JP2018182526A - レベル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号の振幅を等化できる周波数帯域を広げる。
【解決手段】レベル制御装置1は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整する振幅等化器12と、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、前記第1周波数帯域よりも高い周波数帯域である第2周波数帯域の信号とに分割する分割部としての結合器13、分配器14、第1フィルタ15及び第2フィルタ16と、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第1検波器17と、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第2検波器18と、第1検波器17により検出された信号の電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における第1周波数帯域の電圧レベルの調整量を制御するとともに、第2検波器18により検出された信号の電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における第2周波数帯域の電圧レベルの調整量を制御する調整量制御部19とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】レベル制御装置1は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整する振幅等化器12と、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、前記第1周波数帯域よりも高い周波数帯域である第2周波数帯域の信号とに分割する分割部としての結合器13、分配器14、第1フィルタ15及び第2フィルタ16と、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第1検波器17と、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第2検波器18と、第1検波器17により検出された信号の電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における第1周波数帯域の電圧レベルの調整量を制御するとともに、第2検波器18により検出された信号の電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における第2周波数帯域の電圧レベルの調整量を制御する調整量制御部19とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力信号の電圧レベルを調整するレベル制御装置に関する。
信号の送受信を行う送受信機に用いられる増幅器やフィルタのゲインは、周波数特性を有している。このため、入力信号が増幅器やフィルタを通過すると、通信帯域における信号のレベルが一定ではなくなってしまう。信号のレベルが一定ではなくなると、変復調時にエラーが発生し、通信品質が劣化してしまう。これに対して、信号の送受信を行う送受信機では、通信帯域内における信号のレベルの幅を小さくするために振幅等化器が用いられている(例えば、特許文献参照)。
ところで、近年の通信の高速化によって、高周波通信では、信号の広帯域化が進んでいる。振幅等化器は、通信帯域内における信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて、電圧レベルの幅が小さくなるように制御するものの、信号の帯域が広帯域になると、帯域内の全ての周波数の振幅を精度良く等化できなくなる。例えば、周波数特性が非線形である場合には、通信帯域内における信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて、通信帯域内における信号の電圧レベルを一定の大きさに近づけることができなくなるという問題が発生する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、信号の振幅を等化できる周波数帯域を広げることを目的とする。
本発明の第1の態様に係るレベル制御装置は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整するレベル調整部と、前記レベル調整部から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、前記第1周波数帯域よりも高い周波数帯域である第2周波数帯域の信号とに分割する分割部と、前記第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第1検出部と、前記第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第2検出部と、前記第1検出部により検出された信号の電圧レベルと、前記第2検出部により検出された信号の電圧レベルとに基づいて、前記レベル調整部における、前記入力された信号の電圧レベルの調整量を制御する調整量制御部と、を備える。
前記調整量制御部は、前記第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルと、前記第2周波数帯域に含まれる信号のレベルとが近付くように前記レベル調整部における電圧レベルの調整量を制御してもよい。
前記第1検出部及び前記第2検出部のそれぞれは、検出対象の周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとを検出し、前記調整量制御部は、前記第1検出部により検出された前記第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルと、前記第2検出部により検出された前記第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて、前記レベル調整部における電圧レベルの調整量を制御してもよい。
