JP2018190110A - 情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対象の検出精度を向上する方法を提供する。【解決手段】画像から画像に含まれる特定の領域の部分画像を抽出し、画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、画像を2値化する場合の第1の輝度閾値を算出するとともに、特定の領域の部分画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、特定の領域の部分画像を2値化する場合の第2の輝度閾値を算出し、算出した第1の輝度閾値と、第2の輝度閾値とを比較し、比較した結果に基づいて、輝度値の範囲を決定し、画像から決定した輝度値の範囲内の領域を抽出する。【選択図】図9

Description

本発明は情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
近年、人の手や視線の動き等のジェスチャを認識する技術が注目されている。なお、ジェスチャはコンピュータにユーザが操作の意思を伝達するために行われる。ジェスチャの特定のパターンと、コンピュータの特定の処理とを予め対応付けておき、ユーザが特定のジェスチャを行うことによりコンピュータに特定の処理を行わせることができる。
ジェスチャの認識は、例えば、カメラでユーザを撮像した撮像画像からユーザの手や視線の動きをコンピュータで検出し、検出した動きのパターンと、設定されたパターンとが一致するか否かをコンピュータで判定することで実現できる。
このようなジェスチャの認識には、例えば、可視光波長の光に感度を有する可視光カメラや、赤外波長の光に感度を有する赤外光カメラが使用される。赤外光カメラを使用する場合には、ユーザに赤外光を照射するために赤外光カメラの付近に配置した赤外光源が併せて使用される。なお、以後、赤外光カメラで撮像された画像を赤外画像と呼ぶ。
赤外光は、可視光に比べ、光源からの距離に応じて大きく減衰する。例えば、点光源から発せられる赤外光の強度は距離の二乗に反比例して弱くなる。従って、赤外光源及び赤外光カメラを使用すると背景の物体は赤外画像の中で暗く表現される。この性質を利用すれば、被写体の背景にある物体が被写体と類似した形状や色を有する場合でも、前景の被写体と背景の物体とを容易に区別することができる。さらに、この性質をジェスチャ認識処理に応用すれば、背景に起因して誤認識が生じる確率を低減でき、認識精度の向上が期待できる。
赤外光カメラにより撮像した画像からジェスチャを認識する処理について説明する。
図1は赤外光カメラにより撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図1(a)は、ユーザが手を前に差し出している状態を撮影した画像を示す。図1(b)は図1(a)の画像の輝度ヒストグラムを示す。図1(c)は、図1(b)に示す輝度ヒストグラムにおいて、閾値以上の輝度を示す領域を抽出(図1(d)に示す閾値以上の輝度を示す領域を抽出)した領域の画像を示す。図1(d)は図1(c)の画像の輝度ヒストグラムを示す。
例えば、図1(a)に示すように、情報処理装置が前方に差し出した手を利用したジェスチャの認識を行う場合に、ジェスチャの対象となる手の領域を特定する処理について説明する。ユーザがジェスチャを行う際には、カメラ側に手を差し出しジェスチャを行うため、手が背景や体全体に対し、赤外光カメラに近い距離に存在する。赤外光の強度は距離の二乗に反比例して弱くなるため、図1(a)に示すように、撮像した画像において、カメラ側へ差し出した手の領域の輝度値が高くなる。図1(d)に示すように、撮像した図1(a)の画像の輝度ヒストグラム図1(b)において、輝度値が特定の閾値以上の領域を抽出(図1(d)に示す閾値以上の輝度を示す領域を抽出)することで、図1(c)に示すように体よりも前方に差し出された手の領域をジェスチャの認識を行う対象の領域として抽出することができる。連続した時間に撮像した画像それぞれにおいて抽出したジェスチャの認識を行う対象の領域の位置の変化や、大きさの変化、輝度の変化を認識することでジェスチャ認識を行うことができる。
特開2011−215968号公報
しかし、ジェスチャ認識を行う場合、ジェスチャを検出するカメラは被写体に向かって配置されるため、被写体の背景にある物体もカメラの撮像範囲に入り、ジェスチャの誤認識が発生する場合がある。以下に、背景にある物体(例えば、蛍光灯)がカメラの撮像範囲に入った場合に生ずるジェスチャの誤認識について説明する。
