JP2018190078A - コンテンツ表示プログラム、コンピュータ装置、コンテンツ表示方法、及びコンテンツ表示システム - Google Patents

コンテンツ表示プログラム、コンピュータ装置、コンテンツ表示方法、及びコンテンツ表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】
コンテンツを視聴する際に、目への刺激を軽減し、不快感を伴う症状を発生し難くすることが可能なコンテンツ表示プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】
表示装置と接続可能なコンピュータ装置において実行される、コンテンツ表示プログラムであって、コンピュータ装置を、表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段、取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段、仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段、生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段として機能させ、前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示プログラム。
【選択図】 図8

Description

本発明は、コンテンツ表示プログラム、コンピュータ装置、コンテンツ表示方法、及びコンテンツ表示システムに関する。
現実世界の情報を入力情報として、仮想空間に影響を与える技術がある。現実世界と仮想空間を組み合わせる技術の一例として、AR(Augmented Reality:拡張現実)やVR(Virtual Reality:仮想現実)等が挙げられる。
このような技術を用いて表示されたコンテンツを視聴する際に、いわゆる3D酔い又はVR酔いという不快感を伴う症状に悩まされることがある。このような症状は、視覚と体感との不一致、あるいは、画面中に表示される文字と仮想世界におけるオブジェクトとの動きの相違による目への刺激から生じるとされている。
本発明の少なくとも1つの実施の形態の目的は、コンテンツを視聴する際に、目への刺激を軽減し、不快感を伴う症状を発生し難くすることが可能なコンテンツ表示プログラム、コンピュータ装置、コンテンツ表示方法、及びコンテンツ表示システムを提供することを目的とする。
非限定的な観点によると、本発明に係るコンテンツ表示プログラムは、表示装置と接続可能なコンピュータ装置において実行される、コンテンツ表示プログラムであって、コンピュータ装置を、表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段、取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段、仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段、生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段として機能させ、前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示プログラムである。
非限定的な観点によると、本発明に係るコンピュータ装置は、表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンピュータ装置であって、表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段とを備え、前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンピュータ装置である。
非限定的な観点によると、本発明に係るコンテンツ表示方法は、表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得するステップと、取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御するステップと、仮想カメラにより撮影された画像を生成するステップと、生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示するステップとを有し、前記表示するステップにおいて、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示方法である。
非限定的な観点によると、本発明に係るコンテンツ表示システムは、表示装置と、該表示装置と接続可能なコンピュータ装置を有するコンテンツ表示システムであって、表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段とを備え、前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンテンツ表示システムである。
本発明の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ディスプレイ装置を頭部に装着した場合にユーザの姿勢を特定するための直交座標系を示す図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツを表示した表示画面の例である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、仮想空間の概念を表す図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ユーザが首を傾けた際に表示される表示画面の例である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、角度の判定を説明する図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、関連情報の表示態様の変更について説明する図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ユーザの視線方向と関連情報の表示される位置の関係を表す模式図である。 本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。また、以下で説明するフローチャートを構成する各処理の順序は、処理内容に矛盾や不整合が生じない範囲で順不同である。
