JP2018174496A - Camera device - Google Patents
Camera device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018174496A JP2018174496A JP2017072762A JP2017072762A JP2018174496A JP 2018174496 A JP2018174496 A JP 2018174496A JP 2017072762 A JP2017072762 A JP 2017072762A JP 2017072762 A JP2017072762 A JP 2017072762A JP 2018174496 A JP2018174496 A JP 2018174496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- image sensor
- brush
- protective glass
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本開示は、揺れ補正機能を有するカメラ装置に関する。 The present disclosure relates to a camera device having a shake correction function.
従来、撮像時の手振れ補正を行うために、撮像素子及びローパスフィルタを内蔵する撮像素子ユニットの位置をシフトさせる手振れ補正部を備えたカメラモジュールが知られている(特許文献1参照)。また、手振れ補正部を作動させて撮像素子ユニットを往復駆動(振動)させることにより、撮像素子上のローパスフィルタに付着したダストの除去を試みることが知られている(特許文献2参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a camera module including a camera shake correction unit that shifts the position of an image sensor unit including an image sensor and a low-pass filter in order to perform camera shake correction during imaging (see Patent Document 1). It is also known to try to remove dust attached to the low-pass filter on the image sensor by operating the camera shake correction unit to reciprocate (vibrate) the image sensor unit (see Patent Document 2).
撮像素子上のローパスフィルタ(透光性部材の一例)に付着するダストは、質量が小さい。そのため、手振れ補正部を作動させて撮像素子ユニットを振動させても、ダストに作用する慣性力は小さく、ダストが除去され難い。また、撮像素子ユニットを振動させることで、ローパスフィルタとダストとの間での静電気が大きくなり、ダストが一層除去され難くなる。また、カメラ装置の解像度が高解像度となり、撮像素子の画素数が多く程、小さなダストが画像に鮮明に映り込み易くなる。撮像素子は、保護ガラス等の透光性部材により受光面が保護される。 The dust adhering to the low-pass filter (an example of the translucent member) on the image sensor has a small mass. Therefore, even if the image stabilization unit is vibrated by operating the camera shake correction unit, the inertial force acting on the dust is small and the dust is difficult to be removed. In addition, by vibrating the image sensor unit, static electricity between the low-pass filter and the dust increases, and the dust becomes more difficult to remove. In addition, as the resolution of the camera device becomes higher and the number of pixels of the image sensor increases, smaller dust tends to be clearly reflected in the image. The light receiving surface of the image sensor is protected by a light transmissive member such as a protective glass.
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、揺れ補正部を有するカメラ装置が備えるイメージセンサの前段に位置する透光性部材に付着したダストの除去性能を向上できるカメラ装置を提供する。 The present disclosure has been made in view of the above circumstances, and provides a camera device capable of improving the removal performance of dust attached to a translucent member positioned in front of an image sensor included in a camera device having a shake correction unit. .
本開示のカメラ装置は、被写体を撮像するイメージセンサと、前記イメージセンサの受光面に前記被写体の像を結像するレンズを有するレンズ部と、前記イメージセンサを保持する可動部を有し、前記カメラ装置の揺れに応じて、前記レンズ部の光軸に垂直な方向に前記可動部を移動して揺れ補正する揺れ補正部と、前記レンズ部の光軸に垂直な方向に前記可動部を反復移動させるための振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記振動信号に従って前記可動部を振動させるドライバと、前記イメージセンサの前段に位置する透光性部材に沿って移動して、前記透光性部材を拭くワイパと、を備える。 The camera device of the present disclosure includes an image sensor that captures an image of a subject, a lens unit that has a lens that forms an image of the subject on a light receiving surface of the image sensor, and a movable unit that holds the image sensor. In accordance with the shake of the camera device, a shake correction unit that moves the movable unit in a direction perpendicular to the optical axis of the lens unit and corrects the shake, and the movable unit is repeated in a direction perpendicular to the optical axis of the lens unit. A vibration signal for movement is supplied to the vibration correction unit, and the light transmission unit moves along a translucent member positioned in front of the image sensor and a driver that vibrates the movable unit according to the vibration signal. And a wiper for wiping the sex member.
本開示によれば、イメージセンサの前面に付着したダストの除去性能を向上できる。 According to the present disclosure, it is possible to improve the performance of removing dust attached to the front surface of the image sensor.
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。 Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the drawings as appropriate. However, more detailed description than necessary may be omitted. For example, detailed descriptions of already well-known matters and repeated descriptions for substantially the same configuration may be omitted. This is to avoid the following description from becoming unnecessarily redundant and to facilitate understanding by those skilled in the art. The accompanying drawings and the following description are provided to enable those skilled in the art to fully understand the present disclosure, and are not intended to limit the claimed subject matter.
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における揺れ補正機構100を備える監視カメラ200(200A)の斜視図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view of a monitoring camera 200 (200A) including a
揺れ補正機構100は、例えば図1に示すドーム型の監視カメラ200Aに適用できる。監視カメラ200Aは、例えば円錐面を有する筒状の外カバー11を有する。外カバー11の上端は、天井又はポール等の被取付体に固定される取付筒13を有する。監視カメラ200Aは、取付筒13が鉛直方向上側となって、ポール等から垂下して取り付けられる。外カバー11は、雨よけとして機能する。取付筒13は、挿入したポール等を固定するための固定ボルト15を、円周方向に等間隔で複数螺合している。取付筒13は、外カバー11の内方に通じる。外カバー11内には、ポール等に通された電源線や信号線が、取付筒13を通って導入される。
