JP2018197746A - 電気光学センサ及びマッハツェンダ変調器の利用方法 - Google Patents

電気光学センサ及びマッハツェンダ変調器の利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より高い入力差動電圧及びより高い入力インピーダンスを達成する。【解決手段】電気光学センサ200には、被試験デバイス(DUT)からの試験信号を受ける試験信号入力部222がある。バイアス回路235は、バイアス信号を生成するのに利用される。電気光学センサ200には、光入力部、光出力部及びバイアス入力部を用いるマッハツェンダ変調器(MZM)238もある。MZM238は、光リンク260を介して光搬送波信号を受けるよう構成される。MZM238は、バイアス入力部上の試験信号及びバイアス信号も受け、バイアス信号によって、直交バイアス点を中心として動作するよう制御される。MZM238は、バイアス入力部からの試験信号を光搬送波上へ変調して、変調光信号を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、電気信号を試験するシステム及び方法に関し、より具体的には、オシロスコープと連動して使用する、インピーダンスを増加させた電気光学センサに関する。
試験測定システムは、信号を受けて、信号をサンプルし、その結果を表示するように設計される。例えば、試験測定システムは、被試験デバイス(DUT)において生じる信号の特性を求めて表示するように実現されても良い。
場合によっては、試験測定システムは、DUTから遠隔に配置されることがある。例えば、いくつかDUT信号は、DUT近くの何らかの電気的システムの存在によって変化することがある。こうした場合、DUTの電気的なアイソレーション(絶縁、分離)を支援するために、測定システムをDUTから遠隔に配置することがある。こうしたアイソレーションは、電気的なアイソレーション・バリアを提供するために、光学的な通信を利用することによって実現しても良い。
特表2015−530612号公報 特開2018−026110号公報 特開2015−118087号公報 特開2015−127704号公報 特開2016−224049号公報
「絶縁(電気)」の記事、特に「isolation(アイソレーション)」について、Wikipedia(日本語版)、[オンライン]、[2018年5月10日検索]、インターネット<http://ja.wikipedia.org/wiki/絶縁(電気)> 「マッハツェンダ型光強度変調器」、情報通信用語集、日本電信電話株式会社、2008年、[online]、[2018年5月10日検索]、インターネット<http://www.ntt-review.jp/yougo/word.php?word_id=4828>
アイソレーションされる光学部品には、多くの設計上の課題がある。こうした課題の1つは、これら部品を非常に小さな電力で動作可能にすることである。これは、独立した電源接続の利用が、測定システムをDUTから適切にアイソレーションする能力を悪化させるからである。小さい電力量での動作は、アイソレーションされた測定システムにおける、高インピーダンスで高帯域幅のバッファ/増幅器の利用に困難が生じる。この高インピーダンスを有することが必要なのは、DUTに対する測定システムの負荷を減少させることにある。試験測定システムのアイソレーションされた部分の信号の電力を増加させるのは、こうした電力の増加によれば、低電力デバイスで利用可能な電力量を簡単に超えてしまうことがあるので、実用的でない。
本開示における実施例は、これら及び他の課題を解決しようとするものである。
以下では、本願で開示される技術の説明に有益な実施例が提示される。この技術の実施形態は、以下で記述する実施例の1つ以上及び任意の組み合わせを含んでいても良い。
実施例1としては、電気光学センサがあり、被試験デバイス(DUT)からの試験信号を受ける試験信号入力部と、バイアス信号を生成するバイアス回路と、光入力部、光出力部及びバイアス入力部を有するマッハツェンダ変調器(MZM)であって、上記光入力部を介して光搬送波信号を受け、上記バイアス入力部で上記試験信号及び上記バイアス信号の両方を受け、上記バイアス信号によって選択されるモードで動作しながら、上記バイアス入力部からの上記試験信号を上記光搬送波上に変調して光信号を生成し、上記光出力部を通じて上記光信号を出力するよう構成される上記MZMとを具えている。
実施例2としては、実施例1の電気光学センサがあり、このとき、上記MZMが、無線周波数(RF)入力部を有していない。
実施例3としては、実施例1〜2のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記MZMが、上記試験信号を受けるように構成されていないRF入力部を有している。
実施例4としては、実施例1〜3のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記バイアス入力部で上記試験信号を受けることによって、上記MZMは、分圧回路において高インピーダンス負荷として機能する。
実施例5としては、実施例1〜4のいずれかの電気光学センサがあり、上記試験信号及び上記バイアス信号を上記MZMバイアス入力部に結合するスプリット・パス・バッファを有し、該スプリット・パス・バッファは、交流(AC)パスと直流(DC)パスを有する。
実施例6としては、実施例5の電気光学センサがあり、上記DCパスには、ユーザの入力に基づいて、上記試験信号からDC電圧を除去する結合スイッチを有する。
実施例7としては、実施例5〜6のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記DCパスには、ユーザの入力に基づいて、上記試験信号のDC成分を調整するDCオフセット回路がある。
