JP2018198929A - 非点収差の光ファイバ補正 - Google Patents
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Abstract
【課題】非点収差を補正することが可能な光ファイバプローブを提供する。
【解決手段】カテーテルは、シース121、コイル122、プロテクタ123、および光学プローブ124より成り得る。光学プローブ124は非点収差を補正するために、楕円形ファイバが使用される。非対称のGRINレンズもまた、非点収差を補正するために使用される。
【選択図】図2
【解決手段】カテーテルは、シース121、コイル122、プロテクタ123、および光学プローブ124より成り得る。光学プローブ124は非点収差を補正するために、楕円形ファイバが使用される。非対称のGRINレンズもまた、非点収差を補正するために使用される。
【選択図】図2
Description
関連特許出願の相互参照
本出願は、米国特許商標庁において2017年4月19日に出願された米国仮特許出願第62/487196号の優先権を主張するものであり、その開示は、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本出願は、米国特許商標庁において2017年4月19日に出願された米国仮特許出願第62/487196号の優先権を主張するものであり、その開示は、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本開示は、光ファイバプローブに関し、より具体的には、非点収差を補正することが可能な光ファイバプローブを用いる内視鏡に関する。
対象の内部から画像を得ることが、医療または調査の理由のために有用かつ必要であることが多い。内視鏡、または何らかの他の医療用プローブは、対象の内側から画像を提供する能力を有する。対象は、ヒト患者であり得る。
内視鏡は、ファイバプローブを含み得る。1つまたは複数の光ファイバが、試料(身体、臓器、組織、および任意の他の物質など)の誘導、試料への光の送達、および試料からの光の受取りのために利用され得る。ファイバプローブは、また、光の焦点を合わせるため、光を集めるため、および光を案内するために、ファイバの遠位端部において組み立てられたレンズおよびミラーを含み得る。
内視鏡は、対象の回避を最小限に抑えて内臓器官へアクセスするために開発されてきた。例えば、心臓病学では、カテーテルを介して血管の深さ分解画像(depth resolved image)を見るために、OCT(光干渉断層撮影法)が開発されてきた。シース、コイル、および光ファイバプローブから成るカテーテルは、冠状動脈などの関心領域へ誘導される。光ファイバプローブからの光線が関心表面にわたって回転されると、血管の断面画像が得られる。3次元データを取得するために、光学プローブは、螺旋状の走査パターンに基づく画像が得られるように、回転中に同時に長手方向に平行移動される。この螺旋状の平行移動は、光ファイバプローブが回転されている間に光ファイバプローブの先端を近位端部に向かって引き戻すことによって行うことができ、したがって、プルバックと呼ばれる。
カテーテルは、透明なシースを含み、このシース内を光ファイバプローブからの光が通過する。プローブの直径が小さくなるほど、透明なシースが光学系の1つの軸に沿って付加する屈折力はより強力になり、かつ、光学系の非点収差はより強力になる。
米国再発行特許第RE43,875号および第RE45,512号は、シースの屈折率がシースの外側の媒体およびシースの内側の流体の屈折率に実質的に一致する方法を開示している。しかし、この方法は、プローブが引き戻されている間のシースの内側の流体に起因する粘性および乱流について考慮されていない。米国再発行特許第RE43,875号および第RE45,512号は、また、内視鏡の端部に偏長楕円体の球を付け加えてシースの非点収差を補償することを開示している。米国特許第8,582,934号は、2つの異なる焦点を持つ湾曲した反射キャップによりシースの非点収差を補償することを開示している。しかし、これらのシステムは、調整、製造、および維持が困難であり得る。
したがって、当業界におけるこれらの欠点に対処し、これまでのシステムの欠陥を克服する撮像システムを提供し、かつプローブにおける非点収差を補償することが、必要とされている。
1つの実施形態では、光学プローブは、光源を収容するための中空内部を有するシースと、シースを通して光を案内するための導波路とを備え、導波路は、シースを通って光が移動するときに非点収差を低減するための非対称の屈折力を有する。いくつかの実施形態では、光学プローブは、楕円形コアを含む第2の導波路を有し得る。
他の実施形態では、光学プローブは、径方向に対称なGRINレンズ、および径方向に対称な屈折率分布型光ファイバ(gradient index optical fiber)のうちの少なくとも1つをさらに備える。
光学プローブのさらに別の実施形態では、第2の導波路からの光が通過するシースの一部分は、中空シリンダの形状とされ得る。
光学プローブのさらなる実施形態では、第1の導波路は、単一モードファイバ、マルチモードファイバ、およびダブルクラッドファイバのうちの1つから選択され得る。
一実施形態では、第2の導波路は、グレーデッドインデックスファイバ(graded index fiber)であり得る。
光学プローブの別の実施形態では、第1の導波路と第2の導波路との間にスペーサが含まれる場合があり、このスペーサは、コアレスファイバ、ファイバテーパ、およびマルチモードファイバのうちの1つから選択される。
光学プローブの一実施形態では、第2の導波路の非対称性は、光学プローブからシースを通って出る照明光のスポットサイズの非対称性を低減するように構成され得る。
なおもさらなる実施形態では、第2の導波路は、楕円形クラッドを有し得る。
一実施形態では、第2の導波路は、楕円形コアの長軸(major axis)および短軸(minor axis)のうちの1つの配向を識別する外表面上の標識を有し得る。
光学プローブのさらなる実施形態は、第2の導波路からの光を反射してシースを通過させる光学構成要素を備え得る。
本主題の光学プローブの1つの実施形態では、第2の導波路からの光は、全反射に対する臨界角よりも大きい角度で光学構成要素の界面に入射する。
さらなる実施形態は、光が第2の導波路の楕円形コアから全反射に基づいて反射されるように、光学構成要素の表面上に反射フィルムをさらに備え得る。
一実施形態では、第2の導波路からの光を反射してシースを通過させる光学構成要素は、ミラーであり得る。
一実施形態では、導波路は、非対称の屈折力を有することができ、かつ、第1の軸に沿ったシースの屈折力を有することができ、この第1の軸に沿ったシースの屈折力は、以下の関係性、すなわち、
いくつかの実施形態では、屈折力は、屈折度数である。
本主題開示は、撮像のための光が通過する円筒形内表面を有するシースと、シースの内表面によって取り囲まれた光ガイドであって、円筒形内表面によってもたらされる光の非点収差を低減するために非対称の屈折力で光を案内する光ガイドとを備える、光干渉断層撮影法のための光学プローブをさらに教示する。