前記分割部は、前記入力された信号が伝送される複数の通信チャネルのそれぞれに割り当てられた周波数に基づいて前記第1周波数帯域及び前記第2周波数帯域を変化させてもよい。
前記分割部は、前記第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと、前記第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタと、前記レベル調整部から出力された信号を、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタに分配する分配器とを有してもよい。
本発明によれば、信号の振幅を等化できる周波数帯域を広げることができるという効果を奏する。
<第1実施形態>
[レベル制御装置1の構成]
図1は、第1実施形態に係るレベル制御装置1の構成を示す図である。レベル制御装置1は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整することにより、当該信号の電圧レベルを等化する装置である。
[レベル制御装置1の構成]
図1は、第1実施形態に係るレベル制御装置1の構成を示す図である。レベル制御装置1は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整することにより、当該信号の電圧レベルを等化する装置である。
レベル制御装置1は、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整する振幅等化器12を備える。レベル制御装置1は、振幅等化器12により電圧レベルが調整された信号を、第1周波数帯域の信号と、第1周波数帯域よりも高い周波数帯域である第2周波数帯域の信号とに分割する。
レベル制御装置1は、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出するとともに、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する。レベル制御装置1は、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルと、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12における、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルの調整量を制御する。このようにすることで、レベル制御装置1は、それぞれの周波数帯域において検出された電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における、それぞれの周波数帯域の電圧レベルを調整することができる。これにより、レベル制御装置1は、信号の振幅を等化できる周波数帯域を広げることができる。
以下、レベル制御装置1の構成について説明する。
図1に示すように、レベル制御装置1は、フィルタ10と、増幅器11と、振幅等化器12と、結合器13と、分配器14と、第1フィルタ15と、第2フィルタ16と、第1検波器17と、第2検波器18と、調整量制御部19とを備える。
図1に示すように、レベル制御装置1は、フィルタ10と、増幅器11と、振幅等化器12と、結合器13と、分配器14と、第1フィルタ15と、第2フィルタ16と、第1検波器17と、第2検波器18と、調整量制御部19とを備える。
フィルタ10は、例えばバンドパスフィルタである。フィルタ10は、入力信号のうち、所定の周波数帯域に含まれる信号を通過させる。
増幅器11は、フィルタ10を通過した信号の電圧レベルを増幅させて、振幅等化器12に入力する。
増幅器11は、フィルタ10を通過した信号の電圧レベルを増幅させて、振幅等化器12に入力する。
振幅等化器12は、増幅器11から入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整するレベル調整部として機能する。具体的には、振幅等化器12は、調整量制御部19から制御電圧が入力されることにより、入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整する。
結合器13、分配器14、第1フィルタ15、及び第2フィルタ16は、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、第2周波数帯域の信号とに分割する分割部として機能する。
結合器13は、振幅等化器12から出力された信号を分配器14に出力するとともに、当該信号を出力信号として外部に出力する。
分配器14は、結合器13から出力された信号を第1フィルタ15と、第2フィルタ16とに分配する。
分配器14は、結合器13から出力された信号を第1フィルタ15と、第2フィルタ16とに分配する。
第1フィルタ15は、例えばバンドパスフィルタである。第1フィルタ15は、分配器14によって分配された信号のうち、第1周波数帯域の信号を通過させて、第1検波器17に出力する。
第2フィルタ16は、例えばバンドパスフィルタである。第2フィルタ16は、分配器14によって分配された信号のうち、第2周波数帯域の信号を通過させて、第2検波器18に出力する。
第2フィルタ16は、例えばバンドパスフィルタである。第2フィルタ16は、分配器14によって分配された信号のうち、第2周波数帯域の信号を通過させて、第2検波器18に出力する。
第1検波器17は、第1検出部として機能し、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する。具体的には、第1検波器17は、検出対象の第1周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルと、最小の電圧レベルとを検出する。第1検波器17は、検出した電圧レベルを示す信号を調整量制御部19に出力する。
