JP2018168938A - 差動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】支持部材の内側から差動ギヤに潤滑油を供給することができる差動装置を提供する。
【解決手段】差動装置11は、複数の差動ギヤ26と、複数の差動ギヤ26の各々を支持する複数の差動ギヤ支持部材29と、複数の差動ギヤ26と各々噛み合う1対の出力ギヤ27,28と、各々に差動ギヤ支持部材29の少なくとも一方の端部を支持する支持孔46を備える複数の支持部43を有する支持部材31と、を備える。各々の支持部43には、出力ギヤ27,28における径方向内方側に支持孔46と接続する段部47が形成されており、支持孔46の少なくとも一部は、出力ギヤ27,28の径方向に貫通している。
【選択図】図2
【解決手段】差動装置11は、複数の差動ギヤ26と、複数の差動ギヤ26の各々を支持する複数の差動ギヤ支持部材29と、複数の差動ギヤ26と各々噛み合う1対の出力ギヤ27,28と、各々に差動ギヤ支持部材29の少なくとも一方の端部を支持する支持孔46を備える複数の支持部43を有する支持部材31と、を備える。各々の支持部43には、出力ギヤ27,28における径方向内方側に支持孔46と接続する段部47が形成されており、支持孔46の少なくとも一部は、出力ギヤ27,28の径方向に貫通している。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動四輪車といった車両に搭載される差動装置に関する。
差動装置において、従来より、短いピニオンシャフトを支持部材で両持ち支持する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、ピニオンギヤまたはピニオンシャフトの径方向内方側に、潤滑油を貯める貯留部を有する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
しかし、特許文献1および2に記載の技術の組み合わせでは、支持部材の内径側から潤滑油を供給することは困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、支持部材の内側からピニオンギヤ(差動ギヤ)に潤滑油を供給することができる差動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る1つの差動装置は、複数の差動ギヤと、前記複数の差動ギヤの各々を支持する複数の差動ギヤ支持部材と、前記複数の差動ギヤと各々噛み合う1対の出力ギヤと、各々に前記差動ギヤ支持部材の少なくとも一方の端部を支持する支持孔を備える複数の支持部を有する支持部材と、を備え、各々の前記支持部には、前記出力ギヤにおける径方向内方側に前記支持孔と接続する段部が形成されており、前記支持孔の少なくとも一部は、前記出力ギヤの径方向に貫通している。
また、好適には、前記段部は、前記支持部の前進回転方向側が該前進回転方向の反対側に対して前記出力ギヤにおける径方向外方に凹んだ形で形成される。
また、好適には、前記段部は、第1面と、前記支持部の前進回転方向側で前記第1面よりも前記出力ギヤにおける径方向外方側に凹む第2面と、前記第1面および前記第2面を接続するとともに、前記支持孔に接続する段差面と、有し、前記段差面を含む仮想平面は前記支持孔の中心軸線を通っている。
また、好適には、前記差動ギヤ支持部材の一方の端部は差動装置が組み立てられた状態で前記段部まで達している。
また、好適には、前記支持部材は、さらに、隣り合う2つの前記支持部を連結する複数の連結部を有し、前記支持部材は、隣り合う2つの一方側の前記支持部の,前進回転方向とは逆方向側の前記出力ギヤにおける径方向内方面を成す第1面と、隣り合う2つの他方側の前記支持部の前記段部と、前記一方側の前記支持部および前記他方側の前記支持部を連結する前記連結部の前記出力ギヤにおける径方向内方面と、が連続している。
本発明によれば、支持部材の内側からピニオンギヤ(差動ギヤ)に潤滑油を供給することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る差動装置11の全体構成を模式的に示している。自動車は、自動車に搭載される動力源としてのエンジン(図示しない)の横に配置されて、トランスミッション(図示しない)や差動装置11を収容するミッションケース12を備える。ミッションケース12には、車軸にそれぞれ連なる左右1対の出力軸13a,13bが中心軸CL回りで回転自在に支持される。2つの出力軸13a,13bは、相互に同軸に配置され、ミッションケース12内で差動装置11に結合される一端をそれぞれ有する。