本主題の光干渉断層撮影法のための光学プローブの一実施形態では、プローブは、冠動脈内画像を得るように構成され得る。
本主題開示は、第1の導波路と、非対称の屈折力を持つ第2の導波路と、プローブを覆うシースとを備える光学プローブをさらに教示する。
さらなる実施形態では、第2の導波路は、非対称の屈折力を有することができ、かつ、第1の軸に沿ったシースの屈折力を有することができ、この第1の軸に沿ったシースの屈折力は、以下の関係性、すなわち、
本開示のさらなる目的、特徴、および利点は、本開示の説明に役立つ実施形態を示す添付の図面と併せ以下に詳細に説明することから明らかになるであろう。
説明に関して、具体的詳細は、開示された例の十分な理解を提供するために明記されている。他の場合では、よく知られた方法、手順、構成要素、および材料は、本開示を不必要に長くすることがないように、詳細には説明されていない。本明細書において、ある要素または部品が別の要素または部品に対して「接触して」いる、「対接して」いる、「接続されて」いる、または「結合されて」いるとされる場合、その要素または部品は、他方の要素または部品に直接に接触しているか、対接しているか、接続されているか、または結合されていてもよく、あるいは、介在する要素または部品が存在してもよいことが、理解されるべきである。対照的に、ある要素が別の要素または部品に対して「直接接触して」いる、「直接接続されて」いる、または「直接結合されて」いるとされる場合、介在する要素または部品は存在しない。「および/または」という用語が使用される場合、もしそのように提供されるのであれば、記載された関連する物品のうちの1つまたは複数の物品のあらゆる組合せを含む。
本明細書において、「下」、「真下」、「下方」、「下部」、「上方」、「上」、「近位」、「遠位」などの、空間的な相対関係を表す用語は、種々の図面に示されたような1つの要素または特徴の別の要素または特徴に対する関係性を述べるために、説明および/または図示を容易にするために使用され得る。しかし、空間的な相対関係を表す用語は、図に描かれた配向に加えて、使用または操作時のデバイスの様々な配向を含むように意図されていることが、理解されるべきである。例えば、図におけるデバイスがひっくり返された場合、他の要素または特徴の「下方」または「真下」と説明された要素は、他の要素または特徴の「上方」に配向されることになる。したがって、「下方」などの相対的な空間的用語は、上方および下方の両方の配向を包含し得る。デバイスは、他の方法で配向されて(90度または他の向きに回転されて)もよく、本明細書で使用される空間的な相対関係を表す記述は、それに応じて解釈されるべきである。本明細書において、第1の、第2の、第3の、などの用語は、種々の要素、構成要素、領域、部分、および/またはセクションを説明するために使用され得る。これらの要素、構成要素、領域、部分、および/またはセクションは、これらの用語によって限定されるべきではないことが、理解されるべきである。これらの用語は、1つの要素、構成要素、領域、部分、またはセクションと別の領域、部分、またはセクションとを区別するためにのみ使用されている。したがって、以下で論じられる第1の要素、構成要素、領域、部分、またはセクションは、本明細書における教示から逸脱することなく、第2の要素、構成要素、領域、部分、またはセクションと称され得る。
本明細書において使用される専門用語は、単に特定の実施形態を説明する目的のためのものであり、限定的なものとして意図されていない。本明細書において、単数形「a」、「an」、および「the」は、別段の明確な指示がなされていない限り、複数形も含むことが意図されている。「含む」および/または「含んでいる」という用語は、本明細書において使用される場合、述べられた特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、明確に述べられていない1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/もしくはそれらの群の存在または追加を除外するのではないことが、さらに理解されるべきである。「位置」または「位置決め」という用語は、空間位置および角度配向の両方を含んでいると理解されるべきである。
内視鏡の重要な構成要素が、光ファイバである。光ファイバは、壊れやすくかつ敏感なものである。光ファイバは、塵、脂質、および/または他の汚染物質の付着を防ぐために、円筒形のシースおよび/またはチューブで覆われる。シースおよび/またはチューブの円筒形の形状の光学特性により、非点収差が導入される。非点収差は、直交する2つの方向における作動距離およびビームサイズを異なるものにさせる。
本開示は、非点収差が排除または低減される、光学撮像システムのための光ファイバプローブを対象とする。これは、ビームの非点収差補正により、より質の良い画像をもたらす。
OCT光学撮像法
図1は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態を組み込んでいる光学撮像システムの図である。図1は、OCT技法を利用することができる例示的なシステム100を示す。光源101からの光は、ビームスプリッタ104により参照アーム102および試料アーム103に分割される光を送達する。参照ビームが、参照アーム102において参照ミラー105から反射され、試料ビームが、試料アーム130において患者インターフェイスユニット(PIU:patient interface unit)110およびカテーテル120を通じて試料106から反射または散乱される。両ビームは、ビームスプリッタ104において再結合されて、干渉縞を生成する。干渉計の出力は、光ダイオード、光電子増倍管、線形CCDアレイ、画像センサ、CCDアレイ、CMOSアレイ、または干渉縞に関する情報を提供する任意のタイプのセンサなどの、1つまたは複数の検出器107で検出される。光源101の可干渉距離内で試料アーム103の経路長が参照アーム102の経路長に一致するときに、干渉縞が生成される。光源は、高輝度発光ダイオード(SLED:superluminescent light emitting diode)、波長可変レーザ、白色光源、またはOCTで一般に使用される他の光源などの、可干渉距離が短い広帯域光源であってよい。
図1は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態を組み込んでいる光学撮像システムの図である。図1は、OCT技法を利用することができる例示的なシステム100を示す。光源101からの光は、ビームスプリッタ104により参照アーム102および試料アーム103に分割される光を送達する。参照ビームが、参照アーム102において参照ミラー105から反射され、試料ビームが、試料アーム130において患者インターフェイスユニット(PIU:patient interface unit)110およびカテーテル120を通じて試料106から反射または散乱される。両ビームは、ビームスプリッタ104において再結合されて、干渉縞を生成する。干渉計の出力は、光ダイオード、光電子増倍管、線形CCDアレイ、画像センサ、CCDアレイ、CMOSアレイ、または干渉縞に関する情報を提供する任意のタイプのセンサなどの、1つまたは複数の検出器107で検出される。光源101の可干渉距離内で試料アーム103の経路長が参照アーム102の経路長に一致するときに、干渉縞が生成される。光源は、高輝度発光ダイオード(SLED:superluminescent light emitting diode)、波長可変レーザ、白色光源、またはOCTで一般に使用される他の光源などの、可干渉距離が短い広帯域光源であってよい。
