JP2018176616A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】留め置き印刷において、プレビュー画像を利用することでユーザに対してエラー情報を提示可能としつつ、プレビュー画像の保存容量を低減させることができる。【解決手段】受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示に応じて留め置かれた印刷ジョブの印刷を実行する留め置き印刷を実行可能な画像形成装置であって、受信された印刷ジョブの印刷データを解析する解析手段と、解析手段の解析処理においてエラーが検知された場合に、検知されたエラーの内容に基づいて、プレビュー画像を生成すべきページを決定する決定手段と、決定されたページのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成手段と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷ジョブを一時的に留め置きする留め置き印刷を実行可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラムに関する。
近年、セキュリティやコスト削減意識の高まりから、受信した印刷データを特定する書誌情報や印刷データを画像形成装置またはサーバに保存しておき、ユーザ認証後に印刷を開始する留め置き印刷を行う印刷システムが存在している。このような印刷システムでは、ホストPC(パーソナルコンピュータ)から送信された印刷データや印刷データを特定する書誌情報が、画像形成装置またはサーバに一時的に蓄積される。画像形成装置にユーザがログインするとユーザ認証が行われ、ユーザ認証が成功すると、画像形成装置は当該ユーザの印刷ジョブリストを表示する。そして、ユーザが印刷ジョブリストから印刷ジョブを指定することで、当該印刷ジョブの印刷が実行される。
また、画像データの出力イメージを表示手段に表示するプレビュー画像機能が提案されている(特許文献1参照)。また、プレビュー画像を利用してユーザにエラー情報を提示する機能も提案されている。さらに、留め置き印刷を行う上記のような印刷システムでは、プレビュー画像の表示を高速化するため、留め置かれた印刷ジョブに対して予めプレビュー画像を生成し、記憶装置に保存しておく機能が提案されている。
特開2011−188105号公報
しかし、プレビュー画像を利用してユーザにエラー情報を提示する場合に、留め置かれた印刷ジョブのそれぞれについて、一律に全てのページのプレビュー画像を保存すると、プレビュー画像の保存容量を増大させてしまうという課題がある。
そこで、本発明では、留め置き印刷において、プレビュー画像を利用することでユーザに対してエラー情報を提示可能としつつ、プレビュー画像の保存容量を低減させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明による画像形成装置は、受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示に応じて留め置かれた印刷ジョブの印刷を実行する留め置き印刷を実行可能な画像形成装置であって、受信された印刷ジョブの印刷データを解析する解析手段と、解析手段の解析処理においてエラーが検知された場合に、検知されたエラーの内容に基づいて、プレビュー画像を生成すべきページを決定する決定手段と、決定されたページのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、留め置き印刷において、プレビュー画像を利用することでユーザに対してエラー情報を提示可能としつつ、プレビュー画像の保存容量を低減させることができる。
第1実施例における印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。 第1実施例における留め置き処理の流れを示すフローチャートである。 ステップS2003における印刷時間の予測処理の流れを示すフローチャートである。 ステップS2007におけるプレビュー画像生成処理の流れを示すフローチャートである。 プレビュー画像生成条件判定処理の流れを示すフローチャートである 画像形成装置におけるプレビュー画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 操作部に表示される画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
留め置き印刷を実行可能な印刷システムでは、ユーザがホストPCを操作し、画像形成装置に印刷ジョブを投入してから、ユーザがその印刷ジョブの印刷指示を行って画像形成装置で印刷が実行されるまでの間に、時間の猶予が発生する。そこで、その間に印刷ジョブの印刷データを解析して、解析処理の結果から印刷時間を予測したり、プレビュー画像を生成したりする印刷システムが知られている。本実施例では、そのような印刷システムを例にする。
そのような印刷システムにおいて、プレビュー画像を表示するための画像データを予め生成しておくことにより、ユーザからのプレビュー画像の表示指示を受け付けた際のプレビュー画像の表示速度を高速化することが可能となる。以下、プレビュー画像を表示するための画像データを、単にプレビュー画像と表現する場合がある。一方で、留め置きされる全ての印刷ジョブ、全てのページに対してプレビュー画像を生成する場合、記憶装置の容量が逼迫してしまい、留め置き可能な印刷ジョブの数が制限されてしまう。以下では、印刷時間の予測処理においてエラーを検知した際にそのエラーの内容を示す情報(以下、エラー情報という)を記憶しておき、当該エラー情報に基づいてプレビュー画像を生成するページを決定する印刷システムを説明する。
<システム構成>
