JP2018186413A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの改修コストを抑えつつ、多種多様なデータを統合的に管理することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】施設情報統合利用システム1のゲートウェイ群は、機器種別リスト記憶部と、機器から取得した第1のデータを、機器識別子と取得時点情報と機器種別情報とを第1のデータに付加した第2のデータに変換する第1データ変換部を備える。情報処理装置10は、機器種別と第1のデータを可読化するためのプロファイルとを対応付けたプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶部と、第2のデータに基づく機器種別に対応するプロファイルによって第2のデータに含まれる第1のデータを可読化し、第2のデータを、可読化された第1のデータと機器識別子と取得時点情報と機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
建物の内外における環境(例えば、温湿度、CO濃度など)に関する情報、建物において発生するエネルギー量(例えば、電力量、熱量など)に関する情報、建物の物理的な挙動に関する情報、建物内の人の位置に関する情報、および、建物内の設備の運転状況に関する情報などを収集し、収集した情報を適宜、解析したり加工したりして、当該情報に基づいて所望の動作を行うシステム(以下、「施設における情報処理システム」と称する)がある。昨今、建物内にこのような施設における情報処理システムを設置して運用することは一般的である。
施設における情報処理システムは、計測機器(例えば、センサなど)や制御機器などの末端の機器(デバイス)と、これら様々な末端の機器を管理して所望の機能を実現するシステムなどにより構成される。例えば、特許文献1に記載の入退管理システムは、かざされたICカードの情報を読み取る末端の機器(リーダーライタ部)と所望の機能を実現するシステム(ICカードリーダーライタ本体)とが不可分な構成になっている。
特許第5207031号公報
ところで、施設における情報処理システムにおいて、それぞれの末端の機器の使用可能年数と、所望の機能を実現するシステム使用可能年数と、がそれぞれ異なることがある。とくに、施設における情報処理システムは、複数の機器を組み合わせて実現されることが多く、一般的に、それぞれの末端の機器や所望の機能を実現するシステムの技術的な進歩や変化はそれぞれ独立に進む。例えば、使用可能年数が相対的に短い末端の機器が故障や経年劣化によって新しい機器へ置き換えられる場合、同等の機器あるいは互換性のある機器へ置き換えることができるならば、所望の機能を実現するシステムに対しては改修などを行う必要がない。しかしながら、技術や法制度などが変化(例えば、電波帯域の変更など)することによって、末端の機器を、同等の機器あるいは互換性のある機器へ置き換えることができない場合には、所望の機能を実現するシステムを新たな末端の端末でも機能するように改修しなければならない。技術や法制度などが大きく変化した場合には、施設における情報処理システムに対して大きな改修が必要になり改修コストが増大するという課題がある。
また、施設における情報処理システムにおいて、ある用途のために用いられているデータが、一見関係のない他の機能においても活用されうる場合が少なくない。例えば、温度や湿度などの観測データは空調制御のために既に取得されており、照度などの観測データは照明制御のために既に取得されていることが多いため、これらの観測データを流用することができれば、他の機能における新たな温度センサ、湿度センサ、および照度センサなどの設置コストを削減することができる。しかしながら、施設における情報処理システムの構築当初から観測データの流用が想定されていない場合、各機能間でそれぞれデータ形式などが異なっていることが多く、観測データを流用するためには、観測データを解釈したりデータ形式を変換したりしなければならない。観測データを流用する機能が多くなると、施設における情報処理システムに対して、観測データを解釈したりデータ形式を変換したりするための多くの改修が必要になり、また、流用する観測データを当該情報処理システム内で流通させるための経路を設けるための多くの改修が必要になるなど、大きな改修が必要になり改修コストが増大するという課題がある。
上述の課題を鑑み、本発明は、システムの改修コストを抑えつつ、多種多様なデータを統合的に管理することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、データ変換装置と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、前記データ変換装置は、機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶部と、前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換部と、前記第2のデータを前記情報処理装置へ送信する送信部と、を備え、前記情報処理装置は、前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶部と、前記データ変換装置から送信された前記第2のデータを取得する取得部と、前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換部と、を備えることを特徴とする情報処理システムである。