図2は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態を組み込んでいるカテーテル120の図である。カテーテル120は、シース121、コイル122、プロテクタ123、および光学プローブ124より成り得る。PIU110(図示せず)は、コイル122に接続されて、プルバック中にコイル122を回転させる。コイルは、光学プローブ124の近位端部から遠位端部へトルクを伝達する。コイル122は、光学プローブ124の遠位先端も回転するように、光学プローブ124に固定される。遠位先端がシースを通して側面に光を反射する反射器から成る場合、冠動脈内画像などの、対象の内表面の全方向性の眺めが提供される。プロテクタ123は、光学プローブ124の遠位先端を損傷から保護し得る。プロテクタ123は、1つまたは複数の穴を含んで、光がその1つまたは複数の穴を通過することを可能にし得る。1つまたは複数の穴は、開口として作用することができ、また、他の機能を有することができる。検査され得る内表面の例には、気管、食道、動脈、静脈、結腸、尿路、結腸、などのような、中空の器官および血管が含まれる。
光学プローブの第1の実施形態
図3A〜Cは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態を組み込んでいる光学プローブの図である。図3Aは、光学プローブ124の第1の実施形態の図である。光学プローブ124は、光ファイバ201、ガラス棒スペーサ202、楕円形コアファイバ203、および角度付きガラス棒スペーサ204を含み得る。光ファイバ201は、PIU110からの光のビームを送達するために使用される。図3Aに示されたz軸は、光ファイバ201のコアの中心軸と実質的に位置合わせされている。x軸は、z軸に直交する。本開示の文脈において、実質的に位置合わせされるとは、ファイバ光学系の測定および位置合わせの公差内で、それが光学的構成要素のモードフィールド径の大きさに応じてミクロンからサブミクロンのスケールになり得ることを意味する。1つの実施形態では、光ファイバ201は、単一モードファイバ、マルチモードファイバ、ダブルクラッドファイバ、またはトリプルクラッドファイバであり得る。
図3A〜Cは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態を組み込んでいる光学プローブの図である。図3Aは、光学プローブ124の第1の実施形態の図である。光学プローブ124は、光ファイバ201、ガラス棒スペーサ202、楕円形コアファイバ203、および角度付きガラス棒スペーサ204を含み得る。光ファイバ201は、PIU110からの光のビームを送達するために使用される。図3Aに示されたz軸は、光ファイバ201のコアの中心軸と実質的に位置合わせされている。x軸は、z軸に直交する。本開示の文脈において、実質的に位置合わせされるとは、ファイバ光学系の測定および位置合わせの公差内で、それが光学的構成要素のモードフィールド径の大きさに応じてミクロンからサブミクロンのスケールになり得ることを意味する。1つの実施形態では、光ファイバ201は、単一モードファイバ、マルチモードファイバ、ダブルクラッドファイバ、またはトリプルクラッドファイバであり得る。
ガラス棒スペーサ202は、コリメーティングビーム(collimating beam)の開口数(NA:numerical aperture)を調整するために使用され得る。様々な長さのガラス棒スペーサ202を使用することにより、開口数(NA)を調整することができる。一代替実施形態では、ガラス棒スペーサ202の光学的性質を調整することができ、したがってNAも調整可能とすることができる。一実施形態では、ガラス棒スペーサ202の端面は、光ファイバ201の対応する端面に融着接続されることができ、したがって、2つの構成要素間に安定した接続が提供される。
図3Bは、楕円形コアファイバ203の断面図である。楕円形コアファイバ203は、楕円形コア210および光クラッド211を含む光ファイバである。楕円形コアファイバ203は、典型的な光ファイバが径方向に対称なコアを有する一方で楕円形コアファイバが楕円形コアを有することを除けば、典型的な光ファイバと実質的に似ている。楕円形コアファイバは、また、径方向軸がx軸およびy軸の両方に沿って径方向に変化する、図3Cに示されたようなグレーデッドインデックスファイバであり得る。図3Cに示されるように、屈折率がy軸に沿って変化する割合は、屈折率がx軸に沿って変化する割合とは異なる。図3Cに示されたグレーデッドインデックスプロフィルは、典型的な滑らかなプロフィルであるが、屈折率の変化が非点収差の集光力を提供する限り、他のプロフィル(マルチステップインデックスなど)が使用されてもよい。
角度付きガラス棒スペーサ204は、照明光を反射してプロテクタ123およびシース121の側面を通過させる。照明光を反射するために全反射が使用されてもよく、または、ガラス棒スペーサ204の背面に鏡面が適用されてもよい。
一般に、シース121は、シース121の円筒形の形状により光学プローブからの光を屈折させる、非対称の屈折力を有する。シース121は、水、生理食塩水、造影剤などの液体環境において用いられ得る。シース121の非対称の屈折力を補償するために、システムの別の光学的構成要素もまた、非対称の屈折力を取り入れる。1つの実施形態では、楕円形コアを含むグレーデッドインデックスファイバが、シース121の非対称の屈折力を補償する、非対称の屈折力を提供し得る。
図11は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の一般化された光学的概略図である。図11では、楕円形コアファイバ203およびシース121は、Z−Y平面およびZ−X平面に沿って視覚化されている。概略図は、2つの主要な要素(203、121)およびそれらの相対的な非対称の屈折力P、ならびにどのようにしてそれらが互いを補償するために使用され得るかを示すためだけに、簡略化されている。グレーデッドインデックス楕円形コア光ファイバ203は、作動距離(W)に照明光の焦点を合わせる。光学的構成要素の合成屈折力は、以下の式(1)および(2)によって説明することができ、式中、(Py)は、y軸に沿った全屈折力であり、(Px)は、x軸に沿った全屈折力であり、
非点収差補正が、一例として図4および図5を用いて説明される。