ミッションケース12と個々の出力軸13a,13bとの間には例えば環状のシール部材14a,14bが装着される。シール部材14a,14bは、ミッションケース12と、回転する出力軸13a,13bとの間を液密に塞ぐ。本実施形態では、ミッションケース12の底部に、ミッションケース12の内部空間に臨んで所定量の潤滑油を貯留するオイルパン(図示しない)が形成される。オイルパンに貯留された潤滑油はミッションケース12の内部空間で減速歯車機構15の可動要素や後述するデフケース16の回転によって周辺に掻き上げられて飛散する。このようにして、減速歯車機構15の可動要素や後述するデフケース16の回転によって飛散された潤滑油で後述するデフケース16の内外に存在する機械運動部分は潤滑される。
差動装置11は、例えば、中心軸CL回りで回転自在にミッションケース12に支持されるデフケース(入力部材)16と、デフケース16内に収容される差動機構としての差動ギヤ機構17と、を備える。
デフケース16は、例えば、中心軸CLに直交する平面に沿うように差動ギヤ機構17の一側面(一方の側面,他方の側面)を覆うことができる第1カバー部材18と、中心軸CLに直交する平面に沿うように第1カバー部材18と対向する差動ギヤ機構17の他の側面(他方の側面,一方の側面)を覆うことができる第2カバー部材19と、第1カバー部材18および第2カバー部材19に連結可能であり、第1カバー部材18および第2カバー部材19とは異なる方向から差動ギヤ機構17を覆うことができるリング部材21と、を有する。
第1カバー部材(一方のカバー部材,他方のカバー部材,カバー部材,ケース,入力部材)18は、例えば、中心軸CLを中心とする中央部に空間を有するリング形状に形成される第1カバー体18aと、第1カバー体18aの内周端部から第2カバー部材19と対向する向きとは反対側に突き出る円筒形の第1軸受け部(第1ボス部)18bと、を有する。また、第1カバー部材は、後述するサイドギヤ(一方のサイドギヤ,一方の出力ギヤ,他方のサイドギヤ,他方の出力ギヤ)27の背面を覆うことができる。
第1軸受け部18bの外周面には玉軸受け部材22aが装着される。第1軸受け部18bは玉軸受け部材22aの内輪に嵌め合わせられる。玉軸受け部材22aの外輪はミッションケース12に嵌め込まれる。このようにして第1軸受け部18bはミッションケース12に回転自在に支持される。
また、第2カバー部材(他方のカバー部材,一方のカバー部材,カバー部材,ケース,入力部材)19は、例えば、中心軸CLを中心とする中央部に空間を有するリング形状に形成される第2カバー体19aと、第2カバー体19aの内周端部から第1カバー部材18と対向する向きとは反対側に突き出る円筒形の第2軸受け部(第2ボス部)19bと、を有する。また、第2カバー部材は、後述するサイドギヤ(他方のサイドギヤ,他方の出力ギヤ,一方のサイドギヤ,一方の出力ギヤ)28の背面を覆うことができる。
第2軸受け部19bの外周面には玉軸受け部材22bが装着される。第2軸受け部19bは玉軸受け部材22bの内輪に嵌め合わせられる。玉軸受け部材22bの外輪はミッションケース12に嵌め込まれる。このようにして第2軸受け部19bはミッションケース12に回転自在に支持される。
リング部材(ドリブン部材,ケース,入力部材)21は、例えば、外周面に設けられる外向きのギヤ歯23を有する。ギヤ歯23は中心軸CLに同軸に環状に配置される。また、リング部材21のギヤ歯23は減速歯車機構15のギヤ歯24と噛み合う。そのため、エンジンの動力がトランスミッションからデフケース16に伝達される。したがって、リング部材21はいわゆるリングギヤ(ドリブンギヤ)として機能するとともに、入力部材としても機能する。
差動ギヤ機構17は、例えば、中心軸CLに直交する回転軸線25回りで回転自在に支持される複数のピニオンギヤ(差動ギヤ)24と、中心軸CL回りに回転自在に支持されて、複数のピニオンギヤ26に各々噛み合う1対のサイドギヤ(出力ギヤ)27,28(即ち第1サイドギヤ(第1出力ギヤ)27および第2サイドギヤ(第2出力ギヤ)28)と、回転軸線25に同軸の軸心を有する各々のピニオンギヤ26を回転自在に支持する複数のピニオンシャフト(シャフト,差動ギヤ支持部材)29と、各々のピニオンシャフト29を支持する支持部材31と、を有する。
個々のピニオンギヤ26は、例えば、ピニオンシャフト29を回転自在に挿入可能な軸孔32を有する支持体33と、支持体33からピニオンギヤ26の径方向外方に突き出るギヤ歯部34と、を有する。軸孔32は例えば回転軸線25に同軸の円筒形状を成している。また、ギヤ歯部34には複数のギヤ歯がピニオンシャフト29の軸心周りで環状に配列されている。
支持体33の背面には、軸孔32の周縁からピニオンギヤ26の径方向外方に広がって支持部材31の受け面35に受け止められるスライド面36が形成される。スライド面36は例えば回転軸線25に直交する平面で構成される。また、支持部材31の受け面35と個々のピニオンギヤ26のスライド面36との間にはワッシャー37が介在していてもよい。(本実施形態では、支持部材31の受け面35とピニオンギヤ26のスライド面36との間にはワッシャー37が介在している。)
