JP2018203223A - Tread force detection device for electrically driven auxiliary bicycle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動補助自転車の踏力検出装置に関する。 The present invention relates to a pedaling force detection device for a battery-assisted bicycle.
電動補助自転車のペダルからクランク軸に入力された踏力を検出する踏力検出装置として、クランク軸の外周面に配置されて、一端側がペダルスプロケットに連結され、他端側がクランク軸に固定されたトーションパイプを用いるものがある(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1では、クランク軸の周面から放射方向に立設されたピン状部材の根元部が、トーションパイプの一端側近傍に設けられた係合作用部に係合される。ピン状部材は、クランク軸とトーションパイプの一端側との位相差に応じて傾倒される。そして、前記係合作用部よりもトーションパイプの径方向の外側に配置された検知機構によって、ピン状部材の傾倒量(トーションパイプの捩じり方向に関するピン状部材の先端部の移動量)として、機械的に増幅されて検知される。
A torsion pipe that is disposed on the outer peripheral surface of the crankshaft, is connected to the pedal sprocket, and the other end is fixed to the crankshaft, as a pedaling force detection device that detects the pedaling force input to the crankshaft from the pedal of the battery-assisted bicycle (For example, see Patent Document 1).
In
特許文献1では、トーションパイプの僅かな捩じれをピン状部材の傾倒量(捩じり方向への移動量)として機械的に増幅している。しかしなから、寸法精度のばらつきによって、ピン状部材と係合作用部との機械的接触部分の当接状態がばらつく。例えば、小トルク伝達時に、ピン状部材とトーションパイプの係合作用部との間に隙間が生じて踏力を検出できなかったり、大トルク伝達時に、ピン状部材と係合作用部との間に滑りが生じたりする。このような機械的接触部分の当接状態のばらつきによる悪影響で、検出精度が低下するおそれがある。
In
そこで、本発明の目的は、高い検出精度を得ることのできる電動補助自転車の踏力検出装置を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a pedaling force detection device for a battery-assisted bicycle that can obtain high detection accuracy.
請求項1の発明は、電動補助自転車のクランク軸(30)に入力された踏力を検知する、電動補助自転車の踏力検知装置(4)において、前記クランク軸の外周面(30c)に配置されたトーションパイプ(40;40P;40Q;40R)であって、中心軸線方向(X1)に一端部(40a)と他端部(40b)とを有し、前記一端部が前記クランク軸に固定され、前記他端部が前記クランク軸の一方向の回転トルクのみを伝達するワンウェイクラッチ(5)に接続されたトーションパイプと、前記一端部および前記他端部の一方に連結された多極磁石(41)と、前記一端部および他端部の他方に連結され、前記多極磁石とともに磁気回路を構成する一対の磁気ヨーク(43)と、前記磁気回路に発生する磁束を検出する磁気センサ(48)と、前記磁気センサからの出力信号に基づいて前記踏力をトーションパイプの捩じれ量として検出する検出部(49)と、を備える、電動補助自転車の踏力検出装置(4)を提供する。
The invention according to
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2のように、請求項1において、前記トーションパイプは、前記一端部と前記他端部との間に配置されて当該トーションパイプの捩じり剛性を抑制する肉抜き部(90;100;200)を含んでいてもよい。
In addition, although the alphanumeric character in a parenthesis represents the corresponding component etc. in embodiment mentioned later, this does not mean that this invention should be limited to those embodiment as a matter of course. The same applies hereinafter.
As in
請求項3のように、請求項2において、前記肉抜き部は、前記他端部側から前記一端部側に向けて前記一方向に傾斜する方向に延びる貫通または非貫通の傾斜長孔(90;100)であってもよい。
請求項4のように、請求項3において、前記傾斜長孔は、その長手方向(L)に関して、前記トーションパイプの前記一端部側の一端部(90a)と、前記トーションパイプの前記他端部側の他端部(90b)とを有し、前記傾斜長孔の前記一端部および前記他端部のそれぞれは、湾曲状縁部(91,92)で区画され、前記傾斜長孔の前記一端部を区画する湾曲状縁部(91)では、前記一方向の反対方向(Y2)側の部分(91a)の曲率半径(R1a)が、前記一方向側の部分(91b)の曲率半径(R1b)よりも大きくされており(R1a>R1b)、前記傾斜長孔の前記他端部を区画する湾曲状縁部(92)では、前記一方向側の部分(92a)の曲率半径(R2a)が、前記反対方向側の部分(92b)の曲率半径(R2b)よりも大きくされていてもよい。
As in
As in
請求項5のように、請求項3において、前記傾斜長孔(100)は、その長手方向の端部(110,120)における前記中心軸線方向に対する傾斜角度(θ1,θ2)が長手方向の中間部(130)における前記中心軸線方向に対する傾斜角度(θ3)よりも大きくされていてもよい。
請求項6のように、請求項1〜5の何れか一項において、前記肉抜き部が、前記トーションパイプの周方向(Z)に複数設けられてもよい。
As in
As in a sixth aspect, in any one of the first to fifth aspects, a plurality of the lightening portions may be provided in a circumferential direction (Z) of the torsion pipe.
