JP2018178923A - ハイブリッド式電源装置及び連結吊金具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、その電装品箱は、エンジン発電機に隣接して配置されている。このため、本発明は、エンジン発電機と電装品箱とを一まとまりのユニットとしてコンパクトに構成することができる。したがって、本発明は、既存のエンジン発電機を利用して、電装品箱を備えたハイブリッド式電源装置を簡易に構成することができる。
また、ハイブリッド式電源装置は、エンジン発電機用吊部と電装品箱用吊部とを連結吊部で連結して一体化したことで、ハイブリッド式電源装置全体をバランスよく一体的に吊り上げることができるため、吊り上げる際の装置全体の剛性を向上させることができる。
また、第1及び第2の凹部に挿入された軸部材は、逆U字部と第1及び第2の凹部の間に軸支されている。このため、本発明は、第1及び第2のパッドによって、回転支点となる軸部材を支えることができるので、連結吊部が傾倒するときの支点の位置がずれないため、連結吊部をスムーズに回動させることができる。
また、連結吊金具は、軸部材を取り外すことによって、エンジン発電機と電装品箱との二つの装置にばらすことができる。
なお、図1に示すハイブリッド式電源装置1の制御盤22がある方向を「前」、排風口3f(図2参照)がある方向を「後」、鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、電装品箱3がある幅方向を「左」、エンジン発電機20がある幅方向を「右」として適宜説明する。
図1及び図2に示すように、ハイブリッド式電源装置1は、エンジン発電機20と、バッテリBT(図3参照)との二種類の発電機を備えた電源装置である。ハイブリッド式電源装置1は、エンジン発電機20と、電装品やバッテリBT等の補助装置30を収容した電装品箱3と、エンジン発電機20と電装品箱3とを連結して一体として吊り上げるための連結吊金具4と、を備えて構成されている(図3参照)。ハイブリッド式電源装置1は、エンジン発電機20と、電装品箱3と、連結吊金具4と、を備えているものであればよく、それらの形式及び種類は特に限定されない。ハイブリッド式電源装置1に設けられた補助装置30は、電装品であればよく、以下、バッテリBTを電装品箱3内に設けた場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、共通架台11は、エンジン発電機20と電装品箱3とを一緒に載設する平面視して長方形の金属製板部材である。共通架台11は、エンジン発電機20及び電装品箱3の下面に取り付けられている。共通架台11の外周部には、逆L字状に折曲形成することによって補強されて、エンジン発電機20及び電装品箱3を載置する載置部11aが形成されている。共通架台11上の前後左右には、車軸25を下側から軸支する軸受部27が接合されている。さらに、ハイブリッド式電源装置1は、共通架台11の下側に台車ベース(図示省略)を取り付けてもよい。
シール材12は、例えば、図1及び図2に二点鎖線で示すように、裏面に粘着剤が付いたフィルム状の防水テープから成る。このシール材12は、隣接して配置されたエンジン発電機20と電装品箱3と連結する役目と、エンジン発電機20と電装品箱3との間を防水する役目と、を果す。図4に示すように、シール材12は、例えば、3mm程度の厚さの樹脂製テープから成る。
また、図8に示すように、シール材12は、エンジン発電機20の発電機用筐体2と電装品箱3との間に密着させた状態に介在させて配置してもよい。
エンジン発電機20は、エンジンによって発電機を駆動させて負荷へ電力を供給する発電機である。このエンジン発電機20は、例えば、燃料の燃焼によって生じるエネルギーを使用して発電する装置から成る。エンジン発電機20の構造は、特に限定されず、エンジンによって発電する装置であればよい。
図1に示すように、発電機用筐体2は、エンジン発電機20の筐体である。発電機用筐体2内には、例えば、エンジン、発電機、電装品、冷却ファン、燃料タンク等が収容されている。
前面パネル2aは、エンジン発電機20の前面を覆うパネル部材である。点検ドア2eは、発電機用筐体2内のエンジン発電機本体21(図3参照)等を点検するときに開閉する扉である。点検ドア2eは、前面パネル2aの中央部に配置されている。オイルドレン2vは、劣化したオイルを排出するための排油口である。開閉ノブ2fは、点検ドア2eに取り付けられた折畳み式のノブである。
