JP2018191110A - 基地局、通信方法、及び通信システム - Google Patents

基地局、通信方法、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延時間を低減する。【解決手段】基地局14は、複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングするスケジューリング部36と、スケジューリング部36によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する第2送信部42と、を含む。【選択図】図6

Description

開示の技術は、基地局、通信方法、及び通信システムに関する。
従来、スマートメーター等の端末装置が、測定した測定データを定期的にデータ収集センタに送信する技術が提案されている。この技術では、端末装置をグループ単位で管理し、各グループの親機の端末装置が、子機の端末装置により測定された測定データをまとめてデータ収集センタに送信する。
また、基地局が、端末装置から送信された情報を端末装置の状態の履歴を管理する状態履歴テーブルに記憶する技術が提案されている。この技術では、基地局が、端末装置から送信された情報と状態履歴テーブルに記憶された情報との差分情報を抽出し、抽出した差分情報をグループ毎にまとめて業務サーバに送信する。
特開2002−218080号公報 特開2007−43277号公報
第5世代(5G)の移動通信システムでは、例えば、高度道路交通システム及びIndustrial Control System等の低遅延性の高いネットワークが要求される。これに対し、ユーザ装置がデータを送信する場合、ユーザ装置毎にデータの送信要求を基地局へ送信し、基地局で上りのデータ送信のスケジューリングがされた後、ユーザ装置がデータの送信を開始する。従って、ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延が大きくなるという問題点があった。
しかしながら、前述したユーザ装置をグループ毎に管理する技術では、ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延時間については考慮されていない。
開示の技術は、一つの側面として、ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延時間を低減することを目的とする。
開示の技術は、一つの態様として、基地局は、複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、以下に示すようにスケジューリングする。すなわち、基地局は、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングする。そして、基地局は、前記スケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する。
一つの側面として、ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延時間を低減することができる、という効果を有する。
データの送信開始時の手順の説明対象とする通信システムの概略構成を示すブロック図である。 データの送信開始時の手順の一例を示すシーケンス図である。 各実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 各実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係るUE管理テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 予約テーブルの一例を示す図である。 データ管理テーブルの一例を示す図である。 各実施形態に係るユーザ装置に割り当てられるリソースを説明するための図である。 データの送信指示を示す指示情報に含まれる情報を説明するための図である。 第1実施形態に係るユーザ装置の機能ブロック図である。 各実施形態に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 各実施形態に係る基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。 各実施形態に係るユーザ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るユーザ装置と基地局と制御装置との間での情報の送受信の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る周期送信処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。 各実施形態に係るデータ記憶処理の一例を示すフローチャートである。 各実施形態に係るデータ送信処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る無線通信の接続解放時及びデータ送信時の手順の一例を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係るユーザ装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るUE管理テーブルの一例を示す図である。 第2実施形態に係るユーザ装置と基地局との間での情報の送受信の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係るスケジューリング処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、開示の技術の実施形態の例を詳細に説明する。
[参考例]
実施形態の詳細を説明する前に、ユーザ装置(UE:User Equipment)が定期的にデータを基地局に送信する場合の参考例を説明する。図1は、通信システムの一例であり、図2は、データの送信開始時の手順を示すシーケンスの一例である。なお、ユーザ装置は、無線端末、もしくは単に端末とも呼ばれる。
図1に示すように、ユーザ装置は基地局へ無線通信によってデータを送信し、基地局はユーザ装置から送信されたデータを、コアネットワークを介してデータを管理する管理サーバへ送信する。この場合のユーザ装置が基地局にデータの送信を開始するまでの処理シーケンスの一例を図2に示す。なお、ここでは、ユーザ装置が、各種センサ等で測定された情報を送信するための装置であるMachine Type Communication(MTC)のためにLong Term Evolution(LTE)規格で定められたカテゴリ0に属する装置である場合について説明する。
図2に示すように、ユーザ装置は、データの送信時刻になると電源がオン状態となる、もしくはスリープ状態から復帰する。次に、ユーザ装置は、セルサーチを行い、無線フレームのタイミングを合わせてセルを識別し、報知情報に基づいてシステムの帯域幅及びアンテナ構成等の情報を取得する。
