JP2018500061A - 画像データ用のテクスチャ解析マップ - Google Patents

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Abstract

方法は、再構成されたスペクトル画像データから、少なくとも第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームと、第2の異なるエネルギー依存スペクトル画像ボリュームとを取得するステップを含む。当該方法は更に、各ボクセルに対して、第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの値を、第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの対応する値にマッピングする多次元スペクトル図を生成するステップを含む。当該方法は更に、多次元スペクトル図から、スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成するステップを含む。当該方法は更に、同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数として生成されるテクスチャ解析関数のセットを取り出すステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析関数のセットと、スペクトルテクスチャ解析重みのセットとを用いる再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、テクスチャ解析マップを生成するステップと、当該テクスチャ解析マップを視覚的に提示するステップとを含む。

Description

以下は、概して、イメージングに関し、より具体的には、画像データ用のテクスチャ解析マップを計算することに関し、スペクトル(エネルギー依存)イメージング用に構成されているコンピュータ断層撮影(CT)スキャナに特に応用されている。しかし、以下は、次に限定されないが、磁気共鳴(MR)、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)、ポジトロン放出断層撮影(PET)、超音波(US)及び/又は他のイメージングモダリティといった他のイメージングモダリティにも適している。
CTスキャナは、z軸の周りの検査領域の周囲を回転する回転式ガントリに取り付けられるX線管を含む。検出器アレイは、X線管から検査領域の反対側に円弧を成す。X線管は、検査領域を横断する放射線を放出する。検出器アレイは、検査領域を横断する放射線を検出し、放射線を示す投影データを生成する。再構成器が、投影データを処理し、検査領域を示すボリュメトリック画像データを生成する。しかし、ボリュメトリック画像データは、スペクトル特性を反映しない。これは、検出器アレイによって出力される信号は、エネルギースペクトルにわたって積分されたエネルギー束に比例するからである。
スペクトル(エネルギー依存)CT用に構成されたCTスキャナは、単一の広域スペクトルX線管と、エネルギー分解検出器(例えば光子計数検出器、異なるスペクトル感度を有する少なくとも2つのセットのシンチレータ−フォトダイオード層等を有する)及び区別電子部品を有するエネルギー分解検出器アレイとを内蔵し、単一のX線管が、走査中、少なくとも2つの異なる放出電圧(例えば80kVp及び140kVp)間で切り替わるように構成されるか、及び/又は、2つ以上のX線管が、異なる平均スペクトルを有する放射線を放出するように構成される。再構成器は、検出器からの信号を、様々なエネルギー依存成分に分解し、個々の成分を再構成して、スペクトル特性を反映するスペクトルボリュメトリック画像データを生成するか、及び/又は、成分を組み合わせて、非スペクトルボリュメトリック画像データを生成する。
組織血管分布、並びに、血管形成、壊死及び低酸素症といった関連の病状の特性評価は、代謝FDG−PET及び解剖学的CTといった他のより標準的な技術を補完することが可能である貴重な情報を提供することによって、がん診断を改良することができる。例えば血管形成が増加したがん組織は、しばしば、病変部内又は周辺の血管網の不均一性及び不規則性の増加を示す。更に、腫瘍低酸素症又は腫瘍内部の壊死は、腫瘍の境界と比べて際立って低いテクスチャ特性を示す。文献によって、ヒストグラムベースのエントロピー及び均一性は、悪性組織のテクスチャの粗さ及び不規則性を実際に評価する有意な記述子であることが示されている。
従来の(非スペクトル)テクスチャ解析技術では、スペクトルCTボリュメトリック画像データに関して、(物質密度に関連する)減衰値分布、又は、ヨードマップといったその導出されたスペクトル画像結果から生じるテクスチャを解析することができる。残念なことに、スペクトルCTボリュメトリック画像データに関して、従来の(非スペクトル)テクスチャ解析技術では、フルスペクトルCT情報を本質的に考慮するやり方で、臓器及び組織のテクスチャを解析することができない。更に、従来のCTテクスチャ解析方法は、通常、元の処理されたスペクトルCTボリュメトリック画像データに比べて低い空間分解能を有するテクスチャマップを生成する。
本明細書に記載される態様によって、上記問題及びその他の問題が対処される。
