場合にのみ拡張部分で構成され、この場合、E及びLIは終わりを除き、全てのデータフィールドエレメントのために存在する。また、UMD PDUヘッダーが奇数のLI(等)で構成されれば、最後のLIの後に4個のパッディングビットが従う。
図15a〜図15fの各フィールドの定義において、第1及び最上位ビットが最左側ビットであり、最後及び最下位ビットが最右側ビットであるパラメータ内のビットが表現される。他に言及しない限り、整数は無符号整数の標準バイナリーエンコーディングによってエンコードされる。
−データフィールド:データフィールドエレメントは送信機でRLCエンティティに到逹する手順でデータフィールドにマッピングされる。データフィールドサイズのグラニュラリティ(granularity)は1バイトであり、最大データフィールドサイズは最大TBサイズ−最小MAC PDUヘッダーサイズ及び最小RLC PDUヘッダーサイズの和である。UMD PDUセグメントはデータフィールドにマッピングされる。ゼロRLC SDUセグメント及び一つ以上のRLC SDU、1個又は2個のRLC SDUセグメント及びゼロ又はそれ以上のRLC SDU;RLC SDUセグメントはデータフィールドの始まり又は終わりにマッピングされ、2047オクテット(octets)より大きいRLC SDU又はRLC SDUセグメントはただデータフィールドの終わりにマッピングされることができる。2個のRLC SDUセグメントが存在すれば、これらは相異なるRLC SDUに属する。
−シーケンス番号(SN)フィールド:SNフィールドは該当UMD又はAMD PDUのシーケンス番号を示す。AMD PDUセグメントに対し、SNフィールドは、AMD PDUセグメントが構成された元のAMD PDUのシーケンス番号を示す。シーケンス番号はUMD又はAMD PDUごとに一つずつ増加する。長さはUMD PDUに対して(設定可能な)5ビット又は10ビットである。
−拡張ビット(E)フィールド:長さは1ビットである。Eフィールドはデータフィールドが後に従うかあるいはEフィールド及びLIフィールドのセットが後に従うかを示す。Eフィールドの説明は表5及び表6に提供される。
−長さ指示器(LI)フィールド:長さは11ビットである。LIフィールドはUM又はAMRLCエンティティによって伝達/受信されたRLCデータPDUに存在する該当データフィールドエレメントのバイト長を示す。RLCデータPDUヘッダーに存在するLIはRLCデータPDUのデータフィールドに存在する第1データフィールドエレメントに対応し、RLCデータPDUヘッダーに存在する第2LIはRLCデータPDUのデータフィールドに存在する第2データフィールドエレメントに対応する。値0は留保(reserved)される。
−フレーミング情報(FI)フィールド:長さは2ビットである。FIフィールドはRLC SDUがデータフィールドの始まり及び/又は終りでセグメントされるかを示す。特に、FIフィールドはデータフィールドの第1バイトがRLC SDUの第1バイトに対応するか及びデータフィールドの最後のバイトがRLC SDUの最後のバイトに対応するかを示す。FIフィールドの説明は表7に提供される。
図16は3個の相異なる上りリンク承認に対する2個の論理チャネルの優先順位化を示す図である。
相異なる優先順位の多数の論理チャネルが下りリンクで同じMACマルチプレックシング機能を用いて同じ伝送ブロックにマルチプレックシングされることができる。しかし、優先順位化がスケジューラの制御の下で具現時までなされる下りリンクの場合とは違い、上りリンクマルチプレックシングはスケジューリング承認が端末内の特定の無線ベアラに適用されるものではなく、端末の特定の上りリンクキャリアに適用されるから、端末内のうまく定義されたルールセットによって遂行される。無線ベアラ特定スケジューリング承認を使えば、下りリンクで制御シグナリングオーバーヘッドを増加させ、よって端末別スケジューリングがLTEで使われる。
最も簡単なマルチプレックシングルールは厳格な優先順位で論理チャネルを提供するようにすることである。しかし、これはより低い優先順位チャネルの枯渇(starvation)をもたらすことができ;その伝送バッファーが空になるまで全てのリソースは高い優先順位チャネルに与えられる。典型的に、オペレーターはその代わりに低い優先順位サービスに少なくとも少しのスループットを提供したがる。したがって、LTE端末でのそれぞれの論理チャネルに対し、優先順位値に加え、優先順位化したデータレート(prioritized data rate)が設定される。すると、優先順位化したデータレートまで優先順位の降順で論理チャネルが提供され、これは、スケジューリングされたデータレートが少なくとも優先順位化したデータレートの和だけ大きい限り、枯渇を避けることができる。優先順位化したデータレートを超えれば、承認が全く用いられるかバッファーが空になるまで厳格な優先順位でチャネルが提供される。これは図6に示されている。
図16を参照すると、論理チャネル1(LCH1)の優先順位が論理チャネル2(LCH2)の優先順位より高いと仮定する。(A)の場合、LCH1の全ての優先順位化したデータは送信されることができ、LCH2の優先順位化したデータの一部がスケジューリングされたデータレートの量まで送信されることができる。(B)の場合、LCH1の全ての優先順位化したデータ及びLCH2の全ての優先順位化したデータが送信されることができる。(C)の場合、LCH1の全ての優先順位化したデータ及びLCH2の全ての優先順位化したデータが送信されることができ、LCH1のデータの一部がさらに送信されることができる。