1対のサイドギヤ27,28の各々は、例えば、各々の出力軸13a,13bの先端部がそれぞれスプライン嵌合される軸孔39を有する円筒状の軸部41と、軸部41からサイドギヤ27,28の径方向外方に離れた位置に在って複数のピニオンギヤ26に噛合するギヤ歯を有する円環状の歯部42と、軸部41のサイドギヤ27,28の軸方向内方側の先端部から歯部42の内周端部に向かってサイドギヤ27,28の径方向外方に延びるリング板状に形成される中間壁部38と、を備える。第1サイドギヤ27および第2サイドギヤ28の相対回転は回転軸線25回りのピニオンギヤ26の回転によって引き起こされる。
また、1対のサイドギヤ27,28の各々の軸部41はそれぞれ対応する第1軸受け部18bおよび第2軸受け部19bに覆われる。また、出力軸13a,13bは対応する軸部41に相対回転不能に嵌め入れられる。このようにして個々のサイドギヤ27,28はデフケース16を介してミッションケース12に回転自在に支持される。
支持部材31は、例えば、中心軸CL周りに等間隔に配置されて、各々のピニオンシャフト29の一端部(他端部,一方の端部,他方の端部)を支持する複数の第1支持部43と、サイドギヤ27,28の径方向外方で中心軸CL周りに等間隔に配置されて、各々のピニオンシャフト29の他端部(一端部,一方の端部,他方の端部,外端部)を支持する複数の第2支持部44と、隣り合う2つの第1支持部43および隣り合う2つの第2支持部44を連結する複数のフレーム部45と、を有する。
図2および図3を併せて参照し、各々の第1支持部43は、例えば、ピニオンシャフト29の一端部を挿入して支持する第1軸受け孔(支持孔)46と、第1軸受け孔46と接続する、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方側で第1支持部43の支持部材31における前進回転方向FF側に凹んだ段部47と、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方でかつ前進回転方向FFの反対側の端部に形成される切欠き部48と、を有する。
段部47は、例えば、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方面を成すとともに、第1軸受け孔46の縁の一部を規定する第1面49と、第1軸受け孔46の縁の一部を規定するとともに、第1支持部43の支持部材31における前進回転方向FF側で第1面49よりもサイドギヤ27,28の径方向外方側に凹む面となる第2面50と、第1面49および第2面50を接続する段差面51と、を有する。また、本実施形態では、段差面51を含む仮想平面は第1軸受け孔46の中心軸線(回転軸線25)を通っている。
また、切欠き部48は、例えば、第1支持部43の、サイドギヤ27,28における径方向内方側で、かつ、支持部材31における前進回転方向FFの反対側の端部に傾斜面で形成される。つまり、切欠き部48は、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内側面の一部を構成している。
各々の第2支持部44は、例えば、ピニオンシャフト29の他端部を挿入して支持する第2軸受け孔52と、第2軸受け孔52を通って貫通するピニオンシャフト29の抜け止めとなるピン53を挿入可能なピン孔54と、を有する。また、第2支持部44は、第1カバー部材18および第2カバー部材19の各々と当接可能に、サイドギヤ27,28の軸方向の幅が構成される。そのため、第2支持部44は、第1カバー部材18および第2カバー部材19の各々と連結可能である。したがって、支持部材31は中心軸CLの方向(サイドギヤ27,28の軸方向)で第1カバー部材18および第2カバー部材19の間に位置する。
また、第2軸受け孔52は、例えば、回転軸線25に同軸の円筒空間で形成される。また、ピン孔54は、例えば、回転軸線25に直交する第2軸受け孔52の1断面の直径線に沿って第2支持部44を貫通する。また、ピン53はピニオンシャフト29を貫通してピニオンシャフト29の抜け止めとして機能する。
各々のフレーム部45は、例えば、中心軸CL回りでサイドギヤ27,28の周方向に延びて隣り合う2つの第1支持部43を連結する第1連結部(連結部)55と、第1連結部55のサイドギヤ27,28の径方向外方に位置して、中心軸CL回りでサイドギヤ27,28の周方向に延びて隣り合う2つの第2支持部44を連結する第2連結部56と、を有する。本実施形態では、複数の第1支持部43、複数の第1連結部55、複数の第2連結部56および複数の第2支持部44は1つの部材として一体成形される。また、本実施形態では、第1連結部55および第2連結部56は中心軸CLの軸方向(サイドギヤ27,28の軸方向)に同一の厚みを有している。
