JP2018188082A - Vehicle seat position control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、運転者が車両に乗車した際に、運転者に応じてシート位置を自動的に調整するシート位置制御装置に関する。 The present invention relates to a seat position control device that automatically adjusts a seat position according to a driver when the driver gets on a vehicle.
車両において、たとえばシートの前後位置を調整する場合、従来は、シート近傍に設けられている操作部を手で操作して、シートを前方または後方にスライドさせることで、シート位置を調整していた。一方、近年では、運転者の好みに合ったシート位置をあらかじめ登録しておき、乗車時に運転者を識別して、当該運転者に対応したシート位置までシートを自動的に移動させる機能を備えた車両が登場している。 In a vehicle, for example, when adjusting the front / rear position of a seat, conventionally, the seat position is adjusted by manually operating an operation unit provided in the vicinity of the seat and sliding the seat forward or backward. . On the other hand, in recent years, a seat position suitable for the driver's preference is registered in advance, the driver is identified when getting on, and the seat is automatically moved to the seat position corresponding to the driver. A vehicle has appeared.
このような車両の例としては、たとえば、電子キーに設定されているIDから運転者を識別するとともに、ドアハンドルに備わるパッシブエントリ用のリクエストスイッチや、エンジンスイッチなどが操作された場合に、シートをあらかじめ登録された位置まで自動的に移動させるものがある。また、特許文献1、2にも、シート位置を自動調整するための装置が示されている。
As an example of such a vehicle, for example, when a driver is identified from an ID set in an electronic key and a request switch for passive entry provided on a door handle or an engine switch is operated, a seat Is automatically moved to a pre-registered position. Also,
特許文献1では、車外カメラにより運転者の身長を測定するとともに、車内カメラにより運転者の顔を撮影し、車外カメラで測定された運転者の身長と、車内カメラで撮影された運転者の顔の目の高さに基づいて、ステアリング位置やシート位置を自動的に調整するようにしている。
In
特許文献2では、カードやイグニッションキーからIDを読み取って運転者の個人認証を行い、当該運転者に対応して、シートベルトの装着性(巻取トルク)やシート位置を自動的に調整するようにしている。
In
前述したようなシート位置の自動調整機能を備えた車両にあっては、運転者を識別して直ちにシートを移動させると、運転者がシートに完全に着席していないにもかかわらずシートが移動することで、運転者の着席動作が妨げられるという問題がある。 In a vehicle equipped with an automatic seat position adjustment function as described above, when the driver is identified and moved immediately, the seat moves even though the driver is not completely seated on the seat. As a result, there is a problem that the driver's seating movement is hindered.
本発明は、シート位置の自動調整時に、運転者の着席動作が妨げられないようにしたシート位置制御装置を提供することを課題としている。 An object of the present invention is to provide a seat position control device that prevents a driver's seating operation from being hindered during automatic adjustment of the seat position.
本発明に係る車両のシート位置制御装置は、シートの位置を制御する制御部と、運転者とシート位置に関する登録情報を記憶した登録情報記憶部とを備えている。制御部には、車両に乗車した運転者を特定する運転者特定情報、運転者がシートに着座したことを示す着座情報、およびシートの現在の位置を示すシート位置現在情報がそれぞれ入力され、制御部は、これらの各情報に基づいてシートの位置を制御する。登録情報記憶部には、あらかじめ登録された運転者を示す運転者登録情報、および当該運転者と対応してあらかじめ登録されたシート位置を示すシート位置登録情報が記憶されている。制御部は、入力された運転者特定情報が、登録情報記憶部に記憶されている運転者登録情報の中に存在するか否かを判定し、運転者特定情報が運転者登録情報の中に存在する場合は、当該運転者登録情報に対応するシート位置登録情報と、入力されたシート位置現在情報とが一致するか否かをさらに判定する。そして、シート位置登録情報とシート位置現在情報とが一致せず、かつ、着座情報が入力されている場合に、制御部は、シートを現在位置から登録されたシート位置まで移動させる。 A vehicle seat position control device according to the present invention includes a control unit that controls the position of a seat, and a registration information storage unit that stores registration information related to the driver and the seat position. The control unit receives driver identification information for identifying the driver who has boarded the vehicle, seating information indicating that the driver is seated on the seat, and seat position current information indicating the current position of the seat, respectively. The unit controls the position of the sheet based on these pieces of information. The registration information storage unit stores driver registration information indicating a driver registered in advance, and sheet position registration information indicating a seat position registered in advance corresponding to the driver. The control unit determines whether or not the input driver identification information exists in the driver registration information stored in the registration information storage unit, and the driver identification information is included in the driver registration information. If it exists, it is further determined whether or not the seat position registration information corresponding to the driver registration information matches the input seat position current information. When the seat position registration information and the seat position current information do not match and seating information is input, the control unit moves the seat from the current position to the registered seat position.
