JP2018164873A - 液体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減しつつ、タンク内の液体にエネルギーを均一に照射することが可能な液体処理装置を提供する。【解決手段】タンク1は、加圧された液体が供給される外部供給口11を有する。紫外線照射装置2は、タンク1内に設置され、エネルギーを照射する。水流発生装置5は、外部供給口11に供給された液体を用いて、タンク1内に水流を発生させる。【選択図】図1

Description

本発明は、エネルギーを液体に照射する液体処理装置に関し、特には、紫外線を照射して純水中に存在する微生物を殺菌する液体処理装置に関する。
紫外線や熱などのエネルギーを液体に照射する液体処理装置は、例えば、純水(超純水を含む)の殺菌などの用途に使用される。純水の製造過程では、逆浸透膜を用いた脱塩処理が広く用いられているが、水道水などを原水とする場合、逆浸透膜を保護するために、通常、原水から活性炭などにより残留遊離塩素を除去している。そのため、製造された純水には微生物が繁殖しやすくなっている。そこで導電率のような純水の特性に与える影響が小さい殺菌方法として、紫外線を液体に照射する方法が使用されている。
上記の殺菌方法としては、純水を貯留するタンクに紫外線照射装置を設置し、タンク内の液体に紫外線を照射することで殺菌を行う浸漬式紫外線殺菌方法が知られている。しかしながら、この浸漬式紫外線殺菌方法では、紫外線照射装置から遠いほど純水に照射される紫外線の強度が下がるため、純水を均一に殺菌することができず、場所によっては殺菌を十分に行うことができないことがある。
これに対して特許文献1には、紫外線ランプを備えた殺菌線照射ユニットに撹拌スクリューを取り付けた液体タンク内殺菌装置が開示されている。この液体タンク内殺菌装置は、タンク内の液体を撹拌スクリューにより撹拌することで、タンク内の液体を流動させているため、タンク内の液体に紫外線を均一に照射することが可能になる。
特開平9−75429号公報
しかしながら、特許文献1に記載の液体タンク内殺菌装置では、撹拌スクリューを駆動させる動力源が別途必要となるため、消費電力が高くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、消費電力を抑制しつつ、タンク内の液体にエネルギーを均一に照射することが可能な液体処理装置を提供することである。
本発明による液体処理装置は、加圧された液体が供給される供給口を有するタンクと、前記タンク内に設置され、エネルギーを照射する照射部と、前記供給口に供給された液体を用いて、前記タンク内に水流を発生させる水流発生部と、を有する。
本発明によれば、消費電力を抑制しつつ、タンク内の液体にエネルギーを均一に照射することが可能になる。
本発明の第1の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。 水流発生装置(エダクター)の構成を模式的に示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の液体処理装置の変形例を模式的に示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。 本発明の第3の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。 本発明の第4の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。 本発明の第5の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。図1に示すように液体処理装置100は、タンク1と、紫外線照射装置2と、保護管3と、水位計4と、水流発生装置5とを有する。液体処理装置100は、液体中の微生物を殺菌する用途に適合しているが、別の用途で使用されてもよい。
タンク1は、外部から加圧された液体が供給される供給口である外部供給口11と、タンク1内の液体をタンク1外に送水(排出)するための送水口12とを備え、外部供給口11に供給された液体を貯留する。タンク1が貯留する液体の種類は、限定されないが、本実施形態では、純水(超純水を含む)である。より具体的には、純水の製造時に原水を濾過する膜処理装置(図示せず)にて製造された純水が外部供給口11に圧送され、タンク1は、その圧送された純水を貯留する。以下、タンク1に貯留された液体(純水)を被処理水と呼び、外部供給口11に圧送される液体を加圧水と呼ぶこともある。なお、外部供給口11に供給する加圧水は、例えば、通水式紫外線殺菌装置などを用いて事前に殺菌処理が行われていることが望ましい。