実施例8としては、実施例7の電気光学センサがあり、このとき、上記DCオフセット回路は、上記試験信号の上記DC成分をゼロ・ボルトと12ボルトの間で調整するよう制御可能である。
実施例9としては、実施例7〜8のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記DCオフセット回路は、上記試験信号の上記DC成分の利得を上記試験信号の上記AC成分の利得と整合させる可変増幅器を有している。
実施例10としては、電気光学センサがあり、試験信号入力部と、該試験信号入力部に結合される交流(AC)パス及び直流(DC)パスを有するスプリット・パス・バッファと、該スプリット・パス・バッファによって上記試験信号入力部に結合されたバイアス入力部及びバイアス回路を有するマッハツェンダ変調器(MZM)とを具えている。
実施例11としては、実施例10の電気光学センサがあり、このとき、上記MZMが、無線周波数(RF)入力部を有していない。
実施例12としては、実施例10〜11のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記MZMは、上記試験信号入力部に結合されないRF入力部を有している。
実施例13としては、実施例10〜12のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記DCパスには、該DCパスを介して上記試験信号入力部に結合される入力部と、上記DCパスを介して上記MZMの上記バイアス入力部に結合される第1出力部と、上記DCパスを横断する試験信号からDC信号を排除する第2出力部とを有する結合スイッチがある。
実施例14としては、実施例10〜13のいずれかの電気光学センサがあり、このとき、上記DCパスには、該DCパスを介して上記試験信号入力部に結合される入力部と、上記DCパスを介して上記MZMの上記バイアス入力部に結合される出力部とを有する可変増幅器を含むDCオフセット回路がある。
実施例15としては、実施例14の電気光学センサがあり、このとき、DCオフセット回路には、上記可変増幅器に結合された可変DC信号源がある。
実施例16としては、方法があり、マッハツェンダ変調器(MZM)のバイアス入力部に上記MZMの動作モードを制御するバイアス信号を伝送する処理と、試験信号入力部からの試験信号をスプリット・パス・バッファによって上記MZMのバイアス入力部へ伝送する処理と、上記バイアス入力部上の上記試験信号を用いて光搬送波を変調して光信号を生成する処理とを具えている。
実施例17としては、実施例16の方法があり、このとき、上記MZMは、無線周波数(RF)入力部を有していないか、又は、上記RF入力部を使用しない。
実施例18としては、実施例16〜17のいずれかの方法があり、このとき、上記試験信号を上記MZMの上記バイアス入力部へ伝送する処理によって、上記MZMが、分圧回路において高インピーダンス負荷として機能する。
実施例19としては、実施例16〜18のいずれかの方法があり、ユーザの入力に基づいて、上記スプリット・パス・バッファ中の上記試験信号からDC電圧を排除する結合スイッチを制御する処理を更に具えている。
実施例20としては、実施例16〜19のいずれかの方法があり、ユーザの入力に基づいて、上記スプリット・パス・バッファ中の上記試験信号のDC成分を調整する直流(DC)オフセット回路を制御する処理を更に具えている。
本発明の実施形態の態様、特徴及び効果は、添付の図面を参照し、以下の実施形態の説明を読むことで明らかとなろう。
図1は、光学的アイソレーションを利用する例示的な試験測定システムのブロック図である。 図2は、光学アイソレーション試験測定システムで使用する、インピーダンスが増加した例示的な電気光学センサ回路網のブロック図である。 図3は、無線周波数(RF)入力部を利用することなく、バイアス入力部を通じて試験信号を受けるよう構成される例示的なマッハツェンダ変調器(MZM)のブロック図である。 図4は、RF入力部を省略し、バイアス入力部を通じて試験信号を受けるよう構成される例示的なMZMのブロック図である。 図5は、スプリット・パス・バッファ中の例示的なクランプ回路の電気的な効果を示すグラフである。 図6は、光信号を変調するのに、MZMのバイアス入力部を利用することによって、電気光学センサのインピーダンスを増加させる例示的な方法のフローチャートである。
光学的電圧センサは、優れた交流電流(AC)電気性能があり、本質的に電気的にアイソレーションされている。こうしたシステムは、デジタル信号を膨大な光ファイバ・ネットワークに結合するのに利用できる。これら信号は、高帯域を実現するために、AC結合され、制御された50オーム環境で電気的に伝送される。これら光学電圧センサの利用には、RF入力部の利用が含まれるが、これは、入力インピーダンスに制約を加えている。スプリット・パスの手法を用いて変調器のバイアス入力部を駆動することで、後述のように、低インピーダンス/低電圧環境の制限を克服し、ユーザが必要とするような、より高い入力インピーダンス及び電圧を提供する。例えば、大きなコモン・モード電圧が存在する差動高帯域信号を正確に測定する能力は、高速で高い電力のDUTほど、エッジ速度が増加するので、測定上の難問となり得る。窒化ガリウム(GaN)ベースの広いバンドギャップのデバイス及び炭化ケイ素(SiC)ベースのDUTは、シリコン(Si)ベースのデバイスで可能なエッジ速度より、8〜10倍高速なエッジ速度を実現できる。DUTの性能向上において、このステップ関数を考えると、そのようなDUTによって生じる測定上の拡大した課題をうまく処理するためには、試験測定システムを変更する必要がある。電気的にアイソレーションされた光センサは、同相除去比(CMRR:Common Mode Rejection Ratio)性能を向上させる。このような電気的にアイソレーションされた光センサは、より高い入力差電圧レンジ及びより高い入力インピーダンスによって、付加的な有用性を提供できる。より高い入力インピーダンス及びより高い電圧レンジを達成するために、本開示は、制限された電力量のMZM構成を利用する通信スキームを採用する。
