JP2018195913A - 動画処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データフォーマットと通信方式の組み合わせを適切に調整する。【解決手段】動画処理装置は、ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出し、通信データ量が通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択し、選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成し、選択された組み合わせが示す通信方式で複数の表示装置のそれぞれに、生成された動画ストリームをネットワークを介して配信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、同一ネットワーク上の複数の表示装置に動画を配信する動画処理装置およびその制御方法に関する。
近年、IP(Internet Protocol)ネットワークを用いて、リアルタイムに動画を配信することが一般化している。IPネットワークは、複数の装置が通信量を共有して伝送するベストエフォートネットワークである。そのため、IPネットワークでは、多くの装置がデータ伝送を行う場合に各装置が十分な通信量を確保できなくなる場合がある。
また、動画データは一般に容量が大きい。そのため、動画データの伝送時には、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に代表される符号化技術により動画データが符号化される。ビットレートを落として符号化すれば、伝送データ量は小さくなるものの、動画の画質は劣化する。
一つの配信元装置から、複数の配信先装置に動画を配信する場合、あらかじめネットワークの通信量、配信先装置の台数、要求画質を考慮して、安定して伝送できるビットレートが事前に決定される。特許文献1には、伝送状況の悪化に応じて、ネットワークの通信量の許す限り、好適なビットレートに調整する方法が記載されている。
特開2012−004969号公報
しかしながら、特許文献1では、ユニキャスト通信という1対1の通信方式の場合についてしか考慮されていない。そのため、特許文献1では、1台の配信元装置から複数台の配信先装置に対して、同一の動画データを配信する場合であっても、動画配信先装置の台数に応じた通信量が必要となってしまう。
そこで、本発明は、ビットレートと通信方式の組み合わせを適切に調整することができるようにすることを目的とする。
本発明に係る動画処理装置は、上記課題を解決するために、ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出手段と、通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成手段と、前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成手段で生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信手段とを有する。
本発明に係る制御方法は、上記課題を解決するために、ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出ステップと、通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成ステップと、前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成ステップで生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信ステップとを有する。
本発明に係るプログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータを、ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出手段と、通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成手段と、前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成手段で生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、ビットレートと通信方式の組み合わせを適切に調整することができる。
実施形態1および他の実施形態における撮像装置100の構成要素を説明するためのブロック図である。 撮像装置100の外観例を示す図である。 撮像装置100と表示装置301〜303との接続関係などを説明するための図である。 実施形態1のストリーム配信動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態1の組み合わせ選択動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態1の組み合わせ選択動作の選択例を説明するための図である。 実施形態2の組み合わせ選択動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態2の組み合わせ選択動作の選択例を説明するための図である。 実施形態3の組み合わせ選択動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態3の組み合わせ選択動作の選択例を説明するための図である。 実施形態1のストリーム選択時の表示例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
実施形態1では、撮像装置100が、動画データの配信を行う動画処理装置として動作する例を説明する。
<装置説明>
