JP2018194422A - 原子力設備廃止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで迅速に廃止作業を行う。
【解決手段】原子力設備の廃止時において、加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を蒸発処理装置から切り離す工程と、原子力設備とは独立して放射性廃液PWを加熱処理する代替蒸気発生部21および原子力設備とは独立して冷却水を供給する代替冷却部23を設置する工程と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、原子力設備の廃止方法に関する。
例えば、特許文献1には、蒸発処理装置が示されている。ここでの蒸発処理装置は、原子力設備において発生した放射性廃液の液量を蒸発により濃縮して減少させる。具体的に、蒸発処理装置は、蒸発器と、加熱器と、精留塔と、コンデンサと、ベントコンデンサと、蒸留水冷却器と、を備える。蒸発器は、加熱器に接続されて循環系を構成し、加熱器で加熱され気液二相流となった濃縮液が導入され、蒸発器内で蒸発蒸気と濃縮液に分離させる。加熱器は、加熱用蒸気(原子力設備の補助蒸気)が導入され、蒸発器から送られた濃縮液を加熱することにより、加熱用蒸気は凝縮し、復水として排出される。加熱された濃縮液は、その一部が蒸発蒸気となり気液二相流となって蒸発器に導入される。これら蒸発器および加熱器の循環系で濃縮液を加熱しながら濃縮して循環させることで濃縮液をより濃縮する。精留塔は、蒸発器で分離された蒸発蒸気が導入され、蒸発蒸気中の不純物を取り除く。コンデンサは、精留塔を経た蒸発蒸気を、冷却媒体として導入される冷却水(原子力設備の原子炉補機冷却水)によって凝縮する。ベントコンデンサは、コンデンサから抽気された蒸発蒸気が導入され、コンデンサと同様に冷却水(原子力設備の原子炉補機冷却水)が冷却媒体として導入されて蒸発蒸気を凝縮する。蒸留水冷却器は、コンデンサから蒸留水が導入され、コンデンサと同様に冷却水(原子力設備の原子炉補機冷却水)が冷却媒体として導入されて蒸留水を冷却する。冷却された蒸留水は、蒸留水タンクに貯留されて有害成分を含まないことが確認された後に放水される。
特開2015−187565号公報
ところで、原子力設備を廃止する場合、使用済燃料を保管するピットや、原子炉の内部構造物を解体する際に冠水が必要なキャビティなどから放射性廃液が発生することから、この放射性廃液の液量を濃縮して減少させる必要がある。従って、蒸発処理装置は、原子炉設備の廃止において放射性廃液が発生している限り稼働させなければならない。
しかし、上述したように原子炉設備に適用されている蒸発処理装置は、原子力設備の加熱用蒸気の供給系統および冷却水供給系統を利用している。このため、加熱用蒸気の供給系統および冷却水供給系統も、原子炉設備の廃止において蒸発処理装置が稼働されている限り解体することができない。
このため、原子力設備の廃止において、蒸発処理装置の稼働を維持するための機能を残さなければならず、その運用コストが嵩むと共に、原子力設備の廃止作業を遅滞させる要因となる問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、低コストで迅速に廃止作業を行うことのできる原子力設備廃止方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法は、放射性廃液を加熱用蒸気により加熱して濃縮液と蒸発蒸気とに分離させ、分離された蒸発蒸気を冷却して蒸留水を生成する一方で分離された濃縮液を貯留する蒸発処理装置を有する原子力設備について、当該原子力設備を廃止する原子力設備廃止方法であって、原子力設備において加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を前記蒸発処理装置から切り離す工程と、前記蒸気供給系統とは独立して前記放射性廃液を加熱処理する代替蒸気発生部および前記冷却水供給系統とは独立して冷却水を供給する代替冷却部を設置する工程と、を含む。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部は、圧縮機で圧縮された加熱用蒸気により加熱処理するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部は、代替のパッケージボイラで加熱された加熱用蒸気により加熱処理するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部は、電気ヒータで加熱処理するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部は、放射能濃度が高くなることより、放射線遮蔽材により被覆されていてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部を監視および制御する監視制御盤が被ばく低減の観点より外部に隔離されていてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替蒸気発生部および前記代替冷却部は、可搬式であってもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記濃縮液を可搬式の代替濃縮液貯留部に貯留してもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記代替濃縮液貯留部は、放射線遮蔽材により被覆されていてもよい。
