JP2018163128A - 圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法 - Google Patents

圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、しかも、圧電材料の圧電定数を高精度かつ迅速に測定することができる圧電定数測定装置を提供する。【解決手段】この圧電定数測定装置1は、圧電材料PIに静荷重を印加し、かつ、この静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加する荷重印加手段2と、圧電材料PIに印加される静荷重及び複数個のパルス荷重を計測する荷重計測手段3と、静荷重及び複数個のパルス荷重が印加されることによって圧電材料PIに発生する電荷の量を計測する電荷量計測手段4と、この計測された電荷の量により、複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する圧電定数測定制御手段5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電材料の圧電定数を測定する圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法に関する。
圧電材料の圧電定数を測定する圧電定数測定は、共振・反共振法など様々な方法が可能である。それらの中で、簡単な構成の装置で測定できる方法として、圧電材料に荷重を印加し、それにより発生する電荷の量を計測するものがある。圧電定数には、荷重の方向と発生する電荷の方向に応じたd33、d31、d14などが有り、圧電定数は、荷重と計測した電荷の量などを用いて所定の式を用いて求めることができる。
例えば、特許文献1の図11には、架台(試料台)の上に順に、下部電極、圧電材料、上部電極を載せ、印加荷重制御手段の下端に設けられた上部接触電極を下降させて上部電極に接触させることで圧電材料に荷重の印加を行い、上部接触電極と下部電極との間に発生する電荷の量を計測して圧電定数d33を求める圧電定数測定装置が開示されている。印加荷重制御手段には、接触荷重検出ユニット(ロードセル)が設けられており、圧電材料に印加された荷重を検出することができる。電荷の量は、圧電材料に印加される荷重を最小印加荷重から連続的又は段階的に増すことで圧電材料に生じる電流を積分して電圧に変換することで計測している。
また、特許文献2には、圧電定数d33を測定する圧電定数測定装置の基本構成に、圧電定数d31用の治具を取り付けることで、圧電定数d31を測定することができる圧電定数測定装置が開示されている。なお、ここでは、圧電定数d14を圧電定数d31から所定の式を用いて算出することもしている。
特開2012−242360号公報 特開2014−081339号公報
ところで、近年、圧電材料はセラミックスやフィルムなど多種にわたっており、それらの測定において、高精度で測定するとともに迅速に測定することが求められている。しかしながら、特許文献1及び特許文献2を含め従来の圧電定数測定装置は、迅速に測定するには限度がある。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、しかも、圧電材料の圧電定数を高精度かつ迅速に測定することができる圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の圧電定数測定装置は、圧電材料に静荷重を印加し、かつ、該静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加する荷重印加手段と、前記圧電材料に印加される前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測する荷重計測手段と、前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重が印加されることによって前記圧電材料に発生する電荷の量を計測する電荷量計測手段と、前記計測された電荷の量により、前記複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と前記計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する圧電定数測定制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の圧電定数測定装置は、請求項1に記載の圧電定数測定装置において、前記荷重印加手段は、第1電極を有し該第1電極を前記圧電材料の第1の面に接させ、第2電極を有し該第2電極を前記圧電材料の第2の面に接させ、前記圧電材料を圧縮する向きに前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を印加し、前記電荷量計測手段は、前記第1電極又は/及び前記第2電極を通して前記圧電材料に発生する電荷を入力し、前記圧電定数測定制御手段は、圧電定数であるd33を算出することを特徴とする。
請求項3に記載の圧電定数測定装置は、請求項2に記載の圧電定数測定装置において、前記荷重印加手段は、前記第1電極を直動させる第1直動モーターを有し、前記第2電極を直動させる第2直動モーター又は手動押下器を有することを特徴とする。
請求項4に記載の圧電定数測定装置は、請求項1に記載の圧電定数測定装置において、前記荷重印加手段は、第1電極と第1電極補助部とを有し、それらの間に、該第1電極を前記圧電材料の第1の面に接させながら前記圧電材料の一方の端部を挟み、かつ、第2電極と第2電極補助部とを有し、それらの間に、該第2電極を前記圧電材料の第2の面に接させながら前記圧電材料の他方の端部を挟み、前記圧電材料を引き伸ばす向きに前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を印加し、前記電荷量計測手段は、前記第1電極又は/及び前記第2電極を通して前記圧電材料に発生する電荷を入力し、前記圧電定数測定制御手段は、圧電定数であるd31を算出することを特徴とする。
