JP2018171999A - Armrest - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、アームレスト、特に従来よりも小容量のエアバッグを用いて、種々の衝突形態から乗員を迅速かつ確実に保護するアームレストに関する。 The present invention relates to an armrest, and more particularly, to an armrest that quickly and reliably protects an occupant from various types of collisions by using an airbag having a smaller capacity than that of a conventional one.
車両の乗員、例えば運転者を保護するための種々のエアバッグ等が開発されてきた。例えば特許文献1に開示された車両用運転席エアバッグ装置は、運転者の正面に展開するメインチャンバとメインチャンバの側方に展開するサブチャンバとを備え、メインチャンバとサブチャンバとによって衝突時に運転者が斜め前側へ移動する場合も保護することができるものである。
Various airbags and the like have been developed to protect vehicle occupants, such as drivers. For example, a vehicle driver's seat airbag device disclosed in
しかしながら、例えばステアリングから展開されるフロントエアバッグ等は、乗員から離れた位置にある部材から展開されるので、エアバッグの大きさに対する拘束効果の向上が求められていた。つまり、大容量のエアバッグを展開して初めて乗員の着座領域まで到達するエアバッグの配置、拘束形態等に改善の余地があった。なお、現状では、アームレストは乗員の保護部材としては活用されていない又は活用例が非常に少ない。 However, for example, a front airbag deployed from a steering wheel is deployed from a member at a position away from the occupant, and thus there has been a demand for an improved restraining effect on the size of the airbag. That is, there is room for improvement in the arrangement and restraint of the airbag that reaches the seating area of the occupant for the first time after deploying a large-capacity airbag. At present, the armrest is not used as an occupant protection member or there are very few examples of use.
これに鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、従来よりも小容量のエアバッグを用いて、上体に対する頭部回転が生じ得る種々の衝突形態から乗員を迅速かつ確実に保護することのできるアームレストを提供することである。 In view of this, the problem to be solved by the present invention is to quickly and reliably protect an occupant from various collision modes in which a head rotation with respect to the upper body can occur using a smaller-capacity airbag than in the past. It is to provide an armrest that can be used.
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るアームレストは、車両の乗員が着座するシートに装着されるアームレストであって、乗員の左右両側に一対設けられ、前後方向に延在してシートに連結される側部と、乗員の前方に設けられ、少なくとも使用時に側部の前側を左右で連結する前部と、側部及び前部の少なくともいずれかから乗員の前方及び側方に展開するエアバッグと、を備え、エアバッグは、衝突の際に乗員の上体及び頭部を支持する。 As a means for solving the above-mentioned problems, an armrest according to the present invention is an armrest mounted on a seat on which a vehicle occupant is seated, and is provided in a pair on the left and right sides of the occupant and extends in the front-rear direction. A front part that is provided in front of the occupant and is connected to the front side of the side part at least during use, and is developed in front and side of the occupant from at least one of the side part and the front part. An airbag, and the airbag supports an occupant's upper body and head in the event of a collision.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、乗員の上体に対する頭部の回転を規制することが好ましい。 The armrest which concerns on this invention WHEREIN: It is preferable that an airbag regulates rotation of the head with respect to a passenger | crew's upper body.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、乗員の前方から側方に亘って一体的に展開するエアバッグであることが好ましい。 In the armrest according to the present invention, the airbag is preferably an airbag that is integrally deployed from the front to the side of the occupant.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、乗員の前方から側方に亘って、後方に向かってシート幅方向外側に傾斜する傾斜面を有するエアバッグであることが好ましい。 In the armrest according to the present invention, the airbag is preferably an airbag having an inclined surface that inclines outward in the seat width direction from the front to the side of the occupant.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、乗員の前方から側方に亘って湾曲したエアバッグである
ことが好ましい。
In the armrest according to the present invention, the airbag is preferably an airbag that curves from the front to the side of the occupant.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、乗員の側方に展開される部位を左右で連結する連結部を有することが好ましい。 The armrest which concerns on this invention WHEREIN: It is preferable that an airbag has a connection part which connects the site | part developed by the passenger | crew's side by right and left.