本願では、電気光学センサの電力量(power budget:電力割当量)に重大な悪影響を与えることなく、インピーダンスが増加するよう構成された電気光学センサが開示される。電気光学センサは、MZMによって光搬送波(光キャリア)上へ試験信号を変調する。MZMには、バイアス入力部とRF入力部とがあっても良い。バイアス入力部は、RF入力部よりも、大幅に高い入力インピーダンスを有する。そこで、試験信号は、バイアス入力部に結合され、低インピーダンスのRF入力部を駆動する高インピーダンスの高帯域バッファ/増幅器で必要となる追加の電力なしに、MZM回路の入力インピーダンスを増加させることによって信号負荷を低減する。RF入力部は、使用しなくても良いし、MZMから省略されても良い。インピーダンスの増加によって、MZMは、分圧回路の一部として機能でき、これは、結果として、多種多様な高インピーダンスのプローブ・チップを電気光学センサで利用可能にする。電気光学センサは、また、スプリット・パス・バッファも利用する。このスプリット・パス・バッファは、高周波数信号用の交流(AC)パスと、低周波数及びDC信号用の直流(DC)パスを用いる。DCパスには、結合(カップリング)スイッチがあっても良く、これは、ユーザの入力に基づいて、DCパスを切断できる。これによって、信号のDC成分が除去され、試験信号のAC成分だけを測定可能になる。DCパスには、DCオフセット回路があっても良く、これは、入力線形ダイナミック・レンジを、被試験信号上の大きな固定DCオフセットのあたりに移動させる能力を提供する。AC結合及び入力DCオフセットの能力によって、ユーザは、DUTの試験信号の大きなDC成分の上に乗っている小さなAC成分を見ることが可能になる。DCオフセット回路は、また、可変増幅器を有していても良く、これは、DCパスの利得をACパスの利得と整合(マッチング)するのに利用できる。
図1は、DUT110、オシロスコープ150、関連する電界の間に光学的アイソレーションを利用する例示的な試験測定システム100のブロック図である。システム100には、DUT110を電気光学センサ130に結合するプローブ・チップ120がある。DUT110からの試験信号は、プローブ・チップ120を通じて電気光学センサ130へと送られ、電気信号から光信号へと変換される。光信号は、光リンク160を通じてコントローラ140へ送られ、電気信号へと逆変換される。変換された信号は、続いて、試験のためにオシロスコープ150へ送られる。試験信号の電気領域から光領域への変換と逆変換によって、コントローラ140と電気光学センサ130との間の電気的な結合が生じないのを確実にする。この試験設定は、第1電気領域中のDUT110、プローブ・チップ120及び電気光学センサ130と、第2電気領域中のオシロスコープ150及びコントローラ140との間の電気的アイソレーションを確実なものにする。
DUT110は、試験用の電気信号を送信するよう構成された任意のデバイスである。例えば、DUT110としては、ユーザが機能が適切であるかを検証するために試験したいことがある内部回路、トランスミッタ、レシーバなどがある。プローブ・チップ120は、試験のためにDUT110に結合するように設計された任意のテスト用アクセサリである。プローブ・チップ120には、DUT110からの試験信号を伝送するための信号チャンネルがある。プローブ・チップ120は、理想的な測定のためには、DUT110からの電圧/電流/電荷を伝導しないことが望ましい。過度な電圧/電流/電荷の伝導は、信号負荷として知られ、DUT110での動作条件を変化させることがある。信号負荷は、誤った測定結果を生じることがあり、測定が不正確になることがある。プローブ・チップ120には、プローブ・チップ120からDUT110の間にある程度の電気的アイソレーションを与えることによって信号負荷を低減する、直列抵抗容量(RC)回路網121を設けても良い。このRC回路網121は、既定の減衰(例えば、10倍、100倍など)をサポートする。そこで、プローブ・チップ120は、対応するアプリケーションでの必要に応じて、異なるレベルの減衰を達成するように、他のプローブ・チップ120へ交換しても良い。プローブ・チップ120は、能動プローブ又は受動プローブの一部であっても良い。
電気光学センサ130は、DUT110からの電気的な試験信号を、光学媒体を通じて伝送する光学的搬送波(キャリア)上に変調するよう構成された任意のコンポーネントである。電気光学センサ130は、複数のコンポーネントに電力を供給するに利用できる電力量が限られていることがある。例えば、電気光学センサ130は、DUT110における電力接続が利用できないためか、又は、DUT110に関する電気的アイソレーションをサポートするために電気光学センサ130から電力接続が省略されるために、電池式のことがある。電気光学センサ130は、シャント(分流)RC回路網131を有することがあり、ここで、シャントは、信号チャンネルから基準電位への結合(カップリング)を表す。シャントRC回路網131は、直列RC回路網121と共に動作して、補償分圧回路を形成する。この結果として生じる分圧回路は、広い周波数レンジを通じて試験信号を減衰する。分圧回路の減衰は、プローブ・チップ120の直列RC回路網121と電気光学センサ130のシャントRC回路網131の比率である。直列RC回路網121と共に利用されたときの信号負荷を低減するために、シャントRC回路網131は、大きなインピーダンスを利用しなくてはならない。言い換えると、シャントRC回路網131が低インピーダンス値だと、既定の分圧比と関連する減衰を維持するために、直列RC回路網121についても、それに応じた低インピーダンス値が必要となる。こうした値が低い場合には、関連する信号負荷は高い。このように、シャントRC回路網131のインピーダンスを増加させることによって、直列RC回路網121のインピーダンスを高くでき、それに応じて信号負荷を低減できる。電気光学センサ130は、シャントRC回路網131におけるインピーダンスを高くする一方で、限られた電力量から許容できないほど多量に電力を利用するであろう高電力増幅器を利用することなく、付随する試験信号振幅の損失を補償するように構成される必要がある。具体的には、電気光学センサ130中の光学変調器は、シャントRC回路網131の一部である。光学変調器は、光リンク160(例えば、光ファイバ・ケーブル)を通じて光信号を出力し、よって、追加の電気的増幅は必要としない。光学変調器を用いてインピーダンスを提供する例示的な機構は、以下で説明される。