請求項5に記載の圧電定数測定装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電定数測定装置において、前記複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることを特徴とする。
請求項6に記載の圧電定数測定方法は、圧電材料に静荷重を印加し、かつ、該静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加し、前記圧電材料に印加される前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測し、前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重が印加されることによって前記圧電材料に発生する電荷の量を計測し、前記計測された電荷の量により、前記複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と前記計測されたパルス荷重から圧電定数を算出することを特徴とする。
請求項7に記載の圧電定数測定方法は、請求項6に記載の圧電定数測定方法において、前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重は、前記圧電材料を圧縮する向きに印加し、圧電定数は、d33を算出することを特徴とする。
請求項8に記載の圧電定数測定方法は、請求項6に記載の圧電定数測定方法において、前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重は、前記圧電材料を引き伸ばす向きに印加し、圧電定数は、d31を算出することを特徴とする。
請求項9に記載の圧電定数測定方法は、請求項6〜8のいずれか1項に記載の圧電定数測定方法において、前記複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることを特徴とする。
本発明の圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法によれば、簡単な構成で、しかも、圧電材料の圧電定数を高精度かつ迅速に測定することができる。
本発明の実施形態に係る圧電定数測定装置を示すものであって、荷重印加手段と荷重計測手段の一部は断面図で示し、荷重計測手段のその他の一部と電荷量計測手段と圧電定数測定制御手段はブロック図で示したものである。 同上の圧電定数測定装置における波形の例を示すもので、(a)が圧電材料に印加される荷重の波形図であり、(b)が荷重により発生する電荷の量の波形図である。 同上の圧電定数測定装置の電荷量計測手段の構成例を示す概略図である。 同上の圧電定数測定装置の圧電定数測定制御手段の構成例を示す概略図である。 同上の圧電定数測定装置の荷重印加手段の第2電極制御部の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る他の圧電定数測定装置を示すものであって、荷重印加手段と荷重計測手段の一部は断面図で示し、荷重計測手段のその他の一部と電荷量計測手段と圧電定数測定制御手段はブロック図で示したものである。
本発明を実施するための形態を、以下説明する。本発明の実施形態に係る圧電定数測定装置1及び後述する圧電定数測定装置1’は、圧電材料PIの圧電定数を測定するものである。圧電定数を測定し得る圧電材料PIとしては、セラミックスやフィルムなど各種の材料が可能である。また、圧電定数を測定し得る圧電材料PIの形状としては、柱状、板状又はシート状など各種の形状が可能である。圧電定数を測定するとき、圧電材料PIは、荷重(主に、後述する静荷重とパルス荷重)が印加されることにより、一方側の面である第1の面PS1とその反対側に位置する他方側の面である第2の面PS2に電荷が発生する。荷重の方向は、圧電定数測定装置1と後述する圧電定数測定装置1’とで異なっている。
圧電定数測定装置1は、圧電定数d33が測定可能な装置である。この圧電定数測定装置1は、図1に示すように、荷重印加手段2と荷重計測手段3と電荷量計測手段4と圧電定数測定制御手段5とを備えている。
荷重印加手段2は、圧電材料PIに静荷重を印加し、かつ、この静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加するものである。パルス荷重(図2(a)の波形において線bで示す。)は、パルス状の荷重である。静荷重(図2(a)の波形において線aで示す。)は、複数個のパルス荷重が圧電材料PIに印加されるときに、その基準として一定に保たれている荷重である。静荷重は、例えば、複数個のパルス荷重が圧電材料PIに印加されるときに、0.25N〜1N程度にすることができる。この静荷重は、通常、圧電材料へのストレスが余り大きくならないことに留意して定める。パルス荷重は、例えば、0.25N〜1N程度にすることができる。このパルス荷重は、通常、圧電材料へのストレスが余り大きくならないことに留意して定める。また、パルス荷重は、幅を余り長くする必要がなく、例えば、0.5秒〜1.5秒程度の幅とすることができる。
荷重印加手段2は、第1電極21と第2電極22を有する構成である。荷重印加手段2は、第1電極21を圧電材料PIの第1の面PS1に接させ、第2電極22を圧電材料PIの第2の面PS2に接させてから、圧電材料PIを圧縮する向きに静荷重及び複数個のパルス荷重を印加する。そうすると、圧電材料PIの第1の面PS1と第2の面PS2に電荷が発生する。なお、静荷重がまだ印加されていない状態であっても、圧電材料PIは第1電極21と第2電極22とによって支持されるため、それらの間には非常に小さい荷重(予荷重)(図2(a)の波形における線cで示す。)が印加されている。