外部供給口11には、加圧水を供給する供給ライン20が連通され、外部から供給ライン20を介して加圧水が供給される。供給ライン20上には、加圧水の逆流を防止するための逆止弁21と、加圧水の流量を測定する流量計22とが設けられている。流量計22は、外部供給口11と逆止弁21と間に配置されている。逆止弁21の上流には、加圧水を外部供給口11に供給する供給ポンプ(図示せず)が備わっている。供給ポンプは、独立したポンプでもよいし、上記の膜処理装置のような他の装置に内蔵されたポンプでもよい。なお、流量計22および逆止弁21の配置順序は、図の例に限らず、適宜変更可能である。
送水口12には、タンク1内の被処理水を外部に送水する送水ライン30が連通されている。送水ライン30上には、開閉することでタンク1内の被処理水の外部への送水と送水停止とを切り替える送水弁31が備わっている。送水弁31は、本実施形態では、手動弁である。
紫外線照射装置2は、タンク1内に設置され、タンク1に貯留された被処理水にエネルギーとして紫外線を照射する照射部である。本実施形態では、紫外線照射装置2は、被処理水中の微生物の殺菌に適合しているものが選択される。紫外線照射装置2は、本実施形態では、紫外線ランプであるが、これに限定されない。例えば、紫外線照射装置2は、紫外線LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)などでもよい。紫外線照射装置2は、図の例では、タンク1内の被処理水に対して紫外線を均一に照射するためにタンク1の中央部付近に配置される。また、紫外線照射装置2は、タンク1の上部から下部に向けてタンク1に挿入されている。
保護管3は、紫外線照射装置2を被処理水から保護する。具体的には、保護管3は、タンク1内の被処理水が紫外線照射装置2に直接触れることを防止するために紫外線照射装置2を覆っている。保護管3は、石英ガラスのような紫外線を透過する紫外線透過材料で形成される。水位計4は、タンク1内の被処理水の水位を測定する。水位計4の種類は、特に限定されない。
水流発生装置5は、タンク1内に設けられる水流発生部である。水流発生装置5は、外部供給口11と連通し、外部供給口11に供給された加圧水を用いて、タンク1内に水流を発生させる。図1の例では、水流発生装置5は、外部供給口11と直接接続されているが、ホースなどの配管を介して外部供給口11と連通してもよい。水流発生装置5は、加圧水以外に動力源を必要としないものであれば、特に限定されないが、本実施形態では、加圧水を用いてタンク1内の被処理水を吸い込み、加圧水と共に噴出させるエダクター(Eductor)である。
図2Aは、水流発生装置5であるエダクターの一例を示す図である。図2Aに示すようにエダクター50は、供給部51と、ノズル52と、吸引部53と、吐出部54とを有する。供給部51は、タンク1の外部供給口11と連通され、外部供給口11から加圧水が供給される。ノズル52は、供給部51と連通する。ノズル52は、供給部51よりも小径の噴出孔52aを有し、噴出孔52aから供給部51に供給された加圧水を噴出する。ノズル52は、噴出孔52aが供給部51よりも小径のため、噴出孔52aから加圧水を高速で噴出することができる。
吸引部53は、ノズル52の噴出孔52a側に設けられ、ノズル52(噴出孔52a)から離れるほど開口面積が拡大する。吸引部53には、複数の吸込口53aが設けられている。吐出部54は、中空の略円錐台形状の部材であり、吸引部53のノズル52側と反対側に設けられる。吐出部54の吸引部53側とは反対側には、被処理水を噴射流として噴射するための吐出口54aが設けられている。なお、吐出部54は、中空の略円筒形状の部材などでもよい。また、吸引部53は、ノズル52(噴出孔52a)から離れるほど開口面積が拡大する構造でなくてもよい。
エダクター50の供給部51に供給された加圧水は、ノズル52の噴出孔から吸引部53に向けて、駆動水として高速で噴出する。噴出された高速の駆動水により吸引部53内の圧力が低下し、それにより、タンク1内の被処理水が吸込口53aから吸引部53に吸い込まれる。吸い込まれた被処理水は、ノズル52から噴出された駆動水と共に吐出部54を介して吐出口54aから噴射される。これにより、外部供給口11から供給された加圧水の水量以上の被処理水を吐出口54aからタンク1内に噴射することができ、その噴射流によりタンク1内に水流を発生させることができる。なお、エダクター50は、例えば、外部供給口11から供給された加圧水の水量の4倍程度の被処理水を吸込口53aから吸い込むことができ、それにより加圧水の水量の5倍程度の被処理水を噴射することができる。
