JP2018200542A - 情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】縮小画像が既に記憶されている場合において、ユーザ操作を要することなく、自動的に、記憶されている縮小画像を対応する原画像に置き換えることができる。【解決手段】原画像を取得する取得手段と、取得手段が取得した原画像に対応した縮小画像が外部の所定の記憶手段に記憶されている場合に、記憶手段の縮小画像を原画像に置き換える指示と、原画像と、をサーバ装置に送信する送信手段とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラのような端末から画像共有サービスに画像データを共有する際に、ネットワーク上のサーバが画像データを中継して画像データを共有する仕組みが実用化されている。デジタルカメラからサーバにデータを転送する際には、通信速度の制約やバッテリの節約の観点から画像の解像度を縮小して送信することが一般的であり、原画像データ(オリジナルデータ)の共有が困難であるとの課題があった。この課題に対し特許文献1には、各端末が格納する原画像を特定する情報と、原画像を縮小した縮小画像をサーバが管理し、サーバが仲介することで原画像そのものを各端末間で共有する仕組みが開示されている。また特許文献2には、表示用情報(例えば、縮小画像)を中継サーバに格納し、中継サーバに対して表示端末から実情報(例えば原画像)の要求があると、中継サーバから実情報を取得して転送する仕組みが開示されている。
しかしながら、従来技術においては、共有サービスが利用する縮小画像が既に記憶されている場合であっても、対応する原画像を表示させるには、原画像の取得を要求するか、中継サーバによる原画像の取得を待たなければいけないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、縮小画像が既に記憶されている場合において、ユーザ操作を要することなく、記憶されている縮小画像を、自動的に原画像に置き換えることを目的とする。
そこで、本発明は、情報処理装置であって、原画像を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記原画像に対応した縮小画像が外部の所定の記憶手段に記憶されている場合に、前記記憶手段の前記縮小画像を前記原画像に置き換える指示と、前記原画像と、をサーバ装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、縮小画像が既に記憶されている場合において、ユーザ操作を要することなく、自動的に、記憶されている縮小画像を対応する原画像に置き換えることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの全体図である。情報処理システムにおいて、100は、ストレージ装置である。ストレージ装置100は、大容量ストレージを内蔵し、デジタルカメラ140により撮影された画像を格納する。ストレージ装置100は、情報処理装置の一例である。120は、ストレージ装置100とインターネット170を介して通信可能な、ゲートウェイサーバ等の中継装置である。中継装置120は、インターネット170に接続され、各種インターネットサービスに接続するための装置である。中継装置120は、サーバ装置の一例である。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの全体図である。情報処理システムにおいて、100は、ストレージ装置である。ストレージ装置100は、大容量ストレージを内蔵し、デジタルカメラ140により撮影された画像を格納する。ストレージ装置100は、情報処理装置の一例である。120は、ストレージ装置100とインターネット170を介して通信可能な、ゲートウェイサーバ等の中継装置である。中継装置120は、インターネット170に接続され、各種インターネットサービスに接続するための装置である。中継装置120は、サーバ装置の一例である。
130は、無線LANのアクセスポイント(以下、APと称する)であり、ストレージ装置100及びデジタルカメラ140と無線LANで通信する機能を備える。デジタルカメラ140は、無線LAN通信機能を備え、ストレージ装置100及びAP130と通信することができる。また、デジタルカメラ140は、近接無線通信機能も備え、他の近接無線通信機能対応装置(たとえば、ストレージ装置100)に接近することで近接無線通信を行うことができる。本実施形態においては、ストレージ装置100が近接無線通信対応装置であり、デジタルカメラ140は、ストレージ装置100と近接無線通信を行うことができる。
150はストレージサービス装置であり、インターネット170上の他の装置からのコマンドとデータの送受信により、データの保存・削除・提供などを行うことができる。ストレージサービス装置150は、専用アプリケーションやAPIでサーバ上のファイルにアクセス(追加・取得・削除など)することができるクラウドストレージサービス機能を有する。160は、シェアリングサービス装置であり、インターネット170上の他の装置が有するデータに対するリンク情報を受信し、複数のユーザとそのリンクを共有することができる。具体的には、シェアリングサービス装置は、投稿や情報を共有することのできるソーシャルネットワーキングサービス機能を有する。中継装置120、AP130、デジタルカメラ140、ストレージサービス装置150、シェアリングサービス装置160は、直接又は間接的にインターネット170に接続されており、相互に通信することができる。
ストレージ装置100の構成について説明する。ストレージ装置100は、CPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、IR(赤外線)受信部104、映像出力部105、記憶媒体I/F107、大容量ストレージ109、近接無線通信部110、無線LAN部111を有している。各部は、システムバス112を介して接続している。CPU101は、ストレージ装置100の制御を司る。CPU101は、後述する各ユニットを制御し、ユーザの設定と操作に応じて、表示装置106への映像の出力、デジタルカメラ140との通信、中継装置120との通信等を行う。
メモリ102は、書き換え可能なメモリであり、ストレージ装置100を制御するプログラムが作業領域として使用する。また、無線LAN部111から受信する画像データや、映像出力部105が出力するための映像データを保存するためのバッファとしても使用される。メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ)などからなる。
不揮発性メモリ103は、ストレージ装置100を制御するプログラムと、画像データや文字データ、その他のデータなどプログラムが使用するデータを格納する。ストレージ装置100に電源が投入されると、CPU101は不揮発性メモリ103からプログラムを読み込み、ストレージ装置100の制御を開始する。不揮発性メモリ103は、例えばROM(半導体素子を利用した不揮発性のメモリ)などからなる。不揮発性メモリ103は、図示しないリモートコントローラによるユーザの指示をストレージ装置100が受信するために利用される。なお、後述するストレージ装置100の機能や処理は、CPU101が不揮発性メモリ103に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
映像出力部105は受信した赤外線信号をデコードし、図示しないリモートコントローラにおける操作内容をCPU101に通知する。映像出力部105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)からなる画面を映像信号として後述する表示装置106へ出力する。映像出力部105は、映像信号の出力タイミングを制御するディスプレイコントローラと実際に映像信号を出力する通信ユニットで構成される。CPU101は、プログラムに従い表示画面のデータを生成し、表示装置106に表示するための映像信号を映像出力部105が出力するようにストレージ装置100の各ユニットを制御する。
表示装置106は、映像信号を表示するためのディスプレイであり、ストレージ装置100の映像出力部105と接続されている。表示装置106は、映像出力部105が出力する映像信号を受信すると、その信号をデコードしユーザが視聴可能な画像として表示する。表示装置106としては、例えばテレビを用いることができる。なお、本実施形態においては、表示装置106をストレージ装置100の外部の装置としているが、表示装置106を小型の液晶パネルとしてストレージ装置100に内蔵するように構成してもよい。
記憶媒体I/F107は、メモリカード等の記憶媒体108を装着するためのインターフェースである。CPU101の制御に基づき、記憶媒体I/F107に装着された記憶媒体108からのデータの読み出しや、当該記憶媒体108に対するデータの書き込みを行う。記憶媒体108は、画像データ等を保持するための書き換え可能及び着脱可能な不揮発性メモリである。大容量ストレージ109は、メモリ102上の各種データをCPU101の制御に基づいて保存するためのユニットである。また、大容量ストレージ109に保存されているデータを、CPU101の制御に基づきメモリ102上に読む込むことができる。大容量ストレージ109としては、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)を用いることができる。本実施形態においては、大容量ストレージ109には、例えば、画像データと画像データのメタデータが保存されている。
