含まれる図面は例示目的のものであり、無線コンピューティングデバイスを提供するための開示される発明の装置及び方法の可能な構造及び構成の例を提示するのに役立つに過ぎない。これらの図面は、当業者により、本実施形態の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本実施形態に対してなされ得る形態及び詳細のいかなる変更をも決して制限するものではない。本実施形態は、添付の図面と共に下記の「発明を実施するための形態」を読むことによって容易に理解でき、類似の参照番号は類似の構造要素を指す。
いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する様々な技術を実施するように構成された例示的なシステムの異なる構成要素のブロック図を示す。
いくつかの実施形態に係る、図1のシステムの例示的な構成要素のより詳細な図のブロック図を示す。
いくつかの実施形態に係る、二次無線デバイス用のeSIM更新を提供するための例示的なメッセージ交換を示す。
いくつかの実施形態に係る、関連付けられた一次無線デバイスと関連して、二次無線デバイス用のeSIM更新を提供するための別の例示的なメッセージ交換を示す。
いくつかの実施形態に係る、二次無線デバイスに直接eSIM更新を提供するための例示的な方法の流れ図を示す。
いくつかの実施形態に係る、関連付けられた一次無線デバイスを介して間接的に二次無線デバイスにeSIM更新を提供するための別の例示的な方法の流れ図を示す。
いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する様々な方法を実施するために使用することができる代表的なコンピューティングデバイスの詳細な図を示す。
本明細書に記載される実施形態に係る、装置及び方法の代表的な用途が、この項において提示される。これらの例は、更なるコンテキストを提供し、説明する実施形態の理解を助けることのみを目的として提供される。したがって、これらの具体的な詳細のうちの一部又は全てを使用することなく、ここで説明される実施形態を実践できることが、当業者には明らかであろう。他の例では、ここで説明される実施形態を不必要に不明瞭化するのを回避するために、周知のプロセス工程は詳細には説明されていない。他の適用例が可能であり、それゆえ以下の実施例は、限定的なものとして解釈されるべきではない。
本明細書で説明する各種実施形態によれば、用語「無線通信デバイス」、「無線デバイス」、「モバイルデバイス」、「移動局」、及び「ユーザ機器」(user equipment)(UE)は、本開示の各種実施形態と関連付けられる手順を実行することが可能であり得る1つ以上の通常の消費者電子デバイスについて説明するために、本明細書では互換的に使用されることがある。各種実装形態によれば、これらの消費者電子デバイスのうちの任意の1つは、セルラー電話又はスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ネットブックコンピュータ、メディアプレーヤデバイス、電子ブックデバイス、MiFi(登録商標)デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、並びに、無線ワイドエリアネットワーク(wireless wide area network)(WWAN)、無線メトロエリアネットワーク(wireless metro area network)(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network)(WPAN)、近距離無線通信(near field communication)(NFC)、セルラー無線ネットワーク、第4世代(4G)ロングタームエボリューション(Long Term Evolution)(LTE)、LTEアドバンスド(LTE Advanced)(LTE−A)、及び/あるいは、第5世代(5G)又は他の現在の若しくは将来開発される進化型セルラー無線ネットワーク上の通信に使用される1つ以上の無線通信プロトコルを介した通信を含むことができる無線通信機能を有する任意の他のタイプの電子コンピューティングデバイスに関し得る。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスはまた、無線通信システムの一部として動作することができ、無線通信システムは、例えばWLANの一部としてアクセスポイント(access point)(AP)に相互接続された、並びに/又は、例えばWPAN及び/若しくは「アドホック」無線ネットワークの一部として互いに相互接続された、ステーション、クライアント無線デバイス、又はクライアント無線通信デバイスと称することもできるクライアントデバイスのセットを含むことができる。いくつかの実施形態では、クライアントデバイスは、例えば、無線ローカルエリアネットワーク通信プロトコルに従ったWLAN技術を介して通信することが可能な任意の無線通信デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、WLAN技術は、Wi−Fi(登録商標)(又はより一般的にはWLAN)無線通信サブシステム又は無線機を含むことができ、Wi−Fi無線機は、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11−2007、IEEE 802.11n、IEEE 802.11−2012、IEEE 802.11ac、又は他の現在の若しくは将来開発されるIEEE 802.11技術のうちの1つ以上などの、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)802.11技術を実施することができる。