請求項7のように、請求項1〜6の何れか一項において、前記トーションパイプの前記他端部および該他端部と一体回転する部材(50)の少なくとも一方に設けられた被係合部(40g;50b;520;620)と、前記クランク軸に設けられ、前記トーションパイプが所定量捩じられたときに前記被係合部に係合することにより前記トーションパイプが前記所定量を超えて捩じられることを規制する係合部(30d;30e;510;610)と、を含む捩じり量規制機構(300;400;500;600)を備えていてもよい。
As in claim 7, in any one of
請求項8のように、請求項7において、前記係合部は、前記クランク軸の外周面に周方向に並べて配置された複数の係合歯(30d;30e)により構成され、前記被係合部は、それぞれ対応する係合歯と噛み合い可能な複数の被係合歯(40g;50b)により構成されてもよい。
As in
請求項1の発明では、トーションパイプの一端部と他端部との間に生ずる捩じり量を非接触式である磁気センサで検出する。このため、特許文献1のようにトーションパイプの捩じれ量を機械的に増幅するピン状部材を用いる場合のように、検出精度が、機械的接触部分の寸法精度のばらつきの影響を受けて悪化するようなことがなく、踏力(捩じり量)の検出精度を高くすることができる。
According to the first aspect of the present invention, the amount of twist generated between one end and the other end of the torsion pipe is detected by a non-contact type magnetic sensor. For this reason, as in the case of using a pin-shaped member that mechanically amplifies the twisting amount of the torsion pipe as in
請求項2の発明では、肉抜き部によってトーションパイプの捩じり剛性が低く抑えられるため、捩じりトルクに対して、トーションパイプの一端部と他端部との間に生ずる捩じり量自体が大きくされる。これにより、分解能を高めて、検出精度を高くすることができる。
請求項3の発明では、肉抜き部としての傾斜長孔が、前記他端部側から前記一端部側に向けて前記一方向に傾斜する方向に延びる。このため、中心軸線方向に延びる長孔を用いる場合と比較して、トーションパイプにおいて捩じり変形に寄与する部分を長くすることができる。トーションパイプの中心軸線方向の長さを長くせずとも、捩じり剛性を低く抑制することができる。
In the invention of
In the invention of
請求項4の発明では、クランク軸に固定されるトーションパイプの一端部が、トーションパイプの他端部に対して前記一方向側に捩じられる。また、トーションパイプの他端部が、トーションパイプの一端部に対して前記一方向の反対方向側に捩じられる。
このため、傾斜長孔の長手方向の一端部を区画する湾曲状縁部では、前記一方向側の部分が圧縮応力を受ける一方、前記反対方向側の部分が引張応力を受けるため強度的により厳しくなる。また、傾斜長孔の長手方向の他端部を区画する湾曲状縁部では、前記反対方向側の部分が圧縮応力を受ける一方、前記一方向側の部分が引張応力を受けるため強度的により厳しくなる。そこで、傾斜長孔の各端部を区画する湾曲状縁部において、引張応力を受ける側の部分の曲率半径を相対的に大きくすることで、応力が分散されるので、強度の向上を図れる。
In the invention of
For this reason, in the curved edge portion defining one end portion in the longitudinal direction of the inclined long hole, the portion on one side is subjected to compressive stress, while the portion on the opposite direction is subjected to tensile stress. Become. Moreover, in the curved edge part which divides the other end part of the longitudinal direction of an inclined long hole, while the part of the said opposite direction side receives compressive stress, since the part of the said one direction side receives tensile stress, intensity | strength is severer. Become. Therefore, since the stress is dispersed by relatively increasing the radius of curvature of the portion that receives the tensile stress at the curved edge portion that defines each end of the inclined long hole, the strength can be improved.
請求項5の発明では、傾斜長孔が、その長手方向の端部における傾斜角度が長手方向の中間部における傾斜角度よりも大きくされる。これにより、端部を区画する部分における引張応力を分散することができ、強度を向上することができる。
請求項6の発明では、肉抜き部が、トーションパイプの周方向に複数設けられることで、トーションパイプの捩じり剛性を十分に抑制することができる。
In the invention of
In the invention of claim 6, the torsional rigidity of the torsion pipe can be sufficiently suppressed by providing a plurality of lightening portions in the circumferential direction of the torsion pipe.
請求項7の発明では、トーションパイプの捩じり量が所定量に達すると、クランク軸に設けられた係合部が、トーションパイプの他端部等に設けられた被係合部と係合する。これにより、トーションパイプが前記所定量を超えて捩じられることが規制される。このため、トーションパイプに付与されるトルクが所定値以下に制限されてトーションパイプの破損が防止される一方、前記所定値を超えるトルクは、捩じり量規制機構を介してトルク伝達経路の下流側へ伝達される。万一、トーションパイプが破損する事態が生じても、捩じり量規制機構がトルクを伝達する機能を果たすことでフェールセーフが達成される。 In the invention of claim 7, when the twisting amount of the torsion pipe reaches a predetermined amount, the engaging portion provided on the crankshaft engages with the engaged portion provided on the other end portion of the torsion pipe. To do. This restricts the torsion pipe from being twisted beyond the predetermined amount. For this reason, the torque applied to the torsion pipe is limited to a predetermined value or less to prevent the torsion pipe from being damaged. On the other hand, the torque exceeding the predetermined value is downstream of the torque transmission path via the torsion amount regulating mechanism. To the side. In the unlikely event that the torsion pipe breaks, the torsion amount regulating mechanism fulfills the function of transmitting torque to achieve fail-safe.