また、第1連結部55は、例えば、隣り合う2つの第1支持部43に関し、一方の第1支持部43とは第1支持部43の切欠き部48と接続され、他方の第1支持部43とは第1支持部43の第2面50と接続される。つまり、支持部材31は、隣り合う2つの一方側の第1支持部43の支持部材31における前進回転方向FFとは反対側の径方向内方面49と、隣り合う2つの他方側の第1支持部43の段部47と、一方側の第1支持部43および他方側の第1支持部43を連結する第1連結部55のサイドギヤ27,28における径方向内方面とが周方向に連続している。
これにより、一方の第1支持部43の段部47から流出した潤滑油を一方の第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方面49および第1連結部55のサイドギヤ27,28における径方向内方面を介して他方の第1支持部43の第2面50に送ることができ、効率よく潤滑を行うことができる。
また、ピニオンシャフト29は、例えば、差動装置11が組み立てられた状態で一端部(一方の端部)が第1支持部43の段部47まで達するような長さで形成されている。そのため、ピニオンシャフト29の一端は、段部47の第2面50よりも中心軸CLに近づいた位置にある。すなわち、ピニオンシャフト29の一端部側の外周面は部分的に露出する。また、ピニオンシャフト29には、ピン53を挿入することができるピニオンシャフト29の径方向に貫通する貫通孔が形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。本実施形態の差動装置11は、エンジンから減速歯車機構15を介してデフケース16に回転力を受けた場合に、ピニオンギヤ26がピニオンシャフト29回りに自転しないで、デフケース16とともにデフケース16の中心軸(回転軸線)CL回りに公転するときは、デフケース16からピニオンギヤ26を介して左右のサイドギヤ27,28が同速度で回転駆動されて、サイドギヤ27,28の駆動力が均等に左右の出力軸13a,13bに伝達される。また、自動車の旋回走行等により左右の出力軸13a,13bに回転速度差が生じるときは、ピニオンギヤ26が自転しつつデフケース16の中心軸(回転軸線)CL回りに公転することで、ピニオンギヤ26から左右のサイドギヤ27、28に対して差動回転を許容しつつ回転駆動力が伝達される。以上は、従来周知の差動装置の作動と同様である。
ところで、本実施形態での1つの潤滑作用は、例えば、以下のように行われる。まず、出力軸13a,13b等を介して、支持部材31の内側に流れてきた潤滑油は、支持部材31の前進回転時に、1つの第1支持部43の段部47で捕獲される。捕獲された潤滑油は段部47および段部47に接続されている第1軸受け孔46の内壁を伝ってピニオンシャフト29の外周に至る。ピニオンシャフト29の外周に至った潤滑油は、ピニオンシャフト29の外周(より具体的には、ピニオンシャフト29のピニオンギヤ26との摺動面)、または、ピニオンシャフト29およびピニオンギヤ26の端面(より具体的には、ピニオンギヤ26の軸方向における内端面)を伝ってピニオンギヤ26のギヤ歯部34を潤滑する。
また、捕獲した潤滑油の一部が段部47から流出することがある。このとき、1つの第1支持部43の段部47から流出した潤滑油は、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方面49および第1連結部55を介して隣の第1支持部43の段部47に伝わる。隣の第1支持部43の段部47に伝わった潤滑油は、隣の第1支持部43の第2面50を介して隣の第1支持部43の壁面46aに伝わる。そして、隣の第1支持部43の段部47に伝わった潤滑油は、隣の第1支持部43に組み付けられているピニオンシャフト29およびピニオンギヤ26に対して潤滑をする。
尚、デフケース16が前進回転している時、つまり、支持部材31の前進回転時には、潤滑油が捕獲される1つの第1支持部43はその都度変わることになる。
本実施形態によれば、支持部材31は、ピニオンシャフト29の一端部を支持可能な第1軸受け孔(支持孔)46を有するとともに、第1支持部43のサイドギヤ27,28における径方向内方側に第1軸受け孔46に接続する段部47が形成されることで、支持部材31の内側にある潤滑油を利用して、ピニオンシャフト29の外周(より具体的には、ピニオンシャフト29のピニオンギヤ26との摺動面)、または、ピニオンギヤ26のギヤ歯部34を潤滑することができる。すなわち、支持部材31の内側からピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、ピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、本実施形態によれば、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、段部47が支持部材31の前進回転方向FF側に形成されることで、自動車等の車両の前進時、つまり支持部材31の前進回転時に、支持部材31は、支持部材31の内側にある潤滑油を容易に捕獲し、貯留することができる。