更に、本明細書で説明されているいくつかのUEは、異なる第3世代(3G)及び/又は第2世代(2G)RATを介しても通信し得るマルチモード無線通信デバイスとして構成されてもよいことを理解されたい。これらのシナリオでは、マルチモードユーザ機器(UE)は、より低いデータレートのスループットを提供する他の旧式の3Gネットワークに比べて、より高速なデータレートのスループットを提供するLTEネットワークへの接続を優先するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実装形態では、マルチモードUEは、LTE及びLTE−Aネットワークが使用できないときに、旧式の3Gネットワーク、例えば、進化型高速パケットアクセス(Evolved High Speed Packet Access)(HSPA+)ネットワーク又はコード分割多重アクセス(Code Division Multiple Access)(CDMA)2000 Evolution−Data Only(EV−DO)ネットワークへとフォールバックするように構成されてもよい。
本明細書で提示される方法及び装置の代表的な実施形態は、二次無線デバイスの埋め込み型ユニバーサル集積回路カード(eUICC)の埋め込み型SIM又はプロファイルとも呼ばれることがある、電子加入者識別モジュール(eSIM)を更新することを提供する。eSIMプロファイルは、セキュア無線(OTA)データ接続を使用してモバイルネットワークオペレータ(MNO)のネットワークプロビジョニングサーバと双方向作用する二次無線デバイスのeUICCによるベアラ独立プロトコル(BIP)を使用して、プロビジョニングしてアクティブにすることができる。eSIMのアクティブ化により、二次無線デバイスが二次無線デバイスのユーザによって加入した無線サービスにアクセスすることを可能にすることができる。最初のプロビジョニング及びアクティブ化に続いて、eSIMは、無線ネットワークサービスの変更が行われるとき、ユーザが加入を変更するとき、モバイルディレクトリ番号(mobile directory number)(MDN)を更新するとき、又はセルラー無線ネットワークのサービスに対する認証及び/若しくはアクセスを提供するeSIMのクレデンシャルを更新するときなど、更新を必要とすることがある。eSIMの更新は、ユーザが二次無線デバイスの入力により(又は関連付けられた一次無線デバイスの入力により)更新を確認することを選択するときなどの、ユーザが開始したBIPプロセスに基づく、又はネットワークが開始したBIPプロセスに基づくことができる。大部分のセルラー無線デバイスが、ほとんどの時間、セルラー無線ネットワークにキャンプする、取り付けられる、接続される、サービスに登録される、又は別の方法で関連付けられるが、セルラー無線デバイスの新しいカテゴリは、ほとんどの時間、セルラー無線ネットワークから切断又は登録解除して、まれにセルラー無線ネットワークとのサービスに接続する又は登録することができるセルラー無線デバイスを含む。セルラー無線ネットワークと時に直接接続し、またあるときは関連付けられた一次無線デバイスを介して接続する二次無線デバイスなどの、まれに接続される無線デバイスにeSIM更新を提供することは、まれな接続を補償するためにBIPプロセスを調整することを必要とする。
二次無線デバイスがセルラー無線ネットワークに常に登録されないことがあるため、ショートメッセージサービス(short message service)(SMS)を使用して二次無線デバイスに連絡するセルラー無線ネットワークによるなどのネットワークが開始したBIPプロセスは、二次無線デバイスのeSIMのOTA更新を確実に提供しないことがある。セルラー無線ネットワークに通常取り付けられる又は接続されるセルラー無線デバイスは、SMSメッセージを確実に受信して、OTAのeSIM更新を開始することができるが、セルラー無線ネットワークにまれに取り付ける又は接続する二次セルラー無線デバイスは、OTAのeSIM更新を受信するために十分頻繁に接続しないことがある。より頻繁に接続することは、よりバッテリ電力を消費することがあり、したがって、制限されたバッテリ電力リソースを有する二次無線デバイスにとって好ましくないことがある。いくつかの実施形態では、二次無線デバイスを、セルラー無線ネットワークとのサービスから登録解除することができる、又は、節電する若しくはセルラー無線ネットワークとの直接セルラー無線接続を制限するときに、二次無線デバイスのeSIMを、無効にする若しくは別の方法で使用できなくすることができる。デバイスが開始したBIPプロセスはまた、二次無線デバイスのeUICCのアプレットが二次無線デバイス用のデータ接続が利用可能であるか否かを気づかないときなど、信頼性がないことがある。アプレットは、データ接続が利用可能でないとき、eSIM更新を繰り返し確認することを試みて、利用可能な全ての再試行を使い果たすことができる。加えて、eSIM更新のBIPプロセスの状態の知識なしに、二次無線デバイスの処理回路は、eSIM更新のBIPプロセスがいつ成功して完了又は失敗したかを気づかないことがあり、起きたままで、したがって、電力低減状態に入って制限されたバッテリリソースを節約することができないことがある。
