JP2018169711A - オーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラム - Google Patents

オーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することが可能なオーダー管理システムの提供を課題とする。
【解決手段】本発明のオーダー管理システムは、1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを備えるオーダー管理システムであって、上記サーバが、ユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録手段と、上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信手段と、上記メニュー情報送信手段で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラムに関する。
近年、飲食店等において顧客が自ら端末を操作してメニューを注文可能なシステムが実用化されている。このシステムによると、顧客が欲しいメニューを希望するタイミングで注文することができる。そのため、このシステムによると、ホールスタッフの対応順に起因して注文のタイミングが前後することを防止することができ、複数の顧客の注文を端末の操作順に厨房に伝えることができる。
また、飲食店におけるシステムとしては、複数の料理を注文した顧客に対してその料理の提供順を事後的に変更可能なシステムも提案されている。このようなシステムとしては、例えば「注文管理装置及び飲食店システム」が発案されている(特開2001−125981号公報参照)。
特開2001−125981号公報
一方、飲食店で飲食するに際しては、他の複数の顧客の多数の注文の存在によって料理の提供が遅くなることが多い。しかしながら、上記公報に記載の飲食店システムによると、料理の提供順を顧客毎に変更することはできるものの、他の顧客の注文が多数存在する場合にはこれらの注文が処理されない限り料理を受け取ることはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することが可能なオーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラムの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るオーダー管理システムは、1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを備えるオーダー管理システムであって、上記サーバが、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録手段と、上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信手段と、上記メニュー情報送信手段で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信手段とを備える。
当該オーダー管理システムは、上記サーバが、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末に送信する処理催促情報送信手段とを備えるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末に送信することができる。そのため、当該オーダー管理システムは、この処理催促情報等を受信した店舗端末を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
上記サーバが、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を上記店舗情報と関連付けて記憶する入店情報記憶手段をさらに備え、上記メニュー情報送信手段が、上記入店情報記憶手段で識別情報を記憶したユーザ端末に上記メニュー情報を送信するとよい。このように、上記サーバが、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を上記店舗情報と関連付けて記憶する入店情報記憶手段をさらに備え、上記メニュー情報送信手段が、上記入店情報記憶手段で識別情報を記憶したユーザ端末に上記メニュー情報を送信することによって、店舗内の混み具合等を勘案したうえでユーザに特定のメニューを催促させることができる。これにより、不要な催促を低減しシステムの運用の円滑を図ることができる。
上記サーバが、上記ユーザ端末と近接無線通信可能な無線通信端末の無線通信端末識別情報を含む無線通信端末情報を上記店舗情報と関連付けて登録する無線通信端末情報登録手段をさらに備え、上記入店情報記憶手段が、上記無線通信端末との近接無線通信により上記ユーザ端末が受信し、かつこのユーザ端末から送信される上記無線通信端末の無線通信端末識別情報を上記ユーザ識別情報及び上記店舗情報と関連付けて記憶するとよい。このように、上記サーバが、上記ユーザ端末と近接無線通信可能な無線通信端末の無線通信端末識別情報を含む無線通信端末情報を上記店舗情報と関連付けて登録する無線通信端末情報登録手段をさらに備え、上記入店情報記憶手段が、上記無線通信端末との近接無線通信により上記ユーザ端末が受信し、かつこのユーザ端末から送信される上記無線通信端末の無線通信端末識別情報を上記ユーザ識別情報及び上記店舗情報と関連付けて記憶することによって、ユーザの入店状況を正確に把握することができる。
上記サーバが、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金を上記ユーザ端末に請求する追加料金請求手段をさらに備えるとよい。このように、上記サーバが、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金を上記ユーザ端末に請求する追加料金請求手段をさらに備えることによって、ユーザによる不要な催促を抑制することができる。
上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う遅延料金支払い手段をさらに備えるとよい。このように、上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う遅延料金支払い手段をさらに備えることによって、処理順序が遅くなる他のユーザに不満が生じることを抑制することができる。
上記追加料金請求手段が、上記遅延料金支払い手段で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金を請求するとよい。このように、上記追加料金請求手段が、上記遅延料金支払い手段で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金を請求することによって、処理順位の繰り上げに対応した適切な追加料金を容易かつ確実に請求することができる。
上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザ端末から処理順序の遅れの可否情報を受信する処理順序確認手段とをさらに備え、上記処理催促情報送信手段が、上記処理順序確認手段が他のユーザ端末から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した情報を送信するとよい。このように、上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザ端末から処理順序の遅れの可否情報を受信する処理順序確認手段とをさらに備え、上記処理催促情報送信手段が、上記処理順序確認手段が他のユーザ端末から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した情報を送信することによって、処理順序が遅くなってもよいユーザの処理順序のみを遅らせることができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザのユーザ端末から処理順序の遅れに対する遅延料金請求情報を受信する遅延料金請求情報受信手段とをさらに備え、上記追加料金請求手段が、上記遅延料金請求情報受信手段で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求してもよい。このように、上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザのユーザ端末から処理順序の遅れに対する遅延料金請求情報を受信する遅延料金請求情報受信手段とをさらに備え、上記追加料金請求手段が、上記遅延料金請求情報受信手段で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求することによって、処理順序の繰り上げを希望するユーザと処理順序が遅くなるユーザとの間の合意に基づいて処理順序を変更することができ、処理順序の変更を円滑に行うことができる。
上記追加料金請求手段の追加料金がメニュー毎に設定されているとよい。このように、上記追加料金請求手段の追加料金がメニュー毎に設定されていることによって、例えば処理時間の長いメニューに対しては追加料金の額を比較的高くすることができ、処理時間の短縮に対応した追加料金を請求することができる。
上記サーバが、上記ユーザ端末の操作に基づいて上記追加料金の決済を行う決済手段をさらに備えるとよい。このように、上記サーバが、上記ユーザ端末の操作に基づいて上記追加料金の決済を行う決済手段をさらに備えることによって、ユーザに追加料金を確認させたうえで決済手続を行うことができる。
当該オーダー管理システムは飲食店用であるとよい。飲食店では、他の料理との絡みやユーザの許容滞在時間等により特定のメニューの提供を急ぐ場合がある。当該オーダー管理システムが飲食店用であることで、このようなユーザの要求に適切に対応することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明に係るオーダー管理方法は、1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを用いたオーダー管理方法であって、上記サーバが、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録ステップと、上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録ステップと、上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信ステップと、上記メニュー情報送信ステップで送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信ステップと、上記処理催促情報受信ステップで受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信ステップとを備える。