請求項8の発明では、トーションパイプの他端部等の複数の被係合歯がクランク軸の外周面の複数の係合歯に係合される。このため、捩じり量規制機構の伝達可能トルクを高くすることができる。
In the invention of
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の踏力検出装置が適用された電動補助自転車の駆動装置の概略断面図である。図1に示すように、駆動装置1は、ハウジング2と、クランク機構3と、踏力検出装置4と、ワンウェイクラッチ5と、チェーンスプロケット6とを含む。チェーンスプロケット6には、後輪駆動用のチェーン(図示せず)が巻き掛けられる。
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments embodying the present invention will be described below with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a drive device for a battery-assisted bicycle to which the pedal effort detection device according to the first embodiment of the present invention is applied. As shown in FIG. 1, the
ハウジング2は、筒状をなし、図示しない車体フレームに固定されている。クランク機構3の要部と、踏力検出装置4と、ワンウェイクラッチ5とが、ハウジング2内に収容されている。
クランク機構3は、クランク軸30と、一対のクランクアーム31と、一対のペダル32とを含む。クランク軸30は、ハウジング2を貫通しており、ハウジング2内で一対の軸受11,12を介して回転可能に支持されている。一方の軸受11は、クランク軸30の外周面30cを直接、支持している。他方の軸受12は、ワンウェイクラッチ5の一部を介してクランク軸30の外周面30cを間接的に支持している。
The
The
クランク軸30は、中心軸線C1を有しており、中心軸線C1の回りに回転駆動される。クランク軸30は、一端部30aと、他端部30bと、外周面30cとを有している。一端部30aと他端部30bとは、クランク軸30において中心軸線C1の方向の反対側に配置される。各端部30a,30bは、ハウジング2外に配置され、それぞれ対応するクランクアーム31の基端部31aに接続されている。各ペダル32は、対応するクランクアーム31の先端部31bに連結されている。
The
踏力検出装置4は、トーションパイプ40と、多極磁石41と、保持筒42と、一対の磁気ヨーク43と、保持筒44と、一対の集磁要素45と、保持筒46と、カバー部材47と、磁気センサ48と、検出部49とを含む。
トーションパイプ40は、クランク軸30の外周面30cに配置されている。トーションパイプ40は、クランク軸30の中心軸線C1に一致する中心軸線C2を有している。トーションパイプ40は、一端部40aと、他端部40bと、外周面40cと、内周面40dと、セレーション部40eと、セレーション部40fと、肉抜き部としての傾斜長孔90とを含む。一端部40aおよび他端部40bは、トーションパイプ40の中心軸線C2の方向である中心軸線方向X1の反対側に配置されている。
The pedaling
The
トーションパイプ40の一端部40aの内周面40dには、セレーション部40eが設けられている。トーションパイプ40の一端部40aは、クランク軸30の外周面30cに、セレーション嵌合により連結固定されている。このため、トーションパイプ40の一端部40aは、クランク軸30と一体回転する。また、トーションパイプ40の一端部40aの端面に、クランク軸30の外周溝に係止された止め輪13が当接されている。トーションパイプ40は、止め輪13によって、クランク軸30の一端部30a側への移動を規制されている。
A
トーションパイプ40の他端部40bは、クランク軸30の外周面30cに相対回転可能に支持されている。トーションパイプ40の他端部40bは、ワンウェイクラッチ5を介してチェーンスプロケット6に接続されている。クランク軸30の回転は、トーションパイプ40およびワンウェイクラッチ5を介してチェーンスプロケット6側に伝達される。ワンウェイクラッチ5は、クランク軸30の一方向Y1の回転トルクのみをチェーンスプロケット6に伝達するように機能する。トーションパイプ40は、クランク軸30の回転を、ワンウェイクラッチ5を介してチェーンスプロケット6に伝達するため、所要の強度が求められる。
The
トーションパイプ40の傾斜長孔90(肉抜き部)は、トーションパイプ40の捩じり剛性を抑制するように機能する。具体的には、トーションパイプ40の斜視図である図2(a)に示すように、傾斜長孔90は、トーションパイプ40の中心軸線方向X1に関して一端部40aと他端部40bとの間に配置されている。傾斜長孔90は、トーションパイプ40の周方向Zに複数、等間隔離隔して設けられている。
The inclined long hole 90 (thickening portion) of the
図2(b)は、傾斜長孔90の周辺の部分の拡大図である。図2(a)および(b)に示すように、傾斜長孔90は、他端部40b側から一端部40a側に向けて一方向Y1に傾斜する方向に延びる貫通孔からなる。
一方向Y1の回転トルクを伝達するときに、トーションパイプ40では、一端部40aがトルク伝達の入力側となり、他端部40bが出力側となる。したがって、一端部40aは、他端部40bに対して、一方向Y1側に捩じられる。一方、他端部40bは、一端部40aに対して一方向Y1の反対方向Y2側に捩じられる。
FIG. 2B is an enlarged view of a portion around the inclined
When transmitting the rotational torque in one direction Y1, in the
傾斜長孔90は、その長手方向Lに関して、一端部90aと、他端部90bと、中間部90cとを有している。一端部90aが、トーションパイプ40の一端部40a側に配置され、他端部90bが、トーションパイプ40の他端部40b側に配置されている。
傾斜長孔90の一端部90aを区画する湾曲状縁部91は、一方向Y1側の部分91aと、反対方向Y2側の部分91bとを含む。一端部90aを区画する湾曲状縁部91では、反対方向Y2側の部分91bの曲率半径R1bが、一方向Y1側の部分91aの曲率半径R1aよりも大きくされている(R1b>R1a)。
The inclined
The