図4は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、プローブから出る光の図であり、1.3μmの中心波長を持つ光線が、光源101から、Corning(商標)SMF−28e+で作られた光ファイバ201を通して送達される。光ファイバ201から出た後、光は、ガラス棒スペーサ202を通って分岐し、このガラス棒スペーサ202は、溶融石英で作られてもよく、また、SMF−28e+の外径に一致する125μmの直径を有し得る。z軸に沿ったガラス棒スペーサ202の長さは、約100μmであり得る。
図4は、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、プローブから出る光の図であり、1.3μmの中心波長を持つ光線が、光源101から、Corning(商標)SMF−28e+で作られた光ファイバ201を通して送達される。光ファイバ201から出た後、光は、ガラス棒スペーサ202を通って分岐し、このガラス棒スペーサ202は、溶融石英で作られてもよく、また、SMF−28e+の外径に一致する125μmの直径を有し得る。z軸に沿ったガラス棒スペーサ202の長さは、約100μmであり得る。
光学ビームは、スペーサ202において分岐した後、楕円形コアファイバ203によって収束される。楕円形コアファイバの外径は、スペーサ202の外径に一致する125μmであり得る。z方向に沿った楕円形コアファイバ203の長さは、950μmであり得る。一実施形態で使用される楕円形コアファイバ203は、異なる軸に沿って異なる屈折力(Px,Py)を有する。直交する2つの方向における屈折力の違いは、x軸およびy軸に沿って異なる屈折率プロフィルが存在することに起因し得る。楕円形コアファイバ203の長さは、上記の式(4)によって説明された条件を満たす非対称の屈折力(Px,Py)を設定するように選択される。例えば、楕円形コア211を含む楕円形コアファイバ203は、Morixtex Ovaltran(商標)ファイバ製品番号OCT1310Dのためのデータシートで説明されている。楕円形コアファイバ203は、また、Kazuo SHIRAISHI,Akira OGURA,Hidehiko YODA,Explicit Formulas for Transmission Characteristics of Graded−Index Oval Core Fibers,Applied Optics,January 202,2004,43(3):660,Optical Society of America,Washington DC、2004で説明された。
楕円形コア210から出る収束されたビームは、角度付きガラス棒スペーサ204の傾斜面において反射され得る。楕円形コアファイバ203の中心からz軸が傾斜面と交わる位置までのz方向における角度付きガラス棒スペーサ204の長さは、200μm程度であり得る。z軸との傾斜面の角度θは、50°程度であり得る。サイドビューを見るには、30°〜60°の角度範囲が適切であり得る。したがって、角度θは、楕円形ファイバから出るときの入射ビームと角度付きガラス棒スペーサ204の傾斜面との間の角度でもある。
ガラス棒スペーサ204から出るビームは、次いで円筒状のシース121を通過する。一実施形態では、シース121は、500μmの内径、および600μmの外径を有し得る。シース121は、1.38の屈折率を有し得る。光学的に、シース121は、第1の軸に沿って負の屈折力を有し、かつ、第1の軸に直交する第2の軸に沿ってゼロの屈折力を有する。一実施形態では、1.45の屈折率を持つ造影剤が、シース202の外側に沿って流され得る。楕円形コアファイバ203とシース121との組合せにより、ビームの焦点が1.9mmの作動距離(プローブ124の中心に沿ってz軸から2.5mm)に合わせられる。
対称なグレーデッドインデックスレンズの径方向のインデックスプロフィル(n)を記述するための一般的モデルは、以下の式(6−1)によって説明される。式中、n0は、ファイバの中心におけるピーク屈折率であり、kは、形状係数である。式(6−2)は、中心の対称的な屈折率(n)分布を持つグレーデッドインデックスファイバのコア210に対して式(6−1)がどのように適用され得るかを示すものであり、式中、(r)は、コア210の半径である。コア210の半径は、50μmもしくは62.5μm、または何らかの他の半径であり得る。
対称なグレーデッドインデックスファイバの屈折力(Pfiber)は、焦点距離と反比例の関係にあり、焦点距離は、以下の式(6−3)によって説明されるようなパラメータと関係があり、式中、(t)は、ファイバの長さである。光ファイバがGRINレンズとして扱われる場合、
この場合、y軸に沿った方向におけるビームの焦点は、z軸から1.9mmの作動距離に合わせられる。しかし、x軸に沿った方向におけるビームの焦点は、図5(a)に示されるように、シース121に起因してz軸から約3.4mmの作動距離に合わせられる。シース121の非点収差により、ビームの焦点は、x軸方向においてはy軸方向と同じ位置に合わせられない。これは、スポットサイズを最小化することを困難にする。図5(a)は、様々な作動距離(1.4mm、1.9mm、2.4mm、2.9mm、および3.4mm)における、円筒形シース121を通過した後の照明光のスポットサイズの図である。
出願人は、以下の式(7)で説明されるような屈折率プロフィルを有する楕円形コアファイバを利用する、このことに対処するいくつかの方法を見いだした。
式(6−1)は、上記の式(6−2)において対称なファイバに適応されたが、式(6−1)は、また、以下の式(8−1)および(8−2)で説明されるように、式(7)で説明された非対称のファイバに適応され得る。形状係数kxおよびkyは、x軸およびy軸に沿った屈折率プロフィルの相対的な形状を表す。kxおよびkyの相対値もまた、式(8−2)における限界によって説明されるように、楕円形コアの形状に関連する。
式(6−3)は、対称なグレーデッドインデックスファイバの屈折力を表すが、式(8−3)は、非対称のグレーデッドインデックスファイバの様々な屈折力を表すために使用され得る。
式(8−3)は、シースのパラメータと楕円形ファイバのパラメータとの関係を表すために、式(4)〜(5)と組み合わせられ得る。
式(8−3)は、非対称の光ファイバの非対称パラメータがどのようにしてシースの非対称ジオメトリに基づいて決定されて、どのようにしてシースによって導入される非点収差を補償するために使用され得るかの一例である。様々な非対称のパラメータを持つ他の構成要素が、非点収差を補償するために同様に使用され得る。
この場合、x軸およびy軸の両方に沿った方向におけるビームの焦点は、図5(b)に示されるように、小さいスポットサイズを得ることができるように、1.9mmの作動距離に合わせられる。図5(b)は、シース121の非対称歪みを補正するために楕円形コアファイバが使用されたときの、様々な作動距離(1.4mm、1.9mm、2.4mm、2.9mm、および3.4mm)における、円筒形シースを通過した後の照明光のスポットサイズの図である。図5(a)と図5(b)との比較は、楕円形コアファイバを使用することにより、対称なGRINレンズによって作り出されるスポットサイズと比べてより高度な径方向対称性(radial symmetry)を持つスポットサイズを一実施形態が作り出すことが可能になることを示す。