本発明に係るアームレストにおいて、エアバッグは、側部と乗員との間、及び、前部と乗員との間で展開することが好ましい。 In the armrest according to the present invention, the airbag is preferably deployed between the side portion and the occupant and between the front portion and the occupant.
本発明によると、他の車内に配置される部材よりも乗員に対して近く配置される前部からエアバッグが展開すると共に、この展開したエアバッグが乗員の上体及び頭部を一体的に支持する。これにより、上体に対して頭部の回転を生じ得る衝突形態であっても、従来よりも小容量のエアバッグを用いて、乗員に近い位置から迅速かつ確実な保護が可能であるアームレストを提供することができる。 According to the present invention, the airbag is deployed from the front portion disposed closer to the occupant than other members disposed in the vehicle, and the deployed airbag integrally connects the occupant's upper body and head. To support. As a result, even in a collision mode that can cause the head to rotate relative to the upper body, an armrest that can be quickly and reliably protected from a position close to the occupant using a smaller-capacity airbag than in the past. Can be provided.
(基本実施形態)
本発明に係るアームレストの一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
なお、図1は、本発明の一実施形態であるアームレスト1を備えたシート100を示す概略図であり、図1(a)はシート100を側方視で示す側方概略図であり、図1(b)はシート100を平面視で示す平面概略図である。図2は、本発明の一実施形態であるエアバッグ5が展開状態のアームレスト1を備えたシート100を示す概略図であり、図2(a)はシート100を側方視で示す側方概略図であり、図2(b)はシート100を平面視で示す平面概略図である。
(Basic embodiment)
An embodiment of an armrest according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
1 is a schematic diagram showing a
図1に示すように、アームレスト1は、シート100に装着され、側部2、前部3、後部4及びエアバッグ5を備える。
As shown in FIG. 1, the
側部2は、乗員Pの左右両側に一対設けられ、前後方向に略平行に延在する筒状部材である。なお、側部2の延在方向としては、略前後方向に沿っていれば良く、前後方向に対して上下又は左右にある程度傾斜していても良い。
A pair of the
前部3は、乗員Pの前方に設けられる筒状部材である。特に図1(a)に示すように、少なくとも実線で示した使用時において前部3は側部2の前端部側を左右で連結している。本実施形態においては、使用時だけでなく、駐車状態及び乗員Pが車両から降りてシート100から離れた状態等の不使用時にも側部2の前側を連結して成る、側部2及び前部3の一体型形態が採用されている。
なお、本発明において前部は、後述のエアバッグを収容及び展開可能である限り特に形態は制限されず、左右に一対設けられる側部の少なくとも一方側に連結されていれば良く、一対の側部間を渡すように連結していなくとも良い。
The
In the present invention, the form of the front part is not particularly limited as long as it can accommodate and deploy an airbag described later, and it is sufficient that the front part is connected to at least one side of a pair of left and right side parts. It does not have to be connected so as to pass between the sections.
後部4は、シート100と側部2の後端部側とに連結される。本実施形態において後部4は、シートバック101を左右方向に貫通する軸部材である。後部4のシートバック101から露出する左右両端部にそれぞれ側部2が連結されている。後部4は、シートバック101内に配設されるシートフレーム102に対して、車両前後、左右、及び上下方向に不動となるように固定的に装着される。
The
エアバッグ5は、収容部位として利用される側部2及び前部3の内部に収容されて成る。エアバッグ5は乗員Pに向かって展開する部材である。エアバッグ5の展開形態等については、展開状態のエアバッグ5を示す図2を参照しつつ説明する。