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。以下では、本発明の第一の実施の形態として、表示装置と接続可能なコンピュータ装置において実行されるコンテンツ表示プログラムを例示して説明をする。本発明の第一の実施の形態では、一例として、ディスプレイ装置(以下、ヘッドマウントディスプレイ又はHMDともいう)をユーザの頭部に装着してコンテンツを表示するシステムを挙げる。コンテンツとして、VRに使用される360°視認可能な画像を挙げるが、本発明はこれに限定されない。
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。図1(a)は、システムの構成に関する1つの例を表す図である。システムは、センサを搭載したディスプレイ装置1と、光線を照射する照射装置2と、ディスプレイ装置1にて表示される画像を生成又は処理するコンピュータ装置3と、センサを搭載したコントローラ4とから構成される。
ディスプレイ装置1は、視界を覆うようにして頭部に装着するゴーグル型の表示装置であることが好ましい。ディスプレイは透過率の高い透過型ディスプレイであっても、透過率の低い非透過型ディスプレイであってもよい。また、ディスプレイ装置1は、搭載された複数のセンサを用いて、ユーザの姿勢を特定することができる。ディスプレイ装置1の構成については後述する。
照射装置2は、広範囲にレーザ光線を照射する装置である。照射装置2の周囲にレーザ光線が照射されると、ディスプレイ装置1及びコントローラ4に搭載された光センサによってレーザ光線が感知され、ディスプレイ装置1及びコントローラ4の位置を特定する。この位置特定方法は、「Lighthouse方式」と呼ばれるものである。より正確に位置を特定するために、照射装置2は、所定の間隔を空けて少なくとも2台設置されることが好ましい。なお、ディスプレイ装置1の姿勢、及びコントローラ4の姿勢等の姿勢情報が取得できればよく、照射装置2等によるディスプレイ装置1の位置の特定、及びコントローラ4の位置の特定は、必ずしも実行しなくてもよい。
コンピュータ装置3は、ディスプレイ装置1及びコントローラ4と通信により接続可能である。通信は、有線又は無線によるものであってもよい。コンピュータ装置3は、ディスプレイ装置1と互いに独立した装置であってもよいし、ディスプレイ装置1に組み込まれた一体の装置であってもよい。
コントローラ4は、ボタン等の操作部を備え、ユーザの操作により入力を受け付ける入力装置である。また、光センサが搭載されており、照射装置2から照射されたレーザ光線を感知することができる。さらに、タッチセンサが搭載されており、ユーザの接触による入力を受け付けることができる。コントローラ4は、一対にして左右の手に把持して使用するものであるが、いずれか1つのみを使用するものであってもよい。
図1(b)は、図1(a)に示すシステムとは異なるシステムの構成に関する1つの例を表す図である。図1(b)に示すシステムは、光源となる発光部を備えるディスプレイ装置51と、ディスプレイ装置51やコントローラ54の光源となる発光部から発せられた光を撮影する撮影装置52と、ディスプレイ装置51にて表示される画像を生成又は処理するコンピュータ装置53と、光源となる発光部を備えるコントローラ54とから構成される。
ディスプレイ装置51は、ディスプレイ装置1と同様に、視界を覆うようにして頭部に装着するゴーグル型の表示装置であることが好ましい。ディスプレイは透過率の高い透過型ディスプレイであっても、透過率の低い非透過型ディスプレイであってもよい。
撮影装置52は、ディスプレイ装置51及びコントローラ54の光源となる発光部(非図示)から発せられた光を撮影することにより、ディスプレイ装置51及びコントローラ54の位置を特定するための装置である。
コンピュータ装置53は、ディスプレイ装置51及びコントローラ54と通信により接続可能である。通信は、有線又は無線によるものであってもよい。
コントローラ54は、少なくともボタン等の操作部を備え、ユーザの操作により入力を受け付ける入力装置である。コントローラ54から発せられた光を撮影装置52が撮影することにより、コントローラ54の位置を特定する。コントローラは手に把持するものであり、対にして使用することが好ましいが、1つのコントローラを使用するものとしてもよい。
以下の説明において、本発明の実施の形態においては、図1(a)に示した方式により、ディスプレイ装置1及びコントローラ4の位置を特定するものとする。しかし、本発明はこの方式に限定されない。例えば、図1(b)に示した方式や、頭部以外の身体の一部に装着し、ディスプレイ装置1及びコントローラ4の位置を特定する方式であってもよい。
ディスプレイ装置1に表示される画像は、ディスプレイ装置1に搭載されたセンサにより測定された値、及び、コントローラ4へのユーザの入力操作に基づいて、コンピュータ装置3により生成又は処理された画像である。
ここで、ディスプレイ装置1の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。ディスプレイ装置1は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、ストレージ部13、撮像部14、グラフィックス処理部15、表示部16、センサ部18、通信インタフェース19、インタフェース部20、及びレンズ21からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部11は、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、ディスプレイ装置1の制御を行う。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