これにより、効率よく支持部材31の内側にある潤滑油を第1軸受け孔46に送ることができる。そのため、効率よく支持部材31の内側からピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、効率よくピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、段差面51を含む仮想平面は第1軸受け孔46の中心軸線(回転軸線25)を通っている。第1軸受け孔46の露出は中心軸線を通る仮想平面で最大化することから、支持部材31の回転時に潤滑油を捕獲する開口を最大化することができる。したがって、より効率よく支持部材31の内側にある潤滑油を段部47で溜めることができ、より効率よく溜めた潤滑油をピニオンシャフト29の外周やピニオンギヤ26のギヤ歯部34に供給することができる。これにより、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能の向上に寄与することができる。
また、本実施形態によれば、隣り合う2つの第1支持部43に関し、一方の第1支持部43の切欠き部48、他方の第1支持部43の第2面50および一方の第1支持部43と他方の第1支持部43とを連結する第1連結部55の内周面が周方向に連続されている。つまり、支持部材31は、隣り合う2つの一方側の第1支持部43の支持部材31における前進回転方向FFとは反対側の径方向内方面49、隣り合う2つの他方側の第1支持部43の段部47、ならびに、一方側の第1支持部43および他方側の第1支持部43を連結する第1連結部55のサイドギヤ27,28における径方向内方面が、第1連結部55のサイドギヤ27,28における径方向内方面で周方向に連続している。そのため、一方の第1支持部43の段部47から流出した潤滑油を、他方の第1支持部43の段部47に導入することが容易である。
したがって、より効率よく第1支持部43の内側からピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、より効率よくピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能をより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ピニオンシャフト29の一端部は差動装置11が組み立てられた状態で段部47まで達するような長さで形成されている。そのため、ピニオンシャフト29はトルクが高い正転回転時により広い面積で第1軸受け孔46の内壁に支持されるので、効率よくピニオンシャフト29にトルクを伝達することができる。したがって、差動装置11のトルクの伝達性能の向上を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態を図4および図5を用いて説明する。また、第2実施形態では第1実施形態との違いについて詳しく説明し、第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付して第1実施形態を参照することとし、詳しい説明を省略する。
図4および図5は本発明の第2実施形態に係る差動装置11aの一部構成を模式的に示している。差動装置11aの一部の構成として、例えば、リング部材21に嵌め入れられる支持部材61を備える。支持部材61は、第1実施形態に係る差動装置11の支持部材31と同様に、第1カバー部材18および第2カバー部材19に挟まれてピニオンギヤ26を支持する機能を発揮する。
支持部材61は、例えば、中心軸CL周りで連続し、複数のピニオンシャフト29の一端部(一方の端部)を支持する環状部62と、中心軸CL周りにピニオンギヤ26の収容空間63を挟んで隣接し、環状部62のサイドギヤ27,28における径方向外方に配置される複数の補強部64と、を有する。第2実施形態では、例えば、支持部材61は1つの部材として一体に成形される。
環状部62は、例えば、各々のピニオンシャフト29の一端部(一方の端部)を挿入して支持する複数の軸受け部(支持部)65と、隣り合う2つの軸受け部65を接続し、補強部64のサイドギヤ27,28における径方向内方に位置する複数の連結体(連結部)66と、を有する。また、各々の軸受け部65は、例えば、ピニオンシャフト29の一端部(一方の端部)を挿入して支持する軸受け孔(支持孔)67を有している。
また、各々の軸受け孔67は、例えば、ピニオンギヤ26の回転軸線25に同軸の円筒で一方の端部(より具体的には、サイドギヤ27,28の径方向内方側の端部)の少なくとも一部が底付き(有底)に形成されている。また、各々の軸受け孔67は、例えば、サイドギヤ27,28の径方向内方側で、かつ軸受け部65の支持部材61における前進回転方向FF側に、サイドギヤ27,28の径方向内方側から径方向外方側に凹む段部68が形成される。
