JP2018180664A - 非歩行時間測定機能付き歩数計 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩数だけでなく、非歩行時間も計測する歩数計を提供する。
【解決手段】3次元加速度センサ23の出力に基づいて、身体活動データ列作成部212aが身体活動データ列を作成し、身体活動データ列に基づいて、非歩行時間計測部212bが非歩行時間を計測し、記憶部214に記憶する。非歩行時間が所定の閾値を超えた場合、健康に悪影響を与えると判断して、例えば、振動発生部27から警告を発する。記憶部214に記憶された非歩行時間のデータは、NFC通信部22又は無線通信部25から送信され、図示されてない管理サーバに格納される。
【選択図】図2

Description

本発明は、歩数だけでなく、歩行していない時間、即ち非歩行時間も測定することが可能な歩数計に関する。
歩数計は、歩行者が携行することで、歩行者の歩行動作による体動を検出し、その体動に基づいて歩数を計数するものである。
従来、歩数だけでなく、歩行距離や歩行速度も測定する歩数計が提案されている。また、歩数に基づいて消費カロリーを計算して表示する歩数計も提案されている。
また、歩数計として特別に携行するのでなく、社員証等のICカードの中に歩数計を組み込んで、歩数を計数し記憶し、ICカード読取端末装置にID番号を読み取らせる際に、歩数の情報も読み取らせるシステムが提案されている。(特許文献1)
また、個人を特定できるID番号を歩数計に持たせ、歩数計で勤怠打刻やICカード精算等をするタイミングで、歩数の情報も収集するシステムが提案されている。(特許文献2)
特開2016−206706号公報 特開2008−304978号公報
従来は、歩くことによりエネルギーを消費し、それにより肥満が防止され、健康に繋がるという観点から歩数がカウントされてきた。
しかし、近年、座った状態を長時間続けることが、病気を招くということが指摘されている。(非特許文献1)
(NHKクローズアップ現代,"座りすぎ"が病を生む!?,[online],[平成29年3月2日検索],インターネット<URL:http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3731/1.html>)
非特許文献1によれば、立ったり歩いたりしているときは、脚の筋肉が働き、筋肉の細胞内で、糖や中性脂肪が血液中から取り込まれエネルギーとして消費される「代謝」が盛んに行われる。しかし、座ると全身の代謝機能を支えてきた脚の筋肉が活動せず、糖や中性脂肪が取り込まれにくくなり、血液中に増えてしまう。このため、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、更に糖尿病のリスクが高まる。
したがって、座り続けている時間が、病気を招く指標になると考えられる。しかしながら、座り続けている時間を自動的に計測する装置は、これまで提案されてこなかった。
本発明は、歩数計が内蔵している加速度センサの出力を処理することにより、座り続けている時間を自動的に計測することが可能なことに着目し、歩数だけでなく、座り続けている時間を自動的に計測できる歩数計を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1)加速度センサを搭載し、前記加速度センサの出力に基づいて歩数を計測する歩数計であって、
前記加速度センサの出力に基づいて、身体活動データ列を作成する身体活動データ列作成部と、
前記身体活動データ列に基づいて、非歩行時間を計測する非歩行時間計測部と、
前記非歩行時間計測部により計測された非歩行時間を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された非歩行時間に基づいて算出された時間が、所定の閾値時間を超えたか否か判定するアラート処理部と、
を備え、
前記記憶部に記憶された非歩行時間に基づいて算出された時間が、所定の閾値時間を超えた場合には、触覚的、視覚的又は聴覚的な警告を発することを特徴とする歩数計。
(1)の構成によれば、非歩行時間が長過ぎて健康に悪影響を与える時に、ユーザに対して警告を発生させて運動を促すことができる。
(2)前記アラート処理部は、
(a)当日の所定時刻から現在までの非歩行時間の合計が、第1の所定の閾値を超えたか否か、
(b)現在までの連続した非歩行時間が、第2の所定の閾値を超えたか否か、
の両方、又はいずれか一方を判定することを特徴とする(1)に記載の歩数計。
(2)の構成によれば、(a)当日の所定時刻から現在までの非歩行時間の合計が、第1の所定の閾値を超えた場合、又は(b)現在までの連続した非歩行時間が、第2の所定の閾値を超えた場合に、ユーザに対して警告を発生させて運動を促すことができる。
(3)前記第1の所定の閾値及び/又は前記第2の所定の閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする(2)に記載の歩数計。
(3)の構成よれば、一旦設定した第1の所定の閾値及び第2の所定の閾値が適切でない場合に、柔軟に変更することができる。
(4)1時間毎の歩行/非歩行を決定するための60分単位非歩行判定閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする(2)又は(3)に記載の歩数計。
(4)の構成によれば、一旦設定した60分単位非歩行判定閾値が適切でない場合に、柔軟に変更することができる。
(5)単位時間毎の歩行/非歩行を判定するための身体活動強度閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする(1)〜(4)に記載の歩数計。
(5)の構成によれば、体力のある人(例えば、若者)、体力のない人(例えば、高齢者)別に、歩行/非歩行を判定するための身体活動強度閾値を設定することができる。
(6)加速度センサを搭載し、前記加速度センサの出力に基づいて歩数を計測する歩数計であって、
