JP2018180916A - Electronic device, control method thereof, and control program thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムに関する。特に、本開示は、物理キーおよびタッチセンサを備える電子機器、このような電子機器の制御方法、および、このような電子機器の制御プログラムに関する。 The present disclosure relates to an electronic device, a control method of the electronic device, and a control program of the electronic device. In particular, the present disclosure relates to an electronic device provided with a physical key and a touch sensor, a control method of such an electronic device, and a control program of such an electronic device.
従来、例えば携帯電話または音楽プレーヤなどの電子機器において、押下可能な物理キーと、タッチセンサと、を備える構成が知られている。例えば特許文献1には、テンキーボタンが配列されたキーマットと、テンキーボタンに対応するコンタクトが配列されたキー基板との間に、静電容量パッドを有する携帯型電子機器が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, in an electronic device such as a mobile phone or a music player, a configuration including a pressable physical key and a touch sensor is known. For example,
本開示の目的は、物理キーとタッチセンサとを協働させて利便性を高めた電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムを提供することにある。 An object of the present disclosure is to provide an electronic device, a control method of the electronic device, and a control program of the electronic device, in which the physical key and the touch sensor cooperate with each other to enhance convenience.
本開示の一実施形態に係る電子機器は、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶するとともに、前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御部と、を備える。
An electronic device according to an embodiment of the present disclosure is
A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
A touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor;
And a controller configured to store data detected by the touch sensor and to not execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor.
また、本開示の一実施形態に係る電子機器は、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶するとともに、前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御部と、を備える。
Further, an electronic device according to an embodiment of the present disclosure is:
Pressable physical keys,
A touch sensor positioned to overlap at least a portion of the physical key in the pressing direction of the physical key;
And a controller configured to store data detected by the touch sensor and to prevent processing based on the data when an operation on the physical key is detected.
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を含む。
In addition, a control method of an electronic device according to an embodiment of the present disclosure is:
A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
And a touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor.
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor;
including.
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を含む。
In addition, a control method of an electronic device according to an embodiment of the present disclosure is:
Pressable physical keys,
A control method of an electronic device, comprising: a touch sensor positioned to overlap at least a part of the physical key in a pressing direction of the physical key.
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected;
including.
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御プログラムは、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を実行させる。
In addition, a control program of an electronic device according to an embodiment of the present disclosure is:
A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
An electronic device including a touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor;
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor;
Run
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御プログラムは、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を実行させる。
In addition, a control program of an electronic device according to an embodiment of the present disclosure is:
Pressable physical keys,
An electronic device comprising: a touch sensor positioned to overlap at least a part of the physical key in a pressing direction of the physical key;
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected;
Run
本開示の実施形態に係る電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムによれば、物理キーとタッチセンサとを協働させて利便性を高めることができる。 According to the electronic device, the control method of the electronic device, and the control program of the electronic device according to the embodiment of the present disclosure, the physical key and the touch sensor can be cooperated to enhance convenience.
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings.
はじめに、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る電子機器について説明する。本実施形態において、電子機器が携帯電話である例を挙げて説明する。しかしながら、本実施形態において、電子機器は携帯電話に限定されず、例えば音楽プレーヤ、スマートフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、およびゲーム機など任意の電子機器であってもよい。 First, an electronic device according to an embodiment of the present disclosure will be described with reference to FIG. In the present embodiment, an example in which the electronic device is a mobile phone will be described. However, in the present embodiment, the electronic device is not limited to the mobile phone, and may be any electronic device such as a music player, a smartphone, a tablet, a portable personal computer, a digital camera, a media player, an electronic book reader, a navigator, and a game machine. It may be.