また、本発明の一態様としては、上記の情報処理システムであって、前記第1データ変換部は、前記第1のデータを、JSONフォーマットである第2のデータに変換することを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、上記の情報処理システムであって、前記送信部は、前記第2のデータを、MQTTに基づく通信プロトコルによって送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶部と、前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換部と、前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶部と、前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換部と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、本発明の一態様としては、コンピュータによる情報処理方法であって、機器種別リスト記憶部が、機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶ステップと、第1データ変換部が、前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換ステップと、プロファイルリスト記憶部が、前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶ステップと、第2データ変換部が、前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換ステップと、を有することを特徴とする情報処理方法である。
また、本発明の一態様としては、コンピュータに、機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶ステップと、前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換ステップと、前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶ステップと、前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、システムの改修コストを抑えつつ、多種多様なデータを統合的に管理することができる。
本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムの構成の概要を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムのゲートウェイによるデータ変換処理の一例を示す図である。 発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムのゲートウェイが記憶するセンサ種別リストの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムのゲートウェイの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムの情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムの情報処理装置が記憶するプロファイルリストの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムのゲートウェイの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システムの情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<実施形態>
本実施形態に係る以下に説明する情報処理システムは、施設(建物)における各種情報、例えば、施設の内外における環境(温度、湿度など)に関するデータ、施設内の人の位置に関するデータ、および、施設内の人の活動量に関するデータなどを収集し、収集したデータを他の様々なシステムにおいて利用が可能なデータ形式にデータ変換して記憶する施設情報統合利用システムである。
[施設情報統合利用システムの構成]
以下、本実施形態に係る施設情報統合利用システム1の構成について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1の構成の概要を示す概略図である。図示するように、施設情報統合利用システム1は、施設情報統合データベース100を備える情報処理装置10と、ゲートウェイ20aおよびゲートウェイ20bを含むゲートウェイ群と、温度・湿度センサ30a−1、ドアセンサ30a−2、および照明スイッチ30a−3などの環境計測用のセンサを含むセンサノード群と、ウェアラブル端末30bなどの活動量計測用のセンサを含むセンサノード群と、既設監視制御システム40と、可視化・解析用端末50と、を含んで構成される。
また、図示するように、情報処理装置10とゲートウェイ群に含まれるそれぞれのゲートウェイ20aおよびゲートウェイ20bとの間は通信ネットワーク90によって通信接続されている。また、各センサ30とゲートウェイ20aの1つとの間はそれぞれ通信ネットワーク91aによって通信接続されている。また、各センサ30とゲートウェイ20bとの間はそれぞれ通信ネットワーク91bによって通信接続されている。また、情報処理装置10と既設監視制御システム40との間は通信ネットワーク92によって通信接続されている。また、情報処理装置10と可視化・解析用端末50との間は通信ネットワーク93によって通信接続されている。