また、他端部90bを区画する湾曲状縁部92は、一方向Y1側の部分92aと、反対方向Y2側の部分92bとを含む。他端部90bを区画する湾曲状縁部92では、一方向Y1側の部分92aの曲率半径R2aが、反対方向Y2側の部分92bの曲率半径R2bよりも大きくされている(R2a>R2b)。
中間部90cは、一端部90aと他端部90bとの間に配置される。中間部90cは、一方向Y1側の直線状縁部93と、反対方向Y2側の直線状縁部94との間に区画されている。一方向Y1側の直線状縁部93と反対方向Y2側の直線状縁部94とは、互いに平行に長手方向Lに延びている。一方向Y1側の直線状縁部93は、湾曲状縁部91の一方向Y1側の部分91aと湾曲状縁部92の一方向Y1側の部分92aとを接続している。反対方向Y2側の直線状縁部94は、湾曲状縁部91の反対方向Y2側の部分91bと湾曲状縁部92の反対方向Y2側の部分92bとを接続している。
Further, the
The
図1を参照して、多極磁石41は、N極とS極とを周方向の交互に配置した円筒状の多極磁石である。保持筒42は、樹脂製であり、トーションパイプ40の一端部40aの外周面40cに圧入嵌合により固定されている。多極磁石41は、保持筒42に外嵌固定されている。これにより、多極磁石41は、保持筒42を介して、トーションパイプ40の一端部40aの外周面40cに固定されている。多極磁石41は、トーションパイプ40の一端部40aと一体回転する。
Referring to FIG. 1, a
保持筒44は、例えば樹脂製である。保持筒44は、多極磁石41の周囲に同心的に配置されている。一対の磁気ヨーク43は、保持筒44にモールドされて保持されている。一対の磁気ヨーク43は、多極磁石41の径方向外方に配置された軟磁性体からなり、多極磁石41の磁界内に配置されている。一対の磁気ヨーク43は、多極磁石41とともに磁気回路を構成する。
The holding
カバー部材47は、カバー部47aと、支持部47bとを含む。カバー部47aは、トーションパイプ40と同心の筒状をなして、一対の磁気ヨーク43の径方向外方に配置され、ハウジング2により回転不能に支持されている。支持部47bは、筒状のカバー部47aの軸方向の一端から径方向内方に延びる環状の内向フランジである。支持部47bの内周面が、トーションパイプ40の一端部40aの外周面40cに相対回転可能に支持されている。また、中心軸線方向X1に支持部47bを挟んだ両側に、トーションパイプ40の一端部40aの外周溝に嵌合された止め輪14が配置されており、各止め輪14と支持部47bとの間に、環状の低摩擦板15が介在されている。
The
保持筒46は、樹脂製である。保持筒46は、カバー部材47のカバー部47aの内周面47cに嵌合固定されている。一対の集磁要素45は、保持筒46にモールドされて保持されている。一対の集磁要素45は、対応する磁気ヨーク43を取り囲むように配置された環状の軟磁性体からなり、それぞれ対応する磁気ヨーク43と磁気的に結合されている。
The holding
磁気センサ48は、前記磁気回路に発生する磁束を検出する。具体的には、磁気センサ48は、一対の集磁要素45の集磁突起45a間に配置されて、一対の集磁要素45間の磁束を検出するホールICである。
磁気センサ48の信号出力は、検出部49に入力される。検出部49では、磁気センサ48から入力した信号を処理し、トーションパイプ40に入力されたトルク(踏力)をトーションパイプの捩じれ量として検出する。検出部49の踏力検出信号は、ECU20に出力される。ECU20では、入力された踏力検出信号に基づいて、モータ21に、検出された踏力に応じた補助動力を発生させる。モータ21の発生する補助動力は、図示しない動力伝達系を介して後輪側に伝達される。
The
The signal output of the
図3はワンウェイクラッチ5の概略断面図である。図1および図3に示すように、ワンウェイクラッチ5は、ラチェットタイプのものであり、ラチェットベース50と、ラチェット爪60と、ラチェットギヤ70と、付勢ばね80とを含む。
図1に示すように、ラチェットベース50は、ラチェットベース部51と、フランジ部52と、入力筒部53とを一体に含む。ラチェットベース部51は、クランク軸30の外周面30cに相対回転可能に支持された筒状部材である。ラチェットベース部51の外周面51aは、ラチェット爪60を保持する凹部からなる爪保持部51b(図3も参照)を含む。
FIG. 3 is a schematic sectional view of the one-
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、ラチェットベース部51のチェーンスプロケット6側の端部の端面に、クランク軸30の外周溝に係止された止め輪16が当接している。ラチェットベース50は、止め輪16によって、チェーンスプロケット6側への移動が規制されている。
フランジ部52は、ラチェットベース部51の踏力検出装置4側の端部から径方向の外向きに延びる環状フランジである。入力筒部53は、フランジ部52の外径部からラチェットベース部51とは反対側へ延設されている。入力筒部53とラチェットベース部51とは、クランク軸30と同心に配置されている。
As shown in FIG. 1, the retaining
The
入力筒部53は、トーションパイプ40の他端部40bに対して結合部材17を介して一体回転可能に連結されている。具体的には、入力筒部53の内周面には、スプライン部53aが設けられている。また、トーションパイプ40の他端部40bの外周面40cには、セレーション部40fが設けられている。結合部材17の内周面は、トーションパイプ40の他端部40bの外周面にセレーション嵌合されており、入力筒部53の内周面は、結合部材17の外周面にスプライン嵌合されている。
The
また、結合部材17に設けられた延設部17aが、踏力検出装置4の一対の磁気ヨーク43を保持する保持筒44の端部に内嵌固定されている。このため、ラチェットベース50および一対の磁気ヨーク43は、トーションパイプ40の他端部40bと一体に回転可能である。
ラチェットギヤ70は、ラチェットギヤ部71と、フランジ部72と、出力筒部73とを一体に含む。ラチェットギヤ部71は、内周面に、ラチェット爪60と噛み合う歯74が形成された内歯歯車からなる(図3も参照)。図1に示すように、フランジ部72は、ラチェットギヤ部71のチェーンスプロケット6側の端部から径方向の内向きに延設された環状フランジである。
Further, the extending
The
出力筒部73は、フランジ部72の内径部からラチェットギヤ部71とは反対側に延設されている。出力筒部73とラチェットギヤ部71とは、クランク軸30と同心に配置されている。出力筒部73は、ハウジング2を貫通してチェーンスプロケット6側に突出されている。
