JP2018195512A - 有機el素子 - Google Patents

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細野 秀雄
Hideo Hosono
秀雄 細野
正煥 金
Jung-Hwan Kim
正煥 金
宮川 直通
Naomichi Miyagawa
直通 宮川
中村 伸宏
Nobuhiro Nakamura
伸宏 中村
暁 渡邉
Akira Watanabe
暁 渡邉
直美 永井
Naomi Nagai
直美 永井
偉 苗
Miao Wei
偉 苗
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Abstract

【課題】透明電極として用いるITO層に表面研磨処理を施さなくても、かつ、上記ITO層と金属酸化物層との間に介在層を形成しなくても、高い製品歩留まりで製造することができる有機ELを提供する。【解決手段】本発明に係る有機EL素子は、ITO層を含む陽極層と、陰極層と、該陽極層と該陰極層との間に挟持された有機機能層とを備え、該有機EL素子は、該ITO層と接して、非晶質金属酸化物薄膜層を備え、該非晶質金属酸化物薄膜層と接して、かつ、該有機機能層の一部として、正孔注入層を備え、該非晶質金属酸化物薄膜層は、亜鉛(Zn)、ケイ素(Si)、及び酸素(O)を含み、Zn/(Zn+Si)の原子数比が0.30〜0.95である。【選択図】図1

Description

本発明は、有機EL素子に関する。
有機エレクトロルミネッセンス素子(本明細書において、「有機EL素子」ともいう。)は、電気エネルギーを光エネルギーに変える半導体素子であり、陽極層と、陰極層と、上記陽極層と上記陰極層との間に挟持され、発光層を含む有機機能層とを備える。従来、有機EL素子における陽極層としては、例えば、インジウム錫酸化物(以下、「ITO」ともいう。)層単独からなる透明電極が用いられている。ITO層として結晶化ITO層を用いた場合には、ITO層として表面研磨ITO層を用いた場合と異なり、結晶化ITO層の表面上に存在する突起に起因して、有機EL素子のI−V特性を評価した際のリーク電流が流れやすく、リーク電流の箇所が基点となって焼け焦げ等の不具合が生じやすい。よって、ITO層を単独で透明電極として用いるためには、ITO層を表面研磨処理に供して、ITO層の表面粗さを小さくすることが必須であり、工程が煩雑であった。
特許文献1には、ITO層と金属酸化物層との2層構造を有機EL素子の透明電極として用いた場合、金属酸化物層の存在によって陽極表面を平坦なものとすることができるものの、当該透明電極の電気抵抗は、ITO単独層より高くなってしまうこと、及び、当該透明電極は、可視光全域において透過率が低いことが記載されている。特許文献1には、このような課題を解決する手段として、インジウム錫酸化物を用いた透明導電性層と、上層として形成された金属酸化物層と、を備え、更に、該金属酸化物層と前記透明導電性層との間に、インジウム錫酸化物と金属酸化物とを含む混合層を備えることを特徴とする透明導電薄膜が開示されている。
特開2000−276950号公報
特許文献1に記載の発明は、ITO層の表面研磨処理が不要である点で有利であるものの、ITO層及び金属酸化物層以外に混合層を形成する必要があるため、省資源化、省力化、及び効率化を図りにくい。
本発明は、上記現状に鑑み、透明電極として用いるITO層に表面研磨処理を施さなくても、かつ、上記ITO層と金属酸化物層との間に介在層を形成しなくても、高い製品歩留まりで製造することができる有機ELを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、亜鉛(Zn)、ケイ素(Si)、及び酸素(O)を特定の割合で含む非晶質金属酸化物薄膜層を所定の層構造で配置することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)ITO層を含む陽極層と、陰極層と、該陽極層と該陰極層との間に挟持された有機機能層とを備える有機EL素子であって、
該有機EL素子は、該ITO層と接して、非晶質金属酸化物薄膜層を備え、該非晶質金属酸化物薄膜層と接して、かつ、該有機機能層の一部として、正孔注入層を備え、
該非晶質金属酸化物薄膜層は、亜鉛(Zn)、ケイ素(Si)、及び酸素(O)を含み、Zn/(Zn+Si)の原子数比が0.30〜0.95である、有機EL素子。