また、本発明の一態様に係る原子力設備廃止方法では、前記蒸留水を可搬式の代替蒸留水貯留部に貯留してもよい。
本発明によれば、原子力設備を廃止するにあたり、原子力設備において加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を蒸発処理装置から切り離し、代替蒸気発生部および代替冷却部を設置して代替えすることで、加熱用蒸気の供給源である原子力設備の蒸気供給系統の配管、補助ボイラを解体することができ、この蒸気供給系統の配管および機器の健全性維持コストや、補助ボイラの稼働を維持するための燃料の運用コストを削減することができ、補助ボイラのある建屋を縮小したり解体スペースを確保したりすることができる。同様に、冷却水の供給源である原子力設備の冷却水供給系統の配管、原子炉補機冷却水冷却器等を解体することができ、これらの稼働を維持するための配管および機器の健全性維持コストを削減することができ、これらのある建屋を縮小したり解体スペースを確保したりすることができる。この結果、低コストで迅速に廃止作業を行うことができる。
図1は、原子力設備における蒸発処理装置の概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の概略図である。 図3は、本発明の実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の他の例の概略図である。 図4は、本発明の実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の他の例の概略図である。 図5は、本発明の実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸留水貯留部および代替濃縮液貯留部を含む概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、原子力設備における蒸発処理装置の概略図である。図2は、本実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の概略図である。
図1に示すように、蒸発処理装置1は、原子力設備において発生した放射性廃液PWの液量を蒸発により濃縮して減少させるものである。この蒸発処理装置1は、蒸発器2と、加熱器3と、精留塔4と、コンデンサ5と、ベントコンデンサ6と、蒸留水冷却器7と、を備える。
蒸発器2は、蒸発器ケーシング2aの底部と中部とが配管P1,P2を介して加熱器3に接続され、底部側の配管P1に濃縮液ポンプ10が設けられて加熱器3と循環系が構成されている。蒸発器2は、放射性廃液PWが導入され、加熱器3で加熱され気液二相流となった放射性廃液PWを、濃縮液と蒸発蒸気とに分離させる。
加熱器3は、加熱用蒸気が導入され、蒸発器2から濃縮液ポンプ10により加熱器ケーシング3a内に送られた濃縮液を加熱用蒸気により加熱することにより、加熱用蒸気は凝縮し、復水として排出される。加熱された濃縮液は、その一部が蒸発蒸気となり気液二相流となって蒸発器2に導入される。加熱用蒸気は、原子力設備における放射線管理区域外に設置された補助ボイラから供給される補助蒸気である。この補助蒸気は、例えば、発電所建屋内の暖房等に使用する蒸気やプラント起動時のタービン軸封部へのシール蒸気を供給するために用いられる。
そして、これら蒸発器2および加熱器3の循環系で濃縮液を加熱しながら濃縮して循環させることで濃縮液をより濃縮し、濃縮後の濃縮液は、濃縮液ポンプ10と加熱器3との間で配管P1から分岐された分岐配管P3を経て装置外に排出され、濃縮液タンク8に貯留される。
精留塔4は、精留塔ケーシング4aの底部が配管P4を介して蒸発器ケーシング2aの上部に接続されている。また、精留塔4は、精留塔ケーシング4aの底部が配管P5を介して蒸発器ケーシング2aの中部に接続されている。また、精留塔4は、精留塔ケーシング4aの上部が配管P6を介してコンデンサ5に接続されている。精留塔4は、図には明示しないが、精留塔ケーシング4a内に、多孔板が棚状に上下に複数段配置されている。精留塔4は、蒸発器2で分離された蒸発蒸気が配管P4を経て精留塔ケーシング4a内に導入され、多孔板の上面に孔を塞ぐように蒸留水が膜状に設けられて、この蒸留水に多孔板の孔を下から上に通過する蒸発蒸気が接触することで、凝縮・蒸発を繰り返して蒸発蒸気中の不純物が取り除かれる。多孔板を抜けた蒸発蒸気は、配管P6を経てコンデンサ5に導入される。また、精留塔ケーシング4aの底部に溜まった不純物を含むドレンは、ドレン配管である配管P5を経て蒸発器ケーシング2aに戻される。