ここで、複数個のパルス荷重の印加によって、図2(b)に示すように、複数個のパルス状の電荷の量の変化が発生する。後述するように、複数個のパルス状の電荷の量の変化が計測されることになるが、それぞれのパルス状の電荷の量の変化は、相互に大きくは違っていないため、複数個のパルス荷重の数はそれほど多くしなくてよい。複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることが好ましく、例えば3個のパルス荷重でもよい。なお、圧電材料PIの周囲(荷重印加手段2の全部又は一部の周囲を含む)はシールド材(鉄製又はアルミ製など)を設けてシールドするのが通常であるが、ノイズ等により、電荷の量の波形が全体的に少し傾斜する場合もある。
本実施形態の荷重印加手段2の構成について、以下、詳細に説明する。本実施形態の荷重印加手段2は、第1電極21が取り付けられてそれを運動制御する第1電極制御部23と、第2電極22が取り付けられてそれを運動制御する第2電極制御部24と、を有している。本実施形態では、第1電極21は圧電材料PIの下方側に配置され、第2電極22は圧電材料PIの上方側に配置されている。
第1電極制御部23は、第1電極21を介して圧電材料PIに印加する複数個のパルス荷重を制御する。第1電極制御部23は、第1直動モーター231と、電極台ケース支持棒台232と、複数個の電極台ケース支持棒233、233と、電極台ケース支持棒軸受部234と、電極台ケース235と、第1電極台236と、を有して構成される。
第1直動モーター231は、直動部231aが支持部231bを基準の位置にして直動するモーターであり、支持部231bは、直動部231aが上下動するように圧電定数測定装置1のフレーム(図示せず)に固定されている。第1直動モーター231は、特に限定されるものではないが、VCMやサーボモーターなどを用いることができる。
電極台ケース支持棒台232は、第1直動モーター231の直動部231aの上面部に固定され、また、複数個の電極台ケース支持棒233、233の下端部を固定するものである。
複数個の電極台ケース支持棒233、233は、その上端部に電極台ケース235の下面部が固定される。
電極台ケース支持棒軸受部234は、下部プレート234aと、上部プレート234bと、複数個のプレート固定ネジ234c、234cと、複数個の電極台ケース支持棒軸受234d、234dと、複数個の電極台保持バネ234e、234eと、を有している。下部プレート234aと上部プレート234bとは、複数個の電極台ケース支持棒軸受234d、234dを挟みつけて複数個のプレート固定ネジ234c、234cによって互いに固定されている。下部プレート234aと上部プレート234bとは、少なくともどちらかが圧電定数測定装置1のフレーム(図示せず)に固定されている。複数個の電極台ケース支持棒軸受234d、234dの中には、複数個の電極台ケース支持棒233、233が通されて摺動する。複数個の電極台保持バネ234e、234eは、上部プレート234bの上面に配置されて、複数個の電極台ケース支持棒233、233の上端部近傍が挿入されている。複数個の電極台保持バネ234e、234eは、複数個の電極台ケース支持棒233、233の上下動を緩衝することができる。
電極台ケース235は、第1電極台236を収容するものである。電極台ケース235は、外部の電磁界をシールドすることもできる。電極台ケース235の内側にはテフロン(登録商標)樹脂などの絶縁体が固定されており、その絶縁体に第1電極台236は固定される。また、電極台ケース235には、第1電極台236に接続される後述する電気導線236Aが通過する孔が設けられている。
第1電極台236は、第1電極21と同電位になるように接続され、電気導線236Aが接続されるものである。第1電極台236は、第1電極21の端部(圧電材料PIに接触し得る端部)が上向きになるようにそれが取り付けられる。詳細には、第1電極21の下部にはネジ部21aが設けられており、それが第1電極台236にねじ込まれている。また、電気導線236Aは、第1電極台236の下部に接続されている。電気導線236A(及び後述する電気導線22A、31A)は、ノイズが電気信号に入らないように被覆されている。なお、ノイズ等が問題にならない範囲で、第1電極21と同電位のその他の箇所に電気導線236Aを接続することも可能である。
第1電極21は、圧電材料PIに接触し得る端部が、球又は楕球の一部の形状をしており、圧電材料PIに局所的に接触できるようになっている。
次に、第2電極制御部24を説明する。第2電極制御部24は、第2電極22を介して圧電材料PIに印加する静荷重を制御する。第2電極制御部24は、第2直動モーター241と、荷重検出器取付プレート242と、第2電極取付プレート243と、を有して構成される。
第2直動モーター241は、荷重検出器取付プレート242、荷重計測手段3の後に詳述する荷重検出器31を介して第2電極22を直動(直線移動)させることができる。第2直動モーター241は、直動部241aが支持部241bを基準の位置にして直動するモーターであり、支持部241bは、直動部241aが上下動するように圧電定数測定装置1のフレーム(図示せず)に固定されている。直動部241aは、その下端部が荷重検出器取付プレート242に固定されている。第2直動モーター241は、特に限定されるものではないが、位置制御用のサーボモーターなどを用いることができる。
荷重検出器取付プレート242は、荷重検出器31が下方からの力を検出し得るようにそれが取り付けられるものである。