制御部11は、プログラム及びデータをRAM12及びストレージ部13から読み出して処理を行う。制御部11は、RAM12にロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部15に出力する。さらに、制御部11は、センサ部18において測定された各種の値に基づいて処理を行う、あるいは、インタフェース部20を介してコンピュータ装置3へデータを送信する。
撮像部14は、レンズ21を介して撮影した画像をグラフィックス処理部15へ出力する。ディスプレイ装置1を頭部に装着することによって視界が覆われる場合には、装置外部の情報を確認することができないため、後述する表示部16が備える表示画面17に、撮像部14により撮像された情報を表示させることで、ユーザは現実空間を認識することができ、安全性を確保することができる。
グラフィックス処理部15は、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば30分の1秒である。グラフィックス処理部15は、描画に関する演算処理の一部を受け持ち、システム全体の負荷を分散させる役割を有する。
表示部16は、表示画面17を備え、ユーザの視界を覆うディスプレイ装置1のゴーグル内部に設置される。表示画面17には、例えば、有機ELや無機ELが使用されるが、これに限定されるものではない。
センサ部18は、近接センサ18a、赤外線センサ18b、ジャイロセンサ18c、及び、加速度センサ18dを少なくとも備える。近接センサ18aは、ディスプレイ装置1のゴーグル部分に設置され、ユーザの顔部との接触有無を判定するために用いる。赤外線センサ18bは、ディスプレイ装置1に複数設置されるものであり、照射装置2から照射された光線を感知することで、ディスプレイ装置1の位置を特定するために用いる。ジャイロセンサ18c、及び加速度センサ18dは、ユーザの姿勢を特定するために用いる。
ここで、図を用いてユーザの姿勢の特定方法について説明する。図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ディスプレイ装置を頭部に装着した場合にユーザの姿勢を特定するための直交座標系を示す図である。
ディスプレイ装置1を装着したユーザの頭部を中心にして、XYZ座標を規定する。ユーザが直立する垂直方向をY軸(ヨー角)、Y軸と直交し、かつ、ディスプレイ装置1の表示画面17の中心とユーザの頭部とを結ぶ方向をZ軸(ロール角)、Y軸及びZ軸と直交する方向をX軸(ピッチ角)とする。ジャイロセンサ18cでは、各軸回りの角度(傾き)を検出し、加速度センサ18dでは、ディスプレイ装置1の動きを検知し、検出された角度及び検知された動きに応じて、表示画面17に表示される画像を変化させる。ディスプレイ装置1は、複数のセンサにより測定された値(以下、姿勢情報という)を用いて、ユーザの姿勢を特定することができる。
続いて、通信インタフェース19は、無線又は有線により通信回線5に接続が可能であり、通信回線5を介してデータを受信することが可能である。通信インタフェース19を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。
インタフェース部20は、主にコンピュータ装置3と接続され、コンピュータ装置3において処理又は生成された画像等のデータを受信することができる。また、センサ部18において取得した各種センサの測定値をコンピュータ装置3へ送信することもできる。
続いて、コンピュータ装置3について説明する。図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置3は、制御部31、RAM32、ストレージ部33、サウンド処理部34、グラフィックス処理部35、DVD/CD−ROMドライブ36、通信インタフェース37、インタフェース部38、及びフレームメモリ39からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部31は、CPUやROMから構成される。制御部31は、ストレージ部33に格納されたプログラムを実行し、コンピュータ装置3の制御を行う。RAM32は、制御部31のワークエリアである。ストレージ部33は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
制御部31は、プログラム及びデータをRAM32から読み出して処理を行なう。制御部31は、RAM32にロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部35に出力する。
サウンド処理部34は、サウンド出力装置40に接続されている。制御部31がサウンド出力の指示をサウンド処理部34に出力すると、サウンド処理部34はサウンド出力装置40にサウンド信号を出力する。サウンド出力装置40は、例えば、ヘッドフォンであり、ユーザがディスプレイ装置1とともに頭部に装着してもよいし、スピーカがディスプレイ装置1に組み込まれていてもよい。
グラフィックス処理部35は、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば90分の1秒である。グラフィックス処理部35は描画に関する演算処理の一部を受け持ち、システム全体の負荷を分散させる役割を有する。コンピュータ装置3のグラフィックス処理部35は、ディスプレイ装置1の位置情報及び姿勢情報と、コントローラ4の位置情報とに基づいて、表示画面17に表示する画像を生成するため、ディスプレイ装置1に含まれるグラフィックス処理部15よりも高い性能を要する。
DVD/CD−ROMドライブ36は、ディスク41からデータを読み込み、RAM32にロードされ、制御部31により演算処理が行われる。なお、ディスク41の種類はDVD又はCDに限らず、Blu−ray(登録商標)ディスクやその他の規格であってもよい。
通信インタフェース37は無線又は有線により通信回線5に接続が可能であり、通信回線5を介してデータを受信することが可能である。通信インタフェース37を介して受信したデータは、ディスク41から読み込まれたデータと同様に、RAM32にロードされ、制御部31により演算処理が行われる。
