JP2018170680A - 通信装置及び送信制御方法 - Google Patents

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喬裕 向田
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Abstract

【課題】データの一部が欠落してもデータ送信できる通信装置及び送信制御方法を提供する。【解決手段】データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積するデータ管理部と、送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信する送信部とを有し、前記データ管理部は、前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する。【選択図】 図5

Description

本発明は、通信装置及び送信制御方法に関する。
例えば、LTE(Long Term Evolution)などの第4世代移動通信の通信規格では、無線通信の機能を分割した一連の層(レイヤ)を、プロトコルスタック(又は階層型プロトコル)として、仕様が規定されている。各レイヤは、例えば、上位レイヤからのサービスデータブロック(SDU:Service Data Unit)を受信する。そして、各レイヤは、データに対応する処理を行い、各レイヤに対応するヘッダを付したプロトコルデータブロック(PDU:Protocol Data Unit)を生成し、下位レイヤに転送する。
上述したように、各レイヤでは、それぞれデータに対応する処理を行っている。しかし、例えば、5G(第5世代移動通信)の通信規格においては、急増するモバイルトラヒックに対応するため、各レイヤの冗長構成の見直しが検討されている。
そこで、例えば、プロトコルスタックの第2層(データリンク層)の処理の見直しが検討されている。例えば、第2層の処理として、RLC(Radio Link Control)レイヤにおいて複数のSDUを結合し、データ送信に使用する無線リソースの割当(スケジューリングとも呼ぶ)が行われた後、データの送信順を示すシーケンス番号を結合したデータに付与し、MAC(Medium Access Control)レイヤで相手装置に送信する処理がある。しかし、この処理では、スケジューリング後にシーケンス番号を付与し、シーケンス番号を含むヘッダを生成するため、データを送信するまでに時間がかかる。そのため、例えば、5Gにおいて、RLCレイヤでのSDUの結合を行わず、スケジューリング前にシーケンス番号をデータに付与し、付与したシーケンス番号を含むヘッダを生成する代替処理が検討されている。
第2層に関する技術は 以下の特許文献1〜3に記載されている。
特開2015−057910 特開2015−089009 国際公開第2012/081117号
しかし、相手装置に送信するデータは、例えば、送信までに所定の時間が経過したり、データを生成したアプリケーションプログラムにおいてデータの送信が不要となったりすることで、一部のデータが送信前に破棄されることがある。一部のデータが破棄される場合、代替処理においては、例えば、シーケンス番号を付した一部のデータが破棄され、連続したシーケンス番号の一部が欠落することがある。相手装置は、連続したシーケンス番号でデータを受信することを前提としているため、シーケンス番号の一部が欠落したデータを送信することはできない。
そこで、一開示は、データの一部が欠落してもデータ送信できる通信装置及び送信制御方法を提供することを目的とする。
1つの側面では、データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積するデータ管理部と、送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信する送信部とを有し、前記データ管理部は、前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する。
一開示は、データの一部が欠落してもデータ送信できる。
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図2は、基地局装置200におけるプロトコルスタックの例を示す図である。 図3は、事前シーケンス番号方式におけるデータフローの例を示す図である。 図4は、基地局装置200の構成例を示す図である。 図5は、基地局装置200におけるデータ送信処理のデータフローの例を示す図である。 図6は、データ破棄処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。 図7は、送信バッファに蓄積されているデータのフォーマットの例を示す図である。 図8は、シーケンス番号書換処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。 図9は、スケジューリング処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。 図10は、送信用データの例を示す図である。 図11は、基地局装置200の構成例を示す図である。 図12は、複数の送信バッファでデータ破棄が発生している場合の送信バッファに蓄積されたデータの例を示す図である。 図13は、第2の実施の形態におけるシーケンス番号書換処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。 図14は、許容遅延時間を指標とした優先順位判定処理S601の処理フローチャートの例を示す図である。 図15は、LCIDごとの許容遅延時間の例を示す図である。 図16は、書換対象のデータ量を指標とした優先順位判定処理S602の処理フローチャートの例を示す図である。 図17は、書換対象のデータ量を指標とした優先順位判定処理S603の処理フローチャートの例を示す図である。 図18は、送信可能なデータ量を指標とした優先順位判定処理S604の処理フローチャートの例を示す図である。 図19は、送信先のスループットを指標とした優先順位判定処理S605の処理フローチャートの例を示す図である。 図20は、LCIDごとのスループットの例を示す図である。 図21は、スケジューリング処理S700の処理フローチャートの例を示す図である。 図22は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。 図23は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。 図24は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態においては、基地局装置(通信装置)が端末装置にデータを送信する。基地局装置は、データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、受信したデータを送信バッファに蓄積するデータ管理部を有する。また、基地局装置は、送信先(端末装置)にデータを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、送信先に送信する送信部を有する。そして、データ管理部は、送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、データのシーケンス番号が連続するように、送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する。