ユーザ装置及び基地局は、ユーザ装置が取得した情報に基づいて、Random Access手順(RACH Preamble及びRACH Preamble Responseの送受信)を行い、基地局がRadio Network Temporary Identifier(RNTI)を払い出す。Random Access手順が完了すると、ユーザ装置は、基地局に対してRRC Connection Requestを送信し、その応答として基地局から送信されたRRC Connection Setupを受信する。
ユーザ装置が、RRC Connection Setupを受信した後に、C-Planeメッセージを送信する場合は、以下に示す処理を行うこととなる。すなわち、この場合、ユーザ装置は、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)上で上り信号の送信要求であるScheduling Request(SR)を送信し、Physical Uplink Shared Channel(PUSCH)上でC-Planeメッセージを送信することとなる。そして、送信対象のデータは、UPLOAD情報(U-Plane)にて基地局に送信される。なお、図2における「☆」はPUCCH上の通信を表し、「★」はPUSCH上の通信を表す。すなわち、図2に示した処理シーケンスでは、データの送信タイミングが到来してからユーザ装置がデータを送信するまでに、PUCCH上の通信が5回必要であり、PUSCH上の通信が7回必要である。
従って、多数のユーザ装置が基地局にユーザデータを送信する場合に、各ユーザ装置と基地局との間で図2に示す処理シーケンスが実行されるため、データの送信を開始するまでの遅延時間が増大することとなる。そこで、以下の実施形態では、カテゴリ0に属するユーザ装置のデータの送信周期及び送信先がほぼ固定されることに着目し、ユーザ装置と基地局との間の無線接続の確立手順を簡略化する。これにより、以下の実施形態では、ユーザ装置がデータの送信を開始する際の遅延時間を低減することを目的とする。
[第1実施形態]
本実施形態では、開示の技術を、ガス、電気、及び水道等のメーターからデータを収集する場合等、システムの提供者がデータの送信周期及びサイズ等を決定可能な通信システムに適用した形態例を説明する。
まず、図3を参照して、本実施形態に係る通信システム10の構成を説明する。図3に示すように、通信システム10は、コアネットワークN上に設けられた制御装置12、アンテナ素子15を備えた基地局14、及び複数のユーザ装置16A〜16Dを含む。なお、ユーザ装置16A〜16Dを区別せずに総称する場合は、符号の末尾のアルファベットを省略する。また、制御装置12の例としては、Mobility Management Entity(MME)及びServing-Gateway(S-GW)等が挙げられる。
また、通信システム10は、各ユーザ装置16が送信する送信対象のデータ(以下、「送信データ」という)の送信先である管理サーバ18を更に含む。なお、管理サーバ18の例としては、サーバコンピュータ等の情報処理装置が挙げられる。基地局14と各ユーザ装置16は無線によって接続され、基地局14と制御装置12、及び制御装置12と管理サーバ18は、コアネットワークNを介して接続される。また、各ユーザ装置16は、グループに属し、かつ定期的にデータを送信する。図3では、ユーザ装置16A、16Cが「グループ1」に属し、ユーザ装置16B、16Dが「グループ2」に属する例を示している。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る制御装置12の機能的な構成を説明する。図4に示すように、制御装置12は、受信部20、判定部22、及び送信部24を含む。制御装置12の所定の記憶領域には、UE管理テーブル26が記憶される。
図5に、UE管理テーブル26の一例を示す。図5に示すように、UE管理テーブル26には、UEID、グループID、フレーム周期、及びサイズが記憶される。UEID列には、ユーザ装置16を識別するための識別情報が記憶される。グループID列には、ユーザ装置16が属するグループを識別するための識別情報が記憶される。フレーム周期列には、グループ毎にグループに属するユーザ装置16が送信データを送信する際のフレーム周期が記憶される。例えば、フレーム周期が「1」のグループに属するユーザ装置16は、毎フレーム送信データを送信し、フレーム周期が「5」のグループに属するユーザ装置16は、5フレームに1回送信データを送信する。サイズ列には、ユーザ装置16が送信する送信データのサイズが記憶される。フレーム周期及びサイズは、例えば、グループ毎の契約内容等に従って定められた値が記憶される。
受信部20は、ユーザ装置16から基地局14を経由して送信された位置登録要求を受信する。判定部22は、受信部20により受信された位置登録要求に含まれるユーザ装置16の識別情報が、UE管理テーブル26のUEID列に記憶されているか否かを判定する。そして、判定部22は、ユーザ装置16の識別情報がUEID列に記憶されていると判定した場合、ユーザ装置16の識別情報に対応して記憶されているグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズをUE管理テーブル26から抽出する。
送信部24は、判定部22により抽出されたグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズを基地局14に送信する。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る基地局14の機能的な構成を説明する。図6に示すように、基地局14は、第1送信部30、第1受信部32、算出部34、スケジューリング部36、第2受信部38、基地局制御部40、及び第2送信部42を含む。基地局14の所定の記憶領域には、ユーザ装置16毎に割り当てられたアップリンクのリソースに関する情報が記憶される予約テーブル44、及び送信データが一時的に記憶されるデータ管理テーブル46が記憶される。
図7に、予約テーブル44の一例を示す。図7に示すように、予約テーブル44には、セルID、フレーム周期、フレーム番号、サブフレーム番号、リソースブロック(RB)番号、UEID、及びグループIDが記憶される。セルID列には、基地局14がカバーするエリアを識別する識別情報が記憶される。フレーム周期列には、グループ毎にグループに属するユーザ装置16が送信データを送信する際のフレーム周期が記憶される。フレーム番号列には、次回にユーザ装置16が送信データを送信する際に用いられるフレームの番号が記憶される。サブフレーム番号列には、ユーザ装置16に割り当てられたサブフレームの番号が記憶される。RB番号列には、ユーザ装置16に割り当てられたリソースブロックの番号が記憶される。UEID列には、ユーザ装置16を識別するための識別情報が記憶される。グループID列には、ユーザ装置16が属するグループを識別するための識別情報が記憶される。