インタフェース部38は、主にディスプレイ装置1と接続され、コンピュータ装置3において処理又は生成された画像等のデータを送信することができる。
なお、上述の説明において、ディスプレイ装置1とコンピュータ装置3とは別装置として記載したが、ディスプレイ装置1によりコンピュータ装置3の処理をすべて行うこととしてもよい。その場合には、コンピュータ装置3は不要となり、コントローラ4はディスプレイ装置1と通信により接続される。
本発明の実施の形態における前提として、プログラムが実行されると、コンピュータ装置3の制御部31は、プログラムによって定義される3次元仮想空間をグラフィックス処理部35に出力させる。また、ディスプレイ装置1を頭に装着したプレイヤの位置、及び、コントローラ4の位置を、照射装置2から照射された光線を受光した位置及び方向に基づいて特定する。さらに、ディスプレイ装置1のセンサ部18の各種センサの測定値により、ディスプレイ装置1の姿勢を特定する。姿勢の変化は、現実空間の座標と対応付けられた絶対座標と、ディスプレイ装置1のセンサ部18の各種センサに規定されたローカル座標とから算出される。算出の一例として、ジャイロセンサ18cのセンサ角速度からオイラーの姿勢角を算出する方法が知られているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、どのような算出方法を用いてもよく、ディスプレイ装置1の姿勢の変化が取得できればよい。
ディスプレイ装置1のローカル座標についてより具体的に説明する。ローカル座標を設定する際には、ユーザが所定の姿勢(例えば、直立状態等)にある場合を基準状態として、基準状態のローカル座標を絶対座標と一致させる。ユーザが基準状態以外の姿勢をした場合には、ローカル座標系は変化して、絶対座標系と異なる座標系となる。つまり、XYZ軸全ての軸において、姿勢に応じて絶対座標系との相違が生じ得るものである。
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツを表示した表示画面の例である。ディスプレイ装置1の表示画面17には画像100が表示され、コンテンツの内容を表すコンテンツ画像101と、コンテンツに関連する関連情報110とが少なくとも表示される。コンテンツ画像101には、例えば、キャラクタ102a及びキャラクタ102bが表示され、ユーザは仮想空間におけるキャラクタの行動を視認することができる。関連情報110には、コンテンツに関連した情報が表示される。コンテンツに関連した情報とは、例えば、キャラクタの台詞、状況を示すテキスト(文字)情報、各種言語による字幕、あるいは、図形や記号であってもよい。ディスプレイ装置1の姿勢を表すXY軸103は、ディスプレイ装置1のローカル座標系を表し、図3に示した座標軸と同じ軸である。XY軸103は、表示画面17に表示されなくてもよい。
本発明の実施の形態において、コンテンツ画像101は、仮想カメラにより仮想空間を撮影され、生成される画像である。一方、関連情報110は、予めプログラムに格納された情報であって、仮想カメラにより撮影されて生成される情報ではない。本発明の実施の形態においては、これら2種類のデータを重ね合わせて表示画面17に表示するものである。
続いて、表示されるコンテンツの仮想空間について説明する。図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、仮想空間の概念を表す図である。仮想空間70が、図示するように半球状の空間で表される場合に、ディスプレイ装置1を頭部に装着したプレイヤ80の視野は、可視領域81に該当する。すなわち、可視領域81に該当する映像が、ディスプレイ装置1の表示画面17に表示される。例えば、プレイヤ80が左を向けば、プレイヤ80の動きにしたがって、可視領域81は左側に移動する。上下方向についても同様に、例えば、プレイヤ80が上を向けば、プレイヤ80の動きにしたがって、可視領域81は上側に移動する。
本発明の第一の実施の形態において、ユーザが首を傾けた際にディスプレイ装置1に表示される画像について説明する。図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ユーザが首を傾けた際に表示される表示画面の例である。ユーザの傾きに応じて、表示されるコンテンツ画像111も傾いて表示される。図5に示したコンテンツ画像101が水平状態である場合に、表示画面17には、図7に示すコンテンツ画像111として、コンテンツ画像101を、XY軸113に表した角度αだけ傾けた画像が表示される。XY軸113に示すy軸は、図5に表したXY軸103のY軸であり、ディスプレイ装置1の姿勢が角度αだけ反時計回りにY軸が傾いたことを表す。
続いて、本発明の第一の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
ディスプレイ装置1は、姿勢情報を測定する(ステップS1)。ディスプレイ装置1は、測定された姿勢情報に基づいてディスプレイ装置1の位置及び向きを特定する(ステップS2)。ディスプレイ装置1は、特定された位置及び向きに関する情報をコンピュータ装置3へ送信する(ステップS3)。
コンピュータ装置3は、ディスプレイ装置1から送信された情報を受信する(ステップS4)。次に、コンピュータ装置3は、絶対座標のX軸を中心として回転した角度、つまり、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるY軸が絶対座標のY軸と成す角度、又は、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるZ軸が絶対座標のZ軸と成す角度が、所定の角度未満であるか判定する(ステップS5)。