一態様では、スペクトル画像データからテクスチャ解析マップを生成する方法が説明される。当該方法は、再構成されたスペクトル画像データから、少なくとも第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームと第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームとを取得するステップを含む。第1エネルギーと第2エネルギーとは異なる。当該方法は更に、再構成されたスペクトル画像データの各ボクセルに対して、第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの値を、第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの対応する値にマッピングする多次元スペクトル図を生成するステップを含む。当該方法は更に、多次元スペクトル図から、スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成するステップを含む。当該方法は更に、同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数として生成されるテクスチャ解析関数のセットを取り出すステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析関数のセットと、スペクトルテクスチャ解析重みのセットとを用いる再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、テクスチャ解析マップを生成するステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析マップを視覚的に提示するステップを含む。
別の態様では、イメージングシステムが、少なくとも第1エネルギー依存スペクトル画像ボリューム及び第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームを生成するように、スペクトルベースの分解アルゴリズムを使用して、スペクトル画像データを再構成する再構成プロセッサと、スペクトルデータテクスチャプロセッサとを含む。当該プロセッサは、各ボクセルに対して、第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの値を、第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの対応する値にマッピングする多次元スペクトル図を生成し、多次元スペクトル図から、スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成し、同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数として、テクスチャ解析関数のセットを生成し、テクスチャ解析関数のセットと、スペクトルテクスチャ解析重みのセットとを用いる再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、テクスチャ解析マップを生成し、当該テクスチャ解析マップを視覚的に提示する。
別の態様では、テクスチャ解析マップを生成する方法が説明される。当該方法は、再構成された画像データの多次元図を生成するステップを含む。当該方法は更に、多次元スペクトル図から、テクスチャ解析重みのセットを生成するステップを含む。当該方法は更に、同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの初期分布を計算するステップを含む。当該方法は更に、同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数としてテクスチャ解析関数のセットを生成するステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析関数のセットとスペクトル解析重みのセットとを用いる再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、テクスチャ解析マップを生成するステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析マップにおけるボクセル値間の局所差分に基づいて、同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの更新された分布を計算するステップを含む。当該方法は更に、同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの更新された分布を使用して、テクスチャ解析関数の更新されたセットを生成するステップを含む。当該方法は更に、テクスチャ解析関数の更新されたセットと、スペクトル解析重みのセットとを用いて、詳細化されたテクスチャ解析マップを生成するステップを含む。
本発明は、様々なコンポーネント及びコンポーネントの構成、また、様々なステップ及びステップの構成の形を取ってよい。図面は、好適な実施形態を例示することのみを目的とし、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
図1は、スペクトルデータテクスチャプロセッサに関連して例示的なイメージングシステムを概略的に示す。 図2は、スペクトルデータテクスチャプロセッサの一例を概略的に示す。 図3は、例示的な2Dスペクトル図を示す。 図4は、例示的な同時生起マトリクスヒストグラムを示す。 図5は、同時生起マトリクスヒストグラムの重みのスペクトル図におけるベクトル長さ及びベクトル差への依存性を示す。 図6は、ボリュメトリックスペクトル画像データの画像、当該画像の対応するテクスチャ解析マップ、及び、上記画像と上記テクスチャ解析マップとの組み合わせである融合画像の視覚的表示を示す。 図7は、2つの領域を画定する任意パターンを示す。 図8は、テクスチャ解析用の例示画像を示す。 図9は、従来技術のテクスチャ解析から生じるエントロピーマップを示す。 図10は、本明細書において説明される重みマスクを使用して得られるエントロピーマップを示す。 図11は、テクスチャ解析マップを生成するための例示的な方法を示す。