コントローラ140は、光搬送波(光キャリア)を伝送し、対応する光信号167を受けて、光信号に由来する伝送データを、分析やユーザへ表示するためにオシロスコープへと送る。以下で更に詳細に説明するように、コントローラ140は、光搬送波を電気光学センサ130へ供給するので、光搬送波の生成に関して、その限られた電力を使う必要がない。電気光学センサ130は、電気信号を光搬送波上へと変調し、結果として光信号を生じる。コントローラ140は、光信号を受けて、これを電気信号へと変換して戻す。コントローラ140は、また、光学的な信号伝達によって、電気光学センサ130を制御しても良い。このように、光リンク160は、電気的アイソレーション・バリアとして機能する。
オシロスコープ150は、コントローラ140からの試験信号を測定するよう構成された任意の装置で良い。そして、オシロスコープ150は、こうしたデータを蓄積したり、画面でユーザに表示する波形を生成したりできる。
図2は、光アイソレーション試験測定システムで使用するための、インピーダンスを増加させた例示的な電気光学センサ回路網200のブロック図である。回路網200は、システム100の対応する部分を実現するための利用できる。回路網200には、電気光学センサ230、光リンク260及びコントローラ240があり、これらは、電気光学センサ130、光リンク160及びコントローラ140を夫々実現できる。電気光学センサ230には、試験信号入力部222がある。試験信号入力部222は、例えば、プローブ・チップ120のようなプローブ・チップを介して、DUTからの試験信号を受ける任意の電気的接続であっても良い。電気光学センサ230には、また、スプリット・パス・バッファ280及びMZM238がある。試験信号入力部222及びスプリット・パス・バッファ280は、光信号に変調するために、DUT/試験プローブからの試験信号をMZM238へと伝達する信号チャンネルを形成する。
スプリット・パス・バッファ280には、ACパス281と直流(DC)パス282がある。スプリット・パス・バッファ280は、試験信号及びバイアス信号を、MZM238のバイアス入力部に結合する。ACパス281は、試験信号のAC成分を伝送するよう構成される。例えば、ACパス281には、1つ以上のコンデンサがあり、これは、DC信号成分を遮断する一方で、試験信号のAC成分は通過できるようにする。DCパス282は、試験信号のDC成分を伝送するよう構成される。DCパス282には、種々の抵抗性コンポーネントがあり、これらは、DC信号を伝播したり、増幅したりする。
DCパス282には、結合(カップリング)スイッチ231があっても良い。結合スイッチ231は、ユーザによって制御され、ユーザの入力に基づいて、試験信号からDC電圧を選択的に除去できる。具体的には、結合スイッチ231には、DCパス282を介して試験信号入力部222に結合される入力部がある。結合スイッチ231には、DCパス282を介してMZM238のバイアス入力部に結合される第1出力部もある。ユーザによって、結合スイッチ231が、試験信号入力部222をDCパス282へ結合するように切り替えられると、試験信号のDC成分がMZM238へと送られる。ユーザによって、結合スイッチ231が、試験信号入力部222からの試験信号のDC成分を切断するように切り替えられると、信号からDC成分が除去される。言い換えると、ユーザは、結合スイッチ231を操作して、試験信号が、試験信号のAC及びDC成分を含むか、又は、DC成分をブロックしてAC成分だけを含むかのいずれかとするようにできる。これは、高いDC電圧(例えば、500ボルトの試験信号)の上の小さなAC電圧変動(例えば、1ボルト以下のオーダー)を強調するのに有益なことがある。従って、結合スイッチ231は、試験信号のDC成分によって、試験信号のAC成分の形状が不明瞭とならないように、DCオフセットを除去できる。
DCパス282には、DCオフセット回路239があっても良い。DCオフセット回路239には、図示するように、DCパス282に沿って配置される可変増幅器232に結合された可変オフセット信号源233があっても良い。言い換えると、可変増幅器232には、DCパス282を介して試験信号入力部222に結合される入力部と、DCパス282を介してMZM238のバイアス入力部に結合される出力部とがある。可変増幅器232は、オフセット信号源233を有し、DCパス282における電気信号のDCオフセットを動かす。従って、DCオフセット回路239は、ユーザの入力に基づいて、試験信号のDCオフセットを調整するよう構成される。例えば、ゼロ・ボルトと25ボルトの間で、試験信号のDC成分の調整を行えるように、DCオフセット回路239は、ユーザによって制御できるようにしても良い。試験信号がDCパス282を横断するように結合されると(例えば、DCパス282に結合された結合スイッチ231)、試験信号のDCオフセットは、ユーザによって指定された量だけ増加する。試験信号のDC成分が結合スイッチ231によって切断されると、DCオフセット回路239は、試験信号のDCオフセットをユーザが指定した量に設定する。これによって、ユーザは、DUTにおける試験信号のベースとなるDC電圧に関係なく、ゼロ以外の特定のDCオフセット値を選択できる。また、可変増幅器232は、校正中に、試験信号のDC成分の利得を試験信号のAC成分の利得と整合(マッチング)させるのに利用できる。