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器10は、1以上の物理キー11と、操作パッド12と、表示部19とを備える。
As shown in FIG. 1, the
各物理キー11は、表面から裏面に向かう方向(押下方向)に押下可能に設けられる。各物理キー11の表面には、例えば、数字または記号などが印刷されてよい。各物理キー11の表面は、キートップ面と呼んでよい。本実施形態において、物理キー11は、例えば樹脂などの誘電体を含んで構成される。例えば、物理キー11に含まれる樹脂の比誘電率は、1以上(例えば、3程度)であってもよい。以下の説明において、物理キー11を押下する操作を、押下操作という。また、押下した物理キー11に対する押圧を弱めて、物理キー11が押下された状態を解除する(リリースする)操作を、リリース操作ともいう。
Each
操作パッド12は、後述する投影型静電容量方式のタッチセンサ14を用いて、電子機器10に対するユーザ操作を受け付けるユーザインターフェースである。本実施形態では、電子機器10の筐体表面(外観面)における、1以上の物理キー11を取り囲む領域(図1における一点鎖線)が、操作パッド12として機能する。操作パッド12として機能する領域には、物理キー11の表面が含まれている。かかる構成によれば、物理キー11と操作パッド12とを狭い面積に収めることができる。かかる構成は、例えば携帯電話または携帯音楽プレーヤなどの小型の機器に好適である。
The
電子機器10の筐体の内部には、例えば図2に示すように、1以上の物理キー11(図中では、一点鎖線で示される。)それぞれに対する操作を検出可能な1以上の物理キーセンサ13と、操作パッド12に対する操作を検出可能なタッチセンサ14と、が設けられる。例えば、1以上の物理キーセンサ13およびタッチセンサ14は、電子機器10の筐体の内部において物理キー11の押下方向にある基板15の上に位置する。
For example, as shown in FIG. 2, one or more physical
タッチセンサ14は、例えば投影型静電容量方式のセンサであって、物理キーセンサ13(および物理キー11)の近傍に設けられる。ここで、近傍とは、例えば物理キー11を押下する導体(例えば、ユーザの指)をタッチセンサ14が検出し得る程度に、物理キーセンサ13とタッチセンサ14との距離が近いことを意味する。本実施形態において、例えば図2に示すように、1以上の物理キーセンサ13の周囲を取り囲むように、各物理キーセンサ13と略隣りに(例えば、略隣接して)タッチセンサ14が配置される。換言すると、基板15上において、1以上の物理キーセンサ13が配置される領域を避けて、タッチセンサ14が配置される。
The
投影型静電容量方式のタッチセンサ14は、駆動電極(送信アンテナ)および受信電極(受信アンテナ)を備えており、駆動電極と受信電極との間の静電容量を検出する。本実施形態において、タッチセンサ14によって検出される静電容量は、例えば、適時行われるキャリブレーションの実行時における静電容量と、現在時刻における静電容量と、の差分値とすることができる。
The projected
例えばユーザの指などの導体がタッチセンサ14に接近すると、タッチセンサ14が検出する静電容量が増加する。すなわち、タッチセンサ14に接近する導体は、タッチセンサ14が検出する静電容量を増加させる影響を及ぼす。一方、後述するように、樹脂などの誘電体を含んで構成される物理キー11が押下されてタッチセンサ14に接近すると、タッチセンサ14が検出する静電容量が減少する。すなわち、タッチセンサ14に接近する誘電体は、タッチセンサ14が検出する静電容量を減少させる影響を及ぼす。
For example, when a conductor such as a user's finger approaches the
したがって、物理キー11が操作される場合、タッチセンサ14は、物理キー11を押下する物体と、物理キー11と、の双方から影響を受ける。物理キー11に対する操作に応じてタッチセンサ14が検出する静電容量については、さらに後述する。
Therefore, when the
次に、図3(a)および図3(b)を参照して、物理キー11と、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14が設けられた基板15と、の位置関係について説明する。図3(a)および図3(b)においては説明の簡便のため、例えば電子機器10の筐体、および各物理キー11を押下可能に保持する保持部材(例えば、キーラバー)などの他の構成要素の図示を省略している。
Next, with reference to FIGS. 3A and 3B, the positional relationship between the
例えば図3(a)に示すように、物理キー11には、裏面から突出する突出部16が一体的に形成されている。物理キーセンサ13およびタッチセンサ14が設けられた基板15は、物理キー11の裏面と対向して、電子機器10の筐体に対して固定的に配置される。
For example, as shown in FIG. 3A, the
物理キーセンサ13は、例えば皿ばね17(例えば、メタルドーム)およびキースイッチ18を含んで構成される。またタッチセンサ14は、皿ばね17の径方向外側において、皿ばね17と略隣りに設けられる。また本実施形態では、物理キー11の押下方向に、物理キー11の少なくとも一部とタッチセンサ14とが重なって位置している。以下、押下方向に物理キー11の少なくとも一部とタッチセンサ14とが重なっている領域を、重なり領域ともいう。
The physical
図3(a)は、物理キー11が押下されていない状態(リリース状態)を示している。リリース状態において、皿ばね17は変形しておらず、キースイッチ18はOFFである。一方、図3(b)は、物理キー11が押下されている状態(押下状態)を示している。押下状態において、物理キー11の突出部16からの荷重により、皿ばね17が変形している。変形した皿ばね17は、キースイッチ18をONにする。そして物理キー11を押下する物体(例えば、ユーザの指)を物理キー11から離すと、皿ばね17は弾性変形して元の状態、例えば図3(a)に示す状態に戻る。
FIG. 3A shows a state (release state) in which the
ここで、物理キー11に対する操作と、タッチセンサ14が検出する静電容量と、の関係について説明する。物理キー11が図3(a)に示すリリース状態から図3(b)に示す押下状態に変化すると、物理キー11および物理キー11を押下する物体と、タッチセンサ14と、の間の距離が短くなる。このとき、タッチセンサ14は、物理キー11(誘電体)と、当該物理キー11を押下する物体と、の双方から影響を受ける。以下、タッチセンサ14が検出する静電容量の基準値をゼロとして説明する。
Here, the relationship between the operation on the