図1は、第1実施例における印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す印刷システムは画像形成装置100,101と、PC191とを備える。画像形成装置100,101とPC191とはイーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)190を介して互いに通信可能に接続されている。なお、本実施例では、画像形成装置100,101とPC191との通信にはTCP/IPが用いられるが、TCP/IP以外のプロトコル(例えば、UDP)が用いられてもよい。また、図1には2台の画像形成装置100,101が例示されているが、印刷システムは画像形成装置をいくつ備えていてもよい。
画像形成装置100,101はMFP(Multi Function Printer)であり、ホストPC(本実施例では、PC191)からの印刷指示に応じて処理を実行する。なお、画像形成装置100,101はMFP以外のSFP(Single Function Printer)、LBP(Laser Beam Printer)であってもよい。また、画像形成装置100,101はMFP、SFP、LBP以外のプリント方式のプリンタであってもよい。
画像形成装置100と画像形成装置101とは同一の構成を有する。したがって、以下では画像形成装置100の構成について説明する。
画像形成装置100は、リーダー部120と、プリンタ部130と、操作部140と、画像記憶部150と、認証部160と、これら各構成要素を制御する制御部110とを含む。
制御部110は、ROM、RAM、CPU等を有し、CPUがROMまたは不図示の他の記憶媒体(例えば、HDDや外部メモリ)に格納されたプログラムに基づいて画像形成装置100全体を統括的に制御する。それにより上記各構成要素が制御される。本実施例では、後述する図2〜図6に示す処理を実行するためのプログラムや、レンダリング処理等を行うためのプログラムが制御部110のROM等に予め格納される。制御部110のCPUはそれらのプログラムをRAMにロードし実行する。制御部110のRAMは、CPUの作業領域としても用いられる。なお、レンダリング処理等の各種処理を専用のハードウェア(図示せず)が行うようにしてもかまわない。
リーダー部120は制御部110の指示に従って画像データの読み取りを行う。プリンタ部130は制御部110の指示に従ってプリンタエンジン(不図示)を用いて画像データの出力を行う。
操作部140はユーザが操作を行うための操作キーと、画像データの表示や各種機能の設定などを行う液晶パネル(以下、表示装置ともいう)とを備える。また、操作部140は、操作キーや液晶パネルをユーザが操作することで入力される情報を制御部110に通知する。本実施例における操作部140は、後述するプレビュー画面(図7(b)(c)に示す画面)を表示可能である。
画像記憶部150は、入力データやプレビュー画像などのデータを記憶する。また、画像記憶部150は制御部110の作業領域としても利用される。
認証部160は、操作部140やIDカードなどからユーザ認証情報を取得し、認証処理を実行し、結果を制御部110に通知する。
次に、ホストPC(PC191)にて実行される処理の概要を説明する。なお、PC191は一般的なコンピュータと同一の構成を有する。したがって、PC191の構成については説明を省略する。
PC191が有するプリンタドライバは、アプリケーションからOSを介して受付けた印刷命令をもとにページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータを生成する。PDLコマンドで構成されたPDLデータが印刷データ(入力データ)となる。そして、PC191は、LAN190を介しTCP/IPを経由して印刷データをジョブ単位で画像形成装置100に送信する。なお、送信される印刷データには印刷データの生成時または送信時にユーザを識別するためのユーザ情報が埋め込まれているものとする。
印刷システムはさらに、図1に示すように、サーバ180を備えていてもよい。ここで、サーバ180について説明する。サーバ180は、入力データやプレビュー画像を留め置くことが可能である。サーバ180は、認証部181と画像記憶部182とを含む。画像形成装置100,101は、操作部140やIDカードなどから入力された認証書情報を、LAN190を介してサーバ180に送信する。すると、サーバ180は、認証部181において認証処理を実行する。そして、サーバ180は、認証結果を元に画像記憶部182に保存されている書誌情報、入力データ、プレビュー画像などを、LAN190を介してTCP/IPを経由して画像形成装置100や画像形成装置101に送信する。これにより、画像形成装置100,101が画像記憶部150と認証部160とを備えていない場合でも、印刷システムにおいて留め置き印刷を実現することが可能となる。
<留め置き処理の処理フロー>
図2は、第1実施例における留め置き処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは画像形成装置100に印刷データを格納する例を用いるが、印刷データ格納用のサーバ(図1に示すサーバ180)を用意し、当該サーバに印刷データが格納されるようにしてもよい。
ステップS2001において、制御部110はPC191からLANを介し送信された印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに付随する印刷データを作業領域(制御部110内のRAMまたは画像記憶部150)に一時保存する。
ステップS2002において、制御部110は上記作業領域内の印刷データをもとに印刷ジョブの書誌情報を生成する。ここで、書誌情報として、例えばユーザ情報、出力カラーモード、部数、片面両面、ページ数などの機種依存性がない情報が生成される。また例えば、ステイプル、画像処理、給排紙段などの機種依存性がある情報が生成される。また例えば、用紙サイズなどのページごとの情報が生成される。なお、書誌情報としてその他の情報が生成されてもよい。制御部110は生成した書誌情報を上記作業領域に一時保存する。