DCパス282には、また、クランプ回路234があっても良い。クランプ回路234は、信号の正や負のピークを既定の値に修正する電気回路である。クランプ回路234は、線形動作領域外について、上限及び下限を利用する。これによって、線形動作が出現し、プローブの非線形の性質が、(例えば、試験信号の一部として現れることによる)試験信号の試験信号を変化させることがない。
DCパス282には、バイアス信号を生成するバイアス回路235がある。バイアス信号は、例えば、直交点(又は直交バイアス点)、ヌル(null:ゼロ、空)点や最大点で動作するようにMZM238を設定することによって、MZM238の動作点(通常「DCバイアス点」と呼ばれる)を制御する。実施例によっては、バイアス回路235が、MZMの出力部に配置された光検出器(図示せず、特許文献2参照)を有する。光検出器は、MZM238の光出力信号を測定し、バイアス回路235は、特定の動作点を維持するようにMZM238の電気的特性を調整するバイアス信号を生成/調整する。従って、バイアス回路235は、例えば、エラーを制御するため、試験信号の光搬送波161への変調を調節するようMZM238の電気特性を変更できる任意の回路である。バイアス回路235は、DCパス282に沿って配置される増幅器236に結合されても良い。こうして、the 増幅器236のDCオフセットは、バイアス信号に対応する値だけ試験信号を動かす。言い換えると、スプリット・パス・バッファ280の増幅器236は、後述する理由のために、バイアス信号と試験信号を合成する機構として機能する。
MZM238は、受けた電気信号に応じて、光搬送波の位相/輝度を変調できる電気光学コンポーネントである。MZM238には、バイアス入力部及びRF入力部があっても良い。多くのMZMでは、バイアス入力部は、バイアス信号を受けて、MZMの動作点の制御を維持するのに利用される一方、RF入力部は、光搬送波を光信号に変調する光導波路に適用される電気特性を変更するのに利用される。MZM238については、図示のように、RF入力部は使用されず、実施例によっては、完全に省略しても良い。MZM238のバイアス入力部は、スプリット・パス・バッファ280を介して試験信号入力部222及びバイアス回路235に結合される。MZM238は、そのバイアス入力部で、試験信号及びバイアス信号の両方を受けるよう構成される。MZM238は、光入力部を介して、光搬送波信号も受ける。増幅器236による干渉なしに、複数の波形を互いに加えることができるので、MZM238は、バイアス信号で選択/維持される動作モードで動作しつつ、バイアス入力部からの試験信号を光搬送波上に変調して、光信号を生成する。言い換えると、MZM238は、変調器のDCバイアス点が直交点で動作するのを維持するよう設定するバイアス信号を受けることができ、DUTからの試験信号はバイアス信号と合成され、これは、次いで光搬送波を変調する。MZM238は、結果として生じた光信号を、光出力部を介して光リンク160へ出力できる。バイアス入力部は、RF入力部よりも高い入力インピーダンスを有する。MZM238のバイアス入力部は、分圧回路中で、シャントRC回路網131として機能する。このように、試験信号をバイアス入力部に結合することによって、多種多様なプローブ・チップを電気光学センサ・ヘッドと共に利用可能になる一方で、DUTに対する信号付加を最小化できる。更に、MZM238の出力信号は光であり、よって、付加的な電気的増幅を必要としない。従って、MZM238は、高インピーダンス入力部を有し、電気光学センサ130の限られた電力量(power budget)を更に消耗するであろう追加の増幅器を必要としない。1つの実施例では、試験信号及びバイアス信号をMZM238のバイアス入力部に加えることによって、電気光学変換処理が12ミリ・ワット(mW)より小さい電力で動作可能となる。
上述のスキームは、いくつかの利点を生じる。例えば、電気光学センサ230は、他の例示的な電気光学的アイソレーション・システムに対して、約10倍だけ、ユーザ入力のオフセット・レンジを増加させることができる。このスキームは、また、電気光学センサ230が試験信号のDC成分を遮断可能にする。具体的な1例としては、電気光学センサ230は、1メガ・オーム(Mオーム)/12ピコ・ファラッド(pF)の試験信号入力部222の接続を提供でき、これは、DUTの観点からは、遠隔のオシロスコープのようなフロント・エンドを提供する。これは、高入力インピーダンス受動プローブを試験信号入力部222に接続可能にし、いくつかの例では、1キロ・ボルト(kV)を超えて入力電圧レンジを拡大可能にする。
電気光学センサ230は、コントローラ240によって制御される。コントローラ240は、光搬送波を伝送し、対応する光信号を受け、光信号に由来する伝送データを、分析やユーザへの表示のためにオシロスコープや他の試験装置へ送るよう構成される任意の装置で良い。コントローラ120には、光出力ポートに結合された光トランスミッタ241がある。光トランスミッタ241は、光搬送波を生成するよう構成された任意のデバイスで良い。例えば、光トランスミッタ241は、偏光を放射するレーザ/レーザ・ダイオードでも良い。光出力部は、光ファイバのような光リンクを光トランスミッタ241に結合し、コントローラ240からの光搬送波の電気光学センサ230への通信をサポートできる任意のポートである。変調のために光搬送波を電気光学センサ230へ送ることによって、光トランスミッタ241に電力を供給する負担は、コントローラ240によって処理され、電気光学センサ230の電力量に加わらない。コントローラ240には、MZM238からの光信号を光電(O/E)変換器242へ送るよう構成される光入力ポートもある。O/E変換器242は、例えば、フォトダイオードを利用して、光信号を電気信号へ変換するよう構成される任意のデバイスである。このように、O/E変換器242は、光信号を、オシロスコープへの通信のために、電気ドメインに変換する。