図8に、データ管理テーブル46の一例を示す。図8に示すように、データ管理テーブル46には、UEID、グループID、受信日時、及び送信データが記憶される。UEID列には、ユーザ装置16を識別するための識別情報が記憶される。グループID列には、ユーザ装置16が属するグループを識別するための識別情報が記憶される。受信日時列には、ユーザ装置16から送信された送信データを基地局14が受信した日時が記憶される。送信データ列には、ユーザ装置16から送信された送信データが記憶される。
第1送信部30は、ユーザ装置16から送信された位置登録要求を制御装置12に送信する。なお、以下では、錯綜を回避するために、位置登録要求の送信元のユーザ装置16を「処理対象ユーザ装置16」という。また、第1送信部30は、管理サーバ18から送信された送信データの取得要求に含まれるグループの識別情報が示すグループの送信データをまとめて圧縮して管理サーバ18に送信する。本実施形態では、第1送信部30は、取得要求に含まれるグループの識別情報が示すグループに対応付けられてデータ管理テーブル46の送信データ列に記憶された送信データを取得する。そして、第1送信部30は、取得した送信データをまとめて圧縮して管理サーバ18に送信する。
第1受信部32は、第1送信部30により送信された位置登録要求に応じて制御装置12から送信されたグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズを受信する。また、第1受信部32は、管理サーバ18から送信された送信データの取得要求を受信する。
算出部34は、第1受信部32により受信された送信データのサイズに基づいて、送信データの送信に必要なリソースブロックの数(以下、「RB数」という)を算出する。スケジューリング部36は、グループ毎に、グループ内のユーザ装置16の送信データの送信タイミングを所定の時間範囲内(例えば、同じフレーム内のサブフレーム)にスケジューリングする。本実施形態では、スケジューリング部36は、グループ毎に、グループ内のユーザ装置16の送信データの送信タイミングの差が最小となるようにスケジューリングを行う。
具体的には、スケジューリング部36は、第1受信部32により受信されたグループ(すなわち、処理対象ユーザ装置16が属するグループ)の識別情報が、予約テーブル44のグループID列に記憶されていない場合、以下に示す処理を行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、算出部34により算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、使用可能な最も小さい番号のフレーム及びサブフレームを、処理対象ユーザ装置16に割り当てる。さらに、スケジューリング部36は、割り当てたサブフレーム内の空いている、算出部34により算出されたRB数のリソースブロックを処理対象ユーザ装置16に割り当てる。なお、この場合、スケジューリング部36は、最も小さい番号のサブフレームではなく、グループ毎に優先して割り当てるサブフレームの番号を予め定めておき、予め定めたサブフレームの番号のサブフレームを処理対象ユーザ装置16に割り当ててもよい。
一方、スケジューリング部36は、第1受信部32により受信されたグループの識別情報が、予約テーブル44のグループID列に記憶されている場合、以下に示す処理を行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、予約テーブル44から第1受信部32により受信されたグループの識別情報に対応するフレーム周期、フレームの番号、及びサブフレームの番号を抽出する。そして、スケジューリング部36は、抽出したフレーム周期のフレーム内における抽出したサブフレームの番号のサブフレームに、算出部34により算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがある場合、以下に示す処理を行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、抽出したサブフレームの番号のサブフレームの空いている、算出部34により算出されたRB数のリソースブロックを処理対象ユーザ装置16に割り当てる。
また、スケジューリング部36は、抽出したフレーム周期のフレーム内における抽出したサブフレームの番号のサブフレームに、算出部34により算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがない場合、以下に示す処理を行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、RB数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、抽出したサブフレームの番号に最も近い番号のサブフレームを割り当てる。
そして、スケジューリング部36は、セルID、第1受信部32により受信されたフレーム周期、割り当てたフレームの番号、割り当てたサブフレームの番号、及び割り当てたリソースブロックの番号を対応付けて予約テーブル44に記憶する。さらに、スケジューリング部36は、処理対象ユーザ装置16の識別情報、及び第1受信部32により受信されたグループの識別情報も対応付けて予約テーブル44に記憶する。
以上のスケジューリング部36によるスケジューリングにより、一例として図9に示すように、同じグループに属するユーザ装置16(図9の例では「UEA」と「UEC」、及び「UEB」と「UED」)は、同じサブフレームのリソースブロックが割り当てられる。また、同じサブフレームに空きがない場合でも、最も近い番号のサブフレームのリソースブロックがユーザ装置16に割り当てられる。
第2受信部38は、アンテナ素子15を介してアナログ信号を受信する。また、第2受信部38は、受信したアナログ信号をベースバンド信号の周波数帯に変換する処理、及び周波数変換により得られたベースバンド信号に対して復調を行ってデータを抽出する処理等の受信信号処理を行う。そして、第2受信部38は抽出したデータを基地局制御部40に出力する。
基地局制御部40は、処理対象ユーザ装置16との無線通信の接続を開放する際に、スケジューリング部36によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を生成する。本実施形態では、基地局制御部40は、予約テーブル44を参照し、指示情報に、処理対象ユーザ装置16に対応するフレーム周期、フレームの番号、サブフレームの番号、及びリソースブロックの番号を含める。また、基地局制御部40は、指示情報に、Modulation and channel Coding Scheme(MCS)、及び無線通信に必要な他の無線設定情報を含める。なお、この無線設定情報の例としては、処理対象ユーザ装置16が送信データを送信する際の送信電力等が挙げられる。そして、基地局制御部40は、RRC Connection Releaseを送信する際に、生成した指示情報を第2送信部42に出力する。従って、一例として図10に示すように、本実施形態では、基地局14が無線通信の接続を開放する際に、フレーム周期、フレームの番号、サブフレームの番号、リソースブロックの番号、MCS、及び無線設定情報が追加された情報がユーザ装置16に送信される。