ユーザが開始したアクション、例えば、eSIM更新を確認する入力に応じて、二次無線デバイスの処理回路は、セルラー無線ネットワークを介してネットワークプロビジョニングサーバとのセキュアデータ接続を確立するためにデータ接続性が利用可能であるか否かを判定することができる。あるいは、タイマの終了に基づく及び/又は外部電源に接続したときなどのユーザ入力なしに、処理回路は、データ接続性が利用可能であるか否かを自律的に判定することができ(又は、登録させる、若しくは別の方法で二次無線デバイスをセルラー無線ネットワークに取り付けることができ)、eSIM更新の確認を行なうことができる。データ接続性が利用可能であるとき、処理回路は、二次無線デバイスのeUICCにeUICC上のアプレットをトリガしてeSIM更新を確認するコマンドを送信することにより、eSIM更新プロセスを開始することができる。コマンドに応じて、eUICCは、二次無線デバイスのeUICCとセルラー無線ネットワークのネットワークプロビジョニングサーバとの間で確立されるセキュアデータ接続を要求する。いくつかの実施形態では、セキュアデータ接続は、直接、二次無線デバイスからセルラー無線ネットワークへのセルラー無線接続を含む。いくつかの実施形態では、セキュアデータ接続は、関連付けられた一次無線デバイスへの非セルラー無線接続、及び一次無線デバイスからセルラー無線ネットワークへのセルラー無線接続を含む。eUICCは、プロビジョニングサーバからのeSIM更新を要求し、これに応じて、ベアラ独立プロトコル(BIP)に従ってeSIM更新を入手する。いくつかの実施形態では、eUICCは、処理回路にeSIM更新の状態を示すメッセージを提供し、eSIM更新が成功すると、二次無線デバイスの処理回路は、二次無線デバイスを電力低減状態に入らせる。eSIM更新が失敗すると、処理回路は、eSIM更新が成功する又は最大数の再試行が行われるまで、eSIM更新プロセスを繰り返す。
いくつかの実施形態では、二次無線デバイスが一次無線デバイスとペアにされると、一次無線デバイスは、eSIM更新をトリガする通知を受信することができる。通知は、Apple Push Notification Service(APNS)により一次無線デバイスに配信することができる。通知の受信に応じて、一次無線デバイスは、二次無線デバイスにeSIM更新プロセスを実行するように命令するメッセージを二次無線デバイスに送信することができる。二次無線デバイスは、eSIM更新を実行するために、セキュアデータ接続をセルラー無線ネットワークのネットワークプロビジョニングサーバに要求することができる。セキュアデータ接続は、一次無線デバイスとセルラー無線ネットワークとの間のOTAセルラー無線接続、及び一次無線デバイスと二次無線デバイスとの間の非セルラー無線接続を含む、一次無線デバイスを介した中継接続として、二次無線デバイスのeUICCとの間で確立することができる。eSIM更新プロセスは、BIPプロセスを使用することができ、eUICCによって処理回路に状態メッセージ内に示すことができるBIPプロセスの成功した完了で終了することができる。eSIM更新プロセスはまた、BIPプロセスの連続する失敗がeUICCからの状態メッセージ内に報告されたときなどの、BIPプロセスを完了する最大数の再試行が行なわれたときに終了することができる。完了すると、二次無線デバイスの処理回路は、セキュアデータ接続を低下させてバッテリ電力を節約することを要求することができる。
これら及び他の実施形態について、図1〜図7を参照して以下に説明する。しかしながら、これらの図に関して本明細書に記載される「発明を実施するための形態」は、説明を目的とするものに過ぎず、限定するものとして解釈するべきではないことが、当業者には容易に理解されるであろう。
図1は、いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する様々な技術を実施するように構成されたシステム100の異なる構成要素のブロック図を示す。より具体的には、図1は、図に示すように、無線デバイス102、異なるモバイルネットワークオペレータ(MNO)114によって管理された基地局112の群、及びMNO114と通信するプロビジョニングサーバ116の組を含む、システム100の高レベルの概要を示す。図1の例示によれば、無線デバイス102は、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、Apple(登録商標)によるiPhone(登録商標)、iPad(登録商標)、又はApple Watch(登録商標))を表すことができ、基地局112は、無線デバイス102と通信するように構成された異なる無線塔を表すことができ、MNO114は、無線デバイス102が加入することができる特定のサービス(例えば、音声及びデータ)を提供する異なる無線サービスプロバイダを表すことができる。いくつかの実施形態では、無線デバイス102は、一次無線デバイスと呼ばれることがある別の無線デバイス102に関連付けられた二次無線デバイスである。例えば、二次無線デバイスは、一次無線デバイスとして機能するスマートフォンとペアになる手首装着型デバイスとすることができる。二次無線デバイスは、一次無線デバイスのユーザが加入する無線サービスの少なくとも一部を共有することができる。いくつかの実施形態では、二次無線デバイスは、セルラー無線ネットワークとの直接セルラー無線接続を形成することができる。いくつかの実施形態では、二次無線デバイスは、二次無線デバイスが一次無線デバイスから一次無線デバイスへの非セルラー無線接続を確立することができない十分な距離に分離されているときなどの、一次無線デバイスを介した間接非セルラー無線接続が利用可能でないときのみ、直接セルラー無線接続を使用する。