近接無線通信部110は、非接触近接通信を実現するための通信ユニットである。近接無線通信部110は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラを有している。近接無線通信部110は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりISO/IEC 14443やISO/IEC 18092に従った非接触近接通信を実現する。本実施形態においては、近接無線通信部110がデジタルカメラ140の近接無線通信部と近接した際に、デジタルカメラ140の近接・離反の検出、無線LAN部111で使用する通信パラメータの送信等に利用される。
無線LAN部111は、近接無線通信部110より長距離の無線通信を実現するための通信ユニットである。無線LAN部111は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.11a・b・g・n・acに従った無線通信を実現する。本実施形態では、デジタルカメラ140の無線LAN部との間や、AP130を介したインターネット170上の端末との間等で、データ通信を行う際に利用される。
なお、デジタルカメラ140のハードウェア構成は、ストレージ装置100とほぼ同様である。デジタルカメラ140は、CPUと、メモリと、記憶媒体I/Fと、近接無線通信部と、無線LAN部と、LCDと、撮像部とを有している。デジタルカメラ140の各部の処理は、ストレージ装置100の対応する各部の処理と同様である。
次に、中継装置120の構成について説明する。中継装置120は、CPU121、メモリ122、不揮発性メモリ123、操作部124、表示部125、大容量ストレージ126、有線LAN部127を有している。各部は、システムバス128を介して接続している。CPU121は、中継装置120全体の制御を司る。CPU121は、後述する各ユニットを制御し、受信したコマンドに応じて各種データの送受信等を行う。
メモリ122は、書き換え可能なメモリであり、中継装置120を制御するプログラムが作業領域として使用する。メモリ122は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ)等からなる。不揮発性メモリ123は、中継装置120を制御するプログラムを格納する。中継装置120に電源が投入されると、CPU121は、不揮発性メモリ123から初期プログラムを読み込み、中継装置120の制御を開始する。不揮発性メモリ123は、例えばROM(半導体素子を利用した不揮発性のメモリ)等からなる。なお、後述する中継装置120の機能や処理は、CPU121が不揮発性メモリ123に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
操作部124は、中継装置120の管理者等のユーザの指示を入力するために使用する。操作部124は、キーボードやマウス等により構成される。なお、複数のゲートウェイサーバを同時に設置する場合等では、操作部124を他のゲートウェイサーバと共用する場合もある。表示部125は、CPU121の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面等を表示する。表示部125は、例えば、液晶表示装置(LCD)とそれをコントロールするLCDドライバユニットで構成される。CPU121は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、表示部125に表示するための映像信号を生成して表示部125に出力するように中継装置120の各部を制御する。表示部125は出力された映像信号に基づいて映像を表示する。なお、表示部125を、映像信号を出力する部分と映像信号を表示する部分に分け、映像信号を出力する部分のみゲートウェイサーバに内蔵するような構成としてもよい。
大容量ストレージ126は、メモリ122上の各種データをCPU121の制御に基づいて保存するためのユニットである。また、大容量ストレージ126に保存されているデータを、CPU121の制御に基づきメモリ122上に読む込むことができる。大容量ストレージ126には例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)が用いられる。本実施形態においては、大容量ストレージ126には、少なくとも画像データと画像データのメタデータが保存されている。有線LAN部127は、有線LAN通信のための信号送受信部と受信した信号を処理するための通信コントローラから構成され、IEEE802.3abに基づいた有線通信を実現する。本実施形態では、有線LAN部127は、インターネット170と直接あるいは間接的にデータ通信を行う際に利用される。
図2(a)は、ストレージ装置100の外観である。201はIR受信部104の外観であり、ユーザが操作したリモートコントローラが発する赤外線信号は、201を通りIR受信部104に受信される。202は記憶媒体108を装着するためのスロットである。記憶媒体108を202に装着すると記憶媒体I/F107により記憶媒体108の読み書きが可能となる。203は近接無線通信部110の外観であり、近接無線通信に対応したデバイスが203に接近すると近接無線通信部110を介して当該デバイスとの通信が可能となる。
図2(b)は、デジタルカメラ140の外観(背面)である。ここでは、主要な構成について説明する。204は電源ボタンであり、操作部124を構成する。電源ボタン204によりデジタルカメラ140の電源をON・OFFすることができる。205はシャッターボタンである。シャッターボタン205は、半押し状態と全押し状態とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、半押し状態のときにオートフォーカス制御を開始し、全押し状態の場合に静止画データを撮影するための撮影動作を開始することができる。206は撮影開始前には構図の決定に使用したり、デジタルカメラ140を操作するための操作メニューを表示したり、撮影した映像データを再生して表示したりするためのLCD(液晶ディスプレイ)である。
207は操作ボタン群である。ユーザはこれらのボタンを利用し、デジタルカメラ140のメニューを表示したり、各種パラメータを設定したりする。208は無線LAN連携ボタンである。ボタン208の押下により、デジタルカメラ140の記憶媒体内の画像データを無線LANで送信するためのGUIを表示することができる。209は再生ボタンであり、ボタン209の押下により、デジタルカメラ140記憶媒体内の画像データをLCD206に表示することができる。
図3は、ストレージ装置100、中継装置120、AP130及びインターネット170の接続関係を説明するための図である。図3(a)は、デジタルカメラ140から中継装置120にインターネット170経由で画像データを送信する場合の図である。ここで、送信対象の画像データは、例えばデジタルカメラ140により撮影された画像である。この接続関係は、例えば外出先に持ち出したデジタルカメラ140から、中継装置120を介して各種インターネットサービスに画像データを送信する場合を想定している。図3(a)の接続関係において、デジタルカメラ140から中継装置120に転送される画像データは、デジタルカメラ140からAP130とインターネット170を介して、中継装置120に転送され、中継装置120が保持する。なお、中継装置120とストレージサービス装置150、シェアリングサービス装置160との接続関係については図4を用いて説明する。この接続形態におけるデジタルカメラ140の詳細な動作については図6を、中継装置120の詳細な動作については図9と図10を用いて後述する。
図3(b)は、デジタルカメラ140からストレージ装置100へ画像データを直接送信する場合の図である。この接続関係は、ストレージ装置100を設置した自宅内でデジタルカメラ140から画像データを転送する場合を想定している。図3(b)の接続関係において、ストレージ装置100の近接無線通信部110とデジタルカメラ140の近接無線通信部とを接近させると、ストレージ装置100は無線LAN部111を無線LANアクセスポイントとして動作させる。一方、デジタルカメラ140は、無線LAN部を無線LAN部111に接続するように制御することによって、ストレージ装置100とデジタルカメラ140が直接無線LANで通信することが可能となる。なお、デジタルカメラ140の無線LAN部の設定に必要な情報(SSIDやパスワード等)は近接無線通信部110によりストレージ装置100からデジタルカメラ140へ通知されることになる。
ストレージ装置100とデジタルカメラ140が無線LANで直接通信できるようになると、データ交換プロトコルを用いてデジタルカメラ140からストレージ装置100へデータを転送することができる。データ交換プロトコルとしては、PTP(Picture Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等を用いることができる。この接続関係におけるストレージ装置100の詳細な動作については図12A、図12Bを、デジタルカメラ140の詳細な動作については図13を用いて後述する。