また、基地局制御部40は、ユーザ装置16から送信された送信データを第2受信部38が受信することによって第2受信部38から入力された送信データを、送信元のユーザ装置16の識別情報と対応付けてデータ管理テーブル46に記憶する。さらに、基地局制御部40は、送信元のユーザ装置16が属するグループの識別情報、及び送信データを第2受信部38が受信した受信日時も対応付けてデータ管理テーブル46に記憶する。
第2送信部42は、基地局制御部40から入力された情報に対して変調を行ってベースバンド信号を生成する処理、及び生成したベースバンド信号をRadio Frequency(RF)帯の周波数へ変換する処理等の送信信号処理を行う。そして、第2送信部42は、送信信号処理により得られたアナログ信号を、アンテナ素子15を介してユーザ装置16に送信する。
次に、図11を参照して、本実施形態に係るユーザ装置16の機能的な構成を説明する。図11に示すように、ユーザ装置16は、受信部52、端末制御部54、及び送信部56を含む。ユーザ装置16の所定の記憶領域には、接続確立情報58が記憶される。
受信部52は、アンテナ素子50を介してアナログ信号を受信する。また、受信部52は、受信したアナログ信号をベースバンド信号の周波数帯に変換する処理、及び周波数変換により得られたベースバンド信号に対して復調を行ってデータを抽出する処理等の受信信号処理を行う。そして、受信部52は抽出したデータを端末制御部54に出力する。
端末制御部54は、受信部52が基地局14から無線通信の接続を開放する際に送信された上記指示情報を受信することによって受信部52から入力された指示情報に含まれる以下の各種情報を接続確立情報58として記憶する。すなわち、この場合、端末制御部54は、指示情報に含まれるフレーム周期、フレームの番号、サブフレームの番号、リソースブロックの番号、MCS、及び無線設定情報を接続確立情報58として記憶する。
また、端末制御部54は、接続確立情報58に含まれる各種情報に従った送信タイミングで、送信データを定期的に送信部56に出力する。
送信部56は、端末制御部54から入力された情報に対して変調を行ってベースバンド信号を生成する処理、及び生成したベースバンド信号をRF帯の周波数へ変換する処理等の送信信号処理を行う。そして、送信部56は、送信信号処理により得られたアナログ信号を、アンテナ素子50を介して基地局14に送信する。
次に、図12を参照して、制御装置12のハードウェア構成を説明する。図12に示すように、制御装置12は、Central Processing Unit(CPU)61、一時記憶領域としてのメモリ62、及び不揮発性の記憶部63を備える。また、制御装置12は、コアネットワークNに接続されるネットワークI/F65を備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、及びネットワークI/F65は、バス66を介して互いに接続される。
記憶部63は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部63には、装置制御プログラム70が記憶される。また、記憶部63は、UE管理テーブル26が記憶される情報記憶領域71を有する。CPU61は、装置制御プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開して実行する。CPU61が、装置制御プログラム70を実行することによって、図4に示す受信部20、判定部22、及び送信部24として機能する。
また、装置制御プログラム70により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、図13を参照して、基地局14のハードウェア構成を説明する。図13に示すように、基地局14は、CPU81、一時記憶領域としてのメモリ82、及び不揮発性の記憶部83を備える。また、基地局14は、コアネットワークNに接続されるネットワークI/F84、及びアンテナ素子15が接続される無線処理回路85を備える。CPU81、メモリ82、記憶部83、ネットワークI/F84、及び無線処理回路85は、バス86を介して互いに接続される。
記憶部83は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部83には、基地局制御プログラム90が記憶される。また、記憶部83は、予約テーブル44及びデータ管理テーブル46が記憶される情報記憶領域91を有する。CPU81は、基地局制御プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開して実行する。CPU81が、基地局制御プログラム90を実行することによって、図6に示す第1送信部30、第1受信部32、算出部34、スケジューリング部36、及び基地局制御部40として機能する。第2受信部38及び第2送信部42は、無線処理回路85によって実現される。
また、基地局制御プログラム90により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、図14を参照して、ユーザ装置16のハードウェア構成を説明する。図14に示すように、ユーザ装置16は、CPU101、一時記憶領域としてのメモリ102、及び不揮発性の記憶部103を備える。また、ユーザ装置16は、アンテナ素子50が接続される無線処理回路104を備える。CPU101、メモリ102、記憶部103、及び無線処理回路104は、バス105を介して互いに接続される。
記憶部103は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部103には、端末制御プログラム110が記憶される。また、記憶部103は、接続確立情報58が記憶される情報記憶領域111を有する。CPU101は、端末制御プログラム110を記憶部103から読み出してメモリ102に展開して実行する。CPU101が、端末制御プログラム110を実行することによって、図11に示す端末制御部54として機能する。受信部52及び送信部56は、無線処理回路104によって実現される。
また、端末制御プログラム110により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、図15〜図19を参照して、本実施形態に係る通信システム10の作用を説明する。制御装置12が装置制御プログラム70を実行することで、図16に示す周期送信処理を実行する。また、基地局14が基地局制御プログラム90を実行することで、図17に示すスケジューリング処理、図18に示すデータ記憶処理、及び図19に示すデータ送信処理を実行する。また、ユーザ装置16が端末制御プログラム110を実行することで、図15に示すステップS14の記憶処理を実行する。