電気光学センサ230には、電力及び通信モジュール237がある。コントローラ240には、また、対応する電力及び通信モジュール243がある。電力及び通信モジュール237及び243は、1つ以上の付加的な光リンク260で結合される。電力及び通信モジュール243は、光リンク260を介して、電力及び通信モジュール237を制御する。更に、いくつかの例では、電力及び通信モジュール243は、電力及び通信モジュール237の光レセプタに電力を供給するのに十分な強度の光信号を送る。これは、電気光学センサ230によって必要とされる電力の一部又は全部を供給するために使用されても良い。他の例では、電力及び通信モジュール237は、光レセプタの代わりに又は光レセプタに加えて、バッテリ又は他の電源を含んでも良い。電力及び通信モジュール237及び243間の通信は、電気光学センサ230の電気的アイソレーションをサポートするために、光ドメイン内で実行される、
図3は、RF入力部373を利用することなく、バイアス入力部374を通じて試験信号を受けるよう構成される例示的なMZM300のブロック図である。例えば、MZM300は、MZM238を実現するために利用できる。MZM300は、いくつかの実施例では、マッハツェンダ干渉計として実現されても良い。MZM300には、上側アーム371及び下側アーム372があり、これらは、光を伝送するよう構成される導波路である。光信号源からの光(例えば、光搬送波)は、上側アーム371及び下側アーム372の間でスプリット(分割)される。MZM300は、スプリット・パス・バッファを介して、DUT及びバイアス回路から、試験信号375及びバイアス信号376を夫々受ける。試験信号375及びバイアス信号376に由来する電界は、MZM300の下側アーム372の光学特性、即ち、屈折率を変化させ、MZM300は、下側アーム372を通過する光の位相を変化させる。上側アーム371及び下側アーム372から得られる光は、変調光信号として再合成される。上側及び下側アーム371及び372からのこれら光の位相が揃っていれば、最大振幅が得られる。もし上側及び下側アーム371及び372からのこれら光の位相が互いに180度異なっていれば、最大振幅が得られる。最小又はヌル(null)振幅が得られる。従って、DUTからの試験信号375は、光搬送波の光に変化を生じさせ、結果として変調光信号を生じさせる。バイアス信号376は、MZM300の動作モード/動作点を変更でき、よって、動作点の中心、即ち、バイアス点は、、直交(quadrature)バイアス点であるように制御され、結果として生じる出力信号は、直交(つまり、90度)バイアス点を中心として変化することに留意されたい。
MZM300は、一定の縮尺で描かれていないことに注意されたい。また、バイアス入力部374は、MZMのアーム372に近い導体又は電極377に結合されることにも注意されたい。バイアス入力部374に結合される導体377は、RF入力部373に結合される導体378よりも短い。更に、バイアス入力部374に結合される導体377は、導体378の1対の接続の代わりに、単一の接続でも良い。このように、バイアス入力部374の導体377は、電気的な観点からは、コンデンサのように機能する一方、導体378は、伝送線として機能する。バイアス入力部374上の導体377は、RF入力部373上の導体378と比較して、大きな入力インピーダンスを有するオープン・スタブである。よって、試験信号375及びバイアス信号376をバイアス入力部374へ送ると、RF入力部373を用いるよりもずっと高い入力インピーダンスを生じる。RF入力部373及び導体378は、使用しなくても良い。このように、MZM300にあるRF入力部373は、試験信号を受けないように構成される。
図4は、バイアス入力部474を通じて試験信号を受け、RF入力部を省略するように構成されたMZM400のブロック図である。例えば、MZM400は、MZM238を実現するのに利用できる。MZM400は、いくつかの実施例では、マッハツェンダ干渉計として実現されても良い。MZM400には、上側アーム471と、下側アーム472と、試験信号475及びバイアス信号476を合成したものを受けるバイアス入力部474とがあり、これらは、上側アーム371、下側アーム372、バイアス入力部374、試験信号375及びバイアス信号376に夫々実質的に類似するものであっても良い。図示のように、MZM400には、RF入力部がない。しかし、MZM400は、選択された動作モード/動作点で動作し、RF入力部なしで、試験信号475を光搬送波上へ変調する。
図5は、スプリット・パス・バッファ中のクランプ回路234のようなクランプ回路の電気的な効果を示すグラフ500である。グラフ500は、スプリット・パス・バッファの出力電力の変化を、加えた電圧の関数として描いている。実線で示されるように、電圧に対する電力の関係は、正弦波のパターンで振動する。こうした非線形変化は、ユーザを誤解させることがある。そこで、クランプ回路は、クランプ回路電圧下限501及びクランプ回路電圧上限503を守る(maintain:維持する)。これは、スプリット・パス・バッファを、単調で、単一の値の形式で動作させる。
