JP2018171951A - 運用計画システム、運用計画方法及び運用計画プログラム - Google Patents

運用計画システム、運用計画方法及び運用計画プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パス計画と撮像計画とが統合されており、移動体の制御に関する多様かつ専門的な知識が考慮された運用計画を立案する。【解決手段】パス計画源泉変換装置102が、移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データ108を取得し、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データ502を出力する。撮像計画源泉変換装置103が、撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データ109を取得し、運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データ501を出力する。計画言語記述装置101が、移動体の制御に対する制約を知識情報504として取得し、運用計画言語に変換し、変換後知識情報503を出力する。計画言語処理装置104が、変換後パス計画データ502と変換後撮像計画データ501と変換後知識情報503とを統合し、統合計画データ505を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、人工衛星あるいは探査衛星といった移動体の運用計画を立案するための支援を行う運用計画システム、運用計画方法及び運用計画プログラムに関する。
人工衛星あるいは探査衛星といった移動体の遠隔制御は、制御局から複数の制御指令、すなわちコマンドを送信して実施される。複数のコマンドの実行時刻を指定して時間軸上に配置するには、立案対象の移動体制御に関する多様かつ専門的な知識を要する。
従来、多様かつ専門的な知識のうち、一部の知識のみに着目した運用計画に関する技術しか存在しなかったため、移動体に関する様々な運用計画を導出することが困難であった。
特許文献1の技術では、パス割付に関する時間関係に関する知識のみを考慮したパス割付の運用計画を立案する。パス割付に関する時間関係とは、同一のアンテナを時間が重複する別のパスに割り付けることができないこと、あるいは、同一の人工衛星を時刻が重複する別のアンテナのパスに割り付けることができないことといった時間関係である。ここで、パス割付とは、制御局のどのアンテナを、いつ、どの衛星に使用するかを決定することを指す。
特許文献2の技術では、コマンド配置知識に基づきコマンドを時間軸上に配置した上で、コマンド同士の時間軸上の競合回避知識に基づき競合を回避したコマンド実行の運用計画を立案する。ここで、コマンドとは制御局から移動体への制御指令であり、適切なコマンドを時間軸上に配置することで任意の制御を実現する。
非特許文献1及び非特許文献2では、特許文献1及び特許文献2で示されたような時間関係に関する多様な知識を考慮した運用計画を立案する。
特許文献3では、撮像対象、撮像可能領域及び撮像領域等に関する地理的な包含関係に関する知識と撮像可能時間に関する時間関係のみを考慮した撮像の運用計画を立案する。ここで、撮像対象とは地表面に設定された移動体から撮像したい領域を指し、撮像可能領域とは移動体から撮像可能な地表面上の領域を指し、撮像領域とは移動体が実際に撮像する領域を指す。
特許第5412895号公報 特許第4027835号公報 特許第4988673号公報
SOUSA, B.; NOREUS, E. Use and abuse of the Language for Mission Planning by Venus Express. AIAA−2010−2101. In SpaceOps, 2010. BEDRAX−WEISS, Tania; MCGANN, Conor; IATAURO, Michael. EUROPA 2: plan database services for planning and scheduling applications. In: ICAPS2005 Workshop of System Demonstration. 2005. pp.18−19. DELLA MONICA, Dario, et al. Interval temporal logics: a journey. Bulletin of EATCS, 2011, pp.73−99.
従来の運用計画装置では、パス割付、撮像及びコマンド実行の運用計画を別々に作成する。具体例として、複数の人工衛星、複数の地上局及び複数のデータ中継衛星においては、撮像運用計画、パス運用計画及びは別々に作成し、運用計画間の依存関係は考慮しない。このとき、パス運用計画はケース毎に作成された優先度テーブルに基づき作成され、コマンド運用計画のコマンドは実行時刻に着目したコマンド配置知識及び競合回避知識に基づき時間軸上に配置される。
また、従来の運用計画装置では、コマンドの配置にかかる知識は時刻のみに着目しているため、位置関係に依存する知識も時間関係に置き換えて表現しなければならない。具体例として、ある地点での撮像コマンド実行後に100km移動して次の撮像コマンドを実行するという知識は、秒速10kmで移動していると仮定してコマンド間の相対時刻が10秒であるという知識に置き換えなければならない。
また、立案済みのパス運用計画では撮像する時刻までに撮像のためのコマンドの送信ができない場合は、撮像運用計画、パス運用計画及びコマンド運用計画のいずれかを相互に整合するように適切に変更しなければならない。
また、ある人工衛星のパス運用計画に新しいパスを追加した結果、別の人工衛星のパス運用計画から時刻が競合するパスを削除しなければならない場合、削除されたパスで送信予定であったコマンドを送信できないため、撮像運用計画又はコマンド運用計画を変更しなければならない。
また、知識の入力を補助する装置がない。
また、観測要求全体から複数の観測要求をまとめて移動体で観測する計画立案機能がない。
また、複数の観測要求をまとめて地理空間上の観測地域の重要度評価指標を算出する機能がない。
先にあげた従来の運用計画装置の例では、下記のような課題がある。
第一の課題は、位置関係に関する知識を表現できないという点である。
パス計画源泉データは、各衛星の軌道毎の時間区間を示している。撮像計画源泉データは、撮像対象地点のID及び撮影開始時刻及び撮影終了時刻を示している。
これらの2種のデータは独立して求めているため、これらを、位置情報を介して表現することができず、パス運用計画と撮像運用計画を同時に比較演算することができなかった。
第二の課題は、コマンド順序、撮像場所の割付、及びパス割付の制約を同時に満たす運用計画の立案ができない点である。
第三の課題は、知識の入力に時間を要する点である。知識の具体例は、以下の通りである。
(1)観測計画知識:撮像用のコマンドをコマンド送信した後でないと撮像は実行できないという時間制約条件。