このような構成によると、運転者特定情報が登録情報記憶部に存在する場合でも、運転者がシートに着座したことを示す着座情報が入力されていない場合は、シートが移動しないので、運転者がシートに完全に着席していないにもかかわらず、シートが移動して運転者の着席動作が妨げられるという不具合を解消することができる。 According to such a configuration, even when the driver identification information exists in the registration information storage unit, the seat does not move when the seating information indicating that the driver is seated on the seat is not input. Although the seat is not completely seated on the seat, the problem that the seat moves and hinders the seating operation of the driver can be solved.
本発明において、制御部は、シート位置登録情報とシート位置現在情報とが一致しないと判定した後に、着座情報が入力されているか否かを判定してもよい。 In the present invention, the control unit may determine whether seating information is input after determining that the seat position registration information and the seat position current information do not match.
本発明において、制御部は、運転者が車両に乗車したことを検出した後、着座情報が入力されているか否かを判定し、着座情報が入力されている場合に、運転者特定情報が運転者登録情報の中に存在するか否かを判定してもよい。 In the present invention, the control unit determines whether or not seating information is input after detecting that the driver has boarded the vehicle. If the seating information is input, the driver specifying information is It may be determined whether or not the user registration information exists.
本発明において、制御部は、車両に備わるエンジン始動用のイグニッションスイッチがオフの状態で、車両のドアが解錠されたことに基づいて、運転者が車両に乗車したことを検出してもよい。 In the present invention, the control unit may detect that the driver has boarded the vehicle based on the unlocking of the vehicle door while the ignition switch for starting the engine provided in the vehicle is off. .
本発明において、運転者特定情報は、運転者の顔を撮影して得られる顔画像から抽出された顔の特徴量であってもよい。 In the present invention, the driver identification information may be a facial feature amount extracted from a face image obtained by photographing a driver's face.
本発明において、運転者特定情報は、運転者が所持する電子キーとの通信により取得された当該運転者の識別番号であってもよい。 In the present invention, the driver identification information may be an identification number of the driver acquired through communication with an electronic key possessed by the driver.
本発明によれば、シート位置の自動調整時に、運転者の着席動作が妨げられないようにしたシート位置制御装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the seat position control apparatus which prevented the driver | operator's sitting operation at the time of automatic adjustment of a seat position can be provided.
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals.
まず、本発明の第1実施形態による車両のシート位置制御装置(以下、単に「シート位置制御装置」という。)の構成を説明する。 First, the configuration of a vehicle seat position control device (hereinafter simply referred to as “seat position control device”) according to a first embodiment of the present invention will be described.
図1において、シート位置制御装置100は、車両に搭載されており、制御部1と、画像処理部2と、登録情報記憶部3とを備えている。