出力筒部73の外周面73aとハウジング2との内周面2aの間には、軸受12が介在している。出力筒部73は、軸受12によってハウジング2に回転可能に支持される。一方、出力筒部73の内周面73bとクランク軸30の外周面30cとの間には、軸受メタル等の軸受18が介在している。すなわち、クランク軸30において、チェーンスプロケット6側に近い部分は、軸受12、出力筒部73および軸受18を介して、ハウジング2により回転可能に支持されている。
The
A
出力筒部73の先端部の外周面73aには、スプライン部73cが形成されている。出力筒部73の先端部の外周面73aには、チェーンスプロケット6が、スプライン部73cに嵌合した状態で取り付けられている。
図3に示すように、ラチェット爪60は、ラチェットギヤ70に対して傾動できるようにラチェットベース部51の爪保持部51bに保持され、付勢ばね80により起立方向に回転付勢されている。ラチェット爪60の先端部は、ラチェットギヤ70のラチェットギヤ部71の内周側の歯74に係合している。ラチェットベース50が、一方向Y1に回転するときのみに、ラチェット爪60とラチェットギヤ70の歯74とが同方向(一方向Y1に相当)に回転し、ラチェットベース50からラチェット爪60を介してラチェットギヤ70にトルクが伝達される。
A
As shown in FIG. 3, the
本実施形態では、下記の作用効果を奏する。すなわち、クランク軸30の一方向Y1側の回転が、トーションパイプ40およびワンウェイクラッチ5を介してチェーンスプロケット6側に伝達される。トーションパイプ40には、捩じりトルクが付与される。トーションパイプ40の一端部40aと他端部40bとの間に生ずる捩じり量が非接触式である磁気センサ48で検出される。このため、特許文献1のようにトーションパイプの捩じれ量を機械的に増幅するピン状部材を用いる場合のように、検出精度が、機械的接触部分の寸法精度のばらつきの影響を受けて悪化するようなことがなく、踏力(捩じり量)の検出精度を高くすることができる。
In the present embodiment, the following effects are achieved. That is, the rotation of the
また、図2(a)に示すように、肉抜き部(傾斜長孔90)によってトーションパイプ40の捩じり剛性が低く抑えられるため、捩じりトルクに対して、トーションパイプ40の一端部40aと他端部40bとの間に生ずる捩じり量自体が大きくされる。これにより、分解能を高めて、踏力(捩じり量)の検出精度を高くすることができる。
また、肉抜き部としての傾斜長孔90が、トーションパイプ40の他端部40b側から一端部40a側に向けて一方向Y1に傾斜する方向に延びる。このため、中心軸線方向X1に平行に延びる長孔を用いる場合と比較して、トーションパイプ40において捩じり変形に寄与する部分を長くすることができる。このため、トーションパイプ40の中心軸線方向X1の長さを長くせずとも、捩じり剛性を低く抑制することができる。また、トーションパイプ40として所要の強度を維持することができる。
Further, as shown in FIG. 2 (a), the torsional rigidity of the
Moreover, the inclined
また、図2(b)に白抜き矢符に示すように、クランク軸30に固定されるトーションパイプ40の一端部40aが、トーションパイプ40の他端部40bに対して一方向Y1側に捩じられる。このため、傾斜長孔90の長手方向Lの一端部90a(トーションパイプ40の一端部40a側の端部)を区画する湾曲状縁部91では、その一方向Y1側の部分91aが圧縮応力を受ける。一方、湾曲状縁部91では、その反対方向Y2側の部分91bが引張応力を受けるため、反対方向Y2側の部分91bが、一方向Y1側の部分91aよりも強度的に厳しくなる。
2B, one
本実施形態では、湾曲状縁部91の反対方向Y2側の部分91bの曲率半径R1bが、一方向Y1側の部分91aの曲率半径R1aよりも大きくされている(R1b>R1a)。引張応力を受ける側である、反対方向Y2側の部分91bの曲率半径R1bを相対的に大きくすることで、応力が分散(換言すると応力の集中が抑制)されるので、強度の向上を図れる。
In the present embodiment, the curvature radius R1b of the
また、図2(b)に黒塗り矢符で示すように、トーションパイプ40の他端部40bが、トーションパイプ40の一端部40aに対して一方向Y1の反対方向Y2側に捩じられる。傾斜長孔90の長手方向Lの他端部90b(トーションパイプ40の他端部40b側の端部)を区画する湾曲状縁部92では、その反対方向Y2側の部分92bが圧縮応力を受ける。一方、湾曲状縁部92では、その一方向Y1側の部分92aが引張応力を受けるため、一方向Y1側の部分92aが、反対方向Y2側の部分92bよりも強度的に厳しくなる。
2B, the
本実施形態では、湾曲状縁部92の一方向Y1側の部分92aの曲率半径R2aが、反対方向Y2側の部分92bの曲率半径R2bよりも大きくされている(R2a>R2b)。引張応力を受ける側である、一方向Y1側の部分92aの曲率半径R2aを相対的に大きくすることで、応力が分散(換言すると応力の集中が抑制)されるので、強度の向上を図れる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態において、トーションパイプの傾斜長孔の周辺の部分の概略図である。図4の第2実施形態のトーションパイプ40Pが、図2(b)のトーションパイプ40と異なるのは、下記である。
In the present embodiment, the radius of curvature R2a of the
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a schematic view of a portion around the inclined long hole of the torsion pipe in the second embodiment of the present invention. The
傾斜長孔100が、一端部110と、他端部120と、中間部130とを有している。一端部110は、トーションパイプ40Pの一端部40a側に配置される。他端部120は、トーションパイプ40Pの他端部40b側に配置される。中間部130は、一端部110と他端部120との間に配置される。
中間部130は、互いに平行に延びる一対の直線状縁部131,132の間に区画されている。中心軸線方向X1に対する各直線状縁部131,132の傾斜角度が、中心軸線方向X1に対する中間部130の傾斜角度θ3に相当する。
The inclined
The