図2は赤外光カメラにより背景の蛍光灯を含む範囲を撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図2(a)は、図1(a)同様ユーザが手を前に差し出している状態を撮影した画像であるが、背景部分の蛍光灯が画像内に含まれている点が図1(a)と異なる。図2(b)は図2(a)の画像の輝度ヒストグラムを示す。図2(c)は、図1(b)に示す輝度ヒストグラムにおいて、閾値以上の輝度を示す領域を抽出(図2(d)に示す閾値以上の輝度を示す領域を抽出)した領域の画像を示す。図2(d)は図2(c)の画像の輝度ヒストグラムを示す。
図2(a)に示すように、被写体の背景にある物体であっても、例えば、蛍光灯等、カメラの撮像範囲内に被写体より輝度が高く見える物体が写り込む場合がある。この場合、図2(b)に示すように、背景に存在する蛍光灯の領域の輝度ヒストグラムが手の領域とともに高輝度側(図2の201に示す領域)に存在することになる。よって、図2(d)に示すように閾値以上の輝度を示す領域を抽出すると、図2(c)に示すように、手の領域と背景にある蛍光灯の領域がジェスチャの認識を行う対象の領域として抽出される。そのため、ジェスチャの誤認識が発生してしまう場合がある。
一つの側面では、本発明は、対象の検出精度を向上することを目的とする。
画像から画像に含まれる特定の領域の部分画像を抽出し、画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、画像を2値化する場合の第1の輝度閾値を算出するとともに、特定の領域の部分画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、特定の領域の部分画像を2値化する場合の第2の輝度閾値を算出し、算出した第1の輝度閾値と、第2の輝度閾値とを比較し、比較した結果に基づいて、輝度値の範囲を決定し、画像から決定した輝度値の範囲内の領域を抽出する。
対象の検出精度を向上することができる。
赤外光カメラにより撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 赤外光カメラにより背景の蛍光灯を含む範囲を撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る処理を行う情報処理装置の構成例を示す図である。 赤外光カメラにより撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 特定部が特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像と、特定した領域の画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 画像内に高輝度な領域が含まれる場合に、赤外光カメラにより撮像した画像と撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 特定部が特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像と、特定した領域の画像の輝度ヒストグラムを示す図である。 第一の実施形態に係る情報処理装置の処理フローを示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置をコンピュータにより構成する場合のハードウェアの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、例えば、光源301と、撮像装置302と情報処理装置303とを備える。
光源301は、被写体に赤外光を照射する。光源301としては、例えば、赤外LED(Light Emitting Diode)または赤外LD(Laser Diode)等が用いられる。
撮像装置302は、被写体の赤外画像を撮像する。撮像装置302としては、例えば赤外光を受光して電気信号に変換する撮像素子、及び、撮像素子が出力した電気信号から赤外画像を生成する画像処理ユニットを含む撮像デバイスが用いられる。撮像装置302は、光源301により赤外光が照射された被写体の赤外画像を撮像する。撮像装置302から出力された赤外画像は、情報処理装置303に送信される。
情報処理装置303は、撮像装置302から受信した赤外画像を解析してジェスチャ認識を行う。
なお、光源301と撮像装置302は、必ずしも情報処理装置303と別に設置する必要はなく、例えば、情報処理装置303の内部に光源301と撮像装置302の少なくとも一方を含んでいても良い。
続いて、第1の実施形態に係る情報処理装置303の構成の詳細について説明する。図4は、第1の実施形態に係る処理を行う情報処理装置303の構成例を示す図である。
第1の実施形態に係る処理を行う情報処理装置303は、受信部401、抽出部402、生成部403、算出部404、比較部405、特定部406、認識部407、記憶部408を有する。
受信部401は、例えば、撮像装置302等の入力装置から画像を受信する。受信部401は、受信した画像を抽出部402へ送信する。