図3(c)は、ストレージ装置100から中継装置120にインターネット170を経由して画像データを送信する場合の図である。図3(c)の接続関係において、ストレージ装置100から中継装置120に転送される画像データは、ストレージ装置100からAP130とインターネット170を介して、中継装置120に転送され、中継装置120が保持する。なお、中継装置120とストレージサービス装置150、シェアリングサービス装置160との接続関係については図4を用いて説明する。この接続形態におけるストレージ装置100の詳細な動作については図12A、図12B、中継装置120の詳細な動作については図9と図14、図15を用いて後述する。
図4は、中継装置120、インターネット170、シェアリングサービス装置160、ストレージサービス装置150の接続関係を説明するための図である。図4(a)は、中継装置120からストレージサービス装置150にインターネット170経由で画像データを送信する場合の図である。図4(a)の接続関係において、中継装置120は、自装置が保持する、ストレージ装置100又はデジタルカメラ140から受信した画像データをストレージサービス装置150に送信する。ストレージサービス装置150は、中継装置120から受信した画像データを保持する。図4(b)は、中継装置120からシェアリングサービス装置160にインターネット170経由で画像データを共有する場合の図である。図4(b)の接続関係において、中継装置120は、自装置が保持する画像データに対するリンク情報をシェアリングサービス装置160に送信する。シェアリングサービス装置160は、中継装置120から受信したリンク情報を特定又は不特定のユーザと共有する。
図5(a)は、静止画のメタデータの一例を示す図である静止画のメタデータ500には、ファイル名、ユニークID、撮影日時、ファイルサイズ、解像度、ビットレート、メーカー、モデル等の情報が含まれている。ユニークIDは、各画像データに対して付与された128ビットの識別情報である。各画像データにはそれぞれ異なるユニークIDが付与されているためユニークIDを使って画像データを特定することが可能となる。なお、本実施形態ではユニークIDには、UUID(Univerally Unique Identifier)を用いる。図5(b)は、動画のメタデータの一例を示す図である。動画のメタデータ510のデータ構成は、静止画のメタデータ500と同様であり、動画のメタデータ510においても、ユニークIDが含まれている。
次に、情報処理システムの処理について説明する。なお、中継装置120に対して、データの送受信を行う場合には、IDとパスワードが必要である。ストレージ装置100及びデジタルカメラ140においてこのIDとパスワードは、既に設定済み(ストレージ装置100の場合は不揮発性メモリ103に記憶済み)とする。同様にAP130に接続するためには、SSID及びパスワードが必要であり、これらの情報は不揮発性メモリ(ストレージ装置100の場合は不揮発性メモリ103)に格納されているとする。また、ストレージサービス装置150とシェアリングサービス装置160に対して、データの送信・受信・削除を行う場合には、IDとパスワードが必要である。中継装置120においてこのIDとパスワードは、既に設定済み(中継装置120の不揮発性メモリ123又は大容量ストレージ126に記憶済み)とする。
図6は、図3(a)の接続形態における、デジタルカメラ140の処理を示すフローチャートである。本処理は、デジタルカメラ140の内蔵するCPUにより実行される。また、本処理は、デジタルカメラ140において再生ボタン209が押されることにより開始される。S601では、デジタルカメラ140のCPUは、デジタルカメラ140に装着された記憶媒体にアクセスし、記憶媒体に格納された画像データの中で最新の画像データをメモリへ読み込む。次に、S602では、CPUは、S601又は後述のS604でメモリに読み込まれた画像データを、LCD206に画像として表示する。
次に、S603では、CPUは、ボタン204、205、207、208に対するユーザ操作を検出するのを待つ。CPUは、ユーザ操作としてボタン群207の左右いずれかのボタンの押下を検出した場合は、処理をS604へ進める。CPUは、無線LAN連携ボタン208の押下を検出した場合は、処理をS605へ進める。CPUは、シャッターボタン205の押下(又は半押し)を検出した場合には、処理をS613へ進める。なお、CPUは、電源ボタン204の押下を検出した場合は、処理を終了する。S604では、CPUは、ボタン群207の左右ボタンの押下に応じて、処理時点において表示している画像データの直前に撮影された画像データか直後に撮影された画像データのいずれかを、装着された記憶媒体からメモリへ読み込む。CPUは、その後処理をS602へ進める。これにより、S604で読み込んだ画像データがLCD206に表示される。
S605では、CPUは、LCD206に送信先を選択するためのGUIを表示し、ユーザが画像データの選択先を選択するのを待つ。図7は、S605の処理により表示されるGUIの一例を示す図である。LCD206には送信先としてストレージサービスのアイコン701とシェアリングサービスのアイコン702、スマートフォンのアイコン703が表示され、ボタン群207の左右ボタンで選択枠704をいずれか一方に合わせることができる。選択枠704をいずれか一方に合わせた状態で、ボタン群207の中央ボタンを押下すると選択枠704が合わされているものが送信先として選択される。
図6に戻り、CPUは、S605でストレージサービスのアイコン701が選択された場合は、処理をS606へ進める。CPUは、シェアリングサービスのアイコン702が選択された場合は、処理をS614へ進める。CPUは、スマートフォンのアイコン703が選択された場合は、処理をS622へ進める。S606〜S613の処理は、送信先をストレージサービス装置150として縮小した画像データをデジタルカメラ140から中継装置120へ送信するための処理である。S606では、CPUは、メモリに読み込んでいる画像データを縮小して新たな画像データを生成する。画像データの縮小は、解像度の縮小(ピクセル数の削減)や圧縮率の向上等で行うことができる。本実施形態では、画像データが静止画の場合は解像度の縮小を、画像データが動画の場合は、解像度の縮小と動画圧縮率の向上によって画像データを縮小することとする。ここで、縮小前の画像データは原画像の一例であり、縮小後の画像データは、縮小画像の一例である。縮小画像は、原画像に比べてデータサイズの小さい画像である。
次に、S607では、CPUは、S606で縮小した画像データのメタデータを自装置のメモリ内に生成する。ここで生成されるメタデータは、縮小前の画像データのメタデータと比較して、縮小処理に影響を受けた部分のみ異なる。図8(a)は、図5(a)のメタデータに対応する静止画の画像データを縮小した場合に生成されるメタデータの一例を示す図である。図8(a)のメタデータ800においては、静止画に対してはS606では解像度の縮小処理を行うので、メタデータ500と比較してファイルサイズ801と解像度802が変更されている。図8(b)は、図5(b)のメタデータに対応する動画の画像データを縮小した場合に生成されるメタデータの一例を示す図である。動画に対してはS606では解像度の縮小処理と圧縮率の向上処理を行う。したがって、図8(b)に示すメタデータ810においては、ファイルサイズ811、解像度812、ビットレート813が変更されている。生成されたメタデータは、XMLフォーマットやJSONフォーマットのような形式でメモリに保持される。
図6に戻り、S607の処理の後、S608では、CPUは、デジタルカメラ140の無線LAN部をAP130に接続するように設定する。具体的には、CPUは、AP130に関する情報(SSIDやパスワード)を不揮発性メモリから読み出し、当該情報を利用してAP130へ接続する。これによりデジタルカメラ140と中継装置120がインターネット170を介して通信可能となる。
次に、S609では、CPUは、デジタルカメラ140のCPUは、予め設定されているIDとパスワードを使って中継装置120にアクセスし、画像データの共有を表す共有コマンドを送信する。この共有コマンドは中継装置120においては、後述の図9のS902で処理されることになる。次に、S610では、CPUは、S609と同様に、中継装置120に対して画像データの共有先がストレージサービス装置150である旨の共有先情報を送信する。この情報は中継装置120においては、後述の図10のS1001で受信され、S1004で処理されることになる。
次に、S611では、CPUは、S609と同様に、中継装置120に対してS606で生成した縮小画像データを送信(アップロード)する。中継装置120は、画像データがアップロードされると、S609、S610で送信された情報にしたがって当該画像データの処理を行う。本処理については、図10を参照しつつ後述する。次に、S612では、CPUは、S609と同様に、中継装置120に対してS607で生成したメタデータを送信する。中継装置120は、メタデータがアップロードされると、S609、S610で送信された情報にしたがって当該メタデータの処理を行う。本処理については、図10を参照しつつ後述する。S613では、CPUは、デジタルカメラ140のCPUは、AP130との接続を切断する。CPUは、その後処理をS602へ進める。