制御盤22は、使用する電源を、エンジン発電機20と、電装品箱3内のバッテリBTと、に切り替える運転切替スイッチや、各種の制御スイッチ等が設置させた制御装置である。
連結吊金具4は、ハイブリッド式電源装置1をクレーン等で吊り上げる際に、クレーンのフック(図示省略)を掛止させる部位であり、その構造等は後で詳述する。連結吊金具4が取り付けられる上面パネル2cの下面には、図6と同様な補強用のフレーム部材2uが設けられている。
燃料給油用蓋部材2iは、発電機用筐体2の上部から発電機用筐体2内の燃料タンク(図示省略)に燃料を供給する際に開閉する扉である。
側面パネル2qは、発電機用筐体2の左側側面の上部を覆うパネル部材である。側面カバー2rは、発電機用筐体2の左側の中央部を覆うカバー部材である。配線用穴2sは、発電機用筐体2と電装品箱3とを接続する配線(図示省略)を挿通させるための開口である。電圧調整用穴2tは、発電機自動電圧調整器を調整するための部材が設置される開口である。吸気口2pは、外気を発電機用筐体2内に吸入するための開口である。
図3に示すように、発電機用筐体2の右側面側及び左側面側(外周面)には、平面視して略コ字(U字)形状に形成された取手23,24が突設されている。
図8に示すように、発電機用筐体2の左側面側の取手24は、例えば、金属製丸棒を略コ字状に曲げ、両端を発電機用筐体2の外周面側から当板を当てた内側に差し込み、外内両側を全周溶接して固定している。取手24は、図8及び図9に示すように、シール材12(図1及び図2参照)を介在して、電装品箱3内に設けたブラケット33に、U字ボルト等から成る一対の連結ボルトB1と、一対の連結ボルトB1にそれぞれ螺着されるナットN1とで固定されている。つまり、取手24と連結ボルトB1とナットN1は、発電機用筐体2と電装品箱3とを連結するための連結部材である。
車軸25は、発電機用筐体2の前部から後部に亘って延設された左右一対の円筒状の部材から成る。この車軸25の両端部には、エンジン発電機20だけを切り離して、単独で使用する場合に、車輪13が回転自在に設置される。
クランプ26は、車軸25を上側から覆うようにして軸支する正面視して半円形の軸支部と、軸支部から左右方向に延設された固定部と、を一体形成した板状部材から成る。
軸受部27は、車軸25の下側半分が軸合する軸合部を有する軸支部材である。軸受部27は、左右一対の車軸25の前後にそれぞれ設置されている。それらの軸受部27は、共通架台11上にそれぞれ接合されている。
前記したように、図1及び図2に示す電装品箱3は、バッテリBTや、バッテリBT等の電装品の補助装置30を収容した箱体(バッテリボックス)である。
電装品箱3の前側には、前面パネル3aと、電装品箱ベース3eと、モニタ34と、充電コンセント35と、が配置されている。
前面パネル3aは、電装品箱3の上部前面を形成するパネル板部材である。電装品箱ベース3eは、前面パネル3aの下側に着脱可能に配置されたベース部材である。電装品箱ベース3e内には、後記する吸気口3iから取り入れた外気が電装品箱3内及びエンジン発電機20内に流れる吸気流路3jが形成されている(図3参照)。
モニタ34は、バッテリBT及び補助装置30に関する情報を表示したり、スイッチ類等を配置したりしている表示操作装置である。充電コンセント35は、バッテリBTを充電するときに使用する商用コンセントである。
連結吊金具4の左側部位は、電装品箱3の上面の右寄りの位置に配置された上側パネル部材3kと下面のフレーム部材2uに取り付けられている。
後面パネル3bは、電装品箱3の後面を形成するパネル部材である。図6に示すように、後面パネル3bの内側には、上部の排風口3fの内側にバッテリ本体冷却装置32が設けられ、バッテリ本体冷却装置32の下側に各部を冷却した空気を排気するための排気流路3gが形成されている。
排風口3fは、バッテリBT、電装品部31、充電器部36、及び、インバータ部37を冷却した空気を、バッテリ本体冷却装置32に設けられた電動ファンによって、電装品箱3の外部に排気する排気口である。排風口3fの内側のバッテリ本体冷却装置32の内側には、バッテリBTが隣設されている。
バッテリBTの下側には、電装品部31と、充電器部36と、が配置されている。
側面パネル3dは、電装品箱3の側面中央部を覆うパネル部材である。側面パネル3d内には、上部に前記した電装品部31及び充電器部36が配置され、下部にインバータ部37、インバータ本体冷却装置38、冷却フィン部39b、及び、冷却フィン冷却装置39が配置されている。