抽出部402は受信部401から受信した画像から、所定の領域の画像を抽出する。所定の領域とは、例えば、受信した画像のふちの部分を抽出した領域である。ただし、所定の領域の抽出方法はこれに限定されない。例えば、画像の上下左右のふちの一部から所定の範囲に含まれる領域を部分領域として抽出しても良く、所定の輝度値以上の値を示す領域を部分領域として抽出しても良い。所定の輝度閾値以上の値を示す領域を部分領域として抽出しておくことで、ジェスチャとして抽出するのに適切でない輝度値を示す領域を除去することができる。また、受信部401から受信した画像において、高輝度な物体が存在する可能性の高い領域の設定をユーザから予め受け付けておいても良い。抽出部402は受信部401から受信した画像(以後、抽出部402で抽出した所定の領域の画像と区別するため全体画像と称す)と、抽出した所定の領域の画像(以後、受信部から受信した全体画像と区別するため部分画像と称す)とを生成部403へ送信する。
生成部403は、抽出部402から受信した全体画像と、部分画像とのそれぞれの輝度ヒストグラムを生成する。生成部403は生成した輝度ヒストグラムを算出部404に送信する。
算出部404は、生成部403から受信した輝度ヒストグラムの情報に基づき、全体画像と部分画像それぞれの画像からジェスチャの認識を行う対象を特定するための輝度閾値を算出する算出部404が輝度閾値を算出する際の方法として、例えば、大津の2値化によって輝度閾値を算出する方法がある。ただし、輝度閾値の設定方法は必ずしも大津の2値化に限定されず、niblack法等、他の方法を用いて2値化を行っても良い。算出部404は、算出した全体画像と部分画像それぞれの画像から、ジェスチャの認識を行う対象を特定するための輝度閾値を比較部405へ送信する。
比較部405は、算出部404から受信した、全体画像の輝度閾値と部分画像の輝度閾値とを比較し、比較結果を特定部406へ送信する。
特定部406は、比較部405から受信した比較結果に基づき、受信部401から受信した画像からジェスチャの認識を行う対象とする領域の特定を行う。特定部406が比較部での比較結果(全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値に比べ、同程度または大きい場合と全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値に比べ小さい場合)に応じてジェスチャの認識を行う対象とする領域の特定を行う場合の具体例について以下に説明する。
まず始めに、比較部405から受信した比較結果において、全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値に比べ、同程度または大きい場合の特定部406の処理について図5、図6を用いて説明する。
図5は、赤外光カメラにより撮像した画像と、撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図5(a)は、図1(a)同様ユーザが手を前に差し出している状態を撮影した画像である。図5(b)は、図5(a)に示す全体画像の輝度ヒストグラムを示す。図5(c)は、図5(a)に対し、抽出部402で画像のふちの部分を抽出した部分画像である。図5(d)は、図5(c)に示す部分画像の輝度ヒストグラムを示す。
特定部406は、比較部405での全体画像の輝度閾値T1と部分画像の輝度閾値T2の比較の結果、図5(b)に示す全体画像の輝度ヒストグラムの輝度閾値T1が図5(d)に示す部分画像の輝度ヒストグラムの輝度閾値T2に比べて大きい場合(T1>T2)には、算出部404で算出した全体画像における輝度閾値T1以上の領域をジェスチャの認識を行う対象とする領域として特定する。
実際に特定部406が図5(a)に示す画像からジェスチャの認識を行う対象として特定する領域を、図6を用いて説明する。図6は、特定部406が特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像と、特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図6(a)は、比較部405で、図5(b)に示す全体画像の輝度閾値T1と図5(d)に示す輝度ヒストグラムの輝度閾値T2の比較結果に基づいて、特定部406で特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域を示す画像である。図6(b)は、図6(a)に示す画像の輝度ヒストグラムである。
特定部406は、図5(b)に示す輝度閾値T1以上の輝度を示す領域を抽出することで、図6(a)に示すようにジェスチャの認識を行う対象とする領域を特定する。特定部406は、特定した領域の情報を認識部407に送信する。
