JP2018191490A - 熱電発電装置 - Google Patents

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友宏 早瀬
文継 前田
Fumitsugu Maeda
文継 前田
桑山 和利
Kazutoshi Kuwayama
和利 桑山
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Abstract

【課題】発電モジュールにおける高温側部から低温側部への熱リーク量を抑制可能な熱電発電装置を提供する。【解決手段】熱電発電装置100は、第1通路形成部材と第2通路形成部材との間に設けられた発電モジュール1に含まれる複数の熱電変換素子2と、複数の熱電変換素子2を収容するモジュールケース10と、を備える。モジュールケース10は、熱電変換素子2における第1通路側部位2aと第2通路側部位2bに対してそれぞれ熱移動可能に設けられた低温側壁部10a、高温側壁部10bを有する。最上流低温側壁部10a1と最上流高温側壁部10b1とをつなぐ最上流ケース壁部101における熱抵抗は、最上流ケース壁部101よりも第2流体流れの下流に位置する部位のケース壁における熱抵抗よりも大きくなっている。【選択図】図4

Description

この明細書における開示は、ゼーベック効果により熱エネルギを電力エネルギに変換する熱電発電装置に関する。
特許文献1の熱電発電装置は、放熱面と吸熱面との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換素子を備えている。熱電変換素子は、放熱面を一部とする放熱側筐体と吸熱面を一部とする吸熱側筐体とが形成する箱体の内部に設置されている。従来技術として列挙された先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として参照により援用される。
特開2015−204423号公報
前述の装置について、熱電変換素子をケースに対して熱移動可能なようにケース内に設置した発電モジュールという構成に置き換えた場合、熱電変換素子の高温側部(吸熱側部)から低温側部(放熱側部)へケースを通じて熱が移動するという問題がある。このような熱リークの発生によって熱電変換素子を通過する熱量が減少するため、発電性能が低下してしまう。したがって、熱電発電装置には、発電性能の観点でさらなる改良が求められている。
この明細書における開示の目的は、発電モジュールにおける高温側部から低温側部への熱リーク量を抑制可能な熱電発電装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された熱電発電装置のひとつは、第1流体が流れる第1通路(7a)を形成する第1通路形成部材(7)と、第1流体よりも高温である第2流体が流れる第2通路(5a)を形成する第2通路形成部材(3,4)と、第1通路形成部材と第2通路形成部材との間に設けられた発電モジュール(1)に含まれる複数の熱電変換素子(2)と、複数の熱電変換素子を収容するモジュールケース(10)と、を備え、
モジュールケースは、熱電変換素子における第1通路側部位(2a)と第2通路側部(2b)に対してそれぞれ熱移動可能に設けられた低温側壁部(10a)、高温側壁部(10b)を有し、
モジュールケースは、低温側壁部と高温側壁部とをつないでいるケース壁のうち、複数の熱電変換素子のなかで第2流体流れの最上流に位置する最上流素子(20)に対して熱移動可能に設けられる最上流低温側壁部(10a1)と最上流高温側壁部(10b1)とをつないでいる最上流ケース壁部(101)における熱抵抗が最上流ケース壁部よりも第2流体流れの下流に位置する部位のケース壁における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている。
この熱電発電装置のモジュールケースは、最上流ケース壁部の熱抵抗が最上流ケース壁部よりも第2流体流れの下流に位置する部位のケース壁の熱抵抗よりも大きくなるように構成されている。この構成によれば、第2流体から発電モジュールへの熱移動の開始部において、最上流高温側壁部から熱電変換素子を通過しないで最上流ケース壁を通じて最上流低温側壁部へ移動する熱リークを抑えることができる。これにより、熱電変換素子の高温側部(吸熱側部)から低温側部(放熱側部)へモジュールケースを通じて熱が移動する熱リーク量を抑えることができる。したがって、発電モジュールにおける高温側部から低温側部への熱リーク量を抑制可能な熱電発電装置を提供できる。この熱電発電装置は、最上流ケース壁部に通じた熱リークの抑制によって素子通過熱量の減少が抑えられるため、発電性能の確保を図ることができる。
第1実施形態の熱電発電装置の一部を示す斜視図である。 熱電発電装置を示す斜視図である。 図2の矢印III方向にみた熱電発電装置を示す平面図である。 発電モジュールにおけるケースと熱電変換素子との位置関係を示した図である。 図4のV−V断面を矢印方向にみた図である。 第2実施形態の発電モジュールについてケースの構成を示した部分断面図である。 第3実施形態の発電モジュールについてケースと熱電変換素子の構成を示した断面図である。 第4実施形態の発電モジュールについてケースと熱電変換素子の構成を示した断面図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態に一形態としての熱電発電装置100を開示する。第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。熱電発電装置100は、ゼーベック効果により熱エネルギを電力エネルギに変換して発電することができる装置である。熱電発電装置100は、熱電変換素子2を有する発電モジュール1において一方側と他方側とに温度差が与えられると、電位差が生じて電子が流れる現象を利用して発電する。熱電発電装置100では、低温の第1流体と第1流体よりも高温である第2流体とを用いて発電モジュールの両側に温度差を与える。第1流体、第2流体には、温度差を与えることが可能な任意の流体を採用することができる。この実施形態では、任意に選択可能な第1流体および第2流体の一例として、第1流体として自動車エンジンの冷却水を用い、第2流体として自動車エンジンから排出される排気ガスを用いる場合について説明する。以下、第1流体を低温流体と称し、第2流体を低温流体よりも高温である高温流体と称することがある。
熱電発電装置100は、高温流体が流れる第2通路5aと、低温流体が流れる第1通路7aと、一方側で高温流体と他方側で低温流体とそれぞれ熱移動可能に設けられる発電モジュール1と、各流体と発電モジュール1との熱交換を促進する熱伝導部材6と、を備える。発電モジュール1は複数の熱電変換素子2を有している。複数の熱電変換素子2は、扁平状の箱体であるモジュールケース10の内部に収納されている。モジュールケース10は、例えば、ステンレス、アルミニウム、銅等の金属、グラファイト、熱伝導性を有する材料を含む樹脂等によって構成されている。熱電発電装置100は、さらに低温流体および高温流体と発電モジュール1との熱移動を確保するように各部材同士の密着性を高める第1保持部材3および第2保持部材4を備える。第1保持部材3および第2保持部材4は、以下に保持部材3,4とも称する。