第2検波器18は、第2検出部として機能し、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する。具体的には、第2検波器18は、検出対象の第2周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルと、最小の電圧レベルとを検出する。第2検波器18は、検出した電圧レベルを示す信号を調整量制御部19に出力する。
調整量制御部19は、第1検波器17により検出された信号の電圧レベルと、第2検波器18により検出された信号の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12における、入力された信号の電圧レベルの調整量を制御する。
具体的には、調整量制御部19は、第1検波器17により検出された第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルと、第2検波器18により検出された第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルとが近付くように、振幅等化器12における電圧レベルの調整量を制御する。ここで、調整量制御部19は、第1周波数帯域に含まれる信号の最小の電圧レベルと、第2周波数帯域に含まれる信号の最小の電圧レベルとが近付くように振幅等化器12における電圧レベルの調整量を制御する。
なお、調整量制御部19は、第1周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルと、第2周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルとが近付くように振幅等化器12における電圧レベルの調整量を制御してもよい。
以下に、調整量制御部19による、電圧レベルの調整量制御の具体例について説明する。
まず、振幅等化器12の回路構成について説明する。図2は、振幅等化器12の回路構成の一例を示す図である。図2に示すように、振幅等化器12は、コンデンサC1、C2、C3、C4、C5と、抵抗R1、R2、R3、R4と、インダクタL1、L2と、バリキャップダイオードD1、D2とを備えている。
まず、振幅等化器12の回路構成について説明する。図2は、振幅等化器12の回路構成の一例を示す図である。図2に示すように、振幅等化器12は、コンデンサC1、C2、C3、C4、C5と、抵抗R1、R2、R3、R4と、インダクタL1、L2と、バリキャップダイオードD1、D2とを備えている。
コンデンサC1と、コンデンサC2と、インダクタL1と、コンデンサC3とは直列に接続されている。
コンデンサC1の一端は、信号が入力される入力端子T1に接続されている。
コンデンサC3の一端は、信号が出力される出力端子T2に接続されている。
コンデンサC1の一端は、信号が入力される入力端子T1に接続されている。
コンデンサC3の一端は、信号が出力される出力端子T2に接続されている。
抵抗R1の一端は、コンデンサC1とコンデンサC2との間の接続点に接続されている。抵抗R1の他端は、第1制御電圧Vc1が印加される端子T3に接続されている。
バリキャップダイオードD1のアノードは、コンデンサC2とインダクタL1との間の接続点に接続されている。バリキャップダイオードD1のカソードは、コンデンサC1とコンデンサC2との間の接続点に接続されている。
第1制御電圧Vc1が変化すると、バリキャップダイオードD1の容量が変化する。そうすると、入力端子T1と出力端子T2との間に形成されるLC直列回路の周波数特性が変化する。
バリキャップダイオードD1のアノードは、コンデンサC2とインダクタL1との間の接続点に接続されている。バリキャップダイオードD1のカソードは、コンデンサC1とコンデンサC2との間の接続点に接続されている。
第1制御電圧Vc1が変化すると、バリキャップダイオードD1の容量が変化する。そうすると、入力端子T1と出力端子T2との間に形成されるLC直列回路の周波数特性が変化する。
コンデンサC4とコンデンサC5とは直列に接続されている。コンデンサC4とコンデンサC5からなる直列回路と、インダクタL2とは並列に接続され、LC並列回路を構成している。LC並列回路の一端は接地しており、他端は、抵抗R2の一端と抵抗R3の一端とに接続されている。
抵抗R2の他端は、入力端子T1と、コンデンサC1との間の接続点に接続されている。
抵抗R3の他端は、出力端子T2と、インダクタL1との間の接続点に接続されている。
抵抗R3の他端は、出力端子T2と、インダクタL1との間の接続点に接続されている。
抵抗R4の一端は、第2制御電圧Vc2が印加される端子T4に接続されている。抵抗R4の他端は、バリキャップダイオードD2のアノードに接続されている。
バリキャップダイオードD2のカソードは、コンデンサC4とコンデンサC5との間の接続点に接続されている。
第2制御電圧Vc2が変化すると、バリキャップダイオードD2の容量が変化する。そうすると、LC並列回路の周波数特性が変化する。振幅等化器12を構成するLC直列回路の周波数特性と、LC並列回路の周波数特性とが変化することにより、振幅等化器12における周波数特性が変化する。
バリキャップダイオードD2のカソードは、コンデンサC4とコンデンサC5との間の接続点に接続されている。
第2制御電圧Vc2が変化すると、バリキャップダイオードD2の容量が変化する。そうすると、LC並列回路の周波数特性が変化する。振幅等化器12を構成するLC直列回路の周波数特性と、LC並列回路の周波数特性とが変化することにより、振幅等化器12における周波数特性が変化する。
調整量制御部19は、第1検波器17により検出された第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルと、第2検波器18により検出された第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12に印加する第1制御電圧Vc1及び第2制御電圧Vc2を変化させる。これにより、調整量制御部19は、振幅等化器12における電圧レベルの調整量を制御する。