前記加速度センサの出力に基づいて、身体活動データ列を作成する身体活動データ列作成部と、
前記身体活動データ列に基づいて、非歩行時間を計測する非歩行時間計測部と、
前記非歩行時間計測部により計測された非歩行時間を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された非歩行時間のデータを、NFC通信により外部に送信するNFC通信部、及び/又は、前記記憶部に記憶された非歩行時間のデータを、無線通信により外部に送信する無線通信部と、
を備えたことを特徴とする歩数計。
(6)の構成によれば、複数のユーザの非歩行時間のデータを外部の管理サーバにて収集することができる。
(7)(6)に記載の歩数計、前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを受信するNFC通信部が組込まれた、食堂の精算装置、勤怠管理装置、入退室管理装置、プリンタ認証装置、パソコン起動時の認証装置、又は自動車の乗車起動時の認証装置、及び前記非歩行時間のデータを処理する管理サーバ装置を備えたことを特徴とする健康管理システム。
(7)の構成によれば、ユーザが非歩行時間のデータの送信を意識することなく、非歩行時間のデータを外部の管理サーバにて収集することができる。
(8)(6)に記載の歩数計、前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを、携帯電話若しくはスマートフォンの通信機能、又はWiFi若しくはBlue tooth(登録商標)の通信機能により受信する無線通信部、及び前記非歩行時間のデータを処理する管理サーバ装置を備えたことを特徴とする健康管理システム。
(8)の構成によれば、NFC通信を行う機会のない生活スタイルの人であっても、非歩行時間のデータを外部の管理サーバに送信することができる。
(9)前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを処理した結果を、前記歩数計とは別の端末へ送信する前記管理サーバ装置を備えたことを特徴とする、(7)又は(8)に記載の健康管理システム。
(9)の構成によれば、加工、処理された見易く、理解し易い非歩行時間のデータを、別端末にて見ることができる。
本発明によれば、非歩行時間が長過ぎて健康に悪影響を与える時に、ユーザに対して警告を発生させて運動を促すことができる。
また、本発明によれば、複数のユーザの非歩行時間のデータを外部の管理サーバに収集して統計的な処理を行うことができる。
第1実施形態に係る健康管理システム1の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る歩数計2の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る記憶部214に記憶される身体活動集計表300の例である。 第1実施形態に係る身体活動データ列400を説明する図である。 第1実施形態に係る身体活動集計表300の非歩行時間の例である。 第1実施形態に係る別端末70の画面表示の例である。 第1実施形態に係る別端末70の画面表示の例である。 第1実施形態に係る別端末70の画面表示の例である。 第1実施形態に係る別端末70の画面表示の例である。 第1実施形態に係る別端末70の画面表示の例である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る健康管理システム1の構成を示すブロック図である。
健康管理システム1は、歩数計2と、NFC(Near field radio communication)通信部11と、無線通信部12と、通信網50と、管理サーバ10と、通信網60と、別端末70を備えている。
歩数計2は、ユーザによって携行され、歩行に関する種々のデータを計測し、記憶する。その歩行に関する種々のデータが健康に悪影響を与えるものであれば、ユーザに対して警告する機能を、歩数計2自体が備えている。更に、歩数計2は、自身が備えているNFC通信機能又は無線通信機能により、記憶した歩行に関する種々のデータを外部に送信することができる。
歩数計2の外観としては、ICカード型と携帯端末型とがあり得る。ICカード型の歩数計2は、社員証、クレジットカード、免許証、会員カード、電子マネーカード、診察券等として作成されたものであってよい。携帯端末型の歩数計2は、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末等として作成されたものであってよい。
NFC通信部11は、歩数計2とNFC通信を行うことにより、ユーザのID番号及び歩行に関する種々のデータを取得し、管理サーバ10へ送信する。また、NFC通信部11は、歩数計2に対して、歩数計2の動作を制御するための各種パラメータを送信する。
NFC通信部11は、食堂の精算装置、勤怠管理装置、入退室管理装置、プリンタ認証装置、パソコン起動時の認証装置、自動車の乗車起動時の認証装置等、ユーザのID番号の送信を受ける種々の装置に組込まれたものであってよい。
無線通信部12は、携帯電話やスマートフォンの通信機能又はWiFiやBlue tooth(登録商標)の通信機能によって、歩数計2と通信し、ユーザの歩行に関する種々のデータを取得し、通信網50を経由して管理サーバ10へ送信する。また、無線通信部12は、歩数計2に対して、歩数計2の動作を制御するための各種パラメータを送信する。無線通信部12は、携帯電話の基地局やWiFiのアクセスポイントであってよい。
管理サーバ10は、複数のユーザの歩数計2から送信されたユーザの歩行に関する種々のデータを記憶し、統計的なデータ処理を行い、その結果を、ユーザが使用する、歩数計2とは別の端末(以降、「別端末」という。)70へ送信する。
別端末70は、ユーザが使用する、歩数計2とは別の端末である。別端末70は、具体的には、パソコン、スマートフォン、スマートミラー、ロボット、ナビゲーション装置、スピーカ、アロマ機器であってよい。別端末70は、歩行に関する統計的なデータ処理の結果を、視覚的、聴覚的、及び嗅覚的にユーザに提供する。