ステップS5における角度の判定について、図を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、角度の判定を説明する図である。図9(a)及び(b)はともに、X軸に沿って、ユーザを側面視した図である。ユーザが水平面を図9(a)では、ユーザは上方視しており、ユーザの視線は絶対座標のZ軸から角度ηだけ上方に傾いている。同様に、図9(b)では、ユーザは下方視しており、ユーザの視線は絶対座標のZ軸から角度θだけ下方に傾いている。ステップS5における角度の判定処理は、角度η又は角度θが所定の値より小さいか否かを判定するものである。言い換えれば、ユーザの視線方向と仮想空間の水平方向とが成す角度が条件を満たすか否かを判定するものである。
所定の角度未満である場合(ステップS5においてYES)には、コンピュータ装置3は、関連情報を表示するための表示角度を設定する(ステップS6)。コンピュータ装置3は、関連情報を表示画面17に表示する際に、ディスプレイ装置1の姿勢に応じて表示態様を変更する。
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、関連情報の表示態様の変更について説明する図である。図10(a)は、ユーザが姿勢を崩すことなく正面視していて、Z軸に沿って、ユーザを後方から正面視した様子を表す図である。基準となる姿勢では、絶対座標のX軸及びY軸とローカル座標のX軸及びY軸とは合致する。図10(b)は、図10(a)の状態で表示画面17に表示される関連情報を表した図である。関連情報は、X軸に沿って表示される。
一方、図10(c)は、ユーザが右側に姿勢を崩しながら正面視していて、Z軸に沿って、ユーザを後方から正面視した様子を表す図である。ユーザが右側に姿勢を崩したことにより、X軸及びY軸はそれぞれx軸及びy軸へと変化する。この際に変化した角度βに応じて、関連情報の表示される角度が変化する。図10(d)は、関連情報の表示角度を変化させた後の図である。X軸に沿って表示されていた関連情報は、角度βだけ傾いた態様で表示される。なお、関連情報の表示態様の変更は、ユーザの変化した角度βと同じ角度で関連情報を変化させることに限定されるものではなく、角度βに比例するように変更させるようにしてもよい。
図7を用いてより具体的に説明すると、関連情報120はディスプレイ装置1の姿勢に応じて、角度αだけ傾いて表示される。これは、コンテンツ画像111と同じ傾き角度であって、コンテンツ画像111に示された仮想空間の水平方向と、関連情報120の上下方向が略垂直となるように表示されるものである。
コンピュータ装置3は、ステップS6において設定された表示角度にしたがって関連情報の表示態様を変更して所定の位置に表示するよう設定する(ステップS7)。この際に、表示させる位置は固定でもよいし、関連情報の内容に応じて表示画面17の任意の位置に表示させるように設定してもよい。
ただし、関連情報が表示される位置は、視線方向の所定の領域内であることが好ましい。図11は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ユーザの視線方向と関連情報の表示される位置の関係を表す模式図である。ユーザ130が表示画面17に表示された画像を見る場合に、視線方向はおおよそ表示画面17の中央付近に位置する。関連情報は、視線方向と等距離にある円形の領域131の範囲内に表示されることが好ましい。目の動きを少なくすることで、目への刺激を軽減することができるためである。
ところで、ステップS5において、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるY軸が絶対座標のY軸と成す角度、又は、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるZ軸が絶対座標のZ軸と成す角度が、所定の角度以上である場合(ステップS5においてNO)には、コンピュータ装置3は、関連情報に関するステップS6における表示角度の設定、及び、ステップS7における表示設定を行わない。所定の角度以上となる場合に関連情報の表示角度を設定すると、関連情報が逆転して表示される等予期せぬ動作によりユーザに刺激を与えてしまうおそれがあるためである。つまり、ユーザが極端に上方あるいは下方を見るような姿勢を取った場合には、関連情報を表示しないようにすることで、ユーザの目への刺激を抑え、不快感を伴う症状を発生し難くすることが可能となる。
続いて、コンピュータ装置3は、ステップS4において受信した情報に基づいて、仮想カメラの撮影位置を設定する(ステップS8)。コンピュータ装置3は、ステップS8において設定された仮想カメラの位置において仮想空間を撮影し、コンテンツ画像を生成する(ステップS9)。次に、コンピュータ装置3は、ステップS7において表示するよう設定された関連情報と、ステップS9において生成されたコンテンツ画像とを重ね合わせて表示画像を生成する(ステップS10)。コンピュータ装置3は、ステップS10において生成した表示画像をディスプレイ装置1へ送信する(ステップS11)。
ディスプレイ装置1は、コンピュータ装置3から表示画像を受信する(ステップS12)。そして、ステップS12において受信した表示画像を表示画面17へ表示し(ステップS13)、終了する。
第一の実施の形態の一例として示したフローチャートは、所定の時間間隔で実行されることが好ましく、グラフィックス処理部35により描画処理されるフレーム単位で実行されることがより好ましい。ディスプレイ装置1を頭部に装着する場合には、没入感を損ねず、かつ、不快感を生じないために、実行間隔(リフレッシュレート)は60分の1秒以上が好ましく、90分の1秒以上がさらに好ましい。
第一の実施の形態の一例として、ディスプレイ装置1をユーザの頭部に装着したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザの身体の一部に装着することで姿勢の変化に関する情報を取得可能であればよく、ユーザが自身の動きに応じて表示画像が変化していることを認識できれば足りる。一般的にウェアラブルと呼ばれる、時計型や眼鏡型等の装置を用いるようにしてもよい。
第一の実施の形態の一例として、コンテンツはARのコンテンツであってもよい。この場合には、コンテンツ画像は、現実世界の風景、表示された映像、広告、画像等であってもよく、関連情報はこれらの情報に関連するものであればよい。すなわち、ユーザの姿勢に応じて、関連情報の表示態様が変化すればよく、ユーザが視認する情報が一体的に変化すれば効果を奏するものである。
