JP2018163487A - 感圧センサ装置、タッチセンサ装置及び情報処理装置 - Google Patents

感圧センサ装置、タッチセンサ装置及び情報処理装置 Download PDF

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兼平 浩紀
Hironori Kanehira
浩紀 兼平
佐藤 克則
Katsunori Sato
克則 佐藤
赤間 博
Hiroshi Akama
博 赤間
優子 千田
Yuko Senda
優子 千田
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Abstract

【課題】従来の感圧センサ装置は小型化が困難であり、また、感圧センサ装置をタッチセンサ装置と併用する際に製造コストが上昇していた。【解決手段】感圧センサ装置は、第1感圧センサ電極と、第1感圧センサ電極に対して所定の距離だけ離して配置され、第1感圧センサ電極と相互に第3静電容量を有する第2感圧センサ電極と、第1感圧センサ電極との間で第1静電容量を有し、第2感圧センサ電極との間で第2静電容量を有する第3感圧センサ電極とを備える。そして、第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極が、第3感圧センサ電極に接近することにより、第3静電容量が変化する。【選択図】図1

Description

本発明は、感圧センサ装置、タッチセンサ装置及び情報処理装置に関する。
近年、携帯電話に代表される携帯型の情報処理装置の多機能化が進められており、筐体に設けられた表示部をユーザインターフェースとして機能させる構成が提案されていた。
例えば特許文献1には、入力操作位置を検出するタッチパネルと、押圧操作力を検出する感圧センサと、検出回路とを有するセンサ装置について開示されている。
特開2011−134000号公報
特許文献1に開示された静電容量方式の押圧検出センサは、対向した電極間の距離が変化する構成であり、対向する電極間の静電容量が変化することによって入力操作面の押圧を検出することが可能であった。ここで、タッチ座標を検出する為の静電容量方式のタッチセンサ装置では、互いに交差する方向(例えば、直交するX,Y方向)にX座標タッチ電極、Y座標タッチ電極が配置されている。
指やスタイラスペン等の指示媒体が入力操作面に接触すると、指示媒体が接触したタッチ位置に対するX座標タッチ電極、Y座標タッチ電極から指に電荷が移動し、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間を移動する電荷が減少する。押圧検出センサは、電荷の減少を検出したX座標タッチ電極、Y座標タッチ電極によって定まるタッチ位置にてタッチが行われたと判定することができる。ここで、タッチの感度を高めるために、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量が小さくなる様に設計されている。
また、従来の感圧センサは、弾性体を介して対向する2つの感圧センサ電極で構成されていた。ここで、感圧センサ電極間の静電容量は、次式(1)に基づいて求められる。
C=εεS/d …(1)
C:静電容量、ε:真空の誘電率、ε:感圧センサ電極間の比誘電率、S:感圧センサ電極の対向面積、d:感圧センサ電極間の距離
式(1)より、感圧センサ電極の対向面積が大きくなるほど、又は感圧センサ電極間の距離が短くなるほど、感圧センサ電極間の静電容量が増加することが示される。従来の感圧センサ装置では、入力操作面が押圧され、2つの感圧センサ電極間の距離が短くなることで増加する静電容量に基づいて押圧されたことが検出されていた。式(1)に示す関係は、感圧センサ電極に限らず、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量においても成立する。
従来は、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量に対して、感圧センサ電極間の静電容量が大きかった。このため、検出回路の特性は、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量と、感圧センサ電極間の静電容量にそれぞれ合わせることが必要であった。つまり、感圧センサ電極間の静電容量と、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量をそれぞれ検出する検出回路(ハードウェア)又はファームウェアの設計を変えなければならなかった。このため、感圧センサ装置とタッチセンサ装置に対してそれぞれ専用の検出回路又はファームウェアを製造しなければならず、感圧センサ装置とタッチセンサ装置を備えたタッチパネル装置の製造コストが増加していた。
タッチパネル装置の製造コストを抑えるためには、感圧センサ電極間の静電容量を、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量と同程度にすればよい。式(1)より感圧センサ電極の面積を小さくすれば感圧センサ電極間の静電容量が小さくなることが示される。しかし、ほぼ同一の平面上に並べて配置されるX座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量に対して、感圧センサ電極間の静電容量が大きい。感圧センサ電極間の静電容量を小さくするには、2つの感圧センサ電極間の距離を長くする必要がある。しかし、2つの感圧センサ電極を離して、感圧センサ電極間の距離を長くすると感圧センサ装置の厚みが増し、感圧センサ装置、さらにはタッチパネル装置を小型化することができなくなる。
また、従来の方法では、指示媒体が入力操作面にタッチする際、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極から指示媒体に電荷が移動する。ここで、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量が次式(2)に基づいて求められる。
C=Q/V …(2)
C:静電容量、Q:電荷量、V:X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の電位差