<無線通信システムの構成例>
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、端末装置100−1,2、基地局装置200、及び外部ネットワーク300を有する。無線通信システム10は、例えば、LTEなどの通信規格に準拠した無線通信システムである。
端末装置100−1,2(以降、端末装置100と呼ぶ場合がある)は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信装置である。端末装置100は、例えば、基地局装置200と無線接続し、基地局装置200を介して外部ネットワーク300や他の通信装置と通信を行う。
基地局装置200は、端末装置100と無線接続し、端末装置100の行う通信を中継する。基地局装置200は、通信エリアA200を有する。通信エリアは、基地局装置200が、端末装置100と無線接続することができる範囲である。基地局装置200は、例えば、LTEに準拠した通信システムにおけるeNodeBである。また、図1の無線通信システム10においては、基地局装置200は1台であるが、基地局装置200は複数台であってもよい。
外部ネットワーク300は、例えば、インターネットやイントラネットである。外部ネットワーク300は、移動体通信端末やデータサーバなど、端末装置100と通信を行う通信装置を有する。
無線通信システム10において、基地局装置200は、外部ネットワーク300から受信したデータを、端末装置100−1,2にデータを送信する。基地局装置200は、端末装置100へのデータの送信において、各レイヤに応じた処理を行いデータにヘッダを付与したり、スケジューリングされるのを待ち受けたりする、データ管理処理を行う。第1の実施の形態におけるデータ管理処理は、RLCレイヤでデータを結合せず、スケジューリング前にシーケンス番号をデータに付与する方式である事前シーケンス番号付与方式である。
<事前シーケンス番号付与方式>
以下、事前シーケンス番号方式について説明する。
図2は、基地局装置200におけるプロトコルスタックの例を示す図である。第1層L1は、上位レイヤから受信したデータを電気信号に変換し、送信相手の送信する物理層である。第1層L1は、PHY(Physical)レイヤで構成される。
第2層L2は、装置間でデータ転送を行い、他装置との無線通信を管理する、データリンク層である。第2層L2は、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLCレイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤで構成される。
第3層L3は、起点から終点までのパケット転送を管理する、ネットワーク層である。第3層L3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤで構成される。
事前シーケンス番号方式は、第2層L2で実行される処理方式である。事前シーケンス番号方式は、端末装置100に送信するデータを、第3層L3のRRCレイヤから受信し、端末装置100に送信する第1層L1のPHYレイヤに送信する処理方式である。
図3は、事前シーケンス番号方式におけるデータフローの例を示す図である。基地局装置200において、RLCレイヤは、PDCPレイヤのPDUを受信する。PDCPレイヤのPDUは送信先ごとに存在し、図3においては、送信先ごとに連続する番号をPDUに付し、それぞれPDCP PDUx(xは整数)と表記する。図3においては、RLCレイヤは、送信先1に送信するPDCP PDU1(データD1)、PDCP PDU2(データD2)、及びPDCP PDU3(データD3)と、送信先2に送信するPDCP PDU1(データD4)を受信する。
なお、送信先は、例えば、LCID( LoCal IDentifer)である。LCIDは、例えば、送信先の端末装置100ごとに存在する。また、LCIDは、例えば、データの送信先の端末装置が実行するサービスである。さらに、LCIDは、送信先の端末装置100、及び送信先の端末装置100が実行するサービスに基づき、分類されてもよい。例えば、送信先の端末装置100が、音声通話サービスと動画配信サービスの2つのサービスを同時期に実行している場合、それぞれ異なるLCIDであってもよい。
RLCレイヤは、送信先ごとに連続するシーケンス番号を含むRLCレイヤに対応するヘッダを、データD1〜D4それぞれに付与し、RLCレイヤのPDU(データD11〜D14)を生成する(S101)。図3においては、シーケンス番号がy(yは整数)であるシーケンス番号を含むRLCレイヤに対応するヘッダをRCL SNyと表記する。図3においては、送信先1に送信するデータD11〜D13は、それぞれシーケンス番号1〜3が付与され、送信先2に送信するデータD14は、シーケンス番号1が付与される。
MACレイヤは、RLCレイヤからデータD11〜D14を受信すると(S102)、MACレイヤに対応するヘッダを、それぞれのデータD11〜D14に付与し、データD21〜データD24を生成する。MACレイヤに対応するヘッダは、LCIDを含む。LCIDは、送信先を識別する識別子であり、送信先1に対応するLCIDをLCID1、送信先2に対応するLCIDをLCID2と表記する。また、MACレイヤは、複数のデータD11〜D14を結合し、下位レイヤに送信するPDU(例えば、図3におけるデータD40)を生成するため、データD21〜データD24は、サブPDU(Sub PDU)と表示する。
MACレイヤは、生成したデータD21〜D24を送信バッファに格納(蓄積)する(S103)。基地局装置200は、送信先ごとに送信バッファを有する。MACレイヤが使用する送信バッファは、下位レイヤに送信するデータを一時的に蓄積するバッファである。MACレイヤは、図3において、データD11〜D13を送信先1に対応する送信バッファB1に格納し、データD14を送信先2に対応する送信バッファB2に格納する。送信バッファに格納されているデータを、それぞれデータD31〜D34と表記する。
MACレイヤは、スケジューリングされる(データを送信先に送信する契機が発生する)ことで、格納したデータを下位レイヤ(例えば、PHYレイヤ)に送信するタイミングを検出すると、下位レイヤに送信するMACレイヤのPDUを生成する(S104)。MACレイヤは、データを送信先に送信するために割当てられた無線リソース量に応じたサイズ分のデータを送信バッファから取り出し、取り出したデータを結合することでMACレイヤのPDU(データD40)を生成する。MACレイヤは、生成したデータD40を下位レイヤに送信する。
下位レイヤでは、受信したデータD40を無線信号(電波信号)に変換し、送信先に変換したデータを送信する。
上述したように、事前シーケンス番号方式では、基地局装置200は、RCLレイヤでのデータ結合を行わず、シーケンス番号をスケジューリング前にデータに付与する。
<基地局装置の構成例>
図4は、基地局装置200の構成例を示す図である。基地局装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ230、NIC(Network Interface Card)240、及びRF(Radio Frequency)回路250を有する。
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、データ送信プログラム221、シーケンス番号書換プログラム222、及び送信先毎送信バッファ223を有する。