The
外カバー11の下面は、例えば円形開口となる。円形開口には、例えば円環状のリングカバー17が着脱自在に取り付けられる。リングカバー17の内穴19からは、例えば透明樹脂材料を用いて構成されたドームカバー21の半球側が垂下する。ドームカバー21は、半球外殻と、半球外殻の開口周縁に同一半径で接続する円筒とを含む。円筒は、半球外殻と反対側に、リングカバー17に固定されるフランジ(図示略)を有する。ドームカバー21は、このフランジがリングカバー17と外カバー11との間に配置されて固定される。
The lower surface of the
ドームカバー21は、例えば成形性及び透明性に優れた樹脂材料を基板材料として用いる。樹脂材料としては、有機系樹脂材料、無機系樹脂材料を用いることができる。本実施形態では、半球外殻の基板材料に、例えばポリカーボネートなどの有機系樹脂材料を用いている。ポリカーボネートは、硬く衝撃に強いため好適である。また、アクリルなど透明性の良好な樹脂も使用可能である。
The
ドームカバー21は、その内側がカメラ収容空間となる。カメラ収容空間には、鉛直方向に沿う方向のパン回転中心Pcと、パン回転中心Pcに直角方向で交差するチルト回転中心Tcと、を中心にパン回転及びチルト回転が自在となったカメラ部23が配置される。カメラ部23は、カメラ筐体25にレンズ部27を備える。カメラ筐体25には、カメラ部23の揺れの影響を勘案した補正(以下、「揺れ補正」(BIS:in body image stabilizer)と称する場合がある)の処理を行うBIS機構ユニット29が設けられる。BIS機構ユニット29は、カメラ筐体25のベースの一例としてのレンズマウントベース31に固定される揺れ補正機構100を有する。揺れ補正機構100には、イメージセンサ(図示略)が取り付けられている。
The inside of the
図2は、揺れ補正機構100を備える他の監視カメラ200(200B)を内部構造の一部と共に表した透視斜視図である。
FIG. 2 is a perspective view showing another surveillance camera 200 (200B) including the
なお、本実施形態において、上下前後左右の方向は、図2に示した矢印の方向に従うものとするが、これらの方向は、図1に示す監視カメラ200Aにおいても同様に適用できる。
In the present embodiment, the up / down / front / rear / right / left directions follow the directions of the arrows shown in FIG. 2, but these directions can be similarly applied to the
揺れ補正機構100は、図1に示すドーム型の監視カメラ200Aと同様に、図2に示すボックス型の監視カメラ200Bにも適用できる。監視カメラ200Bは、箱(ボックス)状のカメラ筐体33内にカメラ部23(図2では不図示)を収容する。
The
カメラ部23は、レンズ部35を備える。カメラ部23には、カメラ部23の揺れの影響を勘案した補正(揺れ補正)の処理を行うBIS機構ユニット29(図2では不図示)が設けられる。BIS機構ユニット29は、カメラ筐体33のベースの一例としてのレンズマウントベース37に固定される揺れ補正機構100を有する。揺れ補正機構100は、レンズマウントベース37に固定される。レンズマウントベース37は、カメラ筐体33に固定される。揺れ補正機構100には、後述のイメージセンサが取り付けられる。
The
図3は、図2に示した監視カメラ200Bを後方斜め右上から見た透視斜視図である。
FIG. 3 is a perspective view of the
レンズマウントベース37は、固定ブラケット39によりカメラ筐体33に固定される。レンズマウントベース37は、一方の面(例えば図2に示す前面41)でレンズ部35を支持する。レンズマウントベース37は、レンズ部35を通る光軸Ocに垂直な他方の面(例えば背面43)に受光窓(図示略)が開口する。
The
監視カメラ200Bは、ABF(Auto Back Focus)機構250を備える。固定ブラケット39は、ABF機構250の外周の少なくとも一部である。ABF機構250は、ABFモータ251、スライドガイドピン252、ABF予圧バネ253、を備える。また、ABF機構250の内部には、BIS機構ユニット29が装着される。BIS機構ユニット29は、ABF機構250の内部において、光軸Ocの方向に沿って移動可能である。
The
図3では、スライドガイドピン252及びABF予圧バネ253がBIS機構ユニット29の右側(図3に示す方向情報参照)に示されているが、BIS機構ユニット29の左側にも同様に配置される(図示略)。
In FIG. 3, the
ABFモータ251は、固定ブラケット39により規定される前後方向(光軸方向)の範囲内で、BIS機構ユニット29を前後方向に移動させるための駆動力を供給する。ABFモータ251のシャフト251aは、前後方向に伸縮可能であり、ABFモータ251の駆動力に従って、BIS機構ユニット29の後面29aを押圧する。ABFモータ251は、BIS機構ユニット110を前後方向に移動させて、フォーカス調整するために用いられ得る。また、ABFモータ251は、BIS機構ユニット110に含まれるイメージセンサの前段の保護ガラスがクリーニングされる際にも、BIS機構ユニット110を前後方向に移動させる。
The
スライドガイドピン252は、ABF機構250の固定ブラケット39とBIS機構ユニット110との間に、光軸Ocに沿って配置される。スライドガイドピン252は、BIS機構ユニット110の左右に配置される。
The
ABF予圧バネ253は、ABF機構250の固定ブラケット39とBIS機構ユニット110との間に、光軸Ocに沿って配置される。ABF予圧バネ253の半径方向内側には、スライドガイドピン252が同軸で配置される。ABF予圧バネ253は、ABFモータ251のシャフト251aによりBIS機構ユニット110の押圧に対して、BIS機構ユニット110を前後方向の所定位置に配置する。この場合、シャフト251aにより前方向に押圧する力と、ABF予圧バネ253の弾性力によりBIS機構ユニット110を後方向に押圧する力と、が釣り合う位置に、BIS機構ユニット110が固定される。ABF予圧バネ253は、BIS機構ユニット110の左右に配置される。
The
なお、ABF機構250は、監視カメラ200Bに限らず、監視カメラ200Aにも同様に適用可能である。
The
監視カメラ200Bは、例えば天井面、壁面又はポールに取り付けられる。天井面、壁面又はポールには、図2に示したカメラ取付台47が固定される。カメラ取付台47は、固定フランジ部49と、固定フランジ部49から突出する支持柱51と、支持柱51の先端に設けられた方向調節部53とを有する。方向調節部53は、先端に、三脚取付ネジ55を有する。三脚取付ネジ55は、カメラ筐体33の三脚取付座57に螺合され、固定リング59により固定される。
The
方向調節部53は、三脚取付ネジ55の基端に設けた球体(図示略)を軸受に、球面対偶で支持する。従って、三脚取付ネジ55は、軸受内で球体が向きを変えたり回転したりするピボット動作を可能とする。方向調節部53は、三脚取付ネジ55によりカメラ筐体33を、鉛直方向に沿う方向のパン回転中心Pcを中心にパン回転自在に支持するとともに、パン回転中心Pc上のチルト回転中心Tcを中心にチルト回転自在に支持する。
The
監視カメラ200Bは、天井面、壁面又はポールに取り付けられる際に、撮影方向が設定される。撮影方向は、例えば天井面に取り付けられる場合には、やや傾斜して設定される。撮影方向が設定された監視カメラ200Bは、方向調節部53の固定レバー61により、三脚取付ネジ55(球面対偶)を固定する。
When the
揺れ補正機構100は、上述した監視カメラ200としての監視カメラ200Aや監視カメラ200Bのいずれに設けられてもよい。
The
図4は、図3に示した揺れ補正機構100を後方斜め右上から見た斜視図である。
FIG. 4 is a perspective view of the
揺れ補正機構100は、レンズマウントベース37と、初段揺動部材63と、次段揺動部材65と、素子ホルダ67とを有する。揺れ補正機構100では、次段揺動部材65及び素子ホルダ67が組み付けられた初段揺動部材63が、レンズマウントベース37に固定される。
The
図5は、図3に示した揺れ補正機構100を前方斜め右上から見た斜視図である。
FIG. 5 is a perspective view of the
揺れ補正機構100では、次段揺動部材65が、初段揺動部材63における一対の脚部69の間に配置されている。初段揺動部材63は、レンズマウントベース37に固定されて可動する。次段揺動部材65は、初段揺動部材63の内側に更に可動自在に支持される。即ち、初段揺動部材63及び次段揺動部材65は、入れ子構造で2段に組み立てられている。初段揺動部材63に取り付けられて可動自在となる次段揺動部材65は、レンズマウントベース37と干渉しないように離間している。つまり、次段揺動部材65は、レンズマウントベース37と非接触で対向配置される。
In the
図6は、レンズ部27、レンズマウントベース31、素子ホルダ67、初段揺動部材63及び次段揺動部材65の分解斜視図である。
FIG. 6 is an exploded perspective view of the
次段揺動部材65には、素子ホルダ67が固定される。素子ホルダ67は、略四角形状のヒートシンク71を有する。ヒートシンク71には、複数の冷却フィン(図示略)が設けられる。ヒートシンク71は、イメージセンサ73からの熱が熱伝導により伝わる。ヒートシンク71は、イメージセンサ73から伝わった熱を冷却フィンにより空気中に排熱する。つまり、イメージセンサ73を空冷する。
An
素子ホルダ67の直交する隣接2辺には、縦辺に第1コイル75、横辺に第2コイル77が取り付けられる。第1コイル75と第2コイル77とは、それぞれ対応するようにレンズマウントベース37の隣接2辺に設けられた第1磁石79と第2磁石81とにより、第1リニアモータ83、第2リニアモータ85を構成する。言い換えると、第1コイル75と第1磁石79とにより第1リニアモータ83が構成され、第2コイル77と第2磁石81とにより第2リニアモータ85が構成される。これら第1リニアモータ83、第2リニアモータ85は、素子ホルダ67を2軸方向に移動させるためのアクチュエータ87を構成する。
A
アクチュエータ87は、第1リニアモータ83によって素子ホルダ67(言い換えると、イメージセンサ73)を左右方向に駆動し、更に、第2リニアモータ85によって素子ホルダ67(言い換えると、イメージセンサ73)を上下方向に駆動する。
The
揺れ補正機構100は、イメージセンサ73が、レンズ部27の光軸Ocに対して垂直な2軸方向に自由に移動することを可能とする。このため、監視カメラ200A,200Bが外力などにより揺れた場合、監視カメラ200A、200Bは、その揺れをキャンセルする方向にイメージセンサ73を移動させることで、揺れによる撮像画像の画質の劣化(画像ぶれ)を抑制でき、良好な画像が得られる。
The
次に、クリーニング機能を加味した監視カメラ200の具体的な構成例について説明する。
Next, a specific configuration example of the
図7は、クリーニング機能を加味した監視カメラ200の概略構成例を示す図である。なお、先に説明した構成部については、説明を省略又は簡略化することがある。