ステップS2003において、制御部110は上記作業領域内の印刷データ(PDLデータ)を解析し、順次得られるPDL解析結果を用いて印刷時間を予測する。制御部110が実行する印刷時間の予測処理については図3を用いて後述する。ここでの印刷時間の予測は、印刷ジョブの受信(印刷データの作業領域への保存)後、ユーザからの当該印刷ジョブの印刷指示が初めて受け付けられる前に実行されることを想定している。このようにすることで後述するように、印刷時間の予測においてエラーが発生した場合に、留め置かれた印刷ジョブに対する初めての印刷指示をユーザから受け付ける前に、そのエラーの情報をユーザに通知することが可能になる。制御部110が実行する印刷時間の予測処理については図3を用いて後述する。
ステップS2004において、制御部110は印刷予測時間とPDL解析結果とを書誌情報に追加し、書誌情報を更新する。制御部110は、ステップS2003の処理において得られるPDL解析結果にエラーコードなどが付随されている場合には、エラーコードから導出されるエラーの種類をエラー情報として書誌情報に追記する。また、制御部110は、エラーが発生したページの情報(例えば、ページ番号)をエラー情報として書誌情報に追記する。ここで、エラーコードは、印刷データを蓄積せずに印刷が行われる通常の印刷においてPDL解析中に復帰不可能なエラーが発生したときに操作部140に表示される番号である。表1には、エラーNoと、エラーの内容および書誌情報に追記するエラーメッセージとの対応を示すテーブルが示されている。
Figure 2018176616
以下、エラーNoがnであるエラーを、エラー#nと表現する場合がある。ステップS2003においてPDL解析中にエラーが発生したときには、制御部110は、発生したエラーに対応するエラーNoを取得する。ここでは、制御部110は、発生したエラーが表1に示すNo.1〜4のいずれのエラーであるかを判定することで、エラーNoを取得する。なお、エラーの種類は表1に示す4つに限定されない。例えば、エラーは5つ以上に分類されていてもよい。発生したエラーがいずれのエラーであるかを判定する処理については本実施例においては図示しない。制御部110は、得られたエラーNoと表1に示すテーブルとを照らし合わせて、書誌情報の内容を更新する。具体的には、制御部110は、エラーNoに対応するエラーメッセージを、対応する印刷ジョブの書誌情報に追記する。表1に示す各エラーメッセーを表示することで、印刷ジョブリストの中に、印刷を開始するとエラーが発生する印刷ジョブが存在する旨を、ユーザに通知することができる。例えば、印刷ジョブリストにエラー#4に対応するエラーメッセージが表示されている場合には、ユーザは印刷不可であることを認識することができる。また本実施例では、エラーコードも表示されるので、ユーザは復帰不可能なエラーの種類を特定することができる。また印刷ジョブリストにエラー#1に対応するエラーメッセージが表示されている場合には、ユーザは印刷時間の予測処理において単にタイムアウトが発生しただけであることを認識することができる。また印刷ジョブリストにエラー#2に対応するエラーメッセージが表示されている場合には、ユーザはPDL解析中にエラーが発生するが、エラーが発生したページをスキップした上で印刷を最終ページまで実行可能であることを認識できる。また印刷ジョブリストにエラー#3に対応するエラーメッセージが表示されている場合には、ユーザはPDL解析中にエラーが発生するが当該エラーが発生するページまでであれば印刷可能であることを認識できる。なお、表1に示すエラーメッセージは一例であり、エラーの種類やエラーが発生したページ数を認識可能なメッセージであればその他のメッセージを表示するようにしてもよい。
ステップS2005において、制御部110は、書誌情報に含まれるユーザ情報(例えば、ユーザID)からユーザを特定する。
ステップS2006において、制御部110は、特定したユーザの印刷ジョブリストを更新する。ここでは、制御部110は、特定したユーザの印刷ジョブリストにステップS2004で更新した書誌情報を追記する。なお、上記作業領域内に、ステップS2005で特定したユーザの印刷ジョブリストがない場合には、制御部110は新規に印刷ジョブリストを作成するものとする。
ステップS2007において、制御部110は上記作業領域内の印刷データ(PDLデータ)を解析し、プレビュー画像生成条件に基づいてプレビュー画像を生成する。プレビュー画像生成条件およびその判定処理については図4,図5及び表2を用いて詳述する。
<時間予測処理>
図3は、ステップS2003における印刷時間の予測処理の流れを示すフローチャートである。ステップS3001において、制御部110はPDL解析の開始時間を示す情報を作業領域(制御部110内のRAMまたは画像記憶部150)に一時保存する。
ステップS3002において、制御部110は印刷データ(PDLデータ)の解析を実行する。このとき実行されるPDL解析は、実際の印刷処理で実行されるPDL解析と同様である。制御部110が解析するPDLデータは例えば、PCL(Printer Control Language)やPS(PostScript)である。なお、PDLデータの種類はそれらに限定されない。
ステップS3003において、制御部110は、PDLデータの解析中にタイムアウトが発生しているかを判断する。タイムアウトが発生していると判断した場合は(ステップS3003のYES)、ステップS3004において、制御部110は、PDL解析がタイムアウトしたことを示す情報(タイムアウト情報)を上記作業領域に一時保存して処理を終了する。またタイムアウトが発生していないと判断した場合は(ステップS3003のNO)、処理はステップS3005に移行する。タイムアウトは、例えば、PDLデータの内容が複雑で描画処理が一定時間以上継続して実施された場合に発生する。