第2電極取付プレート243は、第2電極22の端部(圧電材料PIに接触し得る端部)が下向きになるようにそれが取り付けられるものである。詳細には、第2電極22の上部にはネジ部22aが設けられており、それが第2電極取付プレート243にねじ込まれている。ネジ部22aの上端面は、第2電極取付プレート243から露出している。第2電極取付プレート243は、周辺部の上面に荷重検出器取付プレート摺動棒242A、242Aが取り付けられており、また、上方には、荷重検出器保持バネ242B、242Bを介して上記の荷重検出器取付プレート242が位置している。荷重検出器取付プレート242と第2電極取付プレート243は、荷重検出器取付プレート摺動棒242A、242Aにガイドされ、また、荷重検出器保持バネ242B、242Bに緩衝されて相対的に上下動可能となっている。なお、荷重検出器取付プレート摺動棒242A、242Aの上部には、荷重検出器取付プレート242と第2電極取付プレート243の最大の離間を決める頭部242Aa、242Aaが設けられている。
第2電極22が圧電材料PIに接触するまでは、荷重検出器取付プレート242と第2電極取付プレート243は、それらの間の最大の離間を保って荷重検出器31が第2電極22(ネジ部22a)に接触していない状態で下降する。第2電極22が圧電材料PIに接触してからは、荷重検出器取付プレート242と第2電極取付プレート243の間が縮まっていき、荷重検出器31が第2電極22(ネジ部22a)に接触するようになる。そうすると、第2電極22と後述する第1電極21との間(圧電材料PIの第2の面PS1と第1の面PS2の間)に荷重の印加が可能になり、荷重計測手段3の荷重検出器31による荷重の計測が可能になる。
第2電極22は、本実施形態では、圧電材料PIに接触し得る端部が、球又は楕球の一部の形状をしており、圧電材料PIに局所的に接触できるようになっている。また、第2電極22には、電気導線22Aが接続されている。なお、ノイズ等が問題にならない範囲で、第2電極22と同電位のその他の箇所に電気導線22Aを接続することも可能である。
荷重印加手段2の各部は、電極台ケース235の内側の絶縁体を除いて、通常、金属製である。本実施形態では、荷重印加手段2の各部は、第1電極21と第1電極台236とを除いて、圧電定数測定装置1のフレーム(図示せず)と同じアース電位となっている。
次に、荷重計測手段3について説明する。
荷重計測手段3は、圧電材料PIに印加される静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測するものである。本実施形態では、荷重計測手段3は、荷重(圧縮荷重)を検出する荷重検出器(ロードセル)31と、検出した荷重に対応する電気信号をデジタルデータ化して圧電定数測定制御手段5に出力することなどを行う荷重計測処理器32を有する。荷重検出器31は、荷重印加手段2の機構に組み込まれており、図1において、符号31Aは、荷重検出器31と荷重計測処理器32とを接続する電気導線を示している。荷重計測処理器32は、荷重検出器31と一体化することも可能である。
次に、電荷量計測手段4について説明する。
電荷量計測手段4は、静荷重及び複数個のパルス荷重が印加されたことにより圧電材料PIの第1の面PS1又は/及び第2の面PS2に発生する電荷の量を計測する。例えば、電荷量計測手段4は、図3に例示するように、オペアンプ41の反転入力端子と出力端子の間にコンデンサ42と高抵抗43を並列に接続して構成したチャージアンプとADコンバータ44とを有するものとすることができる。ここでは、オペアンプ41の非反転入力端子、反転入力端子にそれぞれ電荷量計測手段4の入力端子4a、4bを接続し、ADコンバータ44の入力端子、出力端子にそれぞれオペアンプ41の出力端子、電荷量計測手段4の出力端子4cを接続している。
入力端子4a、4bにはそれぞれ、電気導線22A、電気導線236Aを接続する。本実施形態では、電気導線22Aはアース電位となるので、電荷量計測手段4は、圧電材料PIの第1の面PS1に発生する電荷が入力端子4bを通って入力され、オペアンプ41とコンデンサ42と高抵抗43を用いたチャージアンプで電圧に変換し、その電圧をADコンバータ44によりデジタルデータに変換することで、電荷の量を計測し、出力端子4cから計測値を出力する。チャージアンプは、図示したものに限らず、種々の回路が可能である。
また、電荷量計測手段4では、通常、静荷重(及び複数個のパルス荷重)が印加される前に、圧電材料PIの第1の面PS1と第2の面PS2に生じている電荷の量をゼロにしておく。例えば、図3に示すように、オペアンプ41の反転入力端子と出力端子の間にコンデンサ42及び高抵抗43と並列に接続スイッチ45を設けて、接続スイッチ45の開閉を制御端子4dを介して制御されるようにすることができる。接続スイッチ45が導通すると、オペアンプ41の非反転入力端子と反転入力端子の間の電位差がゼロになり、従って、それらに接続される圧電材料PIの第1の面PS1と第2の面PS2の間の電位差及び電荷の量がゼロになる。制御端子4dは、圧電定数測定制御手段5による制御が可能である。
次に、圧電定数測定制御手段5について説明する。
圧電定数測定制御手段5は、電荷量計測手段4で計測された電荷の量から、複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する。算出する圧電定数は、d33が可能である。また、圧電定数は、通常、平均化される。
例えば、複数個のパルス状の電荷の量の変化量と複数個のパルス荷重のうち、第1番目の立ち上りでの変化量ΔQ1uとパルス荷重ΔF1uが計測され(図2(a)、(b)参照)、圧電定数のd331uが以下の式(1)で算出される。
d331u=ΔQ1u/ΔF1u ・・・(1)