FIG. 7 is a diagram illustrating a schematic configuration example of the
図7では、点線で示したレンズ部130、及びジャイロセンサ140は、監視カメラ200の揺れによる位置の移動を示している。
In FIG. 7, the
監視カメラ200は、BIS機構ユニット110、レンズ部130、ジャイロセンサ140、積分器141、データ変換器143、比較器160、モータドライバ170、BISモータ180、及びDSP(Digital Signal Processor)190を備える。監視カメラ200は、ブラシ203、光学フィルタ204、フィルタモータ207、ABF機構250、ABFモータ251、及びCPU(Central Processing Unit)260を備える。BIS機構ユニット110は、例えばBIS機構ユニット29である。レンズ部130は、例えばレンズ部27、レンズ部35である。イメージセンサ104は、例えばイメージセンサ73である。BISモータ180は、例えば第1リニアモータ83又は第2リニアモータ85である。
The
イメージセンサ104は、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を含んで形成されてよい。イメージセンサ104の前段(被写体側)には、イメージセンサ104の受光面を覆うように保護ガラス105が配置される。保護ガラス105により、イメージセンサ104の受光面が保護される。
The
BIS機構ユニット110は、揺れ補正機構100、位置センサ150、及びBISモータ180を含む。
The
レンズ部130は、イメージセンサ104の受光面に被写体B1(図8参照)の像を結像する1つ以上のレンズ131を有する。レンズ131は、監視カメラ200の設置場所や撮像用途によって、様々な焦点距離や撮像範囲のレンズに交換可能である。
The
ジャイロセンサ140は、レンズ部130の筐体に設置されてよい。ジャイロセンサ140は、角速度を検出する。この角速度は、レンズ部130の揺れ等に係る角速度つまり監視カメラ200の揺れ等に係る角速度を示してよい。
The
位置センサ150は、イメージセンサ104の位置xを検出する。イメージセンサ104の位置xは、イメージセンサ104を含む可動部A2の位置とも言える。イメージセンサ104の位置xは、レンズ部130に対する、光軸Ocに垂直な方向(例えば図7の上下方向)におけるイメージセンサ104の位置でよい。
The
レンズ部130つまり監視カメラ200に揺れがない場合、イメージセンサ104の位置xは、基準位置xsを示す。つまり、x=xsとなる。基準位置は、監視カメラ200に揺れのない状態において値0を示してもよいし、値0以外を示してもよい。また、基準位置xsは、レンズ部130の光軸調整を加味した値となっていてもよい。
When the
比較器160は、積分器141及びデータ変換器143を介して、ジャイロセンサ140により検出された角速度ωの情報と位置センサ150により検出されたイメージセンサ104の位置xの情報に基づいて、比較器160の出力値を決定する。比較器160は、角速度ωに基づく距離の変位量Δxとイメージセンサ104の位置xの情報とに基づいて、比較器160の出力値を決定してよい。角速度ωが値0でない場合、レンズ部130に角速度が発生していることを示しており、つまりレンズ部130に揺れ(揺れ角度Δθ、揺れ量Δx)が発生していることを示している。つまり、監視カメラ200に揺れ(揺れ量Δx)が発生していることを示している。比較器160は、レンズ部130の揺れを相殺するように、(x−Δx)の値を出力値として、モータドライバ170へ送る。
The
モータドライバ170は、比較器160の出力値に基づいて、BISモータ180を駆動する。モータドライバ170は、BISモータ180に対してPID(Proportional-Integral-Diferential)制御してよい。つまり、モータドライバ170は、(x−Δx)の値に基づいて、ジャイロセンサ140により検出された角速度ωに基づく距離の変位量Δxが値0となるように、即ちΔxを相殺するように、BISモータ180をフィードバック制御してよい。
The
BISモータ180は、モータドライバ170からの指令により、イメージセンサ104の位置を調整するよう駆動力を供給する。具体的には、BISモータ180は、イメージセンサ104の位置がx−Δxの位置となるよう、可動部A2を図7における上下方向に移動させてよい。これにより、現在発生している角速度ωに基づく距離の変位量Δxの移動が相殺されて、位置xにイメージセンサ104が移動するよう制御される。
The
DSP190は、イメージセンサ104により撮像された撮像画像に対して、各種画像処理を行う。例えば、DSP190は、撮像画像に対して色調補正してよい。色調補正は、ホワイトバランス補正を含んでよい。DSP190は、例えばイメージセンサ104の前面のクリーニング後に、ホワイトバランス補正してよい。
The
DSP190は、プロセッサの一例であり、他のプロセッサが用いられてもよい。例えば、DSP190の代わりに、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)が用いられてもよい。
The
ブラシ203は、保護ガラス105に接触して拭取りクリーニングする。ブラシ203は、例えば不織布で構成されてよい。又はブラシ状の部材でよい。ブラシ203のクリーニング部材が用いられてもよく、例えば略四角形のパッド状のクリーニング部材でもよい。ブラシ203は、保護ガラス105の前側の近接した位置に配置される。前側とは、光軸Oc上の上流側ともいえる。
The
ブラシ203は、ブラシ203は、羊毛、ナイロン、絹、等により形成されてよい。羊毛、ナイロン、及び絹は、いずれも摩擦帯電列において正極になり易い材料である。イメージセンサ104の前段に配置される保護ガラス105も、摩擦帯電列において正極になり易い材料である。したがって、ブラシ203と保護ガラス105とは接触するが、羊毛、ナイロン、絹、等により形成されたブラシ203を用いることで、ブラシ203と保護ガラス105との間では静電気が発生し難くなる。
The
光学フィルタ204は、カラーモードで撮影するときに用いられるカラー用フィルタ205と、白黒モードで撮影するときに用いられる白黒用フィルタ206を含む。カラー用フィルタ205として、IRカットフィルタが使用されてよい。白黒用フィルタ206として、光学ガラス(素ガラス)が使用されてよい。光学フィルタ204は、フィルタモータ207の駆動力によって光軸方向と垂直な方向(例えば図7,8における上下方向)に移動し、カラー用フィルタ205と白黒用フィルタ206とが切り替えられる。光学フィルタ204は、ブラシ203の前側に配置される。
The
フィルタモータ207は、光学フィルタ204に駆動力を供給して、光学フィルタ204を光軸Ocと垂直な方向に移動させる。これにより、フィルタモータ207は、光軸Oc上に位置する光学フィルタ204を、カラー用フィルタ205又は白黒用フィルタ206となるように切り替える。フィルタモータ207は、光学フィルタ204と連動して、光軸Ocと垂直な方向にブラシ203を移動させてもよい。
The
ABFモータ251は、シャフト251aに駆動力を供給する。ABFモータ251は、CPU260からのフォーカス制御信号に従って、BIS機構ユニット110を前後方向(光軸方向)に沿って移動させ、フォーカス調整する。ABFモータ251は、CPU260からのクリーニング制御信号に従って、BIS機構ユニット110を前後方向(光軸方向)に沿って移動させる。
The
CPU260は、監視カメラ200内の各部を制御する。CPU260は、メモリM1に保持されたプログラムを実行することで、各種機能(例えばクリーニング機能)を実現する。
The
CPU260は、例えば監視カメラ200の動作モードを設定する。動作モードの設定情報は、メモリM1に保持されてよい。動作モードは、イメージセンサ104により被写体B1(図8参照)を撮像するための撮像モードと、保護ガラス105のクリーニングのためのクリーニングモードと、を含む。撮像モードは、昼間の撮影に適したカラーモードと、夜間の撮影に適した白黒モードと、を含む。
For example, the
CPU260は、フィルタモータ207を制御してよい。CPU260は、ABFモータ251を制御してよい。CPU260は、クリーニング動作に係る制御をしてよい。CPU260は、クリーニング動作を実施するタイミングを制御してよい。
The
例えば、CPU260は、保護ガラス105が汚れている場合にクリーニング動作するよう制御してよい。保護ガラス105が汚れているとは、ダストが所定量以上付着しているか否かで判断してもよい。例えば、同一の被写体が不動である、レンズ部130の向きを変えても撮像画像に同一の被写体が同じ位置に映り込んでいる、ズームアップして画像を撮像しても同じ被写体が映り込んでいる、等により判別可能である。監視カメラ200は、保護ガラス105が汚れている場合にクリーニング動作することで、効率良くダスト除去を試みることができる。
For example, the
CPU260は、所定の時間帯にクリーニング動作するよう制御してよい。例えば、道路上を監視する監視カメラ200は、深夜に交通量が少ない場合、監視の必要性が低いとも考えられる。この場合、CPU260は、現在時刻を計時し、深夜時間帯に該当すると判定すると、クリーニング動作してよい。これにより、監視カメラ200は、撮像が重要な時間帯をさけて、保護ガラス105をクリーニングできる。
The
CPU260は、操作部270へのユーザ操作を検出することで、クリーニング動作するよう制御してもよい。つまり、CPU260は、ユーザの手動操作を介してクリーニング動作を制御してよい。これにより、監視カメラ200は、ユーザ所望のタイミングで保護ガラス105をクリーニングできる。
The
CPU260は、通信部280や各種ポートを介してクリーニングの指示信号を取得することで、クリーニング動作するよう制御してもよい。これにより、監視カメラ200は、監視カメラ200の管理者から遠い位置に設置されている場合でも、ネットワークを介して遠隔指示し、保護ガラス105をクリーニングできる。
The
CPU260は、プロセッサの一例であり、他のプロセッサが用いられてもよい。例えば、CPU260の代わりに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)が用いられてもよい。
The
操作部270は、各種キー、ボタン、タッチパネル、等を含み、ユーザによる各種操作を受け付ける。操作部270は、クリーニング動作を開始させるためのクリーニングボタンを含んでよい。操作部270以外の入力デバイス(例えば音声入力するためのマイクロホン)が用いられてもよい。
The
通信部280は、有線又は無線を介して通信する。通信部280は、監視カメラ200外部の通信装置から、クリーニングを指示するための指示信号を受信してよい。
The
メモリM1は、各種データ、プログラム、テーブル、値、等を保持する。メモリM1は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有してよい。メモリM1は、基準位置xsの情報を保持してよい。 The memory M1 holds various data, programs, tables, values, and the like. The memory M1 may include a RAM (Random Access Memory) and a ROM (Read Only Memory). The memory M1 may hold information on the reference position xs.