送信先毎送信バッファ223は、データ送信時に、例えば、MACレイヤがPHYレイヤにデータを送信する前に、一時的にデータを格納する(蓄積する)バッファである。送信先毎送信バッファ223は、送信先に対応する1又は複数の送信バッファを有する。以降、送信先毎送信バッファ223の有する1又は複数の送信バッファの1つを、送信バッファと呼ぶ。
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。また、メモリ230は、送信先毎送信バッファ223を有してもよい。
NIC240は、例えば、外部ネットワーク300と接続する、ネットワークインターフェースである。基地局装置200は、NIC240介して、他の通信装置や外部ネットワーク300とパケットの送受信を行うことで、端末装置100の通信を中継する。
RF回路250は、端末装置100と無線通信(無線接続)する装置である。RF回路250は、例えばアンテナ251を有し、端末装置100が送信するパケット(電波)を受信したり、端末装置100にパケット(電波)を送信したりする。
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU210は、データ送信プログラム221を実行することで、データ管理部及び送信部を構築し、データ送信処理を行う。データ送信処理は、例えば、外部ネットワーク300から受信したデータを、端末装置100に送信する処理である。基地局装置200は、データ送信処理において、事前シーケンス番号付与方式を用いてデータ送信を行う。
CPU210は、データ送信プログラム221が有するスケジューリングモジュール2211を実行することで、スケジューリング部を構築し、スケジューリング処理を行う。スケジューリング処理は、基地局装置200から端末装置100にデータを送信する無線リソースを決定する処理である。基地局装置200は、例えば、定期的にスケジューリング処理を行い、送信バッファに蓄積したデータを端末装置100に送信する。
CPU210は、データ送信プログラム221が有するデータ破棄モジュール2212を実行することで、データ管理部を構築し、データ破棄処理を行う。データ破棄処理は、一部のデータを破棄する処理である。基地局装置200は、例えば、上位レイヤからの要求や、データ破棄を行うまでのタイマのタイムアウトによって、一部のデータを破棄する。
また、CPU210は、シーケンス番号書換プログラム222を実行することで、データ管理部を構築し、シーケンス番号書換処理を行う。シーケンス番号書換処理は、一部のデータが破棄されたとき、シーケンス番号が連続番号となるよう、破棄されていない一部のデータのシーケンス番号を書き換える(変更する)処理である。
<データ送信処理>
図5は、基地局装置200におけるデータ送信処理のデータフローの例を示す図である。図5におけるSNx(xは整数)は、シーケンス番号がxであるMACレイヤのサブPDUデータを示す。なお、図5(A)はデータ破棄の発生前、図5(B)はデータ破棄後かつシーケンス番号書換完了前、図5(C)は、シーケンス番号書換完了後の、送信バッファに蓄積されたデータの例を示す図である。
図5(A)において、シーケンス番号1〜9のデータD101〜D109は、MACレイヤの送信バッファに蓄積されている。そして、基地局装置200は、図5(B)において、データを破棄する契機を検出し、データ破棄処理を行う(S200)。破棄対象のデータは、シーケンス番号が7であるデータD107である。
図6は、データ破棄処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、データの破棄契機が発生するのを待ち受ける(S200−1のNo)。データの破棄契機は、例えば、上位レイヤ(例えばPDCPレイヤ)からの破棄の要求や、データ送信待ちタイマのタイムアウトの発生である。基地局装置200は、データの破棄契機が発生すると(S200−1のYes)、対象データを破棄する(S200−2)。基地局装置200は、例えば、対象データのデータ部をゼロクリアし、データ長を0に設定することで、対象データの破棄を実行する。そして、基地局装置200は、対象データの破棄フラグ(破棄情報)をONにし、書換完了フラグ(書換完了情報)をOFFにし(S200−3)、データの破棄契機を待ち受ける(S200−1)。
図7は、送信バッファに蓄積されているデータのフォーマットの例を示す図である。図7(A)(B)(C)は、それぞれ、図5(A)(B)(C)のタイミングに対応し、図7(A)はデータD107、図7(B)はデータD110、図7(C)はデータD113の例を示す。データのヘッダ部は、例えば、MACレイヤのヘッダである。ヘッダ部は、LCID、レングス、破棄フラグ、及び書換完了フラグを有する。
LCIDは、データの送信先を示す識別子である。レングスは、データ部のデータ長を示す。破棄フラグは、当該データが破棄されているか否かを示すフラグであり、ONの場合は破棄されたデータであることを示す。書換完了フラグは、破棄されたデータがある場合に実行されるシーケンス番号書換処理が完了したか否かを示すフラグであり、OFFの場合はシーケンス番号書換処理が未実施、または実行中であり、シーケンス番号書換処理が完了していないことを示す。
図5のデータフローに戻り、基地局装置200は、破棄対象のデータであるD107の破棄フラグ及び書換完了フラグを変更する。図7(A)に示すように、データ破棄処理前のD107は、破棄フラグがOFF、書換完了フラグがONとなっている。基地局装置200は、データ破棄処理S200において、破棄フラグをON、書換完了フラグをOFFに変更する(図6のS200−3)。破棄対象データは、データ破棄処理終了後、図7(B)に示すように、破棄フラグがON、書換完了フラグがOFF、及びデータ部のデータが0x00(ゼロクリア)されたデータD110となる。
そして、基地局装置200は、シーケンス番号を書き換える契機が発生すると、シーケンス番号書換処理を実行する(S300)。シーケンス番号の書き換え契機は、例えば、タイマ制御により定期的に発生する。また、シーケンス番号の書き換え契機は、例えば、データの破棄契機であってもよい。
図8は、シーケンス番号書換処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信バッファ内に破棄されたデータが存在するか否かを確認する(S300−1)。破棄されたデータが存在するか否かの確認は、各データのヘッダ部の破棄フラグを確認することで実施する。基地局装置200は、破棄フラグがONとなっているデータが存在する場合、破棄されたデータが存在すると判定する。
基地局装置200は、破棄されたデータが存在する場合(S300−1のYes)、破棄されたデータ以降のシーケンス番号を変更し、ヘッダ部を再構築する(S300−2)。そして、ヘッダ部の書換完了フラグをONにし(S300−3)、処理を終了する。
図5のデータフローに戻り、基地局装置200は、シーケンス番号書換処理S300を実行し、破棄されたデータD110以降のデータであるデータD108及びデータD109のシーケンス番号を書き換える(図8のS300−2)。基地局装置200は、シーケンス番号が連続番号になるよう、データD108をシーケンス番号が7のデータD111に書き換え、データD109をシーケンス番号が8のデータD112に書き換える。そして、破棄対象データD110は、書換完了フラグがONにされ(図8のS300−3)、図7(C)に示すデータD113となる。