図2は、歩数計2の構成を示すブロック図である。
歩数計2は、制御部21と、NFC通信部22と、3次元加速度センサ23と、電池24と、無線通信部25と、GPS部26と、振動発生部27と、ディスプレイ部28と、ランプ部29と、スピーカ部30と、を有する。
制御部21は、3次元加速度センサ23の出力を基に、歩行に関する種々のデータを計測し、ユーザに対してアラートを行う処理を制御し、前記歩行に関する種々のデータを外部に送信する制御を行う。
NFC通信部22は、NFC通信により、NFC通信部11との間で通信を行う。
3次元加速度センサ23は、3次元の各軸方向の加速度を計測する。
電池24は、歩数計2の電源である。
無線通信部25は、無線通信部12との間で、無線通信を行う。
GPS部26は、GPS機能により歩数計2の位置情報を取得する。
振動発生部27は、前記歩行に関するデータがユーザの健康に悪影響を与えるものであるときに、振動を発生させて、ユーザに対して触覚的に警告を与える。
ディスプレイ部28は、前記歩行に関するデータがユーザの健康に悪影響を与えるものであるときに、ユーザに対して視覚的に警告を与える。
ランプ部29は、前記歩行に関するデータがユーザの健康に悪影響を与えるものであるときに、ユーザに対して視覚的に警告を与える。
スピーカ部30は、前記歩行に関するデータがユーザの健康に悪影響を与えるものであるときに、ユーザに対して聴覚的に警告を与える。
制御部21は、計測部212と、時計213と、記憶部214と、アラート処理部215と、NFC通信制御部216と、無線通信制御部217と、を有する。
制御部21は、ハードウェアとして、例えばプロセッサと、プロセッサで実行するプログラムや処理に使用する情報やデータを格納したメモリとで構成される。212−217の機能ブロックは、プログラムに対応する。
計測部212は、3次元加速度センサ23の出力に基づいて、歩行に関する種々のデータを計測する。
時計213は、時刻の及び情報を提供する。
記憶部214は、計測部212で計測された歩行に関する種々のデータ、及びユーザのパーソナルな情報を記憶している。
図3は、記憶部214に記憶されている歩行に関する種々のデータを記録した身体活動集計表300の例である。
身体活動集計表300には、歩行に関するデータの、1時間毎、及び一日毎の合計が記憶されている。しかし、1時間毎の代わりに他の時間毎、例えば30分毎の表であってもよい。
歩行に関するデータの詳細を説明する前に、身体活動(運動や生活活動)の強さを表す単位と、身体活動量を表す単位について説明する。
身体活動の強さを表す単位として、「メッツ」という単位が知られている。
メッツは、身体活動の強さが安静時の何倍に相当するかを表す。座って安静にしている状態が基準となる1メッツである。静かに立っている状態が、1.2メッツである。座って本や新聞を読んでいる状態が、1.3メッツである。家の中等のゆっくりした歩行が2.0メッツである。ヨガが2.5メッツである。普通に歩行している状態が、3メッツである。自転車に乗っている状態は、4メッツに相当する。ソフトボールが5メッツに相当する。スコップでの雪かき作業が、6メッツに相当する。以後、「身体活動の強さ」の意味で、メッツという用語を使用することがある。
身体活動量を表す単位として、「エクササイズ」という単位が知られている。エクササイズは、身体活動の強さ(メッツ)に身体活動の実施時間(時)を掛けたものである。
例えば、1メッツの身体活動を1時間行えば、1メッツ×1時間=1エクササイズである。2メッツの身体活動を3時間行えば、2メッツ×3時間=6エクササイズである
非歩行時間の定義は、「歩行していないと見なすことができる程度の所定の身体活動の強さ以下の身体活動であった時間の合計」である。前記「歩行していないと見なすことができる程度の所定の身体活動の強さ」としては、1.0メッツ〜1.5メッツが適切である。前記「歩行していないと見なすことができる程度の所定の身体活動の強さ」として、NFC通信部11又は無線通信部12から受信する身体活動強度閾値Pthを設定することができる。
中強度活動時間の定義は、「4メッツ〜6メッツの身体活動であった時間の合計」である。
歩数については、通常の定義である。
歩行距離の定義は「歩いた距離」である。
エクササイズは、前記定義に従って計算した、身体活動量である。エクササイズの単位は「Ex(エクササイズ)」である。
記憶部214は、歩行に関する種々のデータの他に、ユーザのID番号、身長、体重、年齢、及び性別の情報も記憶している。
アラート処理部215は、記憶部214に記憶されている非歩行時間の情報に基づいて、(a)当日の所定時刻(例えば、午前8時)から現在までの非歩行時間の合計、及び(b)現在までの連続した非歩行時間を算出し、各々を、各々の所定の閾値時間と比較し、閾値時間を上回った時には、ユーザの健康に悪影響を与える状態が発生していると判断して、ユーザに対して警告を与えるように動作する。
NFC通信制御部216は、歩数計2がNFC通信部11の近くに位置していて、NFC通信部22とNFC通信部11の間の通信が行われる時の制御を行う。具体的には、NFC通信部11から送信されたID番号の読み出し指令に応答して、NFC通信制御部216は、記憶部214から、ID番号及び歩行に関する種々のデータを読み出して、NFC通信部22から送信するように制御する。
無線通信制御部217は、ユーザの行う操作に応答して、記憶部214から、ID番号及び歩行に関する種々のデータを読み出して、無線通信部25から送信するように制御する。
計測部212は、身体活動データ列作成部212aと、非歩行時間計測部212bと、中強度活動時間計測部212cと、歩数計測部212dと、歩行距離計測部212eと、エクササイズ計測部212fとを備えている。
次に、歩数計2が、NFC通信部11又は無線通信部12から受信する各種パラメータについて説明する。