図8は、揺れ補正に係る監視カメラ200の詳細構成例を示す図である。監視カメラ200は、図8では、イメージセンサ104の受光面に沿う一方向が重力方向αとされてよいし、他の方向とされてもよい。なお、図8において、図7と同様の構成部については、説明を省略又は簡略化することがある。
FIG. 8 is a diagram illustrating a detailed configuration example of the
BIS機構ユニット110は、固定部A1及び可動部A2を含む。固定部A1は、レンズ部130、レンズマウントベース135、位置センサ150の一部、及びBISモータ180の一部を含んでよい。レンズマウントベース135は、レンズ部130に固定して接続される。位置センサ150の一部(例えば磁石152)、及びBISモータ180の一部(例えば磁石182)は、可動部A2に対向する面に設置される。磁石152や磁石182はホール素子151やコイル181と比較すると質量が大きいので、固定部A1に設置されることが好ましい。レンズマウントベース135は、カメラ筐体(例えばカメラ筐体25又はカメラ筐体33)に固定される。つまり、固定部A1は、監視カメラ200本体に対する位置が固定されている。固定部A1は、少なくともレンズ部130及びレンズマウントベース135を含む。レンズマウントベース135は、例えばレンズマウントベース37である。磁石152は、例えば第1磁石79又は第2磁石81である。
The
可動部A2は、基板102と基板102に実装された各種電気部品や電子部品(少なくともイメージセンサ104)とを含む。可動部A2は、イメージセンサ104、センサ基板106、位置センサ150の一部、BISモータ180の一部を含んでよい。位置センサ150の一部(例えばホール素子151)及びBISモータ180の一部(例えばコイル181)は、固定部A1に対向する面に設置される。可動部A2は、少なくともイメージセンサ104を含む。コイル181は、例えば第1コイル75又は第2コイル77である。
The movable part A2 includes a
可動部A2は、レンズ部130との位置関係を可変である。つまり、可動部A2は、レンズ部130に対して移動(可動)する。可動部A2は、監視カメラに発生する揺れに応じて、光軸Ocに直交する方向に移動する。図8では、光軸Ocに直交し、重力方向αに沿って移動することが例示されている。図8では、可動部A2は、重力方向α及び重力方向αに垂直な水平方向(光軸Ocに直交する他の一方向、図8の奥行方向)に動いてよい。可動部A2は、固定部A1とは異なり、監視カメラ200本体に対する位置が固定されておらず、揺れに応じて可動する。可動部A2は、監視カメラ200に揺れが発生した際に、揺れによるイメージセンサ104の位置の変位を相殺するように、動く。
The movable portion A2 has a variable positional relationship with the
監視カメラ200は、ジャイロセンサ140、積分器141、増幅器142、及びデータ変換器143を備えてよい。積分器141は、ジャイロセンサ140により検出された検出値である角速度ωを積分し、角度の変化量Δθの情報を得る。増幅器142は、積分器141により得られた角度の変化量Δθを示す信号を増幅する。
The
データ変換器143は、増幅器142から出力された角度の変化量Δθの情報を、距離(長さ)の変位量Δxの情報に変換する。データ変換器143は、レンズ部130の角度の変化量Δθと、角度の変化量Δθに対応する距離の変位量Δxと、の関係を基に、角度の情報を距離の情報に変換してよい。各角度の変化量Δθに対応する各距離の変位量Δxの情報は、変位対応情報として変換テーブル(不図示)に格納され、メモリM1に保持されていてよい。データ変換器143は、変換テーブルを参照することで、角度の変化量Δθの情報から距離の変位量Δxの情報を導出してよい。この変換テーブルは、監視カメラ200に取り付けられるレンズ毎に用意されてよい。監視カメラ200に装着されるレンズが交換されると、焦点距離が変化し、角度の変化量Δθと距離的な変位量Δxとの関係性が変化するためである。
The
監視カメラ200は、位置センサ150、ホール素子アンプ153、選択部155を備えてよい。
The
位置センサ150は、ホール素子151及び磁石152を含んで形成され、ホールセンサとして機能してよい。位置センサ150の検出値は、イメージセンサ104の位置xを示し、監視カメラ200に揺れの無い状態において基準位置xsとなってよい。可動部A2が、基準位置xsよりも重力の分力の方向(図8では下方向)と反対方向(図8では上方向)に移動した場合、位置センサ150の検出値は、例えば基準位置xsの値よりも大きくなってよい。可動部A2が、重力の分力F1の方向に沿って、基準位置xsよりも重力の分力の方向に移動した場合、位置センサ150の検出値は、例えば基準位置xsの値よりも小さくなってよい。
The
ホール素子アンプ153は、ホール素子151により検出された検出値(位置センサ150の検出値)を示す信号を増幅する。
The
比較器160は、データ変換器143により得られた距離の変位量Δxと、位置センサ150により得られたイメージセンサ104の位置xと、を比較する。比較器162は、これらの値x,Δxの差分である(x−Δx)の情報を、モータドライバ170へ送る。監視カメラ200に揺れが発生していない場合、可動部A2の距離の変位量Δxは値0となる。この場合、可動部A2は、イメージセンサ104が位置xに配置されるよう調整されることになる。
The
モータドライバ170は、比較器160から得られた差分(x−Δx)に基づいて、BISモータ180をフィードバック制御してよい。
The
BISモータ180は、コイル181及び磁石182を含んで形成され、リニアモータとして機能してよい。コイル181は、ループコイルでよい。BISモータ180は、モータドライバ170からの指令により、固定部A1に対する可動部A2の位置、つまりレンズ部130に対するイメージセンサ104の位置を、比較器160により得られた差分(x−Δx)の位置となるよう調整する。BISモータ180は、リニアモータにより、コイル181と磁石182との位置関係により、位置を調整してよい。BISモータ180は、リニアモータの駆動により、可動部A2の基板102の面に沿う方向において、可動部A2の位置を調整する。
The
なお、図7及び図8では、光軸Ocに垂直な1つの軸の方向(図7、図8では上下方向)への可動部A2の移動を検出し、揺れ補正することを例示したが、光軸Ocに垂直なもう1つの軸の方向への可動部A2の移動の検出についても同様である。 7 and 8 exemplify the detection of the movement of the movable portion A2 in the direction of one axis perpendicular to the optical axis Oc (the vertical direction in FIGS. 7 and 8), and correcting the shaking. The same applies to the detection of the movement of the movable portion A2 in the direction of another axis perpendicular to the optical axis Oc.
次に、監視カメラ200による保護ガラス105のクリーニング動作について説明する。
Next, the cleaning operation of the
監視カメラ200は、BIS機構ユニット110における可動部A2の振動動作と、ブラシ203による回動動作と、の双方により、保護ガラス105をクリーニングするクリーニング動作を実施する。可動部A2の振動動作では、モータドライバ170がBIS機構ユニット110における可動部A2を振動させるための振動信号をBISモータ180へ送り、可動部A2を振動させる。可動部A2の振動に伴い、可動部A2に搭載されたイメージセンサ104も振動する。これにより、BIS機構ユニット110は、保護ガラス105に付着したダストを保護ガラス105から浮かせて重力により落下させることを試みる。ブラシ203の回動動作では、ブラシ203が、保護ガラス105の被写体側の面を拭くように、保護ガラス105に沿って例えば上下方向に1回以上往復移動する。これにより、ブラシ203は、保護ガラス105に付着したダストを拭き取ることを試みる。なお、ブラシ203は、往復移動でなく、保護ガラス105に沿って一方向に移動して回動動作を終了してもよい。
The
振動動作では、CPU260が、振動動作させるための振動信号を生成する。振動信号は、正弦波信号でよいし、その他の信号振幅が反復する信号でもよい。CPU260は、振動信号をモータドライバ170へ送る。モータドライバ170は、CPU260からの振動信号を基に、イメージセンサ104の位置xが光軸Ocに垂直な方向に沿って反復移動するよう、BISモータ180の駆動力を制御する。可動部A2は、BISモータ180の駆動力に従って振動する。この場合、可動部A2に搭載されたイメージセンサ104の保護ガラス105は、図8の上下方向及び奥行方向の少なくとも一方に、振動する。なお、監視カメラ200は、上下方向に振動させた場合は、ブラシ203の拭き取り効果を上げ、奥行方向に振動させた場合は、ブラシ203の隙間を漏れなく拭き取ることができる。
In the vibration operation, the
監視カメラ200は、可動部A2の振動動作により、保護ガラス105に付着したダストを保護ガラス105から浮かせて重力により落下させることができる。なお、振動信号の周波数が高周波である程、イメージセンサ104及び保護ガラス105の振動速度が高速になり、ダストが落下し易くなる。
The
回動動作では、CPU260が、ブラシ203を往復動作させるための回動指示信号を生成し、ブラシ203を駆動するための駆動源(例えばフィルタモータ207)へ送る。駆動源は、回動指示信号を基に、保護ガラス105に沿ってブラシ203を往復動作させる。これにより、ブラシ203は、保護ガラス105に付着したダストを拭き取ることができる。
In the rotation operation, the
次に、ABF機構250によるBIS機構ユニット110の移動について説明する。
図9A,図9B,図9Cは、ABF機構250によるBIS機構ユニット110の移動例を示す概略側面図である。
Next, the movement of the
9A, 9B, and 9C are schematic side views showing an example of movement of the
ABF機構250は、シャフト251aの押圧力及びABF予圧バネ253の弾性力との調整により、BIS機構ユニット110を光軸Ocに沿って移動させる。
The
ABF機構250は、BIS機構ユニット110をレンズ部130側に最前進させた場合、ブラシ203と保護ガラス105とが接触する(図9A参照)。これにより、ブラシ203は、回動動作することで、保護ガラス215を拭くことができる。なお、ブラシ203と保護ガラス105が接触する接触位置を、光軸Ocに沿って何段階か設けてもよい。これにより、監視カメラ200は、保護ガラス105をブラシ203により拭く際の保護ガラス105に対する押圧力を調整できる。
In the
CPU260は、監視カメラ200がクリーニング動作する場合(例えばクリーニングモードに設定されている場合)、BIS機構ユニット110を接触位置に移動することをABF機構250に許可する。一方、CPU260は、監視カメラ200がクリーニング動作しない場合、BIS機構ユニット110を接触位置に移動することをABF機構250に対して禁止する。つまり、クリーニング動作時に限り、保護ガラス105とブラシ203とが接触する。よって、BIS機構ユニット110の光軸Ocの方向に沿った移動範囲は、クリーニング動作するときと、クリーニング動作しないときと、で異なる。言い換えると、BIS機構ユニット110をレンズ部130側に最接近させたときの光軸Ocに沿う配置位置が異なる。
ABF機構250は、クリーニング動作しない場合(例えば撮像モードに設定されている場合)、BIS機構ユニット110をレンズ部130側に最接近させても、BIS機構ユニット110が接触位置よりもやや後方の非接触位置に位置する(図9B参照)。よって、クリーニング動作しない期間では、ブラシ203と保護ガラス105とは接触しない。よって、監視カメラ200は、不要時にブラシ203が接触することを回避でき、保護ガラス105を傷つけることを抑制できる。
When the
