JP2018182600A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の撮像手段の撮影設定を同時に変更可能であり、かつ、ユーザの操作の手間がかからずに、複数の撮像手段の撮影設定を独立して設定するように切り換えることができる撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】 第1の撮像手段(103)と、第2の撮像手段(106)とを有する撮像装置であって、第1の撮像手段による撮影を優先するための第1の優先モードを設定する優先設定手段(113、117)と、第1の撮像手段のための第1の撮影設定の設定値と、第2の撮像手段のための第2の撮影設定の設定値を変更する制御手段(117)であって、第1の撮影設定と第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して、他方の設定値を変更するように制御する制御手段と、を有し、制御手段は、第1の優先モードか設定されている場合は、第2の撮影設定の設定値を変更しても、第1の撮影設定の設定値を変更しないように制御することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の撮像手段を有する撮像装置に関する。
従来の撮像装置において、動画記録中に静止画を同時に撮影する場合、動画と静止画の設定値が別々で設定したことと、動画と静止画が同一の設定値で設定したことがある。同じように、ユーザの要望として、動画と同じ設定値で静止画を撮影することと、動画と違う設定値で静止画を撮影すること、両方がある。また、一つの撮像センサーの撮像装置において、シムレースの動画を記録するため、動画と静止画の設定値がそれぞれ設定されることができない。この問題を解決するために、一つの撮像装置に二つの撮像素子を有する構成が一般的に提供されている。
例えば、特許文献1では、二つの撮像素子を有する撮像装置で、一つの撮像素子は静止画を撮像し、もう一つの撮像素子は動画を撮像し、シャッタスピード、絞り値などそれぞれ設定することが開示されている。
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、動画用と静止画用とで複数の撮像手段を有し、それぞれの撮像手段に対応する動画の設定値と静止画の設定値を個別に設けて設定を行うため、手間がかかってしまう。動画と同一設定値で静止画を撮像するユーザに対し常に動画と静止画の設定値を2回設定しなければいけない。2回設定により本当に撮像したい物がなくなる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、複数の撮像手段の撮影設定を同時に変更可能であり、かつ、ユーザの操作に応じて、複数の撮像手段の撮影設定を独立して設定するように切り換え可能な撮像装置を提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、
第1の撮像手段と、第2の撮像手段とを有する撮像装置であって、前記第1の撮像手段による撮影を優先するための第1の優先モードを設定する優先設定手段と、前記第1の撮像手段のための第1の撮影設定の設定値と、前記第2の撮像手段のための第2の撮影設定の設定値を変更する制御手段であって、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して、他方の設定値を変更するように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1の優先モードか設定されている場合は、前記第2の撮影設定の設定値を変更しても、前記第1の撮影設定の設定値を変更しないように制御することを特徴とする。
第1の撮像手段と、第2の撮像手段とを有する撮像装置であって、前記第1の撮像手段による撮影を優先するための第1の優先モードを設定する優先設定手段と、前記第1の撮像手段のための第1の撮影設定の設定値と、前記第2の撮像手段のための第2の撮影設定の設定値を変更する制御手段であって、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して、他方の設定値を変更するように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1の優先モードか設定されている場合は、前記第2の撮影設定の設定値を変更しても、前記第1の撮影設定の設定値を変更しないように制御することを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮像手段の撮影設定を同時に変更可能であり、かつ、ユーザの操作の手間がかからずに、複数の撮像手段の撮影設定を独立して設定するように切り換えることができる撮像装置を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわる撮像装置100の概略構成図である。