図1は、実施形態1および他の実施形態における撮像装置100の構成要素を説明するためのブロック図である。撮像装置100は、CPU(central processing unit)101、メモリ102、不揮発性メモリ103、UI(user interface)部104、表示部105、記憶媒体I/F106、撮像部108、画像処理部109、バッテリ110および無線LAN部111を有する。これらの構成要素は、相互に通信可能にシステムバス112に接続されている。
CPU101は、撮像装置100の各構成要素を制御する。CPU101は、撮像装置100の各構成要素を制御することにより、ユーザの設定を不揮発性メモリ103または記憶媒体107に記録し、ユーザ操作に応じて生成された画像(動画または静止画)を記憶媒体107に記録する。メモリ102は書き替え可能なメモリであり、撮像装置100を制御するプログラムが作業領域として使用する。メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ)などからなる。不揮発性メモリ103は、後述する無線LANの接続履歴情報を格納する。不揮発性メモリ103は、そのほかに、撮像装置100を制御するプログラムと、画像データ、音声データなど、プログラムが使用するデータを格納する。また、撮像装置100のユーザ設定情報など、電源サイクルを超えて保持する必要のあるデータも同様に不揮発性メモリ103に格納される。撮像装置100に電源が投入されると、CPU101は不揮発性メモリ103からプログラムを読み込み、撮像装置100の制御を開始する。不揮発性メモリ103は、例えばフラッシュメモリまたはEEPROMなどからなる。
UI部104は、ユーザの指示をCPU101に入力するために使用される。UI部104は、複数のボタン、ダイヤルなどを有する。表示部105は、撮像または再生された画像、GUI(graphical user interface)を含む画面などを表示する。表示部105は、例えば、液晶表示装置(LCD)とそれをコントロールするLCDドライバユニットとを有する。CPU101は、プログラムに従い表示制御データと動画データを生成して表示部105に出力するように撮像装置100の各構成要素を制御する。表示部105は出力された動画データに基づいて動画を表示する。
記憶媒体I/F106は、記憶媒体107を接続するためのインターフェースである。CPU101の制御に基づき、記憶媒体I/F106に接続された記憶媒体107からのデータの読み出しと、記憶媒体107に対するデータの書き込みとが行われる。記憶媒体107は、撮像した画像データを保持するための書き替え可能な不揮発性メモリである。記憶媒体107には、例えば、SDメモリカードまたはコンパクトフラッシュ(登録商標)カードが用いられる。
撮像部108は、CPU101の制御に基づいて、光学像を電気的な動画データに変換し、動画データをシステムバス112に出力する。撮像部108は、例えば、レンズユニットと絞りを含みズーム/フォーカスなど制御する光学系と、レンズユニットを経て導入された光学像を電気的な動画データに変換するための撮像素子などを有する。撮像素子としては、一般的には、CMOSを利用した撮像素子(CMOSイメージセンサ)か、CCDを利用した撮像素子(CCDイメージセンサ)が利用される。
画像処理部109は、CPU101の制御に基づいて、不揮発性メモリ103または記憶媒体107に格納された画像データに対して各種画像処理を施す。また、画像処理部109は、撮像部108が出力する動画データに対して各種画像処理を施す。画像処理部109が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、動画データのエンコード処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理、顔検出処理などが含まれる。画像処理部109は、特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックを有するものであってもよい。また、データフォーマットとビットレートの対応関係テーブル(図6(a)により後述する)を持つ。
バッテリ110は、撮像装置100が動作するための電力を撮像装置100の各構成要素に供給する。バッテリ110は、充電可能な電池(例:リチウムイオン電池)を有する。バッテリ110は、充電器により充電することができる。
無線LAN部111は、無線通信を実現する。無線LAN部111は、無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するための通信コントローラとを有し、IEEE802.11a、b、gまたはnに従った無線通信を実現する。また、実施形態1および他の実施形態では、無線LAN部111は無線LANアクセスポイント機能を有し、他の任意の無線LAN機器と直接通信を行うことが可能である。また、実施形態1および他の実施形態では、無線LAN部111は、ユニキャストおよびマルチキャストのいずれの通信方式でも他の無線LAN機器と通信を行うことが可能である。システムバス112は、上述した各構成要素を接続する。システムバス112に接続された各構成要素は、システムバス112を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。
図2(a)、図2(b)および図2(c)は、撮像装置100の外観を表す図である。図2(a)、図2(b)および図2(c)は、それぞれ撮像装置100の正面図・背面図・底面図である。
シャッターボタン201は、半押し状態と全押し状態とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっている。シャッターボタン201が半押し状態の場合にオートフォーカス制御が開始し、全押し状態の場合に静止画データあるいは動画データを撮像するための撮像動作が開始する。また、動画データの撮像時にシャッターボタン201を全押しすると、動画データの撮像を終了する。シャッターボタン201は、UI部104に含まれる。