式(2)に示すように、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極に蓄積される電荷の電荷量が減少すると、X座標タッチ電極とY座標タッチ電極間の静電容量は小さくなる。一方、式(1)に示したように押圧されたことにより2つの感圧センサ電極が近づいて距離が短くなると感圧センサ電極間の静電容量が反比例して大きくなり、感圧センサ電極の電荷量は多くなる。このようにX座標タッチ電極とY座標タッチ電極と、感圧センサ電極では電荷量の増減が異なっている。このため、やはり感圧センサ装置とタッチセンサ装置に対して、それぞれ検出回路又はファームウエアの設計を合わせ込む必要があった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、押圧感度が高い感圧センサと、タッチ感度が高いタッチセンサの設計を容易とすることを目的とする。
本発明に係る感圧センサ装置は、第1感圧センサ電極と、第1感圧センサ電極から離して配置される第2感圧センサ電極と、第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極から離して配置され、第1感圧センサ電極との間で第1静電容量を有し、第2感圧センサ電極との間で第2静電容量を有する第3感圧センサ電極とを備える。そして、第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極が、第3感圧センサ電極に接近することにより、第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極の間の第3静電容量が変化する。
また、本発明に係るタッチセンサ装置は、タッチ位置を検出するタッチ電極と、上述した感圧センサ装置とを備える。
また、本発明に係る情報処理装置は、上述したタッチ位置を検出するタッチ電極と、感圧センサ装置とを有するタッチセンサ装置に加え、タッチ電極が検出したタッチ位置、及び第3静電容量の変化に応じた画像を表示する表示装置を備える。
本発明によれば、第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極間の第3静電容量が変化したことに基づいて押圧されたことを検出することが可能となる。第3静電容量は、従来のタッチ電極間の静電容量と同じ位に小さいため、押圧検出の感度を高めることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の基本構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第1感圧センサ電極及び第2感圧センサ電極間の第3静電容量の変化率を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の第1の変形例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の第2の変形例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の第3の変形例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の第4の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の基本構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の第1の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の第2の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の第3の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の第4の変形例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
<感圧センサ装置の基本構成>
始めに、本発明の第1の実施の形態に係る感圧センサ装置の構成について説明する。
図1は、感圧センサ装置10の基本構成例を示す説明図である。図1に示す感圧センサ装置10は、静電容量方式により感圧センサ装置10の入力操作面が押圧されたことを検知可能である。
図1の左側に示すように感圧センサ装置10は、検出部1、信号処理部2、第1感圧センサ電極11、第2感圧センサ電極12、第3感圧センサ電極13、シールド電極14、弾性体20を備える。
検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に接続され、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量(第3静電容量)の変化を検出することが可能である。検出部1は、ハードウェア又はファームウェアで構成される。検出部1は、静電容量の変化を検出すると、静電容量の変化に応じた検出信号を信号処理部2に出力する。
信号処理部2は、検出部1から入力する検出信号に基づいて所定の処理を行う。例えば、信号処理部2が、感圧センサ装置10に接続された不図示の電子機器に対して制御信号を出力してもよい。検出部1、信号処理部2は、図3以降の感圧センサ装置10にも接続されているが、図面の記載を簡略化するため、図3以降では、検出部1、信号処理部2の図示を省略している。
感圧センサ装置10の最上部(図中のZ方向の上側)には、グランドや特定の電位に接続されるシールド電極14が配置されている。シールド電極14は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に対する外部からの電荷の流入又は流出を制限するために用いられる。感圧センサ装置10がシールド電極14を備えなければ、指が第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に近づくだけで第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に電荷が流入又は流出する。シールド電極14を設けることにより、シールド電極14に接近した指から不要な電荷が第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に流入又は流出し、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量が意図せずに変化することを防ぐことができる。ただし、指等が、後述する第1静電容量、第2静電容量及び第3静電容量に影響を与えない場合には、シールド電極14は必ずしも必要とはされない。