In FIG. 1, the seat
制御部1は、CPUなどから構成されており、後述する手順に従って、図2に示すシート50の位置を制御する。
The
画像処理部2は、後述するカメラ10で撮影された運転者の画像から顔を検出する顔検出部2aと、顔検出部2aで検出された顔の特徴量を抽出する特徴量抽出部2bとを有している。特徴量抽出部2bで抽出された顔特徴量は、車両に乗車した運転者を特定する運転者特定情報として、制御部1へ与えられる。
The
本実施形態では、カメラ10は、ドライバモニタのカメラを兼用している。ドライバモニタは、カメラ10で撮影した運転者の顔画像に基づいて運転者の状態を監視し、運転者が居眠りや急疾患などの状態にある場合は警報を発したり、車両に対し所定の制御を行ったりする装置である。制御部1は、シート50の位置を制御する機能のほか、ドライバモニタとしての機能も備えている。
In the present embodiment, the
登録情報記憶部3は、半導体メモリから構成されており、図5に示すように、あらかじめ登録された顔特徴量と、あらかじめ登録されたシート位置とが対応付けて記憶されたテーブル3aを有している。顔特徴量は、あらかじめ登録された運転者を示す運転者登録情報であり、シート位置は、あらかじめ登録されたシート位置を示すシート位置登録情報である。ここでは、シート位置は、基準位置からの移動距離を表している(+は前方移動、−は後方移動)。
The registration
シート位置制御装置100の入力側には、カメラ10、着座検出部11、シート位置検出部12、イグニッションスイッチ13、およびドア状態検出部14が接続されている。シート位置制御装置100の出力側には、シート駆動部15が接続されている。
Connected to the input side of the seat
カメラ10は、CCD(電荷結合素子)などの撮像素子を備えており、たとえば図2に示すように、車両Vの運転席のインストルメントパネルPに設置されて、シート50に着座した運転者Aの顔を撮影する。シート50は、基台60に載置されており、座部51、背もたれ部52、およびヘッドレスト部53を備えている。車両Vは、たとえば自動四輪車である。
The
着座検出部11は、運転席のシート50に運転者Aが着座したことを検出するブロックであって、たとえば図2に示すような、シート50の座部51に設けられた感圧センサ21を備えている。着座検出部11の出力は、運転者Aがシート50に着座したことを示す着座情報として、制御部1へ与えられる。
The
シート位置検出部12は、シート50の現在の位置を検出するブロックであって、たとえば図3に示すような、シート駆動モータ25の軸に連結された回転式エンコーダ22を備えている。シート位置検出部12の出力は、シート50の現在の位置を示すシート位置現在情報として、制御部1へ与えられる。
The seat
イグニッションスイッチ13は、車両Vのエンジンを始動させるためのスイッチであって、イグニッションキーの操作によってオン・オフする。
The
ドア状態検出部14は、車両Vのドアの開閉状態や、解錠/施錠状態を検出するセンサ(図示省略)を備えている。
The door
シート駆動部15は、シート50を前方または後方へ移動させるブロックであって、図3に示す前述のシート駆動モータ25と、このモータ25と連動してシート50を前後方向に移動させるスライド機構40とを備えている。スライド機構40は、送りねじやナットなどを含む公知の機構からなる。たとえば、シート駆動モータ25が正転すると、シート50はスライド機構40によって前方Fへ移動し、シート駆動モータ25が逆転すると、シート50はスライド機構40によって後方Rへ移動する。
The
制御部1は、特徴量抽出部2bから与えられる運転者特定情報(顔特徴量)と、着座検出部11から与えられる着座情報と、シート位置検出部12から与えられるシート位置現在情報と、登録情報記憶部3(テーブル3a)に記憶されている運転者登録情報およびシート位置登録情報とに基づいて、シート駆動部15へ指令信号を出力し、シート50の位置を制御する。
The
次に、上述した第1実施形態のシート位置制御装置100の動作を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
Next, the operation of the above-described sheet
図4において、ステップS1では、イグニッションスイッチ(以下「IGスイッチ」と表記)13が操作されない状態、すなわちIGスイッチ13がオフの状態で、車両Vのドアが解錠されたか否かが、制御部1により判定される。ドアの解錠有無は、ドア状態検出部14の出力信号に基づいて判断される。
In FIG. 4, in step S <b> 1, the control unit determines whether the ignition switch (hereinafter referred to as “IG switch”) 13 is not operated, that is, whether the door of the vehicle V is unlocked while the
IGスイッチ13がオフの状態でドアが解錠されると(ステップS1;YES)、運転者Aが車両Vに乗車したと判断して、ステップS2へ進む。ステップS2では、カメラ10が作動して運転者Aの顔の撮影を開始する。
If the door is unlocked with the
続いて、ステップS3において、画像処理部2の顔検出部2aが、ステップS2で撮影された画像から、運転者Aの顔を検出する。そして、ステップS4において、画像処理部2の特徴量抽出部2bが、ステップS3で検出された運転者Aの顔の画像から、顔特徴量を抽出する。顔特徴量を抽出する手法は公知であり、本発明の特徴でもないので、その詳細については説明を省略する。
Subsequently, in step S3, the face detection unit 2a of the