ファインダー窓202とファインダー接眼部205はファインダー機能を提供する。ユーザは、撮像時の構図決定のためにファインダー接眼部205から被写体像を光学的に確認することができる。ストロボ203は、撮像時に必要に応じて発光し、暗い条件下でもきれいな静止画の撮像を可能にする。レンズユニット204は、撮像部108に含まれる。
電源ボタン206は、撮像装置100の電源をONまたはOFFするために操作される。ボタン群207はUI部104に含まれる。ユーザはこれらのボタンを利用して、撮像装置100のLCD208にメニューを表示させたり、各種パラメータを設定したりする。LCD208は、撮像待機時に撮像範囲の確認(構図の決定)のためにライブビューを表示したり、操作メニューを表示したり、撮像した動画データを再生して表示したりするのに用いられる。LCD208は表示部105に含まれる。
ねじ穴209は三脚を固定するのに用いられる。バッテリ室210は、バッテリ110と記憶媒体107とを収容する。ユーザは、バッテリ室210の中にバッテリ110と記憶媒体107とを収納することにより、それらを撮像装置100に接続することができる。
図3(a)、図3(b)および図3(c−1)〜図3(c−4)は、撮像装置100と、撮像装置100が送信する動画を受信する表示装置301〜303との接続関係(ネットワーク構成)を説明するための図である。図3(a)において、撮像装置100は、無線LANアクセスポイントとして動作し、表示装置301〜303は撮像装置100が参加している無線LANに無線LANクライアントとして参加している。無線LANにおいて、撮像装置100と表示装置301〜303は、図3(b)で示したようなIPアドレスを有している。これにより、それぞれがIPデータ通信により相互にデータ通信を行うことができる。このときの通信方式はユニキャストであり、割り当てられたIPアドレス(図3(b))はユニキャストアドレスである。
また、撮像装置100および表示装置301〜303には、図3(c−1)、図3(c−2)、図3(c−3)および図3(c−4)で示すようにマルチキャストグループアドレスが割り当てられている。図3(c−1)では、表示装置301と表示装置302からなるマルチキャストグループのIPアドレスとして「224.0.0.1」が割り当てられている。図3(c−2)では、表示装置302と表示装置303からなるマルチキャストグループのIPアドレスとして「224.0.0.2」が割り当てられている。図3(c−3)では、表示装置301と表示装置303からなるマルチキャストグループのIPアドレスとして「224.0.0.3」が割り当てられている。図3(c−4)では、表示装置301、表示装置302および表示装置303からなるマルチキャストグループのIPアドレスとして「224.0.0.4」が割り当てられている。これらのようなマルチキャストアドレスを、上述のユニキャスト通信によって各表示装置に割り当てることにより、マルチキャストによるデータ通信を行うことができる。
マルチキャストグループアドレスは、図3(c−1)、図3(c−2)および図3(c−3)に示すように、任意の表示装置の組み合わせに対して割り当てることができる。また、図3(c−4)のように全ての表示装置に対して、同一のマルチキャストグループアドレスを割り当てることもできる。このとき、撮像装置100とマルチキャストグループアドレスを割り当てられなかった表示装置は、マルチキャストグループアドレスを持たない。
撮像装置100は、ネットワークに接続された複数の表示装置に、一つの動画から得られる複数種類の動画ストリームを配信可能である。このとき、撮像装置100は、マルチキャストを用いることによって、ユニキャストで一つの表示装置に送信するのと同じ通信データ量で、同じマルチキャストグループアドレスの表示装置に、同一の動画ストリームを送信することができる。
なお、実施形態1および他の実施形態においては、無線LANのアクセスポイント機能は、撮像装置100の無線LAN部111に含まれるがこれに限られるものではない。アクセスポイント機能を有さない撮像装置100が、外部のアクセスポイントと通信するようにしてもよい。ただし、その場合、撮像装置100と無線LANアクセスポイントとの間の通信が新たに発生する。したがって、ネットワーク全体における、撮像装置100と表示装置との間の通信データ量の合計は、撮像装置100にアクセスポイント機能を持たせた場合のほぼ倍になる。
<動作説明>
図3(a)〜図3(c−4)、図4、図5、図6(a)〜図6(e)および図11を参照して、実施形態1における撮像装置100の動作例を説明する。
まず、図3(a)、図4および図6(a)〜図6(e)を参照して、撮像装置100のストリーム配信動作について説明する。撮像装置100の動画配信先の装置は、図3(a)に示す表示装置301、302および303である。図4のフローチャートに示される処理の開始時には、各装置の無線接続はまだ確立されていないものとする。
ステップS401では、CPU101は、UI部104を介して、ユーザから配信するストリームが選択されるのを待つ。図11は、ストリーム選択時の撮像装置100の表示部105の例である。1101、1102、1103および1104は選択可能なストリームを示すサムネイル画像であり、ユーザはUI部104のボタン操作によってストリームを選択することができる。また、選択されたストリームは1101のように枠が太く表示される。
ステップS401でストリームが選択されると、ステップS402において、CPU101は、無線LAN部111を介して、無線ネットワーク上の接続対象となる全ての表示装置を検出する。具体的には、CPU101は、無線LANの電波が到達可能な周囲の表示装置に対する、撮像装置100が提供するアプリケーションレイヤのサービスの情報通知を有効にする。実施形態1では、撮像装置100は、アプリケーションレイヤのサービスとして動画配信サービスを提供する。