(1)身体活動強度閾値Pth
測定された身体活動の強さが身体活動強度閾値Pth以下であれば、非歩行状態であると判定される。測定された身体活動の強さが身体活動強度閾値Pthより大きければ、非歩行状態ではないと判定される。非歩行時間計測部212bで使用される。

(2)合計非歩行時間アラート閾値T
後記する非歩行時間合計開始時刻Tからの合計した非歩行時間についての閾値。合計した非歩行時間が、この連続非歩行時間アラート閾値T以上であれば、アラートを出力する。アラート処理部215で使用される。

(3)非歩行時間合計開始時刻T
1日の非歩行時間の合計の計算を始める時刻。アラート処理部215で使用される。

(4)非歩行時間合計終了時刻T
1日の非歩行時間の合計の計算を終了する時刻。アラート処理部215で使用される。

(5)60分単位非歩行判定閾値T
1時間毎に非歩行状態であったか否か決定する際の非歩行時間についての閾値。1時間における非歩行時間の合計が、この60分単位非歩行判定閾値T以上であれば、当該1時間全体が非歩行状態であったと見なされる。アラート処理部215で使用される。

(6)連続非歩行時間アラート閾値T
連続した非歩行時間についての閾値。連続した非歩行時間が、この連続非歩行時間アラート閾値T以上であれば、アラートを出力する。アラート処理部215で使用される。