第一の実施の形態の一側面として、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねることにより、目への刺激を軽減し、不快感を伴う症状を発生し難くするコンテンツ表示プログラムを提供することが可能となる。
第一の実施の形態の一側面として、仮想カメラの視線方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が、所定の条件を満たす場合に、関連情報を表示しないように制御することで、予期せぬ動作によりユーザに刺激を与えてしまうことを阻止し、ユーザの目への刺激を抑え、不快感を伴う症状を発生し難くすることが可能となる。
第一の実施の形態の一側面として、関連情報の上下方向と仮想カメラの上下方向との成す角度を変更して表示画像を生成することで、ユーザが身体を傾けた場合に、表示画面に表示されるコンテンツ画像及び関連情報が姿勢情報に応じて変化する。このようにすることで、関連情報と仮想世界におけるオブジェクトとの動きの相違をなくすことができ、目への刺激を軽減することができる。
第一の実施の形態の一側面として、関連情報を、仮想カメラの視線方向と所定の位置関係になるように表示することで、目の動きを少なくし、目への刺激を軽減することができる。
第一の実施の形態において、「表示装置」とは、例えば、CRTディスプレイやタッチパネル式のディスプレイ等、情報を出力可能なものをいう。「ディスプレイ装置」とは、例えば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれる装置が挙げられる。「頭部に装着」とは、例えば、帽子のように頭に被ること、眼鏡のように顔に付けること、あるいは、その他頭部の一部に付着させることをいい、身体の一部から延長させて頭部を覆うような場合も含む概念である。「向き」とは、例えば、単に物体の方向や角度だけでなく、加速度のような単位時間の変化量に関する方向を含む概念である。「仮想空間」とは、例えば、プログラム及びデータにより定義される空間であって、コンピュータにより生成される仮想的な空間をいう。
第一の実施の形態において、「照射装置」とは、例えば、所定の範囲内に光を照射する装置であって、範囲の広狭は問わない。「仮想カメラ」とは、例えば、コンピュータグラフィックスを描くときの視点又は画角をカメラに例えたものをいう。「コンピュータ装置」とは、例えば、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をいい、表示画面にタッチパネルセンサを備える携帯型端末、携帯電話、スマートフォン、携帯型ゲーム機等であってもよい。「コンテンツ」とは、例えば、電子的な手段で表示される情報であって、記録媒体に記録された情報、通信により受信可能な情報、透過性を有する表示画面を介して視認可能な景色等から得られる情報等をいう。
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。以下では、本発明の第二の実施の形態として、表示装置と一体化されたコンピュータ装置を含むコンテンツ表示システムを例示して説明をする。
システムの構成は、図1のブロック図に示されるものを、必要な範囲で採用することができる。すなわち、コンピュータ装置3が表示装置(ディスプレイ装置1)と一体化されたシステムであってもよい。
コンピュータ装置3の構成は、図2及び図4のブロック図に示されるものを、必要な範囲で採用することができる。ユーザの姿勢の特定方法については、図3の直交座標系を示す図に示されるものを必要な範囲で採用することができる。また、コンテンツの表示画面の例は、図5及び図7のコンテンツを表示した表示画面の例に示されるものを必要な範囲で採用することができる。さらに、表示されるコンテンツの仮想空間の概念については、図6の概念図を必要な範囲で採用することができる。
続いて、本発明の第二の実施の形態におけるコンテンツ表示処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンテンツ表示処理のフローチャートである。
コンテンツ表示システムは、姿勢情報を測定する(ステップS20)。コンテンツ表示システムは、測定された姿勢情報に基づいてユーザの位置及び向きを特定する(ステップS21)。
コンテンツ表示システムは、絶対座標のX軸を中心として回転した角度、つまり、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるY軸が絶対座標のY軸と成す角度、又は、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるZ軸が絶対座標のZ軸と成す角度が、所定の角度未満であるか判定する(ステップS22)。ステップS22における角度の判定について、図9の角度の判定を説明する図に示されるものを必要な範囲で採用することができる。
所定の角度未満である場合(ステップS22においてYES)には、コンテンツ表示システムは、関連情報を表示するための表示角度を設定する(ステップS23)。コンテンツ表示システムは、関連情報を表示画面17に表示する際に、ユーザの姿勢に応じて表示態様を変更する。関連情報の表示態様の変更については、図10の説明図に示されるものを必要な範囲で採用することができる。
コンテンツ表示システムは、ステップS23において設定された表示角度にしたがって関連情報の表示態様を変更して所定の位置に表示するよう設定する(ステップS24)。この際に、表示させる位置は固定でもよいし、関連情報の内容に応じて表示画面17の任意の位置に表示させるように設定してもよい。関連情報の表示される位置は、図11の模式図に示されるものを必要な範囲で採用することができる。