取手3hは、前記取手23,24と同様に、電装品箱3の左側面側に突設された平面視して略コ字(U字)形状の部材から成る。
図10に示すように、連結吊金具4は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42と、エンジン発電機用吊部41と電装品箱用吊部42とを連結する連結吊部40と、パッド43,44(第1のパッド及び第2のパッド)と、吊金具45と、傾倒部材46,47と、緩衝材48,49と、締結部材T1,T2(軸支部)と、当てゴム5と、ゴム固定ねじ部材51と、吊下部固定部材52,53と、支持板部材54と、吊下部50と、を備えて構成されている。連結吊金具4は、クレーン等のフック(図示省略)に掛止してハイブリッド式電源装置1を吊り上げた際に、エンジン発電機20側と、電装品箱3側と、が吊り合う位置に取り付けられている。
なお、連結吊金具4は、略左右対称形状に形成されているため、以下、連結吊金具4の右側を主に説明し、適宜左側の部材の説明を省略する。
エンジン発電機用吊部41は、エンジン発電機20の上部に上方に突出した状態に設けられた側面視して逆U字形状の部材である。これと同様に、電装品箱用吊部42は、電装品箱3の上部に上方に突出した状態に設けられた側面視して逆U字形状の部材である。エンジン発電機用吊部41は、例えば、金属製丸棒をU字状に曲げたものから成る。
図6に示すように、電装品箱用吊部42は、U字状に曲げ形成された金属製丸棒の両端を電装品箱3の上側パネル部材3k側から下面側に差し込み、フレーム部材2uに沿って配置されている。電装品箱用吊部42は、電装品箱用吊部42とこの電装品箱用吊部42を挿入した上側パネル部材3kの挿入孔の周部と、電装品箱用吊部42とフレーム部材2uとが当接している部分と、の二箇所を溶接して固定されている。
なお、発電機用筐体2のエンジン発電機用吊部41も同じ構造とする(図示省略)。
図10及び図12(a)、(b)に示すように、パッド43(第1のパッド)及びパッド44(第2のパッド)は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42に形成された逆U字部41a,42aにそれぞれ嵌め込められて上部に凹部43a(第1の凹部)及び凹部44a(第2の凹部)をそれぞれ有する部材である。パッド43,44は、ゴム等の比較的柔らかい部材によって形成された側面視して略矩形の厚板状部材から成る。パッド43,44は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42に形成された逆U字部41a,42aにそれぞれ嵌め込められる係合部43b,44bと、上部に形成された凹部43a,44aと、を有している。
係合部43b,44bは、この係合部43b,44bに係合するエンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42の側面形状に合わせて曲面状に形成されている。
凹部43a,44aは、締結部材T1が係合する縦断面視して半円形の溝から成る。
図1に示すように、吊金具45は、一端(右端)側を発電機用筐体2の上方に配置し、他端(左端)側を電装品箱3の上方に配置した金具である。吊金具45は、例えば、金属製丸棒を略コ字状に曲げて形成されている。図10に示すように、吊金具45は、右端側を発電機用筐体2の上方の緩衝材48の上に配置すると共に前後一対の傾倒部材46間の上部に連結され、左端側を電装品箱3の上方の緩衝材49の上に配置すると共に前後一対の傾倒部材47間の上部に連結されている。吊金具45の端部と、傾倒部材46,47とは、例えば、溶接手段等によって接合されている。吊金具45のコ字状に曲げ加工した部位の内側には、左右方向に延びる支持板部材54が接合されている。吊金具45は、傾倒部材46,47、緩衝材48,49、当てゴム5、ゴム固定ねじ部材51、吊下部固定部材52,53、支持板部材54、及び、吊下部50と共に、締結部材T1,T2を中心として前後方向に回動可能に支持されている。吊金具45は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42に配置した締結部材T1,T2(軸支部)を中心として傾倒させたときに、U字溝部48a,49aの傾斜壁面48b,49bがエンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42に当接して支持されるように配置されている。