図2に示すように、エアバッグ5は、側部2の前後方向略中央部に設けられる側方エアバッグ51と、前部3の左右方向略中央部に設けられる前方エアバッグ52とを有する。
The
As shown in FIG. 2, the
側方エアバッグ51は、左右両側の側部2の上部からそれぞれ乗員Pに向かって展開する部材であり、側方エアバッグ袋体511と側方インフレータ512とを有する。
側方エアバッグ袋体511は、側部2に沿って略前後方向に延在する袋体であり、側部2の上部を破断させて上方に膨出すると共に、略環状を成すアームレスト1の側部2の内側、つまり一対の側部2の対向する領域に展開する。
側方インフレータ512は、側部2の内部に設けられるガス発生部材であり、駆動によって側方エアバッグ袋体511にガスを圧入する。
The
The side
The
前方エアバッグ52は、前部3から乗員Pに向かって展開する部材であり、前方エアバッグ袋体521と前方インフレータ522とを有する。
前方エアバッグ袋体521は、前部3から乗員Pの上体前方まで延在する袋体であり、前部3の上部を破断させて上方に膨出すると共に、略環状を成すアームレスト1の内側部分、つまり前部3の乗員Pに対向する部分から展開する。
前方インフレータ522は、前部3の内部に設けられるガス発生部材であり、駆動によって前方エアバッグ袋体521にガスを圧入する。
The
The front
The
側部2及び前部3は、後部4とシートバック101との連結部を左右で結ぶ線を中心として回動可能である。上記連結部を左右で結ぶ線は後部4の中心軸線と略平行でかつ略一致して、本実施形態では後部4がヒンジとして機能することとなる。これにより、不使用時には側部2及び前部3を上方に回動させて乗員Pの乗降動作に支障を生じ難くできると共に、使用時には乗員Pが着座した後に側部2が略水平に平行となるように側部2及び前部3を下方に回動させて乗員Pが腕をアームレスト1に載置可能にすることができる。
The
図1に示すように、側部2と前部3と後部4又は後部4を内蔵するシート100とによって、平面視で略矩形状の環状構造体を形成する。よって、アームレスト1の使用時には乗員Pが囲まれた状態となる。これにより、前方衝突時、斜め衝突時及び側方衝突時等に車室が変形して車室内へ侵入物が生じた場合であっても、侵入物と乗員との間にアームレスト1が配置されているので、乗員Pを侵入物から直接的に保護することができる。特に斜め衝突時及び側方衝突時では、ドア構成部材及び車体構成部材が車室内への侵入物と成り易い。ドア構成部材等が車室内側に変形したとしても、側部2及び前部3を備えたアームレスト1は乗員Pに直接当たることを抑制又は防止可能である。
As shown in FIG. 1, the
なお、本実施形態では後部4がシートフレーム102に固定されているので、衝突による衝撃等でアームレスト1は位置がずれにくくなっていると共に、車室内への侵入物がアームレスト1に当たった場合であっても侵入物に対する抗力を発揮することができる。更に、本実施形態において側部2、前部3及び後部4は剛性部材として設けられている。剛性を有することで、側部2及び前部3は後述の衝突時に侵入物が接触しても乗員Pの保護のために変形しにくくなっていると共に、後部4は衝突時に侵入物が側部2等に接触したときにシート100から脱離しにくくなっている。
In the present embodiment, since the
自動運転又は運転支援システムを備える車両にアームレスト1を適用する場合、側部2及び前部3は、乗員Pの腕、書物及び電子端末等を載置可能な又は容易な形状であることが好ましい。また図1に示した実施形態において後部4は一本の軸部材が採用されているが、本発明における後部は、分割されていても良く、シートバックを貫通している必要も無い。
When the
エアバッグ5の使用方法としては、衝突時又は衝突予測時に、側方インフレータ512及び前方インフレータ522が駆動することで側方エアバッグ袋体511及び前方エアバッグ袋体521にガスが圧入される。これにより、側部2及び前部3の各上部を破断させる等して、側部2及び前部3から側方エアバッグ袋体511及び前方エアバッグ袋体521が乗員Pに向かって展開する。
As a method of using the
側方エアバッグ袋体511及び前方エアバッグ袋体521が乗員Pに向かって展開することで、側部2及び前部3と乗員Pとの間の領域をエアバッグ袋体により埋めることができる。よって、略環状のアームレスト1による侵入物に対する直接的な保護機能だけでなく、乗員Pのエアバッグ5による拘束を行うことで乗員Pの保護をより一層確実に行うことができるようになる。なお、エアバッグ5は、ステアリングからのフロントエアバッグ、及び、ルーフ近傍部分からのカーテンエアバッグ等の既存のエアバッグよりも乗員Pに近い位置から展開可能であるので、迅速かつ低容量ガスでの保護が可能である。
By deploying the side
ここで、エアバッグ5による乗員Pの保護形態について詳述する。
Here, the protection mode of the passenger P by the
仮に、本実施形態におけるエアバッグ5を設けずに、例えば図1に示すシート100が運転席でかつ乗員Pの右側からの斜め衝突が生じた場合、乗員Pは実線で示す姿勢から一点鎖線で示す姿勢に変化する挙動を生じる。具体的には、乗員Pはシートベルトにより右肩部が拘束されているので、右肩部を中心として左肩部及び頭部が右側に振れる略円運動を生じる。乗員Pの左肩部及び頭部の挙動がある程度進んだ段階で、通常であればステアリング等から展開されるフロントエアバッグ等によって乗員Pの上体が拘束される。しかしながら、頭部が慣性により上体より前方に振られることになる。仮に、乗員Pの上体のみを拘束したとしても頭部が上体に対して変位が大きいと、頭部等の傷害値が上昇する可能性がある。