ステップS22において、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるY軸が絶対座標のY軸と成す角度、又は、ディスプレイ装置1のローカル座標に含まれるZ軸が絶対座標のZ軸と成す角度が、所定の角度以上である場合(ステップS22においてNO)には、コンテンツ表示システムは、関連情報に関するステップS23における表示角度の設定、及び、ステップS24における表示設定を行わない。所定の角度以上となる場合に関連情報の表示角度を設定すると、関連情報が逆転して表示される等予期せぬ動作によりユーザに刺激を与えてしまうおそれがあるためである。つまり、ユーザが極端に上方あるいは下方を見るような姿勢を取った場合には、関連情報を表示しないようにすることで、ユーザの目への刺激を抑え、不快感を伴う症状を発生し難くすることが可能となる。
続いて、コンテンツ表示システムは、ステップS21において特定した情報に基づいて、仮想カメラの撮影位置を設定する(ステップS25)。コンテンツ表示システムは、ステップS25において設定された仮想カメラの位置において仮想空間を撮影し、コンテンツ画像を生成する(ステップS26)。次に、コンテンツ表示システムは、ステップS24において表示するよう設定された関連情報と、ステップS26において生成されたコンテンツ画像とを重ね合わせて表示画像を生成する(ステップS27)。コンテンツ表示システムは、ステップS27において生成した表示画像を表示画面17へ表示し(ステップS28)、終了する。
第二の実施の形態の一例として、上述したフローチャートにおける各処理は、コンテンツ表示システムが実施可能であればよく、コンテンツ表示システムが有する表示装置又はコンピュータ装置のいずれが実施してもよい。
第二の実施の形態の一例として、コンテンツ表示システムは、スマートフォン等の端末を用いてもよいし、ユーザの身体の動きや姿勢に関する情報を入力として用いるようにしてもよい。すなわち、現実世界の情報を入力にして関係情報の表示態様を変化させることができればよい。
第二の実施の形態の一側面として、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねることにより、目への刺激を軽減し、不快感を伴う症状を発生し難くするコンテンツ表示プログラムを提供することが可能となる。
第二の実施の形態において、「表示装置」、「ディスプレイ装置」、「頭部に装着」、「向き」、「仮想空間」、「照射装置」、「仮想カメラ」、「コンピュータ装置」、及び「コンテンツ」とは、それぞれ第一の実施の形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
[1] 表示装置と接続可能なコンピュータ装置において実行される、コンテンツ表示プログラムであって、
コンピュータ装置を、
表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段、
取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段、
仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段、
生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段
として機能させ、
前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示プログラム。
[2] 前記表示手段が、
仮想カメラの視線方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が、所定の条件を満たす場合に、関連情報を表示しないように制御する、[1]に記載のコンテンツ表示プログラム。
[3] 前記表示手段が、
前記姿勢情報取得手段により取得された姿勢情報に応じて、関連情報の上下方向と仮想カメラの上下方向との成す角度を変更したうえで、関連情報と前記画像生成手段により生成された画像とを重ね合わせて表示する、[1]又は[2]に記載のコンテンツ表示プログラム。
[4] 前記表示手段が、コンテンツに関連した関連情報を、仮想カメラの視線方向と所定の位置関係になるように表示する、[1]〜[3]のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラム。
[5] 関連情報が文字に関する情報である、[1]〜[4]のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラム。
[6] 表示装置又はコンピュータ装置をユーザの身体の一部に装着する、[1]〜[5]のいずれかに記載のコンテンツ表示プログラム。
[7] 表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンピュータ装置であって、
表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、
取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、
仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、
生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段と
を備え、
前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンピュータ装置。
[8] 表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、
表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得するステップと、
取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御するステップと、
仮想カメラにより撮影された画像を生成するステップと、
生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示するステップと
を有し、
前記表示するステップにおいて、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示方法。
[9] 表示装置と、該表示装置と接続可能なコンピュータ装置を有するコンテンツ表示システムであって、