熱伝導部材6は、それ自身が熱伝導可能な材質で構成されている。熱伝導部材6は、熱伝導性を有する任意の材質で形成されている部材である。任意の材質には、例えば、アルミニウム、銅等の金属、グラファイト、熱伝導性を有する材料を含む樹脂等を用いることができる。この構成によれば、熱伝導部材6によって部材間における熱抵抗の低減が図れ、高温流体と低温流体との間の効率的な熱移動を実現できる。グラファイトは、非常に高い熱伝導率を有する。例えば、グラファイトは銅やアルミニウムの2倍以上の熱伝導率を有するもの採用することが好ましい。グラファイトは薄く、柔軟なシート状に形成することが可能であり、変形や加工が容易である。グラファイトシートは高分子フィルムを熱分解してグラファイト化することにより、製造することができる。また、グラファイトシートは、単結晶に近い構造を持つ高配向性を有するものであることが好ましい。
また、熱伝導部材6は、モジュールケース10のケース壁、管7、第1保持部材3、第2保持部材4よりも、外力によって変形しやすく硬度が低い部材であることが好ましい。この構成によれば、熱伝導部材6は、各部材の膨張や収縮に応じて変形可能であるため、モジュールケース10のケース壁、管7、第1保持部材3、第2保持部材4に対して熱伝導部材6を変位させやすくできる。したがって、高温流体および低温流体によりもたらされる温度差によって各部材が膨張や収縮したとしても、各部材は変位しやすいので、各部材の歪みによる応力を軽減したり、部材間の熱膨張差を吸収したりする効果を高めることができる。
熱伝導部材6は、シート状、膜状、扁平な直方体状等の任意の形状とすることができる。熱伝導部材6は、発電モジュール1と第1保持部材3とに挟まれ、さらに発電モジュール1と管7とに挟まれており、これらの両者に密着可能な形状とすることが好ましい。熱伝導部材6は、発電モジュール1と同様の体積、外形形状であることが好ましい。熱伝導部材6は、発電モジュール1において複数の熱電変換素子2が設けられている範囲の表面積と同程度の表面積を有することが好ましい。
図4および図5に示すように、発電モジュール1の外装を形成するモジュールケース10の内部には、所定個数の熱電変換素子2が高温流体の流れ方向F2に並んで設置され、所定個数の熱電変換素子2が低温流体の流れ方向F1に並んで設置されている。発電モジュール1の内部には、複数の熱電変換素子2が格子状に整列している。熱電変換素子2の酸化防止のため、モジュールケース10の内部は、例えば、真空状態であったり、不活性ガスが充填されたりする。モジュールケース10は内部の空間を封止する気密ケースでもある。モジュールケース10は、例えばステンレス材により形成されている。
熱電変換素子2は、交互に配列されるP型半導体素子とN型半導体素子とが網状に連結されて構成されている。発電モジュール1は、一方の面に高温流体や高温流体と熱伝達可能な高温部が接触し、他方の面に低温流体や低温流体と熱伝達可能な低温部が接触することで、熱電変換素子2の一方側と他方側とに温度差が生じ電位差に起因する電子の移動によって発電する。
熱電発電装置100において一方側に位置する発電モジュール1の一方の面は、高温部を構成する第1保持部材3に熱的に接触し、他方の面は、低温部を構成する管7に熱的に接触する。管7は、内部に第1流体が流れる第1通路7aを形成する第1通路形成部材を構成する。熱電発電装置100において他方側に位置する発電モジュール1の一方の面は、低温部を構成する管7に熱的に接触し、他方の面は、高温部を構成する第2保持部材4に熱的に接触する。管7は、熱伝導部材6を介して発電モジュール1と熱的に接触する。
モジュールケース10は、内部空間が密閉された箱体状である。モジュールケース10は、例えば外形が扁平状である直方体である。モジュールケース10は、互いに向かい合う低温側壁部10aと高温側壁部10bとをつないでいるケース壁として、最上流ケース壁部101、最下流ケース壁部102、二つの端部ケース壁部103を備えている。最上流ケース壁部101は、モジュールケース10に収容される複数の熱電変換素子2のなかで第2流体流れの最上流に位置する最上流素子20に対して熱移動可能に設けられる最上流低温側壁部10a1と最上流高温側壁部10b1とをつないでいる壁である。最上流低温側壁部10a1は、低温側壁部10aのうち最上流に位置する部分に相当する。最上流高温側壁部10b1は、高温側壁部10bのうち最上流に位置する部分に相当する。
最上流ケース壁部101と最下流ケース壁部102は、それぞれ、対向関係にある低温側壁部10aと高温側壁部10bとを第2流体流れの上流側端部、下流側端部で連結する部分であり、互いに対向するように設けられている。二つの端部ケース壁部103は、それぞれ、低温側壁部10aと高温側壁部10bとを第1流体流れの上流側端部、下流側端部で連結する部分であり、互いに対向するように設けられている。端部ケース壁部103は、管7、第1保持部材3、第2保持部材4のそれぞれから離間した状態で設置されている。
低温側壁部10aは、熱電変換素子2における第1通路側部位2aに対してそれぞれ熱移動可能に設けられている。高温側壁部10bは、熱電変換素子2における第2通路側部位2bに対してそれぞれ熱移動可能に設けられている。第1通路側部位2aは、複数の熱電変換素子2からなる素子集合体において、第1通路7a側に位置して対向する部位であって、熱伝導部材6を介して管7に対して熱移動可能に設置されている部位である。第1通路側部位2aは、モジュールケース10を形成するケース壁のうち、低温側壁部10aに対向して熱伝導部材6を介して熱移動可能に設置されている部位である。第2通路側部位2bは、前述の素子集合体において、第2通路5a側に位置して対向する部位であって、熱伝導部材6を介して第1保持部材3や第2保持部材4に対して熱移動可能に設置されている部位である。第2通路側部位2bは、モジュールケース10を形成するケース壁のうち、高温側壁部10bに対向し熱伝導部材6を介して熱移動可能に設置されている部位である。
図4に示すように、複数の熱電変換素子2は、モジュールケース10の内部において、第2流体の流れ方向について素子集合体を間において上流側空間と下流側空間とを形成するように設置されている。モジュールケース10における第2流体流れの上流端壁部と複数の熱電変換素子2との間には、上流側空間が形成されており、モジュールケース10における第2流体流れの下流端壁部と複数の熱電変換素子2との間には、下流側空間が形成されている。上流側空間は、複数の熱電変換素子2のなかで第2流体流れの最上流に位置する最上流素子20と最上流ケース壁部101とで形成された空間である。下流側空間は、複数の熱電変換素子2のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子21と最下流ケース壁部102とで形成された空間である。