図1に示すように、無線デバイス102は、1つ以上のプロセッサ104及びメモリ106を含むことができる処理回路、eUICC108、及びベースバンド構成要素110を含むことができる。これらの構成要素は、関連して動作して、無線デバイス102が、ローカライズコンピューティング、位置に基づくサービス、及びインターネット接続性などの有用な機能を無線デバイス102のユーザに提供できるようにする。eUICC108は、基地局112を介して異なるMNO114にアクセスするための複数のeSIMを記憶するように構成することができる。例えば、eUICC108は、無線デバイス102が関連付けられた異なる加入に対する1つ以上のMNO114用の1つ以上のeSIMを記憶して管理するように構成することができる。MNOによって提供されるサービスにアクセスすることができるように、eSIMは、eUICC108にプロビジョニングされる。加えて、eUICC108上に記憶されたeSIMは、無線デバイス102のeUICC108とプロビジョニングサーバ116(又は、加入管理者データ準備(Subscription Manager-Data Preparation)(SM−DP)ユニットなどの他の等価若しくは同様なネットワークベースのeSIM管理エンティティ)などの適用可能なネットワーク機器との間の通信を介して、更新する、修正する、有効にする、無効にする、及び/又は削除することができる。いくつかの実施形態では、eSIMは、無効状態でeUICC108に予め記憶され、プロビジョニングプロセス中に、eUICC108は、MNOクレデンシャル(例えば、鍵など)、サービス情報(例えば、キャリア情報、加入しているサービス)、及び/又は他の情報を入手し、この情報を使用してeSIMを有効にする。いくつかの実施形態では、eSIMは、eUICC108に予め記憶されず、eUICC108は、1つ以上の関連付けられたプロビジョニングサーバ116から1つ以上のeSIMを入手する。プロビジョニングサーバ116は、無線デバイス102の製造者、MNO114、第三者のエンティティなどによって維持することができることが留意される。ネットワークプロビジョニングサーバ116とeUICC108との間のeSIMデータの通信は、ネットワークプロビジョニングサーバ116とeUICC108との間の一連のコマンドが結果としてeUICC108への(又はeUICC108上の)eSIMのプロビジョニング(又は更新などの他の管理)となる、セキュアデータ通信チャネルを使用することができる。いくつかの実施形態では、eSIMデータは、処理回路、例えば、無線デバイス102のプロセッサ104を介して通信される。いくつかの実施形態では、ネットワークプロビジョニングサーバ116に接続されている間に、eSIMデータは、eUICC108にロードする及び/又はインストールするために、無線デバイス102のプロセッサ104に通信される。いくつかの実施形態では、eSIMデータは、その後にeUICC108にロードする及び/又はインストールするために、ロード及び/又はインストールプロセス中のプロビジョニングサーバへの並列接続及び/又はプロビジョニングサーバとeUICC108との間のセキュアスルー接続なしに、例えば、オフラインプロセスを使用して、プロセッサ104に通信される。図1に示されていないが、無線デバイス102はまた、eSIMを本明細書で説明する技術を使用して同様な方法で更新することができる着脱可能UICC(例えば、SIMカード)用の受信ベイを含むように構成することができる。いくつかの実施形態では、無線デバイス102、例えば、二次無線デバイスのeUICC108用のeSIMデータは、ネットワークプロビジョニングサーバ116への一次無線デバイスを介した二次無線デバイスのeUICC108との間の中継接続としてネットワークプロビジョニングサーバ116へのセルラー無線接続を形成する別の無線デバイス102を介して、例えば、一次無線デバイスを介して、通信される。
図2は、いくつかの実施形態に係る、図1の無線デバイス102の特定の構成要素のより詳細な図200のブロック図を示す。図2に示すように、プロセッサ(単数又は複数)104は、メモリ106と併せて、アプリケーション204(例えば、固有のOSのアプリケーション、及びユーザアプリケーション)を実行するように構成された、主オペレーティングシステム(operating system)(OS)202を実行することができる。また図2に示すように、eUICC108は、eUICC108のハードウェアリソース(例えば、eUICC108に埋め込まれたプロセッサ及びメモリ)を管理するように構成された、eUICCのOS206を実行するように構成することができる。eUICCのOS206はまた、例えば、eUICC108内のeSIM208を有効にする、無効にする、修正する、又は別の方法で管理を実行し、ベースバンド構成要素110にeSIM208へのアクセスを提供して、無線デバイス102に対して無線サービスへのアクセスを提供することにより、eUICC108によって記憶されたeSIM208を管理するように構成することができる。eUICC108のOSは、いくつかの実施形態ではイシューセキュリティドメイン(Issue Security Domain)(ISD)レベルのアプリケーション、グローバルプラットフォーム仕様に従った「セキュリティドメイン」、1つ以上のeSIMに関連付けられ、追加のeUICCのOSインストールサービスを呼び出すセキュリティドメイン、並びに/又は、例えば、セキュアチャネルを確立して管理するための及び/若しくは暗号化/解読機能を提供するためのセキュリティサービスの特定の組を実行するアプリケーションとすることができる、eSIMマネージャ210を含むことができる。eSIMマネージャ210は、本明細書で更に説明するように、ベースバンド構成要素110と連係してネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立すること、eSIM更新を確認すること、及びeSIM更新を入手してeUICC108上にインストールすることなどの、様々なeSIM用の管理機能を実行することができる。図2に示す例示によれば、それぞれのeSIM208は、eSIM208が動作する方法を規定する多数のアプレット212を含むことができる。例えば、アプレット212のうちの1つ以上は、ベースバンド構成要素110及びeUICC108によって実施された場合、無線デバイス102がMNO114と通信して有用な機能(例えば、通話及びインターネット)を無線デバイス102のユーザに提供できるように構成することができる。アプレット212はまた、eSIM更新を確認すること、入手すること、及びインストールすることなどのeSIM208の管理を提供することができる。