ステップS3005において、制御部110は、PDLデータの解析中にエラーを検知したか否かを判定する。PDL解析中にエラーを検知しなかった場合(ステップS3005のNO)、処理はステップS3009に移行する。一方、PDL解析中にエラーを検知した場合は(ステップS3005のYES)、処理はステップS3006に移行する。PDL解析中にエラーを検知したと判定される場合とは、例えば、PDLデータの解析中にRAMや画像記憶部150のデータ容量が制限値を超えた場合である。また例えば、PDLデータに解析不可能なコマンドが含まれる場合、すなわちシンタックスエラーが発生した場合である。また例えば、PDLデータの解析中にRAMや画像記憶部150が破壊されるなど、予期せぬエラーが発生した場合である。なお、制御部110が判定するエラーはこれらに限定されない。また、PDL解析システムに依存したエラーがPDL種毎に存在してもよい。
ステップS3006において、制御部110は、検知したエラーがエラースキップ可能なエラーであるか否かを判定する。エラースキップとは、エラーが発生した描画命令の解析をスキップし、残りの描画命令についてPDL解析を継続する機能である。エラースキップが可能である場合(ステップS3006のYES)、制御部110は、PDL解析して得られたエラー情報を上記作業領域に一時保存する(ステップS3007)。エラースキップが行われた場合、エラースキップによりスキップされた描画命令に対応する画像(テキスト、グラフィック、イメージなど)は、印刷実行時に正しく印刷されない。従って、印刷される画像の一部に描画不正が生じることになる。エラースキップ可能なエラーは、例えば、画像形成装置100(より具体的には、画像形成装置100のプリンタ部130)の描画処理能力に適合しない描画命令が検出された場合に発生するエラーである。具体例を挙げると、ライン描画命令で指定されるドットの間隔や点数が、プリンタ部130の描画処理能力に適合していない場合に発生するエラーである。そのようなライン描画命令が検出された場合には、制御部110は、当該ライン描画命令の解析をスキップする。または、制御部110は、当該ライン描画命令で指定されるドットの点数を減らすなどした上で、当該ライン描画命令の解析を継続する。そして、制御部110は、残りの描画命令についてPDL解析を実行してから、ステップS3009に移行する。
一方、エラースキップが不可である場合(ステップS3006のNO)、制御部110は、PDL解析して得られたエラー情報を上記作業領域に一時保存して(ステップS3008)、処理を終了する。エラースキップ不可能なエラーは、PDL解析を中断せざる終えないエラーであって、例えば、PDL解析中にRAM内または画像記憶部150内のデータ容量が制限値を超えた場合に発生するメモリ不足エラーや、シンタックスエラーである。
ステップS3009において、制御部110は、PDL解析結果から中間データを生成する。そして、制御部110は、中間データと現在の時間(すなわち、PDL解析の終了時間)を示す情報とを上記作業領域に一時保存する。なお、上記作業領域に現在の時間を示す情報がすでに保存されている場合には、制御部110は上書きする。中間データはテキスト、グラフィック、イメージなどの各属性をレンダリングするための描画コマンドで構成される。
ステップS3010において、制御部110は、ステップS2001で受信した印刷ジョブの中に未解析のPDLデータが残っているかを判定する。未解析のPDLデータが残っている場合には(ステップS3010のYES)、処理はステップS3002に戻る。一方、未解析のPDLデータが残っていない場合には(ステップS3010のNO)、処理はステップS3011に移行する。
ステップS3011において、制御部110は、各PDLデータから生成された中間データに含まれる描画オブジェクトの個数からレンダリング時間を予測する。本実施例では、中間データに基づくレンダリングを実行せずに、中間データの描画オブジェクトの個数からレンダリングに要する時間を予測して、制御部110がPDL解析開始からレンダリングが終了するまでの時間を算出する。なお、時間予測の方法はその他の方法であっても良い。また、制御部110は、実際にレンダリングを実行してビットマップデータを生成することで、レンダリングに要する時間の実測値を求めるようにしてもよい。
ステップS3012において、制御部110は上記作業領域から、PDL解析の開始時間を示す情報と、現在の時間を示す情報とを取得する。制御部110は、PDL解析の開始時間と現在の時間との差分から、PDL解析時間を算出する。そして制御部110は、算出したPDL解析時間と、ステップS3011で予測したレンダリング時間との合計を印刷予測時間として、上記作業領域に一時保存する。
なお、ステップS3008でエラー情報を保存した後に処理を終了しないで、エラー発生前までに得られた中間データと現在の時間とを上記作業領域に一時保存し、ステップS3011に移行するようにしてもよい。それにより、エラースキップ不可であるエラーが発生した印刷ジョブについて、エラー発生前までの印刷時間を予測することが可能となる。
<プレビュー画像生成処理>
図4は、ステップS2007におけるプレビュー画像生成処理の流れを示すフローチャートである。ステップ4001において、制御部110は、ステップS2004で更新された書誌情報を参照する。そして、ステップS4002において、制御部110は、書誌情報中にエラー情報が含まれているか否かを確認する。書誌情報にエラー情報が含まれると判断された場合(ステップS4002のYES)、処理はステップS4003に移行し、エラー情報が含まれないと判断された場合(ステップS4002のNO)、処理はステップS4006に移行する。
ステップS4003において、制御部110は、書誌情報に含まれるエラー情報と表2に示すプレビュー画像生成条件とを照らし合わせて、プレビュー画像を生成するページを決定する。以下、ステップS4003における処理をプレビュー画像生成条件判定処理という。表2には、プレビュー画像生成条件と、該条件に合致した場合に画像生成されるページとの対応が示されている。なお、表2にはプレビュー画像生成条件No.1〜No.6が例示されているが、プレビュー画像生成条件は6つに限定されない。