シールド電極14の下には、シールド電極14に対して第3感圧センサ電極13よりも近い位置に第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が同一面に配置される。第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12は、水平方向に距離d1だけ離して配置される。第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が距離d1だけ対向する部分には容量素子C3が発生する。ただし、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が対向する部分の面積は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が垂直方向に並べて配置される時に対向する部分の面積よりも小さい。このため、容量素子C3の静電容量(第3静電容量の一例)は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が垂直方向に並べて配置される時に発生する静電容量よりも十分に小さい。
そして、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の下に弾性体20(間隔維持部材の一例)が配置される。弾性体20には、例えば、残留ひずみが少なく、復元率(復元速度)が高い材料が用いられる。弾性体20に用いられる材料としては、例えばシリコーンゴム、ウレタン系ゴムがある。弾性体20は、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13との間、及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13との間の間隔を維持するために用いられる。この弾性体20は、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13との間、及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13との間に設けられる。
第3感圧センサ電極13は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12から離して配置される。図1では、弾性体20を挟んで第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に対して、第3感圧センサ電極13の一部が対向する位置に配置される例が示されている。第3感圧センサ電極13は、グランド又は特定の電位に接続されている。第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13とが対向する部分の間には容量素子C1が発生し、第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13とが対向する部分の間には容量素子C2が発生する。容量素子C1、C2は、それぞれ静電容量を持つ。なお、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が対向する部分の面積は、第3感圧センサ電極13が第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12と対向する部分の面積より小さい。このため、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間に発生する容量素子C3の静電容量は、容量素子C1の静電容量(第1静電容量の一例)と、容量素子C2の静電容量(第2静電容量の一例)よりも小さい。
図1の右側に示すように、指等の指示媒体によって感圧センサ装置10のシールド電極14が下方に押圧されたとする。ただし、シールド電極14の上には、後述する図7に示すトッププレート23が設置される場合がある。この場合には、指がトッププレート23を押圧するときの押圧力がシールド電極14に加わることで、シールド電極14が押圧される。また、シールド電極14と第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間には、後述する図7に示す第1ベースフィルム21、第2ベースフィルム22等が配置されており、シールド電極14に対する第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の距離は変わらない。
シールド電極14が下方に距離d3だけ移動すると、弾性体20が垂直方向に圧縮され、変形する。そして、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13間の高さd2、第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間の高さd2が距離d3だけ狭まる。このため、上式(1)に示したように第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13間の容量素子C1と、第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間の容量素子C2が増加する。