論理チャネル優先順位化過程は新しい送信が遂行される時に適用される。RRCはそれぞれの論理チャネルに対するシグナリングによって上りリンクデータのスケジューリングを制御する:増加する優先順位値がより低い優先順位レベルを示す優先順位、優先順位化したビットレート(Prioritized Bit Rate(PBR))を設定するprioritisedBitRate、バケットサイズデュレーション(Bucket Size Duration(BSD))を設定するbucketSizeDuration。
端末はそれぞれの論理チャネル(j)に対して変数(Bj)を維持する。Bjは関連論理チャネルが確立されるときにゼロに初期化し、TTIごとに積PBR×TTIデュレーションだけ増加し、ここで、PBRは論理チャネル(j)の優先順位化したビットレートである。しかし、Bjの値はバケットサイズを超えることができなく、Bjの値が論理チャネル(j)のバケットサイズより大きければ、バケットサイズに設定されることができる。論理チャネルのバケットサイズはPBR×BSDと同一であり、ここで、PBR及びBSDは上位層によって設定される。
端末は、新しい伝送が遂行されるとき、次の論理チャネル優先順位化過程を遂行することができる:
端末は、新しい伝送が遂行されるとき、次の論理チャネル優先順位化過程を遂行することができる:
−端末は次の段階でリソースを論理チャネルに割り当てることができる:
i)段階1:Bj>0である全ての論理チャネルには優先順位の降順でリソースが割り当てられる。無線ベアラのPBRが“無限”に設定されれば、端末はもっと低い優先順位無線ベアラ(等)のPBRを満たす前に無線ベアラ上の伝送に利用可能な全てのデータにリソースを割り当てることができる;
ii)段階2:端末は段階1で論理チャネル(j)に提供されたMAC SDUの全体サイズによってBjを減少させることができる(Bjの値はネガティブであってもよい。)
iii)段階3:任意のリソースが残れば、どれが先に来るかにかかわらず、論理チャネルに対するデータ又はUL承認が枯渇されるまで(Bjの値に無関係に)全ての論理チャネルが厳格な優先順位の降順で提供される。同じ優先順位で設定された論理チャネルは同一に提供されなければならない。
端末はまた前記スケジューリング過程の間に以下の規則に従う:
i)端末は全てのSDU(又は部分的に送信されるSDU又は再送信されるRLC PDU)が残りのリソースに合えばRLC SDU(又は部分的に送信されるSDU又は再送信されるRLC PDU)をセグメントしてはいけなく;ii)端末が論理チャネルからのRLC SDUをセグメントすれば、セグメントのサイズを最大化して承認をできるだけ満たさなければならなく;iii)端末はデータの伝送を最大化しなければならなく、vi)端末に伝送に利用可能なデータを有するとともに4バイトより大きいか同じUL承認サイズが与えられれば、(UL承認サイズが7バイトより小さくなくてAMD PDUセグメントが送信される必要がなければ)、端末はパッディングBSR及び/又はパッディングのみを送信してはいけない。
端末は中断された無線ベアラに対応する論理チャネルに対するデータを送信しない。論理チャネル優先順位化過程のために、端末は次の相対優先順位を降順で考慮することができる:
−C−RNTIに対するMAC制御エレメント又はUL−CCCHからのデータ;
−パッディングのために含まれたBSRを除いたBSRに対するMAC制御エレメント;
−PHR又は拡張されたPHRに対するMAC制御エレメント;
−UL−CCCHからのデータを除いた任意の論理チャネルからのデータ;
−パッディングのために含まれるBSRに対するMAC制御エレメント。
従来技術において、端末がLCP過程を遂行するとき、端末が4バイト以上の上りリンク承認を受ければ、端末はMAC PDUをパッディングすることだけでMAC PDUを送信してはいけない。これは、端末がデータを含むのに充分に大きな上りリンク承認を受信する場合、パッディングだけされたMAC PDUを送信しないためである。4バイトは2バイトのMACヘッダー(R/R/E/LCID/F/L)、1バイトのRLCヘッダー及び1バイトのMACペイロードを考慮して決定される。
ProSe通信において、MACでSL−SCHサブヘッダーは総6バイトである7個のヘッダーフィールドV/R/R/R/R/SRC/DSTを含み、RLCではRLC UMのみが使われる。
新しいSL−SCHサブヘッダーが導入されることによって、ProSeのために4バイト条件を見直さなければならない。一方、ProSe端末はPC5データを含む十分な空間がないとしてもPC5データを含まなければならない。
図17は本発明の一実施例によってD2D通信システムにおいてパッディングのみを有するMAC PDU伝送を避けるための図である。
本発明において、端末がサイドリンク承認を受けるとき、サイトリンク承認がSL−SCH MACサブヘッダー、R/R/E/LCID/F/LMACサブヘッダー、RLCサブヘッダー及び1バイトのデータを含むのに充分に大きな場合、端末はパッディングのみを含むMAC PDUを送信してはいけない。