無線LAN部111は、IEEE802.11で定められたフレームタイプのうちマネージメントフレームを用いて、サービスの情報通知のための信号の送受信を行う。実施形態1では、マネージメントフレームの一種であるプローブリクエストフレームによりアプリケーションレイヤのサービスの検索が行われた場合に、プローブレスポンスフレームを返信することによってサービスの情報通知を行う。
プローブリクエストフレームには、検索したいアプリケーションレイヤのサービス、リクエスト送信元表示装置のMACアドレスを示す情報などが含まれている。このとき、CPU101は、受信した全てのプローブリクエストフレームに含まれるリクエスト送信元表示装置のMACアドレスを一覧としてメモリ102に記憶する。また、このとき、MACアドレス一覧を記憶するメモリ102上の領域は、バンク1とバンク2からなる2バンク構成をとる。CPU101は、MACアドレス一覧を記憶するときには、まずバンク1の内容をバンク2にコピーし、それからバンク1にMACアドレス一覧を記憶する。バンク1とバンク2には初期値としてオール0が記憶され、MACアドレス一覧が記憶されたバンクとは差異があるようにする。
実施形態1では、検索したいアプリケーションサービスとして、動画配信サービスが含まれる。検索したいアプリケーションレイヤのサービスとして指定したサービスを提供する通信装置のみが、このプローブリクエストに応答する。実施形態1では、動画配信サービスが検索したいアプリケーションサービスとされていた場合に、撮像装置100はプローブレスポンスフレームを返信する。プローブレスポンスフレームには、提供するアプリケーションレイヤのサービス、レスポンス送信元通信装置のMACアドレスなどが含まれている。
また、ステップS402以降は、CPU101は無線LANによる提供サービスの情報通知を継続的に行うものとする。すなわち、この間においてプローブリクエストフレームによるサービスの検索に対しては、プローブレスポンスフレームによるサービスの情報通知を随時行う。
ステップS403において、CPU101は、ステップS402でメモリ102のバンク1に記憶したMACアドレス一覧とバンク2に記憶したMACアドレス一覧とを比較して、新しく記憶されたMACアドレスがあるかどうか判定する。バンク1に記憶したMACアドレス一覧に新しく記憶されたMACアドレスがある場合は新規な表示装置が検出されたということである。この場合、ステップS404の処理が実行される。一方、新しく記憶されたMACアドレスがない場合(新規な表示装置が検出されていない場合)は、ステップS404がスキップされ、ステップS405が実行される。なお、ステップS403の初回実行時には、ステップS402で記憶したMACアドレスは全て新しく記憶されたことになるので、ステップS404が実行されることとなる。
ステップS404では、CPU101は、無線LAN部111を介して、ステップS402で検出した表示装置と無線通信接続を確立する。具体的には、WiFi Directプロトコル仕様に基づいた処理を行い、通信装置間の無線レイヤにおける役割を決定する。Wi−Fi Directにおいては、無線LANアクセスポイント機能を実施する通信装置をP2Pグループオーナー(以下、GO)、無線LANステーション機能を実施する通信装置をP2Pクライアント(以下、CL)と称する。実施形態1および他の実施形態においては、撮像装置100がGO、表示装置がCLとなる。このプロトコル(GO Negotiation)はWi−Fi Direct規格で定義されているため、それらの詳細な説明は割愛する。
Go NegotiationにおいてGOとCLが決定すると、GOとCL間でアソシエーションを行い、無線LANのレイヤとして接続する。Wi−Fi Directにおいては、GOがWPSレジストラ、CLがWPSエンローリとなることで、通信パラメータを交換しアソシエーションを行う。WPSレジストラによって提供される通信パラメータは、ネットワーク識別子としてのSSID、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式等のパラメータである。
同様に、Go NegotiationにおいてGOとCLが決定すると、GOとCL間でIPアドレスの決定が行われる。Wi−Fi Directにおいては、GOがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ、CLがDHCPクライアントになることで自動的にそれぞれのIPアドレスが決定する。実施形態1におけるIPアドレスの割り当て例を図3(b)に示す。DHCPについてはRFC2131で定義されているので詳細な説明は割愛する。
また、DHCPによりIPアドレスが決定した後に、必要に応じて、アプリケーションレイヤのサービスで使用するポート番号をお互いに交換してもよい。このポート番号の交換は、あらかじめ決められたポート番号を用いてTCP或いはUDPのデータを送受信することにより行われる。ステップS404の処理が完了することで、ステップS402で検出された表示装置と撮像装置100との論理的な接続が確立する。すなわち、表示装置のアプリケーションは、撮像装置100の提供するアプリケーションレイヤのサービスとのTCP/IPおよびUDP/IPによる通信を行うことができるようになる。