例えば、第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルと、第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルと、第1制御電圧Vc1及び第2制御電圧Vc2との関係を、レベル制御装置1が備える記憶部(不図示)に記憶させておく。調整量制御部19は、記憶部に記憶されている関係に基づいて、検出された第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルと、第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベル及び最小の電圧レベルとに対応する第1制御電圧Vc1及び第2制御電圧Vc2を特定する。
調整量制御部19は、特定した第1制御電圧Vc1を端子T3に印加するとともに、第2制御電圧Vc2を端子T4に印加する。これにより、振幅等化器12を構成するLC直列回路の周波数特性と、LC並列回路の周波数特性とが変化するので、振幅等化器12における周波数特性も変化する。よって、振幅等化器12における電圧レベルの調整量が変化する。
[第1実施形態の効果]
以上のとおり、第1実施形態に係るレベル制御装置1は、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、第2周波数帯域の信号とに分割する。レベル制御装置1は、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出するとともに、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する。レベル制御装置1は、検出した第1周波数帯域の信号の電圧レベルと、第2周波数帯域の信号の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12における、入力された信号の電圧レベルの調整量を制御する。
以上のとおり、第1実施形態に係るレベル制御装置1は、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、第2周波数帯域の信号とに分割する。レベル制御装置1は、第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出するとともに、第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する。レベル制御装置1は、検出した第1周波数帯域の信号の電圧レベルと、第2周波数帯域の信号の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12における、入力された信号の電圧レベルの調整量を制御する。
このようにすることで、レベル制御装置1は、信号の周波数帯域におけるゲインの周波数特性が非線形であっても、第1周波数帯域と第2周波数帯域とのそれぞれの周波数帯域において検出された電圧レベルに基づいて、それぞれの周波数帯域の電圧レベルを調整することができる。したがって、レベル制御装置1は、信号の振幅を等化できる周波数帯域を広げることができる。
また、レベル制御装置1は、第1検波器17により検出された第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルと、第2検波器18により検出された第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて、振幅等化器12における電圧レベルの調整量を制御する。このようにすることで、レベル制御装置1は、第1周波数帯域と第2周波数帯域とのそれぞれにおいて、最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて信号の振幅を精度良く等化できる。
<第2実施形態>
[通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1周波数帯域及び第2周波数帯域を変化させる]
続いて、第2実施形態について説明する。高周波通信では、広周波数帯域において複数の通信チャネルのそれぞれを用いて通信が行われる。そして、複数の通信チャネルに割り当てられる周波数は状況に応じて変化する。第2実施形態では、通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1周波数帯域及び第2周波数帯域を変化させる点で第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態に係るレベル制御装置1について説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
[通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1周波数帯域及び第2周波数帯域を変化させる]
続いて、第2実施形態について説明する。高周波通信では、広周波数帯域において複数の通信チャネルのそれぞれを用いて通信が行われる。そして、複数の通信チャネルに割り当てられる周波数は状況に応じて変化する。第2実施形態では、通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1周波数帯域及び第2周波数帯域を変化させる点で第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態に係るレベル制御装置1について説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係るレベル制御装置1の構成を示す図である。第2実施形態に係るレベル制御装置1は、分割部として機能する帯域調整部20をさらに備える。また、第2実施形態において、第1フィルタ15及び第2フィルタ16は、信号を通過させる周波数帯域を調整可能なチューナブルフィルタである。