当該オーダー管理方法は、上記サーバが、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末から受信する処理催促情報受信ステップと、上記処理催促情報受信ステップで受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末に送信する処理催促情報送信ステップとを備えるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末に送信することができる。そのため、当該オーダー管理方法は、この処理催促情報等を受信した店舗端末を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本発明に係るプログラムは、1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを用いたオーダー管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、上記サーバを、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録手段と、上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信手段と、上記メニュー情報送信手段で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信手段として機能させる。
当該プログラムは、上記サーバを、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末に送信する処理催促情報送信手段として機能させるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末に送信することができる。そのため、当該プログラムは、この処理催促情報等を受信した店舗端末を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
以上説明したように、本発明のオーダー管理システム、オーダー管理方法及びプログラムは、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することが可能である。
本発明の一実施形態に係るオーダー管理システムを示す概略ブロック図である。 図1のオーダー管理システムにおけるサーバの通信手段の詳細を示す説明図である。 図1のオーダー管理システムにおけるサーバの登録手段の詳細を示す説明図である。 図1のオーダー管理システムにおけるサーバの記憶手段の詳細を示す説明図である。 図1のオーダー管理システムを用いたオーダー管理方法を示すシーケンス図である。 図1のオーダー管理システムとは異なる形態に係るオーダー管理システムを示す概略ブロック図である。 図6のオーダー管理システムにおけるサーバの通信手段の詳細を示す説明図である。 図6のオーダー管理システムを用いたオーダー管理方法を示すシーケンス図である。 図1及び図6のオーダー管理システムとは異なる形態に係るオーダー管理システムを示す概略ブロック図である。 図9のオーダー管理システムにおけるサーバの通信手段の詳細を示す説明図である。 図9のオーダー管理システムを用いたオーダー管理方法を示すシーケンス図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<オーダー管理システム>
図1のオーダー管理システム1は、飲食店において所望のメニューを催促可能な飲食店用システムとして構成されている。当該オーダー管理システム1は、無線通信端末2と、ユーザ端末3と、店舗端末4と、サーバ5とを備える。サーバ5は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワークを介して通信可能に構成されている。当該オーダー管理システム1において、無線通信端末2、ユーザ端末3及び店舗端末4は、実際には複数存在している。但し、図1では、煩雑さ回避のため、各1個についてのみ図示する。
(無線通信端末)
無線通信端末2は、演算処理部と、スピーカ及びマイクを含む通信部と、スピーカから発信する超音波の出力の大きさに関する情報を入力する入力部と、スピーカから発信される超音波の進行方向を制御する進行方向制御部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。無線通信端末2は、主として通信部によって実現される通信手段11と、主として演算処理部、入力部及び進行方向制御部によって実現される超音波制御手段12と、主として記憶部によって実現される記憶手段13とを有する。無線通信端末2は、超音波によってユーザ端末3と近距離無線通信可能な超音波送信装置として構成されている。無線通信端末2は、飲食店の店舗内に設置されている。特に、当該オーダー管理システム1は、複数の無線通信端末2が飲食店の各客席に対応して設置されている。無線通信端末2は、例えばユーザ端末3を所持するユーザによって無線通信端末2の所定のボタンが押された場合に超音波を送信可能に構成されてもよく、ユーザ端末3を所持するユーザの操作にかかわらず常時超音波を送信可能に構成されてもよい。
〔通信手段〕
通信手段11は、送信手段及び受信手段を有する。上記送信手段は、上記スピーカによって超音波信号を発信する。また、上記受信手段は、上記マイクによって超音波信号を受信する。
〔超音波制御手段〕
超音波制御手段12は、入力部から入力される情報に従い無線通信端末2から送信される超音波の出力の大きさを制御する。また、超音波制御手段12は、上記進行方向制御部によって無線通信端末2から送信される超音波の進行方向を制御する。超音波制御手段12は、例えば無線通信端末2が設置されている客席のほぼ全範囲に超音波送信可能となるように超音波の出力及び進行方向を制御する。なお、このように無線通信端末2の超音波の出力及び進行方向が、この無線通信端末2が設置される客席のほぼ全範囲に超音波送信可能となるように制御される場合であっても、例えば各客席を壁、仕切り等で区分することで、超音波信号が他の客席まで漏れることを防止することができる。
〔記憶手段〕
記憶手段13は、無線通信端末2の演算処理部が実行する各種動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。また、記憶手段13は、予め無線通信端末2に対応して設けられた無線通信端末識別情報を記憶する。この無線通信端末識別情報としては、例えば無線通信端末2に固有の無線通信端末IDが挙げられる。
(ユーザ端末)
ユーザ端末3は、例えばスマートフォン、携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末等である。ユーザ端末3は、演算処理部と、アンテナ、スピーカ及びマイクを含む通信部と、プッシュボタン、カーソルキー等の各種ボタン又はタッチパネル等から構成される入力部と、液晶パネル等から構成される表示部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。また、ユーザ端末3は、主として通信部によって実現される通信手段14と、主として入力部によって実現される入力手段15と、主として表示部によって実現される表示手段16と、主として記憶部によって実現される記憶手段17とを有する。ユーザ端末3は、無線通信端末2と近距離無線通信可能に構成されている。また、ユーザ端末3は、サーバ5とネットワーク通信可能に構成されている。
〔通信手段〕
通信手段14は、送信手段及び受信手段を有している。通信手段14は、アンテナを介してサーバ5とのネットワーク通信を行う。また、通信手段14は、無線通信端末2から発信される超音波信号をマイクによって受信する。
〔入力手段〕
入力手段15は、ユーザ端末3を所持するユーザからの入力を受けて、入力内容をユーザ端末3の演算処理部に通知する。
〔表示手段〕
表示手段16は、ユーザ端末3の演算処理部が実行する処理に応じて文字情報や映像・画像情報など、操作・動作等に関する情報等を表示する。
〔記憶手段〕
記憶手段17は、ユーザ端末3に予めインストールされたアプリケーションプログラムを記憶する。また、記憶手段17は、サーバ5が提供するアプリケーションプログラムを記憶する。さらに、記憶手段17は、ユーザ端末3の演算処理部が実行する各種動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。
(店舗端末)
店舗端末4は、例えばスマートフォン、携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末等である。店舗端末4は、演算処理部と、アンテナ、スピーカ及びマイクを含む通信部と、プッシュボタン、カーソルキー等の各種ボタン又はタッチパネル等から構成される入力部と、液晶パネル等から構成される表示部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。また、店舗端末4は、主として通信部によって実現される通信手段18と、主として入力部によって実現される入力手段19と、主として表示部によって実現される表示手段20と、主として記憶部によって実現される記憶手段21とを有する。店舗端末4は、例えば飲食店の厨房に設置されている。店舗端末4は、サーバ5とネットワーク通信可能に構成されている。また、店舗端末4は、無線通信端末2と近距離無線通信可能に構成されていてもよい。
〔通信手段〕
通信手段18は、送信手段及び受信手段を有している。通信手段18は、アンテナを介してサーバ5とのネットワーク通信を行う。また、通信手段18は、無線通信端末2から発信される超音波信号をマイクによって受信可能に構成されていてもよい。
〔入力手段〕
入力手段19は、店舗端末4を所持するユーザ(例えば厨房の料理人)からの入力を受けて、入力内容を店舗端末4の演算処理部に通知する。
〔表示手段〕
表示手段20は、店舗端末4の演算処理部が実行する処理に応じて文字情報や映像・画像情報など、操作・動作等に関する情報等を表示する。
〔記憶手段〕
記憶手段21は、店舗端末4に予めインストールされたアプリケーションプログラムを記憶する。また、記憶手段21は、サーバ5が提供するアプリケーションプログラムを記憶する。さらに、記憶手段21は、店舗端末4の演算処理部が実行する各種動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。
(サーバ)
サーバ5は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワーク通信可能に構成されている。サーバ5は、演算処理部と、通信部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。サーバ5は、主として通信部によって実現される通信手段22と、主として演算処理部によって実現される登録手段23、追加料金請求手段24、決済手段25及び遅延料金支払い手段26と、主として記憶部によって実現される記憶手段27とを有する。
通信手段22は、送信手段及び受信手段を有する。図2に示すように、上記送信手段は、メニュー情報送信手段31及び処理催促情報送信手段33を含む。また、図2に示すように、上記受信手段は、処理催促情報受信手段32を含む。登録手段23は、図3に示すように、ユーザ情報登録手段34と、店舗情報登録手段35と、無線通信端末情報登録手段36とを含む。記憶手段27は、図4に示すように、入店情報記憶手段37を含む。通信手段22、登録手段23、追加料金請求手段24、決済手段25、遅延料金支払い手段26及び記憶手段27は、コンピュータプログラムによって実装可能である。サーバ5は1つのコンピュータから構成されてもよく、複数のコンピュータから構成されてもよい。
〔ユーザ情報登録手段〕