モジュールケース10は、低温側壁部10aにおいて熱伝導部材6を介して管7に熱的に接触し、高温側壁部10bにおいて熱伝導部材6を介して第1保持部材3や第2保持部材4に熱的に接触している。最上流ケース壁部101は、管7、第1保持部材3、第2保持部材4のそれぞれから離間した状態で設置されている。したがって、最上流ケース壁部101と管7との間、最上流ケース壁部101と第1保持部材3との間、最上流ケース壁部101と第2保持部材4との間には、空気層が形成されている。最下流ケース壁部102は、管7、第1保持部材3、第2保持部材4のそれぞれから離間した状態で設置されている。したがって、最下流ケース壁部102と管7との間、最下流ケース壁部102と第1保持部材3との間、最下流ケース壁部102と第2保持部材4との間には、空気層が形成されている。
上流側空間、下流側空間のそれぞれは、真空層または空気、不活性ガス等が満たされた気体層である。真空層または空気層は、固体であるケース壁よりも熱伝導率が低い。したがって、第2流体から最上流高温側壁部10b1や最下流高温側壁部10b2に伝達した熱の一部は、最上流ケース壁部101や最下流ケース壁部102を経由して、熱電変換素子2を通過しないリーク熱として最上流低温側壁部10a1や最下流低温側壁部10a2に移動する。
最上流高温側壁部10b1から最上流素子20を通過しないで最上流低温側壁部10a1に向かう熱は、最上流ケース壁部101の表面に沿うように移動する。このため、上流側空間を区画する最上流ケース壁部101は、最上流高温側壁部10b1から最上流低温側壁部10a1に向かうリーク熱移動長さに相当する上流熱経路長さを有する。この上流熱経路長さは、最上流低温側壁部10a1の上流端から最上流ケース壁部101の上流端までの距離Lhと、最上流高温側壁部10b1の上流端から最上流ケース壁部101の上流端までの距離Lhと、最上流ケース壁部101の高さLtとの合計値に等しい。
最下流高温側壁部10b2から最下流素子21を通過しないで最下流低温側壁部10a2に向かう熱は、最下流ケース壁部102の表面に沿うように移動する。最下流素子21は、複数の熱電変換素子2のうち第2流体流れの最下流に位置する素子である。このため、下流側空間を区画する最下流ケース壁部102は、最下流高温側壁部10b2から最下流低温側壁部10a2に向かう熱移動長さに相当する下流熱経路長さを有する。この下流熱経路長さは、最下流低温側壁部10a2の下流端から最下流ケース壁部102の下流端までの距離Lcと、最下流高温側壁部10b2の下流端から最下流ケース壁部102の下流端までの距離Lcと、最下流ケース壁部102の高さLtとの合計値に等しい。距離Lhは距離Lcよりも大きい値に設定されている。
図4および図5に示すように、上流側空間は、下流側空間よりも第2流体流れ方向の長さが大きくなるように設定されている。この構成により、モジュールケース10は、上流熱経路長さが下流熱経路長さよりも長くなるように形成されている。
図5に示すように、複数の熱電変換素子2は、モジュールケース10の内部において、第1流体の流れ方向について素子集合体を間において上流側空間と下流側空間とを形成するように設置されている。複数の熱電変換素子2は、モジュールケース10の内部において、第1流体の流れ方向について素子集合体を間において上流側空間と下流側空間とを形成するように設置されている。モジュールケース10における第1流体流れの上流端壁部と複数の熱電変換素子2との間には上流側空間が形成されており、モジュールケース10における第1流体流れの下流端壁部と複数の熱電変換素子2との間には下流側空間が形成されている。上流側空間は、複数の熱電変換素子2のなかで第1流体流れの最上流に位置して第2流体流れに沿うように並ぶ端部側素子群22と、端部高温側壁部10b3と端部低温側壁部10a3をつないでいる端部ケース壁部103とで形成された空間である。下流側空間は、複数の熱電変換素子2のなかで第1流体流れの最下流に位置して第2流体流れに沿うように並ぶ端部側素子群22と端部ケース壁部103とで形成された空間である。
図1、図5に示すように、端部高温側壁部10b3は、モジュールケース10を形成するケース壁のうち、第2通路5a側で端部側素子群22に対して熱移動可能に設けられている壁部分である。端部低温側壁部10a3は、モジュールケース10を形成するケース壁のうち、第1通路7a側で端部側素子群22に対して熱移動可能に設けられている壁部分である。二つの端部ケース壁部103は、対向関係にある端部低温側壁部10a3と端部高温側壁部10b3とを第1流体流れの上流側端部、下流側端部のそれぞれで連結する部分であり、互いに対向するように設けられている。
第1流体の流れ方向における上流側空間と下流側空間は、第2流体の流れ方向に対して交差または直交する方向について、モジュールケース10内の両端部に形成された端部側空間であり、両空間は同程度の、容積または第1流体の流れ方向長さである。各端部側空間は、真空層または空気、不活性ガス等が満たされた気体層であり、ケース壁よりも熱伝導率が低い。したがって、第2流体から端部高温側壁部10b3に伝達した熱の一部は、端部ケース壁部103を経由して、熱電変換素子2を通過しないリーク熱として端部低温側壁部10a3に移動する。端部高温側壁部10b3から端部側素子群22を通過しないで端部低温側壁部10a3に向かう熱は、端部ケース壁部103の表面に沿うように移動する。このように、端部側空間を区画する端部ケース壁部103は、端部高温側壁部10b3から端部低温側壁部10a3に向かうリーク熱移動長さに相当する端部熱経路長さを有する。この端部熱経路長さは、端部低温側壁部10a3の端から端部ケース壁部103の端までの距離Lmと、端部高温側壁部10b3の端から端部ケース壁部103の端までの距離Lmと、端部ケース壁部103の高さLtとの合計値に等しい。距離Lmは距離Lc以上の値に設定されている。
モジュールケース10は、前述の最上流ケース壁部101に沿う上流熱経路長さが、端部高温側壁部10b3から端部低温側壁部10a3に向かう端部ケース壁部103に沿う端部熱経路長さよりも長くなるように形成されている。端部熱経路長さは、前述の下流熱経路長さよりも長い、または下流熱経路長さと同等の長さに設定されている。
以上の構成により、モジュールケース10は以下のような熱抵抗に係る構成を有している。モジュールケース10は、最上流ケース壁部101における熱抵抗が端部ケース壁部103における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている。モジュールケース10は、端部ケース壁部103における熱抵抗が最下流ケース壁部102における熱抵抗よりも大きくなるように、または同等になるように構成されている。モジュールケース10は、最上流ケース壁部101における熱抵抗が最下流ケース壁部102における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている。モジュールケース10は、最上流ケース壁部101における熱抵抗が最上流ケース壁部101よりも第2流体流れの下流に位置する部位のケース壁における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている。