(2)前記正孔注入層が、HAT(CN)、MoO、及びp型ドープト正孔輸送性材料からなる群より選ばれる1種以上を含む層である、(1)に記載の有機EL素子。
(3)前記p型ドープト正孔輸送性材料が、アクセプター性材料をドープした正孔輸送性材料である、(2)に記載の有機EL素子。
(4)前記アクセプター性材料が、遷移金属酸化物、ヘキサアザトリフェニレン化合物、テトラシアノベンゾキノンジメタンのフッ素化誘導体、及びラジアレン類からなる群より選ばれる1種以上である、(3)に記載の有機EL素子。
(5)(1)〜(4)のいずれか1つに記載の有機EL素子を備える有機ELパネル。
(6)(1)〜(4)のいずれか1つに記載の有機EL素子を備える照明器具。
(7)(1)〜(4)のいずれか1つに記載の有機EL素子を備えるディスプレイ装置。
本発明によれば、透明電極として用いるITO層に表面研磨処理を施さなくても、かつ、上記ITO層と金属酸化物層との間に介在層を形成しなくても、高い製品歩留まりで製造することができる有機ELを提供することができる。
本発明で用いる非晶質金属酸化物薄膜層は、適切なフェルミレベルを有するので、正孔注入層からの電子移動、及びITO層への電子移動が円滑となりやすく、得られる有機EL素子は、高性能となりやすい。また、上記非晶質金属酸化物薄膜層は、耐水性及び水蒸気バリア性が良好となりやすいため、得られる有機EL素子において、ダークスポットの発生を低減しやすい。更に、ボトムエミッション素子の場合は、当該非晶質金属酸化物薄膜層の下地層であるITO層に凹凸の突起があってもカバレージが良くなりやすいため、あるいは、ITO層を良好にカバーできることによりITO層の欠け等による欠損部の発生を抑えやすいため、製品歩留まりを上げやすい。一方、トップエミッション素子の場合には、発放射面側のITO層として、脆い結晶ITO層を用いても、素子内部への水分の浸入を防止しやすい。
図1(a)は、実施例1の有機EL素子の断面構成図である。図1(b)は、実施例2又は3の有機EL素子の断面構成図である。 実施例1又は比較例1で作製した有機EL素子の輝度―電圧特性を示すグラフである。 実施例4又は比較例2で作製した有機EL素子の電流―電圧特性を示すグラフである。 図4は、実施例4又は比較例2で作製した有機EL素子の輝度―電流密度特性を示すグラフである。
<有機EL素子>
以下、本発明に係る有機EL素子の実施形態について、図1(a)又は(b)を参照しながら、詳細に説明する。図1(a)又は(b)における各層は、以下の通りである。「ガラス基板」は、透光性絶縁基板を表す。「ITO」は、ITO層を意味し、陽極層を表す。「金属酸化物層」は、非晶質金属酸化物薄膜層を表す。「EL301:p型材料」又は「EL301:MoO or HAT(CN)」は、正孔注入層を表す。単独の「EL301」は、正孔輸送層を表す。「CBP:Ir(ppy)」は、発光層を表す。「BCP」は、正孔阻止層を表す。「Liq」は、電子注入層を表す。「Al」は、陰極層を表す。即ち、本実施形態に係る有機EL素子は、透光性絶縁基板/陽極層/非晶質金属酸化物薄膜層/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/電子注入層/陰極層の積層構造を備えている。
(透光性絶縁基板)
透光性絶縁基板は、面状に広がりを有し、かつ、透光性絶縁材料からなる部材である。透光性絶縁基板1としては、ガラス基板、樹脂フィルム基板等が使用できる。透光性絶縁基板は、性能低下の原因となる有機EL素子への水分侵入を抑止する観点から、ガラス基板であることが好ましい。また、透光性絶縁基板は、可撓性基板とすることもできる。
(陽極層)
陽極層は、ITO層を含むため、透光性及び導電性をもち、陽極として機能する。陽極層は、ITO以外に、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化錫(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)等の透明導電性金属酸化物を含んでもよいが、高性能素子とする観点から、高透明性をもつITOを単独で用いることが好ましい。
(非晶質金属酸化物薄膜層)
非晶質金属酸化物薄膜層は、亜鉛(Zn)、ケイ素(Si)、及び酸素(O)を含み、Zn/(Zn+Si)の原子数比が0.30〜0.95である。非晶質金属酸化物薄膜層において、Zn/(Zn+Si)の原子数比は0.30以上である。このため、十分に大きな電子移動度が得られやすく、有機デバイスの駆動電圧の上昇が抑えられやすい。非晶質金属酸化物薄膜層において、Zn/(Zn+Si)の原子数比は、0.70〜0.94であってもよく、0.80〜0.92であってもよく、0.85〜0.90であってもよい。