第1の実施の形態において、基地局装置200は、シーケンス番号が付されたデータの破棄を検出すると、例えば、MACレイヤにおいて、シーケンス番号が連続となるよう、シーケンス番号を書き換える。これにより、基地局装置200は、不連続のシーケンス番号のデータを送信しないため、データ受信側の端末装置100が連続したシーケンス番号のデータを待ち受けることによる通信の遅延を防止することができる。
<スケジューリング処理>
上述したように、基地局装置200は、データの破棄を検出すると、シーケンス番号書換処理S300を実行する。一方、基地局装置200は、上述したシーケンス番号書換処理S300やデータ破棄処理S200とは非同期で、スケジューリング処理S400を行う。スケジューリング処理S400は、データの送信契機が発生したとき、例えば、MACレイヤの送信バッファに蓄積されているデータを取り出し、取り出したデータを下位レイヤに送信し、送信先に送信する処理である。基地局装置200は、シーケンス番号書換処理の実行中、実行前、完了後のそれぞれにおいてデータの送信契機が発生したに対応した、スケジューリング処理S400を実行する。
図9は、スケジューリング処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信バッファにデータがあるか否かを確認する(S400−1)。送信バッファにデータがある場合(S400−1のYes)、送信バッファの次のデータを選択する(S400−2)。スケジューリング処理S400の初回の処理S400−2においては、送信バッファに蓄積されている先頭のデータを選択する。
基地局装置200は、選択したデータの破棄フラグを確認する(S400−3)。基地局装置200は、破棄フラグがOFFの場合(S400−3のNo)、選択したデータのデータ量が送信用の無線リソースの残量以下である場合(S400−4のNo)、すなわち、選択したデータを送信先に送信するための無線リソースが残っている場合、選択したデータを送信用データとして取り出す(S400−5)。そして、基地局装置200は、分岐処理S400−1を行う。基地局装置200は、送信バッファにデータが存在しないとき(S400−1のNo)、及び選択データのデータ量が送信用の無線リソースの残量より大きい場合(S400−4のYes)、それまでに取り出した送信用データを送信先に送信し(S400−7)、処理を終了する。なお、送信先への送信は、例えば、MACレイヤの下位レイヤであるPHYレイヤで実行するため、MACレイヤは、処理S400−7において、送信用データをPHYレイヤに送信する。
一方、基地局装置200は、選択したデータの破棄フラグがONである場合(S400−3のYes)、選択したデータの書換完了フラグを確認する(S400−6)。基地局装置200は、書換完了フラグがONである場合(S400−6のYes)、分岐処理S400−1を行う。これにより、基地局装置200は、データの破棄は発生しているが、破棄されたデータ以降のデータのシーケンス番号の書き換えが完了している場合、破棄データ以外のデータを送信先に送信することができる。
また、基地局装置200は、書換完了フラグがOFFである場合(S400−6のNo)、取り出した送信用データを送信先に送信する(S400−7)。これにより、基地局装置200は、シーケンス番号の書き換えが完了する前においては、破棄されたデータより前のシーケンス番号のデータを、送信先に送信することができる。
図10は、送信用データの例を示す図である。送信用データは、上述したように、送信先に送信するデータであり、例えば、MACレイヤのPDUである。図10(A)(B)(C)は、それぞれ図5の(A)(B)(C)においてスケジューリング処理を行った場合の送信データの例である。ただし、以降の説明において、送信バッファに蓄積されているデータの全てを送信しても、無線リソースは不足しないものとする。
基地局装置200は、図5(A)において、スケジューリング処理S400を実行し、送信バッファに含まれるシーケンス番号1〜9までのデータ(図10(A))を送信用データとする。
基地局装置200は、図5(B)において、スケジューリング処理S400を実行し、送信バッファに含まれるシーケンス番号1〜6までのデータ(図10(B))を送信用データとする。基地局装置200は、破棄フラグがONで書換完了フラグがOFFであるデータ110を確認し(図9のS400−3のYes、S400−6のNo)、破棄データの前のシーケンス番号のデータを送信用データとする。
基地局装置200は、図5(C)において、スケジューリング処理S400を実行し、送信バッファに含まれるシーケンス番号1〜8までのデータ(図10(C))を送信用データとする。基地局装置200は、破棄フラグがONで書換完了フラグがONであるデータ110を確認し(図9のS400−3のYes、S400−6のYes)、当該破棄データ以外のデータを送信用データとする。
第1の実施の形態では、基地局装置200は、データの破棄が発生してからシーケンス番号の書き換えが完了するまでの間にスケジューリング処理を行う場合、破棄されたデータ以降のシーケンス番号のデータを送信しない。これにより、基地局装置200は、連続しないシーケンス番号のデータを送信することを防止する。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、基地局装置200の1つの送信バッファにデータ破棄が発生する場合についての例であったのに対し、第2の実施の形態は、複数の送信バッファに対してデータ破棄が発生した場合の例である。
第2の実施の形態においては、送信先は複数存在する。基地局装置200のデータ管理部は、上位レイヤから複数のデータ群を受信する。データ群は、送信先ごとに存在し、データ群内で連続したシーケンス番号を有する。データ管理部は、受信したデータ群それぞれを、送信先に対応する送信バッファに蓄積する。そして、データ管理部は、複数の送信バッファで破棄を検出したとき、破棄を検出した送信バッファに蓄積されているデータ群の優先順位を判定し、判定した優先順位の高い順にシーケンス番号の変更を行う。送信部は、シーケンス番号の変更が完了していない送信バッファに蓄積されたデータ群の送信を中止する。
<基地局装置の構成例>
図11は、基地局装置200の構成例を示す図である。基地局装置200のストレージ220は、シーケンス番号書換プログラム222に、さらに、優先順位判定モジュール2221を有する。
CPU210は、シーケンス番号書換プログラム222が有する優先順位判定モジュール2221を実行することで、データ管理部を構築し、優先順位判定処理を行う。優先順位判定処理は、データの破棄が発生しているデータ群(又は送信バッファ)が複数存在する場合、シーケンス番号を書き換える優先順位を決定する処理である。
<シーケンス番号書換処理>
図12は、複数の送信バッファでデータ破棄が発生している場合の送信バッファに蓄積されたデータの例を示す図である。図12において、「IDx SNy」(x、yは整数)は、データの送信先のLCIDがxであり、シーケンス番号がyである、MACレイヤのサブPDUである。図12においては、送信バッファ1はLCID1に送信するデータが蓄積され、送信バッファ2はLCID2に送信するデータが蓄積されている。そして、図12においては、送信バッファ1のシーケンス番号4のデータ、及び送信バッファ2のシーケンス番号3のデータに破棄が発生している。以下、図12に示す状態において、基地局装置200がスケジューリング処理を行う場合について説明する。