コンデンサ5は、配管P6を介して精留塔4に接続され、精留塔4を経た蒸発蒸気が導入される。コンデンサ5は、冷却水(例えば、原子炉補機冷却水)が冷却媒体として導入されて蒸発蒸気を冷却し凝縮する。凝縮によって得られた蒸留水は、配管P7を経て排出され、蒸留水ポンプ11により蒸留水冷却器7に送られ、その一部が配管P7から分岐する配管P12により精留塔4に還流液として送られる。また、蒸発蒸気のうち凝縮しなかった非凝縮性ガス成分は、コンデンサ5から一部抽気した蒸発蒸気に同伴し配管P8を経てベントコンデンサ6に導入される。原子炉補機冷却水は、原子力設備において、使用済燃料が保管される使用済燃料ピットの冷却水を冷却するための使用済燃料ピット冷却器や、原子炉停止時に原子炉内の冷却水を冷却するための余熱除去冷却器等を冷却するために用いられる。
ベントコンデンサ6は、配管P8を介してコンデンサ5から抽気した非凝縮性ガスを同伴した蒸発蒸気が導入される。ベントコンデンサ6は、コンデンサ5と同様に冷却水(例えば、原子炉補機冷却水)が冷却媒体として導入されて蒸発蒸気を凝縮する。凝縮によって得られたドレンは、配管P9を経て装置外に排出される。一方、非凝縮性ガスは、配管P10を経て装置外に排出される。
蒸留水冷却器7は、配管P7を介してコンデンサ5から蒸留水が導入される。蒸留水冷却器7は、コンデンサ5と同様に冷却水(例えば、原子炉補機冷却水)が冷却媒体として導入されて蒸留水を冷却する。冷却された蒸留水は配管P11を経て装置外に排出される。この蒸留水冷却器7から排出された蒸留水は、蒸留水タンク9に貯留されて有害成分を含まないことが確認された後に放水される。
ところで、原子力設備を廃止するにあたり、解体作業において除染などにより放射性廃液PWは発生し続けるが、加熱用蒸気の供給源である原子力設備の蒸気供給系統の配管および機器の健全性維持コストや、補助ボイラの稼働を維持するための燃料の運用コストが嵩むことは好ましくない。また、冷却水の供給源である原子力設備の冷却水供給系統の配管、原子炉補機冷却水冷却器等についても、配管および機器の健全性維持コストが嵩むことは好ましくない。
このため、本実施形態の原子力設備廃止方法では、原子力設備の廃止時において、加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を蒸発処理装置1から切り離す工程と、原子力設備とは独立して加熱用蒸気により放射性廃液PWを処理する代替蒸気発生部21および原子力設備とは独立して冷却水を供給する代替冷却部23を設置する工程と(図2参照)、を含む。
図2に示す代替蒸気発生部21は、主に、蒸発蒸気を発生する蒸発器21Aと、蒸発器21Aにおいて発生させた蒸発蒸気を圧縮して高温の加熱用蒸気とする圧縮機21Bと、加熱用蒸気により放射性廃液PWを加熱する熱交換器21Cと、を含む。熱交換器21Cで加熱された放射性廃液PWは、濃縮液と蒸発蒸気とに分離される。蒸発蒸気は冷却されて凝縮し蒸留水となる。これら濃縮液や蒸留水は、原子力設備に既設の濃縮液タンク8や蒸留水タンク9にそれぞれ貯留される。即ち、代替蒸気発生部21は、上述した原子力設備の補助ボイラからの加熱用蒸気の供給が無くても圧縮機21Bからの加熱用蒸気により放射性廃液PWを加熱処理して濃縮液と蒸留水を排出する。なお、図には明示しないが、代替蒸気発生部21は、上記処理を行ううえで必要なポンプや配管や弁などを含む。
また、代替冷却部23は、代替蒸気発生部21の運転に必要な機器であって、主に、代替蒸気発生部21に電気を供給するための発電機23Aと、代替蒸気発生部21の熱交換器21Cに冷却水を供給循環させるチラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)23Bと、代替蒸気発生部21の作動空気を発生させるコンプレッサー23Cと、代替蒸気発生部21を監視し制御する監視制御盤23Dと、を含む。即ち、代替冷却部23は、代替蒸気発生部21に必要なユーティリティを有する。
これら、代替蒸気発生部21および代替冷却部23は、それぞれ別に台板(スキッド)24にまとめて固定された形態でトレーラなどの車両25に搭載されて可搬式として用いられる。代替蒸気発生部21および代替冷却部23を使用する場合は、台板24ごとクレーンなどで吊り上げて車両25から降ろして固設したり、そのまま車両25に搭載したままとしたりすることができる。代替蒸気発生部21や代替冷却部23を車両25に搭載することで、移送が容易である。