第1保持部材3、第2保持部材4は、それぞれ板状の部材によって構成することができる。第1保持部材3は、第2流体が流れる第2通路5aを形成する第2通路形成部材を構成する。第2保持部材4は、第2流体が流れる第2通路5aを形成する第2通路形成部材を構成する。第1保持部材3は、発電モジュール1の一方の面に、熱伝導部材6を介して熱的に接触している。第1保持部材3は、発電モジュール1の一方の面に、別部材を介さないで熱的に接触する構成でもよい。第2保持部材4は、発電モジュール1の他方の面に、熱伝導部材6を介して熱的に接触している。第2保持部材4は、発電モジュール1の他方の面に、別部材を介さないで熱的に接触する構成でもよい。
第1保持部材3と第2保持部材4とは両端同士が互いに溶接可能な形状に形成されている。この形状は、鋳造または折り曲げ加工によって形成することができる。この形状として、第1保持部材3はほぼ直角をなす湾曲部よりも先端側に位置する接合部3aを両端側に有し、第2保持部材4はほぼ直角をなす湾曲部よりも先端側に位置する接合部4aを両端側に有する。接合部3aと接合部4aは、重ね合わされて、管7の中を流れる低温流体の流れ方向F1に平行な方向に延びる重ね合わせ部を形成する。この重ね合わせ部は、例えば、シーム溶接、レーザー溶接によって互いに溶接されている。このようにして管7は、第1保持部材3および第2保持部材4から与えられる圧縮力によって、2つの発電モジュール1と2つの熱伝導部材6とで挟まれて保持されている。圧縮力は、図1において白抜き矢印で示される方向に作用する力である。
熱伝導部材6は、前述の圧縮力によって保持されており、モジュールケース10、管7、第1保持部材3、第2保持部材4に対して個別に固定される構造を有していない。つまり、熱伝導部材6は、各部材の膨張や収縮に応じて、モジュールケース10、管7、第1保持部材3、第2保持部材4に対して高温流体の流れ方向F2や低温流体の流れ方向F1に変位可能である。したがって、高温流体および低温流体によりもたらされる温度差によって各部材が膨張や収縮したとしても、各部材は変位可能であるので各部材の歪みによる応力を軽減したり、部材間の熱膨張差を吸収したりすることができる。
この溶接に伴う第1保持部材3と第2保持部材4との接合により、第1保持部材3と第2保持部材4とによって囲まれる空間である内部空間30が形成される。この内部空間30には、2つの発電モジュール1と管7とが収納されている。
管7は、例えばステンレス製、アルミニウム製であり、内部に低温流体が流れる複数の内部通路に区切られる第2通路を有する。第1保持部材3には、発電モジュール1とは反対側の面に外側フィン5が設けられている。第2保持部材4には、発電モジュール1とは反対側の面に外側フィン5が設けられている。外側フィン5は、外側フィン5に接触する高温流体(第2流体)が流れる第2通路5aに設けられている。
熱電発電装置100は、内部に低温流体が流れる扁平な表裏の外表面を持つ管7と、管7を挟むように管7の外表面に接触する2個の発電モジュール1と、を備える。鉄板またはステンレス板で形成される第1保持部材3は、一方の発電モジュール1において管7とは反対側に位置する表面に接触している。鉄板またはステンレス板で形成される第2保持部材4は、他方の発電モジュール1において管7とは反対側に位置する表面に接触している。第1保持部材3において発電モジュール1とは反対側に位置する表面には、ステンレスまたはアルミニウム製の外側フィン5がろう付け等により接合されている。第2保持部材4において発電モジュール1とは反対側に位置する表面には、ステンレスまたはアルミニウム製の外側フィン5がろう付け等により接合されている。
外側フィン5は板材を波型に折り曲げて形成される。外側フィン5は波の進行方向に剛性が弱く、波の重なり方向に剛性が強くなる剛性上の特性をもつ。このような外側フィン5が第1保持部材3にろう付けされることにより、第1保持部材3の剛性を強化することができる。この結果、第1保持部材3と発電モジュール1との間や第2保持部材4と発電モジュール1との間に熱伝達を阻害する隙間が生じにくくなる。さらに第1保持部材3と熱伝導部材6との間や第2保持部材4と熱伝導部材6との間に熱伝達を阻害する隙間が生じにくくなる。
外側フィン5には、方向F2に隣り合うフィン同士の位置が方向F2に対して直交する方向に所定距離オフセットするように設けられるオフセットフィンが採用されている。外側フィン5は、複数の波部を有して構成される。この複数の波部は、波の進行方向が低温流体の流れ方向F1であり、波の重なり方向が高温流体の流れ方向F2である。
これによれば、波と波の間を高温流体が流れやすく、さらに外側フィン5は、高温流体の流れ方向F2の剛性を強くすることができる。この結果、外側フィン5が接合された第1保持部材3と第2保持部材4も流れ方向F2の剛性を強くすることができる。一方、第1保持部材3および第2保持部材4は、流れ方向F2の両端に互いに接近して溶接される接合部3aと接合部4aを有している。この接合部3aと接合部4aの溶接により発電モジュール1や熱伝導部材6を管7に押し付ける応力を発生している。したがって、この応力に対する剛性を外側フィン5によって強くすることができるので、各部材同士の密着性を確保することができる。
第1保持部材3と第2保持部材4とは、組み付け時において、接合部3aと接合部4aとが互いに重なる部分を増加させるように、図1の白抜き矢印で示す方向に加圧されている。この加圧された状態で接合部3aと接合部4aは、互いにシーム溶接またはレーザー溶接よって溶接されている。
これにより、第1保持部材3と第2保持部材4は、発電モジュール1を挟みこむ応力を作用させた製品を提供する。さらに発電モジュール1および熱伝導部材6は、第1保持部材3と第2保持部材4と管7のそれぞれに密接している。この加圧力は、管7と発電モジュール1との間、発電モジュール1と第1保持部材3や第2保持部材4との間に作用し、これらの部材間に接触部を形成する。また加圧力は、管7と熱伝導部材6との間、熱伝導部材6と第1保持部材3や第2保持部材4との間に作用し、これらの部材間に接触部を形成する。
接合部3aと接合部4aの溶接は、低温流体が流れる方向に沿って延伸する溶接部を形成するシーム溶接またはレーザー溶接で提供される。これによれば、接合部3aと接合部4aを強固に溶接することができる。さらに接合部3aの先端面3bに溶接部を形成してもよい。
熱電発電装置100は、図1の上方から下方に向けて外側フィン5、第1保持部材3、発電モジュール1、管7、発電モジュール1、第2保持部材4、外側フィン5が並ぶ積層体を構成する。例えば低温流体は、図示するように高温流体と直交する方向に流れる。外側フィン5は波状に延伸する方向に伸び縮みしやすく剛性が弱く、この方向に対して直交する方向には伸び縮みしにくく剛性が高い。