(7)連続非歩行時間判定開始時刻T
連続した非歩行時間が、連続非歩行時間アラート閾値Tを超えたか否かの判定を開始する時刻。アラート処理部215で使用される。

(8)連続非歩行時間判定開始時刻T
連続した非歩行時間が、連続非歩行時間アラート閾値Tを超えたか否かの判定を終了する時刻。アラート処理部215で使用される。

なお、これらのパラメータについては、外部から受信するのでなく、歩数計2がデフォルト値として最初から保持している値を使用することも可能である。
図4の(a)は、身体活動データ列400の例である。身体活動データ列400は、3次元加速度センサ23の出力に基づいて、単位時間毎の身体活動の強さを決定したものである。前記単位時間は、任意の時間であり、10秒であってもよいし、30秒であってもよいし、1分間であってもよい。
身体活動データ列作成部212aは、3次元加速度センサ23の出力に基づいて、身体活動データ列400を求める処理を行う。3次元加速度センサ23の出力から、どのようにして、身体活動データ列400を求めるかは周知の事項であるので、詳細な説明は省略する。
非歩行時間計測部212bは、身体活動データ列400に基づいて、1時間当たりの非歩行時間を計測する。非歩行時間についての前記「歩行していないと見なすことができる程度の所定の身体活動の強さ」が、例えば、1.0メッツであれば、身体活動データ列400内の、身体活動の強さが1.0メッツ以下である単位時間を決定する。図4の(b)の非歩行判定データ列410の網掛けされた単位時間が、身体活動の強さが1.0メッツ以下であると決定された単位時間である。この非歩行判定データ列410の網掛けされた単位時間を、1時間当たりで集計することにより、非歩行時間を算出する。また、非歩行時間計測部212bは、一日分の加算結果も求める。前記「歩行していないと見なすことができる程度の所定の身体活動の強さ」として、NFC通信部11又は無線通信部12から受信する身体活動強度閾値Pthを設定することができる。
中強度活動時間計測部212cは、同様に、身体活動データ列400に基づいて、「4メッツ〜6メッツの身体活動であった時間の合計」を1時間毎に計測する。そして、一日分の加算結果も求める。
加速度センサの出力から、歩数を求めるアルゴリズムは、種々知られている。歩数計測部212dは、任意のアルゴリズムに従って、1時間毎の歩数を計測する。そして、一日分の加算結果も求める。
歩数に歩幅を乗算すれば、歩行距離が求まる。身長から歩幅を求める手法がいくつか知られている。歩行距離計測部212eは、身長から歩幅を求める任意の手法を採用して、1時間毎の歩行距離を計測する。そして、一日分の加算結果も求める。
エクササイズ計測部212fは、前記エクササイズの定義に基づいて、1時間毎のエクササイズを算出する。そして、一日分の加算結果も求める。
管理サーバ10は、多くのユーザの歩数計2から送信された歩行に関する種々のデータを、統計的に処理し、各ユーザが使用する別端末70に通信網60を経由して送信する。
次に動作を説明する。
歩数計2の計測部212は、3次元加速度センサ23の出力に基づいて、1時間毎の歩行に関する種々のデータを計測し、身体活動集計表300を作成して記憶部214に格納する。制御部21のアラート処理部215は、動的に、(a)非歩行時間合計開始時刻T2により指定される所定時刻(例えば、午前8時)から現在までの非歩行時間の合計、及び(b)現在までの連続した非歩行時間を算出し、各々の閾値時間と比較する。そして、閾値時間を上回った時には、ユーザの健康に悪影響を与える状態が発生していると判断して、ユーザに対して警告を与えるように動作する。
前記(b)の現在までの連続した非歩行時間に基づくアラート処理について、詳細に説明する。図5は、身体活動集計表300の一部である。
60分単位非歩行判定閾値T=59分、連続非歩行時間アラート閾値T=5時間、連続非歩行時間判定開始時刻T=7時、連続非歩行時間判定開始時刻T=21時と仮定して説明する。
図5(a)では、7時から12時までの全ての1時間の非歩行時間が、60分単位非歩行判定閾値T以上であるので、12時になった時点で、非歩行の状態が5時間継続したと判定しアラートを出力する。