Figure 2018176616
ここで、図5を参照して、プレビュー画像生成条件判定処理の詳細について説明する。図5は、プレビュー画像生成条件判定処理の流れを示すフローチャートである。プレビュー画像生成条件判定処理では、図5に示すフローに従って、表2に示すプレビュー画像生成条件No.1〜No.6(単に、条件#1〜#6と記す場合がある)を順に判定する。
ステップS5001において、制御部110は条件#1の判定を行う。具体的には、制御部110は、後述する警告設定画面(図7(d)に示す画面)のボタン7304の状態から、プレビュー画像を生成するか否かを判断する。ボタン7304は、プレビュー画像表示時に警告を表示するか否かを設定するためのボタンである。警告表示設定がOFFである場合には、制御部110は、プレビュー画像を生成しないと決定する(ステップS5006)。一方、警告表示設定がONである場合には、制御部110は、プレビュー画像を生成すると決定して、ステップS5002の処理に進む。
ステップS5002において、制御部110は条件#2の判定を行う。具体的には、制御部110は、後述するチェックボックス(図7(d)に示すチェックボックス7305)の状態から、印刷ジョブの全ページ(より具体的にはプレビュー画像を生成可能な全ページ)をプレビュー画像の生成対象とするか否かを決定する。チェックボックス7305がONのときには、制御部110は、生成可能な全ページについてプレビュー画像を生成すると決定する(ステップS5007)。なお、プレビュー画像を生成可能な全ページとは、例えば、エラースキップ不可なエラーが発生した場合においては、先頭ページからエラーが発生したページ(以下、エラーページという)までを指す。また例えば、エラースキップ可能なエラーが発生した場合においては、印刷ジョブに含まれる全ページを指す。一方、チェックボックス7305がOFFのときには、処理はステップS5003に移行する。
ステップS5003において、制御部110は条件#3の判定を行う。具体的には、制御部110は、エラーページ印刷設定のON/OFF状態から、エラーページについてのみプレビュー画像を生成するか否かを判断する。PDLには、PS(PostScript)など、PDLデータ解析中に発生したシンタックスエラー等の詳細情報を用紙に出力する機能(エラーページプリント機能)を有するものが存在する。エラーページ印刷設定は、エラーページプリント機能を有効にするか否かを設定するためのメニューであり、操作部140に表示される不図示のプリンタ設定画面よりON/OFFを設定可能である。エラーページプリント機能を有効にすると、操作部140ではなく、用紙の印字面にエラーメッセージが出力されるようになる。エラーページ印刷設定がONであるときには、制御部110は、エラーページについてのみプレビュー画像を生成すると判断する(ステップS5008)。一方、エラーページ印刷設定がOFFであるときには、処理はステップS5004に移行する。
ステップS5004において、制御部110は条件#4の判定を行う。具体的には、制御部110は、先頭ページでエラーが発生したか否かに応じて、プレビュー画像を生成するかどうかを判断する。先頭ページでエラーが発生している場合には、制御部110は、プレビュー画像を生成しないと決定する(ステップS5008)。一方、先頭ページ以外でエラーが発生している場合には、処理はステップS5005に移行する。
ステップS5005では、制御部110は条件#5,#6の判定を行う。具体的には、制御部110は、エラーがエラースキップ可能なエラーであるか否かに応じて、プレビュー画像を表示するページ数を決定する。エラーがエラースキップ可能なエラーである場合には、制御部110は、エラーページとその前後のページの3ページについてプレビュー画像を生成すると決定する(ステップS5010)。一方、エラーがエラースキップ可能なエラーでない場合には、エラーページより後のページについてはプレビュー画像を生成することができない。したがって、制御部110は、エラーページとその前ページの2ページについてプレビュー画像を生成すると決定する(ステップS5011)。
なお、上記のフローではエラースキップ不可能なエラーを含むページについてもプレビュー画像を生成する例を示したが、エラースキップ不可能なエラーを含むページについてはプレビュー画像を生成しないようにしてもよい。そのような形態を実現するには、例えば、図7(d)に示す警告設定画面に、エラースキップ不可能なエラーを含むページについてプレビュー画像を生成するか否かを選択するためのチェックボックスを設ければよい。そのような形態によれば、プレビュー画像の保存容量をさらに低減させることができる。
また、エラーページ、及び印刷ジョブの先頭ページ(表紙ページ)についてプレビュー画像を生成するようにしてもよい。
また、印刷設定としてN−up指定あるいは製本指定がなされている場合には、エラーページ、及びエラーページと同一ページに配置されるページについてプレビュー画像を生成するようにしてもよい。
さらに、印刷データが、エラーの詳細情報をレンダリング画像に表示可能なPDLで記述されている場合には、警告表示設定のON/OFFによらずにプレビュー画像を生成すると決定してもよい。
ステップS4004において、制御部110は、プレビュー画像生成条件判定処理の結果に基づき、プレビュー画像を生成するかどうかを判断する(ステップS4004)。プレビュー画像を生成すると判断された場合には(ステップS4004のYES)、処理はステップS4005に移行する。一方、プレビュー画像を生成しないと判断された場合には(ステップS4004のNO)、処理を終了する。
ステップS4005において、制御部110は、ステップS4003の処理で画像生成すると決定したページのプレビュー画像を生成して、ステップS4007の処理に進む。