(2)パス知識:コマンド送信はパスの時間内でないと実行できないという時間制約条件。
(3)地上局制約知識:ある地上局を別の衛星に対して利用するパスの時刻は、時刻重複してはならないという時間制約条件。
(4)コマンド送信知識:コマンド送信は同時に実行できない制約条件。
これらの知識の入力を補助する入力装置がないため、それぞれの知識を別々に手作業で入力しなければならない。
第四の課題は、ダウンリンク割付が観測タイミングとパスリソース有効利用の両方を考慮して出来ない点である。パスリソースの有効活用とは、複数衛星で1つのパスを使用する場合に回線接続時間を除いた正味のミッションデータのダウンリンク時間を長く使用できるようにするということである。現技術では、観測データのダウンリンクは観測タイミングより未来にするという制約以外は考慮していない。なお、ダウンリンクで使用するパスリソースの配分は観測計画より過去に行っており、複数の衛星の観測計画に則したパスリソースの有効利用ができない。また、複数衛星で正味のミッションデータのダウンリンク時間を長く使用できるようにパスの割付を行っていない。
第五の課題は、複数の観測要求がある場合に、各衛星別に観測の順序を設定する運用がされているので、複数の観測地域の地理空間上の優先度を考慮した運用計画がなされない。言い換えると、単位時間あたりに複数の衛星を用いて、複数の観測要求を一定のポリシーにより最適(具体的には、優先順位順、最大観測点数順、最大観測時間順、最大頻度順、及びこれらの組み合わせ)に観測する計画の自動立案は考えられていない。
本発明は、移動体の制御方法に関する多様かつ専門的な知識を考慮した運用計画を容易に立案することを目的とする。
本発明に係る運用計画システムは、移動しながら撮像対象を撮像する移動体を制御する制御指令の運用計画の生成を支援する運用計画システムにおいて、
移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データを取得し、前記パス計画源泉データを、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データとして出力するパス計画源泉変換装置と、
撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データを取得し、前記撮像計画源泉データを前記運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データとして出力する撮像計画源泉変換装置と、
前記移動体の制御に対する制約を知識情報として取得し、前記知識情報を前記運用計画言語に変換し、変換後知識情報として出力する計画言語記述装置と、
前記変換後パス計画データと前記変換後撮像計画データと前記変換後知識情報とを統合し、統合計画データとして出力する計画言語処理装置とを備えた。
本発明に係る運用計画システムでは、パス計画源泉変換装置が、移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データを取得し、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データとして出力する。撮像計画源泉変換装置が、撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データを取得し、運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データとして出力する。計画言語記述装置が、移動体の制御に対する制約を知識情報として取得し、運用計画言語に変換し、変換後知識情報として出力する。そして、計画言語処理装置が、変換後パス計画データと変換後撮像計画データと変換後知識情報とを統合し、統合計画データとして出力する。よって、本発明に係る運用計画システムによれば、パス計画と撮像計画とが統合されているとともに、移動体の制御に関する多様かつ専門的な知識が考慮された運用計画を立案することができる。
実施の形態1に係る運用計画システム100の機能構成図。 空間論理式の説明図。 表5の時相論理の説明図。 表1の空間論理の説明図。 本実施の形態に係る運用計画言語記述画面951の例を示す図。 本実施の形態に係る計画言語記述装置101で記述する知識情報504の例の説明図。 実施の形態2に係る運用計画システム100の機能構成図。 観測計画のフローを示す図。 個々の観測要求の重要度評価の算出方法を示す図。 個々の観測要求の重要度評価を地理空間に投影を示した図。 複数の観測要求の重要度評価を合算し、地理空間として観測地域の重要度評価を示した図。 観測点の決め方を示す図。 時間論理式を示す図。 観測結果による観測要求の削除実施を示す図。 観測による地理空間の観測地域の重要度評価更新を示す図。 要求正規化部22における1つの撮像候補を生成するための処理フロー。 知的調整部の処理フローの一例。 本実施の形態に係るパス計画源泉変換処理S10を示すフロー図。 本実施の形態に係る撮像計画源泉変換処理S20を示すフロー図。 ダウンリンクリソース効率指標値の評価を示す図。 時刻評価の重み付け係数αを乗じたダウンリンク指標値は時刻評価(T)とダウンリンク効率指標値(E)を加算して算出する一例。 本実施の形態に係る計画言語記述装置101の構成図。 本実施の形態に係る計画言語記述処理S30を示すフロー図。 数式1の各記号を説明する表1。 数式2の各記号を説明する表2。 数式4の各記号を説明する表3。 時区間を示す表4。 表1に示す時相論理の詳細を示す表5。 本実施の形態に係るパス計画源泉データ108の例を示す表6。 本実施の形態に係る変数テーブル701の例を示す表7。 本実施の形態に係る条件テーブル702の例を示す表8。 本実施の形態に係る撮像計画源泉データ109の例を示す表9。 本実施の形態に係る変数テーブル801の例を示す表10。 本実施の形態に係る条件テーブル802の例を示す表11。 時区間種別と標記と表記が表す内容との対応を表す表12。 図3に示した時区間種別と標記と表記が表す内容との対応を表す表13。 本実施の形態に係る時間表現変換テーブル803の例を示す表14。 本実施の形態に係るハードウェア構成図。 知的調整部の処理結果イメージ。 図1に示す要求DBの撮像要求データの一例である。 要求マップDBの一例。 パス候補時区間リストの一例。 観測地域重み合算部204が観測地点評価値を算出するアルゴリズム。 観測地点評価値重み更新部203の出力結果の一例。 要求正規化部の処理結果たる撮像候補リスト。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
本実施の形態に係る運用計画システム100は、移動しながら撮像対象を撮像する移動体を制御する制御指令の運用計画の生成を支援する。運用計画システム100は、運用計画装置ともいう。なお、実施の形態に係る運用計画システム100では、移動体を、陸上、地中、海洋、空中及び宇宙空間を移動する任意の移動体に置き換えても適用可能である。また、本実施の形態に係る運用計画システム100では、制御局を、陸上、地中、海洋、空中及び宇宙空間に静止又は移動する任意の制御局に置き換えても適用可能である。