一方、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の距離d1はほとんど変わらない。しかし、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に第3感圧センサ電極13が近づくと、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13間、第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間で電気的な結合が強くなる。この結果、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13間の第1静電容量、第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間の第2静電容量が増加する。また、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の電気的な結合が弱くなり、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量が減少する。
そして、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に接続される検出部1は、第3静電容量が減少したことを検出する。検出部1が第3静電容量が減少したことを検出すると、検出信号を出力する。この検出信号の大きさは、第3静電容量の変化量に応じて変化する。従って、検出部1に接続される信号処理部は、検出部1から入力する検出信号に基づいて、感圧センサ装置10がどの位押圧されたかを判定することができ、押圧量に応じた処理(例えば、表示画面の切替え)を行うことが可能となる。
図2は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量の変化率を示すグラフである。このグラフの横軸には、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に対する第3感圧センサ電極13間の厚みを示し、縦軸には静電容量の変化率を示す。なお、図1に示す構成では、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12に対する第3感圧センサ電極13間の厚みは、弾性体20の厚みにほぼ等しい。
シールド電極14が押されていない状態で厚みが0.5mmであるとする。このときの第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量を基準とすると、静電容量の変化率は0.0%である。そして、徐々に指がシールド電極14を押込むことにより、弾性体20が圧縮され、弾性体20の厚みが少なくなる。例えば、弾性体20の厚みが0.4mmになると静電容量の変化率が約−2.5%となり、弾性体20の厚みが0.3mmになると静電容量の変化率が約−10.0%となる。そして、弾性体20の厚みが0.2mmになると静電容量の変化率が約−17.5%となり、弾性体20の厚みが0.1mmになると静電容量の変化率が約−28.0%となる。このように弾性体20の厚みが減少するにつれて静電容量が変わるため、静電容量の変化率も変わる。このため、検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量の変化率に基づき、異なる検出信号を出力することが可能である。
<感圧センサ装置の変形例>
図3は、感圧センサ装置10の第1の変形例を示す説明図である。
図3の左側に示す感圧センサ装置10Aは、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が異なる面に配置される構成としている。第2感圧センサ電極12と弾性体20の間には不図示の樹脂、接着剤等が封入されている。
図3の右側に示す感圧センサ装置10Bは、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が異なる面に配置され、さらに第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の一部が重なって配置される様子が示される。
このような感圧センサ装置10A,10Bであっても、図1Aに示した感圧センサ装置10と同様に、押圧されたことを高感度で検出することが可能である。
図1に示した感圧センサ装置10、図3に示した感圧センサ装置10A,10Bにおいて、第3感圧センサ電極13とシールド電極14の電位はほぼ同じとしていた。しかし、第3感圧センサ電極13とシールド電極14に電位差を持たせてもよい。例えば、シールド電極14の電位が0Vであるときに、第3感圧センサ電極13の電位を50Vとする。この場合、シールド電極14が指により押圧されて第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12と、第3感圧センサ電極13との間の距離が短くなると、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12から第3感圧センサ電極13に電荷が移動しやすくなる。このため、第1感圧センサ電極11及び第3感圧センサ電極13間の第1静電容量と、第2感圧センサ電極12及び第3感圧センサ電極13間の第2静電容量が変化する。この結果、検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の容量変化を検出する感度が上がる。
図4は、感圧センサ装置10の第2の変形例を示す説明図である。
図4に示す感圧センサ装置10Cは、シールド電極14の下に第3感圧センサ電極13を配置した構成としている。このため、シールド電極14に対して第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12よりも近い位置に第3感圧センサ電極13が配置される。
そして、第3感圧センサ電極13の下に弾性体20を挟んで第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12を配置している。図1に示した感圧センサ装置10に示したように、シールド電極14の下に、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が配置された場合、シールド電極14がわずかに変形することで第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量にも意図しない変化が生じることがある。このため、図4に示すように感圧センサ装置10Cを構成すれば、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量は、シールド電極14に影響されずに変化するので、図1に示した感圧センサ装置10と比べて、シールド電極14が押圧された時に静電容量の変化を検出する感度を高めることができる。