撮像装置100は、動画の配信開始時、配信中における配信先の表示装置の変化(台数の変化または入れ代わり)、または通信上限データ量の変化の検出時に、データフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する。表示装置および通信上限データ量の変化の検出がステップS405〜S407の処理であり、データフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する処理がステップS408〜S413である。まず、ステップS405において、CPU101は、ステップS402でメモリ102のバンク1に記憶したMACアドレス一覧とバンク2に記憶したMACアドレス一覧とを比較して、変化があるかどうか判定する。例えば、それまで存在していた表示装置が無くなるなどの変化がある場合は、ステップS406およびS407の処理がスキップされてステップS408以降の処理が実行される。バンク1に記憶されたMACアドレス一覧に変化がない場合は、ステップS406、S407の処理が実行される。また、ステップS405の初回実行時では、ステップS402で記憶したMACアドレスは全て新しく記憶されたものである。したがって、MACアドレス一覧に変化があると判定され、ステップS406とS407の処理はスキップされてステップS408の処理が実行されることとなる。
ステップS406では、CPU101は、無線LAN部111を介して、無線ネットワークの単位時間あたりの通信上限データ量を検出する。例えば、CPU101は、無線LAN部111を介して、接続中の全ての表示装置とのリンク速度を取得する。ここでリンク速度とは、通信先の表示装置の通信能力、電波状況などから決定される、無線LAN部111の動作モードに連動して決定される無線通信速度である。CPU101は、取得した各表示装置とのリンク速度の中で、最高速度のものを採用し、その半分の速度を実効速度とする。そしてCPU101は、得られた実効速度から単位時間あたりの通信データ量を計算し、通信上限データ量とする。さらに、CPU101は、検出した単位時間あたりの通信上限データ量を、メモリ102に記憶する。なお、通信上限データ量の検出方法はこれに限られるものではなく、他の方法を用いて取得されてもよい。実施形態1では、通信上限データ量は、図6(c)に示す通り、60Mbpsであるとして以下の説明を行う。
ステップS407では、CPU101は、ステップS404で検出した単位時間あたりの通信上限データ量が、既にメモリ102に記憶済みの単位時間あたりの通信上限データ量と比較して、変化があるかどうか判定する。実施形態1では、ステップS406で検出された通信上限データ量の変化が所定の閾値を超えた場合に、通信上限データ量に変化があると判定する。変化があると判定された場合、ステップS408以降の処理が実行される。一方、変化がないと判定された場合は、ステップS408〜S413がスキップされてステップS414の処理が実行される。この場合、現在設定されているデータフォーマットと通信方式の組み合わせで動画ストリームの配信が継続される。
ステップS408では、CPU101は、撮像装置100が後述のステップS413で開始したストリーム配信の実行中かどうか判定する。配信中である場合は、ステップS409の処理が実行される。一方、配信中でない場合、ステップS409はスキップされ、ステップS410の処理が実行される。
ステップS409では、CPU101は、画像処理部109の動作を停止し、ストリームの配信を停止する。こうすることによって、後述するステップS412、ステップS413において乱れたストリームの動画を配信してしまうことを避けることができる。ステップS410では、CPU101は、無線LAN部111を介して、接続中の全ての表示装置と通信し、各表示装置が対応しているストリームのデータフォーマットを取得し、メモリ102に記憶する。
ここでストリームのデータフォーマットとは、動画の解像度、ビットレート、符号化方式の組み合わせを表す。すなわち、データフォーマットは、動画ストリームの配信時のビットレートと画質に関連している。実施形態1および他の実施形態では、説明の簡素化のために、SD(720×480)、QHD(960×540)、HD(1280×720)、FHD(1920×1080)の4つの解像度を考慮する。また、それぞれの解像度の呼称をデータフォーマットの呼称とする。また、各データフォーマットのビットレートは一意に決定するものとし、符号化方式はH.264/AVCとする。実施形態1でのデータフォーマットとビットレートの対応の一覧を図6(a)に示す。また、実施形態1での各表示装置が対応しているデータフォーマットの組み合わせ一覧を図6(b)に示す。なお、ステップS410におけるデータフォーマット取得のための通信方式は、ユニキャストである。
ステップS411では、CPU101は、図5を用いて後述する動作によって、接続中の各表示装置に対してストリームを配信するための、データフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する。ステップS412では、CPU101は、画像処理部109を介して、ステップS411で選択したデータフォーマットに基づき、接続中の各表示装置に配信するストリームを生成する。
ステップS413では、CPU101は、無線LAN部111を介して、ステップS411で選択した表示装置と通信方式の組み合わせに基づき、各表示装置へのマルチキャストグループアドレスの割り当てと、マルチキャスト通信の接続を行う。このとき、マルチキャストアドレスを割り当てなかった表示装置とはユニキャスト通信を続ける。そして、ステップS412で生成したストリームを各表示装置に対してRTP(Real−Time Transport Protocol)で配信する。
ステップS414では、CPU101は、配信中のストリームを全て送信し終わったかどうかによって配信の終了を判定する。配信中のストリームを全て送信し終わった場合、配信の終了と判定し、CPU101は、無線LAN部111の動作を停止し、図4のフローチャートが終了する。一方、配信中のストリームの全てを送信し終わっていない場合、CPU101は配信の未終了と判定し、ステップS402以降の処理を繰り返す。或いは、CPU101は、UI部104を介して、ユーザより配信終了の指示が与えられたか否かによって、配信の終了を判定してもよい。