次に、ステップS5では、ステップS4で抽出された顔特徴量が、登録情報記憶部3のテーブル3a(図5)に記憶されている顔特徴量の中に存在するか否かが、制御部1により判定される。判定の結果、ステップS4で抽出された顔特徴量がテーブル3aに存在する場合は(ステップS5;YES)、ステップS6へ進み、存在しない場合は(ステップS5;NO)、ステップS6〜S10を実行することなく、処理を終了する。
Next, in step S5, whether or not the face feature value extracted in step S4 is present in the face feature value stored in the table 3a (FIG. 5) of the registration
ステップS6では、制御部1は、登録情報記憶部3のテーブル3aから、ステップS4で抽出された運転者Aの顔特徴量に対応するシート位置を読み出す。これに続いて、制御部1は、ステップS7で、シート位置検出部12の出力(シート位置現在情報)に基づき、シート50の現在位置を確認する。
In step S6, the
その後、制御部1は、ステップS8において、ステップS6で読み出したシート位置と、ステップS7で確認したシート50の現在位置とを比較し、双方が一致するか否かを判定する。判定の結果、双方が一致する場合は(ステップS8;YES)、シート50の移動は不要と判断して、ステップS9、S10を実行することなく、処理を終了する。また、双方が一致しない場合は(ステップS8;NO)、シート50の移動が必要と判断して、ステップS9へ進む。
Thereafter, in step S8, the
ステップS9では、制御部1は、着座検出部11から着座情報が入力されているか否か、すなわち、運転者Aがシート50に着座しているか否かを判定する。判定の結果、着座情報が入力されている場合は(ステップS9;YES)、運転者Aがシート50に着座していると判断して、ステップS10へ進む。また、着座情報が入力されていない場合は(ステップS9;NO)、運転者Aがシート50に着座していないと判断して、ステップS10を実行することなく、処理を終了する。
In step S <b> 9, the
ステップS10では、制御部1は、シート50を現在の位置から、登録されている位置まで移動させるための指令信号を、シート駆動部15へ送信する。シート駆動部15は、この指令信号を受けて、シート駆動モータ25(図3)を正転または逆転させる。これに伴って、シート50が前方Fまたは後方Rへ所定量だけ移動し、シート位置が自動的に調整される。
In step S <b> 10, the
上述した第1実施形態によると、運転者特定情報である顔特徴量が、登録情報記憶部3のテーブル3aに存在する場合でも、運転者Aがシート50に着座したことを示す着座情報が、着座検出部11から制御部1に入力されていない場合は、シート50が移動しない。このため、運転者Aがシート50に完全に着席していないにもかかわらず、シート50が移動して運転者Aの着席動作が妨げられるという不具合を解消することができる。
According to the first embodiment described above, the seating information indicating that the driver A is seated on the
図6は、第2実施形態の動作を示したフローチャートである。第2実施形態によるシート位置制御装置の構成は、第1実施形態の構成(図1〜図3)と同じである。 FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the second embodiment. The configuration of the sheet position control device according to the second embodiment is the same as the configuration of the first embodiment (FIGS. 1 to 3).
図6においては、第1実施形態(図4)のステップS9を、ステップS1とステップS2の間へ移動させている。このため、制御部1は、ステップS1で運転者Aが車両Vに乗車したことを検出した後、ステップS9で着座検出部11から着座情報が入力されているか否かを判定し、着座情報が入力されている場合に、ステップS2〜S4を経て、ステップS5で顔特徴量が登録情報記憶部3に存在するか否かを判定する。ステップS2〜S8、S10については、第1実施形態と同じである。第2実施形態では、運転者Aの乗車が検出されると、運転者Aがシート50に着座するのを待って、カメラ10による撮影が開始される。
In FIG. 6, step S9 of the first embodiment (FIG. 4) is moved between step S1 and step S2. Therefore, after detecting that the driver A gets on the vehicle V in step S1, the
このような第2実施形態のシート位置制御装置においても、運転者Aがシート50に着座していない場合は、シート50が移動しないので、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
Also in the seat position control device of the second embodiment, when the driver A is not seated on the
図7は、第3実施形態によるシート位置制御装置200を示している。第3実施形態では、第1実施形態(図1)のカメラ10が電子キー20に替わっており、画像処理部2が認証部4に替わっている。また、登録情報記憶部5には、図8で示すように、あらかじめ登録された運転者ID(運転者登録情報)と、あらかじめ登録されたシート位置(シート位置登録情報)とが対応付けて記憶されたテーブル5aが設けられている。その他の構成については、第1実施形態と同じである。