For example, when the
上述した上体を先に拘束する場合以外であっても、頭部と上体との挙動の大きな差が生じて傷害値が上昇する場合が考えられる。
例えば、斜め衝突時にステアリング等からのフロントエアバッグにおける左右方向の略中央部ではない領域に乗員Pが接触すると、乗員Pの頭部は接触箇所で固定される。これに対して、頭部よりも重量の大きい上体は慣性が大きくなることに起因してエアバッグへの接触では斜め方向への変位が止まらない可能性がある。これにより、略固定状態となる頭部と前方への変位が維持される上体との挙動の差により、頭部が上体に対して相対的に急激な回転動作を生じることとなり、結果として乗員Pの頭部が上体に対して大きな変位を生じる。
Even when the above-described upper body is not restrained first, there may be a case where a large difference in behavior between the head and the upper body occurs and the injury value increases.
For example, when the occupant P comes into contact with a region that is not the substantially central portion in the left-right direction of the front airbag from a steering or the like during an oblique collision, the head of the occupant P is fixed at the contact location. On the other hand, the upper body, which is heavier than the head, has a large inertia, so that the displacement in the oblique direction may not be stopped by contact with the airbag. As a result, due to the difference in behavior between the head that is in a substantially fixed state and the upper body in which the forward displacement is maintained, the head is caused to rotate relatively rapidly with respect to the upper body, and as a result The head of the passenger P causes a large displacement with respect to the upper body.
本実施形態におけるエアバッグ5は、乗員Pの前方及び側方に展開して、衝突の際に乗員Pの上体及び頭部を支持する。具体的には図2(b)に示すように、乗員Pは、左右両側の肩部分が一対の側方エアバッグ51に擦れることで摩擦により上体が支持されると共に、頭部は上体に対して独立的に大きく変位する前に乗員P近傍で展開する側方エアバッグ51及び前方エアバッグ52により支持される。
The
更に、ステアリングから一方向に展開されるフロントエアバッグのみを設ける形態と比較して、本実施形態では乗員Pの前方側及び側方側から囲むように展開される側方エアバッグ51及び前方エアバッグ52方を設けることで、乗員Pの上体及び頭部を一体的に拘束することができる。これにより、エアバッグへの接触による乗員Pの頭部のみの略固定状態が生じにくいので、乗員Pの上体に対する頭部の回転を規制することができる。よって、頭部の回転動作に起因する傷害値の上昇を抑制可能である。
Furthermore, compared with a mode in which only a front airbag that is deployed in one direction from the steering is provided, in this embodiment, the
ここで、本発明に係るアームレストの変形例について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、本発明の他の実施形態であるアームレスト11及び12を示す概略図であり、図3(a)は本発明の他の実施形態であるエアバッグ53を有するアームレスト11を備えたシート100を側方視で示す側方概略図であり、図3(b)は本発明の他の実施形態であるエアバッグ54を有するアームレスト12を斜視で示す斜視概略図である。なお、図1及び図2に示した実施形態と同様の部材については、同一の参照符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
Here, the modification of the armrest which concerns on this invention is demonstrated, referring FIG.