そして、各々の軸受け孔67は、段部68によってサイドギヤ27,28の径方向内方側が一部開口する。これにより、各々の軸受け孔67はサイドギヤ27,28の径方向で貫通する。また、その一方で、各々の軸受け孔67は、サイドギヤ27,28の径方向内方側で、かつ軸受け部65の支持部材61における前進回転方向FFとは反対側に、軸受け孔67の底となる有底部69が形成されている。
各々の段部68は、例えば、有底部69のサイドギヤ27,28における径方向内方面を成している第1面71と、第1面71よりもサイドギヤ27,28の径方向外方で、かつ支持部材61における前進回転方向FF側に位置し、軸受け孔67の縁の一部を規定する第2面72と、第1面71および第2面72を接続する段差面73と、を有する。
また、各々の段部68の第1面71は、支持部材61の内周面の一部を成している。つまり、各々の段部68の第1面71は、軸受け部65の径方向内方面(支持部材61の内周面)と言い換えることもできる。また、有底部69のサイドギヤ27,28における径方向外端面には、例えば、軸受け孔67の一方側の底面をなす有底面74を有する。また、段差面73を含む仮想平面は軸受け孔67の中心軸線(回転軸線25)を通っている。また、各々の連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面は、例えば、支持部材61の内周面の一部を成している。つまり、各々の連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面は、支持部材61の内周面と言い換えることもできる。
また、隣り合う2つの軸受け部65に関し、支持部材61における前進回転方向FF側にある一方の軸受け部65の第1面71、支持部材61における前進回転方向FFでの逆方向側にある他方の軸受け部65の第2面72、ならびに、一方の軸受け部65の第1面71および他方の軸受け部65の第2面72を接続する連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面は、例えば軸受け孔67の縁から支持部材61の周方向に連続する。つまり、支持部材61は、隣り合う2つの一方側の軸受け部65の、支持部材61における前進回転方向FFとは反対方向側の径方向内方面71と、隣り合う2つの他方側の軸受け部65の段部68と、一方側の軸受け部65および他方側の軸受け部65を連結する連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面と、が連続している。そのため、隣接する軸受け孔67の間では支持部材61の内周面は滑らかに湾曲する。また、ピニオンシャフト29の一方の外端面と有底部69との間には間隔が形成されてもよく、ピニオンシャフト29の一方の外端面は有底部69に面で接触してもよい。
補強部64は、例えば中心軸CLに同軸の部分円筒面で形成される。また、補強部64は、例えば、リング部材21の内周面に接する外面64aと、中心軸CLに直交する平面で仕切られる1対の軸方向外端部75a,75bと、を有する。また、補強部64は、例えば一方の軸方向外端部75aが第1カバー部材18に面で接触し、他方の軸方向外端部75bが第2カバー部材19に面で接触する。つまり、補強部64は、中心軸CLの方向(サイドギヤ27,28の軸方向)で第1カバー部材18および第2カバー部材19に挟まれる。
支持部材61は、第1カバー部材18および第2カバー部材19に、例えば溶接やボルト等の締結手段によって連結される。また、ピニオンギヤ26のスライド面36はリング部材21の内面に中心軸CLに直交する平面で接触可能である。また、ピニオンシャフト29の他方の外端面は、リング部材21の内面に接触可能である。これにより、リング部材21は、支持部材61の軸受け部65からピニオンシャフト29が抜けることを防止する。そのため、第2実施形態でのリング部材21は、ピニオンシャフト29の抜け止めの機能を果たす。
第2実施形態での1つの潤滑作用は、例えば以下のように行われる。
まず、出力軸13a,13b等を介して、支持部材61の内側に流れてきた潤滑油は、支持部材61の前進回転時に、1つの軸受け部65の軸受け孔67の段部68を介して1つの軸受け部65の軸受け孔67内に導入される(捕獲される)。軸受け孔67内に導入された潤滑油は、軸受け孔67の内周面、または、軸受け孔67に挿入されているピニオンシャフト29の外周面を伝って、軸受け部65のサイドギヤ27,28における径方向外方端まで至る。軸受け部65のサイドギヤ27,28における径方向外方端まで至った潤滑油の一部は、ピニオンシャフト29の外周を伝ってピニオンシャフト29の外周(より具体的には、ピニオンシャフト29のピニオンギヤ26との摺動面)、または、ピニオンシャフト29およびピニオンギヤ26の端面(より具体的には、ピニオンギ26の軸方向における内端面)を伝ってピニオンギヤ26のギヤ歯部34を潤滑する。また、軸受け部65のサイドギヤ27,28における径方向外方端まで至った潤滑油の他の一部は、遠心力によってピニオンギヤ26の収容空間63に飛散され、ピニオンギヤ26のギヤ歯部34を潤滑する。