なお、以下、ゲートウェイ20aとゲートウェイ20bとをとくに区別する必要がない場合には、単に「ゲートウェイ20」と記載することがある。また、以下、温度・湿度センサ30a−1とドアセンサ30a−2と照明スイッチ30a−3とをとくに区別する必要がない場合には、単に「センサ30a」と記載することがある。また、以下、センサ30aとウェアラブル端末30bとをとくに区別する必要がない場合には、単に「センサ30」と記載することがある。また、以下、通信ネットワーク91aと通信ネットワーク91bとをとくに区別する必要がない場合には、単に「通信ネットワーク91」と記載することがある。
情報処理装置10は、各ゲートウェイ20から送信される、施設に関する各種データ(以下、「IoT(Internet of Things;モノのインターネット)ログ」と称する)を、通信ネットワーク90を介して収集する。情報処理装置10は、収集したIoTログの解釈や記憶を行う。情報処理装置10は、IoTログを記憶する施設情報統合データベース100を備える。情報処理装置10は、サーバ機能を有するコンピュータ装置、例えば、汎用コンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどを含んで構成される。なお、施設情報統合データベース100には大量のデータが登録されるため、情報処理装置10は、大容量の記憶装置を備える。通信ネットワーク90は、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPN(Virtual Private Network;仮想専用ネットワーク)など)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク90は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
また、情報処理装置10は、既設監視制御システム40から送信される、施設の環境に関する各種データ(以下、「環境データ」と称する)を、通信ネットワーク92を介して取得する。情報処理装置10は、収集した環境データの解釈や記憶を行う。通信ネットワーク92は、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPNなど)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク92は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
ゲートウェイ20は、各センサ30から送信される、当該各センサ30によって計測されたデータ(以下、「計測データ」と称する)を含むデータ(以下、「デバイスログ」と称する)を、通信ネットワーク91を介して取得する。ゲートウェイ20は、デバイスログに対して後段の処理に必要な情報を付加した情報(すなわち、上記の「IoTログ」)を生成する。そして、ゲートウェイ20は、生成したIoTログを、通信ネットワーク90を介して情報処理装置10へ送信する。ゲートウェイ20は、センサ30の個数や、センサ30の施設内における設置位置の分布などに応じて、施設内に複数設置される。
環境計測用のセンサを含むセンサノード群には、上述したように、温度・湿度センサ30a−1、ドアセンサ30a−2、および照明スイッチ30a−3が含まれる。温度・湿度センサ30a−1は、施設の内外に設置され、それぞれ施設の内外における温度および湿度を計測する。ドアセンサ30a−2は、施設のドアに設置され、ドアの開閉を検知する。照明スイッチ30a−3は、施設内に設置され、施設における照明のオン・オフを検知する。各センサ30aは、デバイスログを、通信ネットワーク91aを介して特定のゲートウェイ20aへ送信する。
活動量計測用のセンサを含むセンサノード群には、上述したように、ウェアラブル端末30bが含まれる。ウェアラブル端末30bは、施設内の人の(例えば、手首に)身につけられた端末装置であり、個人の活動量(例えば、脈拍、歩数など)を計測する。ウェアラブル端末30bは、デバイスログを、通信ネットワーク91bを介してゲートウェイ20bへ送信する。
なお、通信ネットワーク91aを介して行われる、センサ30aとゲートウェイ20aとの間の通信、および、通信ネットワーク91bを介して行われる、ウェアラブル端末30bとゲートウェイ20bとの間の通信は、例えば、近距離無線通信によって行われる。また、センサ30aは、例えば、EnOcean(登録商標)技術を用いた環境計測用センサであり、EnOcean技術に基づく通信方式によって、センサ30aとゲートウェイ20aとの間における通信が行われる。また、ウェアラブル端末30bは、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の規格(IEEE 802.15.1)に基づく活動量計測用センサを備え、BLEの規格に基づく通信方式によって、ウェアラブル端末30bとゲートウェイ20bとの間における通信が行われる。
既設監視制御システム40は、施設において既に設置されている監視制御システムであり、温度、湿度、照度、および施設内の人の位置などの計測・管理や、空調、および照明などの制御を行うビルディング・オートメーション・システム(BAS)である。既設監視制御システム40は、計測・管理する各種データを、通信ネットワーク92を介して情報処理装置10へ送信する。
可視化・解析用端末50は、情報処理装置10が備える施設情報統合データベース100に記憶されたIoTログの可視化や解析を行う端末装置である。可視化・解析用端末50は、オペレータの操作に基づき、通信ネットワーク93を介して情報処理装置10の施設情報統合データベースにアクセスし、所望のIoTログを取得することができる。そして、可視化・解析用端末50は、オペレータの操作に基づき、取得したIoTログを可視化して表示したり、取得したIoTログを解析したりすることができる。