なお、第3感圧センサ電極13が存在することにより、第1静電容量、第2静電容量及び、第3静電容量が指等の影響を受けない場合には、シールド電極14を必要としない。このため、感圧センサ装置10Cからシールド電極14を除いた場合には、シールド電極14の機能を第3感圧センサ電極13に持たせることもできる。逆に、第3感圧センサ電極13を除いて、シールド電極14に、第3感圧センサ電極13の機能を持たせてもよい。
図5は、感圧センサ装置10の第3の変形例を示す説明図である。
図5に示す感圧センサ装置10Dは、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間とは異なる場所に弾性体20が配置されている。この弾性体20は、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13との間以外の箇所、及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13との間以外の箇所(例えば、感圧センサ装置10Dの筐体部分)に設けられる。
ここで、シールド電極14が押圧されていないときには感圧センサ装置10Dが図5の左に示す状態であるが、シールド電極14が下に距離d3だけ押圧されると、弾性体20が圧縮されることにより、図5の右に示すようにシールド電極14と、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が第3感圧センサ電極13に近づく。そして、検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の第3静電容量が変化したことの検出が可能となる。
図6は、感圧センサ装置10の第4の変形例を示す説明図である。
図6に示す感圧センサ装置10Eは、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13間とは異なる場所にスペーサ25(間隔維持部材の一例)が配置されている。スペーサ25はシールド電極14が押圧されても変形しないものとする。スペーサ25は、第1感圧センサ電極11と第3感圧センサ電極13との間以外の箇所、及び第2感圧センサ電極12と第3感圧センサ電極13との間以外の箇所(例えば、感圧センサ装置10Eの筐体部分)に設けられる。
このため、シールド電極14が押圧されていないときには感圧センサ装置10Eが図6の左に示す状態であっても、シールド電極14が下に距離d4だけ押圧されると、後述する図7に示すようなトッププレート23が下に撓むことにより、シールド電極14と、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が第3感圧センサ電極13に近づく。そして、検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の第3静電容量が変化したことの検出が可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここでは、感圧センサ装置を備えるタッチセンサ装置と、このタッチセンサ装置を備えるタッチパネル装置の構成について説明する。
<タッチパネル装置の概略構成>
図7は、タッチパネル装置40の概略構成図である。
図7の上には、上面視したタッチパネル装置40(情報処理装置の一例)に設置される感圧センサ装置10の位置と、筐体52の額縁の位置とが破線で示されている。筐体52には、感圧センサ装置10が収容される。筐体52の額縁上には、6個の感圧センサ装置10が設けられている。このため、ユーザーが感圧センサ装置10を直接見ることはない。感圧センサ装置10が設置される数は、図7に示すように通常は複数個設けられるが、必ずしも複数設ける必要はなく、1個でもよい。
タッチパネル装置40は、図1に示した検出部1及び信号処理部2を備える。検出部1には、タッチパネル装置40が備える感圧センサ装置10の第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の静電容量の変化に基づいて、感圧センサ装置10が押圧されたことを検出する。また、検出部1には、タッチセンサ装置30のX座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32(いずれもタッチ電極の一例)が接続されており、タッチパネル装置40の入力操作面24に指が直接又は間接的にタッチしたときに、XY平面のタッチ位置を検出することも可能である。そして、検出部1は、検出信号及びタッチ検出信号を信号処理部2に出力する。信号処理部2は、検出信号及びタッチ検出信号に基づいて所定の処理を行う。例えば、信号処理部2が検出信号に基づいて、図7の下に示す表示パネル50に表示される画像、アイコン等を切替えて表示する制御を行う。検出部1及び信号処理部2は、感圧センサ装置10、タッチセンサ装置30、タッチパネル装置40のいずれかに備える構成としてよい。
図7の下には、タッチパネル装置40及び感圧センサ装置10の断面図が示される。筐体52の額縁の上に、図1に示した感圧センサ装置10が配置される。感圧センサ装置10が備える第3感圧センサ電極13は、筐体52の額縁と弾性体20の間に挟むように配置されている。また、X座標タッチ電極31とY座標タッチ電極32が平面的に重なる領域が、XY平面の座標検知領域となる。そして、座標検知領域に、表示領域が重なるように表示パネル50(表示装置の一例)が配置されている。表示パネル50の表示領域には、信号処理部2が行う画像表示処理により、X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32が検出したタッチ位置、及び第3静電容量の変化(押圧変化)に応じた文字、図形、映像、アイコン等の画像が表示される。