ABF機構250がBIS機構ユニット110をレンズ部130側と反対方向に最後進させると、図9Cに示した位置関係となる。このように、BIS機構ユニット110は、クリーニング動作する場合、ABF機構250による位置調整により、図9Aに示すBIS機構ユニット110の位置と図9Cに示すBIS機構ユニット110の位置との間で移動可能である。BIS機構ユニット110は、クリーニング動作しない場合、ABF機構250による位置調整により、図9Bに示すBIS機構ユニット110の位置と図9Cに示すBIS機構ユニット110の位置との間で移動可能である。
When the
図10は、ブラシ203と光学フィルタ204との連動動作に係る監視カメラ200の内部構成を説明するための分解斜視図である。
FIG. 10 is an exploded perspective view for explaining the internal configuration of the
カメラ筐体25又はカメラ筐体33の前側には、レンズ部130が取り付けられる。カメラ筐体25又はカメラ筐体33の内部には、光軸Oc上に配置されたイメージセンサ104を含むBIS機構ユニット110と、BIS機構ユニット110を内側に配置したABF機構250と、が設けられている。
A
ABF機構250の前側には、ベースフレーム221が設けられる。ベースフレーム221には、光学フィルタ204が取り付けられるフィルタフレーム222と、ブラシ203が取り付けられるリンク部材223と、が取り付けられる。
A
ベースフレーム221の中央には、開口窓部224が設けられる。開口窓部224には、フィルタフレーム222が光軸Ocと垂直な方向(例えば図10の上下方向)にスライド可能に取り付けられる(図11〜図13参照)。フィルタフレーム222は、開口窓部224によって光軸Ocと垂直な方向にスライド可能にガイドされているともいえる。ベースフレーム221には、フィルタフレーム222をスライドさせる駆動力を発生するフィルタモータ207と、フィルタモータ207の回転駆動力が伝達される回動ピン225と、が設けられる。
An
フィルタフレーム222には、上下二つのフィルタ取付け穴226が設けられる。各フィルタ取付け穴226には、カラー用フィルタ205と白黒用フィルタ206がそれぞれ取り付けられる。また、フィルタフレーム222の側部には、連結ピン227が立設された突片28が設けられる。
The
リンク部材223の先端部には、ブラシ203が取り付けられる。リンク部材223の根端部には、回動ピン225が固定される固定穴229が設けられる。リンク部材223の中間部(先端部と根端部の中間部)には、連結ピン227がスライド可能に挿入される長穴230が設けられる。リンク部材223は、回動ピン225を介してフィルタモータ207から伝達された回転駆動力により、回動ピン225を回動中心として回動可能である。
A
このようにして、リンク部材223により、フィルタフレーム222とブラシ203が連動可能に連結されている(図11〜図13参照)。ブラシ203が取り付けられている位置(リンク部材223の先端部)は、フィルタフレーム222が連結されている位置(リンク部材223の中間部)に比べて、回動ピン225の位置(リンク部材223の根端部)から離れた位置にある。
In this way, the
図11は、動作モードが白黒モードに設定された場合の光学フィルタ204とブラシ203との配置例を示す図である。図12は、動作モードがクリーニングモードに設定された場合の光学フィルタ204とブラシ203との配置例を示す図である。図13は、動作モードがカラーモードに設定された場合の光学フィルタ204とブラシ203との配置例を示す図である。図11〜図13のいずれにおいても、イメージセンサ104から前側(レンズ部130側)を見た図となっている。
FIG. 11 is a diagram illustrating an arrangement example of the
図14Aは、白黒モードに設定された場合のイメージセンサ104、保護ガラス105、ブラシ203、光学フィルタ204の配置例を示す側面図である。図14Bは、クリーニングモードに設定された場合のイメージセンサ104、保護ガラス105、ブラシ203、光学フィルタ204の配置例を示す側面図である。図14Cは、カラーモードに設定された場合のイメージセンサ104、保護ガラス105、ブラシ203、光学フィルタ204の配置例を示す側面図である。
FIG. 14A is a side view showing an arrangement example of the
白黒モードでは、図11および図14Aに示すように、CPU260によってフィルタモータ207が制御され、光学フィルタ204とブラシ203が連動して上方向に移動する。
In the black and white mode, as shown in FIGS. 11 and 14A, the
図11では、リンク部材223が反時計回りに回転して、光学フィルタ204とブラシ203とが上方向に移動する。この場合、フィルタフレーム222は、ベースフレーム221の開口窓部224に沿って上方向に移動するようにガイドされる。また、フィルタフレーム222の連結ピン227は、リンク部材223の長穴230の内部を先端側(図11における右上側)へ摺動する。
In FIG. 11, the
このようにして、白黒用フィルタ206は、イメージセンサ104への光路上の位置(光路上に挿入された挿入位置)に配置される。一方、カラー用フィルタ205は、イメージセンサ104への光路上に配置されない。即ち、カラー用フィルタ205は、イメージセンサ104への光路上ではない位置(光路上から退出した退出位置)に配置される。また、ブラシ203が保護ガラス105よりも前側の位置(前側に退避した退避位置)に配置される。この場合、ブラシ203と保護ガラス105の前面とは接触しない。なお、光路の中心軸が光軸Ocとなる。また、退避位置は、非接触位置となる。
In this manner, the black and
クリーニングモードでは、図12および図14Bに示すように、CPU260を介してフィルタモータ207が制御され、光学フィルタ204とブラシ203が光路上の中央に配置される。つまり、光学フィルタ204の中心とブラシ203の中心とが、光軸Oc上に配置される。
In the cleaning mode, as shown in FIGS. 12 and 14B, the
動作モードが、白黒モードに設定された後にクリーニングモードに設定されると、光学フィルタ204とブラシ203とが連動して下方向に移動して、光路上の中央に配置される。この場合、リンク部材223が時計回りに回転して、光学フィルタ204とブラシ203が下方向に移動する。この場合、フィルタフレーム222は、ベースフレーム221の開口窓部224に沿って下方向に移動するようにガイドされる。また、フィルタフレーム222の連結ピン227は、リンク部材223の長穴230の内部を根端側(図12における左側)へ摺動する。
When the operation mode is set to the cleaning mode after being set to the black and white mode, the
動作モードが、カラーモードに設定された後にクリーニングモードに設定されると、光学フィルタ204とブラシ203とが連動して上方向に移動して、光路上の中央に配置される。この場合、リンク部材223が反時計回りに回転して、光学フィルタ204とブラシ203が上方向に移動する。この場合、フィルタフレーム222は、ベースフレーム221の開口窓部224に沿って上方向に移動するようにガイドされる。また、フィルタフレーム222の連結ピン227は、リンク部材223の長穴230の内部を根端側(図12における左側)へ摺動する。
When the operation mode is set to the color mode and then set to the cleaning mode, the
このようにして、クリーニングモードに設定された場合には、ブラシ203が保護ガラス105の前側に配置される。
In this way, when the cleaning mode is set, the
カラーモードでは、図13および図14Cに示すように、CPU260によってフィルタモータ207が制御され、光学フィルタ204とブラシ203が連動して下方向に移動する。
In the color mode, as shown in FIGS. 13 and 14C, the
図13では、リンク部材223が時計回りに回転して、光学フィルタ204とブラシ203とが下方向に移動する。この場合、フィルタフレーム222は、ベースフレーム221の開口窓部224に沿って下方向に移動するようにガイドされる。また、フィルタフレーム222の連結ピン227は、リンク部材223の長穴230の内部を先端側(図13における右上側)へ摺動する。
In FIG. 13, the
このようにして、カラー用フィルタ205は、イメージセンサ104への光路上の挿入位置に配置される。一方、白黒用フィルタ206は、イメージセンサ104への光路上の挿入位置に配置されない。即ち、白黒用フィルタ206は、イメージセンサ104への光路上から退出した退出位置に配置される。また、ブラシ203が保護ガラス105よりも前側に退避した退避位置に配置される。この場合、ブラシ203と保護ガラス105とは接触しない。
In this way, the
更に、クリーニングモードでは、ブラシ203は、保護ガラス105の前側に配置されて、保護ガラス105の前面を拭くように、複数回往復動作する。この往復動作では、ブラシ203は、カラー用フィルタ205と白黒用フィルタ206との切り替え時の動作と同様に、保護ガラス105に沿って上下方向に移動する。保護ガラス105を拭くための往復動作では、ブラシ203は、ブラシ203の少なくとも一部が保護ガラス105と接触する範囲で移動してよい。また、白黒モードやカラーモードでのブラシ203の回動動作よりも、クリーニングモードでのブラシ203の移動量が小さくなってもよい。フィルタモータ207は、ブラシ203が保護ガラス105を拭くための往復移動用の駆動力をリンク部材223に供給する。リンク部材223がフィルタモータ207からの駆動力に従って回動することで、ブラシ203が回動し、往復運動を実現する。
Further, in the cleaning mode, the
なお、ブラシ203の往復移動の回数は、任意でよい。例えば、ブラシ203の往復移動の回数は、予めメモリM1に保持されていてもよいし、操作部270や通信部280を介してユーザが指定してもよい。また、CPU260が保護ガラス105の汚れ具合に応じて、汚れが多い(例えばダストの付着量が多い)場合には往復移動の回数を多くし、汚れが少ない(例えばダストの付着量が少ない)場合には往復移動の回数を少なくしてよい。
Note that the number of reciprocating movements of the
次に、クリーニング動作における保護ガラス105とブラシ203との位置関係について説明する。
Next, the positional relationship between the
撮影モード(白黒モード又はカラーモード)では、ブラシ203は、保護ガラス105の前側から退避した退避位置に配置されている。監視カメラ200の動作モードがクリーニングモードに設定されると、ABF機構250が、BIS機構ユニット210を前進させ、ブラシ203と保護ガラス105とが接触する。具体的には、CPU260が、ABFモータ251を駆動し、BIS機構ユニット110を前進させ、保護ガラス105を前側に移動させる。
In the photographing mode (monochrome mode or color mode), the
このようにして、保護ガラス105とブラシ203とが互いに接触位置に配置される(図9A参照)。保護ガラス105とブラシ203とが互いに接触した状態で、CPU260は、フィルタモータ207を駆動し、光学フィルタ204とともにブラシ203を上下方向に往復移動させる。このようにして、監視カメラ200は、保護ガラス105を拭くことができ、クリーニングできる。
In this way, the
CPU260が、ABFモータ251を駆動し、ABF機構250を後進させると、保護ガラス105とブラシ203とが互いに接触しない位置(非接触位置、退避位置)に配置される(例えば図9B参照)。ブラシ203は、保護ガラス105とブラシ203とが互いに接触していない状態で、光路上の中央に移動してよい。
When the
また、CPU260は、クリーニング動作においてブラシ203が下方向に移動する(往動する)場合に、BIS機構ユニット110を前進させ、保護ガラス105とブラシ203とを接触位置に配置してよい。一方、CPU260は、ブラシ203が上方向に移動する(復動する)ときに、BIS機構ユニット110を後進させ、保護ガラス105とブラシ203とを非接触位置(例えば図9Bに示した位置)に配置してよい。