運用計画システム100は、具体例として、複数の人工衛星、複数の地上局及び複数のデータ中継衛星に対する衛星運用計画に利用される。
本実施の形態で扱う論理式に変換する装置は、逆変換処理もできるものとする。また、知識として、論理式データを蓄積できるものとする。
図1は、本実施の形態に係る運用計画システム100の機能構成図である。図1の運用計画システム100は、計画言語記述装置101、パス計画源泉変換装置102、撮像計画源泉変換装置103、計画言語処理装置104、制約充足問題解決装置105、パス計画変換装置106、コマンド計画変換装置107、要求マッピング部21、及び撮像運用計画変換装置1001を有する。
パス計画源泉変換装置102は、移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データ108を取得し、パス計画源泉データ108を、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データ502として出力する。具体的には、パス計画源泉変換装置102は、パス計画源泉データ108を外部システムから取得し、運用計画言語に変換し、変換後パス計画データ502として出力する。
撮像計画源泉変換装置103は、撮像領域を識別する撮像領域識別子、すなわち撮像領域ID(identification)と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データ109を取得し、撮像計画源泉データ109を運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データ501として出力する。具体的には、撮像計画源泉変換装置103は、撮像計画源泉データ109を外部システムから取得し、運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データ501として出力する。
運用計画言語は、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な言語である。運用計画言語は、時間及び空間に関する知識を統一的に記述し、処理するために定義するデータ構造である。
計画言語記述装置101は、移動体の制御に対する制約を知識情報504として取得し、知識情報504を運用計画言語に変換し、変換後知識情報503として出力する。計画言語記述装置101は、時間情報と空間情報と知識情報とを受け付ける運用計画言語記述画面951を有する。運用計画言語記述画面951は、時間情報と空間情報とを同じ画面に表示し、全ての種別の知識情報を1枚の画面内に表示し、空間、時間、知識の相互の関連を同時に確認しながら入力させることができる。すなわち、計画言語記述装置101は、時間及び空間に関する知識情報504を、時間と空間とそれらに関する関係が可視化され、また互いに連動する画面の簡易的な操作によって、容易に入力できる入力装置である。
計画言語処理装置104は、変換後パス計画データ502と変換後撮像計画データ501と変換後知識情報503とを統合し、統合計画データ505として制約充足問題解決装置105に出力する。計画言語処理装置104は、運用計画言語に変換された各データと、計画言語記述装置101を用いて事前に作成済みの変換後知識情報503とを取得する。計画言語処理装置104は、別々に入力された運用計画言語の変換後パス計画データ502と変換後撮像計画データ501と変換後知識情報503とを統合し、統合計画データ505として制約充足問題解決装置105に出力する。
制約充足問題解決装置105は、統合計画データ505を取得し、移動体の制御に対する制約を満たす解を算出する。制約充足問題解決装置105は、制御指令、すなわちコマンドの順序、撮像領域の割付、及び軌道の割付、すなわちパス割付に対する制約を満たす解を算出する。具体的には、制約充足問題解決装置105は、運用計画言語を制約充足問題に変換し、その制約を満たす解を導出し、コマンド計画変換装置107、パス計画変換装置106、及び撮像運用計画変換装置1001に出力する。
コマンド計画変換装置107、パス計画変換装置106、及び撮像運用計画変換装置1001は、運用計画言語を、パス計画データ110、コマンド計画データ111、及び撮像運用計画データ1002に変換して出力する。
(数式1)は、運用計画言語の構文定義である。
Figure 2018171951
また、図24の表1は、(数式1)の各記号を説明する表である。
(数式2)は、図24の表1の空間論理式に関する構文定義である。
また、(数式2+1)は、図13の時間論理式に関する構文定義である。
Figure 2018171951
図25の表2は、(数式2)の各記号を説明する表である。
図2は、表2の空間上の表現である。原子空間論理式は1つの閉曲面Aにおいて妥当な論理式であり、空間和は2つの閉局面のどちらかに含まれる点の集合において妥当な空間論理式であり、空間否定はある閉局面に含まれない点の集合において妥当な空間論理式である。
(数式3)は、原子空間論理式θと閉局面Aの関係記述する記号「on」の定義である。
θ on A (数式3)
(数式4)は、時区間論理式に関する構文定義である。
ψ ≡ θ (数式4)
図26の表3は、(数式4)の各記号の説明である。
また、(数式5)は、原始時相論理式θと時区間(t,t)の関係を記述する記号「at」の定義である。
θ at (t,t) (数式5)
また、このとき開始終了時刻の定義域に着目すると、時区間は図27の表4に示す4種類に分類できる。
図28の表5は、図24の表1に示す時相論理の詳細である。
図3は、図28の表5の時間軸上の意味である。基準時区間31の開始時刻d及び終了時刻d’に対し、開始時刻d及び終了時刻d’で定義される時区間が、表5の定義式を満たす場合のStarted−by32、Contains33、Finished−by34、Overlaps35、Meets36及びBefore37の時区間をそれぞれ示す。これは時間軸上の関係性を6種類に分類した演算であり、非特許文献3においてHS体系と呼ばれる時相論理記号である。
図4は、表1の空間上の意味である。閉曲面x,yの空間上の関係性を8種類に分類した演算であり、RCC8と呼ばれるものである。閉曲面x,yが共通領域を持たない関係を「非接触」、一方の外側でもう一方の境界が接する関係を「接触」、一部分の共通領域を持つ関係を「部分重複」、すべてが共通領域となる関係を「同値」、一方の内側でもう一方の境界が接する関係を「内接」又は「外接」、一方の内側にもう一方が含まれる関係を「包含」又は「被包含」と呼ぶ。
図29の表6は、パス計画源泉データ108の一例の構成である。表6は、パスID、衛星名、局名、AOS(入感)時刻及びLOS(失感)時刻を有する。パス計画源泉変換装置102は、表6の各行を時相論理式に変換する。