トッププレート23は、タッチパネル装置40の表面を保護する。トッププレート23には透明のガラス基板やフィルム等が用いられる。トッププレート23の表面は、ユーザーがタッチ操作を行うために指を接触させる入力操作面24となる。また、第1ベースフィルム21は、X座標タッチ電極31、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12を同一面上に配置するために用いられる。なお、X座標タッチ電極31とY座標タッチ電極32が重なる順が逆であれば、第1ベースフィルム21の同一面上にY座標タッチ電極32、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12を配置してもよい。このため、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12は、X座標タッチ電極31又はY座標タッチ電極32のいずれか一方と同一面に配置される。
第2ベースフィルム22は、Y座標タッチ電極32、シールド電極14を同一面上に配置するために用いられる。なお、X座標タッチ電極31とY座標タッチ電極32が重なる順が逆であれば、第2ベースフィルム22の同一面上にX座標タッチ電極31、シールド電極14を配置してもよい。このため、シールド電極14は、X座標タッチ電極31又はY座標タッチ電極32のいずれか一方と同一面に配置される。
第2ベースフィルム22の上面及び下面には、例えば、両面粘着テープであるOCA(Optical Clear Adhesive)が貼り付けられている。このため、第1ベースフィルム21と第2ベースフィルム22及び弾性体20がOCAを介して貼り合わされ、第2ベースフィルム22とトッププレート23がOCAを介して貼り合わされる。
表示パネル50と、タッチセンサ装置30との間には空隙51が設けられている。空隙51は、トッププレート23の入力操作面24が押圧され、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12が下に移動する際に、第1ベースフィルム21の裏面が、表示パネル50の表面に接触しないようにするために設けられる。なお、第1ベースフィルム21の下面にOCA等を用いて表示パネル50を貼り合わせても良い。ただし、第1ベースフィルム21と表示パネル50を貼り合わせた場合、表示パネル50と筐体52の間に空隙を設ける必要がある。
ここで、図7に示したタッチパネル装置40の概略構成を踏まえた上で、タッチセンサ装置と感圧センサ装置の組合せについて図8から順に説明する。図8以降の説明では、表示パネル50、筐体52の図示を省略する。
<タッチパネル装置の基本構成>
図8は、タッチパネル装置40の基本構成例を示す説明図である。
タッチパネル装置40が備えるタッチセンサ装置30は、第1ベースフィルム21、Y座標タッチ電極32、第2ベースフィルム22、X座標タッチ電極31、トッププレート23を下から順に積層して構成されたものである。各層、及び電極は接着剤等により接着固定されている。第1ベースフィルム21、第2ベースフィルム22、トッププレート23は、それぞれ矩形状に形成される。感圧センサ装置10は、タッチパネル装置40のXY平面の座標検知領域外の周縁領域(額縁部分)に配置される。
感圧センサ装置10は、図1に示したようにタッチパネル装置40と筐体52との間に配置された誘電材料からなる弾性体20と、弾性体20を挟むように配置され、コンデンサを形成する上部の第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12と、下部の第3感圧センサ電極13とを備える。第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12は、第1ベースフィルム21の上面に形成され、シールド電極14は、第2ベースフィルム22の上面に形成される。
本実施の形態においては、6個の感圧センサ装置10を構成する弾性体20が連結して1つの枠状に構成される。つまり、6個の感圧センサ装置10で1つの弾性体20を共有している。弾性体20を枠状に設けることにより、タッチパネル装置40と筐体52との間、つまりタッチパネル装置40と表示パネル50との間の空隙51に外部からのゴミ等の侵入を防止することができる。
トッププレート23の表面が、指等の指示媒体により入力操作が行われる入力操作面24となる。入力操作面24と垂直な押圧方向(z軸方向下向き)に入力操作面24が指で押圧されると、感圧センサ装置10の弾性体20が縮み、この感圧センサ装置10が接着固定されているトッププレート23が押圧方向に移動する。
そして、感圧センサ装置10が備える検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量の変化を検出する。これにより、検出部1は、入力操作面24が押圧されたことを検出できる。
<タッチパネル装置の第1の変形例>
図9は、タッチパネル装置の第1の変形例を示す説明図である。
タッチパネル装置40Aは、トッププレート23の下にX座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32を直接形成した構成としている。このため、図7に示したタッチパネル装置40と比べて、第1ベースフィルム21、第2ベースフィルム22は、シールド電極14の大きさ程度であればよい。X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32は、シールド電極14と同一の面に形成されるため、タッチパネル装置40と比べて一層シンプルな構成となる。
<タッチパネル装置の第2の変形例>
図10は、タッチパネル装置の第2の変形例を示す説明図である。
タッチパネル装置40Bは、弾性体20の上に第3ベースフィルム26を配置し、第3ベースフィルム26の上に第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12を水平方向に並べて配置し、さらに第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12の上に第4ベースフィルム27を配置している。そして、第4ベースフィルム27の上にシールド電極14が配置されている。第1ベースフィルム21、第2ベースフィルム22、トッププレート23と、X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32の配置は、図8に示したタッチパネル装置40と同様である。