一方、S614〜S621は、送信先をシェアリングサービス装置160として縮小した画像データをデジタルカメラ140から中継装置120へ送信するための処理である。S614〜S617の処理は、S606〜S609の処理と同様である。S617の処理の後、S618では、CPUは、S609と同様に、中継装置120に対して画像データの共有先がシェアリングサービス装置160である旨の共有先情報を送信する。続く、S619〜S621の処理は、S611〜S613の処理と同様である。CPUは、S621の処理の後、処理をS602へ進める。また、S622では、CPUは、デジタルカメラ140から図示しないスマートフォンへ画像データを送信し、その後処理をS602へ進める。S623では、CPUは、デジタルカメラ140をシャッターボタン205の押下によりただちに撮影可能な状態とする。以上のように、デジタルカメラ140は、図6に示す処理により、図3(a)の接続形態において、中継装置120へ縮小画像データとそのメタデータを、共有先を指定する情報と共に送信することができる。
図9は、中継装置120の処理を示すフローチャートである。本処理は、中継装置120への電源投入直後に開始される。S901では、CPU121は、有線LAN部127で新規のデータを受信するのを待つ。CPU121は、新規データを受信すると当該データをメモリ122に格納する。次に、S902では、CPU121は、S901で受信したデータを解析し、中継装置120に対して送信されたコマンドを解析する。なお、このコマンドは、図6のS609とS617、及び、後述の図12のS1207とS1221で送信されるものである。
CPU121は、受信したコマンドが、「共有コマンド」の場合は、処理をS903へ進める。CPU121は、受信したコマンドが、「問い合わせコマンド」の場合はS904へ進める。CPU121は、受信したコマンドが、「置き換えコマンド」の場合はS905へ進める。S903では、CPU121は、共有コマンドに続いて送られてくるデータに従い、画像データを他のサービスと共有する処理を行う。本処理については、図10を参照しつつ後述する。S904では、CPU121は、問い合わせコマンドに続いて送られてくるデータに従い、問い合わせに応答する処理を行う。本処理については、図14を参照しつつ後述する。S905では、CPU121は、置き換えコマンドに続いて送られてくるデータに従い、共有済みデータの置き換え処理を行う。本処理については、図15を参照しつつ後述する。
図10は、図9のS903における詳細な処理を示すフローチャートである。S1001では、CPU121は、S901で受信した共有コマンドに続いて受信するデータを解析して、共有先情報を取得する。なお、この共有先情報は、図6のS610とS618で送信されるものである。次に、S1002では、CPU121は、S1001で受信した共有先情報に続いて受信するデータを解析して、画像データを取得する。CPU121は、取得した画像データを大容量ストレージ126に格納する。画像データは、後続の処理で利用される。なお、この画像データは、図6のS611とS619で送信された、縮小画像データである。本処理は、縮小画像データを記憶部に格納するよう制御する格納制御処理の一例である。
次に、S1003では、CPU121は、S1002で受信した画像データに続いて受信するデータを解析して、メタデータを取得する。CPU121は、取得したメタデータを大容量ストレージ126に格納する。なお、このメタデータは、図6のS612とS620で送信されるものである。次に、S1004では、CPU121は、S1001で受信した共有先情報に示される共有先を確認する。CPU121は、共有先がストレージサービス装置150の場合は、処理をS1005へ進める。CPU121は、共有先がシェアリングサービス装置160の場合は、処理をS1006へ進める。
S1005では、CPU121は、図4(a)の接続形態において、S1001で受信した画像データを、インターネット170を介してストレージサービス装置150に送信する。この時、CPU121は、必要に応じてストレージサービス装置150に対するログイン処理や、各種APIに応じた画像データの変換処理も行う。ここでストレージサービス装置150は、送信された画像データに対して、当該画像データにアクセスする際に必要となるオブジェクトIDを、送信元に対して発行するものとする。このオブジェクトIDの受信処理も、S1005の一部として処理される。
一方、S1006では、CPU121は、S1002で受信し、大容量ストレージ126に格納した画像データを外部からアクセス可能なようにし、画像データに対するリンク情報を生成する。リンク情報は、URI(Universal Resouce Indetifier)の形式とする。次に、S1007では、CPU121は、図4(b)の接続形態において、S1006で生成したリンク情報を、インターネット170を介してシェアリングサービス装置160に送信する。この時、CPU121は、必要に応じてストレージサービス装置150に対するログイン処理や、各種APIに応じたリンク情報の変換処理も行う。ここでストレージサービス装置150は、送信されたリンク情報に対して、当該リンク情報にアクセスする際に必要となるオブジェクトIDを、送信元に対して発行するものとする。このオブジェクトIDの受信処理も、S1006の一部として処理される。
CPU121は、S1005の処理の後、処理をS1008へ進める。また、CPU121は、S1007の処理の後、処理をS1008へ進める。S1008では、CPU121は、S1005又はS1007での送信結果にしたがって、共有した画像データの情報を管理する共有データベース(DB)を更新し、以上で共有処理を終了する。
図11は、共有DBの一例を示す図である。共有DBは、例えば不揮発性メモリ123等の記憶部に記憶されている。共有DB1100には、共有済みの画像データのレコードが格納されている。レコードには、ユニークID1101、ローカルパス1102、共有タイプ1103、共有先1104、アクセス情報1105が含まれる。ユニークID1101は、S1003において受信したメタデータに含まれているユニークIDである。ローカルパス1102は、画像データの格納場所を示す情報である。共有タイプ1103は、ユニークIDに対応する画像データをどのように共有したかを示す情報であり、共有先がストレージサービス装置150である場合には「データ送信」、共有先がシェアリングサービス装置160である場合には「リンク」となる。
共有先1104は、画像データの共有先であり、本実施形態においては、ストレージサービス装置150又はシェアリングサービス装置160の何れかである。アクセス情報1105は、共有先に対して共有済みの画像データ又はリンク情報にアクセスするために必要な情報である。本実施形態においては、CPU121が、S1005又はS1007で送信結果として、送信先の装置から受信するオブジェクトIDとする。図11の例では、オブジェクトIDを20桁程度の数値として例示しているが、これ以外の形態であってもよい。また必要に応じて、送信先にアクセスするためのユーザIDやパスワードをアクセス情報1105に含めてもよい。
このように、中継装置120は共有コマンドと画像データを受信すると、その画像データ又は画像データに対するリンク情報を指定されたインターネットサービスと共有することができる。なお、ここで、S1002で受信する画像データは、S611又はS619で送信された画像データである。したがって、デジタルカメラ140の画像データを縮小したものが、中継装置120を介してストレージサービス装置150とシェアリングサービス装置160に共有されることになる。
図12A及び図12Bは、図3(b)、図3(c)の接続形態における、ストレージ装置100の処理を示すフローチャートである。図12Aにおいて、S1201では、CPU101は、近接無線通信部110による近接無線通信によりデジタルカメラ140を検出するのを待つ。CPU101は、デジタルカメラ140を検出すると処理をS1202へ進める。S1202では、CPU101は、無線LAN部111を無線LANアクセスポイントとして動作するように構成する。この無線LANアクセスポイントの接続情報(SSID及びパスワード)は所定の固定した値でもよいし、デジタルカメラ140を検出する毎にランダムに生成してもよい。次に、S1203では、CPU101は、無線LANアクセスポイントとして動作する無線LAN部111に接続するための情報を、近接無線通信部110を通じてデジタルカメラ140に通知する。