また、1つの軸受け孔67の段部68に導入されなかった潤滑油は、軸受け孔67の有底部69の第1面(サイドギヤ27,28における径方向内方面)71、連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面を介して隣の軸受け孔67の段部68に伝わる。そして、隣の軸受け孔67の段部68に伝わった潤滑油は、隣の軸受け孔67で組み付けられているピニオンシャフト29およびピニオンギヤ26に対して潤滑する。
尚、デフケース16が前進回転している時、つまり、支持部材61が前進回転している時には、潤滑油が導入される1つの軸受け部65はその都度変わることになる。
第2実施形態によれば、支持部材61は、ピニオンシャフト29の一端部を支持可能な軸受け部65(より具体的には、軸受け孔67)を有するとともに、軸受け部65(より具体的には、軸受け孔67)のサイドギヤ27,28における径方向内端側に段部68を形成して、軸受け部65(より具体的には、軸受け孔67)をサイドギヤ27,28の径方向で貫通させている。そのため、支持部材61の内側に流れてきた潤滑油を利用して、ピニオンシャフト29の外周(より具体的には、ピニオンシャフト29のピニオンギヤ26との摺動面)、または、ピニオンギヤ26のギヤ歯部34を潤滑することができる。すなわち、支持部材61の内側からピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、ピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、第2実施形態によれば、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能を向上させることができる。
また、第2実施形態によれば、段部68が軸受け部65(より具体的には、軸受け孔67)の支持部材61における前進回転方向FF側に設けられることで、第1実施形態と同様に、効率よく支持部材61の内側からピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、効率よくピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能をより向上させることができる。
また、第2実施形態によれば、隣り合う2つの一方側の軸受け部65の、支持部材61における前進回転方向FFとは逆方向側のサイドギヤ27,28における径方向内方面を成している第1面71、隣り合う2つの他方側の軸受け部65の段部68、ならびに、一方側の軸受け部65および他方側の軸受け部65を連結する連結体66のサイドギヤ27,28における径方向内方面が、支持部材61の周方向に連続している。そのため、1つの軸受け部65の段部68に導入されなかった潤滑油を、隣の軸受け部65に導入することが容易である。したがって、より効率よくピニオンギヤ26に対して潤滑油を供給することができる。これにより、より効率よくピニオンギヤ26とピニオンシャフト29との焼き付きやピニオンギヤ26と一対のサイドギヤ27,28の各々との焼き付きを抑制することができる。つまり、ピニオンギヤ26に対する潤滑性能をより向上させることができる。
また、第2実施形態のピニオンシャフト29は、差動装置11aが組み立てられた状態で一端部(一方の端部)が段部68まで達するような長さで形成されていてもよい。この場合には、第1実施形態と同様に、ピニオンシャフト29はトルクが高い正転回転時により広い面積で軸受け孔67の内壁に支持されるので、効率よくピニオンシャフト29にトルクを伝達することができる。したがって、第2実施形態においても、差動装置11aのトルクの伝達性能の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
第1実施形態および第2実施形態では、ピニオンギヤの数が4個の場合で例示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、例えばピニオンギヤの数が2個、3個、5個以上など、複数で構成されていればよい。
また、第1実施形態では、切欠き部48は、傾斜面で形成されているが、本発明はこれに限らない。本発明では、例えば切欠き部48をR形状で形成してもよい。または、本発明では、例えば切欠き部48を段部等の凹みで構成してもよい。または、本発明では、例えば切欠き部48を構成しなくてもよい。すなわち、本発明では、例えば第1支持部43の、サイドギヤ27,28における径方向内方で、かつ、前進回転方向FFとは逆方向側の端部が第1連結部55と連続的に接続できればよい。