FIG. 7 shows a sheet
電子キー20は、車両Vのドアの解錠および施錠に用いられる携帯機であって、運転者Aが所持する。電子キー20には、運転者Aを識別するための識別番号(以下「ID」と表記)が記憶されている。認証部4は、電子キー20と通信を行う通信部4aと、この通信部4aを介して電子キー20から取得したIDの照合を行うID照合部4bとを備えている。ID照合部4bで照合され正規と判断されたIDは、車両に乗車した運転者を特定する運転者特定情報として、制御部1へ与えられる。
The
制御部1は、ID照合部4bから与えられる運転者特定情報(ID)と、着座検出部11から与えられる着座情報と、シート位置検出部12から与えられるシート位置現在情報と、登録情報記憶部5(テーブル5a)に記憶されている運転者登録情報およびシート位置登録情報とに基づいて、シート駆動部15へ指令信号を出力し、シート50の位置を制御する。
The
次に、上述した第3実施形態のシート位置制御装置200の動作を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
Next, the operation of the above-described sheet
図9において、ステップS21では、図4のステップS1と同様に、IGスイッチ13がオフの状態で、車両Vのドアが解錠されたか否かが、制御部1により判定される。IGスイッチ13がオフの状態でドアが解錠されると(ステップS21;YES)、運転者Aが車両Vに乗車したと判断して、ステップS22へ進む。
In FIG. 9, in step S <b> 21, as in step S <b> 1 of FIG. 4, the
ステップS22では、認証部4の通信部4aと電子キー20との間で通信が開始され、続くステップS23において、電子キー20から運転者AのIDが取得される。
In step S22, communication is started between the
次に、ステップS24では、ステップS23で取得された運転者AのIDが、登録情報記憶部5のテーブル5a(図8)に記憶されている運転者IDの中に存在するか否かが、制御部1により判定される。判定の結果、ステップS23で取得された運転者AのIDがテーブル5aに存在する場合は(ステップS24;YES)、ステップS25へ進み、存在しない場合は(ステップS24;NO)、ステップS25〜S29を実行することなく、処理を終了する。
Next, in step S24, it is determined whether or not the ID of the driver A acquired in step S23 is present in the driver ID stored in the table 5a (FIG. 8) of the registration
ステップS25では、制御部1は、登録情報記憶部5のテーブル5aから、ステップS23で取得された運転者AのIDに対応するシート位置を読み出す。これ以降のステップS26〜S29の処理は、図4のステップS7〜S10の処理と同じである。
In step S25, the
ステップS26では、制御部1は、シート位置検出部12の出力(シート位置現在情報)に基づき、シート50の現在位置を確認する。ステップS27では、制御部1は、ステップS25で読み出したシート位置と、ステップS26で確認したシート50の現在位置とが一致するか否かを判定する。判定の結果、双方が一致する場合は(ステップS27;YES)、シート50の移動は不要と判断して、処理を終了し、双方が一致しない場合は(ステップS27;NO)、シート50の移動が必要と判断して、ステップS28へ進む。
In step S <b> 26, the
ステップS28では、制御部1は、着座検出部11から着座情報が入力されているか否かを判定する。着座情報が入力されておれば(ステップS28;YES)、運転者Aがシート50に着座していると判断して、ステップS29へ進み、着座情報が入力されていなければ(ステップS28;NO)、運転者Aがシート50に着座していないと判断して、処理を終了する。
In step S <b> 28, the
ステップS29では、制御部1は、シート50を現在の位置から、登録されている位置まで移動させるための指令信号を、シート駆動部15へ送信する。シート駆動部15は、この指令信号を受けて、シート駆動モータ25(図3)を正転または逆転させる。これに伴って、シート50が前方Fまたは後方Rへ所定量だけ移動し、シート位置が自動的に調整される。
In step S <b> 29, the
上述した第3実施形態によると、運転者特定情報である運転者AのIDが登録情報記憶部5のテーブル5aに存在する場合でも、運転者Aがシート50に着座したことを示す着座情報が、着座検出部11から制御部1に入力されていない場合は、シート50が移動しない。このため、運転者Aがシート50に完全に着席していないにもかかわらず、シート50が移動して運転者Aの着席動作が妨げられるという不具合を解消することができる。
According to the third embodiment described above, the seating information indicating that the driver A is seated on the
図10は、第4実施形態の動作を示したフローチャートである。第4実施形態によるシート位置制御装置の構成は、第3実施形態の構成(図7)と同じである。 FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the fourth embodiment. The configuration of the sheet position control device according to the fourth embodiment is the same as the configuration of the third embodiment (FIG. 7).