一端部110は、互いに平行に延びる一対の直線状縁部111,112と、一対の直線状縁部111,112の端部間を接続する湾曲状縁部113とを含む。湾曲状縁部113は、単一の曲率の円弧状に形成されている。中心軸線方向X1に対する各直線状縁部111,112の傾斜角度が、一端部110の傾斜角度θ1に相当する。一端部110の一対の直線状縁部111,112のそれぞれは、湾曲部を介して、中間部130の対応する直線状縁部131,132と滑らかに接続されている。
The one
他端部120は、互いに平行に延びる一対の直線状縁部121,122と、一対の直線状縁部121,122の端部間を接続する湾曲状縁部123とを含む。湾曲状縁部123は、単一の曲率の円弧状に形成されている。中心軸線方向X1に対する各直線状縁部121,122の傾斜角度が、他端部120の傾斜角度θ2に相当する。他端部120の一対の直線状縁部121,122のそれぞれは、湾曲部を介して、中間部130の対応する直線状縁部131,132と滑らかに接続されている。
The
一端部110の傾斜角度θ1と他端部120の傾斜角度θ2とは、互いに等しくされている(θ1=θ2)。また、一端部110の傾斜角度θ1および他端部120の傾斜角度θ2は、中間部130の傾斜角度θ3よりも大きくされている(θ1>θ3。θ2>θ3)。このため、各端部110,120を区画する部分における引張応力を分散することができ、トーションパイプ40Pの強度を向上することができる。また、各端部110,120における湾曲状縁部113,123の形状を簡単な形状である単一の曲率の円弧状とすることが実質的に可能となる。なお、本実施形態において、傾斜長孔100がS字状に形成されてもよい。
(第3、第4実施形態)
図5(a)に示す第3実施形態のように、肉抜き部として、トーションパイプ40Qの周方向Zに延びる周方向長孔200が形成されてもよい。その場合、図5(b)に示す第4実施形態のように、トーションパイプ40Rに複数の周方向長孔200が千鳥状に配置されてもよい。第3、第4実施形態においても、トーションパイプ40Q,40Rの捩じり剛性を低く抑えて、踏力の検出精度を高くすることができる。また、トーションパイプとして所要の強度を得ることができる。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態の踏力検出装置4Sの要部の断面図である。図6を参照して、第5実施形態の踏力検出装置4Sが、図1の第1実施形態の踏力検出装置4と異なるのは、トーションパイプ40の捩じり量を規制する捩じり量規制機構300が設けられる点である。
The inclination angle θ1 of the one
(Third and fourth embodiments)
As in the third embodiment shown in FIG. 5A, a circumferential
(Fifth embodiment)
FIG. 6 is a cross-sectional view of a main part of a pedaling
図6および踏力検出装置4Sの要部の断面図である図7(a)に示すように、捩じり量規制機構300は、トーションパイプ40の他端部40bの内周面40dの周方向Zに並べて設けられた被係合部としての複数の被係合歯40gと、クランク軸30の外周面30cの周方向Zに並べて設けられ、各被係合歯40gに係合する係合部としての複数の係合歯30dとを含む。係合歯30dおよび被係合歯40gの歯形は、略三角形である。
As shown in FIG. 6 and FIG. 7A, which is a cross-sectional view of the main part of the pedaling
図7(a)に示すように、トーションパイプ40に捩じり生じていない状態で、各係合歯30dと、各係合歯30dの周方向Zに隣り合う被係合歯40gとの歯面どうしの間には、周方向Zに隙間Sが形成されている。トーションパイプ40の捩じり量が所定量に達すると、図7(b)に示すように、係合歯30dが被係合歯40gに対して周方向Zに係合する。
As shown in FIG. 7A, the teeth of the engaging
これにより、トーションパイプ40が所定量を超えて捩じられることが規制される。このため、トーションパイプ40に付与されるトルクが所定値以下に制限されてトーションパイプ40の破損が防止される。一方、前記所定値を超えるトルクは、捩じり量規制機構300を介してワンウェイクラッチ5側へ伝達され、ワンウェイクラッチ5からチェーンスプロケット6側へ伝達される。
This restricts the
換言すると、踏力検出装置4Sが適用された電動補助自転車において、ペダル32を介してクランク軸30に過大な踏力負荷が付与された場合でも、トーションパイプ40が破損する等の故障を起こすことなく、アシスト能力を維持することができる。また、万一、トーションパイプ40が破損する事態が生じても、捩じり量規制機構300がトルク(踏力)を伝達する機能を果たすことでフェールセーフが達成される。
In other words, in the battery-assisted bicycle to which the pedaling
トーションパイプ40の一端部40aと他端部40bとが、クランク軸30と直接係合することで、トーションパイプ40の捩じり量が規制されるので、トーションパイプ40の捩じり量が所定量に達した時点で遅れなく、トーションパイプ40の捩じり量が所定量を超えて増大されることを規制することができる。
また、捩じり量規制機構300の一部(被係合歯40g)が、トーションパイプ40と一体に形成されてトーションパイプ40としてユニット化されるので、構造を簡素化することができる。
(第6実施形態)
図8は、本発明の第6実施形態の踏力検出装置4Sの要部の断面図である。図8の第6実施形態が、図6の第5実施形態と異なるのは、捩じり量規制機構400が、ワンウェイクラッチ5のラチェットベース50(クランク軸30とは別部材であってトーションパイプ40の他端部40bと一体回転する部材に相当)の内周面50a(ラチェットベース部51の内周面に相当)の周方向Zに並べて設けられた被係合部としての複数の被係合歯50bと、クランク軸30の外周面30cの周方向Zに並べて設けられ、各被係合歯50bに係合する係合部としての複数の係合歯30eとを含む点である。係合歯30eおよび被係合歯50bの歯形は、図示していないが、略三角形である。
Since the one
Further, a part of the torsion amount regulating mechanism 300 (engaged
(Sixth embodiment)
FIG. 8 is a cross-sectional view of a main part of a pedaling