ステップS4006において、制御部110は、予め決められたページのプレビュー画像を生成して、ステップS4007の処理に進む。ここで、予め決められたページ数とは、例えば先頭ページのみ、あるいは先頭から5ページのみ、あるいは印刷ジョブに含まれる全ページを生成するなど、画像記憶装置の空き容量やシステム仕様に従い決定されるものとする。
ステップS4007において、ステップS4005またはステップS4006で生成したプレビュー画像を上記作業領域に保存する。そして、ステップS4008において、制御部110は、上記作業領域に保存したプレビュー画像の保存先を示す情報を書誌情報に格納して、処理を終了する。
このようなに、本実施例では、留め置かれた印刷ジョブが、エラーが発生する可能性がある不正な印刷ジョブであるかどうかを、プレビュー画像生成前に判断する。そして、発生する可能性があるエラーの内容に応じて、プレビュー画像を生成すべきページを決定する。したがって、一律に全てのページのプレビュー画像を保存する方法と比べて、プレビュー画像の保存容量を低減することができる。また、プレビュー画像の表示指示を受け付けたときに、エラーが発生するページを優先して操作部140に表示することができる。
<プレビュー画像表示処理の処理フロー>
図6は、画像形成装置100におけるプレビュー画像表示処理の流れを示すフローチャートである。図7は、操作部140に表示される画面(以下、操作画面という)の一例を示す図である。ステップS6001において認証部160は、ユーザによってユーザ認証情報が入力されると、受信したユーザ認証情報と予め登録されているユーザ情報との照合を行い、当該ユーザの、画像形成装置100に対する操作を許可するかどうかを判定する。言い換えるとユーザ認証が成功したかどうかが判定される。そして、認証部160は、判定の結果を制御部110に通知する。ユーザ情報は、画像形成装置100に対するユーザ登録操作によって、上記作業領域に予め保存されているものとする。なお、外部の装置(例えば、画像形成装置101)に保存されているユーザ情報を利用して照合を行う構成であってもよい。また、ステップS6001の認証処理を外部の装置(例えば図1のサーバ180)で行うこととしてもよい。そのような形態を実現するには、例えば、制御部110が、LAN190等の通信回線を介してサーバ180(より具体的にはサーバ180の認証部181)から照合結果を取得すればよい。
ユーザ認証が成功した場合には(ステップS6001のYES)、処理はステップS6002に移行する。このとき、制御部110は認証通知を行う。例えば、操作部140に認証結果を表示する。一方、ユーザ認証が失敗した場合には(ステップS6001のNO)、処理はステップS6001に戻り、制御部110は、ユーザ情報の再度の入力を待つ。その際、一定時間経過してもユーザ情報が入力されない場合には、制御部110は処理を終了する。
ステップS6002において、制御部110は、ユーザ認証が成功したユーザの書誌情報を操作部140に出力する。それにより、図7(a)に示す印刷ジョブリスト表示画面7001が操作部140に表示される。
ステップS6003において、制御部110は、操作部140を介してユーザ指示が入力されるのを待つ。ここでは、説明の簡単のため、制御部110がプレビュー画像表示指示のみを待つ場合を例にする。プレビュー画像表示指示は、プレビュー画像を操作部140の液晶パネルに表示させるためのユーザ指示である。制御部110は、印刷ジョブリスト表示画面7001の印刷ジョブリストから印刷ジョブが選択され、且つ画像表示ボタン7004が押下された場合に、プレビュー画像表示指示があったと判定する。
プレビュー画像表示指示があった場合には(ステップS6003のYES)、処理はステップS6004に移行する。そして、ステップS604〜S610に従ってプレビュー画像の表示制御が行われる。一方、プレビュー画像表示指示がない場合には(ステップS6003のNO)、ステップS6003の処理を再度実行する。なお、プレビュー画像表示指示を待つ間に他のユーザ指示が受け付けられた場合には、制御部110は、処理を終了するようにしてもよい。例えば、印刷実行指示が受け付けられた場合には、制御部110は、本処理を終了して印刷処理に移行するようにしてもよい。
次に、ステップS6004において、制御部110は、ユーザが選択した印刷ジョブの書誌情報から、当該印刷ジョブが、PDL解析エラーが発生する印刷ジョブであるか否かを判定する。PDL解析エラーが発生する印刷ジョブである場合には(ステップS6004のYES)、処理はステップS6005に移行する。一方、PDL解析エラーが発生しない印刷ジョブである場合には(ステップS60004のNO)、処理はステップS6009に移行する。そして、ステップS6009において、制御部110は、ユーザが選択した印刷ジョブに対応するプレビュー画像を上記作業領域から読み出す。そして、ステップS6010において、制御部110は、印刷ジョブの先頭ページのプレビュー画像を表示する。
ステップS6005において、制御部110は、ユーザが選択した印刷ジョブに対応するプレビュー画像が上記作業領域に保存されているか否かを確認する。プレビュー画像が上記作業領域に保存されている場合には(ステップS6005のYES)、処理はステップS6006に移行する。そして、ステップS6006において、制御部110は、ユーザが選択した印刷ジョブに対応するプレビュー画像を上記作業領域から読み出す。そして、ステップS6007において、制御部110は、エラーが発生するページのプレビュー画像を、図7(b)(c)に示されるようにプレビュー画面の中央に表示する。これによりユーザはエラーが発生するページの画像生成結果をすぐに確認する事ができる。一方、プレビュー画像が上記作業領域に保存されていない場合には(ステップS6005のNO)、処理はステップS6008に移行する。そして、ステップS6008において、制御部110は、プレビュー画像が存在しないことを示すメッセージ(例えば「プレビュー画像がありません」というメッセージ)を操作部140の操作画面上に表示する。プレビュー画像が存在しない場合とは、前述したように、警告表示設定がOFFである場合や先頭ページでエラーが発生している場合である。なお、制御部110は、書誌情報に解析結果として保存されているエラー情報を操作部140の操作画面上に表示するようにしてもよい。