同様にして、第1番目の立ち下りでの変化量ΔQ1dとパルス荷重ΔF1d、第2番目の立ち上りでの変化量ΔQ2uとパルス荷重ΔF2u、第2番目の立ち下りでの変化量ΔQ2dとパルス荷重ΔF2d、第3番目の立ち上りでの変化量ΔQ3uとパルス荷重ΔF3u、第3番目の立ち下りでの変化量ΔQ3dとパルス荷重ΔF3d、が計測され(図2(a)、(b)参照)、圧電定数のd331d、d332u、d332d、d333u、d333d、が算出される。そして、d331u、d331d、d332u、d332d、d333u、d333d、が平均化される。
圧電定数測定制御手段5は、コンピュータ(パソコン)によって実現されるのが通常である。例えば、図4に示すように、プログラム記憶部51の中の圧電定数算出用プログラム51aに従って、CPU52は、電荷量計測手段4で計測された電荷の量のデジタルデータを入力部53を介して入力端子5aから入力する。そして、データ記憶部54などを用いて上述した算出方法で圧電定数を算出し、出力部55を介して出力端子5bから出力する。また、圧電定数測定制御手段5は、荷重印加手段2の第1直動モーター231や第2直動モーター241などを制御することができる。
このように、圧電定数測定装置1は、荷重印加手段2と荷重計測手段3と電荷量計測手段4と圧電定数測定制御手段5とを構成要素としたものであって、簡単な構成となっている。また、圧電定数測定装置1は、複数個のパルス状の電荷の量の変化を計測するだけで、圧電材料PIの圧電定数を高精度かつ迅速に測定することができる。
なお、圧電定数測定装置1は、様々な設計変更が可能である。例えば、圧電定数測定装置1の荷重印加手段2は、第1電極制御部23と第2電極制御部24のいずれかが静荷重とパルス荷重のどちらも制御するようにすることが可能である。例えば、第1電極制御部23が静荷重とパルス荷重のどちらも制御するようにし、かつ、第2電極制御部24を図5に示すように変形することができる。ここでは、第2直動モーター241は、手動押下器241’に置き換えられている。手動押下器241’は、軸部241a’とハンドル部241c’と支持部241b’とを有する。軸部241a’は、軸部241a’に形成された雄ネジが支持部241b’に形成された雌ネジに螺合しているため、ハンドル部241c’の回動に応じて、支持部241b’を基準の位置にして直動する。支持部241b’は、軸部241a’が上下動するように圧電定数測定装置1のフレーム(図示せず)に固定されている。軸部241a’は、その下端部が荷重検出器取付プレート242に固定されている。このような手動押下器241’は、圧電材料PIを第1電極21と第2電極22とによって支持させるため、それらの間に非常に小さい荷重(予荷重)を印加するためのものである。このようにすると、第2直動モーター241を用いる場合に比べ、測定の労力が少し増すが、圧電定数測定装置1のコストを下げることができる。
また、第2電極22を他の部分から絶縁することも可能である。この場合、電荷量計測手段4は、チャージアンプを図示したものから変更して、圧電材料PIの第1の面PS1及び第2の面PS2に発生する電荷の量、或いは、場合によっては第2の面PS2に発生する電荷の量だけを計測するようにすることも可能である。
次に、圧電定数測定装置1’について説明する。圧電定数測定装置1’は、圧電定数d31が測定可能な装置である。この圧電定数測定装置1’は、図6に示すように、荷重印加手段2’と荷重計測手段3’と電荷量計測手段4’と圧電定数測定制御手段5’とを備えている。なお、圧電定数測定装置1’において圧電材料PIに印加される荷重とその荷重により発生する電荷の量は、基本的な波形については圧電定数測定装置1と同様であるので、図2に示す波形を参照して説明する。
荷重印加手段2’は、圧電材料PIに静荷重を印加し、かつ、この静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加するものである。静荷重及びパルス荷重の大きさなどについては、圧電定数測定装置1の荷重印加手段2と同様である。
荷重印加手段2’は、第1電極21’と第1電極補助部21S’とを有し、かつ、第2電極22’と第2電極補助部22S’とを有する構成である。第1電極補助部21S’と第2電極補助部22S’とは、樹脂製などの絶縁体である。荷重印加手段2’は、第1電極21’と第1電極補助部21S’の間に圧電材料PIの一方の端部(図6においては下方の端部)を挟み、第2電極22’と第2電極補助部22S’の間に圧電材料PIの他方の端部(図6においては上方の端部)を挟むことができる。このとき、第1電極21’は圧電材料PIの第1の面PS1に接し、第2電極22’は圧電材料PIの第2の面PS2に接する。圧電体PIの第1の面PS1と第2の面PS2には、前もってアルミなどの金属が蒸着されている。この状態で、荷重印加手段2’は、圧電材料PIを引き伸ばす向きに静荷重及び複数個のパルス荷重を印加する。そうすると、圧電材料PIの第1の面PS1と第2の面PS2に電荷が発生する。なお、静荷重がまだ印加されていない状態であっても、圧電材料PIは第1電極21’及び第1電極補助部21S’と第2電極22’及び第2電極補助部22S’とによって張った状態で保持されるため、それらの間には非常に小さい荷重(予荷重)(図2(a)の波形における線cを参照)が印加されている。
ここで、複数個のパルス荷重の印加によって、複数個のパルス状の電荷の量の変化が発生する(図2(b)参照)。後述するように、複数個のパルス状の電荷の量の変化が計測されることになるが、それぞれのパルス状の電荷の量の変化は、相互に大きくは違っていないため、複数個のパルス荷重の数はそれほど多くしなくてよい。複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることが好ましく、例えば3個のパルス荷重でもよい。なお、圧電材料PIの周囲(荷重印加手段2の全部又は一部の周囲を含む)はシールド材(鉄製又はアルミ製など)を設けてシールドするのが通常であるが、ノイズ等により、電荷の量の波形が全体的に少し傾斜する場合もある。