表示装置の姿勢、コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、
取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、
仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、
生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて表示装置に表示する表示手段と
を備え、
前記表示手段が、関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンテンツ表示システム。
1 ディスプレイ装置
11 制御部
12 RAM
13 ストレージ部
14 撮像部
15 グラフィックス処理部
16 表示部
17 表示画面
18 センサ部
18a 近接センサ
18b 赤外線センサ
18c ジャイロセンサ
18d 加速度センサ
19 通信インタフェース
2 照射装置
20 インタフェース部
21 レンズ
3 コンピュータ装置
31 制御部
32 RAM
33 ストレージ部
34 サウンド処理部
35 グラフィックス処理部
36 CD−ROMドライブ
37 通信インタフェース
38 インタフェース部
39 フレームメモリ
4 コントローラ
40 サウンド出力装置
41 ディスク
5 通信回線
51 ディスプレイ装置
52 撮影装置
53 コンピュータ装置
54 コントローラ

Claims (6)

  1. 表示装置と接続可能なコンピュータ装置において実行される、コンテンツ表示プログラムであって、
    前記コンピュータ装置を、
    前記表示装置の姿勢、前記コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段、
    前記取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段、
    前記仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段、
    前記生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて前記表示装置に表示する表示手段
    として機能させ、
    前記表示手段が、前記関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示プログラム。
  2. 前記表示手段が、
    前記仮想カメラの視線方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が、所定の条件を満たす場合に、前記関連情報を表示しないように制御する、請求項1に記載のコンテンツ表示プログラム。
  3. 前記表示手段が、
    前記姿勢情報取得手段により取得された姿勢情報に応じて、前記関連情報の上下方向と前記仮想カメラの上下方向との成す角度を変更したうえで、前記関連情報と前記画像生成手段により生成された画像とを重ね合わせて表示する、請求項1又は2に記載のコンテンツ表示プログラム。
  4. 表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンピュータ装置であって、
    前記表示装置の姿勢、前記コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、
    前記取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、
    前記仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、
    前記生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて前記表示装置に表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段が、前記関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンピュータ装置。
  5. 表示装置と接続可能な、コンテンツを表示するコンテンツ表示方法であって、
    前記表示装置の姿勢、前記コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得するステップと、
    前記取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御するステップと、
    仮想カメラにより撮影された画像を生成するステップと、
    前記生成された画像と、コンテンツに関連した関連情報とを重ね合わせて前記表示装置に表示するステップと
    を有し、
    前記表示するステップにおいて、前記関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示する、コンテンツ表示方法。
  6. 表示装置と、該表示装置と接続可能なコンピュータ装置を有するコンテンツ表示システムであって、
    前記表示装置の姿勢、前記コンピュータ装置の姿勢、又はユーザの姿勢に関する姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、
    前記取得された姿勢情報に応じて、仮想空間を撮影する仮想カメラを制御する仮想カメラ制御手段と、
    前記仮想カメラにより撮影された画像を生成する画像生成手段と、
    前記生成された画像と、コンテンツに関連する関連情報とを重ね合わせて前記表示装置に表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段が、前記関連情報の上下方向と、仮想空間の水平方向とが成す角度が所定の条件を満たすように重ねて表示するコンテンツ表示システム。
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