図10においては、第3実施形態(図9)のステップS28を、ステップS21とステップS22の間へ移動させている。このため、制御部1は、ステップS21で運転者Aが車両Vに乗車したことを検出した後、ステップS28で着座検出部11から着座情報が入力されているか否かを判定し、着座情報が入力されている場合に、ステップS22、S23を経て、ステップS24で運転者IDが登録情報記憶部5に存在するか否かを判定する。ステップS25〜S27、S29については、第3実施形態と同じである。第4実施形態では、運転者Aの乗車が検出されると、運転者Aがシート50に着座するのを待って、電子キー20との通信が開始される。
In FIG. 10, step S28 of the third embodiment (FIG. 9) is moved between step S21 and step S22. Therefore, after detecting that the driver A gets on the vehicle V in step S21, the
このような第4実施形態のシート位置制御装置においても、運転者Aがシート50に着座していない場合は、シート50が移動しないので、第3実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
Even in the seat position control device of the fourth embodiment, since the
本発明では、上述した各実施形態以外にも、以下のような種々の実施形態を採用することができる。 In the present invention, the following various embodiments can be adopted in addition to the above-described embodiments.
前記の実施形態では、シート50の前後方向の位置を調整する場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、前後方向の位置調整に加えて、上下方向のシート位置を調整する場合にも、本発明は適用が可能である。この場合は、シート50を上下方向に移動させるためのシート駆動モータやスライド機構などが、別途設けられる。また、登録情報記憶部3、5には、シート位置登録情報として、シート50の前後方向および上下方向の位置が、運転者と対応付けてあらかじめ記憶される。
In the above embodiment, the case where the position of the
また、前後方向と上下方向に加えて、たとえばシート50の背もたれ部52の角度を自動調整する場合にも、本発明は適用が可能である。したがって、本発明でいう位置制御は、角度制御も含む概念である。この場合は、背もたれ部52を傾斜させるためのシート駆動モータや回転機構などが、別途設けられる。また、登録情報記憶部3、5には、シート位置登録情報として、シート50の前後方向および上下方向の位置と、背もたれ部52の傾斜角度とが、運転者と対応付けてあらかじめ記憶される。
Further, in addition to the front-rear direction and the up-down direction, the present invention can also be applied when, for example, the angle of the
前記の実施形態では、着座検出部11における着座検出用のセンサとして、感圧センサ21を例に挙げたが、感圧センサに代えて、光センサや超音波センサなどを用いることもできる。
In the above-described embodiment, the pressure-
前記の実施形態では、IGスイッチ13が操作されない状態で車両Vのドアが解錠されたことに基づいて、運転者Aが車両Vに乗車したと判断したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、着座検出部11が運転者Aの着座を検出した場合に、運転者Aが車両Vに乗車したと判断してもよい。
In the above-described embodiment, it is determined that the driver A has boarded the vehicle V based on the unlocking of the door of the vehicle V in a state where the
図2の実施形態では、カメラ10が運転席のインストルメントパネルPに設置されている例を挙げたが、カメラ10は、運転席前方のフロントガラスの上部などに設置してもよい。
In the embodiment of FIG. 2, the example in which the
図1の実施形態では、車両Vに乗車した運転者Aを特定する運転者特定情報として、運転者Aの顔画像から抽出された顔特徴量を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、運転者Aの指紋や虹彩などを読み取って得られる情報を、運転者特定情報としてもよい。 In the embodiment of FIG. 1, the facial feature amount extracted from the facial image of the driver A is given as an example of the driver identification information that identifies the driver A who gets on the vehicle V. However, the present invention is not limited to this. Not. For example, information obtained by reading the fingerprint or iris of the driver A may be used as the driver specifying information.
図7の実施形態では、車両Vに乗車した運転者Aを特定する運転者特定情報として、ドアの施錠/解錠に用いる電子キー20から取得したIDを例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、特許文献2に記載されているような、IDカードやIDが設定されたイグニッションキーから取得したIDを、運転者特定情報としてもよい。
In the embodiment of FIG. 7, the ID acquired from the electronic key 20 used for locking / unlocking the door is given as an example of the driver specifying information for specifying the driver A who gets on the vehicle V. It is not limited to. For example, an ID acquired from an ID card or an ignition key in which an ID is set as described in
前記の実施形態では、自動四輪車に搭載されるシート位置制御装置に本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、バスやトラックなどの他の車両に搭載されるシート位置制御装置にも適用することができる。 In the above embodiment, an example in which the present invention is applied to a seat position control device mounted on a four-wheeled vehicle has been described. However, the present invention is directed to a seat position control device mounted on another vehicle such as a bus or a truck. It can also be applied to.
