JP2018160346A - 照明装置 - Google Patents

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和章 伊丹
Kazuaki Itami
和章 伊丹
智嗣 小野
Tomotsugu Ono
智嗣 小野
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Abstract

【課題】電力を有効利用できる照明装置を提供する。【解決手段】消費電力上限値が設定された照明装置12である。照明装置12は、第1の電源回路21と、発光部23と、検出部24と、第2の電源回路22とを備える。発光部23は、第1の電源回路21から供給される電力により発光する。検出部24は、発光部23の発光状態での消費電力を検出する。第2の電源回路22は、消費電力上限値と検出部24により検出した発光部23の消費電力W1との差分の電力の少なくとも一部を外部に出力可能である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、消費電力上限値が設定された照明装置に関する。
従来、省エネルギの観点から、電力需要の平準化や消費電力の平準化などを行うシステムがある。例えば照明システムでは、給電設備などの条件に応じて照明装置の消費電力上限値が設定される。このとき、発光部を調光点灯する場合など、消費電力が消費電力上限値以下で変動する場合には、余剰の電力が生じる。
特開2015−64120号公報
本発明が解決しようとする課題は、電力を有効利用できる照明装置を提供することである。
実施形態の照明装置は、消費電力上限値が設定された照明装置である。この照明装置は、電源部と、発光部と、検出部と、出力部とを備える。発光部は、電源部から供給される電力により発光する。検出部は、発光部の発光状態での消費電力を検出する。出力部は、消費電力上限値と検出部により検出した発光部の消費電力との差分の電力の少なくとも一部を外部に出力可能である。
本発明によれば、電力を有効利用することが期待できる。
一実施形態を示す照明装置のブロック図である。
以下、一実施形態を、図1を参照して説明する。
図1において、10は照明システムを示す。この照明システム10は、電力を供給する給電設備などの給電部11を備えている。また、この照明システム10は、照明装置(照明器具)12を備えている。
給電部11は、例えば商用電源や太陽光発電パネルなどの給電設備である。
照明装置12は、給電部11からの給電により照明するものである。この照明装置12は、給電部11の条件に応じて消費電力上限値が任意に設定されている。この照明装置12は、入力部20を備えている。また、この照明装置12は、電源部としての第1の電源回路21を備えている。さらに、この照明装置12は、出力部としての第2の電源回路22を備えている。したがって、この照明装置12は、2系統の電源回路を備えている。また、この照明装置12は、発光部23を備えている。さらに、この照明装置12は、検出部24を備えている。また、この照明装置12は、出力部25を備えている。さらに、この照明装置12は、変更部26を備えていてもよい。そして、この照明装置12は、表示制御部の機能を有する表示部27を備えていてもよい。
入力部20は、例えば給電部11からの電力が入力される端子である。
第1の電源回路21は、給電部11から供給された電力を、発光部23の必要な発光状態に応じて変換し、発光部23へと出力するものである。
第2の電源回路22は、照明装置12の消費電力上限値と発光部23での消費電力(第1の電源回路21から発光部23へと出力される出力電力)W1との差分の電力の少なくとも一部、本実施形態では全部を照明装置12の外部へと出力するものである。したがって、この第2の電源回路22から出力される出力電力W2は、発光部23での消費電力W1との和が一定の消費電力上限値となるよう変動されるようになっている。本実施形態において、この第2の電源回路22は、例えば定電圧回路などとする。すなわち、この第2の電源回路22から出力される電流が、発光部23での消費電力W1に応じて変動するようになっている。なお、第2の電源回路22から出力される定電圧値は、可変設定可能となっていてもよい。また、この第2の電源回路22は、出力部25を介して、他の機器29が着脱可能に接続される。
ここで、機器29としては、出力電流の変動に対応できる機器が好ましい。例えば、この機器29としては、PC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォンなどの充電器を用いることができる。
発光部23は、第1の電源回路21から供給された電力により発光するものである。この発光部23は、例えばLEDなどの発光素子を備えた発光モジュールである。また、この発光部23は、調光点灯可能なものである。したがって、この発光部23は、発光状態での消費電力W1が可変設定されるように構成されている。
検出部24は、発光部23の現在の発光状態での消費電力W1と、機器29の消費電力(=第2の電源回路22の出力電力W2)とをそれぞれ検出するものである。また、この検出部24は、検出した各電力W1,W2の総和が照明装置12の消費電力上限値を超えないよう、第2の電源回路22の動作を監視および制御している。