121は電源であり、撮像装置100内の各部に電源を供給する。
バス120には、レンズ駆動部110、シャッタ駆動部111、第一の撮像素子103、映像信号処理部104、タイミングジェネレータ105、第二の撮像素子106、映像信号処理部107、タイミングジェネレータ108、CPU117、電源121、メモリ112、操作部113、表示制御部114、カード入出力部118等が接続される。
101は被写体の光学像を第一の撮像素子103と第二の撮像素子106に結像させる撮像レンズで、レンズ駆動部110によってズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などがおこなわれる。104は第一の撮像素子103の映像信号を画像信号に変換する処理部であり、同じく107は第二の撮像素子106の映像信号を画像信号に変換する処理部である。本実施形態の撮像装置100では、第一の撮像素子103および映像信号処理部104は、静止画撮影用に用いられ、第二の撮像素子106および映像信号処理部107は動画撮影用に使用される。撮像レンズ101を介して入射された被写体の光学像を不図示のハーフミラー等により第一の撮像素子103と第二の撮像素子106にそれぞれ導く。つまり、第一の撮像素子103および第二の撮像素子106は、撮像レンズ101、レンズ駆動部110を用いて同じ撮像光学系で形成された被写体像を撮像することになる。そのため、静止画と動画とでは、フォーカス制御、絞り制御等の、レンズの駆動に関わる撮影設定は共通となり、同じ設定値が用いられることになる。また、静止画用と動画用とで、撮像素子および映像信号処理部がわかれているため、動画を撮影中に静止画の撮影、または、静止画の撮影中に動画の撮影が可能となる。
シャッタ102は、静止画撮影時に露光秒時を調節するフォーカルプレーンシャッタであり、シャッタ駆動部111により、シャッタ102が駆動される。シャッタ102およびシャッタ駆動部111により、静止画撮影時に露光秒時を調節することができる。本実施形態では、フォーカルプレーンシャッタにて第一の撮像素子103の露光秒時を調節する構成であるが、この限りではない。第一の撮像素子103が電子シャッタ機能を有し、制御パルスで露光秒時を調節する構成でもよい。
タイミングジェネレータ105は、第一の撮像素子103、映像信号処理部104にタイミングを提供する。タイミングジェネレータ108は、第二の撮像素子106、映像信号処理部107にタイミングを提供する。
CPU117は、撮像装置内の各部を統括的に制御する制御部である。また、不図示のプログラムメモリに格納されているプログラムを読み出し、読み出したプログラムに基づいて各部を制御することにより、演算処理や各種処理を実行する。後述するフローチャートの処理についても、読み出したプログラムに基づいて各部を制御することにより実現される。
メモリ112は、CPU117が各種処理を行なう際にデータを一時的に記憶するためのメモリである。また、映像信号処理部104、107が出力した画像データや、表示用画像データもメモリ112に記憶される。メモリ112に配置された表示用画像データ領域をVRAMと呼ぶ。
表示制御部114は、液晶表示素子からなるTFT等の表示部115、HDMI(登録商標)端子116の駆動および制御をする。表示制御部114は、メモリ112のVRAMに表示用の画像フォーマットで配置された画像データを表示部115またはHDMI(登録商標)端子116に接続された外部表示装置へ出力することにより、表示部115または外部表示装置への表示を行う。表示制御部114が、メモリ112のVRAMを読み出す処理をおこなうことで、表示部115への表示が更新される。つまり、VRAMへの表示用画像データの更新と表示制御部114によるVRAMデータの読み出し処理を連続的にくり返し行うことで、表示部115の表示が更新され続け、動画の表示が可能となる。
操作部113は、ユーザが撮像装置100への指示を入力するための各種のスイッチ類で、メインスイッチ、レリーズスイッチ、動画記録開始/終了ボタン、上下左右選択ボタン(十字キー)、決定ボタン、メニューボタン等を含む。操作部113が操作されるとCPU117に通知され、CPU117は、通知された操作に応じた処理を実行する。
記録媒体122は、撮影した画像を記録するためのメモリカードである。ただし、その他の記録媒体、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、その他の固体メモリを使用してもよい。
カードスロット119は、記録媒体122を差し込み可能である。そして、カードスロット119に差し込まれた状態で、記録媒体122は、カード入出力部118と電気的に接続される。この状態で、メモリ112に記録されている画像データを記録媒体122へと記録することが可能である。また、記録媒体122の内部に記録されたデータを読み出すことも可能である。