図6は、光信号を変調するのにMZMバイアス入力部を利用することによって、電気光学センサのインピーダンスを増加させる例示的な方法600のフローチャートである。方法600は、電気光学センサ230中でMZM300や400を利用することによって実現されても良く、これは、試験測定システム100の対応する部分を実現できる。ブロック601では、バイアス信号がMZMのバイアス入力部へ伝送されて、MZMの動作点を制御する。ブロック603では、試験信号入力部からの試験信号も、MZMのバイアス入力部へ伝送される。ブロック601のバイアス信号とブロック603の試験信号は、上述のように、スプリット・パス・バッファによって、合成されてMZMへと伝送される。また、上述のように、MZMは、RF入力部を有しなくても良いし、又は、RF入力部を使用しなくても良い(例えば、切断したままにする)。試験信号をMZMのバイアス入力部へ伝送すると、MZMは、分圧回路中の高入力インピーダンス負荷として機能する。
オプションのブロック605では、ユーザの入力に基づいて、スプリット・パス・バッファの結合スイッチが、スプリット・パス・バッファ中の試験信号からDC電圧を除去するように制御されても良い。更に、ユーザの入力に基づいて、スプリット・パス・バッファ中の試験信号のDC成分を調整するように、DCオフセット回路が制御されても良い。上述のように、結合スイッチ及びDCオフセット回路の両方の利用によって、ユーザは、DUTにおける大きなDC信号の上にある小さなAC信号を見ることが可能になる。更に、ブロック607では、バイアス点を直交バイアス点の中心に維持しながら、バイアス入力部の試験信号を利用して光搬送波を変調し、オシロスコープのような試験測定装置へ伝送する光信号を生成する。
本開示の実施例は、特別に作成されたハードウェア、ファームウェア、デジタル・シグナル・プロセッサ又はプログラムされた命令に従って動作するプロセッサを含む特別にプログラムされた汎用コンピュータ上で動作できる。本願における「コントローラ」又は「プロセッサ」という用語は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ASIC及び専用ハードウェア・コントローラ等を意図する。本発明の態様は、1つ又は複数のコンピュータ(モニタリング・モジュールを含む)その他のデバイスによって実行される、1つ又は複数のプログラム・モジュールなどのコンピュータ利用可能なデータ及びコンピュータ実行可能な命令で実現できる。一般に、プログラム・モジュールとしては、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、これらは、コンピュータその他のデバイス内のプロセッサによって実行されると、特定のタスクを実行するか、又は、特定の抽象データ形式を実現する。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッド・ステート・メモリ、RAMなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶しても良い。当業者には理解されるように、プログラム・モジュールの機能は、様々な実施例において必要に応じて組み合わせられるか又は分散されても良い。更に、こうした機能は、集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのようなファームウェア又はハードウェア同等物において全体又は一部を具体化できる。特定のデータ構造を使用して、本発明の1つ以上の態様をより効果的に実施することができ、そのようなデータ構造は、本願に記載されたコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲内と考えられる。
本願発明の態様は、様々な変更及び代替形態で動作する。特定の態様は、図面に例として示されており、詳細に説明した。しかしながら、本願に開示された実施例は、説明を明確にする目的で提示されており、明示的に限定されない限り、開示される一般的概念の範囲を本願に記載の具体例に限定することを意図していない。このように、本開示は、添付の図面及び特許請求の範囲に照らして、記載された態様のすべての変更、均等物及び代替物をカバーすることを意図している。
明細書における実施形態、態様、実施例などへの言及は、記載された項目が特定の特徴、構造又は特性を含み得ることを示す。しかしながら、開示される各態様は、そうした特定の特徴、構造又は特性を含んでいても良いし、必ずしも含んでいなくても良い。更に、このような言い回しは、特に明記しない限り、必ずしも同じ態様を指しているとは限らない。更に、特定の態様に関連して特定の特徴、構造又は特性が記載されている場合、そのような特徴、構造又は特性は、そのような特徴が他の開示された態様と明示的に関連して記載されているか否かに関わらず、そうした他の開示された態様と関連して使用しても良い。
開示された態様は、場合によっては、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組み合わせで実現されても良い。開示された態様は、1つ以上のプロセッサによって読み取られ、実行され得る1つ又は複数のコンピュータ可読媒体によって運搬されるか又は記憶される命令として実現されても良い。そのような命令は、コンピュータ・プログラム・プロダクトと呼ぶことができる。本願で説明するコンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置によってアクセス可能な任意の媒体を意味する。限定するものではないが、一例としては、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な情報を記憶するために使用することができる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、コンピュータ記憶媒体としては、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリやその他のメモリ技術、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、DVD(Digital Video Disc)やその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶装置、及び任意の技術で実装された任意の他の揮発性又は不揮発性の取り外し可能又は取り外し不能の媒体を含んでいても良い。コンピュータ記憶媒体としては、信号そのもの及び信号伝送の一時的な形態は排除される。