図13は、第2の実施の形態におけるシーケンス番号書換処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、破棄されたデータ群が存在するか否かを確認する(S500−1)。破棄されたデータが存在するか否かの確認は、全送信バッファの各データのヘッダ部の破棄フラグを確認することで実施する。基地局装置200は、破棄フラグがONとなっているデータが少なくとも1つ以上存在する場合、破棄されたデータ群が存在すると判定する。
基地局装置200は、破棄されたデータ群が存在する場合(S500−1のYes)、優先順位判定処理を行う(S500−2)。優先順位判定処理S500−2については、後述する。
基地局装置200は、シーケンス番号書換処理が未完了のデータ群のうち、優先順位が最も高いデータ群を選択する(S500―3)。そして、基地局装置200は、選択したデータ群の破棄されたデータ以降のシーケンス番号を変更し、ヘッダ部を再構築する(S500−4)。さらに、基地局装置200は、選択したデータ群の破棄されたデータのヘッダ部の書換完了フラグをONにする(S500−5)。
基地局装置200は、シーケンス番号書換処理が未完了のデータ群が存在するか否かを確認する(S500−6)。基地局装置200は、シーケンス番号書換処理が未完了のデータ群が存在する場合(S500−6のYes)、次に優先順位が高いデータ群を選択し(S500−3)、シーケンス番号の書き換えを行う。一方、基地局装置200は、シーケンス番号書換処理が未完了のデータ群が存在しない場合(S500−6のNo)、処理を終了する。
すなわち、基地局装置200は、シーケンス番号書換処理S500において、優先順位が高いデータ群から順番にシーケンス番号の書き換えを行う。
<優先順位判定処理>
優先順位判定処理は、送信するデータ(データ群)の緊急度、重要度などに応じて、シーケンス番号を書き換える優先順位を判定(決定)する処理である。以下、優先順位判定処理を、優先順位を判定する指標ごとに説明する。
<1.許容遅延時間>
基地局装置200は、例えば、データの許容遅延時間に基づいて優先順位を決定する。許容遅延時間は、データの送信を要求する時間であり、許容遅延時間が短い程、早急なデータ送信が要求される。許容遅延時間は、例えば、ベアラごとに設定されているQoS(Quality of Service)の指標の一つである、Packet Delay Badgetである。LCIDは、例えば、送信先の端末装置100及び端末装置100がデータを使用するサービスによって決まる。ベアラは、例えば、サービスに応じて決定するため、LCIDに対応するベアラが一意に決まれば、LCIDに対応するPacket Delay Badgetの値が一意に決定する。
図14は、許容遅延時間を指標とした優先順位判定処理S601の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、破棄が発生しているデータ群の許容遅延時間を取得する(S601−1)。そして、基地局装置200は、許容遅延時間が短いデータ群から順に、高い優先順位を設定する(S601−2)。
図15は、LCIDごとの許容遅延時間の例を示す図である。図12において、ID1とID2のLCIDのデータ群でデータの破棄が発生しているため、優先順位を決定する対象となるデータ群は、LCIDがID1及びID2のデータ群となる。基地局装置200は、ID1とID2の許容遅延時間を比較し、許容遅延時間が短いID2のデータ群を優先順位1とし、もう一方のID2のデータ群を優先順位2とする。
これにより、基地局装置200は、許容遅延時間が短い、すなわち、早急に送信する必要のあるデータを先行してシーケンス番号の書き換えを行うことができる。
<2.書換対象のデータ量>
基地局装置200は、例えば、シーケンス番号の書換対象のデータ量に基づいて優先順位を決定する。シーケンス番号の書換対象のデータ量とは、破棄されたデータ以降のデータ量を示す。
基地局装置200は、書換対象のデータ量が多い程、シーケンス番号の書き換えが完了するまでに、長い時間を要する。基地局装置200は、例えば、シーケンス番号の書き換えが完了していないデータ群のデータは、破棄される以前のデータまでを送信対象とする。そのため、スケジューリング処理が発生したとき、シーケンス番号の書き換えが完了したデータが多い程、送信するデータも多くなる。よって、基地局装置200は、書換対象のデータ量がより少ないデータ群の優先順位を高く設定する。
図16は、書換対象のデータ量を指標とした優先順位判定処理S602の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、破棄が発生しているデータ群の破棄されたデータ以降のデータ量(書換対象のデータ量)を取得する(S602−1)。そして、基地局装置200は、取得したデータ量が小さいデータ群から順に、高い優先順位を設定する(S602−2)。書換対象のデータ量は、すなわち、シーケンス番号を変更する、変更対象データ量である。
また、基地局装置200は、書換対象のデータ量がより多いデータ群の優先順位を高く設定してもよい。例えば、基地局装置が複数のプロセッサを有する場合など、一部の処理及び演算を並列で実行することで、データ量が多い程、シーケンス番号の書換処理の効率がよい場合がある。
図17は、書換対象のデータ量を指標とした優先順位判定処理S603の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、破棄が発生しているデータ群の破棄されたデータ以降のデータ量(書換対象のデータ量)を取得する(S603−1)。そして、基地局装置200は、取得したデータ量が大きいデータ群から順に、高い優先順位を設定する(S603−2)。
なお、基地局装置200は、書換対象のデータ量に代替し、書換対象のデータ数(シーケンス番号を書き換える対象数)を指標としてもよい。
<3.送信可能なデータ量>
基地局装置200は、例えば、送信可能なデータ量に基づき、優先順位を決定する。
基地局装置200は、破棄されたデータの以前のデータ(送信可能なデータ)のデータ量が、無線リソース量以上である場合、優先順位を低く設定する。送信可能なデータ量が無線リソース量以上であるということは、破棄されたデータ以降のデータは次回のスケジューリング処理まで送信されないため、優先してシーケンス番号を書き換えなくてもよい。
図18は、送信可能なデータ量を指標とした優先順位判定処理S604の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、破棄が発生しているデータ群の破棄されたデータ以前のデータ量(送信可能なデータ量)を取得する(S604−1)。送信可能なデータ量は、すなわち、シーケンス番号の書換(変更)を行わない、データ書換対象外のデータ量(変更対象外データ量)である。そして、基地局装置200は、取得したデータ量が無線リソース量以上であるデータ群を、取得したデータ量が無線リソース量未満のデータ群より、低い優先順位を設定する(S604−2)。
これにより、基地局装置200は、スケジューリング処理時に、送信データ量を増加させることができる。
<4.送信先のスループット>
基地局装置200は、例えば、送信先のスループットに基づき、優先順位を決定する。
基地局装置200は、送信先の最大瞬間スループットと平均スループットに基づき、指標となる数値(以下、評価値と呼ぶ)を算出する。評価値は、以下の式(1)で算出する。
M = TPmax / TPave ・・・式(1)
