JP2018175412A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の3次元画像のそれぞれに含まれる2次元画像の位置を容易に把握することができる装置を提供する。【解決手段】 情報処理装置は、第1の3次元画像に含まれる2次元画像と、第2の3次元画像に含まれる2次元画像との位置に関する情報に基づいて、第1の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第1の範囲と、第2の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第2の範囲と、に関する情報を取得し、第1の範囲を示す図形と第2の範囲を示す図形とを、位置に関する情報と対応する位置に並べて描画することにより表示部に表示させる。【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
医師が医用画像を用いて診療を行う際に、病変部位の発見や経過観察のために、複数の医用画像を比較しながら観察することがある。特許文献1には、基準となるボリュームデータ(3次元画像)に含まれる断面画像(2次元画像)を指定可能な範囲を、基準となるボリュームデータの再構成された領域の範囲と、比較するボリュームデータの再構成された領域の範囲との少なくとも一方を含む範囲(和領域)に制限することが開示されている。
特開2009−112531号公報
あるボリュームデータの断面画像をユーザが指定しようとする場合に、当該ボリュームデータの断面画像を指定可能な範囲が他のボリュームデータとの和領域に拡張されるだけでは、それぞれのボリュームデータの断面画像の相対的な位置関係が把握できないおそれがある。
本発明の実施形態に係る情報処理装置は、第1の3次元画像に含まれる2次元画像と、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像に含まれる2次元画像との位置に関する情報に基づいて、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第1の範囲と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲であって前記第1の範囲とは異なる第2の範囲と、に関する情報を取得する取得手段と、前記第1の範囲を示す図形と前記第2の範囲を示す図形とを、前記位置に関する情報と対応する位置に並べて描画することにより表示部に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態に係る情報処理装置によれば、それぞれの3次元画像に含まれる2次元画像が存在する範囲がそれぞれの位置に対応する位置に描画されるので、ユーザは複数の3次元画像に含まれる2次元画像の位置を容易に把握することができる。
本発明の実施形態に係る情報処理装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置により行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る情報処理装置により表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置により表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置により表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置により行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置により表示部に表示される画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
医療の分野では、X線CT装置(Computer Tomography)やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging)等の撮影装置により得られた医用画像に基づいて診断を行う、画像診断が行われている。画像診断を行う医師は画像から得られる所見や各種の測定値から総合的に判断して、医用画像に描出される病変や被検体である患者の症状を特定する。画像診断において、異なる撮影装置により得られた複数の医用画像や、異なる時点で撮影された複数の医用画像を比較する場合がある。第1の実施形態に係る情報処理装置は、複数の医用画像を比較するための操作を簡便に行えるようにすることを目的とする。
図1は、情報処理装置10を含むシステムの構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、通信手段を介してデータベース22と接続されている。通信手段は、たとえばLAN(Local Area Network)21である。
データベース22は、医用画像や、医用画像に係る各種のデータを記憶する。データベース22はたとえばPACS(Picture Archiving and Communication System)である。情報処理装置10はLAN21を介してデータベース22から医用画像といったデータを取得する。
情報処理装置10は、たとえばコンピュータである。情報処理装置10は通信IF(Interface)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、記憶部34、制御部35を含む。
通信IF31は、たとえばLANカードで構成される。通信IF31は情報処理装置10とデータベース22といった外部装置との通信を行う。通信IF31は、たとえば出力する情報を転送用パケットに格納してTCP/IPといった通信技術により、LAN21を介して外部装置に出力する。情報処理装置10は、所望の通信形態にあわせて、複数の通信IFを有していてもよい。
ROM32は、不揮発性のメモリ等で構成される。ROM32は、制御部35による制御の手順に関するプログラムやデータを格納する。ROM32は、情報処理装置10のブートプログラムや各種初期データを記憶する。また、ROM32は情報処理装置10の処理を実現するための各種のプログラムを記憶する。
RAM33は、揮発性のメモリ等で構成される。RAM33は制御部35が命令プログラムによる制御を行う際に作業用の記憶領域を提供する。RAM33は、情報処理装置10及びこれに接続する各部における処理を実行するためのプログラムや、画像処理で用いる各種パラメータといった情報を一時的に記憶する。
記憶部34は、たとえばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等で構成される。記憶部34は、記憶部34と接続する各構成からの制御に基づいて情報を記憶する。
制御部35は、たとえばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等で構成される。制御部35は情報処理装置10及びこれに接続する各部を統合的に制御する。制御部35はROM32に格納されているプログラムを実行することにより制御を実施する。また制御部35は、操作部36に対する入出力制御を行う。さらに制御部35は、表示部37を制御するためのソフトウェアであるディスプレイドライバを実行し、表示部37に対する表示制御を行う。
制御部35の構成の一例であるCPUやGPUは、プロセッサの一例である。また、ROM32やRAM33や記憶部34はメモリの一例である。情報処理装置10は複数のプロセッサを有していてもよい。第1の実施形態においては、情報処理装置10のプロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、情報処理装置10の機能が実現される。また、情報処理装置10は特定の処理を専用に行うCPUやGPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を有していても良い。情報処理装置10は特定の処理あるいは全ての処理をプログラムしたFPGA(Field−Programmable Gate Array)を有していてもよい。