また図2に示すように、無線デバイス102のベースバンド構成要素110は、ベースバンド構成要素110のハードウェアリソース(例えば、プロセッサ、メモリ、異なる無線構成要素など)を管理するように構成されたベースバンドOS214を含むことができる。いくつかの実施形態によれば、ベースバンド構成要素110は、eUICC108とインターフェース接続して、ネットワークプロビジョニングサーバ116とのセキュアチャネルを確立すること、及び、1つ以上のeSIM208に対してプロビジョニングすること、ロードすること、インストールすること、追加すること、修正すること、更新すること、削除すること、又は他の管理動作を実行することを含むがこれらに限定されないeSIM208を管理する目的でネットワークプロビジョニングサーバ116から情報(eSIMデータなどの)を入手することを含むことができる、本明細書で説明する様々な技術を実施するように構成されたマネージャ216を実行することができる。また図2に示すように、マネージャ216は、eUICC108に含まれた有効にされたeSIM208の様々なアプレット212を介してインスタンス生成されたソフトウェアモジュールの集合を表す、サービス218を実行するように構成することができる。例えば、サービス218は、eUICC108内で有効にされた異なるeSIM208に従って、無線デバイス102とMNO114との間の異なる接続を管理するように構成することができる。
図3は、いくつかの実施形態に係る、二次無線デバイス302にeSIM更新を提供するための例示的なメッセージ交換のダイアグラム300を示す。304で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM用の更新を確認するプロセスを開始する。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスは、二次無線デバイス302(又は関連付けられた一次無線デバイス)への入力などのユーザがトリガしたアクションに基づいて開始することができる。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスは、タイマの終了に基づく、及び/又は、手首装着型デバイスに磁気的に結合した充電器を介してなど二次無線デバイス302が外部電源に接続されているか否かに基づくなど、ユーザ入力なしに二次無線デバイス302のプロセッサ104によって自律的に開始することができる。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、外部電源に接続されている間、一日当たり一回などの少なくとも所定の時間インターバル当たり1回、eSIM更新を確認する。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスは、eUICC108のeSIM208が有効にされている又はアクティブにされているとき、及び/又は二次無線デバイス302がセルラー無線ネットワークとのサービスに登録されているときなどの、二次無線デバイス302に対してデータ接続性が利用可能であるときのみ進行する。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスは、eSIM更新を確認する最大数以下の再試行が所定の時間周期内に行われたときのみ進行する。eSIM更新プロセスが進行する場合、306で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、eSIM208の関連付けられたアプレット212をトリガしてeSIM更新を確認するメッセージをeUICCに送信する。いくつかの実施形態では、eSIM208のアプレット212は、プロセッサ104がeUICC108にeSIM更新を確認するアプリケーションプロトコルデータ単位(application protocol data unit)(APDU)コマンドを送信することに基づいてトリガされる。308で、eUICC108は、メッセージを二次無線デバイス302のプロセッサ104に送信し、このメッセージは、セルラー無線ネットワークを介してeUICC108とセルラー無線ネットワークのネットワークプロビジョニングサーバ116との間にセキュアデータ接続を確立する要求を含む(又は示す)。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、ベースバンド構成要素110と通信して、セルラー無線ネットワークへのセルラー無線接続を確立する。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、ベースバンド構成要素110を電力低減状態から起こさせて、セルラー無線ネットワークへのセルラー無線接続を確立させる。310で、プロセッサ104は、セルラー無線ネットワークを介してセルラー無線接続を使用して、ネットワークプロビジョニングサーバ116と二次無線デバイス302のeUICC108との間のセキュアデータ接続を確立する。セキュアデータ接続が確立された後で、312で、eUICC108は、ネットワークプロビジョニングサーバ116と通信して、eSIM更新を要求する。いくつかの実施形態では、eUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間の通信は、ベアラ独立プロトコル(BIP)トランザクションプロセスに従ったメッセージを含む。314で、ネットワークプロビジョニングサーバ116は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新を含む応答でeSIM更新要求に応答する。