例えば、可視化・解析用端末50は、各センサ30による計測に基づく計測データの時刻歴の表示、環境データに基づくコンター図の表示、大量のIoTログに関するデータに基づくヒートマップ図の表示、および、IoTログに対する機械学習などによるデータ分析などを行うことができる。
可視化・解析用端末50は、ディスプレイを備えるコンピュータ装置、例えば、パーソナルコンピュータ、またはタブレット型の小型情報端末などを含んで構成される。通信ネットワーク93は、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPNなど)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク93は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
[ゲートウェイによるデータ変換処理]
以下、ゲートウェイ20によるデータ変換処理について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1のゲートウェイ20によるデータ変換処理の一例を示す図である。
ゲートウェイ20は、上述したように、センサ30からデバイスログを取得する。また、ゲートウェイ20は、デバイスログを取得した日時(以下、「取得日時」と称する)を記憶する。デバイスログには、センサ30によって計測された計測データと、当該センサ30を識別するセンサID(Identifier;識別子)と、が含まれる。
ゲートウェイ20は、センサIDと、センサ30の種別を示すセンサ種別と、が対応付けられたリストであるセンサ種別リストをあらかじめ記憶している。なお、センサ種別リストの構成については、後述する。ゲートウェイ20は、センサ種別リストを参照し、取得したデバイスログに含まれるセンサIDに対応付けられたセンサ種別を取得する。
また、ゲートウェイ20には、当該ゲートウェイ20を識別するゲートウェイIDがあらかじめ対応付けられている。
ゲートウェイ20は、取得したデバイスログに対して、ゲートウェイIDと、取得日時を示す情報と、センサ種別を示す情報と、を付加することにより、デバイスログを定型フォーマットのデータ(すなわち、IoTログ)に変換する。そして、ゲートウェイ20は、IoTログに任意指定のトピックを付与して情報処理装置10へ送信する。
なお、上記の定型フォーマットとは、例えば、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)フォーマットである。
例えば、図2に図示するように、ゲートウェイ20は、計測データである「550007020a0a2104000bce08720149ed」という値のデータと、センサIDを示す「04000bce」という値のデータと、が含まれたデバイスログをセンサ30から取得する。
ゲートウェイ20は、取得したデバイスログに対し、自己のゲートウェイ20に対応付けられたゲートウェイIDを示す「gw01」という値のデータと、当該デバイスログをゲートウェイ20が取得した取得日時を示す「2016−07−27 14:06:06」という値のデータと、取得したデバイスログに含まれるセンサIDの値である「04000bce」に対して(センサ種別リストにおいて)対応付けられたセンサ種別を示す「temperature」と言う値のデータと、を付加したJSONフォーマットのIoTログを生成する。
図2に図示するように、例えば、上記により生成されたIoTログは、「{”sensor_id”:”04000bce”,”timestamp”:”2016−07−27 14:06:06”,”sensor_class”:”temperature”,”gateway_id”:”gw01”,”data”:”550007020a0a2104000bce08720149ed”}」と値のデータである。
ゲートウェイ20は、このIoTログに対し、トピックを示す「topic=/building01/04/swp/temp」というデータを付与して、情報処理装置10へ送信する。
[センサ種別リストの構成]
以下、ゲートウェイ20が記憶するセンサ種別リストの構成について、図面を参照しながら説明する。
図3は、発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1のゲートウェイ20が記憶するセンサ種別リストの一例を示す図である。図示するように、センサ種別リストは、「センサID」および「センサ種別」の2つの項目の列からなる2次元の表形式のデータである。図示するように、例えば、「04000bce」という値のセンサIDに対しては、「temperature」という値のデータ種別が対応付けられ、「05000cdf」という値のセンサIDに対しては、「illumination」という値のデータ種別が対応付けられている。
[ゲートウェイの機能構成]
以下、ゲートウェイ20の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1のゲートウェイ20の機能構成を示すブロック図である。図示するように、ゲートウェイ20(データ変換装置)は、センサ種別リスト記憶部200と、デバイスログデータ取得部201と、データ変換部202と、IoTログ送信部203と、を含んで構成される。
センサ種別リスト記憶部200(機器種別リスト記憶部)は、センサ30(機器)と当該センサ30の種別を示すセンサ種別(機器種別)とを対応付けたリストであるセンサ種別リスト(機器種別リスト)を記憶する。センサ種別リスト記憶部200は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive;ハードディスクドライブ)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory;イーイーピーロム)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