非晶質金属酸化物は、xZnO−(1−x)SiO(x=0.30〜0.95)で表わされる化学組成であることが好ましい。xは0.70〜0.94であってもよく、0.80〜0.92であってもよく、0.85〜0.90であってもよい。非晶質金属酸化物は、複合酸化物の形態であることが好ましい。
非晶質金属酸化物薄膜層は、実質的にZnO及びSiOからなることが好ましい。ただし、非晶質金属酸化物薄膜層は、更に、スズ(Sn)、チタン(Ti)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、ニオブ(Nb)、及びアルミニム(Al)からなる群より選択される一以上のその他の金属を含んでもよい。その他の金属の含有量は、酸化物換算で、ZnO、SiO、及びその他の金属成分の酸化物の合計100mol%に対して、好ましくは15mol%以下であり、より好ましくは10mol%以下であり、更に好ましくは5mol%以下である。なお、酸化物換算時には、SnO、TiO、In、Ga、Nb、又は、Alとして算出することとする。
非晶質金属酸化物薄膜層の組成は、膜厚が200nm以下の場合は、TEM−EDX又は走査オージェ顕微鏡を用いて分析することができ、膜厚が200nm以上の場合は、EPMAを用いて基板補正を行うことにより、分析することができる。また、非晶質金属酸化物薄膜層の組成は、膜厚が700nm以上の場合は、SEM−EDXを用いて、10kVの加速電圧で分析することができる。また、XRFを用いて基板補正を行うことでも、分析することができる。また、ICPを使用する場合、非晶質金属酸化物薄膜層は、1mm以上の体積を使用することにより、分析することができる。
非晶質金属酸化物薄膜層は、X線回折において明確なピークが認められず、回折ピークの幅がブロードであり、また、下記式(1)で表されるシェラーの式で求められる結晶子径(シェラー径)が5.2nm以下であるという特徴を有する。ZnO(ウルツ型)の格子定数はa=0.33nm、c=0.52nmであるので、これは、結晶子における原子の配列が16列以下である状態を意味する。シェラー径Lはシェラー定数をK、X線波長をλ、半値幅をβ、ピーク位置をθとすると、
L=Kλ/(βcosθ) 式(1)
で表される。シェラー定数Kは0.9である。X線波長λは0.154nmである。
非晶質金属酸化物薄膜層は、平坦性に優れた膜である。平坦性は原子間力顕微鏡(AFM)によって測定することができ、本発明においては、20μm平方の測定範囲において自乗平均面粗さ(RMS)が10nm以下であることが好ましい。5nm以下がより好ましく、2nm以下が更に好ましい。このような平坦度であることによって、化学機械研磨(CMP)工程を省略することができる。20μm平方の測定範囲におけるRMS粗さが10nm以下である場合、例えば、有機EL素子のボトム電極とトップ電極が局所的に近くなりにくく、電気的に短絡しにくくなるため好ましい。
非晶質金属酸化物薄膜層の電子移動度は、10−4cm・V−1−1〜10cm・V−1−1であってもよく、10−3cm・V−1−1〜10cm・V−1−1であってもよく、10−1cm・V−1−1〜10cm・V−1−1であってもよい。
非晶質金属酸化物薄膜層の電子密度は、1×1018cm−3〜1×1021cm−3であってもよく、5×1018cm−3〜5×1020cm−3であってもよく、1×1019cm−3〜1×1020cm−3であってもよい。
このような電子移動度及び電子密度を有する非晶質金属酸化物薄膜層は、導電性が高く、電子輸送性が高い。そのため、正孔注入層からの電子移動、及びITO層への電子移動を円滑に行うのに好適である。
非晶質金属酸化物薄膜層の電子移動度は、ホール測定法又はタイムオブフライト(Time−of−Flight(TOF))法等により、求めることができる。非晶質金属酸化物薄膜層の電子密度は、ヨウ素滴定法又はホール測定法等により求めることができる。
非晶質金属酸化物薄膜層の厚さは、これに限られるものではないが、10μm以下であってもよく、2μm以下であってもよい。1nm以上であってもよい。
非晶質金属酸化物薄膜層は、可視光領域における吸収が少ないことが好ましい。可視光領域において、非晶質金属酸化物薄膜層の透過率は、好ましくは88%以上であり、より好ましくは90%以上である。