通信媒体は、コンピュータ可読情報の通信に利用できる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、通信媒体には、電気、光、無線周波数(RF)、赤外線、音又はその他の形式の信号の通信に適した同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、空気又は任意の他の媒体を含むことができる。
開示された主題の上述のバージョンは、記述したか又は当業者には明らかであろう多くの効果を有する。それでも、開示された装置、システム又は方法のすべてのバージョンにおいて、これらの効果又は特徴のすべてが要求されるわけではない。
加えて、本願の記述は、特定の特徴に言及している。本明細書における開示には、これらの特定の特徴の全ての可能な組み合わせが含まれると理解すべきである。ある特定の特徴が特定の態様又は実施例の状況において開示される場合、その特徴は、可能である限り、他の態様及び実施例の状況においても利用できる。
また、本願において、2つ以上の定義されたステップ又は工程を有する方法に言及する場合、これら定義されたステップ又は工程は、状況的にそれらの可能性を排除しない限り、任意の順序で又は同時に実行しても良い。
説明の都合上、本発明の具体的な実施例を図示し、説明してきたが、本発明の要旨と範囲から離れることなく、種々の変更が可能なことが理解できよう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲を除いて限定されるべきではない。
110 DUT
120 プローブ・チップ
121 RC回路網
130 電気光学センサ
140 コントローラ
150 オシロスコープ
160 光リンク
200 電気光学センサ回路網
222 試験信号入力部
230 電気光学センサ
231 結合スイッチ
232 可変増幅器
233 オフセット信号源
234 クランプ回路
235 バイアス回路
236 増幅器
237 電力及び通信
238 マッハツェンダ変調器
239 DCオフセット回路
240 コントローラ
241 光トランスミッタ
242 O/E変換器
243 電力及び通信
260 光リンク
280 スプリット・パス・バッファ
281 ACパス
282 DCパス
300 マッハツェンダ変調器
371 上側アーム
372 下側アーム
373 RF入力部
374 バイアス入力部
375 試験信号
376 バイアス信号
377 導体
378 導体
400 マッハツェンダ変調器
471 上側アーム
472 下側アーム
474 バイアス入力部
475 試験信号
476 バイアス信号
477 導体

Claims (9)

  1. 被試験デバイス(DUT)からの試験信号を受ける試験信号入力部と、
    バイアス信号を生成するバイアス回路と、
    光入力部、光出力部及びバイアス入力部を有するマッハツェンダ変調器(MZM)であって、
    上記光入力部を介して光搬送波信号を受け、
    上記バイアス入力部で上記試験信号及び上記バイアス信号の両方を受け、
    上記バイアス信号によって選択されるモードで動作しながら、上記バイアス入力部からの上記試験信号を上記光搬送波上に変調して光信号を生成し、
    上記光出力部を通じて上記光信号を出力する
    よう構成される上記MZMと
    を具える電気光学センサ。
  2. 上記バイアス入力部で上記試験信号を受けることによって、上記MZMが、分圧回路において高インピーダンス負荷として機能する請求項1の電気光学センサ。
  3. 上記MZMは、更に、上記バイアス信号によって、直交バイアス点を中心として動作するよう制御される請求項1又は2の電気光学センサ。
  4. 試験信号入力部と、
    該試験信号入力部に結合される交流(AC)パス及び直流(DC)パスを有するスプリット・パス・バッファと、
    該スプリット・パス・バッファによって上記試験信号入力部に結合されたバイアス入力部及びバイアス回路とを有するマッハツェンダ変調器(MZM)と
    を具える電気光学センサ。
  5. 上記DCパスが、該DCパスを介して上記試験信号入力部に結合される入力部と、上記DCパスを介して上記MZMの上記バイアス入力部に結合される第1出力部と、上記DCパスを横断する試験信号からDC信号を排除する第2出力部とを含む結合スイッチを有する請求項4の電気光学センサ。
  6. 該DCパスを介して上記試験信号入力部に結合される入力部と、上記DCパスを介して上記MZMの上記バイアス入力部に結合される出力部とを有する可変増幅器を含むDCオフセット回路を、上記DCパスが有する請求項5の電気光学センサ。
  7. マッハツェンダ変調器(MZM)を利用する方法であって、
    上記MZMのバイアス入力部に上記MZMの動作モードを制御するバイアス信号を伝送する処理と、
    試験信号入力部からの試験信号をスプリット・パス・バッファによって上記MZMのバイアス入力部へ伝送する処理と、
    上記バイアス入力部上の上記試験信号を用いて光搬送波を変調して光信号を生成する処理と
    を具えるマッハツェンダ変調器(MZM)を利用する方法。
  8. 上記試験信号を上記MZMの上記バイアス入力部へ伝送する処理によって、上記MZMが、分圧回路において高インピーダンス負荷として機能する請求項7の方法。
  9. 上記バイアス信号によって、上記MZMが直交バイアス点を中心として動作するよう制御する処理を更に具える請求項7又は8の方法。
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