第1保持部材3と第2保持部材4には、図1の白抜き矢印で示す方向の加圧力が作用するため、曲げ応力が加わる。このため、この曲げ応力に耐える剛性を有することが好ましい。したがって、外側フィン5は高温流体の流れ方向F2の剛性を強くし、方向F2に対して直交する方向の剛性を弱くなるように設定されている。
第1保持部材3および第2保持部材4は、発電モジュール1の端部よりも外側で曲げられて弾性変形している。このため、発電モジュール1の端部では接触部を維持しながら、弾性変形した第1保持部材3と第2保持部材4とが元に戻ろうとする反力によって発電モジュール1、熱伝導部材6、第1保持部材3、第2保持部材4および管7の密着性を確保することができる。
熱電発電装置100における高温流体からの熱移動経路について説明する。第1通路7aを流通する高温流体の熱は、外側フィン5および第1保持部材3を通じて熱伝導部材6に伝達する。熱伝導部材6に伝達した熱の一部は、高温側壁部10bを介して第2通路側部位2bに伝達する。各熱電変換素子2は、このように第2通路側部位2bに伝達した熱が熱電変換素子2を通過して第1通路側部位2aに伝わることで、素子通過熱量に応じた発電量を発揮できる。
このとき熱伝導部材6に伝達した熱の一部は、高温側壁部10bから第2通路側部位2bに移動しないでモジュールケース10のケース壁を伝わって低温側壁部10aに至ることで、熱電変換素子2を通過しない熱リークが発生することがある。発電モジュール1において、熱電変換素子2を通過しないで高温側部から低温側部へ洩れる熱リーク量は、高温流体流れの下流側よりも上流側が大きくなる。これは、上流ほど高温流体の温度が高いため、モジュールケース10の高温側壁部10bへの移動熱量が大きいことが起因している。第1実施形態の熱電発電装置100においては、熱伝導部材6に伝達した熱が最上流高温側壁部10b1から最上流ケース壁部101に伝わる。最上流ケース壁部101に移動した熱は、前述の上流熱経路を伝わって最上流低温側壁部10a1に至ることで最上流素子20を通過しない熱リークが発生することになる。
熱電発電装置100は、上流側での熱リーク量を抑えるために、最上流ケース壁部101の熱抵抗をこれよりも下流に位置するケース壁、例えば、最下流ケース壁部102や端部ケース壁部103よりも大きく設定している。熱抵抗を大きくする構成とは、ケース壁部の高温側に同程度の熱量が伝達した場合やケース壁部の高温側が同程度の温度に加熱された場合に、ケース壁部の低温側に熱が伝わりにくい材質、壁の厚さ寸法、壁の体積に設定することである。固体物体は、厚さ寸法が小さいほど、壁の体積が小さいほど熱が伝わりにくく、熱抵抗を大きく設定することができる。
次に、第1実施形態の熱電発電装置100がもたらす作用効果について説明する。熱電発電装置100は、第1流体が流れる第1通路7aを形成する第1通路形成部材と、第2流体が流れる第2通路5aを形成する第2通路形成部材と、第1通路形成部材と第2通路形成部材との間に設けられた発電モジュール1と、を備える。発電モジュール1は、複数の熱電変換素子2を収容するモジュールケース10を備える。モジュールケース10は、熱電変換素子2の第1通路側部位2aと第2通路側部位2bに対してそれぞれ熱移動可能に設けられた低温側壁部10a、高温側壁部10bを有する。モジュールケース10は、第2流体流れの最上流に位置する最上流素子20に対して熱移動可能に設けられる最上流低温側壁部10a1と最上流高温側壁部10b1とをつないでいる最上流ケース壁部101における熱抵抗がこれよりも下流に位置する部位のケース壁における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている。
この熱電発電装置100によれば、第2流体流れの上流において、下流側の部位よりも熱抵抗が大きい最上流低温側壁部10a1から、素子を通過しないで最上流ケース壁部101を通じて低温側壁部10aへ移動する熱リークを抑えることができる。これにより、モジュールケース10を経由した、熱電変換素子2の吸熱側部から放熱側部への熱リーク量を抑えることができる。この熱電発電装置100は、最上流ケース壁部101を通じた熱リーク量を抑制する効果により、素子通過熱量の減少を抑えることができるため、発電性能を確保することができる。
最上流ケース壁部101における熱抵抗は、複数の熱電変換素子2のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子21に対して熱移動可能に設けられる最下流低温側壁部10a2と最下流高温側壁部10b2とをつないでいる最下流ケース壁部102における熱抵抗よりも大きい。この構成によれば、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、第2流体流れの下流側よりも上流側において抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、下流側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高めることにより、発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
最上流ケース壁部101における熱抵抗は、第2流体流れ方向に交差する方向の端部に並ぶ端部側素子群22に対して熱移動可能に設けられる端部低温側壁部10a3と端部高温側壁部10b3とをつないでいる端部ケース壁部103における熱抵抗よりも大きい。この構成によれば、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、第2流体流れ方向に沿って並ぶ端部側の端部側素子群22よりも上流側の熱電変換素子2について抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、第2流体流れ方向に交差する方向の端部側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高めることにより、発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
端部ケース壁部103における熱抵抗は、最下流ケース壁部102における熱抵抗よりも大きい。この構成によれば、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、下流側の熱電変換素子2よりも第2流体流れ方向に沿って並ぶ端部側の端部側素子群22について抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、下流側よりも第2流体流れ方向に交差する方向の端部側での熱リーク抑制効果を高めることにより、発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