Further, the
これにより、往動時に保護ガラス105から拭き取ったダストが、復動時に保護ガラス105に再度付着することを抑制できる。また、往動時にブラシ203を下方向に回動させることで、下方向の回動先端位置からダストを落下させた場合に、保護ガラス105に再度付着することを抑制できる。
Thereby, it can suppress that the dust wiped off from the
次に、監視カメラ200のクリーニング動作時の動作例について説明する。
図15は、監視カメラ200のクリーニング動作時の動作例を示すフローチャートである。
Next, an operation example during the cleaning operation of the
FIG. 15 is a flowchart illustrating an operation example of the
まず、CPU260は、保護ガラス105をクリーニングするタイミングであるか否かを判定する(S11)。CPU260は、例えば、保護ガラスが汚れていると判別した場合、現在時刻が所定の時間帯である場合、操作部270を介したクリーニングを指示するための操作を受けた場合、通信部280を介したクリーニング動作を指示するための指示信号を受信した場合、クリーニングするタイミングであると判定してよい。
First, the
クリーニングするタイミングであると判定されると、CPU260は、ABFモータ251を駆動し、保護ガラス105とブラシ203とが接触するよう、BIS機構ユニット110を前進させる(S12)。CPU260は、フィルタモータ207を駆動させ、ブラシ203を上下方向に移動させ、光路の中央へ移動させる(S13)。
If it is determined that it is time to clean, the
CPU260は、可動部A2の振動動作を行うよう制御する(S14)。この場合、CPU260は、振動信号を生成し、モータドライバ170へ送ってよい。モータドライバ170は、BISモータ180を駆動し、振動信号を基に、光軸Ocに垂直な方向に沿ってイメージセンサ104及び保護ガラス105を含む可動部A2を反復移動させ、振動させてよい。
The
CPU260は、ブラシ203の回動動作を行うよう制御する(S15)。この場合、CPU260は、フィルタモータ207を駆動し、光学フィルタ204の移動と連動してブラシ203を上下方向に往復移動させ、保護ガラス105の前面に沿って保護ガラスを拭かせてよい。
The
CPU260は、クリーニング動作が終了すると、イメージセンサ104により所定の白基準を撮像させる。例えば、リンク部材223の先端部にブラシ203とともに所定の白基準の一例としてホワイトバランス調整用の白色部(例えば白シート)を設け、CPU260は、ブラシ203を光路の中央へ移動させて白色部を撮像させる。DSP190は、イメージセンサ104により撮像された撮像画像を取得する。DSP190は、白基準の撮像画像に基づいて、ホワイトバランスを調整する(S16)。
When the cleaning operation ends, the
なお、S12では、CPU260は、ABFモータ251を駆動し、保護ガラス105とブラシ203とが接触する前の位置で一端停止させた後、フィルタモータ207を駆動し、ブラシ203を光路上の中央に移動させてから、ABFモータ251を駆動し、保護ガラス105とブラシ203とを接触させてもよい。
In S12, the
なお、S15では、CPU260は、往動時と復動時とで、保護ガラス105とブラシ203との接触及び非接触を切り替えてもよい。具体的には、CPU260は、ABFモータ251を駆動させ、保護ガラス105とブラシ203とを互いに接触させ、接触位置に配置してよい。この状態で、CPU260は、フィルタモータ207を駆動させ、ブラシ203を一方向(例えば下方向)へ往動させてよい。続いて、CPU260は、ABFモータ251を駆動させ、保護ガラス105とブラシ203とを互いに引き離し、非接触位置に配置してよい。この状態で、CPU260は、フィルタモータ207を駆動させ、ブラシ203を元の方向(例えば上方向)へ復動させてよい。
In S15, the
なお、S13とS14の処理は、順序が逆であってもよい。また、S14とS15の処理も、順序が逆であってもよいし、一方を動作させてもよい。 Note that the order of the processes of S13 and S14 may be reversed. Also, the processes of S14 and S15 may be reversed in order, or one of them may be operated.
このように、監視カメラ200によれば、保護ガラス105に付着するダストの質量が小さく、そのためにダストに作用する慣性力が小さく、BIS機構ユニット110の振動ではダストが除去され難い場合でも、ブラシ203により保護ガラス105を拭くことで、質量の小さなダストを除去できる可能性が高くできる。
As described above, according to the
また、BIS機構ユニット110を振動させることで、ブラシ203の回動動作では届かない保護ガラス105の角部(例えば4隅)付近に付着したダストも落下させ、除去できる可能性を高くできる。また、ブラシ203による拭き取り動作後にダストが残存しても、拭き取り動作により保護ガラス105への付着力が低下している可能性がある。さらに、ブラシ203の材質により静電気の発生が抑制可能であるので、監視カメラ200は、BIS機構ユニット110の振動により除去できる可能性を高くできる。
In addition, by vibrating the
したがって、監視カメラ200は、ブラシ203による保護ガラス105の拭き取り動作及びBIS機構ユニット110の振動動作により、ダストの除去性能を向上できる。よって、監視カメラ200の解像度が高解像度となり、イメージセンサ104の画素数が多くても、監視カメラ200は、小さなダストが画像に映り込むことを抑制できる。
Therefore, the
また、ブラシ203の材料として、羊毛、ナイロン、又は絹、等で形成されることで、ブラシ203がクリーニング時に接触する保護ガラス105との間で、帯電し難くできる。そのため、ブラシ203と保護ガラス105との接触時に静電気が発生し難くなる。よって、ブラシ203が保護ガラス105を拭く際に静電気によりダストが除去され難くなることを抑制できる。
Further, by forming the material of the
また、保護ガラス105に付着したダストを除去する場合、レンズ131を取り外す必要がない。したがって、監視カメラ200は、監視カメラ200を分解することなく保護ガラス105をクリーニングでき、保護ガラス105のクリーニング作業が容易になる。
Further, when removing dust attached to the
また、監視カメラ200では、リンク部材223によりブラシ203と光学フィルタ204とを連動させてよい。これにより、監視カメラ200は、ブラシ203が拭き取り動作のために移動(旋回)するための駆動モータと、光学フィルタ204を移動するための駆動モータとを、フィルタモータ207により共用できる。したがって、監視カメラ200は、ブラシ203が拭き取りのために旋回動作するための駆動モータを別途設ける必要がなく、監視カメラ200を小型化でき、製品コストを低減できる。
In the
また、リンク部材223では、光学フィルタ204の連結位置(リンク部材223の中間部)に比べて、ブラシ203の連結位置(リンク部材223の先端部)が、リンク部材223の回動中心から遠い位置(先端側の位置)にある。したがって、ブラシ203の移動量が、光学フィルタ204の移動量より大きくなる。これにより、光学フィルタ204を光路外の位置から光路上の位置まで移動させたときに、ブラシ203を光路上の位置から光路外の位置まで、確実に移動できる。
Further, in the
また、監視カメラ200では、ブラシ203を光路上の位置へ移動させるときに、ブラシ203と保護ガラス105とが非接触位置に配置されてよい。これにより、監視カメラ200は、ブラシ203が保護ガラス105に干渉することを抑制できる。その後、ブラシ203と保護ガラス105とが接触位置に配置されることで、監視カメラ200は、保護ガラス105の拭取り動作を行い、クリーニングできる。
Further, in the
また、監視カメラ200は、ABFモータ251を利用して、BIS機構ユニット110を光軸Ocに沿って移動できる。したがって、監視カメラ200は、保護ガラス105とブラシ203との相対的な位置を変更するための駆動源を別途設ける必要がなく、監視カメラ200を小型化でき、製品コストを抑制できる。
In addition, the
また、監視カメラ200は、レンズ部130の外部にABF機構250を有することで、レンズ部130がABF機能を有しない場合であっても、揺れ補正とバックフォーカス調整との双方を実施できる。したがって、レンズ131を交換可能な場合でも、揺れ補正とバックフォーカス調整とを実施できる。
Further, the
また、監視カメラ200は、ブラシ203が往動(一方から他方に移動)時のみにおいて保護ガラス105を拭いてよい。これにより、監視カメラ200は、保護ガラス105から拭き取られたダストを他方の端部に集め、例えば落下させることができる。
Further, the
また、監視カメラ200は、クリーニングするタイミングを制御し、適切なタイミングでクリーニング可能である。これにより、監視カメラ200は、過度にクリーニングされることを抑制でき、ブラシ203や保護フィルタの耐久寿命を延ばすことができる。
In addition, the
以上のように、監視カメラ200は、被写体B1を撮像するイメージセンサ104と、イメージセンサ104の受光面に被写体B1の像を結像するレンズ131を有するレンズ部130と、を備える。監視カメラ200は、イメージセンサ104を保持する可動部A2を有し、監視カメラ200の揺れに応じて、レンズ部130の光軸Ocに垂直な方向に可動部A2を移動して揺れ補正するBIS機構ユニット110を備える。監視カメラ200は、レンズ部130の光軸Ocに垂直な方向に可動部A2を反復移動させるための振動信号をBIS機構ユニット110に供給し、振動信号に従って可動部A2を振動させるモータドライバ170を備える。監視カメラ200は、イメージセンサ104の前段に位置する保護ガラス105に沿って移動して、保護ガラス105を拭くブラシ203と、を備える。監視カメラ200は、カメラ装置の一例である。BIS機構ユニット110は、揺れ補正部の一例である。モータドライバ170は、ドライバの一例である。保護ガラス105は、透光性部材の一例である。ブラシ203は、ワイパの一例である。
As described above, the
これにより、BIS機構ユニット110を振動させた場合に、ダストに作用する慣性力が小さく、ダストが十分に除去されなくても、監視カメラ200は、ブラシ203によりダストを拭き取ることができる。また、保護ガラス105とダストとの間での静電気発生により、BIS機構ユニット110の振動では十分にダストが除去されなくても、監視カメラ200は、ブラシ203によりダストを拭き取ることができる。また、ブラシ203の回動動作では届かない保護ガラス105の角部(例えば4隅)付近にダストが付着しても、監視カメラ200は、BIS機構ユニット110の振動によりダストも落下させ、除去し易くできる。よって、監視カメラ200は、監視カメラ200が高解像度となり、イメージセンサ104の画素数が多くても、小さなダストが画像に映り込むことを抑制できる。
Thereby, when the
監視カメラ200は、レンズ部130のフォーカスを調整するABF機構250、を備えてよい。ABF機構250は、レンズ部130の光軸Ocに沿って、BIS機構ユニット110を、保護ガラス105がブラシ203に接触する位置に移動させてよい。ABF機構250は、フォーカス調整部の一例である。
The
これにより、監視カメラ200は、ABF機構250を用いてBIS機構ユニット110を移動でき、BIS機構ユニット110に含まれるイメージセンサ104の前側の保護ガラス105をブラシ203に接触できる。従って、フォーカス調整機能を有する監視カメラ200では、BIS機構ユニット110を移動させるための専用の部品を備えることが不要となる。
Accordingly, the