図4は、ユーザの指によって物理キー11が押下された場合に、タッチセンサ14が検出する静電容量を示す図である。図4は、x軸およびy軸をタッチセンサ14上の位置として、またz軸を静電容量(検出値)として示すグラフである。ユーザの指によって物理キー11が押下された場合、タッチセンサ14は、導体(ユーザの指)から静電容量を増加させる影響を受けるとともに、誘電体(物理キー11)から静電容量を減少させる影響を受ける。ここで、物理キー11による影響と比較して、ユーザの指による影響が支配的である。このため、例えば図4に示すように、基準値よりも大きい値(正の値)の静電容量が検出される。
FIG. 4 is a diagram showing the capacitance detected by the
本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11に対する押下操作に基づくON/OFFの検出とともに、タッチセンサ14に対する操作も検出することができる。具体的には、本実施形態において、物理キー11は、押下可能な構成を有する。そして、本実施形態において、物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作を検出することが可能な構成を有する。物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作の結果を、例えば当該物理キー11のON/OFFとして検出することができる。また、本実施形態において、タッチセンサ14は、ユーザの指などが近付いた時の静電容量を検出することが可能な構成を有する。例えば図3および図4に示したように、タッチセンサ14は、物理キー11が押下された時の静電容量を検出することができる。
The
よって、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14が検出した静電容量に基づいて、タッチ位置の座標(例えば静電容量が最大になる座標)を判定することができる。ここで、タッチ位置とは、タッチセンサ14においてユーザの指が直接タッチしている位置でなくてもよい。本実施形態において、タッチ位置とは、例えば、物理キー11を含む操作パッド12においてユーザの指が押下操作を行っている位置に対応する、タッチセンサ14における位置とすることができる。本実施形態において、制御部22は、例えば、物理キー11に対する操作が検出されている時に、タッチセンサ14によって検出された結果を認識することができる。また、本実施形態において、制御部22は、例えば、物理キー11に対する操作が検出されていない時でも、例えばユーザの指が操作パッド12に近づいた場合などに、タッチセンサ14によって検出された結果を認識することができる。以下、タッチセンサ14が検出した静電容量に基づいて、制御部22が座標を判定することを、適宜、「タッチセンサ14が座標を検出する」のように記すことがある。
Therefore, in the present embodiment, the
次に、図5を参照して、電子機器10の概略構成について説明する。電子機器10は、物理キーセンサ13と、タッチセンサ14と、表示部19と、通信部20と、記憶部21と、制御部22と、を備える。
Next, a schematic configuration of the
物理キーセンサ13は、上述したように、皿ばね17およびキースイッチ18を備え、物理キー11に対する操作(押下操作およびリリース操作)を検出可能である。また、物理キーセンサ13は、物理キー11の状態(押下状態およびリリース状態)も検出可能である。
As described above, the physical
タッチセンサ14は、上述したように駆動電極および受信電極を備え、駆動電極と受信電極との間の静電容量(または静電容量の変化)を検出可能である。以下、タッチセンサ14は、上述したように、投影型静電容量方式のものを想定して説明する。一方、本実施形態に係る電子機器10において、ユーザの指がタッチセンサ14に直接タッチすることは必須ではない。したがって、本実施形態において、タッチセンサ14は、必ずしもユーザの指などが直接タッチすることを検出するものでなくてもよい。例えば、本実施形態において、タッチセンサ14は、ユーザの指などの近接の位置および程度を検出することができる近接センサとしてもよい。
The
表示部19は、例えば液晶ディスプレイまたはELディスプレイなどの表示装置を備え、多様な画面を表示可能である。
The
通信部20は、無線または有線を介して例えば基地局に接続することにより、通信を行うためのインターフェースである。
The
記憶部21は、例えば一次記憶装置および二次記憶装置を備え、電子機器10の動作に必要な多様な情報およびプログラムなどを記憶する。記憶部21は、例えば半導体メモリまたは磁気ディスクなどにより構成することができる。
The
制御部22は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御および処理能力を提供するために、専用または汎用の少なくとも一つのプロセッサを含む。特に、本実施形態に係る電子機器10において、制御部22は、タッチセンサ14に関する多様な処理を実行する。例えば、制御部22は、タッチセンサ14によって検出された静電容量を示す情報を、タッチセンサ14から取得する。
The
制御部22が備えるプロセッサは、1つに限られず複数であってもよい。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、または複数の通信可能に接続された集積回路ICおよび/またはディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
The number of processors provided in the
ある実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続または処理を実行するために構成された、1以上の回路またはユニットを含む。例えば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらのデバイスもしくは構成の任意の組み合わせ、または他の既知のデバイスもしくは構成の組み合わせを含むことにより、以下に説明する機能を実行してもよい。 In one embodiment, a processor includes one or more circuits or units configured to perform one or more data calculation procedures or processes. For example, the processor may be one or more processors, controllers, microprocessors, microcontrollers, application specific integrated circuits (ASICs), digital signal processors, programmable logic devices, field programmable gate arrays, or any of these devices or configurations. The functions described below may be performed by including a combination or a combination of other known devices or configurations.