次に、比較部405から受信した比較結果において、全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値に比べ小さい場合の特定部406の処理について図7、図8を用いて説明する。図7は、画像内に高輝度な領域(例えば、蛍光灯)が含まれる場合に、赤外光カメラにより撮像した画像と撮像した画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図7(a)は、図2(a)同様、背景部分の蛍光灯が画像内に含まれている画像を示す。図7(b)は、図7(a)に示す全体画像の輝度ヒストグラムを示す。図7(c)は、図7(a)に対し、抽出部402で受信した画像のふちの部分を抽出した画像である。図7(d)は、図7(c)に示す部分画像の輝度ヒストグラムを示す。
特定部406は、比較部405での全体画像の輝度閾値T3と部分画像の輝度閾値T4の比較の結果、図7(d)に示す部分画像の輝度ヒストグラムの輝度閾値T4が図7(b)に示す全体画像の輝度ヒストグラムの輝度閾値T3に比べて大きい場合(T3<T4)には、全体画像における輝度閾値T3以上、部分画像における輝度閾値T4以下の領域に含まれる輝度を有する領域をジェスチャの認識を行う対象とする領域として特定する。
実際に特定部406が図7(a)に示す画像からジェスチャの認識を行う対象として特定する領域を、図8を用いて説明する。図8は、特定部406が特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像と、特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域の画像の輝度ヒストグラムを示す図である。図8(a)は、比較部405で、図7(b)に示す全体画像の輝度閾値T3と図7(d)に示す輝度ヒストグラムの輝度閾値T4の比較結果に基づいて、特定部406で特定したジェスチャの認識を行う対象とする領域を示す画像である。図8(b)は、図8(a)に示す画像の輝度ヒストグラムを示す。
特定部406は、図7(b)に示す輝度閾値T3以上、図7(d)に示す輝度閾値T4以下の輝度を示す領域を抽出することで、図8(a)に示すようにジェスチャの認識を行う対象とする領域を特定する。輝度閾値T3以上、輝度閾値T4以下の輝度を示す領域を抽出することで、蛍光灯の影響を抑制し、ジェスチャの認識を行う対象とする領域をより正確に抽出できる。特定部406は、特定した領域の情報を認識部407に送信する。
認識部407は、特定部406から受信した、ジェスチャの認識を行う対象とする領域に対しジェスチャ認識を行う。
ジェスチャ認識を行う方法としては、例えば、異なるフレーム間でのジェスチャの認識を行う対象とする領域の変化等を検出する。認識部407は、例えば、異なるフレーム間でのジェスチャの認識を行う対象とする領域の輝度の変化や、大きさの変化、位置の変化に基づき、どのようなジェスチャが行われたかを認識し、認識したジェスチャに対応付けて記憶部408に記憶された処理を実行する。
ただし、ジェスチャ認識の方法は上述の方法に限定されず、例えば、特定部406が連続するフレーム毎に特定したジェスチャ領域の差分を検出し、差分の大きさ等に基づいて、ジェスチャ認識を行っても良い。
記憶部408は、処理に必要な情報や、情報処理装置303の各機能部で算出した情報等を記憶する。記憶部408が記憶する情報として、例えば、撮像装置302から受信した画像、抽出部402が抽出した全体画像、部分画像、生成部403が生成した全体画像、部分画像それぞれの輝度ヒストグラム、算出部404が算出した全体画像、部分画像それぞれの輝度閾値、比較部405で全体画像の輝度閾値と部分画像の輝度閾値の比較結果、特定部406で特定した、ジェスチャの認識を行う対象とする領域等である。
次に、第一の実施形態に係る情報処理装置303の処理フローについて説明する。図9は第一の実施形態に係る情報処理装置303の処理フローを示す図である。
情報処理装置303の受信部401は、撮像装置302から画像を受信し(ステップS901)、受信した画像を抽出部402へ送信する。撮像装置302から受信する画像は、例えば、光源301により赤外光が照射された被写体の赤外画像である。ただし、必ずしも赤外画像である必要はない。
情報処理装置303の抽出部402は、受信部401から受信した画像から、部分画像を抽出する(ステップS902)。抽出する部分画像は、例えば、受信した画像のふちの部分の画像である。ただし、部分画像の抽出方法はこれに限定されず、例えば、画像の上下左右のふちの一部から所定の範囲に含まれる領域を部分領域として抽出しても良く、受信部401で受信した画像において、ユーザから予め受け付けた高輝度な物体が存在する可能性の高い領域を部分画像としても良い。情報処理装置303の抽出部402は、受信部401から受信した全体画像と、全体画像から抽出した部分画像とを生成部403へ送信する。