(数式6)は、表6の1行目を時相論理式に変換した一例である。
Figure 2018171951
***動作の説明***
図18は、本実施の形態に係るパス計画源泉変換処理S10を示すフロー図である。パス計画源泉変換処理S10において、パス計画源泉変換装置102は、パス計画源泉データ108を運用計画言語で表した(数式6)に変換し、変換後パス計画データ502として出力する。
また、図30の表7は、図18中の変数テーブル701の一例である。
また、図31の表8は、図18中の条件テーブル702の一例である。
ステップS111からステップS116において、パス計画源泉変換装置102は、パス計画源泉データ108の全行について処理する。
ステップS112において、パス計画源泉変換装置102は、パス計画源泉データ108のi行目を取得する。
ステップS113において、パス計画源泉変換装置102は、変数テーブル701のi行目に、パス計画源泉データ108のi行目のパスに対応する時相論理式、開始時刻、及び終了時刻を示すシンボルを格納する。
ステップS114において、パス計画源泉変換装置102は、条件テーブル702のi行目の開始時刻の最大値、及び最小値を示すシンボルマークとAOS時刻を格納する。
ステップS115において、パス計画源泉変換装置102は、条件テーブルのi行目の終了時刻の最大値、及び最小値を示すシンボルマークとLOS時刻を格納する。
図32の表9は、撮像計画源泉データ109の一例の構成である。表9は、撮像ID、衛星名、撮像領域ID、撮像開始時刻及び撮像終了時刻を有する。ここで、撮像領域IDは、地表面上の位置する面を指し、面の形状は別に指定する。撮像計画源泉変換装置103は、表9の各行を論理式に変換する。
(数式7)、(数式8)及び(数式9)は、表9の1行目を論理式に変換した一例である。
Figure 2018171951
Figure 2018171951
Figure 2018171951
図19は、本実施の形態に係る撮像計画源泉変換処理S20を示すフロー図である。撮像計画源泉変換処理S20において、撮像計画源泉変換装置103は、撮像計画源泉データ109を運用計画言語で表した(数式7)、(数式8)及び(数式9)に変換し、変換後撮像計画データ501として出力する。
また、図33の表10は、図19中の変数テーブル801の一例である。
また、図34の表11は、図19中の条件テーブル802の一例である。
ステップS211からステップS217において、撮像計画源泉変換装置103は、撮像計画源泉データ109の全行について処理する。
ステップS212において、撮像計画源泉変換装置103は、撮像計画源泉データ109のi行目を取得する。
ステップS213において、撮像計画源泉変換装置103は、変数テーブル801のi行目に、撮像計画源泉データ109のi行目の撮像に対応する時相論理式、空間論理式、開始時刻、及び終了時刻を示すシンボルを格納する。
ステップS214において、撮像計画源泉変換装置103は、条件テーブル802のi行目の開始時刻の最大値、及び最小値を示すシンボルマークとAOS時刻を格納する。
ステップS215において、撮像計画源泉変換装置103は、条件テーブル802のi行目の終了時刻の最大値、及び最小値を示すシンボルマークとLOS時刻を格納する。
ステップS216において、撮像計画源泉変換装置103は、その他欄に時相論理式と空間論理式の満たすべき条件を示すシンボルを格納する。
図5は、計画言語記述装置101が有する運用計画言語記述画面951の画面例である。計画言語記述装置101は、パレットビュー301、プロパティビュー302、時区間ビュー303、時区間アイコン304、空間ビュー305、領域アイコン306、軌道上時区間アイコン307及び軌道アイコン308を有する。
パレットビュー301から時区間を選択し、時区間ビュー303にドラックアンドドロップすると、時区間ビュー303に時区間アイコン304が表示されるとともに、空間ビュー305に時区間に対応する軌道上時区間アイコン307が表示される。また、パレットビュー301から空間を選択し、空間ビュー305にドラックアンドドロップすると、空間ビュー305に領域アイコン306とそれに対応する軌道上時区間アイコン307が表示されるとともに、時区間ビュー303に時区間アイコン304がそれぞれ表示される。このとき、領域アイコン306、時区間アイコン304及び軌道上時区間アイコン307は互いに連動する。
図35の表12は、時区間種別と、標記と、表記が表す内容との対応表である。
プロパティビュー302で時区間の設定変更が可能である。時区間は表12の時区間種別と開始及び終了時刻の最早値及び最遅値を設定可能である。時区間種別は全固定時区間、半固定時区間、可変長時区間及び固定長時区間に大別される。全固定時区間は開始及び終了時刻が固定の時区間であり、半固定時区間は開始又は終了時刻の一方のみが固定であり、可変長時区間は可変長で開始及び終了時刻が固定でなく、固定長時区間は固定長で開始及び終了時刻が固定でない。
また、時区間及び空間と同様に、パレットビュー301又はプロパティビュー302から、図25の表2、図28の表5及び図4に示す時間関係及び空間関係を記述できる。
図36の表13は、図3に示した時区間関係の種別と、標記の一例と、表記が表す内容との対応表である。時区間種別Started−byは2つの時区間の開始時刻が一致する関係である。時区間種別Containsは1つの時区間の開始から終了までの間に1つの時区間が配置される関係である。時区間種別Finished−byは2つの時区間の終了時刻が一致する関係である。Overlapsは1つの時区間の開始から終了までの間にもう一方の時区間の開始時刻がありかつ前者の時区間の終了時刻後にもう一方の時区間の終了時刻がある関係である。時区間種別Meetsは1つの時区間の終了時刻ともう一方の開始時刻が一致する関係である。時区間種別Beforeは1つの時区間の終了時刻後にもう一方の開始時刻がある関係である。運用計画言語記述画面951は、これらの関係を標記の一例に従って表示する。
図22は、計画言語記述装置101の構成図である。計画言語記述装置101は、時区間表示部11、領域表示部12、軌道表示部13、軌道区間表示部14、プロパティ表示部15、時空間表示部16、画面表示部17、データ形式変換部18、及び論理演算部19を有する。
時区間表示部11、領域表示部12、軌道表示部13及び軌道区間表示部14は、時空間表示部16によって呼び出され、時区間ビュー303及び空間ビュー305に時間と空間を同期して表示する。また、時空間表示部16及びプロパティ表示部15は、画面表示部17によって呼び出され、プロパティビュー302、時区間ビュー303及び空間ビュー305を同期して表示する。画面表示部17によって表示した情報はデータ形式変換部18によって(数式1)の運用計画言語に変換される。
