JP2018199949A - 浮遊物捕集船 - Google Patents

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Abstract

【課題】漂流浮遊物を貫流ポンプにより取り込んだ後、ポンプ吐出側流路に接続した浮遊物分離タンクにおいて、水との比重差により、多様な浮遊物を効率よく捕集する浮遊物捕集船を提供する。【解決手段】本発明の浮遊物分離タンク内構造は、浮遊物の捕集方法により、単室の浮遊物タンク88,89又は二室の浮遊物タンク90の構成からなり、各タンク内の流れを制御するために、第1ガイド〜第4ガイドと第1整流板〜第4整流板をそれぞれのタンク形状に合わせて設置することにより、浮遊物を浮上させやすくして、浮遊物を水面側で効率よく捕集することが出来る。また、浮遊物分離タンクをコンパクト化できる。【選択図】 図1

Description

本発明は水面に浮かぶ流出油やアオコ・スカムおよびゴミなどの浮遊物を、吸引ポンプを組込んだ浮遊物捕集装置により取り込み、浮遊物分離タンクで多様な漂流浮遊物を分離捕集する装置に関する。
従来は、海洋において、流出油事故が発生した場合、オイルフェンスを張り、油吸着材で捕集するか油処理剤などで分散・分解する方法がある。流出油の処理装置としては、双胴船の双胴間に下端が水面下に没する回転翼車(水車)を設け、ゲル化剤との混合攪拌による油物質のゲル化を促進し、捕集するもの(特許文献1)もあるが、装置が大掛かりで、小回りもきかず、捕集しても、再利用は難しい。また、バキュ−ムポンプを吸引力として利用した浮遊物を捕集する方法として、特許文献2があるが、ポンプへの吸込み流れが不安定で浮遊物をスムーズに取り込み難いなどの問題がある。また、特許文献3では、浮遊物分離タンク内において、多様な浮遊物の種類や性状により、捕集し難い浮遊物も存在することが問題となる。
特開昭59−156890号公報 特開平4−266588号公報 特開2014−015793号公報
浮遊物捕集船による浮遊物捕集技術の向上のためには、水面に漂流する浮遊物を取り込む取水路の水面近傍の流れを制御して、浮遊物を含む流れを吸引ポンプにより取り込み、ポンプ吐出し側流路に接続した浮遊物分離タンクにおいて、多様な漂流浮遊物を、効率よく分離して捕集する技術を必要とする。
図6に、漂流浮遊物を取り込む貫流ポンプ50を組込んだ従来の浮遊物捕集船の形態を示す。浮遊物捕集船は、取水口から浮遊物分離タンクまでの流路幅が略一定である導入路の途中に、円筒状で多翼の羽根車を有する貫流ポンプを流路幅方向にわたって設置し、該貫流ポンプの吐出し側の導入路に浮遊物分離タンクを接続した構成である。
図7は、図6のポンプ付近の吸込側導入路64の構造と浮遊物分離タンク92の一部を拡大して示す。(a)は平面図、(b)は断面図である。貫流ポンプ50の本体は、基本的には円筒状の多翼の羽根車7を収容したポンプケ−シング30と流れを制御する舌部8から構成され、羽根車回転軸2によって駆動用モ−タ12に接続されている。
ポンプ部における流れは、図7(b)のポンプ断面図に示すように吸込み側9から吐出し側10に向って2回、羽根6を通過して吐出口へ向かう。貫流ポンプの吐出し流れは、乱れの少ない幅広の二次元的な流れを有し、ポンプ吐出側の導入路65に接続した浮遊物分離タンク92に送られる。
浮遊物分離タンク92内では、漂流浮遊物を水との比重差を利用して浮遊物を捕集するが、従来は浮遊物分離タンク92において、多様な浮遊物の種類や性状により、浮遊物が浮上し難く、浮遊物分離タンクをコンパクト化出来ない問題があった。
本発明は、このような従来の浮遊物分離タンクの構造上の問題点を解決することを目的としたものである。
従来は、図7(b)に示すように浮遊物分離タンク92の流入口部に、水平方向導入ガイド68が設置されている。これによれば、タンク内へ流入する流れ方向が、水平方向となるため、浮遊物は浮上し難くなる。このため、浮遊物を浮上させるためにタンクの長さを大きくする必要がある。また、水平方向の流れでは、タンク内の反転を伴う複雑な流れを制御出来ず、タンク内の全体的流れが不安定となる。