いくつかの実施形態では、eSIM更新に対する要求及び応答は、eSIM更新を入手する/取得するためにeUICCとネットワークプロビジョニングサーバ116との間で通信される複数のメッセージを含む。316で、eUICC108は、二次無線デバイス302のプロセッサ104にeSIM更新プロセスが成功した又は失敗したかを示す状態メッセージを提供する。318で、プロセッサ104は、少なくとも一部eUICC108から受信した状態メッセージからのメッセージに基づいて、eSIM更新プロセスが成功したか否かを判定する.eSIM更新プロセスが成功した場合、320で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、二次無線デバイスの1つ以上のモジュールを電力低減状態に入らせることができる。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、eSIM更新プロセスが成功して完了した場合、ベースバンド構成要素110にセルラーデータ接続を落させて、その後、電力低減状態に入らせる。eSIM更新プロセスが失敗した場合、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、成功するまで、又は最大数の再試行が行われるまで、eSIM更新プロセスを繰り返させることができる。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスの繰り返しは、eUICC108のeSIM208のアプレット212をトリガすること、eUICC108からの接続要求に応じてeUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間のセキュアデータ接続を確立すること、セキュアデータ接続を介したeUICC108によるネットワークプロビジョニングサーバ116からのeSIM更新の取得、及び二次無線デバイス302のプロセッサ104へのeSIM更新プロセスの状態の報告のうちの1つ以上を含む。
図4は、いくつかの実施形態に係る、一次無線デバイス402に関連付けられた二次無線デバイス302用のeSIM更新を提供するための別の例示的なメッセージ交換のダイアグラム400を示す。いくつかの実施形態では、図4に示すeSIM更新プロセスは、二次無線デバイス302と一次無線デバイス402との間の非セルラー無線接続が存在する(又は一次無線デバイス402によって確立することができる)ように、二次無線デバイス302が一次無線デバイス402に近接しているときに行われる。404で、一次無線デバイス404は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新が利用可能であるという通知を受信する。いくつかの実施形態では、一次無線デバイス402は、eSIM更新プロセスをトリガするように一次無線デバイス402に送信されたApple Push Notification Service(APNS)メッセージとして通知を受信する。406で、一次無線デバイス402は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新の利用可能性を示すメッセージを二次無線デバイス302のプロセッサ104に送信する。いくつかの実施形態では、一次無線デバイス402によって受信した通知及び/又は二次無線デバイス302のプロセッサ104に送信されたメッセージは、プロセッサ104が二次無線デバイス302のeUICC108に送信してeSIM更新プロセスを開始するAPDUコマンドを含む。408で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、eSIM更新プロセスを開始する。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスは、最大数のeSIM更新プロセスの再試行が所定の時間周期内に行われたか否かに基づいて、条件付きで開始される。eSIM更新プロセスが進行する場合、410で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、eUICC108のeSIM208のアプレット212をトリガしてeSIM208を更新するメッセージを二次無線デバイス302のeUICC108に送信する。412で、eUICC108は、メッセージを二次無線デバイス302のプロセッサ104に送信し、このメッセージは、セルラー無線ネットワークを介してeUICC108とセルラー無線ネットワークのネットワークプロビジョニングサーバ116との間にセキュアデータ接続を確立する要求を含む(又は示す)。414で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、ネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立する要求を転送するメッセージを一次無線デバイス402に送信する。416で、一次無線デバイス402は、ネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立し、このセキュアデータ接続は、一次無線デバイス402とセルラー無線ネットワークとの間のセルラー無線接続、及び一次無線デバイス402と二次無線デバイス302との間の非セルラー無線接続を横断する。いくつかの実施形態では、セキュアデータ接続は、一次無線デバイス402を介した二次無線デバイス302のeUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間のセキュアトンネルOTA接続であり、二次無線デバイス302のプロセッサ104並びに一次無線デバイス402は、メッセージの読取への任意のアクセスの場合に限定された、eUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間のメッセージの通信用のコンジットとして機能する。