図23は、本実施の形態に係る計画言語記述処理S30を示すフロー図である。計画言語記述処理S30において、計画言語記述装置101のデータ形式変換部18は、知識情報504を運用計画言語で表し、変換後知識情報503として出力する。計画言語記述処理S30は、データ形式変換部18の動作の一例である。データ形式変換部18は、図5の時区間ビュー303及び空間ビュー305に表示された画面表示要素の1つずつについて時間要素か空間要素かを識別して、それぞれ論理式に変換する。
ステップS311からステップS317において、データ形式変換部18は、すべての画面表示要素について処理する。
ステップS312において、データ形式変換部18は、i個目の画面表示要素を取得する。
ステップS313において、データ形式変換部18は、画面表示要素が時間要素か判定する。画面表示要素が時間要素の場合、ステップS314に進む。画面表示要素が時間要素でない場合、ステップS315に進む。
ステップS314において、データ形式変換部18は、時間表現変換テーブル803に従い、i番目の画面表示要素を論理式に変換する。
ステップS315において、データ形式変換部18は、画面表示要素が空間要素か判定する。画面表示要素が空間要素の場合、ステップS316に進む。画面表示要素が空間要素でない場合、ステップS317に進む。
ステップS316において、データ形式変換部18は、空間表現変換テーブルに従い、i番目の画面表示要素を論理式に変換する。
図37の表14は、画面上に表示した時間表現を運用計画言語に変換する時間表現変換テーブル803の一例である。時間表現変換テーブル803は、図23で示した動作に利用される。
また、図4は画面上に表示した空間表現を運用計画言語に変換する空間表現変換テーブルの一例である。
また、運用計画言語は、表1、表2及び表5に定義した論理演算をする論理演算部19によって演算される。
図6は、計画言語記述装置101によって構築する変換後知識情報503の例である。図6では、知識情報504の例として、観測計画知識601、パス知識602、地上局制約知識603及びコマンド送信知識604を示している。
観測計画知識601は、衛星仕様に関する知識であり、撮像用のコマンドをコマンド送信した後でないと撮像は実行できないという知識である。(数式10)は、観測計画知識601の運用計画言語における表現である。
Figure 2018171951
パス知識602は、パスに関する知識であり、コマンド送信はパスの時間内でないと実行できないという知識である。(数式11)は、パス知識602の運用計画言語における表現である。
Figure 2018171951
地上局制約知識603は、地上局に関する知識であり、ある地上局GS1を別の衛星S1,S2に対して利用するパスの時刻は時刻重複してはならないという知識である。(数式12)は、地上局制約知識603の運用計画言語における表現である。
Figure 2018171951
コマンド送信知識604は、コマンド送信は同時に実行できないという知識である。(数式13)は、コマンド送信知識604の運用計画言語における表現である。
Figure 2018171951
以上のように、パス計画源泉変換処理102は、変換後パス計画データ502を出力する。撮像計画源泉変換処理103は、変換後撮像計画データ501を出力する。そして、計画言語記述装置101は、変換後知識情報503を出力する。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る運用計画システム100によれば、パス計画源泉変換装置と撮像計画源泉変換装置とを備えているため、(数式1)に示す運用計画言語の構文定義により、位置情報を介してパス計画源泉データと撮像計画源泉データとを表現することができる。
本実施の形態に係る運用計画システム100によれば、計画言語記述装置を備えているので、図5に示すように、空間と時間を同じ平面に表現し、全ての種別の知識を1枚の画面内に表示し、空間、時間、知識の相互の関連を同時に確認して入力することが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る運用計画システム100によれば、パス計画と撮像計画とが統合されているとともに、移動体の制御に関する多様かつ専門的な知識が考慮された運用計画を立案することができる。
また、本実施の形態に係る運用計画システム100によれば、データベースの疎結合により、衛星観測会合すなわち撮像運用計画源泉と、地上局会合及び中継局アクセス性すなわちパス運用計画源泉と、観測要求すなわち撮像要求データと、コマンドの送信スケジュールすなわちコマンド運用計画と、実運用に供せられる地上局及び中継局の会合とを別々に管理することで、容易にデータを管理し、再利用することが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態1で説明した構成と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1における計画言語処理装置104及び制約充足問題解決装置105に相当する。制約充足問題解決装置105は以下の流れで実施の形態2を実現する。
(a)撮像領域nと撮像領域mの空間関係、時間関係を図2,3,4の空間論理で表したものを、条件テーブルに格納する。条件テーブルは、表8,11のようなものである。
(b)上記、条件テーブルから条件を順次取得しつつ、前向き連鎖(Forward Chaining)により、条件を満たす解を算出する。
図7に、図1の要求マッピング部21及び制約充足問題解決装置105の詳細構成を示す。また、図8に観測計画のフローを示す。
ステップS81からステップS86において、観測条件適合抽出部201の処理から観測要求作成部207の処理までを、観測領域地域ごとに実行するとともに、ステップS85において、観測評価部208の処理から観測未済判断部212の処理までを実行する。ステップS81からステップS86の処理は、衛星を問わず時系列で各衛星パス通過順に実行する。
観測要求データとは、移動体を用いて観測を行うための観測要求の集合体である。各観測要求データには個別に、観測領域情報、観測衛星種別情報(光学、レーダ)、観測モード情報、観測時刻情報、観測期限情報、ダウンリンク期限情報、観測角情報、優先度情報を持つ。観測領域情報と優先度情報以外は情報がなくてもよい。優先度情報は全ての観測要求に対してユニークであるとする。優先度は1が最大であり、大きくなるにつれて優先度が下がるとする。
図40は、図1に示す要求DBの撮像要求データの一例である。撮像要求データの一例は、撮像毎に撮像要求の識別番号を示す撮像要求IDと、撮像要求対象の地理的領域を示す衛星観測領域IDと、撮像の優先度と、撮像の時刻と、観測期限によって構成される。
観測条件適合抽出部201は、観測要求データ、衛星軌道、衛星DBを入力としてあるパスにおいて衛星の軌道から幾何学的に観測可能な観測要求を抽出する。観測条件適合抽出部201は、抽出した観測要求に対して、対象となる衛星DBを読み込み、観測衛星種別情報、観測モード条件、観測時刻情報、観測角情報に対して適合するか比較し適合する観測要求を抽出する。