ユーザ情報登録手段34は、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録する。ユーザ情報登録手段34は、例えばユーザ端末3にインストールされた所定のアプリケーションプログラムが起動されると、ユーザ端末3にユーザ登録画面(不図示)を表示させる。ユーザ情報登録手段34は、ユーザ端末3から、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報、並びに上記ユーザ登録画面における入力及び送信操作に基づいて送信される情報(ユーザの氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、ID番号、パスワード等)を関連付けてユーザ情報として上記記憶部に格納する。
〔店舗情報登録手段〕
店舗情報登録手段35は、店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する。店舗情報登録手段35は、例えば店舗端末4にインストールされた所定のアプリケーションプログラムが起動されると、店舗端末4に店舗情報登録画面(不図示)を表示させる。店舗情報登録手段35は、店舗端末4から、店舗端末4の店舗端末識別情報、並びに上記店舗情報登録画面における入力及び送信操作に基づいて送信されるメニュー情報(料理名、金額、料理の説明、料理のカテゴリ、料理の写真、使用材料の説明等)を含む店舗情報を関連付けて店舗情報として上記記憶部に格納する。なお、上記店舗情報としては、例えば店舗端末4が設置される店舗を識別するための店舗識別情報、客席情報(例えば客席毎に設定された複数の客席ID)、パスワード等や、店舗の写真や住所、地図、電話番号等、種々の情報が含まれていてもよい。
〔無線通信端末情報登録手段〕
無線通信端末情報登録手段36は、ユーザ端末3と近距離無線通信可能な無線通信端末2の無線通信端末識別情報を含む無線通信端末情報をこの無線通信端末2が設置される上記店舗情報と関連付けて登録する。無線通信端末情報登録手段36は、例えば店舗端末4と無線通信端末2との通信に基づいて、店舗端末4からこの店舗端末4の店舗端末識別情報及び無線通信端末2の無線通信端末識別情報が送信されると、無線通信端末2の無線通信端末識別情報を店舗端末4の店舗端末識別情報に関連付けて上記記憶部に格納する。また、本実施形態では、無線通信端末情報登録手段36は、無線通信端末2の無線通信端末識別情報を、この無線通信端末2が設置される客席の客席情報と関連付けて登録する。なお、無線通信端末情報登録手段36による無線通信端末識別情報の具体的登録手順は特に限定されるものではなく、例えば上述の店舗情報登録画面における入力及び送信操作に基づいて登録してもよい。
〔入店情報記憶手段〕
入店情報記憶手段37は、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報を店舗情報登録手段35で登録された店舗情報と関連付けて記憶する。本実施形態では、入店情報記憶手段37は、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報に加え、無線通信端末2との近接無線通信によりユーザ端末3が受信し、かつこのユーザ端末3から送信される無線通信端末2の無線通信端末識別情報を上記ユーザ識別情報及び上記店舗情報と関連付けて記憶する。以下、入店情報記憶手段37による入店情報の記憶手順の一例について説明する。ユーザ端末3を所持するユーザ(以下、「ユーザ端末3のユーザ」ともいう)は、店舗に来店し客席に案内されると、ユーザ端末3に予めインストールされた所定のアプリケーションプログラムを起動させ、必要に応じてログイン処理を行ったうえ、無線通信端末2と近距離無線通信を行う。ユーザ端末3は、無線通信端末2と近距離無線通信を行うと、無線通信端末2から受信した無線通信端末識別情報及びユーザ端末3のユーザ端末識別情報を関連付けて入店情報としてサーバ5に送信する。入店情報記憶手段37は、ユーザ端末3から送信されたユーザ端末識別情報及び無線通信端末識別情報を、無線通信端末情報登録手段36によってこの無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた店舗情報と関連付けて記憶する。当該オーダー管理システム1は、このように無線通信端末2との近距離無線通信を起点として入店処理をすることで、ユーザの入店状況を正確に把握することができる。
〔メニュー情報送信手段〕
メニュー情報送信手段31は、ユーザ端末3に店舗情報登録手段35で登録されたメニュー情報を送信する。メニュー情報送信手段31は、入店情報記憶手段37で識別情報を記憶したユーザ端末3にこのユーザ端末3のユーザ端末識別情報と関連付けられたメニュー情報を送信する。メニュー情報送信手段31は、入店情報記憶手段37によってユーザ端末識別情報が上記店舗情報と関連付けて記憶されると、店舗情報登録手段35で店舗情報として登録されたメニュー情報(典型的にはメニューの一覧情報)をユーザ端末3に送信する。当該オーダー管理システム1は、メニュー情報送信手段31が、入店情報記憶手段37で識別情報を記憶したユーザ端末3に上記メニュー情報を送信することによって、店舗内の混み具合等を勘案したうえでユーザに特定のメニューを催促させることができる。これにより、当該オーダー管理システム1は、不要な催促を低減しシステムの運用の円滑を図ることができる。
〔処理催促情報受信手段〕
処理催促情報受信手段32は、メニュー情報送信手段31で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末3から受信する。処理催促情報受信手段32が上記処理催促情報を受信する手順の一例について説明する。当該オーダー管理システム1は、例えばメニュー情報送信手段31でユーザ端末3に送信されたメニュー情報から特定のメニューをユーザ端末3に選択させる(より詳細には「ユーザ端末3を通じてこのユーザ端末3を所持するユーザに選択させる」。以下同様。)メニュー受注手段を有する。このメニュー受注手段は、例えば上記メニュー情報をユーザ端末3に表示させたうえ、このメニュー情報から特定のメニュー及び数量をユーザ端末3に選択させ、このメニュー情報及び数量情報をユーザの注文情報として上記記憶部に格納する。当該オーダー管理システム1は、例えば特定のメニューをユーザ端末3に選択させる際に、このメニューを急ぎで調理させるかどうかをユーザ端末3に選択させる(催促選択手段)。処理催促情報受信手段32は、ユーザ端末3から急いで調理させる旨の情報が送信されると、この情報を上記処理催促情報として受信し、ユーザ端末識別情報と関連付けて上記記憶部に格納する。なお、当該オーダー管理システム1は、上記受注手段が特定のメニューを受注した後に、受注した特定のメニューを急ぎで調理させるかどうかを上記催促選択手段で選択させてもよい。この場合、処理催促情報受信手段32は、メニューの受注時とは時間的に間を空けて上記処理催促情報を受信することになる。また、上記催促選択手段は、特定のメニューを急ぎで調理させるか否かをユーザ端末3に選択させる際に、このメニューの想定される待ち時間や、このメニューの前に何種のメニュー又は何人の他のユーザが注文しているか等の待ち情報をユーザ端末3に表示してもよい。
〔追加料金請求手段〕
追加料金請求手段24は、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金をユーザ端末3を通じてユーザに請求する。追加料金請求手段24は、追加料金情報をユーザ端末3に送信する追加料金情報送信手段と、上記追加料金情報送信手段で送信した追加料金情報に対する承諾の可否情報をユーザ端末3から受信する追加料金可否情報受信手段とを含む。上記追加料金情報送信手段は、例えば上記催促選択手段が特定のメニューを急ぎで調理させるか否かをユーザ端末3に選択させる際に、追加料金情報をユーザ端末3に送信し、この追加料金情報をユーザ端末3に表示させてもよい。この場合、上記追加料金可否情報受信手段は、ユーザ端末3から送信される処理催促情報をユーザ端末3からの追加料金承諾情報として受信してもよい。また、上記追加料金情報送信手段は、処理催促情報受信手段32が処理催促情報を受信した後に、この処理催促情報を送信したユーザ端末3に追加料金情報を送信してもよい。この場合、上記追加料金可否情報受信手段は、ユーザ端末3からの追加料金可否情報を上記処理催促情報とは別途受信すればよい。なお、上記追加料金可否情報受信手段が、ユーザ端末3から追加料金の拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。当該オーダー管理システム1は、上記処理催促情報で処理を催促されたメニューに対する追加料金をユーザ端末3に請求する追加料金請求手段24を有することで、ユーザ端末3のユーザによる不要な催促を抑制することができる。
ユーザ端末3を所持するユーザに請求する追加料金は、例えば上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザ数を基に算出されてもよく、メニュー毎に設定されてもよく、またこれらを組み合わせて設定されてもよい。追加料金が上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザ数を基に算出される場合、追加料金請求手段24は、例えば後述の遅延料金支払い手段26で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金を請求する。当該オーダー管理システム1は、追加料金請求手段24が、遅延料金支払い手段26で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金を請求することによって、処理順位の繰り上げに対応した適切な追加料金を容易かつ確実に請求することができる。一方、追加料金がメニュー毎に設定されている場合、追加料金請求手段24は、各メニュー毎に予め定められた金額を加味した追加料金をユーザ端末3に請求する。当該オーダー管理システム1は、追加料金請求手段24の追加料金がメニュー毎に設定されていることによって、例えば処理時間の長いメニューに対しては追加料金の額を比較的高くすることができ、処理時間の短縮に対応した追加料金を請求することができる。
〔処理催促情報送信手段〕
処理催促情報送信手段33は、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。本実施形態では、処理催促情報送信手段33は、追加料金請求手段24が追加料金承諾情報を受信した場合に、上記処理催促情報又はこの処理催促情報に追加料金承諾情報を加味した情報を店舗端末4に送信する。
〔決済手段〕
決済手段25は、ユーザ端末3の操作に基づいて上記追加料金の決済を行う。決済手段25は、例えばユーザ端末3から上記追加料金承諾情報を受信した際に、この追加料金承諾情報に基づいて決済手続を行う。また、決済手段25は、全メニューの会計時にユーザ端末3に上記追加料金を含む決済情報を表示させ、ユーザ端末3の入力及び送信操作に基づいて、この決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。このように、決済手段25は、原則としてユーザ端末3のユーザ毎に、各人が催促した追加料金の決済手続を行う。なお、決済手段25は、1のユーザ端末3に上記決済情報を表示させる場合に、入店情報記憶手段37によって無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた他のユーザ端末3に対応する決済情報を同時に表示させ、上記1のユーザ端末3の入力及び送信操作に基づいてこの決済情報に対応した決済手続を行わせてもよい。また、決済手段25は、1のユーザ端末3に他のユーザ端末3によって注文された特定のメニュー又は特定の追加料金を選択させることで、1のユーザ端末3に他のユーザ端末3によって注文された特定のメニュー又は追加料金の決済手続を行わせてもよい。さらに、決済手段25は、無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた複数のユーザ端末3の入力及び送信操作に基づいて、複数のユーザ端末3のうち決済手続を行うユーザ端末3を特定する手段を有していてもよい。当該オーダー管理システム1は、決済手段25がユーザ端末3の操作に基づいて上記追加料金の決済手続を行うことで、ユーザ端末3のユーザに追加料金を確認させたうえで決済手続を行うことができる。