非晶質金属酸化物薄膜層の屈折率は、1.50〜2.00であってもよく、1.60〜1.95であってもよく、1.70〜1.90であってもよく、1.80〜1.90が好ましい。有機物層は、一般に、1.6〜1.8の屈折率を有しており、上記屈折率が上記範囲内であると、非晶質金属酸化物薄膜層と有機物層との屈折率差が小さいため、非晶質金属酸化物薄膜層と有機物層との界面における全反射による損失が少ないという効果が得られる。
非晶質金属酸化物薄膜層は、例えば、国際公開第2015/098458号に記載された非晶質金属酸化物の薄膜の形成方法と同様にして、作製することができる。
(正孔注入層)
正孔注入層は、正孔輸送層に正孔を注入する層である。正孔注入層の材料としては、例えば、アリールアミン類、フタロシアニン類、酸化バナジウム、酸化モリブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等の酸化物、アモルファスカーボン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリフェニレンビニレン、及び、これらの誘導体等の導電性高分子等が採用できる。また、正孔注入層の材料は、正孔注入層の透明性を向上させることで輝度を向上させる観点から、正孔輸送性材料にアクセプター性材料をドープしたものも好ましく採用できる。特に好ましくは、正孔注入層は、2,3,6,7,10,11−ヘキサシアノ−1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレン(HAT(CN))、MoO、及びp型ドープト正孔輸送性材料からなる群より選ばれる1種以上を含む層である。ここで、p型ドープト正孔輸送性材料としては、例えば、アクセプター性材料をドープした正孔輸送性材料が挙げられる。正孔輸送性材料及びアクセプター性材料の例は、後述の通りである。正孔注入層の平均厚みは、正孔注入層の透明性を向上させることで輝度を向上させつつ、かつ、適切に光学調整せしめる観点から、0.1nm以上20nm以下であることが好ましい。
(正孔輸送層)
正孔輸送層は、正孔注入層側から発光層に正孔を効率的に輸送しつつ、正極側への電子の移動を制限する層である。正孔輸送層の材料としては、公知の正孔輸送性材料を使用することができる。正孔輸送層の平均厚みは、1nm以上200nm以下であることが好ましい。
(発光層)
発光層は、正孔輸送性又は電子輸送性を有するホスト材料に発光材料をドープした層であって、電界印加により正孔輸送層から流入する正孔と電子輸送層から流入する電子とが結合し、発光性励起子が発生する層である。発光層の厚みは、1nm以上40nm以下であることが好ましい。
(正孔阻止層)
発光層中に存在する正孔、電子、又は励起子の発光層外への拡散を阻止する目的で、阻止層を設けることもできる。正孔阻止層は、発光層と電子輸送層との間に配置され、正孔が発光層を通過して電子輸送層側に拡散することを阻止する。正孔阻止層には、後述の電子輸送層と同様の材料を用いることができる。
(電子輸送層)
電子輸送層は、電子注入層側から発光層に電子を効率的に輸送しつつ、陰極層(負極)側への正孔の移動を制限する層である。電子輸送層の材料としては、公知の電子輸送性材料を使用することができる。電子輸送層の平均厚みは、1nm以上200nm以下であることが好ましい。
(電子注入層)
電子注入層は、陰極層(負極)側から電子を取り入れ、電子輸送層に電子を注入する層である。電子注入層の材料としては、例えば、リチウム(Li)、フッ化リチウム(LiF)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化カルシウム(CaF)等の、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の化合物等が採用できる。また、電子注入層の材料としては、電子注入層の透明性を向上させることで輝度を向上させる観点から、電子輸送性材料にドナー性材料をドープしたものも好ましく採用できる。電子注入層の平均厚みは、0.1nm以上20nm以下であることが好ましい。
(陰極層)
陰極層は、導電性をもち、陰極として機能する。陰極層は、薄膜状に形成できる導電材料を用いて形成できる導電性薄膜層である。陰極層は、有機EL素子を高輝度化する観点から、光反射性の薄膜層であることが好ましい。陰極層は、各種金属材料を用いて形成可能である。陰極層は、発光層から照射される光を透光性絶縁基板側に反射し、光取り出し効率を向上させる観点から白色光沢金属が好ましく、その中でも、銀(Ag)やアルミニウム(Al)がより好ましく、Alが特に好ましい。