傾倒部材46,47は、吊金具45の両端部を挟持した状態にそれぞれ設けられたU字部材である。図12(a)、(b)に示すように、それぞれの傾倒部材46,47は、側面視して略J字(L字)状に曲げ加工された前後一対の金属製板部材の下端部を重ねた状態に対向配置して、全体を側面視してU字状に配置して成る。傾倒部材46,47は、締結部材T1,T2、緩衝材48,49及び吊金具45の下端部を挟持する挟持部46a,47aと、一対の挟持部46a,47a間に形成された間隙部G,Gと、二枚の金属製板部材を重ねて配置した重合部46b,47b(U字形状部)と、正面視して逆U字状に切欠形成された切欠部46c,47c(U字溝)(図10参照)と、を有している。傾倒部材46,47は、吊金具45の両端部を挟持した状態にそれぞれ設けられている。
間隙部G,Gには、下から順にボルトT1a,T2a(軸部材)、逆U字部41a,42a、緩衝材48,49が配設されている。
重合部46b,47b(U字形状部)は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42の逆U字部41a,42a内に配置された締結部材T1,T2を下側から抱持するようにして支持している。重合部46b,47bは、側面視してU字状に形成されている。
図10に示すように、切欠部46c,47c内には、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42の上部と、緩衝材48,49の傾斜壁面48b,49bと、が配置されている。
緩衝材48,49は、連結吊部40を前側に傾倒させたときに、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42の上部前側外周面に弾性的に当接する部材である(図12(b)参照)。緩衝材48,49は、傾倒部材46,47の挟持部46a,47aに装着された厚板状の弾性部材(例えば、ゴム、あるいは、軟質の合成樹脂)から成る。図11に示すように、緩衝材48,49は、切欠部46c,47c(U字溝)に挿入されるU字溝部48a,49aと、U字溝部48a,49aの上部に形成された傾斜壁面48b,49bと、を有している。緩衝材48,49は締結部材T1,T2の上に載置され、緩衝材48,49の上には吊金具45の左右下端が載置されている。
図10及び図11に示すように、締結部材T1,T2(軸支部)は、それぞれの逆U字部41a,42aと、それぞれの傾倒部材46,47と、をそれぞれ連結するための連結具である。締結部材T1,T2は、例えば、ボルトT1a,T2a(軸部材)と、ボルトT1a,T2aのねじ部に螺着されるナットT1b,T2bと、ボルトT1a,T2aの頭部及びナットT1b,T2bに隣接される座金T1c,T2cと、を備えて構成されている。締結部材T1,T2は、連結吊部40を回動自在に軸支する軸支部の機能を果す。
図10に示す当てゴム5は、連結吊部40が傾倒した際に吊下部50、吊金具45等が、発電機用筐体2の上面の上面パネル2cに衝突するのを防止するための緩衝用部材である。当てゴム5は、ゴム製の円錐台形状の部材から成る。当てゴム5の軸部には、この当てゴム5を吊下部固定部材52を介して支持板部材54に連結するためのねじ挿通孔が形成されている。
ゴム固定ねじ部材51は、当てゴム5及び吊下部固定部材52に形成されたねじ挿通孔(図示省略)を介して支持板部材54に形成された雌ねじ部54aにねじ止めされるねじ部材である。
吊下部固定部材52,53は、吊下部50の左右の下端部が溶接手段等によって固定される金属製平板部材である。吊下部固定部材52,53は、支持板部材54の表裏(前面及び後面)に固定されている。
支持板部材54は、吊下部50を吊下部固定部材52,53を介在して吊金具45に連結させるための金属製平板部材である。支持板部材54は、略コ字状の吊金具45の略コ字状部45aに嵌め込んで外周部を吊金具45に接合して固定されている。
吊下部50は、クレーンのフック(図示省略)が掛止される部位である。吊下部50は、逆U字状に曲げ加工した金属製棒状部材から成る。吊下部50は、前記したように、前側下端部が吊下部固定部材52に接合され、後側下端部が吊下部固定部材53に接合されている。
次に、図1〜図15を参照しながら本発明の実施形態に係るハイブリッド式電源装置1及び連結吊金具4の作用を、エンジン発電機20と電装品箱3とを連結する手順に沿って説明する。