出力部25は、機器29が接続される端子である。
変更部26は、第2の電源回路22から外部に出力する電力の電圧を変更可能なものである。この変更部26による電圧の変更は、例えば使用者が外部入力などにより設定できる。この場合、この変更部26により変更される電圧は、予め設定された複数の電圧の中から選択することもできるし、所定範囲内の任意の電圧に設定することもできる。
表示部27は、本実施形態において、第2の電源回路22から外部に出力する出力電力W2を少なくとも表示する表示器である。この表示部27には、例えば第2の電源回路22から外部に出力する出力電力W2の電圧をさらに表示することもできる。この表示部27は、例えば使用者が変更部26に対して設定を入力するためのタッチパネル式の入力部などを備えていてもよい。
次に、上記一実施形態の動作を説明する。
給電部11から供給された電力は、第1の電源回路21により変換されて、発光部23を発光させる電力として出力される。発光部23では、この第1の電源回路21から出力された電力により発光する。
このとき、第2の電源回路22は、検出部24、および、変更部26により動作が制御され、設定された照明装置12の消費電力上限値と、現在の発光部23での消費電力W1との差分の電力を、所定の電圧で出力可能となっている。例えば、照明装置12の消費電力上限値が10Wに設定されている場合、発光部23での消費電力W1が5Wであれば、第2の電源回路22の出力電力W2は最大5Wであり、発光部23での消費電力W1が9Wであれば、第2の電源回路22の出力電力W2は最大1Wである。なお、発光部23での消費電力W1が消費電力上限値となる場合には、第2の電源回路22からは電力を出力しないように制御される。
第2の電源回路22からの出力電力W2の電圧は、例えば使用者が設定可能とする。すなわち、例えば機器29として、PC用の充電器などを接続する場合には、12Vが好ましいのに対して、スマートフォン用の充電器などを接続する場合には、5Vが好ましいため、これらのいずれの機器29を出力部25に接続するかに応じて、例えば使用者が設定可能とする。この第2の電源回路22からの出力電力W2およびその電圧は、好ましくは表示部27に表示される。使用者は、表示部27の表示を参照することで、出力部25に対して機器29を接続するか否かなどを判断できる。
このように、上記一実施形態によれば、第1の電源回路21から供給される電力により発光部23が発光するとともに、消費電力上限値と検出部24により検出した発光部23の消費電力W1との差分の電力の少なくとも一部を第2の電源回路22から外部に出力可能とすることで、照明装置12の機能に影響を与えることなく、発光部23で消費されない余剰の電力を第2の電源回路22から他の機器29に供給でき、電力を有効利用できる。
また、第2の電源回路22から外部に出力する出力電力W2の電圧を変更部26により変更可能とすることで、使用用途が多い電圧の電源を第2の電源回路22から得ることが可能になる。
さらに、第2の電源回路22から外部に出力する出力電力W2を表示部27に表示させることで、出力部25に接続する機器29側に照明装置12から出力する電源条件を示すことができ、使用者が機器29の接続の可否を判断したり、充電時間の目安を推測したりすることが可能になる。
なお、上記一実施形態において、照明装置12に表示部27を備える構成としたが、例えば照明装置12は、表示制御部のみを搭載し、この表示制御部から、例えば近距離無線通信(NFC)などの通信手段により情報を照明装置12の外部へと出力することで、表示機能および通信機能を予め有する例えばPCやタブレット端末、あるいはスマートフォンなどの外部装置(外部端末)に対して各種表示をさせるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
12 照明装置
21 電源部としての第1の電源回路
22 出力部としての第2の電源回路
23 発光部
24 検出部
26 変更部
27 表示制御部の機能を有する表示部
W1 消費電力

Claims (3)

  1. 消費電力上限値が設定された照明装置であって、
    電源部と;
    この電源部から供給される電力により発光する発光部と;
    この発光部の発光状態での消費電力を検出する検出部と;
    前記消費電力上限値と前記検出部により検出した前記発光部の消費電力との差分の電力の少なくとも一部を外部に出力可能な出力部と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 前記出力部から外部に出力する電力の電圧を変更可能な変更部
    を具備することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 出力部から外部に出力する電力を表示させる表示制御部
    を具備することを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
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