図5(b)では、7時台、8時台は、非歩行と判定されるが、9時台の54分は、60分単位非歩行判定閾値Tの59分未満であるので、9時台は、非歩行と判定されない。このため、12時での連続非歩行時間は2時間であるので、12時になってもアラートは出力されない。
アラートを出力する時に、例えば、振動発生部27は、ユーザに対して、特別なパターンの振動を与える。ディスプレイ部28は、特別な色の表示をする。ランプ部29は、警告の意味で赤いランプを点灯させる。スピーカ部は、特別なパターンの音を発生させる。そして、これらのうちの任意の一つ又は組み合わせを行う。
次に、歩数計2が、歩行に関する種々のデータを、管理サーバへ送信する動作について説明する。
歩数計2を携行したユーザがNFC通信部11に近づいた時には、NFC通信部11と、歩数計2のNFC通信部22の間で通信が行われ、NFC通信部11から受信したID番号の読み出し指令に応答して、NFC通信制御部216は、記憶部214から、ID番号及び歩行に関する種々のデータを読み出して、NFC通信部22から送信するように制御する。
更に、ユーザが、無線通信部25を使用して、歩行に関する種々のデータを送信するための操作を行った時には、無線通信制御部217は、無線通信部25からID番号及び歩行に関する種々のデータを送信するように制御する。
管理サーバ10は、複数のユーザの歩数計2から送信された歩行に関する種々のデータを、統計的に処理する。そして、別端末70からの要求に応答して、又は別端末70からの要求がなくても、統計的に処理した結果を別端末70に送信する。
図6乃至図10は、別端末70に表示される統計的な処理結果の例である。
図6は、健康管理の要約の画面である。本画面にログインして「いいね!」ボタンを押すとポイントが加算される。2行目の「今月のご利用金額」は、今月の社員食堂の利用金額である。3行目の「3月7日の摂取カロリー」は、直近の食事に関するデータを収集した日の摂取カロリーである。
4行目の「3月6日の歩数」は、直近の食事に関するデータを収集した日の一日前の歩数である。5行目の「3月6日の早歩き時間」は、直近の食事に関するデータを収集した日の一日前の中強度活動時間である。6行目の「3月6日の非歩行時間」は、直近の食事に関するデータを収集した日の一日前の非歩行時間である。
図7は、一週間分の非歩行時間の棒グラフである。閾値の10時間を超えている5日の分は赤色で表示する。週間だけでなく、月間、年間の表示も選択可能である。
図8は、一週間分の歩数の棒グラフである。閾値の4000歩に満たない日の分は赤色で表示する。週間だけでなく、月間、年間の表示も選択可能である。
図9は、一週間分の早歩き時間(中強度活動時間)の棒グラフである。下の閾値の5分に満たない日の分は赤色で表示する。上の閾値の20分に満たず、下の閾値の5分以下の日の分は黄色で表示する。週間だけでなく、月間、年間の表示も選択可能である。
図10は、所属している組織内の歩数、歩速又は摂取カロリーの偏差値である。歩速=400(m/h)の、所属している組織における偏差値は52であることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、身体活動集計表300は、1時間毎の集計表でなく、30分毎の集計表であってもよい。その場合に、60分単位非歩行判定閾値Tは、30分単位非歩行判定閾値に変更されるべきであることは、当業者には明らかである。
1 健康管理システム
2 歩数計
10 管理サーバ
11 NFC通信部
12 無線通信部
21 制御部
212 計測部
212a 身体活動データ列作成部
212b 非歩行時間計測部
212c 中強度活動時間計測部
212d 歩数計測部
212e 歩行距離計測部
212f エクササイズ計測部
213 時計
214 記憶部
215 アラート処理部
216 NFC通信制御部
217 無線通信制御部
22 NFC通信部
23 3次元加速度センサ
24 電池
25 無線通信部
26 GPS部
27 振動発生部
28 ディスプレイ部
29 ランプ部
30 スピーカ部
300 身体活動集計表
400 身体活動データ列
410 非歩行判定データ列
50 通信網
60 通信網
70 別端末