情報処理装置303の生成部403は、受信部401から受信した全体画像と抽出部402で抽出した部分画像のそれぞれに対する輝度ヒストグラムを生成する(ステップS903)。情報処理装置303の生成部403は、生成した輝度ヒストグラムの情報を算出部404へ送信する。
情報処理装置303の算出部404は、生成部403で生成した全体画像と部分画像それぞれの輝度ヒストグラムに基づいて、ジェスチャの認識を行う対象とする領域を特定するための輝度閾値を算出する(ステップS904)。算出部404が輝度閾値を算出する際の方法として、例えば、大津の2値化やniblack法等によって輝度閾値を算出する方法がある。情報処理装置303の算出部404は、算出した全体画像と部分画像それぞれの輝度閾値を比較部405へ送信する。
情報処理装置303の比較部405は、算出部404で算出した全体画像と部分画像それぞれの輝度閾値を比較する(ステップS905)。
情報処理装置303の特定部406は、比較部405での比較の結果、全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値よりも小さい場合には(ステップS905:No)、特定部406で全体画像の輝度閾値以上で部分画像の輝度閾値以下の領域に含まれる輝度を示す領域を画像に含まれるジェスチャの認識を行う対象の領域であると特定する(ステップS906)。
情報処理装置303の特定部406は、比較部405での比較の結果、全体画像の輝度閾値が部分画像の輝度閾値よりも大きい場合には(ステップS905:Yes)、全体画像の輝度閾値以上の輝度を示す領域を、ジェスチャの認識を行う対象の領域と特定する(ステップS907)。
情報処理装置303の特定部406は、特定したジェスチャの認識の対象領域の情報を認識部407へ送信する。
情報処理装置303の認識部407は、特定したジェスチャ認識の対象領域に対しジェスチャの認識を行う(ステップS908)。認識部407は、例えば、異なるフレーム間でのジェスチャ領域の認識を行う対象とする領域の輝度の変化や、大きさの変化に基づき、どのようなジェスチャが行われたかを認識し、認識したジェスチャに対応付けて記憶部408に記憶された処理を実行する。ただし、ジェスチャ認識の方法は上述の方法に限定されず、例えば、特定部406がフレーム毎に特定したジェスチャ領域の差分を検出し、差分の大きさ等に基づいて、ジェスチャ認識を行っても良い。
本実施形態に係る処理は上述のものに限定されない。例えば、画像内に所定の輝度値以上の差がある場合または画像内に所定の輝度値以上の領域がある場合に上述の処理を行っても良い。画像内に所定の輝度値以上の差がない場合や所定の輝度値以上の領域がない場合には、ジェスチャ領域の認識を行う対象が存在しないと判定し、上述の処理を行わないことで処理量を減らすことができる。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置303をコンピュータにより構成する場合のハードウェアの構成例を示す図である。本実施形態に係る情報処理装置303は、CPU(Central Processing Unit)1001とメモリ(主記憶装置)1002と、補助記憶装置1003と、I/O装置1004、ネットワークインタフェース1005を有する。これらの各装置はバス1006を介して接続される。
CPU1001は情報処理装置303全体の制御し、例えば、図9のフローに示した各処理を実行する。メモリ1002は、情報処理装置303の動作を制御するOS(Operating System)等のプログラムを予め記憶したり、プログラムを実行する際に必要に応じて作業領域として使用したりするための記憶部であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。
補助記憶装置1003には、図4で示した、受信部401、抽出部402、生成部403、算出部404、比較部405、特定部406、認識部407の処置を実行するためのプログラムが記憶される。ただし、処理に関するプログラムは必ずしも補助記憶装置1003に記憶しておく必要はなく、例えば、コンピュータに挿入されるディスク等の可搬記憶媒体に記憶させておいても良い。
I/O装置1004は、例えば、入力装置からの画像データの受信や、画像処理に関する設定等の入力を受け付ける。また、画像処理の結果等をディスプレイ等の出力装置へ出力する。入力装置としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド、ボタン、スイッチ、レバー等である。さらに、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラが用いられることもある。また、出力装置としては、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、又はELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイ装置が用いられる。