FIG. 3 is a schematic
図3(a)に示す実施形態では、上記エアバッグ5に代えエアバッグ53を設けている。
エアバッグ53は、湾曲エアバッグ袋体531及び側方インフレータ532を有する。
湾曲エアバッグ袋体531は、乗員Pの前方から側方に亘って一体的に展開する略板状の湾曲したエアバッグ袋体である。なお、図3(a)に示す実施形態では湾曲エアバッグ袋体531を前方及び側方から隙間なく確実に支持をするために、側部21及び前部31は湾曲エアバッグ袋体531の外形に沿うように湾曲形状を有する。側方インフレータ532は、左右一対の側部21にそれぞれ設けられ、駆動すると湾曲エアバッグ袋体531にガスを圧入する。
In the embodiment shown in FIG. 3A, an
The
The curved
上記側方エアバッグ51及び上記前方エアバッグ52のように分割していた場合に比べて、乗員Pより前方側では前方及び側方で隙間なくエアバッグ53が展開するので、乗員Pの良好な拘束が可能となり、上体及び頭部の一体的な保護が実現される。
Compared with the case where the
なお、一対の側部21にそれぞれ設けられる一対の側方インフレータ532は、駆動を同期すると迅速な展開が可能となるので高速衝突時等の乗員Pの衝撃による移動が高速となる場合に有効である。更に、衝突方向又は衝突予測方向が側方である場合は、乗員Pが衝撃で移動する方向の側方インフレータ532を先に駆動することで、乗員Pの上体及び頭部が大きく移動する前に湾曲エアバッグ袋体531を挿入することができる。
Note that the pair of
続いて示す図3(b)はアームレスト12のみを図示している。図3(b)に示す実施形態では、上記エアバッグ5に代えエアバッグ54を設けている。
エアバッグ54は、エアバッグ袋体541及び側方インフレータ542を有する。
エアバッグ袋体541は、上記湾曲エアバッグ袋体531と同様に乗員Pの前方から側方に亘って一体的に展開する湾曲形状を有しているが、略板状ではなく湾曲するチューブ状又は筒状部位を上下に複数積み重ねた形態である。エアバッグ54は、図3(b)に示すように、エアバッグ袋体541における乗員の側方に展開される部位を左右で連結するテザー6を有する。テザー6は、本発明における連結部の一例であり、乗員の頭部より高い位置に配置される。
側方インフレータ542は、左右一対の側部22にそれぞれ設けられ、駆動するとエアバッグ袋体541にガスを圧入する。
Subsequently, FIG. 3B shows only the
The
The
The
図3(b)に示す実施形態では、上記エアバッグ53と同様に乗員より前方側では前方及び側方で隙間なくエアバッグ54が展開するので、乗員の良好な拘束が可能となり、上体及び頭部の一体的な保護が実現される。
In the embodiment shown in FIG. 3 (b), the
また、上記エアバッグ53に比べてチューブ状の積層構造を有するエアバッグ54は、乗員が接触しても折れ変形等が生じにくいので好ましい。更に、エアバッグ54の上部はテザー6により左右が連結されていることで、エアバッグ袋体541が左右に開く変形が生じにくい。つまり、例えば乗員が前方又は側方に向かってエアバッグ54を押圧し続けた場合、接触部分のみが押圧方向に倒れ変形しようとしても、テザー6によって変形しようとする局所的な力が分散される。これにより、エアバッグ54の展開時の形状を維持し易い。
In addition, the
図3に示した実施形態に関連して言うと、本発明においてエアバッグとしては、例えば乗員の前方から側方に亘って一体的に展開する形態、乗員の前方から側方に亘って、後方に向かってシート幅方向外側に傾斜する傾斜面を有する形態、及び、乗員の前方から側方に亘って湾曲して成る形態等のいずれであっても良い。これらの形態の複数の構成を備えた実施形態を図3に示したが、これらの形態であっても乗員が特に斜め前方へ移動した際に上体及び頭部の十分な支持が可能であるので、乗員の上体に対する頭部回転の抑制作用が得られるので好ましい。 Referring to the embodiment shown in FIG. 3, in the present invention, as an airbag, for example, a form that is integrally deployed from the front to the side of the occupant, the rear from the front to the side of the occupant Any of a form having an inclined surface that inclines outward in the seat width direction and a form that is curved from the front to the side of the occupant may be used. An embodiment having a plurality of configurations of these forms is shown in FIG. 3, but even in these forms, sufficient support of the upper body and the head is possible especially when the occupant moves obliquely forward. Therefore, it is preferable because an effect of suppressing the head rotation with respect to the upper body of the passenger is obtained.