式(1)において、Mは評価値、TPmaxは最大瞬間スループット、TPaveは平均スループットを示す。
評価値Mは、例えば、基地局装置200が複数の送信先それぞれに割り当てる無線リソース量の偏りを示す値である。評価値Mが大きい送信先は、最大瞬間スループットと平均スループットの差異が大きいため、平均スループットを向上させたい送信先である。すなわち、送信先の評価値Mが大きいほど、必要なスループット(最大瞬間スループット)と実際のスループット(平均スループット)との差異が大きく、無線リソースの割当量が不足している送信先であるとみなす。そこで、基地局装置200は、評価値Mが大きい送信先ほど優先順位を高く設定することで、送信先間における無線リソースの割当量を向上し、送信先間の無線リソースの割当量の公平性を向上させる。
図19は、送信先のスループットを指標とした優先順位判定処理S605の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信先の瞬間最大スループット及び平均スループットを取得し、評価値を算出する(S605−1)。基地局装置200は、例えば、送信先ごとに、所定時間における送信データ量を記憶し、記憶したデータ量を使用して送信先の瞬間最大スループット及び平均スループットを算出する。そして、基地局装置200は、評価値が大きいデータ群から順に、高い優先順位を設定する(S605−2)。
図20は、LCIDごとのスループットの例を示す図である。図12において、ID1とID2のLCIDのデータ群でデータの破棄が発生しているため、優先順位を決定する対象となるデータ群は、LCIDがID1及びID2のデータ群となる。基地局装置200は、ID1とID2の評価値を算出し、評価値が大きいID2のデータ群を優先順位1とし、もう一方のID2のデータ群を優先順位2とする。
これにより、基地局装置200は、評価値が大きい、無線リソースが不足している送信先を優先してデータを送信することができる。
<スケジューリング処理>
基地局装置200における、複数の送信バッファでデータの破棄が発生している場合のスケジューリング処理について以下に説明する。
図21は、スケジューリング処理S700の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、次の送信バッファがあるか否かを確認する(S700−1)。次の送信バッファとは、処理S700−2で選択されたバッファの次の送信バッファであり、例えば、送信バッファの番号が選択された送信バッファの次である、又は送信バッファの先頭アドレスが選択された送信バッファの次に大きい送信バッファである。基地局装置200は、スケジューリング処理S700の分岐処理S700−1が初回である場合、次の送信バッファがあると判定する(S700−1のYes)。
基地局装置200は、次の送信バッファがあると判定すると(S700−1のYes)、次の送信バッファを選択する(S700−2)。基地局装置200は、選択した送信バッファにデータが蓄積されているか否かを確認する(S700−3)。基地局装置200は、選択した送信バッファにデータがある場合(S700−3のYes)、選択した送信バッファの次のデータを選択する(S700−4)。選択した送信バッファにおいて、初回に実施される処理S700−4においては、選択した送信バッファに蓄積されている先頭のデータを選択する。
基地局装置200は、選択したデータの破棄フラグを確認する(S700−5)。基地局装置200は、破棄フラグがOFFの場合(S700−5のNo)、選択したデータのデータ量が送信用の無線リソースの残量以下である場合(S700−6のNo)、すなわち、選択したデータを送信先に送信するための無線リソースが残っている場合、選択したデータを送信用データとして取り出す(S700−7)。
そして、基地局装置200は、分岐処理S700−3を行う。基地局装置200は、選択した送信バッファにデータが存在しないとき(S700−3のNo)、分岐処理S700−1を行い、当該選択した送信バッファに対する処理を終了する。
また、基地局装置200は、次の送信バッファが存在しない場合(S700−1のNo)、及び選択データのデータ量が送信用の無線リソースの残量より大きい場合(S700−6のYes)、それまでに取り出した送信用データを送信先に送信し(S700−9)、処理を終了する。
一方、基地局装置200は、選択したデータの破棄フラグがONである場合(S700−5のYes)、選択したデータの書換完了フラグを確認する(S700−8)。基地局装置200は、書換完了フラグがONである場合(S700−8のYes)、分岐処理S700−3を行う。これにより、基地局装置200は、データの破棄は発生しているが、破棄されたデータ以降のデータのシーケンス番号の書き換えが完了している場合、破棄データ以外のデータを送信先に送信することができる。
また、基地局装置200は、書換完了フラグがOFFである場合(S700−8のNo)、分岐処理S700−1を行い、当該選択した送信バッファに対する処理を終了する。これにより、基地局装置200は、シーケンス番号の書き換えが完了する前においては、破棄されたデータより前のシーケンス番号のデータを、送信先に送信することができる。
以下、基地局装置200が2つの送信バッファを有する場合であって、両方の送信バッファでデータ破棄が発生している場合の送信用データについて説明する。なお、図22は両方の送信バッファともにシーケンス番号の書換が未完了であり、図23は一方の送信バッファのシーケンス番号の書換が完了しており、図24は、両方の送信バッファのシーケンス番号の書換が完了している例である。
図22は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。図22によると、送信バッファ1にLCID(送信先)がID1のデータが蓄積され、送信バッファ2にLCID(送信先)がID2のデータが蓄積されている。送信バッファ1,2共にデータの破棄が発生しており、共にシーケンス番号の書換処理が未完了(破棄フラグがON、書換完了フラグがOFF)である。
この場合、基地局装置200は、送信バッファ1から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1〜SN3のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがOFFであるため(図21のS700−8のNo)、次の送信バッファ2を選択する(図21のS700−2)。
そして、基地局装置200は、送信バッファ2から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1、SN2のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがOFFであり(図21のS700−8のNo)、次の送信バッファが存在しないため(図21のS700−1のNo)、取り出しデータを送信先に送信し(図21のS700−9)、処理を終了する。
すなわち、基地局装置200は、ID1のSN1〜SN3のデータ、及びID2のSN1,SN2のデータを送信用データとして取り出す。
図23は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。図23によると、送信バッファ1にLCID(送信先)がID1のデータが蓄積され、送信バッファ2にLCID(送信先)がID2のデータが蓄積されている。送信バッファ1,2共にデータの破棄が発生しており、送信バッファ1はシーケンス番号の書換処理が完了(破棄フラグがON、書換完了フラグがON)しており、送信バッファ2はシーケンス番号の書換処理が未完了(破棄フラグがON、書換完了フラグがOFF)である。