観測地点評価値重み更新部203は、観測条件適合抽出部201の出力結果である観測要求を入力として観測地点ごとの評価値を算出する。評価値は優先度をもとに算出する。
図9は、評価値算出式の一例である。図9において、nは、優先度重み付け係数、mは期限重み付け係数として立案時に変更可能である。
図44は観測地点評価値重み更新部203の出力結果の一例である。撮像要求対象の地理的領域を示す撮像要求領域IDと、撮像の観測地点評価値で構成される。
観測地域重み合算部204は、観測地点評価値重み更新部203で算出した観測地点評価値を基に2次元空間上の観測地域の重みを合算し算出する。
観測地点評価値を各観測要求の観測領域の重みとする。図10は、各観測要求の観測領域に観測地点評価値を与えた図である。観測領域の観測地点評価値から観測領域の重なりを基に観測地点評価値を加算し観測地域の重みを求める。図11は、観測地域の重み算出結果である。すなわち、図11は、複数の観測要求の観測地点評価値を合算し、地理空間として観測地域の重要度評価を示した図である。観測地点評価値重み更新部203及び観測地域重み合算部204の処理結果は要求マップDBとして格納される。
図43は、観測地域重み合算部204が観測地点評価値を算出するアルゴリズムである。観測条件適合抽出部201は、まず、図40に示す観測要求データ及び図44に示す観測地点評価値重み更新部203の出力結果を、図41に示す要求マップDBに格納する(ステップS411)。次に、図41からi番目の部分領域PARTIAL_AREA_iとj番目の部分領域PARTIAL_AREA_jを取得する(ステップS412からステップS415)。次に、2つの部分領域について図4に示す空間演算手法である部分重複演算(PO)により、重複部分があるかどうかを確認する(ステップS416)。
重複部分がある場合(TRUE)には、図2に示す手法により、(1)i番目の領域に含まれるがj番目の領域に含まれない領域、(2)i,j番目の領域が重複する領域、(3)j番目の領域に含まれるがi番目の領域に含まれない領域の3つの領域に分割する。また、それぞれの部分領域毎に観測地点評価値と観測期限を算出する(ステップS417からステップS420)。
図41は要求マップDBの一例である。図11の部分領域を識別する部分領域IDと、部分領域の優先度たる観測地点評価値と、図43の部分領域の生成に用いた空間論理式関係と、観測期限を有するデータである。
重み最大領域抽出部205は、観測地域重み合算部204で算出した観測地域の重みを基に地域として重みが大きい地域を抽出する。抽出する地域数は選択可能とする。
関連観測要求抽出部206は、重み最大領域抽出部205で抽出した地域に対して観測領域が含まれる観測要求を抽出する。抽出されなかった観測領域は除外する。
観測要求作成部207は、関連観測要求抽出部206の出力した観測方式に従って衛星観測領域を定め、観測要求の作成を行う。衛星観測領域は、各観測領域の観測地点評価値の合計値が最も多くなる衛星観測領域を設定し観測要求とする。なお、各観測領域が確実に衛星観測領域に含まれるようにするため衛星観測領域に観測領域が完全包含された場合のみ観測地点評価値を加算する。また、観測方式に適合しない観測要求が存在する場合は判定から除外する。図14では、衛星観測領域を定めている。円形の観測領域は観測方式に適合しないため除外している。
観測評価部208では、観測条件適合抽出部201の処理から観測要求作成部207の処理を行い設定した複数の衛星観測領域について互いに衛星アジリティ上競合しないか評価を行う。評価では、衛星状態DBを読込、過去からの累積熱制約、記録領域制約、電力制約を超過しないかを併せて検証する。競合あるいは超過した場合は、衛星観測領域の観測地点評価値の合計が小さい衛星観測領域を除去し再度評価を行う。
図16は、要求正規化部22における1つの撮像候補を生成するための処理フローである。図16のステップS511からステップS529において、要求正規化部22は、図41の要求マップDBと図32の撮像計画源泉データから1つの撮像候補を生成し、これを繰り返すことで図45の撮像候補リストを生成する。また、要求正規化部22の処理完了後、撮像候補に漏れた撮像要求領域について、図44の観測地点評価値重みを図9に従い更新する。一例として例えば1日おきに運用計画立案をする場合には、観測時刻に1日分の時間を加算して評価値を再計算する。図15はこの更新処理を図示したものである。
図45は、要求正規化部22の処理結果の一例である。撮像IDと、撮像を担当する衛星名と、撮像領域のIDと、撮像開始時刻と、撮像終了時刻と、撮像可能な撮像要求のIDである撮像要求領域IDsで構成される。図12は、その処理結果を図示したものである。
地上運用評価部209は、地上局DBから本立案のパス以降の地上局使用可能時刻及び他衛星及び自衛星のパス使用状況を取得しダウンリンク可能なパス運用時刻を算出する。
中継評価部210は、中継局DBから本立案のパス以降の中継局使用可能時刻及び他衛星及び自衛星のパス使用状況を取得しダウンリンク可能なパス運用時刻を算出する。
制約充足問題解決装置105は、衛星観測領域のダウンリンクパス及びダウンリンク時刻を設定する。ダウンリンクパス及びダウンリンク時刻は、ダウンリンク指標値を基に定める。ダウンリンク指標値(DL)は、観測時刻からダウンリンク時刻までの経過時間(tdl)、ダウンリンク期限(t)、ダウンリンクリソース効率指標値(E)、で重み付けを行い加算し算出する。
観測時刻からダウンリンク時刻までの経過時間(tdl)とダウンリンク期限(t)を統合した時間評価指標値(T)の算出式の一例を示す。
時刻評価指標値(T)=1/tdl×(t/(t−t))
α:ダウンリンク指標値への時刻評価の重み付け係数
ダウンリンクリソース効率指標値とは、衛星とデータ中継衛星及び局との通信アクセス処理(接続/捕捉/切断)にはオーバヘッド時間が発生するため、可能な限り通信アクセス処理の回数を減らし連続して効率よく複数の衛星観測領域をダウンリンクさせるための指標値である。
図20にダウンリンクリソース効率指標値の一例を示す。図20の横軸は時刻であり原点は観測時刻である。縦軸はダウンリンクリソース効率指標値を示す。可視情報は、局情報DB及び中継DBで取得した情報である。他衛星予約済と自衛星予約済は既にリソースを使用されているため使用することはできない。自衛星にひもづく通信アクセス処理は連続して衛星観測領域をダウンリンクする場合のみ今回追加するダウンリンクの外側に移動することが可能である。ダウンリンクリソース指標値算出では、他衛星予約済及び自衛星予約済は0としリソース空きステータスではβとしている。通信アクセス処理近傍では、通信アクセス処理多発によるリソースの消費を防ぐため、優先的にダウンリンクされるようβよりも大きなγとしている。なお、ダウンリンクリソース効率指標値は地上局、データ中継局問わず全ての可視情報に対して行う。