本主題開示のいくつかの実施形態は、造影剤の有無に関わらず使用され得る。他の実施形態は、大気環境または液体環境において使用され得る。使用され得る液体には、生理食塩水、デキストラン、水、等が含まれる。さらなる実施形態は、カテーテル120が使用される環境の屈折率に応じて、様々な楕円形コアファイバ203を利用し得る。一代替実施形態は、カテーテル120が使用される環境の屈折率に応じて、様々なシース121を利用し得る。
角度付きガラス棒スペーサ204の入射角θは、全反射に対する臨界角よりも大きい入射角θを有するように設計され得る。例えば、入射角θは、50°であってもよく、したがって、一実施形態が、傾斜面上での全反射に起因する100%の反射を得ること、ならびにシース121および/または試料からの鏡面後方反射(specular back−reflection)を最小限に抑えることを、可能にすることができる。一代替実施形態では、角度付きガラス棒スペーサ204は、鏡面を有し得る。ここで、角度付きガラス棒スペーサ204は、全反射に対する臨界角が43.6°であるように、融解石英で作られ得る。ガラス棒スペーサ202は、NAおよび作動距離の両方を調整するために使用され得る。カテーテルの遠位光学系に楕円形コアファイバを有するこの実施形態では、遠位光学系は、カテーテルのシースにおいて生成される非点収差を補正する、非対称の屈折力を提供する。カテーテルからのビームは、全くまたはほとんど非点収差ではなく、その結果、高解像度の画像がカテーテルで得られる。
製作
内視鏡の製作は、光ファイバ201からバッファの一部分を除去することを含み得る。次いで、光ファイバ201は、図6(a)に示されるように、所望の長さに切断され得る。次いで、光ファイバ201は、図6(b)に示されるように、融着接続器または機械的接続を使用して、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。次いで、ガラス棒スペーサ202は、図6(c)に示されるように、所望の長さ/位置に切断され得る。ガラス棒スペーサ202の正確な長さを得るために、ガラス棒スペーサの端面が研磨されてもよい。楕円形コアファイバ203は、図6(d)に示されるように、融着接続器または機械的接続を使用して、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。楕円形コアファイバ203もまた、研磨されてよい。次いで、ガラス棒604が楕円形コアファイバ203に付着され得るが、これは、融着接続器または機械的接続を使用して行われ得る。次いで、新たなガラス棒604は、図6(f)に示されるように、角度付きガラス棒スペーサ204を作り出すために、50°だけ研磨され得る。一代替実施形態では、角度付きガラス棒スペーサ204は、楕円形ファイバ203に直接付着され得る。角度付きガラス棒スペーサ204の角度の向きは、ビームプロフィル楕円形コアファイバ203に合わせられる。
内視鏡の製作は、光ファイバ201からバッファの一部分を除去することを含み得る。次いで、光ファイバ201は、図6(a)に示されるように、所望の長さに切断され得る。次いで、光ファイバ201は、図6(b)に示されるように、融着接続器または機械的接続を使用して、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。次いで、ガラス棒スペーサ202は、図6(c)に示されるように、所望の長さ/位置に切断され得る。ガラス棒スペーサ202の正確な長さを得るために、ガラス棒スペーサの端面が研磨されてもよい。楕円形コアファイバ203は、図6(d)に示されるように、融着接続器または機械的接続を使用して、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。楕円形コアファイバ203もまた、研磨されてよい。次いで、ガラス棒604が楕円形コアファイバ203に付着され得るが、これは、融着接続器または機械的接続を使用して行われ得る。次いで、新たなガラス棒604は、図6(f)に示されるように、角度付きガラス棒スペーサ204を作り出すために、50°だけ研磨され得る。一代替実施形態では、角度付きガラス棒スペーサ204は、楕円形ファイバ203に直接付着され得る。角度付きガラス棒スペーサ204の角度の向きは、ビームプロフィル楕円形コアファイバ203に合わせられる。
楕円形コアファイバの配向
図7A〜Bは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図であり、楕円形コアファイバ203および703の断面を示している。図7(a)は、楕円形コア210および楕円形クラッド711の両方を含む楕円形コア光ファイバ703の図である。図7(b)は、図3Bに示されたファイバに実質的に似ているが標識726を含む楕円形コアファイバ203の図である。標識726は、楕円形コアの1次または2次の軸のうちの一方に沿って位置合わせされる。標識726は、特定の軸に沿って位置合わせされてもよく、または、楕円形コア703の1次または2次の軸のうちの一方に対して特定の片寄りを有してもよい。標識726は、楕円形コアファイバ203と研磨された角度付きガラス棒スペーサ204との位置合わせを、ビームプロフィルの観測を伴わずに、見た目で行うことを可能にする。楕円形クラッド711を含む楕円形コアファイバ703の使用は、楕円形コア210の角度配向のより容易な機械的アライメントを可能にし得る。一方で、径方向に対称なクラッド211を含む楕円形コアファイバ703の使用は、楕円形ファイバのコア211の中心と導波路201の中心とのより容易な機械的アライメントを可能にする。楕円形コアファイバ703の角度配向を定めるために、偏波保持融着接続器(polarization maintaining fusion splicer)が使用されてもよい。
図7A〜Bは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図であり、楕円形コアファイバ203および703の断面を示している。図7(a)は、楕円形コア210および楕円形クラッド711の両方を含む楕円形コア光ファイバ703の図である。図7(b)は、図3Bに示されたファイバに実質的に似ているが標識726を含む楕円形コアファイバ203の図である。標識726は、楕円形コアの1次または2次の軸のうちの一方に沿って位置合わせされる。標識726は、特定の軸に沿って位置合わせされてもよく、または、楕円形コア703の1次または2次の軸のうちの一方に対して特定の片寄りを有してもよい。標識726は、楕円形コアファイバ203と研磨された角度付きガラス棒スペーサ204との位置合わせを、ビームプロフィルの観測を伴わずに、見た目で行うことを可能にする。楕円形クラッド711を含む楕円形コアファイバ703の使用は、楕円形コア210の角度配向のより容易な機械的アライメントを可能にし得る。一方で、径方向に対称なクラッド211を含む楕円形コアファイバ703の使用は、楕円形ファイバのコア211の中心と導波路201の中心とのより容易な機械的アライメントを可能にする。楕円形コアファイバ703の角度配向を定めるために、偏波保持融着接続器(polarization maintaining fusion splicer)が使用されてもよい。