トーションパイプ40の捩じり量が所定量未満のときは、トーションパイプ40の他端部40bとラチェットベース50とは、クランク軸30に対して相対回転可能である。トーションパイプ40の捩じり量が所定量に達すると、捩じり量規制機構400の働きで、トーションパイプ40の他端部40bとラチェットベース50とは、クランク軸30と一体に回転される。
When the twisting amount of the
本実施形態においても、第5実施形態と同じく、過大な踏力負荷に対してトーションパイプ40の破損を防止することができる。また、電動補助自転車において、過大な踏力負荷に対しても、アシスト能力を維持することができる。また、万一、トーションパイプ40が破損した場合にも、捩じり量規制機構400を介してトルクが伝達されてフェールセーフが達成される。
Also in this embodiment, similarly to the fifth embodiment, it is possible to prevent the
また、ワンウェイクラッチ5のラチェットベース50は、クランク軸30の中心軸線方向X1に関する長さが比較的長いので、係合歯30eおよび被係合歯50bの歯幅(歯すじ方向の長さ)を長く確保することができる。このため、捩じり量規制機構400による伝達可能トルクは高く維持しつつ、係合歯30eおよび被係合歯50bの歯数を少なくして、構造を簡素化することができる。
(第7、第8実施形態)
図9の第7実施形態に示すように、捩じり量規制機構として、クランク軸30の外周面30cの固定孔30fに嵌合固定された係合部としての係合ピン510と、トーションパイプ40の他端部40bに形成された周方向Zに長い長溝からなる被係合部としての被係合溝520とを含む捩じり量規制機構500が用いられてもよい。係合ピン510は、トーションパイプ40の周方向Zに所定の遊びを有して被係合溝520の周方向端部(の内面)に係合する。
Further, the
(Seventh and eighth embodiments)
As shown in the seventh embodiment of FIG. 9, as a torsion amount regulating mechanism, an
図10の第8実施形態に示すように、捩じり量規制機構として、クランク軸30の外周面30cに形成されたキー溝30gに嵌合固定された係合キー610と、トーションパイプ40の他端部40bに形成され係合キー610がトーションパイプ40の周方向Zに所定の遊びを有して係合する被係合部としての被係合溝620とを含む捩じり量規制機構600が用いられてもよい。
As shown in the eighth embodiment of FIG. 10, as a torsion amount regulating mechanism, an
第7、第8実施形態では、係合部としての係合ピン510や係合キー610が、クランク軸30と別体で設けられるため、クランク軸30の加工が容易になる。
なお、第7、第8実施形態において、係合ピン510や係合キー610が、複数設けられ、それぞれ対応する被係合溝520;620に係合してもよい。また、係合ピン510や係合キー610が、トーションパイプ40の他端部40bに固定され、被係合溝520,620が、クランク軸30の外周面40cに形成されるものであってもよい。
In the seventh and eighth embodiments, the engaging
In the seventh and eighth embodiments, a plurality of engagement pins 510 and
また、図示していないが、被係合溝520,620が、ラチェットベース50の内周面50a(ラチェットベース部51の内周面に相当)に形成され、係合ピン510や係合キー610が、クランク軸30の外周面30cに固定されてもよい。また、被係合溝520,620が、クランク軸30の外周面30cに形成され、係合ピン510や係合キー610が、ラチェットベース50(ラチェットベース部51)に固定されてもよい。
Although not shown, the engaged
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、第1実施形態の傾斜長孔90の各端部90a,90bや第2実施形態の傾斜長孔100の各端部110,120が、湾曲状の縁部ではなく、矩形状その他の多角形形状の縁部によって区画されていてもよい。また、各肉抜き部として、トーションパイプの軸方向に延びる軸方向長孔(図示せず)が形成されてもよい。また、各前記実施形態において、肉抜き部が、非貫通の孔で形成されてもよい。また、各前記実施形態において、トーションパイプ40;40P;40Q;40Rの一端部40aに一対の磁気ヨーク43が連結され、トーションパイプ40の他端部40bに多極磁石41が連結されてもよい。また、第5、第6実施形態において、係合歯や被係合歯の歯形は、台形や丸形であってもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the
1…駆動装置、3…クランク機構、4…踏力検出装置、5…ワンウェイクラッチ、6…チェーンスプロケット、30…クランク軸、30c…外周面、30d;30e…係合歯(係合部)、31…クランクアーム、32…ペダル、40;40P;40Q;40R…トーションパイプ、40a…一端部、40b…他端部、40g…被係合歯(被係合部)、41…多極磁石、43…磁気ヨーク、48…磁気センサ、49…検出部、50…ラチェットベース(トーションパイプの他端部と一体回転する部材)、50a…内周面、50b…被係合歯(被係合部)、90…傾斜長孔、90a…一端部、90b…他端部、91,92…湾曲状縁部、91a,92a…一方向側の部分、91b,92b…一方向の反対方向側の部分、100…傾斜長孔、110…一端部、120…他端部、130…中間部、200…周方向長孔、300;400;500;600…捩じり量規制機構、510…係合ピン(係合部)、520…被係合溝(被係合部)、610…係合キー、620…被係合溝(被係合部)、C2…(トーションパイプの)中心軸線、L…長手方向、R1a,R1b,R2a,R2b…曲率半径、X1…中心軸線方向、Y1…一方向、Y2…一方向の反対方向、Z…周方向、θ1,θ2,θ3…傾斜角度
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記クランク軸の外周面に配置されたトーションパイプであって、中心軸線方向に一端部と他端部とを有し、前記一端部が前記クランク軸に固定され、前記他端部が前記クランク軸の一方向の回転トルクのみを伝達するワンウェイクラッチに接続されたトーションパイプと、
前記一端部および前記他端部の一方に連結された多極磁石と、
前記一端部および他端部の他方に連結され、前記多極磁石とともに磁気回路を構成する一対の磁気ヨークと、