時刻評価の重み付け係数αを乗じたダウンリンク指標値は時刻評価(T)とダウンリンク効率指標値(E)を加算して算出する。一例を図21に示す。ダウンリンク指標値は、時刻評価指標値(T)とダウンリンクリソース効率指標値(E)の加算で算出する。ただし、ダウンリンクリソース効率指標値が0の場合は、加算処理は行わず0とする。全ての可視情報に対して同加算処理を行い、加算値が最も高いパスの時刻をダウンリンク時刻/パスとする。図21では、丸部分が加算時にダウンリンク指標値が最も高いのでダウンリンク時刻となる。
図17は、知的調整部の処理フローの一例であり、図39は知的調整部の処理結果イメージである。図17のステップS611からステップS622において、知的調整部は、図31のパス運用計画源泉から生成された条件テーブルと、図45の撮像候補リストを入力として、図42のパス候補時区間リストを出力する。まず図31のリストから開始時刻と終了時刻を取得したものを昇順に並べ、これらを一覧化した時刻リストから順にパス候補時区間リストの開始時刻と終了時刻を生成する。その後、撮像候補リストとパス候補時区間リストから前述のダウンリンクリソース効率指標値と時間評価指標値を生成する。
なお、ダウンリンク期限までダウンリンク指標値を算出した結果、全てダウンリンクリソース効率指標値が0である場合は、ダウンリンク不可であるので対象の衛星観測領域を観測不可とする。
観測未済判断部212は、制約充足問題解決装置105で調整の結果、観測実施と計画された衛星観測領域に対してひもづく観測要求の観測未、観測済の判断を行い観測要求の未済ステータスを更新する。判断としては、衛星観測領域が観測領域を完全に包含した場合を観測済みとする。また、関連観測要求抽出部206で除外された観測要求の観測領域が衛星観測領域に包含されかつ観測条件に適合する場合は観測済と判断する。図は未済判断結果例を示している。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る運用計画システム100は、複数の衛星観測領域について互いに衛星アジリティ上競合しないか評価する。また、本実施の形態に係る運用計画システム100は、地上局データベースから本立案のパス以降の地上局使用可能時刻及び他衛星及び自衛星のパス使用状況を取得しダウンリンク可能なパス運用時刻の評価、中継局データベースから本立案のパス以降の中継局使用可能時刻及び他衛星及び自衛星のパス使用状況を取得する。そして、本実施の形態に係る運用計画システム100は、ダウンリンク可能なパス運用時刻の評価を実施し、複数の観測要求を一定のポリシーにより最適(具体的には、優先順位順、最大観測点数順、最大観測時間順、最大頻度順、及びこれらの組み合わせ)に観測する計画の自動立案を行う。
本実施の形態に係る運用計画システム100は、制約充足問題解決装置を備えているので、コマンド順序、撮像場所の割付、及びパス割付の制約を同時に満たす運用計画を立案することができる。
本実施の形態に係る運用計画システム100では、ダウンリンク割付いおいて、観測タイミングとパスリソース有効利用との両方を考慮することができる。ここで、パスリソースの有効活用とは、複数衛星で1つのパスを使用する場合に回線接続時間を除いた正味のミッションデータのダウンリンク時間を長く使用できるようにするということである。現技術では、観測データのダウンリンクは観測タイミングより未来にするという制約以外は考慮していない。なお、ダウンリンクで使用するパスリソースの配分は観測計画より過去に行っており、複数の衛星の観測計画に則したパスリソースの有効利用ができない。また、複数衛星で正味のミッションデータのダウンリンク時間を長く使用できるようにパスの割付を行っていない。
本実施の形態に係る運用計画システム100では、要求マッピング部、要求正規化部、及び計画調整部を備えているので、複数の観測要求がある場合に、複数の観測地域の地理空間上の優先度を考慮した運用計画を生成することができる。言い換えると、単位時間あたりに複数の衛星を用いて、複数の観測要求を一定のポリシーにより最適(具体的には、優先順位順、最大観測点数順、最大観測時間順、最大頻度順、及びこれらの組み合わせ)に観測する計画の自動立案を実現することができる。
最後に、実施の形態1に示した運用計画システム100のハードウェア構成例について、図38を参照して説明する。
運用計画システム100は、計画言語記述装置101、パス計画源泉変換装置102、撮像計画源泉変換装置103、計画言語処理装置104、制約充足問題解決装置105、パス計画変換装置106及びコマンド計画変換装置107の各々の機能を有する1つのコンピュータでもよい。あるいは、計画言語記述装置101、パス計画源泉変換装置102、撮像計画源泉変換装置103、計画言語処理装置104、制約充足問題解決装置105、パス計画変換装置106及びコマンド計画変換装置107が、各々1つのコンピュータでもよい。あるいは、運用計画システム100は、計画言語記述装置101、パス計画源泉変換装置102、撮像計画源泉変換装置103、計画言語処理装置104、制約充足問題解決装置105、パス計画変換装置106及びコマンド計画変換装置107のうちの一部の装置の機能を有するコンピュータを複数備えていてもよい。
以下において、計画言語記述装置101、パス計画源泉変換装置102、撮像計画源泉変換装置103、計画言語処理装置104、制約充足問題解決装置105、パス計画変換装置106及びコマンド計画変換装置107の各々を、運用計画システム100の各装置と呼ぶ。
ここでは、運用計画システム100において用いられるコンピュータのあるいはハードウェア構成について説明する。
運用計画システム100において用いられるコンピュータは、運用計画システム100の各装置の各要素をプログラムで実現することができる。
運用計画システム100において用いられるコンピュータのハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)である。
外部記憶装置902の具体例は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。
主記憶装置903は、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904の具体例は、NIC(Network Interface Card)である。
入出力装置905の具体例は、マウス、キーボード、ディスプレイ装置である。
運用計画システム100の各装置の機能を実現するプログラムは、運用計画プログラム620である。運用計画プログラム620の運用計画処理S100は、運用計画システム100の運用計画方法610を実現する。運用計画プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、運用計画システム100の各装置の機能を実現するプログラムを実行する。