請求項1に記載の発明は、浮遊物捕集船において、多様な浮遊物を効率よく捕集するための新規の浮遊物分離タンクを提供するものである。
浮遊物分離タンクの内部構造は、該タンクの底面側開口部から船体の底面側外部に通じる船底側流出開放口を設けた構造である。
浮遊物分離タンク内では、水との比重差により、浮遊物をタンクの水面側で捕集し、タンク内の余分の水は、船底側流出開放口より、自然流出させて、タンク内と船外との水位のバランスが保たれるようにし、連続して浮遊物の捕集作業ができるようにしている。
浮遊物を浮上しやすくするためには、上向きの流れに加えて、旋回成分のない、整流された流れを必要とする。乱れのない安定した上向きの流れは、浮遊物の浮上を助長させることによる。また、旋回成分のある流れでは、一旦浮上しても、再び水面下に潜り込むことになる。
本発明では、従来と異なり浮遊物分離タンクの流入口部に、上向きに傾斜させた第1ガイドと流れを整流する第1整流板を設置し、タンク内へ流入した流れを、整流された上向き方向の流れにして、浮遊物を浮上しやすくし、比重差を利用して、比重が1より小さい浮遊物(油など)を水面側に集めるようにしている。
浮遊物分離タンク後面の下側部には、該タンク前面側に向けて上向きに湾曲させた平板曲面からなる第2ガイドと流れを整流する第2整流板を設置している。第2ガイドは、タンク流入口から、浮遊物を水面側に浮上させながら、タンク後面側へ向かう水面近傍の流れを、タンク後面側の水面下で下向きにUターンさせて、タンク前面側へ向かわせ、船底側流出開放口より、自然流出させる。第2整流板はタンク内の複雑な流れを整流して、安定した流れにする。
第1ガイドには第1整流板、第2ガイドには第2整流板を、それぞれ1枚又は、複数枚の整流板を設置している。
浮遊物分離タンク内に、第1ガイドと第1整流板、並びに第2ガイドと第2整流板を設置することにより、浮遊物を水面側で効率よく捕集できること、また、タンク内の複雑な流れを無理なく制御できることにより、浮遊物分離タンクを従来より、大幅にコンパクト化できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の浮遊物捕集船において、前記浮遊物分離タンクの船底側流出解放口を、該タンクの後壁側流出口から船尾の底面側外部に通じる船尾側流出解放口に変更し、前記浮遊物分離タンクの前壁底部のコーナーに沿って、湾曲させた平面曲板からなる第3ガイドを設置したものである。これにより、浮遊物を分離した後の水面近傍のタンク後面側へ向かう流れが、水面下で、第2ガイドから第3ガイドへと方向転換されて、タンク底面に沿って船尾側流出開放口へ向かう安定した流れにすることが出来る。
さらに、第3ガイドに、1枚又は複数枚の第3整流板を設置することにより、流れを乱れのない整流された流れにして、タンク内の流れを安定化させる。
請求項3に記載の発明の浮遊物分離タンク内構造は、請求項2に記載の浮遊物捕集船における、前記浮遊物分離タンクの内部構造を、仕切板により、上流側を第1チャンバー、下流側を第2チャンバーの二室に分け、前記仕切板の下端とタンク底面との間に開口部を有する連通構造にし、前記第2チャンバーの後壁側流出口から船尾側外部に通じる船尾側開放口を設けた構成である。
第2チャンバーの流入口底面部には、上向きに傾斜した第4ガイドを設け、該第4ガイドに、1枚又は、複数枚の第4整流板を設置している。
比重が1に近いものや微小な浮遊物など、すぐには水面側に浮上できないなど、第1チャンバーで捕集できなかった浮遊物は、該第2ガイドの下を通り、連通した前記仕切板下の開口部を通って第2チャンバーへ流入する。