また、制御部22は、取得された情報が示す静電容量に基づいて、タッチセンサ14のキャリブレーション(自動ゼロ補正)を適宜実行してもよい。本実施形態において、制御部22は、静電容量が基準値未満(例えば、負の値)である場合、現在検出されている静電容量を基準値に定める。具体的には、制御部22は、静電容量の検出値が「−10」である場合に、当該検出値が「0」となるように、検出値を増加(+10)させる補正によって、キャリブレーションを実行する。キャリブレーションのアルゴリズムは、当該補正に限られず、検出値を基準値に近付ける任意のアルゴリズムを採用可能である。
In addition, the
次に、本実施形態に係る電子機器10の動作の概念について説明する。
Next, the concept of the operation of the
上述したように、本実施形態に係る電子機器10において、物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作を、当該物理キー11のON/OFFとして検出することができる。また、上述したように、本実施形態に係る電子機器10は、タッチセンサ14によって検出された結果を認識することができる。したがって、本開示の実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させることにより、利便性の高い使い方を実現可能である。
As described above, in the
一方、電子機器10においては、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させる際に、これらを互いに適切に調和させることが望ましい。本実施形態においては、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させる際に、これらを互いに適切に調和させる。以下、本実施形態の動作の概念について、さらに具体的に説明する。
On the other hand, in the
図6は、本実施形態に係る電子機器10の動作の概念を具体的に説明する図である。図6(a)は、図3(a)と同様に、物理キー11が押下されていない状態(リリース状態)を示している。また、図6(b)は、図3(b)と同様に、物理キー11が押下されている状態(押下状態)を示している。
FIG. 6 is a diagram specifically illustrating the concept of the operation of the
図6(a)に示すように、物理キー11が押下されていない状態であっても、ユーザの指が近付くことにより、タッチセンサ14は座標T1を検出する。図6(a)に示すように、タッチセンサ14は、ユーザの指が物理キー11に接触している位置(この場合ユーザの指の腹)に対応するタッチセンサ14上の位置において、座標T1を検出している。
As shown in FIG. 6A, even if the
次に、図6(b)に示すように、物理キー11が押下されている状態において、タッチセンサ14は座標T2を検出する。図6(b)に示すように、タッチセンサ14は、ユーザの指が物理キー11を押下している状態で、当該指が操作パッド12に接触している位置に対応するタッチセンサ14上の位置において、座標T2を検出している。ここで、図6(b)に示すように、ユーザの指が物理キー11を押下する態様によっては、物理キー11が押下されている状態において、座標の位置が(T1からT2に)ずれて検出される。すなわち、図6(a)および図6(b)の比較から分かるように、物理キー11が押下される前後において、タッチセンサ14が検出する座標の位置がずれることがある。このように、物理キー11が押下される前後において、タッチセンサ14が検出する座標の位置がずれると、電子機器10が座標に追従する処理を行っている場合などに、不都合が生じるおそれがある。
Next, as shown in FIG. 6B, in a state where the
図7は、物理キー11が押下される前後において、表示部19に表示されるポインタの位置を説明する図である。
FIG. 7 is a diagram for explaining the position of the pointer displayed on the
例えば、電子機器10が、タッチセンサ14によって検出される座標に基づいて、表示部19に表示されるポインタを移動させるような動作を想定する。例えば、図6(a)に示したように、物理キー11が押下される前の状態において、図7(a)に示すように、位置S1を示すポインタPが表示部19上に表示されているとする。このように、電子機器10は、タッチセンサ14が検出する座標T1(図6(a))に対応させて、表示部19において対応する位置S1(図7(a))にポインタPを表示する。
For example, it is assumed that the
このような状況において、図6(b)に示したように、物理キー11が押下された状態になったとする。上述したように、図6(b)においてタッチセンサ14が検出した座標T2は、図6(a)に示した座標T1からずれる。すなわち、電子機器10において、タッチセンサ14が検出する座標がT1からT2にずれる。したがって、電子機器10は、図7(b)に示すように、表示部19に表示されるポインタPを、位置S1から位置S2に移動することになる。このように、電子機器10において、物理キー11が押下される前後において、ポインタPの位置が若干ずれることがある。
In such a situation, as shown in FIG. 6B, it is assumed that the
上述のように、物理キー11が押下される前のポインタPの位置がS1であったのに、物理キー11が押下された後のポインタPの位置がS2で移動すると、例えば以下のような事態が想定される。
As described above, although the position of the pointer P before the
例えば、ユーザが、操作パッド12を操作してポインタPを移動させて、表示部19に表示された所定のアイコンにポインタPの位置を合わせてから、物理キー11を押下して当該所定のアイコンを選択(または決定)するような場面を想定する。この場合、ユーザは、所定のアイコンにポインタPの位置を合わせて物理キー11を押下したのに、物理キー11を押下した時にはポインタPの位置が別の(例えば隣の)アイコン上に移動しているようなことが想定される。この場合、電子機器10は、当該所定のアイコンではなく、別のアイコンを選択(または決定)してしまうことになる。
For example, the user operates the
また、表示部19に例えばインターネットブラウザの画面を表示している際に、ユーザが、操作パッド12を操作することにより、画面の表示を所定の方向(例えば上下方向)にスクロールするような画面を想定する。この場合、ユーザは、所定のハイパーリンクが選択された状態で物理キー11を押下したのに、物理キー11を押下した時には他のハイパーリンクが選択されている状態になっているようなことが想定される。この場合、電子機器10は、当該所定のハイパーリンクではなく、別のハイパーリンクにジャンプしてしまうことになる。
In addition, when, for example, the screen of the Internet browser is displayed on the
さらに、物理キー11を押下した時にタッチセンサ14が検出している座標がずれると、電子機器10は、このような操作を、スライドまたはフリックのような操作として認識してしまうおそれも考えられる。
Furthermore, if the coordinates detected by the