最上流ケース壁部101は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最下流ケース壁部102は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最上流高温側壁部10b1から最上流低温側壁部10a1に向かう最上流ケース壁部101に沿う上流熱経路長さは、最下流高温側壁部10b2から最下流低温側壁部10a2に向かう最下流ケース壁部102に沿う下流熱経路長さよりも長い。この構成によれば、下流側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高める熱経路長さを構成することができる。これにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、第2流体流れの下流側よりも上流側において抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、第2流体の上流側における熱リーク量を抑制して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
最上流ケース壁部101は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。端部ケース壁部103は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最上流高温側壁部10b1から最上流低温側壁部10a1に向かう最上流ケース壁部101に沿う上流熱経路長さは、端部高温側壁部10b3から端部低温側壁部10a3に向かう端部ケース壁部103に沿う端部熱経路長さよりも長い。この構成によれば、第2流体流れ方向に交差する方向の端部側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高める熱経路長さを構成することができる。これにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、第2流体流れに沿う端部側よりも上流側において抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、第2流体の上流側における熱リーク量を改善して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
最下流ケース壁部102は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。端部熱経路長さは、最下流高温側壁部10b2から最下流低温側壁部10a2に向かう最下流ケース壁部102に沿う下流熱経路長さよりも長い。この構成によれば、上流側よりも第2流体流れ方向に交差する方向の端部側での熱リーク抑制効果を高める熱経路長さを構成することができる。これにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース10を介した熱リークを、下流側よりも第2流体流れに沿う端部側において抑えることができる熱電発電装置100が得られる。熱電発電装置100は、第2流体の下流側よりも上流側において熱リーク量を抑制して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑えて、発電性能を確保することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図6を参照して説明する。図6で第1実施形態の図面と同じ符号を付した構成は、第1実施形態と同様である。第2実施形態で特に説明しない構成、処理、作用、効果については、第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態と異なる点について説明する。
図6に示すように、モジュールケース110は、最上流ケース壁部101において熱抵抗部101aを有する。熱抵抗部101aは、最上流ケース壁部101における、最上流に設けられた壁部である。熱抵抗部101aを構成する壁部は、最上流ケース壁部101の他の壁部に対して接着または嵌めこみによって一体に設けられた壁部である。熱抵抗部101aは、最下流ケース壁部102よりも熱伝導率が小さい材質によって形成されており、例えばガラスにより形成されている。熱抵抗部101aは、最上流ケース壁部101を構成する壁部のなかで最も熱伝導率が小さい壁部として構成してもよい。
第2実施形態によれば、最上流ケース壁部101は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間し、最下流ケース壁部102は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最上流ケース壁部101は、最下流ケース壁部102よりも熱伝導率が小さい材質によって形成されている熱抵抗部101aを有する。
この熱電発電装置100によれば、第2流体流れの上流において下流側の部位よりも熱抵抗が大きい最上流ケース壁部101を構成できる。この構成により、最上流低温側壁部10a1から、素子を通過しないで最上流ケース壁部101を通じて低温側壁部10aへ移動する熱リークを抑えることができる。熱電発電装置100は、最上流ケース壁部101を通じた熱リーク量を抑制する効果により、素子通過熱量の減少を抑えることができ、発電性能を確保することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図7を参照して説明する。図7で第1実施形態の図面と同じ符号を付した構成は、第1実施形態と同様である。第3実施形態で特に説明しない構成、処理、作用、効果については、第1実施形態と同様である。以下には第1実施形態との相違点のみについて説明する。
図7に示すように、第3実施形態のモジュールケース210は、第1実施形態のモジュールケース10に対して、最上流ケース壁部101、最下流ケース壁部102および端部ケース壁部103の厚さ寸法の相関関係が相違している。最上流ケース壁部101、最下流ケース壁部102および端部ケース壁部103は、同じ材質で形成されている。最上流ケース壁部101は、最下流ケース壁部102に対して、厚さ寸法が小さく、熱抵抗が大きくなるように構成されている。最上流ケース壁部101は、端部ケース壁部103に対して、厚さ寸法が小さく、熱抵抗が大きくなるように構成されている。端部ケース壁部103は、最下流ケース壁部102に対して、厚さ寸法が小さく、熱抵抗が大きくなるように構成されている。
最上流ケース壁部101は、最下流ケース壁部102に対して、部分的に厚さ寸法が小さく、かつ全体として熱抵抗が大きくなる構成でもよい。最上流ケース壁部101は、端部ケース壁部103に対して、部分的に厚さ寸法が小さく、かつ全体として熱抵抗が大きくなる構成でもよい。端部ケース壁部103は、最下流ケース壁部102に対して、部分的に厚さ寸法が小さく、かつ熱抵抗が大きくなる構成でもよい。