端末はPC5インターフェースを介して他の端末と直接的に通信することができる(S1701)。端末は少なくとも一つのサイドリンク論理チャネルで構成され、前記チャネルを介して端末は他の端末と直接的にデータを伝送及び/又は受信することができる。
送信端末が基地局からサイドリンク承認を受信するとき(S1703)、送信端末は受信したサイドリンク承認の大きさを確認することができる(S1705)。
受信したサイドリンク承認が送信リソースがXX+1バイトより小さいことを指示する場合(すなわち、MAC PDUの最小大きさがXXバイト)、送信端末はパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するか、あるいは送信端末は受信したサイドリンク承認を無視して廃棄することができる。若しくは、送信端末は受信したサイドリンク承認を維持したまま、受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないこともできる(S1707)。
送信端末が受信したサイドリンク承認を維持したままで受信端末にスケジューリング割り当てを送信しない場合、送信端末はパッディングビットのみを含むMAC PDUを生成するか、STCHからRLC PDUを含む何のMAC PDUも生成しないこともできる。このような場合、端末はSTCHから何のRLC PDUも含まずにMAC PDUを生成することができる。例えば、MAC PDUはMAC制御要素のみを含むことができる。
受信したサイドリンク承認がXX+1バイトより小さい伝送リソースを指示する場合、送信端末は、i)受信したサイドリンク承認の廃棄、ii)スケジューリング割り当ての未伝送、iii)STCHからRLC PDU未伝送、又はiv)パッディングだけされたMAC PDU伝送を指示することによって誤ったサイドリンク承認の受信を基地局に知らせることができる。
一例として、MAC PDUの最小大きさ(例えば、XXバイト)はMACヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(Sidelink Traffic Channel、STCH)のための無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)ヘッダーのみを含むことができる。例えば、STCHからの何のRLC SDUも含まないことができる。
例えば、XXはサイドリンク共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACヘッダーが6バイト、R/R/E/LCID/F/Lフィールドを含むMACサブヘッダーが2バイト、RLC UMのためのRLCサブヘッダーが1バイトであるという仮定の下で9に決定されることができる。
一例として 、MAC PDUの最小大きさは9バイトに対応することができる。
受信したサイドリンク承認がXX+1バイト以上の場合、送信端末は少なくとも1バイトのRLC SDUを送信するか、受信端末にスケジューリング割り当てを送信するとか、少なくとも1バイトのMAC SDUを含むMAC PDUを生成するとか(例えば、送信端末はパッディングのみを含むMAC PDUを生成しない)、又は受信端末にMAC PDUを送信することができる(S1711)。
このような場合、受信したサイドリンク承認が10バイト以上の場合、送信端末は受信端末にスケジューリング割り当てを送信するか、少なくとも1バイトのMAC SDUを含むMAC PDUを生成するか(例えば、送信端末はパッディングのみを含むMAC PDUを生成しない)、あるいは受信端末にMAC PDUを送信することができる。
したがって、端末が伝送のために利用可能なデータを有するとともに10バイト以上の大きさを有するサイドリンク承認を受ければ、端末はパッディングのみをを送信してはいけない。
以上で説明した実施例は本発明の構成要素及び特徴が所定の形態に結合されたものである。それぞれの構成要素又は特徴は他の明示的言及がない限り選択的なものとして考慮されなければならない。それぞれの構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合されない形態に実施可能である。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴に入れ替えられることができる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するかあるいは出願後の補正によって新たな請求項として含ませることができるのは明らかである。
本発明の実施例において、基地局(BS)によって行われるものとして説明された特定の動作は上位ノードのBSによって遂行されることもできる。すなわち、BSを含む複数のネットワークノードで、MSとの通信のために行われる多様な動作が基地局によって遂行されるか基地局以外の他のネットワークノードによって遂行されることができるのは明らかである。‘eNB’という用語は‘固定局(fixed station)’、‘NodeB、‘基地局(BS)’、アクセスポイントなどに取り替えられることもできる。
前述した実施例は、例えばハードウェア、ファームウエア、ソフトウェア又はそれらの組合せなどの多様な手段によって具現されることもできる。
ハードウェア設定において、本発明の実施例による方法は、一つ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどによって具現可能である。