本実施形態の荷重印加手段2’の構成について、以下、詳細に説明する。本実施形態の荷重印加手段2’は、第1電極21’と第1電極補助部21S’が取り付けられてそれを運動制御する第1電極制御部23’と、第2電極22’ と第2電極補助部22S’が取り付けられてそれを運動制御する第2電極制御部24’と、を有している。本実施形態では、第1電極21’は圧電材料PIの下部側に配置され、第2電極22’は圧電材料PIの上部側に配置されている。
第1電極制御部23’は、第1電極21’を介して圧電材料PIに印加する複数個のパルス荷重を制御する。第1電極制御部23’は、上述した第1電極制御部23の場合と同様の、第1直動モーター231と、電極台ケース支持棒台232と、複数個の電極台ケース支持棒233、233と、電極台ケース支持棒軸受部234と、を有している。第1電極制御部23’は、また、上述した電極台ケース235と第1電極台236に対応する電極台ケース235’と第1電極台236’を有して構成される。
電極台ケース235’は、電極台ケース235の構成に加えて、第1電極21’と第1電極台236’とを接続する電気導線21A’が通過する孔が設けられている。また、電極台ケース235’の上面には、第1電極補助部21S’が取り付けられている。
第1電極台236’は、第1電極21’と同電位になるように接続され、電気導線236A’が接続されるものである。第1電極台236’は、電気導線21A’を介して第1電極21’に接続されている。また、電気導線236A’は、第1電極台236’の下部に接続されている。電気導線21A’、236A’(及び後述する電気導線22A’、31A’)は、ノイズが電気信号に入らないように被覆されている。なお、ノイズ等が問題にならない範囲で、第1電極21’と同電位のその他の箇所に電気導線236A’を接続することも可能である。
第1電極補助部21S’は、第1電極補助部プレート21Sa’の上側に第1電極補助部支持板21Sb’が設けられ、その上側に、平板状の第1電極補助部挟み板21Sc’が設けられた構成である。
第1電極21’は、上記の第1電極補助部挟み板21Sc’と略等しい大きさの平板状である。第1電極21’は、圧電材料PIの一方の端部を挟んだ状態で、ネジ21Sd’などにより第1電極補助部挟み板21Sc’に着脱可能に取り付けることができる。
次に、第2電極制御部24’を説明する。第2電極制御部24’は、第2電極22’を介して圧電材料PIに印加する静荷重を制御する。第2電極制御部24’は、上述した第2電極制御部24の場合と同様の第2直動モーター241を有している。第2電極制御部24’は、また、上述した荷重検出器取付プレート242と第2電極取付プレート243に対応する荷重検出器取付プレート242’と第2電極取付プレート243’を有して構成される。
荷重検出器取付プレート242’は、荷重計測手段3’の荷重検出器31’の上面が取り付けられるものである。
第2電極取付プレート243’は、その下面に第2電極補助部22S’が取り付けられ、また、その上面に荷重計測手段3’の荷重検出器31’の下面が取り付けられるものである。第2電極取付プレート243’は、周辺部の上面に荷重検出器取付プレート摺動棒242A’、242A’が取り付けられている。荷重検出器取付プレート242’と第2電極取付プレート243’は、荷重検出器取付プレート摺動棒242A’、242A’にガイドされて相対的に上下動可能となっている。なお、荷重検出器取付プレート摺動棒242A’、242A’の上部には、荷重検出器取付プレート242’と第2電極取付プレート243’の最大の離間を決める頭部242Aa’、242Aa’が設けられている。
第2電極補助部22S’は、第2電極補助部支持板22Sa’が設けられ、その下側に、平板状の第2電極補助部挟み板22Sb’が設けられた構成である。
第2電極22’は、上記の第2電極補助部挟み板22Sb’と略等しい大きさの平板状である。第2電極22’は、圧電材料PIの他方の端部を挟んだ状態で、ネジ22Sc’などにより第2電極補助部挟み板22Sb’に着脱可能に取り付けることができる。また、第2電極22’には、電気導線22A’が接続されている。電気導線22A’は、第2電極取付プレート243’に接続されるとともに、後述する電荷量計測手段4’に接続される。なお、ノイズ等が問題にならない範囲で、第2電極22’と同電位のその他の箇所に電気導線22A’を接続することも可能である。
荷重印加手段2’の各部は、電極台ケース235’の内側の絶縁体、第1電極補助部21S’、第2電極補助部22S’を除いて、通常、金属製である。本実施形態では、荷重印加手段2の各部は、第1電極21’と第1電極台236’とを除いて、圧電定数測定装置1’のフレーム(図示せず)と同じアース電位となっている。
次に、荷重計測手段3’について説明する。
荷重計測手段3’は、上述した荷重計測手段3と同様に、圧電材料PIに印加される静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測するものである。本実施形態では、荷重計測手段3’は、荷重(引っ張り荷重)を検出する荷重検出器(ロードセル)31’と、検出した荷重に対応する電気信号をデジタルデータ化して圧電定数測定制御手段5’に出力することなどを行う荷重計測処理器32’を有する。荷重検出器31’は、荷重印加手段2’の機構に組み込まれており、図6において、符号31A’は、荷重検出器31’と荷重計測処理器32’とを接続する電気導線を示している。荷重計測処理器32’は、荷重検出器31’と一体化することも可能である。
次に、電荷量計測手段4’について説明する。電荷量計測手段4’は、上述した電荷量計測手段4と同様な構成にすることができる。電荷量計測手段4’には、電気導線22A’、電気導線236A’を接続する。