これにより、エンジン発電機20と電装品箱3とは、シール材12によって、発電機用筐体2と電装品箱3とを密着させて防水性を維持しながら、連結ボルトB1でしっかりと連結させることができる。
このように、エンジン発電機20と電装品箱3とは、一つの共通架台11上に搭載させることで、上部を連結吊金具4で連結したエンジン発電機20と電装品箱3との下部を、共通架台11で保持して固定することができる。その結果、ハイブリッド式電源装置1は、吊り上げた際の応力に耐えることができる強度を確保することができるので、エンジン発電機20と電装品箱3とを一緒に吊り上げて搬送させることができるようになる。
さらに、ハイブリッド式電源装置1は、共通架台11の下側に台車ベース(図示省略)を適宜取り付けて、移動台車付きの装置にすることによって、移動運搬性を向上させてもよい。
さらに、連結吊金具4は、エンジン発電機用吊部41及び電装品箱用吊部42の逆U字部41a,42aにパッド43,44を有しているので、強い衝撃を受けた場合、パッド43,44によっても、その強い衝撃を吸収することができる。このため、連結吊金具4の耐衝撃性を向上させることができる。
また、ハイブリッド式電源装置1は、エンジン発電機20内にエンジン発電機本体21を備え、電装品箱3内にバッテリBTを備えている。このため、ハイブリッド式電源装置1は、エンジン発電機20を運転して電力を供給したり、また、エンジン発電機20を停止させて、バッテリBTから電力を供給したり、ニつの電源から電力を供給することができる。
また、バッテリBTの充電が不足した場合には、エンジン発電機20を使ってバッテリBTを充電したり、エンジン発電機20でバッテリBTを充電しながら、電力を供給することもできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
取手23は、エンジン発電機20と電装品箱3との一方の外周面に突設して、ブラケット33は、エンジン発電機20と電装品箱3との他方の内部に設ければよい。このため、取手24は、電装品箱3の外周面から突設させて、ブラケット33は、エンジン発電機20内に設けてもよい。その取手24は、シール材12を介在して連結ボルトB1によってブラケット33に連結する。
このようにしても、前記実施形態と同様、エンジン発電機20と電装品箱3とを取手24を利用してしっかりと連結させることができる。
また、緩衝材48,49の傾斜壁面48b,49bは、必要に応じて形成すればよく、なくてもよい。この場合、緩衝材48,49は、傾斜壁面48b,49bがある部位を平らに形成することによって、連結吊部40を前後に傾倒させたときに、前後方向に同じ傾倒角度θ1で傾くようになる。
2 発電機用筐体
3 電装品箱
3h,23,24 取手
4 連結吊金具
11 共通架台
12 シール材
20 エンジン発電機
21 エンジン発電機本体
30 補助装置
33 ブラケット
40 連結吊部
41 エンジン発電機用吊部
41a,42a 逆U字部
41c,42c 外周面
42 電装品箱用吊部
43 パッド(第1のパッド)
43a 凹部(第1の凹部)
44 パッド(第2のパッド)
44a 凹部(第2の凹部)
45 吊金具
46,47 傾倒部材
46a,47a 挟持部
46b,47b 重合部(U字形状部)
46c,47c 切欠部(U字溝)
48,49,48A,48B 緩衝材
48a,49a U字溝部
48b,49b,48Ab,48Bb 傾斜壁面
48d,49d 下端
50 吊下部
B1 連結ボルト
BT バッテリ
G 間隙部
T1,T2 締結部材(軸支部)
T1a,T2a ボルト(軸部材)
θ1,θ3,θ1A,θ1B 傾倒角度
θ2,θ2A,θ2B 傾斜角度
Claims (8)
- エンジンによって発電機を駆動して負荷に電力を供給するエンジン発電機と、
バッテリを収容した電装品箱と、
前記エンジン発電機と前記電装品箱とを一体として吊り上げるための連結吊金具と、を備え、
前記電装品箱は、前記エンジン発電機に隣接して配置され、
前記連結吊金具は、
前記エンジン発電機の上部に設けられたエンジン発電機用吊部と、
前記電装品箱の上部に設けられた電装品箱用吊部と、
前記エンジン発電機用吊部と前記電装品箱用吊部とを連結する連結吊部と、を備えたこと、
を特徴とするハイブリッド式電源装置。 - 前記エンジン発電機と前記電装品箱とは、共通架台に搭載されていること、
を特徴とする請求項1に記載のハイブリッド式電源装置。 - 前記連結吊部は、
一端側を前記エンジン発電機の上方に配置し、他端側を前記電装品箱の上方に配置した略コ字状をなした吊金具を有し、