また、第1実施形態では、段差面51を含む仮想平面は第1軸受け孔46の中心軸線(回転軸線25)を通る場合を例示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、例えば段差面51を含む仮想平面が第1軸受け孔46の一部を通るように構成されていてもよい。
また、第2実施形態では、段差面73を含む仮想平面は軸受け孔67の中心軸線(回転軸線25)を通る場合を例示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、例えば段差面73を含む仮想平面が軸受け孔67の一部を通るように構成されていてもよい。
また、第2実施形態では、段差面73を含む仮想平面は軸受け孔67の中心軸線(回転軸線25)を通る場合を例示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、例えば段差面73を含む仮想平面が軸受け孔67の一部を通るように構成されていてもよい。
第1実施形態および第2実施形態では、リングギヤタイプの差動装置で例示したが、本発明はこれに限らない。例えばプラネタリタイプの差動装置に本発明を適用した場合でも、本発明の効果が得られる。
11…差動装置、11a…差動装置、25…回転軸線(中心軸線)、26…ピニオンギヤ(差動ギヤ)、27…第1サイドギヤ(サイドギヤ,第1出力ギヤ,出力ギヤ)、28…第2サイドギヤ(サイドギヤ,第2出力ギヤ,出力ギヤ)、29…ピニオンシャフト(シャフト,差動ギヤ支持部材)、31…支持部材、43…第1支持部(支持部)、46…第1軸受け孔(支持孔)、47…段部、49…第1面、50…第2面、51…段差面、54…第1面、55…第1連結部(連結部)、61…支持部材、65…軸受け部(支持部)、66…連結体、67…軸受け孔(支持孔)、68…段部、69…有底部、71…第1面、72…第2面、73…段差面、74…有底面、FF…前進回転方向。
Claims (5)
- 複数の差動ギヤ(26)と、
前記複数の差動ギヤ(26)の各々を支持する複数の差動ギヤ支持部材(29)と、
前記複数の差動ギヤ(26)と各々噛み合う1対の出力ギヤ(27,28)と、
各々に前記差動ギヤ支持部材(29)の少なくとも一方の端部を支持する支持孔(46,67)を備える複数の支持部(43,65)を有する支持部材(31,61)と、
を備え、
各々の前記支持部(43,65)には、前記出力ギヤ(27,28)における径方向内方側に前記支持孔(46,67)と接続する段部(47,68)が形成されており、
前記支持孔(46,67)の少なくとも一部は、前記出力ギヤ(27,28)の径方向に貫通している、
差動装置。 - 前記段部(47,68)は、前記支持部(43,65)の前進回転方向(FF)側が該前進回転方向(FF)の反対側に対して前記出力ギヤ(27,28)における径方向外方に凹んだ形で形成される、
請求項1に記載の差動装置。 - 前記段部(47,68)は、第1面(49,71)と、前記支持部(43,65)の前進回転方向(FF)側で前記第1面(49,71)よりも前記出力ギヤ(27,28)における径方向外方側に凹む第2面(50,72)と、前記第1面(49,71)および前記第2面(50,72)を接続するとともに、前記支持孔(46,67)に接続する段差面(51,73)と、有し、
前記段差面(51,73)を含む仮想平面は前記支持孔(46,67)の中心軸線(25)を通っている、
請求項1または2に記載の差動装置。 - 前記差動ギヤ支持部材(29)の一方の端部は差動装置が組み立てられた状態で前記段部(47,68)まで達している、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の差動装置。 - 前記支持部材(31,61)は、さらに、隣り合う2つの前記支持部(43,65)を連結する複数の連結部(55,66)を有し、
前記支持部材(31,61)は、隣り合う2つの一方側の前記支持部(43,65)の,前進回転方向(FF)とは逆方向側の前記出力ギヤ(27,28)における径方向内方面を成す第1面(49,71)と、隣り合う2つの他方側の前記支持部(43,65)の前記段部(47,68)と、前記一方側の前記支持部(43,65)および前記他方側の前記支持部(43,65)を連結する前記連結部(55,66)の前記出力ギヤ(27,28)における径方向内方面と、が、連続している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の差動装置。
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2017
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