監視カメラ200は、監視カメラ200の動作モードを設定するCPU260を備えてよい。動作モードは、被写体B1を撮像する撮像モードと、保護ガラス105をクリーニングするクリーニングモードと、を含んでよい。ABF機構250は、クリーニングモードに設定された場合のBIS機構ユニット110の位置を、撮像モードに設定された場合のBIS機構ユニットの位置よりも、ブラシ203に接近させてよい。CPU260は、第1のプロセッサの一例である。
The
これにより、監視カメラ200は、撮像に用いるBIS機構ユニット110を、撮像時よりも広い範囲で移動することで、クリーニング時に保護ガラス105をブラシ203に接近できる。よって、監視カメラ200は、撮像時には保護ガラス105とブラシ203とが接触せず、撮像画像の画質を維持できる。また、監視カメラ200は、クリーニング時には保護ガラス105とブラシ203とが接触して、BIS機構ユニット110の振動と連携して、保護ガラス105に付着したダストを好適に除去できる。また、クリーニング時に限ってブラシ203が保護ガラス105と接触することとなり、保護ガラス105が頻繁に拭かれてキズが発生することを抑制できる。
As a result, the
ブラシ203は、羊毛、ナイロン、又は絹を含んで形成されてよい。
The
羊毛、ナイロン、及び絹は、摩擦帯電列において正極になり易い材料である。また、保護ガラス105を形成するガラスも、摩擦帯電列において正極になり易い材料である。したがって、接触する両者が摩擦帯電列の距離が近いので、これらの接触に起因する静電気は、発生し難い。よって、ブラシ203が保護ガラス105に接触して拭いても、静電気が発生し難い。したがって、静電気に起因したダストの付着が抑制され、BIS機構ユニット110の振動によりダストが落下し易くなる。そのため、監視カメラ200は、クリーニング性能を向上できる。
Wool, nylon, and silk are materials that tend to be positive in the triboelectric train. Further, the glass forming the
監視カメラ200は、イメージセンサ104の前段に配置された光学フィルタ204と、光学フィルタ204に駆動力を供給するフィルタモータ207と、を備えてよい。光学フィルタ204は、フィルタモータ207の駆動力に従って、光軸Ocと垂直な方向に沿って移動してよい。ブラシ203は、光学フィルタ204と連結する長穴230を介して、前記光学フィルタと連動してイメージセンサの前面に沿って移動する。長穴230は、連結部の一例である。
The
これにより、監視カメラ200は、ブラシ203を移動するための駆動源と光学フィルタ204を移動するための駆動源とを共用でき、ワイパ専用の駆動源を特別に用意することが不要となる。
As a result, the
CPU260は、保護ガラス105が汚れているか否かを判定してよい。CPU260は、保護ガラス105が汚れている場合、振動信号をBIS機構ユニット110に供給し、ブラシ203に拭かせてよい。CPU260は、第2のプロセッサの一例である。
The
これにより、クリーニングが特に必要な保護ガラス105にダスト等が付着して汚れているときに、BIS機構ユニット110の振動動作及びブラシ203の回動動作の双方によりクリーニングできる。これにより、監視カメラ200は、保護ガラス105に付着したダストを除去し、撮像画像の高画質化を図ることができる。
Thus, when dust or the like adheres to the
CPU260は、時刻を計時してよい。CPU260は、計時された時刻が所定時間帯に含まれる場合、振動信号をBIS機構ユニット110に供給し、ブラシ203に拭かせてよい。
The
これにより、監視カメラ200は、クリーニングに適した時間帯に、BIS機構ユニット110の振動動作及びブラシ203の回動動作の双方によりクリーニングできる。例えば、監視カメラ200は、撮像の必要性の低い時間帯を選択して、クリーニングしてよい。これにより、監視カメラ200による撮像に配慮しながら、クリーニング性能を向上できる。
Thereby, the
監視カメラ200は、保護ガラス105のクリーニングを指示する操作部270を備えてよい。CPU260は、操作部270を介してクリーニングが指示された場合、振動信号をBIS機構ユニット110に供給し、ブラシ203に拭かせてよい。
The
これにより、監視カメラ200は、ユーザ所望のタイミングで、BIS機構ユニット110の振動動作及びブラシ203の回動動作の双方によりクリーニングできる。
Accordingly, the
監視カメラ200は、保護ガラス105のクリーニングを指示する指示信号を受信する通信部を備えてよい。CPU260は、指示信号が受信された場合、振動信号をBIS機構ユニット110に供給し、ブラシ203に拭かせてよい。通信部280は、受信部の一例である。
The
これにより、監視カメラ200は、監視カメラ200がユーザの所在値から離れた遠隔地に配置されても、通信を利用した遠隔操作に従って、BIS機構ユニット110の振動動作及びブラシ203の回動動作の双方によりクリーニングできる。
Thereby, even if the
(他の実施形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、第1の実施形態を説明した。しかし、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。
(Other embodiments)
As described above, the first embodiment has been described as an example of the technique in the present disclosure. However, the technology in the present disclosure is not limited to this, and can also be applied to embodiments in which changes, replacements, additions, omissions, and the like are performed.
上記実施形態では、クリーニング部材がブラシ203の場合を例示したが、これに限られない。例えば、前述した形状以外の他の形状のブラシ203が設けられてもよいし、リンク部材223の形状が工夫されてもよい。
In the above embodiment, the case where the cleaning member is the
上記実施形態では、監視カメラ200では、ブラシ203と保護ガラス105とが接触位置のときにブラシ203が往動し、ブラシ203と保護ガラス105が非接触位置のときにブラシ203が復動することを例示したが、これに限られない。例えば、ブラシ203と保護ガラス105が接触位置のときに、ブラシ203が往復移動の双方を実施してもよい。
In the embodiment, in the
上記実施形態では、ABF機構250を用いてBIS機構ユニット110を前後方向に移動させて、ブラシ203と保護ガラス105を接触させることを例示したが、これに限られない。例えば、不図示の駆動源がブラシ203を前後方向に移動させて、ブラシ203と保護ガラス105を接触させてもよい。また、ブラシ203の回動動作の駆動源として、フィルタモータ207以外の駆動源が設けられてもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、ブラシ203が光軸Ocに垂直な一方向(図11〜図13における上下方向)に移動することを例示した。これに限られず、ブラシ203が光軸Ocに垂直な他の一方向(図11〜図13における左右方向)に移動し、保護ガラス105を拭いてもよい。
In the said embodiment, it illustrated that the
上記実施形態では、透光性部材の一例として保護ガラス105を例示したが、ガラス以外の透光性部材がイメージセンサ104の受光面の保護カバーとして使用されてもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、揺れ補正を行う揺れ補正部の一例として、BIS機構ユニット110を例示したが、BIS機構ユニット110以外の構成で揺れ補正部が設けられてもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、監視カメラの動作モード(クリーニングモード、撮像モード、等)が設定されず、動作モードが特に意識されなくてもよい。したがって、例えば、上記実施形態において記載されたクリーニングモードでの事項は、クリーニング動作における事項として適用してよい。例えば、上記実施形態において記載された撮像モードでの事項は、撮像動作における事項として適用してよい。 In the above embodiment, the operation mode (cleaning mode, imaging mode, etc.) of the surveillance camera is not set, and the operation mode need not be particularly conscious. Therefore, for example, items in the cleaning mode described in the above embodiment may be applied as items in the cleaning operation. For example, the items in the imaging mode described in the above embodiment may be applied as items in the imaging operation.
上記実施形態では、プロセッサは、物理的にどのように構成してもよい。また、プログラム可能なプロセッサを用いれば、プログラムの変更により処理内容を変更できるので、プロセッサの設計の自由度を高めることができる。プロセッサは、1つの半導体チップで構成してもよいし、物理的に複数の半導体チップで構成してもよい。複数の半導体チップで構成する場合、上記実施形態の各制御をそれぞれ別の半導体チップで実現してもよい。この場合、それらの複数の半導体チップで1つのプロセッサを構成すると考えることができる。また、プロセッサは、半導体チップと別の機能を有する部材(コンデンサ等)で構成してもよい。また、プロセッサが有する機能とそれ以外の機能とを実現するように、1つの半導体チップを構成してもよい。また、複数のプロセッサが1つのプロセッサで構成されてもよい。 In the above embodiment, the processor may be physically configured in any manner. Further, if a programmable processor is used, the processing contents can be changed by changing the program, so that the degree of freedom in designing the processor can be increased. The processor may be composed of one semiconductor chip or physically composed of a plurality of semiconductor chips. When configured by a plurality of semiconductor chips, each control of the above embodiment may be realized by a separate semiconductor chip. In this case, it can be considered that a plurality of semiconductor chips constitute one processor. Further, the processor may be configured by a member (a capacitor or the like) having a function different from that of the semiconductor chip. Further, one semiconductor chip may be configured so as to realize the functions of the processor and other functions. In addition, a plurality of processors may be configured by one processor.