セキュアデータ接続が確立された後で、418で、eUICC108は、ネットワークプロビジョニングサーバ116と通信して、eSIM更新を要求する。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のeUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間の通信は、ベアラ独立プロトコル(BIP)トランザクションプロセスに従ったメッセージを含む。420で、ネットワークプロビジョニングサーバ116は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新を含む応答でeSIM更新要求に応答する。いくつかの実施形態では、eSIM更新に対する要求及び応答は、eSIM更新を入手する/取得するためにeUICCとネットワークプロビジョニングサーバ116との間で通信される複数のメッセージを含む。422で、eUICC108は、二次無線デバイス302のプロセッサ104にeSIM更新プロセスが成功した又は失敗したかを示す状態メッセージを提供する。424で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、少なくとも一部eUICC108から受信した状態メッセージからのメッセージに基づいて、eSIM更新プロセスが成功したか否かを判定する。eSIM更新プロセスが成功した場合、426で、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、任意選択的に、二次無線デバイスの1つ以上のモジュールを電力低減状態に入らせることができる。いくつかの実施形態では、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、任意選択的に、eSIM更新プロセスが成功して完了した後で、ベースバンド構成要素110にセルラーデータ接続を落させて、その後、電力低減状態に入らせることができる。eSIM更新プロセスが失敗した場合、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、成功するまで、又は最大数の再試行が行われるまで、eSIM更新プロセスを繰り返させることができる。いくつかの実施形態では、eSIM更新プロセスの繰り返しは、eUICC108のeSIM208のアプレット212をトリガすること、eUICC108からの接続要求に応じてeUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間のセキュアデータ接続を確立すること、セキュアデータ接続を介したeUICC108によるネットワークプロビジョニングサーバ116からのeSIM更新の取得、及び二次無線デバイス302のプロセッサ104へのeSIM更新プロセスの状態の報告のうちの1つ以上を含む。
図5は、ネットワークプロビジョニングサーバ116から直接二次無線デバイス302にeSIM更新を提供するための例示的な方法の流れ図500を示す。502で、処理回路、例えば、二次無線デバイス302のプロセッサ104は、二次無線デバイス302のeUICC108にeUICC108のeSIM208に関連付けられたアプレット212をトリガするコマンドを送信する。アプレット212は、更新を確認する及び/又はeSIM208を更新するプロセスを開始することができる。504で、プロセッサ104は、eUICC108からネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立する要求を受信する。506で、プロセッサ104は、二次無線デバイス302にネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立させる。セキュアデータ接続の確立の後で、eUICC108及びネットワークプロビジョニングサーバ116は、eUICC108のeSIM208の更新を提供するメッセージ(例えば、要求及び応答)を交換するためにベアラ独立プロトコル(BIP)プロセスを使用してなど、互いに直接通信する。508で、プロセッサ104は、eUICC108からeSIM更新状態メッセージを受信する。510で、eSIM更新状態メッセージがeSIM更新プロセスが成功したことを示す場合、プロセッサ104は、二次無線デバイス302の少なくとも一部分を電力低減状態に入らせる。更に510で、eSIM更新状態メッセージがeSIM更新プロセスが失敗したことを示す場合、プロセッサ104は、成功するまで、又は最大数の再試行が行われるまで、eSIM更新プロセスを繰り返させる。
図6は、ネットワークプロビジョニングサーバ116から一次無線デバイス402を介して間接的に二次無線デバイス302にeSIM更新を提供するための別の例示的な方法の流れ図600を示す。602で、二次無線デバイス302の処理回路、例えば、プロセッサ104は、一次無線デバイス402から二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新を示す通知を受信する。いくつかの実施形態では、一次無線デバイス402は、二次無線デバイス302のeUICC108のeSIM208用のeSIM更新プロセスをトリガするメッセージ、例えば、Apple Push Notification Service(APNS)メッセージの受信に応じて、通知を二次無線デバイス302に送信する。604で、プロセッサ104は、二次無線デバイス302のeUICC108にeUICC108上のアプレット212をトリガするコマンドを送信する。