このように、本実施形態の撮像装置では、静止画用と動画用の撮像素子がそれぞれあるため、動画を撮影中に静止画の撮影、静止画の撮影中に動画の撮影が可能である。そのため、本実施形態の撮像装置100では、動画撮影を優先する動画優先モードと静止画撮影を優先する静止画優先モードを有し、いずれかを設定可能である。例えば、優先モード設定の可能な画面に遷移し、操作部113の上下左右選択ボタン、決定ボタン等を用いて優先モードを選択することにより、優先モードを設定することが可能である。選択された優先モードは、メモリ112に記憶される。
静止画優先モードにおいては、静止画の撮影設定が優先され、動画優先モードにおいては、動画の撮影設定が優先される。さらに、静止画優先モードにおいては、静止画撮影用の第一の撮像素子103により撮像し、映像信号処理部104において処理されたライブ画像が、被写体確認用として表示部115に表示される。そして、動画優先モードにおいては、動画撮影用の第二の撮像素子106により撮像し、映像信号処理部107において処理されたライブ画像が表示部115に表示される。
また、静止画優先モードと、動画優先モードのどちらが設定されている場合であっても、静止画の撮影および動画の撮影は可能である。レリーズスイッチの操作によい静止画撮影指示が入力されたことに応じて、静止画撮影処理を開始する。また、動画記録開始/終了ボタンの操作により、動画記録開始指示が入力され、再度、動画記録開始/終了ボタンが操作されて動画記録終了が指示されるまで、動画の撮影が行われる。また、本実施形態の撮像装置では、動画の撮影中であっても、撮影設定を変更可能である。もちろん、画像の撮影中ではない撮影待機中にも撮影設定の変更は可能である。撮影待機中に撮影設定の変更指示があった場合にも、図3の撮影設定変更処理が実施される。静止画については、撮影に要する期間が短いため、静止画撮影中に撮影設定が変更されることはないものとする。
静止画撮影処理および動画撮影処理、撮影設定変更処理を、図2,図3を用いて説明する。なお、これらの処理は、CPU117が、プログラムメモリ(不図示)から読み出したプログラムに基づいて、演算および各部の制御をすることにより実行される。
レリーズスイッチの操作により静止画撮影の指示が入力されると、図2の静止画撮影処理が開始される。
静止画撮影処理では、まずS211において、シャッタ102およびシャッタ駆動部111により、予め設定されている静止画撮影設定の設定値に基づいて露光秒時を調節し、第一の撮像素子103により静止画の撮影を行う。静止画の撮影設定に基づいて、第一の撮像素子103により撮像され、映像信号処理部104において信号処理が行われた静止画の画像データをメモリ112に一時記憶する。そして、S212において、メモリ112に一時記憶した静止画の画像データを、静止画ファイルとしてカード入出力部118により記録媒体122に記録する。
また、動画記録開始/終了ボタンの操作により、動画撮影開始指示が入力されると、図2の動画撮影処理が開始される。
まずS221において、設定されている動画用の撮影設定を用いて、第二の撮像素子106による撮像、映像信号処理部107による信号処理が行われた動画の画像データを、メモリ112へ順次記憶する処理を開始する。メモリ112に順次記憶された動画のフレームデータは、映像信号処理部107により動画圧縮処理が施されて、カード入出力部118により記録媒体122に順次記録される。このように、動画記録開始/終了ボタンの操作により動画の記録が開始される。なお、この動画の撮影、記録の処理は、動画撮影終了指示が入力されるまで継続される。
また、動画の撮影を開始するとともに、S222において、CPU117は、メモリ112に記憶されている連動無効FlagをFALSEに設定する。さらに、S222では、優先モードが設定されている方の撮影設定値を、他方の撮影設定値に反映させて、静止画と動画とで撮影設定値が同じになるようにする。つまり、静止画優先モードが設定されている場合は、動画の撮影設定値を変更して、静止画の撮影設定値と同じ設定値になるようにし、動画優先モードが設定されている場合は、静止画の撮影設定値を変更して、動画の撮影設定値と同じ設定値になるようにする。このようにして、動画撮影を開始した直後は、必ず、静止画と動画の撮影設定値が同じとなり、連動して変更されるように設定にする。
S232では、CPU117は、動画撮影中に、静止画の撮影設定値、動画の撮影設定値の変更指示があったかを判定する。撮影設定値の変更指示があったと判定された場合は、S224の撮影設定変更処理に進み、変更指示がない場合は、撮影設定変更処理を行わずにS225に進む。
S224の撮影設定変更処理については、図3のフローチャートを用いて説明する。