1 制御部
2 画像処理部
3 登録情報記憶部
4 認証部
5 登録情報記憶部
10 カメラ
11 着座検出部
12 シート位置検出部
13 イグニッションスイッチ
14 ドア状態検出部
15 シート駆動部
20 電子キー
50 シート
100、200 シート位置制御装置
A 運転者
V 車両
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記車両に乗車した運転者を特定する運転者特定情報、前記運転者が前記シートに着座したことを示す着座情報、および前記シートの現在の位置を示すシート位置現在情報がそれぞれ入力され、これらの各情報に基づいて前記シートの位置を制御する制御部と、
あらかじめ登録された運転者を示す運転者登録情報、および当該運転者と対応してあらかじめ登録されたシート位置を示すシート位置登録情報を記憶した登録情報記憶部と、を備え、
前記制御部は、
入力された前記運転者特定情報が、前記登録情報記憶部に記憶されている前記運転者登録情報の中に存在するか否かを判定し、
前記運転者特定情報が前記運転者登録情報の中に存在する場合は、当該運転者登録情報に対応する前記シート位置登録情報と、入力された前記シート位置現在情報とが一致するか否かをさらに判定し、
前記シート位置登録情報と前記シート位置現在情報とが一致せず、かつ、前記着座情報が入力されている場合は、前記シートを現在位置から前記登録されたシート位置まで移動させる、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 A seat position control device for controlling the position of a seat mounted on a vehicle and on which a driver is seated,
Driver identification information for identifying a driver who has boarded the vehicle, seating information indicating that the driver is seated on the seat, and seat position current information indicating the current position of the seat are respectively input. A control unit for controlling the position of the sheet based on each information;
Driver registration information indicating a driver registered in advance, and a registration information storage unit that stores sheet position registration information indicating a seat position registered in advance corresponding to the driver,
The controller is
It is determined whether or not the input driver identification information is present in the driver registration information stored in the registration information storage unit,
If the driver identification information is present in the driver registration information, whether or not the seat position registration information corresponding to the driver registration information matches the input seat position current information. Judgment further,
When the seat position registration information does not match the seat position current information and the seating information is input, the seat is moved from the current position to the registered seat position. A vehicle seat position control device.
前記制御部は、
前記シート位置登録情報と前記シート位置現在情報とが一致しないと判定した後に、前記着座情報が入力されているか否かを判定する、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 In the vehicle seat position control device according to claim 1,
The controller is
A vehicle seat position control apparatus, comprising: determining whether the seating information is input after determining that the seat position registration information and the seat position current information do not match.
前記制御部は、
前記運転者が前記車両に乗車したことを検出した後、前記着座情報が入力されているか否かを判定し、
前記着座情報が入力されている場合に、前記運転者特定情報が前記運転者登録情報の中に存在するか否かを判定する、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 In the vehicle seat position control device according to claim 1,
The controller is
After detecting that the driver gets on the vehicle, it is determined whether the seating information is input,
A seat position control apparatus for a vehicle, wherein when the seating information is input, it is determined whether or not the driver identification information is present in the driver registration information.
前記制御部は、
前記車両に備わるエンジン始動用のイグニッションスイッチがオフの状態で、前記車両のドアが解錠されたことに基づいて、前記運転者が前記車両に乗車したことを検出する、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 In the vehicle seat position control device according to claim 3,
The controller is
A vehicle that detects that the driver has boarded the vehicle based on the unlocking of the door of the vehicle when an ignition switch for starting an engine provided in the vehicle is off. Seat position control device.
前記運転者特定情報は、前記運転者の顔を撮影して得られる顔画像から抽出された顔の特徴量である、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 In the vehicle seat position control device according to any one of claims 1 to 4,
The vehicle seat position control device, wherein the driver identification information is a facial feature amount extracted from a face image obtained by photographing the driver's face.
前記運転者特定情報は、前記運転者が所持する電子キーとの通信により取得された当該運転者の識別番号である、ことを特徴とする車両のシート位置制御装置。 In the vehicle seat position control device according to any one of claims 1 to 4,
The vehicle seat position control device, wherein the driver specifying information is an identification number of the driver acquired by communication with an electronic key possessed by the driver.
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