融着接続技法の代わりに機械的接続技法を使用して光学構成要素のそれぞれを付着させるために、エポキシおよび/または蝋が使用され得る。ガラス棒スペーサ202および/または角度付きガラス棒204の代わりに、成形エポキシ構成要素が使用されてもよい。製作過程においてエポキシおよび/または蝋を使用することは、製作費をより低くすることを可能にし、また、特定の波長範囲に対して使用され得る。製作方法は、楕円形コアファイバおよび光ファイバを型内に配置することを含み得る。スペーサ202および角度付きスペーサ204のための空き容積を含んでいる型。1種または複数種の異なるタイプのエポキシ、蝋、または他の材料が、空き容積に入れられ得る。次いで、空き容積内の材料は、UV、熱、等を介して硬化され得る。したがって、代替的な光学材料のスペーサ202および角度付きスペーサ204が形成される。
上記の製作過程は、単一モードファイバ、マルチモードファイバ、ダブルクラッドファイバ、フォトニック結晶ファイバ、偏波保持ファイバ、ガラス棒ファイバ(コアレスファイバ)、プラスチックファイバなどの、他の種類のファイバにも適用され得る。一実施形態は、単一ファイバ、多重ファイバ、ファイバリボン、またはファイバ束を使用し得る。この実施形態では、非点収差を補正するために、楕円形ファイバが使用される。非対称のGRINレンズもまた、非点収差を補正するために使用される。典型的には、GRINレンズの屈折率は、ファイバ材料の屈折率よりも高く、そのため、GRINレンズは、高度な非対称屈折力を有することができる。
光学プローブの第2の実施形態
図8A〜Cは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図である。図8(a)は、楕円形コアファイバが偏波保持ファイバ803に置き換えられている、本主題開示の第2の実施形態の図である。使用され得る偏波保持ファイバ803の例は、パンダファイバ、ボウタイファイバ、または第2の軸に沿った屈折力とは異なる第1の軸に沿った屈折力を有する任意のファイバである。偏波保持ファイバは、ファイバのコアに応力を加える何らかの方法を含み、そのような方法は、典型的には、偏光ファイバに任意の非対称のインデックスプロフィルを有させる。これは、偏波保持ファイバが上記の楕円形コアファイバのように非対称の屈折率分布型レンズとしても使用されることを可能にする。本主題開示は、偏波保持ファイバの短いセクションが、その長さの関数であるピッチを持つGRINレンズのように作用することを確定した。
図8A〜Cは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図である。図8(a)は、楕円形コアファイバが偏波保持ファイバ803に置き換えられている、本主題開示の第2の実施形態の図である。使用され得る偏波保持ファイバ803の例は、パンダファイバ、ボウタイファイバ、または第2の軸に沿った屈折力とは異なる第1の軸に沿った屈折力を有する任意のファイバである。偏波保持ファイバは、ファイバのコアに応力を加える何らかの方法を含み、そのような方法は、典型的には、偏光ファイバに任意の非対称のインデックスプロフィルを有させる。これは、偏波保持ファイバが上記の楕円形コアファイバのように非対称の屈折率分布型レンズとしても使用されることを可能にする。本主題開示は、偏波保持ファイバの短いセクションが、その長さの関数であるピッチを持つGRINレンズのように作用することを確定した。
光学プローブの第3の実施形態
図8(b)は、スペーサ202が取り除かれていることを除けば、第2の実施形態に実質的に似ている。この場合、PMファイバ803は、融着接続または機械的接続を介して光ファイバ201に直接結合される。
図8(b)は、スペーサ202が取り除かれていることを除けば、第2の実施形態に実質的に似ている。この場合、PMファイバ803は、融着接続または機械的接続を介して光ファイバ201に直接結合される。
光学プローブの第4の実施形態
図8(c)は、PMファイバ803がフォトニック結晶ファイバ830に置き換えられていることを除けば、第3の実施形態に実質的に似ている。この実施形態では、フォトニック結晶ファイバ830は、非対称の屈折力を有するように設計される。フォトニック結晶ファイバ830は、非対称の屈折力を得るために、非対称の中実のまたは空の(air)コアを有し得る。フォトニック結晶ファイバ830は、よく知られた方法を使用して、指定された非対称の屈折力を有するように、特注の屈折率分布を有するように設計され得る。
図8(c)は、PMファイバ803がフォトニック結晶ファイバ830に置き換えられていることを除けば、第3の実施形態に実質的に似ている。この実施形態では、フォトニック結晶ファイバ830は、非対称の屈折力を有するように設計される。フォトニック結晶ファイバ830は、非対称の屈折力を得るために、非対称の中実のまたは空の(air)コアを有し得る。フォトニック結晶ファイバ830は、よく知られた方法を使用して、指定された非対称の屈折力を有するように、特注の屈折率分布を有するように設計され得る。
光学プローブの第5の実施形態
図9A〜Bは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図である。図9(a)は、第2のGRINレンズ903の追加を別にすれば、第1の実施形態に実質的に似ている。この実施形態は、ガラス棒スペーサ202に接続された光ファイバ201を含み得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、径方向に対称なGRINレンズ903に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、シース121の非対称性を補償し得る。一方で、開口数(NA)および作動距離は、径方向に対称なGRINレンズ903によって制御され得る。一代替実施形態は、楕円形コアファイバ203と径方向に対称なGRINレンズ903との間に追加のガラス棒スペースを含み得る。さらなる実施形態は、楕円形コアファイバ203の位置と径方向に対称なGRINレンズ903の位置とを交換し得る。径方向に対称なGRINレンズ903は、屈折率分布型光ファイバであってもよい。図9(b)は、ポリマーなどの複屈折材料932を含む光学プローブである。複屈折材料932は、直交する2つの方向において異なる屈折力を導入する。複屈折材料932と、GRIN、GIファイバ、および球状レンズなどの、標準的な対称のレンズとを組み合わせるために、アナモルフィックな屈折力が達成される。したがって、円筒形シースによって導入される無非点収差は、複屈折材料によって補正される。