撮影設定の設定値の変更の指示があった場合、まず、S301において、CPU117は、メモリ112に記憶されている連動無効Flagの設定を読み出し、連動無効Flag=FALSEであるかを判定する。ここで、連動無効Flagとは、静止画と動画の撮影設定の設定値を連動させて変更する連動処理を行うかを決定するためのフラグであり、連動無効Flag=FALSEの場合は静止画と動画の撮影設定の設定値を連動させて変更する。連動無効Flag=TRUEの場合は、静止画と動画の撮影設定の設定値を連動して変更せずに、個別に設定する。連動無効Flag=FALSEの場合は、S302に進む。連動無効Flag=TRUEが設定されている場合は、S309へ進む。
S302では、CPU117は、変更の指示があった設定値が、静止画の撮影設定か動画の撮影設定かを判断する。静止画の撮影設定の場合S303に進み、動画の撮影設定の場合はS306に進む。
S303では、CPU117は、現在設定されている優先モードの設定をメモリ112から読み出し、静止画優先モードが設定されているか動画優先モードが設置されているかを判断する。静止画優先モードが設定されている場合はS304に進み、動画優先モードが設定されている場合は、S305に進む。
S304では、CPU117は、変更の指示があった静止画の設定値を変更し、動画の設定値も同じ値に変更する。つまり、静止画の撮影設定値の変更に連動して、動画の撮影設定値も変更される。
S305では、CPU117は、変更の指示があった静止画の設定値のみを変更し、動画の設定値は変更しない。ここでは、動画優先モードが設定されているため、動画の撮影設定値を自動で変更しないようにしている。そして、さらに、連動無効Flag=TRUEに設定し、メモリ112に記憶する。
S306では、CPU117は、現在設定されている優先モードの設定をメモリ112から読み出し、静止画優先モードが設定されているか動画優先モードが設置されているかを判断する。静止画優先モードが設定されている場合はS307に進み、動画優先モードが設定されている場合は、S308に進む。
S305では、CPU117は、変更の指示があった動画の設定値のみを変更し、静止画の設定値は変更しない。ここでは、静止画優先モードが設定されているため、静止画の撮影設定値を自動で変更しないようにしている。そして、さらに、連動無効Flag=TRUEに設定し、メモリ112に記憶する。
S308では、CPU117は、変更の指示があった動画の設定値を変更し、静止画の設定値も同じ値に変更する。つまり、動画の撮影設定値の変更に連動して、静止画の撮影設定値も変更される。
S309では、連動無効Flag=TRUEが設定されているため、変更の指示があった設定値のみを変更し、静止画と動画の撮影設定の設定値を連動させない。
以上が、撮影設定変更処理である。撮影設定変更処理(S224)が終了すると、図2のS225に進む。
S225では、CPU117は、動画撮影中に動画撮影終了を指示するための動画記録開始/終了ボタンの操作が行われたかを判断する。動画撮影終了指示が入力さない場合はS223に戻り、撮影設定値の変更指示があるかを監視する。動画撮影終了指示が入力された場合は、S226において、動画の記録終了処理を行う。動画の記録終了処理では、動画撮影終了指示が入力されるまでに撮影した動画データを記録媒体122に記録し、そして、動画ファイル用のヘッダ等を付加して記録する。
動画の記録が終了すると、S227において、CPU117は、メモリ112に記憶されている連動無効FlagをFALSEに変更する。さらに、S227では、S222と同様に、優先モードが設定されている方の撮影設定値を、他方の撮影設定値に反映させて、静止画と動画とで撮影設定値が同じになるようにする。つまり、静止画優先モードが設定されている場合は、動画の撮影設定値を変更して、静止画の撮影設定値と同じ設定値になるようにし、動画優先モードが設定されている場合は、静止画の撮影設定値を変更して、動画の撮影設定値と同じ設定値になるようにする。そして、動画撮影処理を終了する。S227の処理を行うことにより、動画撮影処理の終了後は、静止画と動画の撮影設定値が同じとなり、静止画と動画の撮影設定値が連動して変更されるように設定にする。
図4は静止画優先モードの時の表示部115への表示例である。静止画優先モードであるため、表示画面には、第一の撮像素子103で撮像されたライブ画像が表示される。そして、ライブ画像に重畳して、アイコンや、現在設定されている撮影設定値が表示される。左側には、動画アイコンと動画の撮影設定値(動画Tv値、動画ISO感度値)が表示され、右側には静止画アイコンと静止画の撮影設定値(静止画Tv値、静止画ISO感度)が表示されている。また、静止画優先モードが設定されていることをユーザに通知するため、静止画アイコンに選択枠を表示している。選択枠ではなく、静止画アイコンの色や形状を変化させてもよい。