エダクター50は、周囲の被処理水を吸い込むことで強い噴射を得る構造であるため、効率的に使用するためには、被処理水の中に沈んだ状態で使用される。このため、タンク1内の被処理水が少ない場合でも効率的に使用できるように、エダクター50は、タンク1の下方に配置されることが望ましい。タンク1の送水口12は、少なくともエダクター50(より具体的には、吐出口54a)が水上に露出しない想定最低水位以上の位置に配置されることが望ましい。これにより、エダクター50が水上に露出することを抑制することが可能になり、エダクター50を効率的に使用することが可能になる。また、水位計4の検出結果に基づいて、送水弁31を自動弁とすることで、エダクター50が水上に露出することを抑制してもよい。この場合、送水口12が想定最低水位未満の位置に配置されても、エダクター50を効率的に使用することができる。
紫外線照射装置2、保護管3および水位計4は、エダクター50から噴射された噴射流による水圧の影響を小さくするために、噴射流が直接当たらないように配置されることが望ましい。例えば、エダクター50が水平方向に噴射する場合、紫外線照射装置2、保護管3および水位計4は、図1に示したようにエダクター50よりも高い位置に配置されることが望ましい。
なお、紫外線照射装置2、保護管3および水位計4の設置位置は図の例に限らない。例えば、紫外線照射装置2がタンク1に対して横方向(水平方向)から挿入される構成や、紫外線照射装置2がタンク1の外部に設けられ、紫外線をタンク1の外部からタンク1の内部へ照射する構成(外照式)でもよい。また、紫外線照射装置2は、被処理水に浸漬される浸漬式である必要はなく、被処理水に浸漬しないように、図2Bに示すタンク1の気相部1aに設けられた構成でもよい。この場合、浸漬式と比べて、紫外線照射装置2から被処理水へ伝わる熱を抑えることができ、その結果、微生物の繁殖をより抑制できる。また、気相部1aに紫外線照射装置2を設ける場合、紫外線照射装置2からタンク1の底面までの距離が浸漬式と比べ遠くなるため、紫外線照射装置1の出力を大きくしなければならない。しかしながら、本実施形態では、タンク1内の撹拌により、被処理水が均一に紫外線照射を受けることができるため、出力の小さい紫外線照射装置1でも処理効率の向上が可能になる。また、タンク1の材質および形状については、特に限定されないが、タンク1の内壁は、紫外線を効率良く被処理水に照射するために、アルミニウムなどのような紫外線の反射率が高い材料で形成されたり、鏡面処理を施されたりすることが望ましい。また、タンク1の形状は、円筒形状が望ましい。この場合、紫外線照射装置2からタンク1の内壁までの距離を均一にすることができ、被処理水に対して紫外線を均一に照射することが可能になる。
以上説明した本実施形態によれば、タンク1の外部供給口11に供給された加圧水によりタンク1内に水流が発生するため、撹拌スクリューを駆動させる動力源のような特別な動力源を用いなくても、タンク1内の被処理水を流動させることが可能になる。このため、消費電力を抑制しつつ、タンク1内の被処理水に対して紫外線を均一に照射することが可能になる。
また、本実施形態では、タンク1内に水流を発生させる水流発生装置5としてエダクター50が用いられているため、外部供給口11に供給された加圧水の水量以上の被処理水で水流を発生させることが可能になる。したがって、水流を効率良く発生させることが可能になり、タンク1内の被処理水を効率良く流動させることが可能になる。
また、本実施形態では、動力源となる加圧水が外部から外部供給口11に供給される。つまり、加圧水を供給するためのポンプとして、純水の製造で使用されているものなどを使用することができるため、消費電力の削減効果を高くすることが可能になる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。図3(a)は、液体処理装置を模式的に示した側面図であり、図3(b)は、図3(a)に示した液体処理装置のA−A線に沿った断面図である。
図3に示す本実施形態の液体処理装置101は、図1に示した構成に加えてバッフルプレート(邪魔板)6を備える。バッフルプレート6は、複数の孔6aを有する板であり、タンク1内に設けられる。バッフルプレート6は、水流発生装置5にて発生された水流を分散させる機能を有する。