図1は、例示的なイメージングシステム100を示す。適切なイメージングモダリティには、CT、MR、SPECT、PET、US等が含まれる。簡潔さ及び明瞭さのために、以下において、本明細書では、CTに関連して実施形態を説明する。しかし(例えば医用イメージング分野及び/又は他の分野における)当業者は、少なくとも本明細書における説明のみから、必要以上の実験なく、他の適切なイメージングモダリティの修正態様及び/又は変更態様を理解するであろう。図示されるイメージングシステム100は、固定ガントリ102と、固定ガントリ102によって回転可能に支持される回転ガントリ104とを含む。回転ガントリ104は、長手軸、即ち、z軸「Z」について検査領域106の周りを回転する。
X線管といった放射線源110が、回転ガントリ104によって回転可能に支持され、回転ガントリ104と共に回転し、検査領域106を横断するX線放射線を放出する。一事例では、放射線源110は、積分期間において及び/又はその他の方法で、2つ以上の放出電圧(例えば80及び140kVp、80、100及び120kVp等)間で放出電圧を切り替えるように構成されてよい。変形態様では、イメージングシステム100は、異なる放出電圧において放射線を放出する複数の放射線源110を含む。別の変形態様では、放射線源110は、単一の広スペクトルX線管を含む。
検出器アレイ112が、放射線源110に対し、検査領域106の反対側に円弧を成す。検出器アレイ112は、検査領域106を横断する放射線を検出し、放射線を示す信号(投影データ)を生成する。放射線源電圧が、少なくとも2つの放出電圧間で切り替えられる場合、及び/又は、2つ以上のX線管が2つの異なる放出電圧において放射線を放出する場合、検出器アレイ112は、放射線源電圧のそれぞれに対し信号を生成する。単一の広スペクトルX線管の場合、検出器アレイ112は、信号を生成するエネルギー分解検出器(例えば多層シンチレータ/フォトダイオード、直接変換光子計数等)を含む。
再構成プロセッサ114が、再構成アルゴリズムメモリ118又は他の場所に記憶される1つ以上のスペクトルベースの分解アルゴリズム116を用いて信号を再構成する。アルゴリズム116のうちの少なくとも1つを使用する再構成プロセッサ114は、様々な画像ベースに対応するボリュメトリック画像データの2つ以上のセットを含むスペクトルボリュメトリック画像データを生成する。例えばデュアルエネルギーでは、これらのベースは、光電/コンプトン散乱対、水/ヨード対(又は他の物質ベース対)、2つの異なる実効keV X線エネルギー対などであってよい。別の例では、光子計数CTでは、再構成プロセッサ114は、例えば3つ以上のエネルギー窓があるkエッジ画像ベースを含む2つ以上の画像ベースを生成することができる。再構成プロセッサ114は更に、非スペクトルボリュメトリック画像データも生成する。
スペクトルデータテクスチャプロセッサ120が、再構成されたスペクトル投影データからテクスチャ解析マップを計算する。以下により詳細に説明されるように、一事例では、これは、統合テクスチャ解析マップを生成するために、多次元スペクトル図からの情報を(直接的又は間接的に)使用し、2つの効果を一緒に評価することによって、物質密度テクスチャ及び物質タイプテクスチャを最適化する重みを生成し、使用することを含む。当然ながら、本明細書において説明されるテクスチャ解析マップは、フルスペクトル情報を考慮して、臓器及び組織テクスチャを解析するために使用することができる。更に、スペクトルデータテクスチャプロセッサ120は、詳細化が省略されているテクスチャ解析に比べて、より高い分解能のテクスチャ解析を生成するように、中間生成されたテクスチャ解析マップを使用した1回以上の繰り返しを介して、テクスチャ解析を詳細化することができる。
当然ながら、スペクトルデータテクスチャプロセッサ120は、中央処理演算ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ及び/又は他のプロセッサといった1つ以上のプロセッサを介して実現することができる。1つ以上のプロセッサは、一時的媒体は含まず、物理的メモリ及び/又は他の非一時的媒体を含むコンピュータ可読記憶媒体に埋め込まれる又はコード化される1つ以上のコンピュータ実行可能命令を実行する。変形態様では、コンピュータ実行可能命令は、搬送波、信号及び/又は他の一時的媒体といった一時的媒体によって運ばれる。
コンピュータが、オペレータコンソール122としての機能を果たす。オペレータコンソール122は、モニタといった人間が読み取り可能な出力デバイスと、キーボード、マウス等といった入力デバイスとを含む。コンソール122に常駐するソフトウェアによって、オペレータは、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)又は他の手段を介して、スキャナ100とインタラクトする及び/又はスキャナ100を操作することができる。一事例では、コンソール122が、スペクトルデータテクスチャプロセッサ120を含むか又は実装する。別の事例では、スペクトルデータテクスチャプロセッサ120は、イメージングシステム100とは別個のコンピュータシステムの一部である。カウチといった被験者支持体124が、検査領域106内で人間又は動物の被験者又は物体を支持する。
図2は、スペクトルデータテクスチャプロセッサ120の一例を示す。