また、代替蒸気発生部21および代替冷却部23を使用する場合、代替蒸気発生部21において放射性廃液PWを送る配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等21Eや、代替蒸気発生部21と代替冷却部23とにおいて相互間で冷却水や電気や圧縮空気や信号を送るための配管および電線を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等21F,23Fや、代替蒸気発生部21において蒸留水を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等21Gや、代替蒸気発生部21において濃縮液を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等21Hが設けられている。なお、接続部としては、上記カプラ等に限定するものではなく、適宜配管や配線を接続することができるものであればよい。
また、代替蒸気発生部21において放射性廃液PWを処理するため、放射線を遮蔽する放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部21が被覆されている。具体的には、代替蒸気発生部21が固定されている台板24を放射線遮蔽材26で形成すると共に、台板24を底板とし、台板24であるスキッドのフレームを利用して放射線遮蔽材26からなる周壁および天板にて箱体を構成し、この箱体の内部に代替蒸気発生部21が収容される。さらに、放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部21を被覆した場合は、その箱体の内部が蒸発器21Aなどから発生する熱で高温となるため、箱体の内部を負圧とすると共に放射性物質を捕捉するフィルタを有する送風機構27Aを設け、吸気口27Bから箱体の内部に外部の空気を取り入れて放射性物質を除去した空気を箱体の外部に放出する。このようにして、代替蒸気発生部21において放射性廃液PWを処理したことにより生じ得る放射性物質を封じ込める。
一方、代替冷却部23においては、放射性廃液PWを処理しない発電機23A、チラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)23B、コンプレッサー23Cや、放射性物質により影響を及ぼす電子機器を含む監視制御盤23Dを含み、放射性物質を発生しない構成が代替蒸気発生部21とは別に隔離して構成されている。このように、放射性物質の発生や影響の有無により機器を別にして移送や管理の合理化を図っている。
図3は、本実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の他の例の概略図である。
図3に示す代替蒸気発生部31は、主に、蒸発蒸気を発生する蒸発器31Aと、加熱用蒸気により放射性廃液PWを加熱する熱交換器31Cと、を含む。熱交換器31Cで加熱された放射性廃液PWは、濃縮液と蒸発蒸気とに分離される。蒸発蒸気は冷却されて凝縮し蒸留水となる。これら濃縮液や蒸留水は、原子力設備に既設の濃縮液タンク8や蒸留水タンク9にそれぞれ貯留される。即ち、代替蒸気発生部31は、上述した原子力設備の補助ボイラからの加熱用蒸気の供給が無くてもボイラ33Eからの加熱用蒸気により放射性廃液PWを加熱処理して濃縮液と蒸留水と排出する。なお、図には明示しないが、代替蒸気発生部31は、上記処理を行ううえで必要なポンプや配管や弁などを含む。
また、代替冷却部33は、代替蒸気発生部31の運転に必要な機器であって、主に、代替蒸気発生部31に電気を供給するための発電機33Aと、代替蒸気発生部31の熱交換器31Cに冷却水を供給循環させるチラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)33Bと、代替蒸気発生部31の作動空気を発生させるコンプレッサー33Cと、代替蒸気発生部31を監視し制御する監視制御盤33Dと、代替蒸気発生部31の蒸発器31Aに加熱用蒸気を供給するボイラ(パッケージボイラ)33Eと、を含む。即ち、代替冷却部33は、代替蒸気発生部31に必要なユーティリティを有する。
これら、代替蒸気発生部31および代替冷却部33は、それぞれ別に台板(スキッド)24にまとめて固定された形態でトレーラなどの車両25に搭載されて可搬式として用いられる。代替蒸気発生部31および代替冷却部33を使用する場合は、台板24ごとクレーンなどで吊り上げて車両25から降ろして固設したり、そのまま車両25に搭載したままとしたりすることができる。代替蒸気発生部31や代替冷却部33を車両25に搭載することで、移送が容易である。
また、代替蒸気発生部31および代替冷却部33を使用する場合、代替蒸気発生部31において放射性廃液PWを送る配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等)31Eや、代替蒸気発生部31と代替冷却部33とにおいて相互間で加熱用蒸気や冷却水や電気や圧縮空気や信号を送るための配管および電線を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等31F,33Fや、代替蒸気発生部31において蒸留水を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等31Gや、代替蒸気発生部31において濃縮液を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等31Hが設けられている。なお、接続部としては、上記カプラ等に限定するものではなく、適宜配管や配線を接続することができるものであればよい。