情報処理装置10は、操作部36と表示部37と接続されていてもよい。操作部36はたとえばキーボードやマウス等で構成される。操作部36はユーザからの指示を情報処理装置10に入力する。表示部37は情報処理装置10からの制御に基づいて、情報を表示する。さらに表示部37は、情報処理装置10からの制御に基づいて、ユーザの指示を受け付けるためのインタフェースを提供する。表示部37は、たとえば液晶ディスプレイである。なお、操作部36と表示部37とはタッチパネルディスプレイとして統合されていてもよい。
図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、画像読出部41、情報取得部42、選択部43、特定部44、図形作成部45、画像取得部46、表示制御部47を有する。
画像読出部41は、ユーザの操作入力に基づいて医用画像を通信IF31とLAN21とを介してデータベース22から取得する。
情報取得部42は、画像読出部41がデータベース22から取得した3次元画像に含まれる複数の2次元画像のそれぞれについて、被検体の向きの情報と、当該2次元画像の被検体における位置の情報とを取得する。換言すれば、被検体の向きの情報は、2次元画像の被検体に対する方向の情報である。情報取得部42は、当該2次元画像の被検体における位置の情報に基づいて、3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲に関する情報を取得する。情報取得部42は、取得手段の一例である。また情報取得部42は複数の3次元画像のそれぞれに含まれる2次元画像の被検体に対する方向が一致しているか否かを判定する。この観点では、情報取得部42は判定手段の一例である。
選択部43は、操作部36から入力したユーザ指示に基づき、画像読出部41がデータベース22から取得した3次元画像の中から3次元画像を選択する。具体的には、選択部43は表示部37に2次元画像を表示させ、当該2次元画像の位置を指定する処理を連動させる対象とする3次元画像を選択する。選択部43は選択手段の一例である。
特定部44は、表示部37に表示させる2次元画像の、当該2次元画像を含む3次元画像における位置を特定する。特定部44は、3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置のそれぞれの範囲や、当該2次元画像が存在する位置の間隔に基づいて、当該位置を特定する。特定部44は、特定手段の一例である。
図形作成部45は、断層位置表示図形を作成する。断層位置表示図形とは、たとえば表示部37に表示される3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲を示す図形や、当該範囲の中の位置を指定するための指定部を示す図形である。
画像取得部46は、複数の3次元画像それぞれについて、特定部44により特定された位置と対応する2次元画像を記憶部34から読み出して取得する。
表示制御部47は、表示部37を制御して、情報を表示させる。表示制御部47は、たとえば複数の3次元画像それぞれについて取得された2次元画像を表示部37に並べて表示する。図形作成部45、画像取得部46、表示制御部47はそれぞれ表示制御手段の一例である。
図3は、情報処理装置10により行われる処理の一例を示すフローチャートである。情報処理装置10は、複数の3次元画像のそれぞれに含まれる2次元画像の存在する位置の範囲を示す図形を、それぞれの2次元画像が存在する位置と対応する位置に並べて描画することにより表示部37に表示させる。そして、情報処理装置10は複数の3次元画像に含まれる2次元画像であって、ユーザが指定する位置の2次元画像を、それぞれの3次元画像の間で連動させて表示部37に表示させる。下記の処理において、特に断りがない場合、各ステップの処理を実現する主体は、制御部35である。
また以下では、医用画像のフォーマットと、それらの画像を扱う装置間の通信プロトコルを定義した規格であるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)に準拠した医用画像を用いることとする。以下では、DICOMに準拠したデータをDICOMオブジェクトと称する場合がある。たとえば、DICOMオブジェクトである医用画像は画像データを記録する領域と、メタデータを記録する領域からなる。メタデータは、タグにより特定されるエレメントから構成される。メタデータを記録する領域にはたとえば、医用画像を取得した撮影装置に関する情報や、被検体(患者)に関する情報や、撮影領域に関する情報が含まれる。撮影領域に関する情報とは、たとえば医用画像が取得された被検体の解剖学的部位を特定するための情報であり、鎖骨といった被検体の特定の解剖学的構造からの距離といった数値で表現されていてもよい。以下の説明で述べる情報と同様の情報が得られる医用画像であれば、DICOMに準拠していない医用画像であってもよい。
ステップS1001において、制御部35は、操作部36を介して行われるユーザの操作入力に関する情報を取得する。ユーザは情報処理装置10に対して様々な操作入力を行うことができるが、ここでは複数の3次元画像に含まれる2次元画像を指定し、表示部37に表示させるためのユーザによる指示を受け付ける場合について説明する。この観点において、ステップS1001で制御部35は、3次元画像を読み込む指示、操作の対象とする3次元画像を選択する指示、3次元画像に含まれる2次元画像(断層画像)の位置を指定する指示、図3に示す一連の処理を終了する指示、のいずれかの操作入力を受け付ける。これらの指示は、たとえば表示部37に表示されるインタフェースを介して行われる。
ステップS1002において、ステップS1001で受け付けたユーザ指示の内容に応じて、処理が分岐する。ユーザによる指示が、3次元画像を読み込む指示(画像読込)である場合はステップS1011に進む。ユーザによる指示が、操作の対象とする3次元画像を選択する指示(画像選択)である場合はステップS1021に進む。ユーザによる指示が、3次元画像に含まれる2次元画像すなわち断層画像の位置を指定する指示(表示断層位置指定)の場合はステップS1031に進む。ユーザが終了を指示した場合には、図3に示す一例の処理が終了する。
ステップS1011乃至ステップS1016は、ステップS1001においてユーザが3次元画像を読み込む指示(画像読込)を行った場合に情報処理装置10により行われる処理である。
ステップS1011において、ユーザは観察の対象とする、すなわち表示部37に表示させる対象とする1つ以上の医用画像を指定する操作入力を行い、制御部35は操作部36を介して行われるユーザの操作入力に関する情報を取得する。以下では、複数の3次元画像を観察の対象としてユーザが指定した場合を例に説明する。なお、観察対象となる画像は1つでもよいし、3次元画像でなくてもよい。
ステップS1012において、画像読出部41は、ステップS1011で選択された医用画像をデータベース22から取得し、記憶部34に記憶させる。画像読出部41は、RAM33の容量が十分に大きければ、データベース22から取得した医用画像をRAM33に記憶させてもよい。
ステップS1013において、情報取得部42は、記憶部34(またはRAM33)に記憶された複数の3次元画像のそれぞれのデータ構成及び属性情報を取得する。情報取得部42は、3次元画像が複数の2次元画像(断層画像)を含むデータ構成であるか否かを判定する。3次元画像が複数の2次元画像を含むデータ構成である場合、情報取得部42は各2次元画像に関する属性情報を取得する。属性情報とは、たとえばDICOMオブジェクトの構成要素であるエレメント(タグ)の特性を示す情報である。DICOMにおける属性情報には、たとえば以下の情報がある。被検体(患者)の向きを示す情報として、Patient Orientation値またはImage Orientation (Patient)値がある。被検体(患者)の位置を示す情報として、Image Position(Patient)値またはSlice Location値がある。属性情報のうち被検体の向きを示す情報に基づいて、各2次元画像に描出される被検体の向きを示す情報が得られる。また、被検体の位置を示す情報に基づいて、被検体のある基準点に対する各2次元画像の位置をたとえばmm単位で示す情報が得られる。すなわち情報取得部42は、ステップS1011で選択され、ステップS1012で読み出された医用画像である3次元画像に含まれる2次元画像の被検体における方向(被検体の向き)に関する情報に基づいて、3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲に関する情報を取得する。