ここで、図7を参照して操作部140に表示される各画面について説明する。図7(a)には、操作部140に表示される印刷ジョブリスト表示画面の一例が示されている。図7(a)に示す印刷ジョブリスト表示画面7001には、ユーザIDが“ユーザX”であるユーザの印刷ジョブリストであって、ステップS2006において制御部110によって更新された印刷ジョブリストが表示されている。印刷ジョブリスト表示画面7001は、印刷ジョブの名称と印刷設定とを示す「ジョブ名/プリント設定」欄と、印刷ジョブが受信された日時を示す「日時」欄とを含む。さらに、印刷ジョブリスト表示画面7001は、印刷ジョブで指定された枚数と部数とを示す「枚数/部数」欄と、図2,3に示す処理を実行して得られるPDL解析結果を示す「時間予測/解析結果」欄とを含む。ここで、印刷ジョブリスト表示画面7001は、印刷ジョブ7002が、19ページ中の16ページ目でエラースキップ不可能なPDLエラーが発生し、15ページ目までしか印刷できないジョブであることをユーザに提示している。また、印刷ジョブリスト表示画面7001は、印刷ジョブ7003が、全ページ(10ページ)においてPDL解析エラーが発生しない印刷ジョブであることを、ユーザに提示している。図7(a)に示す画面において、ユーザが、印刷ジョブリスト表示画面7001の印刷ジョブリスト内の印刷ジョブを選択して画像表示ボタン7004を押下すると、制御部110は、操作画面をプレビュー画面に遷移させる。プレビュー画面には、ステップS2007において生成されたプレビュー画像が表示される。図7(b)には、印刷ジョブ7002のプレビュー画面、すなわち16ページ目でエラースキップ不可能なエラーが発生した印刷ジョブのプレビュー画面の一例が示されている。図7(c)には、エラースキップ可能なエラーが発生した印刷ジョブのプレビュー画面の一例が示されている。
まず、図7(c)に示すプレビュー画面を説明する。図7(c)に示すプレビュー画面7201には、エラーページのプレビュー画像7203を中心に、エラーページの前ページ7204と後ページ7205とが表示されている。プレビュー画面7201には、画面中央に表示されているページのページ番号を示すページ番号欄7202を含む。また、プレビュー画面7201は、画面中央に表示中のページを前ページに移行させるためのボタン7206と後ページに移行させるためのボタン7207とを含む。なお、ボタン7206,7207の操作が行われたときに当該操作により表示対象となったページのプレビュー画像が生成されていない場合には、そのときにプレビュー画像が生成される。
次いで、図7(b)に示すプレビュー画面を説明する。図7(b)に示すプレビュー画面7101には、エラーページのプレビュー画像7103と、エラーページの前ページ7104とが表示されている。また、ページ番号欄7102には、エラーが発生したページ番号(ここでは16)が表示されている。上述したように、エラースキップ不可能なエラーが検知された場合にはエラーページより後のページについてはプレビュー画像を生成することができない。そのため、プレビュー画面7101には、エラーページの後ページは表示されていない。また、画面中央に表示中のページを前ページに移行させるためのボタン7105のみ操作可能となっていて、後ページに移行させるためのボタン7106はグレーアウト表示され操作不可になっている。
プレビュー画面の「戻る」ボタンがユーザによって押下されると、操作部140の画面が図7(a)に示す印刷ジョブリスト表示画面に戻る。また、プレビュー画面の「印刷開始」ボタンが押下されると、印刷処理が開始される。
図7(d)には、操作部140に表示される、留め置きジョブの警告設定画面の一例である。図7(d)に示す警告設定画面7301は、警告表示の設定を行うための操作画面であって、ボタン7302〜7304とチェックボックス7305とを有する。ボタン7302は、印刷ジョブリストに警告を表示するか否かを設定するためのボタンである。ボタン7303は、プリント実行時に警告を表示するか否かを設定するためのボタンである。ボタン7304は、上述したように、印刷ジョブの書誌情報にエラー情報が含まれている場合に、プレビュー画面を表示するか否かを設定するためのボタンである。チェックボックス7305は、印刷ジョブの全ページ(より具体的にはプレビュー画像を生成可能な全ページ)をプレビュー画像の生成対象とするか否かを設定するためのチェックボックスである。チェックボックス7305は、ボタン7304をONにしたときに操作可能となり、ボタン7304をOFFにしたときにはグレーアウト表示され操作不可となる。このように、本実施例では、警告表示に関する設定を、警告設定画面7301を介して受け付けているが、警告表示に関する設定はその他の態様で受け付けるようにしてもよい。
以上のように、本実施例では、制御部110が、印刷データを解析する解析手段、プレビュー画像を生成すべきページを決定する決定手段、及びプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成手段の一例として機能する。また、制御部110が、プレビュー画像を表示手段(例えば操作部140が備える液晶パネル)に表示する制御を実行する表示制御手段、及び図7(d)に示す警告設定画面を介して入力される警告表示に関する設定を受け付ける受付手段の一例として機能する。それにより、エラーページ以外のページのプレビュー画像の生成を抑制することができ、プレビュー画像を保存する領域を節約することができる。
また、本実施例では、エラーページのプレビュー画像を優先して生成し保存するようにしているので、プレビュー画像の表示指示を受け付けたときに、操作部140の操作画面にエラーページを即座に表示し、ユーザに提示することが可能となる。