<タッチパネル装置の第3の変形例>
図11は、タッチパネル装置の第3の変形例を示す説明図である。
タッチパネル装置40Cは、タッチパネル装置40Bと同様の構成であるが、第2ベースフィルム22の上にシールド電極14を配置した点が異なる。タッチパネル装置40Cでは、タッチパネル装置40Bと比べて、シールド電極14と、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12との間の距離が広がる。これにより、外部から流入又は流出する電荷による、第1静電容量、第2静電容量及び第3静電容量に対する影響を一層抑えることができ、感圧センサ装置10の感圧検出を高感度化することができる。
<タッチパネル装置の第4の変形例>
図12は、タッチパネル装置の第4の変形例を示す説明図である。
タッチパネル装置40Dは、弾性体20の上に第2感圧センサ電極12を配置し、弾性体20及び第2感圧センサ電極12の上に第1ベースフィルム21を配置し、第1ベースフィルム21の上に、Y座標タッチ電極32と第1感圧センサ電極11を並べて配置している。さらに、第1ベースフィルム21の上に配置された第2ベースフィルム22の上にX座標タッチ電極31とシールド電極14を並べて配置している。第1ベースフィルム21、第2ベースフィルム22、トッププレート23と、X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32の配置は、図8に示したタッチパネル装置40と同様である。
なお、第1感圧センサ電極11と第2感圧センサ電極12は異なる平面上に配置される構成であればよい。例えば、弾性体20の上に第1感圧センサ電極11を配置し、第1ベースフィルム21の上に第2感圧センサ電極12を配置してもよい。
以上説明した第1及び第2の実施の形態では、第1感圧センサ電極11と第2感圧センサ電極12間の静電容量が、タッチセンサ装置30のX座標タッチ電極31とY座標タッチ電極32間の静電容量とほぼ同じになる様に設計することが可能となる。押圧により弾性体が変形して感圧センサ電極と電極Aが近づいた時、感圧センサ電極間の結合は小さくなる。そして、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量が小さくなると、ほぼ水平に配置された第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の電荷量も減少する。検出部1は、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量の変化を検出することで押圧されたことを検出可能となる。
そして、感圧センサ装置10における、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の初期の結合及び押圧による結合の変化は、X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32間の初期の結合、タッチ時の結合の変化と同様である。また、第1感圧センサ電極11及び第2感圧センサ電極12間の第3静電容量は、X座標タッチ電極31及びY座標タッチ電極32間の静電容量と同じ位に小さい。このため、タッチセンサ用として設計されたコントローラICの検出部(フロントエンド等)、制御のためのファームウエア等を、感圧センサ装置に流用又は共用しやすくなる。
また、従来の感圧センサ装置のように、弾性体を挟んで対向した2つの感圧センサ電極間の静電容量を検出する方法と比較した場合、本実施の形態に係る感圧センサ装置では、より少ない変位で感圧を検出可能である。すなわち感圧センサ装置の感圧検出を高感度化を図ることができる。この結果、弾性体を従来より薄く設計した場合でも、感圧を検出することができるため、感圧センサ装置の小型化を達成することができる。
[変形例]
なお、感圧センサ装置がスイッチ等として用いられる場合には、検出部1及び信号処理部2は不要となる。第3静電容量の変化がしきい値を超えた時に、感圧センサ装置自身がオン信号又はオフ信号を出力して、感圧センサ装置に接続された電気機器の動作を切替えるようにしてもよい。
また、第1感圧センサ電極11、第2感圧センサ電極12、又は第3感圧センサ電極13のうち、少なくとも一つをタッチ電極として用いてもよい。また、シールド電極14をタッチ電極として用いてもよい。これにより、X座標タッチ電極31とY座標タッチ電極32のいずれかの構成を省略することができ、タッチセンサ装置30、タッチパネル装置40の製造コストを削減することができる。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…検出部、2…信号処理部、10…感圧センサ装置、11…第1感圧センサ電極、12…第2感圧センサ電極、13…第3感圧センサ電極、14…シールド電極、20…弾性体、21…第1ベースフィルム、22…第2ベースフィルム、23…トッププレート、24…入力操作面、30…タッチセンサ装置、31…X座標タッチ電極、32…Y座標タッチ電極、40…タッチパネル装置、50…表示パネル

Claims (17)

  1. 第1感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極から離して配置される第2感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極から離して配置され、前記第1感圧センサ電極との間で第1静電容量を有し、第2感圧センサ電極との間で第2静電容量を有する第3感圧センサ電極とを備え、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極が、前記第3感圧センサ電極に接近することにより、前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極の間の第3静電容量が変化する