図4(a)は、動画撮影開始直後であり、連動無効Flag=FALSEであり、静止画および動画の撮影設定値は、同じであり、Tv値が1/60、ISO感度が1600である。
図4(a)の状態で、静止画のISO感度が1600から800へ変更された場合、静止画優先モードにおいて静止画の撮影設定値が変更されたためS304の処理が実行され、動画のISO感度も静止画と同じ800に変更され、図4(b)の表示に切り替わる。図4(b)では、連動して変更されたことが分かるように、ユーザの操作により変更された静止画のISO感度と、静止画の設定に連動して変更された動画のISO感度に枠を付けて表示している。枠である必要はなく、色を変えるなどして表示し、変更されたことをユーザに通知してもよい。
図4(b)の状態から動画の撮影設定値の変更の操作が行われた場合、S307の処理が実行される。図4(b)の状態から、動画のISO感度を400へ変更した場合、図4(c)の表示に切り替わる。ここでは、静止画優先モードであり、動画の撮影設定値の変更が静止画の撮影設定値に影響に与えないため、静止画の撮影設定値は変更されず、800のままである。また、このとき、連動無効Flag=TUREに変更されるため、これ以降、動画撮影が終了し、連動無効Flag=FALSEが設定されるまで、静止画と動画の撮影設定値は連動して変更されず、独立して変更されることになる。
動画の撮影が終了すると、S227の処理により。連動無効Flag=FALSEが設定される。そして、静止画の撮影設定値と動画の撮影設定値が一致するように設定値が変更され、図4(d)のように表示が切り替わる。
図5は動画優先モードの時の表示部115への表示例である。図4と同様に、動画優先モードであるため、表示画面には、第二の撮像素子106で撮像されたライブ画像が表示される。そして、ライブ画像に重畳して、アイコンや、現在設定されている撮影設定値が表示される左側には、動画アイコンと動画の撮影設定値が表示され、右側には静止画アイコンと静止画の撮影設定値が表示される。図5においては、動画優先モードが設定されている状態であるため、動画アイコンに選択枠が表示されている。
図5(a)は、動画撮影開始直後であり、連動無効Flag=FALSEであり、静止画および動画の撮影設定値は同じであり、Tv値が1/60、ISO感度が1600である。
図5(a)の状態で、動画のTv値が1/60から1/30へ変更された場合、動画優先モードにおいて動画の撮影設定値が変更されたためS308の処理が実行され、静止画のTv値も動画と同じく1/30に変更され、図5(b)の表示に切り替わる。図5(b)では、連動して変更されたことが分かるように、ユーザの操作により変更された動画のTv値と、動画の設定に連動して変更された静止画のTv値に枠を付けて表示している。
図5(b)の状態から、ユーザが静止画のISO感度を1600から800に変更した場合、S305の処理が実行され、図5(c)の表示に切り替わる。ここでは、動画優先モード中であり、静止画の撮影設定値の変更が動画の設定値に影響を与えないから、動画のISO感度の設定値は変更されず、そのまま保持する。このとき、連動無効Flag=TUREに変更されるため、これ以降、動画撮影が終了し、連動無効Flag=FALSEが設定されるまで、静止画と動画の撮影設定値は連動して変更されず、独立して変更されることになる。
動画の撮影を終了したら、S227の処理により。連動無効Flag=FALSEが設定される。そして、静止画の撮影設定値と動画の撮影設定値が一致するように設定値が変更され、図5(d)のように表示が切り替わる。
図4および図5では、静止画および動画の撮影設定として、Tv値、ISO感度を例に説明したがこれに限定されず、ホワイトバランス、カラーフィルター等の撮影設定についても、同様の処理を行うことが可能である。
また、表示形態についても、図4、図5に限定されない。例えば、静止画優先モードにおいて動画を撮影している間に動画の撮影設定を変更して、静止画と動画の撮影設定値が連動して変更されなくなった場合に、図6(a)のように、第二の撮像素子106で撮像されたライブ画像を表示するようにしてもよい。図6(a)では、動画アイコンおよび動画の撮影設定値の下に、動画撮影用の第二の撮像素子106、映像信号処理部107により生成された動画用のライブ画像を表示している。静止画優先モードなので、表示画面全体には静止画用の第一の撮像素子103、映像信号処理部104で生成された静止画用ライブ画像を表示する。しかし、静止画と動画の撮影設定が異なると画像が静止画と動画とで違うものになるので、静止画用のライブ画像と共に、小さな動画用ライブ画像をPinP表示している。また、逆に、動画優先モードにおいて動画を撮影している間に静止画の撮影設定を変更して、静止画と動画の撮影設定値が連動して変更されなくなった場合に、図6(b)のように、第一の撮像素子103で撮像されたライブ画像を追加して表示するようにしてもよい。第一の撮像素子103、映像信号処理部104で生成された静止画用ライブ画像は、静止画に対応する画像であることが分かるように、静止画アイコンおよび静止画の撮影設定値の下にPinP表示される。このように、静止画と動画とで、撮影設定値の連動が解除され、独立して設定される場合には、静止画用のライブ画像と動画用のライブ画像の両方を表示部に表示するように自動で切り替えるようにしてもよい。この場合、再び、静止画と動画の撮影設定値が連動して変更されるようになった場合には、優先モードに応じたライブ画像のみが表示されるように切り替えるようにする。