〔遅延料金支払い手段〕
遅延料金支払い手段26は、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う。当該オーダー管理システム1にあっては、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザが所持するユーザ端末3についても入店情報記憶手段37による入店手続が行われている。遅延料金支払い手段26は、例えば決済手段25による決済手続が行われた場合に、この決済手続を行ったユーザ端末3のユーザの処理順序を繰り上げたことに起因して処理順序が遅くなった他のユーザが所持するユーザ端末3に、この決済に含まれる追加料金の一部の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、他のユーザ端末3のユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。当該オーダー管理システム1は、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う遅延料金支払い手段26を有することによって、処理順序が遅くなる他のユーザに不満が生じることを抑制することができる。
<オーダー管理方法>
次に、図5を参照して、当該オーダー管理システム1を用いたオーダー管理方法について説明する。図5では、特定のメニューの処理の催促を行うユーザが所持するユーザ端末を第1ユーザ端末3aとし、このユーザの催促によって処理順序が繰り下がる他のユーザが所持するユーザ端末を第2ユーザ端末3bとして記載している。なお、以下の記載では説明を省略しているが、第2ユーザ端末3bについては、第1ユーザ端末3aについて後述するのと同様のユーザ情報登録ステップ及び入店情報記憶ステップがなされているものとする。
〔ユーザ情報登録ステップ〕
ユーザ情報登録ステップ(S1)は、ユーザ情報登録手段34によって行われる。S1では、第1ユーザ端末3aのユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録する。S1では、例えば第1ユーザ端末3aにインストールされた所定のアプリケーションプログラムが起動されると、第1ユーザ端末3aにユーザ登録画面(不図示)を表示させる。S1では、第1ユーザ端末3aから、第1ユーザ端末3aのユーザ端末識別情報、並びに上記ユーザ登録画面における入力及び送信操作に基づいて送信される情報(ユーザの氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、ID番号、パスワード等)を関連付けてユーザ情報としてサーバ5の上記記憶部に格納する。
〔店舗情報登録ステップ〕
店舗情報登録ステップ(S2)は、店舗情報登録手段35によって行われる。S2では、店舗端末情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する。S2では、例えば店舗端末4にインストールされた所定のアプリケーションプログラムが起動されると、店舗端末4に店舗情報登録画面(不図示)を表示させる。S2では、店舗端末4から、店舗端末4の店舗端末識別情報、並びに上記店舗情報登録画面における入力及び送信操作に基づいて送信されるメニュー情報(料理名、金額、料理の説明、料理のカテゴリ、料理の写真、使用材料の説明等)を含む店舗情報を関連付けて店舗情報としてサーバ5の上記記憶部に格納する。なお、上記店舗情報としては、例えば店舗端末4が設置される店舗を識別するための店舗識別情報、客席情報(例えば客席毎に設定された複数の客席ID)、パスワード等や、店舗の写真や住所、地図、電話番号等、種々の情報が含まれていてもよい。
〔無線通信端末情報登録ステップ〕
無線通信端末情報登録ステップ(S3)は、無線通信端末情報登録手段36によって行われる。S3では、第1ユーザ端末3aと近距離無線通信可能な無線通信端末2の無線通信端末識別情報を含む無線通信端末情報をこの無線通信端末2が設置される上記店舗情報と関連付けて登録する。S3では、例えば店舗端末4と無線通信端末2との通信に基づいて、店舗端末4からこの店舗端末4の店舗端末識別情報及び無線通信端末2の無線通信端末識別情報が送信されると、無線通信端末2の無線通信端末識別情報を店舗端末4の店舗端末識別情報に関連付けて上記サーバ5の記憶部に格納する。また、S3では、無線通信端末2の無線通信端末識別情報を、この無線通信端末2が設置される客席の客席情報と関連付けて登録する。なお、S3による無線通信端末識別情報の具体的登録手順は特に限定されるものではなく、例えば上述の店舗情報登録画面における入力及び送信操作に基づいて登録してもよい。
〔入店情報記憶ステップ〕
入店情報記憶ステップ(S4)は、入店情報記憶手段37によって行われる。S4では、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報をS2で登録された店舗情報と関連付けて記憶する。S4では、ユーザ端末3のユーザ端末識別情報に加え、無線通信端末2との近接無線通信によりユーザ端末3が受信し、かつこのユーザ端末3から送信される無線通信端末2の無線通信端末識別情報を上記ユーザ識別情報及び上記店舗情報と関連付けて記憶する。以下、S4による入店情報の記憶手順の一例について説明する。第1ユーザ端末3aのユーザは、店舗に来店し客席に案内されると、ユーザ端末3に予めインストールされた所定のアプリケーションプログラムを起動させ、必要に応じてログイン処理を行ったうえ、無線通信端末2と近距離無線通信を行う。第1ユーザ端末3aは、無線通信端末2と近距離無線通信を行うと、無線通信端末2から受信した無線通信端末識別情報及び第1ユーザ端末3aのユーザ端末識別情報を関連付けて入店情報としてサーバ5に送信する。S4では、第1ユーザ端末3aから送信されたユーザ端末識別情報及び無線通信端末識別情報を,S3によってこの無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた店舗情報と関連付けて記憶する。
〔メニュー情報送信ステップ〕
メニュー情報送信ステップ(S5)は、メニュー情報送信手段31によって行われる。S5では、第1ユーザ端末3aにS2で登録されたメニュー情報を送信する。S5では、S4で識別情報を記憶したユーザ端末3にこのユーザ端末3のユーザ端末識別情報と関連付けられたメニュー情報を送信する。S5では、S4によってユーザ端末識別情報が上記店舗情報と関連付けて記憶されると、S2で店舗情報として登録されたメニュー情報(典型的にはメニューの一覧情報)を第1ユーザ端末3aに送信する。
〔処理催促情報受信ステップ〕
処理催促情報受信ステップ(S6)は、処理催促情報受信手段32によって行われる。S6では、S5で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を第1ユーザ端末3aから受信する。S6で上記処理催促情報を受信する手順の一例について説明する。当該オーダー管理方法は、例えばS5で第1ユーザ端末3aに送信されたメニュー情報から特定のメニューを第1ユーザ端末3aに選択させるメニュー受注ステップを有する。このメニュー受注ステップは、例えば上記メニュー情報を第1ユーザ端末3aに表示させたうえ、このメニュー情報から特定のメニュー及び数量を第1ユーザ端末3aに選択させ、このメニュー情報及び数量情報をユーザの注文情報として上記サーバ5の記憶部に格納する。当該オーダー管理方法は、例えば特定のメニューを第1ユーザ端末3aに選択させる際に、このメニューを急ぎで調理させるかどうかを第1ユーザ端末3aに選択させる(催促選択ステップ)。S6では、第1ユーザ端末3aから急いで調理させる旨の情報が送信されると、この情報を上記処理催促情報として受信し、ユーザ端末識別情報と関連付けてサーバ5の上記記憶部に格納する。なお、当該オーダー管理方法は、上記受注ステップが特定のメニューを受注した後に、受注した特定のメニューを急ぎで調理させるかどうかを上記催促選択ステップで選択させてもよい。この場合、S6では、メニューの受注時とは時間的に間を空けて上記処理催促情報を受信することになる。また、上記催促選択ステップでは、特定のメニューを急ぎで調理させるか否かを第1ユーザ端末3aに選択させる際に、このメニューの想定される待ち時間や、このメニューの前に何種のメニュー又は何人の他のユーザが注文しているか等の待ち情報を第1ユーザ端末3aに表示してもよい。
〔追加料金情報送信ステップ〕
追加料金情報送信ステップ(S7)は、追加料金請求手段24によって行われる。S7では、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金情報を第1ユーザ端末3aに送信する。S7では、例えば上記催促選択ステップで特定のメニューを急ぎで調理させるか否かを第1ユーザ端末3aに選択させる際に、追加料金情報をユーザ端末3に送信し、この追加料金情報を第1ユーザ端末3aに表示させてもよく、S6で処理催促情報を受信した後に、この処理催促情報を送信した第1ユーザ端末3aに追加料金情報を送信してもよい。S7で第1ユーザ端末3aのユーザに請求する追加料金は、例えば上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザ数を基に算出されてもよく、メニュー毎に設定されてもよく、またこれらを組み合わせて設定されてもよい。上記追加料金が上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザ数を基に算出される場合、S7では、例えば後述の遅延料金支払いステップS11で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金情報を送信する。一方、追加料金がメニュー毎に設定されている場合、S7では、各メニュー毎に予め定められた金額を加味した追加料金情報を第1ユーザ端末3aに送信する。
〔追加料金可否情報受信ステップ〕
追加料金可否情報受信ステップ(S8)は、追加料金請求手段24によって行われる。S8では、S7で送信した追加料金情報に対する承諾の可否情報を第1ユーザ端末3aから受信する。S8では、第1ユーザ端末3aから送信される処理催促情報を第1ユーザ端末3aからの追加料金承諾情報として受信してもよい。また、S8では、第1ユーザ端末3aからの追加料金可否情報を上記処理催促情報とは別途受信してもよい。S8で、第1ユーザ端末3aから追加料金の承諾情報を受信した場合、次の処理催促情報送信ステップ(S9)に進む。一方、S8で、第1ユーザ端末3aから追加料金の拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔処理催促情報送信ステップ〕