また、代替蒸気発生部31において放射性廃液PWを処理するため、放射線を遮蔽する放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部31が被覆されている。具体的には、代替蒸気発生部31が固定されている台板24を放射線遮蔽材26で形成すると共に、台板24を底板とし、台板24であるスキッドのフレームを利用して放射線遮蔽材26からなる周壁および天板にて箱体を構成し、この箱体の内部に代替蒸気発生部31が収容される。さらに、放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部31を被覆した場合は、その箱体の内部が蒸発器31Aなどから発生する熱で高温となるため、箱体の内部を負圧とすると共に放射性物質を捕捉するフィルタを有する送風機構27Aを設け、吸気口27Bから箱体の内部に外部の空気を取り入れて放射性物質を除去した空気を箱体の外部に放出する。このようにして、代替蒸気発生部31において放射性廃液PWを処理したことにより生じ得る放射性物質を封じ込める。
一方、代替冷却部33においては、放射性廃液PWを処理しない発電機33A、チラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)33B、コンプレッサー33C、ボイラ33Eや、放射性物質により影響を及ぼす電子機器を含む監視制御盤33Dを含み、放射性物質を発生しない構成が代替蒸気発生部31とは別に隔離して構成されている。このように、放射性物質の発生や影響の有無により機器を別にして移送や管理の合理化を図っている。
図4は、本実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸気発生部および代替冷却部の他の例の概略図である。
図4に示す代替蒸気発生部41は、主に、蒸発器41Aと、電気ヒータ41Bと、熱交換器41Cと、を含む。蒸発器41Aでは、放射性廃液PWが供給され、当該放射性廃液PWが電気ヒータ41Bにより加熱処理されることで濃縮液と蒸発蒸気とに分離される。蒸発蒸気は熱交換器41Cにて冷却されて凝縮し蒸留水となる。これら濃縮液や蒸留水は、原子力設備に既設の濃縮タンク8や蒸留水タンク9にそれぞれ貯留される。即ち、代替蒸気発生部41は、上述した原子力設備の補助ボイラからの加熱用蒸気の供給が無くても放射性廃液PWを加熱処理して濃縮液と蒸留水を排出する。なお、図には明示しないが、代替蒸気発生部41は、上記処理を行ううえで必要なポンプや配管や弁などを含む。
また、代替冷却部43は、代替蒸気発生部41の運転に必要な機器であって、主に、代替蒸気発生部41に電気を供給するための発電機43Aと、代替蒸気発生部41の熱交換器41Cに冷却水を供給循環させるチラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)43Bと、代替蒸気発生部41の作動空気を発生させるコンプレッサー43Cと、代替蒸気発生部41を監視し制御する監視制御盤43Dと、を含む。即ち、代替冷却部43は、代替蒸気発生部41に必要なユーティリティを有する。
これら、代替蒸気発生部41および代替冷却部43は、それぞれ別に台板(スキッド)24にまとめて固定された形態でトレーラなどの車両25に搭載されて可搬式として用いられる。代替蒸気発生部41および代替冷却部43を使用する場合は、台板24ごとクレーンなどで吊り上げて車両25から降ろして固設したり、そのまま車両25に搭載したままとしたりすることができる。代替蒸気発生部41や代替冷却部43を車両25に搭載することで、移送が容易である。
また、代替蒸気発生部41および代替冷却部43を使用する場合、代替蒸気発生部41において放射性廃液PWを送る配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等41Eや、代替蒸気発生部41と代替冷却部43とにおいて相互間で冷却水や電気や圧縮空気や信号を送るための配管および電線を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等41F,43Fや、代替蒸気発生部41において蒸留水を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等41Gや、代替蒸気発生部41において濃縮液を排出する配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等41Hが設けられている。なお、接続部としては、上記カプラ等に限定するものではなく、適宜配管や配線を接続することができるものであればよい。