図15に示すように、ユーザ装置16は、位置登録要求を基地局14に送信する。基地局14は、ユーザ装置16から送信された位置登録要求を受信すると、受信した位置登録要求を制御装置12に送信する。制御装置12は、基地局14から送信された位置登録要求を受信すると、図15に示すステップS10で、図16に示す周期送信処理を実行する。
図16に示す周期送信処理のステップS20で、判定部22は、受信部20により受信された位置登録要求に含まれるユーザ装置16の識別情報が、UE管理テーブル26のUEID列に記憶されているか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS22に移行する。
ステップS22で、判定部22は、ユーザ装置16の識別情報に対応して記憶されているグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズをUE管理テーブル26から抽出する。次のステップS24で、送信部24は、ステップS22で抽出されたグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズを、ネットワークI/F65を介して基地局14に送信する。ステップS24の処理が終了すると、本周期送信処理が終了する。一方、ステップS20の判定が否定判定となった場合、ステップS22及びステップS24の処理は実行されずに、本周期送信処理が終了する。
基地局14は、制御装置12から送信されたグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズを受信すると、図15に示すステップS12で、図17に示すスケジューリング処理を実行する。
図17に示すスケジューリング処理のステップS30で、第1受信部32は、制御装置12から送信されたグループの識別情報、フレーム周期、及び送信データのサイズを、ネットワークI/F84を介して受信する。次のステップS32で、算出部34は、ステップS30で受信された送信データのサイズに基づいて、送信データの送信に必要なRB数を算出する。ステップS34で、スケジューリング部36は、ステップS30で受信されたグループの識別情報が、予約テーブル44のグループID列に記憶されているか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップS36に移行する。
ステップS36で、スケジューリング部36は、ステップS32で算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、使用可能な最も小さい番号のフレーム及びサブフレームを、処理対象ユーザ装置16に割り当てる。また、スケジューリング部36は、割り当てたサブフレーム内の空いている、ステップS32で算出されたRB数のリソースブロックを処理対象ユーザ装置16に割り当てる。そして、スケジューリング部36は、セルID、ステップS30で受信されたフレーム周期、割り当てたフレームの番号、割り当てたサブフレームの番号、及び割り当てたリソースブロックの番号を対応付けて予約テーブル44に記憶する。さらに、スケジューリング部36は、処理対象ユーザ装置16の識別情報、及びステップS30で受信されたグループの識別情報も対応付けて予約テーブル44に記憶する。ステップS34の処理が終了すると、処理はステップS46に移行する。
一方、ステップS34の判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS38に移行する。ステップS38で、スケジューリング部36は、予約テーブル44からステップS30で受信されたグループの識別情報に対応するフレーム周期、フレームの番号、及びサブフレームの番号を抽出する。そして、スケジューリング部36は、抽出したフレーム周期のフレーム内における抽出したサブフレームの番号のサブフレームに、ステップS32で算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがあるか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS40に移行する。
ステップS40で、スケジューリング部36は、ステップS38で抽出されたサブフレームの番号のサブフレームの空いている、ステップS32で算出されたRB数のリソースブロックを処理対象ユーザ装置16に割り当てる。そして、スケジューリング部36は、セルID、ステップS30で受信されたフレーム周期、割り当てたフレームの番号、割り当てたサブフレームの番号、及び割り当てたリソースブロックの番号を対応付けて予約テーブル44に記憶する。さらに、スケジューリング部36は、処理対象ユーザ装置16の識別情報、及びステップS30で受信されたグループの識別情報も対応付けて予約テーブル44に記憶する。ステップS40の処理が終了すると、処理はステップS46に移行する。
一方、ステップS38の判定が否定判定となった場合は、処理はステップS42に移行する。ステップS42で、スケジューリング部36は、ステップS38で抽出されたフレーム周期のフレーム内における抽出されたサブフレームの番号のサブフレームから所定の時間範囲内(例えば、同じフレーム内)のサブフレームについて以下の判定を行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、この所定の時間範囲内のサブフレームに、ステップS32で算出されたRB数以上のリソースブロックの空きがあるか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS44に移行する。
ステップS44で、スケジューリング部36は、ステップS42で空きがあると判定されたサブフレームのうち、ステップS38で抽出されたサブフレームの番号に最も近い番号のサブフレームを割り当てる。また、スケジューリング部36は、割り当てたサブフレーム内の空いている、ステップS32で算出されたRB数のリソースブロックを処理対象ユーザ装置16に割り当てる。そして、スケジューリング部36は、セルID、ステップS30で受信されたフレーム周期、割り当てたフレームの番号、割り当てたサブフレームの番号、及び割り当てたリソースブロックの番号を対応付けて予約テーブル44に記憶する。さらに、スケジューリング部36は、処理対象ユーザ装置16の識別情報、及びステップS30で受信されたグループの識別情報も対応付けて予約テーブル44に記憶する。ステップS44の処理が終了すると、処理はステップS46に移行する。
ステップS46で、基地局制御部40は、予約テーブル44を参照し、処理対象ユーザ装置16に対応するフレーム周期、フレームの番号、サブフレームの番号、及びリソースブロックの番号を含めた指示情報を生成する。また、基地局制御部40は、前述したように、指示情報に、MCS及び無線設定情報も含める。そして、基地局制御部40は、RRC Connection Releaseを送信する際に、生成した指示情報を第2送信部42に出力する。第2送信部42は、基地局制御部40から入力された指示情報に対して前述した送信信号処理を行い、指示情報を示すアナログ信号を、アンテナ素子15を介して処理対象ユーザ装置16に送信する。ステップS46の処理が終了すると、本スケジューリング処理が終了する。