スペクトルデータテクスチャプロセッサ120は、再構成プロセッサ114、イメージングシステム100の他のプロセッサ及び/又は他のイメージングシステムによって再構成されたスペクトルボリュメトリック画像データを、入力として受信する。或いは、スペクトルボリュメトリック画像データは、例えば画像保管通信システム(PACS)、病院情報管理システム(HIS)、電子医療記録(EMR)、サーバ、データベース及び/又は他のデータ保存場所といったデータ保存場所から取得される、取り出しされる、受信されること等が可能である。
スペクトル図メモリ202が、1つ以上のN次元スペクトル図204を記憶する。ここで、Nは正の整数である。N次元スペクトル図204のN次元スペクトル図は、再構成されたスペクトル投影データにおける各位置(例えばボクセル)に対し、各スペクトルベース画像からの対応する値を含む。これらの値は、N次元スペクトル図から取り出し可能である。N次元スペクトル図は、一般に、対応する図軸に沿った座標の役割を果たす。
図3に、2つ(N=2)のスペクトルベースについてのN−Dスペクトル図300の一例が示される。x軸302が、第1のスペクトルベースのボクセル値を表し、y軸304が、第2のスペクトルベースのボクセル値を表す。第1のベクトル306は、第1の基礎物質を表し、第2のベクトル308は、第2の基礎物質を表し、第3のベクトル310は、第3の基礎物質を表し、第4のベクトル312は、第4の基礎物質を表す。他の事例では、N−Dスペクトル図は、より多くの、より少ない及び/又は異なる基礎物質を含む。適切な基礎物質の例としては、ヨウ素、カルシウム、軟組織、空気及び/又は水が挙げられるが、これらに限定されない。
図2に戻ると、ボクセルテクスチャ解析関数決定器206が、ボクセル強度値及びボクセル勾配値の関数として、テクスチャ解析関数を決定する。テクスチャ解析関数が、決定され、テクスチャ解析関数メモリに記憶される。使用される特定のテクスチャ解析関数が、事前に設定されたプリセット等を使用してユーザによって選択されるユーザの好みから特定されるデフォルトセットであってよい。一事例では、テクスチャ解析関数は、同時生起マトリクスヒストグラムのエントロピーを使用して決定される。
図4は、テクスチャ解析関数を決定するための非限定的な例を示す。再構成されたスペクトル投影データが、3D空間において、402に示される。1つのボクセルの周りの関心クラスタリング長さによって決定される3Dガウス重みマスクが、404に示される。同時生起ヒストグラムが、406に示される。同時生起マトリクスヒストグラムに関して、第1の軸408は、例えばハウンズフィールド(Hounsfield)単位(HU)目盛りを使用するボクセル値に沿ったビンを表し、第2の軸410は、例えばハウンズフィールド単位/ミリメートル(HU/mm)目盛りを使用する勾配に沿ったビンを表し、第3の軸412は、強度確率を表す。
同時生起マトリクスヒストグラムは、既知及び/又は他のアプローチを使用して作成することができる。例えば一事例では、再構成されたスペクトル投影データ402における各ボクセルについて、ボクセルの周りの所定の付近(例えばボクセルの6つの側面を境界付ける6つの周辺ボクセル)におけるボクセル値分布から、重み付けされた同時生起マトリクスヒストグラム406が決定される。このために、最初に、当該周辺ボクセルについて、3Dガウス重みマスク404が規定される。3Dガウス重みマスクW(i,j,k)は、式1:
に示されるように計算することができる。ここで、[r]は、再構成されたスペクトル投影データにおける長さ/ピクセル比(例えばmm/ピクセル)であり、[ijk]は、それに対するWが所定の閾値を上回る[000]における中心ボクセルの周りのボクセルインデックスである。
正規化された重みマスクWが、例えばΣ=1を満たすように導出される。ここで、Wは、すべてのマスク値である。ガウス幅ξ(例えばmmを単位とする)は、ヒストグラムのクラスタリング長さを決定する。同時生起マトリクスは、局所HU値及びそれらの絶対3D勾配から作られる。重み付けされた同時生起ヒストグラムは、マスクによって覆われる(即ち、マスクの中心と位置合わせされた現在解析されている画像ボクセルの付近における)各ボクセルが、対応するマスク局所重みを関連のヒストグラムビンの高さ(又は強度412)に加える処理において、各画像ボクセルに対して作られる。
関連のビンマトリクスインデックスは、マトリクスの1次元における画像ボクセルHU値と、第2のマトリクス次元における勾配値とによって決定される。マスクの中心ボクセルから出て徐々に減少される重み付けパターンは、不規則性マップの滑らかで斑状のあまりない外観に貢献する。最終ヒストグラムは、Σi,ji,j=1を満たすように正規化される。ここで、i、jは、マトリクスビンインデックスであり、pi,jは、対応するビン高さ(即ち、マトリクス要素値)である。
本明細書では、他のアプローチも考えられる。例えば別の適切なアプローチが、2013年12月16日に出願され、「QUANTITATIVE IMAGING」なる名称の国際特許公開公報WO2014/097124(出願番号PCT/IB2013/060995)に説明されている。これは、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。別のアプローチが、R.Carmi他による「Complementary tumor vascularity imaging in single PET-CT routine using FDG early dynamic blood flow and contrast-enhanced CT texture analysis」(SPIE Medical Imaging 2014年)に説明されている。