さらに情報取得部42は、各2次元画像に描出される被検体の向きと位置との情報に基づいて、各2次元画像が1つの3次元画像を構成する複数の断層画像であるか否かを判定する。情報取得部42は、各2次元画像のそれぞれで被検体の向きが同じであり、かつ各2次元画像のそれぞれの位置を示す値が順番に並べられる値である、すなわち大小関係を持つ値である場合に、これらの2次元画像は1つの3次元画像に含まれる複数の断層画像であると判定する。情報取得部42は、各2次元画像のそれぞれで被検体の向きが同じでない場合や、各2次元画像のそれぞれの位置を示す値が順番に並べられない値である場合には、これらの2次元画像は1つの3次元画像に含まれる複数の断層画像ではないと判定する。以上の処理により、情報取得部42は、複数の3次元画像のそれぞれについて、当該3次元画像を構成する断層画像の向きの情報と断層画像が存在する位置の情報(分布情報)を取得する。情報取得部42は、複数の3次元画像のそれぞれについて取得した断層画像の向きの情報と分布情報とをRAM33に記憶する。
なお、情報取得部42は各2次元画像に関する属性情報を、2次元画像のそれぞれがDICOMオブジェクトである場合には2次元画像のそれぞれのDICOMタグから取得してもよい。また、情報取得部42は各2次元画像に関する属性情報を、複数の2次元画像を含む一つのDICOMオブジェクトである場合には、一つのDICOMオブジェクトのDICOMタグから取得してもよい。また、第1の実施形態においては、ステップS1011で選択され、ステップS1012で読み出された医用画像が複数の2次元画像を含まない場合には、後述するステップS1021以降の処理の対象外とする。
ステップS1014において、特定部44は、予め決めた規則に基づいて複数の3次元画像それぞれにおいて最初に表示する断層位置(以下では、初期表示断層位置と称する。)を決定する。たとえば、ある3次元画像に含まれる複数の断層画像の断層位置が頭側から足側(尾側)にかけての方向に分布する場合、最も頭側にある断層画像の断層位置を、その3次元画像の初期表示断層位置とする。またたとえば、ある3次元画像に含まれる複数の断層画像の断層位置が腹側(正面)から背側にかけての方向に分布する場合、最も腹側にある断層画像の断層位置を、その3次元画像の初期表示断層位置とする。またたとえば、ある3次元画像に含まれる複数の断層画像の断層位置が体の左右方向に分布する場合、最も右側にある断層画像の断層位置を、その3次元画像の初期表示断層位置とする。
ステップS1015において画像取得部46は、複数の3次元画像それぞれについて、ステップS1012で記憶部34に保存された画像データから、ステップS1014で決定された初期表示断層位置に対応する断層画像を読みだして取得する。
ステップS1016において、表示制御部47は、ステップS1015で取得したそれぞれの3次元画像の断層画像を表示部37に並べて表示し、ステップS1001に進む。
ステップS1021乃至ステップS1024、及びステップS1015、ステップS1016はステップS1001においてユーザが操作の対象とする3次元画像を選択する指示(画像選択)を行った場合に行われる処理である。
ステップS1021において、選択部43は、操作部36から入力されたユーザの操作入力に基づいて、操作の対象とする3次元画像を選択する。制御部35は表示部37に表示されるインタフェースを介してユーザが3次元画像を選択する操作入力に応じて、ユーザからの画像選択の指示と判定してもよい。操作の対象とする3次元画像を選択するためのインタフェースは、たとえば図4に示すチェックボックス131、132、133である。選択部43はたとえば、チェックボックスをONに設定する操作入力に応じて、チェックボックスがONに設定された3次元画像を選択する。ステップS1021において操作の対象として選択された複数の3次元画像のそれぞれを、以下では連動対象画像と称する。以上の処理により、N個の連動対象画像In(n=1〜N)が選択される。なお選択部43は、ステップS1013で断層位置情報を取得できなかった画像データを操作の対象とする3次元画像の選択肢から除外してもよい。ここで、チェックボックス131、132、133に対する設定と複数の断層範囲表示図形の表示とは連動することとしてもよく、表示制御部47は、ONになったチェックボックスに対応する目盛りを表示部37に表示させることしてもよい。
ステップS1022において、情報取得部42は、ステップS1021で選択された連動対象画像のそれぞれの、断層画像の向きと断層位置の分布情報をRAM33から読み出す。情報取得部42は、ステップS1013でRAM33に記憶した情報を読みだしてもよい。また情報取得部42は、新たにユーザが連動対象画像に指定した3次元画像の断層画像の向きと断層位置の分布情報とをステップS1013で説明したのと同様の処理により取得してもよい。情報取得部42は、連動対象画像のすべてで断層画像の向きが同じである場合には、すべての連動対象画像の断層位置の分布情報が同じ座標系で表されていると判定する。
情報取得部42は、連動対象画像の一部で断層画像の向きが異なる場合には、一部の連動対象画像の断層位置の分布情報が異なる座標系で表されていると判定する。情報取得部42は、一部の連動対象画像の断層位置の分布情報が異なる座標系で表されており、連動対象画像として適当でない旨をユーザに報知するための情報を、表示制御部47を介して表示部37に表示する。一部の連動対象画像の断層位置の分布情報が異なる座標系で表されている場合にはステップS1021に戻り、ユーザに連動対象画像を選択させるためのインタフェースを、表示制御部47を介して表示部37に表示してもよい。また、選択部43は、一つ目に連動対象画像として選択された3次元画像の断層位置の分布情報の座標系とは異なる座標系で表されている3次元画像を、自動的に連動対象画像から除外してもよい。つまり選択部43は、ステップS1013で3次元画像に含まれる2次元画像の被検体に対する方向が一致していると判定された3次元画像を選択する。以上の処理により、すべての連動対象画像の断層位置分布情報が同じ座標系で表される。
情報取得部42は、連動対象画像である3次元画像に含まれる断層画像の断層位置の分布情報をすべて統合する。以下では、すべての連動対象画像の分布情報を統合して得られる分布情報を、全分布情報と称する。たとえば、連動対象画像として第1の3次元画像と、当該第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像とが選択されている場合について説明する。第1の3次元画像に含まれる2次元画像である断層画像が存在する範囲、すなわち断層位置が分布する範囲を第1の範囲とする。また、第2の3次元画像に含まれる2次元画像である断層画像が存在する範囲を第2の範囲とする。すべての連動対象画像の断層位置分布情報が同じ座標系で表されるので、第1の範囲に対する、第2の範囲の相対的な位置に関する情報が取得される。
全分布情報とは、第1の範囲と第2の範囲とを統合したものであり、第1の3次元画像または第2の3次元画像のいずれかに含まれる2次元画像が存在する範囲である第3の範囲に関する情報である。情報取得部42は、第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔(断層間隔)と、第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔(断層間隔)とに基づいて、第3の範囲に関する2次元画像が存在する間隔に関する情報(全分布情報)を取得する。第1の実施形態では、第1の3次元画像の断層間隔と第2の3次元画像の断層間隔とのうち、いずれか小さい方の間隔に関する情報を全分布情報とする。すなわち第1の実施形態において全分布情報は、連動対象画像のそれぞれの分布情報のうち断層間隔が最小であるものの情報を含む。また、全分布情報は連動対象画像である3次元画像に含まれる断層画像の断層位置のすべての分布範囲を含んでいてもよい。すなわち、第3の範囲である全分布情報は、第1の範囲の情報と第2の範囲の情報とを含んでいてもよい。情報取得部42は、全分布情報をRAM33に記憶させる。