上述のような事情に鑑みて、本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11が押下される前後において、タッチセンサ14が検出する座標がずれたとしても、このようなずれを制御部22による処理に反映させないようにする。以下、本実施形態に係る電子機器10の動作について説明する。
In view of the above-described circumstances, the
図8は、本実施形態に係る電子機器10の動作を説明するフローチャートである。
FIG. 8 is a flowchart for explaining the operation of the
図8に示す動作が開始する時点では、電子機器10において、物理キーセンサ13は物理キー11に対する操作を検出しておらず、タッチセンサ14も座標を検出していないものとする。
At the time when the operation shown in FIG. 8 starts, in the
図8に示す動作が開始すると、制御部22は、タッチセンサ14が座標を検出しているか否か判定する(ステップS11)。ステップS11において座標を検出していると判定されない場合、制御部22は、ステップS11の処理を継続する。
When the operation illustrated in FIG. 8 starts, the
ステップS11において座標を検出していると判定されたら、制御部22は、検出した座標を記憶する(ステップS12)。ステップS12において、制御部22は、検出した座標を、例えば記憶部21に記憶することができる。また、ステップS12において、制御部22は、検出した座標を、例えば制御部22内のキャッシュメモリなどに記憶したり、または外部の任意の記憶装置に記憶したりしてもよい。このように、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14によって検出されたデータを記憶する。
If it is determined in step S11 that the coordinates are detected, the
ステップS12において座標を記憶したら、制御部22は、物理キーセンサ13が物理キー11に対する操作を検出したか否かを判定する(ステップS13)。要するに、ステップS13においては、ユーザが物理キー11に対して押下操作を行ったか否かを判定する。
After storing the coordinates in step S12, the
ステップS13において物理キー11に対する操作を検出していないと判定された場合、制御部22は、タッチセンサ14が座標の検出を開始してから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14において、制御部22は、タッチセンサ14が座標の検出を開始してから所定の時間が経過したか否かを判定する代わりに、タッチセンサ14が座標の検出を開始してから所定の回数、座標を検出したか否かを判定してもよい。
If it is determined in step S13 that the operation on the
ステップS14において所定の時間を経過していないと判定された場合、制御部22は、ステップS11に戻って処理を継続する。また、ステップS14において座標を所定の回数検出していないと判定された場合も、制御部22に戻って処理を継続する。
If it is determined in step S14 that the predetermined time has not elapsed, the
ステップS13において物理キーに対する押下操作が検出されず、ステップS14において所定の時間を経過していない場合、制御部22は、ステップS11からステップS14までの処理を繰り返すことになる。ステップS11からステップS14までの処理を繰り返すごとに、ステップS12においては座標が記憶される。したがって、ステップS11からステップS14までの処理を繰り返すことで、座標のデータは蓄積されることになる。このような座標データの蓄積は、記憶部21に記憶してもよいし、例えば制御部22内のキャッシュメモリなどに記憶したり、または外部の任意の記憶装置に記憶したりしてもよい。以下、このような座標データの蓄積は、記憶部21に記憶するものとして説明する。
When the pressing operation on the physical key is not detected in step S13 and the predetermined time has not elapsed in step S14, the
図9は、記憶部21に記憶された座標データの蓄積の一例を示す図である。
FIG. 9 is a diagram showing an example of accumulation of coordinate data stored in the
図8に示したように、本実施形態において、制御部22は、ステップS12の処理を行うごとに、タッチセンサ14が検出した座標を記憶部21に記憶する。したがって、記憶部21には、図9に示すように、タッチセンサ14によって検出された座標が蓄積される。
As shown in FIG. 8, in the present embodiment, the
図9は、ステップS11においてタッチセンサ14が最初に検出した座標が(x01,y01)とした場合に、1回目の検出座標(x01,y01)が記憶部21に記憶される様子を示している。また、次にステップS11においてタッチセンサ14が検出した座標が(x02,y02)とした場合、2回目の検出座標が(x02,y02)記憶部21に記憶される。3回目以降に検出される座標についても、同様である。
FIG. 9 shows how the first detected coordinates (x01, y01) are stored in the
このような座標の検出の時間的な間隔は、電子機器10が行うべき動作に応じて、種々設定することができる。一例として、ステップS11からステップS14までの処理を繰り返す場合に、1回のサイクルを10ms程度とすることができる。この場合、例えば10回分の座標の検出を蓄積すると、100ms程度となる。以下、この場合の例について説明する。
The time interval of the detection of such coordinates can be set variously according to the operation that the
上述した例の場合、ステップS14における所定の時間とは100msであり、検出の所定の回数とは10回を表すことになる。すなわち、本実施形態の一例では、制御部22は、ステップS14において、タッチセンサ14が最初に座標を検出してから100msまで、または10回目までは、ステップS11に戻って処理を継続する。この場合、制御部22は、ステップS11においてタッチセンサ14が座標を検出している場合、ステップS12においてタッチセンサ14が検出する座標を記憶(蓄積)する。
In the case of the example described above, the predetermined time in step S14 is 100 ms, and the predetermined number of detections represents 10 times. That is, in an example of the present embodiment, in step S14, the
一方、本実施形態の一例では、ステップS14において、タッチセンサ14が最初に座標を検出してから100msまたは10回目に達したら、制御部22は、次のステップS15の処理を行う。
On the other hand, in the example of the present embodiment, when the