ボクセルテクスチャ解析関数決定器206は、同時生起ヒストグラム406からテクスチャ解析関数のセットを導出する。不均一性及び不規則性を記述するこのような1つの関数は、エントロピーである。このために、最初に、予めスケーリングされたエントロピーSが、S=−Σi,ji,jlog(pi,j)によって、各画像ボクセルに対する同時生起ヒストグラムから計算される。ここで、i、jは、ビンインデックスであり、pi,jは、ビン高さである。本明細書では、他のアプローチも考えられる。これには、Davnall他による「Assessment of tumor heterogeneity: an emerging imaging tool for clinical practice?」(Insights Imaging、2012年10月)に説明されているアプローチが含まれる。
図2に戻ると、スペクトルテクスチャ解析重み決定器210が、スペクトルテクスチャ重みのセットを決定する。一事例では、これは、図3の2Dスペクトル図といったN−Dスペクトル図における場所及びベクトル方向に基づいて実現される。これの一例が、図5に示される。図5では、重み500が、スペクトル図300におけるボクセル502に対して、また、物理空間における隣接ボクセル(例えばボクセル504)の値に関連して計算可能である各可能なベクトル差(勾配)方向に対して、又は、他のタイプの空間近接を有するボクセルに対して決定される。勾配方向への依存関係は、計算された同時生起マトリクスヒストグラム406における物質密度効果及び物質スペクトル分離効果の最適混合を可能にする。スペクトルテクスチャの重みのセットが、重みテーブルを提供する。
図2に戻ると、周辺ボクセルテクスチャ解析関数決定器206が、関心ボクセルに対して、当該関心ボクセルを囲んでいるボクセル(例えばボクセルの周りの所定のグループのボクセル)のテクスチャ解析関数を決定する。例えば一事例では、N−Dスペクトル図における対応ベクトル長さの関数としてボクセル強度が決定される。別の事例では、物理空間において空間的に隣接する又は近いボクセルに対応する、N−Dスペクトル図における2つのベクトル間の差分ベクトルの関数としてボクセル勾配が決定される。このために、ボクセル勾配は、N−Dスペクトル図における勾配方向に基づいて重み付けされる。
例えば図5のボクセル502について、スペクトル図におけるベクトル長さが計算され、3Dにおける勾配が所定のセットの(例えば6つの囲んでいる)最も近い隣接ボクセルのベクトル差分値に基づいて計算される。このボクセルを同時生起ヒストグラムにマッピングするための勾配重みが、重みテーブルによって決定される。6つの隣接ボクセルに関する6つのベクトル差分に対応する平均重み値を取ることができる。別の例では、ボクセル強度は、同時生起ヒストグラムの第1の軸に関連していてよい。適切な重み付け後の勾配の絶対値は、同時生起ヒストグラムの第2の軸に関連していてよい。
結果として得られるテクスチャ解析マップは、テクスチャ解析マップメモリ214に記憶され、視覚化され、別のデバイスに搬送され、更に処理されてよい。図6は、ボリュメトリックスペクトル画像データの画像606又はスライス、画像606の対応するテクスチャ解析マップ608、及び、画像606とテクスチャ解析マップ608との組み合わせである融合画像610を表示するコンソール122のディスプレイモニタ604の画像ビューイングウィンドウ602を示す。テクスチャ解析マップ608は、スペクトル効果によって特定可能である「物質密度テクスチャ」及び「物質タイプテクスチャ」の両方を統合して表す。
図示される例では、重みは、画像ビューイングウィンドウ602及び/又は他のビューリングエリアに視覚的に提示される。更に、オペレータは、コンソール122の制御部を使用して、「物質密度テクスチャ」と「物質タイプテクスチャ」との間で重みをインタラクティブに変えることができる。更に、別々の「物質密度」テクスチャマップ及び「物質タイプ」テクスチャマップが計算され、画像ビューイングウィンドウ602に視覚的に提示されることも可能である。
本明細書において説明されるように、テクスチャ解析マップは、ボリュメトリック画像データ内の各ボクセルについて計算されることが可能である。しかし、局所評価は、特定の解析されたボクセルの周りの多くのボクセルの統計的解析を含む。結果として、テクスチャ解析マップは、ボリュメトリック画像データに比べて比較的低い分解能を有することがある。式1は、同時生起マトリクスヒストグラムを生成する例示的な空間重み関数を提供する。ヒストグラムの「クラスタリング長さ」ξは、例えば特定の事例において、「ベスト」なテクスチャマップ解像度を達成するために、約3ミリメートル(3mm)であってよい。この長さは、テクスチャ解析マップの空間分解能を制限する。
テクスチャ解析マップの空間分解能は、一事例では、例えばアルゴリズムループにおける各インスタンスに対して、2つの関連のボクセルの計算されたテクスチャマップ値の差分に依存する局所重みを追加することによって増加される。このために、基準テクスチャマップが、前の反復から取られ、処理は、詳細化されたテクスチャマップを生成する。一般に、同様のテクスチャ値で(中間ステップにおいて)解析されたより小さいサブ領域は、詳細化されたテクスチャを計算するために使用された解析されたより大きいクラスタにおいて、より大きい重みを有する。
局所重みは、式2:
に示されるように、式1に追加される。ここで、Ti,j,kは、i、j、kインデックスのボクセルテクスチャマップ値であり、T0,0,0は、中心ボクセルテクスチャマップ値(その順番において解析される)であり、σは、テクスチャマップ値の所定の差分に関連するパラメータ(これは、定数であっても適応パラメータであってもよい)であり、Tは、重みWがそれに対して決定された反復に対する先行反復のテクスチャマップである。重み分布関数は、アルゴリズムの所定点において正規化されることが可能である。