表1は全分布情報の一例である。たとえばステップS1021において、連動対象画像として3次元画像であるI1、I2及びI3が選択されたとする。画像I1の断層位置は−300〜200mmの範囲に分布し、断層間隔は5mmである。画像I2の断層位置は−490〜−150mmの範囲に分布し、断層間隔は2mmである。画像I3の断層位置は−430〜550mmの範囲に分布し、断層間隔は7mmである。この時、全分布情報は、表1に例示した表形式の情報として表せる。
Figure 2018175412
このとき全分布情報において、複数の連動対象画像のいずれかに含まれる断層画像の断層位置の分布を示す範囲(以下では、全断層位置の範囲と称する。)は−490〜550mmとなり、最小断層間隔は2mmとなる。
ステップS1023において、特定部44は、全断層位置の範囲、最小断層間隔、及び連動対象画像I1の表示するように指定されている断層位置P1の情報を取得する。特定部44は取得されたこれらの情報に基づいて、全ての連動対象画像In(nは1以外)に共通して設定する断層位置であって、それぞれの連動対象画像の表示させる断層画像の断層位置(以下では、連動表示断層位置Pcと称する。)を決定する。具体的には、特定部44は、全断層位置の範囲の上限値から最小断層間隔で分布させた仮想的な断層位置の中から最も断層位置P1に近い断層位置を、連動表示断層位置Pcとする。なお、当該仮想的な断層位置の中で断層位置P1に最も近い断層位置が2つある場合は、特定部44は予め定められた優先順位に基づいて、たとえば断層位置が小さい方を選択する。特定部44は、決定した連動表示断層位置PcをRAM33に記憶させる。たとえば、連動対象画像I1の断層位置P1が−300mmである場合、上述の例では全断層位置の範囲の上限値は−490mm、最小断層間隔は2mmなので、特定部44は、連動表示断層位置Pcを−300mmとする。断層位置P1が−303mmである場合、上述の例において特定部44は、連動表示断層位置Pcを−302mmと−304mmとのうち、予め定められた優先順位に基づいて、たとえば−302mmとする。
ステップS1024において、図形作成部45は、断層位置表示図形を作成する。断層位置表示図形は、連動対象画像として選択されている第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲である第1の範囲(たとえば画像I1の断層位置の分布を示す範囲)を示す図形(第1の図形)を含む。また、断層位置表示図形は、連動対象画像として選択されている第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲である第2の範囲(たとえば画像I2の断層位置の分布を示す範囲)を示す図形(第2の図形)を含む。断層位置表示図形は、第1の3次元画像または第2の3次元画像の少なくともいずれかに含まれる2次元画像が存在する位置の範囲である第3の範囲を示す図形を含む。また、断層位置表示図形は、第1の範囲と第2の範囲と第3の範囲とで互いに連動する指定部を示す図形であって、第1の範囲と第2の範囲と第3の範囲との少なくともいずれかに含まれる位置をユーザが指定するための指定部を示す図形を含む。図形作成部45は、全分布情報に基づいて、断層位置表示図形のそれぞれを表示させる位置を決定する。具体的には、第1の範囲と第2の範囲と第3の範囲の位置関係と対応する位置関係で断層位置表示図形のそれぞれを表示させるようにその位置を決定する。
図形作成部45は、RAM33から複数の連動対象画像それぞれの断層位置の分布に関する情報と全断分布情報とを読み出す。図形作成部45は、第1の3次元画像に含まれる2次元画像と、第2の3次元画像に含まれる2次元画像との位置に関する情報である全分布情報に基づいて、断層位置表示図形の表示形態を決定する。図形作成部45は、複数の連動対象画像それぞれについて、共通する座標系において、全断層位置の範囲に対する断層位置の範囲を示す図形である断層位置表示図形を描画する。たとえば、第1の図形や第2の図形といった、それぞれの断層画像が存在する範囲を示す図形は、たとえば線分や長方形といった図形であり、それぞれの断層画像が存在する範囲に対応する長さを有する図形である。また更に、図形作成部45は、全断層位置の分布範囲を示す図形、すなわち第3の図形を描画してもよい。第3の図形は、たとえば、全断層位置の分布範囲に対応する長さを有する線分または長方形といった図形である。図形作成部45は、さらに予備の断層位置表示図形を描画してもよい。予備の断層位置表示図形は、のちに連動対象画像として第1の3次元画像及び第2の3次元画像と異なる3次元画像が追加された場合に、当該追加された3次元画像に含まれる2次元画像の存在する範囲を示す図形として用いられる。
さらに、図形作成部45は、それぞれの連動対象画像の断層画像が存在する範囲を示す図形とともに示す目盛りであって、断層位置を示す目盛りを描画してもよい。目盛りは、連動対象画像の断層画像が存在する位置と対応する位置に描画される。図形作成部45は、第3の図形上に最小断層間隔を示す目盛りを描画してもよい。ただし、予備の断層位置表示図形には目盛りを描画しない。上述の例では、図形作成部45は全断層位置の範囲−490〜550mmに対する連動対象画像1の断層位置の範囲−300〜200mmを示す図形1を描画し、図形1上に断層間隔5mmを示す目盛りを描画する。この際、目盛りの間隔は必ずしも断層間隔に一致する必要はなく、断層間隔の定数倍の間隔であってもよい。図形作成部45は連動対象画像2、3についても同様に、それぞれの断層位置の範囲を表す図形2、図形3及びそれらの断層間隔に関する目盛りを描画する。図形作成部45は、全断層位置の分布範囲を示す図形を描画する場合、その図形上に最小断層間隔2mmを示す目盛りを描画する。
図形作成部45は、ステップS1023で決定された連動表示断層位置Pcを示す図形、すなわち指定部をそれぞれの断層範囲を示す図形上に描画する。たとえば図4に示すように、複数の断層範囲を示す図形が互いの断層画像の位置に関する情報と対応するように並べて描画され、連動表示断層位置を示す図形がそれぞれの断層範囲を示す図形の上にまたがる一本の直線として描画される。あるいは、それぞれの断層範囲を示す図形上にそれぞれ一つずつ、連動表示断層位置を示す図形(すなわち指定部を示す図形)が描画されてもよい。
ステップS1024に続くステップS1015において、画像取得部46は連動対象画像に指定されている3次元画像の、連動表示断層位置Pcに対応する断層画像を取得する。ある連動対象画像において連動表示断層位置Pcに断層画像が存在しない場合には、画像取得部46は、連動表示断層位置Pcに最も近い断層位置(P’とする)にある断層画像を探索し、探索できた場合はその断層画像を取得する。ただし、P’がPcの前後の等距離位置に2つある場合は、予め決めた優先順位に従って、たとえば断層位置が小さい断層画像を選択する。また、PcとP’の間隔が、P’を含む3次元画像の断層間隔の1/2より大きい場合、画像取得部46は、P’はPcの近傍にないと判断し、断層画像を取得しない。
ステップS1016において、表示制御部47は、ステップS1015で取得された断層画像と断層位置表示図形のそれぞれとを並べて表示部37に表示させ、ステップS1001に進む。
ステップS1031、ステップS1032、及びステップS1015、ステップS1016はステップS1001においてユーザが3次元画像に含まれる2次元画像(断層画像)の位置を指定する指示(表示断層位置選択)を行った場合に行われる処理である。
ステップS1031において、特定部44は、それぞれの3次元画像の表示断層位置を更新するための指示を操作部36から取得する。連動対象画像の表示断層画像は、ユーザが操作部36を介して連動表示断層位置Pcを示す図形、すなわち指定部に対して操作することにより変更される。連動表示断層位置Pcを更新するための指示には、たとえば連動表示断層位置Pcを所定量だけ進める指示、連動表示断層位置Pcを所定量だけ戻す指示、及び特定の連動表示断層位置Pcを直接指定する指示がある。また、連動表示断層位置Pcを更新するための指示に、一定時間毎に自動的に連動表示断層位置Pcを所定量だけ進める指示や、一定時間毎に自動的に連動表示断層位置Pcを所定量だけ戻す指示が含まれてもよい。特定部44は、制御部35が備えるタイマーを利用して、一定時間毎に自動的に連動表示断層位置Pcを更新する。連動表示断層位置Pcを所定量だけ進めるかまたは戻す指示が入力された場合、特定部44は、RAM33から現在の連動表示断層位置Pcを読み出し、所定量を当該指示に応じて加算または減算して新たな連動表示断層位置Pcを決定する。そして、特定部44は、新たな連動表示断層位置PcをRAM33に記憶する。ここで所定量は、RAM33から読み出した最小断層間隔(上述の例では2mm)としてよいし、予め定めた固定値(たとえば0.5mm)としてもよいし、操作部36から入力した設定値(たとえば1mm)としてもよい。所定量として最小断層間隔または最小断層間隔以下の固定値を用いる場合には、連動対象画像に含まれる全ての断層画像を表示できる。また、操作部36から所定量を定数倍する指示があった場合は、上述の所定量を定数倍した値を新たな所定量としてもよい。