次に、図5および図6(d)を参照して、撮像装置100の、各表示装置に対するデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する動作(組み合わせ選択動作)について説明する。図5のフローチャートが示す動作は、前述のステップS411で説明した動作に相当する。
ステップS501では、CPU101は、ステップS410で取得した、各表示装置の対応データフォーマットから、全ての表示装置とデータフォーマットの組み合わせを取得し、全組み合わせリストとしてメモリ102に記憶する。実施形態1における全ての表示装置とデータフォーマットの組み合わせと、それぞれの合計ビットレート、単位時間あたりの合計通信データ量、通信可能な組み合わせかどうかの判定のリスト例を図6(d)に示す。図6(d)の表の左3列が、表示装置301〜303が対応するデータフォーマットの全組み合わせのリストに該当する。合計ビットレートについてはステップS502、単位時間あたりの合計通信データ量についてはステップS503、判定についてはステップS504にて後述する。
ステップS502では、CPU101は、画像処理部109を介して、各データフォーマットのビットレートを取得する。そして、CPU101は、ステップS501で取得した、表示装置とデータフォーマットの全組み合わせに対して、それぞれの合計ビットレートを計算し、メモリ102に記憶する。合計ビットレートの計算には、データフォーマットとビットレートの対応の一覧(図6(a))が参照される。例えば、「SD」「SD」「QHD」という組み合わせの合計ビットレートは、図6(a)の一覧の参照により、10Mbps+10Mbps+25Mbps=45Mbpsとなる。実施形態1の場合の合計ビットレート例を、図6(d)の合計ビットレートの列に示す。
ステップS503では、CPU101は、ステップS502で計算した合計ビットレートに対して、マルチキャストを考慮した単位時間当たりの合計通信データ量を計算し、メモリ102に記憶する。すなわち、CPU101は、表示装置とデータフォーマットの全組み合わせのうち、複数の表示装置に同一のデータフォーマットが選択されている組み合わせについて、マルチキャスト通信を行うものとして通信データ量を計算する。例えば、表示装置301,302,303のデータフォーマットがそれぞれ「SD」「SD」「QHD」の場合、表示装置301と表示装置302にはマルチキャスト通信を行うとして、ビットレートの合計は10Mbps+25Mbps=35Mbpsとなる。実施形態1における単位時間あたりの合計通信データ量の例を、図6(d)の合計通信データ量の列に示す。
ステップS504では、CPU101は、ステップS501で取得した全組み合わせから、通信上限データ量の範囲で通信可能な組み合わせを抽出する。具体的には、CPU101は、ステップS406で取得した単位時間あたりの通信上限データ量と、ステップS503で計算した単位時間あたりの合計通信データ量を比較する。そしてCPU101は、単位時間あたりの合計通信データ量が、ステップS406で取得した単位時間あたりの通信上限データ量を下回る組み合わせを、通信可能な組み合わせと判定する。実施形態1における判定例を、図6(d)の判定の列に示す(通信可能の判定を○、通信不可の判定を×で示している)。実施形態1の場合、上限通信データ量が60Mbpsのため、合計通信データ量が60Mbps以下となる組み合わせが通信可能と判定されて、「判定」欄が○となる。
ステップS505では、CPU101は、ステップS504で通信可能と判定された組み合わせごとに最低画質のデータフォーマットを抽出する。画質の判定は、例えば各データフォーマットのビットレートにより行われる。すなわち、ビットレートの高いデータフォーマットほど高画質と判定される。実施形態1の場合、画質の高い順に、FHD、HD、QHD、SDとなる。実施形態1における最低画質のデータフォーマットの抽出例を図6(e)に示す。図6(e)の判定の列については、ステップS506にて後述する。
ステップS506では、CPU101は、ステップS505で抽出された、各組み合わせの最低画質のデータフォーマットを比較し、最も高画質なデータフォーマットを持つ組み合わせを、実際に配信に用いる組み合わせとして選択する。実施形態1の場合では、最低画質がQHDとなる組み合わせ(表示装置301−QHD、表示装置302−QHD、表示装置303−QHD)が選択される。CPU101は、データフォーマットQHDで画像のストリームを生成し(ステップS412)、配信する(ステップS413)。この配信において、表示装置301、302、303に対して同一のデータフォーマットによる配信を行えばよいため、CPU101は、通信方式として図3(c−4)のマルチキャストを選択する。
以上、実施形態1によれば、ネットワーク上の複数の表示装置に動画を配信する撮像装置100において、通信量、表示装置の台数や要求画質に応じて、符号化レートと通信方式が決定される。そのため、特許文献1に開示された方法よりも、さらに好適な符号化レートに調整する撮像装置100を提供することができる。
[実施形態2]
実施形態1では、配信に利用可能なデータフォーマットの組み合わせのうち、各表示装置が受信する画像ストリームのデータフォーマットのうち最低画質のデータフォーマットが最も高画質になる組み合わせを選択した。実施形態2では、配信に利用可能なデータフォーマットの組み合わせのうち、最高画質のデータフォーマットを再生可能な表示装置の数が最大になるように組み合わせを選択する。なお、実施形態2において、撮像装置100の構成要素と、撮像装置100および表示装置301〜303の接続関係とは、実施形態1(図1、図3(a))と同様であるので、それらの説明を省略する。以下、実施形態1との違いに重点をおき、実施形態2を説明する。
実施形態2は、実施形態1と比べて、ステップS411での選択動作が異なる。以下、図7、図8(a)および図8(b)を参照して、実施形態2によるデータフォーマットと通信方式の組み合わせ選択動作について説明する。