第2チャンバーへ流入した流れは、第4整流板付き第4ガイドにより、底面側から水面側に向かう整流された安定した流れとなり、浮遊物が水面に浮上しやすくなる。該仕切板下の開口部を通って第2チャンバーへ流入する流れは、速度も遅く安定した流れなので、比重が1に近い浮遊物も水面側に浮上しやすいので、第1チャンバーで捕集できなかった浮遊物も捕集可能となる。
浮遊物分離タンク内を上記のように、二室の構造にすることにより、第1チャンバーでは、比重の小さい流出油などを再利用できる状態で効率よく回収可能となる。第2チャンバーでは、比重が1に近い多様な浮遊物や最近海洋で問題となっているプラスチック粒子も捕集できる機能を有する。
本発明は、浮遊物分離タンク内に整流板付きガイドを設置し、タンク内の複雑な流れを制御して、整流された安定した流れにして、浮遊物を浮上させやすくする。これにより、浮遊物を効率よく捕集できることから、タンクをコンパクト化できる。
図1は、本発明の浮遊物捕集船の装置の全体構成を示す。(a)は平面図、(b)は断面図である(実施例1)。 図2は、図1の浮遊物分離タンク部の拡大図面である。(a)は平面図、(b)は断面図である(実施例1)。 図3は、図2とは異なる別形態の浮遊物分離タンク部の拡大図面である。(a)は平面図、(b)は断面図である(実施例2)。 図4は、図1とは異なる別形態の浮遊物捕集船の装置の全体構成を示す。(a)は平面図、(b)は断面図である(実施例3)。 図5は、図4の浮遊物分離タンク部の拡大図面である。(a)は平面図、(b)は断面図である(実施例3)。 図6は、従来の浮遊物回収船の構造の一例を示す。(a)は平面図、(b)は断面図である。 図7は、図6の貫流ポンプ前後における浮遊物を取り込む導入路と浮遊物分離タンクの一部を示す拡大図である。(a)は平面図、(b)は断面図である。
以下に本発明の実施の形態を、図1及至図7を参照して説明する。
図1は、請求項1に記載の発明に関する第1実施例で、新規の浮遊物分離タンク88を組込んだ浮遊物捕集船40の全体構成を示す。同図(a)は平面図、図(b)は断面図である。図2は、浮遊物分離タンク88の内部構造を示す拡大図である。
本願の浮遊物捕集船40の構造は、円筒状で多翼の貫流ポンプ50を中心にして、吸込側には、貫流ポンプの側壁幅に概略合わせた幅広の吸込側導入路64を備え、船首の取水口部に開閉式流入ガイド60、ポンプ直前の導入路64の水面下に浮遊物導入ガイドプレ−ト22を設置し、ポンプ吐出側には、吸込側導入路と略同幅の吐出側の導入路65に浮遊物分離タンク88を接続した構成である。
浮遊物分離タンクへ流入した浮遊物捕集後の流れは、船底側流出開放口より、自然流出される。
浮遊物分離タンク88の流入口には、上向きに傾斜させた第1ガイド51を設置し、該タンク後面の下側には、該タンク前面に向けて上向きに湾曲させた平板曲面からなる第2ガイド52を設置している。
第1ガイド51には第1整流板、第2ガイド52には第2整流板を、それぞれ1枚又は、複数枚の整流板を設置している。
この実施の形態によれば、浮遊物分離タンク88の流入口に設置した、上向きに傾斜させた第1ガイド51と第1整流板55により、流入した浮遊物を含む水流を整流して、水面側に向かって少し上向き方向の流れにして、浮遊物が水面に浮上しやすくし、比重差を利用して、比重が1より小さい浮遊物(油など)を水面側に集めるようにしている。
浮遊物分離タンク後面の下側近くに設置された第2ガイド52と第2整流板56により、該分離タンク入口から流入する浮遊物を含む水面近傍の流れが、分離タンク後面側において下方へ向かい、第2ガイドに誘導され、反転して船底側流出開放口へ向かう流れとなる。その流れの一部が水面側へ向かう循環流れRとなり、この流れにおいても、浮遊物を浮上しやすくする。
浮遊物分離タンク内の流れが、2種のガイドと整流板により、浮遊物が浮上しやすい流れに制御されることから、水面側に安定した浮遊物浮上層17が形成される。タンクは従来より、コンパクト化される。
図3は、請求項2に記載の発明に関する第2実施例で、第1実施例の浮遊物分離タンク88とは異なる浮遊物分離タンク89の形態を示す拡大図である。図(a)は平面図、図(b)は断面図である。