デバイスログデータ取得部201は、通信ネットワーク91を介して各センサ30と通信接続するための通信インターフェースである。デバイスログデータ取得部201は、各センサ30から送信されたデバイスログを、通信ネットワーク91を介して取得する。デバイスログデータ取得部201は、取得したデバイスログを、データ変換部202へ出力する。
データ変換部202(第1データ変換部)は、デバイスログデータ取得部201から出力されたデバイスログ(第1のデータ)を取得し、当該デバイスログを、当該センサ30を識別するセンサID(機器識別子)と、当該デバイスログを取得した時点を示す情報(取得時点情報)と、センサ種別リスト(機器種別リスト)に基づく当該センサ30に対応するセンサ種別(機器種別)を示すセンサ種別情報(機器種別情報)と、をデバイスログ(第1のデータ)に付加したデータであるIoTログ(第2のデータ)に変換する。
データ変換部202は、上記のIoTログを、IoTログ送信部203へ出力する。
IoTログ送信部203は、データ変換部202から出力されたIoTログを取得する。IoTログ送信部203は、取得したIoTログにトピックを示すデータを付加して、当該IoTログとトピックを示すデータとを通信ネットワーク90を介して情報処理装置10へ送信する。
なお、IoTログ送信部203は、例えば、IoTログとトピックを示すデータとを、MQTT(Message Queue Telemetry Transport)に基づく通信プロトコルによって情報処理装置10へ送信する。
[情報処理装置の機能構成]
以下、情報処理装置10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1の情報処理装置10の機能構成を示すブロック図である。図示するように、情報処理装置10は、施設情報統合データベース100と、データコレクタ群110と、ブローカ120と、を含んで構成される。
施設情報統合データベース100は、上述したIoTログに基づく情報を格納するデータベースであり、当該情報を利用する外部のシステムに対して公開されている。施設情報統合データベース100に格納された情報は、外部のシステムからの要求に応じて、通信ネットワーク93を介して当該外部のシステムへ提供(送信)される。
図5に図示するように、施設情報統合データベース100は、時系列データベース101と、テキストファイル102と、を含んで構成される。
時系列データベース101は、上述した「取得日時」と「センサID」との組み合わせを主キーとしたデータ群を格納するデータベースである。当該データ群は、上述したIoTログが後述するデータコレクタ群110によってデータ変換されたデータ(以下、「施設情報」と称する)の集合である。
テキストファイル102は、時系列データベース101に格納された施設情報の集合がテキスト形式で一括して記述されたファイルである。テキストファイル102は、時系列データベース101に格納された施設情報のバックアップ用として、および、外部のシステムによる施設情報の一括利用を容易にするために、生成されるファイルである。
データコレクタ群110は、情報処理装置10において動作するソフトウェアプログラム群である。データコレクタ群110には、IoTログの周期的収集を行うソフトウェアプログラム、IoTログのデータ解釈を行うソフトウェアプログラム、IoTログに対してデータ変換を行うソフトウェアプログラム、IoTログに対してデータ加工を行うソフトウェアプログラム、および、適宜データ変換やデータ加工がなされたIoTログ(すなわち、「施設情報」)を出力先のAPIに応じた形式で出力するソフトウェアプログラムなどが含まれる。
図5に図示するように、データコレクタ群110は、サブスクライバ111と、フィルタ処理部112と、プロファイルリスト記憶部113と、データベース登録部114と、Rawデータ出力部115と、既設システムデータ取得部116と、を含んで構成される。
サブスクライバ111は、ブローカ120に対し、所望のトピックが対応付けられたIoTログの取得を要求する。サブスクライバ111は、ブローカ120から送信されたIoTログを取得し、フィルタ処理部112へ出力する。
なお、例えば、所望のトピックが対応付けられたIoTログをブローカ120がゲートウェイ20から取得した際に、ブローカ120が当該IoTログを自己のサブスクライバ111へ送信するように、サブスクライバ111は、ブローカ120に対して指示を行う(購読申し込みをする)。これにより、サブスクライバ111が指定したトピックに対応付けられたIoTログが、適宜、ブローカ120からサブスクライバ111へ送信される。
フィルタ処理部112(第2データ変換部)は、IoTログ(第2のデータ)に含まれるセンサ種別を示す情報(機器種別情報)を分類し、当該センサ種別を示す情報に基づくセンサ種別(機器種別)に対応するプロファイルを、プロファイルリスト記憶部113に記憶されたプロファイルリストから取得する。フィルタ処理部112は、取得したプロファイルによって、それぞれのIoTログに含まれるデバイスログ(第1のデータ)の計測データを可読化し、当該IoTログを、可読化された計測データを含むデバイスログとセンサID(機器識別子)と取得日時を示す情報(取得時点情報)とセンサ種別を示す情報とを含むデータである施設情報(第3のデータ)に変換する。そして、フィルタ処理部112は、施設情報を、データベース登録部114およびRawデータ出力部115へ出力する。