図9A〜Bは、本主題開示の1つまたは複数の実施形態による、撮像システムの一部分の図である。図9(a)は、第2のGRINレンズ903の追加を別にすれば、第1の実施形態に実質的に似ている。この実施形態は、ガラス棒スペーサ202に接続された光ファイバ201を含み得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、径方向に対称なGRINレンズ903に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、シース121の非対称性を補償し得る。一方で、開口数(NA)および作動距離は、径方向に対称なGRINレンズ903によって制御され得る。一代替実施形態は、楕円形コアファイバ203と径方向に対称なGRINレンズ903との間に追加のガラス棒スペースを含み得る。さらなる実施形態は、楕円形コアファイバ203の位置と径方向に対称なGRINレンズ903の位置とを交換し得る。径方向に対称なGRINレンズ903は、屈折率分布型光ファイバであってもよい。図9(b)は、ポリマーなどの複屈折材料932を含む光学プローブである。複屈折材料932は、直交する2つの方向において異なる屈折力を導入する。複屈折材料932と、GRIN、GIファイバ、および球状レンズなどの、標準的な対称のレンズとを組み合わせるために、アナモルフィックな屈折力が達成される。したがって、円筒形シースによって導入される無非点収差は、複屈折材料によって補正される。
光学プローブの第6の実施形態
図10(a)は、TIRの代わりに第2の角度付きガラス棒スペーサ1004に反射コーティング1034が適用されていること以外は第1の実施形態に実質的に似ている、別の実施形態である。この実施形態では、光ファイバ201は、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力(focusing power)を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コア203は、反射コーティングを含む第2の角度付きガラス棒スペーサ1004に接続され得る。第2の角度付きガラス棒スペーサ1004は、高い反射性を得るために、金コーティング、アルミニウムコーティング、銀コーティング、他の金属コーティング、または1つもしくは複数の誘電体層のうちの、1つまたは複数によってコーティングされ得る。反射コーティング1034は、角度付きガラス棒スペーサ204の傾斜面の塵または表面平坦性に対する感受性を低下させるので、作製歩留まり比(production yield ratio)を改善することができる。さらに、入射角は、臨界角よりも小さくされ得る。第2の角度付きガラス棒スペーサ1004は、楕円形コアファイバ203に融着接続されかつ角度切断された(angle cleaved)コアレスファイバであってもよい。
図10(a)は、TIRの代わりに第2の角度付きガラス棒スペーサ1004に反射コーティング1034が適用されていること以外は第1の実施形態に実質的に似ている、別の実施形態である。この実施形態では、光ファイバ201は、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力(focusing power)を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コア203は、反射コーティングを含む第2の角度付きガラス棒スペーサ1004に接続され得る。第2の角度付きガラス棒スペーサ1004は、高い反射性を得るために、金コーティング、アルミニウムコーティング、銀コーティング、他の金属コーティング、または1つもしくは複数の誘電体層のうちの、1つまたは複数によってコーティングされ得る。反射コーティング1034は、角度付きガラス棒スペーサ204の傾斜面の塵または表面平坦性に対する感受性を低下させるので、作製歩留まり比(production yield ratio)を改善することができる。さらに、入射角は、臨界角よりも小さくされ得る。第2の角度付きガラス棒スペーサ1004は、楕円形コアファイバ203に融着接続されかつ角度切断された(angle cleaved)コアレスファイバであってもよい。
光学プローブの第7の実施形態
図10(b)は、ガラス棒スペーサ上の反射コーティングを使用する代わりにミラー1036が使用されていること以外は第6の実施形態に実質的に似ている、第7の実施形態である。ミラー1036は、光学プローブから分離されている。光ファイバ201は、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203の回転配向、ミラー1036の向きは、シース121によってもたらされる非対称の収束力を補正するために位置合わせされ得る。ミラー1036と楕円形コアファイバ203の端面との間の距離は、作動距離を変化させるために調整され得る。
図10(b)は、ガラス棒スペーサ上の反射コーティングを使用する代わりにミラー1036が使用されていること以外は第6の実施形態に実質的に似ている、第7の実施形態である。ミラー1036は、光学プローブから分離されている。光ファイバ201は、ガラス棒スペーサ202に接続され得る。ガラス棒スペーサ202は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203の回転配向、ミラー1036の向きは、シース121によってもたらされる非対称の収束力を補正するために位置合わせされ得る。ミラー1036と楕円形コアファイバ203の端面との間の距離は、作動距離を変化させるために調整され得る。
光学プローブの第8の実施形態
図10(c)は、コアレスファイバ202がマルチモードファイバ1002に置き換えられていることを除けば第1の実施形態に実質的に似ている、第8の実施形態の図である。第8の実施形態では、光ファイバ201は、マルチモードファイバ1002に接続され得る。マルチモードファイバ1002は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、角度付きガラス棒スペーサ204に接続され得る。一実施形態では、光ファイバ201は、ダブルクラッドファイバであり、ダブルクラッドファイバでは、コアは、照明光を送達するために使用され、内側クラッドは、受け取った光を案内するために使用される。
図10(c)は、コアレスファイバ202がマルチモードファイバ1002に置き換えられていることを除けば第1の実施形態に実質的に似ている、第8の実施形態の図である。第8の実施形態では、光ファイバ201は、マルチモードファイバ1002に接続され得る。マルチモードファイバ1002は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、角度付きガラス棒スペーサ204に接続され得る。一実施形態では、光ファイバ201は、ダブルクラッドファイバであり、ダブルクラッドファイバでは、コアは、照明光を送達するために使用され、内側クラッドは、受け取った光を案内するために使用される。
光学プローブの第9の実施形態