前記エンジン発電機用吊部及び前記電装品箱用吊部は、それぞれ逆U字形状をなした逆U字部を有し、
前記連結吊金具は、
前記吊金具の一端側及び他端側をそれぞれ前記逆U字部の内側に傾倒自在に軸支する一対の軸支部と、
前記一対の軸支部と前記吊金具の一端側及び他端側とをそれぞれ連結する一対の傾倒部材と、
前記一対の傾倒部材にそれぞれ設けられた緩衝材と、を備え、
前記吊金具は、前記軸支部を中心として傾倒させたときに、前記緩衝材が前記逆U字部にそれぞれ当接した状態に支持されること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド式電源装置。 - 前記連結吊金具は、
前記エンジン発電機用吊部に形成された前記逆U字部に嵌め込められて上部に第1の凹部を有する第1のパッドと、
前記電装品箱用吊部に形成された前記逆U字部に嵌め込められて上部に第2の凹部を有する第2のパッドと、を備え、
前記軸支部は、
前記第1の凹部及び前記第2の凹部にそれぞれ挿入された軸部材を備え、
それぞれの前記軸部材は、
それぞれの前記逆U字部と前記第1及び第2の凹部の間に軸支され、
前記一対の傾倒部材は、
前記吊金具の一端側及び他端側を挟持する一対の挟持部と、
前記一対の挟持部の間に形成された間隙部と、
前記一対の挟持部を前記逆U字部が貫通するように形成されたU字溝と、
前記一対の挟持部の下部に形成されたU字形状部と、を備え、
前記一対の挟持部は、上部が前記吊金具の一端側及び他端側にそれぞれ連結され、下部が前記U字形状部によって前記軸部材を巻き込むようにして前記軸部材に連結され、
前記間隙部には、下部から順に前記軸部材、前記逆U字部、及び前記緩衝材が配設されていること、
を特徴とする請求項3に記載のハイブリッド式電源装置。 - 前記緩衝材は、前記U字溝に適合する形状のU字溝部と、
前記U字溝部の内側に形成された傾斜壁面と、を備えたこと、
を特徴とする請求項4に記載のハイブリッド式電源装置。 - 前記エンジン発電機と前記電装品箱とは、互いに隣接した部分の外周部にシール材を設けて連結していること、
を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のハイブリッド式電源装置。 - 前記エンジン発電機と前記電装品箱との一方の外周面には、取手が突設され、
前記エンジン発電機と前記電装品箱との他方の内部には、ブラケットが設けられ、
前記取手は、前記エンジン発電機と前記電装品箱との間に配置したシール材を介在して連結ボルトによって前記ブラケットに連結されていること、
を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のハイブリッド式電源装置。 - エンジンによって発電機を駆動して負荷に電力を供給するエンジン発電機の上部に設けられたエンジン発電機用吊部と、前記エンジン発電機に隣接して配設された電装品箱の上部に設けられた電装品箱用吊部と、を一体として吊り上げるための連結吊金具であって、
前記連結吊金具は、
前記エンジン発電機用吊部と前記電装品箱用吊部とを連結する連結吊部を備え、
前記連結吊部は、
一端側を前記エンジン発電機の上方に配置し、他端側を前記電装品箱の上方に配置した略コ字状をなした吊金具を有し、
前記エンジン発電機用吊部及び前記電装品箱用吊部は、それぞれ逆U字形状をなした逆U字部を有し、
前記連結吊金具は、
前記吊金具の一端側及び他端側をそれぞれ前記逆U字部の内側に傾倒自在に軸支する一対の軸支部と、
前記一対の軸支部の前記吊金具の一端側及び他端側とをそれぞれ連結する一対の傾倒部材と、
前記一対の傾倒部材にそれぞれ設けられた緩衝材と、を備え、
前記吊金具は、前記軸支部を中心として傾倒させたときに、前記緩衝材が前記逆U字部にそれぞれ当接した状態に支持されること、
を特徴とする連結吊金具。
Priority Applications (1)
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JP2017082330A JP6626469B2 (ja) | 2017-04-18 | 2017-04-18 | ハイブリッド式電源装置及び連結吊金具 |
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-
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