本浮遊物分離タンクの構成は、図1、図2の第1実施例の該タンクの船底側流出開放口75を、タンク後壁側流出口78を通じての船尾側流出開放口に変更し、前記浮遊物分離タンクの前壁底部のコーナーに沿って湾曲させた、平面曲板からなる第3ガイド53を設置したものである。さらに、第3ガイドに、1枚又は複数枚の第3整流板57を設置した構成である。
この実施の形態によれば、浮遊物分離タンク89において、タンク内へ流入した流れは、第1ガイド51と第1整流板55、により上向き方向の流れにし、第2ガイド52と第2整流板56により、タンク後面側の水面下で、流れを下向きにUターンさせて、タンク前面側に導く流れとなり、次にタンクの前壁底部のコーナーに設置した第3ガイド53と第3整流板57により、再び流れをUターンさせて、第2ガイド52の下を通るタンク底面に沿う流れとして、船尾側流出開放口へ向かう流れとなる。
これら、一連の反転を伴う複雑な流れは、3種のガイドと整流板により、無理なく制御され、タンク内の流れを整流された安定した流れにし、浮遊物を浮上しやすくする。
この装置においても、実施例1と同様に従来より、タンクをコンパクト化できる。
図4は、請求項3に記載の発明に関する第3実施例で、第2実施例の浮遊物分離タンク89とは異なる新規の浮遊物分離タンク90を組込んだ浮遊物捕集船43の全体構成を示す。図(a)は平面図、図(b)は断面図である。図5は、浮遊物分離タンク90の内部構造を示す拡大図で、図(a)は平面図、図(b)は断面図である。他の構成や浮遊物回収機能は、図2の第1実施例の形態と同様である。
浮遊物分離タンク90の内部構造は、図4,図5に示すように、タンク内を仕切板93により、上流側を第1チャンバー95、下流側を第2チャンバー96の二室に分け、仕切板93の下端とタンク底面との間に開口部を有する連通構造にし、第2チャンバー底部の後壁側流出口から船尾側の外部に通じる船尾側流出開放口82を設けた構成にしている。
浮遊物分離タンク90の第2チャンバー96の流入口の底面部には、上向きに傾斜した第4ガイド54を設け、該第4ガイド54に、1枚又は、複数枚の第4整流板58を設置した構成である。
この実施の形態によれば、第1チャンバーで水面側に浮上できなかった残りの浮遊物を含む流れは第2ガイド52の下を通り、連通した開口部を通って第2チャンバー96へ向かい、第1チャンバー95で取りきれなかった浮遊物を第2チャンバー96で捕集することになる。
仕切板93の底部の開口部を通って第2チャンバーへ流入する流れは、速度が遅いこと、
第2チャンバー96の流入口底部には、第4ガイド54と第4整流板58が設置されていることから、第2チャンバー96へ流入した流れは、整流されて底面側から水面側に向けての安定した上向き流れとなる。これにより、浮遊物は、水面に浮上しやすくなる。
実施例3では、従来と異なり、比重が小さい油類だけでなく、比重が1に近いプラスチック粒子などの微小な浮遊物も捕集可能となる。
捕集する浮遊物の比重が1に近く、水面側で捕集し難い場合は、第2チャンバーの底部の流出開口部に浮遊物捕集網85を取り付けて、浮遊物を捕集する。網目の大きさは、捕集する浮遊物の大きさや性状によって選定する。微小な浮遊物を捕集する場合は網の替わりにフィルタ85を取り付ける。網は不要であれば、設置しなくてもよい。
図6には、従来の浮遊物回収船45の装置構成の一例を示す。この例では、浮遊物分離タンク内は、単室である。ポンプにより取り込まれた漂流浮遊物がポンプ吐出し口に接続した浮遊物分離タンク92内へ流入し、浮遊物分離タンク内では、比重差により浮遊物は水面側に集まり、余分の水は、タンク底部の後壁側流出口78から船尾側流出開放口82を通じて外部へ自然流出し、浮遊物分離タンク92内の水位バランスが保たれる。