前記磁気回路に発生する磁束を検出する磁気センサと、
前記磁気センサからの出力信号に基づいて前記踏力をトーションパイプの捩じれ量として検出する検出部と、を備える、電動補助自転車の踏力検出装置。 In a pedaling force detection device that detects the pedaling force input to the crankshaft of the battery-assisted bicycle,
A torsion pipe disposed on an outer peripheral surface of the crankshaft, having a first end and a second end in a central axis direction, the one end being fixed to the crankshaft, and the other end being the crankshaft A torsion pipe connected to a one-way clutch that transmits only one-way rotational torque,
A multipole magnet connected to one of the one end and the other end;
A pair of magnetic yokes coupled to the other of the one end and the other end and constituting a magnetic circuit together with the multipolar magnet;
A magnetic sensor for detecting magnetic flux generated in the magnetic circuit;
And a detection unit that detects the pedal effort as a torsion pipe twist amount based on an output signal from the magnetic sensor.
前記傾斜長孔の前記一端部および前記他端部のそれぞれは、湾曲状縁部で区画され、
前記傾斜長孔の前記一端部を区画する湾曲状縁部では、前記一方向の反対方向側の部分の曲率半径が、前記一方向側の部分の曲率半径よりも大きくされており、
前記傾斜長孔の前記他端部を区画する湾曲状縁部では、前記一方向側の部分の曲率半径が、前記反対方向側の部分の曲率半径よりも大きくされている、請求項3に記載の電動補助自転車の踏力検出装置。 The inclined long hole has one end on the one end side of the torsion pipe and the other end on the other end side of the torsion pipe with respect to the longitudinal direction,
Each of the one end portion and the other end portion of the inclined elongated hole is partitioned by a curved edge portion,
In the curved edge portion that defines the one end portion of the inclined elongated hole, the curvature radius of the portion on the opposite direction side of the one direction is larger than the curvature radius of the portion on the one direction side,
The curved edge part which divides the said other end part of the said inclination long hole WHEREIN: The curvature radius of the part of the said one direction side is made larger than the curvature radius of the part of the said opposite direction side. Treading force detection device for electric assist bicycles.
前記被係合部は、それぞれ対応する係合歯と噛み合い可能な複数の被係合歯により構成される、請求項7に記載の電動補助自転車の踏力検出装置。 The engaging portion is composed of a plurality of engaging teeth arranged in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the crankshaft,
The pedaling force detection device for a battery-assisted bicycle according to claim 7, wherein the engaged portion is configured by a plurality of engaged teeth that can mesh with corresponding engaging teeth.
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Cited By (2)
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JP2019177840A (en) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社シマノ | Component for human powered vehicle |
CN114894357A (en) * | 2022-06-07 | 2022-08-12 | 浙江雅迪机车有限公司 | Displacement type power sensor for moped and signal processing method thereof |
-
2017
- 2017-12-21 JP JP2017245079A patent/JP2018203223A/en active Pending
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