帯域調整部20は、通信に使用されている複数の通信チャネルのそれぞれに割り当てられた周波数を特定する。そして、帯域調整部20は、特定した周波数に基づいて第1フィルタ15及び第2フィルタ16の調整を行うことにより、第1フィルタ15が通過させる第1周波数帯域を変化させるとともに、第2フィルタ16が通過させる第2周波数帯域を変化させる。
以下に、帯域調整部20による第1周波数帯域及び第2周波数帯域の調整の具体例について説明する。
まず、第1フィルタ15の回路構成について説明する。なお、第2フィルタ16の回路構成は、第1フィルタ15の回路構成と同じであるので説明を省略する。図4は、第1フィルタ15の回路構成の一例を示す図である。図4に示すように、第1フィルタ15は、コンデンサC11、C12、C13、C14と、抵抗R11、R12、R13と、インダクタL11、L12、L13と、バリキャップダイオードD11、D12、D13とを備えている。
まず、第1フィルタ15の回路構成について説明する。なお、第2フィルタ16の回路構成は、第1フィルタ15の回路構成と同じであるので説明を省略する。図4は、第1フィルタ15の回路構成の一例を示す図である。図4に示すように、第1フィルタ15は、コンデンサC11、C12、C13、C14と、抵抗R11、R12、R13と、インダクタL11、L12、L13と、バリキャップダイオードD11、D12、D13とを備えている。
インダクタL11の一端とコンデンサC11の一端とは直列に接続されており、第1LC直列回路を形成する。
インダクタL11の他端は、信号が入力される入力端子T11に接続されている。
バリキャップダイオードD11のアノードは、バリキャップダイオードD12のアノードと接続されている。バリキャップダイオードD11のカソードは、コンデンサC11の他端に接続されている。
抵抗R11の一端は、コンデンサC11と、バリキャップダイオードD11との間の接続点に接続されている。また、抵抗R11の他端は、第3制御電圧Vc3が印加される端子T13に接続されている。
インダクタL11の他端は、信号が入力される入力端子T11に接続されている。
バリキャップダイオードD11のアノードは、バリキャップダイオードD12のアノードと接続されている。バリキャップダイオードD11のカソードは、コンデンサC11の他端に接続されている。
抵抗R11の一端は、コンデンサC11と、バリキャップダイオードD11との間の接続点に接続されている。また、抵抗R11の他端は、第3制御電圧Vc3が印加される端子T13に接続されている。
インダクタL12の一端とコンデンサC12の一端とは直列に接続されており、第2LC直列回路を形成する。
インダクタL12の他端は、信号が出力される出力端子T12に接続されている。
バリキャップダイオードD12のカソードは、コンデンサC12の他端に接続されている。
抵抗R12の一端は、コンデンサC12と、バリキャップダイオードD12との間の接続点に接続されている。また、抵抗R12の他端は、第3制御電圧Vc3が印加される端子T13に接続されている。
インダクタL12の他端は、信号が出力される出力端子T12に接続されている。
バリキャップダイオードD12のカソードは、コンデンサC12の他端に接続されている。
抵抗R12の一端は、コンデンサC12と、バリキャップダイオードD12との間の接続点に接続されている。また、抵抗R12の他端は、第3制御電圧Vc3が印加される端子T13に接続されている。
第3制御電圧Vc3が変化すると、バリキャップダイオードD11、D12の容量が変化する。そうすると、入力端子T11と出力端子T12との間に形成される第1LC直列回路及び第2LC直列回路の周波数特性が変化する。
コンデンサC13とコンデンサC14とは直列に接続されている。コンデンサC13とコンデンサC14からなる直列回路と、インダクタL13とは並列に接続され、LC並列回路を構成している。LC並列回路の一端は接地しており、他端は、バリキャップダイオードD11と、バリキャップダイオードD12との間の接続点に接続されている。
抵抗R13の一端は、第4制御電圧Vc4が印加される端子T14に接続されている。抵抗R13の他端は、コンデンサC13とコンデンサC14との間の接続点に接続されている。
バリキャップダイオードD13のアノードは接地されている。バリキャップダイオードD13のカソードは、コンデンサC13とコンデンサC14との間の接続点に接続されている。
バリキャップダイオードD13のアノードは接地されている。バリキャップダイオードD13のカソードは、コンデンサC13とコンデンサC14との間の接続点に接続されている。
第4制御電圧Vc4が変化すると、バリキャップダイオードD13の容量が変化する。そうすると、LC並列回路の周波数特性が変化する。第1フィルタ15に含まれる第1LC直列回路の周波数特性と、第2LC直列回路の周波数特性と、LC並列回路の周波数特性とが変化することにより、第1フィルタ15における周波数特性が変化する。これにより、第1フィルタ15が信号を通過させる第1周波数帯域が変化する。
帯域調整部20は、特定した通信チャネルの周波数に基づいて、第1周波数帯域に少なくとも一つの通信チャネルの周波数が含まれるように、第3制御電圧Vc3を端子T13に印加するとともに、第4制御電圧Vc4を端子T14に印加する。
例えば、通信チャネルの周波数と、第3制御電圧Vc3と、第4制御電圧Vc4との関係を、レベル制御装置1が備える記憶部(不図示)に記憶させておく。帯域調整部20は、記憶部に記憶されている関係に基づいて、特定した通信チャネルの周波数に対応する第3制御電圧Vc3及び第4制御電圧Vc4を特定する。そして、帯域調整部20は、特定した第3制御電圧Vc3を端子T13に印加するとともに、特定した第4制御電圧Vc4を端子T14に印加する。
また、帯域調整部20は、特定した通信チャネルの周波数に基づいて、第2周波数帯域に少なくとも一つの通信チャネルの周波数が含まれるように、第2フィルタ16に制御電圧を印加する。第2フィルタ16に制御電圧を印加する方法は、第1フィルタ15に制御電圧を印加する方法と同じであるので、詳細な説明を省略する。
[第2実施形態の効果]