第3実施形態によれば、最上流ケース壁部101は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、最下流ケース壁部102は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最上流ケース壁部101の厚さ寸法は、最下流ケース壁部102の厚さ寸法よりも小さい。この構成によれば、下流側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高めるための熱抵抗に関する特有の構成を、最上流ケース壁部101と最下流ケース壁部102との厚さ寸法の相関関係によって実現することができる。モジュールケース210の各部の熱抵抗をこのように設定することにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース210を介した熱リークを、第2流体流れの下流側よりも上流側において抑える熱電発電装置100を提供できる。この構成によれば、第2流体の上流側における熱リーク量を抑制して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑え、発電性能を確保することができる。
端部ケース壁部103は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。最上流ケース壁部101の厚さ寸法は、端部ケース壁部103の厚さ寸法よりも小さい。この構成によれば、端部側よりも上流側での熱リーク抑制効果を高めるための熱抵抗に関する特有の構成を、最上流ケース壁部101と端部ケース壁部103との厚さ寸法の相関関係によって実現することができる。モジュールケース210の各部の熱抵抗をこのように設定することにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース210を介した熱リークを、第2流体流れに沿って延びる端部ケース壁部103よりも上流側のケース壁において抑える熱電発電装置100を提供できる。この構成によれば、第2流体の上流側における熱リーク量を抑制して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑え、発電性能を確保することができる。
モジュールケース210の最下流ケース壁部102は、第1通路形成部材と第2通路形成部材のそれぞれから離間している。端部ケース壁部103の厚さ寸法は、最下流ケース壁部102の厚さ寸法よりも小さい。この構成によれば、下流側よりも端部側での熱リーク抑制効果を高めるための熱抵抗に関する特有の構成を、最下流ケース壁部102と端部ケース壁部103との厚さ寸法の相関関係によって実現することができる。モジュールケース210の各部の熱抵抗をこのように設定することにより、熱電変換素子2を通過しないモジュールケース210を介した熱リークを、下流側のケース壁よりも第2流体流れに沿って延びる端部ケース壁部103において抑える熱電発電装置100を提供できる。この構成によれば、第2流体流れに沿って延びる端部側における熱リーク量を抑制して発電モジュール全体における素子通過熱量の減少を抑え、発電性能を確保することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図8を参照して説明する。図8で第1実施形態の図面と同じ符号を付した構成は、前述の実施形態と同様である。第4実施形態で特に説明しない構成、処理、作用、効果については、前述の実施形態と同様である。
図8に示すように、第4実施形態の発電モジュール1は、第1実施形態に対して、モジュールケース10に収容されている複数の熱電変換素子2の配置構成のみが相違する。この発電モジュール1は、モジュールケース10内において、間隔をあけて設置された複数の素子集合体を備えている。この複数の素子集合体は、第1実施形態の複数の熱電変換素子2に相当する。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
前述する熱電発電装置100は、自動車以外に搭載される機器にも幅広く適用することができる。例えば、熱電発電装置100は、工業用や住宅用のボイラにおいて発生するガスを高温流体として用いる排熱回収装置と組み合わせたり、工場や焼却炉等の排熱を高温流体として利用する発電機、電気機器の電源装置、携帯型発電機等に適用したりすることができる。
熱電発電装置100は、図1に記載した構成に限定されるものではない。例えば、熱電発電装置100は、管7の一方側で第2流体の流れ方向F2に順に並ぶ熱伝導部材6と発電モジュール1と管7とを積層して形成される積層体を保持部材によって一体に保持する構成としてもよい。つまり、熱電発電装置100は、管7の片方側でのみ、熱伝導部材6と発電モジュール1とを管7と一体に保持する構成である装置でもよい。
前述の実施形態では、1つの発電ユニットからなる熱電発電装置100を開示しているが、熱電発電装置100は発電ユニットを複数積層して構成してもよい。この場合においても高温流体が、積層された発電ユニット相互間に位置する外側フィン5に接して流れるように構成される。
第1実施形態の熱伝導部材6は、発電モジュール1、第1保持部材3、第2保持部材4に対して個別に固定される構成ではないが、これらの少なくとも一つに固定される構成でもよい。
前述の実施形態においては、第1保持部材3を第2保持部材4よりも小さくして、第1保持部材3を第2保持部材4に被せるようにして組み付けているが、第1保持部材3と第2保持部材4とを同じ大きさにして互い違いに組み合わせて組み付けるようにしてもよい。
前述の実施形態においては、第1保持部材3と第2保持部材4とを溶接して、第1保持部材3と第2保持部材4とで囲まれた内部空間30を外部から密封している。しかしながら、第1保持部材3と第2保持部材4とを完全に密封せず、高温流体が内部空間30の発電モジュール1に悪影響を及ぼさない程度に結合するようにしてもよい。例えば、第1保持部材3と第2保持部材4とを多数点のスポット溶接で結合してもよい。
前述の実施形態において、第1保持部材3の接合部3aと第2保持部材4の接合部4aとの接合面は平坦なものであるが、接合面に、互いに係合して後戻りしない鋸歯状の突起形状やラビリンス形状を構成する凹凸形状を形成する構成でもよい。
前述の実施形態において、第1保持部材3および第2保持部材4と発電モジュール1とが接する部分は平面としているが、湾曲形状としてもよい。第1保持部材3および第2保持部材4と発電モジュール1との間に熱伝導に優れたグラファイトシート、熱伝導性グリス等の介在物を設けてもよい。また、グラファイトシートの厚さは均一でなくてもよい。
前述の実施形態では、第1通路7aを形成する扁平状の管7は、内部に複数の通路を有するものであるが、このような形態に限定されない。また管7は、扁平状でない外形形状でもよいし、内部にフィンを備える形態でもよい。
前述の実施形態において、第1保持部材3と外側フィン5、第2保持部材4と外側フィン5のそれぞれを、別部材同士を一体に接合する構成ではなく、一つの部材として形成してもよい。