Claims (9)

  1. 加速度センサを搭載し、前記加速度センサの出力に基づいて歩数を計測する歩数計であって、
    前記加速度センサの出力に基づいて、身体活動データ列を作成する身体活動データ列作成部と、
    前記身体活動データ列に基づいて、非歩行時間を計測する非歩行時間計測部と、
    前記非歩行時間計測部により計測された非歩行時間を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された非歩行時間に基づいて算出された時間が、所定の閾値時間を超えたか否か判定するアラート処理部と、
    を備え、
    前記記憶部に記憶された非歩行時間に基づいて算出された時間が、所定の閾値時間を超えた場合には、触覚的、視覚的又は聴覚的な警告を発することを特徴とする歩数計。
  2. 前記アラート処理部は、
    (a)当日の所定時刻から現在までの非歩行時間の合計が、第1の所定の閾値を超えたか否か、
    (b)現在までの連続した非歩行時間が、第2の所定の閾値を超えたか否か、
    の両方、又はいずれか一方を判定することを特徴とする請求項1に記載の歩数計。
  3. 前記第1の所定の閾値及び/又は前記第2の所定の閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の歩数計。
  4. 1時間毎の歩行/非歩行を決定するための60分単位非歩行判定閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の歩数計。
  5. 単位時間毎の歩行/非歩行を判定するための身体活動強度閾値を、外部から受信するためのNFC通信部及び/又は無線通信部を備えたことを特徴とする請求項1〜4に記載の歩数計。
  6. 加速度センサを搭載し、前記加速度センサの出力に基づいて歩数を計測する歩数計であって、
    前記加速度センサの出力に基づいて、身体活動データ列を作成する身体活動データ列作成部と、
    前記身体活動データ列に基づいて、非歩行時間を計測する非歩行時間計測部と、
    前記非歩行時間計測部により計測された非歩行時間を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された非歩行時間のデータを、NFC通信により外部に送信するNFC通信部、及び/又は、前記記憶部に記憶された非歩行時間のデータを、無線通信により外部に送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする歩数計。
  7. 請求項6に記載の歩数計、前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを受信するNFC通信部が組込まれた、食堂の精算装置、勤怠管理装置、入退室管理装置、プリンタ認証装置、パソコン起動時の認証装置、又は自動車の乗車起動時の認証装置、及び前記非歩行時間のデータを処理する管理サーバ装置を備えたことを特徴とする健康管理システム。
  8. 請求項6に記載の歩数計、前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを、携帯電話若しくはスマートフォンの通信機能、又はWiFi若しくはBlue tooth(登録商標)の通信機能により受信する無線通信部、及び前記非歩行時間のデータを処理する管理サーバ装置を備えたことを特徴とする健康管理システム。
  9. 前記歩数計から送信された非歩行時間のデータを処理した結果を、前記歩数計とは別の端末へ送信する前記管理サーバ装置を備えたことを特徴とする、請求項7又は8に記載の健康管理システム。




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