次に、S1204では、CPU101は、無線LANアクセスポイントとして動作する無線LAN部111に対し、デジタルカメラ140の無線LAN部が接続を行うのを待つ。ストレージ装置100とデジタルカメラ140の間で無線LAN通信が確立すると、以降のストレージ装置100とデジタルカメラ140間の通信はすべて本無線LAN通信を介して行う。次に、S1205では、CPU101は、デジタルカメラ140の記憶媒体に格納されている画像データのユニークIDの一覧を、無線LAN部111を通じて取得する。このユニークIDの一覧の取得は、一回の通信で実現してもよいし、複数回の通信を行って取得してもよい。また、このユニークIDの取得は、後述のS1210と同様に、デジタルカメラ140から画像データのメタデータを取得して、メタデータの中からユニークIDをCPU101が抽出するように実現してもよい。
続く、S1206〜S1224の処理は、ループ処理であり、CPU101は、S1205で取得した各ユニークIDを順に選択し、選択したユニークIDに対してS1207〜S1223の処理を実行する。以下、ループ処理の対象として選択中のユニークIDを対象ユニークIDと称する。S1207では、CPU101は、対象ユニークIDとともに「問い合わせコマンド」を中継装置120に送信する。中継装置120は、問い合わせコマンドとユニークIDを受信すると、当該ユニークIDが共有済みか否かを判定し、問い合わせ元に応答する。中継装置120の処理については図14のフローチャートを用いて後述する。次に、S1208では、CPU101は、S1207の問い合わせ結果に基づいて、対象ユニークIDが共有済みか否かを判定する。CPU101は、大容量ストレージ109に対象ユニークIDと同一のユニークIDの画像データが記憶されている場合に共有済みと判定する。CPU101は、共有済みでないと判定した場合には、処理をS1209へ進める。CPU101は、共有済みと判定した場合には、処理をS1213(図12B)へ進める。
S1209では、CPU101は、対象ユニークIDと同じユニークIDの画像データが大容量ストレージ109に存在するか否かを確認する。CPU101は、同じユニークIDの画像データが存在しない場合は、処理をS1210へ進める。CPU101は、同じユニークIDの画像データが存在する場合は、次に、ループ処理の終了判定処理を行う。終了判定処理では、S1205において取得したすべてのユニークIDに対するS1206〜S1224の処理が終了したか否かを判定する。具体的には、CPU101は、未処理のユニークIDが残っている場合には、対象ユニークIDを変更した上でループ処理を継続する。一方、すべてのループIDに対するS1206〜S1224の処理が完了している場合には、CPU101は、ループ処理を終了する。
S1210では、CPU101は、対象ユニークIDに対応した画像データをデジタルカメラ140から無線LAN部111を通じて取得し、メモリ102に格納する。次に、S1211では、CPU101は、対象ユニークIDに対応したメタデータ(図5参照)をデジタルカメラ140から無線LAN部111を通じて取得し、メモリ102に格納する。なお、S1211の時点では、S1210により画像データは既にメモリ102に格納されているので、CPU101が画像データを解析することにより、メタデータを取得してもよい。次に、S1212では、CPU101は、S1210で取得した画像データとS1211で取得したメタデータを大容量ストレージ109に格納し、その後、ループ処理の終了判定処理を行う。
一方、S1213では、CPU101は、対象ユニークIDに対応した画像データのメタデータを中継装置120からインターネット170を介して取得して、メモリ102に格納する。例えば図8の(a)や図8(b)のような内容のデータを中継装置120から取得する。この処理は、後述する図14のS1404に対応している。次に、S1214では、CPU101は、対象ユニークIDに対応した画像データのメタデータをデジタルカメラ140から無線LAN部111を通じて取得し、メモリ102に格納する。例えば図5(a)や図5(b)のような内容のデータをデジタルカメラ140から取得する。
次に、S1215では、CPU101は、S1213で中継装置120から取得したメタデータに含まれる解像度と、S1214でデジタルカメラ140から取得したメタデータに含まれる解像度を比較する。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータの解像度がデジタルカメラ140から受信したメタデータの解像度より大きい場合は、処理をS1224へ進める。この場合には、CPU101は、デジタルカメラ140から画像データを取得することなく、ループ処理の終了判定処理へ進める。CPU101は、両解像度が等しい場合には、処理をS1216へ進める。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータの解像度がデジタルカメラ140から受信したメタデータの解像度より小さい場合は、処理をS1219へ進める。
S1216では、CPU101は、S1213で取得したメタデータのメディアタイプを確認し、対象ユニークIDに対応した画像データが動画か否かを判定する。CPU101は、画像データが動画データの場合には、処理をS1217へ進める。CPU101は、静止画の場合には、処理をS1218へ進む。S1217では、CPU101は、S1213で中継装置120から取得したメタデータに含まれると、S1214でデジタルカメラから取得したメタデータに含まれるビットレートを比較する。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータのビットレートがデジタルカメラ140から受信したメタデータのビットレートより大きい場合は、デジタルカメラ140から画像データを取得することなく、ループ処理の終了判定処理へ進める。CPU101は、両ビットレートが等しい場合には、処理をS1218へ進める。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータのビットレートがデジタルカメラ140から受信したメタデータのビットレートより小さい場合は、処理をS1219へ進める。
S1218では、CPU101は、S1213で取得したメタデータに含まれるファイルサイズと、S1214で取得したメタデータに含まれるファイルサイズを比較する。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータのファイルサイズがデジタルカメラ140から受信したメタデータのファイルサイズ以上の場合は、デジタルカメラ140から画像データを取得することなく、ループ処理の終了判定処理へ進める。CPU101は、中継装置120から受信したメタデータのファイルサイズがデジタルカメラ140から受信したメタデータのファイルサイズより小さい場合は、処理をS1219へ進める。
本実施形態においては、CPU101は、共有済みか否かだけでなく、共有済みの画像の解像度、ビットレート、ファイルサイズに基づいて、縮小画像が大容量ストレージ109に格納されているか否かを判定した。ただし、原画像に対応する縮小画像が記憶部に格納されているか否かを判定するための具体的な処理は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、デジタルカメラは、縮小した画像データに対し、対応する原画像と共通の情報と、縮小画像であることを示す情報を組み合わせたユニークIDを付与することとしてもよい。そして、ストレージ装置100は、ユニークIDに基づいて上記判定を行ってもよい。
S1219では、CPU101は、対象ユニークIDに対応した画像データを取得し、メモリ102に格納する。S1219の処理は、S1210の処理と同様である。S1219の処理は、通信部を介して外部装置としてのデジタルカメラ140から原画像を取得する取得処理の一例である。S1219の処理の後、S1220において、CPU101は、S1219で取得した画像データとS1214で取得したメタデータを大容量ストレージ109に格納する。
次に、S1221では、CPU101は、対象ユニークIDとともに「置き換えコマンド」を中継装置120に送信する。ここで、置き換えコマンドは、縮小された画像データを、対応する、縮小前の画像データに置き換える置き換え指示の一例である。中継装置120は、置き換えコマンドとユニークIDを受信すると、後述のS1222とS1223で送信される画像データとメタデータを使って、既に共有されている画像データの差し替え処理を行う。中継装置120による置き換え処理については図15を参照しつつ後述する。次に、S1222では、CPU101は、S1222で大容量ストレージ109に格納した画像データ(すなわちS1219でデジタルカメラ140から取得した画像データ)を中継装置120に送信する。S1221及びS1222の処理は、置き換え指示と、原画像と、をサーバ装置としての中継装置120に送信する送信処理の一例である。次に、S1223では、CPU101は、S1222で大容量ストレージ109に格納したメタデータ(すなわちS1214でデジタルカメラ140から取得したメタデータ)を中継装置120に送信する。続いて、CPU101は、ループ処理の終了判定処理を行う。
CPU101は、ループ処理が終了すると、処理をS1225へ進める。S1225では、CPU101は、無線LAN部111を通じてデジタルカメラ140に接続を終了する旨を通知する。次に、S1226では、CPU101は、S1202で有効化した無線LANアクセスポイント機能を無効化し、デジタルカメラ140との接続をすべて終了する。以上で、ストレージ装置100の処理が終了する。