本明細書では、他のアプローチも考えられる。テクスチャ解析マップの空間分解能の詳細化(改良)は、スペクトルボリュメトリック画像データ及び非スペクトルボリュメトリック画像データの両方のテクスチャ解析マップと共に使用することができる。
図7、図8、図9及び図10は、詳細化の一例を示す。図7は、2つの領域702(白色エリア)及び704(黒色エリア)を画定する任意のパターンを示す。図8に示されるように、各マスク領域は、異なるタイプのランダムテクスチャを有する。この画像は、テクスチャ解析のための入力画像である。図9は、従来技術のテクスチャ解析アプローチから導出されたエントロピーマップを示す。図10は、式2の重みマスクと6回の反復とを使用して導出されたエントロピーマップを示す。当然ながら、この例は、例示のみを目的とし、質及び/又は性能の指示とみなされるべきではない。
図11は、スペクトルテクスチャ解析のための例示的な方法を示す。
当然ながら、本明細書において説明される方法のステップの順序は、限定ではない。したがって、本明細書では、他の順序も考えられる。更に、1つ以上のステップが省略されても、及び/又は、1つ以上の追加のステップが含まれてもよい。
1102において、例えばイメージングシステム100、別のイメージングシステム、データ保管場所等から、ボリュメトリック画像データが取得される。画像データは、スペクトル画像データであっても、非スペクトル画像データであってもよい。
1104において、例えばコンピュータメモリ又は他の物理的なメモリデバイスから、N−Dスペクトル図が取得される。
1106において、例えば式1、式2及び/又は別の手段に基づいて、テクスチャ解析関数のセットが決定される。
1108において、本明細書において説明されたように、N−Dスペクトル図に基づいて、テクスチャ解析重みのセットが決定される。
1110において、本明細書において説明されたように、テクスチャ解析関数のセットとテクスチャ解析重みのセットとを用いて、テクスチャ解析マップが生成される。
1112において、結果として得られたテクスチャ解析マップが、視覚的に提示される。本明細書において説明されたように、テクスチャ解析マップは、単独で表示されても、再構成された画像データと共に同時に又は交互に表示されても、再構成された画像データと融合されて表示されてもよい。更に、テクスチャ解析重みのセットは、テクスチャ解析マップと共に表示されてよい。
1114において、テクスチャ解析関数のセットを決定するために使用された少なくとも1つの空間重みの変化を示す入力信号を受信することに反応して、テクスチャ解析関数の更新されたセットが決定される。
1116において、更新されたテクスチャ解析関数とテクスチャ解析重みのセットとを用いて、次のテクスチャ解析マップが生成される。
1118において、当該次のスペクトルテクスチャ解析マップが、視覚的に提示される。同様に、当該次のテクスチャ解析マップは、単独で表示されても、再構成された画像データと共に同時に又は交互に表示されても、再構成された画像データと融合されて表示されてもよい。更に、テクスチャ解析重みのセットは、テクスチャ解析マップと共に表示されてよい。
当然ながら、ステップ1114乃至1118は、重みに変化がある場合にのみ行われる。そうでなければ、ステップ1114乃至1118は、省略されるか又は行われない。
上記は、コンピュータ可読記憶媒体にコード化される又は埋め込まれるコンピュータ可読命令によって実現されてよい。当該命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、当該プロセッサに、上記ステップを行わせる。これに加えて又は代えて、コンピュータ可読命令の少なくとも1つは、信号、搬送波又は他の一時的媒体によって運ばれてもよい。
本発明は、好適な実施形態を参照して説明された。上記詳細な説明を読み、理解した者は、修正態様及び変形態様を思いつくであろう。本発明は、添付の請求項又はその等価物の範囲内である限り、そのような修正態様及び変形態様をすべて含むと解釈されることを意図している。

Claims (26)

  1. スペクトル画像データからテクスチャ解析マップを生成する方法であって、当該方法は、
    再構成されたスペクトル画像データから、少なくとも第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームと第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームとを取得するステップであって、第1エネルギーと第2エネルギーとは異なる、ステップと、
    前記再構成されたスペクトル画像データの各ボクセルに対して、前記第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの値を、前記第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの対応する値にマッピングする多次元スペクトル図を生成するステップと、
    前記多次元スペクトル図から、スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成するステップと、
    同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数として生成されるテクスチャ解析関数のセットを取り出すステップと、
    前記テクスチャ解析関数のセットと、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットとを用いる前記再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、前記テクスチャ解析マップを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析マップを視覚的に提示するステップと、