図3の例では、バッフルプレート6は、水平方向におけるタンク1の中央部付近に、水流発生装置5の正面を向くように垂直に配置される。この例では、水流を効率良く分散させることが可能になる。なお、バッフルプレート6の設置位置や設置向きは、図3の例に限らない。例えば、バッフルプレート6はタンク1の壁面に配置されてもよい。また、バッフルプレート6は複数設けられてもよい。
本実施形態によれば、水流を分散させるバッフルプレート6が設けられているため、タンク1内の被処理水をより効率的に流動させることが可能になり、特に水流がタンク1内の壁面に沿って進む現象を抑制することができる。したがって、被処理水に対して紫外線をより均一に照射することが可能になる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。図4に示す本実施形態の液体処理装置102は、図3に示した第2の実施形態の構成に加えて、水流発生装置7と、返流ライン40と、送水ポンプ41と、送水弁42、返流弁43と、流量計44とをさらに備える。また、タンク1は、図3に示した外部供給口11および送水口12に加えて、返流口13をさらに備える。また、送水口12は、図4の例では、タンク1の底面に設けられている。
返流ライン40は、送水ライン30から分岐し、返流口13に連通する。返流ライン40は、送水ライン30から被処理水を返流水として返流口13に供給する。
送水ポンプ41は、送水ライン30上に設けられる。送水ポンプ41は、送水口12を介してタンク1内の被処理水を加圧して送水ライン30に送水する。送水弁42は、送水ライン30上の送水ポンプ41よりも下流側に設けられ、開閉することでタンク1内の被処理水の外部への送水と送水停止とを切り替える自動弁である。返流ライン40は、送水ポンプ41と送水弁42との間で送水ライン30から分岐している。
返流弁43は、返流ライン40上に設けられ、開閉することでタンク1内の被処理水の返流ライン40を介したタンク1への供給流量(返流流量)を調整する手動弁である。流量計44は、返流ライン40上に設けられ、タンク1に供給される返流水の流量を測定する。流量計44は、返流口13と返流弁43と間に配置されている。
返流口13は、返流ライン40から加圧された返流水が供給される供給口であり、図示されているように外部供給口11とは別に設けられている。水流発生装置7は、タンク1内に設けられる水流発生部である。水流発生装置7は、返流口13と連通し、返流口13に供給された返流水を用いて、タンク1内に水流を発生させる。図4の例では、水流発生装置7は、返流口13と直接接続されているが、ホースのような配管を介して返流口13と連通していてもよい。水流発生装置7は、返流口13に供給された返流水を用いてタンク1内に水流を発生させることができれば、水流発生装置5と同じ構成でもよいし、異なる構成でもよい。本実施形態では、水流発生装置5および7は両方とも図2Aに示したエダクター50である。
水流発生装置7は、図の例では、水流発生装置5よりも高い位置に配置されているが、水流発生装置7の配置位置はこの例に限らない。例えば、水流発生装置7は、水流発生装置5よりも低い位置や、水流発生装置5と同じ高さに設けられてもよい。また、水流発生装置7は、図の例では、水流発生装置5とは逆向きに水流を発生させるように配置されているが、水流発生装置5と同じ向きに水流を発生させるように配置されてもよいし、水流発生装置5とは交差する方向に水流を発生させるように配置されてもよい。
以上説明した本実施形態では、送水弁42と返流弁43とを用いて、タンク1内の被処理水の送水および送水停止だけでなく、送水時の送水先も切り替えることができる。
例えば、送水弁42および返流弁43を開放した状態で送水ポンプ41を駆動させると、送水口12から送水された被処理水の一部が送水弁42を介して外部に圧送され、残りの一部が返流水として返流ライン40介して返流口13に供給される。このため、被処理水の外部への送水時に、返流口13と連通した水流発生装置7にてタンク1内に水流を発生させることができる。このため、外部供給口11から加圧水が供給されていない場合でも、タンク1内に対して水流を発生させることが可能になる。
また、返流弁43を開放し、かつ、送水弁42を閉鎖した状態で送水ポンプ41を駆動させると、送水口12から送水された被処理水を全て返流水として返流口13に供給させることができる。このため、外部供給口11から加圧水が供給されておらず、かつ、外部に被処理水を送水する必要がない場合でも、タンク1内に水流を発生させることが可能になる。なお、返流弁43を閉鎖し、かつ、送水弁42を開放した状態で送水ポンプ41を駆動させることで、被処理水の全て外部に圧送してもよい。