図13は、図3(b)の接続形態において、デジタルカメラ140がストレージ装置100からの要求に応答する処理を示すフローチャートである。本処理は、デジタルカメラ140の内蔵するCPUにより実行される。S1301では、CPUは、デジタルカメラ140の近接無線通信部がストレージ装置100の近接無線通信部110を検出するのを待つ。本処理は、図12におけるS1201の処理に対応する。次に、S1302において、CPUは、近接無線通信部を通じて無線LANアクセスポイントとして動作するストレージ装置100の無線LAN部111に接続するための情報(SSID及びパスワード)を取得する。本処理は、図12のS1203の処理に対応する。次に、S1303では、CPUは、S1302で取得した情報に基づき設定し、無線LAN部111との無線LAN接続を確立させる。本処理は、図12のS1204の処理に対応する。なお、無線LAN部111との無線LAN接続が確立すると、以降のストレージ装置100とデジタルカメラ140間の通信はすべて無線LAN通信で行うようになる。
次に、S1304では、CPUは、無線LAN部が受信するデータを監視し、ストレージ装置100からコマンドを受信するまで待機する。CPUは、コマンドを受信すると、コマンドの種類を確認する。CPUは、受信したコマンドが図12のS1205で送信される「ユニークID一覧取得」コマンドの場合は、処理をS1305へ進める。CPUは、受信したコマンドが図12のS1211、S1214で送信される「メタデータ取得」コマンドの場合は、処理をS1307へ進める。CPUは、受信したコマンドが図12のS1210、S1219で送信される「画像データ取得」コマンドの場合は、処理をS1309へ進める。CPUは、受信したコマンドが図12のS1225で送信される「接続終了」コマンドの場合は、処理をS1311へ進める。
S1305では、CPUは、デジタルカメラ140の記憶媒体にアクセスし、記憶媒体内のすべての画像データのユニークIDを取得して、メモリに格納する。次に、S1306では、CPUは、S1305でメモリに格納したユニークIDの一覧を、無線LAN通信を用いてストレージ装置100に送信し、その後、処理をS1304へ進め、次のコマンドを待つ。S1307では、CPUは、ストレージ装置100から要求されたユニークIDに対応する画像データのメタデータを記憶媒体から取得し、当該メタデータをメモリに格納する。次に、S1308では、CPUは、S1307でメモリに格納したメタデータを、無線LAN通信を用いてストレージ装置100に送信し、その後処理をS1304へ進める。
S1309では、CPUは、ストレージ装置100から要求されたユニークIDに対応する画像データを記憶媒体から取得し、当該画像データをメモリに格納する。次に、S1310では、CPUは、S1309でメモリに格納した画像データを、無線LAN通信を用いてストレージ装置100に送信し、その後処理をS1304へ進める。S1311では、CPUは、S1303で確立したストレージ装置100の無線LAN部111との接続を終了し、その後処理をS1301へ進め、近接無線通信部による次の検出を待つ。
図14は、図9のS904の詳細な処理を示すフローチャートである。本処理は、中継装置120がS901において「問い合わせコマンド」を受信した場合に実行される。すなわち、ストレージ装置100がS1207において「問い合わせコマンド」を送信した際に本処理が実行される。S1401では、CPU121は、S901で受信した共有コマンドに続いて受信するデータを解析して、ユニークIDを取得する。なお、このユニークIDは、図12のS1207で問い合わせコマンドとともに送信されるものである。次に、S1402では、CPU121は、S1401で受信したユニークIDが図11に例示した共有DBに記憶されているか否かを確認する。CPU121は、ユニークIDが共有DBに記憶されている場合には、処理をS1403へ進める。CPU121は、ユニークIDが共有DBに記憶されていない場合には、処理をS1405へ進める。
S1403では、CPU121は、問い合わせコマンドの応答として「共有済み」という情報をストレージ装置100へ返信する。ストレージ装置100は、S1403で送信された応答を図12のS1207の問い合わせに対する結果として受信する。次に、S1404では、CPU121は、S1401で受信したユニークIDのメタデータを大容量ストレージ126から取得し、インターネット170を介してストレージ装置100へ送信する。ストレージ装置100は、S1404で送信されたメタデータを図12のS1213において受信する。
一方、S1405では、CPU121は、問い合わせコマンドの応答として「非共有済み」という情報をストレージ装置100へ返信する。ストレージ装置100は、S1405で送信された応答を図12のS1207の問い合わせに対する結果として受信する。以上で、S904の処理が終了する。このように、中継装置120は、問い合わせコマンドとユニークIDを受信すると、そのユニークIDに対応する画像データがインターネットサービスと共有されているか否かを応答する。中継装置120はさらに、ユニークIDが共有済みであった場合は、そのユニークIDに対応する画像データのメタデータを応答する。
図15は、図9のS905の詳細な処理を示すフローチャートである。本処理は、中継装置120がS901において「置き換えコマンド」を受信した場合に実行される。すなわち、ストレージ装置100がS1221において「置き換えコマンド」を送信した際に本処理が実行される。S1501では、CPU121は、S901で受信した共有コマンドに続いて受信するデータを解析して、画像データを取得する。取得した画像データは後続の処理で利用するために大容量ストレージ126に格納する。なお、この画像データは、図12のS1222で送信されるものである。次に、S1502では、CPU121は、S1501で受信した画像データに続いて受信するデータを解析して、メタデータを取得する。取得したメタデータは後続の処理で利用するために大容量ストレージ126に格納する。なお、この画像データは、図12のS1223で送信されるものである。
次に、S1503では、CPU121は、S1502で受信したメタデータに含まれるユニークIDを用いて、共有DB(図11)を検索し、当該ユニークIDの共有タイプを取得する。CPU121は、共有タイプが「データ送信」の場合は、処理をS1504へ進める。CPU121は、共有タイプが「リンク」の場合は、処理をS1508へ進める。S1504では、CPU121は、S1503と同様にユニークIDを用いて共有DBを検索し、当該ユニークIDの共有先を取得する。さらに、この共有先に対してS1005と同様に画像データ(原画像)を送信し、共有先からオブジェクトIDを受信する。
次に、S1505では、CPU121は、S1503と同様にユニークIDを用いて共有DBを検索し、当該ユニークIDの共有先とオブジェクトIDを取得する。本実施形態においては、共有先は、ストレージサービス装置150である。さらに、この共有先に対して、オブジェクトIDを用いて送信済みの画像データ(S1005で送信した縮小画像データ)の削除を行うよう制御する。具体的には、CPU121は、共有先の装置であるストレージサービス装置150に対し、オブジェクトIDを指定した削除指示を送信する。ストレージサービス装置150は、削除指示に従い、画像データを削除する。CPU121はまた、ローカルパス1102で指定されるファイルについても、大容量ストレージ126から削除する。S1506では、CPU121は、共有DBからS1502で受信したメタデータに含まれるユニークIDのエントリを削除する。
次に、S1507では、CPU121は、S1504における画像データの送信結果にしたがって、当該画像データに関するエントリを共有DBに追加する。この時、追加する画像データのユニークIDはS1506でエントリを削除したユニークIDと同一である。したがって、S1506とS1507の結果として当該ユニークIDのエントリ内のローカルパス1102とアクセス情報1105が更新されることになる。なお、S1504〜S1506では、ストレージサービス装置150が画像データの置き換え(更新)に対応していないものとして、新しい画像データを送信してから古い画像データを削除するステップを例示した。しかし、ストレージサービスが画像データの置き換えに対応している場合には、CPU121は、ストレージサービスに対して古い画像データをS1501で受信した画像データで置き換えるように指示をすればよい。
一方、S1508では、CPU121は、S1503と同様にユニークIDを用いて共有DBを検索し、当該ユニークIDの画像データのローカルパスを取得する。次に、S1509では、CPU121は、S1508で取得したローカルパスのファイルに対して、S1501で受信して大容量ストレージ126に格納した画像データを上書きする。本処理は、縮小画像を原画像に置き換える置き換え処理の一例である。これにより、シェアリングサービス装置160が共有しているリンク情報が、S1501で受信した画像データを指すように変更することができる。以上で、S905の処理が終了する。