一方、ステップS42の判定が否定判定となった場合は、処理はステップS48に移行する。ステップS48で、基地局制御部40は、リソースの割り当てが失敗したことを示す情報を、第2送信部42に出力する。第2送信部42は、基地局制御部40から入力された情報に対して前述した送信信号処理を行い、リソースの割り当てが失敗したことを示す情報を示すアナログ信号を、アンテナ素子15を介して処理対象ユーザ装置16に送信する。ステップS48の処理が終了すると、本スケジューリング処理が終了する。
ユーザ装置16の受信部52は、RRC Connection Releaseにて基地局14から送信された指示情報を示すアナログ信号を、アンテナ素子50を介して受信する。受信部52は、受信したアナログ信号に対して前述した受信信号処理を行い、指示情報を端末制御部54に出力する。図15に示すステップS14で、端末制御部54は、受信部52から入力された指示情報に含まれるフレーム周期、フレームの番号、サブフレームの番号、リソースブロックの番号、MCS、及び無線設定情報を接続確立情報58として記憶部103に記憶する。
各ユーザ装置16は、以上の処理により記憶された接続確立情報58に含まれる各種情報に従った送信タイミングで、送信データを定期的に基地局14に送信する。基地局14は、ユーザ装置16から送信された送信データを受信すると、図18に示すデータ記憶処理を実行する。
図18に示すデータ記憶処理のステップS60で、基地局制御部40は、受信した送信データに対応するフレームの番号及びサブフレームの番号が予約テーブル44に記憶されているか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS62に移行する。
ステップS62で、基地局制御部40は、予約テーブル44から、受信した送信データに対応するフレームの番号とサブフレームとの番号に対応するリソースブロックの番号を抽出する。また、基地局制御部40は、受信した送信データから、抽出したリソースブロックの番号のリソースブロックに格納された送信データを抽出する。
次のステップS64で、基地局制御部40は、抽出した送信データを、送信元のユーザ装置16の識別情報、送信元のユーザ装置16が属するグループの識別情報、及び送信データを受信した受信日時と対応付けてデータ管理テーブル46に記憶する。ステップS64の処理が終了すると、本データ記憶処理が終了する。一方、ステップS60の判定が否定判定となった場合は、ステップS62及びステップS64の処理は実行されずに、本データ記憶処理が終了する。
管理サーバ18は、定期的なタイミング等の所定のタイミングで、送信データの取得要求をユーザ装置16が属するグループ毎に、制御装置12を経由して基地局14に送信する。基地局14は、管理サーバ18から送信された取得要求を受信すると、図19に示すデータ送信処理を実行する。
図19に示すデータ送信処理のステップS70で、第1受信部32は、管理サーバ18から送信された取得要求を、ネットワークI/F84を介して受信する。次のステップS72で、第1送信部30は、ステップS72で受信された取得要求に含まれるグループの識別情報が示すグループに対応付けられてデータ管理テーブル46の送信データ列に記憶された送信データを抽出する。
ステップS74で、第1送信部30は、ステップS72で抽出された送信データをまとめて圧縮して、制御装置12を経由して管理サーバ18に送信する。管理サーバ18は、基地局14から送信された圧縮された送信データを受信すると、送信データの受信が完了したことを示す応答を、制御装置12を経由して基地局14に送信する。そこで、ステップS76で、第1受信部32は、ステップS74で送信データが送信されてから所定期間内に、管理サーバ18からの応答を受信したか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS78に移行する。
ステップS78で、基地局制御部40は、ステップS74で送信された送信データを含むレコードを、データ管理テーブル46から削除する。ステップS78の処理が終了すると、本データ送信処理が終了する。一方、ステップS76の判定が否定判定となった場合、ステップS78の処理は実行されずに、本データ送信処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、基地局14は、グループに属するユーザ装置16を、各グループ内での送信タイミングの差が最小となるようにスケジューリングを行う。そして、一例として図20の上段に示すように、無線通信の接続を解放する際に、スケジューリングに従った無線通信の接続の確立に必要な各種情報をユーザ装置16に送信する。なお、図20における「☆」はPUCCH上の通信を表し、「★」はPUSCH上の通信を表す。
すなわち、一例として図20の下段に示すように、ユーザ装置16は、送信データを送信する際は、予め得られた無線通信の接続の確立に必要な各種情報(本実施形態では、接続確立情報58)を用いることによって、無線通信の接続確立手順を簡略化して送信データを基地局14に送信する。具体的には、図2に示した処理シーケンスでは、データの送信タイミングが到来してからユーザ装置がデータを送信するまでに、PUCCH上の通信が5回必要であり、PUSCH上の通信が7回必要であった。これに対し、本実施形態では、図20の下段に示すように、データの送信タイミングが到来してからユーザ装置がデータを送信するまでに必要な通信が、PUSCH上の通信の1回となる。従って、ユーザ装置16がデータの送信を開始する際の遅延時間を低減することができる。さらに、ユーザ装置16の消費電力を低減することもできる。
[第2実施形態]
本実施形態では、送信データの送信周期及びサイズ等をユーザ装置が決定する形態例について説明する。なお、本実施形態に係る通信システムの構成は第1実施形態(図3参照)と同様であるため、説明を省略する。
次に、図21を参照して、本実施形態に係るユーザ装置16の機能的な構成を説明する。なお、第1実施形態に係るユーザ装置16(図11参照)と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る端末制御部54Aは、第1実施形態に係る端末制御部54が有する機能に加えて、以下の機能を有する。端末制御部54Aは、定期的な送信データを送信する要求を示す要求情報を、送信部56に出力する。本実施形態では、端末制御部54Aは、要求情報に、送信データを送信する周期、送信データのサイズ、及びユーザ装置16が属するグループの識別情報を含める。