このように、本実施形態においては、静止画の撮影設定値と動画の撮影設定値とを互いに連動して変更可能である。そして、静止画優先モードが設定されているときに、静止画の撮影設定値の変更が指示された場合は、動画の撮影設定値も連動して同じ値に変更し、動画の撮影設定値の変更が指示された場合は、連動させずに、変更指示のあった動画の撮影設定値のみを変更する。動画優先モードが設定されているときに、動画の撮影設定値の変更が指示された場合は、静止画の撮影設定値も連動して同じ値に変更し、静止画の撮影設定値の変更が指示された場合は、連動させずに、変更指示のあった静止画の撮影設定値のみを変更する。
このように、静止画と動画の撮影設定値を連動して変更できるため、撮影設定値の操作回数を減少させることができるようになる。更に、優先モードに応じて、動画と静止画の撮影設定値を連動して変更するかを切り換えるため、ユーザの意図に応じた。撮影設定値の変更が簡単な操作でできるようになる。
また、本実施形態の撮像装置においては、静止画および動画の撮影設定値を連動して変更するか否かを連動無効Flagにより管理し、連動せずに撮影設定値を変更する操作があった場合は、それ以降は、連動させず、静止画と動画で独立して変更するようにした。そして、動画撮影開始時には、連動無効Flagを初期化(FALSEに設定)して、動画撮影開始直後は、静止画と動画の撮影設定が連動するようにした。これは、動画撮影中に静止画を撮影する場合、通常は動画と同じ画像を静止画として取得することを目的とすることが多いためである。その後、連動を解除する撮影設定値の変更が行われた場合は、ユーザは、静止画と動画とで異なる画像を取得したいものと判断し、個別に撮影設定値を変更可能にしている。本実施形態では、動画撮影終了後にも連動無効Flagの初期化を行い、連動して撮影設定値が変更されるようにしているが、撮影終了時には、連動無効Flagの初期化を行わないようにしてもよい。連動無効Flagの初期化し、静止画と動画で撮影設定値を同じに設定する処理は、動画の撮影開始時だけでなく、優先モードの変更時に行ってもよい。図4,図5において、静止画アイコン、動画アイコンのいずれかを選択する操作により、静止画優先モードと動画優先モードの設定を変更するようにし、この優先モードの変更時に連動無効Flagの初期化し、静止画と動画で撮影設定値を同じに設定してもよい。
また、上述の実施形態では、静止画優先モードと動画優先モードの両方を有するものとしたが、いずれか一方のみを有するようにしてもよい。また、静止画優先モードと動画優先モードだけでなく、常に静止画と動画のうちの一方の撮影設定値の変更に応じて他方の撮影設定値を連動して変更する連動モードや、静止画と動画の設定値を常に独立して設定する個別設定モードを設定可能なようにしてもよい。
本発明によれば、ユーザの操作の手間がかからずに、ユーザの意図通りで、動画記録中の静止画を撮像する時の設定は、動画と静止画同時に設定することと、動画と静止画を分けて設定することを自動的に切換える機能を提供することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
Claims (15)
- 第1の撮像手段と、第2の撮像手段とを有する撮像装置であって、
前記第1の撮像手段による撮影を優先するための第1の優先モードを設定する優先モード設定手段と、
前記第1の撮像手段のための第1の撮影設定の設定値と、前記第2の撮像手段のための第2の撮影設定の設定値を変更する制御手段であって、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して、他方の設定値を変更するように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1の優先モードか設定されている場合は、前記第2の撮影設定の設定値を変更しても、前記第1の撮影設定の設定値を変更しないように制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して他方の設定値を変更する場合に、同じ設定値に変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して他方の設定値を変