図7のフローチャートが示す動作は、図4のステップS411で説明した動作に該当する。ステップS501〜S504については、実施形態1(図5)で説明したとおりである。ステップS701では、CPU101は、ステップS504で通信可能と判定された組み合わせのうち、各表示装置の最高画質のデータフォーマットを含む組み合わせを判定する。実施形態1と同様、画質の判定は、各データフォーマットのビットレートにより行う。すなわち、ビットレートの高いデータフォーマットほど高画質と判定する。実施形態2の場合の判定例を、図8(a)に示す。実施形態2の場合、各表示装置について最高画質のデータフォーマットを選択していると判定される組み合わせは以下のようになる。
・表示装置301のデータフォーマットに「QHD」が選択されている組み合わせ。
・表示装置302のデータフォーマットに「HD」が選択されている組み合わせ。
・表示装置303のデータフォーマットに「FHD」が選択されている組み合わせ。
上記により、図8(a)の判定の欄に○が付されている4つの組み合わせが抽出される。ステップS702では、CPU101は、ステップS701で抽出した組み合わせの中で、各表示装置が対応している中で最高画質のデータフォーマットを使用している表示装置の台数が最も多い組み合わせを抽出する。
図8(a)の場合、組み合わせ801では表示装置303のみが最高画質(FHD)を使用し、組み合わせ802では表示装置302のみが最高画質(HD)を使用し、組み合わせ803,804では表示装置301のみが最高画質(QHD)を使用している。すなわち、ステップS701で抽出した4つの組み合わせが全て、対応している中で最高画質のデータフォーマットをいずれか1台が選択している。この場合、最高画質のデータフォーマットを使用している表示装置の台数が同数なので、4つの組み合わせ全てが抽出される。
ステップS703では、CPU101は、ステップS702で抽出した組み合わせが複数あるかどうか判定する。複数ある場合、ステップS704の処理が実行される。一つしかない場合は、その組み合わせを実際に配信に用いる組み合わせとして選択し、図7のフローチャートが終了する(ステップS704はスキップされる)。図8(a)の例の場合、4つの組み合わせがあるため、ステップS704が実行される。
ステップS704では、CPU101は、ステップS702で抽出された各組み合わせの、最高画質のデータフォーマットを比較し、最も高画質なデータフォーマットとなる表示装置数が最大となる組み合わせを、実際に配信に用いる組み合わせとして選択する。図8(a)において抽出された組み合わせの最高画質データフォーマットと判定の例を、図8(b)に示す。図8(b)では、最高画質データフォーマットは表示装置303のFHDであり、(301−SD、302−SD、303−FHD)の組み合わせのみが該当するため、CPU101は、この組み合わせを実際に配信に用いる組み合わせとして選択する。
また、この場合、表示装置301、302に対して同一のデータフォーマットによる配信を行えばよいため、CPU101は、通信方式として図3(c−1)のマルチキャストを選択する。
以上、実施形態2によれば、表示装置が対応している最も高画質なデータフォーマットで表示動作する台数が増えるように組み合わせを選択することによって、実施形態1よりも、対応している最高画質で動画を表示できる表示装置の台数を増やすことができる。
[実施形態3]
実施形態3では、配信に利用可能なデータフォーマットの組み合わせのうち、すべての表示装置の再生する画質の平均が高くなる組み合わせを選択する。なお、実施形態3において、撮像装置100の構成要素と、撮像装置100および表示装置301〜303の接続関係とは、実施形態1(図1、図3(a))と同様であるので、それらの説明を省略する。以下、実施形態1との違いに重点をおき、実施形態3を説明する。
実施形態3は、実施形態1と比べて、ステップS411での選択動作が異なる。以下、図9および図10を参照して、実施形態3によるデータフォーマットと通信方式の組み合わせ選択動作について説明する。
図9のフローチャートが示す動作は、前述のステップS411で説明した動作に相当する。ステップS501〜S504については、実施形態1(図5)で説明したとおりである。ステップS901では、CPU101は、ステップS504で通信可能と判定された組み合わせのうち、ステップS502で計算した合計ビットレートが最も高い組み合わせを、実際に配信に用いる組み合わせとして選択する。
実施形態3における通信可能と判定されたデータフォーマットの組み合わせの例と、配信に用いる組み合わせの判定例を、図10に示す。CPU101は、図10の各組み合わせの中で、合計ビットレートが最も高い組み合わせを選択する。図10の例では、合計ビットレートが90Mbpsとなる、(表示装置301−SD、表示装置302−HD、表示装置303−HD)の組み合わせが選択される。また、この場合、表示装置302、303に対して同一のデータフォーマットによる配信を行えばよいため、CPU101は、通信方式として図3(c−2)のマルチキャストを選択する。
以上、実施形態3によれば、表示装置301〜303で選択されたデータフォーマットの合計ビットレートが最も高い組み合わせを選択することによって、配信される画像の平均画質を高くすることができる。
[実施形態4]
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態4では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態4では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも1つを含む。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitoryな記憶媒体である。