次に、図22を参照して、本実施形態に係る基地局14の機能的な構成を説明する。なお、第1実施形態に係る基地局14(図6参照)と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図22に示すように、基地局14の所定の記憶領域には、UE管理テーブル48が記憶される。図23に、UE管理テーブル48の一例を示す。図23に示すように、UE管理テーブル48には、UEID、許可フラグ、及び上限サイズが記憶される。UEID列には、ユーザ装置16を識別するための識別情報が記憶される。許可フラグ列には、ユーザ装置16が定期的に送信データを送信することを許可するか否かを示す情報が記憶される。上限サイズ列には、ユーザ装置16に許可する送信データの上限サイズが記憶される。
本実施形態に係る基地局制御部40Aは、第1実施形態に係る基地局制御部40が有する機能に加えて、以下の機能を有する。基地局制御部40Aは、UE管理テーブル48を参照し、要求情報の送信元のユーザ装置16の識別情報に対応する許可フラグが、許可であることを示す情報であるか否かを判定する。また、基地局制御部40Aは、UE管理テーブル48を参照し、要求情報に含まれる送信データのサイズが、要求情報の送信元のユーザ装置16に対応してUE管理テーブル48の上限サイズ列に記憶された上限サイズ以下であるか否かを判定する。
算出部34Aは、基地局制御部40Aにより許可フラグが許可であることを示す情報であると判定され、かつ要求情報に含まれる送信データのサイズが上限サイズ以下であると判定された場合、以下に示す処理を行う。すなわち、この場合、算出部34Aは、要求情報に含まれる送信データのサイズに基づいて、送信データの送信に必要なRB数を算出する。
スケジューリング部36は、第1実施形態における制御装置12から送信されたグループの識別情報及びフレーム周期と、算出部34により算出されたRB数とに代えて、以下に示す情報を用いて、第1実施形態と同様にスケジューリングを行う。すなわち、この場合、スケジューリング部36は、要求情報に含まれるグループの識別情報及びフレーム周期と、算出部34Aにより算出されたRB数とを用いて、第1実施形態と同様にスケジューリングを行う。
本実施形態に係る制御装置12、基地局14、及びユーザ装置16の各々のハードウェア構成は、第1実施形態と同様(図12〜図14参照)であるため、説明を省略する。
次に、図24及び図25を参照して、本実施形態に係る通信システム10の作用を説明する。基地局14が基地局制御プログラム90を実行することで、図25に示すスケジューリング処理を実行する。なお、図24における図15と同一の処理を実行するステップについては、図15と同一のステップ番号を付して説明を省略する。また、図25における図17と同一の処理を実行するステップについては、図17と同一のステップ番号を付して説明を省略する。
図24に示すように、ユーザ装置16は、前述したように、送信データを送信する周期、送信データのサイズ、及びユーザ装置16が属するグループの識別情報を含む要求情報を、アンテナ素子50を介して基地局14に送信する。基地局14は、ユーザ装置16から送信された要求情報を受信すると、図24に示すステップS12Aで、図25に示すスケジューリング処理を実行する。
図25に示すスケジューリング処理のステップS31Aで、基地局制御部40Aは、UE管理テーブル48を参照し、要求情報の送信元のユーザ装置16の識別情報に対応する許可フラグが、許可であることを示す情報であるか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS31Bに移行し、否定判定となった場合は、処理はステップS50に移行する。
ステップS50で、基地局制御部40Aは、定期的な送信データの送信が不許可であることを示すエラー情報を第2送信部42に出力する。第2送信部42は、基地局制御部40から入力されたエラー情報に対して前述した送信信号処理を行い、エラー情報を示すアナログ信号を、アンテナ素子15を介して要求情報の送信元のユーザ装置16に送信する。ステップS50の処理が終了すると、本スケジューリング処理が終了する。
一方、ステップS31Bで、基地局制御部40Aは、UE管理テーブル48を参照し、要求情報に含まれる送信データのサイズが、要求情報の送信元のユーザ装置16に対応して上限サイズ列に記憶された上限サイズ以下であるか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップS52に移行する。
ステップS52で、基地局制御部40Aは、送信データのサイズが上限サイズを超えていることを示すエラー情報を第2送信部42に出力する。第2送信部42は、基地局制御部40から入力されたエラー情報に対して前述した送信信号処理を行い、エラー情報を示すアナログ信号を、アンテナ素子15を介して要求情報の送信元のユーザ装置16に送信する。ステップS52の処理が終了すると、本スケジューリング処理が終了する。
一方、ステップS31Bの判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS32Aに移行する。ステップS32Aで、算出部34Aは、要求情報に含まれる送信データのサイズに基づいて、送信データの送信に必要なRB数を算出する。ステップS34以降については、前述したように、要求情報に含まれるグループの識別情報及びフレーム周期と、ステップS32Aで算出されたRB数とを用いて、第1実施形態と同様の処理が行われるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記第1実施形態では、送信データのサイズが予めUE管理テーブル26に記憶されている場合について説明したが、これに限定されない。例えば、過去にユーザ装置16から送信された送信データの最大サイズを、UE管理テーブル26に記憶する形態としてもよい。同様に、上記第2実施形態においても、過去にユーザ装置16から送信された送信データの最大サイズからRB数を算出してもよい。
また、上記各実施形態において、予約テーブル44を定期的に修正してもよい。この場合、各グループ内において送信データの送信タイミングの差が最小となるように、各ユーザ装置16にリソースを再割り当てし、予約テーブル44のフレーム番号、サブフレーム番号、及びリソースブロックの番号を更新する形態が例示される。
また、上記各実施形態では、無線通信の接続を解放する際に指示情報をユーザ装置16に送信する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、定期的に、指示情報をユーザ装置16に送信する形態としてもよい。
また、上記各実施形態では、装置制御プログラム70が、記憶部63に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。装置制御プログラム70は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