次に、圧電定数測定制御手段5’について説明する。
圧電定数測定制御手段5’は、電荷量計測手段4’で計測された電荷の量から、複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する。算出する圧電定数は、d31が可能である。また、圧電定数は、通常、平均化される。
圧電定数測定装置1の説明で用いた図2(a)、(b)を用いると、例えば、複数個のパルス状の電荷の量の変化量と複数個のパルス荷重のうち、第1番目の立ち上りでの変化量ΔQ1uとパルス荷重ΔF1uが計測され、圧電定数のd311uが以下の式(2)で算出される。
d311u=(ΔQ1u/ΔF1u)×(t/L) ・・・(2)
ここで、tは圧電材料PIの厚さ(第1電極21’と第1電極補助部21S’の間又は第2電極22’と第2電極補助部22S’の間の圧電材料PIの厚さ)、Lは圧電材料PIの引き延ばされる部分の長さ(第1電極21’と第2電極補助部22S’の間又は第1電極補助部21S’と第2電極22’の間の圧電材料PIの長さ)である。同様にして、第1番目の立ち下りでの変化量ΔQ1dとパルス荷重ΔF1d、第2番目の立ち上りでの変化量ΔQ2uとパルス荷重ΔF2u、第2番目の立ち下りでの変化量ΔQ2dとパルス荷重ΔF2d、第3番目の立ち上りでの変化量ΔQ3uとパルス荷重ΔF3u、第3番目の立ち下りでの変化量ΔQ3dとパルス荷重ΔF3d、が計測され、圧電定数のd311d、d312u、d312d、d313u、d313d、が算出される。そして、d311u、d311d、d312u、d312d、d313u、d313d、が平均化される。
圧電定数測定制御手段5’は、上述した圧電定数測定制御手段5と同様にして、コンピュータ(パソコン)によって実現されるのが通常であり、また、荷重印加手段2’の第1直動モーター231や第2直動モーター241などを制御することができる。
このように、圧電定数測定装置1’は、荷重印加手段2’と荷重計測手段3’と電荷量計測手段4’と圧電定数測定制御手段5’とを構成要素としたものであって、簡単な構成となっている。また、圧電定数測定装置1’は、複数個のパルス状の電荷の量の変化を計測するだけで、圧電材料PIの圧電定数を高精度かつ迅速に測定することができる。
なお、圧電定数測定装置1’は、様々な設計変更が可能である。例えば、圧電定数測定装置1’の荷重印加手段2’は、第1電極制御部23’と第2電極制御部24’のいずれかが静荷重とパルス荷重のどちらも制御するようにすることが可能である。また、第2電極22’を他の部分から絶縁することも可能である。この場合、電荷量計測手段4’は、圧電材料PIの第1の面PS1及び第2の面PS2に発生する電荷の量、或いは、場合によっては第2の面PS2に発生する電荷の量だけを計測するようにすることも可能である。
以上、本発明の実施形態に係る圧電定数測定装置について説明したが、本発明の圧電定数測定装置及び圧電定数測定方法は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内での様々な設計変更が可能である。
1、1’ 圧電定数測定装置
2、2’ 荷重印加手段
21、21’ 第1電極
21a 第1電極のネジ部
21S’ 第1電極補助部
21Sa’ 第1電極補助部プレート
21Sb’ 第1電極補助部支持板
21Sc’ 第1電極補助部挟み板
21Sd’ ネジ
22、22’ 第2電極
22a 第2電極のネジ部
22A、22A’ 第2電極の電気導線
22S’ 第2電極補助部
22Sa’ 第2電極補助部支持板
22Sb’ 第2電極補助部挟み板
22Sc’ ネジ
23、23’ 第1電極制御部
231 第1直動モーター
231a 第1直動モーターの直動部
231b 第1直動モーターの支持部
232 電極台ケース支持棒台
233 電極台ケース支持棒
234 電極台ケース支持棒軸受部
234a 電極台ケース支持棒軸受部の下部プレート
234b 電極台ケース支持棒軸受部の上部プレート
234c 電極台ケース支持棒軸受部のプレート固定ネジ
234d 電極台ケース支持棒軸受
234e 電極台保持バネ
235、235’ 電極台ケース
236、236’ 第1電極台
236A、236A’ 第1電極台の電気導線
24、24’ 第2電極制御部
241 第2直動モーター
241a 第2直動モーターの直動部
241b 第2直動モーターの支持部
241’ 手動押下器
241a’ 手動押下器の軸部
241b’ 手動押下器の支持部
241c’ 手動押下器のハンドル部
242、242’ 荷重検出器取付プレート
242A、242A’ 荷重検出器取付プレート摺動棒
242Aa、242Aa’ 荷重検出器取付プレート摺動棒の頭部
242B 荷重検出器保持バネ
243、243’ 第2電極取付プレート
3、3’ 荷重計測手段
31、31’ 荷重検出器
31A、31A’ 荷重検出器の電気導線
32、32’ 荷重計測処理器
4、4’ 電荷量計測手段
4a、4b 電荷量計測手段の入力端子
4c 電荷量計測手段の出力端子
4d 電荷量計測手段の制御端子
41 電荷量計測手段のオペアンプ
42 電荷量計測手段のコンデンサ
43 電荷量計測手段の高抵抗
44 電荷量計測手段のADコンバータ
45 電荷量計測手段の接続スイッチ
5、5’ 圧電定数測定制御手段
5a 圧電定数測定制御手段の入力端子
5b 圧電定数測定制御手段の出力端子
51 圧電定数測定制御手段のプログラム記憶部
51a 圧電定数測定制御手段の圧電定数算出用プログラム
52 圧電定数測定制御手段のCPU
53 圧電定数測定制御手段の入力部
54 圧電定数測定制御手段のデータ記憶部
55 圧電定数測定制御手段の出力部
PI 圧電材料
PS1 圧電材料の一方側の面である第1の面