    感圧センサ装置。
  2. 前記第3静電容量は、前記第1静電容量及び第2静電容量よりも小さい
    請求項1に記載の感圧センサ装置。
  3. 前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極に対する外部からの電荷の流入又は流出を制限するためのシールド電極を備える
    請求項1又は2に記載の感圧センサ装置。
  4. 前記シールド電極に対して前記第3感圧センサ電極よりも近い位置に前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極が配置される
    請求項3に記載の感圧センサ装置。
  5. 前記シールド電極に対して前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極よりも近い位置に前記第3感圧センサ電極が配置される
    請求項3に記載の感圧センサ装置。
  6. 前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極は、同一面に配置される
    請求項4又は5に記載の感圧センサ装置。
  7. 前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極は、異なる面に配置される
    請求項4又は5に記載の感圧センサ装置。
  8. 前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極は、一部が重なって配置される
    請求項7に記載の感圧センサ装置。
  9. さらに、前記第1感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間、及び前記第2感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間の間隔を維持するための間隔維持部材を備える
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の感圧センサ装置。
  10. 前記間隔維持部材は、前記第1感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間、及び前記第2感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間に設けられる弾性体である
    請求項9に記載の感圧センサ装置。
  11. 前記間隔維持部材は、前記第1感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間以外の箇所、及び前記第2感圧センサ電極と前記第3感圧センサ電極との間以外の箇所に設けられる弾性体又はスペーサである
    請求項9に記載の感圧センサ装置。
  12. さらに、前記第3静電容量の変化を検出し、検出信号を出力する検出部と、
    前記検出部から入力する前記検出信号に基づいて所定の処理を行う信号処理部とを備える
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の感圧センサ装置。
  13. タッチ位置を検出するタッチ電極と、感圧センサ装置と、を備え、
    前記感圧センサ装置は、
    第1感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極から離して配置される第2感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極から離して配置され、前記第1感圧センサ電極との間で第1静電容量を有し、第2感圧センサ電極との間で第2静電容量を有する第3感圧センサ電極とを備え、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極が、前記第3感圧センサ電極に接近することにより、前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極の間の第3静電容量が変化する
    タッチセンサ装置。
  14. 前記第1感圧センサ電極、前記第2感圧センサ電極、又は前記第3感圧センサ電極のうち、少なくとも一つが前記タッチ電極として用いられる
    請求項13に記載のタッチセンサ装置。
  15. さらに、前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極に対する外部からの電荷の流入又は流出を制限するためのシールド電極を備え、
    前記シールド電極が前記タッチ電極として用いられる
    請求項13に記載のタッチセンサ装置。
  16. タッチ位置を検出するタッチ電極と、感圧センサ装置とを有するタッチセンサ装置と、表示装置と、を備え、
    前記感圧センサ装置は、
    第1感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極から離して配置される第2感圧センサ電極と、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極から離して配置され、前記第1感圧センサ電極との間で第1静電容量を有し、第2感圧センサ電極との間で第2静電容量を有する第3感圧センサ電極とを備え、
    前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極が、前記第3感圧センサ電極に接近することにより、前記第1感圧センサ電極及び前記第2感圧センサ電極の間の第3静電容量が変化し、
    前記表示装置は、前記タッチ電極が検出した前記タッチ位置、及び前記第3静電容量の変化に応じた画像を表示する
    情報処理装置。
  17. さらに、前記第3静電容量の変化を検出し、検出信号を出力する検出部と、
    前記検出部から入力する前記検出信号に基づいて所定の処理を行う信号処理部と、を備え、
    前記信号処理部が、前記表示装置に表示する前記画像の制御を行う
    請求項16に記載の情報処理装置。
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