処理催促情報送信ステップ(S9)は、処理催促情報送信手段33によって行われる。S9では、S6で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。S9では、S8で追加料金承諾情報を受信した場合に、上記処理催促情報又はこの処理催促情報に追加料金承諾情報を加味した情報を店舗端末4に送信する。
〔決済ステップ〕
決済ステップ(S10)は、決済手段25によって行われる。S10では、第1ユーザ端末3aの操作に基づいて上記追加料金の決済を行う。S10では、例えば第1ユーザ端末3aから上記追加料金承諾情報を受信した際に、この追加料金承諾情報に基づいて決済手続を行う。また、S10では、全メニューの会計時に第1ユーザ端末3aに上記追加料金を含む決済情報を表示させ、第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、この決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。このように、S10では、原則として第1ユーザ端末3aのユーザ毎に、各人が催促した追加料金の決済手続を行う。なお、S10では、1の第1ユーザ端末3aに上記決済情報を表示させる場合に、S4で無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた他の第1ユーザ端末3aに対応する決済情報を同時に表示させ、上記1の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいてこの決済情報に対応した決済手続を行わせてもよい。また、S10では、1の第1ユーザ端末3aに他の第1ユーザ端末3aによって注文された特定のメニュー又は特定の追加料金を選択させることで、1の第1ユーザ端末3aに他の第1ユーザ端末3aによって注文された特定のメニュー又は追加料金の決済手続を行わせてもよい。さらに、S10では、無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた複数の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、複数の第1ユーザ端末3aのうち決済手続を行う第1ユーザ端末3aを特定する手段を有していてもよい。
〔遅延料金支払いステップ〕
遅延料金支払いステップ(S11)は、遅延料金支払い手段26によって行われる。S11では、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う。S11では、例えばS10による決済手続が行われた場合に、この決済手続を行った第1ユーザ端末3aのユーザの処理順序を繰り上げたことに起因して処理順序が遅くなった他のユーザが所持する第2ユーザ端末3bに、この決済に含まれる追加料金の一部の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、第2ユーザ端末3bのユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。
<利点>
当該オーダー管理システム1は、サーバ5が、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末3から受信する処理催促情報受信手段32と、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する処理催促情報送信手段33とを備えるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末4に送信することができる。そのため、当該オーダー管理システム1は、この処理催促情報等を受信した店舗端末4を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
また、飲食店では、他の料理との絡みやユーザの許容滞在時間等により特定のメニューの提供を急ぐ場合がある。そのため、当該オーダー管理システム1は飲食店用であることによって、このようなユーザの要求に適切に対応することができる。
当該オーダー管理方法は、サーバ4が、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末3から受信する処理催促情報受信ステップと、上記処理催促情報受信ステップで受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する処理催促情報送信ステップとを備えるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末4に送信することができる。そのため、当該オーダー管理方法は、この処理催促情報等を受信した店舗端末4を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
当該プログラムは、サーバ5を、メニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報をユーザ端末3から受信する処理催促情報受信手段32と、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する処理催促情報送信手段33として機能させるので、ユーザが早期処理を希望する1又は複数のメニューについての処理催促情報等を店舗端末4に送信することができる。そのため、当該プログラムは、この処理催促情報等を受信した店舗端末4を所持するユーザに対し特定のメニューを他のメニューに先駆けて処理させることができ、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができる。
[第二実施形態]
図6のオーダー管理システム41は、飲食店において所望のメニューを催促可能な飲食店用システムとして構成されている。当該オーダー管理システム41は、無線通信端末2と、ユーザ端末3と、店舗端末4と、サーバ42とを備える。サーバ42は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワークを介して通信可能に構成されている。当該オーダー管理システム41において、無線通信端末2、ユーザ端末3及び店舗端末4は、実際には複数存在している。但し、図6では、煩雑さ回避のため、各1個についてのみ図示する。当該オーダー管理システム41における無線通信端末2、ユーザ端末3及び店舗端末4は、図1のオーダー管理システム1と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
(サーバ)
サーバ42は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワーク通信可能に構成されている。サーバ42は、演算処理部と、通信部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。サーバ42は、1つのコンピュータから構成されてもよく、複数のコンピュータから構成されてもよい。サーバ42は、主として通信部によって実現される通信手段43と、主として演算処理部によって実現される登録手段23、追加料金請求手段44、決済手段25及び遅延料金支払い手段45と、主として記憶部によって実現される記憶手段27とを有する。通信手段43、登録手段23、追加料金請求手段44、決済手段25、遅延料金支払い手段45及び記憶手段27は、コンピュータプログラムによって実装可能である。登録手段23、決済手段25及び記憶手段27は、図1のオーダー管理システム1と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
通信手段43は、送信手段及び受信手段を有する。図7に示すように、上記送信手段は、メニュー情報送信手段31と、処理催促要求発生情報送信手段47と、処理催促情報送信手段49とを含む。また、図7に示すように、上記受信手段は、処理催促情報受信手段32と、処理順序確認手段48とを含む。メニュー情報送信手段31及び処理催促情報受信手段32は、図1のオーダー管理システム1と同様のため、説明を省略する。
〔処理催促要求発生情報送信手段〕
処理催促要求発生情報送信手段47は、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザの所持するユーザ端末3に処理催促要求発生情報を送信する。この処理催促要求発生情報は、例えば特定のメニューの処理が催促された旨の情報であってもよく、この催促情報に加え、この催促を認める場合に現在の待ち時間がどれだけ延長されるか等の情報を含んでいてもよい。
〔処理順序確認手段〕
処理順序確認手段48は、処理催促要求発生情報送信手段47で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザ端末3から処理順序の遅れの可否情報を受信する。なお、処理順序確認手段48が、他の全てのユーザ端末3から処理順序の遅れの拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔追加料金請求手段〕
追加料金請求手段44は、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金をユーザ端末3に請求する。追加料金請求手段44は、追加料金情報をユーザ端末3に送信する追加料金情報送信手段と、上記追加料金情報送信手段で送信した追加料金情報に対する承諾の可否情報をユーザ端末3から受信する追加料金可否情報受信手段とを含む。上記追加料金情報送信手段は、処理順序確認手段48が他のユーザ端末3から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した追加料金情報をユーザ端末3に送信する。具体的には、上記追加料金情報送信手段は、処理順序の遅れを承諾したユーザの人数、及びこれによって短縮される処理時間等を加味して算出される追加料金情報をユーザ端末3に送信する。なお、上記追加料金可否情報受信手段が、ユーザ端末3から追加料金の拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔処理催促情報送信手段〕
処理催促情報送信手段49は、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。処理催促情報送信手段49は、処理順序確認手段48が他のユーザ端末3から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した情報を送信する。処理催促情報送信手段49は、上記追加料金情報に対する支払いの承諾情報を上記追加料金可否情報受信手段が受信した場合に、上記処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。
〔遅延料金支払い手段〕
遅延料金支払い手段45は、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う。遅延料金支払い手段45は、処理順序確認手段48で処理順序の遅れの承諾情報を送信した他のユーザ端末3のユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。遅延料金支払い手段45は、例えば決済手段25による決済手続が行われた場合に、この決済手続を行ったユーザ端末3のユーザの処理順序を繰り上げたことに起因して処理順序が遅くなった他のユーザが所持するユーザ端末3に、この決済に含まれる追加料金の一部の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、他のユーザ端末3のユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。