以上のとおり、第2実施形態に係るレベル制御装置1は、通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1フィルタ15が通過させる第1周波数帯域を変化させるとともに、第2フィルタ16が通過させる第2周波数帯域を変化させる。このようにすることで、レベル制御装置1は、複数の通信チャネルのそれぞれに対応する電圧レベルを検出し、複数の通信チャネルのそれぞれに対応する電圧レベルを等化できる。
以上のとおり、第2実施形態に係るレベル制御装置1は、通信チャネルに割り当てられた周波数に基づいて第1フィルタ15が通過させる第1周波数帯域を変化させるとともに、第2フィルタ16が通過させる第2周波数帯域を変化させる。このようにすることで、レベル制御装置1は、複数の通信チャネルのそれぞれに対応する電圧レベルを検出し、複数の通信チャネルのそれぞれに対応する電圧レベルを等化できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。例えば、上述の実施形態では、振幅等化器12から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、第2周波数帯域の信号とに分割したが、これに限らない。例えば、レベル制御装置1は、振幅等化器12から出力された信号を3つ以上の周波数帯域に分割し、分割された周波数帯域のそれぞれにおける電圧レベルを検出してもよい。そして、レベル制御装置1は、それぞれの周波数帯域において検出された電圧レベルに基づいて、振幅等化器12における、入力された信号の電圧レベルの調整量を制御するようにしてもよい。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1・・・レベル制御装置、10・・・フィルタ、11・・・増幅器、12・・・振幅等化器、13・・・結合器、14・・・分配器、15・・・第1フィルタ、16・・・第2フィルタ、17・・・第1検波器、18・・・第2検波器、19・・・調整量制御部、20・・・帯域調整部
Claims (5)
- 入力された信号の周波数ごとの電圧レベルを調整するレベル調整部と、
前記レベル調整部から出力された信号を、第1周波数帯域の信号と、前記第1周波数帯域よりも高い周波数帯域である第2周波数帯域の信号とに分割する分割部と、
前記第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第1検出部と、
前記第2周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルを検出する第2検出部と、
前記第1検出部により検出された信号の電圧レベルと、前記第2検出部により検出された信号の電圧レベルとに基づいて、前記レベル調整部における、前記入力された信号の電圧レベルの調整量を制御する調整量制御部と、
を備えるレベル制御装置。 - 前記調整量制御部は、前記第1周波数帯域に含まれる信号の電圧レベルと、前記第2周波数帯域に含まれる信号のレベルとが近付くように前記レベル調整部における電圧レベルの調整量を制御する、
請求項1に記載のレベル制御装置。 - 前記第1検出部及び前記第2検出部のそれぞれは、検出対象の周波数帯域に含まれる信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとを検出し、
前記調整量制御部は、前記第1検出部により検出された前記第1周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルと、前記第2検出部により検出された前記第2周波数帯域の信号の最大の電圧レベルと最小の電圧レベルとに基づいて、前記レベル調整部における電圧レベルの調整量を制御する、
請求項1又は2に記載のレベル制御装置。 - 前記分割部は、前記入力された信号が伝送される複数の通信チャネルのそれぞれに割り当てられた周波数に基づいて前記第1周波数帯域及び前記第2周波数帯域を変化させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載のレベル制御装置。 - 前記分割部は、
前記第1周波数帯域の信号を通過させる第1フィルタと、
前記第2周波数帯域の信号を通過させる第2フィルタと、
前記レベル調整部から出力された信号を、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタに分配する分配器とを有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のレベル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017079382A JP2018182526A (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | レベル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017079382A JP2018182526A (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | レベル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018182526A true JP2018182526A (ja) | 2018-11-15 |
Family
ID=64276171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017079382A Pending JP2018182526A (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | レベル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018182526A (ja) |
-
2017
- 2017-04-13 JP JP2017079382A patent/JP2018182526A/ja active Pending
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