プロファイルリスト記憶部113は、センサ種別(機器種別)と、当該センサ種別に対応するセンサ30から取得されるデバイスログ(第1のデータ)の計測データを可読化するためのプロファイルと、が対応付けられたリストであるプロファイルリストをあらかじめ記憶している。なお、プロファイルリストの構成については後述する。
プロファイルリスト記憶部113は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
データベース登録部114は、フィルタ処理部112から出力された施設情報を取得し、当該施設情報を時系列データベース101に登録する。
Rawデータ出力部115は、フィルタ処理部112から出力された施設情報を取得し、当該施設情報をテキストファイル102に追記する。
既設システムデータ取得部116は、通信ネットワーク92を介して既設監視制御システム40と通信接続するための通信インターフェースを含んで構成される。既設システムデータ取得部116は、定期的に(例えば、10分ごとに)、既設監視制御システム40に対して問い合わせを行い、当該既設監視制御システム40から送信される、上述した環境データを取得する。なお、既設システムデータ取得部116は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)の通信プロトコルによって問い合わせを行う。既設システムデータ取得部116は、取得した環境データを、IoTログと同様のデータ形式に成形して、成形したIoTログを、フィルタ処理部112へ出力する。
これにより、フィルタ処理部112は、センサ30からゲートウェイ20を介して取得されるデバイスログと、既設監視制御システム40から取得される環境データと、を同一のデータ形式(すなわち、IoTログのデータ形式)で取得し、処理を行うことができる。
また、これにより、情報処理装置10は、デバイスログに基づく施設情報と、環境データに基づく施設情報と、を1つの施設情報統合データベースによって管理することができる。
ブローカ120(取得部)は、ゲートウェイ20(データ変換装置)のIoTログ送信部203から送信されたIoTログ(第2のデータ)とトピックを示すデータとを、通信ネットワーク90を介して取得する。
ブローカ120は、取得したデータに基づくトピックを参照し、当該トピックが、サブスクライバ111によって指定されている(購読申込されている)トピックであるならば、当該IoTログとトピックを示すデータとを、サブスクライバ111へ出力する。
[プロファイルリストの構成]
以下、情報処理装置10が記憶するプロファイルリストの構成について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1の情報処理装置10が記憶するプロファイルリストの一例を示す図である。図示するように、プロファイルリストは、「センサ種別」および「プロファイル」の2つの項目の列からなる2次元の表形式のデータである。図示するように、例えば、「temperature」という値のセンサ種別に対しては、「プロファイルA」というプロファイルが対応付けられ、「illumination」という値のセンサ種別に対しては、「プロファイルB」というプロファイルが対応付けられている。
[ゲートウェイの動作]
以下、ゲートウェイ20の動作について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1のゲートウェイ20の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、デバイスログが、センサ30から通信ネットワーク91を介してゲートウェイ20へ送信された際に開始する。
(ステップS001)ゲートウェイ20のデバイスログデータ取得部201は、センサ30から送信されたデバイスログを取得する。その後、ステップS002へ進む。
(ステップS002)ゲートウェイ20のデバイスログデータ取得部201は、当該デバイスログを取得した日時である取得日時を示す情報を記録する。デバイスログデータ取得部201は、取得日時を示す情報とともに、デバイスログをデータ変換部202へ出力する。その後、ステップS003へ進む。
(ステップS003)ゲートウェイ20のデータ変換部202は、センサ種別リスト記憶部200に記憶されたセンサ種別リストに対し、取得したデバイスログに含まれるセンサIDを検索キーとして検索を行う。その後、ステップS004へ進む。
(ステップS004)ゲートウェイ20が取得したデバイスログに含まれるセンサIDと同一のセンサIDがセンサ種別リストに存在する場合は、ステップS005へ進む。そうでない場合は、本フローチャートの処理が終了する。
(ステップS005)ゲートウェイ20のデータ変換部202は、取得したデバイスログに含まれるセンサIDに対応付けられたセンサ種別を示す情報を、センサ種別リストから取得する。その後、ステップS006へ進む。
(ステップS006)ゲートウェイ20のデータ変換部202は、取得したデバイスログに対して、ゲートウェイIDと、取得日時を示す情報と、センサ種別を示す情報と、を付加することにより、デバイスログを定型フォーマットのデータ(すなわち、IoTログ)に変換する。そして、ゲートウェイ20は、IoTログに任意指定のトピックを付与する。その後、ステップS007へ進む。
(ステップS007)ゲートウェイ20のデータ変換部202は、トピックが付与されたIoTログをIoTログ送信部203へ出力する。そして、IoTログ送信部203は、当該トピックが付与されたIoTログを、通信ネットワーク90を介して情報処理装置10へ送信する。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