PS2 圧電材料の他方側の面である第2の面
上記目的を達成するために、請求項1に記載の圧電定数測定装置は、圧電材料に静荷重を印加し、かつ、該静荷重が印加されている間に、一定変化値で立ち上がって一定値を保ち前記一定変化値で立ち下がる複数個のパルス荷重を発生して前記圧電材料に印加する荷重印加手段と、前記圧電材料に印加される前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測する荷重計測手段と、前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重が印加されることによって前記圧電材料に発生する電荷の量を計測する電荷量計測手段と、前記計測された電荷の量により、前記複数個のパルス荷重の前記一定変化値により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と前記計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する圧電定数測定制御手段と、を備えることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 圧電材料に静荷重を印加し、かつ、該静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加する荷重印加手段と、
    前記圧電材料に印加される前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測する荷重計測手段と、
    前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重が印加されることによって前記圧電材料に発生する電荷の量を計測する電荷量計測手段と、
    前記計測された電荷の量により、前記複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と前記計測されたパルス荷重から圧電定数を算出する圧電定数測定制御手段と、を備えることを特徴とする圧電定数測定装置。
  2. 請求項1に記載の圧電定数測定装置において、
    前記荷重印加手段は、第1電極を有し該第1電極を前記圧電材料の第1の面に接させ、第2電極を有し該第2電極を前記圧電材料の第2の面に接させ、前記圧電材料を圧縮する向きに前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を印加し、
    前記電荷量計測手段は、前記第1電極又は/及び前記第2電極を通して前記圧電材料に発生する電荷を入力し、
    前記圧電定数測定制御手段は、圧電定数であるd33を算出することを特徴とする圧電定数測定装置。
  3. 請求項2に記載の圧電定数測定装置において、
    前記荷重印加手段は、前記第1電極を直動させる第1直動モーターを有し、前記第2電極を直動させる第2直動モーター又は手動押下器を有することを特徴とする圧電定数測定装置。
  4. 請求項1に記載の圧電定数測定装置において、
    前記荷重印加手段は、第1電極と第1電極補助部とを有し、それらの間に、該第1電極を前記圧電材料の第1の面に接させながら前記圧電材料の一方の端部を挟み、かつ、第2電極と第2電極補助部とを有し、それらの間に、該第2電極を前記圧電材料の第2の面に接させながら前記圧電材料の他方の端部を挟み、前記圧電材料を引き伸ばす向きに前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を印加し、
    前記電荷量計測手段は、前記第1電極又は/及び前記第2電極を通して前記圧電材料に発生する電荷を入力し、
    前記圧電定数測定制御手段は、圧電定数であるd31を算出することを特徴とする圧電定数測定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電定数測定装置において、
    前記複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることを特徴とする圧電定数測定装置。
  6. 圧電材料に静荷重を印加し、かつ、該静荷重が印加されている間に複数個のパルス荷重を印加し、
    前記圧電材料に印加される前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重を計測し、
    前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重が印加されることによって前記圧電材料に発生する電荷の量を計測し、
    前記計測された電荷の量により、前記複数個のパルス荷重により発生した複数個のパルス状の電荷の量の変化量を計測し、その変化量と前記計測されたパルス荷重から圧電定数を算出することを特徴とする圧電定数測定方法。
  7. 請求項6に記載の圧電定数測定方法において、
    前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重は、前記圧電材料を圧縮する向きに印加し、
    圧電定数は、d33を算出することを特徴とする圧電定数測定方法。
  8. 請求項6に記載の圧電定数測定方法において、
    前記静荷重及び前記複数個のパルス荷重は、前記圧電材料を引き伸ばす向きに印加し、
    圧電定数は、d31を算出することを特徴とする圧電定数測定方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の圧電定数測定方法において、
    前記複数個のパルス荷重は、3個以上のパルス荷重であることを特徴とする圧電定数測定方法。
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