また、代替蒸気発生部41において放射性廃液PWを処理するため、放射線を遮蔽する放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部41が被覆されている。具体的には、代替蒸気発生部41が固定されている台板24を放射線遮蔽材26で形成すると共に、台板24を底板とし、台板24であるスキッドのフレームを利用して放射線遮蔽材26からなる周壁および天板にて箱体を構成し、この箱体の内部に代替蒸気発生部41が収容される。さらに、放射線遮蔽材26により代替蒸気発生部41を被覆した場合は、その箱体の内部が蒸発器41Aなどから発生する熱で高温となるため、箱体の内部を負圧とすると共に放射性物質を捕捉するフィルタを有する送風機構27Aを設け、吸気口27Bから箱体の内部に外部の空気を取り入れて放射性物質を除去した空気を箱体の外部に放出する。このようにして、代替蒸気発生部41において放射性廃液PWを処理したことにより生じ得る放射性物質を封じ込める。
一方、代替冷却部43においては、放射性廃液PWを処理しない発電機43A、チラー若しくは空冷塔(冷水発生装置)43B、コンプレッサー43Cや、放射性物質により影響を及ぼす電子機器を含む監視制御盤43Dを含み、放射性物質を発生しない構成が代替蒸気発生部41とは別に隔離して構成されている。このように、放射性物質の発生や影響の有無により機器を別にして移送や管理の合理化を図っている。
図5は、本実施形態に係る原子力設備廃止方法における代替蒸留水貯留部および代替濃縮液貯留部を含む概略図である。
図5に示すように、上述した代替蒸気発生部21(図には明示しないが代替蒸気発生部31,41であってもよい)から排出された濃縮液を貯留する代替濃縮液貯留部28や、代替蒸気発生部21(図には明示しないが代替蒸気発生部31,41であってもよい)から排出された蒸留水を貯留する代替蒸留水貯留部29が設けられてもよい。
代替濃縮液貯留部28は、原子力設備に既設の濃縮液タンク8に代替えされるものである。代替濃縮液貯留部28は、代替蒸気発生部21(図には明示しないが代替蒸気発生部31,41であってもよい)から排出された濃縮液を貯留する代替濃縮液タンク28Aを含む。なお、図には明示しないが、代替濃縮液貯留部28は、貯留に必要なポンプや配管や弁などを含む。
代替蒸留水貯留部29は、原子力設備に既設の蒸留水タンク9に代替えされるものである。代替蒸留水貯留部29は、代替蒸気発生部21(図には明示しないが代替蒸気発生部31,41であってもよい)から排出された蒸留水を貯留する代替蒸留水タンク29Aを含む。代替蒸留水貯留部29は、蒸留水が、サンプリングにより排水規制物質測定して規制を満足する場合には、代替蒸留水タンク29Aに貯留せずに外部に排出してもよい。また、代替蒸留水貯留部29は、蒸留水を浄化するための脱塩塔29Bを含んでもよい。なお、図には明示しないが、代替蒸留水貯留部29は、貯留や浄化に必要なポンプや配管や弁などを含む。
これら、代替濃縮液貯留部28および代替蒸留水貯留部29は、それぞれ別に台板(スキッド)24にまとめて固定された形態でトレーラなどの車両25に搭載されて可搬式として用いられる。代替濃縮液貯留部28および代替蒸留水貯留部29を使用する場合は、台板24ごとクレーンなどで吊り上げて車両25から降ろして固設したり、そのまま車両25に搭載したままとしたりすることができる。代替濃縮液貯留部28や代替蒸留水貯留部29を車両25に搭載することで、移送が容易である。
また、代替濃縮液貯留部28および代替蒸留水貯留部29を使用する場合、代替濃縮液貯留部28において濃縮液を受け入れる配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等28Cや、代替蒸留水貯留部29において蒸留水を受け入れる配管を接続するための接続部であるカプラ又はフランジ等29Cが設けられている。なお、接続部としては、上記カプラ等に限定するものではなく、適宜配管を接続することができるものであればよい。
また、代替濃縮液貯留部28において濃縮液を貯留するため、放射線を遮蔽する放射線遮蔽材26により代替濃縮液貯留部28が被覆されている。具体的には、代替濃縮液貯留部28が固定されている台板24を放射線遮蔽材26で形成すると共に、台板24を底板とし、台板24であるスキッドのフレームを利用して放射線遮蔽材26からなる周壁および天板にて箱体を構成し、この箱体の内部に代替濃縮液貯留部28が収容される。さらに、放射線遮蔽材26により代替濃縮液貯留部28を被覆した場合は、その箱体の内部が濃縮液から発生する熱で高温となるため、箱体の内部を負圧とすると共に放射性物質を捕捉するフィルタを有する送風機構27Aを設け、吸気口27Bから箱体の内部に外部の空気を取り入れて放射性物質を除去した空気を箱体の外部に放出する。このようにして、代替濃縮液貯留部28において濃縮液を貯留することにより生じ得る放射性物質を封じ込める。
一方、代替蒸留水貯留部29においては、放射性物質の発生が無い蒸留水を貯留するため、代替濃縮液貯留部28とは別に隔離して構成されている。このように、放射性物質の発生の有無により貯留タンクを別にして移送や管理の合理化を図っている。