ファームウエア又はソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態に具現されることができる。ソフトウェアコードはメモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動されることができる。前記メモリユニットは前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に知られた多様な手段によって前記プロセッサとデータを取り交わすことができる。
本発明は本発明の特徴を逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化されることができるのは当業者に明らかである。したがって、前記詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は添付の請求範囲の合理的解釈によって決まらなければならなく、本発明の等価的範囲内の全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
上述した方法は3GPP LTEシステムに適用される例示を中心に説明したが、本発明は3GPP LTEシステムだけではなく多様な無線通信システムに適用可能である。

Claims (16)

  1. 無線通信システムで動作する送信端末のための方法であって、
    前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認(sidelink grant)を受信する段階;
    前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認する段階;及び
    前記受信したサイドリンク承認の大きさがメディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)ヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(Sidelink Traffic Channel、STCH)のための無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)ヘッダーのみを含むMACプロトコルデータ単位(Protocol Data Unit、PDU)の最小大きさより大きい場合、少なくとも1バイトのRLCサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)を含むMAC PDUを送信する段階を含む、送信端末のための方法。
  2. 前記MAC PDUの最小大きさは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む、請求項1に記載の送信端末のための方法。
  3. 前記MAC PDUの最小大きさは9バイトである、請求項1に記載の送信端末のための方法。
  4. 前記受信したサイドリンク承認の大きさが前記MAC PDUの最小大きさ以下の場合、
    前記送信端末はパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するか、
    前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するか、
    前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないか、あるいは
    前記送信端末は誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせる、請求項1に記載の送信端末のための方法。
  5. 無線通信システムで動作する送信端末のための方法であって、
    前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認を受信する段階;
    前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認する段階;及び
    前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上の場合、メディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Medium Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)を送信する段階を含み、
    前記MAC PDUはパッディングビットのみを含むMAC PDUではない、送信端末のための方法。
  6. 前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上であれば、前記MAC PDUは少なくとも1バイトの無線リンク制御サービスデータユニット(Radio Link Control Service Data Unit、RLC SDU)を含むことによって生成される、請求項5に記載の送信端末のための方法。
  7. 前記10バイトは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む、請求項5に記載の送信端末のための方法。
  8. 前記受信されたサイドリンク承認が10バイト以下であれば、