(正孔輸送性材料)
正孔輸送性材料としては、例えば、トリフェニルアミン系化合物、カルバゾール系化合物等が採用できる。
前記トリフェニルアミン系化合物としては、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)、4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(MTDATA)、4,4’,4”−トリス〔N,N−(2−ナフチル)フェニルアミノ〕トリフェニルアミン(2−TNATA)等が挙げられる。
前記カルバゾール系化合物としては、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)、4,4’,4”−トリ(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(TCTA)、4,4’−N,N’−ジカルバゾール−2,2’−ジメチルビフェニル(CDBP)等が挙げられる。
(電子輸送性材料)
電子輸送性材料としては、例えば、キノリノラト系金属錯体、アントラセン系化合物、オキサジアゾール系化合物、トリアゾール系化合物、フェナントロリン系化合物、シロール系化合物等が採用できる。
前記キノリノラト系金属錯体としては、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(p−フェニルフェノラト)アルミニウム(BAlq)等が挙げられる。
前記アントラセン系化合物としては、3−t−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(TBADN)、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(ADN)等が挙げられる。
前記オキサジアゾール系化合物としては、1,3−ビス[(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール]フェニレン(OXD−7)、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(PBD)、1,3,5−トリス(4−t−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)ベンゼン(TPOB)等が挙げられる。
前記トリアゾール系化合物としては、3−フェニル−4−(1’−ナフチル)−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール(TAZ)等が挙げられる。
前記フェナントロリン系化合物としては、バソフェナントロリン(Bphen)、バソクプロイン(BCP)等が挙げられる。
前記シロール系化合物としては、2,5−ジ−(3−ビフェニル)−1,1,−ジメチル−3,4−ジフェニルシラシクロペンタジエン(PPSPP)、1,2−ビス(1−メチル−2,3,4,5−テトラフェニルシラシクロペンタジエニル)エタン(2PSP)、2,5−ビス−(2,2−ビピリジン−6−イル)−1,1−ジメチル−3,4−ジフェニルシラシクロペンタジエン(PyPySPyPy)等が挙げられる。
(発光材料)
発光層を構成する発光材料には、蛍光材料と、これよりも一般に発光効率が高い燐光材料とがある。
赤色系の蛍光発光材料としては、ルブレン、DCM、DCM2、DBzR等が採用できる。
緑色系の蛍光発光材料としては、クマリン6、C545T等が採用できる。
青色系の蛍光発光材料としては、ペリレン4,4’−ビス(9−エチル−3−カルバゾビニレン)−1,1−ビフェニル(BCzVBi)、4,4’−ビス〔4−(ジ−p−トリアミノ)スチリル〕ビフェニル(DPAVBi)等が採用できる。
赤色系の燐光発光材料としては、イリジウム錯体である、(bzq)Ir(acac)、(btp)Ir(acac)、Ir(bzq)、Ir(piq)等が採用できる。
緑色系の燐光発光材料としては、イリジウム錯体である、(ppy)Ir(acac)、Ir(ppy)等が採用できる。
青色系の燐光発光材料としては、イリジウム錯体である、FIrpic、FIr6、Ir(Fppy)等が採用できる。
(アクセプター性材料)