この場合、基地局装置200は、送信バッファ1から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1〜SN3のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがONであるため(図21のS700−8のYes)、当該破棄されたデータ以降のデータであるシーケンス番号SN4〜SN8のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。そして、基地局装置200は、送信バッファ1のデータが存在しないため(図21のS700−3のNo)、送信バッファ2を選択する(図21のS700−2)。
そして、基地局装置200は、送信バッファ2から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1、SN2のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがOFFであり(図21のS700−8のNo)、次の送信バッファが存在しないため(図21のS700−1のNo)、取り出しデータを送信先に送信し(図21のS700−9)、処理を終了する。
すなわち、基地局装置200は、ID1のSN1〜SN8のデータ、及びID2のSN1,SN2のデータを送信用データとして取り出す。
図24は、送信バッファのデータと送信用データの例を示す図である。図24によると、送信バッファ1にLCID(送信先)がID1のデータが蓄積され、送信バッファ2にLCID(送信先)がID2のデータが蓄積されている。送信バッファ1,2共にデータの破棄が発生しており、シーケンス番号の書換処理が完了(破棄フラグがON、書換完了フラグがON)している。
この場合、基地局装置200は、送信バッファ1から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1〜SN3のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがONであるため(図21のS700−8のYes)、当該破棄されたデータ以降のデータであるシーケンス番号SN4〜SN7のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。そして、基地局装置200は、送信バッファ1のデータが存在しないため(図21のS700−3のNo)、送信バッファ2を選択する(図21のS700−2)。
そして、基地局装置200は、送信バッファ2から、破棄されたデータ以前のシーケンス番号SN1、SN2のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。基地局装置200は、破棄されたデータの書換完了フラグがONであるため(図21のS700−8のYes)、当該破棄されたデータ以降のデータであるシーケンス番号SN3のデータを送信用データとして取り出す(図21のS700−7)。しかし、基地局装置200は、シーケンス番号SN4のデータを送信用データとして取り出すと、無線リソース量より送信データ量が大きくなってしまうため(図21のS700−6のYes)、それまでに取り出した送信用データを送信先に送信し(図21のS700−9)、処理を終了する。
すなわち、基地局装置200は、ID1のSN1〜SN7のデータ、及びID2のSN1〜SN3のデータを送信用データとして取り出す。
これにより、基地局装置200は、複数の送信バッファでデータの破棄が発生している場合であっても、シーケンス番号が連続しているデータを送信先に送信することができる。また、基地局装置200において、スケジューリング処理はシーケンス番号書換処理やデータ破棄処理とは非同期で発生するが、フラグ制御を行うことで、シーケンス番号の書換処理中のデータを送信先に送信することを防止できる。
なお、第1及び第2の実施の形態では、送信バッファに破棄されたデータが存在し、シーケンス番号の書換処理が完了していない場合でも、破棄されたデータ以前のシーケンス番号のデータを送信する。しかし、基地局装置200は、例えば、破棄されたデータが存在し、シーケンス番号の書き換えが完了していない送信バッファのデータは、送信用データとして取り出さないよう制御してもよい。この場合、基地局装置200は、例えば、破棄フラグ及び書換完了フラグを、破棄されたデータではなく、送信バッファの先頭に蓄積されているデータに有してもよい。基地局装置200は、送信バッファの先頭に蓄積されているデータにフラグを有することで、送信バッファの先頭データを確認することで、当該送信バッファのデータを送信用データとして取り出すか否かを判定することができる。
以上の第1及び第2の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積するデータ管理部と、
送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信する送信部とを有し、
前記データ管理部は、前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する
通信装置。
(付記2)
前記シーケンス番号を変更する一部のデータは、前記破棄されたデータより大きいシーケンス番号を有するデータである
付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記送信先は、複数の送信先を含み、
前記データ管理部は、前記複数の送信先それぞれに送信するデータを含む前記複数の送信先毎のデータ群であって、それぞれのデータ群内で連続したシーケンス番号を有するデータ群を、前記上位レイヤから受信し、前記受信したデータ群それぞれを、前記送信先に対応する送信バッファに蓄積し、前記破棄を複数の送信バッファで検出したとき、前記破棄を検出した送信バッファに蓄積されているデータ群の優先順位を判定し、前記判定した優先順位の高い順に前記変更を行う
付記2記載の通信装置。
(付記4)
前記データ管理部は、送信先がデータを受信するまでに許容できる遅延時間を示す許容遅延時間に基づき、前記優先順位を判定する
付記3記載の通信装置。
(付記5)
前記データ管理部は、前記許容遅延時間が第1時間である第1データ群を、前記許容遅延時間が前記第1時間より長い第2時間である第2データ群より、高い優先順位と判定する
付記4記載の通信装置。
(付記6)
前記データ管理部は、前記シーケンス番号を変更する一部のデータのデータ量を示す変更対象データ量に基づき、前記優先順位を判定する
付記3記載の通信装置。
(付記7)
前記データ管理部は、第1の変更対象データ量である第1データ群を、前記第1の変更対象データ量より大きい第2の変更対象データ量である第2データ群より、高い優先順にと判定する
付記6記載の通信装置。
(付記8)
前記データ管理部は、第1の変更対象データ量である第1データ群を、前記第1の変更対象データ量より大きい第2の変更対象データ量である第2データ群より、低い優先順位と判定する
付記6記載の通信装置。
(付記9)
前記データ管理部は、前記複数の送信バッファに蓄積されているデータ量から前記シーケンス番号を変更する一部のデータのデータ量を減じた変更対象外データ量に基づき、前記優先順位を判定する
付記3記載の通信装置。
(付記10)