以上のように本実施形態では、適切なタイミングで水流を発生させることが可能になるため、殺菌処理を適切に行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、外部供給口11に水流発生装置5が設けられていたが、水流発生装置5は設けられなくてもよい。この場合、外部供給口11には、加圧されていない被処理水が供給されてもよい。また、返流弁43の代わりに、一定の流量の被処理水を流すことができる定流量弁と自動弁とを組み合わせて、送水ポンプ41を駆動させつつ、自動弁を開放しておくことで、常に一定の流量の被処理水をタンク1内に返流することができる。この場合、返流される被処理水の流量が変動することによる水流発生効果のムラを低減することができる。また、外部で必要な水量が増加した場合には、自動弁を閉鎖し、自動弁42を開放することで、送水口12からの被処理水を全て外部に送水することが可能である。
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。図5に示す本実施形態の液体処理装置103は、図3に示した第2の実施形態の構成に加えて、返流ライン40と、送水ポンプ41と、切替弁42a、逆止弁43aと、流量計44とをさらに備える。また、送水口12は、図5の例では、タンク1の底面に設けられている。
返流ライン40は、本実施形態では、送水ライン30から分岐し、供給ライン20を介して外部供給口11と連通する。返流ライン40は、送水ライン30から被処理水を返流水として供給ライン20を介して外部供給口11に供給する。
送水ポンプ41は、送水ライン30上に設けられる。送水ポンプ41は、送水口12を介してタンク1内の被処理水を加圧して送水ライン30に送水する。切替弁42aは、送水ライン30と返流ライン40との分岐点に設けられ、タンク1内の被処理水の送水時の送水先を切り替える自動切替弁である。送水先としては、液体処理装置102の外部と返流ライン40とがある。
逆止弁43aは、返流ライン40上に設けられ、タンク1から返流ラインへの被処理水の逆流を防止する。流量計44は、返流ライン40上に設けられ、タンク1に供給される返流水の流量を測定する。流量計44は、切替弁42aと逆止弁43aと間に配置されている。
以上説明した本実施形態では、切替弁42aによる被処理水の送水先を切り替えることで、タンク1内の被処理水を送水ライン30、返流ライン40および供給ライン20を介して外部供給口11に供給させ、水流発生装置5にてタンク1内に対して水流を発生させることができる。このため、外部から加圧水が供給されておらず、かつ、外部に被処理水を送水する必要がない場合に、タンク1内に水流を発生させることが可能になる。したがって、適切なタイミングで水流を発生させることが可能になるため、殺菌処理を適切に行うことが可能になる。
また、本実施形態では、返流ライン40を介して被処理水が返流される返流口が外部供給口11と兼用されているため、図4に示した水流発生装置7や返流口13を設ける必要がない。このため、液体処理装置100の設計を簡易化することが可能になる。
なお、本実施形態では、切替弁42aを用いてタンク1内の被処理水の送水先を切り替えていたが、第3の実施形態と同様に、送水弁42と返流弁43とを用いて被処理水の送水先を切り替えてもよい。これにより、第3の実施形態と同様に、外部から加圧水が供給されておらず、かつ、外部に被処理水を送水する必要がある場合でも、タンク1内に水流を発生させることが可能になる。
(第5の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態の液体処理装置を模式的に示す模式図である。図6に示す本実施形態の液体処理装置104は、図5に示した第4の実施形態の構成と比べて、送水ライン30と返流ライン40とを連通する連通構成が異なる。具体的には、図4に示す本実施形態の液体処理装置102は、送水ライン30の途中に設けられた取水部45を介し、返流ライン40へと連通する。返流ライン40には、タンク1から返流ライン40への逆流防止のため、逆止弁43aが設けられる。