アクセプター性材料としては、遷移金属酸化物、ヘキサアザトリフェニレン化合物、テトラシアノベンゾキノンジメタンのフッ素化誘導体、ラジアレン類、テトラシアノキノジメタン系化合物等が採用できる。特に好ましくは、アクセプター性材料は、遷移金属酸化物、ヘキサアザトリフェニレン化合物、テトラシアノベンゾキノンジメタンのフッ素化誘導体、及びラジアレン類からなる群より選ばれる1種以上である。
前記遷移金属酸化物としては、酸化モリブデン(MoO)、酸化タングステン(WO)、酸化バナジウム(V)等が挙げられる。
前記ヘキサアザトリフェニレン化合物としては、HAT(CN)等が挙げられる。
前記ラジアレン類としては、トリキノキサリニレン等が挙げられる。
前記テトラシアノキノジメタン系化合物としては、テトラシアノキノジメタン(TCNQ)、2,3,5,6−テトラフルオロ−7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(F4−TCNQ)等が挙げられる。
(ドナー性材料)
ドナー性材料としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、これらの金属の化合物(これらの金属を中心金属とするフタロシアニン錯体を含む。)、ジヒドロイミダゾール化合物等が採用できる。
前記アルカリ金属としては、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)等が挙げられる。
前記アルカリ土類金属としては、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)等が挙げられる。
前記ジヒドロイミダゾール化合物としては、ビス−[1,3−ジエチル−2−メチル−1,2−ジヒドロベンズイミダゾリル]テトラチアフルバレン(TTF)、テトラチアナフタセン(TTT)等が挙げられる。
上記実施形態において、有機EL素子は、透光性絶縁基板側から光を取り出すボトムエミッション型の有機EL素子であるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る有機EL素子は、基板と反対側から光を取り出すトップエミッション型の有機EL素子であってもよい。
本発明に係る有機EL素子は、電子阻止層を備えてもよい。電子阻止層は、発光層と正孔輸送層との間に配置され、電子が発光層を通過して正孔輸送層側に拡散することを阻止する。電子阻止層には、前述の正孔輸送層と同様の材料を用いることができる。
<有機ELパネル、照明器具、又はディスプレイ装置素子>
本発明に係る有機ELパネル、照明器具、又はディスプレイ装置素子は、本発明に係る有機EL素子を備える。本発明に係る有機EL素子は、上述の通り、高い性能を有し、有機ELパネル、照明器具、又はディスプレイ装置素子に好適に用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1)
実施例1として、図1(a)に示す緑色発光有機EL素子を作製した。
具体的には、厚み120nmのITO層が形成された、その外形が30mm×30mm、その厚みが0.7mmであるガラス基板上に、以下の手順で、2mm×2mmの発光領域を有する、本発明に係る有機EL素子を形成し、UV硬化性エポキシ樹脂を塗布したガラスキャップを貼り合わせて、本発明に係る有機ELパネルを作製した。
詳説すると、最初に、前記ガラス基板上に、陽極層として前記ITO層を、ウェットエッチング法を用いたパターニングにより形成することで、有機EL素子形成用基板を準備した。
次に、この有機EL素子形成用基板中の前記ITO層の上に、所定のマスクとZnO及びSiOからなるターゲットとを用いて、低真空中にてスパッタリングを行い、図1(a)に示す膜厚になるように非晶質金属酸化物薄膜層を成膜した。
次に、その上に、図1(a)に示すように、所定のマスクを用いて真空蒸着法で積層し、その上にアルミニウム(Al)からなる金属陰極層を所定のマスクを用いて真空蒸着法で積層して有機EL素子を形成した。なお、図1(a)は、実施例1の有機EL素子の断面構成図である。
具体的には、図1(a)に示す各層の膜厚構成となるように、まず、非晶質金属酸化物薄膜層は、真空度1×10−1Pa以下の減圧真空下で、蒸着速度約0.2nm/secで成膜した。次に、有機層は真空度1×10−4Pa以上の減圧真空下で、蒸着速度約0.1nm/secで真空蒸着した。発光層等2つ以上の材料からなる層は、所定の混合比で共蒸着した。その後、Alからなる金属陰極層を、蒸着速度1〜1.3nm/secで真空蒸着して、実施例1の有機EL素子を得た。