606で、プロセッサ104は、eUICC108からネットワークプロビジョニングサーバ116へのセキュアデータ接続を確立する要求を受信する。608で、プロセッサ104は、一次無線デバイス402にeUICC108とネットワークプロビジョニングサーバ116との間のセキュアデータ接続を確立する要求を送信する。セキュアデータ接続の確立の後で、eUICC108及びネットワークプロビジョニングサーバ116は、eUICC108のeSIM208の更新を提供するメッセージ(例えば、要求及び応答)を交換するためにベアラ独立プロトコル(BIP)プロセスを使用してなど、互いに直接通信する。610で、プロセッサ104は、eUICC108からeSIM更新状態メッセージを受信する。612で、eSIM更新状態メッセージがeSIM更新プロセスが失敗したことを示す場合、プロセッサ104は、成功するまで、又は最大数の再試行が行われるまで、eSIM更新プロセスを繰り返させる。614で、eSIM更新状態メッセージがeSIM更新プロセスが成功したことを示す場合、いくつかの実施形態では任意選択的に、プロセッサ104は、二次無線デバイス302の少なくとも一部分を電力低減状態に入らせる。
図7は、いくつかの実施形態に係る、本明細書で説明する様々な方法を実施するために使用することができる代表的なコンピューティングデバイス700の詳細な図を示す。具体的には、この詳細図は、図1に示す無線デバイス102に含めることができる各種構成要素を示す。図7に示すように、コンピューティングデバイス700は、コンピューティングデバイス700の動作全般を制御するためのマイクロプロセッサ又はコントローラを表すプロセッサ702を含むことができる。コンピューティングデバイス700はまた、コンピューティングデバイス700のユーザがコンピューティングデバイス700と相互作用することを可能にするユーザ入力デバイス708を含むことができる。例えば、ユーザ入力デバイス708は、ボタン、キーパッド、ダイヤル、タッチスクリーン、オーディオ入力インターフェース、ビジュアル/画像キャプチャ入力インターフェース、センサデータなどの形態の入力などの、様々な形態をとり得る。更に、コンピューティングデバイス700は、ユーザに情報を表示するために、プロセッサ702によって制御することができるディスプレイ710(スクリーンディスプレイ)を含むことができる。データバス716は、少なくとも、記憶デバイス740、プロセッサ702及びコントローラ713の間のデータ転送を促進することができる。コントローラ713は、機器制御バス714を介して異なる機器とインターフェース接続し、それらを制御するために使用することができる。コンピューティングシステム700はまた、データリンク712に結合するネットワーク/バスインターフェース711を含むことができる。無線接続の場合には、ネットワーク/バスインターフェース711は、無線送受信機を含むことができる。
コンピューティングデバイス700はまた、記憶デバイス740を含む。記憶デバイスは、単一のディスク又は複数のディスク(例えば、ハードドライブ)を含むことができ、記憶デバイス740内の1つ以上のパーティションを管理する記憶管理モジュールを含む。いくつかの実施形態では、記憶デバイス740は、フラッシュメモリ、半導体(ソリッドステート)メモリなどを含むことができる。コンピューティングデバイス700はまた、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory)(RAM)720及び読み出し専用メモリ(Read-Only Memory)(ROM)722を含むことができる。ROM722は、実行されるべきプログラム、ユーティリティ又はプロセスを不揮発性方式で記憶することができる。RAM720は、揮発性データ記憶を提供することができ、コンピューティングデバイス700の動作に関連した命令を記憶する。コンピューティングデバイス700は、図1〜図4に示し本明細書に詳述するeUICC108を表すことができるセキュア要素750を更に含むことができる。
説明した実施形態の様々な態様、実施形態、実装形態、又は特徴は、個別に又は任意の組み合わせで用いることができる。説明される実施形態の様々な態様は、ソフトウェア、ハードウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装できる。説明した実施形態はまた、コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読コードとして具現化することができる。このコンピュータ可読媒体は、後でコンピュータシステムによって読み込むことが可能なデータを記憶することができる任意のデータ記憶装置である。コンピュータ可読媒体の例としては、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、DVD、磁気テープ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ及び光学的データ記憶装置が挙げられる。コンピュータ可読コードが分散形式で記憶及び実行されるように、コンピュータ可読媒体をネットワークに結合されたコンピュータシステムにわたって分散させることもできる。
前述の記載では、記載した実施形態について十分な理解をもたらすため、説明のために特定の専門用語を用いた。しかしながら、記載した実施形態を実施するために、特定の詳細は必要でないことが、当業者には明らかであろう。それゆえ、上述の具体的な実施形態の説明は、例示及び説明の目的のために提示される。それらの説明は、網羅的であることも、又は開示される厳密な形態に、説明した実施形態を限定することも意図するものではない。上記の教示を考慮すれば、多くの変更及び変形が可能であることが、当業者には明らかであろう。