<オーダー管理方法>
次に、図8を参照して、当該オーダー管理システム41を用いたオーダー管理方法について説明する。図8では、特定のメニューの処理の催促を行うユーザが所持するユーザ端末を第1ユーザ端末3aとし、このユーザの催促によって処理順序が繰り下がる他のユーザが所持するユーザ端末を第2ユーザ端末3bとして記載している。なお、ユーザ情報登録ステップ(S1)、店舗情報登録ステップ(S2)、無線通信端末情報登録ステップ(S3)、入店情報記憶ステップ(S4)、メニュー情報送信ステップ(S5)、処理催促情報受信ステップ(S6)については、図5のオーダー管理システムと同様のため説明を省略する。また、第2ユーザ端末3bについては、第1ユーザ端末3aと同様のユーザ情報登録ステップ及び入店情報記憶ステップがなされているものとする。
〔処理催促要求発生情報送信ステップ〕
処理催促要求発生情報送信ステップ(S27)は、処理催促要求発生情報送信手段47によって行われる。S27では、S6で受信した処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザの所持する第2ユーザ端末3bに処理催促要求発生情報を送信する。この処理催促要求発生情報は、例えば特定のメニューの処理が催促された旨の情報であってもよく、この催促情報に加え、この催促を認める場合に現在の待ち時間がどれだけ延長されるか等の情報を含んでいてもよい。
〔処理順序確認ステップ〕
処理順序確認ステップ(S28)は、処理順序確認手段48によって行われる。S28では、S27で処理催促要求発生情報を送信された第2ユーザ端末3bから処理順序の遅れの可否情報を受信する。なお、S28で、全ての第2ユーザ端末3bから処理順序の遅れの拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔追加料金情報送信ステップ〕
追加料金情報送信ステップ(S29)は、追加料金請求手段44によって行われる。S29では、上記処理催促情報で処理を催促されたメニューに対する追加料金情報を第1ユーザ端末3aに送信する。S29では、S28で第2ユーザ端末3bから受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した追加料金情報を第1ユーザ端末3aに送信する。具体的には、S29では、処理順序の遅れを承諾したユーザの人数、及びこれによって短縮される処理時間等を加味して算出される追加料金情報を第1ユーザ端末3aに送信する。
〔追加料金可否情報受信ステップ〕
追加料金可否情報受信ステップ(S30)は、追加料金請求手段44によって行われる。S30では、S29で送信した追加料金に対する承諾の可否情報を第1ユーザ端末3aから受信する。S30で第1ユーザ端末3aから追加料金の承諾情報を受信した場合、次の処理催促情報送信ステップ(S31)に進む。一方、S30で第1ユーザ端末3aから追加料金の拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔処理催促情報送信ステップ〕
処理催促情報送信ステップ(S31)は、処理催促情報送信手段49によって行われる。S31では、S6で受信した処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。S31では、S28で第2ユーザ端末3bから受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した情報を送信する。S31では、S30で上記追加料金情報に対する支払いの承諾情報を受信した場合に、上記処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。
〔決済ステップ〕
決済ステップ(S32)は、決済手段25によって行われる。S32では、第1ユーザ端末3aの操作に基づいて上記追加料金の決済を行う。S32では、例えばS30で上記追加料金承諾情報を受信した際に、この追加料金承諾情報に基づいて決済手続を行ってもよい。また、S32では、全メニューの会計時に第1ユーザ端末3aに上記追加料金を含む決済情報を表示させ、第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、この決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。このように、S32では、原則として第1ユーザ端末3aのユーザ毎に、各人が催促した追加料金の決済手続を行う。なお、S32では、1の第1ユーザ端末3aに上記決済情報を表示させる場合に、S4で無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた他の第1ユーザ端末3aに対応する決済情報を同時に表示させ、上記1の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいてこの決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。また、S32では、1の第1ユーザ端末3aのユーザに他の第1ユーザ端末3aのユーザが注文した特定のメニュー又は特定の追加料金を選択させることで、1の第1ユーザ端末3aに他の第1ユーザ端末3aによって注文された特定のメニュー又は追加料金の決済手続を行わせてもよい。さらに、S32では、無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた複数の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、複数の第1ユーザ端末3aのうち決済手続を行う第1ユーザ端末3aを特定する手段を有していてもよい。
〔遅延料金支払いステップ〕
遅延料金支払いステップ(S33)は、遅延料金支払い手段45によって行われる。S33では、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う。S33では、S28で処理順序の遅れの承諾情報を送信した第2ユーザ端末3bのユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。S33では、例えばS32で決済手続が行われた場合に、この決済手続を行った第1ユーザ端末3aのユーザの処理順序を繰り上げたことに起因して処理順序が遅くなった他のユーザが所持する第2ユーザ端末3bに、この決済に含まれる追加料金の一部の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、第2ユーザ端末3bのユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。
<利点>
当該オーダー管理システム41は、処理催促要求発生情報送信手段47及び処理順序確認手段48を備え、処理催促情報送信手段49が、処理順序確認手段48が他のユーザ端末3から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した処理催促情報を送信するので、処理順序が遅くなってもよいユーザの処理順序のみを遅らせることができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
当該オーダー管理方法は、処理催促要求情報送信ステップ(S27)及び処理順序確認ステップ(S28)を備え、処理催促情報送信ステップ(S31)が、S28で第2ユーザ端末3bから受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した処理催促情報を送信するので、処理順序が遅くなってもよいユーザの処理順序のみを遅らせることができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
当該プログラムは、サーバ42を、処理催促要求発生情報送信手段47及び処理順序確認手段48として機能させ、処理催促情報送信手段49に、処理順序確認手段48が他のユーザ端末3から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した処理催促情報を送信させるので、処理順序が遅くなってもよいユーザの処理順序のみを遅らせることができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
[第三実施形態]
<オーダー管理システム>
図9のオーダー管理システム51は、飲食店において所望のメニューを催促可能な飲食店用システムとして構成されている。当該オーダー管理システム51は、無線通信端末2と、ユーザ端末3と、店舗端末4と、サーバ52とを備える。サーバ52は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワークを介して通信可能に構成されている。当該オーダー管理システム51において、無線通信端末2、ユーザ端末3及び店舗端末4は、実際には複数存在している。但し、図9では、煩雑さ回避のため、各1個についてのみ図示する。当該オーダー管理システム51における無線通信端末2、ユーザ端末3及び店舗端末4は、図1のオーダー管理システム1と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
(サーバ)
サーバ52は、ユーザ端末3及び店舗端末4とネットワーク通信可能に構成されている。サーバ52は、演算処理部と、通信部と、固定ディスク、リムーバルディスク等から構成される記憶部とを有する。サーバ52は、1つのコンピュータから構成されてもよく、複数のコンピュータから構成されてもよい。サーバ52は、主として通信部によって実現される通信手段53と、主として演算処理部によって実現される登録手段23、追加料金請求手段54、決済手段25及び遅延料金支払い手段55と、主として記憶部によって実現される記憶手段27とを有する。通信手段53、登録手段23、追加料金請求手段54、決済手段25、遅延料金支払い手段55及び記憶手段27は、コンピュータプログラムによって実装可能である。登録手段23、決済手段25及び記憶手段27は、図1のオーダー管理システム1と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
通信手段53は、送信手段及び受信手段を有する。図10に示すように、上記送信手段は、メニュー情報送信手段31と、処理催促要求発生情報送信手段47と、処理催促情報送信手段57とを含む。また、図10に示すように、上記受信手段は、処理催促情報受信手段32と、遅延料金請求情報受信手段56とを含む。メニュー情報送信手段31及び処理催促情報受信手段32は図1のオーダー管理システム1と同様であり、処理催促要求発生情報送信手段47は図6のオーダー管理システム41と同様のため、説明を省略する。
〔遅延料金請求情報受信手段〕
遅延料金請求情報受信手段56は、処理催促要求発生情報送信手段47で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザが所持するユーザ端末3から処理順序の遅れに対する遅延料金請求情報を受信する。遅延料金請求情報受信手段56は、例えば他のユーザのユーザ端末3の入力及び送信操作に起因する任意の金額情報を受信してもよく、予め設定された金額に対する承諾情報を受信してもよい。なお、遅延料金請求情報受信手段56が、処理催促要求発生情報送信手段47で処理催促要求発生情報を送信された他の全てのユーザのユーザ端末3から処理順序の遅れを拒否する旨の情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔追加料金請求手段〕