また、実施の形態1及び2の説明において、「判断」、「判定」、「抽出」、「決定」、「選択」、「選出」、「計算」、「算出」、「評価」といった処理の結果を示す情報あるいはデータあるいは信号値あるいは変数値が主記憶装置903に記憶される。
なお、図38の構成は、あくまでも運用計画システム100のハードウェア構成の一例を示すものであり、運用計画システム100のハードウェア構成は図38に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
実施の形態1及び2について説明したが、これらの実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物及び用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
11 時区間表示部、12 領域表示部、13 軌道表示部、14 軌道区間表示部、15 プロパティ表示部、16 時空間表示部、17 画面表示部、18 データ形式変換部、19 論理演算部、21 要求マッピング部、22 要求正規化部、100 運用計画システム、101 計画言語記述装置、102 パス計画源泉変換装置、103 撮像計画源泉変換装置、104 計画言語処理装置、105 制約充足問題解決装置、106 パス計画変換装置、107 コマンド計画変換装置、109 撮像計画源泉データ、108 パス計画源泉データ、110 パス計画データ、111 コマンド計画データ、201 観測条件適合抽出部、202 観測機会検出部、203 観測地点評価値重み更新部、204 観測地域重み合算部、205 重み最大領域抽出部、206 関連観測要求抽出部、207 観測要求作成部、208 観測評価部、209 地上運用評価部、210 中継評価部、211 知的調整部、212 観測未済判断部、213 観測済み重み削除更新部、301 パレットビュー、302 プロパティビュー、303 時区間ビュー、304 時区間アイコン、305 空間ビュー、306 領域アイコン、307 軌道上時区間アイコン、308 軌道アイコン、501 変換後撮像計画データ、502 変換後パス計画データ、503 変換後知識情報、504 知識情報、505 統合計画データ、601 観測計画知識、602 パス知識、603 地上局制約知識、604 コマンド送信知識、610 運用計画方法、620 運用計画プログラム、701,801 変数テーブル、702,802 条件テーブル、803 時間表現変換テーブル、951 運用計画言語記述画面、901 演算装置、902 外部記憶装置、903 主記憶装置、904 通信装置、905 入出力装置、S10 パス計画源泉変換処理、1001 撮像運用計画変換装置、1002 撮像運用計画データ、S20 撮像計画源泉変換処理、S30 計画言語記述処理、S100 運用計画処理。

Claims (6)

  1. 移動しながら撮像対象を撮像する移動体を制御する制御指令の運用計画の生成を支援する運用計画システムにおいて、
    移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データを取得し、前記パス計画源泉データを、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データとして出力するパス計画源泉変換装置と、
    撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データを取得し、前記撮像計画源泉データを前記運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データとして出力する撮像計画源泉変換装置と、
    前記移動体の制御に対する制約を知識情報として取得し、前記知識情報を前記運用計画言語に変換し、変換後知識情報として出力する計画言語記述装置と、
    前記変換後パス計画データと前記変換後撮像計画データと前記変換後知識情報とを統合し、統合計画データとして出力する計画言語処理装置と
    を備えた運用計画システム。
  2. 前記運用計画システムは、
    前記統合計画データを取得し、前記制約を満たす解を算出する制約充足問題解決装置を備えた請求項1に記載の運用計画システム。
  3. 前記制約充足問題解決装置は、
    前記制御指令の順序、前記撮像領域の割付、及び前記軌道の割付に対する制約を前記制約として満たす解を算出する請求項2に記載の運用計画システム。
  4. 前記計画言語記述装置は、
    時間情報と空間情報と知識情報とを受け付ける運用計画言語記述画面を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の運用計画システム。
  5. 移動しながら撮像対象を撮像する移動体を制御する制御指令の運用計画の生成を支援する運用計画システムの運用計画方法において、
    パス計画源泉変換装置が、移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データを取得し、前記パス計画源泉データを、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データとして出力し、
    撮像計画源泉変換装置が、撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データを取得し、前記撮像計画源泉データを前記運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データとして出力し、
    計画言語記述装置が、前記移動体の制御に対する制約を知識情報として取得し、前記知識情報を前記運用計画言語に変換し、変換後知識情報として出力し、
    計画言語処理装置が、前記変換後パス計画データと前記変換後撮像計画データと前記変換後知識情報とを統合し、統合計画データとして出力する運用計画方法。
  6. 移動しながら撮像対象を撮像する移動体を制御する制御指令の運用計画の生成を支援する運用計画プログラムにおいて、
    移動体の軌道における時間区間を表すパス計画源泉データを取得し、前記パス計画源泉データを、時間情報と空間情報とを融合して記述可能な運用計画言語に変換し、変換後パス計画データとして出力するパス計画源泉変換処理と、
    撮像領域を識別する撮像領域識別子と撮影開始時刻と撮影終了時刻とを表す撮像計画源泉データを取得し、前記撮像計画源泉データを前記運用計画言語に変換し、変換後撮像計画データとして出力する撮像計画源泉変換処理と、
    前記移動体の制御に対する制約を知識情報として取得し、前記知識情報を前記運用計画言語に変換し、変換後知識情報として出力する計画言語記述処理と、
    前記変換後パス計画データと前記変換後撮像計画データと前記変換後知識情報とを統合し、統合計画データとして出力する計画言語処理と
    をコンピュータに実行させる運用計画プログラム。
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