このように、本実施形態の原子力設備廃止方法は、放射性廃液PWを加熱用蒸気により濃縮液と蒸発蒸気とに分離させ、分離された蒸発蒸気を冷却して蒸留水を生成する一方で分離された濃縮液を貯留する蒸発処理装置1を有する原子力設備について、当該原子力設備を廃止する原子力設備廃止方法であって、原子力設備において加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を蒸発処理装置1から切り離す工程と、原子力設備とは独立して放射性廃液を加熱処理する代替蒸気発生部21(31,41)および原子力設備とは独立して冷却水を供給する代替冷却部23(33,43)を設置する工程と、を含む。
この原子力設備廃止方法によれば、原子力設備を廃止するにあたり、原子力設備において加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を蒸発処理装置1から切り離し、代替蒸気発生部21(31,41)および代替冷却部23(33,43)を設置して代替えすることで、加熱用蒸気の供給源である原子力設備の蒸気供給系統の配管、補助ボイラを解体することができ、この蒸気供給系統の配管および機器の健全性維持コストや、補助ボイラの稼働を維持するための燃料の運用コストを削減することができ、補助ボイラのある建屋を縮小したり解体スペースを確保したりすることができる。同様に、原子力設備の冷却水供給系統の配管、原子炉補機冷却水冷却器等を解体することができ、これらの稼働を維持するための配管および機器の健全性維持コストを削減することができ、これらのある建屋を縮小したり解体スペースを確保したりすることができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部21は、圧縮機21Bで圧縮された加熱用蒸気により加熱処理してもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、圧縮機21Bを用いることで加熱用蒸気により放射性廃液を処理する設備としてボイラを省くことができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部31は、ボイラ33Eで加熱された加熱用蒸気により加熱処理してもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、ボイラ33Eを用いることで加熱用蒸気により放射性廃液を処理する設備として圧縮機を省くことができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部41は、電気ヒータ41Bで加熱処理してもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、電気ヒータ41Bを用いることで放射性廃液を加熱処理する設備として圧縮機やボイラを省くことができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部21(31,41)は、放射線遮蔽材26により被覆されていてもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、代替蒸気発生部21(31,41)は、放射性廃液PWを処理するため、当該代替蒸気発生部21(31,41)を放射線遮蔽材26により被覆することで、放射性物質を封じ込めることができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部21(31,41)を監視および制御する監視制御盤23D(33D,43D)が被ばく低減の観点より放射線遮蔽材26の外部に隔離されていてもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、監視制御盤23D(33D,43D)は、電子機器であり放射性物質により影響を及ぼすことから、この監視制御盤23D(33D,43D)を放射線遮蔽材26の外部に隔離することで、放射性物質による影響を防ぎ、代替蒸気発生部21(31,41)を監視および制御を支障なく行うことができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替蒸気発生部21(31,41)および代替冷却部23(33,43)は、可搬式であることが好ましい。
この原子力設備廃止方法によれば、代替蒸気発生部21(31,41)および代替冷却部23(33,43)の移送や設置を容易に行うことができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、濃縮液を可搬式の代替濃縮液貯留部28に貯留してもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、代替濃縮液貯留部28を既設の濃縮液タンク8に代替えすることができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、代替濃縮液貯留部28は、被ばく低減の観点より放射線遮蔽材26により被覆されていることが好ましい。