    前記送信端末はパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するか、
    前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するか、
    前記送信端末は前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないか、あるいは
    前記送信端末は誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせる、請求項5に記載の送信端末のための方法。
  9. 無線通信システムで動作する送信端末であって、
    無線周波数モジュール(Radio Frequency、RF);及び
    前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認(sidelink grant)を受信し、前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認し、前記受信したサイドリンク承認の大きさがメディアアクセス制御(Medium Access Control、MAC)ヘッダー及びサイドリンクトラフィックチャネル(Sidelink Traffic Channel、STCH)のための無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)ヘッダーのみを含むMACプロトコルデータ単位(Protocol Data Unit、PDU)の最小大きさより大きい場合、少なくとも1バイトのRLCサービスデータユニット(Service Data Unit、SDU)を含むMAC PDUを送信するように構成される、送信端末。
  10. 前記MAC PDUの最小大きさは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む、請求項10に記載の送信端末。
  11. 前記MAC PDUの最小大きさは9バイトである、請求項10に記載の送信端末。
  12. 前記受信したサイドリンク承認の大きさが前記MAC PDUの最小大きさ以下の場合、
    前記プロセッサはビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するように構成されるか、
    前記プロセッサは前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するように構成されるか、
    前記プロセッサは前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないように構成されるか、あるいは
    前記プロセッサは誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせるように構成される、請求項10に記載の送信端末。
  13. 無線通信システムで動作する送信端末であって、
    無線周波数モジュール(Radio Frequency、RF);及び
    前記無線周波数モジュールを制御するように構成されたプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、前記送信端末が受信端末と直接通信するとき、基地局からサイドリンク承認を受信し、前記受信したサイドリンク承認の大きさを確認し、前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上の場合、メディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Medium Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)を送信するように構成され、
    前記MAC PDUはパッディングビットのみを含むMAC PDUではない、送信端末。
  14. 前記受信したサイドリンク承認の大きさが10バイト以上であれば、前記MAC PDUは少なくとも1バイトの無線リンク制御サービスデータユニット(Radio Link ControlService Data Unit、RLC SDU)を含むことによって生成される、請求項13に記載の送信端末。
  15. 前記10バイトは、6バイトのサイドリンク−共有チャネル(sidelink−shared channel、SL−SCH)MACサブヘッダー、2バイトのMACサブヘッダー及び1バイトのRLCサブヘッダーを含む、請求項13に記載の送信端末。
  16. 前記受信されたサイドリンク承認が10バイト以下であれば、
    前記プロセッサはパッディングビットのみを含むことによってMAC PDUを送信するように構成されるか、
    前記プロセッサは前記受信したサイドリンク承認を無視して廃棄するように構成されるか、
    前記プロセッサは前記受信したサイドリンク承認を維持するとともに前記受信端末にスケジューリング割り当てを送信しないように構成されるか、あるいは
    前記プロセッサは誤ったサイドリンクの受信を基地局に知らせるように構成される、請求項13に記載の送信端末。
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