ステップS1032において、図形作成部45は、ステップS1031で得られた連動表示断層位置Pcに基づいて、ステップS1024で作成した断層位置表示図形の中の指定部を示す図形の描画位置を変更する。すなわち指定部はユーザが操作入力した位置に基づいて描画される。
ステップS1032に続くステップS1015の処理は、ステップS1024に続くステップS1015の処理と同様であるため、上述した説明を援用することにより詳しい説明を省略する。ステップS1031及びステップS1032で指定部の位置が変更されると、連動対象画像(たとえば第1の画像と第2の画像)のそれぞれの2次元画像(断層画像)が存在する位置の間隔に基づいて、ユーザにより指定された位置と対応する位置であって、それぞれの断層画像が分布する範囲(たとえば第1の範囲と第2の範囲)のそれぞれにおける位置が特定される。より具体的には、ユーザが指定する位置であって、連動対象画像である画像I1(第1の画像)の断層画像が存在する範囲(第1の範囲)の中でPcに最も近い断層位置と、画像I2(第2の画像)の断層画像が存在する範囲(第2の範囲)の中でPcに最も近い断層位置とが特定される。また、画像I3の断層画像が存在する範囲の中でPcに最も近い断層位置が特定される。
ステップS1016において、表示制御部47はステップS1015で取得された断層画像であって、新たな断層位置に対応する断層画像と断層位置表示図形とを表示部37に表示させる。
図4は表示部37に表示される画面の一例を示す図である。以下では、図4に例示する画面を第1の画面と称する。第1の画面は、たとえば医用画像を表示するための領域101、102、103、104と、断層位置表示図形を表示するための領域105を含む。
たとえば、ステップS1011において観察する対象の医用画像として医用画像1、2、3(以下では、I1、I2、I3と称する。)が指定された場合を例に説明する。指定された各医用画像がそれぞれ医用画像の表示領域101、102、103に表示される。医用画像の表示領域101、102、103の中にはそれぞれ、画像識別情報111、112、113と、断層画像121、122、123と、チェックボックス131、132、133と、断層位置表示目盛り141、142、143とが表示される。ステップS1012においてユーザが連動対象画像を選択するための操作入力は、当該チェックボックスに対して行われる。表示制御部47は、情報取得部42により他の連動対象画像と被検体の向きが一致しない3次元画像のチェックボックスを選択できないようにしてもよい。以下では、医用画像I1、I2、I3が連動対象画像として選択された場合を例に説明する。
断層位置表示図形を表示するための領域105には、連動対象画像I1、I2、I3それぞれに対する個別の断層範囲表示図形及び目盛り151、152、153と、全断層位置の分布範囲を示す図形及び最小断層間隔を示す目盛り155と、指定部160とが含まれる。指定部160は、目盛りの間隔ごとに位置を指定可能である。第1の画面において、画像I1(第1の画像)の断層画像が存在する範囲(第1の範囲)を示す図形と、画像I2(第2の画像)の断層画像が存在する範囲(第2の範囲)を示す図形とが並べて描画され、表示部37に表示される。また、全断層位置の分布範囲(第3の範囲)を示す図形が第1の範囲を示す図形及び第2の範囲を示す図形と並べて描画され、表示部37に表示される。目盛り151、152、153はそれぞれ画像I1、I2、I3の個別の断層範囲表示図形上に描画され、目盛り155は全断層位置の分布範囲を示す図形上に描画される。さらに、新たに観察する対象として医用画像が追加された場合(上述の例では画像表示領域104に医用画像が表示される場合)に個別断層範囲表示図形が表示される領域154が領域105に含まれてもよい。
ユーザは指定部160を、操作部36を介した操作入力により上下方向に移動させることができる。たとえば、ユーザは操作部36の一例であるマウスを移動して、表示部37に表示されたカーソルを指定部160上に移動させた後、マウスの左ボタンを押下しながらマウスを上下方向に移動(ドラッグ)させる。これによりカーソルが指し示す図形155上の位置が、新たな連動表示断層位置となる。別の例では、ユーザは指定部160上でマウスの左ボタンをクリックして指定部160を選択した後、マウスのホイールを回転させる。特定部44は、マウスホイールの回転方向及び回転量に基づいて、連動表示断層位置を変更する方向と量とを決定し、新たな連動表示断層位置を決定する。また別の例では、ユーザはマウスを移動させて、表示部37に表示されたカーソルを任意の連動対象画像が表示された医用画像の表示領域(ここでは領域101、102、103のいずれか)の上に移動した後、マウスの左ボタンを押下しながらドラッグする。特定部44は、マウスの上下方向の移動量に基づいて、連動表示断層位置を変更する方向と量とを決定する。さらに別の例では、ユーザは任意の連動対象画像が表示された医用画像の表示領域上でマウスのホイールを回転させる。特定部44は、マウスホイールの回転方向及び回転量に基づいて、連動表示断層位置を変更する方向と量とを決定し、新たな連動表示断層位置を決定する。
また、ユーザは操作部36の一例であるキーボードの上下矢印キーを押下してもよい。特定部44は、上下矢印キーのうち、押下された方向に基づいて、連動表示断層位置を変更する方向を決定する。上下矢印キーのいずれかが押下されるたびに、特定部44は連動表示断層位置を所定量変更する。
特定部44は、ユーザの操作入力により連動表示断層位置を変更する指示を受け付けると、新たな連動表示断層位置を決定する。表示制御部47は、新たな連動表示断層位置に基づいて表示部37に表示させる内容を更新する。図4に示す例では、表示制御部47は、連動対象画像I1、I2、I3それぞれの断層画像121、122、123を新たな連動表示断層位置と対応する断層画像に更新し、指定部160を描画する位置を更新する。すなわち表示制御部47は、ユーザにより指定された位置と対応する位置の2次元画像である断層画像を表示部37に表示させる。また、表示制御部47はユーザにより指定された位置に指定部を表示させる。
図5は表示部37に表示される画面の一例を示す図である。以下では、図5に例示する画面を第2の画面と称する。第1の画面と同様の構成については同様の符号を付しており、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。第2の画面において、指定部160は全断層位置の範囲の下限近くまで移動されており、連動表示断層位置に対応する断層画像を有する連動対象画像は画像3だけとなっている。この時、画像1及び画像2と対応する表示領域101及び表示領域102には断層画像が表示されず、画像3と対応する表示領域103に断層画像123が表示される。
あるいは、指定部160が全断層位置の範囲の上限近くまで移動され、連動表示断層位置に対応する断層画像を有する連動対象画像がたとえば画像1だけとなった場合、表示エリア101に断層画像121が表示される。すなわち、ユーザにより指定された位置が、ある3次元画像(たとえば第1の画像)に含まれる2次元画像が存在する位置の範囲(第1の範囲)に含まれない場合には、当該3次元画像に含まれる2次元画像は表示部37に表示されない。
このようにして、ユーザは簡易な操作によって、全断層位置の範囲内の任意の断層位置を表示させることができ、連動表示の対象とした複数の3次元画像の断層位置を連動して変更することができる。これにより、ユーザは表示したい任意の断層画像を容易に表示でき、複数の3次元画像を容易に比較することができる。
[第1の実施形態の変形例1]