本開示は、揺れ補正部を有するカメラ装置が備えるイメージセンサの前面に付着したダストの除去性能を向上できるカメラ装置等に有用である。 The present disclosure is useful for a camera device that can improve the performance of removing dust attached to the front surface of an image sensor included in a camera device having a shake correction unit.
100 揺れ補正機構
102 基板
104 イメージセンサ
105 保護ガラス
106 センサ基板
110 BIS機構ユニット
130 レンズ部
131 レンズ
135 レンズマウントベース
140 ジャイロセンサ
141 積分器
142 増幅器
143 データ変換器
150 位置センサ
151 ホール素子
152 磁石
153 ホール素子アンプ
160 比較器
170 モータドライバ
180 BISモータ
181 コイル
182 磁石
190 DSP
200,200A,200B 監視カメラ
203 ブラシ
204 光学フィルタ
205 カラー用フィルタ
206 白黒用フィルタ
207 フィルタモータ
221 ベースフレーム
222 フィルタフレーム
223 リンク部材
230 長穴
250 ABF機構
251 ABFモータ
252 スライドガイドピン
253 ABF予圧バネ
260 CPU
270 操作部
280 通信部
A1 固定部
A2 可動部
B1 被写体
Oc 光軸
M1 メモリ
100
200, 200A,
270
Claims (10)
被写体を撮像するイメージセンサと、
前記イメージセンサの受光面に前記被写体の像を結像するレンズを有するレンズ部と、
前記イメージセンサを保持する可動部を有し、前記カメラ装置の揺れに応じて、前記レンズ部の光軸に垂直な方向に前記可動部を移動して揺れ補正する揺れ補正部と、
前記レンズ部の光軸に垂直な方向に前記可動部を反復移動させるための振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記振動信号に従って前記可動部を振動させるドライバと、
前記イメージセンサの前段に位置する透光性部材に沿って移動して、前記透光性部材を拭くワイパと、を備える、
カメラ装置。 A camera device,
An image sensor for imaging a subject;
A lens unit having a lens that forms an image of the subject on a light receiving surface of the image sensor;
A shake correction unit that has a movable part that holds the image sensor and corrects the shake by moving the movable part in a direction perpendicular to the optical axis of the lens unit according to the shake of the camera device;
A driver for supplying a vibration signal for repeatedly moving the movable part in a direction perpendicular to the optical axis of the lens part to the vibration correction part, and for vibrating the movable part according to the vibration signal;
A wiper that moves along the translucent member located in the front stage of the image sensor and wipes the translucent member;
Camera device.
前記フォーカス調整部は、前記レンズ部の光軸に沿って、前記揺れ補正部を、前記透光性部材が前記ワイパに接触する位置に移動させる、
請求項1に記載のカメラ装置。 A focus adjustment unit for adjusting the focus of the lens unit;
The focus adjustment unit moves the shake correction unit to a position where the translucent member contacts the wiper along the optical axis of the lens unit.
The camera device according to claim 1.
前記動作モードは、前記被写体を撮像する撮像モードと、前記イメージセンサの前面をクリーニングするクリーニングモードと、を含み、
前記フォーカス調整部は、前記クリーニングモードに設定された場合の前記揺れ補正部の位置を、前記撮像モードに設定された場合の前記揺れ補正部の位置よりも、前記ワイパに接近させる、
請求項2に記載のカメラ装置。 A first processor for setting an operation mode of the camera device;
The operation mode includes an imaging mode for imaging the subject, and a cleaning mode for cleaning the front surface of the image sensor,
The focus adjustment unit causes the position of the shake correction unit when set to the cleaning mode to be closer to the wiper than the position of the shake correction unit when set to the imaging mode;
The camera device according to claim 2.
前記ワイパは、羊毛、ナイロン、又は絹を含んで形成された、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラ装置。 The translucent member is formed of glass,
The wiper is formed of wool, nylon, or silk,
The camera device according to claim 1.
前記光学フィルタに駆動力を供給するフィルタモータと、を更に備え、
前記光学フィルタは、前記フィルタモータの駆動力に従って、前記光軸と垂直な方向に沿って移動し、
前記ワイパは、前記光学フィルタと連結する連結部を介して、前記光学フィルタと連動して前記透光性部材に沿って移動する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のカメラ装置。 An optical filter disposed in front of the image sensor;
A filter motor for supplying a driving force to the optical filter,
The optical filter moves along a direction perpendicular to the optical axis according to the driving force of the filter motor,
The wiper moves along the translucent member in conjunction with the optical filter via a connecting portion connected to the optical filter.
The camera apparatus of any one of Claims 1-4.
前記第2のプロセッサは、前記透光性部材が汚れている場合、前記振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記ワイパに拭かせる、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラ装置。 A second processor for determining whether or not the translucent member is dirty;
The second processor supplies the vibration signal to the shake correction unit when the translucent member is dirty, and wipes the wiper.
The camera apparatus of any one of Claims 1-5.
前記第2のプロセッサは、前記時刻が所定時間帯に含まれる場合、前記振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記ワイパに拭かせる、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラ装置。 A second processor for measuring time,
The second processor, when the time is included in a predetermined time zone, supplies the vibration signal to the shake correction unit, wipe the wiper,
The camera apparatus of any one of Claims 1-5.
前記操作部を介して前記クリーニングが指示された場合、前記振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記ワイパに拭かせる第2のプロセッサと、を更に備える、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラ装置。 An operation unit for instructing cleaning of the translucent member;
A second processor for supplying the vibration signal to the shake correction unit and wiping the wiper when the cleaning is instructed via the operation unit;
The camera apparatus of any one of Claims 1-5.
前記受信部により前記指示信号が受信された場合、前記振動信号を前記揺れ補正部に供給し、前記ワイパに拭かせる第2のプロセッサと、を更に備える、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラ装置。 A receiving unit that receives an instruction signal for instructing cleaning of the light receiving surface of the image sensor or the translucent member;
A second processor for supplying the vibration signal to the shake correction unit and wiping the wiper when the instruction signal is received by the receiving unit;
The camera apparatus of any one of Claims 1-5.
前記イメージセンサの受光面に被写体の像を結像するレンズ部の光軸に垂直な方向に前記可動部を反復移動させるための振動信号を、前記揺れ補正部に供給し、前記振動信号に従って前記可動部を振動させ、
前記イメージセンサの前段に位置する透光性部材に沿ってワイパを移動させ、前記透光性部材を拭く、
クリーニング方法。 A movable unit that holds the image sensor, and moves the movable unit in a direction perpendicular to the optical axis of the lens unit that forms an image of a subject on the light receiving surface of the image sensor in response to shaking of the camera device; A cleaning method in the camera device, comprising a shake correction unit for correcting shake,
A vibration signal for repeatedly moving the movable unit in a direction perpendicular to the optical axis of the lens unit that forms an image of a subject on the light receiving surface of the image sensor is supplied to the vibration correction unit, and the vibration signal is transmitted according to the vibration signal. Vibrate the moving parts,
Moving the wiper along the translucent member located in the front stage of the image sensor, and wiping the translucent member;
Cleaning method.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017072762A JP2018174496A (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Camera device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017072762A JP2018174496A (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Camera device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018174496A true JP2018174496A (en) | 2018-11-08 |
Family
ID=64108876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017072762A Pending JP2018174496A (en) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | Camera device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018174496A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114040085A (en) * | 2021-12-02 | 2022-02-11 | 李雪峰 | Extreme camera |
-
2017
- 2017-03-31 JP JP2017072762A patent/JP2018174496A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114040085A (en) * | 2021-12-02 | 2022-02-11 | 李雪峰 | Extreme camera |
CN114040085B (en) * | 2021-12-02 | 2023-11-24 | 李雪峰 | Camera for extreme |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI414815B (en) | Camera shake vibration correction device | |
US9785038B2 (en) | Tilt-type anti-shake compensation structure for auto-focus | |
US8023008B2 (en) | Imaging device | |
JP2003204470A (en) | Image stabilizer for microcamera module of handheld device and method for stabilizing microcamera module of hand held device | |
CN1806202A (en) | Image capture device | |
JP2008242207A (en) | Shake correcting device and imaging apparatus | |
KR20100130258A (en) | Optical image stabilizer for camera lens module | |
JP2011095777A (en) | Imaging device | |
JP2010226727A (en) | Display | |
JP2005159711A (en) | Imaging apparatus | |
KR20230019255A (en) | Security camera system | |
JP2018174496A (en) | Camera device | |
JP2013003301A (en) | Imaging device, optical adjustment method and program | |
JP4909020B2 (en) | Microscope and dust treatment method for microscope | |
JP6935801B2 (en) | Optical equipment and imaging equipment | |
JP6738995B2 (en) | Shutter unit and imaging device | |
JP5009177B2 (en) | Camera vibration control device | |
JP7184654B2 (en) | Imaging device, image correction method, and image correction program | |
KR20090131452A (en) | Optical image stabilizing apparatus for micro camera module | |
JP7398573B2 (en) | Optical imaging systems, methods for performing optical image stabilization | |
JP2005072860A (en) | Image pickup device and its manufacturing method | |
JP2006005587A (en) | Image pickup device | |
JP2020030329A (en) | Imaging system and control method | |
JP4835461B2 (en) | Garbage removal device, imaging device, camera | |
JP7187230B2 (en) | Electronic equipment with vibration device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20190731 |