また、上記各実施形態では、基地局制御プログラム90が、記憶部83に予め記憶されている態様を説明したが、これに限定されない。基地局制御プログラム90は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
また、上記各実施形態では、端末制御プログラム110が、記憶部103に予め記憶されている態様を説明したが、これに限定されない。端末制御プログラム110は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングするスケジューリング部と、
前記スケジューリング部によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する送信部と、
を含む基地局。
(付記2)
前記送信部は、自基地局に接続するユーザ装置との無線通信の接続を解放する際に前記解放対象とするユーザ装置に前記指示情報を送信する、
付記1に記載の基地局。
(付記3)
過去にユーザ装置から送信されたデータの最大サイズから、定期的なデータの送信に必要なリソースブロックの数を算出する算出部、
を更に含み、
前記スケジューリング部は、前記算出部により算出されたリソースブロックの数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、同じグループに属するユーザ装置に対してデータの送信タイミングの差が最小となるサブフレームを割り当てる、
付記1又は付記2に記載の基地局。
(付記4)
前記スケジューリング部は、ユーザ装置から送信されたユーザ装置が属するグループを識別するための識別情報、定期的なデータの送信周期、及び定期的に送信するデータのサイズに基づいてスケジューリングを行う、
付記1から付記3の何れか1項に記載の基地局。
(付記5)
複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングし、
前記スケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する、
処理を基地局が実行する通信方法。
(付記6)
自基地局に接続するユーザ装置との無線通信の接続を解放する際に前記解放対象とするユーザ装置に前記指示情報を送信する、
付記5に記載の通信方法。
(付記7)
過去にユーザ装置から送信されたデータの最大サイズから、定期的なデータの送信に必要なリソースブロックの数を算出し、
算出したリソースブロックの数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、同じグループに属するユーザ装置に対してデータの送信タイミングの差が最小となるサブフレームを割り当てる、
付記5又は付記6に記載の通信方法。
(付記8)
ユーザ装置から送信されたユーザ装置が属するグループを識別するための識別情報、定期的なデータの送信周期、及び定期的に送信するデータのサイズに基づいてスケジューリングを行う、
付記5から付記7の何れか1項に記載の通信方法。
(付記9)
複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングするスケジューリング部と、前記スケジューリング部によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する送信部と、を含む基地局、及び
前記基地局から送信された指示情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された指示情報に従った送信タイミングで前記データを前記基地局に送信する送信部と、を含むユーザ装置、
を備えた通信システム。
10 通信システム
12 制御装置
14 基地局
16A〜16D ユーザ装置
18 管理サーバ
20、52 受信部
22 判定部
24 送信部
26、48 UE管理テーブル
30 第1送信部
32 第1受信部
34、34A 算出部
36 スケジューリング部
38 第2受信部
40、40A 基地局制御部
42 第2送信部
44 予約テーブル
46 データ管理テーブル
54、54A 端末制御部
56 送信部
58 接続確立情報
61、81、101 CPU
62、82、102 メモリ
63、83、103 記憶部
70 装置制御プログラム
85、104 無線処理回路
90 基地局制御プログラム
91 情報記憶領域
110 端末制御プログラム

Claims (6)

  1. 複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングするスケジューリング部と、
    前記スケジューリング部によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する送信部と、
    を含む基地局。
  2. 前記送信部は、自基地局に接続するユーザ装置との無線通信の接続を解放する際に前記解放対象とするユーザ装置に前記指示情報を送信する、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 過去にユーザ装置から送信されたデータの最大サイズから、定期的なデータの送信に必要なリソースブロックの数を算出する算出部、
    を更に含み、
    前記スケジューリング部は、前記算出部により算出されたリソースブロックの数以上のリソースブロックの空きがあるサブフレームのうち、同じグループに属するユーザ装置に対してデータの送信タイミングの差が最小となるサブフレームを割り当てる、
    請求項1又は請求項2に記載の基地局。
  4. 前記スケジューリング部は、ユーザ装置から送信されたユーザ装置が属するグループを識別するための識別情報、定期的なデータの送信周期、及び定期的に送信するデータのサイズに基づいてスケジューリングを行う、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の基地局。
  5. 複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングし、
    前記スケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する、
    処理を基地局が実行する通信方法。
  6. 複数のグループの何れかのグループに属し、かつ定期的にデータを送信する複数のユーザ装置それぞれからのデータの送信タイミングを、同じグループに属するユーザ装置の送信タイミングが所定の時間範囲内となるように、グループ毎にスケジューリングするスケジューリング部と、前記スケジューリング部によるスケジューリングに従った送信タイミングでのデータの送信指示を示す指示情報を前記複数のユーザ装置に送信する送信部と、を含む基地局、及び
    前記基地局から送信された指示情報を受信する受信部と、前記受信部により受信された指示情報に従った送信タイミングで前記データを前記基地局に送信する送信部と、を含むユーザ装置、
    を備えた通信システム。
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