ステップS15においては、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行する(ステップS15)。すなわち、ステップS15においては、制御部22は、物理キー11に対する押下操作が検出されない場合に、タッチセンサ14が検出する座標に基づく処理を行う。この処理は、例えば図7(a)において説明したような、タッチセンサ14によって検出される座標に基づいて、表示部19に表示されるポインタを移動させるような動作としてもよい。したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11に対する押下操作が検出されない場合、タッチセンサ14に対する操作に基づく処理が行われる。このため、ユーザは、物理キー11に対する押下操作をしない場合、例えば操作パッド12において指をスライドさせる等の操作により、表示部19に表示されるポインタを自在に移動させることができる。
In step S15, the
このように、本実施形態において、制御部22は、物理キー11に対する操作が検出されずに、タッチセンサ14によって検出されたデータを所定時間または所定回数蓄積したら、当該蓄積されたデータに基づく処理を実行してもよい。
As described above, in the present embodiment, when the
ステップS15において、タッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行する際、制御部22は、検出した座標の蓄積を、種々の態様で利用することができる。例えば、制御部22は、検出した値の蓄積(例えば検出回数1回目から10回目まで)の座標の全てを順次(1回目から10回目まで順番に一気に)処理してもよい。また、例えば、制御部22は、検出した値の蓄積(例えば検出回数1回目から10回目まで)のうちいくつか(例えば2,4,6,8,10回目など、また、例えば5,10回目など)を抽出して処理してもよい。また、例えば、制御部22は、検出した値の蓄積(例えば検出回数1回目から10回目まで)のうち最後に記憶した座標のみ(この場合10回目のみ)を処理してもよい。
In step S15, when executing processing based on accumulation of coordinates detected by the
また、ステップS15において、タッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行する際、制御部22は、検出した座標の蓄積に対して所定の処理を施してから、種々の態様で利用してもよい。例えば、制御部22は、1回目から10回目まで検出した座標を平均化して、1つの座標に処理してから、当該座標に基づく処理を実行してもよい。具体的には、制御部22は、例えば、単純に10個の座標のx座標およびy座標をそれぞれ加算して10で割って平均化してもよい。また、制御部22は、例えば、10個の座標の中から最も中間値に近い座標を抽出してもよい。
In addition, when performing processing based on accumulation of coordinates detected by the
このように、本実施形態において、制御部22は、蓄積されたデータの少なくとも一部に所定の処理を施してから、当該所定の処理を施したデータに基づく処理を実行してもよい(ステップS15)。本実施形態において、タッチセンサ14が検出する座標は、例えば物理キー11に対する押下操作が行われる前後などで、ばらつくことも想定し得る。しかしながら、上述のように、蓄積した座標を平均化することで、制御部22は、その後で座標に基づく処理を行う際に、滑らかで揺らぎの少ない、連続的な動作を行うことができる。
As described above, in the present embodiment, the
上述した本実施形態の一例において、ステップS14に続いてステップS15を経る処理を繰り返す場合、1回のサイクルを100msとすることができる。すなわち、本例においては、物理キー11に対する操作が検出されない場合、制御部22は、100msごとに、タッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を行う(ステップS15)。
In the example of the present embodiment described above, when repeating the process of step S15 following step S14, one cycle can be set to 100 ms. That is, in the present example, when the operation on the
このように、本例においては、物理キー11に対する操作が検出されない場合、制御部22は、100msの間(または10回の検出の間)の座標を蓄積するまでは、この座標の蓄積に基づく処理を行わない。したがって、本例においては、ステップS15の処理は100ms(または10回の検出)を待ってから行われるため、タッチセンサ14が検出した座標に基づく処理は、僅かに遅延して行われることになる。
Thus, in the present example, when the operation on the
しかしながら、本例において、この遅延は最大でも100msであり、ユーザの通常の操作においては認識されない程度であり、ほとんど問題にならない。また、本実施形態に係る電子機器10は、図1および図2に示したように、タッチセンサ14と表示部19とは、重ねて配置されず、別の位置に配置される。したがって、タッチセンサ14によって検出されたユーザの指の動きが、表示部19の表示に反映されるタイミングが100ms程度遅延したとしても、ほとんどのユーザにとって気にならない程度のものと考えられる。
However, in the present example, this delay is at most 100 ms, which is not recognized in the normal operation of the user, and hardly causes a problem. Further, as shown in FIG. 1 and FIG. 2, in the
ステップS15において座標に基づく処理を実行したら、制御部22は、ステップS11に戻って処理を継続する。この場合、制御部22は、ステップS11においてタッチセンサ14が座標を検出している場合、ステップS12においてタッチセンサ14が検出する座標を記憶(蓄積)する。
When the process based on the coordinates is performed in step S15, the
ステップS15において座標に基づく処理を実行した後で、制御部22は、ステップS11に戻る前に、それまで蓄積したタッチセンサ14が検出した座標を消去してもよい。特に、ステップS15の後で、それまでに蓄積した座標を使用しない場合には、これ以降保持する意味がない。また、今後もタッチセンサ14が検出した座標を蓄積する場合、適切なタイミングで消去しないと、座標の蓄積が増え続けることになる。よって、ステップS15の後で、それまでに蓄積した座標を使用しない場合、制御部22は、ステップS11に戻る前に、それまで蓄積した座標を消去するのが好適である。
After performing the process based on the coordinates in step S15, the
一方で、ステップS13において物理キーに対する押下操作が検出された場合、制御部22は、ステップS16の処理を実行する。
On the other hand, when the pressing operation on the physical key is detected in step S13, the