    を、含む、方法。
  2. 前記多次元スペクトル図における各ボクセルの場所から、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記多次元スペクトル図における各ボクセルに隣接するボクセルのセットに対応するボクセル勾配から、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成するステップを更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記テクスチャ解析マップと共に、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを視覚的に提示するステップを更に含む、請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットの少なくとも1つのスペクトルテクスチャ解析重みの変化を示す入力を受信するステップと、
    前記入力に基づいて、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを変更し、スペクトルテクスチャ解析重みの更新されたセットを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析関数のセットと、前記スペクトルテクスチャ解析重みの更新されたセットとを用いて、前記再構成されたスペクトル画像データの前記テクスチャ解析を介して、前記テクスチャ解析マップを生成するステップと、
    を、更に含む、請求項1乃至4の何れか一項に記載の方法。
  6. 単一の融合画像を作成するように、前記再構成されたスペクトル画像データと前記テクスチャ解析マップとを融合させるステップと、
    前記単一の融合画像を視覚的に提示するステップと、
    を、更に含む、請求項1乃至5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記再構成されたスペクトル画像データと前記テクスチャ解析マップとを、ディスプレイのビューイング領域の別々のビューイングエリアにおいて視覚的に提示するステップを更に含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記テクスチャ解析マップにおいて物質密度効果と物質スペクトル分離とを混合するために、前記勾配方向への依存関係を使用するステップを更に含む、請求項1乃至7の何れか一項に記載の方法。
  9. 前記テクスチャ解析マップを生成するステップは、ボクセルに対して、前記ボクセルに隣接するボクセルのセットに対応する、前記多次元スペクトル図における対応するベクトル長さの関数としてのボクセル強度と、前記多次元スペクトル図における2つのベクトル間の差分ベクトルの関数としてのボクセル勾配とを取り出すステップを含む、請求項1乃至8の何れか一項に記載の方法。
  10. 前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットで、前記ボクセル勾配に重み付けするステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. ボクセルの勾配重みを、前記同時生起マトリクスヒストグラムにマッピングするステップを更に含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記勾配重みは、前記ボクセルに隣接する前記ボクセルのセットに対応する平均重み値である、請求項11に記載の方法。
  13. 中間テクスチャ解析マップである前記テクスチャ解析マップを生成する前に、前記同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの初期分布を計算するステップと、
    前記中間テクスチャ解析マップにおけるボクセル値間の局所差分に基づいて、前記同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの更新された分布を計算するステップと、
    前記同時生起マトリクスヒストグラムの前記空間重みの更新された分布を使用して、テクスチャ解析関数の更新されたセットを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析関数の更新されたセットを用いて、詳細化されたテクスチャ解析マップを生成するステップと、
    を更に含む、請求項1乃至12の何れか一項に記載の方法。
  14. 少なくとも前記第1エネルギー依存スペクトル画像ボリューム及び前記第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームを生成するように、スペクトルベースの分解アルゴリズムを使用して、前記スペクトル画像データを再構成するステップを更に含む、請求項1乃至13の何れか一項に記載の方法。
  15. 少なくとも第1エネルギー依存スペクトル画像ボリューム及び第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームを生成するように、スペクトルベースの分解アルゴリズムを使用して、スペクトル画像データを再構成する再構成プロセッサと、
    プロセッサを含むスペクトルデータテクスチャプロセッサと、
    を含み、
    前記プロセッサは、
    各ボクセルに対して、前記第1エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの値を、前記第2エネルギー依存スペクトル画像ボリュームの対応する値にマッピングする多次元スペクトル図を生成し、