図6は、表示部37に表示される画面の一例を示す図である。以下では、図6に例示する画面を第3の画面と称する。第1の画面と同様の構成については同様の符号を付しており、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。
第3の画面は、個別断層範囲表示図形161、162、163を含む。図形作成部45は、第1の実施形態において例示した目盛りを描画する代わりに、各連動対象画像に垂直な断面方向に基づくアイコン画像を描画する。換言すれば、当該アイコン画像は連動対象画像である複数の3次元画像(たとえば第1の画像及び第2の画像)に含まれる2次元画像のそれぞれに直交する被検体の断面に基づく画像であり、それぞれの断層画像が存在する位置の範囲(第1の範囲及び第2の範囲)と対応する被検体の領域に基づく画像である。さらに、図形作成部45は全断層範囲を示す図形として各連動対象画像に垂直な断面方向に基づくアイコン画像を描画する。当該アイコン画像は連動対象画像である複数の3次元画像(たとえば第1の画像及び第2の画像)に含まれる2次元画像のそれぞれに直交する被検体の断面に基づく画像であり、いずれかの断層画像が存在する位置の範囲(第3の範囲)と対応する被検体の領域に基づく画像である。指定もよい。あるいは、図形作成部45は、アイコン画像と目盛りとの両方を描画してもよい。また図形作成部45は、各連動対象画像からに垂直な断面方向の断層画像であって、当該連動対象画像のそれぞれから再構成された断面画像に基づいてアイコン画像を描画してもよい。第3の画面では、断層画像121、122、123がいずれもAxial断面画像なので、これらに垂直な断面画像としてCoronal断面画像を表すアイコン画像が表示される。なお、図形作成部45はCoronal断面画像の代わりにSagittal断面画像に基づいてアイコン画像を描画してもよい。
図形作成部45は、たとえば3次元画像の画素値の読み出し順を変更することで複数のCoronal断面画像を作成する。そして、図形作成部45は、複数のCoronal断面画像から代表画像を作成する。代表画像はたとえば、Coronal断面の所定位置(たとえば中央)にある断面画像である。別の例では、代表画像はCoronal断面の所定位置(たとえば中央)から所定の範囲内にある複数の断面画像を平均化した平均画像である。また別の例では、代表画像はCoronal断面の所定位置(たとえば中央)から所定の範囲内にある複数の断面画像から最大値投影法や最小値投影法などを用いて作成された投影画像である。図形作成部45は、たとえば代表画像の縦方向のサイズと横方向のサイズとをそれぞれ拡大または縮小して、アイコン画像を描画する。
核連動対象画像に垂直な断面方向に基づくアイコン画像により、ユーザは各連動対象画像に患者のどの部位が写っているかを容易に把握することができる。これにより、ユーザは表示させたい断層位置を指定する指示を容易に行うことができる。
[第1の実施形態の変形例2]
第1の実施形態において、ステップS1021においてユーザが連動対象画像を選択する場合を例に説明したが、本発明はこれに限らない。たとえば、選択部43は、連動させることができる全ての3次元画像を連動対象画像として自動的に設定してもよい。別の例では、選択部43は、予め定められた条件を満たす3次元画像を連動対象画像として設定してもよい。ステップS1021において、連動させない画像をユーザが選択できるようにしてもよい。また別の例では、ステップS1021において、選択部43は複数の3次元画像のうちそれぞれが含む2次元画像の被検体に対する方向が一致しているものの中から、ユーザの操作入力等に応じて3次元画像を選択してもよい。
連動対象画像を選択する条件の例としては、3次元画像の座標系がそろっていることや、同一の検査で撮像した複数のシーケンス画像であることや、同一検査条件で撮像した画像であることが挙げられる。選択部43は、連動対象画像を選択するための上述した情報を、たとえばそれぞれの画像のDICOMヘッダ部に画像の属性情報として記録されているものを読み出して取得する。
また別の例では、選択部43は複数の画像間で位置合わせ処理が行われており、画像間の位置の対応関係が明示的な情報として保存されている、当該複数の画像から成る画像の組を連動対象とする。この場合は、位置合わせ情報に基づいて算出される対応断層画像が連動して表示されることが好ましい。ステップS1022において情報取得部42は、位置合わせされた複数の画像のうち、一つの連動対象画像を基準画像として選ぶ。次に、情報取得部42は、位置合わせ情報を用いて他の連動対象画像それぞれの座標系を基準画像の座標系に変換することにより、他の連動対象画像それぞれの断層範囲と断層間隔とを算出する。情報取得部42は、基準画像の断層範囲と断層間隔、及び他の連動対象画像それぞれの断層範囲と断層間隔とから、全分布情報を算出する。また、ステップS1015において画像取得部46は、位置合わせ情報に基づき、それぞれの連動対象画像において連動表示断層位置Pcに最も近い断層位置を特定する。画像取得部46は特定した断層位置の最近傍(断層位置P’)に位置する断層画像を取得する。このように、位置合わせの情報が利用できる場合には、画像間の対応断面を高精度に連動表示することができる。なお、位置合わせの情報は、平行移動情報、アフィン変換情報、画像間の変形場の適用情報などのいずれの形態であってもよい。
[第1の実施形態の変形例3]
第1の実施形態では、連動対象画像の断層位置情報をDICOMヘッダ部に記録された画像の属性情報から取得する例を説明したが、本発明はこれに限らない。たとえば、情報取得部42は連動対象画像の断層位置情報を、操作部36を介してユーザが入力した情報に基づいて取得してもよい。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例を示す図である。第2の実施形態に係る情報処理装置10は、図2に例示した第1の実施形態に係る情報処理装置10と同様の機能構成を備え、上述した説明を援用して各機能構成の詳細な説明を省略する。第2の実施形態に係る情報処理装置10においては、画像取得部46は図形作成部45に断層位置に関する情報を出力する。第2の実施形態に係る情報処理装置10において、必ずしも特定部44は図形作成部45に断層位置に関する情報を出力しなくてもよい。なお、第2の実施形態に係る情報処理装置10を含むシステムの構成は図1に例示したものと同様である。
図8は、第2の実施形態に係る情報処理装置10により行われる処理の一例を示すフローチャートである。下記の処理において、特に断りがない場合、各ステップの処理を実現する主体は、制御部35である。図3に例示した処理と同様の処理を行うステップについては、図3と同様の符号を付し、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。
ステップS1041は、ステップS1023に続いて実行される。ステップS1041において、図形作成部45は、図2に示すステップS1024と同様の処理により断層位置表示図形を作成する。ただし、図形作成部45は、ステップS1041において指定部を示す図形を描画しない。
ステップS1042において、画像取得部46は、図2に示すステップS1015と同様の処理により、連動対象画像に指定されている3次元画像の、連動表示断層位置Pcに対応する断層画像を取得する。さらに画像取得部46は、取得したそれぞれの断層画像の断層位置P’をRAM33に記憶させる。
ステップS1043において、図形作成部45は、ステップS1013で取得された複数の3次元画像のそれぞれの断層画像の向きの情報と分布情報と、ステップS1022で取得された断層位置分布情報と、ステップS1042で取得された断層位置P’の情報とをRAM33から読み出す。図形作成部45は、RAM33から読み出した情報に基づいて、指示部を示す図形を描画または更新する。図形作成部45は、指示部を示す図形がまだ描画されていない場合はこれを描画し、すでに描画されている場合は描画位置を更新(すなわち再描画)する。ここで、複数の断層位置P’は連動対象画像であるそれぞれの3次元画像ごとに異なる値である場合がある。図形作成部45は、3次元画像それぞれの個別断層範囲表示図形上に、それぞれの断層位置P’を示す個別の断層位置を示す図形を描画する。また、図形作成部45は、全断層位置の分布範囲を示す図形上に、ステップS1023またはS1031でRAM33に記憶した連動表示断層位置Pcを示す指示部を示す図形を描画してもよい。ただし、個別の断層位置を示す図形及び指示部を示す図形は、いずれも断層位置P’及び連動表示断層位置Pcによって関係付けられており、これらの図形は一組の指示部を示す図形である。