ステップS16においては、制御部22は、それまでタッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行しない(ステップS16)。すなわち、ステップS16においては、制御部22は、物理キー11に対する押下操作が検出された場合に、タッチセンサ14が検出する座標に基づく処理を実行しない。このように、本実施形態において、制御部22は、物理キーセンサ13によって物理キー11に対する操作が検出されると、タッチセンサ14によって検出されたデータに基づく処理を実行しないように制御する。
In step S16, the
このため、本実施形態において、例えば図6(a)および図6(b)に示したように、物理キー11に対する押下操作の前後でタッチセンサ14が検出する座標がT1からT2にずれたとしても、このずれに基づく処理は実行されない。したがって、本実施形態において、物理キー11に対する押下操作が検出された場合、例えば図7(b)に示したような、タッチセンサ14によって検出される座標に基づいて、表示部19に表示されるポインタがずれることはない。すなわち、本実施形態においては、物理キー11に対する押下操作が検出された場合、タッチセンサ14が検出する座標がT1からT2にずれたとしても、例えば図7(a)に示すように、表示部19に表示されるポインタPは位置S1のままである。
Therefore, in the present embodiment, for example, as shown in FIGS. 6A and 6B, it is assumed that the coordinates detected by the
ステップS16においては、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行しない代わりに、物理キー11に対する押下操作に基づく処理を実行するのが好適である。ステップS13において、ユーザは、物理キー11に対する押下操作を行ったため、この押下操作に応じて、所定の処理が実行されることを期待していると考えられる。したがって、この場合、制御部22は、物理キー11の押下操作に対して割り当てられた所定の処理を実行するように制御するのが好適である。
In step S16, it is preferable that the
例えば、制御部22は、物理キー11の押下操作に応じて、(ずれた座標が検出される前の)ポインタPが指示するアイコンに割り当てられたアプリケーションプログラムを起動してもよい。また、例えば、制御部22は、物理キー11の押下操作に応じて、(ずれた座標が検出される前に)選択されたハイパーリンクにジャンプしてもよい。このように、物理キー11の押下操作に対して割り当てられた所定の処理は、電子機器10において起動しているアプリケーションプログラムなどにおいて規定することができる。
For example, in response to the pressing operation of the
ステップS16においてタッチセンサ14が検出した座標の蓄積に基づく処理を実行しない場合、制御部22は、それまでに蓄積したタッチセンサ14が検出した座標を消去したり、または座標を無効化したりしてもよい。特に、ステップS16の後で、それまでに蓄積した座標を使用しない場合には、これ以降保持する意味がない。また、今後もタッチセンサ14が検出した座標を蓄積する場合、適切なタイミングで消去しないと、座標の蓄積が増え続けることになる。よって、ステップS16の後で、それまでに蓄積した座標を使用しない場合、制御部22は、図8に示す動作を終了する前に、それまで蓄積した座標を消去するのが好適である。
When the process based on the accumulation of the coordinates detected by the
以上説明したように、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11に対する押下操作が検出される時に、タッチセンサ14が検出する座標がずれたとしても、そのずれに基づく処理は実行されない。したがって、電子機器10によれば、ユーザが所望のアイコンにポインタPの位置を合わせて物理キー11を押下したのに、物理キー11を押下した時にはポインタPの位置が別の(例えば隣の)アイコン上に移動しているというおそれは低減する。このため、本実施形態に係る電子機器10によれば、ユーザが所望するアイコン以外の他のアイコンを選択(または決定)してしまうおそれは低減する。
As described above, according to the
また、本実施形態に係る電子機器10によれば、インターネットブラウザ上で、ユーザが所定のハイパーリンクが選択された状態で物理キー11を押下したのに、物理キー11を押下した時には他のハイパーリンクが選択されているというおそれは低減する。このため、本実施形態に係る電子機器10によれば、ユーザが所望するハイパーリンクではなく、別のハイパーリンクにジャンプしまうおそれは低減する。
Further, according to the
さらに、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11を押下した時にタッチセンサ14が検出している座標がずれても、このような操作がスライドまたはフリックのような操作として認識されるおそれも低減する。
Furthermore, according to the
したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させることにより、利便性の高い使い方を実現可能である。
Therefore, according to the
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部およびステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。また、上述した本発明の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することもできる。 Although the present invention has been described based on the drawings and examples, it should be noted that those skilled in the art can easily make various changes and modifications based on the present disclosure. Therefore, it should be noted that these variations and modifications are included in the scope of the present invention. For example, each functional unit, each means, functions included in each step, and the like can be rearranged so as not to be logically contradictory, and a plurality of functional units and steps are combined or divided into one. It is possible. Moreover, each embodiment of the present invention mentioned above is not limited to carrying out faithfully to each embodiment described respectively, and combines each feature suitably, or carries out by omitting a part. It can also be done.