    前記多次元スペクトル図から、スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成し、
    同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数として、テクスチャ解析関数のセットを生成し、
    前記テクスチャ解析関数のセットと、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットとを用いる前記再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、前記テクスチャ解析マップを生成し、
    前記テクスチャ解析マップを視覚的に提示する、イメージングシステム。
  16. 前記プロセッサは更に、前記多次元スペクトル図における各ボクセルの場所と、前記多次元スペクトル図における各ボクセルに隣接するボクセルのセットに対応するボクセル勾配とから、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを生成する、請求項15に記載のイメージングシステム。
  17. 前記プロセッサは更に、変化を示す入力を受信することに反応して、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットの重みを変更し、変更された前記重みを有する前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを使用して、前記テクスチャ解析マップを生成する、請求項15又は16に記載のイメージングシステム。
  18. 前記プロセッサは更に、前記テクスチャ解析マップと共に、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットを視覚的に提示する、請求項15乃至17の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  19. 前記プロセッサは更に、前記テクスチャ解析マップと共に、前記スペクトルテクスチャ解析重みのセットと共に、前記再構成されたスペクトル画像データを視覚的に提示する、請求項15乃至17の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  20. 前記プロセッサは更に、単一の融合画像を作成するように、前記再構成されたスペクトル画像データと前記テクスチャ解析マップとを融合させ、前記単一の融合画像を視覚的に提示する、請求項15乃至19の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  21. 前記プロセッサは、前記テクスチャ解析マップにおいて物質密度効果と物質スペクトル分離とを混合するために、前記勾配方向への依存関係を使用する、請求項15乃至20の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  22. 前記プロセッサは更に、各ボクセルに対して、前記ボクセルに隣接するボクセルのセットに対応する、前記多次元スペクトル図における対応するベクトル長さの関数としてのボクセル強度と、前記多次元スペクトル図における2つのベクトル間の差分ベクトルの関数としてのボクセル勾配とを取り出すことによって、前記テクスチャ解析マップを作成する、請求項15乃至21の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  23. 前記スペクトル画像データは、コンピュータ断層撮影画像データ、磁気共鳴画像データ、単光子放出コンピュータ断層撮影画像データ、ポジトロン放出断層撮影画像データ及び超音波画像データの1つを含む、請求項15乃至22の何れか一項に記載のイメージングシステム。
  24. テクスチャ解析マップを生成する方法であって、
    再構成された画像データの多次元スペクトル図を生成するステップと、
    前記多次元スペクトル図から、テクスチャ解析重みのセットを生成するステップと、
    同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの初期分布を計算するステップと、
    前記同時生起マトリクスヒストグラムから、ボクセル強度及びボクセル勾配値の関数としてテクスチャ解析関数のセットを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析関数のセットと前記スペクトル解析重みのセットとを用いる前記再構成されたスペクトル画像データのテクスチャ解析を介して、前記テクスチャ解析マップを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析マップにおけるボクセル値間の局所差分に基づいて、前記同時生起マトリクスヒストグラムの空間重みの更新された分布を計算するステップと、
    前記同時生起マトリクスヒストグラムの前記空間重みの更新された分布を使用して、テクスチャ解析関数の更新されたセットを生成するステップと、
    前記テクスチャ解析関数の更新されたセットと、前記スペクトル解析重みのセットとを用いて、詳細化されたテクスチャ解析マップを生成するステップと、
    を含む、方法。
  25. 前記再構成された画像データは、スペクトル画像データである、請求項24に記載の方法。
  26. 前記再構成された画像データは、非スペクトル画像データである、請求項24に記載の方法。
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