以上のように、第1の実施形態に係る情報処理装置においては、中継装置120は、原画像に対応した縮小画像が既に大容量ストレージ126に格納されている場合に、縮小画像を原画像に自動的に置き換える。すなわち、中継装置120は、ユーザ操作を要することなく、自動的に、記憶部に記憶されている縮小画像を対応する原画像に置き換えることができる。中継装置120はさらに、原画像への置き換えに対応し、リンク情報を更新することができ、また、外部装置に格納されている縮小画像についても原画像への置き換えを行うことができる。したがって、共有済みの縮小画像を、高画質な原画像に更新することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る情報処理システムについて、第1の実施形態に係る情報処理システムと異なる点を説明する。図16は、第2の実施形態に係る情報処理システムにおける接続関係を示す図である。第2の実施形態においては、図16に示すように、デジタルカメラ140からストレージ装置100への画像データの転送は、記憶媒体108を介して行われる。この接続関係は、ストレージ装置100を設置した自宅内でデジタルカメラ140から画像データを転送する際に、ユーザがメモリカード等の記憶媒体108を抜き差しして画像データを転送する場合を想定している。図16の接続関係において、ユーザは画像データが蓄積された記憶媒体をデジタルカメラ140から外し、記憶媒体108としてストレージ装置100に装着する。
次に、第2の実施形態に係る情報処理システムについて、第1の実施形態に係る情報処理システムと異なる点を説明する。図16は、第2の実施形態に係る情報処理システムにおける接続関係を示す図である。第2の実施形態においては、図16に示すように、デジタルカメラ140からストレージ装置100への画像データの転送は、記憶媒体108を介して行われる。この接続関係は、ストレージ装置100を設置した自宅内でデジタルカメラ140から画像データを転送する際に、ユーザがメモリカード等の記憶媒体108を抜き差しして画像データを転送する場合を想定している。図16の接続関係において、ユーザは画像データが蓄積された記憶媒体をデジタルカメラ140から外し、記憶媒体108としてストレージ装置100に装着する。
なお、デジタルカメラ140から中継装置120にインターネット170経由で画像データを送信する場合の接続は、第1の実施形態において、図3(a)を参照しつつ説明したのと同様である。また、図3(a)の接続形態におけるデジタルカメラ140と中継装置120の処理は、第1の実施形態において図6〜図11を参照しつつ説明した処理と同様である。また、図3(b)、図16の接続形態における中継装置120の処理は、図14、図15を参照しつつ説明した処理と同様である。
図17A及び図17Bは、第2の実施形態に係る、図16の接続形態でのストレージ装置100の処理を示すフローチャートである。図17においてS1701では、CPU101は、記憶媒体I/F107の状態を監視し、記憶媒体108が装着されるのを待つ。CPU101は、記憶媒体108が装着されると処理をS1702へ進める。S1702では、CPU101は、記憶媒体I/F107を介して記憶媒体108にアクセスし、記憶媒体108内のファイルの一覧を取得する。ここで、記憶媒体I/F107は、記憶媒体の読取手段の一例であり、S1702の処理は、記憶媒体から原画像を取得する処理の一例である。続く、S1703〜S1721はループ処理であり、CPU101は、S1702で取得した各ファイルを順に選択し、選択したファイルに対してS1704〜S1720の処理を実行する。以下、ループ処理の対象として選択中のファイルを対象ファイル、対象ファイルのユニークIDを対象ユニークIDと称する。
S1704では、CPU101は、対象ファイルが画像データか否かを判定する。CPU101は、具体的には対象ファイルのファイル名の拡張子が所定の拡張子か否かで判定する。CPU101は、画像ファイルでない場合には、処理をS1721へ進め、記憶媒体108内の対象ファイル(画像データ)を取得することなく、ループの終了判定処理へ進む。CPU101は、画像ファイルの場合には、処理をS1705へ進める。S1705では、CPU101は、対象ファイル(画像データ)からメタデータを取得する。CPU101は、具体的には対象ファイルを解析し、対象ファイル内のメタデータのみを抽出する。例えば、画像データが静止画でJPEGフォーマットである場合は、EXIFヘッダと呼ばれる領域を抽出する。
次に、S1706では、CPU101は、対象ファイル(画像データ)のユニークID(対象ユニークID)と共に「問い合わせコマンド」を中継装置120に送信する。中継装置120は、問い合わせコマンドとユニークIDを受信すると、図14のフローチャートに従い当該ユニークIDが共有済みか否かを判定し、問い合わせ元に応答する。次に、S1707では、CPU101は、S1706の問い合わせ結果に従い、対象ユニークIDが共有済みでない場合は処理をS1708へ進め、共有済みの場合は処理をS1711(図17B)へ進める。
S1708では、CPU101は、対象ユニークIDに対し、同じユニークIDの画像データが大容量ストレージ109に存在するか否かを確認する。CPU101は、同じユニークIDの画像データが存在しない場合は、処理をS1709へ進める。CPU101は、同じユニークIDの画像データが存在する場合、記憶媒体108内の対象ファイル(画像データ)を取得することなく、ループ処理の終了判定処理へ進める。なお、S1706〜S1708の処理は、図12Aを参照しつつ説明したS1207〜1209の処理と同様である。終了判定処理では、S1702において取得したファイル一覧に含まれるすべてのファイルに対するS1703〜S1721の処理が終了したか否かを判定する。具体的には、CPU101は、未処理のファイルが残っている場合には、対象ファイルを変更した上でループ処理を継続する。一方、すべてのファイルに対するS1703〜S1721の処理が完了している場合には、CPU101は、ループ処理を終了する。
S1709では、CPU101は、対象ファイル(画像データ)を記憶媒体108から読み出してメモリ102に格納する。次に、S1710では、CPU101は、S1705で取得したメタデータと、S1709で取得した画像データを大容量ストレージ109に格納し、その後、ループ処理の終了判定処理を行う。
図17Bに示すS1711では、CPU101は、対象ユニークIDに対応した画像データのメタデータを中継装置120からインターネット170を介して取得して、メモリ102に格納する。本処理は、図12を参照しつつ説明したS1213の処理と同様である。続く、S1712〜S1715の処理は、図12を参照しつつ説明したS1215〜S1218の処理と同様である。S1715に続く、S1716及びS1717の処理は、S1709及びS1710の処理と同様である。
S1717の後、S1718では、CPU101は、対象ユニークIDとともに「置き換えコマンド」を中継装置120に送信する。中継装置120は、置き換えコマンドとユニークIDを受信すると、後述のS1719とS1720で送信される画像データとメタデータを使って、既に共有されている画像データの置き換え処理を行う。これに対し、中継装置120は、図15を参照しつつ説明した処理を行う。次に、S1719では、CPU101は、S1727で大容量ストレージ109に格納した画像データ(すなわちS1716でデジタルカメラ140から取得した画像データ)を中継装置120に送信する。次に、S1720では、CPU101は、S1719で大容量ストレージ109に格納したメタデータ(すなわちS1705でデジタルカメラ140から取得したメタデータ)を中継装置120に送信する。続いて、CPU101は、ループ処理の終了判定処理を行う。なお、第2の実施形態に係る情報処理システムのこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係る情報処理システムの構成及び処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態においても、中継装置120は、ユーザ操作を要することなく、自動的に、記憶部に記憶されている縮小画像を対応する原画像に置き換えることができる。
なお、ストレージサービス装置は複数存在してもよい。また、シェアリングサービス装置も複数存在してもよい。これらの場合においても、ストレージ装置100及び中継装置120は同様に機能することができる。
また、実施形態においては、情報処理装置がフォトストレージ等のストレージ装置の場合を例に説明したが、これに限定されるものではい。情報処理装置は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、メディアプレーヤ等、他の大容量ストレージを有する装置であってもよい。
また、ストレージ装置100、中継装置120、デジタルカメラ140のCPUが行う処理の少なくとも一部は、例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させることにより実現してもよい。また、他の例としては、ストレージ装置100の機能や処理の少なくとも一部は、ハードウェア回路を用いて実現してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 ストレージ装置
120 中継装置
140 デジタルカメラ