前記データ管理部は、前記無線リソース量以上である第1の変更対象外データ量である第1データ群を、前記無線リソース量未満の第2の変更対象外データ量である第2データ群より、低い優先順位と判定する
付記9記載の通信装置。
(付記11)
前記データ管理部は、前記データ群それぞれの送信先の所定時間における最大スループット及び平均スループットを取得し、前記取得した最大スループット及び平均スループットに基づき、前記優先順位を判定する
付記3記載の通信装置。
(付記12)
前記データ管理部は、第1データ群の第1送信先の前記最大スループットを前記平均スループットで除した第1数が、第2データ群の第2送信先の前記最大スループットを前記平均スループットで除した第2数より大きい場合、前記第1データ群は前記第2データ群より高い優先順位と判定する
付記11記載の通信装置。
(付記13)
前記送信部は、前記シーケンス番号を変更する一部のデータの変更が完了していない場合、前記シーケンス番号を変更する一部のデータの送信を中止する
付記1ないし3記載の通信装置。
(付記14)
さらに、前記シーケンス番号の変更が完了しているか否かを示す書換完了情報を、前記送信バッファに有し、
前記送信部は、前記書換完了情報に基づき、前記シーケンス番号の変更が完了しているか否かを判定する
付記13記載の通信装置。
(付記15)
前記複数の送信先は、前記データを使用する装置である
付記3記載の通信装置。
(付記16)
前記複数の送信先は、前記データ使用する装置と、前記データを使用するサービスとの組み合わせである
付記3記載の通信装置。
(付記17)
データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積し、
送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信し、
前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する
送信制御方法。
10…無線通信システム 100…端末装置
200…基地局装置 210…CPU
220…ストレージ 221…データ送信プログラム
2211…スケジューリングモジュール 2212…データ破棄モジュール
222…シーケンス番号書換プログラム 2221…優先順位判定モジュール
223…送信先毎送信バッファ 230…メモリ
240…NIC 250…RF回路
251…アンテナ 300…外部ネットワーク

Claims (15)

  1. データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積するデータ管理部と、
    送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信する送信部とを有し、
    前記データ管理部は、前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する
    通信装置。
  2. 前記シーケンス番号を変更する一部のデータは、前記破棄されたデータより大きいシーケンス番号を有するデータである
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記送信先は、複数の送信先を含み、
    前記データ管理部は、前記複数の送信先それぞれに送信するデータを含む前記複数の送信先毎のデータ群であって、それぞれのデータ群内で連続したシーケンス番号を有するデータ群を、前記上位レイヤから受信し、前記受信したデータ群それぞれを、前記送信先に対応する送信バッファに蓄積し、前記破棄を複数の送信バッファで検出したとき、前記破棄を検出した送信バッファに蓄積されているデータ群の優先順位を判定し、前記判定した優先順位の高い順に前記変更を行う
    請求項2記載の通信装置。
  4. 前記データ管理部は、送信先がデータを受信するまでに許容できる遅延時間を示す許容遅延時間に基づき、前記優先順位を判定する
    請求項3記載の通信装置。
  5. 前記データ管理部は、前記許容遅延時間が第1時間である第1データ群を、前記許容遅延時間が前記第1時間より長い第2時間である第2データ群より、高い優先順位と判定する
    請求項4記載の通信装置。
  6. 前記データ管理部は、前記シーケンス番号を変更する一部のデータのデータ量を示す変更対象データ量に基づき、前記優先順位を判定する
    請求項3記載の通信装置。
  7. 前記データ管理部は、第1の変更対象データ量である第1データ群を、前記第1の変更対象データ量より大きい第2の変更対象データ量である第2データ群より、高い優先順にと判定する
    請求項6記載の通信装置。
  8. 前記データ管理部は、第1の変更対象データ量である第1データ群を、前記第1の変更対象データ量より大きい第2の変更対象データ量である第2データ群より、低い優先順位と判定する
    請求項6記載の通信装置。
  9. 前記データ管理部は、前記複数の送信バッファに蓄積されているデータ量から前記シーケンス番号を変更する一部のデータのデータ量を減じた変更対象外データ量に基づき、前記優先順位を判定する
    請求項3記載の通信装置。
  10. 前記データ管理部は、前記無線リソース量以上である第1の変更対象外データ量である第1データ群を、前記無線リソース量未満の第2の変更対象外データ量である第2データ群より、低い優先順位と判定する
    請求項9記載の通信装置。
  11. 前記データ管理部は、前記データ群それぞれの送信先の所定時間における最大スループット及び平均スループットを取得し、前記取得した最大スループット及び平均スループットに基づき、前記優先順位を判定する
    請求項3記載の通信装置。
  12. 前記データ管理部は、第1データ群の第1送信先の前記最大スループットを前記平均スループットで除した第1数が、第2データ群の第2送信先の前記最大スループットを前記平均スループットで除した第2数より大きい場合、前記第1データ群は前記第2データ群より高い優先順位と判定する
    請求項11記載の通信装置。
  13. 前記送信部は、前記シーケンス番号を変更する一部のデータの変更が完了していない場合、前記シーケンス番号を変更する一部のデータの送信を中止する
    請求項1ないし3記載の通信装置。
  14. さらに、前記シーケンス番号の変更が完了しているか否かを示す書換完了情報を、前記送信バッファに有し、
    前記送信部は、前記書換完了情報に基づき、前記シーケンス番号の変更が完了しているか否かを判定する
    請求項13記載の通信装置。
  15. データの送信順を示すシーケンス番号を有するデータを上位レイヤから受信し、前記受信したデータを送信バッファに蓄積し、
    送信先に前記データを送信するときに使用する無線リソース量に応じて、前記送信バッファに蓄積されたデータの一部又は全部を、前記送信先に送信し、
    前記送信バッファに蓄積している連続したデータの一部が破棄されたとき、前記データのシーケンス番号が連続するように、前記送信バッファに蓄積された一部のデータのシーケンス番号を変更する
    送信制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023066114A1 (zh) * 2021-10-19 2023-04-27 维沃移动通信有限公司 数据处理方法、装置及终端

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