別の変形例として、本発明に係るアームレストの側部は、車両のドア側に設けられる側部をドアトリムに一体化しても良い。なお、この場合は前部が不使用時に左右で分割状態となり、使用時に左右の側部を連結状態にする形態となる。また、ドア側の側部は回動等せずに固定部材となる。 As another modification, the side portion of the armrest according to the present invention may be integrated with the door trim at the side portion provided on the door side of the vehicle. In this case, the front part is divided into left and right parts when not in use, and the left and right side parts are connected to each other when in use. Further, the side portion on the door side does not rotate and becomes a fixing member.
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。 As mentioned above, although embodiment which applied the invention made | formed by this inventor was described, this invention is not limited by the description and drawing which make a part of indication of this invention by this embodiment. That is, it should be added that other embodiments, examples, operation techniques, and the like made by those skilled in the art based on this embodiment are all included in the scope of the present invention.
1、11及び12:アームレスト、2、21及び22:側部、3、31及び32:前部、4:後部、5、53及び54:エアバッグ、51:側方エアバッグ、511:側方エアバッグ袋体、512、532及び542:側方インフレータ、52:前方エアバッグ、521:前方エアバッグ袋体、522:前方インフレータ、531:湾曲エアバッグ袋体、541:エアバッグ袋体、6:テザー、100:シート、101:シートバック、102:シートフレーム、P:乗員
1, 11 and 12: Armrest, 2, 21 and 22: Side part, 3, 31 and 32: Front part, 4: Rear part, 5, 53 and 54: Air bag, 51: Side airbag, 511: Side part Airbag bags, 512, 532 and 542: Side inflators, 52: Front airbags, 521: Front airbag bags, 522: Front inflators, 531: Curved airbag bags, 541: Airbag bags, 6 : Tether, 100: Seat, 101: Seat back, 102: Seat frame, P: Crew
Claims (7)
前記乗員の左右両側に一対設けられ、前後方向に延在して前記シートに連結される側部と、
前記乗員の前方に設けられ、少なくとも使用時に前記側部の前側を左右で連結する前部と、
前記側部及び前記前部の少なくともいずれかから前記乗員の前方及び側方に展開するエアバッグと、を備え、
前記エアバッグは、衝突の際に前記乗員の上体及び頭部を支持する、
アームレスト。 An armrest mounted on a seat on which a vehicle occupant is seated,
A pair of left and right sides of the occupant, extending in the front-rear direction and connected to the seat;
A front part that is provided in front of the occupant and connects at least the front side of the side part at the time of use;
An airbag that deploys to the front and side of the occupant from at least one of the side portion and the front portion, and
The airbag supports the upper body and head of the occupant during a collision,
Armrest.
請求項1に記載のアームレスト。 The airbag regulates rotation of the head relative to the upper body of the occupant;
The armrest according to claim 1.
請求項1又は2に記載のアームレスト。 The airbag is an airbag that is integrally deployed from the front to the side of the occupant.
The armrest according to claim 1 or 2.
請求項1〜3のいずれかに記載のアームレスト。 The airbag is an airbag having an inclined surface that is inclined outward in the seat width direction from the front to the side of the occupant toward the rear.
The armrest in any one of Claims 1-3.
請求項1〜4のいずれかに記載のアームレスト。 The airbag is an airbag that is curved from the front to the side of the occupant.
The armrest in any one of Claims 1-4.
請求項1〜5のいずれかに記載のアームレスト。 The airbag has a connecting portion that connects left and right parts deployed on the side of the occupant,
The armrest in any one of Claims 1-5.
請求項1〜6のいずれかに記載のアームレスト。
The airbag is deployed between the side portion and the occupant and between the front portion and the occupant.
The armrest in any one of Claims 1-6.
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