ネットワークインタフェース1005は、ネットワーク上での情報のやり取りを行うインタフェース装置である。
バス1006は上記各装置を互いに接続し、データのやり取りを行う通信経路である。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を採ることができる。
301 光源
302 撮像装置
303 情報処理装置
401 受信部
402 抽出部
403 生成部
404 算出部
405 比較部
406 特定部
407 認識部
408 記憶部
1001 CPU
1002 メモリ(主記憶装置)
1003 補助記憶装置
1004 I/O装置
1005 ネットワークインタフェース
1006 バス

Claims (9)

  1. 画像から前記画像に含まれる特定の領域の部分画像を抽出し、
    前記画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記画像を2値化する場合の第1の輝度閾値を算出するとともに、前記特定の領域の部分画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記特定の領域の部分画像を2値化する場合の第2の輝度閾値を算出し、
    算出した前記第1の輝度閾値と、前記第2の輝度閾値とを比較し、
    比較した結果に基づいて、輝度値の範囲を決定し、
    前記画像から決定した前記輝度値の範囲内の領域を抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記特定の領域の部分画像は、前記画像の端部の少なくとも一部から所定の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記特定の領域の部分画像は、前記画像の端部の少なくとも一部から所定の範囲にあり、かつ、所定の輝度値以上の領域であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記比較を行った結果、前記第1の輝度閾値が前記第2の輝度閾値に比べて大きい場合に、前記画像から、前記第1の輝度閾値以上の領域を抽出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記比較を行った結果、前記第1の輝度閾値が前記第2の輝度閾値に比べて小さい場合に、前記画像から、前記第1の輝度閾値以上かつ前記第2の輝度閾値以下の領域を抽出する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記画像に含まれる最大の輝度値と最小の輝度値の差が所定の値以上である場合に前記輝度閾値の算出及び前記輝度閾値の比較の処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記画像に含まれる少なくとも一部の領域の輝度値が所定の値以上である場合に、前記輝度閾値の算出及び前記輝度閾値の比較の処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  8. 画像から前記画像に含まれる特定の領域の部分画像を抽出し、
    前記画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記画像を2値化する場合の第1の輝度閾値を算出するとともに、前記特定の領域の部分画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記特定の領域の部分画像を2値化する場合の第2の輝度閾値を算出し、
    算出した前記第1の輝度閾値と、前記第2の輝度閾値とを比較し、
    比較した結果に基づいて、輝度値の範囲を決定し、
    前記画像から決定した前記輝度値の範囲内の領域を抽出する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  9. 画像から前記画像に含まれる特定の領域の部分画像を抽出する抽出部と、
    前記画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記画像を2値化する場合の第1の輝度閾値を算出するとともに、前記特定の領域の部分画像に含まれる画素の輝度値の大きさに基づいて、前記特定の領域の部分画像を2値化する場合の第2の輝度閾値を算出する算出部と、
    算出した前記第1の輝度閾値と、前記第2の輝度閾値とを比較する比較部と、
    比較した結果に基づいて、輝度値の範囲を決定し、前記画像から決定した前記輝度値の範囲内の領域を抽出する特定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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