追加料金請求手段54は、上記処理催促情報で処理を催促されたメニューに対する追加料金をユーザ端末3に請求する。追加料金請求手段54は、遅延料金請求情報受信手段56で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求する。追加料金請求手段54は、追加料金情報をユーザ端末3に送信する追加料金情報送信手段と、上記追加料金情報送信手段で送信した追加料金に対する承諾の可否情報をユーザ端末3から受信する追加料金可否情報受信手段とを含む。
上記追加料金情報送信手段は、遅延料金請求情報受信手段56で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金情報をユーザ端末3に送信する。上記追加料金情報送信手段は、例えば複数の他のユーザ端末3から送信される追加料金請求情報の合計金額情報をユーザ端末3に送信してもよく、他のユーザ端末3毎の追加料金請求金額情報をユーザ端末3に送信してもよい。また、上記追加料金請求情報送信手段は、これらの追加料金請求情報に加え、メニュー毎に予め設定された追加料金情報を送信してもよい。
上記追加料金可否情報受信手段は、例えば複数の他のユーザ端末3から送信された追加料金請求情報の合計金額情報に対する可否情報をユーザ端末3から受信してもよい。また、上記追加料金可否情報受信手段は、一部の他のユーザ端末3から送信された追加料金請求情報に対する承諾情報をユーザ端末3から受信してもよい。なお、上記追加料金可否情報受信手段が、全ての他のユーザ端末3から送信された追加料金請求情報に対する拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔処理催促情報送信手段〕
処理催促情報送信手段57は、処理催促情報受信手段32で受信した処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。処理催促情報送信手段57は、上記追加料金可否情報受信手段で受信した追加料金承諾情報を加味した情報を送信する。処理催促情報送信手段57は、上記追加料金可否情報受信手段でユーザ端末3から遅延料金の支払いを承諾された他のユーザ端末3から要求された処理よりも処理催促情報を送信したユーザ端末3から要求された処理の順序を早くする旨の情報を店舗端末4に送信する。
〔遅延料金支払い手段〕
遅延料金支払い手段55は、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う。遅延料金支払い手段55は、上記追加料金可否情報受信手段でユーザ端末3から遅延料金の支払いを承諾された他のユーザ端末3のユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。遅延料金支払い手段55は、上記追加料金可否情報受信手段で受信した追加料金承諾情報に基づいて他のユーザ端末3のユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。遅延料金支払い手段55は、例えば決済手段25による決済手続が行われた場合に、他のユーザが所持するユーザ端末3に、この決済に含まれる追加料金の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、他のユーザ端末3のユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。
<オーダー管理方法>
次に、図11を参照して、当該オーダー管理システム51を用いたオーダー管理方法について説明する。図11では、特定のメニューの処理の催促を行うユーザが所持するユーザ端末を第1ユーザ端末3aとし、このユーザの催促によって処理順序が繰り下がる他のユーザが所持するユーザ端末を第2ユーザ端末3bとして記載している。なお、ユーザ情報登録ステップ(S1)、店舗情報登録ステップ(S2)、無線通信端末情報登録ステップ(S3)、入店情報記憶ステップ(S4)、メニュー情報送信ステップ(S5)、処理催促情報受信ステップ(S6)は図5のオーダー管理システムと同様であり、処理催促要求発生情報送信ステップ(S27)は図8のオーダー管理システムと同様のため、説明を省略する。また、第2ユーザ端末3bについては、第1ユーザ端末3aと同様のユーザ情報登録ステップ及び入店情報記憶ステップがなされているものとする。
〔遅延料金請求情報受信ステップ〕
遅延料金請求情報受信ステップ(S48)は、遅延料金請求情報受信手段56によって行われる。S48では、S27で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザが所持する第2ユーザ端末3bから処理順序の遅れに対する遅延料金請求情報を受信する。S48では、例えば他のユーザが所持する第2ユーザ端末3bの入力及び送信操作に起因する任意の金額情報を受信してもよく、予め設定された金額に対する承諾情報を受信してもよい。なお、S48で、S27で処理催促要求発生情報を送信された少なくとも一部の第2ユーザ端末3bから遅延料金請求情報を受信した場合、次の追加料金情報送信ステップ(S49)に進む。一方、S48で、S27で処理催促要求発生情報を送信された全ての第2ユーザ端末3bから処理順序の遅れを拒否する旨の情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔追加料金情報送信ステップ〕
追加料金情報送信ステップ(S49)は、追加料金請求手段54によって行われる。S49では、S48で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を第1ユーザ端末3aに送信する。S49では、例えば複数の第2ユーザ端末3bから送信される追加料金請求情報の合計金額情報を第1ユーザ端末3aに送信してもよく、第2ユーザ端末3b毎の追加料金請求金額情報を第1ユーザ端末3aに送信してもよい。また、S49では、これらの追加料金請求情報に加えて、メニュー毎に予め設定された追加料金情報を送信してもよい。
〔追加料金可否情報受信ステップ〕
追加料金可否情報受信ステップ(S50)は、追加料金請求手段54によって行われる。S50では、例えば複数の第2ユーザ端末3bから送信された追加料金請求情報の合計金額情報に対する可否情報を第1ユーザ端末3aから受信してもよい。また、S50では、一部の第2ユーザ端末3bから送信された追加料金請求情報に対する承諾情報を第1ユーザ端末3aから受信してもよい。S50で第1ユーザ端末3aから追加料金の承諾情報を受信した場合、次の処理催促情報送信ステップ(S51)に進む。一方、S50で、全ての第2ユーザ端末3bから送信された追加料金請求情報に対する拒否情報を受信した場合、特定のメニューについての処理催促手続は中止される。
〔処理催促情報送信ステップ〕
処理催促情報送信ステップ(S51)は、処理催促情報送信手段57によって行われる。S51では、S6で受信した処理催促情報に基づく情報を店舗端末4に送信する。S51では、S50で受信した追加料金承諾情報を加味した情報を送信する。S51では、S50で第1ユーザ端末3aから遅延料金の支払いを承諾された第2ユーザ端末3bから要求された処理よりも処理催促情報を送信した第1ユーザ端末3aから要求された処理の順序を早くする旨の情報を店舗端末4に送信する。
〔決済ステップ〕
決済ステップ(S52)は、決済手段25によって行われる。S52では、第1ユーザ端末3aの操作に基づいて上記追加料金の決済を行う。S52では、例えばS50で上記追加料金承諾情報を受信した際に、この追加料金承諾情報に基づいて決済手続を行う。また、S52では、全メニューの会計時に第1ユーザ端末3aに上記追加料金を含む決済情報を表示させ、第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、この決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。このように、S52では、原則として第1ユーザ端末3aのユーザ毎に、各人が催促した追加料金の決済手続を行う。なお、S52では、1の第1ユーザ端末3aに上記決済情報を表示させる場合に、S4で無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた他の第1ユーザ端末3aに対応する決済情報を同時に表示させ、上記1の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいてこの決済情報に対応した決済手続を行ってもよい。また、S52では、1の第1ユーザ端末3aのユーザに他の第1ユーザ端末3aのユーザが注文した特定のメニュー又は特定の追加料金を選択させることで、1の第1ユーザ端末3aに他の第1ユーザ端末3aによって注文された特定のメニュー又は追加料金の決済手続を行わせてもよい。さらに、S52では、無線通信端末2の無線通信端末識別情報と関連付けられた複数の第1ユーザ端末3aの入力及び送信操作に基づいて、複数の第1ユーザ端末3aのうち決済手続を行う第1ユーザ端末3aを特定する手段を有していてもよい。
〔遅延料金支払いステップ〕
遅延料金支払いステップ(S53)は、遅延料金支払い手段55によって行われる。S53では、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる第2ユーザ端末3bのユーザに対して処理遅延料金を支払う。S53では、S50で第1ユーザ端末3aから遅延料金の支払いを承諾された第2ユーザ端末3bのユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。S53では、S50で受信した追加料金承諾情報に基づいて第2ユーザ端末3bを所持するユーザに対して処理遅延料金の支払い手続を行う。S53では、例えばS52で決済手続が行われた場合に、他のユーザが所持する第2ユーザ端末3bに、この決済に含まれる追加料金の支払い手続を行う。また、上記追加料金の支払いは、第2ユーザ端末3bのユーザのユーザ情報を用いて行ってもよい。
<利点>
当該オーダー管理システム51は、サーバ52が処理催促要求発生情報送信手段47及び遅延料金請求情報受信手段56を備え、追加料金請求手段54が遅延料金請求情報受信手段56で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求するので、処理順序の繰り上げを希望するユーザと処理順序が遅くなるユーザとの間の合意に基づいて処理順序を変更することができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
当該オーダー管理方法は、処理催促要求発生情報送信ステップ(S27)及び遅延料金請求情報受信ステップ(S48)を備え、追加料金情報送信ステップ(S49)が遅延料金請求情報受信ステップ(S48)で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を第1ユーザ端末3aに送信するので、処理順序の繰り上げを希望するユーザと処理順序が遅くなるユーザとの間の合意に基づいて処理順序を変更することができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