150 ストレージサービス装置
160 シェアリングサービス装置
120 中継装置
140 デジタルカメラ
150 ストレージサービス装置
160 シェアリングサービス装置
Claims (17)
- 原画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記原画像に対応した縮小画像が外部の所定の記憶手段に記憶されている場合に、前記記憶手段の前記縮小画像を前記原画像に置き換える指示と、前記原画像と、をサーバ装置に送信する送信手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記送信手段は、前記原画像の識別情報を指定した問い合わせを前記サーバ装置に送信し、
前記原画像の識別情報に対応する画像が前記記憶手段に記憶されているか否かの情報を応答として前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記原画像の識別情報に対応する画像が前記記憶手段に記憶されていることを示す応答を受信した場合に、前記原画像に対応した前記縮小画像が前記記憶手段に記憶されていると判定する判定手段と
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記受信手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像の解像度をさらに受信し、
前記判定手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像が前記記憶手段に記憶されていることを示す応答を受信し、さらに、前記受信手段が受信した解像度が前記原画像の解像度に比べて低い場合に、前記原画像に対応した前記縮小画像が前記記憶手段に記憶されていると判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記受信手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像のデータサイズをさらに受信し、
前記判定手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像が前記記憶手段に記憶されていることを示す応答を受信し、さらに、前記受信手段が受信したデータサイズが前記原画像のデータサイズに比べて低い場合に、前記原画像に対応した前記縮小画像が前記記憶手段に記憶されていると判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記原画像及び前記原画像の識別情報に対応する画像は動画であり、
前記受信手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像のビットレートをさらに受信し、
前記判定手段は、前記原画像の識別情報に対応する画像が前記記憶手段に記憶されていることを示す応答を受信し、さらに、前記受信手段が受信したビットレートが前記原画像のビットレートに比べて低い場合に、前記原画像に対応した前記縮小画像が前記記憶手段に記憶されていると判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記サーバ装置が前記記憶手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 第1の外部装置が前記記憶手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、通信手段を介して第2の外部装置から前記原画像を取得することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 記憶媒体の読取手段をさらに有し、
前記取得手段は、前記読取手段を介して前記記憶媒体から前記原画像を取得することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 原画像に対応した縮小画像を受信する受信手段と、
前記縮小画像を記憶手段に格納するよう制御する格納制御手段と、
前記受信手段が、前記縮小画像を対応する原画像に置き換える置き換え指示と、前記原画像と、を受信した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記縮小画像を前記原画像に置き換える置き換え手段と
を有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記受信手段が前記縮小画像を受信した場合に、前記縮小画像を外部装置に送信する送信手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記受信手段が、前記置き換え指示と前記原画像とを受信した場合に、前記原画像を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。 - 前記受信手段が前記縮小画像を受信した場合に、前記縮小画像のリンク情報を外部装置に送信する送信手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記置き換え手段により前記縮小画像が前記原画像に置き換えられた場合に、前記原画像のリンク情報を前記外部装置に送信することを特徴とする請求項10に記載のサーバ装置。 - 原画像を取得する情報処理装置と、前記原画像及び原画像に対応した縮小画像を管理するサーバ装置と、を有する情報処理システムであって、
前記サーバ装置は、
原画像に対応した縮小画像を受信する受信手段と、
前記縮小画像を記憶手段に格納するよう制御する格納制御手段と
を有し、
前記情報処理装置は、
前記原画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記原画像に対応した縮小画像が前記記憶手段に記憶されている場合に、前記記憶手段の縮小画像を前記原画像に置き換える指示と、前記原画像と、をサーバ装置に送信する送信手段と
を有し、
前記サーバ装置は、
前記受信手段が、前記置き換え指示と前記原画像とを受信した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記縮小画像を前記原画像に置き換える置き換え手段をさらに有することを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
原画像を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記原画像に対応した縮小画像が外部の所定の記憶手段に記憶されている場合に、前記記憶手段の前記縮小画像を前記原画像に置き換える指示と、前記原画像と、をサーバ装置に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - サーバ装置が実行する情報処理方法であって、
原画像に対応した縮小画像を受信する受信ステップと、
前記縮小画像を記憶手段に格納するよう制御する格納制御ステップと、
前記受信ステップで前記縮小画像を対応する原画像に置き換える置き換え指示と、前記原画像と、を受信した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記縮小画像を前記原画像に置き換える置き換えステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
原画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記原画像に対応した縮小画像が外部の所定の記憶手段に記憶されている場合に、前記記憶手段の前記縮小画像を前記原画像に置き換える指示と、前記原画像と、をサーバ装置に送信する送信手段と
して機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
原画像に対応した縮小画像を受信する受信手段と、
前記縮小画像を記憶手段に格納するよう制御する格納制御手段と、
前記受信手段が、前記縮小画像を対応する原画像に置き換える置き換え指示と、前記原画像と、を受信した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記縮小画像を前記原画像に置き換える置き換え手段と
して機能させるためのプログラム。
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JP2017104577A JP2018200542A (ja) | 2017-05-26 | 2017-05-26 | 情報処理装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
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JP2021087110A (ja) * | 2019-11-28 | 2021-06-03 | コニカミノルタ株式会社 | 画像読み取り装置 |
-
2017
- 2017-05-26 JP JP2017104577A patent/JP2018200542A/ja active Pending
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