例えば、本開示の実施形態は、物理キーと、タッチセンサとを備える、電子機器の制御方法として実施することもできる。また、本開示の実施形態は、物理キーと、タッチセンサとを備える電子機器に実行させる、電子機器の制御プログラムとして実施することもできる。 For example, an embodiment of the present disclosure can also be implemented as a control method of an electronic device that includes a physical key and a touch sensor. In addition, the embodiment of the present disclosure can also be implemented as a control program of an electronic device that is executed by an electronic device including a physical key and a touch sensor.
上述した実施形態に係る電子機器10は、皿ばね17が変形してキースイッチ18がONになったことに基づいて、押下操作を検出する構成を例示した。また、上述の実施形態に係る電子機器10は、皿ばね17が元の状態に戻ってキースイッチ18がOFFになったことに基づいて、リリース操作を検出する構成を例示した。しかしながら、本開示の実施形態にかかる電子機器は、このような構成に限定されない。例えば、電子機器10は、キースイッチ18の代わりに皿ばね17の下方に位置するタッチセンサを備え、皿ばね17が変形したときにタッチセンサの電極間が結合する構成としてもよい。この場合、電子機器10は、皿ばね17が変形してタッチセンサの電極間が結合したことに基づいて、押下操作を検出してもよい。また、この場合、電子機器10は、皿ばね17が元の状態に戻って電極間の結合が解除されたことに基づいて、リリース操作を検出してもよい。
The
また、上述した実施形態において、制御部22は、物理キー11に対する操作が検出されずに、タッチセンサ14によって検出されたデータを所定時間または所定回数蓄積したら、当該蓄積されたデータに基づく処理を実行する構成を例示した。しかしながら、本開示の実施形態にかかる電子機器は、このような構成に限定されない。例えば、制御部22は、物理キー11に対する操作が検出されずに、タッチセンサ14によって検出されたデータを所定時間または所定回数、連続して蓄積したら、当該蓄積されたデータに基づく処理を実行してもよい。すなわち、制御部22は、タッチセンサ14によって検出されたデータの蓄積が所定時間または所定回数に達する前に、タッチセンサ14による検出が途絶えると、それまでに記憶したデータの蓄積をリセットしてもよい。ここで、タッチセンサ14による検出が途絶えるとは、例えば、タッチセンサ14による検出が無い状態が所定時間続く場合とすることができる。このような場合の処理として、例えば、図8に示したフローチャートに従って電子機器10が動作している際、ステップS14においてNoに進む場合、ステップS11に戻る前に、それまでに蓄積した座標を消去してもよい。
In the embodiment described above, when the
10 電子機器
11 物理キー
12 操作パッド
13 物理キーセンサ
14 タッチセンサ
15 基板
16 突出部
17 皿ばね
18 キースイッチ
19 表示部
20 通信部
21 記憶部
22 制御部
REFERENCE SIGNS
Claims (8)
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶するとともに、前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御部と、
を備える電子機器。 A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
A touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor;
A control unit that stores data detected by the touch sensor and controls not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor;
An electronic device comprising the
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部と重なって位置するタッチセンサと、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶するとともに、前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御部と、
を備える電子機器。 Pressable physical keys,
A touch sensor positioned overlapping with at least a portion of the physical key in the pressing direction of the physical key;
A control unit that stores data detected by the touch sensor and controls not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected;
An electronic device comprising the
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を含む、電子機器の制御方法。 A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
And a touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor.
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor;
The control method of the electronic device including.
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を含む、電子機器の制御方法。 Pressable physical keys,
A control method of an electronic device, comprising: a touch sensor positioned to overlap at least a part of the physical key in a pressing direction of the physical key.
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected;
The control method of the electronic device including.
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーセンサによって前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を実行させる、電子機器の制御プログラム。 A physical key sensor capable of detecting an operation on a depressible physical key;
An electronic device including a touch sensor provided in the vicinity of the physical key sensor;
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected by the physical key sensor;
Control program for electronic devices to execute.
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記タッチセンサによって検出されたデータを記憶する記憶ステップと、
前記物理キーに対する操作が検出されると、前記データに基づく処理を実行しないように制御する制御ステップと、
を実行させる、電子機器の制御プログラム。 Pressable physical keys,
An electronic device comprising: a touch sensor positioned to overlap at least a part of the physical key in a pressing direction of the physical key;
A storage step of storing data detected by the touch sensor;
A control step of controlling not to execute processing based on the data when an operation on the physical key is detected;
Control program for electronic devices to execute.
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