この形状を持つ構成では、原油のように比重が1より明らかに小さいものは浮遊物分離タンク92の水面側に浮上して集められるが、比重が1付近の浮遊物やプラスチック粒子などの微小な浮遊物は、浮上速度が小さいために、分離タンク内の循環流れに乗って、分離タンクの後壁側流出口78から船外に放出されることになり、多様な浮遊物に対しては、効果的に回収できない場合がある。
原油流出事故においても、流出して時間がたつと、海水と混じって原油の性状が変わり、比重が1近くになることもあり、浮遊物の捕集効率が低下する問題が生じることになる。
また、浮遊物分離タンク92の流入口部に設置された水平方向導入ガイド68においては、タンク入口部での流入方向が水平方向になるが、前述のように水平方向の流れでは、浮遊物を浮上させる効果は劣る。
本発明の浮遊物捕集船は、貫流ポンプにより浮遊物を含む流れを取り込んだ後、吐出側流路に接続した浮遊物分離タンクに送り込まれる。浮遊物分離タンク内には、流れ方向を制御するガイドと流れを整流する整流板が設置されていることから、浮遊物を効率よく浮上させて、水面側で捕集でき、タンクもコンパクト化できる。
2 羽根車回転軸
6 貫流ポンプの羽根
7 羽根車
8 ケ−シング舌部
9 ポンプ吸込側
10 ポンプ吐出側
11 エアポンプ
11b 液体ポンプ
12 駆動用モータ
13 供給ホ−ス
14 水面
17 浮遊物浮上層
22 浮遊物導入ガイドプレ−ト
30 ポンプケ−シング
40,43 浮遊物回収船
45 浮遊物回収船(従来型)
50 貫流ポンプ
51 第1ガイド
52 第2ガイド
53 第3ガイド
54 第4ガイド
55 第1整流板
56 第2整流板
57 第3整流板
58 第4整流板
60 開閉式流入ガイド
63 バースクリーン
64 吸込側導入路
65 導入路
68 水平方向導入ガイド(従来型)
70 浮遊物分離ガイド
71 浮遊物回収導入パイプ
72 バルブ
73 浮遊物回収容器
75 船底側流出開放口
78 タンク後壁側流出口
80 第2チャンバー後壁側流出口
82 船尾側流出開放口
85 浮遊物回収網又はフィルタ
88,89,90 浮遊物分離タンク
92 浮遊物分離タンク(従来型)
93 仕切板
95 第1チャンバー
96 第2チャンバー
98 スクリュウ
F 浮遊物
R 循環流

Claims (3)

  1. 取水口から浮遊物分離タンクまでの流路幅が略一定である導入路の途中に、円筒状で多翼の羽根車を有する貫流ポンプを流路幅方向にわたって設置し、前記貫流ポンプの吐出し側導入路に前記浮遊物分離タンクを接続した構成の浮遊物捕集装置を組込んだ浮遊物捕集船における前記浮遊物分離タンクの内部構造が、前記タンクの底面開口部から船体の底面側外部に通じて自然流出する船底側流出開放口を設けた構成において、
    前記浮遊物分離タンクの流入口には、上向きに傾斜させた第1ガイドを設置し、前記浮遊物分離タンク後面の下側には、該タンク前面に向けて上向きに湾曲させた平板曲面からなる第2ガイドを設置し、前記第1ガイドと第2ガイドには、1枚又は、複数枚の整流板を設置したことを特徴とする浮遊物捕集船
  2. 請求項1に記載の浮遊物捕集船において、
    前記浮遊物分離タンクの船底側流出開放口を、前記タンクの後壁側流出口から船尾の底面側外部に通じる船尾側流出開放口に変更し、前記浮遊物分離タンクの前壁底部のコーナーに沿って、湾曲させた第3ガイドを設置し、該第3ガイドに、1枚又は、複数枚の整流板を設置したことを特徴とする浮遊物捕集船
  3. 請求項2に記載の浮遊物捕集船において、
    前記浮遊物分離タンクの内部構造を、仕切板により、上流側を第1チャンバー、下流側を第2チャンバーの二室に分け、前記仕切板の下端とタンク底面との間に開口部を有する連通構造にし、前記第2チャンバーの後壁側流出口から船尾の底面側外部に通じる船尾側流出開放口を設け、前記第2チャンバーの流入口底面部に、上向きに傾斜した第4ガイドを設け、該第4ガイドに、1枚又は、複数枚の整流板を設置したことを特徴とする浮遊物捕集船
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