この原子力設備廃止方法によれば、代替濃縮液貯留部28は放射性廃液PWの濃縮液を貯留するため、当該代替濃縮液貯留部28を放射線遮蔽材26により被覆することで、放射性物質を封じ込めることができる。
また、本実施形態の原子力設備廃止方法では、蒸留水を可搬式の代替蒸留水貯留部29に貯留してもよい。
この原子力設備廃止方法によれば、代替蒸留水貯留部29を既設の蒸留水タンク9に代替えすることができる。
1 蒸発処理装置
2 蒸発器
2a 蒸発器ケーシング
3 加熱器
3a 加熱器ケーシング
4 精留塔
4a 精留塔ケーシング
5 コンデンサ
6 ベントコンデンサ
7 蒸留水冷却器
8 濃縮液タンク
9 蒸留水タンク
10 濃縮液ポンプ
11 蒸留水ポンプ
21 代替蒸気発生部
21A 蒸発器
21B 圧縮機
21C 熱交換器
21E 接続部(カプラ又はフランジ等)
21F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
21G 接続部(カプラ又はフランジ等)
21H 接続部(カプラ又はフランジ等)
23 代替冷却部
23A 発電機
23B チラー若しくは空冷塔
23C コンプレッサー
23D 監視制御盤
23F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
24 台板
25 車両
26 放射線遮蔽材
27A 送風機構
27B 吸気口
28 代替濃縮液貯留部
28A 代替濃縮液タンク
28C 接続部(カプラ又はフランジ等)
29 代替蒸留水貯留部
29A 代替蒸留水タンク
29B 脱塩塔
29C 接続部(カプラ又はフランジ等)
31 代替蒸気発生部
31A 蒸発器
31C 熱交換器
31E 接続部(カプラ又はフランジ等)
31F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
31G 接続部(カプラ又はフランジ等)
31H 接続部(カプラ又はフランジ等)
33 代替冷却部
33A 発電機
33B チラー若しくは空冷塔
33C コンプレッサー
33D 監視制御盤
33E ボイラ
33F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
41 代替蒸気発生部
41A 蒸発器
41B 電気ヒータ
41C 熱交換器
41E 接続部(カプラ又はフランジ等)
41F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
41G 接続部(カプラ又はフランジ等)
41H 接続部(カプラ又はフランジ等)
43 代替冷却部
43A 発電機
43B チラー若しくは空冷塔
43C コンプレッサー
43D 監視制御盤
43F 接続部(カプラ又はフランジ等、接続端子又はソケット等)
P1,P2 配管
P3 分岐配管
P10,P11,P12 配管
P4,P5,P6,P7,P8,P9 配管
PW 放射性廃液

Claims (10)

  1. 放射性廃液を加熱用蒸気により加熱して濃縮液と蒸発蒸気とに分離させ、分離された蒸発蒸気を冷却して蒸留水を生成する一方で分離された濃縮液を貯留する蒸発処理装置を有する原子力設備について、当該原子力設備を廃止する原子力設備廃止方法であって、
    原子力設備において加熱用蒸気を供給する蒸気供給系統および冷却水を供給する冷却水供給系統を前記蒸発処理装置から切り離す工程と、
    前記蒸気供給系統とは独立して前記放射性廃液を加熱処理する代替蒸気発生部および前記冷却水供給系統とは独立して冷却水を供給する代替冷却部を設置する工程と、
    を含む原子力設備廃止方法。
  2. 前記代替蒸気発生部は、圧縮機で圧縮された加熱用蒸気により加熱処理する請求項1に記載の原子力設備廃止方法。
  3. 前記代替蒸気発生部は、ボイラで加熱された加熱用蒸気により加熱処理する請求項1に記載の原子力設備廃止方法。
  4. 前記代替蒸気発生部は、電気ヒータで加熱処理する請求項1に記載の原子力設備廃止方法。
  5. 前記代替蒸気発生部は、放射線遮蔽材により被覆されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の原子力設備廃止方法。
  6. 前記代替蒸気発生部を監視および制御する監視制御盤が前記放射線遮蔽材の外部に隔離されている請求項5に記載の原子力設備廃止方法。
  7. 前記代替蒸気発生部および前記代替冷却部は、可搬式である請求項1〜6のいずれか1つに記載の原子力設備廃止方法。
  8. 前記濃縮液を可搬式の代替濃縮液貯留部に貯留する請求項1〜7のいずれか1つに記載の原子力設備廃止方法。
  9. 前記代替濃縮液貯留部は、放射線遮蔽材により被覆されている請求項8に記載の原子力設備廃止方法。
  10. 前記蒸留水を可搬式の代替蒸留水貯留部に貯留する請求項1〜9いずれか1つに記載の原子力設備廃止方法。
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