図9は、表示部37に表示される画面の一例を示す図である。以下では、図9に例示する画面を第4の画面と称する。第1の画面と同様の構成については同様の符号を付しており、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。
第4の画面は、図8に示すステップS1043においてそれぞれの3次元画像の断層範囲を示す図形及び目盛り151、152、153上に描画された、P’を示す個別の断層位置を示す図形171、172、173を含む。また第4の画面は、全断層位置の分布範囲を示す図形及び最小断層間隔を示す目盛り155上に描画された、連動表示断層位置Pcをと対応する指示部を示す図形175を含む。
ユーザは操作部36を介して、個別の図形171、172、173及び175に対する操作入力を行うことができる。図形171、172、173、175のいずれかの図形を移動させる操作入力に伴って、図形171、172、173、175が連動して移動する。図8を用いて上述したように、図形作成部45は、図形171、172、173、175のいずれかを移動させる操作入力に応じて、連動対象画像のそれぞれの断層位置P’と連動表示断層位置Pcとを取得し、図形171、172、173、175のそれぞれを再描画する。
図形作成部45は、ユーザが個別の断層範囲を示す図形上に描画された図形171、172、173に対する操作入力を行った場合、それぞれの目盛り151、152、153の目盛り間隔に基づいて図形171、172、173を再描画する。たとえば、ある3次元画像の断層範囲を示す図形上に描画されており、目盛り151上に描画されている図形171に対する操作入力をユーザが行った場合には、図形作成部45は目盛り151の目盛り間隔に基づいて図形171の位置を移動させて描画する。また図形作成部45は指示部を示す図形175を、最小断層間隔を示す目盛り155の目盛り間隔に基づいて図形175の位置を移動させて描画する。特定部44は、ユーザが図形175に対する操作入力を行った場合には、図4乃至図6を用いて上述した、図形160を操作した場合と同様にして連動表示断層位置Pcを決定する。特定部44は、ユーザが図形171、172、173のいずれかに対する操作入力を行った場合には、当該操作入力によって指定された連動対象画像Inの断層位置Pnを決定する。特定部44は、連動対象画像Inの断層位置Pnを基準として、図8に示すステップS1023の処理により連動表示断層位置Pcを決定する。連動表示断層位置Pcが変更されると、図8に示すステップS1042において、画像取得部46は夫々の連動対象画像の断層位置P’にある各断層画像を取得する。すなわち、表示制御部47はユーザが指定した位置と対応する位置であって、連動対象画像(たとえば第1の画像と第2の画像)にそれぞれ含まれる2次元画像が存在する位置の範囲(第1の範囲と第2の範囲)のそれぞれにおいて特定された位置を示す図形を、それぞれの2次元画像が存在する位置の範囲を示す図形(第1の範囲を示す図形と第2の範囲を示す図形)の上にそれぞれ描画することにより表示部37に表示させる。
以上の構成により、ユーザは全断層位置の最小断層間隔に合わせて断層位置を変更することもできるし、また連動対象画像のそれぞれの断層間隔に合わせて断層位置を変更することもできる。さらに、連動対象画像のそれぞれに対して、表示されている断層画像の断層位置を個別に示すことができるので、ユーザは表示されている断層画像の断層位置のずれを容易に把握することができる。
[第2の実施形態の変形例]
図形作成部45は、図形160と、図形171、172、173とを描画し、表示制御部47を介してこれらの図形を同時に表示部37に表示させてもよい。図形作成部45は、図形160と図形171、172、173とを、異なる表示様態(例えば、異なる色、太さ、点線と実線など)で描画してもよい。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(たとえば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の各実施形態における情報処理装置は、単体の装置として実現してもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組合せて上述の処理を実行する形態としてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。情報処理装置および情報処理システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
上述の実施形態を適宜組み合わせた形態も、本発明の実施形態に含まれる。

Claims (28)

  1. 第1の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第1の範囲と、前記第1の3次元とは異なる第2の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第2の範囲と、の位置関係に関する情報を取得する取得手段と、
    前記第1の範囲を示す図形と前記第2の範囲を示す図形とを、前記位置関係に関する情報と対応する位置に並べて描画することにより表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の範囲と前記第2の範囲とで互いに連動する指定部により、前記第1の範囲と前記第2の範囲との少なくともいずれかに含まれる位置を指定する操作入力により、ユーザが指定した位置と対応する位置であって、前記第1の範囲及び前記第2の範囲のそれぞれにおける位置を特定する特定手段と、をさらに有し、
    前記表示制御手段は前記特定された位置に基づいて前記指定部を描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記第1の3次元画像または前記第2の3次元画像の少なくともいずれかに含まれる2次元画像が存在する位置の範囲である第3の範囲に関する情報を取得し、
    前記表示制御手段は、前記第3の範囲を示す図形を、前記位置に関する情報と対応する位置に、前記第1の範囲を示す図形と前記第2の範囲を示す図形と並べて描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔とに基づいて、前記第3の範囲に関する2次元画像が存在する間隔に関する情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔とのうち、いずれか小さい方を、前記第3の範囲に関する2次元画像が存在する間隔として前記情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記第3の範囲に関する2次元画像が存在する間隔を示す目盛りを、前記位置関係に関する情報と対応する位置に描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記指定部は、前記目盛りの間隔ごとに位置を指定可能であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記指定部を前記第1の範囲を示す図形と、前記第2の範囲を示す図形と、前記第3の範囲を示す図形の上に一つの指定部を描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、ユーザにより前記指定された位置と対応する位置であって、前記第1の範囲及び前記第2の範囲のそれぞれにおいて特定された位置を示す図形を、前記第1の範囲を示す図形の上と前記第2の範囲を示す図形の上とにそれぞれ描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記特定手段は、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔とに基づいて、ユーザにより前記指定された位置と対応する位置であって、前記第1の範囲及び前記第2の範囲のそれぞれにおける位置を特定することを