取水部45は、送水ライン30から被処理水を取水する(取り出す)取出部である。具体的には、取水部45は、送水ライン30を、被処理水を使用する使用箇所であるユースポイント(図示せず)に連通する取水ライン46と返流ライン40とに分岐する。これにより、返流ライン40は取水部45を介して送水ライン30と連通される。
取水部45は、送水ライン30内の被処理水の一部を取水して取水ライン46を介してユースポイントに供給すると共に、残りの被処理水を返流水として返流ライン40を介して返流口13に供給する。そして水流発生装置7が返流口13に供給された返流水を用いてタンク1内に水流を発生させる。
なお、1つの取水ライン46に複数のユースポイントが連通してもよいし、取水ライン46が複数あってもよい。また、取水部45は、複数あり、それらが互いに直列または並列に接続されていてもよい。
以上説明した本実施形態によれば、送水ライン30から被処理水を取水部45を介して返流口13に供給することができるため、第3の実施形態と同様に、外部から加圧水が供給されていない場合でも、タンク1内に対して水流を発生させることが可能になる。したがって、適切なタイミングで水流を発生させることが可能になるため、殺菌処理を適切に行うことが可能になる。また、第4の実施形態と同様に、返流ライン40を供給ライン20を介して外部供給口11に供給してもよい。この場合、水流発生装置7や返流口13を設ける必要がない。このため、液体処理装置100の設計を簡易化することが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、各実施形態の構成は、互いに矛盾していない限り、自由に組み合わせることができる。
また、各実施形態の液体処理装置100〜104は、微生物の殺菌のために使用されていたが、液体処理装置100〜104の用途はこの例に限らない。例えば、液体処理装置100〜104は、液体中のTOC(Total Organic Carbon:全有機炭素)の分解などに使用されてもよい。また、エネルギーを照射する照射部として、紫外線照射装置2の代わりに、ヒータのような熱エネルギーを照射する熱照射装置が使用されてもよい。
1 タンク
2 紫外線照射装置2(照射部)
3 保護管
4 水位計
5 水流発生装置(水流発生部)
11 外部供給口(供給口)
12 送水口
13 返流口(供給口)
30 送水ライン
40 返流ライン
41 送水ポンプ
45 取水部
46 取水ライン
50 エダクター
100〜104 液体処理装置

Claims (10)

  1. 加圧された液体が供給される供給口を有するタンクと、
    前記タンク内に設置され、エネルギーを照射する照射部と、
    前記供給口に供給された液体を用いて、前記タンク内に水流を発生させる水流発生部と、を有する液体処理装置。
  2. 前記水流発生部は、エダクターである、請求項1に記載の液体処理装置。
  3. 前記タンク内に設けられ、前記水流発生部にて発生された水流を分散させるバッフルプレートをさらに有する請求項1または2に記載の液体処理装置。
  4. 前記タンクと連通した送水ラインと、
    前記タンク内の液体を加圧して前記送水ラインに送水する送水ポンプと、
    前記送水ラインと連通し、前記送水ラインから液体を前記供給口に供給する返流ラインと、をさらに有する、請求項1または2記載の液体処理装置。
  5. 前記タンクは、外部から液体が供給される外部供給口を有し、
    前記供給口は、前記外部供給口とは別に設けられる、請求項4に記載の液体処理装置。
  6. 前記外部供給口には、加圧された液体が供給され、
    前記水流発生部は、前記供給口および前記外部供給口のそれぞれに設けられる、請求項5に記載の液体処理装置。
  7. 前記タンクは、外部から液体が供給される外部供給口を有し、
    前記供給口は、前記外部供給口と兼用される、請求項4に記載の液体処理装置。
  8. 前記送水ラインから液体を取り出す取出部をさらに有し、
    前記返流ラインは、前記取出部を介して前記送水ラインと連通する、請求項4ないし7のいずれか1項に記載の液体処理装置。
  9. 前記照射部は、エネルギーとして紫外線を照射する紫外線照射装置である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の液体処理装置。
  10. 前記照射部は、前記タンクの気相部に設けられる、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の液体処理装置。
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