[情報処理装置の動作]
以下、情報処理装置10の動作について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係る施設情報統合利用システム1の情報処理装置10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、情報処理装置10のサブスクライバ111が、ブローカ120に対してトピックを指定する(購読申込みする)際に開始する。
(ステップS101)情報処理装置10のサブスクライバ111は、指定する(購読申込みする)トピックを示す情報を、ブローカ120へ送信する。ブローカ120は、取得したトピックを示す情報を記憶する。その後、ステップS102へ進む。
(ステップS102)情報処理装置10のブローカ120が、ゲートウェイ20から送信されたIoTログを、通信ネットワーク90を介して取得した場合、ステップS103へ進む。そうでない場合は、ステップS102に留まる。
(ステップS103)情報処理装置10のブローカ120が取得したIoTログに付与されているトピックが、ステップS101においてサブスクライバ111によって指定された(購読申込みされた)情報に基づくトピックである場合は、ステップS104へ進む。そうでない場合は、ステップS102へ戻る。
(ステップS104)情報処理装置10のブローカ120は、IoTログをサブスクライバ111へ出力する。サブスクライバ111は、ブローカ120から出力されたIoTログを、フィルタ処理部112へ出力する。フィルタ処理部112は、サブスクライバ111から出力されたIoTログに含まれるセンサ種別を示す情報に基づくセンサ種別を分類する。その後、ステップS105へ進む。
(ステップS105)情報処理装置10のフィルタ処理部112は、プロファイルリスト記憶部113に記憶されたプロファイルリストに対し、ステップS104において分類したセンサ種別を検索キーとして検索を行う。その後、ステップS106へ進む。
(ステップS106)ステップS104において分類したセンサ種別と同一のセンサ種別を示す情報がプロファイルリストに存在する場合は、ステップS107へ進む。そうでない場合は、ステップS110へ進む。
(ステップS107)情報処理装置10のフィルタ処理部112は、ステップS104において分類したセンサ種別に対応するプロファイルを、プロファイルリストから取得する。その後、ステップS108へ進む。
(ステップS108)情報処理装置10のフィルタ処理部112は、ステップS107において取得したプロファイルによって、IoTログに含まれるデバイスログの計測データを可読化する。そして、フィルタ処理部112は、IoTログを、可読化された計測データを含むデバイスログとセンサIDと取得日時を示す情報とセンサ種別を示す情報とを含むデータである施設情報に変換する。そして、フィルタ処理部112は、施設情報を、データベース登録部114およびRawデータ出力部115へ出力する。その後、ステップS109へ進む。
(ステップS109)情報処理装置10のデータベース登録部114は、ステップS108においてフィルタ処理部112から出力された施設情報を取得し、当該施設情報を時系列データベース101に登録する。また、Rawデータ出力部115は、ステップS108においてフィルタ処理部112から出力された施設情報を取得し、当該施設情報をテキストファイル102に追記する。その後、ステップS110へ進む。
(ステップS110)情報処理装置10のサブスクライバ111からブローカ120へ、ステップS101において指定された(購読申込された)トピックの指定(購読)を終了することを示す情報が送信されている場合は、本フローチャートの処理が終了する。そうでない場合は、ステップS102へ戻る。
以上、説明したように、本実施形態に係る施設情報統合利用システム1は、各センサ30から取得したデバイスログや、既設監視制御システム40から取得した環境データを、共通のデータ形式(例えば、JSONフォーマット)の施設情報にデータ変換して記憶する。また、施設情報統合利用システム1は、取得したデータに対し、当該データの取得日時とセンサIDとを付加した施設情報にデータ変換するため、それぞれのデータは、データの取得日時とセンサIDによって一意に識別可能となる。
これにより、施設情報統合利用システム1は、たとえ技術や法制度などが変化することによって、末端の機器を、同等の機器あるいは互換性のある機器へ置き換えることができない場合であっても、流通するデータを共通のデータ形式にデータ変換することで、施設における情報処理システムに対して大きな改修を行う必要がなく、システムの改修コストを抑えつつ、多種多様なデータを統合的に管理することができる。
また、これにより、施設情報統合利用システム1は、施設における情報処理システムの構築当初から観測データの流用が想定されていない場合であっても、各機能間において流通するデータを共通のデータ形式にデータ変換することで、施設における情報処理システムに対して、観測データを流用できるよう、観測データを解釈したりデータ形式を変換したりするための多くの改修を行う必要がなく、システムの改修コストを抑えつつ、多種多様なデータを統合的に管理することができる。
また、本実施形態に係る施設情報統合利用システム1は、モジュール化された処理であるデータコレクタを組み合わせたデータコレクタ群によって処理を行うため、様々な用途のための処理に対応することができる。また、これにより、施設情報統合利用システム1は、新たな用途のための処理に対するモジュールの追加やカスタマイズなども容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る施設情報統合利用システム1は、データの利用(可視化や解析など)をクライアント側で実行するため、新たな視覚化のアルゴリズムや表現手法をシステム管理の制約から離れて自由に導入することや、ユーザインターフェースの多様化、および多数のクライアントによる計算資源の個別化や分散化を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