更する連動処理を行うか否かを切り換える手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第1の優先モードか設定されているときに、前記第2の撮影設定の設定値を変更した場合に、前記連動処理を行わないように切り換えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記連動処理を行わないように切り換えられた後は、前記連動処理を行うように切り換えられるまで、前記連動処理を実行しないことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、動画の撮影を開始したことに応じて、前記連動処理を行うように切り換えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記連動処理を行うように切り換えられたときに、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定とで設定値が同じになるように変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記連動処理を行うように切り換えられたときに、前記第1の優先モードが設定されている場合は、前記第1の撮影設定に合わせて前記第2の撮影設定の設定値を変更し、前記第2の撮像手段による撮影を優先するための第2の優先モードが設定されている場合は、前記第2の撮影設定に合わせて前記第1の撮影設定の設定値を変更することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 前記優先モード設定手段は、前記第2の撮像手段による撮影を優先するための第2優先モードを設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- さらに、前記第1の撮像手段または前記撮像手段により得られたライブ画像を表示手段に表示するための表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は、前記第1の優先モードが設定されている場合は、前記第1の撮像手段により得られたライブ画像を前記表示手段に表示するように制御し、前記第2の優先モードが設定されている場合は、前記第2の撮像手段により得られたライブ画像を前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記第1の優先モードが設定されているときに前記第2の撮影設定の設定値が変更された場合に、前記第1の撮像手段により得られたライブ画像と共に、前記第2の撮像手段により得られた第2のライブ画像を表示するように制御することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記第1の撮像手段は、静止画撮影用として使用される撮像手段で、前記第1の撮影設定は、静止画撮影用の撮影設定であり、
前記第2の撮像手段は、動画撮影用として使用される撮像手段で、前記第2の撮影設定は、動画撮影用の撮影設定であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第1の撮像手段は、動画撮影用として使用される撮像手段で、前記第1の撮影設定は、動画撮影用の撮影設定であり、
前記第2の撮像手段は、静止画撮影用として使用される撮像手段で、前記第2の撮影設定は、静止画撮影用の撮影設定であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 第1の撮像手段と、第2の撮像手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
前記第1の撮像手段による撮影を優先するための第1の優先モードを設定する優先モード設定工程と、
前記第1の撮像手段のための第1の撮影設定の設定値と、前記第2の撮像手段のための第2の撮影設定の設定値を変更する制御工程であって、前記第1の撮影設定と前記第2の撮影設定のうちの一方の設定値の変更に連動して、他方の設定値を変更するように制御する制御工程と、を有し、
前記制御工程では、前記第1の優先モードか設定されている場合は、前記第2の撮影設定の設定値を変更しても、前記第1の撮影設定の設定値を変更しないように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項14に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2017081641A JP2018182600A (ja) | 2017-04-17 | 2017-04-17 | 撮像装置およびその制御方法 |
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