なお、本発明の実施形態は上述の実施形態1、2、3または4に限定されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で変更または修正された実施形態1、2、3または4も本発明の実施形態に含まれる。
100:撮像装置、101:CPU、102:メモリ、103:不揮発性メモリ、104:UI部、105:表示部、106:記憶媒体I/F、107:記憶媒体、108:撮像部、109:画像処理部、110:バッテリ、111:無線LAN部、112:システムバス

Claims (13)

  1. ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出手段と、
    通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成手段と、
    前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成手段で生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信手段と
    を有することを特徴とする動画処理装置。
  2. 前記複数の通信方式はマルチキャストを含み、
    前記選択手段は、2つ以上の表示装置へ同じデータフォーマットの動画ストリームが配信される場合には動画ストリームの通信方式としてマルチキャストを選択することを特徴とする請求項1に記載の動画処理装置。
  3. 前記複数の通信方式はユニキャストを含み、
    前記選択手段は、配信先が1つの表示装置のみのデータフォーマットの動画ストリームには、通信方式としてユニキャストを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の動画処理装置。
  4. 前記複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットは、動画ストリームの配信時のビットレートと画質に関連することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の動画処理装置。
  5. 前記選択手段は、データフォーマットと通信方式の組み合わせによる通信データ量の合計が前記単位時間あたりの通信上限データ量を超えない範囲で、全ての表示装置が再生可能な組み合わせを選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の動画処理装置。
  6. 前記選択手段は、前記複数の表示装置の各々が受信する動画ストリームのデータフォーマットのうち最低画質のデータフォーマットが最も高画質になる組み合わせを選択することを特徴とする請求項5に記載の動画処理装置。
  7. 前記選択手段は、対応しているデータフォーマットのうちの最高画質のデータフォーマットを再生する表示装置の数が最大になる組み合わせを選択することを特徴とする請求項5に記載の動画処理装置。
  8. 前記選択手段は、各表示装置に割り当てたデータフォーマットに対応するビットレートの合計が最も大きくなる組み合わせを選択することを特徴とする請求項5に記載の動画処理装置。
  9. 前記選択手段は、前記複数の表示装置の再生する画質の平均が最も高くなる組み合わせを選択することを特徴とする請求項5に記載の動画処理装置。
  10. 動画ストリームの配信先の表示装置の構成の変化の発生を判定する第1の判定手段をさらに有し、
    前記動画ストリームの配信中に、前記第1の判定手段により表示装置の構成の変化が発生したと判定された場合に、前記検出手段による前記通信上限データ量の検出と、前記選択手段による前記組み合わせの選択をやり直すことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の動画処理装置。
  11. 動画ストリームの配信中に、前記検出手段により検出された前記通信上限データ量の変化が所定の閾値を超えたか否かを判定する第2の判定手段をさらに有し、
    前記動画ストリームの配信中に、前記第2の判定手段により前記通信上限データ量の変化が所定の閾値を超えたと判定された場合に、前記選択手段による前記組み合わせの選択をやり直すことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の動画処理装置。
  12. ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出ステップと、
    通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成ステップと、
    前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成ステップで生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、
    ネットワークにおいて単位時間あたりの通信可能なデータ量である通信上限データ量を検出する検出手段と、
    通信データ量が前記通信上限データ量を超えないように、複数の表示装置のそれぞれが対応しているデータフォーマットと複数の通信方式から、各表示装置のデータフォーマットと通信方式の組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された組み合わせが示すデータフォーマットで一つの動画の動画ストリームを生成する生成手段と、
    前記複数の表示装置のそれぞれに、前記選択された組み合わせが示す通信方式で、前記生成手段で生成された動画ストリームを前記ネットワークを介して配信する配信手段
    として機能させるためのプログラム。
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