当該プログラムは、サーバ52を、処理催促要求発生情報送信手段47及び遅延料金請求情報受信手段56として機能させ、追加料金請求手段54に遅延料金請求情報受信手段56で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求させるので、処理順序の繰り上げを希望するユーザと処理順序が遅くなるユーザとの間の合意に基づいて処理順序を変更することができ、処理順序の変動を円滑に行うことができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば当該オーダー管理システムは、処理催促情報で処理を催促されたメニューに対する追加料金をユーザ端末に請求しなくてもよい。また、追加料金をユーザ端末に請求する場合であっても、順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払わなくてもよい。さらに、上記サーバは、必ずしもユーザ端末の操作に基づいて追加料金の決済を行う決済手段を備えなくてもよい。他のユーザに対して処理遅延料金を支払わない場合、上記サーバは1のユーザ端末のみとネットワークを介して接続されてもよい。また、上記決済手段を備える場合、上記決済手段はユーザ端末毎の決済を行うことに代えて客席毎の決済を行うように構成されてもよい。
上記サーバは、1又は複数のユーザ端末から入札金額情報を受信する入札金額情報受信手段を備えていてもよい。またこの場合、上記サーバは、複数のユーザ端末から送信された入札金額情報に基づいて、処理順序を早めるユーザを決定する処理順序決定手段を備えていてもよい。かかる構成によると、例えば複数のユーザ端末から送信される入札金額情報のうち最も有利な条件の入札金額情報を送信したユーザ端末のユーザの処理順序を早めることができる。なお、この入札金額情報は、上述の処理催促情報受信手段で受信する処理催促情報と同時にサーバに受信されてもよく、またこの処理催促情報とは別個に受信されてもよい。また、上述の処理催促情報送信手段は、例えば上記処理順序決定手段で決定されたユーザのユーザ端末から送信された処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を店舗端末に送信してもよい。
上記サーバは、必ずしもユーザ端末のユーザ識別情報を店舗端末と関連付けて記憶する入店情報記憶手段を備えなくてもよい。上記サーバが上記入店情報記憶手段を備えない場合、上記サーバが上述の無線通信端末情報登録手段を備えなくてもよい。さらに、上記無線通信端末は必ずしも超音波送信装置でなくてもよい。上記無線通信端末は、例えばユーザ端末が非接触ICチップを有する場合、この非接触ICチップと近距離無線通信可能なリーダライタとして形成されてもよい。また、上記無線通信端末としては、Bluetooth(登録商標)その他の無線通信が可能な端末が用いられてもよい。さらに、上記無線通信端末は、アンテナによって上記ユーザ端末、店舗端末、サーバ等と通信可能に構成されていてもよい。
上記実施形態では、各ユーザが保持する端末をユーザ端末として用いる構成について説明したが、上記ユーザ端末としては、例えば各店舗の客席毎に設けられる端末を用いることも可能である。この場合、例えばこのユーザ端末にオーダーの催促や遅延に基づく金額情報を表示し、この金額情報に基づく決済手続及び遅延料金の支払い手続をレジにて行ってもよい。
上記ユーザ端末及び店舗端末は、ネットワークを介して通信可能に構成されてもよい。
当該オーダー管理システムは、飲食店用として好適に用いられるが、特定の処理順序を早めることが望まれる場合のある種々のシステムに適用可能である。
当該オーダー管理システムは、店舗における案内順序を早めるためのシステムとして用いられてもよい。具体的には、例えば飲食店において客席への案内順序を早めるためのシステムとして用いられてもよい。
以上のように、本発明のオーダー管理システムは、特定のメニューについての待ち時間を他のユーザとの関係で短縮することができるので、飲食店用システムとして好適に用いられる。
1,41,51 オーダー管理システム
2 無線通信端末
3,3a,3b ユーザ端末
4 店舗端末
5,42,52 サーバ
11,14,18,22,43,53 通信手段
12 超音波制御手段
13,17,21,27 記憶手段
15,19 入力手段
16,20 表示手段
23 登録手段
24,44,54 追加料金請求手段
25 決済手段
26,45,55 遅延料金支払い手段
31 メニュー情報送信手段
32 処理催促情報受信手段
33,49,57 処理催促情報送信手段
34 ユーザ情報登録手段
35 店舗情報登録手段
36 無線通信端末情報登録手段
37 入店情報記憶手段
47 処理催促要求発生情報送信手段
48 処理順序確認手段
56 遅延料金請求情報受信手段

Claims (13)

  1. 1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを備えるオーダー管理システムであって、
    上記サーバが、
    上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、
    上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録手段と、
    上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信手段と、
    上記メニュー情報送信手段で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、
    上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信手段と
    を備えるオーダー管理システム。
  2. 上記サーバが、上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を上記店舗情報と関連付けて記憶する入店情報記憶手段をさらに備え、
    上記メニュー情報送信手段が、上記入店情報記憶手段で識別情報を記憶したユーザ端末に上記メニュー情報を送信する請求項1に記載のオーダー管理システム。
  3. 上記サーバが、上記ユーザ端末と近接無線通信可能な無線通信端末の無線通信端末識別情報を含む無線通信端末情報を上記店舗情報と関連付けて登録する無線通信端末情報登録手段をさらに備え、
    上記入店情報記憶手段が、上記無線通信端末との近接無線通信により上記ユーザ端末が受信し、かつこのユーザ端末から送信される上記無線通信端末の無線通信端末識別情報を上記ユーザ識別情報及び上記店舗情報と関連付けて記憶する請求項2に記載のオーダー管理システム。
  4. 上記サーバが、上記処理催促情報で処理を催促されるメニューに対する追加料金を上記ユーザ端末に請求する追加料金請求手段をさらに備える請求項1、請求項2又は請求項3に記載のオーダー管理システム。
  5. 上記サーバが、上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザに対して処理遅延料金を支払う遅延料金支払い手段をさらに備える請求項4に記載のオーダー管理システム。
  6. 上記追加料金請求手段が、上記遅延料金支払い手段で遅延料金を支払うユーザ数に応じた追加料金を請求する請求項5に記載のオーダー管理システム。
  7. 上記サーバが、
    上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、
    上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザ端末から処理順序の遅れの可否情報を受信する処理順序確認手段と
    をさらに備え、
    上記処理催促情報送信手段が、上記処理順序確認手段が他のユーザ端末から受信した処理順序の遅れの承諾情報を加味した情報を送信する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のオーダー管理システム。
  8. 上記サーバが、
    上記処理催促情報に起因して処理順序が遅くなる他のユーザのユーザ端末に処理催促要求発生情報を送信する処理催促要求発生情報送信手段と、
    上記処理催促要求発生情報送信手段で処理催促要求発生情報を送信された他のユーザのユーザ端末から処理順序の遅れに対する遅延料金請求情報を受信する遅延料金請求情報受信手段と
    をさらに備え、
    上記追加料金請求手段が、上記遅延料金請求情報受信手段で受信した遅延料金請求情報を加味した追加料金を請求する請求項5に記載のオーダー管理システム。
  9. 上記追加料金請求手段の追加料金がメニュー毎に設定されている請求項4から請求項8のいずれか1項に記載のオーダー管理システム。
  10. 上記サーバが、上記ユーザ端末の操作に基づいて上記追加料金の決済を行う決済手段をさらに備える請求項4から請求項9のいずれか1項に記載のオーダー管理システム。
  11. 飲食店用である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のオーダー管理システム。
  12. 1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを用いたオーダー管理方法であって、
    上記サーバが、
    上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録ステップと、
    上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録ステップと、
    上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信ステップと、
    上記メニュー情報送信ステップで送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信ステップと、
    上記処理催促情報受信ステップで受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信ステップと
    を備えるオーダー管理方法。
  13. 1又は複数のユーザ端末及び店舗端末とネットワークを介して通信可能なサーバを用いたオーダー管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    上記サーバを、
    上記ユーザ端末のユーザ端末識別情報を含むユーザ情報を登録するユーザ情報登録手段と、
    上記店舗端末の店舗端末識別情報及びメニュー情報を含む店舗情報を登録する店舗情報登録手段と、
    上記ユーザ端末に上記メニュー情報を送信するメニュー情報送信手段と、
    上記メニュー情報送信手段で送信したメニュー情報に含まれる1又は複数のメニューについての処理催促情報を上記ユーザ端末から受信する処理催促情報受信手段と、
    上記処理催促情報受信手段で受信した処理催促情報又はこの処理催促情報に基づく情報を上記店舗端末に送信する処理催促情報送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023500130A (ja) * 2020-02-26 2023-01-04 北京京東振世信息技術有限公司 スマートキッチンのインタラクション制御方法、装置、システム、記録媒体及び機器

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