図10(d)は、コアレスファイバ202がファイバテーパ1038に置き換えられていることを除けば第1の実施形態に実質的に似ている、第9の実施形態の図である。第9の実施形態では、光ファイバ201は、ファイバテーパ1038に接続され得る。ファイバテーパ1038は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、角度付きガラス棒スペーサ204に接続され得る。ファイバテーパ1038は、テーパ構造を持つコアを有する。ファイバテーパ1038の第1の端部では、モードフィールド径は、光ファイバ201のモードフィールド径に実質的に一致する。本実施形態において、実質的に一致しているモードフィールド径とは、2つのモードフィールド径同士の差が2ミクロン未満であることを意味する。ファイバテーパ1038の第2の端部では、モードフィールド径は、楕円形コアファイバ203のモードフィールド径に実質的に一致する。楕円形コアファイバ203は、メジャーモードフィールド径およびマイナーモードフィールド径を有する。一実施形態では、ファイバテーパ1038の第2の端部では、モードフィールド径は、メジャーモードフィールド径、マイナーモードフィールド径、または楕円形コアファイバ203のメジャーモードフィールド径およびマイナーモードフィールド径の平均のうちの1つと実質的に一致する。
図10(d)は、コアレスファイバ202がファイバテーパ1038に置き換えられていることを除けば第1の実施形態に実質的に似ている、第9の実施形態の図である。第9の実施形態では、光ファイバ201は、ファイバテーパ1038に接続され得る。ファイバテーパ1038は、楕円形コアファイバ203、または非対称の収束力を提供する何らかの他の構成要素に接続され得る。楕円形コアファイバ203は、角度付きガラス棒スペーサ204に接続され得る。ファイバテーパ1038は、テーパ構造を持つコアを有する。ファイバテーパ1038の第1の端部では、モードフィールド径は、光ファイバ201のモードフィールド径に実質的に一致する。本実施形態において、実質的に一致しているモードフィールド径とは、2つのモードフィールド径同士の差が2ミクロン未満であることを意味する。ファイバテーパ1038の第2の端部では、モードフィールド径は、楕円形コアファイバ203のモードフィールド径に実質的に一致する。楕円形コアファイバ203は、メジャーモードフィールド径およびマイナーモードフィールド径を有する。一実施形態では、ファイバテーパ1038の第2の端部では、モードフィールド径は、メジャーモードフィールド径、マイナーモードフィールド径、または楕円形コアファイバ203のメジャーモードフィールド径およびマイナーモードフィールド径の平均のうちの1つと実質的に一致する。
本開示は例示的な実施形態を参照して説明されたが、本開示は開示された例示的な実施形態に限定されないことが、理解されるべきである。以下の特許請求の範囲に記載の範囲は、あらゆる修正、均等な構造、および機能を含むように、最も広義に解釈されるべきである。
Claims (20)
- 光源を収容するための中空内部を有するシースと、
前記シースを通して光を案内するための導波路と、
を備え、
前記導波路が、前記シースを通って移動する前記光の非点収差を低減するために非対称の屈折力を有する、
光学プローブ。 - 楕円形コアを含む第2の導波路をさらに備える、請求項1に記載の光学プローブ。
- 径方向に対称なGRINレンズ、および径方向に対称な屈折率分布型光ファイバのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載の光学プローブ。
- 前記導波路が、単一モードファイバ、マルチモードファイバ、ダブルクラッドファイバ、およびトリプルクラッドファイバのうちの1つから選択される、請求項1に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路が、グレーデッドインデックスファイバである、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記導波路と前記第2の導波路との間にスペーサをさらに備え、前記スペーサが、コアレスファイバ、ファイバテーパ、およびマルチモードファイバのうちの1つから選択される、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路の非対称性が、前記シースを通って移動する前記光学プローブからの照明光のスポットサイズの非対称性を低減するように構成される、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路が、楕円形クラッドを有する、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路が、前記楕円形コアの長軸および短軸のうちの1つの配向を識別する外表面上の標識を有する、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記第1または第2の導波路からの光を反射して前記シースを通過させる光学構成要素をさらに備える、請求項2に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路からの光が、全反射に対する臨界角よりも大きい角度で前記光学構成要素の界面に入射する、請求項10に記載の光学プローブ。
- 前記光が前記第2の導波路の前記楕円形コアから全反射に基づいて反射されるように、前記光学構成要素の表面上に反射フィルムをさらに備える、請求項10に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路からの光を反射して前記シースを通過させる前記光学構成要素が、ミラーである、請求項10に記載の光学プローブ。
- 前記導波路が非対称の屈折力を有し、かつ、第1の軸に沿った前記シースの屈折力を有し、前記第1の軸に沿った前記シースの前記屈折力が、以下の関係性、すなわち、
- 光干渉断層撮影法のための光学プローブであって、
撮像のための光が通過する円筒形の内表面を有するシースと、
前記シースの前記内表面によって取り囲まれた光ガイドであって、前記円筒形の内表面によってもたらされる前記光の非点収差を低減するために非対称の屈折力で前記光を案内する光ガイドと
を備える、光学プローブ。 - 冠動脈内画像を得るように構成された、請求項15に記載の光学プローブ。
- 前記導波路が、非対称の屈折力を有し、かつ、第1の軸に沿った前記シースの屈折力を有し、前記第1の軸に沿った前記シースの前記屈折力が、以下の関係性、すなわち、
- 第1の導波路と、
非対称の屈折力を持つ第2の導波路と、
シースと、
を備える、光学プローブ。 - 前記第2の導波路が、偏波保持ファイバ、プラスチック光ファイバ、フォトニック結晶ファイバ、およびGRINレンズのうちの1つから選択される、請求項18に記載の光学プローブ。
- 前記第2の導波路が、非対称の屈折力を有し、かつ、第1の軸に沿った前記シースの屈折力を有し、前記第1の軸に沿った前記シースの前記屈折力が、以下の関係性、すなわち、
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