また、本実施例では、エラーページだけでなくエラーページの周辺ページ(例えば、前後ページ)のプレビュー画像も生成し、エラーページのプレビュー画像と並べてプレビュー画面に表示するようにしている。したがって、ユーザは、印刷ジョブのどのページでエラーが発生したのかをより認識しやすくなる。
また、本実施例では、表2に示すように、プレビュー画像生成条件を、テーブルを用いて管理しているが、テーブルを用いずに管理するようにしてもよい。
さらに、本実施例では、ホストPCから受信した印刷ジョブをすべて留め置く場合を例にしたが、制御部110は、受信した印刷ジョブのうち、留め置き印刷が指定された印刷ジョブを留め置くようにしてもよい。そして、制御部110は、留め置き印刷が指定されていない印刷ジョブについては、印刷データを蓄積せずに印刷を開始する、通常の印刷を実行するようにしてもよい。
(その他の実施例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、上記実施例は複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。たとえば、スキャナ、プリンタ、PC、複写機、複合機およびファクシミリ装置の如くである。
また、本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (11)

  1. 受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示に応じて留め置かれた印刷ジョブの印刷を実行する留め置き印刷を実行可能な画像形成装置であって、
    受信された印刷ジョブの印刷データを解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析処理においてエラーが検知された場合に、検知された前記エラーの内容に基づいて、プレビュー画像を生成すべきページを決定する決定手段と、
    決定された前記ページのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エラーの内容には、少なくとも前記エラーの種類と前記エラーが検知されたページの番号とが含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、
    検知された前記エラーが、該エラーが発生した後においても前記解析手段の解析処理を継続することができるエラースキップ可能なエラーである場合には、前記エラーが検知されたページと該ページの前後のページとを、プレビュー画像を生成すべきページとして決定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、
    検知された前記エラーが、該エラーが発生したことにより前記解析手段の解析処理を中断せざるを得ないエラースキップ不可能なエラーである場合には、前記エラーが検知されたページと該ページの前ページとを、プレビュー画像を生成すべきページとして決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記エラーが検知されたページが前記印刷ジョブの先頭ページである場合には、プレビュー画像を生成しないと決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記決定手段は、
    エラーメッセージを用紙に出力するエラーページプリント機能が有効になっている場合には、前記エラーが検知されたページを、プレビュー画像を生成すべきページとして決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記解析手段の解析処理において検知されたエラーに関する警告表示を表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
    前記警告表示に関する設定を受け付ける受付手段と、をさらに備え、
    前記決定手段は、
    前記警告表示に関する前記設定に基づき、プレビュー画像の表示を行うか否かを決定し、
    プレビュー画像の表示を行わないと決定した場合には、前記解析手段の解析処理においてエラーが検知されている場合であってもプレビュー画像を生成しない
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記決定手段は、
    前記警告表示に関する前記設定に基づき、受信された前記印刷ジョブに含まれるページのうち、プレビュー画像を生成可能な全てのページについてプレビュー画像を生成するか否かを決定し、
    プレビュー画像を生成可能な全てのページについてプレビュー画像を生成すると決定した場合には、検知された前記エラーの内容によらずに、プレビュー画像を生成可能な全てのページを、プレビュー画像を生成すべきページとして決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記受付手段は、
    前記表示制御手段によって前記表示手段に表示される操作画面を介して、前記警告表示に関する前記設定を受け付ける
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示に応じて留め置かれた印刷ジョブの印刷を実行する留め置き印刷を実行可能な画像形成装置の制御方法であって、
    受信された印刷ジョブの印刷データを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップにおいてエラーが検知された場合に、検知された前記エラーの内容に基づいて、プレビュー画像を生成すべきページを決定する決定ステップと、
    決定された前記ページのプレビュー画像を生成するプレビュー画像生成ステップと、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
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