なお、上述した実施形態における施設情報統合利用システム1の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、施設情報統合利用システム1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における施設情報統合利用システム1を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。施設情報統合利用システム1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1・・・施設情報統合利用システム、10・・・情報処理装置、20・・・ゲートウェイ、30・・・センサ、40・・・既設監視制御システム、50・・・可視化・解析用端末、90・・・通信ネットワーク、91・・・通信ネットワーク、92・・・通信ネットワーク、93・・・通信ネットワーク、100・・・施設情報統合データベース、101・・・時系列データベース、102・・・テキストファイル、110・・・データコレクタ群、111・・・サブスクライバ、112・・・フィルタ処理部、113・・・プロファイルリスト記憶部、114・・・データベース登録部、115・・・Rawデータ出力部、116・・・既設システムデータ取得部、120・・・ブローカ、200・・・センサ種別リスト記憶部、201・・・デバイスログデータ取得部、202・・・データ変換部、203・・・IoTログ送信部

Claims (6)

  1. データ変換装置と情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記データ変換装置は、
    機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶部と、
    前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換部と、
    前記第2のデータを前記情報処理装置へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶部と、
    前記データ変換装置から送信された前記第2のデータを取得する取得部と、
    前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1データ変換部は、前記第1のデータを、JSONフォーマットである第2のデータに変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記送信部は、前記第2のデータを、MQTTに基づく通信プロトコルによって送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶部と、
    前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換部と、
    前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶部と、
    前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピュータによる情報処理方法であって、
    機器種別リスト記憶部が、機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶ステップと、
    第1データ変換部が、前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換ステップと、
    プロファイルリスト記憶部が、前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶ステップと、
    第2データ変換部が、前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    機器と前記機器の種別を示す機器種別とを対応付けたリストである機器種別リストを記憶する機器種別リスト記憶ステップと、
    前記機器から送信された第1のデータを取得し、前記第1のデータを、前記機器を識別する機器識別子と、前記第1のデータを取得した時点を示す取得時点情報と、前記機器種別リストに基づく前記機器に対応する前記機器種別を示す機器種別情報と、を前記第1のデータに付加したデータである第2のデータに変換する第1データ変換ステップと、
    前記機器種別と、前記機器種別に対応する前記機器から取得される前記第1のデータを可読化するためのプロファイルと、を対応付けたリストであるプロファイルリストを記憶するプロファイルリスト記憶ステップと、
    前記第2のデータに含まれる前記機器種別情報に基づく前記機器種別に対応する前記プロファイルを前記プロファイルリストから取得し、取得した前記プロファイルによって前記第2のデータに含まれる前記第1のデータを可読化し、前記第2のデータを、可読化された前記第1のデータと前記機器識別子と前記取得時点情報と前記機器種別情報とを含む第3のデータに変換する第2データ変換ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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