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記特定手段は、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像が存在する位置の間隔とに基づいて、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の位置のうちユーザにより前記指定された位置と最も近い2次元画像の位置と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の位置のうちユーザにより前記指定された位置と最も近い2次元画像の位置とを、ユーザにより前記指定された位置と対応する位置としてそれぞれ特定することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記第3の範囲を示す図形として、前記第1の3次元画像に含まれる前記2次元画像と前記第2の3次元画像に含まれる前記2次元画像とのそれぞれに直交する被検体の断面に基づく画像であって、前記第3の範囲に対応する前記被検体の範囲の画像を描画することにより前記表示部に表示させることを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記特定手段は、ユーザにより前記指定された位置が前記第1の範囲に含まれない場合には、前記第1の範囲と前記第2の範囲とのうち、前記第2の範囲における位置のみを、ユーザにより前記指定された位置と対応する位置として特定することを特徴とする請求項2乃至請求項12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記表示制御手段は、前記特定された位置の2次元画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2乃至請求項13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記表示制御手段は、ユーザにより前記指定された位置が前記第1の範囲に含まれない場合には、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像を前記表示部に表示させないことを特徴とする請求項2乃至請求項14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記表示制御手段は、前記特定された位置の2次元画像と、前記第1の範囲を示す図形と、前記第2の範囲を示す図形と、を並べて描画することによりそれぞれ前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2乃至請求項15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記表示制御手段は、前記第1の範囲を示す図形として、前記第1の3次元画像に含まれる前記2次元画像に直交する被検体の断面に基づく画像であって、前記第1の範囲に対応する前記被検体の範囲の画像を描画し、前記第2の範囲を示す図形として、前記第2の3次元画像に含まれる前記2次元画像に直交する前記被検体の断面に基づく画像であって、前記第2の範囲に対応する前記被検体の範囲の画像を描画することにより、それぞれ前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記取得手段は、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の被検体における方向に関する情報と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の前記被検体における方向に関する情報とに基づいて、前記第1の範囲に関する情報と前記第2の範囲に関する情報とを取得することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  19. 前記第1の3次元画像と前記第2の3次元画像とを選択する選択手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  20. 前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の被検体に対する方向と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の前記被検体における方向とが一致しているか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項19に記載の情報処理装置。
  21. 前記選択手段は、前記判定手段により、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の前記被検体に対する方向と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の前記被検体における方向とが一致していると判定された場合に、前記第1の3次元画像と前記第2の3次元画像とを選択することを特徴とする請求項20に記載の情報処理装置。
  22. 前記選択手段は、前記判定手段により前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の前記被検体に対する方向と一致する方向の2次元画像を含む3次元画像の中から、前記第2の3次元画像を選択することを特徴とする請求項20に記載の情報処理装置。
  23. 前記選択手段は、ユーザの操作入力に基づいて前記第1の3次元画像と前記第2の3次元画像とを選択することを特徴とする請求項19または請求項20のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  24. 前記位置に関する情報は、前記第1の範囲に対する、前記第2の範囲の相対的な位置に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  25. 前記取得手段は、第1の3次元画像のヘッダ情報に基づいて前記第1の範囲に関する情報を取得し、前記第2の3次元画像のヘッダ情報に基づいて前記第2の範囲に関する情報を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項24のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  26. 第1の3次元画像に含まれる2次元画像と、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像に含まれる2次元画像との位置に関する情報に基づいて、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第1の範囲と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲であって前記第1の範囲とは異なる第2の範囲と、に関する情報を取得する取得手段と、
    前記第1の範囲を示す図形と前記第2の範囲を示す図形とを、前記位置に関する情報と対応する位置に並べて描画することにより表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  27. 第1の3次元画像に含まれる2次元画像と、前記第1の3次元画像とは異なる第2の3次元画像に含まれる2次元画像との位置に関する情報に基づいて、前記第1の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲である第1の範囲と、前記第2の3次元画像に含まれる2次元画像の存在する位置の範囲であって前記第1の範囲とは異なる第2の範囲と、に関する情報を取得する工程と、
    前記第1の範囲を示す図形と前記第2の範囲を示す図形とを、前記位置に関する情報と対応する位置に並べて描画することにより表示部に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  28. 請求項27に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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