前述の実施形態において、低温流体と高温流体は、互いに逆向きに流れる対向流を形成してもよい。
1…発電モジュール、 2…熱電変換素子
2a…第1通路側部位、 2b…第2通路側部位
3…第1保持部材(第2通路形成部材)、 4…第2保持部材(第2通路形成部材)
5a…第2通路、 7…管(第1通路形成部材)、 7a…第1通路
10…モジュールケース、 10a…低温側壁部、 10a1…最上流低温側壁部
10a2…最下流低温側壁部、 10a3…端部低温側壁部
10b…高温側壁部、 10b1…最上流高温側壁部、 10b2…最下流高温側壁部
10b3…端部高温側壁部、 20…最上流素子、 21…最下流素子
22…端部側素子群、 101…最上流ケース壁部、 101a…熱抵抗部
102…最下流ケース壁部、 103…端部ケース壁部

Claims (11)

  1. 第1流体が流れる第1通路(7a)を形成する第1通路形成部材(7)と、
    前記第1流体よりも高温である第2流体が流れる第2通路(5a)を形成する第2通路形成部材(3,4)と、
    前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材との間に設けられた発電モジュール(1)に含まれる複数の熱電変換素子(2)と、
    複数の前記熱電変換素子を収容するモジュールケース(10)と、
    を備え、
    前記モジュールケースは、前記熱電変換素子における第1通路側部位(2a)と第2通路側部(2b)に対してそれぞれ熱移動可能に設けられた低温側壁部(10a)、高温側壁部(10b)を有し、
    前記モジュールケースは、前記低温側壁部と前記高温側壁部とをつないでいるケース壁のうち、複数の前記熱電変換素子のなかで第2流体流れの最上流に位置する最上流素子(20)に対して熱移動可能に設けられる最上流低温側壁部(10a1)と最上流高温側壁部(10b1)とをつないでいる最上流ケース壁部(101)における熱抵抗が前記最上流ケース壁部よりも前記第2流体流れの下流に位置する部位の前記ケース壁における熱抵抗よりも大きくなるように、構成されている熱電発電装置。
  2. 前記最上流ケース壁部における熱抵抗は、複数の前記熱電変換素子のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子(21)に対して熱移動可能に設けられる最下流低温側壁部(10a2)と最下流高温側壁部(10b2)とをつないでいる最下流ケース壁部(102)における熱抵抗よりも大きい請求項1に記載の熱電発電装置。
  3. 前記最上流ケース壁部における熱抵抗は、複数の前記熱電変換素子のなかで、第2流体流れ方向に交差する方向の端部において前記第2流体流れに沿うように並ぶ端部側素子群(22)に対して熱移動可能に設けられる端部低温側壁部(10a3)と端部高温側壁部(10b3)とをつないでいる端部ケース壁部(103)における熱抵抗よりも大きい請求項1または請求項2に記載の熱電発電装置。
  4. 前記端部ケース壁部における熱抵抗は、複数の前記熱電変換素子のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子(21)に対して熱移動可能に設けられる最下流低温側壁部(10a2)と最下流高温側壁部(10b2)とをつないでいる最下流ケース壁部(102)における熱抵抗よりも大きい請求項3に記載の熱電発電装置。
  5. 前記最上流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最下流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最上流高温側壁部から前記最上流低温側壁部に向かう前記最上流ケース壁部に沿う上流熱経路長さは、前記最下流高温側壁部から前記最下流低温側壁部に向かう前記最下流ケース壁部に沿う下流熱経路長さよりも長い請求項2に記載の熱電発電装置。
  6. 前記最上流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記端部ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最上流高温側壁部から前記最上流低温側壁部に向かう前記最上流ケース壁部に沿う上流熱経路長さは、前記端部高温側壁部から前記端部低温側壁部に向かう前記端部ケース壁部に沿う端部熱経路長さよりも長い請求項3に記載の熱電発電装置。
  7. 前記モジュールケースは、複数の前記熱電変換素子のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子(21)に対して熱移動可能に設けられる最下流低温側壁部(10a2)と最下流高温側壁部(10b2)とをつないでいる最下流ケース壁部(102)を備え、
    前記最下流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記端部熱経路長さは、前記最下流高温側壁部から前記最下流低温側壁部に向かう前記最下流ケース壁部に沿う下流熱経路長さよりも長い請求項6に記載の熱電発電装置。
  8. 前記最上流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最下流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最上流ケース壁部の厚さ寸法は、前記最下流ケース壁部の厚さ寸法よりも小さい請求項2に記載の熱電発電装置。
  9. 前記最上流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記端部ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最上流ケース壁部の厚さ寸法は、前記端部ケース壁部の厚さ寸法よりも小さい請求項3に記載の熱電発電装置。
  10. 前記モジュールケースは、複数の前記熱電変換素子のなかで第2流体流れの最下流に位置する最下流素子(21)に対して熱移動可能に設けられる最下流低温側壁部(10a2)と最下流高温側壁部(10b2)とをつないでいる最下流ケース壁部(102)を備え、
    前記最下流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記端部ケース壁部の厚さ寸法は、前記最下流ケース壁部の厚さ寸法よりも小さい請求項9に記載の熱電発電装置。
  11. 前記最上流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最下流ケース壁部は、前記第1通路形成部材と前記第2通路形成部材のそれぞれから離間しており、
    前記最上流ケース壁部は、前記最下流ケース壁部よりも熱伝導率が小さい材質によって形成されている熱抵抗部(101a)を有する請求項2に記載の熱電発電装置。
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