なお、図1における各層は、前述の通りである。ここで、「p型材料」は、ベンゾニトリル誘導体である。EL301とp型材料との混合比は、30:1(質量比)であった。また、CBPとIr(ppy)との混合比は、15.3:1(質量比)であった。「電子輸送層」は、ETM521からなる層である。
次に、この有機EL素子上に、UV硬化性エポキシ樹脂を塗布したガラスキャップを貼り合せ、UV露光を行ない封止して、実施例1の有機ELパネルを作製した。
上記の通りにして得た有機ELパネル内の発光面積2mm×2mmについて、2450ソースメーター(ケースレイ社製)中の電源と、輝度計LS−100(コニカミノルタセンシング社製)とを用いて、I−V−L測定を行った。また、CS2000(コニカミノルタセンシング社製)を用いて発光スペクトルの測定を行った。発光開始後、輝度が1cd/mとなった時点の電圧は比較例1と同じく2.8Vであることを確認した。輝度―電圧特性を図2に示す。
(比較例1)
実施例1において、非晶質金属酸化物薄膜層を形成しないこと以外は同様にして、比較例1の素子を作製し評価をした。
(実施例2)
実施例1において、非晶質金属酸化物薄膜層の成膜後に、正孔注入層を成膜するためにEL301の蒸着速度が0.9nm/sec、MoOの蒸着速度が0.3nm/secになるように共蒸着を行い、10nm積層し、次いでEL301を30nm積層した以外は同様にして、実施例2の素子を作製し評価をした。なお、図1(b)は、実施例2の有機EL素子の断面構成図である(但し、図中の「EL301:MoO」が、正孔注入層を表す)。
(実施例3)
実施例1において、非晶質金属酸化物薄膜層の成膜後に、正孔注入層を成膜するため、HAT(CN)を蒸着速度約0.8nm/secで10nmを積層し、次いでEL301を30nm積層した以外は同様にして、実施例3の素子を作製し評価をした。なお、図1(b)は、実施例3の有機EL素子の断面構成図である(但し、図中の「HAT(CN)」が、正孔注入層を表す)。
(実施例4)
実施例1において、表面研磨なしの市販のITO上に非晶質金属酸化物薄膜層を積層したこと以外は同様にして、実施例4の素子を作製し評価をした。
(比較例2)
実施例4において、非晶質金属酸化物薄膜層を形成しないこと以外は同様にして、比較例2の素子を作製し評価をした。
図3は、実施例4又は比較例2で作製した有機EL素子の電流―電圧特性を示すグラフである。各々のグラフは、発光面積2mm角エリアを4箇所測定した値を含んでいる。研磨なしITO上に作製した実施例4の素子はリーク電流が見られないが、研磨なしITO上に作製した比較例2の素子は、2〜3桁ほどリーク電流が多いことを確認した。
図4は、実施例4又は比較例2で作製した有機EL素子の輝度―電流密度特性を示すグラフである。リーク電流が多い比較例2は、実施例4に比べて輝度の低下が見られた。

Claims (7)

  1. ITO層を含む陽極層と、陰極層と、該陽極層と該陰極層との間に挟持された有機機能層とを備える有機EL素子であって、
    該有機EL素子は、該ITO層と接して、非晶質金属酸化物薄膜層を備え、該非晶質金属酸化物薄膜層と接して、かつ、該有機機能層の一部として、正孔注入層を備え、
    該非晶質金属酸化物薄膜層は、亜鉛(Zn)、ケイ素(Si)、及び酸素(O)を含み、Zn/(Zn+Si)の原子数比が0.30〜0.95である、有機EL素子。
  2. 前記正孔注入層が、HAT(CN)、MoO、及びp型ドープト正孔輸送性材料からなる群より選ばれる1種以上を含む層である、請求項1に記載の有機EL素子。
  3. 前記p型ドープト正孔輸送性材料が、アクセプター性材料をドープした正孔輸送性材料である、請求項2に記載の有機EL素子。
  4. 前記アクセプター性材料が、遷移金属酸化物、ヘキサアザトリフェニレン化合物、テトラシアノベンゾキノンジメタンのフッ素化誘導体、及びラジアレン類からなる群より選ばれる1種以上である、請求項3に記載の有機EL素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機EL素子を備える有機ELパネル。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機EL素子を備える照明器具。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機EL素子を備えるディスプレイ装置。
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